JP2002196466A - 印画紙排出装置 - Google Patents

印画紙排出装置

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JP2002196466A
JP2002196466A JP2000391439A JP2000391439A JP2002196466A JP 2002196466 A JP2002196466 A JP 2002196466A JP 2000391439 A JP2000391439 A JP 2000391439A JP 2000391439 A JP2000391439 A JP 2000391439A JP 2002196466 A JP2002196466 A JP 2002196466A
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Toshiharu Kitazawa
俊治 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥装置で乾燥されて搬送される印画紙にお
いていかなる反りが発生した場合でも、搬送の先端部を
駆動ローラとアイドルローラ間のニップ部において正常
に搬送することができる印画紙排出装置の提供。 【解決手段】 印画形成後に乾燥された異なるサイズの
印画紙Pを混在させて主搬送路に沿うように搬送し、セ
レクタ24の切り換え動作により分岐点から分岐する第
1の搬送路と第2の搬送路とにサイズ毎に搬送及び排出
するために、搬送を行う駆動ローラ37、337、43
7とアイドルローラ38と印画紙の印画面Paを案内す
る表面ガイド部材34、134、234と、裏面を案内
する裏面ガイド部材33、333、433と、印画紙P
の搬送に追動して自由に回動する多数の小径のフリーロ
ーラ35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印画紙排出装置に係
り、特に異なるサイズの印画紙を混在させて搬送し、サ
イズ毎に異なる排出口から排出する機能を有した印画紙
排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印画紙(以下ペーパーとも呼ぶ)の乳剤
面上に露光焼付けを行った後に、プロセッサーと呼ばれ
る現像、漂白定着、安定用の処理液体を内蔵した処理槽
内を順次通過させてから、乾燥後に外部に排出するよう
に構成された写真処理装置が種々実用化されている。
【0003】こうした写真処理装置には、所望の異なる
サイズに予め切断され、露光後のペーパーを左右の2列
に振り分ける搬送機構が設けられ、現像、漂白定着、安
定用の処理液体を内蔵した処理槽内を2列で順次通過さ
せることで、処理能力を2倍近くまで向上した装置が提
案されている。
【0004】そして、処理槽で画像形成された印画紙は
乾燥装置に送られて乾燥され、上下2段の排出口を有す
る印画紙排出装置に導入され、サイズ毎に外部に排出す
るように構成されている。
【0005】具体的には、印画紙の幅寸法が152mm
を超えるか、長さ寸法が305mmを超えた場合に、大
サイズ排出口から排出するように第2の搬送路側に切換
案内手段を切り換える一方で、これらの条件を満たさな
い所謂サービス版サイズの場合には、第1の搬送路側に
切換案内手段を切り換えることでベルトコンベア装置と
その下流の分別載置装置に連続する小サイズ排出口から
印画紙の排出を行なうように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、乾燥装置中を搬
送される印画紙は、概ね平らな状態で乾燥されるが、乾
燥条件次第では搬送方向に沿って印画面を上にして反る
か、裏面を上にして反る場合がある。このような反りが
発生した状態で、上記のような搬送を行うと、印画紙の
搬送の先端部が駆動ローラとアイドルローラ間のニップ
部において正常に搬送されずに、一部が捲れあがる耳折
れが発生したり、印画面に損傷を与える場合がある。
【0007】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、乾燥装置で乾燥されて搬送され
る印画紙にいかなる反りが発生した場合でも、印画紙の
搬送の先端部を駆動ローラとアイドルローラ間のニップ
部において正常に搬送することができる印画紙排出装置
の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、印画形成後に
乾燥された異なるサイズの印画紙を混在させて主搬送路
に沿うように搬送し、前記主搬送路の分岐点に配設され
た切換案内手段の切り換え動作により前記分岐点から分
岐する第1の搬送路と第2の搬送路とにサイズ毎に搬送
及び排出する印画紙排出装置であって、前記主搬送路と
前記第2の搬送路に沿うように所定間隔で配設されるこ
とで前記搬送及び排出を行う駆動ローラとアイドルロー
ラと、前記駆動ローラと前記アイドルローラ間に配設さ
れることで、前記印画紙の印画面を案内する表面ガイド
部材と、裏面を案内する裏面ガイド部材と、前記表面ガ
イド部材において前記印画紙の搬送に追動して自由に回
動する多数の小径のフリーローラを、前記アイドルロー
ラに近接して設けたことを特徴としている。
【0009】また、前記フリーローラは、複数の樹脂ロ
ーラーを前記印画紙の最大幅に対応した隙間にて配設し
たことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な一実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0011】先ず、図1は写真処理装置1の全体構成の
要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けられる
カバーを全て取り外して示した正面図である。
【0012】さて、図1において装置1は紙面の表裏方
向に極力偏平に構成されており、設置後の占有面積を取
らないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡
単にアクセスできるように配慮されている。
【0013】先ず、写真焼付面となる発色の乳剤面であ
る印画面を外側にして巻かれた印画紙であるロールペー
パーRPは、所定幅寸法(例えば、89mm幅)の連続
した長尺ロールとしてコアに捲回されており、かつ光を
完全に遮断した遮光状態にされてペーパーマガジン3内
で回転自在かつ着脱できるように内蔵されている。
【0014】これらのペーパーマガジン3、3は、装置
1を正面から見て左側下方に位置する左右収納部に図示
のように同時あるいはいずれか一方に装填可能に設けら
れている。この装填操作のために、各ペーパーマガジン
3は、前方から引き出し可能にされて取り出し可能にさ
れており、かつ装填してから奥側に移動することで図示
の所定位置にセットできるように構成されている。ま
た、これらのペーパーマガジン3、3は図示のように左
右収納部のいずれにも収容できるように、図示のように
左右対称の形状に形成されるとともに、表裏面の両方の
壁面に取出し及び装填用のハンドル(不図示)が夫々設
けられている。
【0015】また、内蔵されたロールペーパーRPをマ
ガジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的
に開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパ
ーマガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納
部のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合
に、同じように自動開閉するように構成されている。こ
のようにしてペーパーマガジン3の構成部品の共通化を
図るとともに、使用者は左右収納部への装填を意識せず
にサイズの異なるペーパーを使用頻度に応じて使えるよ
うにして使い勝手を向上させている。
【0016】これらのペーパーマガジン3の開口部の近
傍には夫々カッターユニット4が配設されている。この
カッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部か
ら送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前
に所望のカットサイズに切断するために設けられてお
り、各カッターユニット4により所定のカットサイズに
切断された印画紙Pは、暗箱7の底面部位に配設された
露光テーブル5の露光位置に順次送られるように構成さ
れている。この搬送のために露光テーブル5には切断後
の印画紙Pの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光位置
まで搬送するための吸着搬送機構が内蔵されている。こ
の吸着搬送機構は、印画紙Pを一時的に露光位置に吸着
保持する機能に加えて回転する回転機能を有している。
【0017】以上のようにして、露光の準備が整うと、
露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズーム
レンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して
所望のサイズの像を印画紙P上に結像して露光する。さ
らに、上記の回転機能は、吸引パッドにより印画紙Pを
吸引した後に90度旋回することで、異なるサイズの写
真の露光を行うように構成されている。
【0018】この露光後に、印画紙である印画紙Pは搬
送部10に向けて矢印D1方向に搬送されて、途中位置
で、大判ペーパーであるか否かの判断が行われてから、
下流方向に搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型
(例えば、127×89mm)の時は、振り分け装置1
2により左右に振り分けて搬送するようにして、下流側
の第2の部屋14に設けられた各処理液槽16内を2列
で搬送する。このように2列で搬送することで、処理速
度をアップできる。また、パノラマ写真(254×89
mm)のように縦長の場合も、同じように2列で搬送で
きるようにしている。
【0019】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、上記の回転機能により吸着保持されている印画紙P
を90度分旋回して露光する。このようにして、同一種
類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なるサ
イズのペーパーの露光処理を行えるように構成されてい
る。
【0020】以上説明した左右収納部と、暗室7と露光
テーブル5と搬送部10は処理液槽16に貯められた各
処理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を
受けないように形成された第1の部屋13の内部に配設
されている。このために、第1の部屋13は、上記の第
2の部屋14との間に仕切り壁11を設けて、この仕切
り壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装
置15の蓋部材の開閉動作を行うことで、印画紙Pを図
中の矢印D2方向に搬送するときのみ、蓋部材を開くよ
うにして気化ガスが第2の部屋14から第1の部屋3に
進入しないようにしている。また、第1の部屋13の内
圧を第2の部屋14以上に維持することで、シャッター
装置15の蓋部材が開いている状態でも気化ガスが進入
しないようにして万全を尽くしている。
【0021】なお、以上のカッターユニット4と露光テ
ーブル5と搬送部10はいずれも筐体2の手前に簡単に
引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除
及び各種点検作業が簡単に行えるように構成されてい
る。
【0022】シャッター装置15を矢印D2方向に通過
したぺーパーPは、搬送ラック装置17により搬送さ
れ、露光後の印画紙Pの現像処理を処理液槽16内で矢
印D3方向となるように方向転換して送る途中で現像処
理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体におい
て開閉自在に設けられる不図示の天井部材を開いた後
に、図示のように各処理液槽16中に個別に内蔵されて
おり、搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液の
固化成分等を定期的に除去する清掃作業を行うときに、
上方に移動して、外部に取り出すことができるように設
けられている。また、各搬送ラック17は、共通の駆動
モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構を介
して動力伝達されることで、搬送ラック17の搬送ロー
ラが同期駆動されることで速度差無く搬送できるように
構成されている。
【0023】この搬送ラック17による搬送動作によ
り、印画紙Pの先端が案内装置18により案内されて矢
印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着を行
う次の処理液層16に送られる。その後、図示のように
搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を出て
から矢印D5方向に方向転換するように案内されて、乾
燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22は、破線
図示のように搬送する途中で、印画紙Pの乳剤面への温
風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させた後に、上
方に向けて搬送する。
【0024】この乾燥装置22の上方には、分岐点に配
設されたセレクタ24によりサイズ毎に搬送する印画紙
排出装置23が設けられており、この印画紙排出装置2
3により、大型サイズの印画紙Pを上方の固定トレー2
5に排出する一方で、大半を占める普通サイズの印画紙
Pをベルトコンベア26上に排出する。
【0025】このベルトコンベア26上に排出された印
画紙Pは、紙面手前側に搬送され、やがてベルトコンベ
ア26から下方に落下し、下方に設けられた分別載置装
置27の循環バケット28上に所定の顧客単位で載置さ
れる。この分別載置装置27は、図示のように紙面前方
に向けて展開するように回動軸支される多数の循環バケ
ット28を循環駆動する。
【0026】以上の工程を経て、乳剤面を上にして完成
後の写真を最終的に装置1の外部に排出するように構成
されている。
【0027】一方、上記の各処理液槽16の下方部位に
は、着脱自在に設けられる容器内に上記の各処理液の濃
縮液を収納した容器29が設けられており、この下方の
補充用の補充タンク19に供給可能にするとともに水タ
ンク21から水の供給を不図示のポンプ及び配管で行う
ことで、補充タンク19内の処理液の濃度を一定にでき
るように構成されている。これらへのアクセスは、前面
のカバー(不図示)のみを開くことで、簡単にできるの
で日常必要となる作業が全て前面からできるように配慮
されている。
【0028】そして、乾燥装置22の下方の空間を占め
る筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源
部の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制
御を行うためのプロセッサーの制御部100が配設され
ており装置全体の制御を行うように構成されている。
【0029】次に、図2は、印画紙排出装置23の内部
構成を示した正面図である。また、図3は、図2の各ロ
ーラの駆動系を示した正面図である。図2、3において
図1で、既に説明済みの構成部品については同様の符号
を附して説明を割愛すると、乾燥装置22の出口には駆
動ローラ31とこれに追動するアイドルローラ32が配
設されており、それぞれが矢印方向に不図示の駆動源か
ら動力を得て駆動されることで各ローラ間のニップ部で
乾燥後の印画紙Pを上方に向かう主搬送路に向けて搬送
するように構成されている。
【0030】この主搬送路を形成するために、図2、3
の紙面表裏方向に設けられる一対の基部30において両
軸が不図示の軸受により軸支される第1の駆動ローラ3
7と、これに追動するように両軸がバネを含む付勢部材
により付勢状態で軸支されたアイドルローラ38が設け
られている。この第1の駆動ローラ37とアイドルロー
ラ38の上方には、上記のセレクタ24が破線図示の位
置と実線図示の位置の間でソレノイド50への通電によ
り駆動するように設けられており、このセレクタ24の
切り換え動作により、図示のように上に分岐する水平に
向かう第1の搬送路と第2の搬送路にサイズ毎に搬送及
び排出するようにしている。
【0031】具体的には、印画紙Pの幅寸法が152m
mを超えるか、あるいはその長さ寸法が305mmを超
えた場合には、上記の固定トレー25に向けて排出する
ように上に向かう第2の搬送路に印画紙Pが向かうよう
にセレクタ24を切り換える一方、これらの条件を満た
さない所謂サービス版サイズの場合には、略水平の第1
の搬送路側に切り換えることでベルトコンベア装置26
に排出するように構成されている。
【0032】上記の駆動ローラ31とアイドルローラ3
2と、第1の駆動ローラ37とアイドルローラ38の間
には印画紙Pの印画面Paを案内する第1の表面ガイド
部材34と、裏面Pbを案内する第1の裏面ガイド部材
33が基部30に固定されている。また、この第1の表
面ガイド部材34において印画紙Pの搬送に追動して自
由に回動する多数の小径のフリーローラ35が図示のよ
うにアイドルローラ38に近接して設けられている。
【0033】セレクタ24の右隣には、印画紙Pの裏面
Pbを案内する第2の裏面ガイド部材133が基部30
に固定されており、第2の駆動ローラ137に連れ回り
するようにベルトローラ41、41、41により内周面
が案内されたベルト40により印画面Paを案内して第
3の裏面ガイド部材233上を案内して、第3の駆動ロ
ーラ237とアイドルローラ38間におけるニップ部に
向けて搬送して、外部に排出するように構成されてい
る。
【0034】また、第2の搬送路を形成するために、第
2の表面ガイド部材134と、これに対向する第4の裏
面ガイド部材333が基部に固定されており、この第2
の表面ガイド部材134において印画紙Pの搬送に追動
して自由に回動する多数の小径のフリーローラ35が図
示のようにアイドルローラ38に近接して設けられてい
る。
【0035】この第4の裏面ガイド部材333の上方に
は、第4の駆動ローラ337が設けられており、アイド
ルローラ38間のニップ部において上方に向かう搬送を
行う。この第4の駆動ローラ337の上方には、第5の
裏面ガイド部材433が基部に固定されており、これに
対向して第3の表面ガイド部材234が基部に固定され
ている。
【0036】この第3の表面ガイド部材234において
印画紙Pの搬送に追動して自由に回動する多数の小径の
フリーローラ35が図示のようにベルトローラ41に近
接して設けられている。また、第5の裏面ガイド部材4
33の上方には、第5の駆動ローラ437が設けられて
おり、この第5の駆動ローラ437に連れ回りするよう
にベルトローラ41、41、41により内周面が案内さ
れたベルト40により印画面Paを案内して、ベルト4
0とアイドルローラ38間のニップ部において、外部に
排出するように構成されている。
【0037】図3において、以上説明した各駆動ローラ
は、モータMを共通の駆動源としており、歯付タイミン
グベルト140、141により動力伝達され、各駆動ロ
ーラに固定された歯付プーリを駆動するように構成され
ている。
【0038】次に、図4は、図2におけるアイドルロー
ラ38とフリーローラ35の関係を示した右側面図であ
る。図示のようにフリーローラ35は直径寸法がφ5〜
φ15mm程度であり、表面ガイド部材の側壁に形成さ
れた軸支部に両端がネジを用いて固定される軸体35a
を回動軸として個別に回動自在に設けられている。さら
に各ローラ自体の重量を軽減する目的で、ローラをポリ
アセタール樹脂製としており、さらにローラ35bの幅
を20mm程度として、その間にローラ35bの直径寸
法より小さい直径のワッシャー35cを介在させてい
る。また、印画紙Pの搬送位置は、サイズごとで異なる
為に最大幅Wに合わせた隙間にてローラ35bを並べて
いる。これらのローラ35bのスラスト方向のガタは、
使用される環境を考慮して、熱膨張しても隙間が得られ
るようにしている。
【0039】再度、図2において、印画紙Pの搬送方向
を主搬送路から略水平の第1の搬送路に変えるために、
アイドルローラ38の取付け角度を変えている。この角
度を変えたアイドルローラの直前にフリーローラ35を
設けることで、印画紙Pの導入部分ではその間隔を広く
取り(平均的には3〜5mm)、一方、第1の駆動ロー
ラ37との間はむしろオーバーラップする距離としてい
る。
【0040】図5(a)、(b)は、フリーローラ35の動
作説明の正面図であり、図5(c)は印画紙Pの外観斜視
図である。上記のように印画紙Pは、乾燥装置で概ね平
らな状態で乾燥されるが、例えば過剰に乾燥されると図
5(c)に図示のように搬送方向に沿って印画面Paを下
にして反り、かつまた搬送方向の左右縁部から中央に向
かう反りが加わる形状となるので、この状態で搬送を行
うと、印画紙Pの搬送の先端部Pcの角部が最初にアイ
ドルローラ38にぶつかることになり、一部が捲れあが
る耳折れが発生してしまう。
【0041】しかし、図5(c)に図示の状態に反った印
画紙Pを駆動ローラ31とアイドルローラ32により搬
送した場合でも、印画紙Pの搬送の先端部Pcの角部が
最初にフリーローラ35にぶつかるようになり、これに
続いてアイドルローラ38にぶつかるようにできる。
【0042】また、図5(b)において、乾燥が十分でな
い場合には、裏面Pbを上にして反るが、この場合に
は、印画紙Pの搬送の先端部Pcの角部が最初に駆動ロ
ーラ37の接線方向に侵入するのでスムーズにニップ部
に送られることになる。
【0043】これと同様にして、第2の表面ガイド部材
134、第3の表面ガイド部材234に設けられるフリ
ーローラ35が機能して、損傷なく印画紙Pの搬送を行
うようにできる。
【0044】以上のように搬送方向を変えるためにガイ
ド部材の間隔を狭め、かつフリーローラを設けることに
より、反りを抑えて先端部Pcをフラット状態に近づ
け、ローラのニップ部にスムーズに入るようにできる。
【0045】尚、本発明は、上記の実施形態に限定され
ず、請求の範囲に規定される種々の構成が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乾燥装置で乾燥されて搬送される印画紙においていかな
る反りが発生した場合でも、搬送の先端部を駆動ローラ
とアイドルローラ間のニップ部において正常に搬送する
ことができる印画紙排出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置1の全体構成の要部を示す正面図
である。
【図2】印画紙排出装置23の内部構成を示した正面図
である。
【図3】図2の各ローラの駆動系を示した正面図であ
る。
【図4】図2におけるアイドルローラ38とフリーロー
ラ35の関係を示した右側面図である。
【図5】(a)、(b)は、フリーローラ35の動作説明の
正面図、(c)は印画紙Pの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 写真処理装置 2 筐体 3 ペーパーマガジン 4 カッターユニット 5 露光テーブル 6 露光部 7 暗室 10 搬送部 11 仕切り壁 12 振り分け装置 13 第1の部屋 14 第2の部屋 15 シャッター装置 16 処理液槽 17 搬送ラック 18 案内装置 20 駆動モータ 22 乾燥装置 23 印画紙排出装置 25 固定トレー 26 ベルトコンベア 30 基部 31 駆動ローラ 32 アイドルローラ 33 裏面ガイド部材 34 表面ガイド部材 35 フリーローラ 37 第1の駆動ローラ 38 アイドルローラ P 印画紙 Pa 印画面 Pb 裏面 Pc 先端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印画形成後に乾燥された異なるサイズの
    印画紙を混在させて主搬送路に沿うように搬送し、前記
    主搬送路の分岐点に配設された切換案内手段の切り換え
    動作により前記分岐点から分岐する第1の搬送路と第2
    の搬送路とにサイズ毎に搬送及び排出する印画紙排出装
    置であって、 前記主搬送路と前記第2の搬送路に沿うように所定間隔
    で配設されることで前記搬送及び排出を行う駆動ローラ
    とアイドルローラと、 前記駆動ローラと前記アイドルローラ間に配設されるこ
    とで、前記印画紙の印画面を案内する表面ガイド部材
    と、裏面を案内する裏面ガイド部材と、 前記表面ガイド部材において前記印画紙の搬送に追動し
    て自由に回動する多数の小径のフリーローラを、前記ア
    イドルローラに近接して設けたことを特徴とする印画紙
    排出装置。
  2. 【請求項2】 前記フリーローラは、複数の樹脂ローラ
    ーを前記印画紙の最大幅に対応した隙間にて配設したこ
    とを特徴とする印画紙排出装置。
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