JP2002196461A - 感光材料処理装置のモータ取付構造 - Google Patents

感光材料処理装置のモータ取付構造

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JP2002196461A JP2000391441A JP2000391441A JP2002196461A JP 2002196461 A JP2002196461 A JP 2002196461A JP 2000391441 A JP2000391441 A JP 2000391441A JP 2000391441 A JP2000391441 A JP 2000391441A JP 2002196461 A JP2002196461 A JP 2002196461A
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Koichi Katagiri
弘一 片桐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる交流周波数に応じた減速比を有したギ
ア歯部を形成した出力ギアを準備しておき、これらを誘
導モータの出力軸に適宜付け替えることにより、搬送手
段の搬送速度を一定にする取付作業の負担を大幅に低減
する感光材料処理装置のモータ取付構造の提供。 【解決手段】 異なる交流周波数に応じた減速比を有し
た出力ギア42を固定した誘導モータ20を固定するモ
ータ取付ブラケット40に基部に保持する固定ネジの頭
部を通過させ孔部45aから下方に延設され右方向に延
設される上段スリット部45bと、下段スリット部45
cを連続形成した複数の取付孔部45を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料処理装置
のモータ取付構造に係り、特に感光材料処理装置の組付
工程における誘導モータの組み付けのための作業性の向
上及び調整工程での作業性向上とメンテ性の向上に寄与
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光材料処理装置の各処理液
槽に設けられる感光材料を搬送する搬送手段である搬送
ラックへの動力伝達のために、交流電源を使用した誘導
モータが駆動源として用いられている。
【0003】この誘導モータは、負荷に対応した回転数
で回転するがある程度の定速性があることから、さほど
厳密な定速性が要求されない動力用モータとして最適で
あることから、感光材料処理装置における搬送ラックの
駆動用モータとして用いられている。
【0004】しかし、誘導モータは、交流電源である電
圧100ボルト、交流周波数50Hzまたは60Hzに
よる電力供給により駆動されるので、回転数が地域によ
り異なる。このことから、従来より、異なる交流周波数
に応じた減速比を有したギア歯部を形成した出力ギアを
準備しておき、これらを誘導モータの出力軸に適宜付け
替えることにより搬送ラックの搬送速度を一定にする作
業を、発送地域ごとに工場出荷段階で行っていた。ある
いは、感光材料処理装置の所定地域から他の地域に移動
した後に、搬送ラックの搬送速度を一定にする作業をサ
ービスマンが行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】具体的には、出力ギヤ
を組み替える際に、ピッチ円径から決定されるギヤ間ピ
ッチが異なるために、誘導モータの基部に対する取付位
置をずらすようにして固定していた。このためにモータ
取付ブラケットを、基部に対して上下方向に移動すると
ともに、ギヤの噛み合いを調整しながら固定ネジを締め
付けるようにしていた。
【0006】しかしながら、このようにモータ取付ブラ
ケットを基部に対して上下方向に移動するときに、ギヤ
の噛み合いを調整する作業も加わることから、固定ネジ
を締め付ける作業はかなりの負担であった。すなわち、
作業は一人で行うことを原則としているので片手で5k
g前後の重量の誘導モータ自重を支えながら、他方の手
でドライバを持ち固定ネジの締め付け作業を行うもので
あり、何らかの改善が望まれていた。
【0007】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、異なる交流周波数に応じた減速
比を有したギア歯部を形成した出力ギアを準備してお
き、これらを誘導モータの出力軸に適宜付け替えること
により、搬送手段の搬送速度を一定にする作業を行うと
きに、その取付作業の負担を大幅に低減することができ
る感光材料処理装置のモータ取付構造の提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、交流を電源と
した誘導モータを駆動源として用い、動力伝達手段を介
して感光材料を搬送する搬送手段を駆動する感光材料処
理装置のモータ取付構造であって、前記動力伝達手段
を、前記搬送手段を駆動するために基部に軸支される駆
動軸体と、前記駆動軸体に固定される最終ギアと、異な
る交流周波数に応じた減速比を有し、前記誘導モータの
出力軸に固定されるとともに、前記最終ギアに噛合する
出力ギアと、前記減速比から決定される前記出力ギアの
ピッチ円径に応じて移動可能にするとともに、一時的に
前記基部に保持する固定ネジの頭部を通過させる孔部
と、前記孔部から下方に延設され右方向に延設されると
ともに、固定ネジの胴部を通過させる幅寸法の上段スリ
ット部と、下段スリット部とを連続形成した複数の取付
孔部を有し、前記誘導モータを固定するモータ取付ブラ
ケットとから構成することを特徴としている。
【0009】また、前記出力ギアは、2つの異なる交流
周波数に応じた減速比から決定されるピッチ円径を有し
た第1のギア歯部と第2のギア歯部を一体的に設け、前
記最終ギアに噛合し前記基部に軸支された中間ギアに前
記第1のギア歯部または前記第2の歯部が噛合するよう
に前記出力軸に固定されることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0011】先ず、図1は感光材料処理装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図である。
【0012】尚、図1では感光材料として印画紙である
ペーパーPの処理を行なう場合について代表して述べる
が、カメラ撮影後のフィルムを現像処理して感光材料で
あるネガフィルムまたはポジフィルムを得るためのフィ
ルム処理装置についても適用可能である。
【0013】さて、図1において装置1は紙面の表裏方
向に極力偏平に構成されており、設置後の占有面積を取
らないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡
単にアクセスできるように配慮されている。
【0014】先ず、写真焼付面となる発色乳剤面側を外
側にして巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法
(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとしてコ
アに捲回されており、かつ光を完全に遮断した遮光状態
にされてペーパーマガジン3内で回転自在かつ着脱でき
るように内蔵されている。これらのペーパーマガジン
3、3は、装置1を正面から見て左側下方に位置する左
右収納部に図示のように同時あるいはいずれか一方に装
填可能に設けられている。この装填操作のために、各ペ
ーパーマガジン3は、前方から引き出し可能にされて取
り出し可能にされており、かつ装填してから奥側に移動
することで図示の所定位置にセットできるように構成さ
れている。また、これらのペーパーマガジン3、3は図
示のように左右収納部のいずれにも収容できるように、
図示のように左右対称の形状に形成されるとともに、表
裏面の両方の壁面に取出し及び装填用のハンドル(不図
示)が夫々設けられている。
【0015】また、内蔵されたロールペーパーPをマガ
ジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的に
開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパー
マガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納部
のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合に、
同じように自動開閉するように構成されている。このよ
うにしてペーパーマガジン3の構成部品の共通化を図る
とともに、使用者は左右収納部への装填を意識せずにサ
イズの異なるペーパーを使用頻度に応じて使えるように
して使い勝手を向上させている。
【0016】これらのペーパーマガジン3の開口部の近
傍には夫々カッターユニット4が配設されている。この
カッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部か
ら送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前
に所望のカットサイズに切断するために設けられてお
り、各カッターユニット4により所定のカットサイズに
切断されたペーパーPは、暗箱7の底面部位に配設され
た露光テーブル5の露光位置に順次送られるように構成
されている。この搬送のために露光テーブル5には切断
後のペーパーPの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光
位置まで搬送するための吸着搬送機構が内臓されてい
る。この吸着搬送機構は、ペーパーPを一時的に露光位
置に吸着保持する機能に加えて回転する回転機能を有し
ている。
【0017】以上のようにして、露光の準備が整うと、
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。
さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりペーパー
Pを吸引した後に90度旋回することで、異なるサイズ
の写真の露光を行うように構成されている。
【0018】この露光後に、ペーパーPは搬送部10に
向けて矢印D1方向に搬送されて、途中位置で、大判ペ
ーパーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に
搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、
127×89mm)の時は、振り分け装置12により左
右に振り分けて搬送するようにして、下流側の第2の部
屋14に設けられた各処理液槽16内を2列で搬送す
る。このように2列で搬送することで、処理速度をアッ
プできる。また、パノラマ写真(254×89mm)の
ように縦長の場合も、同じように2列で搬送できるよう
にしている。
【0019】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されているペーパー
Pを90度分旋回して露光する。このようにして、同一
種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なる
サイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されて
いる。
【0020】以上説明した左右収納部と、暗室7と露光
テーブル5と搬送部10は処理液槽16に貯められた各
処理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を
受けないように形成された第1の部屋13の内部に配設
されている。このために、第1の部屋13は、上記の第
2の部屋14との間に仕切り壁11を設けて、この仕切
り壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装
置15の蓋部材の開閉動作を行うことで、ペーパーPを
図中の矢印D2方向に搬送するときのみ、蓋部材を開く
ようにして気化ガスが第2の部屋14から第1の部屋1
3に進入しないようにしている。また、第1の部屋13
の内圧を第2の部屋14以上に維持することで、シャッ
ター装置15の蓋部材が開いている状態でも気化ガスが
進入しないようにして万全を尽くしている。
【0021】なお、以上のカッターユニット4と露光テ
ーブル5と搬送部10はいずれも筐体2の手前に簡単に
引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除
及び各種点検作業が簡単に行えるように構成されてい
る。
【0022】シャッター装置15を矢印D2方向に通過
したぺーパーPは、搬送ラック装置17により搬送さ
れ、露光後のペーパーPの現像処理を処理液層16内で
矢印D3方向となるように方向転換して送る途中で現像
処理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体にお
いて開閉自在に設けられる不図示の天井部材を開いた後
に、図示のように各処理液槽16中に個別に内蔵されて
おり、搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液の
固化成分等を定期的に除去する清掃作業を行うときに、
上方に移動して、外部に取り出すことができるように設
けられている。また、各搬送ラック17は、共通の駆動
モータである誘導モータ20からウォームギアを用いた
動力伝達機構を介して動力伝達されることで、搬送ラッ
ク17の搬送ローラが同期駆動され速度差無く搬送でき
るように構成されている。
【0023】この搬送ラック17による搬送動作によ
り、ペーパーPの先端が案内装置18により案内されて
矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着を
行う次の処理液層16に送られる。その後、図示のよう
に搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を出
てから矢印D5方向に方向転換するように案内されて、
乾燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22は、破
線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの乳剤面へ
の温風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させた後
に、上方に向けて搬送する。
【0024】この乾燥装置22の上方には、分岐点に配
設されたセレクタ24によりサイズ毎に搬送するサイズ
分別装置23が設けられており、このサイズ分別装置2
3により、大型サイズのペーパーPを上方の固定トレー
25に排出する一方で、大半を占める普通サイズのペー
パーPをベルトコンベア26上に排出する。
【0025】このベルトコンベア26上に排出されたペ
ーパーPは、紙面手前側に搬送されて、やがてベルトコ
ンベア26から下方に落下し、下方に設けられた分別載
置装置27の循環バケット28上に所定の顧客単位で載
置される。この分別載置装置27は、図示のように紙面
前方に向けて展開するように回動軸支される多数の循環
バケット28を循環駆動するように構成されている。
【0026】以上の工程を経て、乳剤面を上にして完成
後の写真を最終的に装置1の外部に排出するように構成
されている。
【0027】一方、上記の各処理液槽16の下方部位に
は、着脱自在に設けられる容器内に上記の各処理液の濃
縮液を収納した容器29が設けられ、この下方の補充用
の補充タンク19に供給可能にするとともに水タンク2
1から水の供給を不図示のポンプ及び配管で行うことで
補充タンク19内の処理液の濃度を一定にできるように
構成されている。これらへのアクセスは、前面のカバー
(不図示)のみを開くことで、簡単にできるので日常必
要となる作業が全て前面からできるように配慮されてい
る。
【0028】そして、乾燥装置22の下方の空間を占め
る筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源
部の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制
御を行うためのプロセッサーの制御部100が配設され
ており装置全体の制御を行うように構成されている。
【0029】次に、図2は、交流を電源とした誘導モー
タ20を駆動源として用い、動力伝達手段を介して感光
材料を搬送する搬送ラック17を駆動する駆動系につい
て一部を破断して示した正面図である。
【0030】本図において、既に説明済みの構成部品に
ついては同様の符号を附して説明を割愛すると、上記の
筐体2に基部30、31が夫々固定されており、これら
の間において、上記の搬送ラック17個数分のウォーム
ギア34を所定間隔で固定した駆動軸体33が軸受3
2、32により回動自在に軸支されている。
【0031】一方、上記のようにペーパーPの乳剤面P
aを上にして破線矢印D3、D5方向に送る多数の搬送
ローラ70と方向転換ローラ71とを設けた搬送ラック
17が処理液槽16中に内蔵されている。また、搬送ラ
ック17には、上記のウォームギア34に噛合するウォ
ームホイール35を一端に固定して回動自在に設けられ
た横軸体36が設けられており、この横軸体36に固定
された不図示のベベルギアから動力伝達されて上下軸回
りに駆動される縦軸体37を駆動する。この縦軸体37
には多数のベベルギア38が固定されており、このベベ
ルギア38に噛合するベベルギア39、39を一端に固
定した上記の搬送ローラを駆動するとともに、中央の搬
送ローラ70については紙面反対側に設けられた縦軸体
から動力伝達されて駆動されるように構成されている。
【0032】以上の構成により、搬送ラック17は処理
液層6の上方に簡単に移動できるとともに、図示のよう
に処理液槽中に装填された位置ではウォームギア34と
ウォームホイール35とが自動的に噛合できるようにし
ている。
【0033】駆動軸体33にはピン55を用いて最終ギ
ア54が固定されており、この最終ギア54は、基部3
0とサブブラケット50に設けられた軸受52,52に
より回動軸支された軸体51に固定された中間ギア53
のギア歯部53bが噛合しており、この中間ギア53の
ギア歯部53aは、図示のように誘導モータ20の出力
軸41に固定される出力ギア42の第1のギア歯部42
aに噛合している。この出力ギア42には第2のギア歯
部42bが図示のように一体形成されており、固定ネジ
43により出力軸41に固定されている。
【0034】誘導モータ20にはギアヘッドが設けられ
るとともに4本の固定ネジ46を用いてモータ取付ブラ
ケット40に固定されており、このモータ取付ブラケッ
ト40は基部30に加工形成されたネジ孔部30aに螺
合する4本の固定ネジ44により固定されている。
【0035】図3(a)は図2のX−X線矢視図であり、
図3(b)は図3(a)のZ−Z線矢視図であって、固定ネ
ジ46を省略して示している。図3において既に説明済
みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛
すると、先ず、図3(b)において、モータ取付ブラケッ
ト40は、板金プレス加工により図示のように左右のフ
ランジ部40fを形成するとともに、内部において上記
の出力ギア42が位置できる形状となっている。また、
図3(a)において、左右のフランジ部40fには、全体
を上下方向に移動可能にするとともに、一時的に基部の
ネジ孔部30a、30a、30a、30aに保持する固
定ネジの頭部を通過させる孔部45aとこれから下方に
延設され右方向に延設されるとともに、固定ネジの胴部
を通過させる幅寸法の上段スリット部45bと、下段ス
リット部45cとから形成される4ヶ所の取付孔部45
が図示のように形成されている。
【0036】図4は、図2のY−Y線矢視図であり、図
示のように4ヶ所の取付孔部45に対して固定ネジ44
を通過させることで、実線図示のようにモータ取付ブラ
ケット40を基部30のネジ孔部30aに対して固定ネ
ジ44で固定する。このとき、出力ギア42の第2のギ
ア歯部42bは、中間ギア53のギア歯部53aに噛合
する。また、図示のように4ヶ所の取付孔部45に対し
て固定ネジ44を通過させることで、破線図示のように
モータ取付ブラケット40を基部30のネジ孔部30a
に固定すると、出力ギア42の第1のギア歯部42a
は、中間ギア53のギア歯部53aに噛合している状態
で固定できる。
【0037】また、出力ギア42の方向転換を行うこと
で、出力軸41に入れ替えるときには、4個の固定ネジ
44を緩めてから、全体を矢印方向に移動する。する
と、固定ネジ44が上段スリット部45bと、下段スリ
ット部45cから外れる状態になるが、上方の4箇所の
孔部45aにおいて全ての固定ネジ44が支持される状
態となる。
【0038】このようにして、作業者はモータ取付ブラ
ケット40を基部30に対して上下方向に移動するとき
に、ギヤの噛み合いを調整しながら固定ネジを締め付け
る作業が簡単に行えるようになる。さらに仕向け地によ
り、上場出荷時、又は現地でサービスマンが必ず行う
が、作業性の向上により、ギアの噛み合い精度に起因す
るモーター騒音の増大、ギヤの摩耗といった2次弊害を
抑制できるようになることが確認できた。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる交流周波数に応じた減速比を有したギア歯部を形
成した出力ギアを準備しておき、これらを誘導モータの
出力軸に適宜付け替えることにより、搬送手段の搬送速
度を一定にする取付作業の負担を大幅に低減することが
できる感光材料処理装置のモータ取付構造を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料処理装置1の全体構成の要部を示す正
面図である。
【図2】交流を電源とした誘導モータ20を駆動源とし
て用い、動力伝達手段を介して感光材料を搬送する搬送
ラック17を駆動する駆動系について一部を破断して示
した正面図である。
【図3】(a)は図2のX−X線矢視図であり、(b)は
(a)のZ−Z線矢視図である。
【図4】図2のY−Y線矢視図である。
【符号の説明】
1 写真処理装置 2 筐体 3 ペーパーマガジン 4 カッターユニット 5 露光テーブル 6 露光部 7 暗室 10 搬送部 11 仕切り壁 12 振り分け装置 13 第1の部屋 14 第2の部屋 15 シャッター装置 16 処理液槽 17 搬送ラック 18 案内装置 20 誘導モータ 30、31 基部 33 駆動軸体 34 ウォームギア 35 ウォームホイール 36 横軸体 37 縦軸体 40 モータ取付ブラケット 44 固定ネジ 45 取付孔部 45a 孔部 45b 上段スリット部 45c 下段スリット部 P ペーパー(感光材料)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を電源とした誘導モータを駆動源と
    して用い、動力伝達手段を介して感光材料を搬送する搬
    送手段を駆動する感光材料処理装置のモータ取付構造で
    あって、 前記動力伝達手段を、前記搬送手段を駆動するために基
    部に軸支される駆動軸体と、前記駆動軸体に固定される
    最終ギアと、 異なる交流周波数に応じた減速比を有し、前記誘導モー
    タの出力軸に固定されるとともに、前記最終ギアに噛合
    する出力ギアと、 前記減速比から決定される前記出力ギアのピッチ円径に
    応じて移動可能にするとともに、一時的に前記基部に保
    持する固定ネジの頭部を通過させる孔部と、前記孔部か
    ら下方に延設され右方向に延設されるとともに、固定ネ
    ジの胴部を通過させる幅寸法の上段スリット部と、下段
    スリット部とを連続形成した複数の取付孔部を有し、前
    記誘導モータを固定するモータ取付ブラケットとから構
    成することを特徴とする感光材料処理装置のモータ取付
    構造。
  2. 【請求項2】 前記出力ギアは、2つの異なる交流周波
    数に応じた減速比から決定されるピッチ円径を有した第
    1のギア歯部と第2のギア歯部を一体的に設け、前記最
    終ギアに噛合し前記基部に軸支された中間ギアに前記第
    1のギア歯部または前記第2の歯部が噛合するように前
    記出力軸に固定されることを特徴とする請求項1に記載
    の感光材料処理装置のモータ取付構造。
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