JP2014110025A - コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム及びコンテンツ管理サーバ - Google Patents

コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム及びコンテンツ管理サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる簡単な操作で、ユーザの近くの装置からコンテンツを出力する。
【解決手段】コンテンツ管理サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた携帯端末及びコンテンツ出力装置と接続するコンテンツ管理サーバであって、前記携帯端末からコンテンツの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段と、前記印刷要求受付手段が受け付けた前記印刷要求に基づき、該携帯端末の近くに位置する第1のコンテンツ出力装置により出力される第1のコンテンツに対応する第2のコンテンツを、前記携帯端末の近くに位置する第2のコンテンツ出力装置に配信するコンテンツ配信手段とを有する。
【選択図】図17

Description

本発明は、コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム及びコンテンツ管理サーバに関する。
商品やサービスの広告において、例えばプロジェクタでその商品等の紹介映像を投影し、その紹介映像に関連するちらしやカタログ等の紙媒体を配布するといった形態がとられる。また、近年、広告媒体の一つとしてデジタルサイネージ(電子看板)が普及しており、デジタルサイネージでデジタルコンテンツを表示させ、その傍らにちらし等の紙媒体のコンテンツを置いておくような形態もみられる。このように、ちらしやカタログ等の紙媒体が用いられる場合、予め見積もった需要の部数のちらし等を印刷し用意しておかなければならない。したがって、予めちらし等を印刷しておくことに手間がかかり、また需要の見積もりが外れた場合はちらし等が余ったり、足りなくなったりし得る。そのため、コンテンツの提供者の観点では、無駄な印刷コストがかかったり、広告する機会を逸したりしてしまうという問題がある。また、コンテンツを視聴する顧客の観点では欲しいコンテンツ(紙媒体)をその場ですぐに得られず不便な場合があり得る。
一方、印刷をする場合において、ユーザは印刷したいコンテンツとそれを印刷するプリンタとを前もって指定することが通常である。しかしながら、例えば展示会等への来訪者等のユーザが印刷する場合、見知らぬ環境でプリンタやコンテンツをいちいち調べてから指定するのは面倒であり、ユーザの操作に手間がかかるという課題がある。
そこで、特許文献1には、印刷対象の配信データ(コンテンツ)を容易に配信することを目的として、配信サーバは、配信時刻に応じて、この配信データのジャンルを基に、当該ジャンルに属するコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツをプリンタに配信する技術が開示されている。
特許文献1に記載の技術によれば、ユーザは取得を希望するコンテンツをジャンルで指定するだけで、1つ1つのコンテンツを設定する必要がなく、そのジャンルに属するコンテンツをすべて取得できる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザは取得を希望するコンテンツのジャンルを指定するという操作は必要であり、希望するコンテンツを取得するためにユーザは手間がかかる操作をせざるを得ないという課題は解決できていない。また、ユーザが必要なコンテンツをその場ですぐに出力させるという課題も解決されない。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ユーザによる簡単な操作で、ユーザの近くの装置からコンテンツを出力することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、コンテンツ管理サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた携帯端末及びコンテンツ出力装置と接続するコンテンツ管理サーバであって、前記携帯端末からコンテンツの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段と、前記印刷要求受付手段が受け付けた前記印刷要求に基づき、該携帯端末の近くに位置する第1のコンテンツ出力装置により出力される第1のコンテンツに対応する第2のコンテンツを、前記携帯端末の近くに位置する第2のコンテンツ出力装置に配信するコンテンツ配信手段とを有する。
本発明の実施の形態によれば、ユーザによる簡単な操作で、ユーザの近くの装置からコンテンツを出力できる。
本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信装置及び通信端末の設置形態の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態における位置情報を含むデータのデータ構造の一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態における配信装置のハードウェア構成図の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信装置が配信する位置情報の一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である 本発明の実施の形態における携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ出力装置(プロジェクタ)のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ出力装置(MFP)のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信装置及び通信端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置及び位置情報管理サーバの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報管理サーバの位置情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯端末、コンテンツ管理サーバ及びコンテンツ出力装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における印刷指示アプリの印刷指示画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における印刷指示アプリの印刷結果通知画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバのコンテンツ配信状況記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバのコンテンツ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバのエリア情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバの通信端末関連情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバのコンテンツデータ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムが通信端末の位置情報を管理する動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムがコンテンツの配信後のコンテンツ配信状況を記憶する動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムが印刷要求に基づき印刷を実行する動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバの印刷要求受付時の処理手順の一例を示すフローチャート図(その1)である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバの印刷要求受付時の処理手順の一例を示すフローチャート図(その2)である。 本発明の実施の形態の変形例におけるコンテンツ管理サーバの印刷要求受付時の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1(a)に示されるように、コンテンツ管理システム1は、通信端末5a、5b、5c、・・・5n(それぞれを区別しない場合は「通信端末5」という。)と、配信装置3と、ゲートウェイ装置7と、位置情報管理サーバ9とを有する。通信端末5と配信装置3とゲートウェイ装置7とは、例えばIEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち物理層とMAC層を採用したZigBee(登録商標)によるネットワーク891を介して通信可能に接続されている。この場合、日本、米国、欧州等の利用領域に応じて、配信装置3は、800MHz帯、900MHz帯又は2.4GHz帯を利用し、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信することができる。ゲートウェイ装置7と位置情報管理サーバ9とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク892を介して、通信可能に接続されている。図1(a)に示されるシステム構成により、コンテンツ管理システム1は、位置情報管理サーバ9に通信端末5の位置情報を管理させることができる。
また、図1(b)に示されるように、コンテンツ管理システム1は、図1(a)に示された機器に加えて、携帯端末4と、プロジェクタ6a、MFP6b、・・・ディスプレイ6n(それぞれを区別しない場合は「コンテンツ出力装置6」という。)と、コンテンツ管理サーバ8とを有する。携帯端末4及びコンテンツ出力装置6には、通信端末5が取り付けられている。コンテンツ出力装置6は、例えばプロジェクタ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ若しくは液晶ディスプレイ等の表示装置又はプリンタ若しくはMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置であって、コンテンツを出力する媒体は問わない。コンテンツ管理サーバ8と位置情報管理サーバ9とは、LAN又はインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。コンテンツ管理サーバ8と、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6とは、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LAN等のネットワーク893を介して通信可能に接続されている。
本発明の実施の形態のコンテンツ管理システム1は、コンテンツ管理サーバ8が携帯端末4からの印刷要求を受け付けると、プロジェクタ6aが出力中の投影コンテンツに対応した印刷コンテンツを、MFP6bに出力させることができる。なお、携帯端末4から印刷要求を行う場合、携帯端末4のユーザ(以下、単に「ユーザ」という。)は、出力(印刷)させるコンテンツを指定することなく、印刷指示さえ行えばよい。また、コンテンツ管理サーバ8は、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6(プロジェクタ6a、MFP6b)の位置情報を用いて、携帯端末4に近いコンテンツ出力装置6(MFP6b)から印刷できる。なお、本発明の実施の形態における投影コンテンツとは、プロジェクタ6aであるコンテンツ出力装置6から出力(投影)されるデジタルコンテンツをいう。投影コンテンツは、例えば、動画のファイル形式であるMP4、AVI(Audio Video Interleave)等、音声のファイル形式であるAAC(Advanced Audio Coding)等又は静止画のファイル形式であるJPEG(Joint Photographic Experts Group)等である。また、印刷コンテンツとはMFP6bであるコンテンツ出力装置6から出力(印刷)されるコンテンツである。印刷コンテンツは、PDL(Page Description Language)形式で記述された描画データである。なお、本発明の実施の形態において、投影コンテンツと印刷コンテンツとを区別しない場合、単にコンテンツという。
図1(a)に示される配信装置3は、図2に示されるような室内の天井等に設置された電気機器2a、2b、2c、・・・2n(それぞれを区別しない場合は「電気機器2」という。)に内蔵されるか又はこれらの外部に取り付けられている。
図2は、本発明の実施の形態における配信装置3及び通信端末5の設置形態の一例を示す図である。電気機器2は、配信装置3に対して電力を供給する。電気機器2は、例えば蛍光灯型LED(Light Emitting Diode)照明器具である。なお、電気機器2はLED照明器具に限らず、例えば一般の蛍光灯や換気扇、スピーカ、監視カメラ、エアコン等であってもよい。配信装置3は、自機が固定された位置に対応する位置情報を所有し、その位置情報を無線信号により所定の範囲に対して連続的又は断続的に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。配信装置3は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、いずれか一つの配信装置3が決定できるように構成される。図2の例では、配信装置3の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)を用いることができる。また、配信装置3は通信端末5又はゲートウェイ装置7に対して位置情報以外のデータも送受信できる。
通信端末5は、図1(b)又は図2に示されるように、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6に取り付けられており、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。携帯端末4には、通信端末5aが内蔵又は外部に取り付けられている。プロジェクタ6a、MFP6b、ディスプレイ6nには、それぞれ通信端末5b、5c、5nが取り付けられている。通信端末5は、例えば配信装置3から送信される地上補完信号IMES規格に準ずる測位信号を受信して、位置情報を取得する。そして、通信端末5は、ネットワーク891を介して、受信した位置情報を位置情報管理サーバ9に送信する。なお、通信端末5から送信される位置情報には、通信端末5を一意に識別する識別情報が含まれる。ここで識別情報とは、例えば通信端末5のMAC(Media Access Control)アドレスである。
携帯端末4は、ネットワーク893を介し、コンテンツ管理サーバ8に印刷要求を送信するための通信機能、ユーザからの入力指示を受け付ける入力機能、ユーザに対して情報を表示出力する表示出力機能等を有する。携帯端末4は、例えばスマートフォンやタブレット端末、ノートPC等である。
コンテンツ出力装置6は、ネットワーク893を介し、コンテンツ管理サーバ8とデータの送受信をするための通信機能、コンテンツを出力する出力機能、情報記憶機能等を有する。コンテンツ出力装置6がプロジェクタ6aである場合は、投影コンテンツを投影する。コンテンツ出力装置6がMFP6bである場合は、印刷コンテンツを印刷する。なお、例えばコンテンツ出力装置6がプロジェクタ6aである場合、プロジェクタ6aにPCを接続させ、PCがコンテンツをコンテンツ管理サーバ8から受信する通信機能等を備える構成にしてもよい。
図1(a)に示されるように、ゲートウェイ装置7は、ネットワーク891とネットワーク892とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置7は、例えば建物のフロア毎又は壁等で仕切られた部屋毎に設置される。ネットワーク891がIEEE802.15.4規格及びZigBee(登録商標)によるネットワークであり、ネットワーク892がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。
なお、上述したネットワーク891、ネットワーク892及びネットワーク893の通信方式は上記に限らず、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。
位置情報管理サーバ9は、通信端末5の位置情報を管理する位置情報管理機能及び情報通信機能等を有する。ここで、位置情報管理サーバ9による位置情報の管理方法の一例の概略を説明する。
本発明の実施の形態では、例えば、天井に設置されている配信装置3は、無線通信によりこの配信装置3が設置された位置を示す位置情報を配信する。これにより、通信端末5は配信装置3から配信された位置情報を受信する。
次に、通信端末5は、無線通信により配信装置3に、通信端末5を識別するための識別情報と受信した位置情報とを送信する。この場合、通信端末5は、配信装置3から配信され受信した位置情報を、配信装置3に送り返すことになる。これにより、配信装置3は、通信端末5の識別情報及び位置情報を受信する。
次に、配信装置は、無線通信により、ゲートウェイ装置7に通信端末5の識別情報及び位置情報を送信する。
そして、ゲートウェイ装置7は、ネットワーク892を介して位置情報管理サーバ9に通信端末5の識別情報及び位置情報を送信する。
位置情報管理サーバ9では、通信端末5の識別情報及び位置情報を管理することで、コンテンツ管理システム1の管理者(以下、単に「管理者」という。)は、通信端末5と通信端末5が取り付けられた携帯端末4及びコンテンツ出力装置6との屋内における位置を把握できる。
なお、通信端末5は、位置情報を送信した配信装置3よりさらに近傍にゲートウェイ装置7が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置7に送信してもよい。これにより、最短経路で通信端末5の識別情報と位置情報とを位置情報管理サーバ9に送信できる。
コンテンツ管理サーバ8は、コンテンツ出力装置6に出力させるコンテンツを記憶する情報記憶機能、ネットワーク893を用いた携帯端末4又はコンテンツ出力装置6とのデータの送受信及び位置情報管理サーバ9とのデータの送受信のための通信機能等を有する。また、コンテンツ管理サーバ8は、エリア(例えば受付ロビー、応接室、会議室等)に対応する位置情報と、コンテンツ毎のセキュリティレベル(コンテンツセキュリティレベル)と、通信端末5毎に対応付けられたコンテンツの閲覧権限とを記憶する。そして、コンテンツの閲覧権限とコンテンツセキュリティレベルとに基づき、コンテンツ出力装置6において出力対象のコンテンツの出力可否を判定する。
[システム動作概要]
本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1の動作概要を説明する。
(1)携帯端末4、プロジェクタ6a及びMFP6bに取り付けられた通信端末5の位置情報が位置情報管理サーバ9に管理されている。位置情報は周期的(例えば60秒周期)又は通信端末5の位置が変更されたことを契機に更新される。なお、(1)の通信端末5の位置情報が管理される動作は以降の動作と独立して実行される。
(2)管理者等の操作により、コンテンツ管理サーバ8からプロジェクタ6aに投影コンテンツが配信されると、コンテンツ管理サーバ8は投影コンテンツを配信した日時及び配信先のプロジェクタ6aの識別情報等の配信状況を記憶する。
(3)携帯端末4を所持するユーザがプロジェクタ6aにより投影されているコンテンツに対応する印刷コンテンツ(例えば、ちらしやカタログ等)を印刷したい場合、ユーザは携帯端末4を操作し、印刷要求を行う。
(4)携帯端末4が印刷要求をコンテンツ管理サーバ8に送信すると、コンテンツ管理サーバ8は、位置情報管理サーバ9から携帯端末4の位置を検索する。次に、コンテンツ管理サーバ8は、携帯端末4の近くに位置するプロジェクタ6a及びMFP6bを抽出する。
(5)コンテンツ管理サーバ8は、プロジェクタ6aで投影している投影コンテンツを上記(2)で記憶した配信状況を用いて特定する。コンテンツ管理サーバ8は、予め投影コンテンツとこれに対応付けて印刷コンテンツとを記憶しており、特定した投影コンテンツに基づき、対応付けられた印刷コンテンツを特定する。
(6)コンテンツ管理サーバ8は、上記(4)で抽出したMFP6bに、上記(5)で特定した印刷コンテンツを配信する。
(7)MFP6bは、配信された印刷コンテンツを印刷する。
以上、(1)〜(7)の動作により、コンテンツ管理システム1は、携帯端末4からの印刷要求に基づき、各機器の位置情報によりプロジェクタ6aで投影している投影コンテンツに対応する印刷コンテンツを、携帯端末4の近くに位置するMFP6bを用いて印刷できる。ユーザは、プロジェクタ6a、MFP6b、コンテンツ等を指定することなく、簡単な操作(印刷指示のみ)で印刷できる。
[ハードウェア構成]
<通信端末>
図3は、本発明の実施の形態における通信端末5のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示されるように、通信端末5は、制御部14及び無線通信部15によって構成されている。
このうち、制御部14は、制御部14全体の動作を制御するCPU401、基本入出力プログラムを記憶したROM402、CPU401のワークエリアとして使用されるRAM403、配信装置3から配信される位置情報を受信する通信回路404及びアンテナ404a、加速度を検出する加速度センサ405、無線通信部15と信号の送受信を行うI/F408、及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン409を備えている。また、制御部14は、ボタン電池406も設けられており、このボタン電池406によって駆動される。なお、本発明の実施の形態では、ボタン電池406を使う場合について説明するが、ボタン型に限らず、単3もしくは単4等の乾電池又は通信端末5に専用の電池であってもよい。
通信回路404は、アンテナ404aによって、IMESを利用して配信された位置情報を受信する。また、制御部14は、コネクタ409aを介して無線通信部15に、ボタン電池406の電力を供給する。さらに、制御部14は、I/F408からコネクタ409bを介して無線通信部15とデータ(信号)の送受信を行う。
また、加速度センサ405は、通信端末5の加速度の変化を検出する。加速度の変化は、例えば、通信端末5が移動を開始した時、通信端末5が移動を停止した時又は通信端末5が傾いた時等に検出される。CPU401の処理が停止中の場合、加速度センサ405が加速度の変化を検出すると、CPU401へ処理を始動させるための信号を送信する。これにより、CPU401は、自己の処理を始動させると共に、通信回路404に対して処理を始動させるための信号を送信する。よって、位置情報が配信装置3から配信されている場合、通信端末5の通信回路404は、アンテナ404aを介して位置情報の受信を開始することができる。
一方、無線通信部15は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。そして、無線通信部15は、図3に示されるように、無線通信部15全体の動作を制御するCPU501、基本入出力プログラム及び識別情報を記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、位置情報や識別情報を送信する通信回路504及びアンテナ504a、制御部14と信号の送受信を行うI/F508、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン509を備えている。なお、無線通信部15においても、ZigBee(登録商標)を用いてもよい。
また、通信回路504は、CPU501からの命令により、コネクタ409bを介して、制御部14のRAM403に記憶されている位置情報を取得する。さらに、通信回路504は、ROM502に記憶されている識別情報を読み出し、上記取得された位置情報と共にアンテナ504aを介して配信装置3へ送信する。
また、通信回路504によって送信される位置情報のデータは、図4に示すようなフォーマットにより構成されている。図4は、本発明の実施の形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。図4の例では、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。実際にはこのフォーマットに加えて通信方式によって規定されるヘッダやチェックサム情報が付加され、図5に示されるように送信先、送信元及びデータ内容(位置情報等)が含まれている。図5は、本発明の実施の形態における位置情報を含むデータのデータ構造の一例を示す概念図である。
<配信装置>
図6は、本発明の実施の形態における配信装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図6の例は、配信装置3が内蔵される電気機器2がLED照明器具の場合の蛍光灯型LEDランプのハードウェア構成図である。
図6に示されるように、LEDランプ130は、主に電源制御部140、リード線(151a、151b)、端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)、リード線153、リード線154、リード線155及び配信装置3によって構成されている。このうち電源制御部140は、電源から出力される電流を制御し、主に、電流監視回路141及び平滑回路142によって構成されている。電流監視回路141は、電源から出力される電流を入力して整流する。平滑回路142は、電流監視回路141によって整流された電流を平滑し、リード線(151a、151b)を介して各端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)に電力を供給する。
また、電源制御部140と端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)は、リード線(151a、151b)によって電気的に接続されている。電源制御部140と配信装置3は、リード線154によって電気的に接続されている。なお、LED160は、図6において一つだけ示しているが、実際には複数のLEDが取り付けられている。また、図6に示される構成のうち配信装置3以外は一般のLEDランプと同じ構成である。
配信装置3は、電圧変換器100、リード線155、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13によって構成されている。そして、電圧変換器100がリード線155を介して、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13に電気的に接続されている。
このうち電圧変換器100は、電源制御部140から供給された電力の電圧を配信装置3の駆動電圧に変換し、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13へ供給する電子部品である。
また、制御部11は、制御部11全体の動作を制御するCPU101、基本入出力プログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、位置情報配信部12及び無線通信部13とそれぞれ信号の送受信を行うI/F(108a、108b)並びに上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン109を備えている。
また、位置情報配信部12は、位置情報配信部12全体の動作を制御するCPU201、基本入出力プログラム及び位置情報を記憶したROM202、位置情報を配信する通信回路204及びアンテナ204a、制御部11と信号の送受信を行うI/F208、並びに、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン209を備えている。
このうち通信回路204は、屋内GPSと呼ばれる屋内測位技術の一つであるIMESを利用し、アンテナ204aによって位置情報を配信する。なお、図2には、位置情報の到達可能な範囲(配信可能な範囲)が仮想的に破線によって表されている。本発明の実施の形態のIMESでは、例えば屋内の天井高が約3mの場合に、屋内の床に表された位置情報の到達可能な仮想円の半径が約5mとなるように、送信出力が設定される。但し、この送信出力の設定を変更すれば、5mよりも小さくすることも可能であり、大きくすることも可能である。
また、本発明の実施の形態において配信装置3が配信する位置情報は、蛍光灯型LED照明器具である電気機器2が設置された位置を示し、図7に示されるように、階数、緯度、経度、棟番号の項目を含む。
図7は、本発明の実施の形態における配信装置が配信する位置情報の一例を示す概念図である。このうち階数は、電気機器2(配信装置3)が設置される建物の階数を表す。緯度及び経度は、電気機器2(配信装置3)が設置された位置の緯度及び経度を表す。棟番号は、電気機器2(配信装置3)が設置された建物の棟番号を表す。図7の例では、電気機器2(配信装置3)は、ある建物のX棟の16階で、緯度が北緯35.66660度、経度が東経139.76520度の地点に設置されていることが示されている。なお、緯度は南緯、経度は西経により表されてもよい。
図6に戻り説明する。無線通信部13は、無線通信部13全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM303、位置情報や識別情報を受信してゲートウェイ装置7に送信する通信回路304及びアンテナ304a、制御部11と信号の送受信を行うI/F308、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン309を備えている。
また、無線通信部13は、920MHz帯を利用してデータの送受信を行う。920MHz帯は、電波到達性が高いため配信装置3とゲートウェイ装置7との間に建物の柱や壁が存在している場合であっても、配信装置3からゲートウェイ装置7にデータを送信することができるという効果を奏する。
さらに、通信回路304は、IEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち少なくとも物理層(レイヤ)の規格を利用し、アンテナ304aによってデータの送受信を行う。また、この場合には、配信装置3(無線通信部13)を識別するための装置識別情報として、MACアドレスを用いることができる。
なお、通信回路304が用いる規格がZigBee(登録商標)である場合は、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信できる。このように他の配信装置3を経由してデータを送信するマルチホップ通信を利用すれば、各配信装置3の無線通信部13は、ルーティング処理に時間が掛かるが、最寄りの配信装置3にデータが到達する程度の電力で通信すればよいため、省電力で駆動することができるというメリットがある。
また、配信装置3により配信される位置情報は、配信装置3の工場出荷前にメーカーによって記憶部29に記憶されてもよいし、配信装置3の工場出荷後で天井に電気機器2が設置される際に設置者によって記憶されてもよい。さらに、位置情報は、位置情報管理サーバ9等の外部の装置から、ゲートウェイ装置7を介して無線通信により無線通信部13の通信回路304が受信し、制御部11を介して位置情報配信部12のROM202に記憶されるようにしてもよい。
<ゲートウェイ装置>
図8に示されるように、ゲートウェイ装置7は、無線通信部17及び有線通信部18によって構成されている。
このうち無線通信部17は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。無線通信部17は、図8に示されるように、無線通信部17全体の動作を制御するCPU701、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM702、CPU701のワークエリアとして使用されるRAM703、位置情報等を送信する通信回路704及びアンテナ704a、有線通信部18と信号の送受信を行うI/F708及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン709を備えている。また、無線通信部17は、I/F708からコネクタ709aを介して有線通信部18と信号の送受信を行う。
なお、無線通信部17においても、ZigBee(登録商標)を利用してもよい。また、装置識別情報は、ゲートウェイ装置7(無線通信部17)を識別するための固有の情報である。装置識別情報としては、例えば、MACアドレスが挙げられる。
一方、有線通信部18は、図8に示されるように、有線通信部18全体の動作を制御するCPU801、基本入出力プログラム及びアドレス情報を記憶したROM802、CPU801のワークエリアとして使用されるRAM803、イーサネットコントローラ805、無線通信部17と信号の送受信を行うI/F808a、ケーブル809を介しLAN8eに対しデータ(信号)の送受信を行うI/F808b及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン809を備えている。
ここで、CPU801及びイーサネットコントローラ805は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)を、IEEE802.3規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)に変換して、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
さらに、アドレス情報は、ゲートウェイ装置7(有線通信部18)を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスが挙げられる。なお、ROM802には、MACアドレスも記憶されているが、位置情報管理サーバ9との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<位置情報管理サーバ>
図9は、本発明の実施の形態における位置情報管理サーバ9のハードウェア構成の一例を示した図である。
位置情報管理サーバ9は、コンピュータによって構成されている。そして、位置情報管理サーバ9は、位置情報管理サーバ9全体の動作を制御するCPU901、IPL(Initial Program Loader)等のCPU901の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM902、CPU901のワークエリアとして使用されるRAM903、位置情報管理サーバ9用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD904、CPU901の制御にしたがってHD904に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD905、フラッシュメモリ等の記録メディア906に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ907、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ908、ネットワーク892及びネットワーク893を利用してデータ通信するためのネットワークI/F909、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード911、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス912、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM913に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ914、無線通信を行う通信回路915及びアンテナ915a、外部機器を接続するための外部機器I/F916並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン910を備えている。
さらに、アドレス情報は、位置情報管理サーバ9を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM902には、MACアドレスも記憶されているが、ゲートウェイ装置7との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<コンテンツ管理サーバ>
図10は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8のハードウェア構成の一例を示した図である。
コンテンツ管理サーバ8は、コンピュータによって構成されている。そして、コンテンツ管理サーバ8は、コンテンツ管理サーバ8全体の動作を制御するCPU821、IPL等のCPU821の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM822、CPU821のワークエリアとして使用されるRAM823、コンテンツ管理サーバ8用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD824、CPU821の制御にしたがってHD824に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD825、フラッシュメモリ等の記録メディア826に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ827、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ828、ネットワーク892及びネットワーク893を利用してデータ通信するためのネットワークI/F829、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード831、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス832、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM833に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ834、無線通信を行う通信回路835及びアンテナ835a、外部機器を接続するための外部機器I/F836並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン830を備えている。
さらに、アドレス情報は、コンテンツ管理サーバ8を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM822には、MACアドレスも記憶されている。
<携帯端末>
図11は、本発明の実施の形態における携帯端末4のハードウェア構成の一例を示した図である。携帯端末4には通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5が携帯端末4に内蔵されている構成でもよい。
携帯端末4は、携帯端末4全体の動作を制御するCPU421、基本入出力プログラムを記憶したROM422、CPU421のワークエリアとして使用されるRAM423、CPU421の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うEEPROM424、CPU421の制御に従って被写体を撮像し画像データを得るCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ425、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパスや加速度センサ等の各種加速度・方位センサ426、フラッシュメモリ等の記録メディア427に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ428を備えている。そして、メディアドライブ428の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア427が着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM424には、CPU421が実行するオペレーティングシステム(OS)、その他のプログラム及び各種データが記憶されている。また、CMOSセンサ425は、光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子であり、被写体を撮像することができれば、CMOSセンサに限らず、CCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、携帯端末4は、音声を音声信号に変換する音声入力部431、音声信号を音声に変換する音声出力部432、アンテナ433a、このアンテナ433aを利用して無線通信信号により、最寄りの基地局と通信を行う通信部433、アクセスポイントとIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う無線LAN通信部434、GPS衛星からGPS信号を受信するGPS受信部435、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等のディスプレイ436、このディスプレイ436上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ436上におけるタッチ位置を検出するタッチパネル437及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン430を備えている。また、携帯端末4は、専用の電池438も設けられており、この電池438によって駆動される。なお、音声入力部431は、音声を入力するマイクが含まれ、音声出力部432には、音声を出力するスピーカが含まれている。
<コンテンツ出力装置(プロジェクタ)>
図12は、本発明の実施の形態におけるプロジェクタ6aであるコンテンツ出力装置6のハードウェア構成の一例を示した図である。プロジェクタ6aには通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5がプロジェクタ6aに内蔵されている構成でもよい。
コンテンツ出力装置6は、コンテンツ出力装置6全体の動作を制御するCPU601、基本入出力プログラムを記憶したROM602、CPU601のワークエリアとして使用されるRAM603、フラッシュメモリ等の記録メディア604に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ605を備えている。そして、メディアドライブ605の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア604が着脱自在な構成となっている。
さらに、コンテンツ出力装置6は、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う無線LAN通信部606、光を透過させることで画像を出力する液晶パネル607、ユーザに対する情報を表示する液晶や有機EL等のディスプレイ608、ユーザからの入力を受け付けるインタフェースであるハードボタンやリモコン、ソフトキー等の入力部609、電気信号を音に変換し音声出力に用いられるスピーカ610及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン611を備えている。なお、無線LAN通信に用いられるIPアドレスはRAM603に記憶され、コンテンツ出力装置6のMACアドレスはROM602に記憶されている。
<コンテンツ出力装置(MFP)>
図13は、本発明の実施の形態におけるMFP6bであるコンテンツ出力装置6のハードウェア構成の一例を示した図である。MFP6bには通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5がMFP6bに内蔵されている構成でもよい。
MFP6bは、操作パネル628と、記憶メディアI/F625と、コントローラ621と、データ通信I/F633と、HDD635と、スキャナ636と、プロッタ631とを有し、それぞれバス638で相互に接続されている。
操作パネル628は、入力装置630と表示装置629とを有しており、入力装置630は、ハードウェアキー等で構成され、MFP6bに各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置629は、ディスプレイ等で構成され、例えば画像形成動作に関する各種情報を表示する。データ通信I/F633は、インタフェース装置634を有しており、MFP6bをネットワーク等のデータ伝送路に接続するインタフェースである。HDD635は、MFP6bで取り扱われる受信文書データや読み取り画像データ等の各種データを格納している。また、HDD635は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
上記HDD635に格納される各種データの中には、例えば、スマートフォンやデジタルカメラ等の外部機器によって記録された電子データも含まれる。このような場合には、SDカード等の記録媒体627によってMFP6bに提供されたり、データ伝送路であるネットワーク等を通じてアップロードされたりする。記録媒体627は、記憶メディアI/F625が有するドライブ装置626にセットされ各種データが記録媒体627からドライブ装置626を介してHDD635に格納される。
コントローラ621は、ROM624、RAM623及びCPU622を有しており、ROM624は、MFP6bが起動されるときに実行されるプログラムや各種データを格納している。また、RAM623は、ROM624やHDD635から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。さらに、CPU622は、RAM623が一時保持しているプログラムを実行する。コントローラ621は、例えば、データ通信I/F633を介して印刷データを受信した場合に、ROM624からRAM623上に読み出されたPDLを解釈可能なプログラム(PDLパーサ)をCPU622により実行し、印刷データを解釈してビットマップイメージを生成する。
スキャナ636は、画像読取装置637を有しており、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ631は、印刷装置632を有しており、例えば、電子写真プロセス方式によってビットマップイメージを記録紙に印刷する。
このようにMFP6bは、上記ハードウェア構成により、コピー、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ等の複数の機能を実現している。
[機能構成]
図14は、本発明の実施の形態における配信装置3及び通信端末5の機能構成の一例を示す図である。
<配信装置>
まず配信装置3の機能構成を説明する。図14に示されるように、配信装置3は、機能又は手段として、変換部10、配信制御部20、無線通信制御部30を有する。
このうち変換部10は、図6に示される電圧変換器100が動作することによって実現される機能又は手段である。配信制御部20は、図6に示される制御部11及び位置情報配信部12が動作することによって実現される機能又は手段である。さらに、無線通信制御部30は、図6に示される制御部11及び無線通信部13が動作することによって実現される機能又は手段である。
配信制御部20は、図6に示されるROM202により構築される記憶部29を有する。この記憶部29には、配信装置3が設置されている位置を示す位置情報が記憶されている。さらに、配信制御部20は、配信部21、通信部27及び記憶・読出部28を有する。
このうち配信部21は、図6に示されるCPU201及び通信回路204の処理によって実現され、配信可能な範囲内に位置情報を配信する。
通信部27は、図6に示されるCPU101・201の処理、並びにI/F108a・208及びバス109・209によって実現され、無線通信制御部30とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部28は、図6に示されるCPU101及びCPU201の処理によって実現され、記憶部29に各種データを記憶し、記憶部29から各種データを読み出す。記憶・読出部28は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
無線通信制御部30は、図6に示されるRAM303によって構築される記憶部39を有している。この記憶部39には、アドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。
送受信部31は、図6に示されるCPU301及び通信回路304の処理によって実現され、無線通信によって、通信端末5又はゲートウェイ装置7と各種データの送受信を行う。
通信部37は、図6に示されるCPU101・301の処理並びにI/F108B・308及びバス109・309によって実現され、配信制御部20とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部38は、記憶部39に各種データを記憶し、記憶部39から各種データを読み出す。
<通信端末>
次に、通信端末5の機能構成を説明する。図14に示されるように、通信端末5は、機能又は手段として、受信制御部40及び無線通信制御部50を有している。
受信制御部40は、図3に示されるRAM403によって構築される記憶部49を有する。記憶部49には、配信装置3から配信された位置情報を記憶できる。さらに、受信制御部40は、受信部41、検知部42、判断部43、測定部44、通信部47及び記憶・読出部48を有する。
このうち受信部41は、図3に示されるCPU401及び通信回路404の処理によって実現され、配信装置3から配信された位置情報を受信する。また、受信部41は、位置情報を受信可能な状態になったり受信不可能な状態になったりする。
検知部42は、図3に示されるCPU401及び加速度センサ405の処理によって実現され、通信端末5の移動(傾きを含む)を検知し、受信部41に処理を開始させる。なお、検知部42は、加速度センサ405に代えて、慣性力や磁気を用いたモーションセンサによって実現してもよい。
判断部43は、図3に示されるCPU401の処理によって実現され、受信部41によって、少なくとも一つの位置情報を受信したかを判断する。さらに、判断部43は、受信部41によって、複数の配信装置3からそれぞれの位置情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から配信された位置情報は、所定時間内に複数回受信しても一つとして扱う。
測定部44は、図3に示されるCPU401の処理によって実現され、判断部43によって、複数の配信装置3から、それぞれの位置情報を受信したと判断された場合には、それぞれの位置情報に係る信号強度を測定する。
通信部47は、図3に示されるCPU401の処理並びにI/F408及びバス409によって実現され、無線通信制御部50とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部48は、CPU401の処理によって実現され、記憶部49に各種データを記憶し、記憶部49から各種データを読み出す。記憶・抽出部48は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
無線通信制御部50は、図3に示されるRAM503によって構築される記憶部59を有する。この記憶部59には、識別情報(例えばMACアドレス等)が記憶されている。さらに、無線通信制御部50は、送受信部51、判断部53、測定部54、通信部57及び記憶・読出部58を有する。
送受信部51は、図3に示されるCPU501及び通信回路504の処理によって実現され、無線通信により、配信装置3と各種データの送受信を行う。
判断部53は、図3に示されるCPU501の処理によって実現され、受信部51によって、少なくとも一つの配信装置3の装置識別情報を受信したかを判断する。さらに、判断部53は、受信部51によって、複数の配信装置3からそれぞれの装置識別情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から送信された装置識別情報は、所定時間内に何度受信しても一つとして扱う。
測定部54は、図3に示されるCPU501の処理によって実現され、判断部53によって、複数の配信装置3から送信されたそれぞれの装置識別情報を受信したと判断された場合には、それぞれの装置識別情報に係る信号強度を測定する。
通信部57は、図3に示されるCPU501の処理並びにI/F508及びバス509によって実現され、受信制御部40とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部58は、図3に示されるCPU501の処理によって実現され、記憶部59に各種データを記憶し、記憶部59から各種データを読み出す。記憶・抽出部58は、例えば、配信装置3の装置識別情報や通信端末5の識別情報のデータの記憶や読み出しを行う。
図15は、本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置7及び位置情報管理サーバ9の機能構成の一例を示す図である。
<ゲートウェイ装置>
ゲートウェイ装置7の機能構成を説明する。ゲートウェイ装置7は、機能又は手段として、無線通信制御部70及び有線通信制御部80を有している。
無線通信制御部70は、図8に示される無線通信部17の処理によって実現され、基本的に配信装置3の無線通信制御部30と同様の機能を有している。
具体的には、無線通信制御部70は、図8に示されるRAM703によって構築される記憶部79を有している。この記憶部79には、ゲートウェイ装置7のアドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。また、無線通信制御部70は、送受信部71、通信部77及び記憶・読出部78を有している。
このうち送受信部71は、図8に示されるCPU701及び通信回路704の処理によって実現され、無線通信によって、配信装置3と各種データの送受信を行う。
通信部77は、CPU701の処理並びにI/F708及びバス709によって実現され、有線通信制御部80とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部78は、CPU801の処理によって実現され、記憶部79に各種データを記憶し、記憶部79から各種データを読み出す。
有線通信制御部80は、図8に示される有線通信部18の処理によって実現される。この有線通信制御部80は、図8に示されるRAM803によって構築される記憶部89を有している。この記憶部89には、ゲートウェイ装置7の装置識別情報(例えばMACアドレス)が記憶されている。さらに、有線通信制御部80は、送受信部81、変換部82、通信部87及び記憶・読出部88を有している。
このうち送受信部81は、図8に示されるCPU801の処理及びI/F808bによって実現され、有線通信によって、位置情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
変換部82は、図8に示されるCPU801及びイーサネットコントローラ805の処理によって実現される。変換部82は、上述したように通信方式を変換することで、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
通信部87は、CPU801の処理並びにI/F808a及びバス809によって実現され、無線通信制御部70とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部98は、CPU801の処理によって実現され、記憶部89に各種データを記憶し、記憶部89から各種データを読み出す。
<位置情報管理サーバ>
次に、位置情報管理サーバ9の機能構成を説明する。位置情報管理サーバ9は、送受信部91、操作入力受付部92、端末位置情報応答部93、表示制御部94、端末検索応答部95、記憶・読出部98及び記憶部99を有する。
記憶部99は図9に示されるRAM903及びHD904によって構築され、位置情報記憶部991及びサーバ情報記憶部992が含まれる。
位置情報記憶部991は、通信端末5から送信される位置情報等を記憶する。
図16は、本発明の実施の形態における位置情報管理サーバ9の位置情報記憶部991に記憶される情報の一例を示す図である。図16に示されるように、位置情報記憶部991には「管理ID」、「識別情報」、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟」及び「受信日時」等が含まれる。「管理ID」は位置情報記憶部991において通信端末5の位置情報を一意に識別するための管理番号である。「識別情報」は通信端末5を識別するための情報であり、例えば通信端末5のMACアドレスである。「識別情報」は通信端末5から送信される。「緯度」、「経度」、「階数」及び「棟」は、本発明の実施の形態における位置情報であり、図7に示される情報である。「受信日時」は、位置情報管理サーバ9がゲートウェイ装置7から位置情報を受信した受信日時である。
図15に戻り説明する。サーバ情報記憶部992は、位置情報管理サーバ9のアドレス情報(例えばIPアドレス)や識別情報(例えばMACアドレス)等が記憶されている。
送受信部91は、図9に示されるCPU901の処理並びにネットワークI/F909又は通信回路915によって実現され、有線通信又は無線通信によって、ゲートウェイ装置7又はコンテンツ管理サーバ8と各種データの送受信を行う。
操作入力受付部92は、図9に示されるCPU901の処理並びにキーボード911及びマウス912によって実現され、管理者から各種の選択又は入力を受け付ける。
端末位置情報応答部93は、コンテンツ管理サーバ8から送信される通信端末5の位置情報を取得するための通信端末位置情報取得要求を受け付け、応答する。通信端末位置情報取得要求には、通信端末5の識別情報が含まれており、端末位置情報応答部93は位置情報記憶部991からその通信端末5の識別情報に対応する位置情報(緯度、経度、階数、棟)を取得する。そして、端末位置情報応答部93は、通信端末5の位置情報を含む通信端末位置情報取得要求応答を生成し、送受信部91を介しコンテンツ管理サーバ8に送信する。なお、端末位置情報応答部93は、例えば通信端末位置情報取得要求を受信した時刻と、それに含まれる通信端末5の識別情報に対応する位置情報記憶部991の中の受信日時との差が所定の時間(例えば30分)以上である場合は、通信端末位置情報取得要求応答に通信端末5の位置情報を設定しなかったり、位置情報の取得不可を示す情報を含めたりしてもよい。このような場合は通信端末5の現在の実際の位置が位置情報記憶部991に反映されていない可能性があるからである。
端末検索応答部95は、コンテンツ管理サーバ8から送信されるエリアに位置する通信端末5を検索するための通信端末検索要求を受け付け、検索した通信端末5の識別情報を応答する。通信端末検索要求にはエリアの領域を定義する位置情報が含まれており、端末検索応答部95は位置情報記憶部991からそのエリアの領域内に位置する通信端末5の識別情報を検索する。そして、端末検索応答部95は、通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末検索要求応答を生成し、送受信部91を介しコンテンツ管理サーバ8に送信する。なお、端末検索応答部95は、例えば通信端末検索要求を受信した時刻と、それに含まれる通信端末5の識別情報に対応する位置情報記憶部991の中の受信日時との差が所定の時間(例えば30分)以上である場合は、通信端末検索要求応答に通信端末5の識別情報を設定しなかったり、通信端末5の識別情報の取得不可を示す情報を含めたりしてもよい。このような場合は通信端末5の実際の現在位置が位置情報記憶部991に反映されていない可能性があるからである。
表示制御部94は、図9に示されるCPU901の処理によって実現され、ディスプレイ908に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
記憶・読出部98は、図9に示されるCPU901の処理によって実現され、記憶部99に各種データを記憶し、記憶部99から各種データを読み出す。
図17は、本発明の実施の形態における携帯端末4、コンテンツ管理サーバ8及びコンテンツ出力装置6(MFP6b)の機能構成の一例を示す図である。
<携帯端末>
携帯端末4の機能構成を説明する。携帯端末4は、送受信部441、表示制御部442、操作入力受付部444、印刷要求部445、印刷要求応答受付部446、記憶・読出部448及び記憶部449を有する。上記機能のうち印刷要求部445及び印刷要求応答受付部446は、携帯端末4が有する印刷指示アプリ450に含まれる。
送受信部441は、図11に示されるCPU421の処理並びに無線LAN通信部434によって実現され、無線通信によりコンテンツ管理サーバ8と各種データの送受信を行う。なお、送受信部441は、コンテンツ出力装置6がイーサネットカードを備え、ネットワーク893が有線LANである場合はイーサネット(登録商標)によりデータの送受信を行う。
表示制御部442は、図11に示されるCPU421の処理によって実現され、ディスプレイ436に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
操作入力受付部444は、図11に示されるCPU421の処理及びタッチパネル437によって実現され、携帯端末4のユーザから各種の選択又は入力を受け付ける。
記憶部449は、携帯端末4の識別情報(例えばMACアドレス)や他の装置との通信に用いるアドレス情報(例えばIPアドレス)等を記憶する。
記憶・読出部448は、図11に示されるCPU421の処理によって実現され、記憶部69に各種データを記憶し、記憶部69から各種データを読み出す。
印刷指示アプリ450は、携帯端末4に予めインストールされており、コンテンツ管理サーバ8を利用して、MFP6bに印刷コンテンツを出力させるためのアプリケーションである。印刷指示アプリ450が起動されると、タッチパネル437に図18に示すような印刷指示画面が表示される。図18は、本発明の実施の形態における印刷指示アプリ450の印刷指示画面の一例を示す図である。図18に示されるように、印刷指示画面には「ちらし」ボタン4501及び「キャンセル」ボタン4502が含まれる。「ちらし」ボタン4501は、MFP6bにより印刷コンテンツを印刷するときにユーザにより押下(タッチ操作)されるボタンである。「キャンセル」ボタン4502は、印刷指示をせず、印刷指示画面を閉じるときにユーザにより押下されるボタンである。また、MFP6bにおいて印刷が完了すると、コンテンツ管理サーバ8から送信される情報に基づき、タッチパネル437に図19に示すような印刷結果通知画面が表示される。図19は、本発明の実施の形態における印刷指示アプリ450の印刷結果通知画面の一例を示す図である。図19(a)に印刷が完了した場合に表示される印刷結果通知画面を示す。図19(a)の場合の印刷結果通知画面には、印刷完了通知情報4503及び「確認」ボタン4504が含まれる。印刷完了通知情報4503には、印刷先のMFP名及び印刷されたコンテンツの名称が含まれる。「確認」ボタン4504は、印刷完了通知をユーザが確認したときにユーザにより押下されるボタンであり、押下されると印刷結果通知画面が閉じられる。図19(b)に印刷ができなかった場合に表示される印刷結果通知画面を示す。図19(b)の場合の印刷完了通画面には、印刷不完了通知情報4505及び「確認」ボタン4504が含まれる。印刷不完了通知情報4505には、印刷できなかった印刷先のMFP名及び印刷されたコンテンツの名称が含まれる。図19(b)に示される「確認」ボタン4504は、図19(a)に示すものと同じである。
図17に戻り説明する。
印刷指示アプリ450に含まれる印刷要求部445は、ユーザにより印刷指示画面に表示された「ちらし」ボタン4501が押下されると、携帯端末4の識別情報を含む印刷要求を生成する。そして、印刷要求部445は、生成した印刷要求を、送受信部441を介してコンテンツ管理サーバ8に送信する。
印刷要求応答受付部446は、MFP6bにおける印刷実行結果が示される印刷要求応答を、送受信部441を介して受け付けると、印刷要求応答に含まれる印刷先MFP名及び印刷されたコンテンツの名称が含まれる印刷結果通知画面を生成する。そして、印刷要求応答受付部446は、表示制御部442を介して、タッチパネル437に生成した印刷結果通知画面を表示する。
<コンテンツ管理サーバ>
コンテンツ管理サーバ8の機能構成を説明する。コンテンツ管理サーバ8は、送受信部841、印刷要求受付部842、印刷要求応答部843、端末位置情報取得部844、エリア特定部845、端末検索部846、出力装置・コンテンツ特定部847、記憶・読出部848、コンテンツ配信部849及び記憶部850を有する。記憶部850には、コンテンツ配信状況記憶部8501、コンテンツ情報記憶部8502、エリア情報記憶部8503、通信端末関連情報記憶部8504及びコンテンツデータ記憶部8505等が含まれる。
コンテンツ配信状況記憶部8501は、コンテンツ管理サーバ8から配信されたコンテンツの配信状況を記憶する。配信状況とは、配信されたコンテンツ名、配信先であるコンテンツ出力装置6の名称、コンテンツが配信された日時に関する情報である。
図20は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8のコンテンツ配信状況記憶部8501に記憶される情報の一例を示す図である。図20に示されるように、コンテンツ配信状況記憶部8501には、「ID」、「コンテンツ名」、「配信年月日」、「配信時刻」及び「配信先出力装置識別情報」等が含まれる。
「ID」は、コンテンツ配信状況記憶部8501において配信時刻毎の投影コンテンツを一意に識別するための管理番号である。
「コンテンツ名」は、コンテンツ出力装置6に配信されたコンテンツの名称である。「コンテンツ名」は、任意に設定可能である。
「配信年月日」及び「配信時刻」は、コンテンツの配信先のコンテンツ出力装置6(プロジェクタ6a)に配信された年月日及び日時分秒である。
「配信先出力装置識別情報」は、コンテンツの配信先のコンテンツ出力装置6(プロジェクタ6a)の識別情報(例えばMACアドレス)である。
コンテンツ配信状況記憶部8501に記憶される情報は、コンテンツ管理サーバ8からコンテンツが配信された時に設定される。
図17に戻り説明する。コンテンツ情報記憶部8502は、プロジェクタ6aにおいて出力(投影)される投影コンテンツと、MFP6bにおいて出力(印刷)される印刷コンテンツとを対応付けて記憶する。
図21は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8のコンテンツ情報記憶部8502に記憶される情報の一例を示す図である。図21に示されるように、コンテンツ情報記憶部8502には、「ID」、「投影コンテンツ名」及び「印刷コンテンツ名」等が含まれる。
「ID」は、コンテンツ情報記憶部8502において各コンテンツを一意に識別するための管理番号である。
「投影コンテンツ名」は、プロジェクタ6aであるコンテンツ出力装置6において出力されるコンテンツの名称である。「投影コンテンツ名」は、任意に設定可能である。
「印刷コンテンツ名」は、MFP6bであるコンテンツ出力装置6において出力されるコンテンツの名称である。「印刷コンテンツ名」は、任意に設定可能である。
「投影コンテンツ名」と「印刷コンテンツ名」とは、例えば両者が「商品A」に関するコンテンツであるようなある関連性を有するように対応付けられる。なお、コンテンツ情報記憶部8502に記憶される情報は、管理者等により予め設定される。
図17に戻り説明する。エリア情報記憶部8503は、屋内の領域であるエリアを定義する位置情報を記憶する。
図22は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8のエリア情報記憶部8503に記憶される情報の一例を示す図である。図22に示されるように、エリア情報記憶部8503には、「エリアID」、「エリア名」、「棟」、「階数」、「東端」、「西端」、「南端」、「北端」が含まれる。
「エリアID」は、エリア情報記憶部8503においてエリア名及びそのエリアの位置情報を一意に識別するための管理番号である。
「エリア名」は、エリアの名称である。「エリア名」は管理者等により任意に設定変更が可能である。
「棟」は、エリアが属する建物の棟の名称である。
「階数」は、エリアが属する建物内の階数である。
「東端」及び「西端」は、エリアの東側と西側との境界線を経度(東経)で表したものである。「南端」及び「北端」は、区域の南側と北側との境界線を緯度(北緯)で表したものである。すなわち、エリアの範囲は矩形で定義され得る。
図22の例では、エリアID「1」に対応するエリア名「展示会場スペースA」は、北緯「35.50403」から北緯「35.50454」、東経「139.62003」から東経「139.62102」の4つの線に囲まれた範囲であって、「Y」棟の「1」階であることを示す。
なお、本発明の実施の形態におけるエリアの位置(範囲)の定義は、上記の方法に限らず、例えば、複数の緯度及び経度を用いて5つ以上の辺を有する多角形等によって、エリアの範囲を定義してもよい。また、その他の方法として、エリアの範囲内に設置される配信装置3の位置情報に基づき、その位置情報に対応する複数の点(緯度、経度)によりエリアの範囲を定義してもよい。また、エリア情報記憶部8503に記憶される情報は、予め管理者等により設定され、エリアの追加や変更時に情報は変更される。
図17に戻り説明する。通信端末関連情報記憶部8504は、通信端末5とその通信端末5が取り付けられた携帯端末4及びコンテンツ出力装置6とを関連付けて記憶する。
図23は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8の通信端末関連情報記憶部8504に記憶される情報の一例を示す図である。図23に示されるように、通信端末関連情報記憶部8504には、「ID」、「携帯端末・出力装置識別情報」、「カテゴリ」及び「携帯端末・出力装置名」等が記憶されている。
「ID」は、通信端末関連情報記憶部8504において通信端末5と、通信端末5が取り付けられた携帯端末4及びコンテンツ出力装置6とを一意に識別するための管理番号である。
「通信端末識別情報」は、通信端末5を一意に識別するための識別情報(例えばMACアドレス等)である。
「携帯端末・出力装置識別情報」は、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6を一意に識別するための識別情報(例えばMACアドレス等)であり、取り付けられた通信端末5の識別情報に対応付けて記憶される。
「カテゴリ」は、通信端末5が取り付けられた機器のカテゴリであって、「プロジェクタ」、「MFP」、「携帯端末」のように分類される。
「携帯端末・出力装置名」は、携帯端末4又はコンテンツ出力装置6の名称であって、任意に設定可能である。
なお、通信端末関連情報記憶部8504に記憶される情報は、予め管理者等により設定される。
図17に戻り説明する。コンテンツデータ記憶部8505は、コンテンツ名とコンテンツデータの保存先アドレスとを対応付けて記憶する。
図24は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8のコンテンツデータ記憶部8505に記憶される情報の一例を示す図である。図24に示されるように、コンテンツデータ記憶部8505には、「ID」、「コンテンツ名」及び「データ保存先アドレス」等が記憶されている。
「ID」はコンテンツデータ記憶部8505においてコンテンツ(「コンテンツ名」)を一意に識別するための管理番号である。
「コンテンツ名」は、コンテンツ出力装置6において出力されるコンテンツの名称である。「コンテンツ名」は、任意に設定可能なコンテンツの名称である。
「データ保存先アドレス」は、コンテンツのファイル本体が格納されている場所(アドレス)を示す情報である。なお、コンテンツのファイル本体が格納されている場所は、コンテンツ管理サーバ8内の記憶装置に限らず、コンテンツ管理サーバ8以外の他のサーバや外部記録媒体等であってもよい。図24の例ではID「1」〜「3」のコンテンツの保存先はコンテンツ管理サーバ8としているが、ID「4」、「5」のコンテンツの保存先は他のサーバであることを示している。
図17に戻り説明する。
記憶・読出部848は、CPU821の処理によって実現され、記憶部850に各種データを記憶し、記憶部850から各種データを読み出す。
送受信部841は、CPU821の処理並びにネットワークI/F829又は通信回路835によって実現され、有線通信又は無線通信によって、携帯端末4、コンテンツ出力装置6又は位置情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
印刷要求受付部842は、携帯端末4から送信される印刷要求を、送受信部841を介して受け付ける。印刷要求受付部842は、印刷要求に含まれる携帯端末4の識別情報を端末位置情報取得部844に通知する。また、印刷要求受付部842は、MFP6bへの印刷実行結果を含む印刷要求応答を、携帯端末4に送信する。
端末位置情報取得部844は、印刷要求受付部842から通知された印刷要求に含まれる携帯端末4の識別情報に基づき、通信端末関連情報記憶部8504から携帯端末4に対応する通信端末5の識別情報(通信端末識別情報)を取得する。次に、端末位置情報取得部844は、識別情報を取得した通信端末5の位置情報を取得するための通信端末位置情報取得要求を位置情報管理サーバ9に、送受信部841を介して送信する。そして、端末位置情報取得部844は、位置情報管理サーバ9から通信端末5の位置情報を取得すると、エリア特定部845に取得した通信端末5の位置情報を通知する。
エリア特定部845は、携帯端末4が位置するエリアを特定する。具体的には、エリア特定部845は、端末位置情報取得部844から通知された通信端末5の位置情報に基づき、エリア情報記憶部8503から、通信端末5の位置するエリアを特定する。ここで端末位置情報取得部844から位置情報が通知された通信端末5は、携帯端末4に取り付けられていることから、特定したエリアは携帯端末4が位置するエリアである。そして、エリア特定部845は、特定したエリアに対応する位置情報(棟、階数、東端、西端、南端、北端)を端末検索部846に通知する。
端末検索部846は、エリア特定部845から通知されたエリア内に位置する他の通信端末5を検索する。具体的には、端末検索部846は、エリアの位置情報が含まれる通信端末検索要求を生成し、生成した通信端末検索要求を、送受信部841を介し位置情報管理サーバ9に送信する。そして、端末検索部846は、位置情報管理サーバ9から通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末検索要求応答を受信すると、出力装置・コンテンツ特定部847に受信した通信端末5の識別情報及び位置情報を通知する。
出力装置・コンテンツ特定部847は、端末検索部846から通知された通信端末5の識別情報と通信端末関連情報記憶部8504とに基づき、携帯端末4と同じエリアに位置するプロジェクタ6a及びMFP6bの識別情報を特定する。次に、出力装置・コンテンツ特定部847は、特定したプロジェクタ6aに配信された投影コンテンツを、コンテンツ配信状況記憶部8501から特定する。なお、投影コンテンツが配信されている特定したプロジェクタ6aが複数ある場合は、携帯端末4に最も近いプロジェクタ6aに配信された投影コンテンツを特定する。そして、出力装置・コンテンツ特定部847は、特定された投影コンテンツに対応する印刷コンテンツを、コンテンツ情報記憶部8502から特定する。また、出力装置・コンテンツ特定部847は、特定したMFP6bの識別情報から携帯端末4の近くに位置するMFP6bを特定する。出力装置・コンテンツ特定部847は、特定した印刷コンテンツと特定したMFP6bとを印刷要求応答部843に通知する。
印刷要求応答部843は、出力装置・コンテンツ特定部847から通知された特定した印刷コンテンツと特定したMFP6bとを、コンテンツ配信部849に通知する。また、印刷要求応答部843は、MFP6bから送信された印刷実行結果を受け付けると、印刷実行結果を含む印刷要求応答を生成し、携帯端末4に送信する。印刷要求応答には、印刷実行結果の他にMFP6bの名称及び印刷コンテンツの名称が含まれる。
コンテンツ配信部849は、印刷要求応答部843から通知された特定したMFP6bを配信先として、特定した印刷コンテンツを、送受信部841を介して配信する。
<コンテンツ出力装置(MFP)>
次に、MFP6bであるコンテンツ出力装置6の機能構成を図17により説明する。
MFP6bは、送受信部61、配信コンテンツ受付部62、印刷実行部63、印刷実行結果通知部64、記憶・読出部68及び記憶部69を有する。
記憶部69は、MFP6bの識別情報(例えばMACアドレス)やコンテンツ管理サーバ8から送信された出力対象のコンテンツ等を記憶する。
記憶・読出部68は、図12に示されるCPU601の処理によって実現され、記憶部69に各種データを記憶し、記憶部69から各種データを読み出す。
送受信部61は、CPU601の処理並びに無線LAN通信部606によって実現され、無線通信によって、コンテンツ管理サーバ8と各種データの送受信を行う。なお、送受信部61は、コンテンツ出力装置6がイーサネットカードを備え、ネットワーク893が有線LANである場合はイーサネット(登録商標)によりデータの送受信を行う。
配信コンテンツ受付部62は、コンテンツ管理サーバ8から送信されるコンテンツを、送受信部61を介して受け付けると、印刷実行部63にコンテンツの印刷の実行を要求する。
印刷実行部63は、配信コンテンツ受付部62が受け付けたコンテンツを、印刷装置632を制御し、印刷する。印刷実行部63は、コンテンツの印刷実行の結果を印刷実行結果通知部64に通知する。
印刷実行部63は、コンテンツの印刷実行結果を示す情報が含まれる印刷実行結果通知を、送受信部61を介して、コンテンツ管理サーバ8に送信する。
[動作手順]
本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1の動作手順を説明する。コンテンツ管理システム1の動作は、通信端末5の位置情報を位置情報管理サーバ9が管理するための位置情報管理動作と、コンテンツ管理サーバ8からプロジェクタ6aに配信した投影コンテンツを記憶するコンテンツ配信状況記憶動作と、携帯端末4からの印刷要求に応じてMFP6bで印刷コンテンツを印刷する印刷実行動作とに大別される。
〔位置情報管理動作〕
図25は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1が通信端末5の位置情報を管理する動作手順の一例を示すシーケンス図である。
S11:配信装置3の配信制御部20は、記憶部29から取得した位置情報をIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S12:通信端末5の受信制御部40は、周期的(例えば60秒周期)に行われる位置情報の受信処理により、配信装置3から送信される位置情報を受信する。なお、通信端末5が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。
S13:受信制御部40は、受信した位置情報を記憶部49に記憶する。
S14:通信端末5の無線通信制御部50は、記憶部59から取得した識別情報(例えば通信端末5のMACアドレス)と記憶部49に記憶した位置情報とを含む位置情報更新要求を配信装置3に送信する。位置情報更新要求は、位置情報管理サーバ9により管理される通信端末5の位置情報を新規登録又は更新するための要求である。
S15:配信装置3の無線通信制御部30の送受信部31は、位置情報更新要求をIEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を用いてゲートウェイ装置7に転送する。
S16:ゲートウェイ装置7の無線通信制御部70の送受信部71が配信装置3から送信された位置情報更新要求を受信すると、有線通信制御部80の変換部82は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を、ネットワーク892に適合するIEEE802.3規格に準拠した通信方式に変換する。
S17:有線通信制御部80の送受信部81は、位置情報管理サーバ9に位置情報更新要求を転送する。位置情報管理サーバ9の送受信部91は、ゲートウェイ装置7からの位置情報更新要求を受信する。
S18:位置情報管理サーバ9の記憶・読出部98は、記憶部99に予め記憶されている通信端末5の識別情報と、受信した位置情報更新要求に含まれる識別情報とを対応付け、位置情報記憶部991に通信端末5の位置情報を記憶する。
なお、上述したステップS11〜S18の通信端末5の位置情報の管理動作は、次に説明するコンテンツ配信状況記憶動作及び印刷実行動作とは独立して実行される。
以上の動作手順により、本発明の実施の形態のコンテンツ管理システム1は、位置情報管理サーバ6により通信端末5の位置情報を管理できる。また、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6には通信端末5が外部に取り付けられたり内蔵されたりしているため、通信端末5の位置情報を管理することにより、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6の位置情報を管理できる。
〔コンテンツ配信状況記憶動作〕
図26は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1がコンテンツの配信後のコンテンツ配信状況を記憶する動作手順の一例を示すシーケンス図である。
S21:管理者がコンテンツ管理サーバ8に対して、プロジェクタ6aに出力させる投影コンテンツを配信するためのコンテンツ配信指示を行う。具体的には、管理者が、コンテンツ管理サーバ8のキーボード831又はマウス832を操作し、配信対象とする投影コンテンツ及び配信先のプロジェクタ6aを指定する。ここで、例えば管理者は、配信対象とする投影コンテンツ名に「商品A動画」、配信先MFP6b名に「プロジェクタA」を指定している。また、「プロジェクタA」の識別情報は「000074f0229a」とする。なお、管理者によるコンテンツ配信指示は、コンテンツ管理サーバ8を直接操作するのではなく、例えば携帯端末4等の他機器から遠隔で指定してもよい。
S22:コンテンツ管理サーバ8のコンテンツ配信部849は、管理者により指定された配信対象とする投影コンテンツ(「商品A動画」)を、コンテンツデータ記憶部8505から読み出す。
S23:コンテンツ配信部849は、送受信部841を介して、管理者により指定された配信先のプロジェクタ6a(「プロジェクタA」)に、読み出した投影コンテンツ(「商品A動画」)を配信する。
S24:コンテンツ配信部849は、投影コンテンツ(「商品A動画」)を配信すると、コンテンツ配信状況記憶部8501の「コンテンツ名」に「商品A動画」、「配信先出力装置識別情報」に「プロジェクタA」の識別情報「000074f0229a」、配信日時を記憶する。
S25:投影コンテンツが配信されたプロジェクタ6a(「プロジェクタA」)は、受信した投影コンテンツ(「商品A動画」)を投影する。
以上の動作手順により、本発明の実施の形態のコンテンツ管理システム1は、コンテンツを配信する毎に、コンテンツ配信状況記憶部8501にコンテンツの配信状況を記憶する。
〔印刷実行動作〕
図27は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1が印刷要求に基づき印刷を実行する動作手順の一例を示すシーケンス図である。図27の例の初期状態では、携帯端末4、プロジェクタ6a、MFP6bに、それぞれ通信端末5a、5b、5cが取り付けられており、通信端末5a、5b、5cの位置情報は位置情報管理サーバ9によって管理されている。また、プロジェクタ6aにおいて投影コンテンツ(「商品A動画」)が出力されており(図26のステップS25)、「商品A動画」が投影されている状態である。
図27においてコンテンツ管理システム1が適用される場面は次の通りである。まず、携帯端末4を所持するユーザはプロジェクタ6aによって投影されている投影コンテンツ(「商品A動画」)を視聴している。そして、ユーザは、ユーザ(携帯端末4)の近くに位置するMFP6bを利用して、投影コンテンツに関連する印刷コンテンツ(ちらし)を印刷させようとしている。以下、図27に基づき説明する。
S31:ユーザは、携帯端末4のタッチパネル437を操作し、印刷指示アプリ450を起動させる。そして、ユーザは、印刷指示アプリ450の印刷指示画面(図18)上に表示されている「ちらし」ボタン4501を押下(タッチ)し、印刷指示を行う。携帯端末4の操作入力受付部44は、ユーザの印刷指示を受け付けると、印刷要求部445に印刷指示を通知する。
S32:印刷要求部445は、携帯端末4の識別情報を含む印刷要求を生成し、送受信部441を介し、コンテンツ管理サーバ8に印刷要求を送信する。ここで、携帯端末4の識別情報は例えば「000074f0229d」とする。
コンテンツ管理サーバ8の印刷要求受付部842は、送受信部841を介し、携帯端末4から送信される印刷要求を受け付ける。そして、印刷要求受付部842は、印刷要求に含まれる携帯端末4の識別情報(「000074f0229d」)を端末位置情報取得部844に通知する。
S33:端末位置情報取得部844は、印刷要求受付部842から通知された印刷要求に含まれる携帯端末4の識別情報(「000074f0229d」)に基づき、通信端末関連情報記憶部8504から携帯端末4に対応する(取り付けられた)通信端末5aの識別情報(通信端末識別情報)を取得する。ここで、通信端末関連情報記憶部8504に記憶される情報が例えば図23に示す情報であるとすると、携帯端末4の識別情報「000074f0229d」に対応する通信端末5aの識別情報は「002673abcd04」となる。
S34:端末位置情報取得部844は、識別情報(「002673abcd04」)を取得した通信端末5aの位置情報を取得するための通信端末位置情報取得要求を位置情報管理サーバ9に、送受信部841を介して送信する。通信端末位置情報取得要求には、通信端末5aの識別情報「002673abcd04」が含まれる。
位置情報管理サーバ9の端末位置情報応答部93は、送受信部91を介して、コンテンツ管理サーバ8からの通信端末位置情報取得要求を受け付ける。
S35:端末位置情報応答部93は、通信端末位置情報取得要求に含まれる通信端末5の識別情報(「002673abcd04」)に基づき、位置情報記憶部991から通信端末5aの位置情報を読み出す。ここで、位置情報記憶部991に記憶される情報が例えば図16に示す情報であるとすると、通信端末5aの識別情報「002673abcd01」に対応する位置情報は管理ID「4」の位置情報となる。この位置情報は図16の例より、緯度「35.50426」、経度「139.62051」、「1」階、「Y」棟となる。
S36:端末位置情報応答部93は、通信端末5の位置情報を含む通信端末位置情報取得要求応答を生成し、送受信部91を介しコンテンツ管理サーバ8に送信する。
コンテンツ管理サーバ8の端末位置情報取得部844は、送受信部841を介して通信端末5の位置情報を受信すると、受信した通信端末5aの位置情報をエリア特定部845に通知する。
S37:エリア特定部845は、端末位置情報取得部844から通知された通信端末5aの位置情報に基づき、エリア情報記憶部8503から、通信端末5aが取り付けられた携帯端末4の位置するエリアを特定する。ここで、エリア情報記憶部8503に記憶される情報が例えば図22に示す情報であるとすると、位置情報管理サーバ9から取得した通信端末5aの位置情報(緯度「35.50426」、経度「139.62051」、「1」階、「Y」棟)は、エリアID「1」に対応する「Y」棟、「1」階の南端「35.50403」、北端「35.50454」、西端「139.62003」、東端「139.62102」に囲まれた範囲内に含まれる。したがって、通信端末5aが取り付けられた携帯端末4が位置するエリアは「展示会場スペースA」(エリア名)と特定される。次に、エリア特定部845は、特定したエリアに対応する位置情報(棟、階数、東端、西端、南端、北端)を端末検索部846に通知する。
S38:端末検索部846は、携帯端末4が位置するエリア内に位置する他の通信端末5を特定するため、位置情報管理サーバ9に通信端末検索要求を送信する。通信端末検索要求には、エリア特定部845から通知されたエリアの位置情報(「Y」棟、「1」階の南端「35.50403」、北端「35.50454」、西端「139.62003」、東端「139.62102」)が含まれる。
位置情報管理サーバ9の端末検索応答部95は、送受信部91を介して、通信端末検索要求を受け付ける。
S39:端末検索応答部95は、通信端末検索要求に含まれるエリアの位置情報に基づき、位置情報記憶部991からそのエリア内に位置する通信端末5の識別情報を取得する。ここで、位置情報記憶部991に記憶される情報が例えば図16に示す情報であるとすると、エリアの位置情報(「Y」棟、「1」階の南端「35.50403」、北端「35.50454」、西端「139.62003」、東端「139.62102」)に含まれる位置情報を有する他の通信端末5の識別情報は、「002673abcd01」、「002673abcd05」、「002673abcd06」、「002673abcd07」となる。そして、端末検索応答部95は、検索した通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末検索要求応答を生成する。
S40:端末検索応答部95は、生成した通信端末検索要求応答を、送受信部91を介して、コンテンツ管理サーバ8に送信する。
コンテンツ管理サーバ8の端末検索部846は、位置情報管理サーバ9から通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末検索要求応答を受信すると、出力装置・コンテンツ特定部847に受信した通信端末5の識別情報及び位置情報を通知する。
S41:出力装置・コンテンツ特定部847は、端末検索部846から通知された通信端末5の識別情報に対応するコンテンツ出力装置6の識別情報を、通信端末関連情報記憶部8504から抽出する。ここで、通信端末関連情報記憶部8504に記憶される情報が例えば図23に示す情報であるとすると、通知された通信端末5の上記識別情報に対するコンテンツ出力装置6の識別情報及びカテゴリは、それぞれ「000074f0229a(プロジェクタ)」、「000074f0229e(MFP)」、「000074f0229f(MFP)」、「000074f022a0(プロジェクタ)」となる。出力装置・コンテンツ特定部847は、抽出したコンテンツ出力装置6の識別情報及びカテゴリとステップS40で取得した位置情報とを対応付けて、RAM823等に一時記憶する。
S42:出力装置・コンテンツ特定部847は、カテゴリがプロジェクタである抽出したコンテンツ出力装置6に配信された投影コンテンツを、コンテンツ配信状況記憶部8501に基づき特定する。この特定された投影コンテンツがプロジェクタ6aにおいて出力中の投影コンテンツである。具体的には、まず特定されたプロジェクタ6aの識別情報「000074f0229a」、「000074f022a0」の識別情報が、図20に示すコンテンツ配信状況記憶部8501に含まれているかを判定する。コンテンツ配信状況記憶部8501(図20)には、識別情報「000074f0229a」が含まれている。次に、この識別情報に対応するコンテンツ名「商品A動画」を読み出す。このコンテンツが配信された出力中の投影コンテンツとして特定される。なお、コンテンツ配信状況記憶部8501の中に、抽出されたプロジェクタ6aが複数存在する場合は、ステップS36で取得した携帯端末4の位置情報とプロジェクタ6aの位置情報とを比較し、携帯端末4に近いプロジェクタ6aに配信されたコンテンツを出力中の投影コンテンツとして特定する。また、例えば配信された年月日と判定時の年月日を比較し、両者が異なるプロジェクタ6aに配信されたコンテンツは出力中の投影コンテンツから除外してもよい。
S43:出力装置・コンテンツ特定部847は、特定した出力中の投影コンテンツに対応する印刷コンテンツを、コンテンツ情報記憶部8502から読み出す。ここで、コンテンツ情報記憶部8502に記憶される情報が例えば図21に示す情報であるとすると、出力中の投影コンテンツ名「商品A動画」に対応する印刷コンテンツ名は「商品Aちらし」となる。
S44:出力装置・コンテンツ特定部847は、ステップS41において一時記憶したカテゴリが「MFP」であるコンテンツ出力装置6(MFP6b)とその位置情報とを読み出し、ステップS36で取得した携帯端末4の位置情報と比較する。そして、出力装置・コンテンツ特定部847は、携帯端末4の位置に、より近くに位置するMFP6bを配信先として決定する。ここで、位置情報(緯度,経度)がそれぞれ、携帯端末4は(35.50426、139.62051)、識別情報「000074f0229e」のMFP6bは(35.50427,139.62052)、識別情報「000074f0229f」のMFP6bは(35.50409,139.62032)とすると、識別情報「000074f0229e」のMFP6bが携帯端末4に近くに位置している。したがって、識別情報「000074f0229e」のMFP6bが配信先として決定される。また、この識別情報を有するMFP名は、図23の通信端末関連情報記憶部8504より「MFP A」である。
出力装置・コンテンツ特定部847は、ステップS43において読み出した配信する印刷コンテンツ(「商品Aちらし」)と、配信先MFP6b(識別情報「000074f0229e」、装置名「MFP A」)とを印刷要求応答部843に通知する。
S45:印刷要求応答部843は、コンテンツ配信部849に、配信先MFP6b(「MFP A」)に印刷コンテンツ(「商品Aちらし」)の配信処理の実行要求をする。そして、コンテンツ配信部849は、送受信部841を介してMFP6bに、印刷コンテンツを配信する。
MFP6bの配信コンテンツ受付部62が送受信部61を介して印刷コンテンツ(「商品Aちらし」)を受け付けると、印刷コンテンツを印刷実行部63に通知する。
S46:印刷実行部63は、印刷コンテンツ(「商品Aちらし」)を、印刷装置632(図13)を制御し、印刷する。印刷実行部63は、印刷処理が完了すると、印刷実行結果通知部64に印刷の完了を通知する。また、印刷実行部63が、例えば印刷装置632の故障やトナー切れ、用紙切れ等のため、印刷できなかった場合は、印刷が実行できなかったことを、印刷実行結果通知部64に通知する。
S47:印刷実行結果通知部64は、印刷結果を示す情報を含む印刷実行結果通知を生成し、送受信部61を介し、コンテンツ管理サーバ8に通知する。
コンテンツ管理サーバ8の印刷要求応答部843は、印刷実行結果通知を受け付ける。
S48:印刷要求応答部843は、印刷実行結果と、配信した印刷コンテンツ(「商品Aちらし」)と、印刷コンテンツの配信先MFP6bの名称(「MFP A」)とを含む印刷要求応答を生成し、送受信部841を介して、印刷要求応答を携帯端末4に送信する。
携帯端末4の印刷要求応答受付部446は、送受信部441を介して、印刷要求応答を受け付けると、印刷要求応答に含まれるMFP名及び印刷コンテンツの名称が含まれる図19に示すような印刷結果通知画面を生成する。
S49:印刷要求応答受付部446は、表示制御部442を介して、タッチパネル437に生成した印刷結果通知画面を表示する。
以上の動作手順により、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1は、投影中の投影コンテンツに対応する印刷コンテンツを印刷させるための携帯端末4からの印刷要求に基づき、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6(プロジェクタ6a、MFP6b)の位置情報を用いて、携帯端末4の近くに位置するMFP6bに印刷コンテンツを出力させることができる。
これにより、携帯端末4のユーザは、プロジェクタ6aにより投影されている投影コンテンツに関連する印刷コンテンツを、印刷コンテンツ及び印刷先MFPの名称等を指定することなく、簡単な操作(「ちらし」ボタン4501の押下のみ)で、MFP6bを用いて印刷できる。
また、例えば携帯端末4の位置するエリア内に複数のMFP6bが存在していたとしても、近くのMFP6bを用いて印刷できる。
[フローチャート]
本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8が携帯端末4からの印刷要求を受け付けた後に実行される処理手順について、図28及び図29を用いて説明する。
図28は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8の印刷要求受付時の処理手順の一例を示すフローチャート図(その1)である。
図29は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ8の印刷要求受付時の処理手順の一例を示すフローチャート図(その2)である。
まず図28に基づき説明する。
S101:コンテンツ管理サーバ8の印刷要求受付部842は、携帯端末4から送信された携帯端末4の識別情報が含まれている印刷要求を受信する。
S102:端末位置情報取得部844は、印刷要求に含まれる携帯端末4の識別情報に基づき、通信端末関連情報記憶部8504から携帯端末4に対応する(取り付けられた)通信端末5の識別情報(通信端末識別情報)を取得する。
S103:端末位置情報取得部844は、通信端末5の識別情報を含む通信端末位置情報取得要求を位置情報管理サーバ9に送信し、位置情報管理サーバ9から通信端末5の位置情報を取得する。
S104:エリア特定部845は、取得した通信端末5の位置情報に基づき、エリア情報記憶部8503から、通信端末5が取り付けられた携帯端末4の位置するエリアを特定する。
S105:端末検索部846は、位置情報管理サーバ9に携帯端末4の位置するエリアの位置情報を含む通信端末検索要求を送信し、コンテンツ出力装置6が位置するエリア内に存在する他の通信端末5を検索する。位置情報管理サーバ9からの通信端末検索要求応答には、通信端末5の識別情報及び位置情報が含まれている。
S106:出力装置・コンテンツ特定部847は、ステップS105において検索された通信端末5の識別情報に対応するコンテンツ出力装置6の識別情報を、通信端末関連情報記憶部8504に基づき抽出する。このとき、コンテンツ出力装置6のうちプロジェクタ6aとMFP6bとを分類し、識別情報を一時記憶する。
S107:出力装置・コンテンツ特定部847は、抽出したプロジェクタ6aにコンテンツが配信されているか否かをコンテンツ配信状況記憶部8501に基づき判定する。この判定は、具体的にプロジェクタ6aの識別情報がコンテンツ配信状況記憶部8501に含まれているかが判定される。ここで、抽出したプロジェクタ6aにコンテンツが配信されていないと判定された場合(NO)、図29に示す「B」の処理が実行される。一方、抽出したプロジェクタ6aにコンテンツが配信されていると判定された場合(YES)、ステップS108の処理が実行される。
S108:配信されたコンテンツの年月日が、現時点の年月日と一致しているか否かが判定される。この判定は、具体的に、コンテンツ配信状況記憶部8501に含まれている「配信年月日」が、判定処理時点の年月日と一致するか否かが判定される。ここで、コンテンツの配信日と現在日とが異なる場合は、現在プロジェクタ6aで投影されているコンテンツが、コンテンツ管理サーバ8において記憶(管理)しているコンテンツと異なっている可能性がある。そのため、両者の日付が異なる場合は、印刷処理を実行しないようにする。なお、このステップS108の判定処理において、日時分秒まで比較し、現在時刻と配信時刻との差が所定の時間(例えば30分間)内であるか否かを判定してもよい。なお、ステップS108の判定処理は本発明の実施の形態のコンテンツ管理システム1において任意の処理であり、ステップS108の処理を行わないようにしてもよい。ここで、コンテンツの配信日と現在日とが異なると判定された場合(NO)、図29に示す「B」の処理が実行される。一方、コンテンツの配信日と現在日とが同じである場合(YES)、ステップS109の処理が実行される。
S109:出力装置・コンテンツ特定部847は、コンテンツの配信日と現在日が一致しているプロジェクタ6aが複数あるか否かを判定する。ここで、プロジェクタ6aが複数ある場合(YES)、ステップS110の処理が実行される。一方、プロジェクタ6aが複数ない場合(NO)、ステップS111の処理が実行される。
S110:出力装置・コンテンツ特定部847は、複数のプロジェクタ6aのうち携帯端末4のより近くに位置するプロジェクタ6aを、投影コンテンツが出力されているプロジェクタ6aとして特定する。次に、ステップS112の処理が実行される。
S111:出力装置・コンテンツ特定部847は、抽出したプロジェクタ6aを、投影コンテンツが出力されているプロジェクタ6aとして特定する。次に、ステップS112の処理が実行される。
S112:ステップS110又はS111において特定されたプロジェクタ6aに出力されている投影コンテンツを、コンテンツ配信状況記憶部8501から読み出す。次に、図29に示す「A」以降の処理が実行される。
図29に基づき続きの処理を説明する。
S113:出力装置・コンテンツ特定部847は、読み出した投影コンテンツに対応する印刷コンテンツをコンテンツ情報記憶部8502から読み出す。
S114:出力装置・コンテンツ特定部847は、ステップS106において抽出したMFP6bが複数あるか否かを判定する。ここで、MFP6bが複数ある場合(YES)、ステップS115の処理が実行される。一方、MFP6bが複数ない場合(NO)、ステップS116の処理が実行される。
S115:出力装置・コンテンツ特定部847は、複数のMFP6bのうち携帯端末4のより近くに位置するMFP6bを、印刷コンテンツの配信先のMFP6bとして決定する。次に、ステップS117の処理が実行される。
S116:出力装置・コンテンツ特定部847は、抽出したMFP6bを、印刷コンテンツの配信先のMFP6bとして決定する。次に、ステップS117の処理が実行される。
S117:コンテンツ配信部849は、決定した配信先MFP6bに、ステップS113において読み出した印刷コンテンツを配信する。印刷コンテンツの配信後、MFP6bにおいて印刷コンテンツの印刷処理が実行される。
S118:印刷要求応答部843は、配信先MFP6bから送信された印刷が実行されたか否かを示す印刷実行結果通知を受信する。
S119:図28に示すステップS107若しくはS108においてNOの場合又はステップS118の処理の終了後、印刷要求応答部843は、携帯端末4に送信する印刷要求応答を生成する。印刷要求応答には、印刷が実行されたか否かを示す印刷結果と、印刷コンテンツ名及び印刷コンテンツが配信されたMFP6bの名称が含まれる。また、ステップS107又はS108においてNOの場合、すなわち携帯端末4の位置するエリアに投影コンテンツが配信されたプロジェクタ6aが不明でありMFP6bで印刷する印刷コンテンツを特定できなかった場合、プロジェクタ6a又はコンテンツが特定できなかったことを示す情報を含む印刷要求応答を生成する。
S120:印刷要求応答部843は、携帯端末4に生成した印刷要求応答を送信する。
上述した図28及び図29に示す処理手順により、本発明の実施の形態のコンテンツ管理システム1は、携帯端末4及びコンテンツ出力装置6の位置情報を用いて、印刷コンテンツ及び印刷を実行させるMFP6bを特定し、印刷を実行できる。
《変形例》
本発明の実施の形態の変形例におけるコンテンツ管理システム1は、配信先のMFP6bにおいて配信した印刷コンテンツが印刷されなかった場合、他のMFP6bを再選択し、印刷コンテンツの印刷を実行させる。
図30は、本発明の実施の形態の変形例におけるコンテンツ管理サーバ8の印刷要求受付時の処理手順の一例を示すフローチャート図である。なお、図30において、図29に示す処理と同じ処理については、同一ステップ番号を付与しており、これらの詳細な説明は省略する。また、図30に示すステップS113以前に実行される処理は、図28のフローチャート図に示される処理手順と同じである。変形例と本発明の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図30に示されるように、変形例では、投影コンテンツに対応する印刷コンテンツの読出し処理(S113)が終了すると、抽出したMFP6bのうち印刷コンテンツを配信していないMFP6bが存在するか否かが判定される(S113a)。次に、印刷コンテンツが未配信のMFP6bが存在する場合(S113aにおいてYES)、未配信のMFP6bのうち携帯端末4のより近くに位置するMFP6bを、印刷コンテンツの配信先MFP6bとして決定する(S115a)。なお、未配信のMFPがない場合(ステップS113aにおいてNO)、印刷コンテンツを印刷できなかったことを示す情報を含む印刷要求応答が生成される(S119)。
また、配信先MFP6bからの印刷実行結果通知を受信すると(S118)、印刷実行結果通知に含まれる印刷実行結果を参照し、配信先MFP6bで印刷処理が完了されたか否かを判定する(S118a)。ここで、配信先MFP6bにおいて印刷処理が完了していないと判定された場合(S118aにおいてNO)、ステップS113aの処理が実行され、未配信のMFP6bが存在していれば、再度印刷コンテンツを未配信のMFP6bに送信する。
以上の処理手順により、本発明の実施の形態の変形例のコンテンツ管理システム1は、MFP6bにおいて印刷処理が実行できなかった場合、印刷コンテンツの配信先を他のMFP6bに変更して印刷処理を実行できる。
これにより、ユーザはあるMFP6bがトナー切れや用紙切れ、印刷装置632の故障等により、印刷コンテンツを印刷できない場合においても、ユーザがMFP6bの機器常態の把握や用紙の補充等をすることなく、他のMFP6bを用いて印刷できる。
《その他の変形例》
なお、本発明の実施の形態において、コンテンツ出力装置6の一例であるプロジェクタ6aで投影されている投影コンテンツに対応する印刷コンテンツを、コンテンツ出力装置6の一例であるMFP6bで印刷する例を示したが、コンテンツ出力装置6として適用される装置、装置の組合せ及びコンテンツの種別はこれに限らない。本発明の実施の形態のコンテンツ管理システム1によれば、例えば、MFP6bで印刷された印刷コンテンツに対応する投影コンテンツを、プロジェクタ6aに配信し投影することもできる。
なお、本発明の実施の形態において、印刷要求を行う機器を携帯端末4としたが、印刷要求を行う機器は携帯端末4に限らず、印刷指示アプリ450がインストールされる機器であれば、例えばデスクトップPCやコンテンツ出力装置6(プロジェクタ等の表示装置やMFP等の画像形成装置)であってもコンテンツ管理システム1の機能は動作される。
なお、本発明の実施の形態において、位置情報管理サーバ9とコンテンツ管理サーバ8とを異なる装置としたが、例えばコンテンツ管理サーバ8が、位置情報管理サーバ9が備える通信端末5の位置情報を管理する機能(図14参照)を有してもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 コンテンツ管理システム
3 配信装置
4 携帯端末
445 印刷要求部
446 印刷要求応答部
450 印刷指示アプリ
5 通信端末
6 コンテンツ出力装置
6a プロジェクタ
6b MFP
62 配信コンテンツ受付部
63 印刷実行部
64 印刷実行結果通知部
7 ゲートウェイ装置
8 コンテンツ管理サーバ
842 印刷要求受付部
843 印刷要求応答部
844 端末位置情報取得部
845 エリア特定部
846 端末検索部
847 出力装置・コンテンツ特定部
849 コンテンツ配信部
8501 コンテンツ配信状況記憶部
8502 コンテンツ情報記憶部
8503 エリア情報記憶部
8504 通信端末関連情報記憶部
8505 コンテンツデータ記憶部
9 位置情報管理サーバ
93 端末位置情報応答部
95 端末検索応答部
991 位置情報記憶部
特開2009−87237号公報

Claims (10)

  1. 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた携帯端末及びコンテンツ出力装置と接続するコンテンツ管理サーバであって、
    前記携帯端末からコンテンツの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段と、
    前記印刷要求受付手段が受け付けた前記印刷要求に基づき、該携帯端末の近くに位置する第1のコンテンツ出力装置により出力される第1のコンテンツに対応する第2のコンテンツを、前記携帯端末の近くに位置する第2のコンテンツ出力装置に配信するコンテンツ配信手段とを有するコンテンツ管理サーバ。
  2. 前記印刷要求は、前記携帯端末を一意に識別する識別情報を含み、
    前記携帯端末の前記識別情報に基づき、該携帯端末の位置情報を取得する端末位置情報取得手段と、
    取得した該携帯端末の位置情報に基づき、該携帯端末の近くに位置する前記コンテンツ出力装置を検索する出力装置検索手段を有する請求項1記載のコンテンツ管理サーバ。
  3. 当該コンテンツ管理サーバから前記第1のコンテンツ出力装置に配信された前記第1のコンテンツの配信状況を記憶するコンテンツ配信状況記憶手段と、
    前記コンテンツ配信状況記憶手段から前記携帯端末の近くに位置する前記第1のコンテンツ出力装置に配信された前記第1のコンテンツを特定するコンテンツ特定手段とを有する請求項1又は2記載のコンテンツ管理サーバ。
  4. 前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツとを対応付けて記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    前記コンテンツ情報記憶手段から前記第1のコンテンツに対応する前記第2のコンテンツを読み出すコンテンツ読出し手段とを有する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。
  5. 前記コンテンツ配信手段により配信された前記第2のコンテンツの前記第2のコンテンツ出力装置における印刷実行結果を含む印刷要求応答を、前記印刷要求を行った前記携帯端末に送信する印刷要求応答手段を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。
  6. 前記コンテンツ配信手段は、
    前記印刷実行結果が、前記第2のコンテンツ出力装置において前記第2のコンテンツが印刷されなかったことを示す結果である場合、該第2のコンテンツ出力装置と異なる第2のコンテンツ出力装置に前記第2のコンテンツを配信する請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。
  7. 前記第1のコンテンツ出力装置は、表示装置であり、
    前記第2のコンテンツ出力装置は、画像形成装置である請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコンテンツ管理サーバ。
  8. 前記通信端末の前記位置情報は、該通信端末に最も近い、自機が設置された位置に対応する位置情報を配信する配信装置から地上補完信号を用いて配信された位置情報である請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコンテンツ管理システム。
  9. 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた携帯端末及びコンテンツ出力装置と接続するコンテンツ管理サーバにおいて実行されるコンテンツ管理プログラムであって、
    前記コンテンツ管理サーバを、
    前記携帯端末からコンテンツの印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段、
    前記印刷要求受付手段が受け付けた前記印刷要求に基づき、該携帯端末の近くに位置する第1のコンテンツ出力装置により出力される第1のコンテンツに対応する第2のコンテンツを、前記携帯端末の近くに位置する第2のコンテンツ出力装置に配信するコンテンツ配信手段として機能させるコンテンツ管理プログラム。
  10. 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた携帯端末及びコンテンツ出力装置と、該携帯端末及び該コンテンツ出力装置に接続するコンテンツ管理サーバとを有するコンテンツ管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記コンテンツ管理サーバにコンテンツの印刷要求をする印刷要求手段を有し、
    前記コンテンツ管理サーバは、
    前記携帯端末からの前記印刷要求を受け付ける印刷要求受付手段と、
    前記印刷要求受付手段が受け付けた前記印刷要求に基づき、該携帯端末の近くに位置する第1のコンテンツ出力装置により出力される第1のコンテンツに対応する第2のコンテンツを、前記携帯端末の近くに位置する第2のコンテンツ出力装置に配信するコンテンツ配信手段とを有するコンテンツ管理システム。
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