JP2002207285A - 感光材料の案内構造 - Google Patents
感光材料の案内構造Info
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Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光材料を下流に向けて搬送する搬送ラック
を内蔵した複数の処理液槽の間において、感光材料の方
向転換を行いつつ下流側に案内するときに、感光材料の
送り側の先端あるいは乳剤面などに損傷を与える虞のな
い感光材料の案内構造の提供。 【解決手段】複数の処理液槽の間において搬送ローラ3
0、30により搬送されるペーパーPを案内するために
下方に凹状となる湾曲面を形成したガイド部材18の基
部35に変性ポリフェニレンエーテル樹脂を用い、接触
して方向転換を行う複数の形状部位36を超高分子量ポ
リエチレン樹脂を用いて成型する。
を内蔵した複数の処理液槽の間において、感光材料の方
向転換を行いつつ下流側に案内するときに、感光材料の
送り側の先端あるいは乳剤面などに損傷を与える虞のな
い感光材料の案内構造の提供。 【解決手段】複数の処理液槽の間において搬送ローラ3
0、30により搬送されるペーパーPを案内するために
下方に凹状となる湾曲面を形成したガイド部材18の基
部35に変性ポリフェニレンエーテル樹脂を用い、接触
して方向転換を行う複数の形状部位36を超高分子量ポ
リエチレン樹脂を用いて成型する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料の案内構
造に係り、特に所定サイズに切断された感光材料を搬送
手段を内蔵した複数の処理液槽の間で下流側に案内する
構造に関するものである。
造に係り、特に所定サイズに切断された感光材料を搬送
手段を内蔵した複数の処理液槽の間で下流側に案内する
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光材料の処理用の処理液を貯え、感光
材料である印画紙の搬送ラックを内蔵した複数の処理液
槽の間で印画紙の方向転換を行いつつ下流側に案内する
ために、従来より、耐薬品性や形状安定性に優れた所定
樹脂材料から成型されたガイド部材を用いていた。
材料である印画紙の搬送ラックを内蔵した複数の処理液
槽の間で印画紙の方向転換を行いつつ下流側に案内する
ために、従来より、耐薬品性や形状安定性に優れた所定
樹脂材料から成型されたガイド部材を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ガイド部材によれば、印画紙が通過するときに、処理液
が案内面に付着し、その後に結晶化することがあったの
で、定期的な洗浄作業が必要となっていた。この洗浄作
業を行わないと、結晶化して成長した固体物により印画
紙の先端に傷を付けるか、最悪の場合には印画紙の感光
面となる乳剤の一部を剥がす場合もあった。
ガイド部材によれば、印画紙が通過するときに、処理液
が案内面に付着し、その後に結晶化することがあったの
で、定期的な洗浄作業が必要となっていた。この洗浄作
業を行わないと、結晶化して成長した固体物により印画
紙の先端に傷を付けるか、最悪の場合には印画紙の感光
面となる乳剤の一部を剥がす場合もあった。
【0004】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、印画紙とフィルムを含む感光材
料を下流に向けて搬送する搬送ラックを内蔵した複数の
処理液槽の間において、感光材料の方向転換を行いつつ
下流側に案内するときに、感光材料の送り側の先端ある
いは乳剤面などに損傷を与える虞のない感光材料の案内
構造の提供を目的としている。
て成されたものであり、印画紙とフィルムを含む感光材
料を下流に向けて搬送する搬送ラックを内蔵した複数の
処理液槽の間において、感光材料の方向転換を行いつつ
下流側に案内するときに、感光材料の送り側の先端ある
いは乳剤面などに損傷を与える虞のない感光材料の案内
構造の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、感光材料の処
理用の処理液を貯えるとともに、感光材料の搬送手段を
内蔵した複数の処理液槽の間で感光材料を下流側に案内
する感光材料の案内構造であって、下方に凹状となる湾
曲面を形成したガイド部材を、前記処理液槽の間の上方
位置において配設するとともに、前記ガイド部材の基部
は変性ポリフェニレンエーテル樹脂を用い、前記感光材
料が前記搬送手段により搬送されるにともない接触して
方向転換を行う複数の形状部位は超高分子量ポリエチレ
ン樹脂を用いて一体成形することを特徴としている。
目的を達成するために、本発明によれば、感光材料の処
理用の処理液を貯えるとともに、感光材料の搬送手段を
内蔵した複数の処理液槽の間で感光材料を下流側に案内
する感光材料の案内構造であって、下方に凹状となる湾
曲面を形成したガイド部材を、前記処理液槽の間の上方
位置において配設するとともに、前記ガイド部材の基部
は変性ポリフェニレンエーテル樹脂を用い、前記感光材
料が前記搬送手段により搬送されるにともない接触して
方向転換を行う複数の形状部位は超高分子量ポリエチレ
ン樹脂を用いて一体成形することを特徴としている。
【0006】また、前記形状部位は、前記搬送方向に直
交する面内において下方に凸状であり、かつ両側の縁部
を曲面とした横断面を有し、所定間隔で前記基部ととも
に2色射出樹脂成型により前記一体成型されることを特
徴としている。
交する面内において下方に凸状であり、かつ両側の縁部
を曲面とした横断面を有し、所定間隔で前記基部ととも
に2色射出樹脂成型により前記一体成型されることを特
徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
について添付の各図面を参照して述べる。
【0008】先ず、図1は感光材料処理装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図である。尚、
図1では感光材料である印画紙(以下、ペーパーPとも
いう)の処理を行なう場合について代表して述べるが、
カメラ撮影後の生フィルムを現像処理して感光材料であ
るネガフィルムまたはポジフィルムを得るために、図1
において露光部とサイズ分別装置と分別載置装置を設け
ない構成を有しているフィルム処理装置についても適用
可能である。
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図である。尚、
図1では感光材料である印画紙(以下、ペーパーPとも
いう)の処理を行なう場合について代表して述べるが、
カメラ撮影後の生フィルムを現像処理して感光材料であ
るネガフィルムまたはポジフィルムを得るために、図1
において露光部とサイズ分別装置と分別載置装置を設け
ない構成を有しているフィルム処理装置についても適用
可能である。
【0009】さて、図1において装置1は紙面の表裏方
向に極力偏平に構成されており、設置後の占有面積を取
らないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡
単にアクセスできるように配慮されている。
向に極力偏平に構成されており、設置後の占有面積を取
らないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡
単にアクセスできるように配慮されている。
【0010】先ず、印画紙焼付面となる発色乳剤面側を
外側にして巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法
(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとしてコ
アに捲回されており、かつ光を完全に遮断した遮光状態
にされてペーパーマガジン3内で回転自在かつ着脱でき
るように内蔵されている。これらのペーパーマガジン
3、3は、装置1を正面から見て左側下方に位置する左
右収納部に図示のように同時あるいはいずれか一方に装
填可能に設けられている。この装填操作のために、各ペ
ーパーマガジン3は、前方から引き出し可能にされて取
り出し可能にされており、かつ装填してから奥側に移動
することで図示の所定位置にセットできるように構成さ
れている。また、これらのペーパーマガジン3、3は図
示のように左右収納部のいずれにも収容できるように、
図示のように左右対称の形状に形成されるとともに、表
裏面の両方の壁面に取出し及び装填用のハンドル(不図
示)が夫々設けられている。
外側にして巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法
(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとしてコ
アに捲回されており、かつ光を完全に遮断した遮光状態
にされてペーパーマガジン3内で回転自在かつ着脱でき
るように内蔵されている。これらのペーパーマガジン
3、3は、装置1を正面から見て左側下方に位置する左
右収納部に図示のように同時あるいはいずれか一方に装
填可能に設けられている。この装填操作のために、各ペ
ーパーマガジン3は、前方から引き出し可能にされて取
り出し可能にされており、かつ装填してから奥側に移動
することで図示の所定位置にセットできるように構成さ
れている。また、これらのペーパーマガジン3、3は図
示のように左右収納部のいずれにも収容できるように、
図示のように左右対称の形状に形成されるとともに、表
裏面の両方の壁面に取出し及び装填用のハンドル(不図
示)が夫々設けられている。
【0011】また、内蔵されたロールペーパーPをマガ
ジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的に
開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパー
マガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納部
のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合に、
同じように自動開閉するように構成されている。このよ
うにしてペーパーマガジン3の構成部品の共通化を図る
とともに、使用者は左右収納部への装填を意識せずにサ
イズの異なるペーパーを使用頻度に応じて使えるように
して使い勝手を向上させている。
ジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的に
開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパー
マガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納部
のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合に、
同じように自動開閉するように構成されている。このよ
うにしてペーパーマガジン3の構成部品の共通化を図る
とともに、使用者は左右収納部への装填を意識せずにサ
イズの異なるペーパーを使用頻度に応じて使えるように
して使い勝手を向上させている。
【0012】これらのペーパーマガジン3の開口部の近
傍には夫々カッターユニット4が配設されている。この
カッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部か
ら送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前
に所望のカットサイズに切断するために設けられてお
り、各カッターユニット4により所定のカットサイズに
切断されたペーパーPは、暗箱7の底面部位に配設され
た露光テーブル5の露光位置に順次送られるように構成
されている。この搬送のために露光テーブル5には切断
後のペーパーPの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光
位置まで搬送するための吸着搬送機構が内蔵されてい
る。この吸着搬送機構は、ペーパーPを一時的に露光位
置に吸着保持する機能に加えて回転する回転機能を有し
ている。
傍には夫々カッターユニット4が配設されている。この
カッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部か
ら送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前
に所望のカットサイズに切断するために設けられてお
り、各カッターユニット4により所定のカットサイズに
切断されたペーパーPは、暗箱7の底面部位に配設され
た露光テーブル5の露光位置に順次送られるように構成
されている。この搬送のために露光テーブル5には切断
後のペーパーPの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光
位置まで搬送するための吸着搬送機構が内蔵されてい
る。この吸着搬送機構は、ペーパーPを一時的に露光位
置に吸着保持する機能に加えて回転する回転機能を有し
ている。
【0013】以上のようにして、露光の準備が整うと、
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。
さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりパーパー
Pを吸引した後に90度旋回することで、異なるサイズ
のペーパーの露光を行うように構成されている。
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。
さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりパーパー
Pを吸引した後に90度旋回することで、異なるサイズ
のペーパーの露光を行うように構成されている。
【0014】この露光後に、ペーパーPは搬送部10に
向けて矢印D1方向に搬送されて、途中位置で、大判ペ
ーパーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に
搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、
127×89mm)の時は、振り分け装置12により左
右に振り分けて搬送するようにして、下流側の第2の部
屋14に設けられた各処理液槽16内を2列で搬送す
る。このように2列で搬送することで、処理速度をアッ
プできる。また、パノラマ写真(254×89mm)の
ように縦長の場合も、同じように2列で搬送できるよう
にしている。
向けて矢印D1方向に搬送されて、途中位置で、大判ペ
ーパーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に
搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、
127×89mm)の時は、振り分け装置12により左
右に振り分けて搬送するようにして、下流側の第2の部
屋14に設けられた各処理液槽16内を2列で搬送す
る。このように2列で搬送することで、処理速度をアッ
プできる。また、パノラマ写真(254×89mm)の
ように縦長の場合も、同じように2列で搬送できるよう
にしている。
【0015】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されているパーパー
Pを90度分旋回して露光する。このようにして、同一
種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なる
サイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されて
いる。
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されているパーパー
Pを90度分旋回して露光する。このようにして、同一
種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なる
サイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されて
いる。
【0016】以上説明した左右収納部と、暗室7と露光
テーブル5と搬送部10は処理液層6に貯められた各処
理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を受
けないように形成された第1の部屋13の内部に配設さ
れている。このために、第1の部屋13は、上記の第2
の部屋14との間に仕切り壁11を設けて、この仕切り
壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装置
15の蓋部材の開閉動作を行うことで、パーパーPを図
中の矢印D2方向に搬送するときのみ、蓋部材を開くよ
うにして気化ガスが第2の部屋14から第1の部屋3に
進入しないようにしている。また、第1の部屋13の内
圧を第2の部屋14以上に維持することで、シャッター
装置15の蓋部材が開いている状態でも気化ガスが進入
しないようにして万全を尽くしている。
テーブル5と搬送部10は処理液層6に貯められた各処
理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を受
けないように形成された第1の部屋13の内部に配設さ
れている。このために、第1の部屋13は、上記の第2
の部屋14との間に仕切り壁11を設けて、この仕切り
壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装置
15の蓋部材の開閉動作を行うことで、パーパーPを図
中の矢印D2方向に搬送するときのみ、蓋部材を開くよ
うにして気化ガスが第2の部屋14から第1の部屋3に
進入しないようにしている。また、第1の部屋13の内
圧を第2の部屋14以上に維持することで、シャッター
装置15の蓋部材が開いている状態でも気化ガスが進入
しないようにして万全を尽くしている。
【0017】なお、以上のカッターユニット4と露光テ
ーブル5と搬送部10はいずれも筐体2の手前に簡単に
引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除
及び各種点検作業が簡単に行えるように構成されてい
る。
ーブル5と搬送部10はいずれも筐体2の手前に簡単に
引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除
及び各種点検作業が簡単に行えるように構成されてい
る。
【0018】シャッター装置15を矢印D2方向に通過
したぺーパーPは、搬送ラック装置17により搬送さ
れ、露光後のペーパーPの現像処理を処理液槽16内で
矢印D3方向となるように方向転換して送る途中で現像
処理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体にお
いて開閉自在に設けられる不図示の天井部材を開いた後
に、図示のように各処理液槽16中に個別に内臓さられ
ており、搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液
の固化成分等を定期的に除去する清掃作業を行うとき
に、上方に移動して、外部に取り出すことができるよう
に設けられている。また、各搬送ラック17は、共通の
駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構
を介して動力伝達されることで、搬送ラック17の搬送
ローラが同期駆動されることで速度差無く搬送できるよ
うに構成されている。
したぺーパーPは、搬送ラック装置17により搬送さ
れ、露光後のペーパーPの現像処理を処理液槽16内で
矢印D3方向となるように方向転換して送る途中で現像
処理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体にお
いて開閉自在に設けられる不図示の天井部材を開いた後
に、図示のように各処理液槽16中に個別に内臓さられ
ており、搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液
の固化成分等を定期的に除去する清掃作業を行うとき
に、上方に移動して、外部に取り出すことができるよう
に設けられている。また、各搬送ラック17は、共通の
駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構
を介して動力伝達されることで、搬送ラック17の搬送
ローラが同期駆動されることで速度差無く搬送できるよ
うに構成されている。
【0019】この搬送ラック17による搬送動作によ
り、ペーパーPの先端が案内ガイド18により案内され
て矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着
を行う次の処理液層16に送られる。その後、図示のよ
うに搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を
出てから矢印D5方向に方向転換するように案内され
て、乾燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22
は、破線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの乳
剤面への温風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させ
た後に、上方に向けて搬送する。
り、ペーパーPの先端が案内ガイド18により案内され
て矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着
を行う次の処理液層16に送られる。その後、図示のよ
うに搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を
出てから矢印D5方向に方向転換するように案内され
て、乾燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22
は、破線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの乳
剤面への温風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させ
た後に、上方に向けて搬送する。
【0020】この乾燥装置22の上方には、分岐点に配
設されたセレクタ24によりサイズ毎に搬送するサイズ
分別装置23が設けられており、このサイズ分別装置2
3により、大型サイズのペーパーPを上方の固定トレー
25に排出する一方で、大半を占める普通サイズのペー
パーPをベルトコンベア26上に排出する。
設されたセレクタ24によりサイズ毎に搬送するサイズ
分別装置23が設けられており、このサイズ分別装置2
3により、大型サイズのペーパーPを上方の固定トレー
25に排出する一方で、大半を占める普通サイズのペー
パーPをベルトコンベア26上に排出する。
【0021】このベルトコンベア26上に排出されたペ
ーパーPは、紙面手前側に搬送されて、やがてベルトコ
ンベア26から下方に落下し、下方に設けられた分別載
置装置27の循環バケット28上に所定の顧客単位で載
置される。この分別載置装置27は、図示のように紙面
前方に向けて展開するように回動軸支される多数の循環
バケット28を循環駆動するように構成されている。
ーパーPは、紙面手前側に搬送されて、やがてベルトコ
ンベア26から下方に落下し、下方に設けられた分別載
置装置27の循環バケット28上に所定の顧客単位で載
置される。この分別載置装置27は、図示のように紙面
前方に向けて展開するように回動軸支される多数の循環
バケット28を循環駆動するように構成されている。
【0022】以上の工程を経て、乳剤面を上にして完成
後の印画紙を最終的に装置1の外部に排出するように構
成されている。
後の印画紙を最終的に装置1の外部に排出するように構
成されている。
【0023】一方、上記の各処理液槽16の下方部位に
は、着脱自在に設けられる容器内に上記の各処理液の濃
縮液を収納した容器29が設けられ、この下方の補充用
の補充タンク19に供給可能にするとともに水タンク2
1から水の供給を不図示のポンプ及び配管で行うことで
補充タンク19内の処理液の濃度を一定にできるように
構成されている。これらへのアクセスは、前面のカバー
(不図示)のみを開くことで、簡単にできるので日常必
要となる作業が全て前面からできるように配慮されてい
る。
は、着脱自在に設けられる容器内に上記の各処理液の濃
縮液を収納した容器29が設けられ、この下方の補充用
の補充タンク19に供給可能にするとともに水タンク2
1から水の供給を不図示のポンプ及び配管で行うことで
補充タンク19内の処理液の濃度を一定にできるように
構成されている。これらへのアクセスは、前面のカバー
(不図示)のみを開くことで、簡単にできるので日常必
要となる作業が全て前面からできるように配慮されてい
る。
【0024】そして、乾燥装置22の下方の空間を占め
る筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源
部の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制
御を行うためのプロセッサーの制御部100が配設され
ており装置全体の制御を行うように構成されている。
る筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源
部の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制
御を行うためのプロセッサーの制御部100が配設され
ており装置全体の制御を行うように構成されている。
【0025】次に、図2は、図1の各処理液槽16、1
6間に配設される案内ガイド18の正面図である。本図
において、既に説明済みの構成部品については同様の符
号を附して説明を割愛すると、上記の複数の各処理液槽
16、16には、上方に移動することで外部に取り外し
て、各搬送ローラ30、30の洗浄を可能にした搬送ラ
ック17、17が内蔵されている。
6間に配設される案内ガイド18の正面図である。本図
において、既に説明済みの構成部品については同様の符
号を附して説明を割愛すると、上記の複数の各処理液槽
16、16には、上方に移動することで外部に取り外し
て、各搬送ローラ30、30の洗浄を可能にした搬送ラ
ック17、17が内蔵されている。
【0026】これらの搬送ラック17、17は、共通の
駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構
を介して動力伝達される多数の搬送ローラ30と下方の
方向転換ローラ31が設けられており、搬送ローラ3
0、30間のニップ部と方向転換ローラ31に追動する
アイドルローラ間のニップ部において、矢印方向のペー
パーPの搬送を行うように構成されており、この搬送の
ときに、全ての搬送ローラで速度差無く搬送するための
不図示の動力伝達機構が搬送ラックに設けられている。
駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構
を介して動力伝達される多数の搬送ローラ30と下方の
方向転換ローラ31が設けられており、搬送ローラ3
0、30間のニップ部と方向転換ローラ31に追動する
アイドルローラ間のニップ部において、矢印方向のペー
パーPの搬送を行うように構成されており、この搬送の
ときに、全ての搬送ローラで速度差無く搬送するための
不図示の動力伝達機構が搬送ラックに設けられている。
【0027】これらの搬送ラック17による搬送動作に
より、ペーパーPの先端Pcが案内ガイド18により案
内されて矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、次
の処理液槽16に送られ、次の搬送ラックによる搬送に
受け継がれる。
より、ペーパーPの先端Pcが案内ガイド18により案
内されて矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、次
の処理液槽16に送られ、次の搬送ラックによる搬送に
受け継がれる。
【0028】このようにパーパーPの矢印D4に沿う方
向転換を行いつつ、次の下流側の搬送ラックに印画紙を
受け渡すために、案内ガイド18は搬送ラック17の上
方において不図示の固定部材により図示の所定位置に着
脱自在に固定されている。
向転換を行いつつ、次の下流側の搬送ラックに印画紙を
受け渡すために、案内ガイド18は搬送ラック17の上
方において不図示の固定部材により図示の所定位置に着
脱自在に固定されている。
【0029】図3は、図2において矢印A方向の斜め上
から見た外観斜視図であり、本図において、既に説明済
みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛
すると、案内ガイド18は、図示のように下方に凹状と
なる湾曲面を形成するように変性ポリフェニレンエーテ
ル樹脂を用いて射出成型される基部35と、この基部3
5の下方において搬送ローラ30、30間のニップ部に
より搬送されるペーパーPの端部Pcに対して最初に接
触し、その後乳剤面Paに接触して方向転換を行う複数
の形状部位36がピッチKで一体成型されており、この
形状部位36は基部35と異なる超高分子量ポリエチレ
ン樹脂を用いて一体成形されている。
から見た外観斜視図であり、本図において、既に説明済
みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛
すると、案内ガイド18は、図示のように下方に凹状と
なる湾曲面を形成するように変性ポリフェニレンエーテ
ル樹脂を用いて射出成型される基部35と、この基部3
5の下方において搬送ローラ30、30間のニップ部に
より搬送されるペーパーPの端部Pcに対して最初に接
触し、その後乳剤面Paに接触して方向転換を行う複数
の形状部位36がピッチKで一体成型されており、この
形状部位36は基部35と異なる超高分子量ポリエチレ
ン樹脂を用いて一体成形されている。
【0030】この超高分子量ポリエチレン樹脂は、処理
液槽内の処理液が付着しない摺動性に優れることから処
理液が付着しにくく結晶化が起こりにくいため、先端P
cにおける傷発生を軽減させることができるようにな
る。
液槽内の処理液が付着しない摺動性に優れることから処
理液が付着しにくく結晶化が起こりにくいため、先端P
cにおける傷発生を軽減させることができるようにな
る。
【0031】図4(a)は、案内ガイド18の横断面図で
あり、(b)は(a)のX−X線矢視図である。図4(a)に
おいて、上記の基部35は図示のように4つの縁部から
上方に一体成型される壁面を有しており、底面35bの
裏面においてペーパーPの先端Pcを上記のように案内
して矢印D4方向に向かわせる方向転換を行う湾曲面3
5cを形成している。
あり、(b)は(a)のX−X線矢視図である。図4(a)に
おいて、上記の基部35は図示のように4つの縁部から
上方に一体成型される壁面を有しており、底面35bの
裏面においてペーパーPの先端Pcを上記のように案内
して矢印D4方向に向かわせる方向転換を行う湾曲面3
5cを形成している。
【0032】この湾曲面35cの上には、図4(b)に図
示のように形状部位36が一体成型されており、各形状
部位36の形状をペーパーPの搬送方向に直交する面内
において下方に凸状であり、かつ両側の縁部を曲面とし
た横断面とすることで、摺接したときに発生する接触力
を分散するとともに、処理液槽内の処理液が付着しなに
ようにして結晶化が起こらないようにしている。
示のように形状部位36が一体成型されており、各形状
部位36の形状をペーパーPの搬送方向に直交する面内
において下方に凸状であり、かつ両側の縁部を曲面とし
た横断面とすることで、摺接したときに発生する接触力
を分散するとともに、処理液槽内の処理液が付着しなに
ようにして結晶化が起こらないようにしている。
【0033】以上のように構成される案内ガイド18に
よれば、図2において、隣合う処理液槽の間において矢
印D4方向に方向転換を行いつつ、次の下流側の搬送ラ
ックにペーパーPを受け渡すように案内する場合に、ペ
ーパーPの先端Pcの角部への損傷が発生することが防
止されることになる。また、案内ガイド18は簡単に着
脱できるのでたとえ結晶化が始まっても水洗により摺接
面をきれいにできるようになる。
よれば、図2において、隣合う処理液槽の間において矢
印D4方向に方向転換を行いつつ、次の下流側の搬送ラ
ックにペーパーPを受け渡すように案内する場合に、ペ
ーパーPの先端Pcの角部への損傷が発生することが防
止されることになる。また、案内ガイド18は簡単に着
脱できるのでたとえ結晶化が始まっても水洗により摺接
面をきれいにできるようになる。
【0034】なお、基部35と形状部36は所謂2色成
型により一体成型することで安価にかつ安定して製造で
きるようになるが、これに限定されず、基部と形状部と
を別成型しておきパチン嵌合または一部を溶融して一体
的に完成するようにしても良い。
型により一体成型することで安価にかつ安定して製造で
きるようになるが、これに限定されず、基部と形状部と
を別成型しておきパチン嵌合または一部を溶融して一体
的に完成するようにしても良い。
【0035】以上説明した案内ガイド18によれば、処
理ラックの出口側の搬送ローラ30、30から出た印画
紙は、先端Pcが形状部の下面で案内され、次の処理液
槽の搬送ラックに入り、スムーズに入っていくことにな
る。
理ラックの出口側の搬送ローラ30、30から出た印画
紙は、先端Pcが形状部の下面で案内され、次の処理液
槽の搬送ラックに入り、スムーズに入っていくことにな
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば感
光材料を下流に向けて搬送する搬送ラックを内蔵した複
数の処理液槽の間において、感光材料の方向転換を行い
つつ下流側に案内するときに、感光材料の送り側の先端
あるいは乳剤面などに損傷を与える虞のない感光材料の
案内構造を提供することができる。
光材料を下流に向けて搬送する搬送ラックを内蔵した複
数の処理液槽の間において、感光材料の方向転換を行い
つつ下流側に案内するときに、感光材料の送り側の先端
あるいは乳剤面などに損傷を与える虞のない感光材料の
案内構造を提供することができる。
【図1】感光材料処理装置1の全体構成の要部を示す正
面図である。
面図である。
【図2】各処理液槽16、16間に配設される案内ガイ
ド18の正面図である。
ド18の正面図である。
【図3】図2において矢印A方向の斜め上から見た外観
斜視図である。
斜視図である。
【図4】(a)は、案内ガイド18の横断面図であり、
(b)は(a)のX−X線矢視図である。
(b)は(a)のX−X線矢視図である。
1 感光材料処理装置 2 筐体 3 ペーパーマガジン 4 カッターユニット 5 露光テーブル 6 露光部 7 暗室 10 搬送部 11 仕切り壁 12 振り分け装置 13 第1の部屋 14 第2の部屋 15 シャッター装置 16 処理液槽 17 搬送ラック 18 案内ガイド 30 搬送ローラ 35 基部 36 形状部 P ペーパー(印画紙) Pc 先端 Pa 乳剤面
Claims (2)
- 【請求項1】 感光材料の処理用の処理液を貯えるとと
もに、感光材料の搬送手段を内蔵した複数の処理液槽の
間で感光材料を下流側に案内する感光材料の案内構造で
あって、 下方に凹状となる湾曲面を形成したガイド部材を、前記
処理液槽の間の上方位置において配設するとともに、 前記ガイド部材の基部は変性ポリフェニレンエーテル樹
脂を用い、前記感光材料が前記搬送手段により搬送され
るにともない接触して方向転換を行う複数の形状部位は
超高分子量ポリエチレン樹脂を用いて成型することを特
徴とする感光材料の案内構造。 - 【請求項2】 前記形状部位は、前記搬送方向に直交す
る面内において下方に凸状であり、かつ両側の縁部を曲
面とした横断面を有し、所定間隔で前記基部とともに2
色射出樹脂成型により一体成型されることを特徴とする
請求項1に記載の感光材料の案内構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001891A JP2002207285A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 感光材料の案内構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001891A JP2002207285A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 感光材料の案内構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002207285A true JP2002207285A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18870472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001891A Withdrawn JP2002207285A (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | 感光材料の案内構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002207285A (ja) |
-
2001
- 2001-01-09 JP JP2001001891A patent/JP2002207285A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080401 |