JP3617683B2 - 記録媒体の処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、記録媒体の処理装置に係り、記録媒体を複数列に振り分けて並列搬送処理する記録媒体の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像を焼き付けた感光材料(印画紙)を画像駒毎に切断し、切断した感光材料を複数列に分配して並列に現像処理することにより、処理能力を増大する方法が特開昭60−23343号に提案されている。
【0003】
この方法によれば、狭幅感光材料の処理能力を上げ、かつ、広幅感光材料まで処理可能になるという利点が生まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この処理装置では、現像処理された印画紙をソーターへ駒番号順に集積させるために、現像処理部の後に各々の印画紙の排出タイミングをとるゲートを設けており搬送系の機構が複雑化している。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、搬送系の構造の簡略化につながる記録媒体の処理方法を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、第1の記録媒体に記録された画像情報を記録手段で所定の順番で第2の記録媒体に記録し、画像情報の記録された第2の記録媒体を往復移動する振分手段で複数列に振り分け、振り分けた第2の記録媒体を搬送処理装置で並列に搬送しながら所定の処理を行う記録媒体の処理方法であって第1の記録媒体から得た画像のアスペクト比、又は指定されたアスペクト比に基づき第2の記録媒体の搬送方向の長さを演算し、その演算結果から同一オーダー内における第2の記録媒体の全搬送長が最短となり、かつ並列搬送状態での複数列間における第2の記録媒体の搬送方向後端の順序が第1の記録媒体に記録された画像情報順と一致するように画像の記録順序、及び振分列の少なくとも一方を変更する、ことを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録媒体の処理方法において、第2の記録媒体を複数列に振り分けて並列搬送する搬送パターンを記憶しておき、記憶した搬送パターンを基にして、搬送処理装置から排出される第2の記録媒体を排出方向と交差する方向に沿って往復移動する集積手段の所定位置で順次集積する、ことを特徴としている。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の記録媒体の処理方法において、第2の記録媒体を複数オーダー処理する際には、オーダー間で集積手段を所定の一方向に、第2の記録媒体の集積手段の移動方向に沿った方向の幅W以上移動することを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1に記載の発明では、第1の記録媒体から得た画像のアスペクト比、又は指定されたアスペクト比に基づき第2の記録媒体の搬送方向の長さを演算し、その演算結果から同一オーダー内における第2の記録媒体の全搬送長が最短となり、かつ並列搬送状態での複数列間における第2の記録媒体の搬送方向後端の順序が第1の記録媒体に記録された画像情報順と一致するように画像の記録順序、及び振分列の少なくとも一方が変更される。
このようにして振り分けられた第2の記録媒体を搬送処理装置で並列に搬送すると、搬送処理装置から排出される第2の記録媒体の順番が第1の記録媒体に記録された画像情報順と一致する。
【0010】
請求項2に記載の発明では、第2の記録媒体を複数列に振り分けて並列搬送する搬送パターンを記憶する。そして、記憶した搬送パターンを基にして、集積手段が第2の記録媒体を排出方向と交差する方向に沿って往復移動し、搬送処理装置から排出される第2の記録媒体が集積手段の所定位置で順次集積される。
【0011】
また、請求項3に記載の発明では、所定のオーダーの第2の記録媒体が集積されると、集積手段が所定の一方向に、第2の記録媒体の集積手段の移動方向に沿った方向の幅W以上移動する。このため、搬送処理排出側の集積手段には、第2の記録媒体の集積されていない位置で次のオーダーの第2の記録手段を集積することができる。これを繰り返すことで、複数オーダーの第2の記録媒体を間隔を開けて集積手段に順次集積させることができる。
【0012】
【実施例】
本発明の一実施例を図に基づいて説明する。
【0013】
図1には写真プリンタであるプリンタプロセッサ10の概略が示されている。このプリンタプロセッサ10のプリンタ部を構成する写真焼付部12は、第2の記録媒体としての印画紙Pが収納されたペーパマガジン14を装填できるような構造となっている。
【0014】
このペーパマガジン14の図1上、左上側には、印画紙Pの先端部付近が巻き掛けられる駆動ローラ16が回転自在に支持されており、写真焼付部12内の図示しないモータの駆動力をこの駆動ローラ16が受けて回転する。また、駆動ローラ16に対向した位置には、印画紙Pを介して一対のニップローラ18が配置されている。この為、駆動ローラ16がこれらニップローラ18との間で印画紙Pを挟持して、印画紙Pを写真焼付部12内へ送り出すことになる。
【0015】
他方、写真焼付部12内には、上下一対の刃からなると共にモータ20によりの刃が移動されるカッタ22が設置されており、ペーパマガジン14から出て来た印画紙Pをこのカッタ22が即座に切断することになる。
【0016】
図2及び図3に示すように、カッタ22に対して右側である印画紙Pの搬送方向下流側には、上面が水平方向(図2上、左右方向)に沿うように形成された支持台46が、搬送方向に沿って2個配置されている。
【0017】
支持台46の両側には、搬送装置としての無端ベルト44の巻き掛けられる巻掛ローラ52が水平方向に配置されている。上流側及び下流側の巻掛ローラ52の上側には、巻掛ローラ52との間で無端ベルト44を挟持するニップローラ54が配置されている。巻掛ローラ52は、図示しないモータの駆動力によって駆動回転され、無端ベルト44を図1上、時計回転方向に回転させる。なお、無端ベルト44上が本発明の露光ステージに相当する。
【0018】
図3に示すように、無端ベルト44にはその全域に亘って多数の小孔48が形成されており、この無端ベルト44の一部が載置される支持台46の上面には、無端ベルト44の小孔に対応して多数の孔部(図示せず)が形成されている。
【0019】
この支持台46の内部は空洞状に形成されており、無端ベルト44の幅方向両端に対応して形成された一対の連通ダクト66がこの支持台46に接続されている。これらの連通ダクト66は、吸引ファン68が設けられたファンボックス70へと接続されている。
【0020】
両支持台46の間には、印画紙Pを無端ベルト44の搬送方向とは直交する方向に移動させるための振分手段としての振分機構50が設けられている。
【0021】
振分機構50は、両支持台46の間に配設される振分用吸着手段としての吸引部56を備えている。この吸引部56は巻掛ローラ52に沿って長く形成された箱であり、上面には全域に亘って多数の小孔(図示せず)が形成されている。
【0022】
吸引部56には、ダクト58が接続されており、このダクト58は、図1に示すように、吸引ファン60を備えたファンボックス62へと接続されている。
【0023】
吸引部56は、図示しないモータ機構によって巻掛ローラ52の軸方向に沿って移動できるようになっている。
【0024】
なお、吸引部56を移動させるモータ機構、吸引ファン60及び吸引ファン68は、プリンタプロセッサ10の外枠を構成するケーシング10A内に備えられた制御装置としてのコントローラ43で制御される。
【0025】
他方、図1に示される如く、支持台46上を移動する無端ベルト44の上部には、イーゼル装置64が設けられており、縁有画像を印画紙P上に焼付露光する場合に、このイーゼル装置64内の図示しない可動片で印画紙Pの周囲を覆うようになっている。
【0026】
また、ケーシング10Aの上部には、イーゼル装置64の直上の位置に、光を拡散する拡散ボックス28が配置されており、その右隣に、それぞれ光路への挿入フィルタ量を変え得るよう移動可能なC、M、Yの3組のフィルタから構成されるCCフィルタ24が配置されている。従って、このCCフィルタ24に隣合って位置する光源26から照射された光線がCCフィルタ24を通過した後、拡散ボックス28により拡散されつつ屈曲されて、直下に送られることになる。そして、このケーシング10Aの上面に載置されているネガキャリア30上の第1の記録媒体としてのネガフィルムNをこの光線が透過する。
【0027】
なお、本実施例のネガフィルムNは、一般的な135サイズのネガフィルムであり、各々の画像のパーフォレーション側には、周知のように駒番号や駒番号に対応するバーコード等が付与されている。
【0028】
写真焼付部12内に設置されたガイドレール32には、支持板34が水平方向(図1上、紙面に対して直交する方向)に移動可能に支持されており、前記光線の光軸線S上にそれぞれ配置されるようにプリズム36及びズームレンズ38がこの支持板34に取り付けられている。
【0029】
従って、ネガフィルムNを透過して露光光線となった光線は、プリズム36を通過した後、さらに拡大倍率を変更可能なズームレンズ38を通過してイーゼル装置64の下に位置する印画紙P上に、ネガフィルムNの画像を結像させる。
【0030】
また、写真焼付部12内には、ネガフィルムNの濃度を測定する例えば色フィルタとCCD等の光センサにより構成される濃度測定器40が配置されており、プリズム36により水平方向に屈曲された光線がこの濃度測定器40に送られるようになっている。この濃度測定器40は、制御装置としてのコントローラ43に接続されており、濃度測定器40によって測定されたデータ及び、作業者によりキー入力されたデータに基づいて、焼付露光時の露光補正値が設定される。
【0031】
さらに、ズームレンズ38とイーゼル装置64の間の光路には、CCフィルタ24で色と強度が調光されネガフィルムNを透過した光を、所定時間の間焼付露光するブラックシャッタ41が設けられている。
【0032】
図2に示すように、支持台46に対して印画紙Pの搬送方向下流側には、ローラ群65が配置されており、このローラ群65に対して印画紙Pの搬送方向下流側には、印画紙Pの裏面に印字を行う印字ユニット67が設けられている。
【0033】
印字ユニット67に対して印画紙Pの搬送方向下流側には、アキュムレーター86が配置されている。アキュムレーター86は、図示しないモーターで回転される複数の挟持ローラ88を備えている。
【0034】
図1に示すように、アキュムレーター86の搬送方向下流側には、プロセッサ部72が設けられている。
【0035】
プロセッサ部72の現像槽74には現像液が溜められていて、印画紙Pをこの現像液に浸して現像処理を行う。現像処理された印画紙Pは現像槽74と隣接する漂白定着槽76へ搬送される。漂白定着槽76には漂白定着液が溜められていて、印画紙Pをこの漂白定着液に浸して漂白処理及び定着処理を行う。定着処理された印画紙Pは、漂白定着槽76に隣接すると共にそれぞれ水洗水が溜められた複数の水洗槽からなる水洗部78へ搬送され、印画紙Pを水洗槽内の水洗水に浸して水洗処理を行う。なお、上記の現像槽74、漂白定着槽76及び水洗部78の水洗槽は、プロセッサ部72内に設置された複数の補充タンク90よりそれぞれ現像補充液、漂白定着補充液及び水洗補充水が送られて、それぞれの槽内の液へ補充されるようになっている。
【0036】
水洗処理された印画紙Pは水洗部78の上部に位置する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は、印画紙Pの搬送経路の下側に配置されたチャンバ82側より矢印B方向に沿って送風される熱風に印画紙Pをさらして、印画紙Pを乾燥させる。
【0037】
乾燥部80に対して印画紙Pの搬送方向下流側には複数対のローラ83によって構成される搬送路84が配設されており、乾燥処理が終了して乾燥部80から排出された印画紙Pは、これら複数対のローラにそれぞれ挟持されてプリンタプロセッサ10の外部へ排出される。
【0038】
搬送路84の印画紙Pの排出側にはソーター92が設けられている。
図4及び図5に示すように、本実施例のソーター92はベルトコンベアであり、搬送路84の印画紙Pの排出側の下側に位置している。ソーター92のベルト94は、コントローラ43によって制御されるモータ96により駆動され、搬送方向が搬送路84の排出方向と直交している。
【0039】
また、ベルト94には、搬送方向に沿って所定の間隔(本実施例では、並列搬送される印画紙Pの並列方向ピッチと同一寸法)で仕切板98が取り付けられており、仕切板98と仕切板98との間は例えば1オーダー分の印画紙Pが集積される集積部99となっている。
【0040】
なお、プリンタプロセッサ10の各部の動きはコントローラ43によって自動制御される。
【0041】
次に、本実施例の作用を説明する。
以下の説明は、例えば、ネガフィルムN1本に記録された画像を1駒に付き1枚づつプリントする際の説明である。
【0042】
先ず、ネガフィルムNであるが、記録されている画像には種々のアスペクト比が混在することがあり、これにあわせて印画紙Pの搬送方向の長さも種々混在することがある。
【0043】
本実施例のプリンタプロセッサ10では、印画紙Pの搬送方向の間隔を出来るかぎり詰めて効率良く処理を行うために、焼き付け前に画像センサでネガフィルムNを全長に渡ってスキャンして全ての画像のアスペクト比を読み取っておき、読み取ったアスペクト比からコントローラ43が各々の印画紙Pの搬送方向長さを演算すると共に、搬送パターン(焼き付けの順番及びどの印画紙Pをどの列に振り分けたかを示す)を演算してから焼き付け及び振り分けを開始する。
【0044】
例えば、ネガフィルムNに、例えば、標準サイズの画像とパノラマサイズの画像とが交互に記録されている場合、プロセッサ部72における印画紙Pの搬送パターンは、図6(又は図7)に示すように、搬送方向の間隔が詰められ、かつ、搬送方向後端の順序が駒順となるように決められる(なお、図中の印画紙Pに記載されている数字は駒順を示し、アルファベットは焼付け順を示している。また、ダッシュが付いていない数字が付与された印画紙Pは最初のオーダーのものであり、ダッシュ付きの数字の付与された印画紙Pは次のオーダーのものを示す。)。
【0045】
なお、画像のアスペクト比を読み取る画像センサは、プリンタプロセッサ10の例えば、ネガキャリア30の露光部より列数分の駒長さ以上上流に設けることが好ましい。画像センサは、プリンタプロセッサ10以外の機器に設けられていても良い。この場合には、画像のアスペクト比を表す情報をプリンタプロセッサ10のコントローラ43に通信したり、LSIメモリー等に情報を一旦記録してから、このLSIメモリーに記録された情報を読み出してコントローラ43に入力すれば良い。また、画像センサを用いない場合には、オペレーターがネガフィルムNを目視して、キーボード等からアスペクト比(プリントサイズ)を指定しても良い。
【0046】
また、オペレーターは、所定のネガフィルムNをネガキャリア30にセットし、オーダー番号等をキーボードによって入力する。
【0047】
その後、オペレーターにより所定の操作が行われると、ペーパマガジン14から送り出された未露光の印画紙Pが、カッタ22で所定の長さに切断され、無端ベルト44に乗せられて露光光線の光軸線S上の位置である画像焼付位置へと搬送される(図3参照)。
【0048】
次に、光源26側からの露光光線がプリズム36及びズームレンズ38等を介して印画紙Pに到達し、ブラックシャッタ41が所定時間開くことにより、ネガフィルムNに記録された1駒目の画像が印画紙P上に焼付露光される。このとき、コントローラ43には、無端ベルト44上の印画紙Pに1駒目の画像が焼付露光されたことが記憶される。オーダー番号が入力されているので、これがオーダーの先頭の印画紙Pであることが分かる。
【0049】
この際、支持台46内の空気は、連通ダクト66を介して無端ベルト44のループ内から幅方向両端へ抜け出し、吸引ファン68で吸引されて外部へ吹き出されるので、支持台46内が負圧となる。この負圧は支持台46の孔部、無端ベルト44の小孔を介して無端ベルト44上の印画紙Pへと伝達され、印画紙Pが無端ベルト44へ吸引される。この為、印画紙Pが単に無端ベルト44に乗せられるだけでなく、無端ベルト44側に吸引されるので、印画紙Pが、確実に無端ベルト44により搬送されると共に、画像焼付位置上で水平状態に配置されることになる。
【0050】
画像の焼付けが終了すると、吸引ファン68が停止して印画紙Pの吸引が一旦解除され、その後、吸引ファン60が作動して吸引部56が印画紙Pを吸引する。印画紙Pを吸引した吸引部56は、モータ機構によって矢印B方向に移動し、印画紙Pを図3の想像線で示す位置に移動する。
【0051】
矢印B方向側に印画紙Pが移動した後は、吸引ファン60が停止して吸引部56による吸引は停止し、吸引ファン68が再び作動し、印画紙Pは無端ベルト44に吸引されてアキュムレーター86側へ搬送され、無端ベルト44とニップローラ54とに挟持されてアキュムレーター86側へと送り出される。印画紙Pが吸引部56から離れると、吸引部56はモータ機構によって画像焼付位置へと戻る。
【0052】
なお、印画紙Pは、画像焼付位置からアキュムレーター86側へ搬送される途中で印字ユニット67により裏面に印字(駒番号等)が行われる。また、次の露光を行うために、画像の焼付けられた印画紙Pは、画像焼付位置からアキュムレーター86へ迅速に搬送される。
【0053】
無端ベルト44及びニップローラ54から印画紙Pの搬送方向後端が離れると、挟持ローラ88は印画紙Pの搬送方向後端の位置が図3の一点鎖線で示される停止位置SLに至るまで搬送して一時停止する。なお、停止位置SLには、印画紙Pを検出する図示しないセンサが各々の列に対応して設けられており、センサからの信号によってコントローラ43は印画紙Pの搬送を制御することができる。
【0054】
印画紙Pを一時停止させた後、挟持ローラ88は直ちにプロセッサ部72の搬送速度に合わせて印画紙Pを低速でプロセッサ部72へと送り込む。
【0055】
また、画像の焼付けられた印画紙Pがアキュムレーター86へ排出されると、所定の長さにカットされた未露光の印画紙Pが無端ベルト44により画像焼付位置に搬送され、2駒目の画像の焼き付け露光が行われる。このとき、コントローラ43には、無端ベルト44上の印画紙Pに2駒目の画像が焼付露光されたことが記憶される。
【0056】
この2枚目の印画紙Pは、画像焼付け後に吸引部56に吸引されて1枚目の印画紙Pとは反対側(矢印F方向)に移動されてからアキュムレーター86へと搬送される。
【0057】
以後、画像の焼き付けられた印画紙Pは、図6に示すように、コントローラ43で制御される振分機構50によって二列に振り分けられ、アキュムレーター86を介してプロセッサ部72へ送り込まれる。
【0058】
印画紙Pは、プロセッサ部72へ搬送されると現像、漂白定着、水洗及び乾燥の各処理が行われ、その後、搬送路84のローラ83に挟持搬送されて最後のローラ83から搬送方向後端が離れることによりソーター92のベルト94上に落下する。
【0059】
印画紙Pの後端の順番を駒番号順としたので、印画紙Pはベルト94上に必ず駒番号順に落下する。
【0060】
一方、コントローラ43は、記憶しておいた印画紙Pの搬送パターンに基づいてソーター92を制御し、ベルト94を所定量往復移動させる。
【0061】
例えば、図6に示す搬送パターンで印画紙Pが処理排出される場合、図8(A)に示すように1駒目の印画紙Pを集積した後、矢印F方向に移動してして図8(B)に示すように2駒目の印画紙Pを集積する。次には、そのままの状態で図8(C)に示すように3駒目の印画紙Pを集積し、矢印B方向に移動して図8(C)に示すようにオーダー最後の4駒目の印画紙Pを集積する。
【0062】
このとき、印画紙Pの集積を確実にするために、印画紙Pが落下する前に印画紙Pの排出方向に集積部99を移動しておき、印画紙Pが完全に落下するまで所定時間停止させる。これにより、印画紙Pの幅を揃えて集積することができる。
【0063】
オーダー最後の印画紙Pが集積されると、コントローラ43はソーター92を制御し、ベルト94を例えば矢印B方向へ集積部99の1ピッチ分移動し、次のオーダーの印画紙Pを受け取るために、集積の終えた集積部99の隣に位置する空の集積部99を、次のオーダーの先頭の印画紙Pの排出方向に配置する。
【0064】
その後、次のオーダーの1駒目の印画紙Pは、図9(A)に示すように隣の集積部99に集積される。次に、矢印F方向に移動し、図9(B)に示すように2駒目の印画紙Pを集積し、次には、そのままの状態で図9(C)に示すように3駒目の印画紙Pを集積して行く。
【0065】
次のオーダーの印画紙Pも、記憶しておいた印画紙Pの搬送パターンに基づいてベルト94が往復移動することで駒番号順に集積される。ベルト94は、集積部99が印画紙Pを1オーダー集積する毎に所定方向(例えば矢印B方向)へ集積部99の1ピッチ分移動して、次々とオーダー単位に印画紙Pを集積する。
【0066】
なお、オーダー最後の印画紙Pを集積した後にベルト94を集積部99の1ピッチ分移動するのは、次のオーダーの先頭の印画紙Pの位置情報(本実施例では搬送方向後端の位置)を基にして行う。
【0067】
印画紙Pの位置情報は、例えば、印画紙Pの搬送方向の長さ、振り分けした時間等と、搬送経路の長さ、搬送速度、搬送時間等から演算して求めることができる。
【0068】
次に、上記のように印画紙Pを集積する際の、各部の搬送速度の関係を説明する。
【0069】
図6に示すように、印画紙Pのプロセッサ部72の搬送方向と直交する方向の幅をW、並列搬送処理する印画紙Pの搬送方向とは直交する方向の間隔をt、駒番号の隣合う印画紙の後端最小ピッチをP、プロセッサ部72内の搬送処理速度をVd 、1オーダーの印画紙Pを集積する際に往復移動するベルト94の平均移動速度をVS 、1オーダーの印画紙Pを集積して、次のオーダーの印画紙Pを受け取るために隣接する空の集積部99を移動する際のベルト94の平均移動速度をVk 、オーダー間の印画紙Pの後端最小ピッチ(オーダーの最後の印画紙Pの後端と次のオーダーの最初の印画紙Pの後端とのピッチ)をK、振り分けする列数をn、としたとき、1オーダーの印画紙Pを集積する際に往復移動するベルト94の平均移動速度VS は、VS >Vd ×(n−1)(t+W)/Pとし、1オーダーの印画紙Pを集積して、次のオーダーの印画紙Pを受け取るために隣接する空の集積部99を移動する際のベルト94の平均移動速度Vk は、Vk >Vd ×{(n−1)×t+nW}/Kの関係を満たすように設定する。
【0070】
ここで、VS がVd ×(n−1)(t+W)/P以下であると、印画紙Pの落下位置に集積部99を配置することが間に合わなくなり、幅を揃えて印画紙Pを集積することが出来なくなる。一方、Vk がVd ×{(n−1)×t+nW}/K以下であると、空の集積部99を印画紙Pの落下位置に配置することが間に合わなくなり、仕切板98の上に落下したり、隣の集積部99へ落下したりすることがある。また、仕切板98が無いような場合には、前のオーダーの印画紙Pに重なることもある。
【0071】
なお、図7に示すように、最初のオーダーの最終の印画紙P(C、4)と、次のオーダーの最初の印画紙P(f、1’)とが異なる列である場合には、オーダー間でベルト94を集積部99を移動する必要はない。
【0072】
また、前記実施例では、ネガフィルムNの画像を印画紙Pに焼き付ける例を示したが、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、フォトCD、LSIメモリー等の各種記録媒体に記録された画像情報をレーザー光等で印画紙Pに焼き付けても良い。
【0073】
また、画像を記録する(焼き付ける)のは、印画紙P以外の記録媒体であっても良い。
【0074】
また、前記実施例では、印画紙Pを2列に振り分けて並列搬送処理を行ったが、2列以上の複数列で並列搬送処理することもできる。
【0075】
また、図10に示すように、集積部99のベルト94に仕切板98がない場合は、例えば、幅広の印画紙Pを単列処理する場合にもそのまま使用でき都合が良い。なお、幅広の印画紙Pに合わせて仕切板98を設けると、集積時の必要移動距離が長くなり好ましくない。
【0076】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、第2の記録媒体を複数列に振り分けて並列搬送する搬送パターンを振り分け前等に予め記憶し、記憶した搬送パターンを基にして排出方向とは交差する方向に沿って集積手段を往復移動して、搬送処理装置から排出される第2の記録媒体を集積するようにしたので、搬送処理装置の下流側に複数のゲートを設けて第2の記録媒体の排出順を制御する必要がなく、従来よりも搬送系を簡単な構造とすることができる。なお、搬送パターンの記憶、集積手段の制御等はコンピューター等の制御機器で容易に行うことができる。
【0077】
請求項2に記載の発明では、第2の記録媒体は、搬送方向の長さが各々異なっていても、第1の記録媒体に記録された画像情報順に確実に集積できるという優れた効果を有する。
【0078】
また、請求項3に記載の発明では、複数オーダーの第2の記録媒体を間隔を開けて集積手段に集積させることができ、オーダー間の区切りを付けることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタプロセッサの内部構成を示す側面図である。
【図2】露光部及びアキュムレーターの側面図である。
【図3】露光部及びアキュムレーターの要部の平面展開図である。
【図4】ソーター部分の平面図である。
【図5】図4に示すソーター部分の矢印A方向矢視図である。
【図6】印画紙を2列搬送する際の搬送パターン図である。
【図7】印画紙を2列搬送する際の他の搬送パターン図である。
【図8】(A)乃至(D)は、印画紙Pを集積する際のソーターの動きを説明する説明図である。
【図9】(A)乃至(C)は、図8(D)に続くソーターの動きを説明する説明図である。
【図10】他の実施例に係るソーター部分の平面図である。
【符号の説明】
N ネガフィルム(第1の記録媒体)
P 印画紙(第2の記録媒体)
26 光源(記録手段)
38 ズームレンズ(記録手段)
41 ブラックシャッタ(記録手段)
43 コントローラ
50 振分機構(振分手段)
74 現像槽(搬送処理装置)
76 漂白定着槽(搬送処理装置)
78 水洗部(搬送処理装置)
80 乾燥部(搬送処理装置)
94 ベルト(集積装置)

Claims (3)

  1. 第1の記録媒体に記録された画像情報を記録手段で所定の順番で第2の記録媒体に記録し、画像情報の記録された第2の記録媒体を往復移動する振分手段で複数列に振り分け、振り分けた第2の記録媒体を搬送処理装置で並列に搬送しながら所定の処理を行う記録媒体の処理方法であって
    第1の記録媒体から得た画像のアスペクト比、又は指定されたアスペクト比に基づき第2の記録媒体の搬送方向の長さを演算し、その演算結果から同一オーダー内における第2の記録媒体の全搬送長が最短となり、かつ並列搬送状態での複数列間における第2の記録媒体の搬送方向後端の順序が第1の記録媒体に記録された画像情報順と一致するように画像の記録順序、及び振分列の少なくとも一方を変更する、ことを特徴とする記録媒体の処理方法。
  2. 第2の記録媒体を複数列に振り分けて並列搬送する搬送パターンを記憶しておき、記憶した搬送パターンを基にして、搬送処理装置から排出される第2の記録媒体を排出方向と交差する方向に沿って往復移動する集積手段の所定位置で順次集積する、ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の処理方法。
  3. 第2の記録媒体を複数オーダー処理する際には、オーダー間で集積手段を所定の一方向に、第2の記録媒体の集積手段の移動方向に沿った方向の幅W以上移動することを特徴とする請求項2に記載の記録媒体の処理方法。
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