JP2014042411A - 電力情報表示システム及び情報管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】ある区域における電力消費量を簡易に把握可能とする。
【解決手段】電力情報表示システムは、建物内の機器による電力消費量を示す電力情報を表示する表示装置と、前記建物の区域毎に過去及び現在の前記機器の前記電力情報及び前記表示装置の位置情報を管理する情報管理サーバとを有する電力情報表示システムであって、前記表示装置は、当該表示装置の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、前記情報管理サーバは、前記表示装置から通知された前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記表示装置の位置情報に対応する前記区域の過去及び現在の電力情報を、前記表示装置に送信する電力情報送信手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力情報表示システム及び情報管理サーバに関する。
温暖化防止を目的とした改正省エネ法(2010年施行)では、個別の工場や事業場等の事業所単位での温室効果ガス(二酸化炭素(CO)等)の排出量の削減(抑制)と削減目標の必達が要請されている。
そこで温室効果ガスを削減する取り組みの一つとして、温室効果ガスの排出量を定量的に可視化する「見える化」の仕組みが既に知られている。この温室効果ガス排出量の「見える化」は、例えば家庭やオフィス等で使用される電子機器等の電力消費量を可視化することで、温室効果ガスの削減に対する意識を高め、ひいては温室効果ガスの削減目標等の達成に寄与させよういうものである。
そこで、電力消費量の可視化に関する一つの技術として、特許文献1には、建物内での使用電力に関わる提供情報(建物内での使用電力量をもとに作成した実績レポート等)を表示する画像データを生成し、パソコン等にその画像データを表示させる電力監視システムが開示されている。また、新規の提供情報が生成されると、報知用のLEDを点灯させることによって住人に報知する技術も記載されている。
温室効果ガスの削減のためには、事業所単位といった特定の建物毎の電力消費量を把握するだけでなく、建物内のフロア等の単位の電力消費量を把握することにより、きめ細かな電力消費量削減の対策を講じることができる。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ある建物内のフロア毎に現在の電力消費量を表示させる手段は示されておらず、電力消費量を場所毎にきめ細かく、簡易に表示させることができないという課題がある。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ある区域における電力消費量を簡易に把握可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するため、電力情報表示システムは、建物内の機器による電力消費量を示す電力情報を表示する表示装置と、前記建物の区域毎に過去及び現在の前記機器の前記電力情報及び前記表示装置の位置情報を管理する情報管理サーバとを有する電力情報表示システムであって、前記表示装置は、当該表示装置の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、前記情報管理サーバは、前記表示装置から通知された前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記表示装置の位置情報に対応する前記区域の過去及び現在の電力情報を、前記表示装置に送信する電力情報送信手段とを有する。
本発明の実施の形態によれば、ある区域における電力消費量が簡易に把握可能となる。
本発明の実施の形態における電力情報表示システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電力情報対比画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における表示装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置のハードウェア構成図の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電力情報表示システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における信号フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における表示装置に電力情報対比画面を表示させるための入力画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における画面のレイアウト変更後の電力情報対比画面が表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信装置の位置情報格納手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における区域情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電力情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における閾値情報手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電力情報対比画面の各フレームを定義したメインの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電力情報対比画面の各フレームの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における電力情報表示システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における電力情報対比画面が生成される処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態における表示装置の位置に対応する区域の特定方法の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態の変形例における情報管理サーバの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例における電力情報表示システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態における電力情報表示システム1の構成例を示す図である。図1(A)に示されるように、電力情報表示システム1は、表示装置10a、10b、・・10n(それぞれを区別しない場合は「表示装置10」という。)と、通信装置20a、20b、20c・・・20n(それぞれを区別しない場合は「通信装置20」という。)と、ゲートウェイ装置30a、・・・30n(それぞれを区別しない場合は「ゲートウェイ装置30」という。)と、情報管理サーバ40とを有する。表示装置10と通信装置20とゲートウェイ装置30とは、IEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)等の無線ネットワーク97を介して、通信可能に接続されている。ここで表示装置10は、表示装置10に内蔵又は外部に取り付けられている無線通信機11を用いて、無線ネットワーク97を介し通信する。ゲートウェイ装置30と情報管理サーバ40とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク98を介して、通信可能に接続されている。表示装置10と情報管理サーバ40とは、アクセスポイント90を介して、IEEE802.11の通信規格に準拠する無線LAN等のネットワーク99を介して通信可能に接続されている。なお、無線ネットワーク97、ネットワーク98及びネットワーク99の通信方式は上記に限定されず、LANは有線又は無線の別を問うものではなく、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。そして、本発明の実施の形態において、図1(A)に示されるように、建物内の部屋毎に配電盤50a、50b、・・・50n(それぞれを区別しない場合は「配電盤50」という。)が設置されている。図1(B)に示されるように、各配電盤50は、配電盤50の電力を測定する電力測定機器51a、51b、・・・51n(それぞれを区別しない場合は「電力測定機器51」という。)がキャブタイヤケーブル(CTケーブル)により接続されている。電力測定機器51は、いわゆる電気機器や電力設備の消費電力を測定する装置であって、一般に市販されているものでよい。なお、電力測定機器51はIEE802.3準拠の有線LAN又はIEEE802.11準拠の無線LANにより通信する通信機能を有する。この電力測定機器51と情報管理サーバ40とは、例えばIEE802.3準拠の有線LAN又はIEEE802.11準拠の無線LANにより通信可能に接続されている。また、図1(A)の例では、表示装置10がプロジェクタである場合に、画像データを表示させるスクリーン60a、・・・60n(それぞれを区別しない場合は「スクリーン60」という。)が設置されている。
電力情報表示システム1とは、配電盤50における電力消費量と表示装置10の位置情報とを管理する情報管理サーバ40が、表示装置10が位置する場所の過去の電力消費量と現在消費している電力消費量とを対比させた画面(以下、「電力情報対比画面」という。)を表示装置10に送信し、その電力情報対比画面を表示装置10に表示させるシステムである。ここで図2は、本発明の実施の形態における電力情報対比画面の一例を示す図である。図2に示されるように、電力情報対比画面700は、対比する対象の日付を表示する部分701、現在地を表示する部分702、現在の電力消費量の過去(例えば、前年)の電力消費量に対する比率を表示する部分703及び過去及び現在の電力消費量を対比させたグラフ704を有する。本発明の実施の形態において、例えば、対比する対象の日付を1年前とする場合は、「月」、「週(例えば第4週目)」、「曜日」が同一な1年前の日付である。現在地を表示する部分702には、「事業所」、「フロア(階数)」及び「区域名」が含まれる。「区域名」は、配電盤50の設置された位置に対応するエリア(以下、「区域」という。)の名称である。また、グラフ704において、棒グラフが現在の電力消費量、折れ線グラフが過去の電力消費量を表す。
図1に戻り説明する。表示装置10は、本発明の実施形態において例えば画像や映像をスクリーン60等に投影する表示機能を有するプロジェクタ又は液晶や有機EL等のディスプレイ(自機又は他の機器を問わない)に画像等を表示させる機能を有するPC(Personal Computer)である。また、表示装置10は、ネットワーク99を介してデータを受信する通信機能を備える。また、表示装置10は、具備する無線通信機11を用いて、例えば通信装置20から送信される、地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)規格に準ずる測位信号を受信して、位置情報を取得する。そして表示装置10は、具備する無線通信機11を用いて、無線ネットワーク97を介して、受信した位置情報を、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信により情報管理サーバ40に送信する。なお、表示装置10が具備する無線通信機11は、能動的に電波を送信する、例えばアクティブタグの特徴を有してもよい。
通信装置20は、例えば部屋の天井等に固定され、固定された位置に係る位置情報を連続的又は断続的に送信する。通信装置20は、それぞれ独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作するか、あるいはLED蛍光管のような照明器具に組み込まれ、この照明器具から給電されて動作する。通信装置20は、自機が保持する位置情報を、無線信号により所定の範囲に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。通信装置20は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは、重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、何れか一つの通信装置20が決定できるよう構成される。図1(A)の例では、通信装置20の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号IMESを用いることができる。また、通信装置20は表示装置10又はゲートウェイ装置30に対して位置情報以外のデータを送受信することもできる。
なお、表示装置10が通信装置20からの位置情報を受信した場合の動作は次のようになる。表示装置10が位置情報を受信すると、受信した位置情報と共に、例えばデバイスIDやMACアドレスのような表示装置10を一意に識別する識別情報を含む情報を通信装置20へ送信する。本発明の実施の形態では、表示装置10の識別情報として、IEEE802.15.4の短縮アドレスまたはIEEE拡張(MAC)アドレスを用いることができる。表示装置10から通信装置20へ送信された識別情報と位置情報は、次に、隣接する通信装置20を経由して、ゲートウェイ装置30に送信される。なお、表示装置10における位置情報の送受信の動作は、表示装置10において予め定めた周期(例えば1分間周期)や表示装置10が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化が検出されたタイミングで行われる。
ゲートウェイ装置30は、無線ネットワーク97とネットワーク98とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置30は、例えば建物のフロア毎、または壁等で仕切られた部屋毎に設置される。無線ネットワーク97がIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)であり、ネットワーク98がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。また、表示装置10の識別情報がIEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づきIEEE拡張アドレスに変換し、情報管理サーバ40に送信する。
情報管理サーバ40は、表示装置10の位置情報を管理する位置情報管理機能、配電盤50における電力消費量を管理する電力情報管理機能、電力情報対比画面を生成する画像生成機能及び情報通信機能等を有する。情報管理サーバ40は、表示装置10にネットワーク99を介して電力情報対比画面を送信する。また、情報管理サーバ40は、位置情報を管理するデータベース及び電力情報を管理するデータベースの他に、配電盤50の位置に対応するエリアを示す区域と位置情報(緯度、経度、事業所、階数等)とを対応付けたデータベース及び電力消費量が所定の閾値を超過した場合の報知に利用するデータベース等を有する。情報管理サーバ40は、これらの各データベースの情報に基づき、電力情報対比画面を生成するために用いる電力情報を抽出する。
なお、無線ネットワーク97が上述したように表示装置10と通信装置20とゲートウェイ装置30とを接続する、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格によって構成されるPANである場合は、表示装置10、通信装置20及びゲートウェイ装置30は、それぞれZigBee(登録商標)規格で定められるエンドデバイス機能、ルータ機能及びコーディネータ機能を有する。そして、表示装置10及び通信装置20は、起動時にゲートウェイ装置30の管理下に入り、PANを構成し、ゲートウェイ装置30への最小経路が決定される。
上述したように、本発明の実施の形態における電力情報表示システム1において、表示装置10は、最寄りの通信装置20と通信できるだけの電力を用いて、データを情報管理サーバ40に送信することができる。また、通信装置20を設置するための新たなインフラの敷設が不要であり、導入コストを低減することができる。
なお、通信装置20の位置情報は、IEEE802.11規格に準拠した無線LANを介して提供されてもよい。これにより、例えばIMESを用いた位置情報等を送信するための送信手段が不要となる。
また、表示装置10は、位置情報を送信した通信装置20よりさらに近傍にゲートウェイ装置30が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置30に送信してもよい。これにより、最短経路で識別情報と位置情報とを情報管理サーバ40に送信できる。
また、情報管理サーバ40に、ゲートウェイ装置30の機能を統合してもよい。これにより、ゲートウェイ装置30の設置が不要となる。
また、上述の位置情報に加えて、例えば部屋の中の区画を表す情報のような、より細かな位置を特定する情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
また、無線ネットワーク97は、例えばBluetooth(登録商標) LE、ANT、Z−Wave等の近距離無線通信を用いて構成されてもよい。これにより、多様な表示装置10の位置情報を管理することが可能となる。
また、ネットワーク98は、例えばインターネットのような、複数の種類のネットワークを含んでもよい。これにより、無線ネットワーク97と情報管理サーバ40との間の物理的な距離に関係なく、表示装置装置10の位置情報を管理することが可能となる。
[システム動作概要]
本発明の実施の形態において、表示装置10に電力情報対比画面を表示させる電力情報表示システム1の動作概要を説明する。
(1)表示装置10は、通信装置20から定期的(例えば1分周期)に送信された位置情報を受信し、情報管理サーバ40に受信した位置情報と表示装置10を一意に識別する識別情報とを無線ネットワーク97を介して送信する。情報管理サーバ40は、表示装置10の識別情報と位置情報とを対応付けてデータベースに記憶する。
(2)情報管理サーバ40は、配電盤50における電力消費量を、電力測定機器51を介して定期的(例えば1時間周期)に受信する。情報管理サーバ40は電力消費量を、配電盤50の位置に対応する区域と対応付けてデータベースに記憶する。
上述した(1)及び(2)の処理は、それぞれ独立して動作しており、継続して繰り返し実行される。
(3)表示装置10は電力情報対比画面を表示させる(取得する)ための要求を、ネットワーク99を介して情報管理サーバ40に送信する。
(4)情報管理サーバ40は、表示装置10からの要求を受信すると、位置情報が記憶されたデータベースと、電力情報が記憶されたデータベースとに含まれる情報に基づき、表示装置10の位置に対応する区域の電力情報を抽出する。次いで、情報管理サーバ40は、抽出した電力情報に基づき、図2に示されるような電力情報対比画面を生成する。なお、電力情報対比画面を生成する処理は、電力情報を表示する時間単位(周期)毎に繰り返し実行される。
(5)情報管理サーバ40は生成した電力情報対比画面を、ネットワーク99を介して表示装置10に送信する。
(6)表示装置10は、電力情報対比画面を受信すると、受信した電力情報対比画面を自機の画面に表示するか、又はスクリーン60に投影する。
以上(1)〜(6)の動作により、電力情報表示システム1は、表示装置10に電力情報対比画面を表示させることができる。そして、表示装置10のユーザは、簡易に現在地における現在と過去の電力消費量を把握することができる。
[ハードウェア構成]
図3、図4、図5、図6はそれぞれ、表示装置10、通信装置20、ゲートウェイ装置30及び情報管理サーバ40のハードウェア構成の一例を示した図である。
<表示装置>
図3は、本発明の実施の形態における表示装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。表示装置10は、CPU121、RAM122、ROM123、HDD124、第一通信部125、測位信号受信部126、第二通信部127、表示部128、入力部129及びバス130等を有する。
CPU121は、表示装置10の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM122は、CPU121のワークエリア等を構成する。ROM123は、CPU121が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD124は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等の記憶装置であって、表示装置10において表示する電力情報が記憶される。第一通信部125は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。測位信号受信部126は、通信装置20が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。第二通信部127は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、無線LANや携帯電話通信網を通じて通信を行う装置である。表示部128は、情報管理サーバ40から送信された電力情報対比画面を表示する装置であって、例えば液晶や有機ELのディスプレイである。なお、表示装置10がプロジェクタである場合は、表示部128は光源から射出される光により読み出される投影画像を表示する。入力部129は、ユーザの入力を受け付ける装置であって、例えば、ハードウェアのボタン、キーボード、マウス、タッチパネル等である。バス130は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における表示装置10は、通信装置20から送信された測位信号から位置情報を取得し、この位置情報を、第一通信部125を用いて情報管理サーバ40に送信することができる。そして、表示装置10は、第二通信部127を用いて、情報管理サーバ40から送信される電力情報対比画面を受信することができる。
なお、位置情報の送受信を行う第一通信部125及び測位信号受信部126は、表示装置10の筐体外に備わっていてもよい。
なお、表示装置10が具備する無線通信機11は、図3に示される表示装置10を構成する要素のうち、第一通信部125及び測位信号受信部126を有する。なお、無線通信機11が表示装置10の外部に取り付けられる場合は、第一通信部125及び測位信号受信部126は、表示装置10の筐体の外に備わる。
<通信装置>
図4は、本発明の実施の形態における通信装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。通信装置20は、CPU221、RAM222、ROM223、通信部224、測位信号送信部225及びバス226等を有する。
CPU221は、通信装置20の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM222は、CPU221のワークエリア等を構成する。ROM223は、CPU221が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。通信部224は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部225は、表示装置10が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。具体的には、測位信号送信部508は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス226は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における通信装置20は、表示装置10が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、表示装置10と情報管理サーバ40との間の通信を中継することができる。
<ゲートウェイ装置>
図5は、本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置30のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ装置30は、CPU321、RAM322、ROM323、第一通信部324、第二通信部325及びバス326等を有する。
CPU321は、ゲートウェイ装置30の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM322は、CPU321のワークエリア等を構成する。ROM323は、CPU321が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部324は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。第二通信部525は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインタフェースを含む装置である。バス326は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置30は、近距離無線通信ネットワークである無線ネットワーク97を構成することができる。また、ゲートウェイ装置30は、無線ネットワーク97と、ネットワーク98とを、相互に接続することができる。
<情報管理サーバ>
図6は、本発明の実施の形態における情報管理サーバ40のハードウェア構成の一例を示した図である。情報管理サーバ40は、CPU421、RAM422、ROM423、HDD424、第一通信部425、第二通信部426、表示部427、入力部428及びバス429等を有する。
CPU421は、情報管理サーバ40の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM422は、CPU421のワークエリア等を構成する。ROM423は、CPU421が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD424は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等の記憶装置であって、配電盤50からの電力消費量等の情報が記憶される。第一通信部425は、例えばIEEE802.3規格に準拠するイーサネット(登録商標)により通信を行う装置であり、ネットワーク98を介してゲートウェイ装置30と通信するためのインタフェースである。第二通信部426は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、無線LANや携帯電話通信網を通じて通信を行う装置である。第二通信部426は、ネットワーク99を介して表示装置10に電力情報を送信し、表示装置10から送信されるデータを受信するインタフェースである。表示部427は、例えば液晶や有機ELのディスプレイ等のユーザに情報を出力する装置である。入力部428は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス429は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における情報管理サーバ40は、表示装置10の位置情報及び電力消費量を管理し、表示装置10に表示させる電力情報を送信することができる。
[機能構成]
図7は、本発明の実施の形態における電力情報表示システム1の機能構成の一例を示す図である。表示装置10、通信装置20、ゲートウェイ装置30及び情報管理サーバ40における各機能は、それぞれCPU121、CPU221、CPU321、CPU421がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
<表示装置>
本発明の実施の形態において表示装置10は、位置情報通信I/F手段101、位置情報受付・更新要求手段102、記憶手段103、入力手段104、電力情報対比画面取得要求手段105、通信I/F手段106、電力情報対比画面受付手段107、表示手段108及び画面レイアウト変更手段109等を有する。
位置情報通信I/F手段101は、近距離無線通信用の無線ネットワーク97を介して通信装置20から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報及び表示装置10の識別情報を通信装置20に送信する。
図8は、表示装置10から情報管理サーバ40に送信される位置情報を含む信号のフォーマットの一例である。図8に示されるように、階数、緯度、経度、棟番号、識別情報の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビット、48ビットで表現され、IMES規格によって受信したメッセージの該当フィールドを繋げた形とする。階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。識別情報は例えばMACアドレスである。なお、識別情報は、MACアドレスに限定されるものではなく、デバイスID等であってもよい。通信方式として、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格が用いられる。
位置情報受付・更新要求手段102は、位置情報通信I/F手段101を介して位置情報通知信号を受け付けると、記憶手段103に受信した位置情報を記憶する。次いで、情報管理サーバ40に受信した位置情報と識別情報とを含む位置情報更新要求を、通信装置20を介して情報管理サーバ40に送信する。なお、位置情報受付・更新要求手段102が位置情報を情報管理サーバ40に送信する契機は任意である。送信契機は、例えば、通信装置20からの位置情報通知の受信時、表示装置10の電源の投入時、一定周期毎等である。
記憶手段103は、図3のRAM122、ROM123及びHDD124等が用いられ、表示装置10の識別情報、受信した位置情報通知に含まれる位置情報及び表示する電力情報のファイル等が記憶される。
入力手段104は、図3の入力部129であるハードウェアのボタン、キーボードやマウス、タッチパネルの画面操作等によりユーザからの入力指示を受け付ける。本発明の実施の形態では、表示装置10のユーザが電力情報を表示部128により表示させたい場合に、入力手段104を介して情報を入力する。
表示手段108は、図3の表示部128であるユーザインタフェース画面に、ユーザに対する情報を表示出力する。または、表示装置10がプロジェクタである場合は、光源から射出される光により読み出される投影画像を表示する機能を有する。本発明の実施の形態では、表示装置10のユーザが電力情報を表示部128に表示させるための入力画面や電力情報対比画面等を表示する。
図9は、本発明の実施の形態における表示装置10に電力情報対比画面を表示させるための入力画面の一例を示す図である。
図9(A)は、電力情報対比画面を表示させるために選択する画面であって、「YES」のソフトキーを押下すると、電力情報対比画面を情報管理サーバ40から取得するための処理が実行される。
図9(B)は、表示させる電力情報の時間の単位を指定する画面である。図9(B)の例では、最小時間単位が「分」であるが、これは情報管理サーバ40で管理している電力消費量の最小時間単位と同じである。よって、例えば、情報管理サーバ40で1秒間あたりの電力消費量が記憶されている場合は、表示装置10で指定可能な最小単位を「秒」としてもよい。また、表示装置10において最小時間単位以外の単位(例えば、日単位)が指定されると、情報管理サーバ40において最小時間単位のデータを日単位に集計したデータが、表示装置10に送信される。また、図9(B)に示されるように、表示する時間単位をユーザが任意に指定することもできる。
図9(C)は、現在の電力消費量と対比させる過去の電力消費量の時期を指定する画面である。図9(C)の例では、「1年前」、「1ヶ月前」、「1週間前」、任意の「その他」の時期を指定することが可能である。ここで、図9(C)において例えば「1年前」を指定した場合は、現在日から遡って1年前の同月、同じ週(例えば、ある月の第4週目等)、同じ曜日のデータと対比される。
以上、図9(A)〜(C)の入力画面においてユーザの入力が完了すると、現在地と過去の同地点を対比させた電力情報対比画面(図2参照)を表示させるための処理が実行される。
図9(D)は、オプションの入力画面であって、現在地と異なる場所における現在の電力消費量と比較するために、比較対象とする場所を指定する画面である。図9(D)において、「事業所」、「エリア(区域)」を指定すると、電力情報対比画面には、現在時刻における現在の場所と他の指定した場所との電力消費量が表示される。本発明の実施の形態において、情報管理サーバ40は、複数の配電盤50の位置に対応する区域を管理しているため、表示装置10の現在地以外の地点の情報を容易に取得することができる。
なお、図9の入力画面は、例えば、電力情報対比画面表示用アプリケーションとして作成され、このアプリケーションをインストールし、起動することによって、入力画面が表示されるようにしてもよい。これにより、表示装置10本体の開発者や提供者に限らず、このアプリケーションをダウンロードすれば簡易に電力情報表示システム1を利用することができる。また、例えば、表示装置10の製品出荷前に予め入力画面を搭載するようにしてもよい。
図7に戻り説明する。
電力情報対比画面取得要求手段105は、電力情報対比画面を表示させるための入力画面(図9参照)において、入力手段104により入力操作が実行されると、電力情報対比画面取得要求を生成し、通信I/F106手段106を介して、情報管理サーバ40に送信する。電力情報対比画面取得要求には、表示装置10の識別情報(例えば、MACアドレス)が含まれる。
通信I/F手段106は、第二通信部127を制御し、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANであるネットワーク99を介してデータの送受信を行う。本発明の実施の形態では、通信I/F手段106は、情報管理サーバ40に電力情報対比画面取得要求を送信し、情報管理サーバ40から電力情報対比画面を受信するインタフェースとして機能する。なお、通信I/F手段106が用いる通信規格は、IEEE802.11の通信規格に限らず、例えばIEEE802.3規格に基づくイーサネットによりデータ通信を行ってもよい。
電力情報対比画面受付手段107は、情報管理サーバ40から送信される電力情報対比画面を、通信I/F手段106を介して受け付けると、表示手段108に受信した電力情報対比画面を表示させる。
画面レイアウト変更手段109は、表示手段108により表示される画面のレイアウトを変更し、例えば、電力情報対比画面を画面の一部の領域に表示させる。
図10は、本発明の実施の形態において、画面のレイアウト変更後の電力情報対比画面が表示される画面の一例を示す図である。図10に示されるように、電力消費量を対比して表示されたグラフ704が、プレゼンテーション等に用いられる通常の画像710の一部に重畳して表示される。なお、画面レイアウトの構成は、図10に示される構成に限らない。
<通信装置>
本発明の実施の形態において通信装置20は、位置情報格納手段201、位置情報通知手段202及び位置情報通信I/F手段203等を有する。
位置情報格納手段201は、通信装置20が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、フロア(階数)、建物の棟番号を表す情報が含まれる。図11は、本発明の実施の形態における通信装置20の位置情報格納手段201が記憶する情報の一例を示す図である。図11に示されるように、位置情報格納手段201には、緯度、経度、階数、棟番号等の項目が含まれる。緯度及び経度は、通信装置20の所在する位置の緯度及び経度を表す。階数は、通信装置20が設置される建物の階数を表す。棟番号は、通信装置20が設置される建物の棟番号を表す。図11の例において、通信装置20は、C棟の16階であって、緯度が「35.459555」、経度が「139.387110」の地点に所在する。この位置情報は、予め、電力情報表示システム1の管理者等によって設定される。なお、位置情報には部屋の中の区画を表す情報のような追加の情報を含んでもよい。これにより、より詳細な位置管理が可能となる。
位置情報通知手段202は、位置情報格納手段201に格納された位置情報に基づき位置情報通知信号を生成し、表示装置10に送信する。位置情報通知信号は、例えば、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成される。また、位置情報通知の送信契機は任意であるが、一定周期(例えば、1分間隔)で送信する。
位置情報通信I/F手段203は、位置情報通知信号を表示装置10に送信し、また表示装置10から送信された位置情報及び識別情報が含まれたデータをゲートウェイ装置30に転送する。無線ネットワーク97にZigBee(登録商標)規格が用いられる場合、データ転送は通信装置20が保持するルーティング情報を用いて行われる。なお、位置情報通信I/F手段202は、位置情報以外のデータ転送を行うこともできる。
<ゲートウェイ装置>
本発明の実施の形態において、ゲートウェイ装置30は、位置情報通信I/F手段301及び通信変換手段302等を有する。
位置情報通信I/F手段301は、通信装置20からのデータを受信すると、受信したデータの宛先アドレスとゲートウェイ装置30が保持するルーティン情報とに基づき、情報管理サーバ40に転送する。なお、情報管理サーバ40から通信装置20へのルートの通信も可能である。
通信変換手段302は、無線ネットワーク97に属する表示装置10から受信したデータを、異なるネットワークであるネットワーク98に適合する形式に変換する。
<情報管理サーバ>
本発明の実施の形態において、情報管理サーバ40は、位置情報通信I/F手段401、位置情報受付・管理手段402、位置情報記憶手段403、通信I/F手段404、電力情報対比画面取得要求受付手段405、電力情報抽出手段406、区域情報記憶手段407、電力消費量取得手段408、電力情報記憶手段409、閾値情報記憶手段410、電力情報対比画面生成手段411及び電力情報対比画面送信手段412等を有する。
位置情報通信I/F手段401は、例えばIEEE802.3規格に準拠するイーサネット(登録商標)によりゲートウェイ装置30とデータの送受信を行う。本発明の実施の形態において、ゲートウェイ装置30から送信された表示装置10からの位置情報更新要求を受信すると、位置情報受付・管理手段402に通知する。なお、位置情報通信I/F手段401が用いる通信規格はIEEE802.3規格に限らず、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANを用いてもよい。
位置情報受付・管理手段402は、位置情報通信I/F手段401を介して受け付けた位置情報更新要求に基づき、表示装置10の識別情報に位置情報を対応付けて位置情報記憶手段403に記憶する。
位置情報記憶手段403は、位置情報を識別情報と対応付けて記憶する。図12は本発明の実施の形態における位置情報記憶手段403に記憶される情報の一例を示す図である。図12に示されるように、位置情報記憶手段403は、識別情報、緯度、経度、階数、棟及び受信日時等が記憶される。識別情報は、表示装置10を一意に識別する識別情報であり、例えばMACアドレスである。緯度、経度、階数、棟は、表示装置10から送信された位置情報に含まれる情報である。受信日時は、位置情報受付・管理手段402が、識別情報及び位置情報を受信した日時である。
通信I/F手段404は、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANにより表示装置10とデータ通信を行う。本発明の実施の形態において、通信I/F手段404は、表示装置10から送信された電力情報対比画面取得要求を受信し、また表示装置10に電力情報対比画面を送信する。なお、通信I/F手段404が用いる通信規格は、IEEE802.11規格に限らず例えばIEEE802.3規格に準拠するイーサネット(登録商標)であってもよい。
電力情報対比画面取得要求受付手段405は、表示装置10から送信される電力情報対比画面を取得するための電力情報対比画面取得要求を受け付け、電力情報抽出手段406に表示装置10に位置に対応する電力情報を抽出する処理を実行させる。
電力情報抽出手段406は、電力情報対比画面取得要求に基づき、表示装置10の位置に対応する電力情報を電力情報記憶手段409から抽出する。なお、電力情報抽出手段406が電力情報を抽出する契機は、電力情報対比画面取得要求の受付時又はこの電力情報対比画面取得要求に指定されていた表示させる時間単位(図9(B)参照)の経過時である。電力情報抽出手段405による電力情報の詳細な抽出手順は、図19において後述する。
区域情報記憶手段407は、配電盤50の位置に対応するエリアを示す区域と位置情報(緯度、経度、事業所、階数等)とを対応付けて記憶する。図13は、本発明の実施の形態において区域情報記憶手段407に記憶される情報の一例を示す図である。図13に示されるように、区域情報記憶手段407には、「区域名」、「東端」、「西端」、「南端」、「北端」、「事業所」、「フロア」及び「区域管理者」の項目が含まれる。「区域名」は、配電盤50の設置された位置に対応するエリアを示す名称であり、任意に設定可能である。「東端」及び「西端」は、区域の東側と西側との境界線を、経度(東経)で表したものである。「南端」及び「北端」は、区域の南側と北側との境界線を、緯度(北緯)で表したものである。すなわち、「区域」の範囲は、矩形で定義され得る。但し、本発明においては、この定義の方法に限らず、例えば、複数の緯度・経度を用いて、五つ以上の辺を有する多角形等によって、区域の範囲を定義してもよい。「区域管理者」は、予め定められた区域の管理者である。図13の例では、例えば、「Y4−Sエリア」は、北緯「35.66630」から北緯「35.66660」、東経「139.76520」から東経「139.76570」の4点に囲まれた範囲であって、「横浜事業所」の「4」階であることを示す。
電力消費量取得手段408は、配電盤50の電力を測定する電力測定機器51から電力消費量及び電力測定機器51の識別情報(例えばMACアドレスやデバイスID)等を含む電力情報を取得し、取得した電力消費量を電力情報記憶手段409に記憶させる。
電力情報記憶手段409は、区域毎に時系列で電力消費量を記憶する。図14は、本発明の実施の形態における電力情報記憶手段409に記憶される情報の一例を示す図である。図14に示されるように、電力情報記憶手段409には、「区域名」、取得した電気消費量の「年月日」及び「時間帯」、週と曜日とを示す「週・曜日データ」、電力測定機器51から取得した「電力消費量」が含まれる。本発明の実施の形態では、電力測定機器51が送信する電力情報には、電力測定機器51の識別情報が含まれる。そして、情報管理サーバ40には、予め各電力測定機器51の識別情報と区域名とが対応付けられて記憶されている。そのため、電力情報記憶手段409における「区域名」は、電力測定機器51の識別情報に基づき設定される。また、電力情報記憶手段409に蓄積される過去のデータは、例えば、現在から遡って1年前のデータである。なお、情報管理サーバ40の記憶領域であるRAM422やHDD424又は外部記録媒体等の容量次第で、更に過去のデータを蓄積してもよい。また、図14の例では、電力測定機器51から取得する電力消費量は、例えば1時間単位に集計されたデータであり、「時間帯」はその集計されたデータに対応する時間帯を示す。なお、電力測定機器51から取得する電力消費量の時間単位は、1時間単位に限られるものではなく、例えば「1秒単位」や「分単位」であってもよく、情報管理サーバ40が保持する記憶容量に応じて任意に変更可能である。なお、このデータの集計処理は、電力測定機器51で実行されてもよいし、情報管理サーバ40で実行されてもよい。「週・曜日データ」は「年月日」のデータに基づき設定される。
閾値情報記憶手段410は、現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が一定の閾値以上である場合に、表示装置10にアラームを報知する際の基準となる閾値を記憶する。本発明の実施の形態では、閾値は現在の電力消費量の過去の電力消費量に対する比として表される。また、本発明の実施の形態では、表示装置10に対するアラームの報知は、電力情報対比画面の一部(図2中の一部分703等)の色を変えたり、点滅させたりすることにより行われる。図15は、本発明の実施の形態における閾値情報記憶手段410に記憶される情報の一例を示す図である。図15に示されるように、閾値情報記憶手段410は「アラーム種別」と「閾値」とを有する。「アラーム種別」は例えば、「警告」、「要注意」、「注意」の三種類であって、それぞれの種別に応じて、電力情報表示画面の表示を変更する。例えば、図2に示される、現在の電力消費量の過去の電力消費量に対する比率を表示する部分703の色を変えたり、点滅させたりする。「閾値」は、現在の電力消費量と過去の電力消費量との比であって、例えば「警告」に対応する「40%」は、現在の電力消費量が過去の電力消費量に比べて40%以上増加した場合に、「警告」レベルのアラームを表示させる。なお、アラーム種別の数、閾値、アラームの種別毎の報知方法は、上記に限られない。
電力情報対比画面生成手段411は、電力情報抽出手段406から通知された電力情報に基づき、図2に示される電力情報対比画面を生成し、生成した画面を電力情報送信手段に送信するように要求する。電力情報対比画面生成手段411は、電力情報対比画面を、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)、DHTML(Dynamic HTML)、XML(Extensible Markup Language)等の言語を用いて生成する。図16は、本発明の実施の形態における電力情報対比画面における各フレーム(図2における対比する対象の日付を表示する部分701、現在地を表示する部分702、現在の電力消費量の過去の電力消費量に対する比率を表示する部分703、過去及び現在の電力消費量を対比させたグラフ704)を定義したメインの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。図16において、対比する対象の日付を表示する部分701をA.html、現在地を表示する部分702をB.html、現在の電力消費量の過去の電力消費量に対する比率を表示する部分703をC.html、過去及び現在の電力消費量を対比させたグラフ704をD.htmlとした。図16に示される表示コードに基づき、図2に示すような領域毎にフレームが分割された画面が表示される。図17は、本発明の実施の形態における各フレームの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。図17に示される表示コードに基づき、図2に示されるような各部分の画像が表示される。
電力情報対比画面送信手段412は、生成した電力情報対比画面を、通信I/F手段404を介して表示装置10に送信する。
[動作手順]
本発明の実施の形態における電力情報表示システム1の動作手順を説明する。
図18は、本発明の実施の形態において電力情報表示システム1の動作手順を示すシーケンス図の一例である。
S101:通信装置20の位置情報通知手段202は、位置情報格納手段201から取得した位置情報を、位置情報通信I/F手段203を介しIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S102:表示装置10の位置情報受付・更新要求手段102は、周期的(例えば1分周期)に行われる位置情報の受信処理により、通信装置20から送信される位置情報を位置情報通信I/F手段101を介して受信する。なお、表示装置10が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。
S103:位置情報受付・更新要求手段102は、受信した位置情報を、記憶手段103に記憶する。
S104:位置情報受付・更新要求手段102は、記憶手段103に記憶された表示装置10の識別情報と受信した位置情報とを、位置情報通信I/F手段101を介し情報管理サーバ40の宛先アドレスに送信する。
S105:通信装置20の位置情報通信I/F手段203は、データの宛先アドレスと自機が保有するルーティングテーブルとに基づき、ゲートウェイ装置30に転送する。
S106:ゲートウェイ装置30の通信変換手段302は、位置情報通信I/F手段301が通信装置20からデータを受信すると、通信装置20から転送された無線ネットワーク97の通信方式(プロトコル)のデータを、ネットワーク98に適合する方式に変換する。
S107:ゲートウェイ装置30の位置情報通信I/F手段301は、通信変換手段301によって変換されたデータを、データの宛先アドレスと自機が保有するルーティングテーブルとに基づき、情報管理サーバ40に送信する。
S108:情報管理サーバ40の位置情報受付・管理手段402は、位置情報通信I/F手段401を介して受信した表示装置10の位置情報と識別情報とを対応付けて位置情報記憶手段403に記憶する(図12参照)。
上述したステップS101〜S108の手順により、情報管理サーバ40は、表示装置10の位置情報を取得し、管理することができる。なお、このステップS101〜S108の手順は繰り返し実行され、常時、表示装置10の最新の位置情報が更新される。
S109:情報管理サーバ40の電力消費量取得手段408は、電力測定機器51から送信される配電盤50における電力消費量を取得する。このとき電力測定機器51から電力消費量とともに、電力測定機器51の識別情報が送信される。なお、電力測定機器51から電力消費量が送信される周期は、例えば1時間である。但し、この周期は例えば1分間周期でもよく、任意に設定可能である。
S110:情報管理サーバ40の電力消費量取得手段408は、受信した電力測定機器51の識別情報に基づき、配電盤50の設置場所を示す区域名を導出する。そして、その区域名と電力消費量とを対応付けて、電力情報記憶手段409に記憶する(図14参照)。
上述したステップS109〜S110の手順により、情報管理サーバ40は、配電盤50の設置場所(区域)毎に電力消費量を管理することができる。なお、このステップS109〜110の手順は繰り返し実行される。
また、上述したステップS101〜S108の手順とステップS109〜S110の手順とはそれぞれ独立して実行される処理である。
S111:表示装置10のユーザは、表示装置10の表示部128に電力情報対比画面を表示させるために、例えば表示装置10のハードウェアのボタンを押下し、図9に示される画面を表示させる。そして、ユーザは入力手段104を介して、電力情報対比画面を表示させる指示を入力する。
S112:電力情報対比画面取得要求手段105は、ユーザによって図9(B)・(C)の画面において入力された情報と記憶手段103に記憶されている表示装置の識別情報とを含む電力情報対比画面取得要求を、通信I/F手段106を介して情報管理サーバ40に送信する。
S113:情報管理サーバ40の電力情報対比画面取得要求受付手段405が、通信I/F手段404を介して電力情報対比画面取得要求を受信すると、電力情報抽出手段406に電力情報対比画面の生成に必要な電力情報の抽出の処理を実行させる。電力情報抽出手段406は、表示装置10の識別情報に基づき、位置情報記憶手段403、区域情報記憶手段407及び電力情報記憶手段409に記憶される各情報を利用して、表示装置10の現在の位置に対応する電力情報を抽出する。
S114:電力情報対比画面生成手段411は、電力情報抽出手段406によって抽出された電力情報に基づき、電力情報対比画面を生成する。
S115:電力情報対比画面送信手段412は、電力情報対比画面生成手段411によって生成された電力情報対比画面を表示装置10に、通信I/F手段404を介して送信する。
S116:表示装置10の電力情報対比画面受付手段107が通信I/F手段106を介して電力情報対比画面を受信すると、表示手段108に表示させる。表示手段108は、表示部128に電力情報対比画面を表示させる。
なお、ステップS116の手順後、画面レイアウト変更手段109によって、例えば図10に示されるように、表示部128の一部の領域に電力情報対比画面を表示させることができる。
上述した動作手順により、電力情報表示システム1は、表示装置10の位置情報を利用することによって、簡易に表示装置10の現在の位置における電力消費量を表示装置10に表示させることができる。また、表示装置10に表示される電力情報対比画面は、現在と過去との電力消費量が対比して表示されるため、現時点での電力消費量の程度を表示装置10のユーザは容易に把握することができる。
[フローチャート]
本発明の実施の形態において、情報管理サーバ40で実行される電力情報対比画面が生成される処理手順について説明する。
図19は本発明の実施の形態における情報管理サーバ40での電力情報対比画面が生成される処理手順の一例を示したフローチャート図である。
S201:情報管理サーバ40において、表示装置10の位置情報が所定の周期(例えば1分間周期)で位置情報記憶手段403に記憶(更新)される。また、配電盤50における電力消費量が所定の周期(例えば1時間周期)で電力情報記憶手段409に記憶される。
S202:電力情報対比画面取得要求受付手段405は、表示装置10から送信された電力情報対比画面取得要求を受信する。受信した電力情報対比画面取得要求には、図9に示される入力画面に基づき入力された電力情報対比画面の表示形式等を指定する情報(例えば、1時間単位での電力消費量を表示する等)と、表示装置10の識別情報(例えば、MACアドレス)が含まれている。ここで、例えば表示装置10の識別情報が「002673abcd01」とする。また、例えば表示装置10のユーザによって、「1時間単位」の電力消費量を、「1年前」と対比する指示が入力されている。
S203:電力情報抽出手段406は、位置情報記憶手段403に記憶される識別情報
の中から、受信した表示装置10の識別情報と同じ識別情報に対応する位置情報を抽出する。具体例を示すと、表示装置10の識別情報「002673abcd01」に対応する位置情報を図12に示される位置情報記憶手段403から抽出すると、位置情報は、緯度が「35.66650」、経度が「139.76540」、階数(フロア)が「4」階である。
S204:電力情報抽出手段406は、抽出した表示装置10の位置情報と区域情報記憶手段407の情報とに基づき、配電盤50の場所を示す区域を特定する。図20は、本発明の実施の形態における表示装置20の位置に対応する区域の特定方法の一例を示す概要図である。図20の例では、具体的に、図13の区域情報記憶手段407に記憶される「Y4−Sエリア」及び「Y4−Nエリア」の位置情報(緯度、経度、フロア(階数))に基づき、座標(経度,緯度)をプロットしている。ステップS203において、表示装置10の座標は(139.76540,35.66650)であって、フロアが「4」階であることが特定されているので、表示装置10の座標を図20にプロットすると、「Y4−Sエリア」の区域に位置する。このようにして、表示装置10の位置情報を含む区域を特定することができる。
S205:電力情報抽出手段406は、特定された表示装置10の位置に対応する区域と電力情報記憶手段409との情報に基づき、電力消費量を抽出する。ステップS204において特定された区域が「Y4−Sエリア」であるので、例えば図14に示される電力情報記憶手段409に記憶される区域の中から「Y4−Sエリア」に対応する電力消費量を抽出する。ここで、例えば現在の日付が2012年8月22日(8月第4週水曜)とすると、ステップS202において対比対象の時期が「1年前」と指定されているため、2011年の8月第4週水曜(2011年8月24日)に対応する電力消費量が抽出される。このようにして、表示装置10の位置に対応する区域の電力消費量を抽出することができる。
S206:電力情報抽出手段406は、閾値情報記憶手段410に記憶されている閾値に基づき、抽出した現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が所定の閾値以上であるか否かが判定される。
S207:現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が所定の閾値未満である場合(ステップS206において「NO」の場合)、電力情報対比画面生成手段411は、抽出された電力消費量と区域名と区域名に対応する事業所及びフロアの情報とに基づき、電力情報対比画面(図2参照)を生成する。次いで、ステップS209の処理が実行される。
S208:現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が所定の閾値以上である場合(ステップS206において「YES」の場合)、電力情報対比画面生成手段411は、電力情報対比画面の一部(例えば図2の一部分703)の色を変更したり、点滅させたりすることにより、アラームを表示した画面を生成する。次いで、ステップS209の処理が実行される。
S209:電力情報対比画面送信手段412は、通信I/F手段404を介して、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANにより、電力情報対比画面を表示装置10に送信する。
S210:電力情報対比画面の送信後、表示装置10のユーザや電力情報表示システム1の管理者等による電力情報対比画面の生成処理の停止命令があったか、又は例えば電力情報対比画面の送信に対する表示装置10からの確認応答信号(ACKパケット)がなく、タイムアウト等による送信不可が発生したか否かが判定される。ここで、停止命令があった場合、又は送信不可であった場合(「YES」の場合)は、電力情報対比画面の生成処理は終了する。一方、停止命令がなく、かつ表示装置10に送信ができた場合(「NO」の場合)、電力情報対比画面の生成処理は継続し、次のステップS209の処理が実行される。
S211:電力情報対比画面の送信後、所定の時間が経過しているか否かが判定される。所定の時間とは、例えば、電力情報対比画面において表示される電力消費量の時間の単位であり、1時間単位の表示が指定されている場合は1時間となる。但し、所定の時間は、これに限らず、任意に設定可能であって、例えば1分間と設定してもよい。ここで、所定の時間が経過していない場合(「NO」の場合)、所定の時間が経過するまで待機し、ステップS210の処理に戻る。一方、所定の時間が経過した場合(「YES」の場合)、ステップS205の処理が実行され、所定の時間経過後の電力消費量が抽出される。
以上の処理により、表示装置10の位置における現在及び過去の電力消費量を対比した電力情報対比画面が生成される。
以上、本発明の実施の形態によれば、表示装置10の位置する区域に対応する電力消費量の状況を簡易に表示装置10に通知することができる。また、現在の電力消費量と過去の電力消費量とが対比された画面によって、現在の電力消費量の程度を容易に把握できる。
〔変形例〕
本発明の実施形態の変形例では、ある区域における現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が所定の閾値以上であること(超過状況)を検出すると、その区域に位置する表示装置10にアラームを報知する。また、本発明の実施の形態の場合と異なり、表示装置10からの電力情報対比画面取得要求を受け付けることなく、情報管理サーバ40からネットワーク99を介して表示装置10に通信するため、情報管理サーバ40は表示装置10のIPアドレスを取得しなければならない。本発明の実施形態の変形例では、情報管理サーバ40が表示装置10のIPアドレスを取得する動作及び超過状況を表示装置10に報知する動作が追加される。
本発明の実施形態の変形例における電力情報システム1のシステム構成及び各装置のハードウェア構成は、本発明の実施の形態の場合と同様である(図1及び図3〜6参照)。
[機能構成(変形例)]
本発明の実施形態の変形例における情報管理サーバ40の機能構成の一例を図21に示す。図7に示される情報管理サーバ40の機能との相違点は、起動要求手段413と超過状況検出手段414とが追加された点である。
起動要求手段413は、位置情報通信I/F手段401を介して、表示装置10にネットワーク99を介して情報管理サーバ40への接続を促す起動要求信号を送信する。起動要求信号には、情報管理サーバ40のアドレス情報(IPアドレス)が含まれている。そのため、表示装置10は、ネットワーク99を介して、情報管理サーバ40に通信をすることが可能となる。また、情報管理サーバ40において、表示装置10からネットワーク99を介しての接続を受け付けることにより、表示装置10のアドレス情報(IPアドレス)を取得できるため、情報管理サーバ40からネットワーク99を介しての表示装置10への通信が可能となる。
超過状況検出手段414は、電力情報記憶手段409及び閾値情報記憶手段410の情報に基づき、ある区域における現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が所定の閾値以上であること(超過状況)を検出する。そして、超過状況が検出されると、その区域に位置する表示装置10にアラームを報知するよう電力情報抽出手段406に通知する。
なお、上記を除く電力情報表示システム1の機能構成は図7と同様である。
[動作概要(変形例)]
本発明の実施形態の変形例における電力情報表示システム1の動作の一例を図22のシーケンス図を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態の動作を示す図18と同様の処理については、図18と同一のステップ番号を付与しており、これらの説明は省略する。
図22の初期状態として、情報管理サーバ40は、表示装置20の位置情報は記憶、管理しているが、ネットワーク99を介して通信するために用いる表示装置10のアドレス情報(IPアドレス)は不明である。
S301:情報管理サーバ40の起動要求手段413は、表示装置10のIPアドレスを取得するため、位置情報通信I/F手段401を介して、情報管理サーバ40のIPアドレスを含む起動要求を送信する。
S302:ゲートウェイ装置30の通信変換手段302は、位置情報通信I/F手段301が情報管理サーバ40からデータを受信すると、ネットワーク98の通信方式(プロトコル)のデータを、無線ネットワーク97に適合する方式に変換する。
S303:位置情報通信I/F手段301は、データの宛先アドレスと自機が保有するルーティングテーブルとに基づき、通信装置20に転送する。
S304:通信装置20の位置情報通信I/F手段203は、データの宛先アドレスと自機が保有するルーティングテーブルとに基づき、表示装置10に転送する。
S305:表示装置10が起動要求を受信すると、起動要求に含まれていた情報管理サーバ40のIPアドレスに対してネットワーク99を介して、表示装置10のIPアドレスと識別情報(例えば、MACアドレス)を含むアドレス情報を送信する。
S306:情報管理サーバ40は、表示装置10のIPアドレスと識別情報とを受信すると、情報管理サーバ40の記憶装置であるRAM422やHDD424等にIPアドレスと識別情報とを対応付けて記憶する。
S307:情報管理サーバ40の超過状況検出手段414が、電力情報記憶手段409と閾値情報記憶手段410とに記憶される情報に基づき、ある区域における現在の電力消費量と過去の電力消費量との差が所定の閾値以上であることを検出する。超過状況検出手段414による検出動作は、例えば1分周期で行われる。なお、検出動作の周期は任意に設定可能である。超過状況検出手段414は、超過状況を検出すると、電力情報抽出手段406に超過状況である区域名を通知する。
S308:電力情報抽出手段406は超過状況である区域の電力情報を電力情報記憶手段409から抽出し、電力情報対比画面生成手段411に電力情報対比画面の生成を要求する。また、このとき電力情報抽出手段406は位置情報記憶手段403に記憶される情報と、区域情報記憶手段407に記憶される情報と、ステップS305において取得した表示装置10のIPアドレスとに基づき、超過状況である区域に位置する表示装置10のIPアドレスを抽出する。
次のステップS114以降の処理は、図18の例と同様であり、ステップS308において抽出された表示装置10のIPアドレスを宛先として、ネットワーク99により表示装置10に送信する。
以上、本発明の実施形態の変形例では、電力情報表示システム1は、表示装置10のユーザからの電力消費量(電力情報対比画面)を表示させたいという要求を受け付けることなく、情報管理サーバ40側で現在の電力消費量が過去の電力消費量に比べて一定以上使用している区域を検出し、その区域に位置する表示装置10のユーザに電力消費量の状況を通知することができる。これにより、現在の電力消費量が多い区域に位置するユーザに対して、効率的に電力消費量の抑制を促すことができる。
なお、ステップS301〜S306における表示装置10のIPアドレスの取得の方法は、例えば、位置情報更新要求の信号フォーマットに表示装置10のIPアドレスを追加させる等の方法により実現してもよい。
[その他の変形例]
なお、本発明の実施の形態において、電力情報対比画面を、ネットワーク99を介して、情報管理サーバ40から表示装置10に送信したが、電力情報対比画面の画像の容量見合いで、位置情報通信I/F401(ネットワーク98、無線ネットワーク97)を介して送信してもよい。
なお、本発明の実施の形態において、配電盤50の位置(区域)を特定するために、電力測定機器51の識別情報と区域情報記憶手段407に記憶される情報とを利用したが、例えば、配電盤50に無線ネットワーク97を用いて位置情報を通信可能な無線通信機11を取り付けることにより、配電盤50の位置(区域)を特定してもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 電力情報表示システム
10 表示装置
20 通信装置
30 ゲートウェイ装置
40 情報管理サーバ
102 位置情報受付・更新要求手段
105 電力情報対比画面取得要求手段
108 表示手段
109 画面レイアウト変更手段
402 位置情報受付・管理手段
403 位置情報記憶手段
406 電力情報抽出手段
407 区域情報記憶手段
409 電力情報記憶手段
410 閾値情報記憶手段
411 電力情報対比画面生成手段
412 電力情報対比画面送信手段
414 超過状況検出手段
特開2011−160608

Claims (10)

  1. 建物内の機器による電力消費量を示す電力情報を表示する表示装置と、前記建物の区域毎に過去及び現在の前記機器の前記電力情報及び前記表示装置の位置情報を管理する情報管理サーバとを有する電力情報表示システムであって、
    前記表示装置は、
    当該表示装置の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、
    前記情報管理サーバは、
    前記表示装置から通知された前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記表示装置の位置情報に対応する前記区域の過去及び現在の電力情報を、前記表示装置に送信する電力情報送信手段とを有する電力情報表示システム。
  2. 前記情報管理サーバは、
    前記区域毎に前記電力情報を記憶する電力情報記憶手段と、
    前記表示装置の位置情報に基づいて、前記電力情報記憶手段から前記表示装置が設置された区域と該領域に対応する過去及び現在の電力情報とを抽出する電力情報抽出手段とを有し、
    前記電力情報送信手段は、前記電力情報抽出手段により抽出された前記電力情報を、表示装置に送信する請求項1記載の電力情報表示システム。
  3. 前記情報管理サーバは、
    前記電力情報記憶手段に記憶された前記現在の電力情報と予め指定された期間の過去の電力情報とが対比された電力情報対比画面を生成する対比画面生成手段を有し、
    前記電力情報送信手段により送信される前記電力情報は、前記電力情報対比画面である請求項1又は2記載の電力情報表示システム。
  4. 前記表示装置は、
    前記対比された画面を表示する対比画面表示領域を有する画面のレイアウトを変更するレイアウト変更手段と、
    前記電力情報送信手段から送信された前記対比された画面を、前記レイアウト変更手段により変更された前記対比画面表示領域に表示する表示手段とを有する請求項3記載の電力情報表示システム。
  5. 前記情報管理サーバは、
    前記現在の電力消費量と前記過去の電力消費量との差が所定の閾値を超過する場合に、その旨を表示装置に報知する超過情報報知手段を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力情報表示システム。
  6. 前記表示装置の前記位置情報は、前記表示装置に最も近い場所に位置する、自機が設置された場所の位置情報を送信する通信装置から送信された位置情報である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電力情報表示システム。
  7. 前記通信装置から送信された位置情報は、地上補完信号を用いて送信された位置情報である請求項6記載の電力情報表示システム。
  8. 建物内の機器による電力消費量を示す電力情報を表示する表示装置の位置情報と、前記建物の区域毎に過去及び現在の前記機器の前記電力情報とを管理する情報管理サーバであって、
    前記表示装置の位置情報に対応する前記区域の過去及び現在の電力情報を、前記表示装置に送信する電力情報送信手段とを有する情報管理サーバ。
  9. 前記区域毎に前記電力情報を記憶する電力情報記憶手段と、
    前記表示装置の位置情報に基づいて、前記電力情報記憶手段から前記表示装置が設置された区域と該領域に対応する過去及び現在の電力情報とを抽出する電力情報抽出手段とを有し、
    前記電力情報送信手段は、前記電力情報抽出手段により抽出された前記電力情報を、表示装置に送信する請求項8記載の情報管理サーバ。
  10. 前記電力情報記憶手段に記憶された前記現在の電力情報と予め指定された期間の過去の電力情報とが対比された電力情報対比画面を生成する対比画面生成手段を有し、
    前記電力情報送信手段により送信される前記電力情報は、前記電力情報対比画面である請求項8又は9記載の情報管理サーバ。
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