JP2002189779A - エネルギー情報処理システム並びにサーバ及びエネルギー情報処理装置並びに記録媒体 - Google Patents

エネルギー情報処理システム並びにサーバ及びエネルギー情報処理装置並びに記録媒体

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JP2002189779A
JP2002189779A JP2000390265A JP2000390265A JP2002189779A JP 2002189779 A JP2002189779 A JP 2002189779A JP 2000390265 A JP2000390265 A JP 2000390265A JP 2000390265 A JP2000390265 A JP 2000390265A JP 2002189779 A JP2002189779 A JP 2002189779A
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power consumption
energy
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house
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JP2000390265A
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Fumiko Nakamura
文子 中村
Michiko Yamamori
美智子 山森
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TOKYO ENERGY RES KK
TOKYO ENERGY RESEARCH KK
Original Assignee
TOKYO ENERGY RES KK
TOKYO ENERGY RESEARCH KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気その他のエネルギーの使用状況等の診断
を行い、各種のアドバイスをする等のコンサルティング
を行えるようにすること 【解決手段】 インターネット3を介して接続された家
宅とサーバ4により構築され、家宅で使用されるエネル
ギーの状況を管理するエネルギー情報処理システムであ
る。家宅には、その家宅全体での電力使用量と、個々の
電気機器10の電力使用量を測定する測定器11と、そ
の測定手段で測定した電力使用量を前記ネットワークを
介して前記サーバに向けて送信する通信装置2を備え、
サーバは、ネットワークを介して受け取った電力使用量
の情報に基づき、エネルギー診断を行い、その診断結果
を出力する機能をもつ。エネルギー診断は、家宅全体で
の電力使用量に基づき、最適な契約条件を求める最適契
約決定機能や、電力使用量を用途別に分解し、集計する
電力使用量用途分解機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギー情報処
理システム並びにサーバ及びエネルギー情報処理装置並
びに記録媒体に関するものである。
【0002】
【発明の背景】限りあるエネルギーの有効利用や地球温
暖化の抑制を図るためにも、省エネルギーを実行するこ
とは重要なことである。各家庭などにおいて省エネルギ
ーを実施するための1つとして、電気・ガスなどの使用
量を抑えることがある。そのためには、まず、各人が、
各家庭で電気等をどのくらい使用しているかを知る必要
がある。
【0003】例えば電力会社では、申し込みをすること
により過去1年の契約者の家庭での電気の使用量を月単
位で集計したグラフとともに、今月(先月)分の使用量
を通知するサービスがある。これにより、契約者は、前
年同月の電気の使用量と比較することにより、昨年に比
べて電気の使用量が多いか否かを知ることができる。そ
して、使用量が多くなっている場合には、翌月の使用量
を抑えようという心理が働くことを期待する。
【0004】しかしながら、電気等のエネルギーの中に
は、生活をする上で必要不可欠なものも多分にあり、心
理的作用に伴ない使用量を抑制しようとして、闇雲に電
気機器の使用を減らすようにしても、効果が出ないか、
仮に効果が出ても長続きはしない。
【0005】すなわち、効果的に継続して電気等の使用
量を抑制し、省エネルギーを図るためには、無駄な電気
を消費している原因を究明し、その原因を解消する必要
がある。しかしながら、上記した従来の月単位での使用
量の集計・比較では、係る原因を究明することはできな
い。
【0006】また、自己の過去の使用実績と比較するこ
とはできるものの、他の家庭との比較をすることまでは
できない。すなわち、他の家庭の使用量と比較すること
ができると、使いすぎているのか、省エネができている
のかがわかるので、さらなる省エネを図るための契機付
けともなるので好ましい。しかしながら、同一の契約ア
ンペアの全戸の平均使用量を求めることは行われている
ものの、そのように平均使用量と自己の使用量を比較し
たとしても、生活形態や家族構成などが異なる家庭の使
用量と比較しても意味がない。よって、効果的な比較を
することもできない。
【0007】一方、電気の契約形態は、契約種別や契約
アンペアなどを特定することにより、多岐にわたる。従
って、自己にとって適正な契約形態をすぐに決定するこ
とは困難であり、多くの場合、契約アンペアは実際に必
要なものよりも大きい値で契約してしまう。すると、無
駄な電気料金を払うことになり、好ましくない。しかし
ながら、従来の適切な契約形態を特定する方法は、同時
に使用される電気機器や居住面積等のヒヤリングに基づ
いてブレーカが落ちないための最小契約アンペアを推定
し、知らせる程度であり、実際の稼働状況に基づいて正
確な判断をすることはできなかった。さらには、例え
ば、現在のままでの最適な契約アンペアと、契約アンペ
アを下げるためには生活環境をどのように変えれば良い
かなどのアドバイスをすることはできなかった。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、電気その他のエネルギーの使用状況等の診断を行
い、各種のアドバイスをする等のコンサルティングを行
ったり、係る診断を行う際に収集したデータを解析し、
統計処理をして得られた情報に基づいて、各種のビジネ
スを行うことのできるエネルギー情報処理システム並び
にサーバ及びエネルギー情報処理装置並びに記録媒体を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るエネルギー情報処理システムは、
ネットワークを介して接続された家宅とサーバにより構
築され、前記家宅で使用されるエネルギーの状況を管理
するエネルギー情報処理システムである。そして、前記
家宅には、その家宅全体での電力使用量と、個々の電気
機器の電力使用量を測定する測定手段と、その測定手段
で測定した電力使用量を前記ネットワークを介して前記
サーバに向けて送信する通信手段を備え、前記サーバ
は、前記ネットワークを介して受け取った前記電力使用
量の情報に基づき、エネルギー診断を行い、その診断結
果を出力する機能を備える。前記エネルギー診断は、前
記家宅全体での電力使用量に基づき、最適な契約条件を
求める最適契約決定機能と、電力使用量を用途別に分解
し、集計する電力使用量用途分解機能の少なくとも1つ
を備えるようにした。
【0010】ここでエネルギー情報処理とは、各家宅に
おけるエネルギーの利用状況を収集し、各種診断を行っ
たり、その診断結果に基づいて各種アドバイスをするな
どのコンサルティング業務を実行したり、また、各種統
計をとり、第三者に渡すなどの処理をすることを含む。
【0011】また、上記したエネルギー情報処理システ
ムを実施するために適した本発明に係るサーバとして
は、ネットワークに接続可能であり、前記ネットワーク
を介して受け取った家宅全体での電力使用量と、個々の
電気機器の電力使用量を記憶する電力使用量記憶手段
と、その電力使用量記憶手段に記憶された情報に基づ
き、エネルギー診断を行い、その診断結果を出力する機
能を備える。そして、前記エネルギー診断は、前記家宅
全体での電力使用量に基づき、最適な契約条件を求める
最適契約決定機能と、電力使用量を用途別に分解し、集
計する電力使用量用途分解機能の少なくとも1つを備え
るようにした。
【0012】さらに、前記サーバは、前記家宅の属性を
記憶する属性記憶手段を備え、前記電力使用量用途分解
機能は、未測定の電気機器の電力使用量については、前
記属性記憶手段並びに前記電力使用量記憶手段をアクセ
スし、前記家宅と属性が共通(完全一致でなくても良
い)する他の家宅の実測データを利用して求めるように
するとよい。
【0013】さらにまた、前記サーバは、前記家宅につ
いてのガス使用量を記憶するガス使用量記憶手段と、前
記ガス使用量記憶手段に格納された情報に基づき、ガス
使用量を用途別に分解し、集計するガス使用量用途分解
機能を備えるようにすると、よりトータル的なエネルギ
ー診断が行えるので好ましい。
【0014】さらに、前記電力使用量用途分解機能と、
前記ガス使用量用途分解機能による分解結果に基づき、
所定の用途のエネルギー源を変えた場合のエネルギー使
用量を推定し、エネルギー源の変更前後を比較する機能
を備えるとよい。このとき、いずれか一方の用途分解機
能があれば、その用途解機能により分解されて得られた
所定の用途についてエネルギー源を変えた場合のエネル
ギー使用量を推定できる。つまり、少なくとも一方の変
換機能を持てばよい。但し、ガスから電気への変換と電
気からガスへの変換の両方ができるように構成するのが
好ましいのはもちろんである。。
【0015】また、前記電力使用量用途分解機能と、前
記ガス使用量用途分解機能の少なくとも一方の用途分解
結果に基づき、評価を行う評価手段を備えることも出来
る。そして、前記評価手段の評価結果が悪い場合に、評
価結果を向上するためのメッセージとバナー広告の少な
くとも一方を抽出し、出力する機能を備えることもでき
る。
【0016】さらにまた、電力使用量に関する情報に基
づき、統計を行い、統計解析結果を出力する統計解析手
段を備えると、第三者に係る情報を提供することがで
き、その情報の提供に基づき料金の徴収を図ることが出
来る。
【0017】一方、本発明に係るエネルギー診断装置
は、処理対象の家宅全体での電力使用量と、個々の電気
機器の電力使用量を記憶する電力使用量記憶手段と、そ
の電力使用量記憶手段に記憶された情報に基づき、エネ
ルギー診断を行い、その診断結果を出力する診断手段を
備え、前記診断手段は、前記家宅全体での電力使用量に
基づき、最適な契約条件を求める最適契約決定機能と、
電力使用量を用途別に分解し、集計する電力使用量用途
分解機能の少なくとも1つを備えるように構成した。ま
た、このエネルギー情報処理装置においても、上記した
各サーバの機能を付加することにより、より詳細で有益
な診断・統計処理が行える。
【0018】さらに本発明に係る記録媒体では、家宅全
体での電力使用量と、個々の電気機器の電力使用量を取
得して記憶手段に記憶させる処理と、前記記憶手段から
処理対象の電力使用量を読み出してエネルギー診断を行
う処理を行うプログラムであり、前記エネルギー診断を
行う処理が、処理対象の家宅全体での電力使用量に基づ
き、最適な契約条件を求める最適契約決定処理と、前記
電力使用量を用途別に分解し、集計する電力使用量用途
分解処理の少なくとも1つを含むプログラムを格納し
た。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエネルギー情
報処理システム及びエネルギー情報処理装置並びに記録
媒体の好適な実施例を添付図面を参照にして詳述する。
図1は、本システム全体の一例を示している。同図に示
すように、診断を受ける契約者の家屋1内に設置した通
信装置2が、インターネット3に接続される。また、イ
ンターネット3には、本発明の要部となるエネルギー診
断システム用のサーバ4並びにサーバ4で解析した情報
を収集するクライアント(企業)5が接続され、相互に
データの送受信が可能となっている。
【0020】後述するように、家屋1内には、各種電気
機器の電力使用量を計測する計測装置が設置されてお
り、計測装置が接続された個々の電気機器の電力使用量
並びに家屋全体の電力使用量が収集され、所定のタイミ
ングで通信装置2からインターネット3を介してサーバ
4に送られる。サーバ4は、受け取った電力使用量に関
する情報に基づき、エネルギーの使用状態を診断し、家
屋1の通信装置2に向けて診断結果を送信するエネルギ
ー診断部4aと、電力使用量に関する情報に基づき、各
種統計を行い、第三者のクライアント5に統計解析結果
を供給する統計解析部4bを備えている。次に各部につ
いて説明する。
【0021】家屋1内は、図2に示すように、エアコ
ン,テレビ,冷蔵庫などの各種の電気機器10が設置さ
れている。これら電気機器10に、個々に電力使用量を
測定する測定器11を取り付ける。また、分電盤12に
も測定器11を接続する。この測定器11は、接続され
た電気器の電力使用量を計測し、出力する機能を有す
る。従って、個々の電気機器10に測定器11を接続す
ると、その接続した電気機器10単体の電力使用量を計
測し、分電盤12に接続した測定器11は、家屋1全体
の電力使用量を計測することになる。
【0022】測定器11で計測された電力使用量は、有
線,無線を使用して通信装置2に与える。通信装置2
は、与えられたデータを一時的にバッファに格納し、別
途記憶保持したサーバ4のURLアドレスなどを用いて
定期的にバッファに格納したデータをサーバ4に向けて
自動発信するようになっている。なお、発信するタイミ
ングとしては、バッファ容量に応じて設定することがで
き、毎時や毎日発信しても良いし、1週間等のように比
較的長い間隔で送信しても良い。但し、何れの場合も、
バッファには、基準時間(例えば1時間)単位で電力使
用量を記憶するようになっており、サーバ4側では、最
終的に各電気機器や、家屋全体の電力使用量を基準時間
単位で管理可能となっている。
【0023】また、家屋1内には、通信装置2に接続さ
れるパソコン14も設置されている。このパソコン14
は、一種のクライアントとしても機能し、サーバ4で求
めた電力使用量のモニタリングや、エネルギー診断結果
その他の情報の配信を受け、それをパソコン14のモニ
タに表示することができるようになっている。
【0024】一方、サーバ4は、図3に示すように、送
受信部20を介してインターネット3に接続され、デー
タの送受を行うようになっている。そして、送受信部2
0を介して受信したデータを保管するデータベースとし
て、個人情報データベース21と、電力使用量データベ
ース22並びにガス使用量データベース23を備えてい
る。
【0025】個人情報データベース21は、図4に示す
ように、契約者の氏名,住所,契約容量(A),住宅種
別(一戸建て,マンション,テラスハウス,アパート,
その他等),延べ床面積,部屋数,家族数(同居してい
る人数),小学生・未就学児の人数(中学生以上は、エ
ネルギー消費は大人と同様と推定する),不在時間(1
日のうちで、家族全員がいなくなる時間),給湯エネル
ギー種類(電気,都市ス,プロパン,灯油,その他),
暖房エネルギー源(電気,都市ガス,灯油,電気ガス,
電気灯油,その他),入浴方法(湯船につかる,シャワ
ー),入浴回数(入浴方法の種別ごと)など、契約した
家宅についての情報を格納する。なお、例えば、入浴方
法や入浴回数などは、季節によって変動する可能性があ
る。つまり、冬は、湯船に入る回数が増え、逆に夏は湯
船に入ることなくシャワーを浴びる回数が増える。この
ように季節によって異なる場合には、季節(月)と関連
付けて情報を登録する。そして、家宅IDで管理され
る。
【0026】電力使用量データベース22は、家屋1に
設置した各測定器11で測定した家全体(分電盤12)
並びにテレビ,冷蔵庫などの電気機器10の電力使用量
を、個々の家宅について時間別に集計し、記憶するよう
になっている。一例を示すと、図5のようになる。図示
の例では、30分単位で集計している。
【0027】ガス使用量データベース23は、家宅全体
で使用されたガスの使用量を記憶保持するものである。
図6に示すように、月単位で記憶している。このガス使
用量は、ガス使用量を自動的に測定し、測定結果を通信
する装置があれば、それを用いて自動的に収集すること
ができる。本形態では、契約者がパソコン14を用い
て、インターネット3を介してサーバ4にアクセスし、
自己の家宅IDとともに、1ヶ月分の使用量を登録する
ようにしている。その際の1ヶ月分の使用量は、例え
ば、毎月送られてくる明細などに基づいて登録しても良
いし、ガス会社に問い合わせて教えてもらうようにして
もよい。
【0028】一方、サーバ4に格納されたエネルギー診
断部4aと統計解析部4bの具体的な構成は、以下のよ
うになっている。エネルギー診断部4aは、図3に示す
ように、電力使用量モニタリング部25,最適契約決定
部26,電力使用量用途分解部27,ガス使用量用途分
解部28並びにエネルギー診断評価部29等を有してい
る。
【0029】まず、電力使用量モニタリング部25は、
電力使用量データベース22並びにガス使用量データベ
ース23にアクセスし、時間別負荷,日別負荷,
月別負荷,機器別内訳,月別炭素換算,月別2次
エネルギーを求める。,を求める際に、ガス使用量
も加算する。
【0030】具体的には、測定器11により実測したデ
ータに基づき、各電気機器についての使用量を積算す
る。そして、すべての電気機器10に対して測定器11
を取り付けるのは事実上不可能であるので、分電盤12
に接続した測定器11で計測した家宅全体での電力使用
量から、個々の電気機器10に対して設置した測定器1
1で計測した電力使用量の総和を減算し、得られた結果
をその他の電力使用量とする。
【0031】出力は、例えば、一定のタイミング(例え
ば毎月)で、サーバ4が集計結果(モニタリング結果)
を添付ファイルとしたeメールを作成し、契約者に対し
て定期的に送信するようにしても良いし、集計結果をサ
ーバ4内に別途設けた集計結果データベース内に保存
し、各契約者は、サーバ4にアクセスするとともに、家
宅ID(必要に応じてパスワード付き)を入力すること
により、自己についての集計結果を見ることができるよ
うにしてもよい。何れの場合も、表示形式は、数値を列
挙した表形式で行っても良いが、各種のグラフ形式で行
うようにすると、利用者にとって視覚的に直ぐに理解で
きるので好ましい。
【0032】さらに、集計する内容は、上記したように
定期的に行う場合には、予め定めたものについて行うこ
とになる。また、サーバ4にアクセスした状態で、家宅
IDとともに、集計期間や集計内容を入力することによ
り、指定された条件に基づいて集計し、出力することも
できる。
【0033】さらにまた、電力の場合、同じ電力使用量
であっても、契約アンペア数や契約種別が異なると、料
金が異なる。従って、個人情報として係る情報を予め登
録しておくことにより、集計期間における電気料金を知
ることができる。この機能を実装することにより、予め
その月の電気料金を知ることができ、また、月の途中で
それまでの電気料金を知るようにした場合、使いすぎて
いると分かった場合には、その月の残りの日々におい
て、省エネを図ることにより、高額な電気料金が請求さ
れるのを未然に防止できる。
【0034】そして、表示形式の一例を示すと、図7に
示すように、ある指定した一日の時間別の電力使用量を
棒グラフで示すことができる。図では、簡便にするため
に個別に測定した電気機器は冷蔵庫とエアコンの2つと
し、残りの電気機器は一括してその他で示すようにし
た。また、この図では、その一日にかかった電気料金
(基本料は日割り計算)も算出し、表示するようにして
いる。
【0035】なお、上記した各データを求める演算処理
並びに出力表示データの作成は、電力使用量モニタリン
グ部25が行う。そして、具体的な演算処理の提示は省
略するが、契約アンペアと契約種別毎に、電力使用量に
対する電気料金の演算式は既知であるので、係る演算式
に基づいて簡単に演算処理をして求めることができる。
【0036】また、時間帯での集計において、ある期間
が指定された場合には、その期間内に属する毎日の各時
間毎の電力使用量を積算する。これにより、図8に示す
ように、一定の期間における時間毎の変化を表示するこ
とができる。
【0037】さらにまた、月別の集計が指定された場合
には、一月単位で各測定器11で計測した電力使用量を
積算し、図9に示すような集計結果が表示される。さら
に、指定した日或いは期間における各電気機器の使用割
合を明確に表示するためには、図10に示すように、使
用量の割合を求め、円グラフで表示するようにすると良
い。もちろん、上記した表示形態は一例であり、各種の
任意の表示形態を採ることができる。
【0038】次に、最適契約決定部26について説明す
る。最適契約決定部は、入力された家宅IDに基づいて
電力使用量データベース22をアクセスし、過去1年間
のデータを取得する。そして、家宅全体の電力使用量を
集計し、1000W単位で使用時間を算出する。次い
で、その算出結果に基づいて棒グラフを作成する(図1
1参照)。その後、最大電力使用量に基づいて、その最
大電力使用量の時のアンペア数を求め、契約アンペアを
決定する。この時、単純に最大電力を商用電源電圧(1
00V)で除算することにより最大使用アンペアを求
め、その最大使用アンペアで耐えられる最小契約アンペ
アを契約容量と決定する。
【0039】さらに、最大電力使用量の総時間を求め
る。この総時間を表示することによって、より小さい契
約容量の可能性の有無を知らせることができる。つま
り、仮に一年間(8760時間)のうちの最大電力使用
量が占める割合が小さいとすると、その時間だけ使用を
気をつけることにより一ランク低い契約容量にすること
ができる。
【0040】さらにまた、過去一年分のデータに基づい
て契約アンペアを決定すると、今後新たに電気機器を購
入した場合に容量オーバーになるおそれがある。そこ
で、本形態では、今後一年以内に購入予定の電気機器
と、その使用電力並びに使用予定時間帯に関する情報を
受け取り(図12参照)、下記式に基づいて予定最大ア
ンペアを求める。 予定最大アンペア=(使用量の最大W+購入予定機器の
電力W)/100V
【0041】ここで、購入予定機器の電力Wは、単純に
すべての電気機器についての使用電力を加算しても良い
し、使用予定時間帯を参照し、重複している電気機器に
ついての使用電力を加算したものを用いても良い。図1
2の例では、一部の時間帯で重複しているため、175
0W(750+1000)となり、その値と使用電力の
最大電力である4000Wの加算値を100Vで除算す
ると57.5Aとなる。そして、契約容量は最大契約ア
ンペアが必要十分となる60Aとなる。
【0042】また、このように使用予定時間帯が重複す
る購入予定機器が複数ある場合には、重複しないと仮定
した場合の予定最大アンペアを求め、契約容量が先に求
めたものよりも低くなる可能性の有無を判断する。つま
り、図12に示した例では、エアコンのみ使用したと仮
定すると、電力使用量は、750Wが加算されるため、
予定最大アンペアは47.5Aとなり、この場合の契約
容量は50Aとなる。同様に、食器洗い乾燥機のみを使
用した場合の予定最大アンペアは50Aとなり、この場
合の契約容量は50Aとなる。このように、個々に求め
た予定最大アンペアの最大値が、先に求めたものよりも
小さいか否かを判断し、小さい場合には、小さい契約容
量の可能性があると判断できる。
【0043】上記した演算処理並びにそれに基づく判断
に従って、図13に示すような診断結果を作成し、出力
表示する。つまり、過去一年の使用実績に基づいて決定
した契約容量並びに購入予定の電気機器を考慮した契約
容量等を右欄に表示する。また、購入予定の電気機器に
ついての左欄中にある「3000〜4000W」と「5
0A」は、算出結果を代入するようにし、他の文章は定
型文とすることにより対処できる。
【0044】電力使用量用途分解部27は、測定器11
が接続されていない電気機器であっても、各電気機器ご
との電力使用量を推定し、月別使用電力量を、冷暖房,
給湯(電気温水器),冷蔵庫,ベースロード(冷暖房、
給湯以外)に用途分解するものである。
【0045】まず、給湯は給湯機器が別メータになって
いる場合は、その別メータから正確な電力使用量を実測
することができる。一方、メータが全体と同じ場合は推
定する。また、電力使用量のベースのうち、給湯以外の
用途には、「測定している電気機器」と「測定していな
い電気機器」のいずれも含まれる。そして、測定器11
がなく、電力使用量が不明な部分を以下の手順で推定す
る。
【0046】まず、電力使用量データベース22をアク
セスし、過去1年の月別電力使用量と、冷暖房を使用し
ない月の時間別電気使用量を取得する。さらに、個人情
報データベース21をアクセスし、入浴方法,回数に関
するアンケートの回答を取得する。
【0047】メータが別でない場合の給湯での電力使用
量の推定は、以下のようになる。まず、個人情報データ
ベース21をアクセスし、給湯が別メータになっている
家宅を抽出し、入浴方法と回数情報をあわせて取得す
る。さらに、その抽出した家宅(家宅ID)における実
際の給湯の電気使用量を取得する。この取得は、家宅I
Dに基づいて電力使用量データベース22にアクセスす
ることにより行う。そして、入力方法と回数情報に基づ
いて、入力季節係数を求める。
【0048】つまり、各月ごとに湯船につかる日数つま
り湯船にお湯をためる日数(以下、「湯船日数」と称す
る)と、シャワーのみ使用する日数(以下、「シャワー
日数」と称する)を求め、下記式に基づいて入浴季節係
数を算出する。 入浴季節係数(x月)=A/B A=シャワー日数(x月)×0.7+湯船日数(x月) B=シャワー日数(4月)×0.7+湯船日数(4月)
【0049】なお、シャワー日数に0.7を乗じている
のは、湯船にお湯を入れた場合に比べて、シャワーの場
合にはお湯の使用量が70%程度になるとしたためであ
り、実際の状況に応じて変更するとよい。また、個人情
報に登録する入浴回数データとして、入浴の種類を問わ
ず入浴する日数と、湯船日数とした場合には、シャワー
日数は、該当月における入浴日数−湯船日数により求め
ればよい。
【0050】次いで、上記して抽出した給湯についての
電力使用量を複数家宅について求め、地域(関東、東北
など)毎に各月の平均値を求める。そして、4月の平均
値を基準(1)とし、入浴係数を考慮した他の月の使用
量の比率を求め、給湯季節係数とする。つまり、下記式
に代入することにより求める。 給湯季節係数(x月)=補正給湯電力使用量(x月)/
4月の給湯電力使用量 補正給湯電力使用量(x月)=給湯電力使用量(x月)
/入浴季節係数(x月)
【0051】なお、4月の入浴季節係数は1であるの
で、4月の給湯電力使用量は、入浴季節係数を加味した
補正給湯電力使用量と同一の値を取る。つまり、厳密に
言うと、各月において入浴季節係数を加味した補正給湯
電力使用量を求め、4月の平均値を基準(1)とし、他
の月の電力使用量の比率を求めることを意味する。この
ように、入浴季節係数を加味した補正給湯使用量を用い
るのは、入浴回数の多少により給湯の使用量が大きく変
動するため、各家宅での入浴条件(種類・回数)の相違
に基づく給湯の影響をなくすためである。なお、係る給
湯季節係数は、あらかじめ求めておき、地域と関連付け
て登録しておくとよい。
【0052】なおまた、給湯季節係数を求める際に、上
記のように入浴季節係数による補正を行わなくてもよ
い。つまり、抽出した給湯についてのエネルギー使用量
(電力使用量,ガス使用量)を複数家宅について求め、
地域(関東、東北など)毎に各月の平均値を求める。そ
して、4月の平均値を基準(1)とし、他の月の使用量
の比率を求め、給湯季節係数とする。つまり、下記式に
代入することにより求める。 給湯季節係数(x月)=給湯電力使用量(x月)/4月
の給湯電力使用量
【0053】次に、夜間ベース負荷を求める。具体的に
は、冷暖房を使用していない月である4月の午前4時〜
午前6時での電力使用量のうち、最小値を抽出する。つ
まり、係る時間帯では、通常家族全員が就寝中で、照明
も使用せず、しかも、仮に給湯設備がある家宅でも、す
でにその日の動作は終了(必要な温水貯留)しており、
特に電気機器を使用していないと推定できる。従って、
係る時間帯での電力使用量は、例えばテレビなどのリモ
コン受信機能を稼動させるための待機電力や、冷蔵庫な
どの定常的に稼動している電気機器の電力使用量と認定
できる。
【0054】もちろん、係る時間帯であっても、たまた
ま起きていて電気機器を使用していたり、給湯が稼動し
ているおそれもあるが、上記のように最小値を抽出する
ことにより、正確に夜間ベース負荷を求めることが出来
る。
【0055】次に、基準月である4月の給湯電力使用量
を求める。つまり、午後11時〜午前7時(8時間)の
各時間の使用量から夜間ベース負荷を引いた値を給湯使
用量とする。具体的には、下記の演算を実行する。 給湯電力使用量(4月)=午後11時〜午前7時の使用
量−夜間ベース負荷×8時間
【0056】次に、月別の給湯電力使用量を求める。す
なわち、処理対象の家宅IDに基づいて個人情報データ
ベース21をアクセスし、入浴条件(種類,回数)を取
得し、その家宅にとって入浴季節係数を求める。この入
浴季節係数の算出方法は、上記した給湯季節係数を求め
る際に用いたものをそのまま適用することが出来る。そ
して、処理対象の住所に基づき、処理対象の家宅が存在
する地域を特定し、その地域の給湯季節係数を取得す
る。そして、下記式に代入し、各月の給湯電力使用量を
算出する。 給湯電力使用量(x月)=給湯電力使用量(4月)×入
浴季節係数×給湯季節係数
【0057】一方、測定器を接続せず、実際に測定して
いない冷蔵庫の電力使用量は、以下のようにして求め
る。まず、冷蔵庫に測定器を接続している他の家宅にお
いて実際に計測された冷蔵庫の実際の電力消費量(実際
の消費量)を月別に求め、各月ごとに、「(実際の消費
量/カタログ値)の平均値」を求めることにより「使用
係数」を求める。この使用係数も予め求め、記憶保持し
ておくとよい。そして、処理対象の家宅から予め使用し
ている冷蔵庫のカタログ・取扱説明書などに記載されて
いる消費電力(カタログ値)を取得する。そして、以下
に示すように、カタログ値に使用係数を乗じることによ
り、冷蔵庫の電力使用量を算出する。この電力使用量
は、月別に行う。 測定していない冷蔵庫使用量=「カタログ値」×「使用
係数」
【0058】また、測定器を接続していない他の電気機
器全体の電力使用量であるベースロードの使用量は、下
記のステップに従って演算処理することにより求める。
すなわち、まず下記式を実行し、未測定使用量を求め
る。 未測定使用量=全体の使用量−測定している機器の使用
量−冷蔵庫使用量−給湯使用量
【0059】次いで、このようにして求めた未測定使用
量のうち、最小値を抽出し、その値をベースロードとす
る。つまり、以下に示すミニマム演算を実行する。 未測定のベースロード=Min(過去12ヶ月の未測定使
用量)
【0060】さらに、測定していない冷暖房使用量は、 各月の未測定の冷暖房使用量=各月の未測定使用量−未
測定のベースロード を演算処理することにより求める。
【0061】上記した各演算処理を、電力使用量用途分
解部27が演算処理して求め、 ・月別の冷暖房の電力使用量 ・月別の冷蔵庫の電力使用量 ・月別のベース(冷暖房、給湯以外)の電力使用量 を各種の表示形式にして出力するようになる。表示形式
の一例は、上記した測定器に基づく電力使用量の表示
(図8から図10参照)と同等のものを用いることが出
来る。
【0062】ガス使用量用途分解部28は、過去1年の
ガスの月別使用量を、給湯,調理,暖房の用途に分解す
る。まず、個人情報データベース21をアクセスし、調
理のみガスを使用している家宅を抽出し、その抽出した
家宅の家宅IDをキーにしてガス使用量データベース2
3をアクセスし、その家宅の過去1年間のガス使用量を
取得する。当然のことながら、各月のガス使用量は、す
べて調理に使われる。そこで、4月のガス使用量を基準
とし、各月の比率を求め、調理季節係数を求める。つま
り、下記の演算式を実行する。 調理季節係数(x月)=ガス使用量(x月)/4月のガ
ス使用量 ここで、基準月となる4月は、調理季節係数(4月)=
1となる。また、電力使用量に基づく給湯季節係数など
と同様に、個人情報データベースから住所情報をあわせ
て取得し、該当する家宅を地域ごとにまとめ、調理季節
係数の平均値を求めることにより、各地域ごとの調理季
節係数を求め、地域と関連付けてバッフアなどに記憶保
持する。
【0063】また、個人情報データベース21をアクセ
スし、給湯のみガスを使用している家宅を抽出し、入浴
方法,回数に関するアンケートの回答を取得する。さら
に、その抽出した家宅の家宅IDをキーにしてガス使用
量データベース23をアクセスし、その家宅の過去1年
間のガス使用量を取得する。当然のことながら、各月の
ガス使用量は、すべて給湯に使われる。そこで、4月の
ガス使用量を基準として、各月の比率を求め、給湯季節
係数を求める。また、電力の場合と同様に、入浴季節係
数を加味して行う。
【0064】すなわち、まず入力方法と回数情報に基づ
いて、入力季節係数を求める。つまり、各月ごとに湯船
につかる日数つまり湯船にお湯をためる日数(以下、
「湯船日数」と称する)と、シャワーのみ使用する日数
(以下、「シャワー日数」と称する)を求め、下記式に
基づいて入浴季節係数を算出する。なお、湯船日数は、
新たにお湯を入れた場合と、追い炊きなどにより前日以
前に入れたお湯(すでに水)を沸かしなおす日も計数す
る。 入浴季節係数(x月)=A/B A=シャワー日数(x月)×0.7+湯船日数(x月) B=シャワー日数(4月)×0.7+湯船日数(4月)
【0065】なお、シャワー日数に0.7を乗じている
のは、湯船にお湯を入れた場合に比べて、シャワーの場
合にはお湯の使用量が70%程度になるとしたためであ
り、実際の状況に応じて変更するとよい。また、個人情
報に登録する入浴回数データとして、入浴の種類を問わ
ず入浴する日数と、湯船日数とした場合には、シャワー
日数は、該当月における入浴日数−湯船日数により求め
ればよい。
【0066】次いで、上記して抽出した給湯についての
ガス使用量を複数家宅について求め、地域(関東、東北
など)毎に各月の平均値を求める。そして、4月の平均
値を基準(1)とし、入浴係数を考慮した他の月の使用
量の比率を求め、給湯季節係数とする。つまり、下記式
に代入することにより求める。 給湯季節係数(x月)=補正給湯ガス使用量(x月)/
4月の給湯ガス使用量 補正給湯ガス使用量(x月)=給湯ガス使用量(x月)
/入浴季節係数(x月)
【0067】上記した各係数を用い、給湯と調理と暖房
にガスを使用している家宅における実際のガス使用量か
ら用途分解を行う。すなわち、まず暖房を使わない月で
ある4月から10月の各月に対し、以下の方程式を作
る。これにより、7つの方程式が得られる。なお、例え
ば寒冷地のように暖房を使う期間が長かったり、逆に温
暖地のように暖房を使う期間が短い場合には、上記した
方程式を立てる期間を適宜調整することになる。 g1×Bx×Wx+g2×Cx=Gx Wx:x月の給湯季節係数 Bx:x月の入浴季節係数 Cx:x月の調理季節係数 Gx:x月の全体使用量 g1:4月の給湯使用量 g2:4月の調理使用量 x :4から10の整数
【0068】上記のようにして作成した7つの方程式か
ら2つを選び連立方程式を解くことによりg1,g2を
求める。本来であると、各方程式の解は一致するはずで
あるが、各種の原因によりずれる。そこで、解の平均値
を求め、それを4月の給湯・調理の使用量と決定する。
【0069】次いで、上記のようにして求めた給湯,調
理の使用量と所定の季節係数に基づき、下記式を演算実
行して各月の給湯のためのガス使用量と調理のためのガ
ス使用量を求める。 x月の給湯ガス使用量=g1×Bx×Wx x月の調理ガス使用量=g2×Cx
【0070】さらに、各月の全体のガス使用量から、上
記のようにして求めた各月の給湯使用量,調理使用量を
減じることにより、暖房のためのガス使用量を求める。
このようにして用途分解が出来るので、電力使用量と同
様に用途別に分解した月別積み上げグラフ(図9参照)
のような表示データを作成し出力する。
【0071】エネルギー診断評価部29は、電力使用量
用途分解部27の出力を受けて、電力使用実態の分析を
行う機能と、ガス使用量用途分解部28の出力を受け
て、ガス使用実態の分析を行う機能と、電力使用量用途
分解部27,ガス使用量用途分解部28の出力を受けて
最適エネルギー構成を決定する機能を有している。
【0072】まず、電力使用実態分析機能は、家族数,
熱源,住宅種別などの属性が似ている家宅と比較し、個
別の家宅の使用量を評価する。さらに、待機電力の推定
を行ったり、測定器11が接続された冷蔵庫の性能の評
価・診断を行うようになっている。
【0073】具体的には、まず、契約者は、サーバ4に
アクセスし、家宅IDとともに電力使用実態分析要求を
する。実際には、具体的な入力画面を省略するが、サー
バ4にアクセスすると、利用可能な機能の一覧表などを
メニュー表示する画面を用意しておき、契約者は利用す
る機能を選択(クリック)することにより要求が行える
ようにする。
【0074】この機能が選択されると、エネルギー診断
評価部29は、相手のモニタ画面上に例えば図14に示
すような家宅属性の選択画面条件を出力するようにす
る。契約者は、比較したい家宅属性をチェックする。選
択画面中の条件のすべてを選択してもよいし、一部でも
よい。例えば、4人家族で、給湯がガスで、マンション
の家庭で比較したい場合には、家族数、給湯エネルギー
源、住宅種別のそれぞれのカテゴリにチェックを入れ
る。図14は、すでにチェックを入れた状態を示してお
り、図中黒丸はすでに契約者が選択した条件を示してい
る。
【0075】そして、必要な条件をすべて選択した後、
実行キー(画面上の所定部位をクリック)を操作するこ
とにより指定された条件がインターネットを介してサー
バ4のエネルギー診断評価部29に与えられる。従っ
て、エネルギー診断評価部29は、個人情報データベー
ス21をサーチし、条件に合致する家宅を抽出する。そ
して、抽出した結果を、例えば図15に示すような表示
形態で出力表示する。
【0076】この抽出されたグループでよい場合には、
契約者は実行キー(画面上の所定部位をクリック)を操
作するようにする。係る実行キーの操作を受け取ると、
エネルギー診断評価部29は、指定したグループに属す
る家宅ID並びに診断対象の家宅IDに基づいて電力使
用量データベース22をアクセスし、そのグループの電
力使用量の平均値,中央値を求めるとともに、診断対象
の契約者の家宅IDの電力使用量から偏差値並びにエネ
成績(「エネルギー成績」の略)を求める。ここで、偏
差値は、電力使用量が大きい方が成績が低くなるように
するため、下記式に基づいて求める。 偏差値=(平均値―使用量)÷標準偏差×10+50
【0077】また、エネ成績は、偏差値との対応付けを
図16に示すように定義した。
【0078】そして、診断した結果を図17に示すよう
な表形式で定義し、エネルギー診断評価部29内のバッ
ファに一時的に格納する。また、この診断結果を相手方
のモニタに表示するために出力することもできる。
【0079】次に、図18に示すような選択画面を表示
し、月別電力使用量とともに表示するグループの集計値
を選択させる。そして、選択されたならば、その選択さ
れた集計値の折れ線グラフを、電力使用量用途分解部2
7で求めた月別電力使用量の用途別(冷蔵庫,冷暖房,
給湯,その他)の積み上げ棒グラフに重ねて表示する。
この表示例としては、例えば図19のようになる。
【0080】なお、具体的な図示は省略するが、用途分
解で求めたトータルの冷暖房使用量を、測定したエアコ
ンとその他の空調機器で分けて積み上げるようにした
り、用途分解で求めた「その他使用量」を、「測定した
機器」と「その他の機器」に分けて積み上げるようにし
てもよい。
【0081】さらに、表示形態としては、図示した棒グ
ラフによる積み上げに限ることはなく、各種のグラフ・
表形式などにより出力できるのはもちろんである。さら
にまた、図20に示すように、年間の用途別の電気料金
を円グラフ形式で出力することも出来る。つまり、測定
した電気機器,冷蔵庫,冷房,暖房,給湯,その他の電
力使用量に基づいて電気料金を求め、それを円グラフで
表示する。電気料金単価は、実際の契約メニューの単価
を使用し、時間単位で計算することにより簡単に求めら
れる。
【0082】また、図21に示すように、冷暖房に着目
して年間電気料金を求め、グループ平均と比較すること
も出来る。図示の例では、棒グラフで表示しているが、
表示形態は任意である。本形態では、冷房と暖房を分け
て評価することにより、省エネを実現するための対象機
器を明確にすることが出来る。
【0083】具体的には、5月〜10月までの空調分
(冷暖房費)を冷房とし、11月〜4月までの空調分を
暖房とする。そして、指定したグループの電気料金の平
均値と、処理対象者の電気料金並びにエネ成績を求め
る。電気料金の算出は、上記した年間の用途別の電気料
金を求めたものと同様にした。
【0084】さらに図示は省略するが、同様のことは、
給湯その他の電気設備についても行うことが出来る。ま
た、後述するように、評価結果(エネ成績)が低いもの
については、対応する電気機器などについてのバナー広
告をあわせて出力することもできる。
【0085】また、エネルギー診断評価部29は、冷蔵
庫の性能,使い方の評価を行う。つまり、冷蔵庫に対し
て測定器を接続し、冷蔵庫の電力使用量を直接計測して
いる場合には、「電力使用量(実測値:平均値)/カタ
ログ値」を求め、4月の値を基準とした各月の比を求
め、各月の冷蔵庫係数を求める。同様に、グループに属
する家宅の中で冷蔵庫の電力使用量を計測しているもの
についての冷蔵庫係数を求める。なお、比較基準となる
平均的な冷蔵庫係数は、グループとは別に求めたもので
もよい。
【0086】そして、求めた2つの冷蔵庫係数を対比し
て出力表示する。具体的には、例えば図22に示すよう
に棒グラフを2つ並べて表示することが出来る。これに
より、平均的か否かが直感的に理解できる。
【0087】さらに、エネルギー診断評価部29は、各
月ごとに冷蔵庫係数を比較し、冷蔵庫係数の大きい(性
能,使い方が悪い)月を抽出する。そして、抽出された
月に対応して所定のメッセージをメッセージデータベー
ス31から選択し、出力する。この出力の一例として
は、図23のようになる。このメッセージの例では、
「1年を通して」の部分が比較結果により適宜交換する
ようにする。つまり、図22に示す結果では、すべての
月で冷蔵庫係数が悪いので、「1年を通して」としてい
るが、6月〜8月の冷蔵庫係数が悪く、他の月では冷蔵
庫係数が良いような場合には「夏の季節の」に置き換
え、他の文章はそのまま使用することができる。そし
て、冷蔵庫係数の悪かった月と、表示する(置き換え
る)文章の対応をテーブルとして用意しておくことによ
り、簡単に対処できる。さらに、この冷蔵庫において
も、評価結果が低いものについては、 ・省エネタイプの冷蔵庫の宣伝 ・IHクッキングヒーターの宣伝(調理の熱の放熱が少
ない) ・ブラインドの宣伝 ・キッチンまわりの商品(冷蔵庫の中身を上手に整理で
きるグッズなど) 等の冷蔵庫係数をよくするための情報をバナー広告とし
て出力表示するようにしてもよい。
【0088】さらに、エネルギー診断評価部29は、待
機電力の推定も行う。ここで待機電力は、テレビやビデ
オなどのリモコン受信やクイックスタートなどのために
電源スイッチをOFFにしても消費される電力のことを
言い、それら全ての待機電力の合計と推定する。そし
て、家に誰もいない時に消費されている電力のうち、冷
蔵庫のように常時使っているものの消費電力を引けば、
その演算結果の消費電力が待機電力となる。
【0089】具体的な推定処理は、予め設定されたか、
与えられた横軸メモリ幅に従い、横軸目盛りを0でない
最小値から始まって、指定したメモリ幅(W数単位)で
増やし、15目盛りふる。そして、測定した家宅全体の
電力使用量から、冷蔵庫についての電力使用量を減じた
電力消費量を求め、上記設定した横軸の範囲内の時間を
積算する。冷蔵庫の電力使用量は、実測している場合に
はその実測値を使用し、実測していない場合には電力使
用量用途分解部27で求めた値を使用する。つまり、冷
蔵庫のように常時稼動している電気機器は、必要不可欠
のものであり、待機電力に含まれない。従って、家宅全
体の電力使用量から、冷蔵庫の電力使用量を除くことに
より、待機電力が残るようにした。これにより、例えば
図24に示すような集計結果が得られる。
【0090】そして、通常、家に誰もいないときの消費
電力(冷蔵庫の消費電力を除く)が最小となる。そこ
で、上記のような集計結果から最小値を抽出すると、そ
の抽出した電力使用量(図24の場合は250W)が待
機電力と推定できる。さらに、停電などが発生した場合
には、その停電時の電力使用量が最小値となるので、単
純に最小値を待機電力と推定すると、推定結果に誤りが
ある可能性がある。
【0091】そこで本形態では、待機電力を求める際の
サンプル数(例えば3点)を予め設定しておき、上記の
ようにして求めた冷蔵庫を除いた電力使用量の最小のも
のからサンプル数分だけ電力使用量を抽出する。そし
て、その抽出したサンプルの平均を求め、その平均値を
待機電力と推定するようにする。図24に示す例では、
3つの平均値を採っても250Wとなる。ここで抽出す
る3点であるが、例えば単位時間(1時間)を1点と考
えることができる。なお、サンプル数は、上記したよう
に予め定めておいても良いし、変数にしておき、入力を
促すようにしても良い。
【0092】さらにまた、上記した例では、常時使用す
る電気機器として冷蔵庫のみを考慮するようにしたが、
これは、通常冷蔵庫はどの家宅にも設置しているとみな
せるからである。但し、実際には、冷蔵庫以外にもたと
えば、温水便座等の常時稼動している電気機器が設置さ
れていることがある。すると、係る電気機器の消費電力
が含まれたままとすると、正確な待機電力を推定するこ
とができない。
【0093】そこで、例えば図25(a)に示すような
入力画面を出力表示し、年間を通じて常時使用している
電気機器の平均使用量(W)の入力を促す。そして、係
る情報が入力されると、インターネット3を介してサー
バ4のエネルギー診断評価部29に与えられるので、冷
蔵庫の消費電力を引いた値の最小値から複数分のサンプ
ルの平均値を求め、その平均値から、与えられた平均使
用量を減じた値を求める。図24,図25(a)に示す
ものの場合には、「250W−16W」より234Wが
待機電力の合計と推定できる。
【0094】また、この待機電力に基づく電気料金を算
出するとともに、グループに属する家宅についての待機
電力の平均を求める。そして、それらを図25(b)に
示すような表形式で出力する。この出力結果を見ること
により、属性が似ている家宅に比べて、待機電力が多い
か否かを知ることができ、また消費電力をカットするこ
とによりどれくらいの電気料金の削減ができるかなど、
省エネ効果の目安となる。
【0095】さらに、エネルギー診断評価部29は、推
定した待機電力が、平均値より多いか否かを判断し、多
い場合には図26に示すようなメッセージを出力する。
さらに、待機電力が高い場合には、 ・待機電力カットの省エネグッズ(中間スイッチなど)
の宣伝 ・待機電力ゼロのTV、ステレオなどの機器 等の待機電力を少なくするための情報をバナー広告とし
て出力表示するようにしてもよい。
【0096】一方、ガス使用実態の分析を行う機能は、
基本的に上記した電力使用実態の分析と同様に行える。
つまり、家族数,熱源,住宅種別などの属性が似ている
家宅と比較し、個別の家宅のガス使用量を評価する。こ
の評価は、全体及びまたは用途別に行うことが出来る。
そして、図14に示すような属性入力画面に従って同じ
ような家宅をグルーピングし、統計値を計算し用途別に
比較する。そして、平均値よりも上か下かを判断するこ
とにより評価する。そして、その評価結果の出力も、図
示は省略するが、電力使用量と同様に各種のグラフ形式
で出力することが出来る。
【0097】さらに、電力使用量用途分解部27,ガス
使用量用途分解部28の出力を受けて最適エネルギー構
成を決定する機能は、以下のようになっている。まず、
概念的に説明すると、電気、ガスの用途分解結果を用い
て、カロリー換算で、熱源を変更した場合の電気,ガス
の料金を計算する。つまり、給湯,調理,暖房の用途の
エネルギー源をガスから電気に変更、或いは逆に電気か
らガスに変更した場合、電気料金とガス料金がどのよう
になるのかをシミュレーションする。そして、総合的に
見て安くなる構成を決定し出力する。具体的な処理手順
は以下の通りである。
【0098】まず、各用途分解部27,28から、暖
房,給湯,調理について用途分解した使用量を取得す
る。そして、各用途の必要なエネルギー(cal)を求
める。つまり、用途のエネルギー使用量(cal)を、
電気(二次換算)、ガスのエネルギー換算係数をかけて
カロリー値にし、そのカロリー値に機器の熱効率をかけ
る。具体的には、下記の演算処理を実行する。
【0099】
【数1】
【0100】次に、エネルギー源を変更するものの用途
について変更後のエネルギー源の使用量を下記式により
求める。
【0101】
【数2】
【0102】現状と変更後のそれぞれの使用量に基づい
て、料金計算(目安)をする。つまり、ガスは1m
あたりの単価、電気は1kWhあたりの単価がわかって
いるので、それらを使用量に乗じることにより料金を求
め、その結果を表示する。表示例としては、例えば図2
7に示すような一覧表形式とすることが出来る。
【0103】さらに電気料金は、契約種別や契約アンペ
アによって料金が異なる。従って、各用途の主な使用時
間帯の入力画面を出力表示する。そして、入力された使
用時間帯に基づき、各契約種別についての料金を算出す
る。なお、契約種別についてのそれぞれの料金の計算式
は既知であるため、係る演算式を予め記憶保持してお
き、求めた使用量から金額を計算することができる。つ
まり、各種契約種別についての単価を用いて1年間の電
気料金を計算し、比較を行う。計算結果の一例として
は、図28に示すような表形式としている。これによ
り、ガスと電気さらには同じ電気を用いた場合でも契約
形態のどれが安価になるかが容易に理解できる。
【0104】ところで、エネルギー源の変更を行うこと
により料金が安くなっても、エネルギー源の変更にとも
ない使用する機器も替える必要がある。従って、電気温
水器やIHヒーターの購入価格の目安や工事費の目安な
どを考慮し、それらを含めたコスト評価を行う。つま
り、ランニングコストによる削減により、機器の交換に
伴なう初期費用を回収するために要する期間を算出す
る。そして、その算出結果を例えば図29に示すような
表形式で出力する。この結果を見ることにより、初期費
用や回収に要する年数から交換した方がよいか否かが判
断できる。
【0105】さらに、このようなコストの評価結果に基
づき、例えば、「オール電化にすることによって、光熱
費のトータルは安くなります。ただし、機器の購入や工
事費が別に必要となります。この初期費用は約5年で回
収できます。」というようなメッセージを出力すること
も出来る。これも文頭の「オール電化」と、結語の「5
年」を評価結果に基づいて適宜のものに置き換えること
により対応できる。
【0106】また、電気温水器やIHクッキングヒータ
等の変更する場合の機器等や、機器単位のエネルギー使
用量実測調査の宣伝等のバナー広告を出力することが出
来る。
【0107】次に、バナー広告並びにメッセージ出力機
能について説明する。図30に示すように、メッセージ
データを格納するメッセージデータベース31と、バナ
ー広告を格納するバナー広告データベース32を備えて
いる。そして、エネルギー診断評価部29や、最適契約
決定部26で求めた診断結果を受け、その内容に適した
バナー広告やメッセージを抽出し、エネルギー診断評価
部29や、最適契約決定部26に引き渡す管理部33を
有する。そして、この管理部33は、図30に示すよう
に独立して別途設けても良いし、図3に示すように各処
理部内に組み込んでも良い。
【0108】すなわち、メッセージデータベース31の
内部データ構造は、例えば図31に示すように、サブシ
ステム(エネルギー診断評価部29内の機能,最適契約
決定部)と、そのサブシステムにおける出力画面の種類
とそのときの表示結果(評価結果)と表示するメッセー
ジを関連付けたテーブル構造とする。
【0109】また、バナー広告データベースは、図32
に示すように、サブシステムと、そのサブシステムにお
ける出力画面の種類とそのときの表示結果(評価結果)
と表示する広告商品,バナー広告と、バナー広告の表示
頻度を関連付けたテーブル構造とする。ここで、バナー
広告表示頻度は、1つの表示結果に対して表示されるバ
ナー広告が複数存在する場合に、その表示割合を示す。
合計の数値を10となるように設定する。これにより、
例えば頻度が3となると、10分間のうち3分間がその
広告が表示されるようになるように制御される。
【0110】そして、管理部33は、診断結果に基づ
き、出力画面の種類と表示結果(評価結果)を判断し、
データベース31,32をアクセスして該当するメッセ
ージ並びにバナー広告を抽出する。そして、メッセージ
を出力するとともに、バナー広告表示頻度に従ってバナ
ー広告を出力する。
【0111】一方、統計解析部4bは、エネルギーの使
用実態調査を行い、その調査結果を契約している企業
(クライアント5)に対してインターネット3を介して
供給するものである。
【0112】企業に提供する情報の具体例としては、例
えば、家族構成、ライフスタイル別のエネルギー使用実
態がある。すなわち、個人情報データベースをアクセス
することにより、様々な属性の家宅(世帯)を抽出し、
各種データベースに格納されたデータに基づき、同一・
類似する属性ごとに各種の平均を求めることにより、属
性別の時刻別使用量、電力使用量の推移などを求める。
【0113】さらに、生活行動実態を調べることもでき
る。つまり、測定器をつけた電気機器について時刻別の
家電(TVの視聴率)使用率を調べることができる。ま
た、例えば、朝方に電力使用量が急に増加した場合に
は、起床した可能性が高く、夜方(深夜)に電力使用量
が急に減少した場合には、就寝した可能性が高い。これ
により、電力使用量の推移(増減)から就寝時間の平均
や、起床・就寝時間等のライフスタイルを推定すること
ができる。また、昼間や夕方において、電力使用量が急
に減少した場合には、家族が外出した可能性が高く、電
力量が急に増加した場合には、帰宅してきた可能性が高
い。従って、その電力使用量の推移(増減)から時刻別
の在宅率等を推定することができる。
【0114】このように求めた実態を、電力会社・ガス
会社などのエネルギー供給会社や、電気機器の製造メー
カ等に供給することができる。なお、具体的な供給の手
法は、例えば、予め登録し、一定のタイミングで電子メ
ールなどによりサーバ4側から各クライアント5に向け
て配信するようにしてもよいし、クライアント5側から
サーバ4にアクセスし、情報を取得するようにしてもよ
い。
【0115】さらに、本発明のエネルギー診断システム
では、以下に示す機能を付加することができる。すなわ
ち、家宅の所定位置に温度センサを設置し、その温度セ
ンサにより検出された室内及び室外の気温データ(床上
と床上1〜2メートル)を、通信装置2を用いてインタ
ーネット3を介してサーバ4に送る。そして、サーバ4
は、取得した温度情報に基づいて下記式を用いて断熱指
数を算出し、その算出結果から家宅1の住宅断熱性能を
評価することができる。 総合断熱指数=C/D C=(居室の暖房停止時の室温−暖房停止期間中の最小
室温) D=(暖房停止時の外気温−最小室温を検出した時の外
気温)
【0116】ここで、暖房の停止は、電力使用量の推移
から推定する。つまり、暖房に直接測定器を取り付けて
いる場合には、その出力の変化から容易に判断できる。
また、仮に直接測定していない場合でも暖房の消費電力
は比較的大きいので、全体の電力使用量を監視し、その
電力使用量の低下が一定のしきい値以上のときに暖房が
停止したと判断することができる。このとき、室温の推
移情報を加味すると、より正確に判断できる。つまり、
電力使用量が低下した後の室温の推移を監視し、室温も
低下していった場合には暖房の停止と判断でき、室温が
低下しない場合には、他の電気機器の停止と判断でき
る。
【0117】また、暖房停止期間中の最小室温は、暖房
の停止が夜の就寝前とすると、通常は翌朝の暖房の再運
転時となる。そこで、常時室温を監視するのではなく、
暖房の始動を検出し、その時の室温と外気温を求めるよ
うにしても良い。
【0118】総合断熱指数は0から1の値をとり、1と
なると室内と室外の温度の差がないので断熱性能(=1
−総合断熱指数)は0となり、完全に保温されていれば
1となる。係る機能を実現するためには、複数の温度セ
ンサを設置すればよいので、安価に構成できるので好ま
しい。
【0119】なお、内部発熱も含まれているため、絶対
的な評価に使うのは正確性に欠けるものの、既存の建物
の断熱性能を指数によって簡易的に判定することはでき
る。さらに、例えば断熱材を入れ替えるなどのリフォー
ムを行った場合、リフォームの前後でそれぞれ断熱指数
を算出し比較することにより、改善度合いをはっきりと
数字で見ることができる。さらに、他の家より良いか、
悪いかの比較のように相対的な判断をすることにも適用
できる。
【0120】さらにまた、長期的に断熱指数を算出する
ことにより、その家宅の経時変化を監視し、断熱性能が
低下してきたか否かを判断し、リフォームの必要性の有
無を判定し、その判定結果を家宅に出力表示するように
しても良い。このとき、バナー広告として、断熱構造の
情報提供や、リフォーム会社を伝達するようにすること
もできる。
【0121】なお、上記した実施の形態では、インター
ネットを介して情報の取得・配信を行ったが、本発明は
これに限ることはなく、例えば、サーバ4の機能を独立
したコンピュータに実装し、そのコンピュータの入力装
置を操作してデータの入力を行い、エネルギー診断を行
うエネルギー診断装置を構築することも出来る。
【0122】さらにまた、上記した各実施の形態は、い
ずれも装置に組み込んだ状態を前提として説明したが、
上記した各処理(機能)をコンピュータに実行させるた
めのプログラムとし、係るプログラムは所定の記録媒体
に記録して提供するようにしてもよい。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明では、電気その他
のエネルギーの使用状況等の診断を行い、各種のアドバ
イスをする等のコンサルティングを行ったり、係る診断
を行う際に収集したデータを解析し、統計処理をして得
られた情報に基づいて、各種のビジネスを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエネルギー情報処理システムの一
例を示す図である。
【図2】本発明に係るエネルギー情報処理システムの一
例における家宅とサーバの詳細を示す図である。
【図3】サーバの内部構造の一部を示す図である。
【図4】個人情報データベースのデータ構造の一例を示
す図である。
【図5】電力使用量データベースのデータ構造の一例を
示す図である。
【図6】ガス使用量データベースのデータ構造の一例を
示す図である。
【図7】電力使用量モニタリング部25の機能を説明す
るための表示例である。
【図8】電力使用量モニタリング部25の機能を説明す
るための表示例である。
【図9】電力使用量モニタリング部25の機能を説明す
るための表示例である。
【図10】電力使用量モニタリング部25の機能を説明
するための表示例である。
【図11】最適契約決定部26の機能を説明するための
表示例である。
【図12】最適契約決定部26の機能を説明するための
表示例である。
【図13】最適契約決定部26の機能を説明するための
表示例である。
【図14】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図15】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図16】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図17】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図18】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図19】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図20】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図21】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図22】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図23】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図24】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図25】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図26】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図27】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図28】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図29】エネルギー診断評価部29の機能を説明する
ための図である。
【図30】バナー広告並びにメッセージ出力機能を説明
するための図である。
【図31】バナー広告並びにメッセージ出力機能を説明
するための図である。
【図32】バナー広告並びにメッセージ出力機能を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 家屋 2 通信装置 3 インターネット 4 サーバ 4a エネルギー診断部 4b 統計解析部 5 クライアント 10 電気機器 11 測定器 12 分電盤 14 パソコン 20 送受信部 21 個人情報データベース 22 電力使用量データベース 23 ガス使用量データベース 25 電力使用量モニタリング部 26 最適契約決定部 27 電力使用量用途分解部 28 ガス使用量用途分解部 29 エネルギー診断評価部 31 メッセージデータベース 32 バナー広告データベース 33 管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山森 美智子 東京都港区赤坂5丁目5番9号赤坂スバル ビル601 株式会社東京エネルギーリサー チ内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC00 GG02 5G066 AA02 AA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された家宅と
    サーバにより構築され、前記家宅で使用されるエネルギ
    ーの状況を管理するエネルギー情報処理システムであっ
    て、 前記家宅には、その家宅全体での電力使用量と、個々の
    電気機器の電力使用量を測定する測定手段と、その測定
    手段で測定した電力使用量を前記ネットワークを介して
    前記サーバに向けて送信する通信手段を備え、 前記サーバは、前記ネットワークを介して受け取った前
    記電力使用量の情報に基づき、エネルギー診断を行い、
    その診断結果を出力する機能を備え、 前記エネルギー診断は、前記家宅全体での電力使用量に
    基づき、最適な契約条件を求める最適契約決定機能と、
    電力使用量を用途別に分解し、集計する電力使用量用途
    分解機能の少なくとも1つを備えたことを特徴とするエ
    ネルギー情報処理システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続可能なサーバであっ
    て、 前記ネットワークを介して受け取った家宅全体での電力
    使用量と、個々の電気機器の電力使用量を記憶する電力
    使用量記憶手段と、その電力使用量記憶手段に記憶され
    た情報に基づき、エネルギー診断を行い、その診断結果
    を出力する機能を備え、 前記エネルギー診断は、前記家宅全体での電力使用量に
    基づき、最適な契約条件を求める最適契約決定機能と、
    電力使用量を用途別に分解し、集計する電力使用量用途
    分解機能の少なくとも1つを備えたことを特徴とするサ
    ーバ。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記家宅の属性を記憶す
    る属性記憶手段を備え、 前記電力使用量用途分解機能は、未測定の電気機器の電
    力使用量については、前記属性記憶手段並びに前記電力
    使用量記憶手段をアクセスし、前記家宅と属性が共通す
    る他の家宅の実測データを利用して求めることを特徴と
    する請求項2に記載のサーバ。
  4. 【請求項4】 前記サーバは、前記家宅についてのガス
    使用量を記憶するガス使用量記憶手段と、 前記ガス使用量記憶手段に格納された情報に基づき、ガ
    ス使用量を用途別に分解し、集計するガス使用量用途分
    解機能を備えたことを特徴とする請求項2または3に記
    載のサーバ。
  5. 【請求項5】 前記ガス使用量用途分解機能による分解
    結果に基づき、所定の用途のエネルギー源をガスから電
    気に変えた場合のエネルギー使用量を推定し、エネルギ
    ー源の変更前後を比較する機能をさらに備えたことを特
    徴とする請求項4に記載のサーバ。
  6. 【請求項6】 前記電力使用量用途分解機能による分解
    結果に基づき、所定の用途のエネルギー源を電気からガ
    スに変えた場合のエネルギー使用量を推定し、エネルギ
    ー源の変更前後を比較する機能をさらに備えたことを特
    徴とする請求項2〜5に記載のサーバ。
  7. 【請求項7】 前記電力使用量用途分解機能と、前記ガ
    ス使用量用途分解機能の少なくとも一方の用途分解結果
    に基づき、評価を行う評価手段を備えたことを特徴とす
    る請求項2〜6の何れか1項に記載のサーバ。
  8. 【請求項8】 前記評価手段の評価結果が悪い場合に、 評価結果を向上するためのメッセージとバナー広告の少
    なくとも一方を抽出し、出力する機能を備えたことを特
    徴とする請求項7に記載のサーバ。
  9. 【請求項9】 電力使用量に関する情報に基づき、統計
    を行い、統計解析結果を出力する統計解析手段を備えて
    いることを特徴とする請求2〜8の何れか1項に記載の
    サーバ。
  10. 【請求項10】 処理対象の家宅全体での電力使用量
    と、個々の電気機器の電力使用量を記憶する電力使用量
    記憶手段と、 その電力使用量記憶手段に記憶された情報に基づき、エ
    ネルギー診断を行い、その診断結果を出力する診断手段
    を備え、 前記診断手段は、前記家宅全体での電力使用量に基づ
    き、最適な契約条件を求める最適契約決定機能と、電力
    使用量を用途別に分解し、集計する電力使用量用途分解
    機能の少なくとも1つを備えたことを特徴とするエネル
    ギー情報処理装置。
  11. 【請求項11】 家宅全体での電力使用量と、個々の電
    気機器の電力使用量を取得して記憶手段に記憶させる処
    理と、前記記憶手段から処理対象の電力使用量を読み出
    してエネルギー診断を行う処理を行うプログラムであ
    り、 前記エネルギー診断を行う処理が、処理対象の家宅全体
    での電力使用量に基づき、最適な契約条件を求める最適
    契約決定処理と、前記電力使用量を用途別に分解し、集
    計する電力使用量用途分解処理の少なくとも1つを含む
    プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記
    録媒体。
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