JP2014115842A - コンテンツ管理サーバ、コンテンツ提供システム及びコンテンツ管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】位置情報の履歴に基づきユーザにとって最適なコンテンツを選択し、簡易にコンテンツをユーザに提供する。
【解決手段】コンテンツ管理サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末のユーザに提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバであって、前記通信端末の位置情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記位置情報の履歴に基づき、前記通信端末のユーザの同行者の有無を判定する同行者判定手段と、前記同行者判定手段による判定結果に基づき、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する選択手段とを有する。
【選択図】図17
【解決手段】コンテンツ管理サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末のユーザに提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバであって、前記通信端末の位置情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記位置情報の履歴に基づき、前記通信端末のユーザの同行者の有無を判定する同行者判定手段と、前記同行者判定手段による判定結果に基づき、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する選択手段とを有する。
【選択図】図17
Description
本発明は、コンテンツ管理サーバ、コンテンツ提供システム及びコンテンツ管理プログラムに関する。
従来、Webサイトの広告バナーの表示等には、ユーザが過去に検索や購入した商品やサービス等に基づき、そのユーザの嗜好に合った商品等に関する広告を表示するレコメンドシステムが利用されている。レコメンドシステムは、協調フィルタリングと呼ばれる推論手法が用いられており、例えば、同じサイトにアクセスした複数のユーザがいた場合、それらのユーザ間には類似性があると定義する。そして、そのうち一部のユーザが「ある商品」を購入した履歴がある場合は、類似性があるその他のユーザも「ある商品」に興味があると推定し、「ある商品」に関する広告をその他のユーザに表示する。したがって、ユーザにランダムに広告を表示するのでは広告宣伝の効果として非効率であるが、レコメンドシステムを用いることにより効率的にユーザに広告を表示することができる。
一方、特許文献1には、通信端末の処理履歴等に基づいて、現在の行動状態と、過去のコンテンツ利用実績とを共に考慮して、コンテンツをユーザに配信する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、ユーザに表示する広告は、インターネット上での仮想的な空間における行動(サイトアクセスや電子商取引等)の履歴に基づくものであって、ユーザの物理的な移動を伴う行動の履歴を反映することはできないという課題がある。
また、特許文献1に記載の技術は、現在のある場所においてコンテンツが配信される場合、その場所を訪問している目的として考えられる様々な状況を判別したコンテンツを配信するものであり、あるユーザ一人に対して適当と判断されたコンテンツを配信できる。
しかしながら、ユーザに同行者がいる場合等において提供されるべき効果的なコンテンツは一人の場合と異なる場合が多く、きめ細かなユーザの行動特性を反映したコンテンツを配信できないという課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、位置情報の履歴に基づきユーザにとって最適なコンテンツを選択し、簡易にコンテンツをユーザに提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、コンテンツ管理サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末のユーザに提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバであって、前記通信端末の位置情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記位置情報の履歴に基づき、前記通信端末のユーザの同行者の有無を判定する同行者判定手段と、前記同行者判定手段による判定結果に基づき、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する選択手段とを有する。
本発明の実施の形態によれば、位置情報の履歴に基づきユーザにとって最適なコンテンツを選択し、簡易にコンテンツをユーザに提供できる。
以下、本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて説明する。
〔本発明の実施形態〕
[システム構成]
図1は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示されるように、コンテンツ提供システム1は、通信端末5a、5b、・・・5n(それぞれを区別しない場合は「通信端末5」という。)と、ユーザ所有物4a、4b、・・・4n(それぞれを区別しない場合は「ユーザ所有物4」という。)と、表示装置6a、6b、・・・6n(それぞれを区別しない場合は「表示装置6」という。)と、配信装置3と、ゲートウェイ装置7と、コンテンツ管理サーバ8と、位置情報管理サーバ9とを有する。ユーザ所有物4には通信端末5が取り付けられている。なお、配信装置3及びゲートウェイ装置7は、複数存在してもよい。通信端末5と配信装置3とゲートウェイ装置7とは、例えばIEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち物理層とMAC層を採用したZigBee(登録商標)によるネットワーク891を介して通信可能に接続されている。この場合、日本、米国、欧州等の利用領域に応じて、配信装置3は、800MHz帯、900MHz帯又は2.4GHz帯を利用し、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信することができる。ゲートウェイ装置7と位置情報管理サーバ9とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク892を介して、通信可能に接続されている。位置情報管理サーバ9とコンテンツ管理サーバ8とは、LAN又はインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。コンテンツ管理サーバ8と表示装置6とは、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN等のネットワーク893を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク891、ネットワーク892及びネットワーク893等の通信方式は上記に限らず、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。
〔本発明の実施形態〕
[システム構成]
図1は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示されるように、コンテンツ提供システム1は、通信端末5a、5b、・・・5n(それぞれを区別しない場合は「通信端末5」という。)と、ユーザ所有物4a、4b、・・・4n(それぞれを区別しない場合は「ユーザ所有物4」という。)と、表示装置6a、6b、・・・6n(それぞれを区別しない場合は「表示装置6」という。)と、配信装置3と、ゲートウェイ装置7と、コンテンツ管理サーバ8と、位置情報管理サーバ9とを有する。ユーザ所有物4には通信端末5が取り付けられている。なお、配信装置3及びゲートウェイ装置7は、複数存在してもよい。通信端末5と配信装置3とゲートウェイ装置7とは、例えばIEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち物理層とMAC層を採用したZigBee(登録商標)によるネットワーク891を介して通信可能に接続されている。この場合、日本、米国、欧州等の利用領域に応じて、配信装置3は、800MHz帯、900MHz帯又は2.4GHz帯を利用し、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信することができる。ゲートウェイ装置7と位置情報管理サーバ9とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク892を介して、通信可能に接続されている。位置情報管理サーバ9とコンテンツ管理サーバ8とは、LAN又はインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。コンテンツ管理サーバ8と表示装置6とは、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN等のネットワーク893を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク891、ネットワーク892及びネットワーク893等の通信方式は上記に限らず、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。
コンテンツ提供システム1において、位置情報管理サーバ9は、通信端末5の位置情報を管理する。すなわち、通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4の位置は、通信端末5の位置情報に基づき特定可能である。コンテンツ提供システム1は、通信端末5(ユーザ所有物4)を所持するユーザの属性(ユーザ属性)や過去のユーザの移動経路(位置情報の履歴)に基づき、ユーザの嗜好に合ったコンテンツを選択し提供するシステムである。コンテンツ提供システム1は、コンテンツ管理サーバ8に、通信端末5の位置情報の履歴に基づき、複数の通信端末5のうち一つの通信端末5とともに移動した他の通信端末5の有無を判定させる。そして、ともに移動した他の通信端末5が存在する場合は、ともに移動した通信端末5のユーザ属性に基づき、コンテンツを選択させる。すなわち、コンテンツ提供システム1は、ユーザに同行者がいるのか否かを判定し、判定結果に合ったコンテンツを提供する。なお、コンテンツ提供システム1は、選択したコンテンツを、通信端末5の位置情報に基づき、ユーザ(通信端末5)の近くに位置する表示装置6に表示する。また、本発明の実施形態におけるユーザ属性とは、例えばユーザの性別、生年月日(年代)、職業、趣味等のようなユーザの特性を示す情報である。また、本発明の実施形態におけるコンテンツとは、例えば、商業施設における店舗やその店舗で扱う商品等を広告する情報及び休憩する場所(休憩に適する飲食店等の店舗やベンチ等)を示す情報等を含む電子的な静止画又は動画等のデータである。コンテンツ提供システム1は、屋内の商業施設等におけるショッピング、アミューズメントパーク又は複数の会場(場所)を利用したセミナー等に適用できる。
配信装置3は、図2に示されるような室内の天井等に設置された電気機器2a、2b、・・・2n(それぞれを区別しない場合は「電気機器2」という。)に内蔵されるか又はこれらの外部に取り付けられている。
図2は、本発明の実施形態における配信装置3及び通信端末5の設置形態の一例を示す図である。電気機器2は、配信装置3に対して電力を供給する。電気機器2は、例えば蛍光灯型LED(Light Emitting Diode)照明器具である。なお、電気機器2はLED照明器具に限らず、例えば一般の蛍光灯や換気扇、スピーカ、監視カメラ、エアコン等であってもよい。配信装置3は、自機が固定された位置に対応する位置情報を所有し、その位置情報を無線信号により所定の範囲に対して連続的又は断続的に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。配信装置3は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、いずれか一つの配信装置3が決定できるように構成される。図2の例では、配信装置3の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)を用いることができる。また、配信装置3は通信端末5又はゲートウェイ装置7に対して位置情報以外のデータも送受信できる。
通信端末5は、図1又は図2に示されるように、ユーザ所有物4に取り付けられており、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。なお、通信端末5は、ユーザ所有物4の外部に取り付けられる場合に限らず、ユーザ所有物4に内蔵されていてもよい。通信端末5は、例えば配信装置3から送信される地上補完信号IMES規格に準ずる測位信号を受信して、位置情報を取得する。そして、通信端末5は、ネットワーク891を介して、受信した位置情報を位置情報管理サーバ9に送信する。なお、通信端末5から送信される位置情報には、通信端末5を一意に識別する識別情報が含まれる。ここで識別情報とは、例えば通信端末5のMAC(Media Access Control)アドレスである。なお、識別情報はMACアドレスに限らず、機器を一意に識別できる情報であればよく、例えばデバイスID等であってもよい。
ユーザ所有物4は、いわゆるユーザが所有し携帯する物品であって、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末や所有者を識別するIDカード等である。なお、ユーザ所有物4は、通信端末5を取り付けることが可能であり、ユーザが携行可能であれば電子機器に限らず、例えばユーザが携行する財布や筆箱、衣服等であってもよい。
表示装置6は、情報(コンテンツ)の表示出力機能及びネットワーク893を介しコンテンツ管理サーバ8とデータの送受信をするための情報通信機能等を有する。表示装置6は、例えばプロジェクタ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ若しくは液晶ディスプレイ又はPC(Personal Computer)等である。
ゲートウェイ装置7は、ネットワーク891とネットワーク892とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置7は、例えば建物のフロア毎又は壁等で仕切られた部屋毎に設置される。ネットワーク891がIEEE802.15.4規格及びZigBee(登録商標)によるネットワークであり、ネットワーク892がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。
位置情報管理サーバ9は、通信端末5の位置情報を管理する位置情報管理機能及び情報通信機能等を有するコンピュータである。ここで、位置情報管理サーバ9による位置情報の管理処理の一例の概略を説明する。
本発明の実施形態では、例えば、天井に設置されている配信装置3は、無線通信によりこの配信装置3が設置された位置を示す位置情報を配信する。これにより、通信端末5は配信装置3から配信された位置情報を受信する。
次に、通信端末5は、無線通信により配信装置3に、通信端末5を識別するための識別情報と受信した位置情報とを送信する。この場合、通信端末5は、配信装置3から配信され受信した位置情報を、配信装置3に送り返すことになる。これにより、配信装置3は、通信端末5の識別情報及び位置情報を受信する。
次に、配信装置は、無線通信により、ゲートウェイ装置7に通信端末5の識別情報及び位置情報を送信する。
そして、ゲートウェイ装置7は、ネットワーク892を介して位置情報管理サーバ9に通信端末5の識別情報及び位置情報を送信する。
位置情報管理サーバ9は、通信端末5の識別情報及び位置情報を管理する。これにより、コンテンツ提供システム1の管理者(以下、単に「管理者」という。)は、通信端末5と通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4の位置を管理できる。
なお、通信端末5は、位置情報を送信した配信装置3よりさらに近傍にゲートウェイ装置7が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置7に送信してもよい。これにより、最短経路で通信端末5の識別情報と位置情報とを位置情報管理サーバ9に送信できる。
コンテンツ管理サーバ8は、ユーザに提供するコンテンツや通信端末5の位置情報の履歴等を記憶する情報記憶機能、各装置とデータを送受信するための情報通信機能等を有するコンピュータである。
[システム動作概要]
本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1の動作概要を図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1の動作概要の一例を説明するための図である。
本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1の動作概要を図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1の動作概要の一例を説明するための図である。
S1:コンテンツ提供システム1において位置情報管理サーバ9により通信端末5の位置情報が管理されている。具体的には、配信装置3は、位置情報を定期的(例えば20秒毎)に配信している。そして、通信端末5は、通信端末5が動いた時又は一定間隔(例えば30秒間隔)で位置情報を受信し、配信装置3及びゲートウェイ装置7を介して、位置情報管理サーバ9に受信した位置情報を送信する。
S2:コンテンツ管理サーバ8は、通信端末5の位置情報の履歴(位置情報履歴)を管理する。本発明の実施形態における位置情報履歴とは、現在及び過去の位置情報の時系列データである。コンテンツ管理サーバ8は、所定の周期(例えば60秒)で位置情報管理サーバ9から位置情報を取得し、位置情報履歴を作成、更新する。
S3:コンテンツ管理サーバ8は、位置情報履歴に基づき、コンテンツが配信される場所(配信場所)における通信端末5の位置情報を検出する。本発明の実施形態の配信場所とは、コンテンツ管理サーバ8からコンテンツが配信される契機となる場所である。具体的には、通信端末5が配信場所に進入すると、コンテンツ管理サーバ8から配信場所に位置するユーザの近傍の表示装置6にコンテンツが配信される。
S4:コンテンツ管理サーバ8は、配信場所での通信端末5の位置情報が検出されると、位置情報履歴に基づき、ある通信端末5のユーザの同行者の有無を判定する。具体的には、コンテンツ管理サーバ8は、位置情報履歴を参照し、ある通信端末5の位置から所定の範囲内に所定の時間継続して位置している他の通信端末5の有無を判定する。所定の時間継続して、所定の範囲内に位置する他の通信端末5が存在する場合は、「同行者有り」と判定される。一方、所定の時間継続して、所定の範囲内に位置する他の通信端末5が存在しない場合は、「同行者無し」と判定される。なお、同行者は、複数人(複数の通信端末5)が存在してもよい。
S5:コンテンツ管理サーバ8は、判定結果に基づき配信するコンテンツを選択する。具体的には、判定結果が「同行者有り」の場合、同行者及び同行されたユーザのユーザ属性に基づきコンテンツが選択される。一方、判定結果が「同行者無し」の場合、ユーザの位置情報履歴に基づき、例えば過去に訪問した店舗に関連するコンテンツが選択される。
S6:コンテンツ管理サーバ8は、ユーザが位置する配信場所の近傍に位置する表示装置6に、選択したコンテンツを配信する。
上述した動作により、コンテンツ提供システム1は、ユーザの位置情報履歴からユーザの同行者の有無を判定し、判定結果に基づく適当なコンテンツを、ユーザの近傍の表示装置6に提供できる。
[ハードウェア構成]
<通信端末>
図4は、本発明の実施形態における通信端末5のハードウェア構成の一例を示す図である。
<通信端末>
図4は、本発明の実施形態における通信端末5のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示されるように、通信端末5は、制御部14及び無線通信部15によって構成されている。
このうち、制御部14は、制御部14全体の動作を制御するCPU401、基本入出力プログラムを記憶したROM402、CPU401のワークエリアとして使用されるRAM403、配信装置3から配信される位置情報を受信する通信回路404及びアンテナ404a、加速度を検出する加速度センサ405、無線通信部15と信号の送受信を行うI/F408、及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン409を備えている。また、制御部14は、ボタン電池406も設けられており、このボタン電池406によって駆動される。なお、本発明の実施形態では、ボタン電池406を使う場合について説明するが、ボタン型に限らず、単3もしくは単4等の乾電池又は通信端末5に専用の電池であってもよい。
通信回路404は、アンテナ404aによって、IMESを利用して配信された位置情報を受信する。また、制御部14は、コネクタ409aを介して無線通信部15に、ボタン電池406の電力を供給する。さらに、制御部14は、I/F408からコネクタ409bを介して無線通信部15とデータ(信号)の送受信を行う。
また、加速度センサ405は、通信端末5の加速度の変化を検出する。加速度の変化は、例えば、通信端末5が移動を開始した時、通信端末5が移動を停止した時又は通信端末5が傾いた時等に検出される。CPU401の処理が停止中の場合、加速度センサ405が加速度の変化を検出すると、CPU401へ処理を始動させるための信号を送信する。これにより、CPU401は、自己の処理を始動させると共に、通信回路404に対して処理を始動させるための信号を送信する。よって、位置情報が配信装置3から配信されている場合、通信端末5の通信回路404は、アンテナ404aを介して位置情報の受信を開始することができる。
一方、無線通信部15は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。そして、無線通信部15は、図4に示されるように、無線通信部15全体の動作を制御するCPU501、基本入出力プログラム及び識別情報を記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、位置情報や識別情報を送信する通信回路504及びアンテナ504a、制御部14と信号の送受信を行うI/F508、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン509を備えている。なお、無線通信部15においても、ZigBee(登録商標)を用いてもよい。
また、通信回路504は、CPU501からの命令により、コネクタ409bを介して、制御部14のRAM403に記憶されている位置情報を取得する。さらに、通信回路504は、ROM502に記憶されている識別情報を読み出し、上記取得された位置情報と共にアンテナ504aを介して配信装置3へ送信する。
また、通信回路504によって送信される位置情報のデータは、図5に示すようなフォーマットにより構成されている。図5は、本発明の実施形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。図5の例では、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。実際にはこのフォーマットに加えて通信方式によって規定されるヘッダやチェックサム情報が付加され、図6に示されるように送信先、送信元及びデータ内容(位置情報等)が含まれている。図6は、本発明の実施形態における位置情報を含むデータのデータ構造の一例を示す概念図である。
<配信装置>
図7は、本発明の実施形態における配信装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図7の例は、配信装置3が内蔵される電気機器2がLED照明器具の場合の蛍光灯型LEDランプのハードウェア構成図である。
図7は、本発明の実施形態における配信装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図7の例は、配信装置3が内蔵される電気機器2がLED照明器具の場合の蛍光灯型LEDランプのハードウェア構成図である。
図7に示されるように、LEDランプ130は、主に電源制御部140、リード線(151a、151b)、端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)、リード線153、リード線154、リード線155及び配信装置3によって構成されている。このうち電源制御部140は、電源から出力される電流を制御し、主に、電流監視回路141及び平滑回路142によって構成されている。電流監視回路141は、電源から出力される電流を入力して整流する。平滑回路142は、電流監視回路141によって整流された電流を平滑し、リード線(151a、151b)を介して各端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)に電力を供給する。
また、電源制御部140と端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)は、リード線(151a、151b)によって電気的に接続されている。電源制御部140と配信装置3は、リード線154によって電気的に接続されている。なお、LED160は、図7において一つだけ示しているが、実際には複数のLEDが取り付けられている。また、図7に示される構成のうち配信装置3以外は一般のLEDランプと同じ構成である。
配信装置3は、電圧変換器100、リード線155、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13によって構成されている。そして、電圧変換器100がリード線155を介して、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13に電気的に接続されている。
このうち電圧変換器100は、電源制御部140から供給された電力の電圧を配信装置3の駆動電圧に変換し、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13へ供給する電子部品である。
また、制御部11は、制御部11全体の動作を制御するCPU101、基本入出力プログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、位置情報配信部12及び無線通信部13とそれぞれ信号の送受信を行うI/F(108a、108b)並びに上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン109を備えている。
また、位置情報配信部12は、位置情報配信部12全体の動作を制御するCPU201、基本入出力プログラム及び位置情報を記憶したROM202、位置情報を配信する通信回路204及びアンテナ204a、制御部11と信号の送受信を行うI/F208、並びに、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン209を備えている。
このうち通信回路204は、屋内GPSと呼ばれる屋内測位技術の一つであるIMESを利用し、アンテナ204aによって位置情報を配信する。なお、図2には、位置情報の到達可能な範囲(配信可能な範囲)が仮想的に破線によって表されている。本発明の実施形態のIMESでは、例えば屋内の天井高が約3mの場合に、屋内の床に表された位置情報の到達可能な仮想円の半径が約5mとなるように、送信出力が設定される。但し、この送信出力の設定を変更すれば、5mよりも小さくすることも可能であり、大きくすることも可能である。
また、本発明の実施形態において配信装置3が配信する位置情報は、蛍光灯型LED照明器具である電気機器2が設置された位置を示し、図8に示されるように、階数、緯度、経度、棟番号の項目を含む。
図8は、本発明の実施形態における配信装置が配信する位置情報の一例を示す概念図である。このうち階数は、電気機器2(配信装置3)が設置される建物の階数を表す。緯度及び経度は、電気機器2(配信装置3)が設置された位置の緯度及び経度を表す。棟番号は、電気機器2(配信装置3)が設置された建物の棟番号を表す。図8の例では、電気機器2(配信装置3)は、ある建物のX棟の2階で、緯度が北緯35.66660度、経度が東経139.76520度の地点に設置されていることが示されている。なお、緯度は南緯、経度は西経により表されてもよい。
図7に戻り説明する。無線通信部13は、無線通信部13全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM303、位置情報や識別情報を受信してゲートウェイ装置7に送信する通信回路304及びアンテナ304a、制御部11と信号の送受信を行うI/F308、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン309を備えている。
また、無線通信部13は、920MHz帯を利用してデータの送受信を行う。920MHz帯は、電波到達性が高いため配信装置3とゲートウェイ装置7との間に建物の柱や壁が存在している場合であっても、配信装置3からゲートウェイ装置7にデータを送信することができるという効果を奏する。
さらに、通信回路304は、IEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち少なくとも物理層(レイヤ)の規格を利用し、アンテナ304aによってデータの送受信を行う。また、この場合には、配信装置3(無線通信部13)を識別するための装置識別情報として、MACアドレスを用いることができる。
なお、通信回路304が用いる規格がZigBee(登録商標)である場合は、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信できる。このように他の配信装置3を経由してデータを送信するマルチホップ通信を利用すれば、各配信装置3の無線通信部13は、ルーティング処理に時間が掛かるが、最寄りの配信装置3にデータが到達する程度の電力で通信すればよいため、省電力で駆動することができるというメリットがある。
また、配信装置3により配信される位置情報は、配信装置3の工場出荷前にメーカーによって記憶部29に記憶されてもよいし、配信装置3の工場出荷後で天井に電気機器2が設置される際に設置者によって記憶されてもよい。さらに、位置情報は、位置情報管理サーバ9等の外部の装置から、ゲートウェイ装置7を介して無線通信により無線通信部13の通信回路304が受信し、制御部11を介して位置情報配信部12のROM202に記憶されるようにしてもよい。
<ゲートウェイ装置>
図9は、本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置7のハードウェア構成の一例を示す図である。図9に示されるように、ゲートウェイ装置7は、無線通信部17及び有線通信部18によって構成されている。
図9は、本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置7のハードウェア構成の一例を示す図である。図9に示されるように、ゲートウェイ装置7は、無線通信部17及び有線通信部18によって構成されている。
このうち無線通信部17は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。無線通信部17は、図9に示されるように、無線通信部17全体の動作を制御するCPU701、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM702、CPU701のワークエリアとして使用されるRAM703、位置情報等を送信する通信回路704及びアンテナ704a、有線通信部18と信号の送受信を行うI/F708及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン709を備えている。また、無線通信部17は、I/F708からコネクタ709aを介して有線通信部18と信号の送受信を行う。
なお、無線通信部17においても、ZigBee(登録商標)を利用してもよい。また、装置識別情報は、ゲートウェイ装置7(無線通信部17)を識別するための固有の情報である。装置識別情報としては、例えば、MACアドレスが挙げられる。
一方、有線通信部18は、図9に示されるように、有線通信部18全体の動作を制御するCPU801、基本入出力プログラム及びアドレス情報を記憶したROM802、CPU801のワークエリアとして使用されるRAM803、イーサネットコントローラ805、無線通信部17と信号の送受信を行うI/F808a、ケーブル809を介しLAN8eに対しデータ(信号)の送受信を行うI/F808b及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン809を備えている。
ここで、CPU801及びイーサネットコントローラ805は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)を、IEEE802.3規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)に変換して、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
さらに、アドレス情報は、ゲートウェイ装置7(有線通信部18)を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスが挙げられる。なお、ROM802には、MACアドレスも記憶されているが、位置情報管理サーバ9との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<位置情報管理サーバ>
図10は、本発明の実施形態における位置情報管理サーバ9のハードウェア構成の一例を示した図である。
図10は、本発明の実施形態における位置情報管理サーバ9のハードウェア構成の一例を示した図である。
位置情報管理サーバ9は、コンピュータによって構成されている。そして、位置情報管理サーバ9は、位置情報管理サーバ9全体の動作を制御するCPU901、IPL(Initial Program Loader)等のCPU901の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM902、CPU901のワークエリアとして使用されるRAM903、位置情報管理サーバ9用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD904、CPU901の制御にしたがってHD904に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD905、フラッシュメモリ等の記録メディア906に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ907、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ908、ネットワーク892及びネットワーク893を利用してデータ通信するためのネットワークI/F909、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード911、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス912、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM913に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ914、無線通信を行う通信回路915及びアンテナ915a、外部機器を接続するための外部機器I/F916並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン910を備えている。
さらに、アドレス情報は、位置情報管理サーバ9を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM902には、MACアドレスも記憶されているが、ゲートウェイ装置7との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<コンテンツ管理サーバ>
図11は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8のハードウェア構成の一例を示した図である。
図11は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8のハードウェア構成の一例を示した図である。
コンテンツ管理サーバ8は、コンピュータによって構成されている。そして、コンテンツ管理サーバ8は、コンテンツ管理サーバ8全体の動作を制御するCPU821、IPL等のCPU821の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM822、CPU821のワークエリアとして使用されるRAM823、コンテンツ管理サーバ8用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD824、CPU821の制御にしたがってHD824に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD825、フラッシュメモリ等の記録メディア826に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ827、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ828、ネットワーク892及びネットワーク893を利用してデータ通信するためのネットワークI/F829、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード831、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス832、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM833に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ834、無線通信を行う通信回路835及びアンテナ835a、外部機器を接続するための外部機器I/F836並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン830を備えている。
さらに、アドレス情報は、コンテンツ管理サーバ8を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM822には、MACアドレスも記憶されている。
<表示装置>
図12は、本発明の実施形態における表示装置6のハードウェア構成の一例を示した図である。
図12は、本発明の実施形態における表示装置6のハードウェア構成の一例を示した図である。
表示装置6は、表示装置6全体の動作を制御するCPU601、基本入出力プログラムを記憶したROM602、CPU601のワークエリアとして使用されるRAM603、フラッシュメモリ等の記録メディア604に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ605を備えている。そして、メディアドライブ605の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア604が着脱自在な構成となっている。
さらに、表示装置6は、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う無線LAN通信部606、ユーザに対する情報を表示する液晶や有機EL等のディスプレイ607、ユーザからの入力を受け付けるインタフェースであるハードボタンやリモコン、ソフトキー等の入力部608、電気信号を音に変換し音声出力に用いられるスピーカ609及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン610を備えている。なお、無線LAN通信に用いられるIPアドレスはRAM603に記憶され、表示装置6のMACアドレスはROM602に記憶されている。
<携帯端末>
図13は、本発明の実施形態におけるユーザ所有物4が携帯端末である場合のハードウェア構成の一例を示した図である。ユーザ所有物4(携帯端末)には通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5が携帯端末に内蔵されている構成でもよい。
図13は、本発明の実施形態におけるユーザ所有物4が携帯端末である場合のハードウェア構成の一例を示した図である。ユーザ所有物4(携帯端末)には通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5が携帯端末に内蔵されている構成でもよい。
携帯端末は、携帯端末全体の動作を制御するCPU421、基本入出力プログラムを記憶したROM422、CPU421のワークエリアとして使用されるRAM423、CPU421の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うEEPROM424、CPU421の制御に従って被写体を撮像し画像データを得るCMOS(Complementary Metal OxIDe Semiconductor)センサ425、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパスや加速度センサ等の各種加速度・方位センサ426、フラッシュメモリ等の記録メディア427に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ428を備えている。そして、メディアドライブ428の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア427が着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM424には、CPU421が実行するオペレーティングシステム(OS)、その他のプログラム及び各種データが記憶されている。また、CMOSセンサ425は、光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子であり、被写体を撮像することができれば、CMOSセンサに限らず、CCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、携帯端末は、音声を音声信号に変換する音声入力部431、音声信号を音声に変換する音声出力部432、アンテナ433a、このアンテナ433aを利用して無線通信信号により、最寄りの基地局と通信を行う通信部433、アクセスポイントとIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う無線LAN通信部434、GPS衛星からGPS信号を受信するGPS受信部435、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等のディスプレイ436、このディスプレイ436上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ436上におけるタッチ位置を検出するタッチパネル437及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン430を備えている。また、携帯端末は、専用の電池438も設けられており、この電池438によって駆動される。なお、音声入力部431は、音声を入力するマイクが含まれ、音声出力部432には、音声を出力するスピーカが含まれている。
[機能構成]
図14は、本発明の実施形態における配信装置3及び通信端末5の機能構成の一例を示す図である。
図14は、本発明の実施形態における配信装置3及び通信端末5の機能構成の一例を示す図である。
<配信装置>
まず配信装置3の機能構成を説明する。図14に示されるように、配信装置3は、機能又は手段として、変換部10、配信制御部20、無線通信制御部30を有する。
まず配信装置3の機能構成を説明する。図14に示されるように、配信装置3は、機能又は手段として、変換部10、配信制御部20、無線通信制御部30を有する。
このうち変換部10は、図7に示される電圧変換器100が動作することによって実現される機能又は手段である。配信制御部20は、図7に示される制御部11及び位置情報配信部12が動作することによって実現される機能又は手段である。さらに、無線通信制御部30は、図7に示される制御部11及び無線通信部13が動作することによって実現される機能又は手段である。
配信制御部20は、図7に示されるROM202により構築される記憶部29を有する。この記憶部29には、配信装置3が設置されている位置を示す位置情報が記憶されている。さらに、配信制御部20は、配信部21、通信部27及び記憶・読出部28を有する。
このうち配信部21は、図7に示されるCPU201及び通信回路204の処理によって実現され、配信可能な範囲内に位置情報を配信する。
通信部27は、図7に示されるCPU101・201の処理、並びにI/F108a・208及びバス109・209によって実現され、無線通信制御部30とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部28は、図7に示されるCPU101及びCPU201の処理によって実現され、記憶部29に各種データを記憶し、記憶部29から各種データを読み出す。記憶・読出部28は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
無線通信制御部30は、図7に示されるRAM303によって構築される記憶部39を有している。この記憶部39には、アドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。
送受信部31は、図7に示されるCPU301及び通信回路304の処理によって実現され、無線通信によって、通信端末5又はゲートウェイ装置7と各種データの送受信を行う。
通信部37は、図7に示されるCPU101・301の処理並びにI/F108B・308及びバス109・309によって実現され、配信制御部20とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部38は、記憶部39に各種データを記憶し、記憶部39から各種データを読み出す。
<通信端末>
次に、通信端末5の機能構成を説明する。図14に示されるように、通信端末5は、機能又は手段として、受信制御部40及び無線通信制御部50を有している。
次に、通信端末5の機能構成を説明する。図14に示されるように、通信端末5は、機能又は手段として、受信制御部40及び無線通信制御部50を有している。
受信制御部40は、図4に示されるRAM403によって構築される記憶部49を有する。記憶部49には、配信装置3から配信された位置情報を記憶できる。さらに、受信制御部40は、受信部41、検知部42、判断部43、測定部44、通信部47及び記憶・読出部448を有する。
このうち受信部41は、図4に示されるCPU401及び通信回路404の処理によって実現され、配信装置3から配信された位置情報を受信する。また、受信部41は、位置情報を受信可能な状態になったり受信不可能な状態になったりする。
検知部42は、図4に示されるCPU401及び加速度センサ405の処理によって実現され、通信端末5の移動(傾きを含む)を検知し、受信部41に処理を開始させる。なお、検知部42は、加速度センサ405に代えて、慣性力や磁気を用いたモーションセンサによって実現してもよい。
判断部43は、図4に示されるCPU401の処理によって実現され、受信部41によって、少なくとも一つの位置情報を受信したかを判断する。さらに、判断部43は、受信部41によって、複数の配信装置3からそれぞれの位置情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から配信された位置情報は、所定時間内に複数回受信しても一つとして扱う。
測定部44は、図4に示されるCPU401の処理によって実現され、判断部43によって、複数の配信装置3から、それぞれの位置情報を受信したと判断された場合には、それぞれの位置情報に係る信号強度を測定する。
通信部47は、図4に示されるCPU401の処理並びにI/F408及びバス409によって実現され、無線通信制御部50とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部448は、CPU401の処理によって実現され、記憶部49に各種データを記憶し、記憶部49から各種データを読み出す。記憶・抽出部48は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
無線通信制御部50は、図4に示されるRAM503によって構築される記憶部59を有する。この記憶部59には、識別情報(例えばMACアドレス等)が記憶されている。さらに、無線通信制御部50は、送受信部51、判断部53、測定部54、通信部57及び記憶・読出部58を有する。
送受信部51は、図4に示されるCPU501及び通信回路504の処理によって実現され、無線通信により、配信装置3と各種データの送受信を行う。
判断部53は、図4に示されるCPU501の処理によって実現され、受信部51によって、少なくとも一つの配信装置3の装置識別情報を受信したかを判断する。さらに、判断部53は、受信部51によって、複数の配信装置3からそれぞれの装置識別情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から送信された装置識別情報は、所定時間内に何度受信しても一つとして扱う。
測定部54は、図4に示されるCPU501の処理によって実現され、判断部53によって、複数の配信装置3から送信されたそれぞれの装置識別情報を受信したと判断された場合には、それぞれの装置識別情報に係る信号強度を測定する。
通信部57は、図4に示されるCPU501の処理並びにI/F508及びバス509によって実現され、受信制御部40とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部58は、図4に示されるCPU501の処理によって実現され、記憶部59に各種データを記憶し、記憶部59から各種データを読み出す。記憶・抽出部58は、例えば、配信装置3の装置識別情報や通信端末5の識別情報のデータの記憶や読み出しを行う。
図15は、本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置7及び位置情報管理サーバ9の機能構成の一例を示す図である。
<ゲートウェイ装置>
ゲートウェイ装置7の機能構成を説明する。ゲートウェイ装置7は、機能又は手段として、無線通信制御部70及び有線通信制御部80を有している。
ゲートウェイ装置7の機能構成を説明する。ゲートウェイ装置7は、機能又は手段として、無線通信制御部70及び有線通信制御部80を有している。
無線通信制御部70は、図9に示される無線通信部17の処理によって実現され、基本的に配信装置3の無線通信制御部30と同様の機能を有している。
具体的には、無線通信制御部70は、図9に示されるRAM703によって構築される記憶部79を有している。この記憶部79には、ゲートウェイ装置7のアドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。また、無線通信制御部70は、送受信部71、通信部77及び記憶・読出部78を有している。
このうち送受信部71は、図9に示されるCPU701及び通信回路704の処理によって実現され、無線通信によって、配信装置3と各種データの送受信を行う。
通信部77は、CPU701の処理並びにI/F708及びバス709によって実現され、有線通信制御部80とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部78は、CPU801の処理によって実現され、記憶部79に各種データを記憶し、記憶部79から各種データを読み出す。
有線通信制御部80は、図9に示される有線通信部18の処理によって実現される。この有線通信制御部80は、図9に示されるRAM803によって構築される記憶部89を有している。この記憶部89には、ゲートウェイ装置7の装置識別情報(例えばMACアドレス)が記憶されている。さらに、有線通信制御部80は、送受信部81、変換部82、通信部87及び記憶・読出部88を有している。
このうち送受信部81は、図9に示されるCPU801の処理及びI/F808bによって実現され、有線通信によって、位置情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
変換部82は、図9に示されるCPU801及びイーサネットコントローラ805の処理によって実現される。変換部82は、上述したように通信方式を変換することで、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
通信部87は、CPU801の処理並びにI/F808a及びバス809によって実現され、無線通信制御部70とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部98は、CPU801の処理によって実現され、記憶部89に各種データを記憶し、記憶部89から各種データを読み出す。
<位置情報管理サーバ>
次に、位置情報管理サーバ9の機能構成を説明する。位置情報管理サーバ9は、送受信部91、操作入力受付部92、位置情報取得応答部93、表示制御部94、記憶・読出部98及び記憶部99を有する。
次に、位置情報管理サーバ9の機能構成を説明する。位置情報管理サーバ9は、送受信部91、操作入力受付部92、位置情報取得応答部93、表示制御部94、記憶・読出部98及び記憶部99を有する。
記憶部99は図10に示されるRAM903及びHD904によって構築され、位置情報記憶部991及びサーバ情報記憶部992が含まれる。
位置情報記憶部991は、通信端末5から送信される位置情報等を記憶する。
図16は、本発明の実施形態における位置情報管理サーバ9の位置情報記憶部991に記憶される情報の一例を示す図である。図16に示されるように、位置情報記憶部991には「管理ID」、「識別情報」、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟番号」及び「受信日時」等が含まれる。「管理ID」は位置情報記憶部991において通信端末5の位置情報を一意に識別するための管理番号である。「識別情報」は通信端末5を識別するための情報であり、例えば通信端末5のMACアドレスである。「識別情報」は通信端末5から送信される。「緯度」、「経度」、「階数」及び「棟番号」は、本発明の実施形態における位置情報であり、図8に示される情報である。なお、「棟番号」は、建物を一意に識別するように付与される。「受信日時」は、位置情報管理サーバ9がゲートウェイ装置7から位置情報を受信した受信日時である。
図15に戻り説明する。サーバ情報記憶部992は、位置情報管理サーバ9のアドレス情報(例えばIPアドレス)や識別情報(例えばMACアドレス)等が記憶されている。
送受信部91は、図10に示されるCPU901の処理並びにネットワークI/F909又は通信回路915によって実現され、有線通信又は無線通信によって、ゲートウェイ装置7又はコンテンツ管理サーバ8と各種データの送受信を行う。
操作入力受付部92は、図10に示されるCPU901の処理並びにキーボード911及びマウス912によって実現され、管理者から各種の選択又は入力を受け付ける。
位置情報取得応答部93は、コンテンツ管理サーバ8から送信される通信端末5の位置情報を取得するための通信端末位置情報取得要求を受け付け、応答する。通信端末位置情報取得要求には、建物の位置を示す「棟番号」が含まれており、位置情報取得応答部93は位置情報記憶部991からその「棟番号」を含む位置情報を有する通信端末5の識別情報、位置情報(緯度、経度、階数、棟番号)及び受信日時を取得する。そして、位置情報取得応答部93は、通信端末5の位置情報を含む通信端末位置情報取得要求応答を生成し、送受信部91を介しコンテンツ管理サーバ8に送信する。
表示制御部94は、図10に示されるCPU901の処理によって実現され、ディスプレイ908に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
記憶・読出部98は、図10に示されるCPU901の処理によって実現され、記憶部99に各種データを記憶し、記憶部99から各種データを読み出す。
図17は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8及び表示装置6の機能構成の一例を示す図である。
<コンテンツ管理サーバ>
コンテンツ管理サーバ8の機能構成を説明する。コンテンツ管理サーバ8は、送受信部841、位置情報履歴作成部842、位置情報履歴取得843、位置情報監視部844、同行者判定部845、コンテンツ選択部846、コンテンツ配信部847、記憶・読出部848及び記憶部849を有する。記憶部849には、位置情報履歴記憶部8491、配信場所記憶部8492、通信端末所有者情報記憶部8493、店舗情報記憶部8494及びコンテンツデータ記憶部8495等が含まれる。
コンテンツ管理サーバ8の機能構成を説明する。コンテンツ管理サーバ8は、送受信部841、位置情報履歴作成部842、位置情報履歴取得843、位置情報監視部844、同行者判定部845、コンテンツ選択部846、コンテンツ配信部847、記憶・読出部848及び記憶部849を有する。記憶部849には、位置情報履歴記憶部8491、配信場所記憶部8492、通信端末所有者情報記憶部8493、店舗情報記憶部8494及びコンテンツデータ記憶部8495等が含まれる。
位置情報履歴記憶部8491は、通信端末5の識別情報毎に通信端末5の現在及び過去の位置情報が時系列に記憶される。
図18は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8の位置情報履歴記憶部8491に記憶される情報の一例を示す図である。図18(a)は通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザAの位置情報履歴の構成例である。位置情報履歴記憶部8491には、「識別情報」、「履歴ID」、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟番号」及び「受信日時」等の項目が含まれる。図18(b)は通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザBの位置情報履歴の構成例である。このように、位置情報履歴記憶部8491には、通信端末5の識別情報毎、すなわちユーザ所有物4を所持するユーザ毎に位置情報が記憶される。「通信端末識別情報」は、通信端末5を一意に識別する情報であって、例えばMACアドレス等である。「受信日時」は、位置情報記憶部991(図16参照)に記憶される「受信日時」と同様に、位置情報管理サーバ9が識別情報及び位置情報を受信した年月日時分秒を示す情報である。「履歴ID」は「受信日時」毎に、位置情報履歴記憶部8491において一意に履歴を識別する番号である。なお、位置情報履歴作成部842は、所定の周期(例えば60秒周期)が満了する毎に位置情報管理サーバ9から位置情報を取得し、位置情報履歴記憶部8491に記憶される位置情報履歴を更新する。
図17に示される配信場所記憶部8492は、配信場所に対応する位置情報等を記憶する。
図19は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8の配信場所記憶部8492に記憶される情報の一例を示す図である。図19に示されるように、配信場所記憶部8492には、「配信場所ID」、「棟」、「階数」、「緯度」、「経度」及び「近傍表示装置IPアドレス」等が含まれる。「配信場所ID」は、配信場所を識別する番号であり、配信場所記憶部8492において一意に割り当てられる番号である。「棟番号」、「階数」、「緯度」、「経度」は、配信場所を示す位置情報である。なお、配信場所は、点を含む領域として位置が定義される。図19の例では、各配信場所を点として表しているが、複数の位置情報を用いて例えば矩形として表してもよい。「近傍表示装置IPアドレス」は、各配信場所に最も近くに位置する表示装置6のIPアドレスである。コンテンツ管理サーバ8は、コンテンツを「近傍表示装置IPアドレス」に送信する。なお、コンテンツの宛先アドレスは、表示装置6のIPアドレスに限らず、例えば表示装置6毎に付与する電子メールアドレス等であってもよい。なお、配信場所記憶部8492に記憶される情報は、予め、情報提供システム1の管理者等によって設定され、配信場所の追加、削除及び変更に伴い変更可能な情報である。
図17に示される通信端末所有者情報記憶部8493は、通信端末5とその通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザ及びユーザ属性とを対応付けて記憶する。
図20は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8の通信端末所有者情報記憶部8493に記憶される情報の一例を示す図である。図20に示されるように、通信端末所有者情報記憶部8493には、「通信端末ID」、「通信端末識別情報」、「所有者名」、「性別」、「年代」、「居住地」、「職業」、「趣味」等が記憶されている。「通信端末ID」は、通信端末所有者情報記憶部8493において通信端末5を一意に識別するための番号である。「通信端末識別情報」は、通信端末5を一意に識別するための識別情報である。「通信端末識別情報」は、例えばMACアドレス等である。「所有者名」は、通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザの名称である。「性別」、「年代」、「居住地」、「職業」及び「趣味」は、ユーザの属性を示すユーザ属性である。なお、「通信端末識別情報」及び「所有者名」は、予め管理者等により設定される。また、ユーザ属性を示す情報は、例えば図21に示すユーザ属性情報を入力する画面を用いて予めユーザによって入力される。図21は、本発明の実施形態におけるユーザ属性を入力する画面の一例を示す図である。ユーザ属性を入力する画面は、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)により記述される一般的なwebサイトである。ユーザ属性を入力する画面には、図21に示されるように、例えば氏名、生年月日、性別、居住地、職業及び趣味等の入力フォームと送信ボタンとキャンセルボタンとが表示される。ユーザによって入力フォームへのユーザ属性の入力後、送信ボタンが押下されると、コンテンツ管理サーバ8に入力したユーザ属性が送信され、通信端末所有者情報記憶部8493に記憶される。なお、ユーザ属性入力画面を記述する言語は、例えばDHTML(Dynamic HTML)、XML(Extensible Markup Language)等であってもよい。また、ユーザ属性情報の入力方法は、webサイトの形式に限らず、例えばユーザ属性情報の入力用アプリケーションをユーザ所有物4である携帯端末にインストールし、このアプリケーションを用いてもよい。
図17に示される店舗情報記憶部8494は、本発明の実施形態においてユーザが進入する建物(例えば商業施設等)内の店舗の領域を示す位置情報が記憶される。本発明の実施形態では、店舗情報記憶部8494に記憶される店舗の位置情報と、位置情報履歴の現在又は過去のユーザ(通信端末5)の位置情報とに基づき特定された過去に訪れた店舗に関するコンテンツが選択される。店舗の領域とは、緯度・経度により表される三つ以上の線分に囲まれた店舗の敷地を示す範囲であり、入居する建物(商業施設等)の棟及び階数によっても表される。
図22は、本発明の実施形態において店舗情報記憶部8494に記憶される情報の一例を示す図である。図22に示されるように、店舗情報記憶部8494には、「店舗ID」、「店舗名」、「棟」、「階数」、「東端」、「西端」、「南端」、「北端」及び「店舗属性」等の項目が含まれる。「店舗ID」は、店舗を識別する番号であり、店舗情報記憶部8494において一意に割り当てられる番号である。「店舗名」は、店舗の名称であり、任意に設定可能である。「店舗属性」は、店舗の属する業種又は店舗が扱う商品やサービス等によって分類されるカテゴリーである。「店舗属性」は、例えば「衣料品」、「飲食店」、「書店」、「食料品」、「映画館」、「装飾品」、「靴」、「眼鏡」等である。なお、「店舗属性」の分類は任意であり、例えば、商品の価格帯等の要素によって、さらに細かく分類してもよい。「東端」及び「西端」は、店舗の領域の東側と西側との境界線を、経度(東経)で表したものである。「南端」及び「北端」は、店舗の領域の南側と北側との境界線を、緯度(北緯)で表したものである。すなわち、店舗の領域は、矩形で定義される。図23は、本発明の実施形態における位置情報により店舗の領域を定義する方法の一例を示す概要図である。図23に示されるように、店舗名が「横浜A店」である店舗の領域は、
東端:139.62101
西端:139.62003
南端:35.50540
北端:35.50450
の四つの線分によって囲まれた範囲である。なお、本発明の実施形態においては、店舗の領域を緯度・経度による四つの線分に囲まれた領域として定義したが、この定義の方法に限らず、例えば、複数の緯度・経度を用いて、三つ以上の線分で囲まれた多角形等によって、店舗の領域を定義してもよい。なお、ある建物の棟・階に対応するフロアにおいて、店舗の領域に含まれない位置を通路と定義してもよい。これにより、位置情報履歴記憶部8491と店舗情報記憶部8494とに記憶される情報を用いて、ユーザ(通信端末5)が店舗の領域内に位置するのか又は通路に位置するのかを特定することができる。
東端:139.62101
西端:139.62003
南端:35.50540
北端:35.50450
の四つの線分によって囲まれた範囲である。なお、本発明の実施形態においては、店舗の領域を緯度・経度による四つの線分に囲まれた領域として定義したが、この定義の方法に限らず、例えば、複数の緯度・経度を用いて、三つ以上の線分で囲まれた多角形等によって、店舗の領域を定義してもよい。なお、ある建物の棟・階に対応するフロアにおいて、店舗の領域に含まれない位置を通路と定義してもよい。これにより、位置情報履歴記憶部8491と店舗情報記憶部8494とに記憶される情報を用いて、ユーザ(通信端末5)が店舗の領域内に位置するのか又は通路に位置するのかを特定することができる。
図17に示されるコンテンツデータ記憶部8495は、配信するコンテンツ等を記憶する。
図24は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8のコンテンツデータ記憶部8495に記憶される情報の一例を示す図である。図24に示されるように、コンテンツデータ記憶部8495には、「コンテンツID」、「ユーザ属性1」、「ユーザ属性2」、「ユーザ属性3」、「ユーザ属性4」、「店舗属性」及び「コンテンツ名」等が記憶される。「コンテンツID」は、コンテンツデータ記憶部8495においてコンテンツを一意に識別するための番号である。「ユーザ属性1」、「ユーザ属性2」、「ユーザ属性3」、「ユーザ属性4」は、コンテンツ毎に対応付けられたユーザの属性を示す情報である。図24の例では、「ユーザ属性1」及び「ユーザ属性3」にはそれぞれ性別及び年代を示すユーザ属性、「ユーザ属性2」及び「ユーザ属性4」にはそれぞれ同行者の性別及び年代を示すユーザ属性が記憶されている。「店舗属性」は、店舗の属する業種又は店舗が扱う商品やサービス等によって分類されるカテゴリーである。「コンテンツ名」は、配信するコンテンツの名称である。例えばユーザに同行者がいる場合、ユーザ及び同行者の性別がそれぞれ男性及び女性であり、年代が両者ともに10代である場合、コンテンツID「1」に対応する「コンテンツA.mp4」が配信されるコンテンツである。また、ユーザに同行者がいない場合であって、そのユーザの過去に所定の回数以上訪れた店舗が書店である場合、コンテンツID「1001」に対応する「コンテンツF.jpg」が配信されるコンテンツである。なお、コンテンツの内容は、ユーザ属性の組合せや店舗属性毎に予め指定した店舗、商品及びサービス等に関するものである。また、コンテンツは、例えば静止画(JPEG(Joint Photographic Experts Group)等)や動画(MP4(Moving Picture Experts Group-4)等)、文字コードのみからなるテキスト形式、HTML形式等のファイルである。
図17に戻り説明する。
記憶・読出部848は、CPU821の処理によって実現され、記憶部849に各種データを記憶し、記憶部849から各種データを読み出す。
送受信部841は、CPU821の処理並びにネットワークI/F829又は通信回路835によって実現され、有線通信又は無線通信によって、表示装置6又は位置情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
位置情報履歴作成部842は、位置情報履歴記憶部8491に位置情報履歴の作成、更新を行う。具体的には、位置情報履歴作成部842は、所定の周期(例えば60秒周期)が満了する毎に、位置情報履歴の作成又は更新対象である建物の位置情報である「棟番号」を、位置情報取得部843に通知し、その「棟番号」を有する位置情報を取得させる。位置情報履歴作成部842は、位置情報取得部843を介して取得した通信端末5の位置情報を位置情報履歴記憶部8491に、通信端末5の識別情報毎に記憶する。
位置情報取得部843は、位置情報履歴作成部842からの位置情報の取得の命令に基づき、位置情報管理サーバ9から通信端末5の位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部843は、位置情報履歴作成部842から「棟番号」を含む位置情報の取得命令を受け付けると、「棟番号」を含む位置情報取得要求信号を生成し、送受信部841を介して、位置情報管理サーバ9に生成した信号を送信する。そして、位置情報取得部843は、通信端末5の位置情報を含む位置情報取得要求応答を受信すると、位置情報履歴作成部842に通知する。
位置情報監視部844は、位置情報履歴記憶部8491を参照し、位置情報履歴の位置情報が配信場所記憶部8492に記憶される配信場所の位置情報に含まれているか否かを監視する。そして、位置情報監視部844は、配信場所の位置情報に含まれている位置情報履歴の位置情報を検出すると、検出した位置情報に対応する通信端末5の識別情報を同行者判定部845に通知する。
同行者判定部845は、配信場所に位置する通信端末5の識別情報が通知されると、位置情報履歴記憶部8491から通知された通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザの同行者の有無を判定する。具体的には、同行者判定部845は、位置情報履歴記憶部8491に記憶された通知された通信端末5の識別情報に対応する位置情報履歴を参照する。次に、同行者判定部845は、参照した位置情報履歴に基づき、現在時刻から遡った過去の所定数(例えば、過去10回)の位置情報と受信日時とを抽出する。そして、同行者判定部845は、位置情報履歴記憶部8491の中から、抽出した受信日時に近い受信日時である他の通信端末5の位置情報が、抽出した位置情報と一致又は近いか否かを判定する。同行者判定部845は、位置情報履歴記憶部8491において、抽出した例えば過去10回分の位置情報がそれぞれ一致又は近いと判定された他の通信端末5の位置情報が存在する場合、その他の通信端末5を所持するユーザが同行者であると判定する。なお、「抽出した受信日時に近い受信日時」とは、例えば所定の誤差(±30秒以内)の範囲内の受信日時である。また、「抽出した位置情報と一致又は近い」位置情報とは、抽出した位置情報に緯度及び経度が一致する位置情報と、抽出した位置情報を中心に所定の範囲(例えば半径10メートル以内)の位置情報とを含む位置情報である。このようにして、同行者判定部845は、ある通信端末5を中心とした所定の範囲に、所定の時間位置する他の通信端末5を同行者と判定する。同行者判定部845は、通信端末5及び同行者がいる場合の同行者の通信端末5の識別情報を含む同行者の有無の判定結果を、コンテンツ選択部846に通知する。
コンテンツ選択部846は、同行者判定部から通知された同行者有無の判定結果に基づき、配信するコンテンツを選択する。
具体的には、コンテンツ選択部846は、判定結果が同行者有りの場合、通信端末所有者情報記憶部8493から同行者を含む通信端末5の識別情報を有するユーザのユーザ属性を読み出す。次に、コンテンツ選択部846は、コンテンツデータ記憶部8495から読み出したユーザ属性に基づくコンテンツを選択する。そして、コンテンツ選択部846は、選択したコンテンツをコンテンツ配信部847に通知する。
一方、判定結果が同行者無しの場合、コンテンツ選択部846は、位置情報履歴記憶部8491及び店舗情報記憶部8494から通信端末5の現在又は過去の移動経路に含まれる店舗属性を特定する。次に、コンテンツ選択部846は、特定した店舗属性のうち最多の店舗属性に対応するコンテンツを、コンテンツデータ記憶部8495から読み出す。そして、コンテンツ選択部846は、選択したコンテンツをコンテンツ配信部847に通知する。
コンテンツ配信部847は、コンテンツ選択部846から通知されたコンテンツを、配信場所の近傍の表示装置6に配信する。具体的には、コンテンツ配信部847は、配信場所記憶部8492から配信場所に対応する近傍の表示装置6のIPアドレスを読み出す。そして、コンテンツ配信部847は、読み出したIPアドレスを宛先アドレスとして、送受信部841を介しネットワーク893により、表示装置6にコンテンツを送信する。なお、送信するコンテンツは、コンテンツのファイル本体であってもよいし、コンテンツが保存されているアドレスであってもよい。
<表示装置>
次に、表示装置6の機能構成を図17により説明する。
次に、表示装置6の機能構成を図17により説明する。
表示装置6は、送受信部61、表示制御部62、コンテンツ受信部63、記憶・読出部68及び記憶部69を有する。
記憶部69は、表示装置6の識別情報(例えばMACアドレス)やアドレス情報(例えばIPアドレス)、コンテンツ管理サーバ8から配信されるコンテンツ等を記憶する。
記憶・読出部68は、図12に示されるCPU601の処理によって実現され、記憶部69に各種データを記憶し、記憶部69から各種データを読み出す。
送受信部61は、CPU601の処理並びに無線LAN通信部606によって実現され、無線通信によって、コンテンツ管理サーバ8と各種データの送受信を行う。なお、送受信部61は、表示装置6がイーサネットカードを備え、ネットワーク893が有線LANである場合はイーサネット(登録商標)によりデータの送受信を行う。
表示制御部62は、図12に示されるCPU601の処理によって実現され、ディスプレイ697に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。本発明の実施形態において、受信したコンテンツを表示出力する。
コンテンツ受信部63は、コンテンツ管理サーバ8から送信されるコンテンツを受信し、受信したコンテンツを記憶部69に記憶するとともに、表示制御部62にコンテンツの受信を通知する。
[動作手順]
本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1の動作手順を説明する。コンテンツ提供システム1の動作は、通信端末5の位置情報を位置情報管理サーバ9が管理するための位置情報管理動作と、コンテンツ管理サーバ8で位置情報履歴データを作成・更新する位置情報履歴作成動作と、コンテンツ管理サーバ8から表示装置6にコンテンツを配信するコンテンツ配信制御動作とに大別される。
本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1の動作手順を説明する。コンテンツ提供システム1の動作は、通信端末5の位置情報を位置情報管理サーバ9が管理するための位置情報管理動作と、コンテンツ管理サーバ8で位置情報履歴データを作成・更新する位置情報履歴作成動作と、コンテンツ管理サーバ8から表示装置6にコンテンツを配信するコンテンツ配信制御動作とに大別される。
〔位置情報管理動作〕
図25は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1が通信端末5の位置情報を管理する動作手順の一例を示すシーケンス図である。通信端末5はユーザ所有物4に取り付けられている。これにより、コンテンツ提供システム1は、ユーザ所有物4を所持するユーザの位置情報を管理できる。
図25は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1が通信端末5の位置情報を管理する動作手順の一例を示すシーケンス図である。通信端末5はユーザ所有物4に取り付けられている。これにより、コンテンツ提供システム1は、ユーザ所有物4を所持するユーザの位置情報を管理できる。
S11:配信装置3の配信制御部20は、記憶部29から取得した位置情報をIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S12:通信端末5の受信制御部40は、周期的(例えば60秒周期)に行われる位置情報の受信処理により、配信装置3から送信される位置情報を受信する。なお、通信端末5が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。
S13:受信制御部40は、受信した位置情報を記憶部49に記憶する。
S14:通信端末5の無線通信制御部50は、記憶部59から取得した識別情報(例えば通信端末5のMACアドレス)と記憶部49に記憶した位置情報とを含む位置情報更新要求を配信装置3に送信する。位置情報更新要求は、位置情報管理サーバ9により管理される通信端末5の位置情報を新規登録又は更新するための要求である。
S15:配信装置3の無線通信制御部30の送受信部31は、位置情報更新要求をIEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を用いてゲートウェイ装置7に転送する。
S16:ゲートウェイ装置7の無線通信制御部70の送受信部71が配信装置3から送信された位置情報更新要求を受信すると、有線通信制御部80の変換部82は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を、ネットワーク892に適合するIEEE802.3規格に準拠した通信方式に変換する。
S17:有線通信制御部80の送受信部81は、位置情報管理サーバ9に位置情報更新要求を転送する。位置情報管理サーバ9の送受信部91は、ゲートウェイ装置7からの位置情報更新要求を受信する。
S18:位置情報管理サーバ9の記憶・読出部98は、記憶部99に予め記憶されている通信端末5の識別情報と、受信した位置情報更新要求に含まれる識別情報とを対応付け、位置情報記憶部991に通信端末5の位置情報を記憶する。
なお、上述したステップS11〜S18の通信端末5の位置情報の管理動作は、次に説明する位置情報履歴作成動作及びコンテンツ配信制御動作とは独立して実行される。
以上の動作手順により、本発明の実施形態のコンテンツ提供システム1は、位置情報管理サーバ9により通信端末5の位置情報を管理できる。また、ユーザ所有物4には通信端末5が外部に取り付けられたり内蔵されたりしているため、通信端末5の位置情報を管理することにより、ユーザ所有物4を所持するユーザの位置情報を管理できる。
〔位置情報履歴作成動作〕
図26は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1が位置情報履歴を作成・更新する動作手順の一例を示すシーケンス図である。
図26は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1が位置情報履歴を作成・更新する動作手順の一例を示すシーケンス図である。
S21:コンテンツ管理サーバ8の位置情報履歴作成部842は、所定の周期(例えば60秒)の満了を検出する。ここで、所定の周期とは、位置情報履歴の作成・更新を実行する周期である。そして、コンテンツ管理サーバ8は、所定の周期の満了を検出すると、位置情報履歴を作成する対象の建物を示す位置情報である「棟番号」を位置情報取得部843に通知する。
S22:位置情報取得部843は、「棟番号」を含む通信端末位置情報取得要求を生成し、送受信部841を介してコンテンツ管理サーバ8に通信端末位置情報取得要求を送信する。
位置情報管理サーバ9の位置情報取得応答部93は、送受信部91を介して、コンテンツ管理サーバ8からの通信端末位置情報取得要求を受け付ける。
S23:位置情報取得応答部93は、通信端末位置情報取得要求に含まれる「棟番号」に基づき、位置情報記憶部991から「棟番号」を含む通信端末5の識別情報及びを読み出す。
S24:位置情報取得応答部93は、通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末位置情報取得要求応答を生成し、送受信部91を介しコンテンツ管理サーバ8に送信する。
コンテンツ管理サーバ8の位置情報取得部843は、送受信部841を介して受信した通信端末5の識別情報及び位置情報を位置情報履歴作成部842に通知する。
S25:位置情報履歴作成部843は、受信した通信端末5の識別情報及び位置情報を、位置情報履歴記憶部8491に記憶し、位置情報履歴を作成する。なお、すでに位置情報履歴記憶部8491に位置情報履歴が存在する通信端末5の識別情報については、位置情報履歴の更新となる。
S26:コンテンツ管理サーバ8の位置情報履歴作成部842は、所定の周期(例えば60秒)の満了を検出する。なお、ステップS26における所定の周期は、ステップS21の所定の周期と同じである。そして、コンテンツ管理サーバ8は、所定の周期の満了を検出すると、位置情報履歴を作成する対象の建物を示す位置情報である「棟番号」を位置情報取得部843に通知する。
S27:位置情報取得部843は、「棟番号」を含む通信端末位置情報取得要求を生成し、送受信部841を介してコンテンツ管理サーバ8に通信端末位置情報取得要求を送信する。
位置情報管理サーバ9の位置情報取得応答部93は、送受信部91を介して、コンテンツ管理サーバ8からの通信端末位置情報取得要求を受け付ける。
S28:位置情報取得応答部93は、通信端末位置情報取得要求に含まれる「棟番号」に基づき、位置情報記憶部991から「棟番号」を含む通信端末5の識別情報及びを読み出す。
S29:位置情報取得応答部93は、通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末位置情報取得要求応答を生成し、送受信部91を介しコンテンツ管理サーバ8に送信する。
コンテンツ管理サーバ8の位置情報取得部843は、送受信部841を介して受信した通信端末5の識別情報及び位置情報を位置情報履歴作成部842に通知する。
S30:位置情報履歴作成部843は、受信した通信端末5の識別情報及び位置情報を、位置情報履歴記憶部8491に記憶し、位置情報履歴を更新する。なお、位置情報履歴の更新は、位置情報履歴に、更新対象の位置情報を追加する。
以上の動作手順により、本発明の実施形態のコンテンツ提供システム1は、通信端末5の位置情報履歴を作成し、更新できる。これにより、通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザの現在及び過去の移動経路を特定できる。
〔コンテンツ配信制御動作〕
図27は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1が位置情報履歴に基づきコンテンツを選択し配信する動作手順の一例を示すシーケンス図である。図27の例の初期状態では、通信端末5の位置情報履歴が位置情報履歴記憶部8491に記憶され、周期的に更新されている。
図27は、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1が位置情報履歴に基づきコンテンツを選択し配信する動作手順の一例を示すシーケンス図である。図27の例の初期状態では、通信端末5の位置情報履歴が位置情報履歴記憶部8491に記憶され、周期的に更新されている。
S31:コンテンツ管理サーバ8の位置情報監視部844は、一定の周期(例えば60秒周期)で、位置情報履歴記憶部8491を参照し、位置情報履歴の位置情報が配信場所記憶部8492に記憶される配信場所の位置情報に含まれているか否かを監視する。
S32:位置情報監視部844は、配信場所の位置情報に含まれている位置情報履歴の位置情報を検出する。そして、位置情報監視部844は、検出した位置情報に対応する通信端末5の識別情報を同行者判定部845に通知する。
S33:同行者判定部845は、配信場所に位置する通信端末5の識別情報が通知されると、位置情報履歴記憶部8491から通知された通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4を所持するユーザの同行者の有無を判定する。そして、同行者判定部845は、通信端末5及び同行者がいる場合の同行者の通信端末5の識別情報を含む同行者の有無の判定結果を、コンテンツ選択部846に通知する。
S34:コンテンツ選択部846は同行者判定部から通知された同行者有無の判定結果に基づき、コンテンツデータ記憶部8495から配信するコンテンツを選択する。そして、コンテンツ選択部846は、選択したコンテンツをコンテンツ配信部847に通知する。
S35:コンテンツ配信部847は、ステップS32で通信端末5の位置情報が検出された配信場所の近傍に位置する表示装置6のIPアドレスを配信場所記憶部8492から読み出し、読み出したIPアドレスに選択されたコンテンツを配信する。
表示装置6のコンテンツ受信部63が、コンテンツ管理サーバ8から配信されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツを記憶部69に記憶するとともに、表示制御部62にコンテンツの受信を通知する。
S36:表示制御部62は、配信されたコンテンツを記憶部69から読み出し、ディスプレイ607(図12)に表示させる。
以上の動作手順により、本発明の実施形態におけるコンテンツ提供システム1は、コンテンツ管理サーバ8により位置情報履歴からユーザの同行者の有無を判定させ、その判定結果に基づく最適なコンテンツを選択、配信させ、表示装置6に表示できる。
[フローチャート]
〔位置情報履歴作成〕
図28は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8による位置情報履歴の作成・更新処理手順の一例を示すフローチャート図である。
〔位置情報履歴作成〕
図28は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8による位置情報履歴の作成・更新処理手順の一例を示すフローチャート図である。
まず、コンテンツ管理サーバ8の位置情報履歴作成部842は、所定の周期(例えば60秒)の満了を判定する(S101)。ここで、所定の周期が満了していない場合(ステップS101においてNO)、位置情報履歴作成部842は所定の周期が満了するまで待機する。一方、所定の周期が満了した場合(ステップS101においてYES)、位置情報履歴作成部842は、位置情報履歴作成・更新対象の建物の「棟番号」を抽出する(S102)。なお、位置情報履歴作成・更新対象の建物の「棟番号」は、予めROM902やHD904等に記憶されている。
次に、位置情報取得部843は、抽出された「棟番号」を含む通信端末位置情報取得要求を、位置情報管理サーバ9に送信し、「棟番号」の位置情報を含む通信端末5の識別情報及び位置情報を取得する(S103)。
そして、位置情報履歴作成部842は、取得した通信端末5の識別情報毎に、位置情報履歴記憶部8491に位置情報履歴を作成する(S104)。
位置情報履歴作成部842は、所定の周期の満了を判定する(S105)。ここで、所定の周期が満了していない場合(ステップS104においてNO)、位置情報履歴作成部842は所定の周期が満了するまで待機する。一方、所定の周期が満了した場合(ステップS105においてYES)、位置情報履歴作成部842は、位置情報履歴作成・更新対象の建物の「棟番号」を抽出する(S106)。
次に、位置情報取得部843は、抽出された「棟番号」を含む通信端末位置情報取得要求を、位置情報管理サーバ9に送信し、「棟番号」の位置情報を含む通信端末5の識別情報及び位置情報を取得する(S107)。
そして、位置情報履歴作成部842は、位置情報履歴記憶部8491に記憶される、取得した通信端末5の識別情報の位置情報履歴を更新する(S108)。
位置情報履歴作成部842は、管理者等による位置情報履歴の更新を停止させる命令を受け付けた場合(S109においてYES)、位置情報履歴作成・更新の処理を停止し終了する。一方、位置情報履歴の更新を停止させる命令を受け付けていない場合(S109においてNO)、位置情報履歴の更新処理であるステップS105〜S108が繰り返し実行される。
上述した処理手順により、本発明の実施形態のコンテンツ提供システム1は、通信端末5の位置情報履歴を更新し、現在及び過去の通信端末5の位置情報を管理できる。なお、位置情報には、通信端末5の緯度・経度並びに建物の棟及び階数が含まれるため、通信端末5の位置は、二次元の平面上の位置に加え、建物の階数までをも細かく特定できる。
〔コンテンツ配信制御〕
図29は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8によるコンテンツの配信制御の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
図29は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8によるコンテンツの配信制御の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
まず位置情報監視部844は、位置情報履歴記憶部8491を参照し、位置情報履歴の位置情報が配信場所記憶部8492に記憶される配信場所の位置情報に含まれているか否かを監視する(S201)。なお、この監視は、例えば60秒間隔で行われる。
位置情報監視部844は、監視において配信場所に位置するユーザの通信端末5の有無を判定する(S202)。具体的に、位置情報監視部844は、配信場所記憶部8492に記憶される配信場所の位置情報(棟番号、階数、緯度、経度)が、位置情報履歴記憶部8491に記憶される通信端末5の最新の受信日時の位置情報と一致するか否かを判定する。
ここで、配信場所に位置するユーザの通信端末5がない場合(ステップS202においてNO)、位置情報監視部844は継続して位置情報を監視する(S201)。
一方、配信場所に位置するユーザの通信端末5がある場合(ステップS202においてYES)、ユーザの同行者の有無が判定される(S203)。なお、ユーザ同行者の有無の判定処理は、後述する図30を用いて詳細に説明する。
ここで、ユーザに同行者がいると判定された場合(ステップS203においてYES)、コンテンツ選択部846は、ユーザ及び同行者の通信端末5の識別情報に基づき、通信端末所有者情報記憶部8493からユーザ属性を読み出す(S204)。次に、コンテンツ選択部846は、読み出したユーザ属性に基づき、コンテンツデータ記憶部8495からコンテンツを選択する(S205)。具体例を示すと、ユーザの性別が「男」、年代が「10代」であり、同行者の性別が「女」、年代が「20代」であれば、図24の例では、コンテンツID「5」に対応するコンテンツ名「コンテンツE.jpg」が選択される。
一方、ユーザに同行者がいないと判定された場合(ステップS203においてNO)、コンテンツ選択部846は、位置情報履歴記憶部8491からユーザが過去に遡って訪れた所定の件数の店舗の店舗属性を読み出す(S208)。具体的に、コンテンツ選択部846は、位置情報履歴記憶部8491に記憶された情報の中からユーザの通信端末5の識別情報に対応する位置情報履歴を参照する。次いで、位置情報履歴記憶部8491に記憶される位置情報が、店舗情報記憶部8494に記憶される位置情報によって定義される店舗の領域内に含まれる場合、店舗属性を抽出する。そして、抽出された店舗属性が所定の件数(例えば10件)に到達するまで、店舗属性の抽出が行われる。その後、コンテンツ選択部846は、抽出した所定の件数の店舗属性のうち最多の店舗属性を特定する(S209)。そして、コンテンツ選択部846は、特定した最多の店舗属性に対応するコンテンツを、コンテンツデータ記憶部8495から選択する。
コンテンツが選択されると(ステップS205又はS210の終了後)、コンテンツ配信部847は、ユーザが位置する配信場所の近傍の表示装置6のアドレス情報(例えばIPアドレス)を、配信場所記憶部8492から読み出す(S206)。そして、コンテンツ配信部847は、読み出した表示装置6のIPアドレスを宛先アドレスとして、選択したコンテンツを配信する(S207)。
上述した処理手順により、コンテンツ管理サーバ8は、位置情報履歴を用いてユーザの同行者の有無に基づく最適なコンテンツを選択し配信できる。
次に、図29に示すステップS203におけるユーザの同行者有無判定の処理手順を図30に基づき説明する。
図30は、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8によるユーザの同行者有無判定の処理手順の一例を示すフローチャート図である。なお、図30に示すステップS2031の処理は、図29に示すステップS202の処理の終了後に実行される。
まず同行者判定部845は、配信場所に位置するユーザの通信端末5の位置情報履歴から現在から遡って所定数(例えば10)の履歴(位置情報及び受信日時)を抽出する(S2031)。具体的に、同行者判定部845は、配信場所に位置する通信端末5の識別情報に基づき、位置情報履歴記憶部8491から、その識別情報に対応する所定数の位置情報(緯度、経度、階数、棟番号)及び受信日時を抽出する。ここで、抽出する所定数の位置情報は、最新の受信日時から遡った所定数の履歴である。具体的には、図18を例にすると履歴IDの「1」〜「10」に対応する位置情報及び受信日時である。
次に、同行者判定部845は、位置情報履歴からステップS2031で履歴を抽出した通信端末5とは異なる他の通信端末5の所定数(例えば10)の履歴(位置情報及び受信日時)を抽出する(S2032)。
次に、同行者判定部845は、ステップS2031で抽出した配信場所に位置する通信端末5の履歴及びステップS2032で抽出した他の通信端末5の履歴について、過去に遡って1回目(履歴ID「1」)の履歴を比較する(S2033)。ここで、履歴の比較は、同じ履歴IDである両者の受信日時の差が所定の誤差(±30秒)の範囲以内であるか否かが判定され、所定の誤差の範囲内である場合、次に両者の位置情報の比較が行われる。
同行者判定部845は、両者の位置情報が一致するか否かを判定する(S2034)。なお、本発明の実施形態における位置情報の一致とは、緯度・経度・棟番号・階数の完全な一致に限らず、例えば棟番号及び階数が一致する場合であって配信場所に位置する通信端末5の緯度・経度を中心として一定の範囲(例えば半径10メートルの円)に、他の通信端末5の緯度・経度が含まれる場合を含む。
ここで、両者の位置情報が一致する場合(ステップS2034においてYES)、同行者判定部845は、所定数(ここでは例えば10件の履歴)の比較が終了したか否かを判定する(S2035)。次に、所定数の比較が終了していない場合(ステップS2035においてNO)、位置情報の比較対象とする履歴回(履歴ID)を「1」カウントアップする(S2036)。そして、カウントアップした履歴IDについて位置情報が一致するか否かが判定される(S2034)。所定数の履歴の比較の結果、位置情報が一致した場合(ステップS2035においてYES)、同行者判定部845はユーザに同行者がいると判定する(S2037)。
一方、履歴を遡り比較する中で、位置情報が一致しなかった場合(ステップS2034においてNO)、同行者判定部845はユーザに同行者がいないと判定する(S2038)。
そして、ステップS2037の処理後、図29に示すステップS204が実行され、ステップS2038の処理後、図29に示すステップS208の処理が実行される。
上述した処理手順により、コンテンツ管理サーバ8は、位置情報履歴に基づき同行者の有無を判定できる。
以上、本発明の実施形態のコンテンツ提供システム1によれば、ユーザの位置情報履歴からユーザの同行者の有無を判定し、判定結果に基づく適当なコンテンツを、ユーザの近傍の表示装置6に提供できる。
これにより、ユーザ及びコンテンツの提供者(管理者等)による特別な操作をすることなく、コンテンツ提供システム1は、簡易にユーザの状況(同行者の有無や過去の訪問店舗の情報等)に適合した効果的なコンテンツをユーザに提供できる。
〔変形例〕
本発明の実施形態の変形例では、ユーザ所有物4が携帯端末である場合、携帯端末によるコンテンツの取得要求に基づき、位置情報履歴を利用してコンテンツ管理サーバ8がコンテンツを選択する。そして、コンテンツ管理サーバ8から携帯端末にコンテンツを配信する。
〔変形例〕
本発明の実施形態の変形例では、ユーザ所有物4が携帯端末である場合、携帯端末によるコンテンツの取得要求に基づき、位置情報履歴を利用してコンテンツ管理サーバ8がコンテンツを選択する。そして、コンテンツ管理サーバ8から携帯端末にコンテンツを配信する。
[機能構成(変形例)]
図31は、本発明の実施形態におけるユーザ所有物4(携帯端末4a)及びコンテンツ管理サーバ8の機能構成の一例を示す図である。
図31は、本発明の実施形態におけるユーザ所有物4(携帯端末4a)及びコンテンツ管理サーバ8の機能構成の一例を示す図である。
<ユーザ所有物(携帯端末)>
変形例における携帯端末4aは、送受信部441、操作入力受付部442、表示制御部443、コンテンツ取得要求部445、コンテンツ受付部446、記憶・読出部448及び記憶部449等を有する。また、コンテンツ取得要求部445及びコンテンツ受付部446は、コンテンツ取得アプリ444に含まれる。
変形例における携帯端末4aは、送受信部441、操作入力受付部442、表示制御部443、コンテンツ取得要求部445、コンテンツ受付部446、記憶・読出部448及び記憶部449等を有する。また、コンテンツ取得要求部445及びコンテンツ受付部446は、コンテンツ取得アプリ444に含まれる。
記憶部449は、携帯端末4aの識別情報(例えばMACアドレス)やアドレス情報(例えばIPアドレス)、コンテンツ管理サーバ8から配信されるコンテンツ等を記憶する。
記憶・読出部448は、図13に示されるCPU421の処理によって実現され、記憶部449に各種データを記憶し、記憶部449から各種データを読み出す。
送受信部441は、CPU421の処理並びに通信部433及び無線LAN通信部434によって実現され、無線通信によって、コンテンツ管理サーバ8と各種データの送受信を行う。なお、送受信部441は、携帯端末4aがイーサネットカードを備え、ネットワーク893が有線LANである場合はイーサネット(登録商標)によりデータの送受信を行ってもよい。
操作入力受付部442は、CPU421の処理及びタッチパネル437によって実現され、携帯端末4aのユーザから各種の選択又は入力を受け付ける。
表示制御部443は、CPU421の処理によって実現され、ディスプレイ436に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。本発明の実施形態において、受信したコンテンツを表示出力する。
コンテンツ取得要求部445は、コンテンツ管理サーバ8からコンテンツを取得するためのコンテンツ取得要求を生成し、送受信部441を介してコンテンツ管理サーバ8に送信する。コンテンツ取得要求には、携帯端末4aに取り付けられている通信端末5の識別情報が含まれる。コンテンツ取得要求の生成処理は、図32(a)に示されるコンテンツ取得アプリ444のコンテンツ取得指示画面における入力指示の受付を契機に開始される。
図32は、本発明の実施形態の変形例におけるコンテンツ取得アプリ444により表示される画面の一例を示す図である。まずコンテンツ取得アプリ444が起動されると、図32(a)に示されるコンテンツ取得指示画面が表示される。コンテンツ取得指示画面には、コンテンツの取得ボタン4441及びキャンセルボタン4442が含まれる。ユーザによりコンテンツの取得ボタン4441が押下されると、コンテンツ取得要求部445は、コンテンツ取得要求を生成する。ユーザによりキャンセルボタン4442が押下されると、コンテンツ取得アプリ444は終了する。
コンテンツ受付部446は、コンテンツ管理サーバ8から配信されるコンテンツを受け付け、受け付けたコンテンツを記憶部449に記憶するとともに、表示制御部443にコンテンツの受付を通知する。コンテンツ管理サーバ8から送信されたコンテンツを受け付けると、図32(b)に示されるコンテンツ表示画面が表示される。コンテンツ表示画面には、コンテンツの受信完了を示すメッセージ4443、コンテンツの表示又は非表示の選択する選択ボタン4444、コンテンツの表示部4445及び閉じるボタン4446が含まれる。
図31に戻り説明する。
<ユーザ所有物(携帯端末)>
変形におけるコンテンツ管理サーバ8は、本発明の実施形態の場合の機能構成(図17参照)から、さらにコンテンツ取得要求受付部844aを有する。なお、変形例において位置情報監視部844は必要としない。また、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8が有する機能と同じ機能の説明は省略する。
変形におけるコンテンツ管理サーバ8は、本発明の実施形態の場合の機能構成(図17参照)から、さらにコンテンツ取得要求受付部844aを有する。なお、変形例において位置情報監視部844は必要としない。また、本発明の実施形態におけるコンテンツ管理サーバ8が有する機能と同じ機能の説明は省略する。
コンテンツ取得要求受付部844aは、携帯端末4aから送信されるコンテンツ取得要求を受け付ける。コンテンツ取得要求には、上述したように携帯端末4aに取り付けられた通信端末5の識別情報が含まれている。コンテンツ取得要求受付部844aは、コンテンツ取得要求に含まれる通信端末5の識別情報を同行者判定部845に通知する。
[動作手順(変形例)]
図33は、本発明の実施形態の変形例におけるコンテンツ提供システム1が位置情報履歴に基づきコンテンツを選択し配信する動作手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図33において図27に示す処理と同一の処理には、同一のステップ番号を付与しており、これらの詳細な説明は省略する。
図33は、本発明の実施形態の変形例におけるコンテンツ提供システム1が位置情報履歴に基づきコンテンツを選択し配信する動作手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図33において図27に示す処理と同一の処理には、同一のステップ番号を付与しており、これらの詳細な説明は省略する。
S41:携帯端末4aのユーザは、携帯端末4aを操作し、コンテンツ取得アプリ444を起動させ、コンテンツ取得指示画面(図32(a)参照)において、コンテンツの取得指示を行う。操作入力受付部442が、コンテンツの取得指示を受け付けると、コンテンツ取得要求部445に通知する。
S42:コンテンツ取得要求部445は、携帯端末4aに取り付けられた通信端末5の識別情報を含むコンテンツ取得要求を生成する。
S43:コンテンツ取得要求部445は、生成したコンテンツ取得要求を、送受信部441を介してコンテンツ管理サーバ8に送信する。
コンテンツ管理サーバ8のコンテンツ取得要求受付部844aは、コンテンツ取得要求に含まれる通信端末5の識別情報を同行者判定部845に通知する。
S44:コンテンツ配信部847は、選択されたコンテンツを、コンテンツ取得要求を送信した携帯端末4aに配信する。
携帯端末4aのコンテンツ受付部446が、コンテンツ管理サーバ8から配信されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツを記憶部449に記憶するとともに、表示制御部443にコンテンツの受信を通知する。
S45:表示制御部443は、配信されたコンテンツを記憶部449から読み出し、コンテンツ表示画面(図32(b)参照)に表示させる。
以上、本発明の実施形態の変形例におけるコンテンツ提供システム1によれば、ユーザが所持する携帯端末4aからのコンテンツ取得要求に基づき、位置情報履歴を利用して選択されたコンテンツを、携帯端末4aに表示させることができる。
これにより、ユーザは、コンテンツを取得する場所によらずユーザが所望するときに最適なコンテンツを取得できる。
なお、本発明の実施形態の変形例において、コンテンツ取得要求を行う機器をユーザ所有物4の一例である携帯端末4aとしたが、コンテンツ取得要求を行う機器は携帯端末に限らず、コンテンツ取得アプリ444がインストールされる機器であれば、機器の種別は問わずコンテンツ提供システム1の機能は動作される。
なお、本発明の実施形態の変形例において、コンテンツ取得要求部445及びコンテンツ受付部446の機能は、コンテンツ取得アプリ444が有するのではなく、例えばインターネットにおけるコンテンツ取得用サイトを経由して、コンテンツ取得要求を行うようにしてもよい。これにより、携帯端末4aは、コンテンツ取得アプリ444をインストールせずとも、コンテンツ提供システム1の機能を利用できる。
〔その他の変形例〕
なお、本発明の実施形態における同行者は一人である場合に限らず、同行者が二人以上の複数人存在してもよい。同行者が複数人存在した場合においてもコンテンツ提供システム1は動作する。
〔その他の変形例〕
なお、本発明の実施形態における同行者は一人である場合に限らず、同行者が二人以上の複数人存在してもよい。同行者が複数人存在した場合においてもコンテンツ提供システム1は動作する。
なお、本発明の実施形態において、位置情報管理サーバ9とコンテンツ管理サーバ8とを異なる装置としたが、例えばコンテンツ管理サーバ8が、位置情報管理サーバ9が備える通信端末5の位置情報を管理する機能(図15参照)を有してもよい。
なお、本発明の実施形態において、コンテンツ管理サーバ8が位置情報履歴記憶部8491、配信場所記憶部8492、通信端末所有者情報記憶部8493、店舗情報記憶部8494及びコンテンツデータ記憶部8495を有するが、これらに記憶される情報は外部サーバ又は外部記録媒体等に記憶される構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 コンテンツ提供システム
3 配信装置
4 ユーザ所有物
4a 携帯端末
444 コンテンツ取得アプリ
445 コンテンツ取得要求部
446 コンテンツ受付部
5 通信端末
6 表示装置
62 表示制御部
63 コンテンツ受信部
7 ゲートウェイ装置
8 コンテンツ管理サーバ
842 位置情報履歴作成部
843 位置情報取得部
844 位置情報監視部
845 同行者判定部
846 コンテンツ選択部
847 コンテンツ配信部
8491 位置情報履歴記憶部
8492 配信場所記憶部
8493 通信端末所有者情報記憶部
8494 店舗情報記憶部
8495 コンテンツデータ記憶部
9 位置情報管理サーバ
93 位置情報取得応答部
991 位置情報記憶部
3 配信装置
4 ユーザ所有物
4a 携帯端末
444 コンテンツ取得アプリ
445 コンテンツ取得要求部
446 コンテンツ受付部
5 通信端末
6 表示装置
62 表示制御部
63 コンテンツ受信部
7 ゲートウェイ装置
8 コンテンツ管理サーバ
842 位置情報履歴作成部
843 位置情報取得部
844 位置情報監視部
845 同行者判定部
846 コンテンツ選択部
847 コンテンツ配信部
8491 位置情報履歴記憶部
8492 配信場所記憶部
8493 通信端末所有者情報記憶部
8494 店舗情報記憶部
8495 コンテンツデータ記憶部
9 位置情報管理サーバ
93 位置情報取得応答部
991 位置情報記憶部
Claims (10)
- 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末のユーザに提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバであって、
前記通信端末の位置情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
前記位置情報の履歴に基づき、前記通信端末のユーザの同行者の有無を判定する同行者判定手段と、
前記同行者判定手段による判定結果に基づき、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する選択手段とを有するコンテンツ管理サーバ。 - 前記選択手段は、
前記同行者判定手段により同行者が存在すると判定された場合、前記ユーザ及び前記同行者のユーザ属性に基づき、前記コンテンツを選択する請求項1記載のコンテンツ管理サーバ。 - 前記選択手段は、
前記同行者判定手段により同行者が存在しないと判定された場合、前記ユーザの位置情報の履歴に基づき、前記コンテンツを選択する請求項1記載のコンテンツ管理サーバ。 - 前記同行者判定手段は、
前記位置情報の履歴に基づく前記ユーザが所持する前記通信端末の位置から所定の範囲内に位置する他の通信端末が所定の時間継続して存在する場合、同行者が存在すると判定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。 - 前記コンテンツを表示する表示装置の位置情報を記憶する表示装置記憶手段と
前記選択されたコンテンツを、前記通信端末に最も近い場所に位置する前記表示装置に配信する配信手段とを有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。 - 前記同行者判定手段は、
前記通信端末のユーザが所持する携帯端末からのコンテンツ取得要求を受け付けると、該ユーザの同行者の有無を判定し、
前記選択されたコンテンツを、前記携帯端末に配信する配信手段を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。 - 前記通信端末はRFIDタグである請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。
- 前記通信端末の前記位置情報は、該通信端末に最も近い、自機が設置された位置に対応する位置情報を配信する配信装置から地上補完信号を用いて配信された位置情報である請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。
- 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末と、該通信端末のユーザに提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバとを有するコンテンツ提供システムであって、
前記コンテンツ管理サーバは、
前記通信端末の位置情報の履歴を記憶する履歴記憶手段と、
前記位置情報の履歴に基づき、前記通信端末のユーザの同行者の有無を判定する同行者判定手段と、
前記同行者判定手段による判定結果に基づき、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する選択手段とを有するコンテンツ提供システム。 - 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末のユーザに提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーバにおいて実行されるコンテンツ管理プログラムであって、
前記通信端末の位置情報の履歴を記憶する履歴記憶手段、
前記位置情報の履歴に基づき、前記通信端末のユーザの同行者の有無を判定する同行者判定手段、
前記同行者判定手段による判定結果に基づき、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する選択手段として機能させるコンテンツ管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012269713A JP2014115842A (ja) | 2012-12-10 | 2012-12-10 | コンテンツ管理サーバ、コンテンツ提供システム及びコンテンツ管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
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-
2012
- 2012-12-10 JP JP2012269713A patent/JP2014115842A/ja active Pending
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