JP2002155900A - フィルター装置 - Google Patents

フィルター装置

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JP2002155900A
JP2002155900A JP2000350942A JP2000350942A JP2002155900A JP 2002155900 A JP2002155900 A JP 2002155900A JP 2000350942 A JP2000350942 A JP 2000350942A JP 2000350942 A JP2000350942 A JP 2000350942A JP 2002155900 A JP2002155900 A JP 2002155900A
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liquid
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JP2000350942A
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English (en)
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Yoshinori Oikawa
宜典 及川
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルター容器に対してフィルター部材を着
脱可能に設けるときに、フィルター部材がセットされて
いない状態でポンプによる送液を行なうことを防止で
き、かつ比較的に簡単に構成できるフィルター装置の提
供。 【解決手段】 液中の異物を濾過するフィルター部材2
8を着脱自在に内蔵したフィルター容器26を液面レベ
ルより高い位置Hに配設したフィルター装置であって、
液体を所定液面レベルL1、L2で貯めたタンク22、
23に接続されるチューブ24と、途中個所に接続され
て送液を行なうポンプ25とフィルター部材28がフィ
ルター容器26に内蔵されている内蔵状態を検出する近
接スイッチ44と制御部100とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルター装置に係
り、特にポンプにより処理装置の各処理槽中に水を含む
液体を供給するとともに、液中の異物を濾過するフィル
ター部材を内蔵したフィルター容器を複数分設けたフィ
ルター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印画紙(以下ペーパーとも呼ぶ)の乳剤
面上に露光焼付けを行った後に、プロセッサーと呼ばれ
る現像、漂白定着、安定用の処理液体を内蔵した処理槽
内を順次通過させてから、乾燥後に外部に排出するよう
に構成された写真処理装置が種々実用化されている。
【0003】こうした写真処理装置には、所望のカット
サイズに予め切断され、露光後のペーパーを左右の2列
に振り分ける搬送機構を備えることで、現像、漂白定
着、安定用の処理液体を内蔵した処理槽内を2列で順次
通過させることで、処理能力を2倍近くまで向上した装
置が実用化されているが、このような処理能力を高めた
装置によれば、処理液の補充用の補充タンクから濃縮さ
れた処理液を適宜、処理槽中に供給するとともに、処理
液中の希釈液である水の補給のために水タンクからポン
プで送液するように構成されている。
【0004】そして、上記の水タンクとポンプの間にバ
ルブを設けることで、ポンプにより各処理槽中に水を供
給する供給状態と、供給を行わない非供給状態とに操作
されることで、点検作業を容易にしている。
【0005】すなわち、本願出願人は特開平8−750
16号公報の「バルブ構造」において、水タンクとポン
プの間に設けられるバルブにおいて、ポンプにより各処
理槽中に水を供給する供給状態と、供給を行わない非供
給状態とに操作するために、バルブ部材を本体に対して
回動自在に設けておき、さらにシール部材を回動部に設
けることで液漏れ発生の虞のないバルブを提案してい
る。
【0006】また、特開平08−281024号公報に
なる「ストレーナ」によれば、液体の外部漏れを防止し
つつフィルター部材をフィルター容器から取り外し可能
にすることで、液面レベルからの高低如何によらず使用
を可能にする技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各公報に開示されているバルブ構造をあわせ持ったフィ
ルター構造によれば、フィルター容器の外周面を形成し
た本体と、本体中において可動されチューブの水路を塞
ぐ状態と開く状態とにするコア部材と、液中の異物など
の濾過を行なうフィルター部材と、可動に耐えつつ水漏
れを防止可能にしたシール部材が最低限必要となる。
【0008】このために、少なくとも3点の金型が必要
となるので、初期設備投資費が高くなる。また、水路を
塞ぎ、かつ水もれを防止した構造とするためには、パッ
キン部の寸法合わせ込みや、そのバラツキを押さえる等
の問題を克服する必要があった。
【0009】そこで、タンクの液面レベルより高い位置
にフィルター容器を配設し、ポンプによる送液を中断さ
せ、このフィルター容器に対してフィルター部材を着脱
可能に設けるようにすれば、比較的に簡単に構成できる
フィルター装置を実現できることとなる。
【0010】しかしながら、写真処理装置には水または
現像液を所定液面レベルで貯めた複数のタンクが設けら
れることから、フィルター部材を着脱可能に設けたフィ
ルター容器についても複数分を配設する必要がある。こ
のようにフィルター装置を構成するフィルター容器を複
数分設ける場合において、個別に着脱される全てのフィ
ルター部材がフィルター容器に正しくセットされていな
い状態でポンプによる送液を行なってしまうと、フィル
ター容器から水または現像液が溢れ出る事態発生の問題
がある。
【0011】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、フィルター容器に対してフィル
ター部材を着脱可能に設けるときに、フィルター部材が
セットされていない状態でポンプによる送液を行なうこ
とを防止でき、かつまた比較的に簡単に構成できるフィ
ルター装置の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、液中の異物を
濾過するフィルター部材を着脱自在に内蔵した少なくと
も1つのフィルター容器を設けたフィルター装置であっ
て、水または処理液を貯留したタンクに接続されるチュ
ーブと、前記チューブの途中個所に接続され送液を行な
うポンプと、前記タンクの液面レベルより高い位置に配
設される前記フィルター容器と、前記フィルター容器に
対して誤挿入を防止して着脱自在に内蔵される前記フィ
ルター部材と、液漏れ防止のためのシール部材と、前記
フィルター部材が前記フィルター容器に内蔵されている
内蔵状態を検出する検出手段と、前記検出手段により前
記内蔵状態が検出されたときに、前記ポンプによる送液
を許可する制御手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0013】また、前記検出手段は、装置側の基部に対
して複数の前記フィルター容器を固設して、個別に挿入
位置と引き出し位置との間で略水平方向に移動する容器
移動部材と、前記フィルター部材が前記フィルター容器
に正常に装填され、前記引出し位置から前記挿入位置に
移動されるときに、前記フィルター部材への当接により
正常位置に回動するように構成される回動部材と、全て
の前記回動部材が前記正常位置に回動されている状態
で、前記回動部材に嵌合する許可位置と、前記回動部材
の一つでも前記正常位置に回動されていないときには嵌
合できない不許可位置と、の間で前記基部に移動可能に
設けられる複数の凹部を有する操作部材と、前記操作部
材の許可位置と不許可位置とを検出する位置検出器とに
より構成されることを特徴としている。
【0014】そして、前記フィルター部材には、前記フ
ィルター部材の頭部を把持することで前記フィルター容
器に対する係止状態を解除し、かつ把持解除により前記
フィルター容器側の係止部に対する係止状態に弾性変形
する形状部が形成されたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な各実施形態
について添付の各図面を参照して述べる。
【0016】先ず、図1は感光材料処理装置1の全体構
成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けら
れるカバーを全て取り外して示した正面図であり、オプ
ション設定される左側のペーパーマガジン左収納部を増
設した様子を示しており、また完成後の写真の排出部に
ついては省略して示してある。
【0017】尚、図1では感光材料として印画紙である
ペーパーPの処理を行なう場合について代表して述べる
が、カメラ撮影後のフィルムを現像処理してネガまたは
ポジフィルムを得るために図1において露光部を設けな
い構造のフィルム処理装置についても適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0018】さて、図1において装置1は紙面表裏方向
に極力偏平に構成することで、設置後の占有面積を取ら
ないようにする一方で、前面から主要な各部分に簡単に
アクセスできるようにしている。
【0019】このペーパーマガジン左収納部は、装置1
の側面から分離可能に取付けられるものであり、カッタ
ーユニット4とともに増設できるようにして、図示のよ
うに2個のペーパーマガジン3、3を同時に装填可能に
している。このようにペーパーマガジン3を適宜増設で
きるようにして、右側のペーパーマガジン右収納部のみ
を配設した状態で納入設置された写真処理装置1を最初
に導入設置しておき、導入後の使用頻度とパノラマ写真
を含むペーパーの消費量に基づき、適宜ペーパーマガジ
ン左収納部を増設可能にしている。
【0020】一方、写真焼付面側に発色乳剤を予め塗設
したペーパーPは、所定幅寸法(例えば、89mm幅)
の連続した長尺ロールペーパーとして捲回され、かつ光
を完全に遮断した状態にされてペーパーマガジン3内で
回転自在に内蔵されている。このペーパーマガジン3
は、左右のペーパーマガジン左収納部とペーパーマガジ
ン右収納部に対して共通に使用できるようにするため
に、図示のように左右対称の形状に構成されるととも
に、表裏面の両方の壁面において取出し装填用のハンド
ル(不図示)が夫々設けられている。また、内蔵のロー
ルペーパーPをマガジン3の外部に矢印P1方向に排出
する際の開口部の自動開閉機構が設けられており、ペー
パーマガジン右収納部とペーパーマガジン左収納部のい
ずれにマガジンを挿入した場合でも同じように自動的に
開閉するようにして構成部品の共通化を図るとともに、
使い勝手を向上している。
【0021】また、これらのペーパーマガジン3に近接
して設けられるカッターユニット4は、連続搬送される
ペーパーPを露光前に所望サイズに切断するためのもの
であり、このカッターユニット4により所定のカットサ
イズに切断されたペーパーPは、先ず、暗箱7内に設け
られた露光テーブル5上において搬送ベルト12による
吸引動作及び搬送動作により搬送されて、一時的に吸着
固定されて、露光準備が整い、露光部6に対してフィル
ムFを順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系
13を自動または手動にて調整して所望のサイズの像を
ペーパーP上に結像して露光するように構成されてい
る。さらに、露光焼付テーブル5の略中央にはペーパー
回転機構11が設けられており、吸引パッド8によりパ
ーパーPを吸引した後に矢印P2の方向に90度旋回可
能にしている。
【0022】より詳しくは、カッターユニット4で切断
されたペーパーPはテーブル5上に穿設された多数の孔
部の吸着作用により隙間なくテーブル側に吸引される。
露光後に、ペーパーPは搬送部10に向けて搬送され
て、図中の矢印P3の位置で、大判ペーパーPLである
か否かの判断がされ、この後、下流方向に搬送される。
ここで、ペーパーサイズが小型(127×89mm)の
時は、左右に振り分けて搬送するようにして、処理槽1
6内を2列になるように搬送する。このように2列で搬
送するようにして、処理速度をアップできるようにして
いる。また、パノラマ写真(254×89mm)のよう
に縦長の場合も、同じように2列で搬送できるようにし
ている。
【0023】一方、露光部6に装填されるフィルムFの
搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合に
は、吸引パッド8を90度分旋回駆動して露光を行える
ようにして、同一種類のペーパーのままで、複数種類の
異なるサイズを全て露光処理できるように構成されてい
る。
【0024】この露光動作の後に、カッターユニット4
の上方に配設された搬送部10に向けてパーパーPを搬
送するために、搬送路選択機構が動作して、ペーパーP
を搬送部10に向けて搬送し、矢印P3、P4、P5、
P6、P7方向に順次搬送し、処理槽側に搬送する。こ
の搬送部10にはペーパー搬送途中において挨拶文等を
写真に露光るためのグリーティングユニット(不図示)
が簡単に着脱自在になるように設けられている。このた
めに、搬送部10へは頻繁にアクセスする必要があるの
で、搬送部10は筐体2の手前に簡単に引き出せるよう
に構成されている。
【0025】また、この搬送部10の下流側には露光後
のペーパーの現像、漂白定着、安定を順次行うための破
線図示の各処理槽16が図示のように設けられており、
各処理槽16の間に設けられた反転ロール(不図示)に
より矢印方向に方向転換して乾燥ユニット21に送り込
み、乾燥後に、最終的に装置1の外部に排出するように
構成されている。
【0026】各処理槽16の中段の下方部位には処理液
の補充用の補充タンク15が設けられる一方で、タンク
の下方のドレイン14を介して使用済みの処理液を回収
できるようにして、前面のカバー(不図示)のみを開く
ことで、日常必要となる作業が全てできるように配慮さ
れている。
【0027】そして、乾燥ユニット21の下方の空間を
占める筐体2内には電源部が設けられるとともに、この
電源部の上には上記の各処理槽16及び後述するバッフ
ァ機能に関係する種々の制御を行うためのプロセッサー
の制御部100が配設されており、上記の暗箱7の左側
面に固定されたペーパー搬送を司る主制御ユニット(不
図示)との間で種々の制御データの交換を行いつつ装置
全体の制御を行うように構成されている。
【0028】次に、図2は、説明のためにポンプ25に
より水または現像液をタンク22から別のタンク23に
供給する様子を示した外観斜視図であって、タンク23
は上記の各処理槽16に該当するものである。また本図
において、タンク22は上記のように階段状に設けられ
る処理槽16の下方の空間に配設されており、上下に変
動する破線図示の所定液面レベルL1で水または現像液
を収納しており、ポンプによる送液によりタンク23側
の破線図示の所定液面レベルL2を変動させるように配
管されている。
【0029】このためにタンク22の底面からはチュー
ブ24が接続されており、このチューブ24の途中個所
において電源部101からの電力供給を受けることで送
液を行なう電動式のポンプ25が接続されており、この
ポンプ25の送り出し側に接続されるチューブ24を介
してタンク23側への送液を行なうように接続されてい
る。電源部101は上記の制御部100からの指示によ
りポンプ25への通電を行なうように接続される一方
で、制御部100には後述する近接スイチ44が接続さ
れており、この近接スイッチ44がオン状態にあるとき
のみポンプ25への通電を行なうようにして、上下方向
に移動して着脱されるフィルター部材28が取り外され
た状態では、ポンプ25による送液を行なわないように
している。また、図示のように上記の所定液面レベルL
1、L2より高さH分高い位置となるように不図示のチ
ューブ保持具を用いてチューブ24の配管が行なわれ
て、最上位置で液中の異物を濾過するフィルター部材2
8を着脱可能に内蔵したフィルター容器26が配設され
ている。このように構成されるフィルター装置を後述す
るように複数分設けることで、写真処理装置に必要とな
る種々の処理液中のゴミ、異物を濾過するようにしてい
る。また、図2に図示のように1個のフィルター装置を
設けるようにしてもよく、このためには、例えばフィル
ター部材28に直に磁石を固定し、近接スイッチをフィ
ルター容器26側に固定して、装填位置において近接ス
イッチをオンするように構成する。
【0030】次に、図3(a)〜(e)は、フィルター
部材28とフィルター容器26の各図を示したものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)
のA−A線矢視断面図、(d)は右側面図、(e)は
(a)のB−B線矢視断面図である。
【0031】図3において、既に説明済みの構成部品に
ついては同様の符号を附して説明を割愛すると、図3
(a)においてフィルター容器28は種々の製造方法に
より成形可能であるが、例えば現像液に対する耐薬品性
を備える所定樹脂材料を用いて射出成形することが実際
的であり、破線図示のチューブ24、24を接続する導
管部26a、26aが左右対称に一体成形されており、
図3(c)に示す容器部26a内に液体を導入し、濾過
後に下流に流すように構成されている。
【0032】フィルター部材28は、この容器部26a
中に図3(b)に示す方向に出し入れ可能となる外形形
状となるように容器と同様に射出成形されており、容器
部26aに対する液漏れ防止状態に維持されるOリング
などのシール部31を設ける溝部が図示のように形成さ
れるとともに、容器部26aの開口部の縁部に形成され
た凹部26cに嵌まる形状の凸部28bが一体成形され
ている。これらの凹凸部26c、28bが正しく一致す
るようにセットされることで図示の状態になるようにし
て、フィルター部材28の逆差しを防止することで、フ
ィルター部材28に固定された濾過用のフィルターメッ
シュ30が常に上流側からのゴミGを濾過できる状態に
できるようにしている。
【0033】また、凹凸部26c、28bが正しく一致
するようにセットされない場合には、フィルター部材2
8の頭部28aが上方に位置してしまう。このために、
図3(d)に示すようにフィルター部材28の左右部位
において一体成形された把持部28f、28fの爪部が
容器の爪部26f、26fに対して係止できなくなる。
このようにして、フィルター部材28の誤挿入を防止し
て、ゴミGが下流に流出する事態を未然に防ぐように構
成されている。
【0034】また、図3(e)において、フィルターメ
ッシュ30は導管部26aの内径部内を送液される液体
中からの濾過を効率良く行なうために大きな濾過面積を
有している。
【0035】図4は、図2で述べたように所定液面レベ
ルL1、L2より高い位置において図3で説明したフィ
ルター容器26の3個分を縦方向に設けた様子を示した
正面図である。また、図5は図4のX−X線矢視断面図
である。
【0036】図4、5において既に説明済みの構成部品
については同様の符号を附して説明を割愛すると、基部
33は図1の写真処理装置1において正面側から操作可
能な位置に4個のネジを用いて筐体2に対して固定され
ることで、上記のようにフィルター容器26に対してフ
ィルター部材28の頭部28aを把持して上下方向に出
し入れできるように構成されている。
【0037】基部33には、縦方向に沿って3個所の孔
部33aが穿設されており、これらの孔部33aの下方
縁部にはガイド部材35が夫々固定されている。これら
のガイド部材35は容器移動部材34を矢印D1方向に
案内することでフィルター容器26の導管部が入り込む
ことで不動状態に保持された挿入位置と引き出し位置の
間で任意に出し入れできるようにしている。この出し入
れのために容器移動部材34には把持部を兼ねたフラン
ジ部34fが設けられており、図5に図示の位置で停止
するようにしている。この出し入れのときに、チューブ
24も前後方向に移動するのでチューブは可撓性を有す
るとともに、十分な長さを有しており基部33の開口部
33cから手前側に移動できるように容器26に夫々接
続されている。
【0038】次に、図5において、基部33の裏側に
は、副基部38が固定されており、この副基部33にお
いて軸体39廻りに回動部材37を設けている。この回
動部材37は、上記の基部33の孔部33aから表側に
突出した当接部37bが容器移動部材34を挿入位置に
移動することで、フィルター部材28の頭部28aへ当
接して矢印D2方向の図5に図示の正常位置に回動する
ように設けられている。また、図6の断面図の中間位置
で示されるようにフィルター部材28がフィルター容器
26に装填されていないとき、あるいは最上位置で示さ
れるように引き出されてフィルター部材28が手前側に
位置しているときに、自重で下方に回動するように軸体
39廻りに軸支されている。すなわち、図5に図示のよ
うに全てのフィルター部材28がフィルター容器26に
装填されているときに、初めて全ての回動部材37が図
5に図示の正常位置にあるように構成されている。
【0039】再度、図4と図7のフィルター装置の正面
図を参照して、基部33には上下位置に2個のスタッド
41が植設されており、これらのスタッド41に潜入す
る横穴部40cを穿設した操作部材40を把持部42を
把持して横方向に移動可能に設けている。また、操作部
材40には図7に図示されるように3個所の凹部40a
が立ち曲げ部に形成されており、これらの凹部40aが
回動部材37の当接部37bの側方から図4に図示のよ
うに潜入するように構成されている。
【0040】一方、操作部材40の裏面側にはマグネッ
ト45が固定されており、操作部材40の移動により基
部33の裏面に固定された近接スイッチ44をオンする
許可位置と、回動部材37の一つでも正常位置に回動さ
れていないときには図7の上段及び中段に図示のように
操作部材40を移動できないことから、近接スイッチ4
4をオフする不許可位置の検出を可能にしている。
【0041】この近接スイッチ44は上記の許可位置に
あるときに、ポンプによる送液を許可するように制御部
100への指示を行なう。
【0042】以上の構成により、写真処理装置において
水または現像液を所定液面レベルで貯めた複数のタンク
を設け、フィルター部材28を着脱可能に設けたフィル
ター容器26についても複数分を配設する場合に、個別
に着脱される全てのフィルター部材28がフィルター容
器26に正しくセットされていない状態ではポンプによ
る送液を確実に中止できるようになり、フィルター容器
26から水または現像液が溢れ出る事態発生を防止でき
るようになる。
【0043】図8は、円筒形状のフィルター部材28と
フィルター容器26の様子を示した図であって、(a)
は平面図、(b)は要部を破断して示した正面図、
(c)は(b)の右側面図である。
【0044】図8において、既に説明済みの構成部品に
ついては同様の符号を附して説明を割愛すると、上記の
フィルター部材28とフィルター容器26は平面形状で
あったが、図示のように円筒形状に形成されている。
【0045】このように構成することで濾過面積を大き
く設定できると同時に、誤挿入の虞がなくなり、フィル
ターメッシュ30の濾過能力が向上するのでゴミを除去
するための点検のインターバルを長くでき、フィルター
の交換も素早くできるようになる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルター容器に対してフィルター部材を着脱可能に設
けるときに、フィルター部材がセットされていない状態
でポンプによる送液を行なうことを防止でき、かつまた
比較的に簡単に構成できるフィルター装置を提供するこ
とができる。
【0047】加えて、フィルター部材がフィルター容器
の組を複数分設けるときに、全てのフィルター部材がフ
ィルター容器に装填されているときに、ポンプによる送
液を行なうことができるフィルター装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置1の全体構成の要部を示す正面図
である。
【図2】ポンプによりタンクから供給する様子を示した
外観斜視図である。
【図3】(a)〜(e)は、フィルター部材28とフィ
ルター容器26の各図を示し、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は(a)のA−A線矢視断面図、
(d)は右側面図、(e)は(a)のB−B線矢視断面
図である。
【図4】フィルター容器26の3個分を縦方向に設けた
様子を示した正面図である。
【図5】、
【図6】図4のX−X線矢視断面図である。
【図7】フィルター容器26の3個分を縦方向に設けた
様子を示した正面図である。
【図8】円筒形状のフィルター部材28とフィルター容
器26の様子を示し、(a)は平面図、(b)は要部を
破断して示した正面図、(c)は(b)の右側面図であ
る。
【符号の説明】
1 写真処理装置 2 筐体 22、23 タンク 24 チューブ 25 ポンプ 26 フィルター容器 28 フィルター部材 30 フィルターメッシュ 33 基部 34 容器移動部材 35 ガイド部材 37 回動部材 38 副基部 39 軸体 40 操作部材 44 近接スイッチ 45 マグネット G ゴミ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03D 3/02 F04B 21/06 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液中の異物を濾過するフィルター部材を
    着脱自在に内蔵した少なくとも1つのフィルター容器を
    設けたフィルター装置であって、 水または処理液を貯留したタンクに接続されるチューブ
    と、 前記チューブの途中個所に接続され送液を行なうポンプ
    と、 前記タンクの液面レベルより高い位置に配設される前記
    フィルター容器と、 前記フィルター容器に対して誤挿入を防止して着脱自在
    に内蔵される前記フィルター部材と、 液漏れ防止のためのシール部材と、 前記フィルター部材が前記フィルター容器に内蔵されて
    いる内蔵状態を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記内蔵状態が検出されたときに、
    前記ポンプによる送液を許可する制御手段とを具備する
    ことを特徴とするフィルター装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、 装置側の基部に対して複数の前記フィルター容器を固設
    して、個別に挿入位置と引き出し位置との間で略水平方
    向に移動する容器移動部材と、 前記フィルター部材が前記フィルター容器に正常に装填
    され、前記引出し位置から前記挿入位置に移動されると
    きに、前記フィルター部材への当接により正常位置に回
    動するように構成される回動部材と、 全ての前記回動部材が前記正常位置に回動されている状
    態で、前記回動部材に嵌合する許可位置と、前記回動部
    材の一つでも前記正常位置に回動されていないときには
    嵌合できない不許可位置と、の間で前記基部に移動可能
    に設けられる複数の凹部を有する操作部材と、 前記操作部材の許可位置と不許可位置とを検出する位置
    検出器とにより構成されることを特徴とする請求項1に
    記載のフィルター装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルター部材には、前記フィルタ
    ー部材の頭部を把持することで前記フィルター容器に対
    する係止状態を解除し、かつ把持解除により前記フィル
    ター容器側の係止部に対する係止状態に弾性変形する形
    状部が形成されたことを特徴とする請求項1または2に
    記載のフィルター装置。
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