JP4561721B2 - 電力監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力監視システムに関するものである。
従来、各家庭等で消費される商用電源の電力量は、電力供給会社から送付される請求書で確認したり、電力供給会社が作成したウェブコンテンツで確認できる。
一方、家庭の分電盤内で主幹電力量を計測し、その計測結果をウェブ画面上でモニタリングできるシステムがあり、さらにこのシステムでは、他の家庭の消費電力量と比較することもできる。(例えば、特許文献1参照)。
特許第3551302号公報
通常、宅内では、分電盤内の分岐ブレーカを介して主幹電路を複数の分岐電路に分岐させて、各分岐電路には様々な電気機器が接続されている。例えば、1つの部屋内に設置した複数の電気機器(複数の照明器具)に1つの分岐電路を割り当てたり、最近では、1台の電気機器(空調機器(エアコン)、床暖房器具、IH機器等)に1つの分岐電路を割り当てている。
しかしながら、上記特許文献1のシステムでは、各家庭内の消費電力量を一括してモニタしており、上記分岐電路毎の消費電力量をモニタすることができなかった。したがって、ユーザは、無駄に電力を消費している電気機器や部屋を特定することができず、省エネルギー化のために停止、消灯等の具体的な操作を行うことが困難であった。
また、過去の消費電力量の履歴を確認する機能がないので、現在の消費電力量を過去の履歴と比較することができず、省エネルギー化を実践したことによる効果をユーザ自身が把握することができなかった。さらに、分岐電路毎の消費電力量も過去の履歴と比較することができなかったので、電気機器毎の消費電力量への影響度も把握することができなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、主幹電路の電気使用量、および分岐電路毎の電気使用量の履歴をモニタ可能な電力監視システムを提供することにある。
請求項1の発明は、主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側から分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路に各々設けられた複数の分岐ブレーカと、主幹ブレーカを介して供給される電気使用量を計測する第1の計測手段と、各分岐ブレーカを介して供給される電気使用量を分岐ブレーカ毎に計測する第2の計測手段と、計測した各電気使用量を格納するデータ記憶手段と、要求信号を受信した場合に、データ記憶手段に格納した各電気使用量に基づいて、主幹ブレーカの電気使用量を表す画像データ、分岐ブレーカ毎の電気使用量を表す画像データを生成し、当該画像データを要求信号の送信元に送信する制御手段と、制御手段へ要求信号を送信し、且つ制御手段からの画像データを受信して画像を表示する端末装置とを備え、制御手段は、現在月において所定の分岐ブレーカを介して電気使用量を所定値以上供給した最初の日である供給開始日から現在日までの所定の分岐ブレーカの電気使用量を、供給開始日から現在日までの日数で除して、所定の分岐ブレーカの1日の平均電気使用量を算出し、次に、当該平均電気使用量に現在月の残りの日数を乗じた結果を、供給開始日から現在日までの所定の分岐ブレーカの電気使用量に加算することで、現在月の所定の分岐ブレーカの電気使用量を予測し、さらに当該予測した所定期間の分岐ブレーカ毎の電気使用量を加算して、所定期間の主幹ブレーカの電気使用量を予測し、前記予測した各電気使用量に基づいて各電気使用量の予測値を表す画像データを生成し、端末装置は、各電気使用量の予測値を表す画像データを制御手段から取得して表示し、端末装置は、第1の期間に亘る主幹ブレーカの電気使用量の変動を第2の期間毎に表す第1の画像データを制御手段から取得して表示し、当該表示した第1の画像内のいずれかの第2の期間における主幹ブレーカの電気使用量を示す所定領域を選択することで、当該選択した第2の期間における分岐ブレーカ毎の電気使用量を表す第2の画像データの提供を要求することを特徴とする。
この発明によれば、主幹電路の電気使用量だけでなく、宅内の分岐電路毎の電気使用量をモニタ可能であり、無駄に電力を消費している電気機器や部屋を特定して、省エネルギー化のために停止、消灯等の具体的な操作を行うことができる。また、各電気使用量の過去の履歴をモニタ可能であり、現在の電気使用量を過去の履歴と比較することで、省エネルギー化を実践したことによる効果をユーザ自身が把握することができ、さらには、分岐電路毎の電気使用量も過去の履歴と比較することが可能であり、電気機器毎の電気使用量への影響度も把握することができる。
また、エアコンや床暖房器具等のように季節によって電気使用量が大幅に変動する電気機器を月の途中から使用した場合でも、その月の分岐電路毎の電気使用量を精度よく予測することができ、全体の電気使用量の予測精度も向上する。
請求項2の発明は、請求項1において、前記制御手段をインターネットに接続するインターネット接続手段と、インターネット上に設置されたセンター装置とを備え、センター装置は気象情報を格納し、前記制御手段は、センター装置から取得した気象情報に基づいて所定期間の分岐ブレーカ毎の電気使用量を予測することを特徴とする。
この発明によれば、過去、現在の気象情報および気象予測情報に基づいて、分岐電路毎の電気使用量の変動パターンを予測すれば、より精度よく電気使用量を予測することができる。
以上説明したように、本発明では、主幹電路の電気使用量だけでなく、宅内の分岐電路毎の電気使用量をモニタ可能であり、無駄に電力を消費している電気機器や部屋を特定して、省エネルギー化のために停止、消灯等の具体的な操作を行うことができるという効果がある。また、各電気使用量の過去の履歴をモニタ可能であり、現在の電気使用量を過去の履歴と比較することで、省エネルギー化を実践したことによる効果をユーザ自身が把握することができ、さらには、分岐電路毎の電気使用量も過去の履歴と比較することが可能であり、電気機器毎の電気使用量への影響度も把握することができるという効果もある。また、エアコンや床暖房器具等のように季節によって電気使用量が大幅に変動する電気機器を月の途中から使用した場合でも、その月の分岐電路毎の電気使用量を精度よく予測することができ、全体の電気使用量の予測精度も向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の電力監視システムは、図2に示すように、宅内に設置された統合管理盤1と、商用電源を供給する電路Lpおよび情報伝送路Li(エンハンスト・カテゴリ5若しくはカテゴリ6のLANケーブル)を介して統合管理盤1に接続されて、統合管理盤1が電力供給、制御並びに監視を行う照明器具、空調機器(エアコン)、床暖房器具、IH機器等の宅内に設置された複数の電気機器Xmn(m=1,2,…、n=1,2,…)と、統合管理盤1にLANケーブルLiを介して接続される複数(図示例では、2つ)の端末装置(パーソナル・コンピュータPC並びに表示制御装置CV等のウェブブラウザ機能を有する端末装置)とを備え、統合管理盤1と端末装置とが汎用の通信プロトコル(TCP/IP、UDP、HTTPなど)を利用した宅内ネットワークを構成している。この宅内ネットワークは、100BASE-TX(IEEE 802.3u)規格に準拠したローカルエリアネットワーク(LAN)であって、統合管理盤1内においてレイヤ2スイッチやレイヤ3スイッチに相当する後述の統合装置TMに、ネットワーク端末に相当する端末装置(パーソナルコンピュータPC並びに表示制御装置CV)などがスター配線で接続されている。また、統合装置TMは、インターネットに接続するための回線の種類(電話回線、CATV回線、光ファイバ回線など)に応じたインターネット接続機能を有しており、宅内ネットワークが外部ネットワークたるインターネットに接続される。なお、表示制御装置CVとしては、ウェブブラウザ機能を有するネットテレビ等であればよい。
そして、宅内ネットワークには住宅から離れた遠隔地に設置されたセンタ装置(センタサーバ)SVがインターネットを通じて接続されており、後述するようにインターネットに接続可能なノート型のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等からなるウェブブラウザ機能を有する携帯型の端末装置PTとセンタ装置SVとの間でインターネットを介したデータ通信を行うことにより、例えば、携帯端末PTを使って外出先から宅内電気機器の制御や監視を行うことができる。センタ装置SVは、ネットワーク機能を有する汎用のコンピュータ装置で構成されており、携帯端末PTからインターネットを通じて送信される統合管理盤1宛のメッセージや統合管理盤1から宅内ネットワークに属さない端末装置に宛て送信されるメッセージを中継する機能を有している。但し、上述のようなインターネット接続機能を有する携帯端末PTやセンタ装置SVは従来周知であるから、詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
統合管理盤1は、図1に示すように、外部から住宅に供給される商用電源を一次側に受ける主幹ブレーカBsと、主幹ブレーカBsの二次側から分岐した電路に介挿された複数の分岐ブレーカBmnと、エネルギマネージメントユニット2と、統合装置TMと、電気機器コントローラC1とを備える。そして、分岐ブレーカBmnを介して分岐された各電路Lpmnは統合管理盤1外に導出されて、各電気機器Xmnに接続されて動作電源を供給している。
エネルギマネージメントユニット2は、主幹ブレーカBsを流れる主幹電流の値を定期的に計測する主幹電流検出部CTsと、主幹電流の計測値を電力量に変換することで主幹ブレーカBsを介して供給されている主幹電力量を演算する電力演算部2aと、各分岐ブレーカBmnを流れる分岐電流の値を分岐ブレーカ毎に定期的に検出する分岐電流検出部CTmnと、電力演算部2aで演算した主幹電力量、および各分岐電流検出部CTmnで計測した分岐電流を入力されて、各分岐電流に基づいて各分岐ブレーカBmnを介して供給されている分岐電力量を演算する演算部2bと、主幹電力量、分岐電力量の各演算結果を順次格納するデータ記憶部2dを具備して、主幹電力量を表す画像データ、および各分岐電力量を表す画像データを生成する制御部2cとを備える。なお、データ記憶部2dは現在から過去の少なくとも2年間のデータが格納可能な容量を有する。また、上記主幹電流検出部CTsと電力演算部2aとで主幹電力量を計測する第1の計測手段を構成し、上記分岐電流検出部CTmnと演算部2bとで分岐電力量を計測する第2の計測手段を構成している。
上記制御部2cは、電力量検知を行う分岐ブレーカBmnのデータ(分岐ブレーカの名称:分岐1、分岐2、...等)を予め格納しており、主幹電力量および分岐電力量を表示するための画像データとしてウェブコンテンツ(ウェブページ)を作成し、端末装置からの要求に応じて当該ウェブコンテンツを端末装置に提供(配信)する機能(ウェブサーバ機能)を有しており、LANケーブルを介して統合管理盤1内の統合装置TM、電気機器コントローラC1等が接続されている。
そして、宅内にはリビング、寝室、子供部屋等の複数の部屋Rn(n=1,2,…)が設けられており、図1,図2において宅内は3つの部屋R1,R2,R3を備えたものとして、部屋R1内に設けた電気機器をX1n、部屋R2内に設けた電気機器をX2n、部屋R3内に設けた電気機器をX3nと称する(n=1,2,…)。そして、統合管理盤1内の分岐ブレーカB1n(n=1,2,…)は、図3に示すように、電路Lp1n(n=1,2,…)を介して部屋R1内の各電気機器X1nに1:1の対応で個別に電力供給し、分岐ブレーカB3n(n=1,2,…)は、電路Lp3n(n=1,2,…)を介して部屋R3内の各電気機器X3nに1:1の対応で個別に電力供給しているのに対して、分岐ブレーカB20は、電路Lp20を介して部屋R2内の複数の電気機器X2n(n=1,2,…)に1:nの対応で一括して電力供給している。すなわち、分岐ブレーカB1n,B3nは、電気機器毎の電力供給を行い、分岐ブレーカB20は、部屋毎の電力供給を行っている。
また、図1,図2において分岐ブレーカB1n,B3nの各分岐電流を検出する分岐電流検出部をCT1n,CT3n、分岐ブレーカB20の分岐電流を検出する分岐電流検出部をCT20と称す。
図4は、主幹ブレーカBs、分岐ブレーカBmn、分岐電流検出部CTmn周辺の詳細な構成を示し、主幹ブレーカBs、及び主幹電路11から分岐する分岐電路Lp(12a,12b)に設けられる分岐ブレーカBmnを備える統合管理盤1内に、各分岐電流を検出する複数のセンサSmnと、各センサSmnの検出出力に基づいて検出データを生成する複数のセンサユニットAmnと、各センサユニットAmnより分岐電流の検出データを収集し、収集した検出データを検出情報として出力する計測制御ユニットKaと、計測制御ユニットKaにセンサユニットAmnを鎖状に接続する伝送路6とを備えるとともに、統合管理盤1の外部に露出して設けられて使用者に計測制御ユニットKaから出力される検出情報の表示を行う表示ユニットKbを備えている。なお、センサSmn、センサユニットAmn、計測制御ユニットKaで上記分岐電流検出部CTmnを構成している。
そして、複数のセンサユニットAmnは、伝送路6によって鎖状(数珠繋ぎ)に接続され、計測制御ユニットKaは、始端のセンサユニットA11にトリガ信号を出力するように構成され、各センサユニットAmnは、トリガ信号を受信すると検出データを生成して計測制御ユニットKaへ送信し、この後に末端側(次段)のセンサユニットにトリガ信号を出力するように構成されている。尚、分岐ブレーカB1n〜B2n〜B3n、センサS1n〜S2n〜S3nには、この順番に通し番号(No1、No2、No3、......)が付されている。
そして、主幹ブレーカBsの一次側には低圧配電線100が接続され、主幹ブレーカBsの二次側端子には主幹電路11が接続され、上記分岐電路Lpmnは、主幹電路11の電圧極11a,11bの一方に一端が接続された分岐電路12aと、主幹電路11の中性極11cに一端が接続された分岐路12bとで構成される。
主幹ブレーカBsは、低圧配電線100の電圧極101,102に接続される電源側端子(図示せず)及び中性極103に接続される電源側端子(図示せず)と、電圧極101,102に接続される電源側端子に各別に対応して電圧極となる2つの負荷側端子(図示せず)と、中性極103に接続される電源側端子に対応して中性極となる負荷側端子(図示せず)と、電源側端子と負荷側端子とが通電している際にはオン側に位置する操作ハンドルH1を備えている。そして主幹ブレーカBsは、電源側端子と負荷側端子との間に過電流が生じた際にはこれら端子間を遮断するとともに、操作ハンドルH1をオフ側に位置させるように構成されている。
分岐ブレーカBmnは、分岐路12a,12bの他端側をそれぞれ接続可能な分岐路用端子部(図示せず)と、負荷側の電源線(図示せず)を電気的に接続するための電源線用端子部(図示せず)と、通常時はオン側に位置する操作ハンドルH2とを備えている。そして、分岐ブレーカBmnは、分岐路用端子部と電源線用端子部との間に過電流が生じた際にこれら端子部間を遮断するとともに、操作ハンドルH2をオフ側に位置させるように構成されている。尚、主幹ブレーカBs及び分岐ブレーカBmnは、過電流だけではなく、短絡電流の発生に対しても回路を遮断するように構成してもよい。
一方、主幹電路11及び分岐電路12a,12bは、いずれも導電性を有する金属板から形成されており、その幅、厚み等は、主幹ブレーカの最大定格電流に合わせた最大電流容量を有するように設定されている。
次に、センサSmnと、センサユニットAmnと、計測制御ユニットKaと、表示ユニットKbと、伝送路6とについて説明する。ここで、センサSmnと、センサユニットAmnと、伝送路6とは、プリント基板7上に形成されて一体化されており、まずプリント基板7について説明する。
プリント基板7は、複数の絶縁板を積層してなる多層構造のもの(すなわち多層基板)であって、図5に示すように、プリント基板7を表裏に貫通する分岐路12b用の挿通孔7aを複数備えている。また、プリント基板7には、プリント基板7を表裏に貫通するスルーホール7bが、各挿通孔7aの周辺部に挿通孔7aを囲繞するように複数形成されている。さらに、プリント基板7には、各挿通孔7aの周辺部に表面から中層(表面と裏面との間の層)まで貫通するスルーホール7cが複数形成されている。そして、このプリント基板7の表面には、センサSmn及びセンサユニットAmnが実装されるとともに、伝送路6が形成されている。尚、センサユニットAmnは、ディスクリート半導体等の必要な電子部品を個々にプリント基板に実装することで構成してもよいし、必要な電子部品をIC化(集積化)したものであってもよい。また尚、プリント基板7としては、上記のような多層基板に限らず、両面基板を用いてもよい。
センサSmnは、各分岐ブレーカBmnに対応する分岐路12bの電流値、つまりは分岐ブレーカBmnに流れる電流値を検出するための電流センサである。このようなセンサSmnは、いずれも同様の構成を有するものであるから、センサS11についてのみ詳細に説明する。
このセンサS11は、図5に示すように、上記のプリント基板7に形成されたコイル線路20からなるロゴスキコイルを有する電流センサであり、電流の微分形を検出出力として出力するものである。コイル線路20は、プリント基板7の挿通孔7aの周辺部のスルーホール7bを介してプリント基板7の表面に形成されたパターン21a(図5に実線で示す)及びプリント基板7の裏面に形成されたパターン21b(図5に点線で示す)を接続してなるコイル部21を有している。さらに、コイル部21の末端は、スルーホール7cを介して戻し線路22(図5に一点破線で示す)の一端側と接続されており、この戻し線路22は、他端側がコイル部21の末端側からコイル部21内を通ってコイル部21の始端側へ戻るようにプリント基板7の中層に形成されている。つまり、このセンサS11では、コイル部21の始端側と、戻し配線22の他端側とが、それぞれ入力端子として用いられる。
次にセンサユニットAmnは、センサSmnの検出出力に基づいて検出データを生成するものであって、センサSmnより取得した検出出力に基づいて電流値の実効値からなる検出データを生成し、動作開始用のトリガ信号を受信すると検出データを伝送用信号に変調して計測制御ユニットKaへ送信する。さらに、検出データの送信後には、次のセンサユニットAmnへトリガ信号を出力する。
計測制御ユニットKaは、センサユニットAmnが出力する伝送用信号を復調して検出データを取り出し、受信した検出データを順次演算部2bへ出力する機能と、センサユニットから検出データを収集するためのトリガ信号を始端のセンサユニットA11へ出力する機能と、検出データに応じた表示用データを生成して表示ユニットKbへ出力する機能とを備える。
表示ユニットKbは、例えば各分岐ブレーカBmnに対応した複数のLEDを具備し、計測制御ユニットKaから出力される表示用データに基づいて、分岐ブレーカBmnの番号と、その分岐ブレーカBmnに対応する電流値との表示をLEDの消灯、点滅、点灯、あるいは色の変化等で行うようにされており、LEDを統合管理盤1外に露出させた状態で統合管理盤1内に設けている。
伝送路6は、図4に示すように、計測制御ユニットKaにセンサユニットAmnを、トリガ用伝送線60とデータ用伝送線61とグラウンド線62との3線を用いて接続するものである。ここで、トリガ用伝送線60は、計測制御ユニットKaが出力するトリガ信号を始端のセンサユニットA11に1対1で接続する接続線60aと、センサユニットから順次送信されるトリガ信号を末端側(次段)のセンサユニットに1対1で接続する送り用接続線60b〜60pとからなり、計測制御ユニットKaに、センサユニットAmnを鎖状に接続するものである。
また、データ用伝送線61は、計測制御ユニットKaに各センサユニットAmnが出力する検出データを接続するものであり、グラウンド線62は、計測制御ユニットKa及び各センサユニットAmn等においてトリガ用伝送線60及びデータ用伝送線61の電圧基準として用いられるものである。尚、グラウンド線62については図面の簡略化のためにセンサユニットAmnとの接続部分の図示は省略している。
このように、センサSmnとしてプリント基板7に形成したコイル線路20を用いれば、主幹ブレーカBsや、分岐ブレーカBmn、主幹電路11、分岐電路12a,12b等によって利用できるスペースが狭くなっている統合管理盤1の筐体内でも、センサSmnを効率的に配置できるという効果を奏する。また、センサSmnが統合管理盤1の施工時に邪魔にならず、統合管理盤1の施工性を損なうことがないという効果を奏する。さらに、このようなセンサSmnは、空芯のものであるから、鉄芯(磁気コア)がないため小型化、及び軽量化を図れるという効果を奏し、しかも鉄芯による飽和がないという利点があり、これによりダイナミックレンジが広く、大電流を検出できる電流センサを得ることが可能になるという効果を奏する。
また、図6はセンサSmnの別の構造を示しており、プリント基板7に形成されたトロイダルコイル31を備える。トロイダルコイル31は、巻き進み方向の巻き進みコイル32(以下、進みコイルという)と、巻き戻し方向の巻き戻しコイル33(以下、戻しコイルという)とを有し、それらが同じプリント基板7上に二重形成され、直列に連続接続されている。これらの進みコイル32、戻しコイル33は、プリント基板7の表裏両面に挿通孔7aから放射状に形成された放射状ライン34と、この複数の放射状ライン34間を接続する外周上に等ピッチ間隔で表裏面に設けられた接続部35と、表裏の放射状ライン34と接続部35とを電気的に連続接続するスルーホール36とにより形成される。これらの放射状ライン34および接続部35は、図6において、プリント基板7の表面側において濃い実線で示され、裏面側において白抜きの実線で示されている。
接続部35は、表裏両面において、隣接する放射状ラインを避けるように引き回し形成される。また、接続部35は、進みコイル32、戻しコイル33において、接続部35の表面側コイルと裏面側コイルをスルーホール36aによる繋ぎ部で接続するとともに、この繋ぎ部は、繋ぎ部を挟んで両コイルの表面側と裏面側とが略等分の長さになるように配設されている。
スルーホール36は、挿通孔7aの中心7dを略中心とする挿通孔7aに遠い側及び近い側の円周上にスルーホール36a,36bを等間隔に同数配設されるとともに、戻しコイル33における表裏の放射状ライン34及び接続部35(35b)の各端部である境界部分には、表裏の放射状ライン34および接続部35(35b)間を接続するスルーホール36c,36dが設けられている。この36c,36dは、スルーホール36a,36bを結ぶ直線に対して対称に配設されている。また、最外周上に存在するスルーホール36a(半径R1の円周上とする)と接続部35を接続する円周上のスルーホール36c,36d(半径R2の円周上とする)は、外部磁界に対して影響を抑えるため、半径R1,R2の差はできるだけ小さいことが望ましく、この半径R1とR2の差は、プリント基板の製造上の制約(ライン幅、スルーランド径)から、具体的には1mm以下としている。
放射状ライン34は、挿通孔7aの中心7dを略中心として放射状に一定ピッチでプリント基板7上に配列されている。放射状ライン34および接続部35を構成する導体部は、プリント基板7に銅箔で形成され、この銅箔は、例えばガラス入りエポキシ樹脂からなる両面プリント基板をエッチング加工することにより形成することができる。
接続部35は、放射状ライン34の外周側の端部(ここでは、放射状ライン34および接続部35との境界部分となり、例えば、戻しコイル33ではスルーホール36cまたは36dを指し、進みコイル32においては、戻しコイル33のスルーホール36cまたは36dに対応する進みコイル32の放射状ライン34上のラインとなる)から円周方向に延設され、複数の放射状ライン34間を電気的に接続する。そして、スルーホール36(36a〜36d)を介して、プリント基板7の表裏両面に形成された複数の放射状ライン34の端部および接続部35と、反対側の面にある放射状ライン34の端部および接続部35とが電気的に直列に接続されることにより、プリント基板7を導体部で巻回するコイルが形成される。
進みコイル32は、表側および裏側における放射状ライン34および進みコイル32の接続部35aを、接続部35aの中間位置に設けられたスルーホール36aを繋ぎ部として、スルーホール36aで電気的に接続することにより一巻きのコイルを形成する。同様に、戻しコイル33は、表側および裏側における放射状ライン34および戻しコイル33の接続部35bを互いにスルーホール36(36a,36c,36d)で電気的に接続することにより一巻きのコイルを形成する。そして、この進みコイル32および戻しコイル33の一巻きのコイルのピッチは、等しく形成されている。また、接続部35は、隣接する放射状ライン34を避けるように引き回して形成され、両コイル32,33の接続部35と放射状ライン34によるコイルパターンは、プリント基板7の表裏で同一形状として形成されている。以上の構成により、トロイダルコイル31のコイルを形成する導体部(導体膜)は、プリント基板7の挿通孔7aの中心7dの中心軸に関してほぼ対称に、かつ均一に形成される。また、このセンサSmnを用いた電流測定では、挿通孔7aに電流が流れる被測定導体が通され、この電流による磁界の磁束が両コイル32,33の断面領域を通ることにより発生する誘導電流を検出する。
図7は、統合管理盤1内における主幹ブレーカBs、分岐ブレーカBmn、分岐電流検出部CTmn等の配置を示す一部分解斜視図であり、主幹ブレーカBsの横に電流センサブロックSBが配置され、電流センサブロックSBは、上記センサSmn、センサユニットAmn、伝送路6を形成したプリント基板7を、長尺状のブロック本体SB1の短手方向の両側に対向して取り付けて構成される。そして、複数の分岐ブレーカBmnが、電流センサブロックSBの両側に長手方向に沿って並設されており、各分岐ブレーカBmnは、その分岐路用端子部が各センサSmnに対向するように配置されて、分岐ブレーカBmnとセンサSmnとの間の配線作業が容易に行えるようにしている。また、電流センサブロックSBの上方には、スペーサ40を介して設けた矩形枠上のブラケット41に表示ユニットKbを取り付けており、表示ユニットKbの各LEDが統合管理盤1外に露出して、各分岐電流の概略値を表示している。
次に図1における統合装置TMは、LANケーブルを介して、盤内の制御部2cや電気機器コントローラC1、盤外のパソコンPC、表示制御装置CVが接続されるとともに、インターネットを通じてセンタ装置SVや携帯電話機MP、または他の端末装置に接続しており、パケット処理機能、経路切換機能、ネットワークセキュリティ機能、UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)のコントロールポイントの機能等を有して、ネットワークにおけるデータ授受をコントロールしている。
また、図1における電気機器コントローラC1は、統合装置TMと日本電機工業会(JEMA)の統一規格に適合した電気機器Xmnとのインタフェース機能を有し、統合装置TMを介して端末装置から制御要求のメッセージを受け取ったときに制御ケーブルLjを介して各電気機器Xmnを個別に制御して運転(照明器具の場合は点灯)と停止(照明器具の場合は消灯)を切り換え、統合装置TMを介して端末装置から監視要求のメッセージを受け取ったときに制御ケーブルLjを介して各電気機器Xmnの動作状態(運転<点灯>又は停止<消灯>)を個別に取得するとともに、制御要求や監視要求に対する応答(各電気機器Xmnの動作状態)のメッセージを要求メッセージの送信元である端末装置に向けて統合装置TMを介して送信させる機能(制御監視機能)を有する。また電気機器コントローラC1は、自己の配下にある電気機器Xmnの機器名称情報等を予め格納しており、電気機器Xmnの名称並びに動作状態を文字や記号で表示するためのウェブコンテンツ(ウェブページ)を作成し、端末装置からの要求に応じて当該ウェブコンテンツを端末装置に提供(配信)する機能(ウェブサーバ機能)も有している。
上記のように構成された電力監視システムでは、宅内のパソコンPCや表示制御装置CV、またはインターネットに接続された携帯端末PT等の端末装置からエネルギマネージメントユニット2に電力リアルモニタ要求のメッセージを送信し、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して電力リアルモニタ要求を受信すると、制御部2cで生成した電力リアルモニタ用画像データを、統合装置TMを介して、電力リアルモニタ要求を送信してきた端末装置に向けて送信する。
電力リアルモニタ用画像データを受信したパソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置では、当該画像データが各端末装置のモニタ画面に表示され、主幹電力量および分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量の現在値をモニタできる。図8は、端末装置で表示された分岐電力リアルモニタ用画像を示しており、分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量の現在値を棒グラフG1で表している。なお、電力量のリアルモニタ画面は、電力量のグラフ表示以外に、日時表示や、メニュー画面に遷移するメニューボタンB1、前ページや後ページに遷移する前ページボタンB2および後ページボタンB3、過去の電力量のデータを表示する履歴ボタンB4等が設けられている。
このように、分岐ブレーカBmn毎に供給している電力量を監視できるので、無駄な電力消費をしている分岐電力系統を特定することができ、ユーザは、特定された分岐電力系統に接続している電気機器Xmnに対して、停止、消灯等の具体的な操作を行うことで、容易に省エネルギー化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、パソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置を用いて、分岐ブレーカBmnに対応する電気機器Xmnまたは部屋Rnの名称を入力することができ、以下、この名称入力機能について説明する。
まず、端末装置において、図8に示す分岐電力量のリアルモニタ画面を表示させた状態で、名称入力を行う分岐ブレーカBmnの表示領域M1を選択した後、機器名称(例えば、エアコン、床暖房、IH機器等)、または部屋名称(例えば、リビング、台所、浴室等)を入力する。
すると、選択した領域M1に対応する分岐ブレーカBmnのデータ(分岐ブレーカの名称:分岐1、分岐2、...等)と、入力した機器名称または部屋名称とが、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に送信され、統合装置TMを介して上記データを受信した制御部2cは、各名称を分岐ブレーカBmnに対応させて格納する。その後、制御部2cが画像データを生成する際には、各分岐ブレーカBmnに対応する機器名称または部屋名称を参照して画像データを生成し、例えば、端末装置で表示される分岐電力リアルモニタ用画像は、図9に示すように、機器名称または部屋名称に対応させた分岐電力量の現在値を棒グラフG2で表す画像となる。したがって、表示された各分岐電力量が、どの電気機器での消費電力量なのか、またはどの部屋における消費電力量なのかが一目で認識できる。
次に、電力量の履歴表示について説明する。例えば、端末装置に表示した図8の画面中の履歴ボタンB4を選択することで、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に年間履歴モニタ要求のメッセージを送信し、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して年間履歴モニタ要求を受信すると、制御部2cは、データ記憶部2dに格納した現在から過去の電力量のデータに基づいて、今年および去年の主幹電力量の1年間に亘る変動を表す年間履歴画像データ(第1の画像データ)を生成し、統合装置TMを介して、年間履歴モニタ要求を送信してきた端末装置に向けて送信する。
年間履歴画像データを受信した端末装置では、当該画像データが各端末装置のモニタ画面に表示され、今年、去年の各主幹電力量の1年間に亘る変動をモニタできる。図10(a)(b)は、端末装置で表示された年間履歴画像を示しており、今年の主幹電力量の変動が線グラフG11で表示され(今年の主幹電力量は、今日までのデータを表す)、去年の1年間の主幹電力量の変動が線グラフG12で表示される。そして画面の上部には、今年の主幹電力量、去年の主幹電力量を数字で表示し、画面の下部には、メニュー画面に遷移するボタンB11、昨日の主幹電力量を表示する要求のメッセージを送信するボタンB12、年間履歴画像内の操作を行うボタンB13,B14の各領域が設けられている。
そして、ボタンB13を選択する度に、今年および去年の月毎の主幹電力量を、今年1月の主幹電力量 → 去年1月の主幹電力量 → 今年2月の主幹電力量 → 去年2月の主幹電力量 →………去年12月の主幹電力量 → 今年1月の主幹電力量 →………の順に棒グラフG13で表示し、図10(a)は今年8月の主幹電力量を棒グラフG13aで表示し、図10(b)では去年8月の主幹電力量を棒グラフG13bで表示している。ボタンB14を選択すると、今年および去年の月毎の主幹電力量が上記とは反対の順に棒グラフG13で表示される。この各月の主幹電力量を表す棒グラフG13も操作領域となっており、棒グラフG13を選択すると、当該月における分岐ブレーカ毎の電力量を表す月別分岐電力画像データ(第2の画像データ)を要求する月別分岐電力要求のメッセージをエネルギマネージメントユニット2に送信する。
エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して月別分岐電力要求を受信すると、制御部2cは、データ記憶部2dに格納したデータに基づいて、当該月の分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量を表す月別分岐電力画像データ(第2の画像データ)を生成し、統合装置TMを介して、月別分岐電力要求を送信してきた端末装置に向けて送信する。
月別分岐電力画像データを受信したパソコンPC、表示制御装置CV、携帯端末PT等の端末装置では、当該画像データが各端末装置のモニタ画面に表示され、当該月の分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量をモニタできる。図11(a)は、今年8月の月別分岐電力画像を示しており、分岐ブレーカBmn毎に機器名称または部屋名称に対応させた分岐電力量の値を棒グラフG21aで表している。また、図11(b)は、去年8月の月別分岐電力画像を示しており、分岐ブレーカBmn毎に機器名称または部屋名称に対応させた分岐電力量の値を棒グラフG21bで表している。
上記例では、第1の期間に亘る主幹ブレーカの電力量の変動を表す第1の画像データとして、今年および去年の主幹電力量の1年間に亘る変動を表す年間履歴画像データを例示し、第1の期間内の第2の期間における分岐ブレーカ毎の電力量を表す第2の画像データとして、年間履歴画像内で選択された1ヶ月における分岐ブレーカ毎の電力量を表す月別分岐電力画像データを例示しているが、第1の画像データとして、今月および先月の主幹電力量の1ヶ月に亘る変動を表す月間履歴画像データを用い、第2の画像データとして、月間履歴画像内で選択された1日における分岐ブレーカ毎の電力量を表す日別分岐電力画像データであってもよく、あるいは、第1の画像データとして、今日および昨日の主幹電力量の1日に亘る変動を表す日間履歴画像データを用い、第2の画像データとして、日間履歴画像内で選択された1時間における分岐ブレーカ毎の電力量を表す時間別分岐電力画像データを用いてもよい。また、第1の画像データとして、上記年間履歴画像データ、月間履歴画像データ、日間履歴画像データを選択可能に構成し、第2の画像データとして、上記月別分岐電力画像データ、日別分岐電力画像データ、時間別分岐電力画像データを用いてもよい。
このように、第1の画像である上記年間履歴画像、月間履歴画像、日間履歴画像において、最新の主幹電力量と過去の主幹電力量とを同一画面で表示して互いに比較できるので、省エネルギー化を実践したことによる効果をユーザ自身が把握することができる。さらには、第2の画像である上記月別分岐電力画像、日別分岐電力画像、時間別分岐電力画像において、分岐ブレーカBmn毎の過去の分岐電力量を確認できるので、電気機器毎の消費電力量への影響度も把握することができる。
次に、消費電力量の予測処理について説明する。エネルギマネージメントユニット2の制御部2cは、1ヶ月(月初めから月末まで)の消費電力量を月の途中で予測し、この予測画面を端末装置に提供することで、ユーザが端末装置のモニタ画面を見て、その月の消費電力量の予測値を確認できる。
具体的には、分岐ブレーカBmn毎の分岐電力量を予測し、予測した分岐電力量を加算することで全体の消費電力量を予測しており、さらに分岐電路毎に接続されている電気機器Xmnが、1年を通して消費電力量の変動幅が小さい電気機器である場合と、エアコンや床暖房器具等のように季節によって使用量が大幅に変動する電気機器である場合とでは予測方法が異なる。
まず、制御部2cは、前述のように電気機器Xmnの名称、部屋Rnの名称を分岐ブレーカBmnに対応させて格納しており、その名称に基づいて、1年を通して消費電力量の変動幅が小さい電気機器と、季節によって使用量が大幅に変動する電気機器いずれかに分類する。例えば、電気機器Xmnの名称が給湯器、IH機器等、または部屋Rnの名称であれば、当該分岐ブレーカBmnには1年を通して消費電力量の変動幅が小さい電気機器が接続されていると判断し、電気機器Xmnの名称がエアコン、床暖房器具等であれば、当該分岐ブレーカBmnには季節によって使用量が大幅に変動する電気機器が接続されていると判断する。
そして、1年を通して消費電力量の変動幅が小さい電気機器が接続されている分岐ブレーカBmnに対しては、今月(現在月)の月初めから今日(現在日)までの分岐電力量を、今月の月初めから今日までの日数で除して、1日当たりの平均電力量を算出し、この平均電力量に今月の全日数を乗じた値を、今月の分岐電力量の予測値とする。または、1日当たりの平均電力量に今月の残りの日数を乗じた値を、今月の月初めから今日までの分岐電力量に加算した値を、今月の分岐電力量の予測値としてもよい。
季節によって使用量が大幅に変動する電気機器が接続されている分岐ブレーカBmnに対しては、今月の月初めから所定値以上の分岐電力量が発生した場合は、月初めから当該電気機器を使用したと判断して、上記同様に、今月の月初めから今日までの分岐電力量を、今月の月初めから今日までの日数で除して、1日当たりの平均電力量を算出し、この平均電力量に今月の全日数を乗じた値を、今月の分岐電力量の予測値とする。または、1日当たりの平均電力量に今月の残りの日数を乗じた値を、今月の月初めから今日までの分岐電力量に加算した値を、今月の分岐電力量の予測値としてもよい。一方、今月の途中から所定値以上の分岐電力量が発生した場合は、季節の変わり目などで今月の途中から当該電気機器を使用したと判断して、今月において当該分岐電路に電力を供給した最初の日である電力供給開始日から今日までの分岐電力量を、電力供給開始日から今日までの日数で除して、1日当たりの平均電力量を算出し、次に、この平均電力量に今月の残りの日数を乗じた値を、電力供給開始日から今日までの分岐電力量に加算した値を、今月の分岐電力量の予測値とする。
したがって、エアコンや床暖房器具等の電気機器を月の途中から使用した場合でも、その月の分岐電力量を精度よく予測することができ、上記のように予測した各分岐電力量を加算した全体の消費電力量も精度がよいものとなる。
また、上記予測方法は、分岐電路毎に1日当たりの平均電力量を算出することで今月の各分岐電力量を予測しているが、各分岐電力量の増加度、すなわち増加する傾きを考慮して予測してもよい。例えば、図12のグラフG31aのように今月の途中で急激に分岐電力量が増加した場合、このグラフG31aの傾きを考慮して、この後の分岐電力量の変動傾向はグラフG31bのように大きい傾きで増加していくと予側する。また、図12のグラフG32aのように今月の途中で分岐電力量の増加度が鈍った場合、このグラフG32aの傾きを考慮して、この後の分岐電力量の変動傾向はグラフG32bのようになだらかに小さい傾きで増加していくと予側する。したがって、電気機器毎の使用状況により即した予測を行うことができる。
また、センタ装置SVに、過去の気温の推移データ、今日の気温データ、明日以降の気温の予測データ等の気象情報を格納しておき、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cは、インターネットを介して取得した気象情報に基づいて、例えば、今月の気温の変化パターンと同様に気温が変化した過去の期間を検索し、その検索した過去の期間における分岐電力量のデータをデータ記憶部2dから読み出して、今月の各分岐電力量の変動パターンを予測すれば、より精度よく各分岐電力量を予測することができる。特に、季節によって使用期間が限定されるエアコンや床暖房器具等であれば、電力量が増加傾向にあるか、または減少傾向にあるかを予測することができる。また、明日以降の気温の予測データを用いれば、明日以降の気温が上昇して暑くなるまたは明日以降の気温が下降して寒くなるという予測であれば、エアコンまたは床暖房機器等の電力量の増減を予測することができる。例えば、今月の途中から気温が上昇あるいは低下して、エアコンまたは床暖房機器等の電力量の増加が予測される場合には、図12のグラフG31bのように大きい傾きで増加していくと予側し、今月の途中から気温が上昇あるいは低下して、エアコンまたは床暖房機器等の電力量の減少が予測される場合には、図12のグラフG32bのようになだらかに小さい傾きで増加していくと予側する。
このように、各分岐電路に接続された電気機器毎の使用期間、電力量の変動傾向等を考慮して各分岐電力量を予測することで、各分岐電力量を加算した全体の消費電力量の予測精度も向上する。一方、電力演算部2aで演算した主幹電力量に基づいて全体の消費電力量予測した場合は電気機器毎の使用期間、電力量の変動傾向等が考慮されず、上記のように様々な要素を考慮して予測した各分岐電力量を加算することで算出された全体の消費電力量のほうが、予測精度の優れたものとなる。
そして、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に電力予測要求のメッセージを送信し、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して電力予測要求を受信すると、制御部2cは、上記のように予測した今月の全体の消費電力量および各分岐電力量に基づいて、全体の消費電力量および各分岐電力量の予測値を表す予測電力量画像データを生成し、統合装置TMを介して、電力予測要求を送信してきた端末装置に向けて送信する。予測電力量画像データを受信した端末装置では、当該画像データが各端末装置のモニタ画面に表示され、今月の全体の消費電力量および各分岐電力量の予測値をモニタできる。図13は、端末装置で表示された分岐電力予測画像を示しており、分岐ブレーカBmn毎の今月の分岐電力量の予測値を棒グラフG3で表している。
図13に示す分岐電力予測画像を表示させた状態で、各電気機器Xmnまたは部屋Rnの各名称の表示領域M2を選択すると、端末装置からエネルギマネージメントユニット2に、当該表示領域M2に対応する電気機器Xmnまたは部屋Rnの個別電力予測要求のメッセージを送信し、エネルギマネージメントユニット2の制御部2cが統合装置TMを介して個別電力予測要求を受信すると、制御部2cは、上記のように予測した各分岐電力量に基づいて、個別の分岐電力量の予測値を表す個別予測電力量画像データを生成し、統合装置TMを介して、個別電力予測要求を送信してきた端末装置に向けて送信する。個別予測電力量画像データを受信した端末装置では、当該画像データが各端末装置のモニタ画面に表示され、電気機器Xmnまたは部屋Rnの個別分岐電力量の予測値をモニタできる。図14は、端末装置で表示された個別分岐電力量画像を示しており、電気機器Xmnまたは部屋Rn(図14ではエアコン)の今月の個別分岐電力量の今日までの変動が線グラフG41a(実線)で表示され、今月の残りの日の予測電力量が線グラフG41b(破線)で表示される。
このように、消費される電力量の予測値をユーザに提示するので、ユーザに省エネルギーの意識を喚起して、省エネルギーの目標達成につながる。
なお、宅内ネットワークおよびインターネットを介してセキュリティ機器などの住宅設備の制御並びに監視を行う住宅設備監視制御システムに、本発明の電力監視システムを組み込めば、システムの統一を図ることができる。
実施形態の電力監視システムの各構成を示すブロック図である。 同上の構成を示すシステム図である。 同上の宅内における電気機器の配線図である。 同上の統合管理盤内における一部回路を示す構成図である。 同上のセンサを示す平面図である。 同上の別のセンサを示す平面図である。 同上の統合管理盤内を示す一部分解斜視図である。 同上の分岐ブレーカ毎の分岐電力リアルモニタ用画像を示す平面図である。 同上の電気機器名称毎の分岐電力リアルモニタ用画像を示す平面図である。 (a)(b)同上の年間履歴画像を示す平面図である。 (a)(b)同上の月別分岐電力画像を示す平面図である。 同上の電力量の予測方法を示す図である。 同上の分岐ブレーカ毎の分岐電力予測画像を示す平面図である。 同上の個別の分岐電力予測画像を示す平面図である。
1 統合管理盤
2 エネルギマネージメントユニット
Bs 主幹ブレーカ
Bm 分岐ブレーカ
Cts 主幹電流検出部
CTmn 分岐電流検出部
2a 電力演算部
2b 演算部
2c 制御部
2d データ記憶部
TM 統合装置
PC,CV,PT 端末装置
Xmn 電気機器

Claims (2)

  1. 主幹ブレーカと、主幹ブレーカの二次側から分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路に各々設けられた複数の分岐ブレーカと、主幹ブレーカを介して供給される電気使用量を計測する第1の計測手段と、各分岐ブレーカを介して供給される電気使用量を分岐ブレーカ毎に計測する第2の計測手段と、計測した各電気使用量を格納するデータ記憶手段と、要求信号を受信した場合に、データ記憶手段に格納した各電気使用量に基づいて、主幹ブレーカの電気使用量を表す画像データ、分岐ブレーカ毎の電気使用量を表す画像データを生成し、当該画像データを要求信号の送信元に送信する制御手段と、制御手段へ要求信号を送信し、且つ制御手段からの画像データを受信して画像を表示する端末装置とを備え、
    制御手段は、現在月において所定の分岐ブレーカを介して電気使用量を所定値以上供給した最初の日である供給開始日から現在日までの所定の分岐ブレーカの電気使用量を、供給開始日から現在日までの日数で除して、所定の分岐ブレーカの1日の平均電気使用量を算出し、次に、当該平均電気使用量に現在月の残りの日数を乗じた結果を、供給開始日から現在日までの所定の分岐ブレーカの電気使用量に加算することで、現在月の所定の分岐ブレーカの電気使用量を予測し、さらに当該予測した所定期間の分岐ブレーカ毎の電気使用量を加算して、所定期間の主幹ブレーカの電気使用量を予測し、前記予測した各電気使用量に基づいて各電気使用量の予測値を表す画像データを生成し、端末装置は、各電気使用量の予測値を表す画像データを制御手段から取得して表示し、
    端末装置は、第1の期間に亘る主幹ブレーカの電気使用量の変動を第2の期間毎に表す第1の画像データを制御手段から取得して表示し、当該表示した第1の画像内のいずれかの第2の期間における主幹ブレーカの電気使用量を示す所定領域を選択することで、当該選択した第2の期間における分岐ブレーカ毎の電気使用量を表す第2の画像データの提供を要求する
    ことを特徴とする電力監視システム。
  2. 前記制御手段をインターネットに接続するインターネット接続手段と、インターネット上に設置されたセンター装置とを備え、センター装置は気象情報を格納し、前記制御手段は、センター装置から取得した気象情報に基づいて所定期間の分岐ブレーカ毎の電気使用量を予測することを特徴とする請求項1記載の電力監視システム。
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