JP2021111000A - 案内装置、案内方法及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の売場に順次に立ち寄る客に対する案内を、これまでよりも適切に行える可能性を高める。【解決手段】 実施形態の案内装置は、取得手段、検出手段、判定手段、決定手段及び通知手段を備える。取得手段は、複数の売場のリストを表したリストデータを取得する。検出手段は、客の位置を検出する。判定手段は、売場に関する経時変化を伴う状況を判定する。決定手段は、検出手段により検出された位置と判定手段により判定された状況とに基づいて、客が次に向かうべき売場を、取得手段により取得されたリストデータが表すリストに含まれる売場のうちで案内対象となる売場のうちの1つとして決定する。通知手段は、決定手段により決定された売場を客に通知する。【選択図】 図9

Description

本発明の実施形態は、案内装置、案内方法及び情報処理プログラムに関する。
ショッピングセンターなどにおいて、複数の店舗等の売場を客が回る場合に、効率的に回るための順序を客に案内する技術は、既に知られている。
しかしながら、既に知られた技術においては、客の移動距離を短くすることを主たる目的としており、必ずしも客にとって適切な案内がなされているとは限らない。
このような事情から、複数の売場に順次に立ち寄る客に対する案内を、これまでよりも適切に行える可能性を高めることが望まれていた。
WO2017/065187号
本発明が解決しようとする課題は、複数の売場に順次に立ち寄る客に対する案内を、これまでよりも適切に行える可能性を高めることができる案内装置、案内方法及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態の案内装置は、取得手段、検出手段、判定手段、決定手段及び通知手段を備える。取得手段は、複数の売場のリストを表したリストデータを取得する。検出手段は、客の位置を検出する。判定手段は、売場に関する経時変化を伴う状況を判定する。決定手段は、検出手段により検出された位置と判定手段により判定された状況とに基づいて、客が次に向かうべき売場を、取得手段により取得されたリストデータが表すリストに含まれる売場のうちで案内対象となる売場のうちの1つとして決定する。通知手段は、決定手段により決定された売場を客に通知する。
一実施形態に係る携帯通信端末の要部回路構成と、この携帯通信端末を用いる案内システムの概略構成とを示すブロック図。 図1中の店舗マスタに含まれるデータレコードの構成を模式的に示す図。 図1中の状況データベースに含まれるデータレコードの構成を模式的に示す図。 図1中の携帯通信端末に備えられたプロセッサによる案内処理のフローチャート。 図1中の携帯通信端末に備えられたプロセッサによる案内処理のフローチャート。 方法設定画面の一例を示す図。 図1中のリストデータに含まれるデータレコードの構成を模式的に示す図。 時間指定画面の一例を示す図。 図1中の携帯通信端末に備えられたプロセッサによる決定処理の一例を示すフローチャート。 比較データの内容を模式的に表した図。 比較データの内容を模式的に表した図。 候補提示画面の一例を示す図。 候補提示画面の一例を示す図。 比較データの内容を模式的に表した図。 比較データの内容を模式的に表した図。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、案内装置としての機能を備えた携帯通信端末を例に説明する。そして本実施形態においては、ショッピングセンターに属している複数の店舗を見て回る客を、当該客が所持する携帯通信端末での情報提示により案内する場合を例示する。上記の店舗は、売場の一形態である。なお、有体の商品を売り渡す店舗とは異なる如何なる店舗についても、売場の一形態である。例えば、飲食サービスのような店内で消費する商品を販売する店舗、あるいは散髪又はマッサージなどのような無体のサービスを提供する店舗も売場の一形態である。
図1は本実施形態に係る携帯通信端末10の要部回路構成と、この携帯通信端末10を用いて構成される案内システムの概略構成とを示すブロック図である。
案内システムは、携帯通信端末10をサーバ20と通信ネットワーク30を介して通信可能として構成される。また案内システムは、複数の店舗端末40をサーバ20と通信ネットワーク30を介して通信可能としている。
携帯通信端末10は、ショッピングセンターを利用する客により所持される。携帯通信端末10は、客により所有されてもよいし、ショッピングセンターにて客に貸与されてもよい。
サーバ20は、ショッピングセンターに属している店舗に関する各種のデータを管理する。サーバ20は、ショッピングセンター毎に設けられてもよいし、同じ企業により運営される複数のショッピングセンターに対して設けられてもよいし、複数の企業により運営される複数のショッピングセンターに対して設けられてもよい。サーバ20は、複数の企業により運営される複数のショッピングセンターに対して設けられる場合は、例えばショッピングセンターを運営する企業とは別の企業によって、複数のショッピングセンターのそれぞれに対してデータ管理サービスを提供する形態で運用される。
通信ネットワーク30としては例えば、インターネット、VPN(virtual private network)、LAN(local area network)、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。通信ネットワーク30としては典型的には、移動体通信網とインターネット又はVPNとが利用される。
店舗端末40は、ショッピングセンターに属している店舗のそれぞれに設けられる。店舗端末40は、店舗の混雑度とタイムセールの実施状況とをサーバ20に対して通知する。
携帯通信端末10は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、タッチパネル14、測位ユニット15、無線ユニット16及び伝送路17を含む。プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、タッチパネル14、測位ユニット15及び無線ユニット16は、伝送路17を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶ユニット13が伝送路17により接続されていることによって、携帯通信端末10を制御するためのコンピュータが構成される。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等の情報処理プログラムに従って、携帯通信端末10としての各種の機能を実現するための情報処理を実行する。プロセッサ11は、例えばCPU(central processing unit)である。
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。メインメモリ12は、プロセッサ11が情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(read only memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(random access memory)である。
補助記憶ユニット13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット13としては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)、あるいはSSD(solid state drive)等の周知の記憶デバイスを用いた記憶ユニットを利用できる。補助記憶ユニット13は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ11での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶ユニット13は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。
タッチパネル14は、携帯通信端末10の操作デバイス及び表示デバイスとして機能する。タッチパネル14は、客による操作を受けることで、各種の指示を入力する。タッチパネル14は、プロセッサ11による制御の下に、客に対して通知するべき各種の情報及び操作を受けるためのGUI(graphical user interface)要素を表した各種の画面を表示する。
測位ユニット15は、当該測位ユニット15を備えている携帯通信端末10の位置を繰り返し測定し、その位置を表す位置情報を出力する。測位ユニット15は、プロセッサ11からの要求に応じて測位し、位置情報を出力するのでもよい。測位ユニット15としては、例えばGPS(global positioning system)用の周知の測位デバイスを用いることができる。測位ユニット15は、無線LAN又はビーコンを用いる周知の測位デバイスなど、どのようなものであってもよい。ただし測位ユニット15は、ショッピングセンター内のどの店舗内に携帯通信端末10が位置しているかを特定できる程度の検出分解能を有するものとすることが望ましい。本実施形態においては、携帯通信端末10は、客により所持されて、客とともに移動することを前提としている。つまり携帯通信端末10の位置は、客の位置でもある。従って測位ユニット15は、客の位置を検出する検出手段の一例である。
無線ユニット16は、通信ネットワーク30を介した無線によるデータ通信のための処理を行う。無線ユニット16としては、例えば移動通信網を介したデータ通信を行うための周知の通信デバイスを利用できる。あるいは無線ユニット16としては、例えばIEEE802.11規格に準拠した周知の通信デバイスを利用できる。
伝送路17は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
補助記憶ユニット13は、情報処理プログラムの1つである案内アプリAP1を記憶する。案内アプリAP1は、アプリケーションプログラムであり、ショッピングセンター内で複数の店舗を回る客を案内するための情報処理(以下、案内処理と称する)について記述されている。
補助記憶ユニット13の記憶領域の一部は、リストデータDT1を記憶するために使用される。リストデータDT1については、後述する。
携帯通信端末10としては、例えばスマートフォン又はタブレットコンピュータなどの可搬型の汎用の情報処理装置を用いることができる。そして携帯通信端末10の譲渡は一般に、補助記憶ユニット13に案内アプリAP1が記憶されない状態のハードウェアと、案内アプリAP1とが別々の状態にて行われる。そしてこの場合は、任意の作業者の操作に応じて、補助記憶ユニット13に案内アプリAP1が書き込まれることによって、携帯通信端末10が構成される。案内アプリAP1の譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。ただし、案内アプリAP1が補助記憶ユニット13に書き込まれた状態の携帯通信端末10が譲渡されてもよい。案内アプリAP1は、メインメモリ12に記憶されてもよい。
サーバ20は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23、通信ユニット24及び伝送路25を含む。プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23及び通信ユニット24は、伝送路25を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ21、メインメモリ22及び補助記憶ユニット23が伝送路25により接続されていることによって、サーバ20を制御するためのコンピュータが構成される。
プロセッサ21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ21は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等の情報処理プログラムに従って、サーバ20としての各種の機能を実現するための情報処理を実行する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
メインメモリ22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。メインメモリ22は、プロセッサ21が情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ22は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ21によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶ユニット23は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット23としては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等の周知の記憶デバイスを用いた記憶ユニットを利用できる。補助記憶ユニット23は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ21での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶ユニット23は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。
通信ユニット24は、通信ネットワーク30を介したデータ通信のための処理を行う。通信ユニット24としては、例えばインターネットを介したデータ通信を行うための周知の通信デバイスを利用できる。
伝送路25は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
補助記憶ユニット23の記憶領域の一部は、店舗マスタDB1及び状況データベースDB2として使用される。
図2は店舗マスタDB1に含まれるデータレコードDR11の構成を模式的に示す図である。
店舗マスタDB1は、サーバ20でのデータ管理の対象となる店舗に関する経時変化を伴わないデータを管理するためのデータベースである。店舗マスタDB1は、店舗にそれぞれ関連付けられたデータレコードDR11を含む。
データレコードDR11は、フィールドF11,F12,F13,F14,F15を含む。フィールドF11には、関連付けられた店舗を識別するための識別子としての店舗コードがセットされる。フィールドF12には、関連付けられた店舗に付与された名称である店舗名称がセットされる。フィールドF13には、関連付けられた店舗が属するジャンルの名称であるジャンル名がセットされる。ジャンル名は例えば、「ファッション」「レストラン」「グッズ」「サービス」「アミューズメント」などである。フィールドF14には、関連付けられた店舗のショッピングセンター内における位置がセットされる。位置は、例えばショッピングセンター内に設定した座標により表される。位置は、ショッピングセンター内において店舗が占める範囲を表すことが望ましい。フィールドF15には、関連付けられた店舗に関して予め設定された特徴コメントがセットされる。当該特徴コメントは、例えばショッピングモール又は店舗の担当者などにより任意に設定されてよい。
なおデータレコードDR11は、フィールドF11〜F15とは別のフィールドが含まれ、当該フィールドにし任意のデータがセットされてもよい。またデータレコードDR11は、フィールドF12〜F15の一部を含まなくてもよい。
図3は状況データベースDB2に含まれるデータレコードDR21の構成を模式的に示す図である。
状況データベースDB2は、サーバ20でのデータ管理の対象となる店舗に関する経時変化を伴うデータを管理するためのデータベースである。状況データベースDB2は、店舗にそれぞれ関連付けられたデータレコードDR21を含む。
データレコードDR21は、フィールドF21,F22,F23,F24を含む。フィールドF21には、関連付けられた店舗の店舗コードがセットされる。フィールドF22には、関連付けられた店舗の混雑度がセットされる。フィールドF23には、関連付けられた店舗にてタイムセールが開催中であるか否かを表すタイムセールフラグがセットされる。フィールドF24には、関連付けられた店舗にてタイムセールが開催中である場合に、そのタイムセールの終了時刻がセットされる。
次に以上のように構成された携帯通信端末10の動作について説明する。なお、以下に説明する各種の処理の内容は一例であって、一部の処理の順序の変更、一部の処理の省略、あるいは別の処理の追加などは適宜に可能である。例えば、以下の説明では、本実施形態の特徴的な動作を分かり易く説明するために、一部の処理についての説明を省略している。例えば、何らかのエラーが発生した場合に、そのエラーに対処するための処理が行われる場合があるが、そのような処理については記載を省略している。
店舗の混雑度が変化すると、その店舗に設置された店舗端末40は、通知データをサーバ20に宛てて通信ネットワーク30に送出する。店舗端末40は、このときの通知データには、混雑度の通知であることを識別するための識別データ、店舗コード及び混雑度を含める。本実施形態においては、混雑度は「0」「1」「2」とする。混雑度は、「0」<「1」<「2」の関係で、混雑の度合いを表す。店舗端末40は、例えば店員による指示に応じて、店員により指定された混雑度を通知する。あるいは店舗端末40は、店内の混雑度を自動判定して、その判定結果を通知してもよい。混雑度の自動判定は、例えばカメラで店内を撮影して得た画像を対象とした画像解析によることが想定される。混雑度の自動判定は、センサにより店舗に出入りする客を検出し、入る客の数と出る客の数とをそれぞれカウントして比較することが想定される。混雑度の自動判定は、このほかどのような手法で行われてもよい。
タイムセールが開始された店舗に設置された店舗端末40は、通知データをサーバ20に宛てて通信ネットワーク30に送出する。店舗端末40は、このときの通知データには、タイムセール開始の通知であることを識別するための識別データ、店舗コード及び終了時刻を含める。なお、店舗端末40は、このときの通知データには、終了時刻を含めなくてもよい。店舗端末40は、例えば店員による指示に応じて、タイムセール開始を通知する。あるいは店舗端末40は、店員により予め指定されたスケジュールで定められた開始時刻となったことに応じて、タイムセール開始を通知してもよい。
店舗端末40は、設置された店舗でタイムセールが終了されると、通知データをサーバ20に宛てて通信ネットワーク30に送出する。店舗端末40は、このときの通知データには、タイムセール終了の通知であることを識別するための識別データ及び店舗コードを含める。店舗端末40は、例えば店員による指示に応じて、タイムセールの終了を通知する。あるいは店舗端末40は、店員により予め指定されたスケジュールで定められた終了時刻となったことに応じて、タイムセールの終了を通知してもよい。店舗端末40は、タイムセール開始の通知データに終了時刻を含めた場合には、タイムセール終了を通知しなくてもよい。
店舗端末40から送出された通知データは、通信ネットワーク30によってサーバ20へと伝送される。サーバ20では、通信ネットワーク30によって伝送された通知データを通信ユニット24が受信する。そしてこれに応じてプロセッサ21は、状況データベースDB2を更新する。つまりプロセッサ21は、通知データに含まれた店舗コードがフィールドF21にセットされているデータレコードDR21を状況データベースDB2から見つけ出す。プロセッサ21は、通知データに含まれた識別データが混雑度の通知を表すならば、その通知データに含まれた混雑度を、上記の見つけ出したデータレコードDR21のフィールドF22にセットする。プロセッサ21は、通知データに含まれた識別データがタイムセール開始の通知を表すならば、上記の見つけ出したデータレコードDR21のフィールドF23にセットされているタイムセールフラグをタイムセール中であることを表す状態に変更する。プロセッサ21はこの場合に、通知データに終了時刻が含まれるならば、当該終了時刻を上記の見つけ出したデータレコードDR21のフィールドF24にセットする。プロセッサ21は、通知データに含まれた識別データがタイムセール終了の通知を表すならば、上記の見つけ出したデータレコードDR21のフィールドF23にセットされているタイムセールフラグをタイムセール中ではないことを表す状態に変更する。プロセッサ21はこの場合に、上記の見つけ出したデータレコードDR21のフィールドF24にセットされている終了時刻をクリアするか、予め定められた無効データに書き替えてもよい。プロセッサ21はあるいは、データレコードDR21のそれぞれについて、フィールドF24にセットされた終了時刻を既に過ぎているか否かを定期的に確認する。そしてプロセッサ21は、既に過ぎている終了時刻がフィールドF24にセットされているデータレコードDR21について、フィールドF23にセットされているタイムセールフラグをタイムセール中ではないことを表す状態に変更する。
ショッピングセンターにて店舗を見て回ろうとする客は、自らが所持している携帯通信端末10に案内のためのアプリケーションの起動を指示する。これに応じてプロセッサ11は、案内アプリAP1に基づく案内処理を開始する。
図4及び図5はプロセッサ11による案内処理のフローチャートである。
図4中のACT1としてプロセッサ11は、店舗指定画面をタッチパネル14に表示させる。店舗指定画面は、ショッピングセンターに属している店舗の一覧を表し、客が立ち寄る予定の店舗(以下、予定店舗と称する)の指定を受けるための画面である。
客は、店舗指定画面での予め定められた操作により、予定店舗を指定する。
ACT2としてプロセッサ11は、予定店舗が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、予定店舗の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT3へと進む。
ACT3としてプロセッサ11は、予定店舗の指定が完了したか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、予定店舗の指定の完了が確認できないならばNOと判定し、ACT2へと戻る。
かくしてプロセッサ11はACT2及びACT3としては、予定店舗が指定されるか、予定店舗の指定が完了するのを待ち受ける。そしてプロセッサ11は、客が上記のように予定店舗を指定する操作を行ったならばACT2にてYESと判定し、ACT4へと進む。
ACT4としてプロセッサ11は、予定店舗に関する店舗データを取得する。プロセッサ11は具体的には、要求データをサーバ20に宛てて無線ユニット16から通信ネットワーク30へと送出する。プロセッサ11は要求データには、店舗に関するデータの要求であることを識別する識別データと、予定店舗として指定された店舗の店舗コードとを含める。
サーバ20にてプロセッサ21は、上記の要求データが通信ネットワーク30によりサーバ20へと伝送されて通信ユニット24により受信されたならば、当該要求データに含まれた店舗コードがフィールドF11にセットされているデータレコードDR11を店舗マスタDB1から読み出す。そしてプロセッサ21は、当該のデータレコードDR11を含んだ応答データを、上記の要求データに対する応答として要求元の携帯通信端末10に宛てて通信ユニット24から通信ネットワーク30へと送出する。
携帯通信端末10にてプロセッサ11は、上記の応答データが通信ネットワーク30により携帯通信端末10へと伝送されて無線ユニット16により受信されたならば、その応答データに含まれたデータレコードDR11を、今回指定された予定店舗に関する店舗データとしてメインメモリ12又は補助記憶ユニット13に保存する。
ACT5としてプロセッサ11は、方法設定画面を表示する。方法設定画面は、直前に指定された予定店舗にて次の店舗を案内する方法を客に設定させるための画面である。
図6は方法設定画面SC1の一例を示す図である。
図6に示す方法設定画面SC1は、店舗名称が「AAAA店」であり、ジャンル「ファッション」に属する店舗が予定店舗として指定された場合の一例である。方法設定画面SC1は、この店舗名称及びジャンルを表す文字列CS11を含む。また図6に示す方法設定画面SC1は、指定店舗の特徴コメントとして「斬新なメンズカジュアルが揃うショップです。」が設定されている場合であり、当該特徴コメントを表す文字列CS12を含む。プロセッサ11は、ACT4で取得した店舗データに含まれる店舗名称及びジャンル名を文字列CS11に表し、特徴コメントを文字列CS12に表す。このため、これら文字列CS11,CS12の内容は、指定された予定店舗に応じて変化する。
また方法設定画面SC1は、文字列CS13及びボタンBU11,BU12,U13,BU14,BU15を含む。これら文字列CS13及びボタンBU11〜BU15は、どの店舗が予定店舗として指定された場合も共通である。
文字列CS13は、次に向かうべき店舗の案内方法を指定するよう客に促す文字メッセージを表す。ボタンBU11は、次に向かうべき店舗を、今回指定された予定店舗に到着したことに応じて自動で案内する案内方法(以下、第1の案内方法と称する)を客が指定するためのソフトキーである。ボタンBU12は、次に向かうべき店舗を、今回指定された予定店舗に到着してから予め定められた標準時間が経過したことに応じて自動で案内する案内方法(以下、第2の案内方法と称する)を客が指定するためのソフトキーである。ボタンBU13は、次に向かうべき店舗を、今回指定された予定店舗に到着してから指定時間が経過したことに応じて自動で案内する案内方法(以下、第3の案内方法と称する)を客が指定するためのソフトキーである。ボタンBU14は、次に向かうべき店舗を、客による指示に応じて案内する案内方法(以下、第4の案内方法と称する)を客が指定するためのソフトキーである。ボタンBU15は、今回指定した店舗を予定店舗とすることを取り止めて、予定店舗の指定に戻ることを客が指示するためのソフトキーである。
プロセッサ11は、方法設定画面SC1をタッチパネル14に表示させた状態で、ACT6及びACT7の待受状態に移行する。
ACT6としてプロセッサ11は、案内方法が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT7へと進む。
ACT7としてプロセッサ11は、戻りが指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の指示が確認できないならばNOと判定し、ACT6へと戻る。
かくしてプロセッサ11はACT6及びACT7の待受状態においては、案内方法が指定されるか、戻りが指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ11は、ボタンBU15をタップするなどの予め定められた操作により戻りが指示されたならば、ACT7にてYESと判定し、ACT1以降を再度実行する。プロセッサ11はしかしながら、ボタンBU11〜BU14のいずれかをタップするなどの予め定められた操作により案内方法が指定されたならば、ACT6にてYESと判定し、ACT8へと進む。
ACT8としてプロセッサ11は、第3の案内方法が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、第1、第2又は第4の案内方法が指定されたのならばNOと判定し、ACT9へと進む。
ACT9としてプロセッサ11は、予定店舗リストを更新する。プロセッサ11は例えば、最初に指定された予定店舗に関して案内方法が指定されたのであれば、当該予定店舗に関連付けたデータレコードを含んだリストデータDT1を補助記憶ユニット13に書き込む。またプロセッサ11は、後述するように2つ目以降の予定店舗に関して案内方法が指定されたのであれば、当該予定店舗に関連付けたデータレコードを、既に補助記憶ユニット13に保存されているリストデータDT1に追加する。
図7はリストデータDT1に含まれるデータレコードDR31の構成を模式的に示す図である。
データレコードDR31は、フィールドF31,F32,F33,F34,F35,F36,F37を含む。プロセッサ11は、フィールドF31,F32,F33,F34,F35には、ACT4にて店舗データとして取得したデータレコードDR11のフィールドF11,F12,F13,F14,F15にセットされているデータをそのままセットする。プロセッサ11は、フィールドF36には、関連付けられた予定店舗へ立ち寄り済みであるか否かを表す済みフラグを、まだ立ち寄っていないことを表す状態としてセットする。プロセッサ11は、フィールドF37には、上記の指定された案内方法を識別するための識別子としての方法コードをセットする。つまりプロセッサ11はACT9では、第1の案内方法、第2の案内方法、又は第4の案内方法の方法コードをフィールドF37にセットする。そしてプロセッサ11はこののち、ACT1以降を再度実行することによって、別の予定店舗の指定と、その予定店舗における案内方法の指定とを受け付ける。
さて、第3の案内方法が指定された場合、プロセッサ11はACT8にてYESと判定し、ACT10へと進む。
ACT10としてプロセッサ11は、時間指定画面をタッチパネル14に表示させる。時間指定画面は、指定店舗に到着してから次に向かうべき店舗を案内するまでの時間を客に指定させるための画面である。
図8は時間指定画面SC2の一例を示す図である。
図8に示す時間指定画面SC2は、図6に示す状態の方法設定画面SC1にて第3の案内方法が指定された場合の例である。このため図6に示す時間指定画面SC2は、方法設定画面SC1と同様に文字列CS11,CS12を含む。この文字列CS11,CS12の内容は、方法設定画面SC1と同様に、指定されている予定店舗に応じて変化する。
また時間指定画面SC2は、文字列CS21、入力エリアAR21、テンキーTK21及びボタンBU21,BU22を含む。これら文字列CS21、入力エリアAR21、テンキーTK21及びボタンBU21,BU22は、どの店舗が予定店舗として指定された場合も共通である。
文字列CS21は、時間を指定するよう客に促す文字メッセージを表す。入力エリアAR21は、客が希望する時間を入力するためのエリアである。図8では、まだ時間が指定されていない状態を表している。テンキーTK21は、客が数値を入力するためのソフトキー群である。プロセッサ11は、テンキーTK21が操作されると、その操作により入力される数値を入力エリアAR21内に表すように時間指定画面SC2を変更する。ボタンBU21は、入力エリアAR21に表された数値を指定時間として決定することを客が指示するためのソフトキーである。ボタンBU22は、案内方法の指定に戻ることを客が指示するためのソフトキーである。
客は、指定している予定店舗の次に向かうべき店舗の案内を、指定している予定店舗に到着してから何分後に行うかを決め、その時間をテンキーTK21の操作により入力する。そして客は、入力エリアAR21内に希望の時間が表されていることを確認した上で、ボタンBU21をタップするなどの予め定められた操作により決定を指示する。なお客は、第3の案内方法の指定を取り止め、案内方法を再度指定するならば、ボタンBU22をタップするなどの予め定められた操作により戻りを指示する。
プロセッサ11は、時間指定画面SC2をタッチパネル14に表示させた状態で、図4中のACT11及びACT12の待受状態に移行する。
ACT11としてプロセッサ11は、決定指示がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の指示が確認できないならばNOと判定し、ACT12へと進む。
ACT12としてプロセッサ11は、戻りが指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の指示が確認できないならばNOと判定し、ACT11へと戻る。
かくしてプロセッサ11はACT11及びACT12の待受状態においては、決定又は戻りが指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ11は、前述のように決定が指示されたならば、ACT11にてYESと判定し、ACT13へと進む。
ACT13としてプロセッサ11は、予定店舗リストを更新する。プロセッサ11は例えば、最初に指定された予定店舗に関して案内方法が指定されたのであれば、当該予定店舗に関連付けたデータレコードを含んだリストデータDT1を補助記憶ユニット13に書き込む。またプロセッサ11は、2つ目以降の予定店舗に関して案内方法が指定されたのであれば、当該予定店舗に関連付けたデータレコードを、既に補助記憶ユニット13に保存されているリストデータDT1に追加する。プロセッサ11は、フィールドF31,F32,F33,F34,F35には、ACT4にて店舗データとして取得したデータレコードDR11のフィールドF11,F12,F13,F14,F15にセットされているデータをそのままセットする。プロセッサ11は、フィールドF36には、まだ立ち寄っていないことを表す状態の済みフラグをセットする。プロセッサ11は、フィールドF37には、第3の案内方法の方法コードと、指定された時間とをセットする。そしてプロセッサ11はこののち、ACT1以降を再度実行することによって、別の予定店舗の指定と、その予定店舗における案内方法の指定とを受け付ける。
なお、プロセッサ11は、客が前述のように戻りを指示したならば、ACT12にてYESと判定し、ACT5へと戻る。
客は、立ち寄ることを予定している複数の店舗を順次に予定店舗として指定して行く。これに応じてプロセッサ11は、ACT9又はACT13を繰り返し、リストデータDT1に予定店舗に関連付けられたデータレコードDR31を追加して行く。これによりリストデータDT1は、予定店舗リストを表すデータとなる。予定店舗リストは、複数の売場としての複数の店舗のリストであり、リストデータDT1は当該リストを表す。かくして案内アプリAP1に基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、リストデータDT1を、生成することによって取得する取得手段として機能する。
客は、立ち寄ることを予定している全ての店舗を指定し終えたならば、店舗指定画面に表された完了ボタンをタップするなどの予め定められた操作により予定店舗の指定完了を宣言する。これに応じてプロセッサ11は、ACT3にてYESと判定し、図5中のACT14へと進む。
ACT14としてプロセッサ11は、予定店舗のそれぞれに関する店舗状況情報を取得する。プロセッサ11は例えば、店舗状況情報を要求するための要求データを、サーバ20に宛てて無線ユニット16から通信ネットワーク30に送出する。プロセッサ11は要求データには、店舗状況情報の要求であることを識別する識別データと、全ての予定店舗の店舗コードとを含める。
サーバ20にてプロセッサ21は、上記の要求データが通信ネットワーク30によりサーバ20へと伝送されて通信ユニット24により受信されたならば、当該要求データに含まれた店舗コードで識別される店舗に関連付けられたデータレコードDR21を状況データベースDB2から全て読み出す。そしてプロセッサ21は、当該のデータレコードDR21を店舗状況情報として含んだ応答データを、上記の要求データに対する応答として要求元の携帯通信端末10に宛てて通信ユニット24から通信ネットワーク30へと送出する。
携帯通信端末10にてプロセッサ11は、上記の応答データが通信ネットワーク30により携帯通信端末10へと伝送されて無線ユニット16により受信されたならば、その応答データに含まれた店舗状況情報をメインメモリ12又は補助記憶ユニット13に保存する。
ACT15としてプロセッサ11は、ACT14で取得した店舗状況情報に基づいて予定店舗のうちの1つを候補店舗として決定するための決定処理を実行する。決定処理の詳細は、店舗状況情報に含まれる混雑度及びタイムセールフラグの少なくとも何れかを考慮するのであれば任意であってよい。プロセッサ11は、例えば案内アプリAP1の作成者により予め決められたルールに従って候補店舗を決定してよい。
図9はプロセッサ11による決定処理の一例を示すフローチャートである。
ACT31としてプロセッサ11は、予定店舗のうちの1つを選択する。なお、ここでの選択は、候補店舗の選択ではない。決定処理に関わる説明においては、ここで選択した予定店舗を選択中店舗と称する。
ACT32としてプロセッサ11は、携帯通信端末10の現在位置から選択中店舗までの移動距離を算出する。例えば、ショッピングセンター内で客が店舗間の移動に利用可能なルートと当該ルート上の多数のノードとを、ショッピングセンター内に仮想的に定めた座標系上に表したマップデータを予め用意しておく。プロセッサ11は、測位ユニット15による最新の測位結果を表す位置情報を取得し、その位置情報が表す位置を携帯通信端末10の現在位置とする。プロセッサ11は例えば、現在位置に最寄りのノードと、選択中店舗に最寄りのノードとの上記ルートに沿った最短距離として移動距離を算出する。
ACT33としてプロセッサ11は、選択中店舗において実施中のタイムセールの残り時間を判定する。プロセッサ11は例えば、残り時間を予め定められた基準時間以上であるか否かとして判定する。つまりプロセッサ11は例えば、選択中店舗に関する店舗状況情報に含まれた終了時刻までの現時点からの時間が基準時間以上であるならば残り時間を「2」として、また基準時間未満であるならば残り時間を「1」として、それぞれ判定する。なおプロセッサ11は例えば、選択中店舗に関する店舗状況情報に含まれたタイムセールフラグがタイムセールを開催中ではないことを表すならば、残り時間を「0」として判定する。
ACT34としてプロセッサ11は、比較データを更新する。比較データは、予定店舗のそれぞれについての距離、混雑度、タイムセールの実施状況及びタイムセールの残り時間を比較可能に表したデータである。プロセッサ11は例えば、1つの予定店舗に関する店舗コード、距離、混雑度、タイムセールの実施状況及び残り時間を同一行の各列とした比較表を表すように比較データを更新する。つまりプロセッサ11は例えば、選択中店舗に関する店舗コードを第1列、ACT32で算出した移動距離を第2列、選択中店舗に関する店舗状況情報に含まれる混雑度及びタイムセールフラグを第3列及び第4列、そしてACT33で算出した残り時間を第5列とした行を比較表に加えるように比較データを更新する。なおプロセッサ11は、図9に示す決定処理の開始後に初めてACT34を実行する場合には、選択中店舗に関する行のみの比較データを新たに生成する。
ACT35としてプロセッサ11は、今回の決定処理の中で選択中店舗として選択していない予定店舗が有るか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の予定店舗が有るならばYESと判定し、ACT31へと戻る。このときにプロセッサ11は、ACT31では今回の決定処理の中で選択中店舗として選択していない予定店舗を選択する。かくしてプロセッサ11は、予定店舗のそれぞれを順次に選択中店舗としながら、ACT32〜ACT34を繰り返し実行する。そしてプロセッサ11は、全ての予定店舗を選択中店舗として選択し終えているならば、ACT35にてNOと判定し、ACT36へと進む。
図10は比較データの内容を模式的に表した図である。
図10に示す比較データは、店舗コードが「1001」「1004」「1032」及び「1057」である4店舗が予定店舗とされている場合の一例である。なお、以下においてこれら4店舗をそれぞれ「1001」店舗、「1004」店舗、「1032」店舗及び「1057」店舗と記す。
ACT36としてプロセッサ11は、比較データが表す比較表を予め定められた条件に従ってソートする。条件は、移動距離、混雑度及びタイムセールの各項目をそれぞれキーとする順位として定められる。この条件は、例えば案内アプリAP1の作成者により予め定められた固定的なものであってもよいし、買物客により任意に定められるものであってもよい。プロセッサ11は、移動距離及び混雑度に関しては、昇順でソートする。プロセッサ11は、タイムセールに関しては、実施中である場合を上位としてソートする。ただしタイムセールに関してはさらに、実施中である予定店舗が複数存在するならば、それら予定店舗を残り時間の昇順でソートする。なお、プロセッサ11が客により任意に定められた条件を適用することとすれば、より客のニーズに応じた候補店舗を案内することができる。
図11は比較データの内容を模式的に表した図である。
図11に示す比較データは、図10に示す状態の比較データを、[タイムセール>混雑度>距離]の順位として定められた条件でソートした結果である。
「1004」店舗及び「1032」店舗がタイムセールを実施中であるが、残り時間が「1004」店舗よりも「1032」店舗の方が短い。このためプロセッサ11は、「1032」店舗を第一位とし、「1004」店舗を第二位としている。「1001」店舗及び「1057」店舗はともにタイムセールを実施していないが、混雑度が、「1057」店舗よりも「1001」店舗において低い。このためプロセッサ11は、「1001」店舗を第三位とし、「1057」店舗を第四位としている。
以上のようにプロセッサ11は、ACT14で取得した店舗状況情報から判定される経時変化を伴う店舗の状況を考慮している。つまり案内アプリAP1に基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは判定手段として機能する。
ACT37としてプロセッサ11は、比較表の第一位に位置する予定店舗を候補店舗として決定する。つまりプロセッサ11は、比較データが図11に示す状態にあるならば、「1032」店舗を候補店舗として決定する。かくして案内アプリAP1に基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは決定手段として機能する。そしてプロセッサ11は、これをもって決定処理を終了し、図5中のACT16へと進む。
ACT16としてプロセッサ11は、候補提示画面をタッチパネル14に表示させる。候補提示画面は、候補店舗を客に提示するための画面である。なおプロセッサ11は、候補店舗に対して第1〜第3の案内方法のいずれかが設定されている場合と、第4の案内方法が設定されている場合とで、候補提示画面を異ならせる。
図12は候補店舗に対して第1〜第3の案内方法のいずれかが設定されている場合の候補提示画面SC3の一例を示す図である。
図12に示す状態の候補提示画面SC3は、店舗名称が「AAAA店」である前述の店舗が候補店舗として決定されている場合の例である。このため候補提示画面SC3は、図7に示す方法設定画面SC1と同様に文字列CS11,CS12を含む。
また図12に示す状態の候補提示画面SC3は、候補店舗にて11:00までのタイムセールが開催中である場合の例である。このため候補提示画面SC3は、文字列CS31を含む。プロセッサ11は、候補店舗に関して図5中のACT14にて取得した店舗状況情報に含まれるタイムセールフラグがタイムセールを実施中であることを表す状態である場合に、同じ店舗状況情報に含まれる終了時刻を表すものとした文字列CS31を候補提示画面SC3に含める。プロセッサ11は、上記の店舗状況情報に含まれるタイムセールフラグがタイムセールを実施中ではないことを表す状態である場合には、文字列CS31を候補提示画面SC3に含めない。
また候補提示画面SC3は、画像IM31及びボタンBU31,BU32を含む。画像IM31は、ショッピングセンターにおける店舗レイアウトを表した地図上に、客の現在位置、候補店舗の位置及び現在位置から候補店舗までの推奨経路を表している。画像IM31中の矩形の枠は、ショッピングセンターに属している複数の店舗のそれぞれの位置を表す。なお、店舗を表す枠の形状は、店舗の形状により変化し、矩形であるとは限らない。画像IM31中の丸印は、客の現在位置を表す。画像IM31中の星印は、候補店舗の位置を表す。画像IM31中の破線は、現在位置から候補店舗までの推奨経路を表す。プロセッサ11は、ショッピングセンターに属している複数の店舗のそれぞれの位置を表す予め用意された画像に、丸印、星印及び破線を重ねて表すことで画像IM31を生成する。なおプロセッサ11は例えば、候補店舗に関して図9中のACT32にて求めた移動距離に関する経路を推奨経路とする。
ボタンBU31は、候補店舗を別の予定店舗に変更することを客が指示するためのソフトキーである。ボタンBU32は、予定店舗を変更することを客が指示するためのソフトキーである。
図13は候補店舗に対して第4の案内方法が設定されている場合の候補提示画面SC4の一例を示す図である。なお、図13に示される表示要素のうちで図12と同一の表示要素には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図13に示す状態の候補提示画面SC4は、候補店舗に対して設定された案内方法が異なる他は、図12に示す候補提示画面SC3を表示すべきときと同じ条件である場合の例である。
候補提示画面SC4は、候補提示画面SC3に、ボタンBU33を追加した画面である。ボタンBU33は、次に向かうべき店舗の案内を客が指示するためのソフトキーである。
以上のような候補提示画面SC3,SC4を目視することで客は、次に向かうべき店舗を認識できる。つまり候補提示画面SC3,SC4を表示させることは、次に向かうべきとして決定された店舗を客に通知することに相当する。かくして案内アプリAP1に基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは通知手段として機能する。
プロセッサ11は、候補提示画面SC3をタッチパネル14に表示させた状態で、図5中のACT17,ACT18及びACT19の待受状態に移行する。
ACT17としてプロセッサ11は、予定店舗の変更が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の指示を確認できないならばNOと判定し、ACT18へと進む。
ACT18としてプロセッサ11は、候補店舗の変更が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の指示を確認できないならばNOと判定し、ACT19へと進む。
ACT19としてプロセッサ11は、現在位置がいずれかの予定店舗の中であるか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の状態を確認できないならばNOと判定し、ACT17へと戻る。
かくしてプロセッサ11はACT17〜ACT19の待受状態においては、予定店舗又は候補店舗の変更が指示されるか、携帯通信端末10がいずれかの予定店舗内へと移動するのを待ち受ける。
客は、候補提示画面SC3により提示された候補店舗を後回しとすることを決めて、別の候補店舗の提示を希望する場合には、ボタンBU31をタップする等の予め定められた操作によって候補店舗の変更を指示する。これに応じてプロセッサ11は、ACT18にてYESと判定し、ACT20へと進む。
ACT20としてプロセッサ11は、新たな候補店舗を決定する。プロセッサ11は、予め定められた方法で、予定店舗のうちの1つを選び出し、候補店舗として決定する。プロセッサ11は例えば、ACT15の決定処理で生成済みの比較リストの中で、現在の候補店舗の次の順位に位置している予定店舗を候補店舗として決定する。あるいはプロセッサ11は、候補店舗の一覧を表した画面をタッチパネル14に表示させて、そこで客により指定された予定店舗を候補店舗として決定してもよい。プロセッサ11はこののち、ACT16へと戻る。
客は、予定店舗を追加したい場合などにおいては、ボタンBU32をタップする等の予め定められた操作によって予定店舗の変更を指示する。これに応じてプロセッサ11は、ACT17にてYESと判定し、図4中のACT1へと戻る。
客は、候補提示画面SC3による提示に応じて候補店舗を次に立ち寄る店舗とすることを決定したならば、候補店舗へと向かって移動する。
客が店舗に入ると、測位ユニット15により測定される携帯通信端末10の現在位置が店舗内の位置となる。このときにプロセッサ11は例えば、複数の予定店舗のそれぞれに関して図4中のACT4にて取得した予定店舗の店舗データに含まれた位置のいずれかに携帯通信端末10の現在位置が含まれるならば、ACT19にてYESと判定し、ACT21へと進む。
ACT21としてプロセッサ11は、携帯通信端末10が位置している店舗が候補店舗であるか否かを確認する。プロセッサ11は例えば、上記のように携帯通信端末10の現在位置を含む位置が表された店舗データが候補店舗に関連付けられているならば、YESと判定し、ACT22へと進む。
ACT22としてプロセッサ11は、候補店舗とされている店舗を予定店舗から済み店舗に変更する。済み店舗とは、客が立ち寄り済みである店舗である。プロセッサ11は例えば、候補店舗とされている店舗に関連付けられたデータレコードDR31をリストデータDT1から見つけ出し、当該データレコードDR31のフィールドF36にセットされた済みフラグを、立ち寄り済みであることを表す状態に変更する。
ACT23としてプロセッサ11は、予定店舗があるか否かを確認する。プロセッサ11は例えば、立ち寄り済みであることを表す状態である済みフラグがフィールドF36にセットされているデータレコードDR31をリストデータDT1から見つけ出す。そしてプロセッサ11は、該当するデータレコードDR31が1つでも見つかったならばYESと判定し、ACT24へと進む。
ACT24としてプロセッサ11は、次の候補店舗を案内する条件(以下、案内条件と称する)が成立したか否かを確認する。案内条件は、現在の候補店舗に対して設定されている案内方法に応じて変化する。つまりプロセッサ11は例えば、候補店舗が関連付けられているデータレコードDR31をリストデータDT1から見つけ出し、該当するデータレコードDR31のフィールドF37にセットされた案内方法に対して予め定められた案内条件が成立するか否かを確認する。第1の案内方法に対する案内条件は例えば、「無条件」とされる。第2の案内方法に対する案内条件は例えば、「候補店舗への到着後の経過時間が標準時間に至った」とされる。第3の案内方法に対する案内条件は例えば、「候補店舗への到着後の経過時間が指定時間に至った」とされる。第4の案内方法に対する案内条件は例えば、「客による指示がなされた」とされる。プロセッサ11は、案内条件が成立しないならばNOと判定し、ACT25へと進む。
ACT25としてプロセッサ11は、携帯通信端末10が店舗外に位置しているか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の状態を確認できないならばNOと判定し、ACT24へと戻る。
かくしてプロセッサ11はACT24及びACT25としては、案内条件が成立するか、携帯通信端末10が店舗外に移動するのを待ち受ける。
プロセッサ11は例えば、候補店舗に関して設定された案内方法が第1の案内方法であるならば、無条件でACT24にてYESと判定する。プロセッサ11は例えば、候補店舗に関して設定された案内方法が第2の案内方法であるならば、候補店舗への到達タイミングからの経過時間が標準時間に至ったならば、ACT24にてYESと判定する。プロセッサ11は例えば、候補店舗に関して設定された案内方法が第3の案内方法であるならば、候補店舗への到達タイミングからの経過時間が、ACT24で見つけ出したデータレコードDR31のF37に含まれている指定時間に至ったならば、ACT24にてYESと判定する。なおプロセッサ11は例えば、ACT19にてYESと判定したタイミング及びACT20にてYESと判定したタイミングのうちの予め定められた一方を到着タイミングとする。プロセッサ11は例えば、候補店舗に関して設定された案内方法が第4の案内方法であるならば、図13に示すボタンBU33をタップするなどの予め定められた操作に応じてACT24にてYESと判定する。なお、案内条件が成立するよりも前に客が候補店舗から出ると、プロセッサ11はACT25にてYESと判定する。
プロセッサ11は、以上のようにACT24又はACT25にてYESと判定したならば、ACT14へと戻り、それ以降の処理を前述と同様に繰り返す。つまりプロセッサ11は、予定店舗として残っている店舗から候補店舗を新たに選び出して客に案内する。
このように、次の候補店舗の案内は、客が希望するタイミングで行うことができる。第1の案内方法が選択されていれば、候補店舗での客の滞在時間の長短に拘わらずに、客が次の店舗へ移動しようするときには、次の候補店舗に関する候補提示画面SC3,SC4の表示がなされる。第2の案内方法又は第3の案内方法が選択されていれば、候補店舗での客のある程度の滞在の後に客が次の店舗へと移動しようとするタイミングに近いタイミングで、次の候補店舗に関する候補提示画面SC3,SC4の表示がなされる。なお、第2の案内方法においては、店舗毎での滞在時間の長短は考慮されないが、時間の指定を客が行う手間はない。また第3の案内方法においては、時間の指定を客が行う手間が生じるが、店舗毎に見込まれる滞在時間の長短を考慮したタイミングで候補提示画面SC3,SC4の表示がなされる。第3の案内方法が選択されていれば、店舗毎に指示を客が行う手間が生じるが、客が必要とする適切なタイミングで候補提示画面SC3,SC4の表示がなされる。
さて、前述した具体例の場合に、候補店舗として案内した「1032」店舗へと案内に従って客が立ち寄ったならば、「1032」店舗は予定店舗から除外され、予定店舗は「1001」店舗、「1004」店舗及び「1057」店舗の3店舗となる。
図14は比較データの内容を模式的に表した図である。
図14に示す比較データは、上記の「1001」店舗、「1004」店舗及び「1057」店舗に関して図9中のACT31〜ACT34をそれぞれ実行することによって生成される比較データを、[タイムセール>混雑度>距離]の順位として定められた条件でソートした結果である。
プロセッサ11は、「1004」店舗及び「1057」店舗がタイムセールを実施中であるが、残り時間は「1004」店舗及び「1057」店舗にて同等であるため、混雑度がより低い「1057」店舗を第一位とし、「1004」店舗を第二位としている。そしてプロセッサ11は、タイムセールを実施していない「1001」店舗を第三位としている。
この場合にプロセッサ11は、「1057」店舗を候補店舗として決定する。
図15は比較データの内容を模式的に表した図である。
図15に示す比較データは、「1001」店舗及び「1004」店舗に関して図9中のACT31〜ACT34をそれぞれ実行することによって生成される比較データを、[タイムセール>混雑度>距離]の順位として定められた条件でソートした結果である。
プロセッサ11は、「1001」店舗及び「1004」店舗がタイムセール及び混雑度に関して同等な状態であるため、移動距離がより短い「1001」店舗を第一位とし、「1004」店舗を第二位としている。
この場合にプロセッサ11は、「1001」店舗を候補店舗として決定する。
客がさらに「1001」店舗に訪れ、予定店舗が「1004」店舗のみとなれば、プロセッサ11は「1004」店舗を候補店舗として決定する。
なお、客が次に候補店舗に立ち寄ることが強要される訳ではなく、客は思いのままの店舗に立ち寄ることもできる。客が予定店舗としなかった店舗に立ち寄ったとしても、プロセッサ11は図5中のACT17〜ACT19の待受状態を維持し、現状での候補店舗の案内を継続する。客が候補店舗とされていない予定店舗に客が立ち寄った場合には、プロセッサ11はACT19にてYESと判定し、かつACT21にてNOと判定することとなり、ACT26へと進む。
ACT26としてプロセッサ11は、客が立ち寄った店舗を予定店舗から済み店舗に変更する。プロセッサ11は例えば、客が立ち寄った店舗に関連付けられたデータレコードDR31をリストデータDT1から見つけ出し、当該データレコードDR31のフィールドF36にセットされた済みフラグを、立ち寄り済みであることを表す状態に変更する。
ACT27としてプロセッサ11は、予定店舗があるか否かを確認する。プロセッサ11は例えば、立ち寄り済みではないことを表す状態の済みフラグがフィールドF36にセットされているデータレコードDR31をリストデータDT1から見つけ出す。そしてプロセッサ11は、該当するデータレコードDR31が1つでも見つかったならばYESと判定し、ACT17〜ACT19の待受状態へと戻る。つまりプロセッサ11は、客が立ち寄った店舗を予定店舗から除外した上で、現状での候補店舗の案内を継続する。
プロセッサ11は、ACT23又はACT27にて、立ち寄り済みではないことを表す状態である済みフラグがフィールドF36にセットされているデータレコードDR31をリストデータDT1から見つけ出すことができない場合にはNOと判定し、案内処理を終了する。
以上のように携帯通信端末10によれば、タイムセールの実施状況及び混雑度といった経時変化を伴う店舗の状況を考慮して決定した候補店舗を、次に向かうべき店舗として客に通知する。これにより携帯通信端末10は、経時変化を伴う店舗の状況に応じた、これまでよりも適切な案内を行うことができる。
なお、タイムセールの実施状況を考慮することにより、タイムセールを利用できる機会を増やすような案内が可能となる。また混雑度を考慮することにより、混雑している店舗への立ち寄りを後回しにするような案内が可能となる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
携帯通信端末10にてプロセッサ11は、サーバ20あるいは別の装置で生成されたリストデータを、例えば通信ネットワーク30を介して取得してもよい。
案内処理によりタッチパネル14に表示させる各種の画面は、任意に変更が可能である。例えば、候補店舗を提示するための画面は、画像IM31を含まなくてもよい。
候補店舗の通知は、音声メッセージの出力などの表示以外の方法により行ってもよい。
タッチパネル14以外の操作手段を備えて、その操作手段を利用した操作に応じて客による各種の指示を入力してもよい。例えば音声認識技術を用いた操作手段を備えて、客の音声による指示を入力してもよい。
案内の対象とする店舗は、商店街に属する店舗など、いかなる店舗であってもよい。あるいは、一店舗内で区分された複数の売場を案内の対象としてもよい。
案内処理はサーバ20にてプロセッサ21が実行し、携帯通信端末10は、サーバ20の制御の下に客とのユーザインタフェースとして機能させてもよい。この場合は、サーバ20が案内装置としての機能を備えることになる。
プロセッサ11は、予定店舗の指定が完了した後に、それら予定店舗に立ち寄る順序を決定してもよい。そしてこの場合にプロセッサ11は、上記の実施形態のように、客が店舗に到達する毎に次の予定店舗を案内してもよいし、客の移動開始前に全ての順序を案内してもよい。
情報処理によりプロセッサ11が実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…プロセッサ、10…携帯通信端末、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶ユニット、14…タッチパネル、15…測位ユニット、16…無線ユニット、17…伝送路、20…サーバ、21…プロセッサ、22…メインメモリ、23…補助記憶ユニット、24…通信ユニット、25…伝送路、30…通信ネットワーク、40…店舗端末。

Claims (6)

  1. 複数の売場のリストを表したリストデータを取得する取得手段と、
    客の位置を検出する検出手段と、
    前記売場に関する経時変化を伴う状況を判定する判定手段と、
    前記検出手段により検出された位置と前記判定手段により判定された状況とに基づいて、前記客が次に向かうべき売場を、前記取得手段により取得された前記リストデータが表す前記リストに含まれる前記売場のうちで案内対象となる売場のうちの1つとして決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された売場を前記客に通知する通知手段と、
    を具備した案内装置。
  2. 前記取得手段は、前記客により指定された複数の売場のリストを表したデータを生成することにより前記リストデータを取得する、
    請求項1に記載の案内装置。
  3. 前記判定手段は、前記売場に関する混雑度及び前記売場でのタイムセールの実施状況の少なくとも一方を前記経時変化を伴う状況として判定する、
    請求項1又は請求項2に記載の案内装置。
  4. 前記決定手段は、前記案内対象となる売場のうちで、前記混雑度が最も小さな売場、あるいは前記タイムセールを実施中である売場のうちのいずれかを、前記客が次に向かうべき売場に決定する、
    請求項3に記載の案内装置。
  5. 複数の売場のリストを表したリストデータを取得し、
    客の位置を検出し、
    前記売場に関する経時変化を伴う状況を判定し、
    検出された前記位置と判定された前記状況とに基づいて、前記客が次に向かうべき売場を、取得された前記リストデータが表す前記リストに含まれる前記売場のうちで案内対象となる売場のうちの1つとして決定し、
    決定された前記売場を前記客に通知する、
    案内方法。
  6. 客の位置を検出する検出手段を備えた案内装置に備えられたコンピュータを、
    複数の売場のリストを表したリストデータを取得する取得手段と、
    前記売場に関する経時変化を伴う状況を判定する判定手段と、
    前記検出手段により検出された位置と前記判定手段により判定された状況とに基づいて、前記客が次に向かうべき売場を、前記取得手段により取得された前記リストデータが表す前記リストに含まれる前記売場のうちで案内対象となる売場のうちの1つとして決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された売場を前記客に通知する通知手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。
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