JPH10282631A - プリント整列台 - Google Patents

プリント整列台

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JPH10282631A
JPH10282631A JP9061297A JP9061297A JPH10282631A JP H10282631 A JPH10282631 A JP H10282631A JP 9061297 A JP9061297 A JP 9061297A JP 9061297 A JP9061297 A JP 9061297A JP H10282631 A JPH10282631 A JP H10282631A
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JP
Japan
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print
finished
photosensitive material
side wall
slide
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Application number
JP9061297A
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English (en)
Inventor
Junichi Kurumisawa
純 一 胡桃沢
Takeshi Tanabe
辺 剛 田
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数列のままプリント作成順等の所定順序に現
像装置から排出される仕上りプリントを、前記所定順序
で一列に集積することを可能にする、簡易な構成のプリ
ント整列台を提供する。 【解決手段】仕上りプリントを載置して下方に滑り落と
す滑り台と、滑り台から上方に突出して、滑り台におけ
る仕上りプリントの滑落方向と直交する方向に対向して
対で設けられる側壁とを有し、側壁が、上流側の端部で
は現像装置からの仕上りプリントの排出に対応した間隔
を有し、下流側の端部では現像装置から排出される仕上
りプリントの滑落方向と直交する方向の最大サイズより
も広くかつ上流側の端部よりも狭い間隔を有し、さら
に、滑落方向の途中に間隔が滑落方向に向かって漸次狭
くなる整列領域を有することにより、前記課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置から排出
された仕上りプリント(写真)をプリント作成順やコマ
番号等に応じた所定の順序で集積する、プリント整列の
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの投影光を感光材料に入射して、この投影光で感光材
料を面露光する、いわゆる直接(アナログ)露光によっ
て行われている。
【0003】また、近年、デジタル露光を利用する焼付
装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に
読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、
種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この
画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を
走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理を施して
プリント(写真)として出力するデジタルフォトプリン
タが実用化された。このデジタルフォトプリンタによれ
ば、プリントに再生する画像に、シャープネス(鮮鋭
化)処理や部分的な画像補正、さらには複数画像の合成
や文字合成等、通常の直接露光のプリンタでは不可能な
様々な画像処理を施すことができる。また、プリントに
再生する画像(画像データ)を画像ファイルとして、コ
ンピュータや各種の画像デバイスに供給し、あるいは、
これらから画像ファイルを受け取って画像を再生するこ
ともできる。
【0004】ところで、これらのフォトプリンタの焼付
装置では、未使用の感光材料はロール状に巻回されて遮
光性の筐体に収納されてマガジン化されており、マガジ
ンごと焼付装置に装填され、このマガジンから引き出さ
れて搬送され、露光等に共される。ここで、通常のフォ
トプリンタでは、感光材料を途中で切断することはな
く、長尺なまま露光、バックプリントの記録、現像処
理、乾燥等を行って、最後に感光材料を所定長に切断し
て、1枚のプリント(仕上りプリント)とする。
【0005】ところが、このように最後に感光材料を切
断する装置では、感光材料を露光する前あるいは露光時
に、各コマ(プリント一枚毎)の境目を示すためのコマ
情報(パンチ)を形成する必要がある。そのため、この
コマ情報を形成した部分の感光材料が無駄になってしま
い、また、パンチやセンサ等を有するコマ情報の形成手
段が必要となる。
【0006】また、デジタル露光の焼付装置では、通
常、感光材料を走査搬送しつつ、この走査搬送方向と直
交する主走査方向に偏向した光ビーム等によって画像記
録を行う、いわゆるラスター走査露光によって感光材料
の露光が行われる。このような走査露光によってムラ等
のない高画質な画像を記録するためには、露光中の感光
材料の走査搬送を、高精度かつ停止することなく行う必
要があるが、コマ情報の形成時には感光材料の搬送を停
止する必要があり、また、バックプリントの記録は感光
材料の走査搬送に負荷変動を与えてしまう。これらの不
都合を回避するために、デジタルフォトプリンタの焼付
装置では、露光位置とコマ情報形成部との間、および露
光位置とバックプリントの記録部との間に、感光材料の
たわみ(ループ)を形成しており、ループ内の感光材料
の量(コマ数)の制御や露光のタイミング等、感光材料
の搬送領域や搬送制御が複雑になって、装置コストやラ
ンニングコスト向上の原因となっている。
【0007】そのため、このようなフォトプリンタにお
いては、感光材料をプリント一枚に対応するサイズに切
断してカットシートとした後に、露光を行うことが考え
られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、写真
のプリントに利用される一般的な銀塩写真感光材料で
は、現像処理と露光とでは現像処理の方が時間がかかる
ため、連続的に露光を行うと、現像処理が間に合わず、
露光済の感光材料を一時ストッカやリザーバ等に収容す
る必要がある。これに対して、感光材料をカットシート
とした後に露光を行う装置では、特開平8−31410
8号公報等に示されるように、露光を終了した感光材料
を現像機における搬送方向と直交する方向(以下、便宜
的に横方向とする)振り分け、搬送方向には重なる複数
列として現像機に供給することが行われている。これに
より、現像機における処理能力の向上、例えば、2列で
あれば単列の2倍弱、3列であれば3倍弱の処理を行う
ことを可能とし、現像処理と露光との処理時間差を相殺
することができる。
【0009】ここで、通常、プリントはフィルム1本分
等の1ソートごとに仕分けされて依頼者に渡される。ま
た、顧客に渡す仕上りプリントは、プリントの作成順序
(すなわち露光順)に応じた適正な順序で集積されてい
ることが要求される。従って、現像機(プロセサ)の処
理能力を向上するために、感光材料を複数列にして現像
処理等を行う装置においては、現像を終了した感光材料
を、再度、プリントの作成順に応じた単列に配列し直し
て集積する必要がある。このような複数列での現像処理
を行う装置では、例えば、2つのベルトコンベアを組み
合わせ、現像処理および乾燥を終了したプリントを第1
のベルトコンベアで配列方向に搬送し、この第1のベル
トコンベアの出口に配置される第2のベルトコンベアで
配列方向と直交する方向にプリントを搬送することによ
り、プリントを作成順の単列に並び換えて、1ソート毎
に集積している。そのため、装置の特に仕上りプリント
の出口部分が大掛かりになってしまい、装置の大型化や
コスト向上等の原因となっている。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、現像機の処理能力を向上するため
に複数列とされ、複数列のままプリント作成順等の所定
順序で現像装置から排出される仕上りプリントを、前記
所定順序で一列に集積することを可能にする、簡易な構
成のプリント整列台を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、排出方向と直交する方向の複数列で、所
定の順番で現像装置から排出される仕上りプリントを、
前記所定の順番で一列に集積するためのプリント整列台
であって、前記現像装置の排出口から排出された仕上り
プリントを載置して、下方に滑り落とす滑り台と、前記
滑り台から上方に突出して、前記滑り台における仕上り
プリントの滑落方向と直交する方向に対向して対で設け
られる、前記滑り台上における仕上りプリントの滑落方
向を規制する側壁とを有し、前記側壁が、前記滑落方向
上流側の端部では現像装置からの仕上りプリントの排出
に対応した間隔を有し、下流側の端部では現像装置から
排出される仕上りプリントの滑落方向と直交する方向の
最大サイズよりも広くかつ前記上流側の端部よりも狭い
間隔を有し、さらに、前記滑落方向の途中に間隔が滑落
方向に向かって漸次狭くなる整列領域を有することを特
徴とするプリント整列台を提供する。
【0012】また、前記側壁の下流側の端部の間隔が、
現像装置から排出される仕上りプリントの滑落方向と直
交する方向の最小サイズの2倍よりも狭いのが好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプリント整列台に
ついて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に
説明する。
【0014】図1に、本発明のプリント整列台10(以
下、整列台10とする)を利用する焼付現像装置12の
概念図を示す。図示例の焼付現像装置12は、前述のデ
ジタルフォトプリンタの焼付現像装置(出力機)であっ
て、プリンタ(焼付装置)14と現像装置16とから構
成される。また、現像装置16は、現像部(プロセサ)
18、乾燥部20、排出部22および本発明の整列台1
0を用いる集積部24を有する。
【0015】なお、本発明のプリント整列台は、図示例
のようなデジタルフォトプリンタのみならず、通常の直
接露光による焼付を行う焼付現像装置等、仕上りプリン
トを複数列で所定の順番で排出する現像装置であれば、
各種の装置に好適に利用可能である。
【0016】プリンタ14は、感光材料を作成するプリ
ントに応じた所定長に切断してカットシートとした後
に、バックプリントの記録およびデジタル露光を行い、
露光済の感光材料Zを現像部18に供給する装置で、感
光材料供給部26と、バックプリントを記録するプリン
タ28と、記録(露光)位置Xにおいて感光材料Aを露
光(焼付)して潜像を記録する記録部30と、振り分け
部32とを有して構成される。なお、プリンタ14に
は、図示した部材以外にも、感光材料Aを搬送するため
の搬送手段やガイド、各種のセンサ等が必要に応じて配
置されている。
【0017】プリンタ14において、感光材料供給部2
6は、装填部34および36と、引き出しローラ対38
および40と、カッタ42および44とを有する。装填
部34および36は、記録面(乳剤面)を外側にしてロ
ール状に巻回された長尺な感光材料Aを遮光性の筐体に
収納してなるマガジン46を装填する部位である。両装
填部には、通常、サイズ(幅)、面種(シルクやマット
等)、仕様(厚さやベースの種類等)等、互いに種類の
異なる感光材料Aを収納するマガジン46が装填され
る。
【0018】このような感光材料供給部26において
は、引き出しローラ対38および40によって対応する
マガジンの感光材料Aを引き出して、下流のプリンタ2
8に搬送する。この搬送は、カッタ42および44より
下流に搬送された感光材料Aが作成するプリントに応じ
た長さになった時点で停止し、次いで、カッタ28が作
動して、感光材料Aを切断して所定長のカットシートと
する。
【0019】プリンタ28は、感光材料Aの裏面(非乳
剤面)に、写真の撮影日、プリント焼付日、コマ番号、
フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカメラのI
D番号、フォトプリンタのID番号等の各種の情報、い
わゆるバックプリント(裏印字)を記録する部位で、例
えば、ドットインパクトプリンタ、熱転写プリンタ、イ
ンクジェットプリンタ等である。図示例においては、所
定長に切断された感光材料Aは、プラテンを兼ねるガイ
ド46に案内されつつプリンタ28によってバックプリ
ントを記録される。
【0020】記録部30は、感光材料Aを走査搬送しつ
つ、デジタルの画像データに応じて変調した記録光を用
いた、いわゆるデジタルのラスター走査露光によって感
光材料Aを露光して潜像を記録する部位であって、露光
ユニット48と、走査搬送手段50とから構成される。
露光ユニット48は、例えば、記録光として光ビームL
を用いてデジタル露光を行う光学ユニットであって、感
光材料Aの赤(R)露光、緑(G)露光および青(B)
露光のそれぞれに対応する光ビームを射出する光源、前
記光源から射出された光ビームをデジタルの画像データ
に応じて変調するAOM(音響光学変調器)等の変調手
段、変調された光ビームを主走査方向(図1紙面と垂直
方向)に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走査
方向に偏向された光ビームを記録位置X(走査線)上の
所定位置に所定のビーム系で結像させるfθ(走査)レ
ンズ等を有して構成される、公知の光ビーム走査装置で
ある。
【0021】他方、走査搬送手段50は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対52
および54と、感光材料Aを記録位置Xに保持するため
の露光ガイド56とから構成され、露光ガイド56によ
って感光材料Aを記録位置Xに保持しつつ、搬送ローラ
対52および54によって主走査方向と直交する副走査
方向(図1中右方向)に感光材料Aを走査搬送する。こ
こで、光ビームLは、前述のように主走査方向に偏向さ
れているので、感光材料Aは、記録する画像に応じて変
調された光ビームLによって2次元的に走査露光され、
潜像が記録される。
【0022】振り分け部32は、感光材料Aを搬送方向
と直交する方向(以下、便宜的に横方向とする)に振り
分けるものである。現在、写真のプリントに利用される
一般的な銀塩写真感光材料では、現像処理と露光とでは
現像処理のほうが時間がかかるため、連続的に露光を行
うと、現像処理が間に合わず、露光済の感光材料をスト
ッカやリザーバ等に一時収容する必要が生じる。振り分
け部32は、この不都合を解消するために配置されるも
のであり、図2に示されるように、単列で搬送される感
光材料Aを図2中に矢印aで示される搬送方向と直交す
る横方向に振り分けて、搬送方向には重なる(オーバー
ラップする)複数列(図示例では2列)にすることによ
り、現像装置における処理能力の向上、例えば、2列で
あれば単列の2倍弱、3列であれば3倍弱の処理を行う
ことを可能とし、現像処理と露光との処理時間差を相殺
するものである。
【0023】ここで、振り分けた感光材料Aを搬送方向
に完全に重ねてしまうと、プリントの作成順序すなわち
露光順序(通常の同時プリントではコマ番号順)に応じ
た所定順序で感光材料Aを集積することができなくなっ
てしまう。そのため、振り分けによる複数列への配列
は、図2に示されるように、感光材料Aを振り分けた後
に、搬送方向に対してプリント作成順に感光材料Aが配
列されるように行う。なお、現像装置16から本発明の
整列台10に仕上りプリントP(感光材料A)を排出す
る排出手段が、ニップローラのように後端まで仕上りプ
リントPを保持するものである場合には、搬送方向に対
して、各仕上りプリントPの後端がプリント作成順とな
るように感光材料Aを配列する必要がある。
【0024】振り分け部32における振り分け装置には
特に限定はなく、シート材を複数列に振り分ける方法が
各種利用可能であり、例えば、図3に示されるような、
軸58aを中心に回転するターレット58を用いて振り
分ける装置、感光材料Aの搬送手段を搬送方向に複数の
ブロック、例えば3ブロックに分けて、その内の中央の
ブロックを横方向に移動して振り分ける装置、感光材料
Aを載置して搬送する下流方向への搬送手段としてのベ
ルトコンベアと、吸盤等を利用して感光材料Aを持ち上
げて横方向に搬送するリフト搬送手段とを用い、上流か
らベルトコンベアに搬入され所定位置に搬送された感光
材料Aを、リフト搬送手段によって横あるいは斜め横
(下流側)方向に搬送して、振り分ける装置等が例示さ
れる。
【0025】また、別の振り分け装置として、図4に示
される振り分け装置60も好適に例示される。この振り
分け装置60は、感光材料Aを下流方向(図中矢印a方
向)に搬送する搬送手段である互いに間隔を有して配置
される5本のベルトコンベア62(62a,62b,6
2c,62dおよび62e)と、各ベルトコンベア62
の間に配置される、感光材料Aを横方向に搬送すること
により振り分ける半月ローラ対64(64a,64b,
64cおよび64d)とを有して構成される。
【0026】図4(b)に示されるように、上流から振
り分け装置60に感光材料Aが搬入される際には、各半
月ローラ対64は、互いの平面部分が対向する状態とな
っている。ここで、下側の半月ローラの平面部分は、ベ
ルトコンベア62の搬送面と同一あるいは若干下に設定
されているので、ベルトコンベア62等による感光材料
Aの搬送に支障はない。所定位置まで感光材料Aが搬送
されると、次いで、半月ローラ対64が感光材料Aの振
り分け方向、すなわち、図中右に感光材料Aを振り分け
る場合には時計回り、逆に左に振り分ける場合には反時
計回りに回転する。図4(c)に示されるように、半月
ローラ対64が回転すると、下方の半月ローラの搬送面
がベルトコンベア62の搬送面より上方に突出するの
で、感光材料Aをベルトコンベア62から持ち上げ、次
いで、半月ローラ対64が感光材料Aを挟持して、横方
向に搬送して振り分ける。
【0027】なお、図示例の焼付現像機12において
は、すべてサイズの感光材料Aを複数列にする訳ではな
く、現像装置16の幅(横方向の適応サイズ)に応じ
て、複数列にできないサイズの感光材料Aは、単列のま
ま現像装置16に搬入する。また、振り分けを行う際に
は、全サイズを同数列に振り分けるのではなく、感光材
料Aのサイズに応じて、例えば、Lサイズは3列で6ツ
切は2列等、異なる列数に振り分けを行ってもよい。
【0028】振り分け部32において横方向に振り分け
られて複数列とされた感光材料Aは、搬送ローラ対66
によって現像装置16に排出される。前述のように、現
像装置16は、現像部18、乾燥部20、排出部22を
有して構成され、感光材料Aは、現像部18に搬入され
る。
【0029】現像部18は、感光材料Aの種類に応じた
湿式の現像処理装置であって、例えば感光材料Aが銀塩
写真感光材料であれば、発色現像槽68、漂白定着槽7
0、水洗槽72a、72b、72cおよび72dを有す
るものであり、露光済の感光材料Aは、各処理槽内およ
び外に配置される搬送ローラ等によって複数列のまま搬
送されて、各処理槽に順次浸漬され、それぞれの処理槽
において所定の処理を施されて現像され、潜像が顕像化
される。
【0030】現像が終了した感光材料Aは、順序を保っ
た複数列のまま乾燥部20に搬送され、温風乾燥等の公
知の方法で乾燥されて仕上りプリントPとされ、次いで
同様の複数列のまま排出部22に搬送され、排出ローラ
対74によって、複数列のままプリント作成順で、順
次、排出口84から集積部24に排出される。図5に概
略図を示すが、集積部24は、本発明の(プリント)整
列台10と、その下端に対応して下方に配置される集積
トレイ76とを有するものであり、仕上りプリントP
は、排出ローラ対74によって整列台10に排出され
て、その上を滑落することで単列とされ、排出された順
番すなわちプリント作成順に集積トレイ76に落下して
集積される。なお、図5等では本発明の構成を明瞭にす
るために省略しているが、整列台10と集積トレイ76
は、ステー、ブラケット、レール、治具等を用いた公知
の手段で、焼付現像装置12の本体に保持されている。
【0031】図6に、整列台10の平面図を示す。図5
および図6に示されるように、整列台10は、底板とな
る滑り台78と、この滑り台78から上方に突出して、
仕上りプリントPの排出方向すなわち滑落方向(図中矢
印b方向)と直交する方向(以下、幅方向とする)に対
向して配置される、滑り台78上における仕上りプリン
トPの滑落方向を規制する側壁80および82とから構
成される。図5に示されるように、整列台10(滑り台
78)は、排出部22の排出口84から下方に傾斜して
配置される。従って、排出ローラ対74によって滑り台
78上に排出された仕上りプリントPは、滑り台78上
を滑落して、滑り台78の下端(滑落方向の下流側端
部)に対応して配置される集積トレイ76に落下して集
積される。
【0032】ここで、整列台10の側壁80および82
は、排出口84に対応する滑り台78の上端部の間隔w
1 は、排出口84からの仕上りプリントPの排出に応じ
た距離となるように構成される。すなわち、上端におけ
る側壁80と側壁82との間隔w1 は、単列および複数
列を問わず、排出口84から排出される仕上りプリント
Pの幅方向の最外端から最外端までの最大距離に応じ
て、それよりも広い間隔となっており、通常は、排出口
84の幅に対応する。これに対して、滑り台78の下端
部における側壁80と側壁82との間隔w2は、排出口
84から排出される仕上りプリントPの幅方向の最大サ
イズよりも広く、かつ、前記上端の間隔よりも狭く、好
ましくは排出口84から排出される仕上りプリントPの
幅方向の最小サイズの2倍よりも狭くなっている。さら
に、この上端部から下端部に至る間に、側壁80と側壁
82との間隔が下端に向かって漸次狭くなる整列領域8
6が形成されている。
【0033】従って、排出ローラ対74によって複数列
のまま排出口84から整列台10に排出された仕上りプ
リントPは、図6に模式的に示されるように、滑り台7
8上を滑落すると共に、整列領域86において、その幅
方向の外側端部が対応する側壁80もしくは82に当接
して、幅方向の中心に案内されて、滑り台78の下端に
至るまでに単列とされ、集積トレイ76に落下して集積
される。ここで、前述のように、排出口84からの仕上
りプリントPの排出は、プリント作成順で順次行われる
ので、仕上りプリントPは、この順序を変えることなく
一列に集積トレイ76に集積される。なお、図6では仕
上りプリントPが2列である場合を例示しているが、本
発明の整列台10が整列する仕上りプリントPの配列数
は2列に限定はされず、3列以上の多列の仕上りプリン
トPに対応してもよい。
【0034】上端部における側壁80と側壁82との間
隔w1 、同下端部の間隔w2 、滑り台78の長さ(滑落
方向)等には特に限定はなく、上記条件を満たした上
で、作成する仕上りプリントPの最大および最小サイ
ズ、複数列とする仕上りプリントの前記幅方向のサイズ
や配列数等に応じて適宜決定すればよい。一例として、
最小サイズがLサイズ(127mm×89mm)で、最大サ
イズがキングサイズ(152mm×216mm)で、通常、
最も作成頻度の高いLサイズは、基本的に89mm辺を幅
方向として3列で排出する際を示す。まず、間隔w1
あるが、排出する仕上りプリントPの間隔を10mmとす
ると、89×3+10×4=307mmとなる。他方、一
例として、Lサイズを2列でキングサイズを1列の合計
3列を間隔20mmで排出する際を最大とすれば、89×
2+152+20×4=410mmとなるので、間隔w1
はこれに対応して、300mm〜450mm程度とすればよ
い。また、間隔w2 は、仕上りプリントPの幅方向の最
大サイズ〜仕上りプリントPの幅方向の最小サイズの2
倍であるので、152mm<w2 <89×2となるので、
間隔w2 はこれに対応して160mm〜170mmとすれば
よい。他方、上端から側壁80と側壁82との間隔がw
2 となる位置までの滑落方向の長さl1 は、両側壁の間
隔がw1 である領域をl3 、それ以降の領域をl4 とす
ると、l3 は、仕上りプリントPの滑落向の最大サイズ
に対応させればよいので、図示例では216mmに対応し
て220mm程度となる。他方、l4 の最大値は、w1
最大値が450mmでw2 の最小値が160mmであるの
で、両側壁の間隔が漸次縮小する領域の側壁の滑落方向
の角度が30°とすると、(w1 −w2 )/(2tan
30°)≒251となり、l4 の最小値は、w1 の最小
値が300mmでw2 の最大値が170mmであるので、
(w1 −w2 )/(2tan30°)≒113となるの
で、l1 =l3 +l4 であることから、長さl1 はこれ
に対応して、300mm〜500mmとすればよい。さら
に、側壁80および82の間隔がw2 である領域の長さ
2 は、仕上りプリントPの滑落方向の最大サイズの半
分程度は有するのが好ましいので、図示例では216mm
に対応して、長さl2 は100mm〜200mmとすればよ
い。すなわち、この例においては、整列台10の全長
は、400mm〜700mmとなる。
【0035】滑り台78の角度θ1 にも特に限定はな
く、仕上りプリントPを滑落できる角度とすればよい
が、仕上りプリントPの損傷や滑落中に不要な回転をす
ることがなく、確実かつ迅速に滑落させることを考える
と、角度θ1 は40°〜80°、特に45°〜60°と
するのが好ましい。ここで、滑り台78上で仕上りプリ
ントPが重なると、プリント作成準の集積ができなくな
る可能性が高くなり、好ましくない。そのため、排出ロ
ーラ対74による排出口84からの仕上りプリントPの
排出速度等を考慮して、滑り台78上で仕上りプリント
Pが重なることがない滑落速度を得られるように、前記
角度θ1 を設定するのが好ましい。また、前記排出速度
や角度θ1 等を考慮しても、滑り台78上で仕上りプリ
ントPが重なる可能性がある場合には、排出部22にお
いて、仕上りプリントPの搬送方向の間隔を大きくして
から、排出口84から仕上りプリントPを排出してもよ
い。
【0036】このような本発明の整列台10の形成材料
には特に限定はないが、仕上りプリントPに対して良好
な表面滑性を有し、かつ、損傷することなく滑落できる
材料が好ましいのが当然であり、適正な表面仕上げを施
されたステンレスやアルミニウム等の各種の金属材料、
テフロンなどのフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ウレタン樹脂等の各種の樹脂材料等が好ましく
例示される。
【0037】図示例の整列台10は、滑り台78が平面
形状を有しているが、これ以外にも、滑り台78を、前
記幅方向の中心が凹となる湾曲形状として、より整然と
仕上りプリントPを集積できるようにしてもよい。
【0038】前述のように、仕上りプリントPは、整列
台10から集積トレイ76に落下して集積される。図示
例においては、集積トレイ76は、整列台10の側壁8
0および82に対応する側壁88、および滑落方向上流
側の突き当て板90を有するトレイで、図5に示される
ように、整列台10と逆方向の傾斜を有して配置されて
いる。従って、整列台10から落下した仕上りプリント
Pが滑落方向に飛び出すことがなく、また、側壁88お
よび突き当て板90の作用で、好適に仕上りプリントP
を集積することができる。なお、集積トレイ76の傾斜
角度θ2 には特に限定はないが、好ましくは、10°〜
20°程度である。
【0039】また、図示例においては、本発明の整列台
10は集積トレイ76に仕上りプリントを排出している
が、これ以外にも、1ソートごとに仕上りプリントPを
分別して収容するソータ等に仕上りプリントPを排出し
てもよい。
【0040】以上、本発明のプリント整列台について説
明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を
行ってもよいのはもちろんである。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
プリント整列台によれば、簡易な構成であるにも関わら
ず、複数列のままプリント作成順等の所定順序に現像装
置から排出される仕上りプリントを、所定順序で一列に
集積することができ、従来の複数列現像を行う装置に比
して、装置コストや装置サイズを大幅に低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリント整列台を利用する焼付現像
装置の一例の概略図である。
【図2】 図1に示される焼付現像装置における感光材
料の振り分けを説明する模式図である。
【図3】 図1に示される焼付現像装置に利用される振
り分け装置の一例の概念図である。
【図4】 (a),(b)および(c)は、図1に示さ
れる焼付現像装置に利用される振り分け装置の別の例の
概念図で、(a)は平面図、(b)および(c)は側面
図である。
【図5】 図1に示される焼付現像装置の集積部の概略
側面図である。
【図6】 図1に示される焼付現像装置の集積部の概略
平面図である。
【符号の説明】
10 (プリント)整列台 12 焼付現像装置 14 プリンタ 16 現像装置 18 現像部 20 乾燥部 22 排出部 24 集積部 26 感光材料供給部 28 プリンタ 30 記録部 32 振り分け部 58 ターンテーブル 60 振り分け装置 74 排出ローラ対 76 集積トレイ 78 滑り台 80,82,88 側壁 84 排出口 86 整列領域 90 突き当て板 A 感光材料 P 仕上りプリント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排出方向と直交する方向の複数列で、所定
    の順番で現像装置から排出される仕上りプリントを、前
    記所定の順番で一列に集積するためのプリント整列台で
    あって、 前記現像装置の排出口から排出された仕上りプリントを
    載置して、下方に滑り落とす滑り台と、 前記滑り台から上方に突出して、前記滑り台における仕
    上りプリントの滑落方向と直交する方向に対向して対で
    設けられる、前記滑り台上における仕上りプリントの滑
    落方向を規制する側壁とを有し、 前記側壁が、前記滑落方向上流側の端部では現像装置か
    らの仕上りプリントの排出に対応した間隔を有し、下流
    側の端部では現像装置から排出される仕上りプリントの
    滑落方向と直交する方向の最大サイズよりも広くかつ前
    記上流側の端部よりも狭い間隔を有し、さらに、前記滑
    落方向の途中に間隔が滑落方向に向かって漸次狭くなる
    整列領域を有することを特徴とするプリント整列台。
  2. 【請求項2】前記側壁の下流側の端部の間隔が、現像装
    置から排出される仕上りプリントの滑落方向と直交する
    方向の最小サイズの2倍よりも狭い請求項1に記載のプ
    リント整列台。
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