JP2014178170A - 案内情報提供装置および案内情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】駅、空港、ショッピングモール、デパートなどの大規模な種々の施設内の案内を、各ユーザーに応じて的確に行う。
【解決手段】詳細レイアウトDB104が、施設内の何処に何があるのかを示すレイアウト情報を管理する。通信I/F102及び制御部102により取得した当該施設へのユーザーの来訪目的と個人属性とに基づいて、リコメンド情報特定部107が詳細レイアウトDB104で管理されているレイアウト情報を参照し、当該施設内の案内すべき場所を特定する。特定した当該施設内の案内すべき場所を案内するための情報を、リコメンド情報形成部108が形成してユーザーに提供する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、駅、空港、ショッピングモール、デパートなどの大規模施設内に関する案内を行う装置及び方法に関する。
後に記す特許文献1〜4には、大規模施設内の目的地にユーザーを案内する技術が開示されている。これら特許文献1〜4に記載の発明は、目的地を指示することにより、その指示した目的地にユーザーを案内することを実現している。また、後に記す特許文献5には、ショッピングモール等に配置されたデジタルサイネージで広告されている店舗への案内情報を、当該デジタルサイネージから携帯情報端末装置に提供して、当該携帯情報端末装置のユーザーを案内する技術が開示されている。また、特許文献6、7には、行動目的や利用目的に応じて、空港内の案内を行う技術が開示されている。
特開2010−286271号公報 特開2010−266156号公報 特開2008−033043号公報 特開2004−144695号公報 特開2012−108801号公報 特開2011−085580号公報 特開2000−035997号公報
上述した特許文献1〜4に記載の技術の場合、施設内の目的地を直接的に、または、間接的に指示しなければならない。このため、大規模な施設になればなるほど目的地を特定して指示することは難しいし、また、間接的に種々の情報を利用して目的地を特定する場合であっても、その間接的な情報の入力に手間が掛かる場合もあり、却って面倒である。また、上述した特許文献5に記載の技術の場合、デジタルサイネージを通じて広告を行っている店舗等には案内できるが、デジタルサイネージを通じて広告を行っていない店舗への案内は当然ながら行えない。
また、特許文献6、7に記載の発明の場合、案内対象の施設は空港に限定されており、行動目的や利用目的は、搭乗か、見送りか、出迎えか、見物かといったものに絞られる。しかし、大規模な施設には、空港の他にも、ターミナル駅、ショッピングモールやデパートなどの大規模商業施設など種々の施設が存在し、それら種々の施設ごとに、ユーザーの来訪目的は様々である。また、性別、年齢、趣味などの個人属性が異なれば、ユーザーの来訪目的も様々に異なるものと考えられる。
このため、ユーザーに多大な負荷を負わせること無く、ユーザーの来訪目的や個人属性に応じて、大規模施設内で案内すべき場所を特定し、その特定した場所へスマートに案内できるようにすることが望まれている。
以上のことに鑑み、この発明は、例えば、駅、空港、ショッピングモール、デパートなどの種々の大規模施設内に関する案内を、各ユーザーに応じて的確に行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の案内情報提供装置は、
施設内の何処に何があるのかを示すレイアウト情報を管理するレイアウト管理手段と、
ユーザーが来訪した施設内のユーザーの現在位置を特定する現在位置特定手段と、
ユーザーの来訪目的を取得する来訪目的取得手段と、
ユーザーの個人属性を取得する個人属性取得手段と、
取得した前記来訪目的と前記個人属性とに基づいて前記レイアウト情報を参照し、当該施設内の案内すべき場所を特定する特定手段と、
ユーザーの現在位置を考慮して、特定した案内すべき場所を案内するための情報を形成し、これをユーザーに提供する案内情報提供手段と
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の案内情報提供装置によれば、レイアウト管理手段が、施設内の何処に何があるのかを示すレイアウト情報を管理する。来訪目的取得手段により取得した当該施設へのユーザーの来訪目的と、個人属性取得手段により取得したユーザーの個人属性とに基づいて、特定手段がレイアウト管理手段で管理されているレイアウト情報を参照し、当該施設内の案内すべき場所を特定する。そして、特定した当該施設内の案内すべき場所を案内するための情報を、案内情報提供手段が形成してユーザーに提供する。
これにより、ユーザーがいちいち目的とする場所を指示することなく、自己の来訪目的と個人属性に応じて、施設内の当該ユーザーにとって最適な場所を特定し、この特定した場所に当該ユーザーを案内できる。
この発明は、例えば、駅、空港、ショッピングモール、デパートなどの種々の大規模施設内に関する案内を、ユーザーに大きな負荷を負わせること無く、各ユーザーに応じて的確に行うことができる。
この発明の案内情報提供装置の全体構成を説明するための図である。 サーバー装置1の構成例を説明するためのブロック図である。 大規模商業施設である例えば商業施設の1階のレイアウトの例を示す図である。 詳細レイアウトDB104の格納データの概要を説明するための図である。 関連情報DB105の格納データの一例を説明するための図である。 携帯電話端末4の構成例を説明するためのブロック図である。 サーバー装置1で行われる処理を説明するためのフローチャートである。 携帯電話端末4において、施設内案内アプリが実行された場合に行われる処理を説明するためのフローチャートである。 図8に続くフローチャートである。 施設内案内アプリが実行された場合に携帯電話端末4の表示部408に表示される表示画面の例を説明するための図である。 施設内案内アプリが実行された場合に携帯電話端末4の表示部408に表示される表示画面の例を説明するための図である。
以下、図を参照しながら、この発明の装置、方法の一実施の形態について説明する。この発明の案内情報提供装置は、種々の大規模施設の主に屋内の案内を可能にするものである。そして、この発明の案内情報提供装置は、大規模施設のレイアウト情報を保持する携帯通信端末によって、いわゆるスタンドアロン型の装置として実現できる。しかし、携帯通信端末の負荷を大きくすることなく、種々の大規模施設にも対応可能にするため、以下においては、ネットワークを通じて接続されるサーバー装置と携帯通信端末とにより、この発明の案内情報提供装置を実現する場合を中心に説明する。
なお、サーバー装置と携帯通信端末とにより案内情報提供装置を構成する場合、携帯通信端末としては、スマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話端末やタブレットPC(PCはパーソナルコンピュータの略称。)などの種々のものを利用できる。しかし、以下に説明する実施の形態では、近年、広く普及してきているスマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話端末を用いる場合を例にして説明する。
[実施の形態の案内情報提供装置の全体構成]
図1は、この実施の形態の案内情報提供装置の全体構成を説明するための図である。この実施の形態の案内情報提供装置は、施設内情報提供サーバー装置(以下、単にサーバー装置という。)1と、高機能携帯電話端末(以下、単に携帯電話端末という。)4(1)、4(2)、…とが、ネットワーク2を通じて接続されて構成される。
サーバー装置1は、駅、空港、ショッピングモール、ショッピングセンター、デパートなどの種々の大規模施設のレイアウト情報等を記憶保持する。レイアウト情報は、大規模施設内の何処にどのような個別施設があるのか、また、それらの個別施設はどのようなものか(個別施設の属性)などを正確に把握できるものである。ネットワーク2は、主にインターネットであるが、携帯電話端末4等のユーザー端末装置からインターネットまでを接続する、携帯電話網や種々のLAN(Local Area Network)等を含む。この実施の形態においてネットワーク2は、図1に示すように、大規模施設内に設置された例えばWi−Fi(Wireless Fidelity)規格のアクセスポイント(以下、APと略称する。)3(1)、3(2)、3(3)、…を含む無線LANを含んでいる。
携帯電話端末4(1)、4(2)、…は、上述もしたように比較的に大きな表示画面を備えたいわゆるスマートフォンと呼ばれるものであり、携帯電話網を通じての通信に加えて、Wi−Fi規格の通信機能をも備えている。そして、携帯電話端末4(1)、4(2)、…のそれぞれは、自機が接続可能なAP3(1)、3(2)、…等を通じて、ネットワーク2に接続し、サーバー装置1との間でデータの送受を行える。また、携帯電話端末4(1)、4(2)、…のそれぞれは、接続可能なAPか否かを問わず、近隣のAPとの間で通信を行ってそのAPの識別情報であるSSID(Service Set Identifier)や受信電界強度を検出できる。
そして、サーバー装置1で記憶保持されるレイアウト情報では、大規模施設ごとに各大規模施設に設置された各APのSSIDをも管理している。これにより、SSIDから特定されるAPが設置された大規模施設を特定できる。また、種々の大規模施設のレイアウト情報には、各大規模施設内の各位置において、どのAPからの送信信号を、どの位の受信電界強度で受信できるかを示す情報も含まれる。ここで、各大規模施設内の各位置は、各大規模施設において、例えば所定位置を基準にして一意に定められる複数の位置(座標位置)を意味する。
そして、各位置において、どのAPからの送信信号を、どの位の受信電界強度で受信できるかを示す情報は、事前の実地調査(実地測定)により取得され、レイアウト情報の一部として組み込まれている。したがって、各位置において、複数のAPからの送信信号を受信できる場合には、それら複数の信号のそれぞれごとに、SSIDと受信電界強度とが把握され、管理される。この大規模施設の各位置における受信信号の送信元を示すSSIDと受信信号の受信電界強度とは、1以上の受信信号のそれぞれの送信元を示すSSIDと受信電界とを送信してくる携帯電話端末4(1)、4(2)、…の現在位置の特定に用いられる。
そして、大規模施設を訪れた(大規模施設に立寄った)ユーザーが携帯電話端末4(1)を所持していたとする。この場合、携帯電話端末4(1)において、詳しくは後述する案内情報の提供を受けるための所定のアプリケーションソフトウェア(以下、施設内案内アプリという。)を実行する。すると、携帯電話端末4(1)は、1以上の受信信号のそれぞれから送信元のAPのSSIDと受信電界強度とを検出し、これらをネットワーク2を通じてサーバー装置1に送信する。
サーバー装置1においては、携帯電話端末4(1)から送信されて来るAPのSSIDから、そのAPが設置されている大規模施設を特定する。次に、サーバー装置1においては、携帯電話端末4(1)からの1以上の受信信号から検出したSSID及び受信電界強度と、レイアウト情報に含まれるSSID及び受信電界強度に基づき、携帯電話端末4(1)の現在位置を特定する。すなわち、携帯電話端末4(1)を所持するユーザーは、どの大規模施設を訪れ、その大規模施設の何処にいるのかを特定できる。
さらに、携帯電話端末4(1)を所持するユーザーが当該大規模施設を訪れた目的(来訪目的)と当該ユーザーの個人属性(性別、年齢、趣味など)を、携帯電話端末4(1)からネットワーク2を通じてサーバー装置1に送信する。サーバー装置1は、携帯電話端末4(1)からの来訪目的と個人属性とに基づいて、レイアウト情報を参照し、当該ユーザーを案内すべき当該施設内の最適な場所を特定する。そして、ユーザーの現在位置から特定した場所へ案内する情報を形成し、これを携帯電話端末4(1)に送信し、携帯電話端末4(1)を通じてユーザーに提供する。
これにより、携帯電話端末4(1)を所持するユーザーは、従来のように、大規模施設のレイアウトが記載された案内看板を参照し、自分が行きたい場所を確認して、その場所に向うといった対応を取る必要がなくなる。すなわち、大規模施設を訪れたユーザーは、自己の所持する携帯電話端末を通じて、必要な情報の提供を受けることができる。換言すれば、サーバー装置1と携帯電話端末4(1)により、リコメンド型施設内ナビゲーションシステムとしての案内情報提供装置を実現し、携帯電話端末のユーザーが欲する情報をほぼ自動的に配信できる。
なお、ここでは、大規模施設を訪れたユーザーに適した場所を特定し、案内する場合を説明したが、これに限るものではない。例えば、案内すべき場所に関する種々の情報を特定し、これを提供できる。例えば、ユーザーが訪れた大規模施設が、商業施設で、目的がバーゲンである場合に、バーゲンを行っている店舗への案内を行うほか、記念品の引き換え券が必要な場合にはその配布場所を案内したり、バーゲンを行う時間や販売する商品の販売数量を案内したりすることもできる。
また、大規模施設が空港である場合、来訪目的が飛行機への搭乗であれば、チケットカウンターや搭乗口に案内する情報を提供すると共に、搭乗便運行状況を案内することもできる。また、例えば、東京スカイツリーなどのような大規模施設に、見物(見学)を目的として来訪したユーザーに対しては、入口を案内すると共に、例えば混雑統計から特定される入場までにかかる待ち時間を提供するなどのことも可能である。
以下に、この実施の形態の案内情報提供装置を構成するサーバー装置1と携帯電話端末4(1)、4(2)、…の具体的な構成例について説明する。なお、図1においては、2つの携帯電話端末4(1)、4(2)しか示していないが、実際には多数のユーザーの多数の携帯電話端末が、ネットワーク2を通じてサーバー装置1と接続され、多数の案内情報提供装置が構成される。そして、携帯電話端末4(1)、4(2)、…のそれぞれは、基本的な構成は同様のものであるので、以下においては、携帯電話端末4(1)、4(2)、…を総称して携帯電話端末4という。また、AP3(1)、3(2)、…についても、特に区別して示す場合を除き、AP3と記載する。
[施設内情報提供サーバー装置1の構成例]
図2は、この実施の形態のサーバー装置1の構成例を説明するためのブロック図である。図2に示すサーバー装置1において、通信I/F101は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換してネットワーク2に送出したりする。
制御部102は、サーバー装置1の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access Memory)がCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部102は、種々のアプリケーションを実行するアプリケーション実行部としても機能する。記憶装置103は、記録媒体としてハードディスクを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等のハードディスクへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。
詳細レイアウトDB104、関連情報DB105のそれぞれは、ハードディスクなどの大容量記録媒体に形成され、所定のデータを記憶保持する。ここで、文字「DB」は、データベースの略称である。
詳細レイアウトDB104は、各大規模施設のレイアウト情報を大規模施設ごとに保持する。なお、大規模施設が複数階からなるものである場合には、大規模施設ごとであって、階数ごとにレイアウト情報を記憶保持する。図3は、大規模商業施設である例えば商業施設の1階のレイアウトの例を示す図である。また、図4は、詳細レイアウトDB104の格納データの概要を説明するための図である。
図3に示したレイアウトの例では、図3の左側と右側と下側に出入口が存在する。そして、図3の左側から見ていくと、図3の下側には自転車売り場、サービスカウンタ、洋菓子、和菓子売り場、出入口、お酒売り場、ガーデニング用品売り場、エレベータとトイレと催事スペース、100円ショップ、階段があることが示されている。また、図3の左側から見ていくと、図3の上側には薬局、服飾売り場、アクセサリー売り場、エスカレータ、書籍売り場、スポーツ用品売り場、ゴルフ用品売り場があることが示されている。このような、レイアウトを実際に書き表すことができるようにするラスターデータ、ベクトルデータ、文字データなどが、大規模施設ごとであって階数ごとに詳細レイアウトDB104に記憶保持される。
また、当該商業施設の1階に、図3において黒丸印で示した位置にWi−Fi方式のAP3(1)、3(2)、…、3(12)が設置されている場合を考える。このように設置されている全てのAP3のSSIDが詳細レイアウトDB104で管理される。また、レイアウト内に各AP3からの送信信号の計測を行う複数の計測位置を定める。そして、それらの複数の計測位置において、どのAP3からの送信信号を、どの位の受信電界強度で受信したかを計測し、その計測結果を示す情報が、大規模施設ごとであって階数ごとに、詳細レイアウト情報DB104に格納する。
ここで、複数の計測位置は、例えば、図3において点線で示すように、各フロアのレイアウト内を、X軸方向に複数個に分割する線とY軸方向にも複数個に分割する線とを引き、各線の交点となる位置を計測位置とする。そして、各計測位置は、図3に示したレイアウトの左上端部を原点OとするX−Y座標系の座標位置として特定できる。そして、各計測位置で実際に各APからの送信信号を受信し、どのAPからの送信信号をどの位の受信電界強度で受信できたかの実測値を、大規模施設ごとであって、階数ごとに、詳細レイアウトDB104に格納する。すなわち、Wi−FiのAPなどの情報がマッピングされている。なお、ここで説明した複数の計測位置の設定方法は一例であり、その他の種々の方法を用いて、複数の計測位置を設定してもよい。
そして、具体的に詳細レイアウトDB104の格納データは、図4に示すように、施設コードと名称により特定される大規模施設ごとに、当該大規模施設に設置されている複数のAP3それぞれのSSID情報が記憶保持される。もちろん、大規模施設ごとであって各階ごとに、設置されている複数のAP3それぞれのSSID情報を管理することもできる。また、例えば図3に示したように形成される大規模施設のレイアウト図を作図するためのベクトルデータ、ラスターデータ、名称等の文字データ等からなるレイアウトデータが、大規模施設ごとであって各階ごとに詳細レイアウトDB104に記憶保持される。この他にも、大規模施設内に設けられる個別施設である各売り場等の属性情報を各売り場等に関連付けて記憶保持している。
さらに、詳細レイアウトDB104には、上述した複数の計測位置ごとに、どのAP3からの送信信号が、どの位の受信電界強度で受信できたかを示す情報が、大規模施設ごとであって各階ごとに記憶保持される。各計測位置では、通常、複数の異なるAPからの送信信号を受信できるので、受信できた複数の送信信号のそれぞれを送信しているAPのSSIDと受信電界強度とが、各計測位置に対応付けられて記憶保持される。なお、図4では、「(x1、y1)」が測定位置に対応する座標位置を、「AP3(1)」、「AP3(2)」、…等が、受信した信号の送信元のAP3のSSIDを、また、「aaa」、「bbb」が、受信した信号の受信電界強度に対応している。
関連情報DB105は、各大規模施設に設けられた個別施設に関する情報やその大規模施設自体に関する情報などが格納される。図5は、関連情報DB105の格納データの一例を説明するための図である。図5に示すように、関連情報DB105には、大規模施設ごと、各階ごと、個別施設コードで識別される個別施設ごとに、案内情報が格納される。図5に示した例では、施設コードが「0001」で特定される大規模施設の「○○ショッピングモール」の1階に設けられている、個別施設コードが「001」である「○○薬局」についての案内情報が格納されている場合を示している。図5に示した例では、当該「○○薬局」では、現在、「カゼ薬セール中で、ポイントが3倍になる」との案内情報が格納されている場合を示している。
なお、図5に示した例は一例であり、例えば、大規模施設が空港である場合には、当該大規模施設の情報として、搭乗便運行情報が関連情報DB105に用意される。もちろん、ここ説明した内容は、一例であり、大規模施設内に設けられた個別施設に関する種々の情報や大規模施設自体に関する種々の情報を関連情報DB105で管理できる。
現在位置特定部106は、大規模施設を訪れたユーザーの携帯電話端末4から提供される当該携帯電話端末4が受信した1以上のAP3からの送信信号のそれぞれのSSIDと受信電界強度とから、当該携帯電話端末4の当該大規模施設内での現在位置を特定する。具体的に現在位置特定部106は、まず、携帯電話端末4からのSSIDに基づいて、詳細レイアウトDB104の設置APのSSID情報を参照し、当該携帯電話端末4は、どの大規模施設に来ているのかを特定する。
次に、現在位置特定部106は、携帯電話端末4からの1以上のSSIDと対応する受信電界強度と、詳細レイアウトDB104の計測位置ごとのSSIDと受信電界強度とに基づいて、当該大規模施設内の当該携帯電話端末4の現在位置を特定する。このような現在位置の特定方法は、Wi−Fiのアクセスポイント情報から施設内、店舗内の自己位置を特定する技術として既に確率されている技術を用いることができる。
リコメンド情報特定部107は、大規模施設に来たユーザーの携帯電話端末4から提供される、当該ユーザーの当該大規模施設への来訪目的と当該ユーザーの個人属性とに基づいて、ユーザーに提供すべきリ情報(リコメンド情報)を特定する。ユーザーの大規模施設への来訪目的は、後述もするが、例えば、トイレ、授乳、買い物、バーゲン、暇つぶし、飲食などであり、個人属性は、ユーザーの性別、年齢、趣味、食べ物の好みなどのユーザー個人に関する種々の情報である。
そして、リコメンド情報特定部107は、例えば、来訪目的が「トイレ」であり、ユーザーの個人属性が「男性」である場合には、現在位置から一番近い「男性用トイレ」への経路を案内する情報をリコメンド情報として特定する。なお、当該大規模施設の各所に設置された監視カメラからの情報に基づいて、当該大規模施設内の個別施設の混雑状況をリアルタイムに例えば詳細レイアウトDB104、あるいは、関連情報DB105で管理可能であるとする。この場合、リコメンド情報特定部107は、案内すべき場所の混雑状況を考慮し、例えば、最寄りの男性用トイレが混在している場合には、比較的に空いている男性用トイレを案内先とすることも可能である。
また、リコメンド情報特定部107は、来訪目的が「買い物」である場合、さらに目的とする商品に関する情報を、携帯電話端末4を通じて得て、当該「商品」を販売している店舗を特定し、当該店舗への経路を案内する情報をリコメンド情報として特定する。また、その店舗に関する情報を関連情報DB105から取得する処理なども行う。
リコメンド情報形成部108は、リコメンド情報特定部107によって特定されたリコメンド情報から、実際に携帯電話端末4に提供する形式のリコメンド情報を形成し、これを通信I/F101を通じて、要求元の携帯電話端末4に提供する。例えば、特定したリコメンド情報が、現在位置から一番近い「男性用トイレ」への経路を案内する情報であるとする。この場合、リコメンド情報形成部108は、詳細レイアウトDB104のレイアウトデータを利用し、現在位置から最寄りの「男性用トイレ」へ案内するための表示画像を形成して、これを要求元の携帯電話端末4に提供する。
このように、リコメンド情報特定部107とリコメンド情報形成部108とは協働して動作する。リコメンド情報特定部107とリコメンド情報形成部108とは、詳細レイアウトDB104や関連情報DB105の情報を用い、大規模施設を訪れたユーザーに対して提供すべき情報を特定し、これをできるだけ見易い態様にして提供する機能を実現する。
そして、ユーザーが来た大規模施設が商業施設である場合における提供する情報には、以下のようなものがある。例えば、上述もしたように、来訪目的が「トイレ」の場合、ユーザーの男女の属性から最寄りのトイレを案内表示する。換言すれば、現在位置から最寄りのトイレまでの経路案内のための表示を行う。この場合、監視カメラの映像の提供をリアルタイムに受けることにより、当該映像からトイレの個室のドアが全て閉じている場合には、そのトイレは案内せず、個室が空いているトイレを案内するといったことができる。
また、来訪目的が「買い物」である場合には、さらに、「目的とする商品は何か」を、携帯電話端末4を通じてユーザーに問い合わせ、これに応じた売り場案内や売り場内の位置案内(経路案内)を行える。なお、売り場内の位置案内を行う場合には、図3に示したような各フロア(各階)のレイアウト情報の他に各売り場内のレイアウト情報も記憶保持しておく必要がある。また、来訪目的が「買い物」で、目的とする商品が「セーター」であり、個人属性が「女性」である場合には、「女性物のセーター」売り場への案内表示を提供できる。
また、来訪目的が「暇つぶし」である場合、個人属性の趣味の情報から、書籍、ファッション、100円ショップ、展示場、喫煙所、土産物などの種々の売り場の案内表示(経路案内)を提供できる。また、当該ユーザーから、つぶしたい時間の提供をも求め、当該つぶしたい時間をも考慮して、案内する場所を特定することもできる。例えば、つぶしたい時間が20分位であり、喫煙家のユーザーの場合には喫煙所へ案内したり、つぶしたい時間が1時間位であり、趣味が読書であるユーザーには、書籍売り場へ案内したりできる。
また、来訪目的が「バーゲン」の場合、バーゲンを行っている売り場への案内表示(経路案内)を提供すると共に、粗品の引き換え券や入場整理券が必要な場合には、その配布場所を案内表示したりできる。また、バーゲンの開催時間(開始時間と終了時間)やバーゲン品の限定個数(残数)などを案内したり、また、バーゲン会場の映像をストリーム配信したりすることもできる。この場合、入場整理券等の配布場所やバーゲンの開催時間などは、例えば関連情報DB105で管理できる。これらの情報を詳細レイアウトDBで管理する構成にすることもできる。また、バーゲン品の残数はリアルタイムに関連情報DB105の対応情報を更新可能な構成とすることにより実現できる。また、バーゲン会場の映像は、当該会場に設置したカメラからの映像を、サーバー装置1を通じて配信可能な構成とすることにより実現できる。
また、ユーザーが訪れた大規模施設が空港であり、来訪目的が「飛行機への搭乗」であり、個人属性の「チェックインの有無」に応じて、「チェックインがまだ」のユーザーの場合には、チケットカウンターへの案内表示(経路案内)を提供する。また、「チェックイン済み」のユーザーの場合には、搭乗口への案内表示(経路案内)を提供する。この場合、搭乗便運行状況等を提供することもできる。搭乗便運行状況等は、関連情報DB105で管理したり、あるいは、航空会社のデータベースにアクセスして取得したりできる。また、「チェックインの有無」は、携帯電話端末4の近距離無線通信機能を用いることにより、空港のチケットカウンターに設置された機器との情報の送受を行うことによって、ほぼ自動的に携帯電話端末4において個人属性の1つの情報として管理できる。
また、ユーザーが訪れた大規模施設が例えば東京スカイツリーなどの観光スポットであり、来訪目的が「見物」である場合には、入口や見学経路の案内表示(経路案内)を提供すると共に、例えば、株式会社ゼンリンデータコムが提供する混雑統計から待ち時間を案内できる。なお、混雑統計に応じた待ち時間は、株式会社ゼンリンデータコムが運営するサーバー装置からこの実施の形態のサーバー装置1がネットワーク2を通じて取得する構成をとることができる。
また、図2において、DB更新部109は、更新情報に基づいて、詳細レイアウトDB104や関連情報DB105の格納データを更新する機能を実現する。当該更新情報は、例えば、大規模施設のサーバー装置や大規模施設内の個別施設のストアコントローラなどの管理装置から提供されるレイアウトの変更情報やセール情報などである。
このように、この実施の形態のサーバー装置1は、種々の大規模施設の詳細レイアウト情報(図4)を管理する。そして、大規模施設に来たユーザーの携帯電話端末4からの1以上のAP3からの送信信号のそれぞれを受信することにより得られるSSIDと受信電界強度に基づき、当該携帯電話端末4が位置する大規模施設と、当該携帯電話端末4の当該大規模施設内の現在位置を特定する。そして、サーバー装置1は、当該携帯電話端末4から提供される、当該大規模施設への来訪目的と個人属性とから、当該携帯電話端末4を所持するユーザーに提供すべき情報を特定し、これを携帯電話端末4を通じて提供できるようにしている。
[携帯電話端末4の構成例]
図6は、この実施の形態の携帯電話端末4の構成例を説明するためのブロック図である。図6に示す携帯電話端末4において、無線通信部401は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換してネットワーク2に送出したりする。当該無線通信部401には、送受信アンテナ401Aが接続されている。
制御部402は、携帯電話端末4の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部402は、種々のアプリケーションを実行するアプリ実行部としても機能する。記憶装置403は、記録媒体として不揮発性メモリを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等の不揮発性メモリへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。また、記憶装置403では、種々の個人属性を示す情報も記憶保持される。
操作部404は、携帯電話端末4に設けられたハードウェアキーからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部402に供給する。なお、操作部404に設けられたハードウェアキーは例えば電源のオン/オフキーや基本機能を実行するための幾つかのファンクションキー等である。
センサ部405は、加速度センサや方位センサ(地磁気センサ)や高度センサ(気圧センサ)を備える。加速度センサは、携帯電話端末4の例えば姿勢を特定するために携帯電話端末4の傾きを検出する。方位センサは、地磁気を検出することにより、携帯電話端末4がどちらの方向を向いているかを検出する。また、高度センサは、携帯電話端末4の所在位置の高度を検出する。これらのセンサにより、携帯電話端末4の姿勢や向きを特定し、いわゆるナビゲーション機能等を適切に提供できるようにしている。また、ユーザーが何階にいるのかの推定も可能になる。
なお、ユーザーが何階にいるのかは、携帯電話端末4が受信するAP3からの信号のSSIDと受信電界強度に応じて特定することもできる。また、センサ部405は、3軸(前後、左右、上下)の加速度センサ他、加速度センサと角速度センサを組み合わせた6軸センサが用いられる場合もある。
無線LAN部406は、Wi−Fi規格の無線LANに対応し、近隣のWi−Fi規格のAP(アクセスポイント)との間で信号の送受信を行う。なお、無線LAN部406は、受信した信号から当該受信した信号の送信元のAPを特定するSSIDを検出したり、また、受信した信号の受信電界強度を検出したりする機能をも備える。また、無線LAN部406には、無線LANアンテナ406Aが接続されている。GPS部407およびGPSアンテナ407Aは、自機の現在位置を測位するものである。
表示部408は、種々の画像データや映像データの供給を受けて、これを映像信号に変換し、当該映像信号に応じた画像や映像を自己の表示画面に表示する。また、表示部408の表示画面に貼付されたタッチパネル409は、表示画面に表示される情報と共に、いわゆるソフトウェアキーを構成する。したがって、制御部402は、タッチパネル409からのユーザーの指示位置を示す情報と当該指示位置に対応する表示部408の表示画面上に表示された情報とに基づいて、ユーザーからの指示入力が認識できるようになっている。
音声処理部410は、これに供給される種々の音声データをアナログ音声信号に変換し、これをスピーカ411に供給する。これにより、音声処理部410に供給された音声データに応じた音声がスピーカ411から放音される。これら音声処理部410およびスピーカ411は、TTS(Text To Speech)機能を実現する場合などに用いられる。
送信情報形成部412は、詳しくは後述する施設内案内アプリが制御部402で実行されている場合に、制御部402の制御の下、携帯電話端末4の識別情報と必要な情報とを含むサーバー装置1を送信の相手先とする送信情報を形成する。送信情報形成部412で形成された送信情報は、無線通信部401を通じてネットワーク2に送出され、サーバー装置1に送信される。送信情報形成部412では、サーバー装置1に対するアクセス要求、無線LAN部406で受信した1以上の受信信号のSSIDや受信電界強度を含む情報、携帯電話端末4のユーザーの大規模施設への来訪目的や個人属性を含む情報などが形成される。
また、現在位置特定部413は、無線LAN部406で受信した1以上の受信信号のSSIDや受信電界強度に基づいて、携帯電話端末4を所持するユーザーが訪れた大規模施設における現在位置を特定する処理を行う。この現在位置特定部413では、サーバー装置1の詳細レイアウトDB104で管理されている複数の測定位置における受信信号のSSIDや受信電界強度の情報をサーバー装置1から提供を受けて利用する。これにより、携帯電話端末4は、サーバー装置1から必要情報の提供を受けた後においては、携帯電話端末4において自機の現在位置を特定し、目的とする場所への案内を行える。
なお、携帯電話端末4は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する時間制御部や無線通信部401を通じて通話を行うための通話処理部、送話器、受話器などをも備えるが、これらについては説明を簡単にするため、図6においては省略している。
そして、携帯電話端末4を所持するユーザーは、大規模施設に来た場合に、携帯電話端末4で施設内案内アプリを実行することにより、サーバー装置1にアクセスする。そして、必要な情報をサーバー装置1に提供することにより、サーバー装置1において、当該ユーザーにとって有用な情報が特定され、これが携帯電話端末4に提供される。携帯電話端末4は、サーバー装置1からの情報を表示するなどしてユーザーに提供する。すなわち、携帯電話端末4のユーザーの手を極力煩わせることが無いようにして、サーバー装置1から当該ユーザーに有用な情報の提供を受けて、これをユーザーに提供できる。
[サーバー装置1の処理]
図7は、図2〜図5を用いて説明したサーバー装置1で行われる処理を説明するためのフローチャートである。この実施の形態のサーバー装置1の制御部102は、図7のフローチャートに示す処理を常時実行している。
制御部102は、携帯電話端末4から送信されてくる自機宛てのアクセス要求を通信I/F101を通じて受信するようにしており(ステップS101)、自機宛てのアクセス要求を受信したか否かを判別する(ステップS102)。ステップS102の判別処理において、自機宛てのアクセス要求を受信していないと判別したときには、ステップS101からの処理を繰り返す。
また、ステップS102の判別処理で、自機宛てのアクセス要求を受信したと判別したとする。この場合、制御部102は、アクセス要求に含まれるSSIDに基づいて、詳細レイアウトDB104の各大規模施設の設置APのSSID情報を参照し、送信元である携帯電話端末4を所持するユーザーが訪れた大規模施設を特定する(ステップS103)。すなわち、アクセス要求には、要求元の携帯電話端末4が、無線LAN部406を通じて受信した信号の送信元を示すSSIDが含まれている。このSSIDに基づいて、詳細レイアウトDB104を参照することにより、ユーザーが訪れた大規模施設を特定できる。
そして、制御部102は、ステップS103で特定したユーザーが訪れた大規模施設に応じた来訪目的の入力を受け付けるための入力画面(来訪目的の入力画面)を形成し、これをアクセス元の携帯電話端末4に提供する(ステップS104)。すなわち、ユーザーが訪れた大規模施設がどのような大規模施設かによって来訪目的の候補となる項目は異なる。例えば、ユーザーが立寄った大規模施設が空港である場合には、「搭乗、到着」、「見送り」、「出迎え」、「見学」といった来訪目的が存在するのに対して、ショッピングモールなどの商業施設の場合には、少なくとも「搭乗、到着」といった来訪目的は存在しない。
このため、制御部102は、ユーザーが訪れた大規模施設に応じた来訪目的の入力画面を形成し、これを携帯電話端末4に提供する。そして、この実施の形態のサーバー装置1は、大規模施設の種別に応じた来訪目的の入力画面を形成するための情報を、記憶装置103に予め記憶保持している。なお、個々の大規模施設ごとに特有の来訪目的が存在する場合もあるので、大規模施設ごとに来訪目的を関連付けた情報を管理してもよい。
この後、制御部102は、来訪目的の入力画面を提供した携帯電話端末4からの要求を受信し(ステップS105)、受信した要求はリコメンド要求か否かを判別する(ステップS106)。当該リコメンド要求は、携帯電話端末4の識別ID、無線LAN部406を通じて受信した1以上の信号のSSIDと受信電界強度、ユーザーの来訪目的、ユーザーの個人属性を含み、当該ユーザーにとって有用な情報の提供(推薦)を要求するものである。
ステップS106の判別処理において、受信した要求がアクセス元の携帯電話端末4からリコメンド要求であると判別したとする。この場合、制御部102は、まず、現在位置特定部106を制御し、特定した大規模施設における携帯電話端末4の現在位置を特定する(ステップS107)。この場合、制御部102は、リコメンド要求に含まれる、携帯電話端末4が無線LAN部406を通じて受信した1以上の信号のSSIDと受信電界強度に基づいて、詳細レイアウトDB104を参照し、携帯電話端末4の現在位置を特定する。具体的には、詳細レイアウトDB104に保持されている各測定位置でのSSIDと受信電界強度とを利用して、携帯電話端末4の現在位置を特定する。
次に、制御部102は、リコメンド情報特定部107を制御し、携帯電話端末4のユーザーに提供すべきリコメンド情報を特定する(ステップS108)。リコメンド情報特定部107は、ステップS107で特定した大規模施設での携帯電話端末4の現在位置と、受信したリコメンド要求に含まれる来訪目的、個人属性に基づき、詳細レイアウトDB104や関連情報DB105を参照し、リコメンド情報を特定する。具体的には、上述もしたように、来訪目的が「トイレ」であり、個人属性が「男性」である場合には、現在位置から最も近い「男性用トイレ」を案内する情報がリコメンド情報となる。
そして、制御部102は、リコメンド情報形成部108を制御し、ステップS108で特定したリコメンド情報から携帯電話端末4に提供するリコメンド情報を形成する(ステップS109)。すなわち、リコメンド情報形成部108は、リコメンド情報が、現在位置から最も近い「男性用トイレ」である場合には、現在位置から当該「男性用トイレ」までの案内に用いる誘導情報を形成する。この後、制御部102は、ステップS109で形成したリコメンド情報(誘導情報)をアクセス元の携帯電話端末4に送信し(ステップS110)、ステップS105からの処理を繰り返す。
また、ステップS106の判別処理において、受信した要求がリコメンド要求ではないと判別したとする。この場合、制御部102は、受信した要求は終了要求か否かを判別する(ステップS111)。ステップS111の判別処理で、受信した要求は終了要求ではないと判別したときには、受信した要求に応じた処理を実行し(ステップS112)、ステップS105からの処理を繰り返す。なお、ステップS112で実行される受信した要求に応じた処理の一例を挙げれば、先に提供した情報に関する詳細情報の提供要求に応じて、詳細情報を取得して提供する処理などである。
ステップS111の判別処理で、受信した要求が終了要求である判別したときには、制御部102は、アクセス要求元の携帯電話端末4との間の接続を解放するなどの所定の終了処理を実行し(ステップS113)、ステップS101からの処理を繰り返す。
このように、この実施の形態のサーバー装置1は、携帯電話端末4からの要求に応じて、携帯電話端末4のユーザーにとって有用な情報をリコメンド情報として特定し、これを携帯電話端末4を通じてユーザーに提供できるものである。
[携帯電話端末4の処理]
図8、図9は、図6を用いて説明した携帯電話端末4において、施設内案内アプリが実行された場合に行われる処理を説明するためのフローチャートである。また、図10、図11は、施設内案内アプリが実行された場合に携帯電話端末4の表示部408に表示される表示画面の例を説明するための図である。
携帯電話端末4を所持するユーザーが、種々の大規模施設を訪れた場合に、携帯電話端末4において、例えば、所定のメニューから施設内案内アプリを実行する項目が選択されると、制御部402は、図8、図9のフローチャートに示す処理を実行する。そして、制御部402は、まず、無線LAN部406を制御して、無線LANアンテナ406A及び無線LAN部406を通じて近隣の1以上のAP(アクセスポイント)からの送信信号を受信し、受信信号の送信元のAPのSSIDを取得する(ステップS201)。ここで取得したSSIDは、サーバー装置1に提供してユーザーが訪れた大規模施設の特定に用いられる。
次に、制御部402は、所定のURL(Uniform Resource Locator)を用いてサーバー装置1が提供する情報提供サイトにアクセスし、ステップS201で取得した1以上のSSIDを含むアクセス要求をサーバー装置1に送信する(ステップS202)。これに応じて、サーバー装置1からユーザーが訪れた大規模施設に応じた来訪目的の入力画面が送信されてくるので、これを受信し、記憶装置403に格納する(ステップS203)。なお、上述もしたように、携帯電話端末4は、送受信アンテナ401A及び無線通信部401を通じて情報の送受信を行う。
そして、制御部402はサーバー装置1からの来訪目的の入力画面を受信したか否かを判別し(ステップS204)、受信していないと判別したときにはステップS203からの処理を繰り返す。また、ステップS204の判別処理において、来訪目的の入力画面を受信したと判別したときには、制御部402は受信した来訪目的の入力画面を表示部408に表示する(ステップS205)。この後、制御部402は、表示部408に表示した来訪目的の入力画面に対する入力を、タッチパネル409を通じて受け付ける(ステップS206)。
図10(A)は、ステップS205で表示される来訪目的の入力画面の一例を示す図である。図10(A)に示した例は、ユーザーが立寄った大規模施設が、「○○ショッピングモール」である場合の来訪目的の入力画面を示している。図10(A)に示した入力画面では、「○○ショッピングモール」への来訪目的として、「トイレ」、「授乳」、「買い物」、「バーゲン」、「暇つぶし」、「飲食」、「雨やどり」、「休息」、「修理」、「医療」などを選択できるようになっている。なお、例えば、「雨やどり」などの来訪目的は、来訪時の天候に応じて、追加したり、追加しないようにしたりできる。
そして、制御部402は、図10(A)に示した入力画面を通じて、来訪目的が選択された後に「OK」ボタンが操作されたか否かを判別する(ステップS207)。ステップS207の判別処理において、来訪目的が選択された後に「OK」ボタンは操作されていないと判別したときには、制御部402は、「終了」ボタンが操作されたか否かを判別する(ステップS208)。
ステップS208の判別処理で、「終了」ボタンが操作されたと判別したときには、終了要求をサーバー装置1に送信して、サーバー装置1との間の接続を解放するなどの所定の終了処理を行って(ステップS209)、この図8、図9に示す処理を終了する。すなわち、施設内案内アプリを終了する。また、ステップS208の判別処理で、「終了」ボタンは操作されていないと判別したときには、有効な操作は行われていないので、ステップS206からの処理を繰り返し、来訪目的の入力受け付けを続行する。
一方、ステップS207の判別処理において、来訪目的が選択された後に「OK」ボタンが操作されたと判別したとする。この場合、制御部402は、無線LAN部406を制御して、近隣の1以上のAPからの送信信号を受信して、SSIDと受信電界強度を検出する(ステップS210)。ここで、無線LAN部406が受信するAPからの信号は、接続可能なAPだけ出なく、携帯電話端末4とは接続できないAPからの送信信号であってもよい。
そして、制御部402は、送信情報形成部412を制御して、リコメンド要求を形成し、これをサーバー装置1に送信する(ステップS211)。ここで、リコメンド要求は、携帯電話端末4の識別ID、携帯電話端末4が受信した1以上のAPからの送信信号のSSIDと受信電界強度、ステップS206で受け付けた来訪目的、記憶装置403に予め登録されているユーザーの個人属性を含む。
この後、制御部402は、図9のステップS212の処理に進む。そして、制御部402は、ステップS211で送信したリコメンド要求に応じて、サーバー装置1から送信されてくるリコメンド情報を受信して、記憶装置403に格納する処理を行う(ステップS212)。そして、制御部402は、リコメンド情報を受信したか否かを判別し(ステップS213)、受信していないと判別したときには、ステップS212からの処理を繰り返す。また、ステップS213の判別処理において、サーバー装置1からのリコメンド情報を受信したと判別したときには、制御部402は、受信したリコメンド情報を表示部408に表示する処理を開始する(ステップS214)。
例えば、図10(A)に示したように、来訪目的が「トイレ」であるリコメンド要求をサーバー装置1に送信したとする。この場合、サーバー装置1からのリコメンド情報は、例えば、図10(B)に示すように、ユーザーが訪れた大規模施設における現在位置から最寄りのトイレまでの経路を案内する案内画像となる。制御部402は、図10(B)に示す案内画像を表示部408に表示して、トイレまでの経路案内を行う。この場合、制御部402は、サーバー装置1から該当する大規模施設のユーザーが現在位置を含むフロアの計測位置ごとのSSIDと受信電界強度を示す情報の提供を受けておく。
これにより、制御部402は、当該情報と無線LAN部406からの受信信号のSSIDと受信電界強度を用いて、携帯電話端末4の現在位置を特定するように現在位置特定部413を制御する。そして、現在位置特定部413により特定された携帯電話端末4の現在位置に応じて、案内画像内で携帯電話端末4の現在位置をリアルタイムに変化させ、図10(B)において点線矢印で示した推奨経路を辿れているか否かをユーザーに明示することもできる。なお、図10(B)において、黒丸で示した位置がユーザーの現在位置である。
また、図10(A)の来訪目的の入力画面において、例えば「バーゲン」が来訪目的として選択された場合を考える。この場合、バーゲンを開催している店舗が複数ある場合には、どの店舗に案内すべきか特定できない。そこで、サーバー装置1からは、例えば、図11(A)に示すように、バーゲンを開催している店舗の選択画面がリコメンド情報として提供される。
このため、ステップS214の表示処理においては、まず、図11(A)に示すリコメンド画像を表示部408に表示して、店舗の選択を受け付け、その店舗に関する情報の提供をサーバー装置1に要求する。図11(A)では、「△△ゴルフ」という店舗が選択された場合を示している。そして、制御部402は、選択された「△△ゴルフ」に関するリコメンド情報の提供をサーバー装置1に要求する。これに応じて、例えば、図11(B)に示すような「△△ゴルフ」に関するリコメンド情報がサーバー装置1から提供されたとする。
図11(B)には、「△△ゴルフ」に関するリコメンド情報として、「売り場への経路案内」、「割引券の配布場所への経路案内」、「バーゲン詳細情報」の3つがあったとする。そして、ステップS214においては、図11(B)に示したリコメンド情報に対する選択入力を受け付け、選択されたリコメンド情報の提供をサーバー装置1に要求する。これに応じてサーバー装置1から提供されるリコメンド情報を、携帯電話端末4は受信し、これを制御部402がステップS214において表示部408に表示できる。
このように、ステップS214のリコメンド情報表示処理は、ステップS212で受信したリコメンド情報を表示する。さらに細かなリコメンド情報が存在する場合には、制御部402は送信情報形成部412を制御して、ユーザーからの指示に応じたリコメンド情報の提供要求を形成してサーバー装置1に送信し、目的とする情報を得て表示する処理をも行う。
そして、ステップS214のリコメンド情報表示処理(サブルーチン)は、図10(B)、図11(A)、図11(B)等のリコメンド情報の表示画面において、「終了」ボタン、または、「戻る」ボタンのいずれかが操作された場合に終了する。このため、制御部402は、ステップS412の処理の後、ユーザーによって操作されたのは、「終了」ボタンか否かを判別する(ステップS215)。
ステップS215の判別処理において、「終了」ボタンは操作されていないと判別したときには、「戻る」ボタンが操作されたと判別し、図8に示したステップS205からの処理を繰り返す。すなわち、図10(A)を用いて説明した、来訪目的の入力画面を表示して来訪目的を入力する処理から繰り返される。
また、ステップS215の判別処理において、「終了」ボタンが操作されたと判別したとする。この場合、制御部402は、終了要求を形成してサーバー装置1に送信し、サーバー装置1との間の接続を解放するなどの所定の終了処理を行って(ステップS216)、この図8、図9に示す処理を終了する。
このように、この実施の形態の携帯電話端末4は、サーバー装置1に対して必要な情報を提供し、携帯電話端末4のユーザーにとって有用な情報をサーバー装置1から提供を受けて、これをユーザーに対して提供できるものである。
[実施の形態の効果]
この実施の形態の案内情報提供装置は、ユーザーが種々の大規模施設に訪れた場合に、その大規模施設への来訪目的やユーザーの個人属性に応じて、当該ユーザーに提供すべき当該大規模施設に関する情報を的確に特定し、これをユーザーに提供できる。すなわち、ユーザーの来訪目的や個人属性に応じて、ユーザーが訪れた大規模施設について決め細かくスムーズに案内できる。換言すれば、ユーザーのT(Time)P(Place)O(Occasion)に応じた決め細かな大規模施設に関する案内が実現できる。
特に、空港、ショッピングモール、ショッピングセンター、デパートなどの屋内大規模施設を案内する場合に適用することにより、ユーザーの来訪目的と個人属性に応じた案内を可能にする従来に無いリコメンド型屋内ナビゲーション装置である案内情報提供装置を実現できる。
[変形例]
上述した実施の形態では、サーバー装置1と携帯電話端末4とが協働して、案内情報提供装置を構成する場合について説明した。そして、案内情報の特定などの負荷の大きな処理は、サーバー装置1側で行うようにした。しかし、これに限るものではない。図4を用いて説明した詳細レイアウトDB104や図5を用いて説明した関連情報DB105を携帯電話端末4が備えている場合には、全ての処理を携帯電話端末4で行うこともできる。この場合には、サーバー装置1が備えていたリコメンド情報特定部107やリコメンド情報形成部108の機能を携帯電話端末4に設けるようにすればよい。
また、ユーザーが訪れた大規模施設の詳細レイアウトデータと関連情報については、ネットワーク2に接続されたサーバー装置から提供を受けるが、リコメンド情報の特定や出力するリコメンド情報の形成を携帯電話端末4で行う構成とすることもできる。この場合には、携帯電話端末4に詳細レイアウトDB104や関連情報DB105を保持するための記憶容量の大きな記憶装置を設ける必要が無い。
また、大規模施設は、駅、空港、ショッピングモール、ショッピングセンター。デパートに限るものではなく、東京スカイツリーや東京タワーなどのような観光スポットや博物館、美術館、水族館、遊園地などのテーマパークなどであってもよい。すなわち、この発明は、種々の大規模施設の詳細レイアウトとその関連情報とが整備されていれば、種々の大規模施設内を案内する場合に利用可能である。また、必ずしも屋内施設の内部を案内する場合に限るものではなく、テーマパークのように、エリアが限定された屋外施設内を案内する場合にも適用可能であるし、屋外エリアと屋内エリアとからなる大規模施設内を案内する場合に適用可能である。
また、上述した実施の形態では、Wi−Fiのアクセスポイント情報から施設内、店舗内等の自己位置を特定する技術を用いるようにしたが、これに限るものではない。図6に示したように携帯電話端末4は、GPS部407及びGPSアンテナ407Aをも備えている。このため、GPS機能を用いると共に、屋外、屋内の基地局情報をも考慮して、自己位置を特定する方法を用いてももちろんよい。
また、図6を用いて説明したように、携帯電話端末4は、音声処理部410及びスピーカ411をも備えている。このため、表示画像だけでなく、音声メッセージによって案内情報を提供することも可能である。特に、大規模施設の屋内案内をする場合にも、自動車に搭載されたナビゲーション装置と同様に、音声による案内を行うことも可能である。当該音声案内は、例えば、制御部402が、地図情報に相当する大規模施設のレイアウト情報と、自機の現在位置とに基づいて、「お酒売り場の角を右に曲がってください。」などといったメッセージを形成し、これを音声処理部410及びスピーカ411を通じて音声出力する構成とすればよい。
また、上述した実施の形態では、多数の大規模施設を案内の対象としたが、これに限るものではない。例えば、サーバー装置1を、無線LANネットワークに接続された1つの大規模施設の情報だけを管理するローカルなサーバー装置とする。そして、当該サーバー装置が、その大規模施設についての案内情報のみを無線LANを通じて接続される携帯電話端末に提供する構成とする。これにより、1つの大規模施設にのみ対応可能なローカルな案内情報提供装置を実現できる。
また、上述した実施の形態において、個人属性は、性別、年齢、趣味を例示として示したが、これに限るものではない。家族構成、職種、勤務先、年収、所属団体、使用SNS(Social Networking Service)、好きな色、好きな本、好きな作家、好きな食べ物の好み、好きな音楽、好きな音楽家など、ユーザー個人に関する種々の情報を個人属性として利用することができる。そして、来訪目的と種々の個人属性との関連において、ユーザーに提供すべき(リコメンドすべき)情報を特定し、これを提供できる。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、レイアウト管理手段の機能は、主にサーバー装置1の詳細レイアウトDB104が実現し、現在位置特定手段の機能は、主にサーバー装置1の現在位置特定部106が実現している。また、来訪目的取得手段と個人属性取得手段の機能は、主にサーバー装置1の通信I/F101と制御部102とが協働して実現し、特定手段の機能はサーバー装置1のリコメンド情報特定部107が実現し、案内情報提供手段の機能は、サーバー装置のリコメンド情報形成部108が実現している。また、提供情報記憶手段の機能は、主にサーバー装置1の関連情報DB105が実現している。また、変更情報受付手段の機能は、通信I/F101及び制御部102が実現し、変更手段の機能は、DB更新部109が実現している。
また、図7〜図9に示した処理を行なう方法が、この発明の案内情報提供方法に対応している。また、図7に示した処理を実行するプログラムを形成し、サーバー装置に実行可能なように搭載し、また、図8、図9に示した処理を実行するプログラムを形成し、携帯電話端末、高機能携帯電話端末、タブレットPCなどに実行可能なように搭載することによって、この発明の案内情報提供装置を実現できる。また、サーバー装置1の現在位置特定部106、リコメンド情報特定部107、リコメンド情報形成部108、DB更新部109の各機能は、制御部102で実行されるソフトウェアによって制御部102の機能として実現することもできる。同様に、高機能携帯電話端末1の送信情報形成部412、現在位置特定部413の各機能は、制御部402で実行されるソフトウェアによって制御部402の機能として実現することもできる。
1…施設内情報提供サーバー装置、101…通信I/F、102…制御部、103…記憶装置、104…詳細レイアウトDB、105…関連情報DB、106…現在位置特定部、107…リコメンド情報特定部、108…リコメンド情報形成部、109…DB更新部、2…ネットワーク、3…AP(アクセスポイント)、4…高機能携帯電話端末、401…無線通信部、401A…送受信アンテナ、402…制御部、403…記憶装置、404…操作部、405…センサ部、406…無線LAN部、406A…無線LANアンテナ、407…GPS部、407A…GPSアンテナ、408…表示部、409…タッチパネル、410…音声処理部、411…スピーカ、412…送信情報形成部、413…現在位置特定部

Claims (7)

  1. 施設内のレイアウト情報を管理するレイアウト管理手段と、
    ユーザーが来訪した施設内のユーザーの現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    ユーザーの来訪目的を取得する来訪目的取得手段と、
    ユーザーの個人属性を取得する個人属性取得手段と、
    取得した前記来訪目的と前記個人属性とに基づいて前記レイアウト情報を参照し、当該施設内の案内すべき場所を特定する特定手段と、
    ユーザーの現在位置を考慮して、特定した案内すべき場所を案内するための情報を形成し、これをユーザーに提供する案内情報提供手段と
    を備えることを特徴とする案内情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の案内情報提供装置であって、
    サーバー装置と携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成され、
    前記サーバー装置は、
    前記レイアウト管理手段と、前記現在位置特定手段と、前記来訪目的取得手段と、前記個人属性取得手段と、前記特定手段と、前記案内情報提供手段とを備え、
    前記レイアウト管理手段は、施設内に設置された1以上の無線局から送信される信号の施設内の各位置における受信電界強度と送信元の当該無線局の識別情報とを管理しており、
    前記現在位置特定手段は、前記携帯通信端末から提供される受信した施設内の1以上の各無線局からの信号の受信電界強度と1以上の各無線局の識別情報とに基づいて、前記レイアウト管理手段の情報を参照し、ユーザーの施設内の現在位置を特定するものであり、
    前記来訪目的取得手段は、前記携帯通信端末から前記ネットワークを通じて提供される来訪目的を取得し、
    前記個人属性取得手段は、前記携帯通信端末から前記ネットワークを通じて提供される個人属性を取得し、
    前記案内情報提供手段は、前記ネットワークを通じて前記携帯通信端末に前記案内するための情報を提供し、
    前記携帯通信端末は、
    施設内の前記無線局からの信号を受信して、受信電界強度を検知する検知手段と、
    施設内の前記無線局からの信号を受信して、送信元の無線局の識別情報を抽出する抽出手段と、
    検知した前記受信電界強度と当該受信電界強度の信号の送信元である無線局の識別情報とを前記ネットワークを通じて前記サーバー装置に提供する施設内局情報提供手段と、
    ユーザーの来訪目的を、前記ネットワークを通じて前記サーバーそちに提供する来訪目的提供手段と、
    ユーザーの個人属性を、前記ネットワークを通じて前記サーバー装置に提供する個人属性提供手段と、
    前記ネットワークを通じて前記サーバー装置から提供される前記案内するための情報を取得して出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする案内情報提供装置。
  3. 請求項1に記載の案内情報提供装置であって、
    サーバー装置と携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成され、
    前記サーバー装置は、
    前記レイアウト管理手段を備え、
    前記レイアウト管理手段は、施設内に設置された1以上の無線局から送信される信号の施設内の各位置における受信電界強度と送信元の当該無線局の識別情報とを管理しており、
    前記携帯通信端末は、
    前記現在位置特定手段と、前記来訪目的取得手段と、前記個人属性取得手段と、前記特定手段と、前記案内情報提供手段とを備えると共に、
    前記サーバー装置から目的とする施設のレイアウト情報を取得するレイアウト情報取得手段と、
    施設内の前記無線局からの信号を受信して、受信電界強度を検知する検知手段と、
    施設内の前記無線局からの信号を受信して、送信元の無線局の識別情報を抽出する抽出手段と
    を備え、
    前記現在位置特定手段は、受信した1以上の無線局からの信号の受信電界強度と当該無線局の識別情報に基づいて、取得した目的とする施設の前記レイアウト情報を参照することによりユーザーの施設内の現在位置を特定するものであることを特徴とする案内情報提供装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3のいずれかに記載の案内情報提供装置であって、
    施設に関する情報であって、ユーザーに提供すべき提供情報を記憶保持する提供情報記憶手段と、
    取得した前記来訪目的と前記個人属性とに基づいて前記提供情報を参照し、当該施設に関する情報を抽出する提供情報抽出手段と、
    抽出した情報をユーザーに提供する情報提供手段と
    を備えることを特徴とする案内情報提供装置。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の案内情報提供装置であって、
    レイアウトに関する変更情報を受け付ける変更情報受付手段と、
    受け付けたレイアウトに関する変更情報に基づいて、前記レイアウト管理手段で管理されている前記レイアウト情報を更新する更新手段と
    を備えることを特徴とする案内情報提供装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれかに記載の案内情報提供装置であって、
    前記レイアウト管理手段は、複数の施設についてのレイアウト情報を管理しており、
    施設ごとに各施設の特性に応じた来訪目的を管理する来訪目的管理手段を備え、
    前記来訪目的取得手段は、前記来訪目的管理手段で管理されている情報に基づいて、ユーザーが来訪した施設の特性に応じた来訪目的を取得することを特徴とする案内情報提供装置。
  7. 施設内のレイアウト情報をレイアウト管理手段で管理しておき、
    ユーザーが来訪した施設内のユーザーの現在位置を、現在位置特定手段を通じて特定する現在位置特定工程と、
    来訪目的取得手段を通じて、ユーザーの来訪目的を取得する来訪目的取得工程と、
    個人属性取得手段を通じて、ユーザーの個人属性を取得する個人属性取得工程と、
    取得した前記来訪目的と前記個人属性とに基づいて、特定手段が前記レイアウト情報を参照し、当該施設内の案内すべき場所を特定する特定工程と、
    案内情報提供手段が、ユーザーの現在位置を考慮して、特定した案内すべき場所を案内するための情報を形成し、これをユーザーに提供する案内情報提供工程と
    を備えることを特徴とする案内情報提供方法。
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