JPH08146584A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH08146584A
JPH08146584A JP29161694A JP29161694A JPH08146584A JP H08146584 A JPH08146584 A JP H08146584A JP 29161694 A JP29161694 A JP 29161694A JP 29161694 A JP29161694 A JP 29161694A JP H08146584 A JPH08146584 A JP H08146584A
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JP
Japan
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photosensitive material
guide
photosensitive
processing
rack
Prior art date
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Application number
JP29161694A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Nomura
好喜 野村
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
Ken Kawada
研 河田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料の損傷を防止しつつ感光材料を搬送
する。 【構成】 クロスオーバーラック218は、ローラ22
6、228で構成される導入ローラ部と、ローラ23
0、232で構成される導出ローラ部とを備える。クロ
スオーバーラック218の下面をローラカバー240が
形成し、ローラカバー240の内のラック入口を形成す
る部分が、導入ローラ部へ案内するガイド242とさ
れ、ラック出口を形成する部分がガイド244とされ
る。ガイド242、244に、複数の凸状302Aを有
した案内部302がそれぞれ形成されている。ガイド2
42、244の印画紙34の感光面34A側の先端部分
が最初に当接して印画紙34を屈曲し始める部分に、滑
らかな表面とされたフラット部304が配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼付後の感光材料を搬
送する際にガイド材が感光材料と接して感光材料を案内
する感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサは、プリンタ部とプ
ロセッサ部とで構成されており、カットされてシート状
とされた感光材料である印画紙は、この内のプリンタ部
で露光されて焼き付けられ、焼付後、プロセッサ部で現
像、漂白定着、水洗の各処理が行われ、続いて、乾燥部
で乾燥が行われ、そして、ストック部に排出される。
【0003】現像、漂白定着、水洗の各処理は、現像
槽、漂白定着槽、水洗槽等の処理槽でそれぞれ行われ、
各処理槽には、処理液中に印画紙を搬送するための処理
ラックが設けられる。
【0004】この処理ラックの上部には、液中へ印画紙
を導入し、また、他の処理のために液中から印画紙を導
出するためのローラやガイド等で構成される液外搬送部
を処理液外に配置したクロスオーバーラックが設けられ
る。
【0005】このクロスオーバーラックの周辺の印画紙
の搬送経路においては、ガイド材に当接して印画紙が屈
曲されつつ搬送されるが、この際、印画紙の確実な搬送
を確保すべく、ガイド材の表面に複数の凸部を設けて、
ガイド材への印画紙の貼り付きを防止することが考えら
れる。
【0006】しかし、印画紙とガイド材の凸部との接触
に伴って、印画紙が凸部に強く当接した場合、印画紙の
感光面側に塗布されている乳剤が剥がれたり、印画紙自
体が部分的に剥がれたりする虞を有している。カラー印
画紙の処理では、この剥がれた部分が異なる色となって
現れ、品質が低下してしまう。そして、このような現象
は、シート状に切断された状態で搬送される印画紙で
は、写真プリントの各枚葉毎に生じることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、感光材料の損傷を防止しつつ感光材料を搬送し得
る感光材料処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の感光材
料処理装置は、シート状の感光材料を搬送する感光材料
の搬送経路に沿って配置され且つ感光材料を案内するガ
イド材と、感光材料に接して感光材料を案内する前記ガ
イド材の表面に形成され且つ複数の凸部を有した感光材
料案内部と、感光材料に接する前記ガイド材の表面の内
で感光材料の感光面の先端部分が最初に当接する部分に
対応して配置され且つ、滑らかな表面とされたフラット
部と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の感光材料処理装置は、シ
ート状の感光材料を処理する処理液が溜められる処理槽
の上部に設置され且つ感光材料を処理液中へ導入すると
共に処理液中から導出する液外搬送部を有するクロスオ
ーバラックと、感光材料の搬送経路に沿った前記クロス
オーバラックの部分に配置され且つ感光材料を案内する
ガイド材と、感光材料に接して感光材料を案内する前記
ガイド材の表面に形成され且つ複数の凸部を有した感光
材料案内部と、感光材料に接する前記ガイド材の表面の
内で感光材料の感光面の先端部分が最初に当接する部分
に対応して配置され且つ、滑らかな表面とされたフラッ
ト部と、を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に係る感光材料処理装置の作用を以下
に説明する。
【0011】複数の凸部を有するガイド材の感光材料案
内部がシート状の感光材料を案内する。但し、感光材料
に接して感光材料を案内するガイド材の表面の内で、感
光材料の感光面の先端部分が最初に当接する部分を、滑
らかな表面とされたフラット部とする。
【0012】従って、感光材料の感光面の先端部分が最
初に当接するガイド材の部分を滑らかとしたことから、
凸部に感光材料の感光面が強く当接することによって、
感光材料の感光面側に塗布されている乳剤が剥がれた
り、感光材料自体が部分的に剥がれたりする虞がなくな
る。
【0013】そしてこの後、感光材料は複数の凸部によ
り案内される為、ガイド材の表面に貼り付いたりするこ
となく、確実に搬送されることになる。
【0014】請求項2に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。本請求項によれば、請求項1と同様の
作用を奏するが、さらに、感光材料案内部及びフラット
部を有するガイド材がクロスオーバラックに形成されて
いる。この為、通常、複数の処理槽を有する感光材料処
理装置の各処理槽に対応してそれぞれ感光材料案内部及
びフラット部を設けようとした場合、クロスオーバラッ
クは同一の金型で容易に製造することができるので、低
コストでこれら処理槽にそれぞれ感光材料案内部及びフ
ラット部を配置することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る感光材料処理装置の一実
施例とされるプリンタプロセッサを図1乃至図5に基づ
き説明する。
【0016】図1に示すように、プリンタプロセッサ
は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを備え、図1
で左側がプリンタ部12とされ、右側がプロセッサ部1
4とされる。プリンタ部12では、プリンタプロセッサ
のケーシング16上の外側に光源18が設けられ、光源
18からは光軸を水平とする光(焼付光)が射出され
る。光軸(焼付光軸J)を水平として射出された光は、
C、M、Yの3組のフィルタよりなるCCフィルタ20
を通り、拡散筒22内で拡散されて屈曲され、垂直下方
へ向きを変えて照射される。垂直とされた光軸上におい
て、ケーシング16上面にはネガキャリヤ24が装着さ
れ、ケーシング16内には下方へ向けて順にレンズ系2
6、シャッタ28、焼付台30がそれぞれ設けられる。
【0017】焼付台30は上面が水平とされ、上面に沿
っては、図1で左方から右方へ向けて走行駆動される搬
送ベルト32が設けられ、焼付台30の搬送ベルト走行
始端側には、感光材料としての印画紙34を巻き取って
収容したペーパマガジン36が設けられる。印画紙34
は、ペーパマガジン36から送りだされた後に所定長さ
にカッタ38で切断されてシート状とされ、搬送ベルト
32上に載って焼付台30上の所定位置へ搬送される。
焼付台30の上面と、これに沿って走行する搬送ベルト
32とには、それぞれ多数の開孔が連通して形成されて
おり、焼付台30の内部を吸引ファン40で負圧とする
(吸引方向を矢印Hで示す)ことにより、印画紙34
を、焼付台30上の所定位置で、搬送ベルト32を介し
て焼付台30に吸引保持することが可能となっている。
【0018】ネガキャリヤ24にはネガフィルム42が
装填され、ネガフィルム42の画像を、焼付台30に吸
引保持された印画紙34へ焼き付けることが可能とな
る。
【0019】焼付台30の上側には、イーゼル装置44
が設けられていて、イーゼル装置44は、縁有画像を印
画紙34へ焼き付ける場合に印画紙34の周縁を覆うこ
とができる。
【0020】焼付を終了した印画紙34は、焼付台30
への吸引保持されながら、搬送ベルト32で搬送され、
焼付台30の搬送ベルト走行終端側に位置する一対のロ
ーラ46間を通過するのに伴い、水平方向から垂直方向
へ向きを変えて搬送ベルト32から離れ、プロセッサ部
14へ向かう。図1に、印画紙34の搬送路48を一点
鎖線で示す。
【0021】焼付台30からプロセッサ部14へ向かう
搬送路48には、これに対向して印字ヘッド50が設け
られ、焼付後の印画紙34へ印字を行うことができる。
【0022】プロセッサ部14では、現像槽52、漂白
定着槽54、そして4つの水洗槽56がプリンタ部12
側から順に隣接配置され、現像槽52には現像液が、漂
白定着槽54には漂白定着液が、水洗槽56には水洗水
がそれぞれ満たされるとともに、各処理槽内にはまた、
処理ラック58が設けられる。処理ラック58は、印画
紙34を処理液中にU字型に搬送する。この搬送過程に
おいて、印画紙34は現像槽52で現像処理され、漂白
定着槽54で漂白処理及び定着処理され、水洗槽56で
水洗処理される。
【0023】現像槽52、漂白定着槽54、水洗槽56
にはこれらとそれぞれ対応して補充タンク68が連通さ
れ、各槽への現像液、漂白定着液、水洗水の補充がなさ
れる。
【0024】各処理が終了した印画紙34は、プロセッ
サ部14の上部に位置する乾燥部70へ搬送される。乾
燥部70では、印画紙34は、チャンバ72から送風さ
れる熱風を下方(熱風の方向を矢印Iで示す)から受
け、網ベルト74の下側へ押し付けられるようにして網
ベルト74の走行により水平に搬送され、搬送されなが
ら乾燥処理される。
【0025】乾燥処理された印画紙34は、乾燥部70
の終端でU字型に折り返されて外部のストック部76へ
排出され、ストック部76で積み重ねられてストックさ
れる。
【0026】乾燥部70の終了端では搬送路48に、ス
トック部76へ到る本路78と切り換え可能に支路80
が設けられ、支路80は濃度計82へ到る。印画紙が現
像液の劣化を測定するためのものである場合には、印画
紙を乾燥部70からストック部76へ排出することなく
支路80に入れ、濃度計82によって測定が行われる。
【0027】なお、ネガフィルム42が35ミリフィル
ムのような場合には、レンズ系26の上側にプリズム
(ビームスプリッタ)102が設けられる。プリズム1
02は、ネガフィルム42を通過した光源からの光(焼
付光)をそのまま下方へ通過させてレンズ系26に照射
するとともに、焼付光の一部を測光用として図1で左方
へ照射する。測光光の測光軸Kは水平とされ、測光軸上
には、CCDを備えたセンサ(受光手段)104が設け
られ、センサは、測光光を受光してネガフィルム42の
濃度等を測定し、カラー及び濃度を補正し、焼付条件を
選定することが可能となる。
【0028】次に、処理槽に設けられる処理ラック及び
クロスオーバーラックについて詳説する。尚、ここで
は、現像槽52、漂白定着槽54、水洗槽56の各処理
槽のうちの漂白定着槽54に設けられる処理ラックにつ
いて、図2から図5に基づき、説明する。
【0029】図2に示すように、処理ラック58は、漂
白定着槽54の開放上部から上下方向に沿って挿入抜去
自在に漂白定着槽54内に設置され、例えば、上部にあ
るステー(図示を省略)によって垂下されるようにして
保持される。処理ラック58には、乳剤となる処理液中
に印画紙34をU字型に搬送(搬送路48を1点鎖線で
示す)するように、液中ローラとガイド板とが配置され
る。
【0030】液中ローラは、U字型の搬送路の底部に位
置して、2個のローラ202で印画紙34を挟持搬送す
るローラ部と、U字型の搬送路の中央部に位置すると共
に、搬送路の往路と帰路とに共通に寄与すべく中央ロー
ラ204を挟んで両側に2個のローラ206を有して、
印画紙34を挟持搬送する複数のローラ部とを備え、い
ずれも水平で平行に配設される。ガイド板は、液中と液
外との間に跨がって位置する一対の出入ガイド208
と、上記ローラ部間に位置する中間ガイド210とを備
える。
【0031】なお、処理ラック58の上部には、上記出
入ガイド208及び一対の外周側ガイド209を有した
ラックカバー350が配置されており、これら出入ガイ
ド208と外周側ガイド209との間に液中入口22
0、液外出口222がそれぞれ形成される。
【0032】そして、図示を省略するプロセッサ部14
内の駆動モータが回転駆動されると、図示しない歯車を
介して、液中ローラのうちの駆動ローラ側に駆動力が伝
達されて、液中ローラが回転される。
【0033】図2から図4に示すように、処理ラック5
8の上部には、合成樹脂製のクロスオーバーラック21
8が着脱自在に設けられる。クロスオーバーラック21
8は、一対のフランジ状片219が上端部に突出して形
成されつつ矩形箱状に形成され、クロスオーバラック2
18の側壁の内の相互に対向する側壁224間には、液
外ローラが掛け渡されて収容される。液外ローラは、2
個のローラ226、228で構成されて印画紙34を挟
持搬送する導入ローラ部と、2個のローラ230、23
2で構成されて印画紙34を挟持搬送する導出ローラ部
とを備え、いずれも、上記液中ローラと平行に配設され
る。
【0034】尚、これらローラ226、228、23
0、232は、図4に示すように、一対の側壁224に
それぞれ4か所ずつ形成される角孔224Aに挿入され
る図示しないブラケットにより回転可能に支持されて、
一対の側壁224間に配置されることになる。そして、
ローラ226、230が図示しない駆動機構を介して駆
動モータに回転されるように、駆動モータに接続されて
いる。
【0035】導入ローラ部は、上記液中入口220と対
向して位置し、導出ローラ部は、上記液外出口222と
対向して位置する。クロスオーバラック218の上部
は、液外ローラの上側を覆うローラカバー240で閉成
され、液外ローラの下側は、液中入口220、液外出口
222と連通すべく開放されている。
【0036】クロスオーバーラック218の側壁234
のうちの液外ローラの周面と対向する部分は、ローラカ
バー240の下側が開放されるように切除された構造と
され、この切除部分がラック入口236、ラック出口2
38とされる。
【0037】導入ローラ部、導出ローラ部のそれぞれを
構成するローラのうちの上側に位置するローラ226、
230が、駆動モータにより回転駆動されると、現像液
が表面に付着した状態の印画紙34がラック入口236
を通り、導入ローラ部で挟持搬送され、液外から液中入
口220を通って液中に導入される。液中の印画紙34
は、U字型に搬送された後、液中から漂白定着液が表面
に付着した状態で液外出口222を通って導出ローラ部
によって液外へ挟持搬送され、ラック出口238から排
出される。
【0038】クロスオーバーラック218のローラカバ
ー240の内のラック入口236を形成する部分が、印
画紙34を屈曲して導入ローラ部へ案内するガイド24
2とされ、ローラカバー240の内のラック出口238
を形成する部分が、印画紙34を導出ローラ部から屈曲
してラック出口238へ案内するガイド244とされ
る。これらガイド材であるガイド242、244及び、
上記ローラ226、228、230、232は、液外に
位置して印画紙34を搬送する液外搬送部を構成する。
【0039】ここで、図3から図5に示すように、ガイ
ド242、244には、それぞれ印画紙34の搬送方向
に沿って延びる複数の凸状302Aを有した波板状の感
光材料案内部となる案内部302が形成されている。
尚、図5に示すように、例えば、この複数の凸状302
AのピッチPは4mm程度であり、高さHは0.2mm程度
である。
【0040】さらに、このガイド242、244の印画
紙34の感光面34A側の先端部分が最初に当接して印
画紙34を屈曲し始める部分に、滑らかな表面とされた
フラット部304が配置されている。
【0041】そして、これら案内部302とフラット部
304との間には、これら相互に構造の異なる表面形状
の部分を旨く接合するように、滑らかにこれらを繋ぐぼ
かし部306が配置されている。
【0042】また、図3に示すように、搬送されて来る
シート状の印画紙34の感光面34A側と接して、印画
紙34を屈曲しつつ案内する出入ガイド208の表面に
も、案内部302、フラット部304及びぼかし部30
6が形成されている。
【0043】なお、漂白定着槽54に限らず、現像槽5
2、水洗槽56についても以上のことは同様である。こ
の為、現像槽52、水洗槽56に装着されるクロスオー
バーラック218のガイド242、244にも、案内部
302、フラット部304及びぼかし部306が当然に
形成されている。
【0044】次に、上記実施例の作用を説明する。プリ
ンタ部12で焼付露光されて搬送路48に沿って搬送さ
れて来たシート状の印画紙34は、プロセッサ部14内
の現像槽52、漂白定着槽54及び水洗槽56で、各処
理が成される。
【0045】この際、ガイド242、244及び出入ガ
イド208の複数の凸状302Aを有する案内部302
が印画紙34を案内する。但し、印画紙34に接して印
画紙34を案内するガイド242、244及び出入ガイ
ド208の表面の内で、印画紙34の感光面34Aの先
端部分が最初に当接する部分は、滑らかな表面とされた
フラット部304とされている。
【0046】ここで、この印画紙34の感光面34Aの
先端部分が最初に当接するガイド242、244及び出
入ガイド208の部分は、印画紙34が特に強く当たる
ことになる。従って、この部分を滑らかとしたことか
ら、凸状302Aに印画紙34の感光面34Aが強く当
接することによって、印画紙34の感光面34A側に塗
布されている現像液及び漂白定着液等の乳剤が剥がれた
り、印画紙34自体が部分的に剥がれたりする虞がなく
なる。
【0047】そしてこの後、印画紙34は複数の凸状3
02Aを有した案内部302により屈曲されつつ案内さ
れる為、ガイド242、244の表面に貼り付いたりす
ることなく、確実に搬送されることになる。
【0048】さらに、前述のように案内部302及びフ
ラット部304を有するガイド242、244がクロス
オーバラック218に形成されている。この為、通常、
複数の処理槽を有するプロセッサ部14の各処理槽に対
応してそれぞれ案内部302及びフラット部304を設
けようとした場合、クロスオーバラック218は同一の
金型で容易に射出成形等により製造することができるの
で、低コストでこれら処理槽にそれぞれ案内部302及
びフラット部304を配置することが可能となる。
【0049】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例では、プリンタプロセッサの
プロセッサ部について説明したが、プロセッサ部は、そ
のようなものに限定されず、例えば、プロセッサ部が独
立して設けられているものでもよい。また、感光材料
は、印画紙に限定されず、ネガフィルム等であってもよ
いものである。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の感光材
料処理装置では、感光材料の損傷を防止しつつ感光材料
を搬送し得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光材料処理装置の一実施例とさ
れるプリンタプロセッサの概略図である。
【図2】処理槽内に配置された処理ラックを示す縦断面
図である。
【図3】本発明に係る感光材料処理装置の一実施例とさ
れるプリンタプロセッサのプロセッサ部の要部拡大図で
ある。
【図4】本実施例に採用されるクロスオーバーラックの
分解斜視図である。
【図5】本実施例に採用されるクロスオーバーラックの
案内部を凸状と交差する面で切断した拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
34 印画紙(感光材料) 52 現像槽(処理槽) 54 漂白定着槽(処理槽) 56 水洗槽(処理槽) 58 処理ラック 208 出入ガイド(ガイド材) 218 クロスオーバーラック 242、244 ガイド(ガイド材) 302 案内部(感光材料案内部) 304 フラット部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の感光材料を搬送する感光材料
    の搬送経路に沿って配置され且つ感光材料を案内するガ
    イド材と、 感光材料に接して感光材料を案内する前記ガイド材の表
    面に形成され且つ複数の凸部を有した感光材料案内部
    と、 感光材料に接する前記ガイド材の表面の内で感光材料の
    感光面の先端部分が最初に当接する部分に対応して配置
    され且つ、滑らかな表面とされたフラット部と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 シート状の感光材料を処理する処理液が
    溜められる処理槽の上部に設置され且つ感光材料を処理
    液中へ導入すると共に処理液中から導出する液外搬送部
    を有するクロスオーバラックと、 感光材料の搬送経路に沿った前記クロスオーバラックの
    部分に配置され且つ感光材料を案内するガイド材と、 感光材料に接して感光材料を案内する前記ガイド材の表
    面に形成され且つ複数の凸部を有した感光材料案内部
    と、 感光材料に接する前記ガイド材の表面の内で感光材料の
    感光面の先端部分が最初に当接する部分に対応して配置
    され且つ、滑らかな表面とされたフラット部と、 を有することを特徴とする感光材料処理装置。
JP29161694A 1994-11-25 1994-11-25 感光材料処理装置 Pending JPH08146584A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330588A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330588A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置

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