JP2014084177A - 入出庫管理システム、情報管理サーバ及び入出庫状況管理方法 - Google Patents

入出庫管理システム、情報管理サーバ及び入出庫状況管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物品の入出庫の状況を効率的かつ正確に管理する。
【解決手段】入出庫管理システムは、当該通信端末の位置情報を送受信する通信端末と、該通信端末が取り付けられた物品の入出庫状況を管理する情報管理サーバとを有する入出庫管理システムであって、前記通信端末は、当該通信端末の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、前記情報管理サーバは、前記通信端末からの前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記位置情報による前記通信端末の位置に基づき前記物品の入出庫を判定し、複数の前記通信端末の位置関係に基づき前記物品の入出庫した人を判定する入出庫判定手段とを有する。
【選択図】図11

Description

本発明は、入出庫管理システム、情報管理サーバ及び入出庫状況管理方法に関する。
現在、物流の現場にRFID(Radio Frequency Identification)タグを用いたRFIDシステムが導入されている。これにより流通する物品のトレースや管理が容易になり、作業の効率化が図られている。
一方、特許文献1には、実存店舗の商品棚に陳列されている商品の在庫情報をリアルタイムで確認することを目的とした技術(在庫管理装置)が開示されている。具体的には、在庫管理装置は、消費者の通信端末からインターネットを経由して商品在庫問合せコマンドを受信したことに応じて、商品陳列場所にアンテナを配設してなるRFIDタグリーダを動作させ、商品陳列場所に置かれた各商品にそれぞれ付されているRFIDタグのデータを読み取らせる。次に、RFIDタグリーダで読み取られたRFIDタグのデータから、コマンドにより問合せのあった商品の在庫有無を判別する。そして、在庫管理装置は、この判別結果をコマンド送信元の通信端末にインターネットを経由して応答する。
しかしながら、現在活用されているRFIDシステムや特許文献1に記載された技術では商品の在庫の有無や在庫の数量を管理できるが、物流に関する他の情報、例えば商品の入出荷した人に関する情報や出荷に関する条件(注意事項等)等は管理できない。仮に入出荷した人の情報等を管理する場合は、それらの情報を手入力せざるを得ず手間がかかる。そのため、商品の入荷から出荷までに関する物流の情報を網羅的かつ一元的に集約できていないという課題がある。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、物品の入出庫の状況を効率的かつ正確に管理することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、入出庫管理システムは、当該通信端末の位置情報を送受信する通信端末と、該通信端末が取り付けられた物品の入出庫状況を管理する情報管理サーバとを有する入出庫管理システムであって、前記通信端末は、当該通信端末の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、前記情報管理サーバは、前記通信端末からの前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記位置情報による前記通信端末の位置に基づき前記物品の入出庫を判定し、複数の前記通信端末の位置関係に基づき前記物品の入出庫した人を判定する入出庫判定手段とを有する。
本発明の実施の形態によれば、物品の入出庫の状況を効率的かつ正確に管理できる。
本発明の実施の形態における入出庫管理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態における位置情報を含んだデータのデータ構造の一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態における配信装置のハードウェア構成図の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信装置が配信する位置情報の一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における配信装置及び通信端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置及び情報管理サーバの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバの位置情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバの保管場所情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバの入出庫情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における入出庫管理画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における入出庫管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における出庫情報の画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバの入庫時の判定の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバの出庫時の判定の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態における入出庫管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示されるように、入出庫管理システム1は、通信端末5a、5b、5c、5d、5e、5f、・・5n(それぞれを区別しない場合は「通信端末5」という。)と、配信装置3a、3b、3c、3d、・・・3n(それぞれを区別しない場合は「配信装置3」という。)と、ゲートウェイ装置7と、情報管理サーバ9と、アクセスポイント8とを有する。通信端末5fは、携帯端末6に内蔵又は外部に取り付けられている。通信端末5と配信装置3とゲートウェイ装置7とは、例えばIEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち物理層とMAC層を採用したZigBee(登録商標)によるネットワーク801を介して通信可能に接続されている。この場合、日本、米国、欧州等の利用領域に応じて、配信装置3は、800MHz帯、900MHz帯又は2.4GHz帯を利用し、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信することができる。ゲートウェイ装置7と情報管理サーバ9とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク802を介して、通信可能に接続されている。携帯端末6(通信端末5f)と情報管理サーバ9とは、アクセスポイント8を介して、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN等のネットワーク803を介して通信可能に接続されている。なお、ネットワーク801・802・803の通信方式は上記に限定されず、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。
入出庫管理システム1は、通信端末5の位置情報を管理する情報管理サーバ9が、通信端末5が取り付けられた物品及び物品の入出庫を行う作業者等の位置情報を利用して、物品の入出庫状況を管理するシステムである。ここで、物品の入出庫状況とは、物品の名称、物品の入庫された場所、物品が入出庫された日時、物品を入出庫した人等に関する情報である。
配信装置3は、例えば室内の天井に設置された電気機器2a、2b、2c、2d、・・・2n(それぞれを区別しない場合は「電気機器2」という。)に内蔵されるか又はこれらの外部に取り付けられている。電気機器2は、配信装置3に対して電力を供給する。電気機器2は、例えば蛍光灯型LED(Light Emitting Diode)照明器具である。なお、電気機器2はLED照明器具に限らず、例えば一般の蛍光灯や換気扇、スピーカ、監視カメラ、エアコン等であってもよい。配信装置3は、自機が固定された位置に対応する位置情報を所有し、その位置情報を無線信号により所定の範囲に対して連続的又は断続的に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。配信装置3は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、いずれか一つの配信装置3が決定できるように構成される。図1の例では、配信装置3の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)を用いることができる。また、配信装置3は通信端末5又はゲートウェイ装置7に対して位置情報以外のデータも送受信できる。
通信端末5は、それぞれ情報管理サーバ9によって位置が管理される管理対象物4a、4b、4c、4d、4e、・・・4n(それぞれを区別しない場合は「管理対象物4」という。)に取り付けられている。通信端末5は、例えばRFIDタグである。管理対象物4a、4b、4d、4e、4nは、例えば物品が梱包された段ボール等の箱であり、通信端末5が箱の表面に貼り付けられている。管理対象物4cは例えば社員証や入館証のようなIDカードであり、カードに通信端末5が内蔵されている。なお、本発明の実施の形態における管理対象物4は、段ボールやIDカードに限らず、例えば電子機器等の製品やそれを構成する部品等の物品そのものであってもよい。また管理対象物4は他に例えばコンテナ等であってもよい。通信端末5は、例えば配信装置3から送信される地上補完信号IMES規格に準ずる測位信号を受信して、位置情報を取得する。そして、通信端末5は、ネットワーク801を介して、受信した位置情報を情報管理サーバ9に送信する。なお、通信端末5から送信される位置情報には、通信端末5を一意に識別する端末識別情報が含まれる。ここで端末識別情報とは、例えば通信端末5のMAC(Media Access Control)アドレスである。
ゲートウェイ装置7は、ネットワーク801とネットワーク802とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置7は、例えば建物のフロア毎、または壁等で仕切られた部屋毎に設置される。ネットワーク801がIEEE802.15.4規格及びZigBee(登録商標)によるネットワークであり、ネットワーク802がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。
情報管理サーバ9は、通信端末5の位置情報を管理する位置情報管理機能、通信端末5の位置情報に基づき管理対象物4の入出庫状況を管理する入出庫管理機能及び情報通信機能等を有する。
ここで、情報管理サーバ9による位置情報の管理方法の一例の概略を説明する。
本発明の実施の形態では、例えば、天井に設置されている配信装置3aは、無線通信によりこの配信装置3aが設置された位置を示す位置情報(Xa)を配信する。これにより、通信端末5aが位置情報Xaを受信する。
次に、通信端末5aは、無線通信により配信装置3aに、通信端末5aを識別するための端末識別情報(Aa)と受信した位置情報Xaとを送信する。この場合、通信端末5aは配信装置3aから受け取った位置情報Xaを、配信装置3aに送り返すことになる。これにより、配信装置3aは、端末識別情報Aa及び位置情報Xaを受信する。
次に、配信装置3aは、無線通信により、ゲートウェイ装置7に端末識別情報Aa及び位置情報Xaを送信する。
そして、ゲートウェイ装置7は、ネットワーク802を介して情報管理サーバ9へ端末識別情報Aa及び位置情報Xaを送信する。
情報管理サーバ9では、端末識別情報Aa及び位置情報Xaを管理することで、情報管理サーバ9の管理者は、通信端末5a(管理対象物4a)の屋内における位置を把握できる。
なお、通信端末30は、位置情報を送信した配信装置3よりさらに近傍にゲートウェイ装置7が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置7に送信してもよい。これにより、最短経路で識別情報と位置情報とを情報管理サーバ9に送信できる。
[システム動作概要]
本発明の実施の形態における入出庫管理システム1の動作概要を説明する。なお、本発明の実施の形態において、入出庫管理システム1が入出庫状況を管理する対象である通信端末5が取り付けられた(付された)管理対象物4を「物品」という。
(1)通信端末5は、物品と物品の出入庫を行う作業者等に付されている。通信端末5は、周期的(例えば30秒周期)又は加速度センサーによる動作の検知を契機に行われる位置情報の受信処理により、配信装置3から定期的(例えば20秒周期)に送信された位置情報を受信する。次いで、通信端末5は、情報管理サーバ9に受信した位置情報と通信端末5の端末識別情報とを無線ネットワーク801を介して送信する。情報管理サーバ9は、通信端末5の識別情報と位置情報とを対応付けてデータベースに記憶する。
(2)情報管理サーバ9は、周期的(例えば40秒周期)に物品に付された通信端末5の位置情報及び作業者等が所有する通信端末5の位置情報に基づき、物品が入庫されたのか又は出庫されたのかを判定するとともに、入庫した人(入庫者)や出庫した人(出庫者)を特定し、入出庫情報として管理する。
(3)また、情報管理サーバ9は、入庫された物品を出庫する際に、予め定めた出庫する予定の者(以下、「出庫予定者」という。)が出庫対象の物品(が保管された場所)に近づくと、出庫予定者の所有する携帯端末6に出庫対象の存在及び出庫に関する情報を通知する。
上述した(1)及び(2)の処理は、それぞれ独立して動作しており、継続して繰り返し実行される。
以上の(1)〜(3)の動作により、入出庫管理システム1は、物品の入出庫及び入出庫に関連する入出庫者の情報等を管理できる。また、入出庫の作業誤りの発生を減らし、正確な在庫管理業務を実現する。
[ハードウェア構成]
<通信端末>
図2は、本発明の実施の形態における通信端末5のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、通信端末5は、制御部14及び無線通信部15によって構成されている。
このうち、制御部14は、制御部14全体の動作を制御するCPU401、基本入出力プログラムを記憶したROM402、CPU401のワークエリアとして使用されるRAM403、配信装置3から配信される位置情報を受信する通信回路404及びアンテナ404a、加速度を検出する加速度センサ405、無線通信部15と信号の送受信を行うI/F408、及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン409を備えている。また、制御部14は、ボタン電池406も設けられており、このボタン電池406によって駆動される。なお、本発明の実施の形態では、ボタン電池406を使う場合について説明するが、ボタン型に限らず、単3もしくは単4等の乾電池又は通信端末5に専用の電池であってもよい。
通信回路404は、アンテナ404aによって、IMESを利用して配信された位置情報を受信する。また、制御部14は、コネクタ409aを介して無線通信部15に、ボタン電池406の電力を供給する。さらに、制御部14は、I/F408からコネクタ409bを介して無線通信部15とデータ(信号)の送受信を行う。
また、加速度センサ405は、通信端末5の加速度の変化を検出する。加速度の変化は、例えば、通信端末5が移動を開始した時、通信端末5が移動を停止した時又は通信端末5が傾いた時等に検出される。CPU401の処理が停止中の場合、加速度センサ405が加速度の変化を検出すると、CPU401へ処理を始動させるための信号を送信する。これにより、CPU401は、自己の処理を始動させると共に、通信回路404に対して処理を始動させるための信号を送信する。よって、位置情報が配信装置3から配信されている場合、通信端末5の通信回路404は、アンテナ404aを介して位置情報の受信を開始することができる。
一方、無線通信部15は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。そして、無線通信部15は、図2に示されるように、無線通信部15全体の動作を制御するCPU501、基本入出力プログラム及び端末識別情報を記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、位置情報や端末識別情報を送信する通信回路504及びアンテナ504a、制御部14と信号の送受信を行うI/F508、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン509を備えている。なお、無線通信部15においても、ZigBee(登録商標)を利用してもよい。
また、通信回路504は、CPU501からの命令により、コネクタ409bを介して、制御部14のRAM403に記憶されている位置情報を取得する。さらに、通信回路504は、ROM502に記憶されている端末識別情報を読み出し、上記取得された位置情報と共にアンテナ504aを介して配信装置3へ送信する。
また、通信回路504によって送信される位置情報のデータは、図3に示すようなフォーマットによって構成されている。なお、図3は、本発明の実施の形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。図3の例では、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。実際にはこのフォーマットに加えて通信方式によって規定されるヘッダやチェックサム情報が付加され、図4に示されるように送信先、送信元、及びデータ内容(位置情報等)が含まれている。なお、図4は、本発明の実施の形態における位置情報を含んだデータのデータ構造の一例を示す概念図である。
<配信装置>
図5は、本発明の実施の形態における配信装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図5の例は、配信装置3が内蔵される電気機器2がLED照明器具の場合の蛍光灯型LEDランプのハードウェア構成図である。
図5に示されるように、LEDランプ130は、主に電源制御部140、リード線(151a、151b)、端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)、リード線153、リード線154、リード線155、及び配信装置3によって構成されている。このうち、電源制御部140は、電源1000から出力される電流を制御し、主に、電流監視回路141及び平滑回路142によって構成されている。電流監視回路141は、電源1000から出力される電流を入力して整流する。平滑回路142は、電流監視回路141によって整流された電流を平滑し、リード線(151a、151b)を介して各端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)に電力を供給する。
また、電源制御部140と端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)は、リード線(151a、151b)によって電気的に接続されている。電源制御部140と配信装置3は、リード線154によって電気的に接続されている。なお、LED160は、図5において一つだけ示しているが、実際には複数のLEDが取り付けられている。また、図5に示される構成のうち配信装置3以外は一般のLEDランプと同じ構成である。
配信装置3は、電圧変換器100、リード線155、制御部11、位置情報配信部12、無線通信部13によって構成されている。そして、電圧変換器100がリード線155を介して、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13に電気的に接続されている。
このうち電圧変換器100は、電源制御部140から供給された電力の電圧を、配信装置3の駆動電圧に変換し、制御部11、位置情報配信部12、及び無線通信部13へ供給する電子部品である。
また、制御部11は、制御部11全体の動作を制御するCPU101、基本入出力プログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、位置情報配信部12及び無線通信部13とそれぞれ信号の送受信を行うI/F(108a、108b)並びに上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン109を備えている。
また、位置情報配信部12は、位置情報配信部12全体の動作を制御するCPU201、基本入出力プログラム及び位置情報を記憶したROM202、位置情報を配信する通信回路204及びアンテナ204a、制御部11と信号の送受信を行うI/F208、並びに、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン209を備えている。
このうち通信回路204は、屋内GPSと呼ばれる屋内測位技術の一つであるIMESを利用し、アンテナ204aによって位置情報を配信する。なお、図1には、位置情報の到達可能な範囲(配信可能な範囲)が仮想的に破線によって表されている。本発明の実施の形態のIMESでは、例えば屋内の天井高が約3mの場合に、屋内の床に表された位置情報の到達可能な仮想円の半径が約5mとなるように、送信出力が設定される。但し、この送信出力の設定を変更すれば、5mよりも小さくすることも可能であり、大きくすることも可能である。
また、本発明の実施の形態において配信装置3が配信する位置情報は、蛍光灯型LED照明器具である電気機器2が設置された位置を示し、図6に示されるように、階数、緯度、経度、棟番号の項目を含む。なお、図6は、配信装置が配信する位置情報の概念図である。
このうち階数は、電気機器2(配信装置3)が設置される建物の階数を表す。緯度及び経度は、電気機器2(配信装置3)が設置された位置の緯度及び経度を表す。棟番号は、電気機器2(配信装置3)が設置された建物の棟番号を表す。図6に示される例では、電気機器2(配信装置3)は、ある建物のC棟の16階で、緯度が北緯35.459555度、経度が東経139.387110度の地点に設置されていることが示されている。なお、緯度は南緯、経度は西経により表されてもよい。
図5に戻り説明する。無線通信部13は、無線通信部13全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM303、位置情報や端末識別情報を受信してゲートウェイ装置7に送信する通信回路304及びアンテナ304a、制御部11と信号の送受信を行うI/F308、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン309を備えている。
また、無線通信部13は、920MHz帯を利用してデータの送受信を行う。920MHz帯は、電波到達性が高いため配信装置3とゲートウェイ装置7との間に建物の柱や壁が存在している場合であっても、配信装置3からゲートウェイ装置7にデータを送信することができるという効果を奏する。
さらに、通信回路304は、IEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち少なくとも物理層(レイヤ)の規格を利用し、アンテナ304aによってデータの送受信を行う。また、この場合には、配信装置3(無線通信部13)を識別するための装置識別情報として、MACアドレスを用いることができる。
なお、通信回路304が用いる規格がZigBee(登録商標)である場合は、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信できる。このように他の配信装置3を経由してデータを送信するマルチホップ通信を利用すれば、各配信装置3の無線通信部13は、ルーティング処理に時間が掛かるが、最寄りの配信装置3にデータが到達する程度の電力で通信すればよいため、省電力で駆動することができるというメリットがある。
また、配信装置3により配信される位置情報は、配信装置3の工場出荷前にメーカーによって記憶部29に記憶されてもよいし、配信装置3の工場出荷後で天井に電気機器2が設置される際に設置者によって記憶されてもよい。さらに、位置情報は、情報管理サーバ9等の外部の装置から、ゲートウェイ装置7を介して無線通信により無線通信部13の通信回路304が受信し、制御部11を介して位置情報配信部12のROM202に記憶されるようにしてもよい。
<ゲートウェイ装置>
図7に示されるように、ゲートウェイ装置7は、無線通信部17及び有線通信部18によって構成されている。
このうち無線通信部17は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。無線通信部17は、図7に示されるように、無線通信部17全体の動作を制御するCPU701、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM702、CPU701のワークエリアとして使用されるRAM703、位置情報等を送信する通信回路704及びアンテナ704a、有線通信部18と信号の送受信を行うI/F708及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン709を備えている。また、無線通信部17は、I/F708からコネクタ709aを介して有線通信部18と信号の送受信を行う。
なお、無線通信部17においても、ZigBee(登録商標)を利用してもよい。また、装置識別情報は、ゲートウェイ装置7(無線通信部17)を識別するための固有の情報である。装置識別情報としては、例えば、MACアドレスが挙げられる。
一方、有線通信部18は、図7に示されるように、有線通信部18全体の動作を制御するCPU801、基本入出力プログラム及びアドレス情報を記憶したROM802、CPU801のワークエリアとして使用されるRAM803、イーサネットコントローラ805、無線通信部17と信号の送受信を行うI/F808a、ケーブル809を介しLAN8eに対しデータ(信号)の送受信を行うI/F808b、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン809を備えている。
ここで、CPU801及びイーサネットコントローラ805は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)を、IEEE802.3規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)に変換して、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
さらに、アドレス情報は、ゲートウェイ装置7(有線通信部18)を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、例えば、IP(Internet Protocol Address)アドレスが挙げられる。なお、ROM802には、MACアドレスも記憶されているが、情報管理サーバ9との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<情報管理サーバ>
図8は、本発明の実施の形態における情報管理サーバ9のハードウェア構成の一例を示した図である。
情報管理サーバ9は、コンピュータによって構成されている。そして、情報管理サーバ9は、情報管理サーバ9全体の動作を制御するCPU901、IPL(Initial Program Loader)等のCPU901の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM902、CPU901のワークエリアとして使用されるRAM903、情報管理サーバ9用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD904、CPU901の制御にしたがってHD904に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD905、フラッシュメモリ等の記録メディア906に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ907、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ908、ネットワーク802及びネットワーク803を利用してデータ通信するためのネットワークI/F909、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード911、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス912、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM913に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ914、無線通信を行う通信回路915及びアンテナ915a、外部機器を接続するための外部機器I/F916並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン910を備えている。
さらに、アドレス情報は、情報管理サーバ9を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM902には、MACアドレスも記憶されているが、ゲートウェイ装置7との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
また、HD904には、通信端末5の位置情報及び物品が保管される場所を示す位置情報及び物品の入出庫状況を示す情報等が記憶される。
<携帯端末>
図9は、本発明の実施の形態における携帯端末6のハードウェア構成の一例を示した図である。携帯端末6には通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5が携帯端末6に内蔵されている構成でもよい。
図9に示されるように、携帯端末6は、携帯端末6全体の動作を制御するCPU601、基本入出力プログラムを記憶したROM602、CPU601のワークエリアとして使用されるRAM603、CPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うEEPROM604、CPU601の制御に従って被写体を撮像し画像データを得るCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ605、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパスや加速度センサ等の各種加速度・方位センサ606、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ608を備えている。そして、メディアドライブ608の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607が着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するオペレーティングシステム(OS)、その他のプログラム及び各種データが記憶されている。また、CMOSセンサ605は、光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子であり、被写体を撮像することができれば、CMOSセンサに限らず、CCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、携帯端末6は、音声を音声信号に変換する音声入力部611、音声信号を音声に変換する音声出力部612、アンテナ613a、このアンテナ613aを利用して無線通信信号により、最寄りの基地局と通信を行う通信部613、アクセスポイント8とIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う無線LAN通信部614、GPS衛星からGPS信号を受信するGPS受信部615、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等のディスプレイ616、このディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出するタッチパネル617及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン610を備えている。また、携帯端末6は、専用の電池618も設けられており、この電池618によって駆動される。なお、音声入力部611は、音声を入力するマイクが含まれ、音声出力部612には、音声を出力するスピーカが含まれている。
[機能構成]
図10は、本発明の実施の形態における配信装置3及び通信端末5の機能構成の一例を示す図である。
<配信装置>
まず配信装置3の機能構成を説明する。図10に示されるように、配信装置3は、機能又は手段として、変換部10、配信制御部20、無線通信制御部30を有している。このうち変換部10は、図5に示される電圧変換器100が動作することによって実現される機能又は手段である。
また、配信制御部20は、図5に示される制御部11及び位置情報配信部12が動作することによって実現される機能又は手段である。さらに、無線通信制御部30は、図5に示される制御部11及び無線通信部13が動作することによって実現される機能又は手段である。
配信制御部20は、図5に示されるROM202によって構築される記憶部29を有している。この記憶部29には、配信装置3が設置されている位置を示す位置情報が記憶されている。さらに、配信制御部20は、配信部21、通信部27及び記憶・読出部28を有している。
このうち配信部21は、主に図5に示されるCPU201及び通信回路204の処理によって実現され、配信可能な範囲内に位置情報を配信する。
通信部27は、主に、図5に示されるCPU101・201の処理、並びにI/F108a・208及びバス109・209によって実現され、無線通信制御部30とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部28は、CPU101・201の処理によって実現され、記憶部29に各種データを記憶し、記憶部29から各種データを読み出す。記憶・読出部28は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
また、無線通信制御部30は、図5に示されるRAM303によって構築される記憶部39を有している。この記憶部39には、アドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。
送受信部31は、主に、図5に示されるCPU301及び通信回路304の処理によって実現され、無線通信によって、通信端末5又はゲートウェイ装置7と各種データの送受信を行う。
通信部37は、主にCPU101・301の処理並びにI/F108B・308及びバス109・309によって実現され、配信制御部20とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部38は、記憶部39に各種データを記憶し、記憶部39から各種データを読み出す。
<通信端末>
次に、通信端末5の機能構成を説明する。図10に示されるように、通信端末5は、機能又は手段として、受信制御部40及び無線通信制御部50を有している。
受信制御部40は、図2に示されるRAM403によって構築される記憶部49を有している。この記憶部49には、配信装置3から配信された位置情報を記憶できる。さらに、受信制御部40は、受信部41、検知部42、判断部43、測定部44、通信部47及び記憶・読出部48を有している。
このうち受信部41は、主に、図2に示されるCPU401及び通信回路404の処理によって実現され、配信装置3から配信された位置情報を受信する。また、受信部41は、位置情報を受信可能な状態になったり受信不可能な状態になったりする。
検知部42は、主に、図2に示されるCPU401及び加速度センサ405の処理によって実現され、通信端末5の移動(傾きを含む)を検知し、受信部41に処理を開始させる。なお、検知部42は、加速度センサ405に代えて、慣性力や磁気を用いたモーションセンサによって実現してもよい。
判断部43は、主に、図2に示されるCPU401の処理によって実現され、受信部41によって、少なくとも一つの位置情報を受信したかを判断する。さらに、判断部43は、受信部41によって、複数の配信装置3からそれぞれの位置情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から配信された位置情報は、所定時間内に何度受信しても一つとして扱う。
測定部44は、主に、図2に示されるCPU401の処理によって実現され、判断部43によって、複数の配信装置3から、それぞれの位置情報を受信したと判断された場合には、それぞれの位置情報に係る信号強度を測定する。
通信部47は、主に、図2に示されるCPU401の処理並びにI/F408及びバス409によって実現され、無線通信制御部50とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部48は、CPU401の処理によって実現され、記憶部49に各種データを記憶し、記憶部49から各種データを読み出す。記憶・抽出部48は、例えば、位置情報Xのデータの記憶や読み出しを行う。
また、無線通信制御部50は、図2に示されるRAM503によって構築される記憶部59を有している。この記憶部59には、上述の端末識別情報が記憶されている。さらに、無線通信制御部50は、送受信部51、判断部53、測定部54、通信部57及び記憶・読出部58を有している。
送受信部51は、主に、図2に示されるCPU501及び通信回路504の処理によって実現され、無線通信により、配信装置3と各種データの送受信を行う。
判断部53は、主に、図2に示されるCPU501の処理によって実現され、受信部51によって、少なくとも一つの配信装置3の装置識別情報を受信したかを判断する。さらに、判断部53は、受信部51によって、複数の配信装置3からそれぞれの装置識別情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から送信された装置識別情報は、所定時間内に何度受信しても一つとして扱う。
測定部54は、主に、図2に示されるCPU501の処理によって実現され、判断部53によって、複数の配信装置3から送信されたそれぞれの装置識別情報を受信したと判断された場合には、それぞれの装置識別情報に係る信号強度を測定する。
通信部57は、主に、図2に示されるCPU501の処理並びにI/F508及びバス509によって実現され、受信制御部40とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部58は、主に、図2に示されるCPU501の処理によって実現され、記憶部59に各種データを記憶し、記憶部59から各種データを読み出す。記憶・抽出部58は、例えば、配信装置3の装置識別情報や通信端末5の端末識別情報のデータの記憶や読み出しを行う。
図11は、本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置7及び情報管理サーバ9の機能構成の一例を示す図である。
<ゲートウェイ装置>
ゲートウェイ装置7の機能構成を説明する。ゲートウェイ装置7は、機能又は手段として、無線通信制御部70及び有線通信制御部80を有している。
無線通信制御部70は、図11に示されている無線通信部17の処理によって実現され、基本的に配信装置3の無線通信制御部30と同様の機能を有している。
具体的には、無線通信制御部70は、図11に示されているRAM703によって構築される記憶部79を有している。この記憶部79には、ゲートウェイ装置7のアドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。また、無線通信制御部70は、送受信部71、通信部77及び記憶・読出部78を有している。
このうち送受信部71は、主に、図11に示されているCPU701及び通信回路704の処理によって実現され、無線通信によって、配信装置3と各種データの送受信を行う。
通信部77は、主にCPU701の処理、並びに、I/F708及びバス709によって実現され、有線通信制御部80とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部78は、主にCPU801の処理によって実現され、記憶部79に各種データを記憶し、記憶部79から各種データを読み出す。
また、有線通信制御部80は、図11に示されている有線通信部18の処理によって実現される。この有線通信制御部80は、図11に示されているRAM803によって構築される記憶部89を有している。この記憶部89には、ゲートウェイ装置7の装置識別情報(例えばMACアドレス)が記憶されている。さらに、有線通信制御部80は、送受信部81、変換部82、通信部87及び記憶・読出部88を有している。
このうち送受信部81は、主に図11に示されているCPU801の処理及びI/F808bによって実現され、有線通信によって、情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
変換部82は、図11に示されているCPU801及びイーサネットコントローラ805の処理によって実現される。変換部82は、上述したように通信方式を変換することで、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
通信部87は、主にCPU801の処理並びにI/F808a及びバス809によって実現され、無線通信制御部70とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部98は、主にCPU801の処理によって実現され、記憶部89に各種データを記憶し、記憶部89から各種データを読み出す。
<情報管理サーバ>
次に、情報管理サーバ9の機能構成を説明する。
情報管理サーバ9は、入出庫判定部90、送受信部91、操作入力受付部92、検索部93、表示制御部94、出庫管理画面生成部95、入出庫情報生成部96、出庫情報送信部97、記憶・読出部98及び記憶部99を有する。
記憶部99は図8に示されるRAM903及びHD904によって構築され、位置情報記憶部991、保管場所情報記憶部992及び入出庫情報記憶部993が含まれる。また、記憶部99には情報管理サーバ9のアドレス情報(例えばIPアドレス)やMACアドレスといった識別情報等も記憶されている。
位置情報記憶部991は、通信端末5から送信される位置情報等を記憶する。
図12は、本発明の実施の形態における情報管理サーバの位置情報記憶部991に記憶される情報の一例を示す図である。図12に示されるように、位置情報記憶部991には「管理ID」、「端末識別情報」、「管理対象種別」、「端末所有者名(管理者名)」、「最新位置情報」及び「過去位置情報」が含まれる。「管理ID」は位置情報記憶部991において通信端末5とその位置情報とを一意に識別するための管理番号である。「端末識別情報」は通信端末5を識別するための情報であり、例えば通信端末5のMACアドレスである。「管理対象種別」は例えば、通信端末5が付されている管理対象物4の名称(物品の名称)、通信端末5が外部に装着されたり内蔵されたりしている携帯端末6やIDカード等の名称又は通信端末5本体の名称である。「端末所有者名(管理者名)」は通信端末5の所有者又は管理者の名称であり、例えば管理をしている組織、部署名の場合もある。「最新位置情報」及び「過去位置情報」は通信端末5から送信された位置情報であり、図6に示された情報である。「最新位置情報」及び「過去位置情報」には、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟」及び「受信日時」が含まれる。「受信日時」は、情報管理サーバ9がゲートウェイ装置7から位置情報等を受信した受信日時である。「最新位置情報」は位置情報記憶部991において受信日時が最新である位置情報である。「過去位置情報」は前回受信した位置情報であり、位置情報記憶部991において二番目に新しい受信日時の位置情報である。なお、図12の例では位置情報記憶部991に記憶される過去位置情報は、前回受信した過去一回分の位置情報が記憶されているが、記憶する過去の位置情報は一回分に限らず、情報管理サーバ9の記憶容量(RAM903やHD904等)に応じて複数回の過去の位置情報を記憶してもよい。本発明の実施の形態において、情報管理サーバ9は「過去位置情報」と「最新位置情報」との位置の変化、すなわち通信端末5の移動の有無等の情報等に基づき、物品の入出庫状況を管理する。また、「端末識別情報、「管理対象種別」及び「端末所有者名(管理者名)」は、予め情報管理サーバ9においてそれぞれが関連付けられ管理されている。情報管理サーバ9は、ゲートウェイ装置7から位置情報及び端末識別情報を受信することによって、位置情報記憶部991における同じ端末識別情報を含むレコード部分に、位置情報及び受信日時を追加する。さらに、情報管理サーバ9は、既に位置情報及び受信日時を管理している状態で、新たにゲートウェイ装置7から位置情報及び端末識別情報を受信した場合には、既に管理していた最新の位置情報及び受信日時を過去位置情報として上書きし、受信した位置情報を最新位置情報として記憶する。
図11に戻り説明する。保管場所情報記憶部992は、情報管理サーバ9により位置情報が管理される通信端末5が付された物品が入庫され保管される場所(以下、「物品保管場所」という。)を、位置情報に基づき記憶する。
図13は、本発明の実施の形態における情報管理サーバの保管場所情報記憶部992に記憶される情報の一例を示す図である。図13に示されるように、位置情報記憶部992には「場所ID」、「物品保管場所名称」、「緯度,経度」、「階数」、「棟」及び「出庫通知範囲」が含まれる。「管理ID」は保管場所情報記憶部992において物品の保管場所及びその位置情報を一意に識別するための管理番号である。「物品保管場所名称」は物品保管場所の名称であり、入出庫管理システム1の管理者等により任意に設定、変更できる情報である。「緯度,経度」は物品保管場所に対応する緯度及び経度である。「緯度,経度」は例えば物品保管場所が棚であったり、一定の広さの居室であったりといった物品保管場所の範囲(広さ)に応じて複数設定できる。「緯度,経度」は例えば物品保管場所内に設置された配信装置3に対応する緯度・経度が設定される。なお、物品保管場所の位置を位置情報に基づき定義するにあたり、例えば部屋の四隅に対応する四点の緯度・経度に囲まれた領域を保管場所情報記憶部992の「緯度,経度」に設定してもよい。「階数」は物品保管場所の建物内の階数である。「棟」は物品保管場所の存在する棟の名称である。「出庫情報通知範囲」は予め定められた物品の出庫予定者に対して、出庫する物品に関する情報(以下、「出庫情報」という。)を出庫予定者の携帯端末6(通信端末5)に通知するための範囲(位置)であり、(緯度,経度)により定められる。出庫情報には例えば出庫対象の物品の物品名や物品保管場所名称、出庫予定者に対する連絡事項等が含まれる。図13の例では場所ID「1」に対応する出庫情報通知範囲は、「X」棟、「2」階における(緯度,経度)が(35.66629,139.76520)、(35.66629,139.76521)、(35.66631,139.76520)、(35.66631,139.76521)の位置であるから、出庫予定者がそのうちの一つの位置(35.66629,139.76520)に移動すると、情報管理サーバ9から出庫予定者の所有する携帯端末6(通信端末5)に出庫情報が通知される。
図11に戻り説明する。入出庫情報記憶部993は、情報管理サーバ9により位置情報が管理される通信端末5が付された物品の入出庫に関する情報を記憶する。
図14は、本発明の実施の形態における情報管理サーバの入出庫情報記憶部993に記憶される情報の一例を示す図である。図14に示されるように、入出庫情報記憶部993には「管理ID」、「端末識別情報」、「物品名」、「入庫場所名称(物品保管場所名称)」、「入庫日時」、「入庫者」、「出庫日時」、「出庫予定者」、「出庫者」及び「出庫情報コメント」が含まれる。「管理ID」は入出庫情報記憶部993において通信端末5とその位置情報とを一意に識別するための管理番号である。「端末識別情報」は物品に付された通信端末5の識別情報であり、例えば通信端末5のMACアドレスである。「物品名」は例えば、通信端末5が付されている管理対象物4の名称である。「物品名」は、図12に示される「管理対象種別」と同じ名称であってもよく、[端末識別情報]と対応付けられて記憶される。「入庫場所名称(物品保管場所名称)」は、物品が実際に入庫された場所の名称であり、図13に示される「物品保管場所名称」と同じ場所(位置)であれば同じ名称となる。「入庫日時」は、実際に物品が物品保管場所に入庫された日時であり、物品に付された通信端末5から送信される位置情報の受信日時が記憶される。「入庫者」は、物品を実際に物品保管場所に入庫した人の名称であり、図12に示される「端末所有者名(管理者名)」である。「出庫日時」は、実際に物品が物品保管場所から出庫された日時であり、物品に付された通信端末5から送信される位置情報の受信日時が記憶される。「出庫予定者」は、物品毎に予め定められた出庫する人の名称である。なお、「出庫予定者」は、個々の物品毎に割り当てる場合に限らず、例えば物品名毎や物品保管場所毎、他の分類、それぞれの組合せにより出庫予定者を割り当ててもよい。「出庫者」は、物品を実際に物品保管場所から出庫した人の名称であり、図12に示される「端末所有者名(管理者名)」である。ゆえに「出庫予定者」と「出庫者」が異なる場合もあり得る。「出庫情報コメント」は、出庫予定者に通知される出庫情報に含まれるコメント(メッセージ)であり、自由記述できる情報である。なお、「入庫者」及び「出庫者」の項目は、例えば入庫又は出庫した者が通信端末5を所有していない場合は入出庫者の名称は特定できないため、空白の場合がある。
図11に戻り説明する。
送受信部91は、図8に示されるCPU901の処理並びにネットワークI/F909又は通信回路915によって実現され、有線通信又は無線通信によって、ゲートウェイ装置7と各種データの送受信を行う。
操作入力受付部92は、CPU901の処理並びにキーボード911及びマウス912によって実現され、管理者から各種の選択又は入力を受け付ける。
検索部93は、CPU901の処理によって実現され、操作入力受付部92によって受け付けられた検索条件に基づいて、記憶・読出部98を介して位置情報記憶部991を検索し、検索結果を出力する。
表示制御部94は、CPU901の処理によって実現され、ディスプレイ908に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
記憶・読出部98は、主にCPU901の処理によって実現され、記憶部99に各種データを記憶し、記憶部99から各種データを読み出す。
入出庫判定部90は、物品に付された通信端末5の位置情報が所定の範囲内(物品保管場所)に存在の有無に基づき、物品の入出庫を判定する。また、入出庫判定部90は、物品に付された通信端末5の位置情報と他の通信端末5の位置情報との位置関係に基づき、その物品の入庫者又は出庫者を判定する。なお、入出庫判定部90が実行する詳細な処理内容は図19及び図20を用いて後述する。
入出庫管理画面生成部95は、入出庫情報記憶部993に記憶された情報に基づき、物品の入出庫状況が示される入出庫情報管理画面を生成する。入出庫管理画面生成部95は入出庫情報管理画面を、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)、DHTML(Dynamic HTML)、XML(Extensible Markup Language)等の言語を用いて生成する。生成された入出庫管理画面は表示制御部94を介してディスプレイ908に表示される。
図15は、本発明の実施の形態における入出庫情報管理画面の一例を示す図である。図15に示されるように、入出庫情報管理画面には、「管理ID」、「入庫場所」、「物品名」、「入庫者」、「入庫数量」、「出庫予定者」、「出庫予定数量」、「出庫者」、「出庫数量」及び「出庫情報コメント」等が含まれる。入出庫情報管理画面に含まれる情報は、入出庫画面生成部95によって、図14に示される入出庫情報記憶部993に記憶される情報に基づき引用や集計の処理がされた情報である。「管理ID」は入出庫管理画面において情報を一意に識別するために用いられる管理番号である。「入庫場所」は物品保管場所である。「物品名」は物品の名称である。「入庫者」は実際に物品を入庫した人の名前である。「入庫数量」はある入庫場所におけるある物品が入庫されている数量である。「入庫数量」は、たとえば入出庫情報記憶部993に記憶される物品保管場所及び物品名毎に物品名の数が集計された値である。「出庫予定者」を予め定められた物品を出庫する人の名前である。「出庫予定数量」は、出庫する予定の物品の数量である。「出庫者」は実際に物品を出庫した人の名前である。「出庫数量」は実際に入庫場所名称(物品保管場所名称)から出庫された物品の数量である。「出庫情報コメント」は出庫予定者に通知される出庫情報に含まれる自由記述のコメントである。なお、「出庫予定者」、「出庫予定数量」及び「出庫情報コメント」は、入出庫管理システム1の管理者等により入出庫情報管理画面を用いて入力される情報である。なお、入出庫情報管理画面に表示される情報は、図15に示される項目に限らず、例えば入出庫情報記憶手段993に記憶される入出庫日時が含まれてもよい。また、入出庫情報管理画面を用いて入力される情報には出庫予定日や出庫先等の情報が含まれてもよい。また、図15の例では、「入庫場所」を基準(キー)に情報が表示されているが、入出庫情報管理画面の様式はこれに限らず、例えば「出庫予定者」を基準に表示するようにしてもよい。
図11に戻り説明する。
出庫情報生成部96は、出庫予定者に通知する出庫する物品に関する出庫情報を生成する。出庫情報生成部96は出庫情報を、例えばHTML形式の言語を用いて生成する。
出庫情報送信部97は、出庫情報生成部96により生成された出庫情報を、アクセスポイント8を介して無線LANにより出庫予定者の所有する携帯端末6(通信端末5)に送信する。携帯端末6への出庫情報の送信方法は、例えば出庫予定者の携帯端末6が保有するメールアドレスを情報管理サーバ9において予め登録しておきそのメールアドレス宛に送信したり、携帯端末6用の入出庫情報管理アプリを作成しそのアプリがインストールされている場合は携帯端末6に対してプッシュ通信をしたりしてもよい。
<携帯装置>
携帯端末6の機能構成を説明する。
図16は、本発明の実施の形態における携帯端末6の機能構成の一例を示す図である。図16に示されるように、携帯端末6は、機能又は手段として、出庫情報受信部61、操作入力受付部62、表示制御部64、記憶・読出部68及び記憶部69を有する。
出庫情報受信部61は、無線LAN通信部614を制御し、ネットワーク803(アクセスポイント8)を介し、情報管理サーバ9から送信される出庫情報を受信する。出庫情報受信部61は、出庫情報を受信すると、記憶・読出部68を介して、記憶部69に出庫情報を記憶する。また、出庫情報受信部61は、表示制御部64に出庫情報の表示処理の実行を要求する。
操作入力受付部62は、CPU601の処理並びにタッチパネル616によって実現され、携帯端末6のユーザから各種の選択又は入力を受け付ける。
表示制御部64は、CPU601の処理によって実現され、ディスプレイ615に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
記憶・読出部68は、主にCPU601の処理によって実現され、記憶部69に各種データを記憶し、記憶部69から各種データを読み出す。
記憶部69は、ROM602、RAM603、EEPROM604等により構成され、各種データを記憶する。本発明の実施の形態において受信した出庫情報を記憶する。
なお、本発明の実施の形態において携帯端末6には通信端末5が外付け又は内蔵されており、その場合、図10に示す通信端末5の機能構成を有する。但し、本発明の実施の形態では、携帯端末6は出庫予定者によって所有され、出庫情報を表示する装置として機能することから、例えば出庫予定者が通信端末5を内蔵したIDカードを所持し、携帯端末6には通信端末5が外付け又は内蔵されていないような構成であってもよい。
[動作手順]
本発明の実施の形態における入出庫管理システム1の動作手順を説明する。
図17は、本発明の実施の形態において入出庫管理システム1の動作手順を示すシーケンス図の一例である。
入出庫管理システム1における動作は、位置情報の更新処理と、出庫情報の通知処理と入出庫状況の更新処理とに大別され、それぞれについて説明する。
《位置情報の更新処理》
S11:配信装置3の配信制御部20は、記憶部29から取得した位置情報をIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S12:通信端末5の受信制御部40は、周期的(例えば30秒周期)に行われる位置情報の受信処理により、配信装置3から送信される位置情報を受信する。なお、通信端末5が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。
S13:受信制御部40は、受信した位置情報を、記憶部49に記憶する。
S14:通信端末5の無線通信制御部50は、記憶部59から取得した端末識別情報(例えば通信端末5のMACアドレス)と記憶部49に記憶した位置情報とを含む位置情報更新要求を配信装置3に送信する。通信端末5からの位置情報更新要求を情報管理サーバ9が受信すると、情報管理サーバ9の位置情報記憶部991の情報が更新される。
S15:配信装置3の無線通信制御部30の送受信部31は、位置情報更新要求をIEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を用いてゲートウェイ装置70に転送する。
S16:ゲートウェイ装置7の無線通信制御部70の送受信部71が配信装置3から送信された位置情報更新要求を受信すると、有線通信制御部80の変換部82は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を、ネットワーク802に適合するIEEE802.3規格に準拠した通信方式に変換しする。
S17:有線通信制御部80の送受信部81は、情報管理サーバ9に位置情報更新要求を転送する。情報管理サーバ9の送受信部91は、ゲートウェイ装置7からの位置情報更新要求を受信する。
S18:情報管理サーバ9の記憶・読出部98は、記憶部99に予め記憶されている通信端末5の端末識別情報と、受信した位置情報更新要求に含まれる端末識別情報とを関連付け、位置情報記憶部991に通信端末5の位置情報を記憶する。
《出庫情報の通知処理》
出庫情報の通知処理は、出庫情報記憶部993に記憶される「出庫予定者」が管場所情報記憶部992に記憶される「出庫情報通知範囲」に入ったことを契機に実行される処理である。
S19:出庫情報生成部96は、「出庫予定者」(の所有する通信端末5)の位置情報が、「出庫情報通知範囲」に含まれることを位置情報記憶部991に記憶される情報に基づき検知する。
S20:出庫情報生成部96は、「出庫予定者」と、「出庫予定者」が検知された「出庫情報通知範囲」に対応する「物品保管場所名称」とを用いて、入出庫情報記憶部993に記憶される情報に基づき出庫情報を生成する。出庫情報生成部96は、出庫情報を生成すると、出庫情報送信部97に出庫予定者への出庫情報の送信処理を要求する。
S21:出庫情報送信部97は、予め記憶されている出庫予定者の携帯端末6(通信端末5)の有するメールアドレスに対して出庫情報を、ネットワーク803を介して送信する。
S22:携帯端末6の出庫情報受信部61が出庫情報を受信すると携帯端末6のディスプレイ616に図18に示すような出庫情報を表示する。
図18は、本発明の実施の形態における携帯端末6に表示される出庫情報の画面の一例を示す図である。図18に示すように、出庫情報には出庫予定者701、保管場所702、出庫予定物品703、通知コメント704、詳細705ボタン及び閉じる706ボタンが含まれる。図18の例では、出庫予定者701が「ユーザD」の場合、出庫予定者に対して保管場所702「X棟2階N1倉庫棚1」に出庫予定物品703「部品a」が入庫されていることを示す情報が通知される。通知コメント704は、入出庫情報記憶部993に記憶される「出庫情報コメント」であり、入出庫管理システム1の管理者等による自由記述のメッセージである。詳細705ボタンがタッチパネル617を用いて押下されると、例えば図15に示す入出庫情報管理画面のうち出庫予定者(ユーザD)に該当する情報が表示され、出庫情報に表示されていない情報(例えば物品の「出庫予定数量」等)を確認できる。閉じる706ボタンが押下されると、出庫情報の画面は閉じられる。
図17に戻り説明する。ステップS19〜S22の動作によって、出庫予定者は自分が出庫する物品の保管場所に近づく(出庫情報通知範囲内に位置する)と、物品や保管場所等に関する情報を携帯端末6(通信端末5)で受信でき、出庫作業の効率化を図ることができる。
《入出庫情報の更新処理》
S23:入出庫判定部90は、通信端末5の位置情報及びこの通信端末5と他の通信端末5との位置関係に基づき位置情報記憶部991、保管場所情報記憶部992及び入出庫情報記憶部993に記憶される情報を参照し、物品が入出庫されたか否か及び入出庫者の判定処理を行う。入出庫判定部90による入出庫判定処理の詳細手順は後述する図19及び図20により説明する。
S24:入出庫判定部90は、判定した結果に基づき、入出庫情報記憶部993に記憶される情報を更新する。
S25:入出庫管理システム1の管理者により情報管理サーバ9の操作入力受付部92を介して入出庫管理画面の表示要求を命令すると、入出庫管理画面生成部95に入出庫管理画面の生成要求が通知される。
S26:入出庫管理画面生成部95は、入出庫情報記憶部993に記憶される情報に基づき、図15に示すような入出庫管理画面を生成する。入出庫管理画面生成部95は入出庫管理画面を生成すると、表示制御部94に生成した入出庫管理画面の表示処理を要求する。
S27:表示制御部94は、生成された入出庫管理画面をディスプレイ908に表示する。
[フローチャート]
本発明の実施の形態における情報管理サーバ9の入出庫判定部90により実行される入出庫時の判定処理について説明する。
《入庫時の判定処理》
図19は、本発明の実施の形態における情報管理サーバの入庫時の判定の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
S101:情報管理サーバ9の送受信部がゲートウェイ装置7を介して通信端末5から送信される位置情報及び端末識別情報を受信すると、位置情報記憶部991の中の受信した端末識別情報に対応する位置情報(最新位置情報)を記憶(更新)する。なお、このステップS101の処理は、通信端末5から位置情報が送信された場合に実行される処理、すなわち独立して動作する処理であるため、ステップS201の処理を経ず、ステップS202の処理が実行される場合もある。
S102:入出庫判定処理部90は、周期的(例えば40秒周期)に位置情報記憶部991に記憶される情報の中から「最新位置情報」が同じである通信端末5が存在するか判定する。なお、このとき最新位置情報に含まれる受信日時の差が例えば60秒以内であるもののみを抽出するようにしてもよい。これにより位置情報が長時間更新されていない通信端末5を除外できる。なお、この受信日時の差の値は任意である。また最新位置情報は同一である場合に限らず、例えばある通信端末の位置から一定の範囲内を同一と扱ってもよい。また、位置情報記憶部991に記憶される「最新位置情報」と「過去位置情報」とを比較し、両者の位置情報が同じものは対象外としてもよい。これにより一定時間以上、位置に変化がない(移動していない)通信端末5、すなわち過去にステップS103の処理が実行された通信端末5を処理対象から除外できる。
位置情報記憶部991の中に、同じ場所に位置する(最新位置情報が同じ)通信端末5が存在しない場合(NOの場合)、ステップS101以降の処理が実行される。
一方、位置情報記憶部991の中に、同じ場所に位置する通信端末5が存在する場合(YESの場合)、ステップS103の処理が実行される。
S103:(ステップS102においてYESの場合、)通信端末5の位置情報は保管場所情報記憶部992に記憶される所定の場所(物品保管場所)に対応する位置情報と同じであるか否かが判定される。なお、通信端末5が物品保管場所の位置情報と一致する場合に限らず、通信端末5が物品保管場所の位置情報から一定の範囲内に存在すれば、所定の場所に位置するとして扱ってもよい。
通信端末5の位置情報が保管場所情報992に記憶される所定の場所(物品保管場所)と同じでない場合(NO)、ステップS101以降の処理が実行される。
一方、通信端末5の位置情報が保管場所情報992に記憶される所定の場所(物品保管場所)と同じである場合(YES)、ステップS104の処理が実行される。
S104:(ステップS103においてYESの場合、)入出庫判定部90は所定の時間(ステップS102における周期と同周期)が経過するまで待機する。
S105:ステップS104における所定の時間が経過するまでの間に、通信端末5の位置情報を受信し、位置情報記憶部991の最新位置情報を更新する。なお、ステップS105の処理は通信端末5から位置情報が送信された場合に実行される処理、すなわち独立して動作する処理であるため、ステップS104における所定の時間が経過するまでに、通信端末5の位置情報を受信しない場合もある。
S106:入出庫判定部90は、位置情報記憶部991の最新位置情報と過去位置情報とを比較し、ステップS103において抽出した(所定の場所に位置した)全ての通信端末5が所定の場所(物品保管場所)から移動しているか否かを判定する。
抽出した通信端末5のうち全てが所定の場所から移動している場合(YES)、すなわち物品保管場所に位置した通信端末5が存在しなくなった場合、ステップS101以降の処理が実行される。
一方、抽出した通信端末5のうち全てが所定の場所から移動していない場合(NO)、すなわち一部又は全ての通信端末5が所定の場所に位置する場合、ステップS107の処理が実行される。
S107:(ステップS106においてNOの場合、)ステップS103において抽出した通信端末5のうち一部の通信端末5が所定の場所から移動しているか否かが判定される。
一部の通信端末が所定の場所から移動している場合(YES)、すなわち一部を除く他の通信端末5は所定の場所から移動していない場合、ステップS108の処理が実行される。
一方、一部の通信端末が所定の場所から移動していない場合(NO)、すなわち全ての通信端末5が所定の場所から移動していない場合、ステップS109の処理が実行される。
S108:(S107においてYESの場合)、所定の場所から移動していない通信端末5(ステップS107において一部を除く他の通信端末5)を「入庫された物品(に付された通信端末5)」として入出庫情報記憶部993に「入庫日時」、「入庫場所名称(物品保管場所名称)」を記憶する。なお「入庫された物品」の「物品名」は通信端末5の端末識別情報に基づき、位置情報記憶部991の「管理対象種別」から取得する。一方、所定の場所から移動した通信端末5を「入庫した人(入庫者)(の所有する通信端末5)」として入出庫情報記憶部993の「入庫者」に、この通信端末5の端末識別情報に基づき位置情報記憶手段991に記憶される「端末所有者名」を取得し記憶する。
S109:(S107においてNOの場合)、所定の場所から移動していない通信端末5(ステップS103で抽出した全ての通信端末5)を「入庫された物品(に付された通信端末5)」として入出庫情報記憶部993に「入庫日時」、「入庫場所名称(物品保管場所名称)」を記憶する。
上述した処理手順により、複数の通信端末5の位置の関係に基づき、通信端末5が付された物品が入庫されたか否かを判定し、かつ入庫された物品がある場合、入庫した人(入庫者)を特定できる。
なお、ステップS108において、入庫者を特定する際に位置情報記憶手段991の中の管理対象種別を参照し、通信端末5が付される対象が「物品」であるか又は物品以外の作業者等の所有する「携帯端末」もしくは「IDカード」であるかを参照してもよい。これにより、通信端末5が入庫者の所有する通信端末5(携帯端末やIDカード等)である場合にその通信端末5の所有者を入庫者とすれば、より正確に入庫者を管理できる。
《出庫時の判定処理》
図20は、本発明の実施の形態における情報管理サーバの出庫時の判定の処理手順の一例を示すフローチャート図である。図20の例の初期状態では、通信端末5が付された物品が所定の場所(物品保管場所)に入庫されている状態である。
S201:情報管理サーバ9の送受信部がゲートウェイ装置7を介して通信端末5から送信される位置情報及び端末識別情報を受信すると、位置情報記憶部991の中の受信した端末識別情報に対応する位置情報(最新位置情報)を記憶(更新)する。なお、このステップS201の処理は、通信端末5から位置情報が送信された場合に実行される処理、すなわち独立して動作する処理であるため、ステップS201の処理を経ず、ステップS202の処理が実行される場合もある。
S202:入出庫判定部90は、出庫情報記憶部993に記憶される出庫予定者の所有する通信端末5が、保管情報記憶部992に記憶される所定の場所(物品保管場所)から一定の範囲(出庫情報通知範囲)内に位置するか否かを周期的(例えば40秒周期)に判定する。具体的な処理は、まず出庫情報記憶部993に記憶される出庫予定者に対応する通信端末5の端末識別情報を位置情報記憶部991の中から検索する。次いで、その検索された通信端末5の端末識別情報に対応する最新位置情報が、保管場所情報記憶部992に記憶される出庫情報通知範囲内に含まれるか否かが判定される。
出庫予定者の通信端末5が所定の場所から一定の範囲(出庫情報通知範囲)内にあると判定された場合(YES)、ステップS203の処理が実行される。
一方、出庫予定者の通信端末5が所定の場所から一定の範囲(出庫情報通知範囲)内にないと判定された場合(NO)、ステップS205の処理が実行される。
S203:(ステップS202においてYESの場合、)入出庫判定部90は、出庫予定者の通信端末5が一定の範囲(出庫情報通知範囲)内から一定時間(例えば3秒間)移動していないか否かを判定する。ここで、通信端末5が備える加速度センサ405により通信端末の移動が検知されると、通信端末5から情報管理サーバ9に位置情報の更新要求が送信される。すなわち、通信端末5が一定の範囲(出庫情報通知範囲)内から移動していない場合は、情報管理サーバ9において通信端末5の位置情報を受信しない。この処理(ステップS203)は、例えば出庫予定者が、自分が出庫する予定の物品の前を単に通過した場合には出庫情報を通知しないようにするために行われる。なお、ステップS203の処理は任意であり、ステップS202の処理後(YESの場合)、ステップS204の処理が実行されるようにしてもよい。
出庫予定者の通信端末5が一定の範囲(出庫情報通知範囲)内から一定時間(例えば3秒間)移動していないと判定された場合(YES)、ステップS204の処理が実行される。
一方、出庫予定者の通信端末5が一定の範囲(出庫情報通知範囲)内から一定時間(例えば3秒間)内に移動していると判定された場合(YES)、ステップS205の処理が実行される。
S204:(ステップS203においてYESの場合、)出庫情報生成部96は、入手庫情報記憶部993から出庫予定者に対応する出庫する物品に関する出庫情報(図18参照)を生成する。具体的な処理は、まず出庫情報生成部96は、出庫予定者の位置(出庫情報通知範囲)に基づき、保管場所情報記憶部992から物品保管場所名称を特定する。そして、出庫予定者と物品保管場所名称とに基づき、入出庫情報記憶部993から出庫情報の生成に必要な情報(物品名、出庫情報コメント等)を抽出し、出庫情報を生成する。出庫情報生成部96は生成した出庫情報の送信処理を出庫情報送信部97に要求する。出庫情報送信部97はネットワーク803を介して出庫予定者の携帯端末6に出庫情報を送信する。なお、出庫情報の送信は、予め情報管理サーバ9に記憶された携帯端末6のメールアドレス等を用いて実行される。
S205:入出庫判定部90は、所定の場所(物品保管場所)に位置していた物品に付された通信端末5の位置がこの所定の場所(物品保管場所)から移動しているか否かを周期的(例えば40秒周期)に判定する。具体的な処理は、まず入出庫情報記憶部993に記憶される通信端末5の端末識別情報のうち出庫されていない(出庫日時が記録されていない)端末識別情報と物品保管場所名称とを抽出する。次いで、位置情報記憶部991から抽出した通信端末5の端末識別情報に対応する最新位置情報と、保管場所情報記憶部992から抽出した物品保管場所名称に対応する位置(緯度、経度)とを抽出する。そして、抽出した最新位置情報と、物品保管場所名称に対応する位置(緯度、経度)とを比較し、両者の位置が異なっていれば通信端末5の位置が所定の場所から移動したと判定される。
所定の場所(物品保管場所)に位置していた物品に付された通信端末5の位置がこの所定の場所(物品保管場所)から移動していると判定された場合(YES)、ステップS206の処理が実行される。
一方、所定の場所(物品保管場所)に位置していた物品に付された通信端末5の位置がこの所定の場所(物品保管場所)から移動していないと判定された場合(NO)、ステップS201以降の処理が実行される。
S206:(ステップS205においてYESの場合、)入出庫判定部90は、所定の場所(物品保管場所)にあった通信端末5と同じ位置のまま(一緒に)移動している他の通信端末5があるか否かを判定する。具体的な処理は、まずステップS205において特定された所定の場所から移動した通信端末5の端末識別情報の最新位置情報と同じ位置情報を有する他の通信端末5が存在するか否かを、位置情報記憶部991を用いて判定する。
一緒に移動している他の通信端末があると判定された場合(YES)、ステップS207の処理が実行される。
一方、一緒に移動している他の通信端末がないと判定された場合(NO)、ステップS209の処理が実行される。
S207:(ステップS206においてYESの場合、)入出庫判定部90は、位置情報記憶部991に記憶される他の通信端末5の過去位置情報が、保管場所情報記憶部992に記憶される所定の場所(物品保管所場所)の位置情報(緯度、経度)と異なるか否かを判定する。すなわち、他の通信端末の過去位置情報が所定の場所(物品保管場所)の位置情報と同じであった場合は他の通信端末は物品であると推定される。また、他の通信端末の過去位置情報が所定の場所(物品保管場所)の位置情報と異なる場合は物品を出庫した作業者等が所有する通信端末5であると推定される。
他の通信端末の過去位置情報が所定の場所(物品保管場所)の位置情報と異なる場合(YES)、ステップS208の処理が実行される。
一方、他の通信端末の過去位置情報が所定の場所(物品保管場所)の位置情報と同じである場合(NO)、ステップS209の処理が実行される。
S208:(ステップS207においてYESの場合、)入出庫判定部90は、所定の場所(物品保管場所)にあった通信端末5を「出庫された物品(に付された通信端末5)」として出庫された時間(ステップS205における最新位置情報の受信日時)を、入出庫情報記憶部993に、出庫日時として記憶する。そして、一緒に移動した通信端末5を「出庫した人(の通信端末5)」に対応する位置情報記憶部991の中の端末所有者名を、入出庫情報記憶部993に出庫者として記憶する。
S209:(ステップS206又はS207においてNOの場合、)入出庫判定部90は、所定の場所(物品保管場所)にあった通信端末5を「出庫された物品(に付された通信端末5)」として出庫された時間(ステップS205における最新位置情報の受信日時)を、入出庫情報記憶部993に、出庫日時として記憶する。
なお、ステップS207において、出庫者を特定する際に位置情報記憶手段991の中の管理対象種別を参照し、通信端末5が付される対象が「物品」であるか又は物品以外の作業者等の所有する「携帯端末」もしくは「IDカード」であるかを参照してもよい。これにより、通信端末5が出庫者の所有する通信端末5(携帯端末やIDカード等)である場合にその通信端末5の所有者を出庫者とすれば、より正確に出庫者を管理できる。
上述した処理手順に基づき、本発明の実施の形態における入出庫管理システム1は、物品に付された通信端末5の位置情報と、人(作業者等)が所有する通信端末5の位置情報との関係に基づき、物品の入出庫の状況及び入出庫した人を管理できる。これにより、人と物品とを対応付け、物流作業の工程全体の効率的な管理が可能となる。
また、入出庫管理システム1は、出庫予定者が出庫する物品の保管場所に近づくとその出庫予定者に対して、出庫する物品の存在や出庫時の連絡事項等が通知されるため、出庫対象物品の確認作業の効率化や正確性の向上を図ることができる。
〔変形例〕
なお、本発明の実施の形態において、情報管理サーバ9は通信端末5の位置情報を管理する機能と通信端末5が付された物品の入出庫の状況を管理する機能とを有するが、例えば、これらの機能を別のサーバ(装置)にそれぞれ具備させてもよい。これらの機能を異なるサーバに具備させた場合、通信端末5の位置情報を管理する位置情報管理サーバは、送信部91、検索部93及び位置情報記憶部991等を有する。一方、物品の入出庫状況を管理する入出庫管理サーバは、入出庫判定部90、入出庫管理画面生成部95、出庫情報生成部96、出庫情報送信部97、保管場所情報記憶部992及び入出庫情報記憶部993等を有する。なお上記以外の機能は各サーバが共通で具備する。例えば位置情報を管理する位置情報管理サーバをある建物毎に設置し、建物内の通信端末5の位置情報を管理する。そして入出庫管理サーバは、ある集約拠点に設置する。これにより複数の建物の物品の在庫(入出庫)状況を一元的に管理できる。
なお、本発明の実施の形態において、位置情報を通信端末5に配信する配信装置3を屋内の天井に設置しているが、配信装置3の設置場所は天井に限らず、例えば物品を保管する棚毎に設置してもよい。この場合、配信装置3から配信される位置情報の指向性を棚等に限定するように調整したり、また、配信される位置情報には棚に関する情報(例えば棚ID)を含めたりする。これにより、より細やかな物品の在庫(入出庫)管理を実現できる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 入出庫管理システム
3 配信装置
5 通信端末
6 携帯端末
7 ゲートウェイ装置
9 情報管理サーバ
14 制御部
15 無線通信部
40 受信制御部
50 無線通信制御部
70 無線通信制御部
80 有線通信制御部
90 入出庫判定部
91 送受信部
92 操作入力受付部
95 入出庫管理画面生成部
96 出庫情報生成部
97 出庫情報送信部
99 記憶部
991 位置情報記憶部
992 保管場所情報記憶部
993 入出庫情報記憶部
特開2012−158455

Claims (9)

  1. 当該通信端末の位置情報を送受信する通信端末と、該通信端末が取り付けられた物品の入出庫状況を管理する情報管理サーバとを有する入出庫管理システムであって、
    前記通信端末は、
    当該通信端末の位置情報を前記情報管理サーバに通知する位置情報通知手段を有し、
    前記情報管理サーバは、
    前記通信端末からの前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記位置情報による前記通信端末の位置に基づき前記物品の入出庫を判定し、複数の前記通信端末の位置関係に基づき前記物品の入出庫した人を判定する入出庫判定手段とを有する入出庫管理システム。
  2. 前記入出庫判定手段は、
    前記通信端末が所定の場所に移動した場合、前記通信端末が取り付けられた物品の入庫と判定し、
    前記通信端末が前記所定の場所から移動した場合、前記通信端末が取り付けられた物品の出庫と判定する請求項1記載の入出庫管理システム。
  3. 前記入出庫判定手段は、
    複数の前記通信端末のうち一以上の通信端末と他の通信端末との位置が前記所定の場所で離れた場合、該所定の場所に位置する通信端末が取り付けられた物品を入庫された物品と判定し、前記所定の場所から移動した通信端末を前記物品を入庫した人が所有する前記通信端末と判定する請求項2記載の入出庫管理システム。
  4. 前記入出庫判定手段は、
    複数の前記通信端末のうち一以上の通信端末が所定の場所から移動し、他の通信端末が前記一以上の通信端末とともに移動した場合、前記所定の場所から移動した前記一以上の通信端末が取り付けられた物品を出庫された物品と判定し、前記他の通信端末を前記物品を出庫した人が所有する前記通信端末と判定する2又は3記載の入出庫管理システム。
  5. 前記情報管理サーバは、
    前記物品と、該物品を出庫する人と、前記所定の場所とを対応付けて記憶する入出庫情報記憶手段と、
    前記出庫する人が前記所定の場所から一定の範囲内に位置すると、前記出庫する人が所有する通信端末に前記物品の存在を通知する出庫情報通知手段とを有する請求項2乃至4記載のいずれか一項に記載の入出庫管理システム。
  6. 前記通信端末の前記位置情報は、前記通信端末に最も近い場所に位置する、自機が設置された場所の位置情報を配信する配信装置から配信された位置情報である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の入出庫管理システム。
  7. 前記配信装置から配信された位置情報は、地上補完信号を用いて配信された位置情報である請求項6記載の入出庫管理システム。
  8. 当該通信端末の位置情報を送受信する通信端末が取り付けられた物品の入出庫状況を管理する情報管理サーバであって、
    前記通信端末からの前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記位置情報による前記通信端末の位置に基づき前記物品の入出庫を判定し、複数の前記通信端末の位置関係に基づき前記物品の入出庫した人を判定する入出庫判定手段とを有する情報管理サーバ。
  9. 当該通信端末の位置情報を送受信する通信端末が取り付けられた物品の入出庫状況を管理する入出庫状況管理方法であって、
    前記通信端末からの前記位置情報を受信する位置情報受信手順と、
    前記位置情報による前記通信端末の位置に基づき前記物品の入出庫を判定し、複数の前記通信端末の位置関係に基づき前記物品の入出庫した人を判定する入出庫判定手順とを有する入出庫状況管理方法。
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