以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報管理装置を備える情報管理システム(ネットワークシステムイ)の構成を示す。情報管理システムは、各種店舗(施設)における利用者の順番待ちを管理するためのシステムである。なお、本実施形態において、店舗には、例えば飲食店、薬局、病院、美容院、旅行代理店、スマートフォンまたは携帯電話の購入及び契約が可能なショップ、及びアミューズメント施設等が含まれる。すなわち、本実施形態における店舗は、当該店舗を利用者が利用するために順番待ちが可能な店舗であればよい。
図1に示すように、情報管理システムは、情報管理装置10、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40を備える。なお、情報管理装置10は、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40とそれぞれインターネットのようなネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
情報管理装置10は、店舗における利用者による順番待ちを管理するための機能を有するサーバ装置である。なお、情報管理装置10の機能構成については後述する。
第1店舗端末20及び第2店舗端末30は、順番待ちが可能な店舗に設けられている。第1店舗端末20は、例えば店舗の入り口(つまり、店頭)付近に設置され、主に店舗に来店する利用者(客)によって使用される。利用者は、例えば店舗に来店した時点で店舗が満席の状態にある場合、第1店舗端末20を操作することによって当該店舗において順番待ちをすることができる。
第2店舗端末30は、例えば店舗のレジ付近に設置され、主に店舗のスタッフ(従業員等)によって使用される。店舗のスタッフは、第2店舗端末30において順番待ちの状況等を確認することができる。
本実施形態においては、第1店舗端末20及び第2店舗端末30が異なる端末であるものとして説明するが、当該第1店舗端末20及び第2店舗端末30は一体として構成されていてもよい。
利用者端末40は、例えば店舗を利用する利用者によって使用される端末である。利用者端末40には、例えばスマートフォン、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ(PC)等が含まれる。利用者端末40は、例えば店舗以外の場所から店舗に対する順番待ち(つまり、利用者端末40からの順番待ち)をするために用いられる。
なお、図1においては便宜的に第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40がそれぞれ1つずつ示されているが、情報管理装置10には、複数の第1店舗端末20及び第2店舗端末30が接続されていてもよいし、複数の利用者端末40が接続されていてもよい。具体的には、情報管理装置10には、例えば情報管理システムを導入している店舗と少なくとも同数の第1店舗端末20及び第2店舗端末30が接続される。また、情報管理装置10には、情報管理システムに予め登録している利用者と少なくとも同数の利用者端末40が接続される。
図2は、図1に示す情報管理装置10のハードウェア構成の一例を示す。図2に示すように、情報管理装置10においては、バス11に、不揮発性メモリ12、CPU13、メインメモリ14及び通信部15等が接続されている。なお、不揮発性メモリ12及びメインメモリ14は、情報管理装置10の記憶装置を構成する。
不揮発性メモリ12は、例えばオペレーティングシステム(OS)及び上記した店舗における順番待ちを管理するためのプログラム(以下、順番管理プログラムと表記)を含む各種プログラムを格納する。
CPU13は、例えば不揮発性メモリ12に格納されている各種プログラムを実行するプロセッサである。なお、CPU13は、情報管理装置10全体の制御を実行する。
メインメモリ14は、例えばCPU13が各種プログラムを実行する際に必要とされるワークエリア等として使用される。
図2においては不揮発性メモリ12及びメインメモリ14のみが示されているが、情報管理装置10は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置を備えていてもよい。
通信部15は、インターネット等のネットワークを介して例えば第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40等の外部装置と実行される通信を制御する機能を有する。なお、通信部15によれば、例えば無線LAN及びWifi(登録商標)等の無線通信機能を実現することができる。
図3は、本実施形態に係る情報管理装置10の主として機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、情報管理装置10は、受付部101、第1登録部102、第2登録部103、第3登録部104、管理部105、表示処理部106、設定部107及び格納部108等を含む。
本実施形態において、各部101〜107は、例えば図2に示すCPU13(つまり、情報管理装置10のコンピュータ)が不揮発性メモリ12に格納されている順番管理プログラムを実行すること(つまり、ソフトウェア)により実現されるものとする。なお、この順番管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、この順番管理プログラムは、例えばネットワークを介して情報管理装置10にダウンロードされても構わない。
ここでは、各部101〜107がソフトウェアにより実現されるものとして説明したが、当該各部101〜107は、ハードウェアにより実現されてよいし、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
また、本実施形態において、格納部108は、例えば図2に示す不揮発性メモリまたは他の記憶装置等に格納される。なお、格納部108は、後述する順番待ち情報が登録(格納)される順番待ち情報格納部と、各種設定情報が登録(格納)される設定情報格納部とを含む。
受付部101は、第1店舗端末20に対する複数の利用者の各々の操作に基づいて、当該第1店舗端末20から店舗に対する順番待ちを受け付ける。また、受付部101は、利用者端末40に対する利用者の操作に基づいて、当該利用者端末40から店舗に対する順番待ちを受け付ける。更に、受付部101は、第2店舗端末30に対する店舗のスタッフの操作に基づいて、当該第2店舗端末30から店舗に対する順番待ちを受け付ける。なお、以下の説明においては、利用者が順番待ちをする店舗として例えば飲食店を想定している。
第1登録部102は、受付部101によって第1店舗端末20からの順番待ちが受け付けられた場合、当該順番待ちを示す順番待ち情報を上記した順番待ち情報格納部に登録(格納)する。
第2登録部103は、受付部101によって利用者端末40からの順番待ちが受け付けられた場合、当該順番待ちを示す順番待ち情報を順番待ち情報格納部に登録(格納)する。
第3登録部104は、受付部101によって第2店舗端末30からの順番待ちが受け付けられた場合、当該順番待ちを示す順番待ち情報を順番待ち情報格納部に登録(格納)する。
なお、上記した順番待ち情報は、当該順番待ち情報によって示される順番待ちが受け付けられた順に順番待ち情報格納部に格納される。
管理部105は、例えば第2店舗端末30からの要求に応じて、順番待ち情報格納部に格納された順番待ち情報を当該第2店舗端末30に表示するための画面(以下、スタッフ画面と表記)を生成する。
表示処理部106は、管理部105によって生成されたスタッフ画面(データ)を第2店舗端末30に送信し、当該スタッフ画面を第2店舗端末30に表示させる。
設定部107は、情報管理システム(情報管理装置10)における各種設定を行う。設定部107によって設定された内容(を示す設定情報)は、上記した設定情報格納部に登録(格納)される。なお、設定情報格納部に格納される設定情報については後述する。
以下、本実施形態に係る情報管理装置10の動作について説明する。まず、図4のシーケンスチャートを参照して、第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。ここでは、第1店舗端末20から順番待ちをする利用者を対象利用者と称する。
まず、対象利用者が第1店舗端末20(及び第2店舗端末30)が設けられている店舗に来店した場合を想定する。この場合、第1店舗端末20には、対象利用者の店舗に対する順番待ちを受け付けるための受付画面が表示されている(ステップS1)。なお、この受付画面は、例えば第1店舗端末20上で動作するブラウザを介して表示されている。
例えば対象利用者が店舗に来店した時点で店舗が満席の状態にある場合、対象利用者は、第1店舗端末20に表示されている受付画面に対する操作を行う。なお、例えば店舗の利用者の数等を把握するために、満席の状態でない場合であっても受付画面に対する操作を利用者に行われるようにしてもよい。
第1店舗端末20は例えばタッチパネルを備えており、対象利用者は、当該タッチパネルを介して、受付画面において例えば店舗に入店する人数を入力(指定)することができる。
なお、本実施形態における受付画面においては少なくとも人数を入力することができるものであればよいが、当該受付画面は、例えば対象利用者の氏名、電話番号または店舗に対する要望等を入力することができるようなものであってもよい。なお、店舗が飲食店等である場合には、当該店舗に対する要望としては、例えば対象利用者が利用する席の種別としてテーブル席、カウンター席及び座敷等を選択することができる。また、禁煙席または喫煙席を選択することができるようにしてもよい。
また、受付画面においては、後述する第2店舗端末30に表示されるスタッフ画面と同様に、順番待ちの状況(順番待ち情報の一覧)が表示されてもよい。
また、上記したように受付画面においては人数を入力することができるが、第1店舗端末20に対する誤操作等を防止するために、例えば受付画面に設けられた「受付」ボタンが押下された後に人数を入力することができるようにしてもよい。
上記したように受付画面に対して対象利用者が人数を入力した場合、当該第1店舗端末20は、対象利用者によって入力された人数を取得する(ステップS2)。
第1店舗端末20は、取得された人数を含む順番待ちの受付要求を、ネットワーク50を介して情報管理装置10に送信する(ステップS3)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、第1店舗端末20によって送信された順番待ちの受付要求を受信する。これにより、受付部101は、第1店舗端末20が設けられている店舗に対する順番待ちを受け付ける。
次に、第1登録部102は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報(以下、店舗順番待ち情報と表記)を生成する(ステップS4)。
ここで、ステップS4の処理について説明する。まず、受付部101によって順番待ちが受け付けられた場合、第1登録部102は、当該順番待ちに対して受付番号を発行する。この受付番号は、例えば店舗の営業開始から順番待ちが受け付けられる度に連番で発行される。なお、受付番号は、例えば営業日が変わればリセットされるものとする。
また、第1登録部102は、例えば現在時刻を登録時刻として取得する。登録時刻は、順番待ち情報が登録された時刻として用いられる。なお、この登録時刻(現在時刻)は、例えば情報管理装置10内のクロック等から取得される。
また、第1登録部102は、順番待ちの経路の情報を取得する。ここでは、受付要求が第1店舗端末20から受信されているため、第1登録部102は、経路の情報として、第1店舗端末20からの順番待ちであることを示す「店舗」を取得する。
これにより、第1登録部102は、受付部101によって受信された受付要求に含まれる人数に加えて、上記した受付番号、登録時刻及び経路を含む店舗順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS4において生成された店舗順番待ち情報は、第1登録部102によって格納部108に登録される(ステップS5)。
ステップS5において店舗順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(以下、登録完了通知と表記)が情報管理装置10から第1店舗端末20に送信される(ステップS6)。なお、登録完了通知には、登録された店舗順番待ち情報に含まれる受付番号等が含まれる。
ここで、第1店舗端末20には、印刷装置が内蔵されているものとする。これにより、第1店舗端末20においては、情報管理装置10から送信された登録完了通知(に含まれる受付番号)が受信され、印刷装置によって当該受付番号が印刷された順番待ちカードが発券される(ステップS7)。なお、登録完了通知には、受付番号の他に、登録時刻等の情報が含まれていてもよい。
対象利用者は、発券された順番待ちカードに印刷されている受付番号に基づいて店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗に入店することができる。
次に、図5のフローチャートを参照して、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。
ここで、上記したように店舗に来店した利用者は第1店舗端末20を操作することによって店舗に対する順番待ちをすることができるが、店舗に来店していない利用者は、利用者端末40から順番待ちをすることができる。
まず、対象利用者が利用者端末40から順番待ちをする場合、当該対象利用者は、所定のWebページ(サイト)において当該対象利用者に割り当てられているログインID及びパスワード(以下、対象利用者のログインID及びパスワードと表記)を入力することによって、情報管理システム(情報管理装置10)にログインする(ステップS11)。
なお、対象利用者のログインID及びパスワードは、対象利用者が例えば会員登録等を行う際に設定される。対象利用者のログインID及びパスワードは、情報管理装置10において管理されているものとする。これにより、図5においては示されていないが、利用者端末40において入力されたログインID及びパスワードは当該利用者端末40から情報管理装置10に送信され、当該ログインID及びパスワードが情報管理装置10で管理されている対象利用者のログインID及びパスワードと一致する場合に、対象利用者は、情報管理システムにログインすることができる。
ステップS11において情報管理システムにログインした場合、対象利用者は、利用者端末40を操作することによって順番待ちをすることを指示することができる。
順番待ちをすることが指示された場合、利用者端末40は、当該順番待ちの受付要求を情報管理装置10に送信する(ステップS12)。
情報管理装置10に含まれる管理部105は、利用者端末40によって送信された受付要求を受信する。管理部105は、受信された受付要求に応じて、第1受付判定処理を実行する(ステップS13)。このステップS13における受付判定処理は、利用者端末40からの順番待ちを受付可能であるか否かを判定するための処理である。この受付判定処理の詳細については後述する。
ステップS13において利用者端末40からの順番待ちを受付可能であると判定された場合、管理部105は、当該順番待ちを受付可能であることを、利用者端末40からの受付要求に対する応答として当該利用者端末40に送信する(ステップS14)。
ここで、本実施形態において利用者端末40から順番待ちをする場合、対象利用者は、店舗への入店予定時刻を指定することができるものとする。このように入店予定時刻が指定された順番待ちの場合には、対象利用者が当該入店予定時刻に店舗に入店することが可能なように順番待ちが管理(調整)される。
この場合、対象利用者は、利用者端末40に表示された入力画面(以下、第1入力画面と表記)において、店舗に入店する人数及び入店予定時刻を入力する。
なお、利用者端末40に表示される第1入力画面は、例えば店舗に対する要望等を入力することができるようなものであってもよい。
第1入力画面に対して対象利用者が人数及び入店予定時刻を入力した場合、利用者端末40は、当該対象利用者によって入力された人数及び入店予定時刻を取得する(ステップS15)。
ステップS15の処理が実行されると、利用者端末40は、当該ステップS15において取得された人数及び入店予定時刻を、ネットワーク50を介して情報管理装置10に送信する(ステップS16)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、利用者端末40によって送信された人数及び入店予定時刻を受信する。これにより、受付部101は、利用者端末40からの順番待ちを受け付ける。
次に、第2登録部103は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報(以下、Web順番待ち情報と表記)を生成する(ステップS17)。
ここで、ステップS17の処理について説明する。この場合、第2登録部103は、例えば現在時刻を登録時刻として取得する。また、第2登録部103は、上記した順番待ちの経路の情報を取得する。ここでは、受付要求が利用者端末40から受信されているため、第2登録部103は、経路の情報として、利用者端末40からの順番待ちであることを示す「Web」を取得する。
これにより、第2登録部103は、受付部101によって受信された人数及び入店予定時刻に加えて、上記した登録時刻及び経路を含むWeb順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS17において生成されたWeb順番待ち情報は、第2登録部103によって順番待ち情報格納部に登録される(ステップS18)。
ステップS18においてWeb順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(登録完了通知)が情報管理装置10から利用者端末40に送信される(ステップS19)。なお、この登録完了通知は、登録されたWeb順番待ち情報に含まれる入店予定時刻(対象利用者によって入力された入店予定時刻)を含み、例えば会員登録時に登録されている対象利用者のメールアドレスを用いてメールで送信される。
この場合、利用者端末40は、情報管理装置10から送信された登録完了通知(メール)を受信し、当該登録完了通知に含まれる入店予定時刻を表示することができる(ステップS20)。登録完了通知は、利用者端末40(例えば、スマートフォン等)上で動作するアプリケーションにおけるPush通知により利用者端末40に表示(通知)されても構わない。
利用者端末40からの順番待ちの場合、対象利用者は、ステップS20において表示された入店予定時刻に店舗に来店し、店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗に入店することができる。
なお、利用者端末40からの順番待ちにおいて、対象利用者は、受付番号で呼び出されてもよいし、当該対象利用者の氏名で呼び出されてもよい。対象利用者が受付番号で呼び出される場合には、例えばステップS17の処理が実行される際に発行される受付番号(例えば、図4の処理で発行される受付番号とは異なる番号)を含むWeb順番待ち情報が登録されるものとする。一方、対象利用者が氏名で呼び出される場合には、対象利用者の氏名を含むWeb順番待ち情報が登録されるものとする。なお、対象利用者の氏名は、上記した会員登録の際に情報管理装置10内に格納(登録)されており、例えば対象利用者のログインID及びパスワードに基づいて取得することができるものとする。
次に、図6のシーケンスチャートを参照して、第2店舗端末30からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。
ここで、上記したように利用者は第1店舗端末20または利用者端末40を操作することによって店舗に対する順番待ちをすることができるが、利用者は、例えば店舗に電話を掛けることにより順番待ちをすることも可能である。ここでは、このような電話による順番待ちをする利用者を対象利用者と称する。
上記したように対象利用者からの電話を店舗のスタッフが受けた場合、第2店舗端末30は、当該第2店舗端末30に対する当該スタッフの操作に応じて、順番待ちの受付要求を情報管理装置10に送信する(ステップS21)。
情報管理装置10に含まれる管理部105は、利用者端末40によって送信された受付要求を受信する。管理部105は、受信された受付要求に応じて、第2受付判定処理を実行する(ステップS22)。この受付処理は、上記した図5に示すステップS13の処理に相当する処理であり、電話による順番待ち(第2店舗端末30からの順番待ち)を受付可能であるか否かを判定するための処理である。
ステップS22において電話による順番待ちを受付可能であると判定された場合、管理部105は、電話による順番待ちを受付可能であることを、第2店舗端末30からの受付要求に対する応答として当該第2店舗端末30に送信する(ステップS23)。
なお、電話による順番待ちをする場合、対象利用者は、上記した入店予定時刻を指定(指示)することができるものとする。
この場合、店舗のスタッフは、電話で対象利用者に確認しながら、第2店舗端末30に表示された入力画面(以下、第2入力画面と表記)において、対象利用者の氏名、店舗に入店する人数及び入店予定時刻を入力する。なお、第2入力画面は、対象利用者の氏名を入力する点以外は上記した第1入力画面と同様であるが、例えば対象利用者の電話番号等を更に入力できるような画面であってもよい。
第2入力画面に対して店舗のスタッフが氏名、人数及び入店予定時刻を入力した場合、第2店舗端末30は、対象利用者によって入力された氏名、人数及び入店予定時刻を取得する(ステップS24)。
ステップS13の処理が実行されると、第2店舗端末30は、当該ステップS24において取得された氏名、人数及び入店予定時刻を、ネットワーク50を介して情報管理装置10に送信する(ステップS25)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、第2店舗端末30によって送信された氏名、人数及び入店予定時刻を受信する。これにより、受付部101は、電話による順番待ち(第2店舗端末30からの順番待ち)を受け付ける。
次に、第3登録部104は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報(以下、電話順番待ち情報と表記)を生成する(ステップS26)。
ここで、ステップS26の処理について説明する。上記したように電話順番待ち情報では、対象利用者が入店予定時刻に店舗に入店することが可能なように順番待ちが管理(調整)され、当該対象利用者は氏名で呼び出される。このため、電話順番待ち情報の生成(登録)時には、受付番号は発行されない。
なお、第3登録部104は、例えば現在時刻を登録時刻として取得する。また、第3登録部104は、上記した順番待ちの経路の情報を取得する。ここでは、受付要求が第2店舗端末30から受信されているため、第3登録部104は、経路の情報として、電話による順番待ちであることを示す「電話」を取得する。
これにより、第3登録部104は、受付部101によって受信された氏名、人数及び入店予定時刻に加えて、上記した登録時刻及び経路を含む電話順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS26において生成された電話順番待ち情報は、第3登録部104によって順番待ち情報格納部に登録される(ステップS27)。
ステップS27において電話順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(登録完了通知)が情報管理装置10から第2店舗端末30に送信される(ステップS28)。なお、この登録完了通知が第2店舗端末30において受信された場合、当該第2店舗端末30においては、例えば第2店舗端末30からの順番待ちを示す順番待ち情報(電話順番待ち情報)の登録が完了した旨のメッセージ(登録完了メッセージ)等が表示される(ステップS29)。なお、登録完了通知には入店予定時刻(店舗のスタッフによって入力された入店予定時刻)が含まれており、第2店舗端末30に当該入店予定時刻が表示されてもよい。
上記した電話による順番待ちの場合、対象利用者は、電話においてスタッフに伝えた入店予定時刻に店舗に来店し、上記した電話順番待ち情報に含まれる氏名で店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗に入店することができる。
ここでは、電話による順番待ち(電話順番待ち情報)の場合には氏名で呼び出されるものとして説明したが、例えばステップS26において上記した図4の処理で発行される受付番号とは異なる番号等を対象利用者に割り当てることによって、当該番号を対象利用者の氏名の代わりに使用してもよい。この場合、ステップS28において送信される登録完通知には対象利用者に割り当てられた番号が含まれており、店舗のスタッフは、当該番号を対象利用者に伝えるものとする。これによれば、対象利用者に割り当てられた番号で当該対象利用者を呼び出すことができる。
なお、本実施形態においては、上記した各順番待ち情報に含まれる経路(の情報)が「店舗」、「Web」及び「電話」であるものとして説明したが、当該経路は、順番待ちに用いられたデバイスの種別(例えば、第1店舗端末20、第2店舗端末30、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット端末、PC等)であってもよい。なお、デバイスの種別が第1店舗端末20である順番待ち情報は、第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報である。デバイスの種別が第2店舗端末30である順番待ち情報は、第2店舗端末30からの順番待ち(つまり、電話による順番待ち)を示す順番待ち情報である。デバイスの種別が第1店舗端末20及び第2店舗端末30以外である順番待ち情報は、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報である。順番待ち情報にデバイスの種別の情報が含まれる場合、当該デバイスの種別の情報は、例えば利用者の傾向(主に利用者が使用する利用者端末40の種別)等の分析に用いることができる。
ここで、図7は、上記した図4〜図6に示す処理が実行されることによって順番待ち情報格納部に登録された順番待ち情報のデータ構造の一例を示す。
図7に示す例では、順番待ち情報格納部には、順番待ち情報108a〜108fが格納(登録)されている。図7に示すように、順番待ち情報には、受付番号、人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名等(の情報)が含まれる。なお、受付番号、人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名については、上記した通りであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
なお、順番待ち情報108a〜108fは、情報管理装置10(受付部101)によって順番待ちが受け付けられた順(つまり、登録時刻順)に格納されている。
順番待ち情報108a〜108fのうち、経路「店舗」を含む順番待ち情報108a、108b、108d及び108fは、第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報(店舗順番待ち情報)である。店舗順番待ち情報には、上記したように受付番号、人数、登録時刻及び経路が含まれている。
また、順番待ち情報108a〜108fのうち、経路「Web」を含む順番待ち情報108cは、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報(Web順番待ち情報)である。Web順番待ち情報には、上記したように人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名が含まれている。
また、順番待ち情報108a〜108fのうち、経路「電話」を含む順番待ち情報108eは、電話による順番待ちを示す順番待ち情報(電話順番待ち情報)である。電話順番待ち情報には、上記したように人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名が含まれている。
ここで、本実施形態においては第2店舗端末30に順番待ちの状況(つまり、順番待ち情報)を表示することが可能であるが、図7に示す順番待ち情報108a〜108fをそのまま表示した場合には、店舗のスタッフは、入店予定時刻が指定されているWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報によって示される順番待ちを登録した利用者をどのタイミングで入店させるのかを容易に把握することができない。
ここで、図8のシーケンスチャートを参照して、第2店舗端末30に順番待ち情報を表示する際の情報管理システムの処理手順について説明する。
第2店舗端末30に順番待ち情報を表示する場合、当該第2店舗端末30から情報管理装置10に上記したスタッフ画面の表示(または更新)を要求する(ステップS31)。このステップS31の処理は、例えば店舗のスタッフによる第2店舗端末30に対する操作が行われた場合、または予め定められた期間、第2店舗端末30に対する操作が行われなかった場合に実行される。
管理部105は、第2店舗端末30からの要求に応じて、順番待ち情報格納部に格納(登録)されている順番待ち情報を取得する(ステップS32)。
次に、管理部105は、ステップS32において取得された順番待ち情報を表示するためのスタッフ画面を生成する処理(以下、スタッフ画面生成処理と表記)を実行する(ステップS33)。
なお、ステップS33において生成されるスタッフ画面において、Web順番待ち情報及び電話順番待ち情報は、順番待ちが受け付けられた順に登録されている順番待ち情報(店舗順番待ち情報)の間に挿入されるように並べ替えて表示される。スタッフ画面生成処理の詳細については後述する。
表示処理部106は、ステップS33において生成されたスタッフ画面を第2店舗端末30に表示するための画面データを第2店舗端末30に送信する(ステップS34)。
第2店舗端末30は、表示処理部106によって送信された画面データを受信する。これにより、第2店舗端末30においては、スタッフ画面が表示される(ステップS35)。なお、このスタッフ画面は、例えば第2店舗端末30上で動作するブラウザを介して表示される。
次に、図9のフローチャートを参照して、上記したスタッフ画面生成処理(図8に示すステップS33の処理)の処理手順について説明する。
まず、管理部105は、現在時刻を取得する(ステップS41)。この現在時刻は、例えば情報管理装置10に内蔵されているクロック等から取得することが可能である。
次に、図8に示すステップS32において取得された順番待ち情報のうちの店舗順番待ち情報の各々についてステップS42〜S44の処理が実行される。以下、この処理の対象となる順番待ち情報を対象順番待ち情報と称する。また、対象順番待ち情報によって示される順番待ちを登録している利用者を対象利用者と称する。
この場合、管理部105は、ステップS32において取得された順番待ち情報のうちの対象順番待ち情報よりも登録時刻が早い順番待ち情報(店舗順番待ち情報)の数、つまり、対象利用者の前に順番待ちをしている利用者の組の数に対象利用者(の組)を加えた待ち組数をカウントする(ステップS42)。なお、ここで待ち組数としてカウントされる利用者(の組)は、まだ店舗に案内されていない利用者であるものとする。利用者が店舗に案内された場合の処理については後述する。
ここで、本実施形態においては、順番待ちをしている1組の利用者が入店することができるまでの時間(以下、単位待ち時間と表記)が予め設定されている。この場合、管理部105は、この予め設定されている単位待ち時間にステップS42においてカウントされた待ち組数を乗算することによって、対象利用者が店舗に入店する(つまり、店舗を利用する)ことができるまでの時間(以下、待ち時間と表記)を算出する(ステップS43)。
なお、単位待ち時間は、情報管理装置10(情報管理システム)側で店舗毎に設定されていればよい。単位待ち時間は、例えば店舗の業種及び業態に応じた利用客数及び回転率等に従って設定される。しかしながら、店舗の状況等によっては単位待ち時間を店舗側で修正したい場合がある。この場合、単位待ち時間は店舗のスタッフによる第2店舗端末30に対する操作に応じて、上記した設定部107によって一時的に補正することができるような構成であってもよい。
ここでは単位待ち時間が情報管理装置10側で設定されるものとして説明したが、単位待ち時間は、情報管理装置10側では設定されず、各店舗に設けられている第2店舗端末30において設定される構成であってもよい。
次に、管理部105は、ステップS41において取得された現在時刻にステップS43において算出された待ち時間を加算することによって入店予定時刻を算出する(ステップS44)。
ここで、上記したステップS42〜S44の処理がステップS32において取得された順番待ち情報のうちの全ての店舗順番待ち情報について実行されたか否かが判定される(ステップS45)。
全ての店舗順番待ち情報について処理が実行されていないと判定された場合(ステップS45のNO)、ステップS42に戻って処理が繰り返される。この場合、処理が実行されていない店舗順番待ち情報を対象順番待ち情報としてステップS42〜S44の処理が実行される。
一方、全ての店舗順番待ち情報について処理が実行されたと判定された場合(ステップS45のYES)、管理部105は、全ての店舗順番待ち情報についてステップS44において算出された入店予定時刻(待ち時間)とWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報に含まれる入店予定時刻とに基づいて、ステップS32において取得された順番待ち情報を並び替える(ステップS46)。この場合、管理部105は、ステップS32において取得された順番待ち情報を、入店予定時刻が早い順に並べ替える。
ここで、ステップS46において順番待ち情報が並び替えられた場合、上記したWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報が店舗順番待ち情報の前に挿入されることによって、当該店舗順番待ち情報の順番が変更される場合がある。上記した店舗順番待ち情報についての待ち時間は単に店舗順番待ち情報の登録時刻順に基づいて算出されたものであり、ステップS46の処理によって店舗順番待ち情報の順番が変更されている場合には、当該待ち時間を変更(更新)する必要がある。
そこで、ステップS46の処理によって店舗順番待ち情報の順番が変更されているか否かが判定される(ステップS47)。
順番が変更されていると判定された場合(ステップS47のYES)、管理部105は、順番が変更された順番待ち情報(店舗順番待ち情報)の待ち時間(及び入店予定時刻)を、ステップS46において並び替えられた順番待ち情報の順番に基づいて更新する(ステップS48)。なお、この場合における待ち時間の算出処理は、ステップS43と同様であるため、その詳しい説明を省略する。
ステップS48の処理が実行されると、管理部105は、ステップS46において並び替えられた順番待ち情報及びステップS48において更新された待ち時間を表示するためのスタッフ画面(の画面データ)を生成する(ステップS49)。
なお、順番が変更されていない(つまり、同一である)と判定された場合(ステップS47のNO)、ステップS48の処理は実行されず、ステップS49の処理が実行される。
本実施形態においては、後述するようにスタッフ画面に待ち時間が表示されるものとして説明するが、当該スタッフ画面に待ち時間が表示されないのであれば、ステップS47及びS48の処理は省略されても構わない。
なお、本実施形態においては図9に示すスタッフ画面生成処理において待ち時間及び入店予定時刻を算出するものとして説明したが、当該待ち時間及び入店予定時刻は、例えば図4において説明した店舗順番待ち情報の登録時に算出され、当該店舗順番待ち情報に含まれるようにしてもよい。
しかしながら、上記した待ち時間は例えば順番待ちをする利用者の目安となる時間であり、入店予定時刻についても確実に利用者が入店することが可能な時刻を示すものではない。すなわち、待ち時間及び入店予定時刻は、店舗内の利用客の利用状況等によって大きく変動する可能性がある。よって、本実施形態のように例えばスタッフ画面が生成される際に待ち時間及び入店予定時刻を算出することが好ましい。
ここで、図10は、第2店舗端末30に表示されるスタッフ画面の一例を示す。なお、図10においては、図7に示す順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報108a〜108fが表示されたスタッフ画面200を示している。
図10に示すスタッフ画面200においては、順番待ち情報108a〜108fが入店予定時刻が早い順に上から表示されている。なお、順番待ち情報108c及び108eの入店予定時刻は、上記したように順番待ち情報108c及び108eの登録の際に利用者または店舗のスタッフによって指定(入力)された時刻である。一方、順番待ち情報108c及び108e以外の順番待ち情報の入店予定時刻は、上記したスタッフ画面生成処理において算出された時刻である。
図10に示すスタッフ画面200の例によれば、店舗のスタッフは、順番待ち情報108a、108b、108d、108c、108f及び108eの順に利用者を呼び出して、店舗に入店させることになる。
ここで、スタッフ画面200に表示されている順番待ち情報の並びは、図7に示す順番待ち情報格納部に登録された順番待ち情報の並びと異なっている。これは、順番待ち情報108c(Web順番待ち情報)の入店予定時刻が順番待ち情報108dについて算出された入店予定時刻と順番待ち情報108fの入店予定時刻との間に該当し、順番待ち情報108e(電話順番待ち情報)の入店予定時刻が順番待ち情報108fについて算出された入店予定時刻よりも後に該当し、並び替えられたことに起因する。
なお、上記したスタッフ画面生成処理において説明したように、順番待ち情報108c及び108eについては待ち時間は算出されない。このため、スタッフ画面200における順番待ち情報108c及び108eの待ち時間の欄にはそれぞれ入店予定時刻が表示されている。
また、上記したように順番待ち情報108c及び108e(を登録した利用者)の場合は、氏名で呼び出すため、スタッフ画面200には当該順番待ち情報108c及び108eに含まれる氏名がそれぞれ表示されている。
なお、順番待ち情報108cはWeb順番待ち情報であり、順番待ち情報108eは電話順番待ち情報である。スタッフ画面200において、Web順番待ち情報及び電話順番待ち情報は、他の順番待ち情報(店舗順番待ち情報)と容易に区別可能な態様で表示される。これによれば、店舗のスタッフはWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報の存在を容易に把握することができる。
ここで、図10に示すスタッフ画面200においては、各順番待ち情報に対応する待ち時間は7分間隔となっている。つまり、図10では、店舗において単位待ち時間が7分に設定されている例を示している。
なお、図10においては待ち時間を表示する例を示しているが、当該待ち時間については表示されない構成としても構わない。また、上記した入店予定時刻はスタッフ画面を表示する際に順番待ち情報を並び替えるために算出された情報であり、スタッフ画面200には表示されていない。
店舗のスタッフは、店舗を利用していた他の利用者が当該店舗の利用を終えることによって、順番待ちをしている利用者が店舗に入店可能となった場合、スタッフ画面200を参照して、当該スタッフ画面200に表示されている順番待ち情報に含まれる受付番号または氏名を上から順に呼び出すことによって、当該受付番号が印刷された順番待ちカードを所持する利用者または当該氏名が呼ばれた利用者を店舗に入店させることができる。
なお、図10に示すようにスタッフ画面200には、各順番待ち情報に対応づけて「案内」ボタン201及び「不在」ボタン202が設けられている(表示されている)。
ここで、例えば図10に示すようにスタッフ画面200に順番待ち情報108a〜108fが表示されている場合において、店舗のスタッフが最上位に表示されている順番待ち情報108aに含まれる受付番号「1」を呼び出した場合を想定する。
この場合に、受付番号「1」が印刷された順番待ちカードを所持する利用者が付近に待機しており、当該利用者を店舗に案内した(入店させた)場合には、店舗のスタッフは、スタッフ画面200において順番待ち情報108aに対応づけて表示されている「案内」ボタン201を押下する。
一方、受付番号「1」が印刷された順番待ちカードを所持する利用者が付近に待機しておらず、当該利用者を店舗に案内することができない場合には、店舗のスタッフは、スタッフ画面200において順番待ち情報108aに対応づけて表示されている「不在」ボタン202を押下して、順番待ち情報108aの次に表示されている順番待ち情報108bに含まれる受付番号「2」を呼び出す。
なお、「不在」ボタン202が押下された順番待ち情報108a(によって示される順番待ち)は、当該順番待ちを登録した利用者が予め定められた期間内に再度来店すれば入店させることができるが、例えば予め定められた期間を経過した場合にはキャンセルしたものとして扱われ、スタッフ画面200から削除されるものとする。
上記した図7においては省略されているが、順番待ちのステータス(例えば、「案内済み」、「不在」及び「キャンセル」等)は、順番待ち情報に含まれる(登録される)ものとする。これにより、図10に示すスタッフ画面200においては、順番待ちのステータスが「案内済み」及び「キャンセル」以外の順番待ち情報を表示することができる。なお、順番待ちのステータスが「不在」である順番待ち情報については、上記した順番待ちのステータスが「案内済み」及び「キャンセル」以外の順番待ち情報とともにスタッフ画面200に表示されてもよいし、当該スタッフ画面200とは別の画面で表示されるようにしてもよい。
ここで、上記したようにスタッフ画面200において例えば順番待ち情報108aに対応づけられている「案内」ボタン201が押下する操作が行われた場合を想定する。この場合、順番待ち情報108aによって示されるステータスは「案内済み」となる。なお、このように第2店舗端末30に対して操作が行われた場合には、図8(及び図9)の処理が実行され、スタッフ画面(の表示)が更新されるが、図8に示すステップS32においては上記したようにステータスが「案内済み」である順番待ち情報は取得されない(つまり、スタッフ画面には表示されない)。
この場合、例えば図11に示すようなスタッフ画面300が表示される。図11に示すように、スタッフ画面300においては、図10に示すスタッフ画面200と比較して、順番待ち情報108aは表示されておらず、Web順番待ち情報108c及び電話順番待ち情報108e以外の順番待ち情報108b、108d及び108fについての待ち時間が待ち組数の減少により短くなっている。
なお、スタッフ画面300における順番待ち情報の並びは、スタッフ画面200における順番待ち情報108aが削除されたものと同一であるが、例えば店舗における回転率が低下しているような場合には、例えば順番待ち情報108cに含まれる入店予定時刻が順番待ち情報108dについて算出された入店予定時刻よりも早くなり、当該順番待ち情報108cが順番待ち情報108dよりも上位に表示されるような場合もあり得る。
図10及び図11においては店舗順番待ち情報、Web順番待ち情報及び電話順番待ち情報が混在して表示されている例について説明したが、例えば複数のWeb順番待ち情報しか存在しないような場合には、当該複数のWeb順番待ち情報は、当該順番待ち情報に含まれる入店予定時刻の順に表示されればよい。
ここで、本実施形態においては、上記したように利用者端末40からの順番待ちまたは電話による順番待ちをすることによって、指定された入店予定時刻(を含む所定期間内)に利用者が店舗に入店することが可能となるように順番待ちが管理(調整)される。
しかしながら、例えば同一の時刻を指定した複数の順番待ちが受け付けられた場合には、当該複数の順番待ちを登録した利用者(の組)を同時に店舗に入店させることは困難である。また、例えばこのような順番待ちを無制限に受け付けるものとすると、第1店舗端末30からの順番待ちをしている利用客の店舗の入店が遅延するような事態が生じる可能性もある。
このため、本実施形態においては、予め定められた期間(単位時間)毎に登録されるWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報(受付可能な利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ち)の数を制限する仕組みを有する。
具体的には、本実施形態においては、1つのWeb順番待ち情報または電話順番待ち情報を登録可能な期間を枠という概念で管理する。すなわち、例えば12時からの単位時間(1時間当たり)に4枠を作成する場合には、12時0分〜12時15分、12時15分〜12時30分、12時30分〜12時45分、12時45分〜13時0分、…という間隔毎に1人の利用者(の組)がWeb順番待ち情報または電話順番待ち情報を登録することができる。換言すれば、利用者端末40からの順番待ち(Web順番待ち情報)を登録しようとする利用者または電話による順番待ち(電話順番待ち情報)を登録しようとする利用者は、12時00分、15分、30分、45分のような単位で入店予定時刻を指定することができる。なお、上記したように同一の時刻を指定したWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報は登録することができないため、例えば12時0分を入店予定時刻として指定した順番待ち情報(Web順番待ち情報または電話順番待ち情報)が既に登録されている場合には、他の利用者は、当該12時00分を入店予定時刻として指定することはできない。
ここでは、1時間当たりに4枠を作成するものとして説明したが、例えば1時間当たりに作成することができる枠の最大値は60であり、60枠が作成された場合には1つの枠は1分に相当する。一方、1時間当たりに作成できる枠の最小値は1であり、1枠が作成された場合には1つの枠は60分に相当する。
以下、上記した単位時間(1時間当たり)に作成される枠の数(以下、時間枠数と表記)の設定について具体的に説明する。図12は、時間枠数を設定するための画面(以下、時間枠設定画面と表記)の一例を示す。
図12に示す時間枠設定画面400は、例えば第2店舗端末30に表示される画面である。店舗のスタッフは、第2店舗端末30を操作することによって、時間枠設定画面400に対して時間枠数を指定することが可能である。なお、時間枠設定画面400において指定された時間枠数を示す設定情報(以下、第1設定情報と表記)は、格納部108に含まれる設定情報格納部に格納(登録)される。
図12に示すように、時間枠設定画面400は、例えば「平日A」、「平日B」、「休日A」及び「休日B」のパターン毎に時間枠数を設定することができるように構成されている。なお、「平日A」は、翌日も平日である平日を示している。「平日B」は、翌日が休日である平日を示している。「休日A」は、翌日も休日である休日を示している。「休日B」は、翌日が平日である休日を示している。土曜日を休日として扱うものとすると、一般的には、「平日A」には月曜日から木曜日が該当し、「平日B」は金曜日が該当し、「休日A」には土曜日が該当し、「休日B」には日曜日が該当する。なお、祝日(休日)が存在する場合には、各パターンに該当する曜日は変動する。
例えばファミリー向けの飲食店においては平日(つまり、「平日A」及び「平日B」)よりも休日(つまり、「休日A」及び「休日B」)の方が混雑する傾向にあるし、居酒屋のような飲食店であれば、通常の平日(つまり、「平日A」)よりも休日前の平日(つまり、「平日B」)の方が混雑する傾向にある。このため、本実施形態においては、単に曜日だけではなく、次の日の曜日(平日または休日)をも考慮したパターン毎に時間枠数が設定されるものとする。
ここで、「平日A」(のパターン)について時間枠数を設定する場合について具体的に説明する。時間枠設定画面400には、「平日A」に対応づけて時間枠設定欄(一律)401が設けられている。この時間枠設定欄(一律)401には、「平日A」における各単位時間(例えば、1時間毎の各時間帯)に一律に作成される枠の数(時間枠数)が入力される。例えば時間枠設定欄(一律)401において例えば「4」が入力された場合、「平日A」(の営業時間中)における各単位時間の時間枠数は一律で4に設定される。
なお、時間枠設定画面400には、「平日A」に対応づけて単位時間(1時間毎の時間帯)毎に時間枠数を設定する欄402が設けられている。これによれば、「平日A」における各単位時間の時間枠数を個別に設定することも可能である。
ここでは、「平日A」について時間枠数を設定する場合について説明したが、時間枠設定画面400においては、他のパターン(「平日B」、「休日A」及び「休日B」)についても同様に時間枠数を設定することが可能である。
また、通常とは異なる状況となると想定される(例えば、店舗の近傍でイベントがある等の)場合には、該当するパターン(「平日A」、「平日B」、「休日A」または「休日B」)について設定されている時間枠数ではなく、個別に設定された時間枠数を適用することが好ましい。
このため、時間枠設定画面400においては、通常とは異なる状況に対応することができるような時間枠数を設定するパターンも用意されているものとする。図12に示す例では、5つのパターン(個別1〜5)について更に時間枠数を設定することができる。
また、本実施形態において、時間枠数は単位時間当たりに作成可能な枠の数(つまり、単位時間内に登録可能なWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報の数)であるが、時間枠設定画面400には、当該時間枠数のうち、Web順番待ち情報を登録可能な数(利用者端末40から受付可能な順番待ちの数)の割合(以下、Web受付上限率と表記)を更に設定することができる。
図12に示す例では、例えば「平日A」におけるWeb受付上限率は、当該「平日A」に対応づけて設けられている欄403に設定される。このWeb受付上限率は、0(%)〜100(%)の間の数値であり、店舗の営業時間中の各単位時間に一律に適用される。
なお、例えば「平日A」におけるWeb受付上限率として「100(%)」が設定された場合、当該「平日A」について設定されている時間枠数(例えば、4)の全てがWeb順番待ち情報(の登録)に割り当てられることになる。この場合、「平日A」においては例えば電話順番待ち情報の登録は受け付けられないものとする。
一方、例えば「休日A」のようにWeb受付上限率として「75(%)」が設定されている場合を想定する。ここで、「休日A」について設定されている時間枠数が4であるものとすると、「休日A」について設定されている時間枠数の4枠のうちの3枠がWeb順番待ち情報(の登録)に割り当てられ、残りの1枠が電話順番待ち情報(の登録)に割り当てられることになる。
なお、上記した時間枠設定画面400において設定されたWeb受付上限率を示す設定情報(以下、第2設定情報と表記)は、格納部108に含まれる設定情報格納部に格納(登録)される。
上記したように設定情報格納部に格納された第1設定情報(時間枠数)及び第2設定情報(Web受付上限率)は、後述する第1受付判定処理及び第2受付判定処理において用いられる。
次に、図13は、図12に示す時間枠設定画面400において設定された時間枠数(第1設定情報)及びWeb受付上限率(第2設定情報)をカレンダー形式で表示した画面(以下、カレンダー画面と表記)の一例を示す。このカレンダー画面は、各日付に適用されるパターンを店舗のスタッフ等が確認及び変更する際に参照する画面である。
図13に示すカレンダー画面500においては各日付に対応づけてプルダウンボタンが設けられており、当該プルダウンボタンには、当該日付に適用されるパターン(名)が表示されている。
具体的には、カレンダー画面500において、例えば9月1日(金曜日)に対応づけて設けられているプルダウンボタン501には、デフォルトで「平日B」が表示されている。この場合、9月1日においては、時間枠設定画面400において「平日B」について設定された時間枠数で利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ちの受付が管理(制限)されることが示されている。
また、例えば9月2日(土曜日)に対応づけて設けられているプルダウンボタン502には、デフォルトで「休日A」が表示されている。この場合、9月2日においては、時間枠設定画面400において「休日A」について設定された時間枠数で利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ちの受付が管理(制限)されることが示されている。
また、例えば9月18日(月曜日)は祝日であるので、9月17日(日曜日)に対応づけて設けられているプルダウンボタン503には、デフォルトで「休日A」が表示されている。この場合、9月18日においては、時間枠設定画面400において「休日A」について設定された時間枠数で利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ちの受付が管理(制限)されることが示されている。
カレンダー画面500においては、他の日付についても同様に、当該日付の曜日及び当該日付の次の日の曜日に基づいて、当該日付に適用されるパターンがプルダウンボタンに表示されている。
このように本実施形態においては、図12に示す時間枠設定画面400において各パターンについて時間枠数を設定しておくことで、日付毎に適切な時間枠数で順番待ちの受付を管理することができるため、店舗のスタッフの手間を軽減することができる。
なお、特定の日付について、「平日A」、「平日B」、「休日A」及び「休日B」等のパターンについて設定されている時間枠数ではなく、個別に設定された時間枠数で順番待ちの受付を管理したいような場合には、店舗のスタッフは、当該特定の日付に対応づけて設けられているプルダウンボタンを押下する。これにより、店舗のスタッフは、特定の日付に適用されるパターンを選択(変更)することができる。具体的には、店舗のスタッフは、図14に示すように、時間枠設定画面400においてそれぞれ時間枠数が設定された「平日A」、「平日B」、「休日A」、「休日B」及び「個別1」〜「個別5」のパターンの中から所望のパターンを選択することができる。図14においては、9月20日(水曜日)に適用されるパターンを変更する例について示されている。
また、カレンダー画面500には、各日付に対応づけてWeb受付上限率が表示されている。各日付に対応づけて表示されるWeb受付上限率は、当該日付に対応づけて設けられているプルダウンボタンに表示されているパターンについて設定されているWeb受付上限率である。
ここでは、時間枠設定画面400において時間枠数及びWeb受付上限率が設定されたパターンを各日付に対して適用するものとしてとして説明したが、例えばカレンダー画面500において日付を指定して図15に示すような画面600を表示させることによって、当該指定された日付毎に個別の時間枠数及びWeb受付上限率を設定することも可能である。
なお、図15に示す画面600における時間枠数及びWeb受付上限率の設定については、上記した図12において説明した時間枠設定画面400に対する設定と同様であるため、その詳しい説明を省略する。
上記した各日付に適用されるパターン(の情報)は、設定情報として設定情報格納部に格納(登録)される。
上記したように設定情報格納部に格納された設定情報(第1設定情報及び第2設定情報)を参照することによって、例えば営業時間中の各単位時間において受付可能な利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ち(登録可能なWeb順番待ち情報及び電話順番待ち情報)の数と、当該単位時間において利用者端末40から受付可能な順番待ち(登録可能なWeb順番待ち情報)の数の割合とを把握することができる。
なお、上記した時間枠数及びWeb受付上限率の設定は例えば店舗が情報管理システムを導入する際に行われるが、当該設定の後であっても、店舗の利用者の混雑状況等を鑑みて、当該設定された時間枠数及びWeb受付上限率の設定(設定情報)を変更するような構成とすることも可能である。
以下、設定情報格納部に格納された設定情報を用いて実行される受付判定処理(第1受付判定処理及び第2受付判定処理)の処理手順について説明する。
まず、図16のフローチャートを参照して、図5に示すステップS13の第1受付判定処理の処理手順について説明する。
図5において説明したように、第1受付判定処理は、図5に示すステップS12において利用者端末40からの順番待ちの受付要求が送信された場合に実行される処理である。以下の説明においては、受付要求を送信した利用者端末40を対象利用者端末40、当該対象利用者端末を使用する利用者(つまり、対象利用者端末40から順番待ちをしようとする利用者)を対象利用者と称する。
上記したように利用者端末40からの順番待ちにおいては対象利用者によって入店予定時刻が指定されるが、この入店予定時刻は、対象利用者が入店することを希望する例えば「日付」、「時間」、「分」(の情報)から構成される。第1受付判定処理が実行される場合、情報管理装置10に含まれる表示処理部106は、対象利用者に対して入店予定時刻のうちの「日付」及び「時間」を入力(指定)させるために、上記した第1入力画面を対象利用者端末40に表示する。
ここで、図17は、「日付」及び「時間」を入力させるために対象利用者端末40に表示される第1入力画面の一例を示す。対象利用者は、図17に示す第1入力画面700に設けられている「日付」を入力するためのボタン701を押下する操作をすることによって、当該ボタン701の近傍に表示される日付のリストの中から所望の「日付」を指定することができる。同様に、対象利用者は、第1入力画面700に設けられている「時間」を入力するためのボタン702を押下することによって、当該ボタン702の近傍に表示される時間(帯)のリストの中から所望の「時間」を指定することができる。なお、図17に示す例では、「日付」として2017年9月2日が指定(入力)され、「時間」として12時が指定(入力)されている。なお、第1入力画面700には、入力予定時刻のうちの「分」を入力するためのボタン703も設けられている。
上記したように第1入力画面700に対して対象利用者が「日付」及び「時間」を入力(指定)した場合、対象利用者端末40は、対象利用者によって入力された「日付」及び「時間」を情報管理装置10に送信する。これにより、情報管理装置10に含まれる管理部105は、「日付」及び「時間」を対象利用者端末40から受信(取得)する(ステップS51)。
次に、管理部105は、上記した設定情報格納部に格納されている第1設定情報に基づいて、受信された「日付」に適用されているパターンについて設定されている、「時間」に該当する単位時間(時間帯)の時間枠数を取得する(ステップS52)。
なお、時間枠数は、上記したように単位時間内に受付可能な順番待ち(利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ち)の数である。すなわち、上記したように対象利用者によって入力された「日付」が2017年9月2日であり、「時間」が12時である場合には、2017年9月2日の12時から13時までの時間帯(単位時間)に受付可能な順番待ちの数が取得される。以下、対象利用者端末40から受信された「日付」及び「時間」によって特定される単位時間(時間帯)を対象時間帯と称する。
また、管理部105は、順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報(に含まれる入店予定時刻)に基づいて、対象時間帯に該当する入店予定時刻を含む順番待ち情報(Web順番待ち情報または電話順番待ち情報)の数を取得する(ステップS53)。
管理部105は、ステップS52において取得された時間枠数及びステップS53において取得された数に基づいて、対象利用者端末40からの順番待ちを受付可能であるか否かを判定する(ステップS54)。
ステップS54においては、ステップS53において取得された数がステップS52において取得された時間枠数未満である場合、対象利用者端末40からの順番待ちを受付可能である(Web順番待ち情報を登録可能である)と判定される。一方、ステップS53において取得された数がステップS52において取得された時間枠数未満でない、すなわち、ステップS53において取得された数がステップS52において取得された時間枠数に達している場合、対象利用者端末40からの順番待ちを受付可能でないと判定される。
なお、ステップS54においては、更に、例えば対象利用者端末40から受信された「日付」が店舗の営業日でない(臨時休業である)場合には、対象利用者端末40からの順番待ちが受付可能でないと判定されてもよい。同様に、対象利用者端末40から受信された「時間」が店舗の営業時間内でない(受付時間内でない)場合には、利用者端末40からの順番待ちが受付可能でないと判定されてもよい。また、例えば店舗が利用者端末40からの順番待ちを受け付けるか否か(つまり、順番待ちの受付の利用権限のON/OFF)を当該店舗側で設定可能な場合には、当該利用権限がONとなっているか否かに基づいて順番待ちが受付可能であるか否かを判定してもよい。
対象利用者端末40からの順番待ちが受付可能であると判定された場合(ステップS54のYES)、管理部105は、設定情報格納部に格納されている第2設定情報に基づいて、対象利用者端末40から受信された「日付」に適用されているパターンについて設定されているWeb受付上限率を取得する(ステップS55)。
次に、管理部105は、ステップS52において取得された時間枠数(対象時間帯において受付可能な順番待ちの数)にステップS56において取得されたWeb受付上限率を乗算することによってWeb受付上限数を算出する(ステップS56)。なお、上記した時間枠数が対象時間帯において受付可能な利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ちの合計数であるのに対して、Web受付上限数は、対象時間帯において受付可能な利用者端末40からの順番待ちのみの数を示す。
管理部105は、順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報(に含まれる入店予定時刻)に基づいて、対象時間帯に該当する入店予定時刻を含むWeb順番待ち情報の数を取得する(ステップS57)。なお、ステップS57において取得された数は、対象時間帯において既に受け付けられている他の利用者端末40からの順番待ちの数に相当する。なお、Web順番待ち情報は、順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報のうちの経路「Web」を含む順番待ち情報である。
管理部105は、ステップS56において取得されたWeb受付上限数及びステップS57において取得された数(以下、Web受付数と表記)に基づいて、当該Web受付数がWeb受付上限数未満であるか否かを判定する(ステップS58)。
Web受付数がWeb受付上限数未満であると判定された場合(ステップS58のYES)、管理部105は、順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報に含まれる入店予定時刻及び設定情報格納部に格納されている第1設定情報に基づいて、受付可能枠を取得する(ステップS59)。なお、受付可能枠は、対象利用者端末40からの順番待ちにおいて対象利用者が指定することが可能な入店予定時刻を含む。具体的には、受付可能枠は、対象時間帯に該当する時刻(時間枠数に基づいて指定することが可能な時刻)であって、当該対象時間帯において既に受け付けられている他の順番待ち(利用者端末40からの順番待ち及び電話による順番待ち)で指定されている入店予定時刻(順番待ち情報に含まれる入店予定時刻)と重複しない時刻を含む。
ステップS59において取得された受付可能枠は、対象利用者端末40からの受付要求に対する応答として、図5に示すステップS14において当該対象利用者端末40に対して送信され、当該対象利用者端末40に表示される。
ここで、上記した図17において説明したように、第1入力画面700において「日付」として2017年9月2日が指定され、「時間」として12時が指定された場合を想定する。また、この「日付」及び「時間」に該当する単位時間(対象時間帯)の時間枠数は4であるものとする。この場合、12時0分、15分、30分、45分のような単位で入店予定時刻が指定することができるものとする。
更に、例えば2017年9月2日の12時00分を指定した他の利用者端末40からの順番待ちと、同日の12時15分を指定した更に別の利用者端末40からの順番待ちとが既に受け付けられている(つまり、Web順番待ち情報が登録されている)ものとする。
この場合において、対象利用者が第1入力画面700に設けられている「分」を入力するためのボタン703を押下した場合、第1入力画面700には、図18に示すように「30分(2017年9月2日の12時30分)」及び「45分(2017年9月2日の12時45分))」が受付可能枠としてリスト703aに表示される。なお、リスト703aに表示されている「30分」及び「45分」は、対象利用者が指定することが可能な(他の利用者によって指定されていない)入店予定時刻(のうちの「分」)である。
このような第1入力画面700によれば、対象利用者は、リスト703aに表示されている受付可能枠「30分(2017年9月2日の12時30分)」及び「45分(2017年9月2日の12時45分))」の中から所望の入店予定時刻を選択(指定)することができる。
なお、例えば2017年9月2日の12時から13時までの時間帯において他の利用者端末40からの順番待ちまたは電話による順番待ちが受け付けられてない場合には、図19に示すように「00分」、「15分」、「30分」及び「45分」(つまり、対象時間帯の時間枠数に基づいて指定可能な全ての入店予定時刻)が受付可能枠としてリスト703aに表示される。
上記した図16に示す第1受付判定処理によれば、予め設定された時間枠数及びWeb受付上限率に基づいて対象利用者端末40からの順番待ちを受付可能(つまり、Web順番待ち情報を登録可能)であるか否かを自動的に判定し、指定可能な入店予定時刻(受付可能枠)を対象利用者に対して表示(提示)することが可能となる。
なお、ステップS54において利用者端末40からの順番待ちを受付可能でないと判定された場合、図16に示す受付判定処理は終了される。ステップS58においてWeb受付数がWeb受付上限数未満でない、すなわち、Web受付数がWeb受付上限数に達していると判定された場合についても同様である。
この場合、例えば対象利用者が指定した「日付」及び「時間」に該当する時間帯(単位時間)においては順番待ちを受付可能でない旨のメッセージ等が対象利用者端末40に表示され、上記した図5の処理も終了される。なお、この場合には、異なる「日付」または「時間」(の情報)を第1入力画面に再度入力させるようにしてもよい。「日付」または「時間」が再度入力された場合には、図16に示す処理が再度実行されればよい。
次に、図20のフローチャートを参照して、図6に示すステップS22の第2受付判定処理の処理手順について説明する。
図6において説明したように、第2受付判定処理は、図6に示すステップS21において電話による順番待ちの受付要求が第2店舗端末30から送信された場合に実行される処理である。以下の説明においては、電話による順番待ちをする利用者を対象利用者と称する。
電話による順番待ちにおいては店舗のスタッフ(対象利用者)によって入店予定時刻が指定されるが、この入店予定時刻は、上記したように「日付」、「時間」、「分」から構成される。この場合、情報管理装置10に含まれる表示処理部106は、店舗のスタッフに対して入店予定時刻のうちの「日付」及び「時間」を入力(指定)させるために、上記した第2入力画面を第2店舗端末30に表示する。店舗のスタッフは、第2入力画面に「日付」及び「時間」を入力する。この「日付」及び「時間」は、店舗のスタッフが電話により対象利用者に確認しながら入力することができる。なお、第2入力画面は、上記したように対象利用者の氏名を入力可能な点以外は第2入力画面と同様であるためその詳しい説明を省略する。
第2入力画面に対して店舗のスタッフが「日付」及び「時間」を入力(指定)した場合、第2店舗端末30は、店舗のスタッフによって入力された「日付」及び「時間」を情報管理装置10に送信する。これにより、情報管理装置10に含まれる管理部105は、「日付」及び「時間」を第2店舗端末30から受信(取得)する(ステップS61)。
以下、図16に示すステップS52〜S55の処理に相当するステップS62〜S65の処理が実行される。
次に、管理部105は、ステップS62において取得された時間枠数(対象時間帯において受付可能な順番待ちの数)にステップS66において取得されたWeb受付上限数を乗算することによってWeb受付上限数を算出する。管理部105は、ステップS62において取得された時間枠数からこのWeb受付上限数を減算することによって電話受付上限数を算出する(ステップS66)。なお、電話受付上限数は、対象時間帯において受付可能な、利用者端末40からの順番待ち以外の順番待ちの数を示す。ここでは、利用者端末40からの順番待ち以外の順番待ち(入店予定時刻を指定する順番待ち)としては、電話による順番待ちを想定している。
管理部105は、順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報(に含まれる入店予定時刻)に基づいて、対象時間帯に該当する入店予定時刻を含む電話順番待ち情報の数を取得する(ステップS67)。なお、ステップS67において取得された数は、対象時間帯において既に受け付けられている他の利用者からの電話による順番待ちの数に相当する。
管理部105は、ステップS66において取得された電話受付上限数及びステップS67において取得された数(以下、電話受付数と表記)に基づいて、当該電話受付数が電話受付上限数未満であるか否かを判定する(ステップS68)。
電話受付数が電話受付上限数未満であると判定された場合(ステップS68のYES)、管理部105は、順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報に含まれる入店予定時刻及び設定情報格納部に格納されている第1設定情報に基づいて、受付可能枠を取得する(ステップS69)。なお、このステップS69の処理は、上記した図16に示すステップS59の処理に相当する処理である。
ステップS69において取得された受付可能枠は、第2店舗端末30からの受付要求に対する応答として、図6に示すステップS23において当該第2店舗端末30に対して送信され、当該第2店舗端末30に表示される。この場合、店舗のスタッフは、電話により対象利用者に確認しながら、第2入力画面において表示された受付可能枠の中から所望の入店予定時刻(「分」)を選択(指定)することができる。なお、受付可能枠の表示例等については上記した図18等において説明した通りであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
上記した図20に示す第2受付判定処理によれば、予め設定された時間枠数及びWeb受付上限率の設定(情報)に基づいて電話による順番待ちを受付可能(つまり、電話順番待ち情報を登録可能)であるか否かを自動的に判定し、指定可能な入店予定時刻(受付可能枠)を店舗のスタッフに対して表示(提示)することが可能となる。店舗のスタッフは、表示された受付可能枠を対象利用者に電話で伝えることによって、当該受付可能枠の中から所望の入店予定時刻を対象利用者に選択(指定)させることができる。
なお、ステップS64において電話による順番待ちを受付可能でないと判定された場合、図20に示す第2受付判定処理は終了される。ステップS68において電話受付数が電話受付上限数未満でない、すなわち、電話受付数が電話受付上限数に達していると判定された場合についても同様である。
この場合、例えば店舗のスタッフが指定した「日付」及び「時間」に該当する時間帯(単位時間)においては順番待ちを受付可能でない旨のメッセージ等が第2店舗端末30に表示され、上記した図6の処理も終了される。なお、この場合には、異なる「日付」または「時間」(の情報)を第2入力画面に再度入力させるようにしてもよい。「日付」または「時間」が再度入力された場合には、図20に示す処理が再度実行されればよい。
上記したように本実施形態においては、順番待ち情報格納部(第1格納部)に登録されている順番待ち情報に含まれる入店予定時刻(第1入店予定時刻)と設定情報格納部(第2格納部)に格納されている第1設定情報によって示される時間枠数(単位時間内に受付可能な順番待ちの数)に基づいて利用者端末40(第2利用者端末)からの順番待ちを受付可能であるか否かを判定し、当該順番待ちを受付可能であると判定された場合、当該利用者端末40の利用者によって指定された入店予定時刻(第2入店予定時刻)を含む順番待ち情報(Web順番待ち情報)を順番待ち情報格納部に登録する。
具体的には、設定情報格納部には、時間枠数のうち、複数の利用者端末40から受付可能な順番待ちの数の割合(Web受付上限率)を示す第2設定情報が更に格納されている。これによれば、本実施形態においては、単位時間内に該当する入店予定時刻を含む順番待ち情報(Web順番待ち情報及び電話順番待ち情報)の数が時間枠数未満であり、かつ、単位時間内に該当する入店予定時刻を含むWeb順番待ち情報の数が時間枠数にWeb受付上限率を乗算した数(Web受付上限数)未満である場合に、利用者端末40からの順番待ちを受付可能であると判定する。
本実施形態においては、このような構成により、設定情報として予め設定されている時間枠数及びWeb受付上限数に基づいて複数の利用者端末40から受け付ける順番待ちの数を調整することが可能となる。
なお、本実施形態においては、設定情報として時間枠数及びWeb受付上限率が設定されているものとして説明したが、例えばWeb受付上限率が設定されていない場合には、単位時間内に該当する入店予定時刻を含む順番待ち情報の数が時間枠数未満である場合に、利用者端末40からの順番待ちを受付可能であると判定してもよい。この場合、図16に示す第1受付判定処理においてはステップS55〜S58の処理が省略されてもよいし、図20に示す第2受付判定処理においてはステップS65〜S68の処理が省略されてもよい。
また、本実施形態において、時間枠数からWeb受付上限数を減算した数の順番待ちは、利用者端末40以外の経路(デバイス)から受け付けられる。この利用者端末40以外の経路からの順番待ちは、例えば電話による順番待ち(第2店舗端末30からの順番待ち)を含む。この順番待ちは更に別の経路(デバイス)からの順番待ちであっても構わない。
更に、本実施形態においては、利用者端末40からの順番待ちを受付可能であると判定された場合、当該利用者端末40の利用者が指定することが可能な入店予定時刻(の候補)を、既に登録されている順番待ち情報に含まれる入店予定時刻及び時間枠数に基づいて当該利用者端末40に表示する。この場合、利用者端末40において利用者によって指定された入力予定時刻を含む順番待ち情報が登録される。なお、利用者端末40に表示される入店予定時刻(の候補)は、単位時間内に該当する時刻(時間枠数に基づいて指定することが可能な時刻)であって、既に登録されている順番待ち情報に含まれる入店予定時刻と重複しない時刻を含む。
本実施形態においては、このような構成により、順番待ち情報を登録する際に指定することが可能な入店予定時刻の候補が利用者に対して表示(提示)されるため、例えば入店予定時刻を繰り返し入力することなく容易に他の順番待ち情報が登録されていない入店予定時刻を入力(指定)することができ、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態においては情報管理装置が1つの装置であるものとして説明したが、当該情報管理装置10は、ネットワークを介して通信可能な複数の装置によって実現されても構わない。
また、図3において説明した情報管理装置10の機能構成の少なくとも一部は、例えば第1店舗端末20または第2店舗端末30に備えられていてもよい。
なお、上記した実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
更に、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であってもよい。
なお、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。