JP3497266B2 - 写真プリンタの集積装置 - Google Patents

写真プリンタの集積装置

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JP3497266B2
JP3497266B2 JP04044195A JP4044195A JP3497266B2 JP 3497266 B2 JP3497266 B2 JP 3497266B2 JP 04044195 A JP04044195 A JP 04044195A JP 4044195 A JP4044195 A JP 4044195A JP 3497266 B2 JP3497266 B2 JP 3497266B2
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克彦 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数列に振り分けられ
て搬送される感光材料を集積する写真プリンタの集積装
置に関し、例えば、プリンタとプロセッサとを組み合わ
せたプリンタプロセッサ等にも採用できるものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサは所謂ミニラボと称
されDPE店等に設置されている。このプリンタプロセ
ッサは、ネガフィルムに記録された画像を印画紙へ焼付
露光するプリンタ部と、焼付露光処理された印画紙を現
像処理するプロセッサ部とが一体とされる構造となって
いる。この為、長尺状の印画紙をプリンタプロセッサに
セットするのみで、自動的にこの印画紙を切断し、切断
された印画紙をプリンタ部及びプロセッサ部内を搬送し
処理できる。このプリンタプロセッサのプリンタ部で
は、ネガフィルムの画像を選択された一定の大きさに拡
大して印画紙に焼付けるようになっており、画像が焼付
けられた印画紙が順次プロセッサ部へ搬送されて現像さ
れ、写真プリントとして仕上げられる。
【0003】ところで、印画紙は、プロセッサ部内で通
常一列に並べられて搬送されつつ処理される。しかし、
幅の狭い印画紙から広い印画紙まで処理可能なプリンタ
プロセッサで、小さいサイズの印画紙を焼付露光処理及
び現像処理するために搬送する場合、一列に並べて搬送
するのでは、プリンタプロセッサの処理能力に対して、
処理可能な印画紙の数量が少なく、低効率なものとな
る。
【0004】そこで、小さいサイズの印画紙を搬送する
場合、特に処理の為に各処理槽内に印画紙を所定時間漬
ける必要を有するプロセッサ部内を2列以上の複数列に
並べて搬送し、処理能力を向上することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、処理されて写
真プリントとして仕上げられた印画紙は、露光された順
に集積する必要があるものの、印画紙を複数列並べて搬
送すると、最終工程である乾燥部から印画紙が複数列並
んだ状態で出てくることになり、これらを単に集積した
のでは、露光された順に集積することができない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、複数列に振り
分けられて搬送される感光材料を露光順に集積する写真
プリンタの集積装置を得ることを目的とする。
【0007】
【0008】請求項による写真プリンタの集積装置
は、露光後に複数列に振り分けられてそれぞれ搬送され
つつ処理される複数の感光材料を集積する写真プリンタ
の集積装置であって、複数の感光材料を複数列に振り分
ける際にそれぞれの感光材料をいつ何れの列へ振り分け
たかの振り分け情報を記憶する記憶装置と、感光材料を
搬送しつつ処理する写真プリンタの出口部分に振り分け
られた複数列にそれぞれ対応して設けられ且つ、前記記
憶装置よりの振り分け情報を利用して露光順に感光材料
が集積されるように動作が制御される整列手段と、を有
し、振り分け情報として、振り分けられた感光材料の大
きさが含まれたことを特徴とする。
【0009】請求項2による写真プリンタの集積装置
は、露光後に複数列に振り分けられてそれぞれ搬送され
つつ処理される複数の感光材料を集積する写真プリンタ
の集積装置であって、複数の感光材料を複数列に振り分
ける際にそれぞれの感光材料をいつ何れの列へ振り分け
たかの振り分け情報を記憶する記憶装置と、感光材料を
搬送しつつ処理する写真プリンタの出口部分に振り分け
られた複数列にそれぞれ対応して設けられ且つ、前記記
憶装置よりの振り分け情報を利用して露光順に感光材料
が集積されるように動作が制御される整列手段と、を有
、前記整列手段が、写真プリンタの出口部分に振り分
けられた複数列にそれぞれ対応して開閉可能に設けられ
且つ前記記憶装置よりの振り分け情報を利用して露光順
に感光材料が集積されるように開閉が制御される複数の
ゲートと、されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に係る写真プリンタの集積装置の作用
を以下に説明する。
【0011】露光後の感光材料をそれぞれ搬送しつつ処
理するのに伴い感光材料が複数列に振り分けられる。こ
の振り分けに際して、それぞれの感光材料をいつ何れの
列へ振り分けたかの振り分け情報を記憶装置が記憶す
る。
【0012】また、振り分けられた複数列にそれぞれ対
応して写真プリンタの出口部分に設けられた整列手段の
動作が、振り分け情報を利用して制御され、露光順に感
光材料が集積されるように整列手段が動作する。
【0013】従って、感光材料を複数列並べて搬送する
と、写真プリンタの出口部分から処理済の感光材料が複
数列並んだ状態で出てくるものの、感光材料の振り分け
情報に基づいて動作が制御される整列手段によって、こ
れを露光順に集積することができる。
【0014】また、振り分けられた感光材料の大きさも
振り分け情報に含めて記憶装置で把握しているので、相
互に異なる大きさの感光材料が複数列に煩雑に並んで搬
送されてきても、露光順に感光材料が集積されるように
整列手段が問題なく動作する。
【0015】請求項に係る写真プリンタの集積装置の
作用を以下に説明する。本請求項も、請求項1と同様の
作用を奏するが、整列手段が開閉可能に設けられて開閉
がそれぞれ制御される複数のゲートとされているので、
写真プリンタの出口部分から処理済の感光材料が複数列
並んだ状態で出てきた時に、感光材料の振り分け情報に
基づいて開閉が制御されるゲートによって、これを露光
順に集積することができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る写真プリンタの集積装置の第1
実施例が採用されたプリンタプロセッサを図1から図5
に示し、これらの図に基づき本実施例を説明する。
【0017】図1には本発明の実施例に係る写真プリン
タであるプリンタプロセッサ10の概略が示されてい
る。このプリンタプロセッサ10のプリンタ部を構成す
る写真焼付部12は、印画紙Pが収納されたペーパマガ
ジン14を装填できるような構造となっている。
【0018】このペーパマガジン14の図1上、左上側
には、印画紙Pの先端部付近が巻き掛けられる駆動ロー
ラ16が回転自在に支持されており、写真焼付部12内
の図示しないモータの駆動力をこの駆動ローラ16が受
けて回転する。また、駆動ローラ16に対向した位置に
は、印画紙Pを介して一対のニップローラ18が配置さ
れている。
【0019】他方、写真焼付部12内には、モータ20
により作動するカッタ22が設置されており、ペーパマ
ガジン14から出て来た印画紙Pをこのカッタ22が即
座に切断することになる。
【0020】図1上、カッタ22に対して右側である印
画紙Pの搬送方向下流側には、支持台46が配置されて
いる。この支持台46とカッタ22との間には、無端ベ
ルト44が巻き掛けられる巻掛ローラ52が配置されて
いる。また、この巻掛ローラ52の上側には、巻掛ロー
ラ52との間で無端ベルト44を挟持するニップローラ
54が配置されている。
【0021】この支持台46に対して印画紙Pの搬送方
向下流側には、無端ベルト44が巻き掛けられる案内ロ
ーラ56及び押さえローラ58が配置されている。
【0022】さらに、無端ベルト44は、案内ローラ5
6の下側でテンションローラ62へ巻き掛けられてお
り、案内ローラ56が図示しないモータの駆動力によっ
て駆動回転されて、無端ベルト44を図1上、時計回転
方向に回転させる。
【0023】一方、無端ベルト44にはその全域に亘っ
て多数の小孔(図示せず)が形成されており、この無端
ベルト44の一部が載置される支持台46の上面には、
無端ベルト44の小孔に対応して多数の孔部(図示せ
ず)が形成されている。さらに、連通ダクト66がこの
支持台46に接続されている。この連通ダクト66は、
吸引ファン68が設けられたファンボックス70へと接
続されている。
【0024】他方、支持台46上を移動する無端ベルト
44の上部には、縁有画像を印画紙P上に焼き付ける為
のイーゼル装置64が設けられている。
【0025】また、プリンタプロセッサ10の外枠をケ
ーシング10Aが構成するが、特に写真焼付部12の上
面部分は作業テーブル11によって形成されており、こ
の作業テーブル11上に光源26が設置されている。
【0026】この光源26の図上、左側にはC、M、Y
の3組のフィルタから構成されるCCフィルタ24を挟
んで、拡散ボックス28が配置されており、この拡散ボ
ックス28が光源26からの光を拡散する。この拡散ボ
ックス28の射出側は、作業テーブル11上に配置され
ているネガキャリア30上のネガフィルムNと対向して
いる。
【0027】以上より、光源26が発生する光線は、C
Cフィルタ24を透過した後、拡散ボックス28により
拡散されて、ネガキャリア30上のネガフィルムNを透
過することになる。
【0028】一方、図1に示すように、ネガキャリア3
0の直下の写真焼付部12内には、前記光線の光軸線S
上にそれぞれ配置されるようにプリズム36及びズーム
レンズ38が取り付けられている。
【0029】従って、ネガフィルムNを透過して露光光
線となった光線は、プリズム36を通過した後、さらに
拡大倍率を変更可能なズームレンズ38を通過してイー
ゼル装置64の下に位置する印画紙P上に、ネガフィル
ムNの画像を結像させる。
【0030】また、写真焼付部12内には、ネガフィル
ムNの濃度を測定する濃度測定器40が配置されてお
り、プリズム36により水平方向に屈曲された光線がこ
の濃度測定器40に送られるようになっている。
【0031】さらに、ズームレンズ38とイーゼル装置
64の間の光路には、CCフィルタ24で色と強度が調
光されネガフィルムNを透過した光を、所定時間の間焼
付露光するブラックシャッタ41が設けられている。
【0032】以上のような構造に写真焼付部12がなっ
ている為、ペーパマガジン14から送り出された印画紙
Pは、カッタ22で所望長さに切断された後に、無端ベ
ルト44に乗せられて露光光線の光軸線S上の位置であ
る画像焼付位置へと搬送される。そして、光源26側か
らの露光光線がプリズム36及びズームレンズ38等を
介して印画紙Pに到達し、ブラックシャッタ41が所定
時間開くことにより、ネガフィルムNに記録された画像
が印画紙P上に焼き付けられ、この画像が焼き付けられ
た部分が画像部分となる。
【0033】この際、支持台46内の空気は、吸引ファ
ン68で吸引されて外部へ吹き出されるので、印画紙P
が矢印Aで示すように、無端ベルト44へ吸引される。
この為、印画紙Pが単に無端ベルト44に乗せられるだ
けでなく、無端ベルト44側に吸引されるので、印画紙
Pが、確実に無端ベルト44により搬送されると共に、
画像焼付位置上で水平状態に配置されることになる。
【0034】さらに、画像の焼付けが終了した印画紙P
は、案内ローラ56と押さえローラ58との間に挟持さ
れて、その搬送方向が水平方向から垂直方向へと変更さ
れて垂直方向に送り出される。この後、印画紙Pの搬送
経路を表す経路Kで示されように、印画紙Pは、複数対
のローラによって構成される搬送路60を介して、現
像、漂白定着、水洗及び乾燥の各処理を行うプロセッサ
部72へ搬送される。
【0035】以上でネガフィルムNの画像1コマ分の焼
付露光処理が終了する。これを繰り返すことにより、焼
付露光処理された印画紙Pが順次プロセッサ部72に搬
送される。
【0036】この際、この搬送路60上には、印画紙P
を2列に振り分けて配列する振り分け装置110が配置
されていて、この振り分け装置110が搬送路60上を
搬送されてくる印画紙Pを2列の内のいずれかの列に順
次配列して、プロセッサ部72側に搬送する。この結
果、1列でプロセッサ部72内を搬送するよりも高効率
で印画紙Pを搬送可能となる。但し、幅の広い印画紙P
が搬送される場合、当然に1列で搬送されることにな
る。
【0037】また、この振り分け装置110はコントロ
ーラ112に繋がれていて、このコントローラ112に
より動作が制御されて印画紙Pの最適な振り分けを可能
とする。さらに、このコントローラ112は、印画紙P
を複数列に振り分ける際に、それぞれの印画紙Pの大き
さの情報及び印画紙Pをいつ何れの列へ振り分けたかの
情報からなる振り分け情報を露光順にコントローラ11
2内のメモリで記憶する。この為、例えば、相互に大き
さの異なる標準サイズとパノラマサイズとの間の印画紙
Pの大きさの相違等の焼付露光条件をも含めてコントロ
ーラ112内で記憶することが可能となる。従って、こ
のコントローラ112が記憶装置となる。
【0038】一方、このプロセッサ部72の内の現像槽
74には現像液が溜められていて、印画紙Pをこの現像
液に浸して現像処理を行う。現像処理された印画紙Pは
現像槽74と隣接する漂白定着槽76へ搬送される。漂
白定着槽76には漂白定着液が溜められていて、印画紙
Pをこの漂白定着液に浸して漂白処理及び定着処理を行
う。定着処理された印画紙Pは、漂白定着槽76に隣接
すると共にそれぞれ水洗水が溜められた複数の水洗槽か
らなる水洗部78へ搬送され、印画紙Pを水洗槽内の水
洗水に浸して水洗処理を行う。
【0039】水洗処理された印画紙Pは水洗部78の上
部に位置する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は、
印画紙Pの搬送経路の下側に配置されたチャンバ82側
より矢印B方向に沿って送風される熱風に印画紙Pをさ
らして、印画紙Pを乾燥させる。
【0040】乾燥部80に対して印画紙Pの搬送方向下
流側には複数対のローラ86によって構成されて印画紙
Pを2列にして搬送する搬送路84が配設されており、
乾燥処理が終了して乾燥部80から排出された印画紙P
は、これら複数対のローラ86にそれぞれ挟持されてプ
ロセッサ部72の出口部分よりプリンタプロセッサ10
の外部へ排出される。
【0041】また、図2から図4に示すように、搬送路
84の最後端に隣合い且つ搬送路84より一段低い位置
には、印画紙Pを搬送路84の搬送方向と直交する方向
に搬送するためのコンベア装置136が配置されてお
り、コンベア装置136のベルト136Aが矢印C方向
に回転して、1本のネガフィルムN毎に印画紙Pをまと
めて集積するためのソータ138側に、印画紙Pが順次
搬送されるようになっている。
【0042】この搬送路84の内の図2上、上側寄りの
最後端に対向し且つコンベア装置136の上部の位置に
は、板状に形成されるゲート126が取付けられてい
る。同じく、搬送路84の内の図2上、下側寄りの最後
端に対向し且つコンベア装置136の上部の位置には、
板状に形成されるゲート128が取付けられている。
【0043】整列手段であるこれらゲート126、12
8は、それぞれガイド材144、146に案内されると
共に、図3上、それぞれ上下に並ぶ二対のローラ14
0、142により挟持されている。これらローラ14
0、142の内の上側のローラ140、142の一端側
は、それぞれモータ130、132に連結されており、
これらモータ130、132の駆動回転でローラ14
0、142が回転されて、ゲート126、128が右方
向に移動することで、これらゲート126、128がそ
れぞれ開閉される。例えば、図4に示すように、モータ
132の回転によってゲート128が右方向に移動し
て、ゲート128が開閉される。また、ゲート126、
128の図3上、上側であってガイド材144、146
の間には、ストッパ材148が配置されている。
【0044】そして、これらのモータ130、132は
コントローラ112と接続されていて、コントローラ1
12がモータ130、132の回転を制御するので、ゲ
ート126、128の開閉がコントローラ112により
制御されることとなる。
【0045】つまり、印画紙Pがこれらゲート126及
びゲート128に乗った状態でゲート126及びゲート
128がそれぞれコントローラ112により制御されつ
つ開放されると、開放されたゲート126、128上の
印画紙Pがストッパ材148に突き当たってコンベア装
置136のベルト136A上に落下し、この落下した印
画紙Pがコンベア装置136によりソータ138側に搬
送される。
【0046】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
振り分け装置110が搬送路60上で印画紙Pを2列に
配列するが、この際、搬送路60上を搬送されてくる印
画紙Pの大きさ及び印画紙Pをいつ何れの列へ振り分け
たかの振り分け情報をコントローラ112内のメモリで
記憶する。
【0047】従って、露光順に印画紙Pの大きさ及び印
画紙Pをいつ何れの列へ振り分けたかがコントローラ1
12内のメモリで記憶されているので、コントローラ1
12により、図2に示すような印画紙Pの露光順序及び
配列が把握されているだけでなく、振り分けられた時か
らの経過時間が把握されることになる。尚、ここでP
1,P2,P3,P4,P5,P6・・・は、印画紙P
の露光順を表す。
【0048】図2に示すように印画紙Pが、プロセッサ
部72の出口部分の近傍まで2列に配列されて並んで搬
送されてきた場合、まず、予め設定されている印画紙P
の搬送速度から、ゲート128上に印画紙P1が乗った
と推定される時に、図2の二点鎖線で示すようにゲート
128を開き、印画紙P1の排出後に即座に閉じる。同
じくゲート126上に印画紙P2が乗ったと推定される
時に二点鎖線で示すようにゲート126を開き、印画紙
P2の排出後に即座に閉じる。
【0049】さらに、印画紙P3,P4,P5,P6も
同様に続けてゲート126、128より排出され、順次
コンベア装置136に乗ることになる。
【0050】この際、他の印画紙Pと異なり、印画紙P
2は長手方向の長さが標準サイズの2倍の長さを有する
所謂パノラマサイズであるが、印画紙Pの大きさも振り
分け情報として、コントローラ112により把握されて
いるので、ゲート126、128の開閉タイミングを誤
ることがない。
【0051】すなわち、印画紙Pを振り分ける際に、印
画紙Pの大きさの情報及びそれぞれの印画紙Pをいつ何
れの列へ振り分けたかの情報からなる振り分け情報をコ
ントローラ112が把握しているので、開閉動作をコン
トローラ112に制御されるゲート126、128がこ
の振り分け情報を利用して順次開閉されて、印画紙Pが
順次コンベア装置136に排出される。そして、これを
繰り返していけば、印画紙Pは露光順にコンベア装置1
36でソータ138側に搬送され、ソータ138上にお
いて、露光順に並べられる。
【0052】以上より、印画紙Pを複数列並べて搬送す
ると、プロセッサ部72の出口部分から処理済の印画紙
Pが複数列並んだ状態で出てくるものの、振り分けられ
た複数列にそれぞれ対応して設けられたゲート126、
128が、印画紙Pの振り分け情報に基づいて開閉が制
御されて、これを露光順に集積することができる。
【0053】そして、印画紙Pの大きさの情報も振り分
け情報に含まれてコントローラ112で把握されている
ので、相互に異なる大きさの印画紙Pが複数列に煩雑に
並んで搬送されてきても、露光順に印画紙Pが集積され
るようにゲート126、128が問題なく開閉動作をす
る。
【0054】一方、例えば印画紙P3、P4が逆になっ
て、図5に示すように印画紙Pが並んで搬送されてきた
場合、ゲート126、128を開くタイミングは、印画
紙P4より印画紙P3をコンベア装置136上に先に落
とす必要から、ゲート126が先となり、ゲート128
が後になる。
【0055】この場合、コントローラ112によりモー
タ130、132の回転のタイミングが制御されて、ゲ
ート128は、印画紙P4が乗ったと推定された時に即
座に開かず、印画紙P3がゲート126上に乗り、この
ゲート126の開閉により排出された後に、コントロー
ラ112がゲート128を開閉して印画紙P4を排出す
ることにする。
【0056】この結果、印画紙P3、P4が逆になって
搬送されてきた場合でも、印画紙P3を印画紙P4より
先にコンベア装置136側に排出でき、印画紙Pを露光
順に集積することができるようになる。
【0057】以上のように、本実施例によれば、必ずし
も露光順に印画紙Pが並んで無くとも、また、印画紙P
の長さが複数種類あっても、振り分け情報を基に印画紙
Pを露光順に集積することができる。
【0058】他方、振り分け装置110での振り分け
後、プロセッサ部72の出口部分まで印画紙Pを搬送し
た場合、印画紙Pの搬送距離及び搬送速度が明確であっ
ても、予想されるゲートへの到達時間に対して実際のゲ
ートへの到達時間は、搬送ローラの外径のばらつき等に
よる搬送速度の誤差などによって、ずれることが考えら
れる。この為、計測や実験を行って、予めこの全誤差を
把握することにより、対処する必要が生じる。
【0059】ここで、この誤差の時間を±α秒とし、印
画紙Pの搬送速度をVmm/秒とすると、以下のようにな
る。
【0060】まず、それぞれのゲート126、128
を、誤差の時間を考慮しない(印画紙がゲート上に落ち
る)正規のタイミングに対して、少なくともα秒早く開
放すると共に、α秒遅く閉じる必要が生じる。従って、
α<T1 で規定されるT1 秒を設定し、誤差を見込まな
い正規のタイミングを中心として±T1 秒の間だけ、ゲ
ート126、128を開いておく時間(以下、ゲート開
放時間という)を長く設定することにする。
【0061】以上より、搬送の際に誤差があっても、そ
の誤差が±α秒内であるので、ゲート開放時間内に必ず
コンベア装置136側に印画紙Pを排出できることにな
る。
【0062】また、T1 <(A/2V)の式より算出さ
れる距離Ammを図2及び図5に示すように、印画紙P相
互間の間隔とすることで、ゲート126、128それぞ
れに印画紙Pが遅れて乗っても、次に搬送されてくる印
画紙Pが一緒にゲート126、128より排出されるこ
とはない。
【0063】すなわち、距離Ammは、搬送の際の誤差に
よって考えれる最大の誤差距離である2αV(mm)より
長い距離に設定されることになるので、確実に各印画紙
Pが各ゲート126、128より排出されることにな
る。
【0064】尚、第1実施例では、印画紙Pの大きさも
情報として利用したが、この情報は必ずじも必要としな
い。
【0065】次に、図2に従って、印画紙Pの大きさ情
報を使用しない方法を説明する。例えば、印画紙Pをい
つ振り分けたかの情報を印画紙Pの搬送先端部がプロセ
ッサ部72に入るタイミングだとする。すると前記説明
で述べたように、印画紙Pがプロセッサ部72に入り始
めるタイミングからソータ部へ出て来るタイミングが予
想できる。よって、図2の印画紙P2の大きさが分から
なくとも、印画紙P4がソータ部へ出て来るタイミング
は予想できることになる。
【0066】つまり、ゲート126は印画紙P2をコン
ベア装置136に落とした後、閉じる必要はなく、印画
紙P4が到着する寸前のタイミングまで開いておけば良
い。もちろん、誤差は前述のように考慮する必要があ
る。例えば、もし印画紙P4ががない場合、印画紙P2
の後、少し離れて印画紙P6が搬送されてくる事になる
が、印画紙P2がコンベア装置136上にゲート126
から落ちた後も、印画紙P6が到着する寸前までゲート
126は開いたままにしておけば良い。
【0067】こうすれば、印画紙Pの大きさの情報がな
くともソートすることが可能である。
【0068】本発明に係る写真プリンタの集積装置の第
2実施例を図6に示し、これらの図に基づき本実施例を
説明する。尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材
には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0069】第1実施例では、ゲート126、128に
より印画紙Pを集積していたが、本実施例では、整列手
段としてローラ群及びガイド板を用いた例を示す。
【0070】図6に示すように、搬送路84の最後端に
隣接して第1ローラ群162及び第2ローラ群164の
二つのローラ群がローラ台168に配置されており、こ
れらローラ群は、それぞれ単独で印画紙Pを搬送可能と
されている。また、これらローラ群162、164の搬
送方向下流側のローラ台168の部分には、一定回転数
で回転して一定の速度で印画紙Pを搬送し得る第3ロー
ラ群166が配置される。
【0071】そして、これら第1ローラ群162、第2
ローラ群164及び第3ローラ群166は、個々に図示
しないモータにより駆動回転されるようになっており、
このモータの駆動回転を図1に示すコントローラ112
が制御するようになっている。
【0072】また、印画紙Pを第3ローラ群166の中
央部に寄せる為の一対のガイド板170A、170B
が、搬送経路の外側より搬送方向下流側寄りに向かって
延びるようにローラ台168に設置されている。尚、こ
れら一対のガイド板170A、170Bの基端側はそれ
ぞれ図示しないモータに回動可能に支持されており、コ
ントローラ112の制御によりこのモータが回転して一
対のガイド板170A、170Bが二点鎖線の位置まで
開放可能とされている。
【0073】従って、印画紙P1と印画紙P2とが図に
示すように、プロセッサ部72の出口部分から並んで出
てきた場合、まず、第2ローラ群164のみを駆動回転
して、印画紙P1をソータ138に送る。
【0074】この時、ガイド板170A、170Bで印
画紙Pの幅方向を規制しているので、第3ローラ群16
6に印画紙P1が乗った段階で、ガイド板170Bが印
画紙P1を中央に寄せることができる。
【0075】次に、第1ローラ群162のみを駆動し
て、印画紙P2をソータ138に送る。この時も、第3
ローラ群166に印画紙P2が乗った段階で、ガイド板
170Aが印画紙P2を中央に寄せることができる。
【0076】これを繰り返すことにより、印画紙Pを露
光順にソータ138に集積することが可能となる。すな
わち、本実施例では、ゲートの替わりにローラの速度を
変えることで送り出し順序を付けて集積することにな
る。
【0077】尚、本実施例において、印画紙Pを個々に
搬送する為、第1ローラ群162及び第2ローラ群16
4の二つのローラ群を用いたが、単一のローラとして高
速でこのローラを回転して印画紙Pを搬送してもよい。
さらに、本実施例で幅の広い印画紙Pを搬送する場合、
コントローラ112が一対のガイド板170A、170
Bを二点鎖線の位置まで開放することにより、印画紙P
を問題なく搬送することができるようになる。
【0078】また、上記第1実施例において、ゲートは
3枚以上の複数としても良く、また、ゲートの構造も板
状のものに限定されず、他の構造のものであっても良
い。さらに、上記第1実施例によれば、幅の広い大型の
印画紙が搬送された場合でも、ゲートを全て開けば問題
なくコンベア装置側に排出することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真プリ
ンタの集積装置は、複数列に振り分けられて搬送される
感光材料が露光順に集積されるという優れた効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が採用されたプリンタプロセッ
サを示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る写真プリンタの集積
装置の要部を示す拡大平面図である。
【図3】図2の3−3矢視線図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る写真プリンタの集積
装置の要部を示す拡大平面図であって、一方のゲートが
開放された状態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る写真プリンタの集積
装置の要部を示す拡大平面図であって、印画紙の搬送順
序が図2と異なる場合を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る写真プリンタの集積
装置の要部を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(写真プリンタ) 112 コントローラ(記憶装置) 126 ゲート 128 ゲート 162 ローラ群 164 ローラ群 170A ガイド板 170B ガイド板 P 印画紙(感光材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/00 - 17/00 G03B 27/00 - 27/80 B65H 29/34 B65H 29/58 B65H 29/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光後に複数列に振り分けられてそれぞ
    れ搬送されつつ処理される複数の感光材料を集積する写
    真プリンタの集積装置であって、 複数の感光材料を複数列に振り分ける際にそれぞれの感
    光材料をいつ何れの列へ振り分けたかの振り分け情報を
    記憶する記憶装置と、 感光材料を搬送しつつ処理する写真プリンタの出口部分
    に振り分けられた複数列にそれぞれ対応して設けられ且
    つ、前記記憶装置よりの振り分け情報を利用して露光順
    に感光材料が集積されるように動作が制御される整列手
    段と、を有し振り分け情報として、振り分けられた感光材料の大きさ
    が含まれたことを特徴する 写真プリンタの集積装置。
  2. 【請求項2】 露光後に複数列に振り分けられてそれぞ
    れ搬送されつつ処理される複数の感光材料を集積する写
    真プリンタの集積装置であって、 複数の感光材料を複数列に振り分ける際にそれぞれの感
    光材料をいつ何れの列へ振り分けたかの振り分け情報を
    記憶する記憶装置と、 感光材料を搬送しつつ処理する写真プリンタの出口部分
    に振り分けられた複数列にそれぞれ対応して設けられ且
    つ、前記記憶装置よりの振り分け情報を利用して露光順
    に感光材料が集積されるように動作が制御される整列手
    段と、を有し前記整列手段が、写真プリンタの出口部分に振り分けら
    れた複数列にそれぞれ対応して開閉可能に設けられ且つ
    前記記憶装置よりの振り分け情報を利用して露光順に感
    光材料が集積されるように開閉が制御される複数のゲー
    トと、されたことを特徴する 写真プリンタの集積装置。
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