以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、一実施形態に係る情報管理装置を備える情報管理システム(ネットワークシステム)の構成例を示す。情報管理システムは、各種店舗(施設)における利用者の順番待ちを管理するためのシステムである。なお、本実施形態において、店舗には、例えば飲食店、薬局、病院、美容院、旅行代理店、スマートフォンまたは携帯電話の購入及び契約が可能なショップ、及びアミューズメント施設等が含まれる。すなわち、本実施形態における店舗は、利用者が当該店舗を利用するために順番待ちが可能な店舗であれば良い。
図1に示すように、情報管理システムは、情報管理装置10、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40、等を備える。なお、情報管理装置10は、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40とそれぞれインターネットのようなネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
情報管理装置10は、店舗における利用者による順番待ちを管理するための機能を有するサーバ装置である。なお、情報管理装置10の機能構成については別途後述する。
第1店舗端末20及び第2店舗端末30は、順番待ちが可能な店舗に設けられている。第1店舗端末20は、例えば店舗の入り口(つまり、店頭)付近に設置され、主に店舗に来店する利用者(客)によって使用される。利用者は、例えば店舗に来店した時点で店舗が満席の状態にある場合、第1店舗端末20を操作することによって当該店舗において順番待ちをすることができる。
第2店舗端末30は、例えば店舗のレジ付近に設置され、主に店舗のスタッフ(従業員等)によって使用される。店舗のスタッフは、第2店舗端末30において順番待ちの状況等を確認することができる。
本実施形態においては、第1店舗端末20及び第2店舗端末30が異なる端末であるものとして説明するが、当該第1店舗端末20及び第2店舗端末30は一体として構成されていても良い。
利用者端末40は、例えば店舗を利用する利用者によって使用される当該利用者の端末である。利用者端末40には、例えばフィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ(PC)等が含まれる。利用者端末40は、例えば店舗以外の場所から店舗に対する順番待ちをするために用いられる。
なお、図1においては、便宜的に、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40がそれぞれ1つずつ示されているが、情報管理装置10には、複数の第1店舗端末20及び第2店舗端末30が接続されていても良いし、複数の利用者端末40が接続されていても良い。
図2は、図1に示す情報管理装置10のハードウェア構成の一例を示す。図2に示すように、情報管理装置10においては、バス11に、不揮発性メモリ12、CPU13、メインメモリ14及び通信部15、等が接続されている。なお、不揮発性メモリ12及びメインメモリ14は、情報管理装置10の記憶装置を構成する。
不揮発性メモリ12は、例えばオペレーティングシステム(OS)及び上記した店舗における順番待ちを管理するためのプログラム(以下、「順番管理プログラム」と表記)を含む各種プログラムを格納する。
CPU13は、例えば不揮発性メモリ12に格納されている各種プログラムを実行するプロセッサである。なお、CPU13は、情報管理装置10全体の制御を実行する。
メインメモリ14は、例えばCPU13が各種プログラムを実行する際に必要とされるワークエリア等として使用される。
図2においては不揮発性メモリ12及びメインメモリ14のみが示されているが、情報管理装置10は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置を備えていても良い。
通信部15は、インターネット等のネットワーク50を介して例えば第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40等の外部装置との通信を制御する機能を有する。なお、通信部15によれば、例えば無線LAN及びWifi(登録商標)等の無線通信機能を実現することができる。
図3は、本実施形態に係る情報管理装置10の主となる機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、情報管理装置10は、受付部101、登録部102、管理部103、表示処理部104及び格納部105、等を含む。
本実施形態において、各部101〜104は、例えば図2に示すCPU13(つまり、情報管理装置10のコンピュータ)が不揮発性メモリ12に格納されている順番管理プログラムを実行すること(つまり、ソフトウェア)により実現されるものとする。なお、この順番管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、このプログラムは、例えばネットワークを介して情報管理装置10にダウンロードされても構わない。
ここでは、各部101〜104がソフトウェアにより実現されるものとして説明したが、当該各部101〜104は、ハードウェアにより実現されても良いし、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ構成によって実現されても良い。
また、本実施形態において、格納部105は、例えば図2に示す不揮発性メモリ12または他の記憶装置等に格納される。
受付部101は、例えば第1店舗端末20に対する複数の利用者の各々の操作に基づいて、当該第1店舗端末20から店舗に対する順番待ちを受け付ける。また、受付部101は、利用者端末40に対する利用者の操作に基づいて、当該利用者端末40から店舗に対する順番待ちを受け付ける。さらに、受付部101は、例えば第2店舗端末30に対する複数のスタッフの各々の操作に基づいて、当該第2店舗端末30から店舗に対する順番待ちを受け付けることも可能である。
登録部102は、受付部101によって第1店舗端末20からの順番待ちが受け付けられた場合、当該順番待ちを示す順番待ち情報を格納部105に登録(格納)する。また、登録部102は、受付部101によって第2店舗端末30からの順番待ちが受け付けられた場合には、当該順番待ちを示す順番待ち情報を格納部105に登録する。さらに、登録部102は、受付部101によって利用者端末40からの順番待ちが受け付けられた場合には、当該順番待ちを示す順番待ち情報を格納部105に登録する。
なお、順番待ち情報は、当該順番待ち情報によって示される順番待ちが受け付けられた順に格納部105に格納される。
管理部103は、例えば第2店舗端末30からの要求に応じて、格納部105に格納された順番待ち情報を当該第2店舗端末30に表示するための画面を生成する。
また、管理部103は、第2店舗端末30に対する店舗のスタッフの操作に基づいて、格納部105に格納されている順番待ち情報を更新する。
表示処理部104は、管理部103によって生成された画面を第2店舗端末30に送信し、当該画面を第2店舗端末30に表示させる。
以下、図4のシーケンス図を参照して、第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。ここでは、第1店舗端末20から順番待ちを行う利用者を対象利用者と称する。
まず、対象利用者が、第1店舗端末20(及び第2店舗端末30)が設けられている店舗に来店した場合を想定する。この場合、第1店舗端末20には、対象利用者の店舗に対する順番待ちを受け付けるための受付画面が表示されている(ステップS1)。なお、この受付画面は、例えば第1店舗端末20上で動作するブラウザを介して表示されている。
例えば対象利用者が店舗に来店した時点で店舗が満席の状態にある場合、対象利用者は、第1店舗端末20に表示されている受付画面に対する操作を行う。なお、例えば店舗の利用者の数等を把握するために、満席の状態でない場合であっても受付画面に対する操作を利用者に行わせるようにしても良い。
第1店舗端末20は例えばタッチパネルを備えており、本実施形態においては、対象利用者は、当該タッチパネルを介して、受付画面において店舗に入店する人数と、当該店舗へ入店するに際しての条件(例えば、席種の指定等であり、以下では「部門」と表記する)とを入力(選択)することができる。
なお、本実施形態における受付画面においては、人数と部門とを少なくとも入力することができるものであれば良いが、当該受付画面は、例えば対象利用者の氏名、電話番号、予約カテゴリ等をさらに入力することができるようなものであっても良い。予約カテゴリとは、上記した部門とは異なり、禁煙席または喫煙席の指定や、子供用の椅子の有無の指定等、対象利用者にとって「どちらでも良い」といったことが生じ得ない(生じる可能性の低い)条件である。これに対し、上記した部門は、席種の指定等、対象利用者にとって「どちらでも良い」といったことが生じ得る(生じる可能性が高い)条件である。
また、受付画面においては、順番待ちの状況が表示されても良い。
ここでは、受付画面において人数及び部門を入力することができるものとして説明したが、当該受付画面において、例えば「受付」ボタンが押下された場合に、人数及び部門を入力することができるようにしても良い。
上記したように受付画面に対して対象利用者が人数及び部門を入力した場合、当該第1店舗端末20は、対象利用者によって入力された人数及び部門を取得する(ステップS2)。
第1店舗端末20は、取得された人数及び部門を含む順番待ちの受付要求を、ネットワーク50を介して情報管理装置10に送信する(ステップS3)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、第1店舗端末20によって送信された順番待ちの受付要求を受信する。これにより、受付部101は、第1店舗端末20が設けられている店舗に対する順番待ちを受け付ける。
次に、登録部102は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報を生成する(ステップS4)。
ここで、ステップS4の処理について説明する。まず、受付部101によって順番待ちが受け付けられた場合、登録部102は、当該順番待ちに対して受付番号を発行する。この受付番号は、例えば店舗の営業開始から順番待ちが受け付けられる度に連番で発行される。なお、受付番号は、営業日が変わればリセットされるものとする。
また、登録部102は、例えば現在時刻を受付時刻(登録時刻)として取得する。受付時刻は、順番待ち情報が登録された時刻として用いられる。なお、この受付時刻は、例えば情報管理装置10内のクロック等から取得される。
なお、上記したように格納部105には、例えば対象利用者の順番待ちよりも前に登録された他の利用者の順番待ちを示す順番待ち情報が格納されている。
登録部102は、対象利用者(の順番待ち)のステータスを取得する。ステータスは、利用者が店舗(または席)に案内されていないことを示す「未案内」、利用者が店舗(または席)に案内されたことを示す「案内済み」等を含む。上記したようにステップS4において順番待ち情報が生成される時点では、登録部102は、対象利用者のステータスとして「未案内」を取得する。
なお、ここでは、対象利用者のステータスが「未案内」または「案内済み」のどちらかである場合を想定するが、対象利用者のステータスとしては、利用者が順番待ちをキャンセルしたことを示す「キャンセル」等がさらに含まれていても良い。
これにより、登録部102は、受付部101によって受信された受付要求に含まれる人数及び部門に加えて、上記した受付番号、受付時刻及びステータスを含む順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS4において生成された順番待ち情報は、登録部102によって格納部105に登録される(ステップS5)。
ステップS5において順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(以下、「登録完了通知」と表記)が情報管理装置10から第1店舗端末20に送信される(ステップS6)。なお、登録完了通知には、登録された順番待ち情報に含まれる受付番号が含まれる。
ここで、第1店舗端末20には、印刷装置が内蔵されているものとする。これにより、第1店舗端末20においては、情報管理装置10から送信された登録完了通知(に含まれる受付番号)が受信され、印刷装置によって当該受付番号が印刷された順番待ちカードが発券される(ステップS7)。なお、登録完了通知には、受付番号の他に、受付時刻(登録時刻)等の情報が含まれていても良い。
対象利用者は、発券された順番待ちカードに印刷されている受付番号に基づいて店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗(または席)に案内される。
次に、図5のシーケンス図を参照して、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。ここでは、利用者端末40から順番待ちを行う利用者を対象利用者と称する。
まず、対象利用者が利用者端末40から順番待ちを行う場合、当該対象利用者は、所定のWebページ(サイト)において当該対象利用者に割り当てられているログインID及びパスワード(以下、「対象利用者のログインID及びパスワード」と表記)を入力することによって、情報管理システム(情報管理装置10)にログインする(ステップS11)。
なお、対象利用者のログインID及びパスワードは、対象利用者が例えば会員登録等を行う際に設定される。対象利用者のログインID及びパスワードは、情報管理装置10において管理されているものとする。これにより、図5においては示されていないが、利用者端末40において入力されたログインID及びパスワードは当該利用者端末40から情報管理装置10に送信され、当該ログインID及びパスワードが情報管理装置10で管理されている対象利用者のログインID及びパスワードと一致する場合に、対象利用者は、ログインすることができる。
ステップS11において情報管理システムにログインした場合、利用者端末40には、店舗に入店する人数と部門とを入力することが可能な画面(以下、「第1入力画面」と表記)が表示される。対象利用者は、利用者端末40を操作することによって、第1入力画面において人数と部門とを入力する。
なお、上記した受付画面と同様に、利用者端末40に表示される第1入力画面は、例えば対象利用者の氏名、電話番号または予約カテゴリ等を入力することができるようなものであってもよい。
上記したように第1入力画面に対して対象利用者が人数及び部門を入力した場合、利用者端末40は、対象利用者によって入力された人数及び部門を取得する(ステップS12)。
ステップS12の処理が実行されると、利用者端末40は、当該ステップS12において取得された人数及び部門を含む順番待ちの受付要求を、ネットワーク50を介して情報管理装置10に送信する(ステップS13)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、利用者端末40によって送信された順番待ちの受付要求を受信する。これにより、受付部101は、店舗に対する順番待ちを受け付ける。
次に、登録部102は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報を生成する(ステップS14)。
この場合、登録部102は、第1店舗端末20からの順番待ちと同様に、受付部101によって受け付けられた順番待ちに対して受付番号を発行する。また、登録部102は、現在時刻を受付時刻として取得する。
さらに、登録部102は、第1店舗端末20からの順番待ちと同様に、対象利用者(の順番待ち)のステータスを取得する。上記したようにステップS14において順番待ち情報が生成される時点では、登録部102は、対象利用者のステータスとして「未案内」を取得する。
これにより、登録部102は、受付部101によって受信された受付要求に含まれる人数及び部門に加えて、上記した受付番号、受付時刻及びステータスを含む順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS14において生成された順番待ち情報は、登録部102によって格納部105に登録される(ステップS15)。
ステップS15において順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(登録完了通知)が情報管理装置10から利用者端末40に送信される(ステップS16)。なお、この登録完了通知は、登録された順番待ち情報に含まれる受付番号及び受付時刻等を含み、例えば会員登録時に登録されている対象利用者のメールアドレスを用いてメールで送信されてもよい。
この場合、利用者端末40は、情報管理装置10から送信された登録完了通知(メール)を受信し、当該登録完了通知に含まれる受付番号を表示することができる(ステップS17)。なお、登録完了通知は、利用者端末40(例えば、スマートフォン等)上で動作するアプリケーションにおけるPush通知により利用者端末40に表示(通知)されても構わない。
利用者端末40に表示された受付番号は、上記した第1店舗端末20からの順番待ちにおける順番待ちカードに印刷された受付番号と同様の役割を有する。
このように利用者端末40からの順番待ちにおいては、対象利用者は、店舗に来店することなく順番待ちを開始することができる。この場合、対象利用者は、順番待ちの最後尾に並んだ状態と同視できる。よって、対象利用者は、利用者端末40からの順番待ち(を示す順番待ち情報)が登録された後に店舗に来店し、利用者端末40に表示される受付番号に基づいて店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗に入店することができる。
図6は、上記した図4,5に示す処理が実行されることによって格納部105に登録された順番待ち情報のデータ構造の一例を示す図である。
図6に示す例では、格納部105には、順番待ち情報105a〜105cが格納(登録)されている。順番待ち情報105a〜105cは、図6に示すように、受付番号、人数、受付時刻、部門及びステータスを含む。なお、受付番号、人数、受付時刻、部門及びステータスについては、上記した通りであるため、ここでは詳しい説明は省略する。
なお、順番待ち情報105a〜105cは、情報管理装置10(の受付部101)によって順番待ちが受け付けられた順(つまり、受付時刻順)に格納されている。
例えば順番待ち情報105aには、受付番号「1」、人数「X」、受付時刻「受付時刻1」、部門「A」及びステータス「未案内」が含まれている。
この順番待ち情報105aは、受付番号「1」が印刷された順番待ちカードが発券された利用者の順番待ちを示す順番待ち情報であり、店舗を利用する人数がX人(名)であり、当該順番待ちカードが発券された時刻(受付時刻)が「受付時刻1」であり、当該利用者のステータスが「未案内(つまり、まだ店舗や席に案内されていない)」であることを示している。また、この順番待ち情報105aによれば、受付番号「1」が印刷された順番待ちカードが発券された利用者の店舗へ入店するに際しての条件(つまり、部門)が「A」(第1条件)であることが示されている。
同様に、順番待ち情報105bは、受付番号「2」が印刷された順番待ちカードが発券された利用者の順番待ちを示す情報であり、店舗を利用する人数がY人であり、受付時刻が「受付時刻2」であり、当該利用者のステータスが「未案内」であることを示している。また、この順番待ち情報105bによれば、受付番号「2」が印刷された順番待ちカードが発券された利用者の店舗へ入店するに際しての条件が「B」(第1条件)であることが示されている。
さらに、順番待ち情報105cは、受付番号「3」が印刷された順番待ちカードが発券された利用者の順番待ちを示す情報であり、店舗を利用する人数がZ人であり、受付時刻が「受付時刻3」であり、当該利用者のステータスが「未案内」であることを示している。また、この順番待ち情報105cによれば、受付番号「3」が印刷された順番待ちカードが発券された利用者の店舗へ入店するに際しての条件が「どちらでも(どれでも)」(第2条件)であることが示されている。
店舗へ入店するに際しての条件における「どちらでも」とは、部門「A」であっても、部門「B」であっても良いことを示す。
なお、図5には順番待ち情報105a〜105cのみが示されているが、格納部105には、情報管理システムを利用する利用者によって登録された全ての順番待ち情報が格納されている。
ここで、本実施形態においては、順番待ちをしている利用者を店舗(または席)に案内するために店舗のスタッフが当該利用者を呼び出す必要がある。このため、第2店舗端末30には、店舗のスタッフが当該利用者を呼び出す際に参照される全体状況画面が表示される。全体状況画面には、順番待ちの状況が部門毎に表示される。
以下、図7のシーケンス図を参照して、第2店舗端末30に全体状況画面を表示する際の情報管理システムの処理手順について説明する。
第2店舗端末30に順番待ち情報を表示する場合、当該第2店舗端末30から情報管理装置10に上記した全体状況画面の表示(または更新)が要求される(ステップS21)。このステップS21の処理は、例えば店舗のスタッフによる第2店舗端末30に対する操作が行われた場合、または予め定められた期間、第2店舗端末30に対する操作が行われなかった場合に実行される。
管理部103は、第2店舗端末30からの要求に応じて、格納部105に格納(登録)されている順番待ち情報を取得する(ステップS22)。なお、ステップS22においては、格納部105に格納されている順番待ち情報のうち、ステータスが「未案内」である順番待ち情報(つまり、ステータス「未案内」を含む順番待ち情報)が取得される。
次に、管理部103は、ステップS22において取得された順番待ち情報を表示するための全体状況画面を生成する(ステップS23)。なお、ステップS23の具体的な処理については、図8の説明と共に後述するため、ここではその詳しい説明は省略する。
続いて、表示処理部104は、ステップS23において生成された全体状況画面を第2店舗端末30に表示するための画面データを第2店舗端末30に送信する(ステップS24)。
第2店舗端末30は、表示処理部104によって送信された画面データを受信する。これにより、第2店舗端末30においては、全体状況画面が表示される(ステップS25)。なお、この全体状況画面は、例えば第2店舗端末30上で動作するブラウザを介して表示される。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7に示すステップS23の具体的な処理手順について説明する。
まず、管理部103は、格納部105から取得された順番待ち情報の中に、部門が「どちらでも」である順番待ち情報(つまり、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報(第2順番待ち情報))があるか否かを判定する(ステップS31)。
部門「どちらでも」を含む順番待ち情報がないと判定された場合(ステップS31のNO)、管理部103は、格納部105から取得された順番待ち情報(第1順番待ち情報)を、部門に従ってグループ分けするグルーピング処理を実行する(ステップS32)。なお、グルーピング処理の詳細については、ステップS34の処理と共に後述するため、ここではその詳しい説明は省略する。
ステップS32の処理が実行されると、管理部103は、グループ毎に、順番待ち情報を受付時刻順でソートすると共に、各順番待ち情報に対応した待ち時間を算出し(ステップS33)、後述するステップS38の処理に進む。なお、待ち時間の算出方法についても、ステップS36の処理と共に後述するため、ここではその詳しい説明は省略する。
一方で、ステップS31の処理の結果、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報があると判定された場合(ステップS31のYES)、管理部103は、格納部105から取得された順番待ち情報の中から、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報を除いた順番待ち情報を対象にして、部門に従ったグループ分けを行うグルーピング処理を実行する。つまり、実質的には上記したステップS32の処理と同様な処理を実行する(ステップS34)。
例えば、格納部105から取得された順番待ち情報が、図6に示した順番待ち情報105a〜105cである場合、管理部103は、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105c以外の順番待ち情報105a,105bを対象にして、グルーピング処理を実行する。つまり、順番待ち情報105aが部門「A」のグループに仕分けられ、順番待ち情報105bが部門「B」のグループに仕分けられる。
次に、管理部103は、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報を、部門「どちらでも」を含めることが可能な部門のグループに含める処理を実行する(ステップS35)。
なお、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報を含めることが可能か否かは、部門毎に設定されるものとする。ここでは、部門「どちらでも」を含めることが可能な部門として、部門「A」,「B」の両部門が設定されている場合を想定する。
つまり、上記した部門「A」のグループには、部門が「A」である順番待ち情報105aの他に、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105cが含められ(属することになり)、上記した部門「B」のグループには、部門が「B」である順番待ち情報105bの他に、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105cが含められる(属することになる)。
続いて、管理部103は、グループ毎に、順番待ち情報を受付時刻順でソートすると共に、各順番待ち情報に対応した待ち時間を算出する。つまり、上記したステップS33の処理と同様な処理を実行する(ステップS36)。
例えば、上記した部門「A」のグループには、順番待ち情報105a,105cが属しているので、これら順番待ち情報に対応した待ち時間が各々算出され、上記した部門「B」のグループには、順番待ち情報105b,105cが属しているので、これら順番待ち情報に対応した待ち時間が各々算出される。つまり、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報については、部門「どちらでも」を含めることが可能な全ての部門のグループにおいて待ち時間が算出される。
ここで、本実施形態においては、順番待ちをしている1組の利用者が案内されるまでの時間(以下、「単位待ち時間」と表記)が部門毎に予め設定されているものとする。このため、所定の順番待ち情報に対応した待ち時間を算出する場合、まず管理部103は、ソート結果に基づいて、所定の順番待ち情報よりも前に位置する(登録された)順番待ち情報の数をカウントし、これに1を加えた数を所定の順番待ち情報から見た待ち組数として算出する。その後、管理部103は、算出された待ち組数に単位待ち時間を乗算することによって、所定の順番待ち情報に対応した待ち時間を算出する。
なお、上記した単位待ち時間は、情報管理装置10側で設定されても良いし、各店舗に設けられる第2店舗端末30において設定される構成であっても良い。
ステップS36の処理が実行されると、管理部103は、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報が、どの部門のグループに正式に属するか(つまり、どの部門のグループの正データとなるか)を決定する(ステップS37)。
具体的には、まず管理部103は、部門「どちらでも」を含む所定の順番待ち情報について、部門「どちらでも」を含めることが可能な全ての部門のグループで算出された各待ち時間を比較する。その後、管理部103は、上記した所定の順番待ち情報は、待ち時間が最も短い部門のグループに正式に属するものと判断し(つまり、待ち時間が最も短いグループの正データとし)、その他のグループには形式的に属するものと判断する(つまり、その他のグループの副データとする)。
しかる後、管理部103は、格納部105から取得された順番待ち情報を表示するための全体状況画面を生成する(ステップS38)。
ここで、図9を参照して、第2店舗端末30に表示される全体状況画面について説明する。図9は、第2店舗端末30に表示される全体状況画面の一例を示す図である。なお、図9においては、図10に示す順番待ち情報105d〜105fが格納部105に格納され、これら順番待ち情報105d〜105fが表示された全体状況画面200を示している。
なお、以下では、第2店舗端末30(及び第1店舗端末20)が設置されている店舗が飲食店であって、部門として「カウンター席」、「テーブル席」及び「どちらでも(つまり、席種の指定なし)」が設定されている場合を想定する。また、ここでは、カウンター席の単位待ち時間が「4分」に設定され、テーブル席の単位待ち時間が「8分」に設定されている場合を想定する。
さらに、ここでは、部門「どちらでも」を含めることが可能な部門として、「カウンター席」及び「テーブル席」の両部門が共に設定されている場合を想定する。つまり、図10に示す順番待ち情報105d〜105fに対して、上記した図8の処理が実行されることで、部門が「カウンター席」である順番待ち情報105eはカウンター席のグループに属すことになり、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105d,105fはカウンター席とテーブル席の両グループに属することになる。
但し、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105dは、上記した両グループにおいて、自身よりも前に登録された他の順番待ち情報がないので、部門「カウンター席」のグループに属する順番待ち情報105dに対応した待ち時間(つまり、カウンター席に案内されるまでにかかる待ち時間)は4分と算出され、部門「テーブル席」のグループに属する順番待ち情報105dに対応した待ち時間(つまり、テーブル席に案内されるまでにかかる待ち時間)は8分と算出される。
これによれば、順番待ち情報105dは、待ち時間が最も短いカウンター席のグループに正式に属することとなり(つまり、部門「カウンター席」のグループの正データとなり)、テーブル席のグループには形式的に属することとなる(つまり、部門「テーブル席」のグループの副データとなる)。
また、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105fは、部門「カウンター席」のグループにおいては、自身よりも前に登録された2つの順番待ち情報105d,105eがあるため、当該順番待ち情報105fに対応した待ち時間は12分(=4分×3組)と算出される。一方で、部門「テーブル席」のグループにおいては、自身よりも前に登録された1つの順番待ち情報105dがあるものの、当該順番待ち情報105dは部門「テーブル席」のグループには形式的に属しているだけであり、待ち組数としてはカウントされないため、テーブル席のグループに属する順番待ち情報105fに対応した待ち時間は8分と算出される。
これによれば、順番待ち情報105fは、待ち時間が最も短いテーブル席のグループに正式に属することとなり、カウンター席のグループには形式的に属することとなる。
以上のような状況において生成された全体状況画面200は、図9に示すように、順番待ち情報105d〜105fが部門毎に表示されている。具体的には、部門「カウンター席」のグループに属する順番待ち情報105d〜105fが、当該順番待ち情報105d〜105fに含まれる受付時刻が早い順に上から表示されている。同様に、部門「テーブル席」のグループに属する順番待ち情報105d,105fが、当該順番待ち情報105d,105fに含まれる受付時刻が早い順に上から表示されている。
なお、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報105d,105fは、正データとして正式に属する部門のグループでのみ実線の枠をもって表示され、副データとして形式的に属する部門のグループでは点線の枠をもって表示されている。
具体的には、順番待ち情報105dは、上記したように、部門「カウンター席」のグループの正データであるので、図中左側の部門「カウンター席」では実線の枠をもって表示され、部門「テーブル席」のグループの副データであるので、図中右側の部門「テーブル席」では点線の枠をもって表示されている。同様に、順番待ち情報105fは、上記したように、部門「テーブル席」のグループの正データであるので、図中右側の部門「テーブル席」では実線の枠をもって表示され、部門「カウンター席」のグループの副データであるので、図中左側の部門「カウンター席」では点線の枠をもって表示されている。
なお、待ち時間は、正データに対応した順番待ち情報にのみ表示し、副データに対応した順番待ち情報には表示しない。
また、部門が「どちらでも」である順番待ち情報105d,105fは、部門が「どちらでも」であることを判別可能な形態で表示される(強調表示される)。図9では、「どちらでも」の「ど」のマークが付与されて表示される場合を例示しているが、これに限定されず、例えば、部門が「どちらでも」である順番待ち情報の枠の色や枠内の背景の色を、他の順番待ち情報の枠の色や背景の色とは変えて表示する、等であっても良い。
店舗のスタッフは、カウンター席を利用していた他の利用者が当該店舗の利用を終えることによって、順番待ちをしている利用者がカウンター席を利用可能となった場合、上記した全体状況画面200を参照して、当該全体状況画面200の部門「カウンター席」の最上位に表示されている順番待ち情報に含まれる受付番号を呼び出すことによって、当該受付番号が印刷された順番待ちカードを所持する利用者をカウンター席に案内することができる。テーブル席が利用可能となった場合も同様である。
なお、図9に示すように全体状況画面200には、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報に関し、副データの「表示」ボタン201及び「非表示」ボタン202が設けられている(表示されている)。図9では、「表示」ボタン201が押下された状態の全体状況画面200を例示している。
ここで、全体状況画面200の「非表示」ボタン202が店舗のスタッフによって押下された場合を想定する。この場合、図9の全体状況画面200において点線の枠もって表示されていた順番待ち情報105d,105fが図11に示すように非表示となり、図11に示す全体状況画面300では、部門「カウンター席」には、順番待ち情報105d,105eが上から順に表示され、部門「テーブル席」には、順番待ち情報105fだけが表示される。
また、図9に示すように全体状況画面200には、部門に関し、「全て」ボタン203、「カウンター席」ボタン204及び「テーブル席」ボタン205が設けられている。図9では、「全て」ボタン203が押下された状態の全体状況画面を例示している。
ここで、全体状況画面200の「カウンター席」ボタン204が店舗のスタッフによって押下された場合を想定する。この場合、図12の全体状況画面400に示されるように、部門「カウンター席」だけが表示される。つまり、全体状況画面400には、部門「カウンター席」のグループに属する順番待ち情報105d〜105fだけが表示される。なお、「テーブル席」ボタン205が押下された場合も同様に、部門「テーブル席」のグループに属する順番待ち情報105d,105fだけが表示される。
さらに、図9に示す全体状況画面には、「全体状況」ボタン206及び「順番待ち受付」ボタン207が設けられている。
「全体状況」ボタン206は、図9に示すような全体状況画面200を表示するためのボタンである。図9に示す全体状況画面200では、「全体状況」ボタン206が押下された状態(つまり、全体状況画面が表示されている状態)を示している。「全体状況」ボタン206が押下された場合には、上記した図7,8に示す処理が実行される。
一方、「順番待ち受付」ボタン207は、店舗のスタッフが利用者を席に案内する際に押下されるボタンであり、「順番待ち受付」ボタン207が押下された場合には、図13に示すような順番待ち受付画面500が表示される。
この順番待ち受付画面500には、全体状況画面と同様に、順番待ち情報105d〜105fが表示される他に、各順番待ち情報に対応した「案内」ボタン208が表示される。「案内」ボタン208は、順番待ち情報に対応した利用者を席に案内する際に、店舗のスタッフによって押下されるボタンである。
例えば、順番待ち受付画面500に表示されている順番待ち情報105dに対応づけて表示されている「案内」ボタン208が押下された場合には、当該「案内」ボタン208が押下されたこと(つまり、順番待ち情報105dによって示される順番待ちをしていた利用者を席に案内したこと)を示す情報が受付番号「1」と共に情報管理装置10に対して送信される。この場合、情報管理装置10の受付部101は、受付番号「1」及び案内済情報を受信する。管理部103は、受付部101によって受信された受付番号「1」を含む順番待ち情報105dを格納部105から取得し、当該順番待ち情報105dに含まれるステータスを受付部101によって受信された案内済情報に基づいて「案内済み」に更新する。
全体状況画面(及び順番待ち受付画面)においてはステータスが「未案内」である順番待ち情報が表示される。このため、例えば、順番待ち受付画面500において順番待ち情報105d,105eに対応づけて表示されている「案内」ボタン208が押下された後に「全体状況」ボタン206が押下された場合には、当該順番待ち情報105d,105eが非表示になると共に、ステータスが「未案内」である順番待ち情報105fを対象に、上記した図7,8に示す処理が再度実行される。
この場合、順番待ち情報105fに含まれる部門が「どちらでも」であるので、順番待ち情報105fは部門「カウンター席」と部門「テーブル席」の両グループに属することになるが、部門「カウンター席」に対応した待ち時間が「4分」であるのに対し、部門「テーブル席」に対応した待ち時間が「8分」であるので、順番待ち情報105fは、部門「カウンター席」のグループの正データとなり、部門「テーブル席」のグループの副データとなる。このため、順番待ち情報105fは、図9に示したように、順番待ち情報105d,105eに対応した利用者が未案内の時は、部門「テーブル席」のグループの正データであったが、順番待ち情報105d,105eに対応した利用者が案内済みに移行した後は、部門「カウンター席」のグループの正データとなり、第2店舗端末30には、図14に示すような全体状況画面600が表示される。
このように、ステータスの更新によって、部門「どちらでも」を含む順番待ち情報が最上位に来る度に、情報管理装置10の管理部103は、上記した図7,8に示す処理を再度実行し、全体状況画面を更新する。
以上説明した一実施形態によれば、店舗へ入店するに際しての条件を明確に指定した利用者の順番待ちだけでなく、店舗へ入店するに際しての条件がいずれであっても良い利用者の順番待ちも合わせて管理することが可能となる。
なお、本実施形態では、利用者端末40は、第1店舗端末20と同様な機能を有するものとして説明したが、利用者端末40は、順番待ち情報を登録する際に、店舗へ入店するであろう入店予定時刻を指定可能な機能をさらに有していても良い。つまり、利用者端末40の利用者は、入店予定時刻を指定した上で、部門「どちらでも」を選択することが可能となる。
例えば、上記と同様に、店舗が飲食店であって、部門として「カウンター席」、「テーブル席」及び「どちらでも」が設定されている場合に、利用者によって入店予定時刻として「20:00」が指定され、部門「どちらでも」が選択された場合、「20:00」以降に「カウンター席」及び「テーブル席」のどちらでも良いといった旨の予約を行うことが可能となる。この場合であっても、入店予定時刻を受付時刻とみなすことで、上記と同様な順番待ちの管理を行うことが可能である。
また、本実施形態においては、情報管理装置10は1つの装置として説明したが、例えば情報管理装置10の機能が複数の装置に分散されるような構成であっても構わない。
上記した実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
更に、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であってもよい。
なお、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。