JP2017162357A - 物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法、及びプログラム - Google Patents

物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物品の管理を支援する。
【解決手段】ユーザの目的に応じた位置を地図上に表示する物品管理システムであって、管理対象の物品毎に、日時と、前記物品の位置情報と、前記物品の状態情報とを関連付けた履歴情報を記憶する記憶手段と、ユーザにより物品と目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記指定された目的に応じて、前記日時が最新の履歴情報、又は前記状態情報が所定の状態を示すものであって、かつ、前記日時が最新の履歴情報のいずれかの履歴情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された履歴情報に含まれる位置情報が示す位置を、該位置を含む地図上に表示させる表示手段と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、物品管理システム、物品管理装置、物品管理方法、及びプログラムに関する。
物品に貼り付け等された無線タグ等の通信機器が受信する電波を用いて、屋内における物品の位置情報を推定する技術が従来から知られている。このような技術を用いて、例えば物品の管理者等のユーザが、当該物品の設置場所や保管場所等の物品の位置を把握することが行われている。
また、物品の識別情報と、物品を保管する保管場所の識別情報とを対応付けて記憶することで、物品の保管場所を管理する技術が従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記の従来技術では、物品の保管場所を適切に管理することができない場合があった。例えば、物品の保管場所が月や季節、利用頻度、利用予定等に応じて変化するような場合等において、物品の使用が終了した後に当該物品を元の保管場所に戻すような場合、元の保管場所がわからなくなることがあった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、物品の管理を支援することを目的する。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態は、1以上の情報処理装置を含み、ユーザの目的に応じた位置を地図上に表示する物品管理システムであって、管理対象の物品毎に、日時と、前記物品の位置情報と、前記物品の状態情報とを関連付けた履歴情報を記憶する記憶手段と、ユーザにより物品と目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記指定された目的に応じて、前記日時が最新の履歴情報、又は前記状態情報が所定の状態を示すものであって、かつ、前記日時が最新の履歴情報のいずれかの履歴情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された履歴情報に含まれる位置情報が示す位置を、該位置を含む地図上に表示させる表示手段と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、物品の管理を支援することができる。
第一の実施形態に係る物品管理システムの一例のシステム構成図である。 第一の実施形態に係る物品管理システムの利用シーンを説明するための図である。 第一の実施形態に係る無線タグの一例のハードウェア構成図である。 第一の実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 第一の実施形態に係る物品管理システムの一例の機能構成図である。 設置エリアデータベースの一例を示す図である。 移動履歴情報データベースの一例を示す図である。 地図情報データベースの一例を示す図である。 物品情報データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態に係る移動履歴情報の格納処理の一例のシーケンス図である。 第一の実施形態に係る状態情報の特定及び更新処理の一例のシーケンス図である。 第一の実施形態に係る位置の表示処理の一例のシーケンス図である。 利用者端末における画面遷移の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る物品管理システムの一例の機能構成図である。 予定情報データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態に係る位置の表示処理の一例のシーケンス図である。 利用者端末における画面遷移の他の例を示す図である。 位置表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
まず、本発明の第一の実施形態に係る物品管理システム1について、図1を参照しながら説明する。図1は、第一の実施形態に係る物品管理システムの一例のシステム構成図である。
図1に示す物品管理システム1は、無線タグ10と、無線通信装置20と、変換装置30と、管理装置40と、利用者端末50とを有する。また、変換装置30、管理装置40、及び利用者端末50は、例えばインターネットや電話回線網等のネットワークNを介して通信可能に接続される。
無線タグ10は、設置場所(すなわち、物品を使用している場所)や保管場所等の位置が管理される管理対象の物品に貼り付けや内蔵等される機器である。無線タグ10が貼り付け等された物品が移動された場合、無線タグ10は、無線通信装置20から受信した無線通信の電波強度を測定して、測定した電波強度に関する情報(電波強度情報)を変換装置30に送信する。
無線通信装置20は、所定の無線通信規格により無線タグ10等と無線通信を行う装置である。無線通信装置20は、管理対象の物品が設置や保管、使用等される部屋又はフロア等(すなわち、後述する「エリア」)に1台以上設置され、所定の時間毎に、周囲の所定の範囲内に無線通信の電波を送信している。
ここで、所定の無線通信規格は、例えば、Zigbee(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identifier)、Bluetooth(登録商標)、赤外線、Wi−Fi(登録商標)、超音波等の各種の無線通信規格が挙げられる。
変換装置30は、無線タグ10から受信した電波強度情報を位置情報に変換する情報処理装置である。これにより、本実施形態に係る物品管理システム1では、変換装置30において、管理対象の物品の位置情報が取得される。また、変換装置30は、変換された位置情報を管理装置40に送信する。
管理装置40は、変換装置30から受信した位置情報を管理する記憶装置又は情報処理装置である。また、管理装置40は、管理対象の物品の状態を示す状態情報(例えば、物品が「移動中」であるのか、「保管中」であるのか等を示す情報)を位置情報と関連付けて管理している。
さらに、管理装置40は、物品が設置や保管、使用等される部屋又はフロア等の地図に関する情報(地図情報)も管理しており、利用者端末50からの要求に応じて、物品の位置情報、状態情報、及び地図情報を要求元の利用者端末50に送信する。
なお、本実施形態に係る物品管理システム1は、管理装置40の代わりに、例えば、外部のサービス提供者により提供されるクラウドストレージ等を用いても良いし、ASP(Application Service Provider)、Webサービス等と称される様々な提供形態に適合することもできる。
利用者端末50は、管理対象の物品の現在の位置や返却場所等を表示するために利用者(ユーザ)が利用する情報処理装置である。利用者は、利用者端末50を操作して、物品を指定することで、当該物品の現在の位置や返却場所等を地図上に表示させることができる。これにより、利用者は、物品が設置されている場所(すなわち、現在使用されている場所)や保管場所等を知ることができる。ここで、利用者端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC、デスクトップPC等を用いることができる。
なお、図1に示される物品管理システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、変換装置30及び管理装置40は、それぞれ複数台の装置で構成されていても良いし、変換装置30及び管理装置40が一台の装置で構成されていても良い。
<利用シーン>
次に、第一の実施形態に係る物品管理システム1の利用シーンについて、図2を参照しながら説明する。図2は、第一の実施形態に係る物品管理システムの利用シーンを説明するための図である。
本実施形態に係る物品管理システム1は、例えば、工場における金型や各種部品又は備品等の物品管理に用いられる。管理対象の物品には、それぞれ無線タグ10が貼り付け等されている。また、工場における所定の1区画(例えば、1部屋や1フロア等)を示す1エリアには、1台以上の無線通信装置20が設置されており、所定の時間毎に、無線通信の電波を周囲に送信している。このとき、工場の作業者等の管理対象の物品を移動させる場合について説明する。
S1)まず、作業者が物品を移動させると、当該物品に貼り付け等されている無線タグ10が移動を検知し、1台以上の無線通信装置20から電波を受信する。そして、無線タグ10は、受信した電波の電波強度を測定した上で、当該測定した電波強度を示す電波強度情報を変換装置30に送信する。
なお、無線タグ10は、物品が移動している間、所定の時間(例えば、数ミリ秒ないし数秒)毎に、1台以上の無線通信装置20から電波を受信して、受信した電波の電波強度を示す電波強度情報を変換装置30に送信する。
S2)変換装置30は、無線タグ10から受信した電波強度情報に基づき、当該無線タグ10の位置情報を取得する。すなわち、変換装置30は、受信した電波強度情報を位置情報に変換する。そして、変換装置30は、取得した位置情報を管理装置40に送信する。
本実施形態に係る物品管理システム1では、変換装置30において、上記の変換が電波強度情報を受信する都度行われることにより、無線タグ10が貼り付け等された物品が移動された場合における所定の時間毎の位置情報が得られる。
なお、変換装置30が取得した位置情報を管理装置40に送信する処理は、管理装置40から変換装置30に対する問い合わせ処理に対する応答として行われる形態を採用しても良い。
S3)管理装置40は、変換装置30から受信した位置情報に基づいて物品の状態を特定した上で、当該位置情報と、当該特定した物品の状態を示す状態情報とを関連付けた情報(すなわち、移動履歴情報)を記憶領域に格納する。これにより、管理装置40では、無線タグ10の移動履歴情報が管理される。
S4)物品の現在の位置や返却場所等を知りたいと所望する利用者は、利用者端末50を操作することで、地図上に、物品の現在の位置Pや返却場所を示す位置Qを表示させる。
すなわち、物品の現在の位置Pを表示させる場合、利用者端末50は、管理装置40で管理されている該当の物品の移動履歴情報のうち、最新の移動履歴情報に含まれる位置情報を取得することで、位置Pを表示することができる。
一方、物品の返却場所を示す位置Qを表示させる場合、利用者端末50は、管理装置40で管理されている該当の物品の移動履歴情報のうち、状態情報が「保管中」である最新の移動履歴情報に含まれる位置情報を取得することで、位置Qを表示することができる。
以上のように、本実施形態に係る物品管理システム1は、物品が移動されたことを契機として、無線タグ10が受信する電波の電波強度情報に基づく位置情報及び当該物品の状態情報の履歴(移動履歴情報)を管理する。これにより、本実施形態に係る物品管理システム1では、ユーザは、物品の現在の位置を知ることができると共に、例えば自身が現在使用している物品が保管されていた場所(すなわち、当該物品の返却場所)を知ることができる。
したがって、本実施形態に係る物品管理システム1では、例えば、ユーザが物品の使用を所望する場合には、当該物品の現在の位置を表示させることで、当該物品を容易に探し出すことができるようになる。また、本実施形態に係る物品管理システム1では、例えば、ユーザが物品の使用を終了した場合には、当該物品が過去に保管されていた場所(すなわち、当該物品の返却場所)を表示させることで、当該物品を容易に返却することができる。
<ハードウェア構成>
次に、第一の実施形態に係る物品管理システム1のハードウェア構成について、説明する。
まず、無線タグ10のハードウェア構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、第一の実施形態に係る無線タグの一例のハードウェア構成図である。
図3に示す無線タグ10は、RAM(Random Access Memory)101と、ROM(Read Only Memory)102と、CPU(Central Processing Unit)103と、センサ104と、無線モジュール105とを有し、バスB1で相互に接続されている。
RAM101は、プログラムやデータを一時保存する揮発性の半導体メモリである。ROM102は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。CPU103は、例えばROM102からプログラムやデータをRAM101上に読み出して、各種処理を実行する演算装置である。
センサ104は、例えば、加速度センサやジャイロセンサ等であり、無線タグ10が貼り付け等された物品の振動等により移動が開始されたことや物品が移動中であることを検知する各種センサである。
無線モジュール105は、所定の無線通信規格により無線通信装置20と無線通信を行うモジュールである。
本実施形態に係る無線タグ10は、図3に示すハードウェア構成により、後述する各種処理が実現される。
次に、変換装置30、管理装置40、及び利用者端末50のハードウェア構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、第一の実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図4に示すコンピュータ200は、入力装置201と、表示装置202と、外部I/F203と、RAM204と、ROM205と、CPU206と、通信I/F207と、HDD(Hard Disk Drive)208とを有する。また、これら各ハードウェア構成は、バスB2で相互に接続されている。
入力装置201は、キーボードやマウス、タッチパネル等を含み、コンピュータ200に各種信号を入力するのに用いられる。表示装置202は、ディスプレイ等を含み、各種の処理結果を表示する。なお、変換装置30及び管理装置40は、入力装置201及び表示装置202の少なくとも一方を必要なときにバスB2に接続して利用する形態であっても良い。
外部I/F203は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203a等がある。これにより、コンピュータ200は、外部I/F203を介して記録媒体203aの読み取りや書き込みを行うことができる。記録媒体203aには、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
RAM204は、プログラムやデータを一時保存する揮発性の半導体メモリである。ROM205は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。CPU206は、例えばHDD208やROM205等からプログラムやデータをRAM204上に読み出して、各種処理を実行する演算装置である。
通信I/F207は、コンピュータ200をネットワークNに接続するためのインタフェースである。また、変換装置30の通信I/F207には、無線タグ10や無線通信装置20と所定の無線通信規格により無線通信を行うための無線モジュールが含まれる。
HDD208は、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリである。HDD208に格納されるプログラムやデータには、コンピュータ200の全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やOS上で動作する各種プログラムがある。なお、コンピュータ200は、HDD208に代えて、例えばSSD(Solid State Drive)等の不揮発性のメモリを有していても良い。
本実施形態に係る変換装置30、管理装置40、及び利用者端末50は、図4に示すコンピュータ200により、後述する各種処理が実現される。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る物品管理システム1の機能構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、第一の実施形態に係る物品管理システムの一例の機能構成図である。
図5に示す無線タグ10は、移動検知部11と、無線通信部12と、電波強度測定部13とを有する。
移動検知部11は、例えばCPU103、センサ104等により実現され、無線タグ10が貼り付け等された物品の移動が開始されたことや物品が移動中であることを検知する。
無線通信部12は、例えばCPU103、無線モジュール105等により実現され、無線通信装置20等と無線通信を行う。
電波強度測定部13は、例えばCPU103、無線モジュール105等により実現され、無線通信部12により受信された無線通信の電波の電波強度を測定して、電波強度情報を生成する。
図5に示す変換装置30は、無線通信部31と、位置情報取得部32と、ネットワーク通信部33と、設置エリアデータベース(以降、「設置エリアDB」と表す。)34と、予測モデルデータベース(以降、「予測モデルDB」と表す。)35とを有する。
無線通信部31は、例えばCPU206、通信I/F207等により実現され、無線タグ10又は無線通信装置20と無線通信を行い、電波強度情報を受信する。
位置情報取得部32は、例えばCPU206等により実現され、無線通信部31により受信された電波強度情報と、設置エリアDB34に記憶された設置エリア情報と、予測モデルDB35に記憶された予測モデルとに基づき、位置情報を取得する。
ネットワーク通信部33は、例えばCPU206、通信I/F207等により実現され、ネットワークNを介して、位置情報取得部32により取得された位置情報を管理装置40に送信する。
設置エリアDB34は、例えばHDD208により実現可能であり、設置エリア情報を記憶する。設置エリア情報の詳細については、後述する。なお、設置エリアDB34は、変換装置30とネットワークを介して接続された記憶装置等により実現されても良い。
予測モデルDB35は、例えばHDD208により実現可能であり、電波強度情報に基づき無線タグ10の位置情報を推定するための予測モデルを記憶する。このような予測モデルは、例えば、ランダムフォレスト(Random Forest)やサポートベクターマシン(Support Vector Machine)等の機械学習アルゴリズムを用いた学習器により、複数の位置の電波強度の情報を予め学習させることで生成される。すなわち、予測モデルDB35に記憶された予測モデルは、例えば、ある電波強度が計測される位置の位置情報を推定するための電波強度の距離減衰モデルである。なお、予測モデルDB35は、変換装置30とネットワークを介して接続された記憶装置等により実現されても良い。
図5に示す管理装置40は、ネットワーク通信部41と、状態特定部42と、情報管理部43とを有する。また、管理装置40は、移動履歴情報データベース(以降、「移動履歴情報DB」と表す。)44と、地図情報データベース(以降、「地図情報DB」と表す。)45と、物品情報データベース(以降、「物品情報DB」と表す。)46とを有する。
ネットワーク通信部41は、例えばCPU206、通信I/F207等により実現され、ネットワークNを介して、変換装置30から位置情報を受信する。また、ネットワーク通信部41は、ネットワークNを介して、利用者端末50から物品の現在の位置を示す位置情報や返却場所を示す位置情報等の取得要求を受信する。
状態特定部42は、例えばCPU206等により実現され、物品の状態を特定する。例えば、状態特定部42は、ネットワーク通信部41により物品の位置情報を受信している間、当該物品の状態を「移動中」と特定する。
また、例えば、状態特定部42は、物品の位置情報を受信せずに所定の時間が経過した場合、当該物品の最新の位置情報と、地図情報DB45に記憶された地図情報とに基づき、当該物品の状態を特定する。すなわち、状態特定部42は、物品の最新の位置情報が示す位置が、例えば、物品を修理するための区画を示す修理エリアに存在する場合、当該物品の状態を「修理中」と特定する。
情報管理部43は、例えばCPU206等により実現され、各種DB(データベース)から情報の読み出しや書き込み(格納)を行う。例えば、情報管理部43は、ネットワーク通信部41により利用者端末50から物品の現在の位置を示す位置情報の取得要求が受信されると、当該取得要求に応じて、当該物品の最新の位置情報を移動履歴情報DB44から取得する。
移動履歴情報DB44、地図情報DB45、及び物品情報DB46は、例えばHDD208により実現可能であり、それぞれ移動履歴情報、地図情報、及び物品情報を記憶する。これら移動履歴情報、地図情報、及び物品情報の詳細については、後述する。なお、移動履歴情報DB44、地図情報DB45、及び物品情報DB46の少なくとも1つのDBは、管理装置40とネットワークを介して接続された記憶装置等により実現されても良い。
図5に示す利用者端末50は、ネットワーク通信部51と、入力部52と、表示部53とを有する。
ネットワーク通信部51は、例えばCPU206、通信I/F207等により実現され、ネットワークNを介して、管理装置40に物品の現在の位置を示す位置情報や返却場所を示す位置情報の取得要求を送信する。また、ネットワーク通信部51は、当該取得要求に応じて管理装置40から送信される物品の現在の位置や返却場所等を受信する。
入力部52は、例えばCPU206、入力装置201等により実現され、利用者(ユーザ)により入力を受け付ける。例えば、入力部52は、入力装置201から入力された物品(現在の位置や返却場所を表示させる物品)の指定を受け付ける。
表示部53は、例えばCPU206、表示装置202等により実現され、ネットワーク通信部51により位置情報及び地図情報等を受信すると、当該地図情報に基づく地図上に、当該位置情報に基づく位置を表示させる。これにより、地図上に、物品の現在位置や返却場所等が表示される。
ここで、設置エリアDB34に記憶される設置エリア情報について、図6を参照しながら説明する。図6は、設置エリアデータベースの一例を示す図である。
図6に示す設置エリア情報は、無線通信装置20が設置されるエリアを管理する情報であり、装置ID及び設置エリアIDのデータ項目を有する。
装置IDは、無線通信装置20を一意に識別するための識別情報である。設置エリアIDは、例えば、工場における所定の1区画を示す1エリアを識別する識別情報である。
例えば、図6では、装置ID「AP1」と「AP2」が設置エリアID「A001」に対応付けられている。これは、設置エリアID「A001」のエリアには、装置ID「AP1」及び「AP2」の2台の無線通信装置20が設置されている意味している。このように設置エリアDB34に記憶される設置エリア情報には、無線通信装置20が設置されているエリアが管理されている。
次に、移動履歴情報DB44に記憶される移動履歴情報について、図7を参照しながら説明する。図7は、移動履歴情報データベースの一例を示す図である。
図7に示す移動履歴情報は、無線タグ10の時間毎の位置情報及び状態情報の履歴を管理する情報であり、タグID毎に、日時、位置情報、及び状態情報のデータ項目を有する。
タグIDは、無線タグ10を一意に識別する識別情報である。日時は、例えば無線タグ10が電波強度情報を変換装置30に送信した日付及び時刻に関する情報である。
位置情報は、エリアID及び座標情報を含み、エリアIDは図6で説明した設置エリアIDと同様に、例えば、工場における所定の1区画を示す1エリアを識別する識別情報である。エリアIDと設置エリアIDとで管理される区画エリアの情報は同じ区画割りによる区画エリア情報であっても良いし、エリアIDと設置エリアIDとで異なる区画割りによる区画エリア情報であっても良い。座標情報は、対応付けられたエリアIDが示すエリアにおいて位置を示す座標の情報である。ここで、このような座標は、エリアIDが示すエリアにおいて予め設定された基準点からの相対座標である。
状態情報は、管理対象の物品の状態を示す情報である。物品の状態には、例えば、物品が移動中であることを示す「移動中」、修理やメンテナンス中であることを示す「修理中」、使用中であることを示す「使用中」、予め定められた場所以外に置かれていることを示す「放置中」等がある。
例えば、図7では、タグID「T001」の無線タグ10の日時「2015/2/3 12:54:08」における位置情報は、エリアID「A001」及び「Xn−1,Yn−1」で特定される。また、このときの物品の状態を示す状態情報「移動中」である。
同様に、タグID「T001」の無線タグ10は、日時「2015/2/3 12:54:09」における位置情報は、エリアID「A001」及び「X,Y」で特定される。また、このときの物品の状態を示す状態情報「保管中」である。
このように、移動履歴情報DB44に記憶される移動履歴情報には、無線タグ10が貼り付け等された物品の位置情報と、当該物品の状態情報との履歴を示す移動履歴情報が管理されている。なお、図7において、日時は、年月日及び時分秒としているが、これに加えて、例えば、1000分の1秒(ミリ秒)単位まで管理しても良い。
次に、地図情報DB45に記憶される地図情報について、図8を参照しながら説明する。図8は、地図情報データベースの一例を示す図である。地図情報は、エリアIDにより示されるエリアの地図表示データを管理する情報であり、エリアID、地図表示データ、及びエリア種別のデータ項目を有する。
エリアIDは、図7で説明したエリアIDと同様である。地図表示データは、当該地図表示データに対応付けられているエリアIDにより示されるエリアの地図を利用者端末50に表示させるためのデータである。地図表示データは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、BMP(Bit Map)、PNG(Portable Network Graphics)等のラスタ形式のデータである場合に限られず、ベクタ形式のデータであっても良い。
エリア種別は、当該エリア種別に対応付けられているエリアIDにより示されるエリアの種別である。エリア種別には、例えば、物品を保管する倉庫等を示す「保管エリア」、物品の修理やメンテナンスを行う場所を示す「修理エリア」、及び物品を使用する場所を示す「作業エリア」等が挙げられる。
例えば、図8では、エリアID「A001」が地図表示データ「X棟1階A部屋」及びエリア種別「保管エリア」に対応付けられている。これは、エリアID「A001」のエリアの地図は、地図表示データ「X棟1階A部屋」であり、当該エリアは保管エリアであることを意味している。
次に、物品情報DB46に記憶される物品情報について、図9を参照しながら説明する。図9は、物品情報データベースの一例を示す図である。物品情報は、無線タグ10と物品とを対応付けて管理すると共に、当該物品の現在の状態を管理する情報であり、タグID、物品名、及び現在の状態情報のデータ項目を有する。
タグIDは、無線タグ10を一意に識別する識別情報である。物品名は、当該物品名に対応付けられているタグIDの無線タグ10が貼り付け等されている物品の名称である。現在の状態情報は、物品の現在の状態を示す情報(すなわち、当該物品の移動履歴情報に含まれる状態情報のうち、日時が最新の状態情報)である。
例えば、図9では、タグID「T001」の無線タグ10は、物品名「○○の金型」及び現在の状態情報「保管中」に対応付けられている。これは、タグID「T001」の無線タグ10が、物品名「○○の金型」に貼り付け等されており、物品「○○の金型」の現在の状態は「保管中」であることを意味している。なお、図9において、物品情報は、データ項目「物品名」の代わりに、又は「物品名」に加えて、物品を一意に識別するための識別情報である「物品ID」等のデータ項目を有していてもよい。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る物品管理システム1の処理の詳細について説明する。
まず、例えば工場の作業者等が、無線タグ10が貼り付け等された物品を移動させた場合において、この無線タグ10の移動履歴情報を管理装置40に格納する処理について、図10を参照しながら説明する。図10は、第一の実施形態に係る移動履歴情報の格納処理の一例のシーケンス図である。
作業者等は、無線タグ10が貼り付け等された物品の移動を開始する。すると、無線タグ10の移動検知部11は、物品の移動が開始されたことを検知する(ステップS1001)。このとき、無線タグ10は、移動検知部11による移動開始の検知を契機として、電源から無線モジュール105に電力を供給する。そして、無線通信部12は、無線通信装置20から送信される無線通信の電波を受信する。
このように、無線タグ10の無線モジュール105には、移動検知部11による移動開始の検知を契機として電力が供給される。このため、無線モジュール105の消費電力を抑えることができる。
次に、無線タグ10の電波強度測定部13は、無線通信部12により受信された電波の電波強度を測定し、電波強度情報を生成する(ステップS1002)。このとき、電波強度測定部13は、複数の無線通信装置20から送信された複数の電波を無線通信部12により受信して、それぞれの電波の電波強度を測定して、電波強度情報を生成する。
すなわち、電波強度測定部13により生成される電波強度情報には、装置IDと電波強度の値との組が複数含まれる。例えば、電波強度情報には、(装置ID,電波強度の値)=(AP1,50)、(AP2,60)等の複数の装置IDと電波強度の値との組が含まれる。また、電波強度情報には、電波強度測定部13が当該電波強度情報を生成した日時(日付及び時刻に関する情報)が含まれても良い。
次に、無線タグ10の無線通信部12は、電波強度測定部13により生成された電波強度情報と、当該無線タグ10のタグIDとを変換装置30に送信する(ステップS1003)。なお、無線通信部12は、電波強度情報等を直接に変換装置30に送信しても良いし、1以上の無線通信装置20を介して変換装置30に送信しても良い。
例えば、無線タグ10と変換装置30とが直接に無線通信を行うことができない距離に存在する場合には、無線タグ10の無線通信部12は、付近の無線通信装置20に電波強度情報等を送信する。そして、無線通信装置20は、変換装置30に直接に送信できる場合は変換装置30に電波強度情報等を送信し、直接に送信することができない場合は他の無線通信装置20に電波強度情報等を送信する。このように、無線タグ10の無線通信部12は、1以上の無線通信装置20を中継して、電波強度情報等を変換装置30に送信しても良い。
次に、変換装置30の位置情報取得部32は、無線通信部31により電波強度情報を受信すると、電波強度情報と、設置エリア情報と、予測モデルとに基づき位置情報を取得する(ステップS1004)。
より具体的には、位置情報取得部32は、設置エリア情報を参照して、電波強度情報に含まれる無線通信装置20の装置IDを設置エリアIDに変換する。すなわち、電波強度情報に含まれる各(装置ID,電波強度の値)をそれぞれ(設置エリアID,電波強度の値)に変換する。そして、位置情報取得部32は、各(設置エリアID,電波強度の値)と、予測モデルとに基づき、無線タグ10の位置情報を推定して、この推定された位置情報を取得する。このとき取得される位置情報は、上述したように、エリアIDと、このエリアIDが示すエリアにおける基準点からの座標(相対座標)情報とが含まれる。これにより、変換装置30において電波強度情報が位置情報に変換される。
なお、本実施形態では、ステップS1004において無線通信装置20の装置IDを設置エリアIDに変換したが、この変換は後述するステップS1006において行われても良い。すなわち、ステップS1004において、位置情報取得部32は、各(装置ID,電波強度の値)と、予測モデルとに基づき、無線タグ10の位置情報を推定して、この推定された位置情報を取得しても良い。
そして、変換装置30のネットワーク通信部33は、ネットワークNを介して、取得した位置情報と、タグIDとを管理装置40に送信する(ステップS1005)。
管理装置40の状態特定部42は、ネットワーク通信部41により変換装置30から位置情報及びタグIDを受信すると、当該タグIDが貼り付け等されている物品の状態を「移動中」であると特定する。そして、管理装置40の情報管理部43は、受信した位置情報を、タグID、日時、及び状態情報「移動中」と対応付けて移動履歴情報DB44に格納する(ステップS1006)。すなわち、情報管理部43は、タグIDと、位置情報と、日付(すなわち、日付及び時刻に関する情報)と、状態情報「移動中」とを対応付けた移動履歴情報を作成して、移動履歴情報DB44に格納する。
このとき、位置情報と対応付ける日時は、無線タグ10が電波強度情報を送信した日時とすれば良い。ただし、これに限られず、例えば、管理装置40が変換装置30から位置情報を受信した日時を当該位置情報と対応付けて移動履歴情報に格納しても良い。
次に、管理装置40の情報管理部43は、移動履歴情報を移動履歴情報DB44に格納すると、物品情報DB46に記憶されている物品情報のうち、当該タグIDの物品情報に含まれる現在の状態情報を「移動中」に更新する(ステップS1007)。これにより、当該タグIDの無線タグ10が貼り付け等されている物品の現在の状態が「移動中」として管理される。
以上で説明したステップS1002〜ステップS1007の処理は、無線タグ10が貼り付け等された物品を作業者等が移動させている間、所定の時間(例えば、数ミリ秒ないし数秒といった時間間隔)毎に行われる。すなわち、物品に貼り付け等された無線タグ10の移動検知部11により物品が移動中であることが検知されている間、所定の時間毎に行われる。
これにより、物品が電波の届かない場所(例えば、金属製の棚の奥)に移動された場合においても、無線タグ10が電波を受信することができなくなる直前までの移動履歴情報が管理装置40において管理される。
一方、管理装置40の状態特定部42は、ネットワーク通信部41により位置情報及びタグIDが受信されないで所定の時間(例えば、数十秒ないし数百秒)経過すると、当該タグIDの無線タグ10が貼り付け等されている物品の状態を特定する。そして、管理装置40の情報管理部43は、移動履歴情報DB44に格納されている移動履歴情報のうち、最新の移動履歴情報に含まれる状態情報を、状態特定部42により特定された状態情報に更新する(ステップS1008)。このステップS1008の処理の詳細については、後述する。
次に、管理装置40の情報管理部43は、物品情報DB46に記憶されている物品情報のうち、当該タグIDの物品情報に含まれる現在の状態情報を、ステップS1008で状態特定部42により特定された状態情報に更新する(ステップS1009)。
これにより、当該タグIDの無線タグ10が貼り付け等されている物品の現在の状態が更新される。すなわち、例えば、物品が移動されないで(すなわち、物品の移動が止まって)、所定の時間経過した場合、管理装置40は、当該物品の状態を更新する。このとき、後述するように、管理装置40は、地図情報に基づいて、当該物品の状態を更新する。
次に、上記のステップS1008における物品の状態の特定及び更新処理について、図11を参照しながら説明する。図11は、第一の実施形態に係る物品状態の特定及び更新処理の一例のシーケンス図である。
まず、管理装置40の情報管理部43は、移動履歴情報DB44に記憶されている当該タグIDの移動履歴情報のうち、最新の移動履歴情報を取得する(ステップS1101)。すなわち、管理装置40の情報管理部43は、当該タグIDの移動履歴情報のうち、日時が最も新しい移動履歴情報を取得する。
次に、管理装置40の情報管理部43は、取得した移動履歴情報に含まれる位置情報に対応する地図情報を地図情報DB45から取得する(ステップS1102)。すなわち、情報管理部43は、例えば、位置情報に含まれるエリアIDと同一のエリアIDの地図情報を地図情報DB45から取得する。
次に、管理装置40の状態特定部42は、情報管理部43により取得された地図情報に基づいて、物品の状態を特定する(ステップS1103)。すなわち、状態特定部42は、情報管理部43により取得された地図情報に含まれるエリア種別に応じて、物品の状態を特定する。
より具体的には、状態特定部42は、当該地図情報に含まれるエリア種別が「保管エリア」である場合、物品の状態を「保管中」であると特定する。また、状態特定部42は、当該地図情報に含まれるエリア種別が「修理エリア」である場合、物品の状態を「修理中」であると特定する。さらに、状態特定部42は、当該地図情報に含まれるエリア種別が「作業エリア」である場合、物品の状態を「使用中」であると特定する。
なお、状態特定部42は、当該地図情報に含まれるエリア種別が「保管エリア」、「修理エリア」、及び「作業エリア」以外である場合、物品の状態を「放置中」であると特定する。
最後に、管理装置40の情報管理部43は、状態特定部42により特定された状態を示す状態情報で、移動履歴情報DB44に記憶されている当該物品の最新の移動履歴情報に含まれる状態情報を更新する(ステップS1104)。
これにより、本実施形態に係る管理装置40は、物品の移動が止まって所定の時間経過した場合に、当該物品の位置に応じて、状態情報を更新する。これにより、本実施形態に係る管理装置40は、例えば、物品が保管エリアで止まって所定の時間が経過した場合には、当該物品の状態を「保管中」と管理することができる。
同様に、本実施形態に係る管理装置40は、例えば、物品が作業エリアで止まって所定の時間が経過した場合には、当該物品の状態を「使用中」と管理することができる。
また、同様に、本実施形態に係る管理装置40は、例えば、保管エリアや修理エリア、作業エリア等でない場所(例えば、廊下等)で止まって所定の時間が経過した場合には、当該物品の状態を「放置中」と管理することができる。
なお、本実施形態に係る管理装置40の状態特定部42は、地図情報に含まれるエリア種別から物品の状態を特定したが、これに限られず、例えば、ネットワーク通信部41を介して所定の情報を受信することで物品の状態を更新しても良い。例えば、物品が金型である場合に、当該金型が成形機にセットされた際に送信される情報を受信することで、状態特定部42は、当該物品の状態を「使用中」に更新するようにしても良い。
次に、利用者(ユーザ)が物品の現在の位置や返却場所等を利用者端末50に表示させる処理について、図12を参照しながら説明する。図12は、第一の実施形態に係る位置の表示処理の一例のシーケンス図である。
まず、ユーザは、利用者端末50を操作して、管理対象の物品の一覧を表示するための物品一覧の表示操作を行う。すると、利用者端末50の入力部52は、当該操作を受け付ける(ステップS1201)。
利用者端末50のネットワーク通信部51は、入力部52により物品一覧の表示操作を受け付けると、物品一覧の取得要求を管理装置40に送信する(ステップS1202)。
管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により物品一覧の取得要求を受信すると、物品情報DB46から物品情報を取得する(ステップS1203)。そして、管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により、当該物品情報を返信する。
利用者端末50の表示部53は、ネットワーク通信部51により物品情報を受信すると、例えば図13(a)に示す物品一覧画面1000を表示装置202に表示する(ステップS1204)。
図13(a)に示す物品一覧画面1000は、管理対象の物品の一覧が表示された画面であり、物品のイメージ1100、物品名1200、現在の物品の状態1300、及び目的1400等が含まれる。物品名1200は、物品情報に含まれる物品名が表示され、現在の物品の状態1300は、物品情報に含まれる現在の状態情報により示される物品の状態が表示される。
また、目的1400には、物品の現在の位置を表示するための「現在位置を表示」ボタン1401と、物品の返却場所を表示するための「返却場所を表示」ボタン1402とが含まれる。すなわち、目的1400には、ユーザが物品の現在位置の表示を目的としているのか、又は返却場所の表示を目的としているのかを選択するための表示部品が含まれている。
なお、物品名1200が「○○の金型」は、現在の物品の状態1300が「保管中」であるため、「○○の金型」の目的1400には「返却場所を表示」ボタン1402が表示されない。このように、物品が既に保管エリアにある場合には、「返却場所を表示」ボタン1402が表示されないようにしても良い。
次に、ユーザは、利用者端末50を操作して、物品と目的の選択操作を行う。すなわち、ユーザは、図13(a)に示す物品一覧画面1000において、物品名1200に含まれる物品のうち、所望の物品名に対応付けられている「現在位置を表示」ボタン1401又は「返却場所を表示」ボタン1402を選択する。すると、利用者端末50の入力部52は、当該選択操作を受け付ける(ステップS1205)。
利用者端末50のネットワーク通信部41は、入力部52により「現在位置を表示」ボタン1401の選択操作を受け付けると、現在位置の取得要求を管理装置40に送信する(ステップS1206)。なお、当該取得要求には、ユーザにより選択された所望の物品の物品名が含まれる。
管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により現在位置の取得要求を受信すると、該当の位置情報と地図表示データを取得する(ステップS1207)。
すなわち、まず、情報管理部43は、当該取得要求に含まれる物品名に対応付けられているタグIDを、物品情報DB46に記憶された物品情報から取得する。次に、情報管理部43は、移動履歴情報DB44において当該タグIDに対応付けられている移動履歴情報のうち、最新の移動履歴情報(つまり、日時が最も新しい移動履歴情報)に含まれる位置情報を取得する。最後に、情報管理部43は、取得した位置情報に含まれるエリアIDに対応付けられている地図表示データを、地図情報DB45に記憶された地図情報から取得する。
このようにして、情報管理部43は、ユーザにより選択された物品名の物品の最新の位置情報と、地図を表示させるための地図表示データとを取得する。
管理装置40のネットワーク通信部41は、情報管理部43により位置情報及び地図表示データが取得されると、当該位置情報及び地図表示データを利用者端末50に送信する(ステップS1208)。
なお、このとき、管理装置40のネットワーク通信部41は、情報管理部43により取得された位置情報の誤差を示す誤差情報を利用者端末50に送信する。このような誤差情報は、例えば、予測モデルDB35に記憶された予測モデルの予測精度や無線通信装置20が用いる無線通信の規格等に基づいて、物品管理システム1の管理者等により予め設定された値を用いれば良い。
利用者端末50の表示部53は、ネットワーク通信部51により位置情報及び地図表示データ等を受信すると、例えば図13(b)に示す現在位置表示画面2000を表示装置202に表示する(ステップS1209)。
図13(b)に示す現在位置表示画面2000は、図13(a)に示す物品一覧画面1000においてユーザにより選択された物品名の物品の最新の位置が、受信した地図表示データに基づく地図上に位置Pで表示されている。
また、現在位置表示画面2000では、受信した誤差情報に基づき、物品の位置の誤差を示す誤差範囲Rが表示されている。これにより、ユーザは、所望の物品が、誤差範囲Rを含む位置Pの付近に存在することを知ることができる。したがって、ユーザは、表示された誤差範囲Rを含む位置Pの付近を探索することにより、所望の物品を見つけることができる。
一方、利用者端末50のネットワーク通信部41は、入力部52により「返却場所を表示」ボタン1402の選択操作を受け付けると、返却場所の取得要求を管理装置40に送信する(ステップS1210)。なお、当該取得要求には、ユーザにより選択された所望の物品名が含まれる。
管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により返却場所の取得要求を受信すると、該当の位置情報と地図表示データを取得する(ステップS1211)。
すなわち、まず、情報管理部43は、当該取得要求に含まれる物品名に対応付けられているタグIDを、物品情報DB46に記憶された物品情報から取得する。次に、情報管理部43は、移動履歴情報DB44において当該タグIDに対応付けられている移動履歴情報のうち、状態情報が「保管中」である最新の移動履歴情報(つまり、状態情報が「保管中」であり、かつ、日時が最も新しい移動履歴情報)に含まれる位置情報を取得する。最後に、情報管理部43は、取得した位置情報に含まれるエリアIDに対応付けられている地図表示データを、地図情報DB45に記憶された地図情報から取得する。
このようにして、情報管理部43は、ユーザにより選択された物品名の物品が前回保管されていた場所の位置情報と、地図を表示させるための地図表示データとを取得する。
管理装置40のネットワーク通信部41は、情報管理部43により位置情報及び地図表示データが取得されると、当該位置情報及び地図表示データを利用者端末50に送信する(ステップS1212)。
なお、このとき、管理装置40のネットワーク通信部41は、上記と同様に、情報管理部43により取得された位置情報の誤差を示す誤差情報を利用者端末50に送信する。
利用者端末50の表示部53は、ネットワーク通信部51により位置情報及び地図表示データ等を受信すると、例えば図13(c)に示す返却場所表示画面3000を表示装置202に表示する(ステップS1213)。
図13(c)に示す返却場所表示画面3000は、図13(a)に示す物品一覧画面1000においてユーザにより選択された物品名の物品が前回保管されていた場所が、受信した地図表示データに基づく地図上に位置Qで表示されている。
また、図13(c)に示す返却場所表示画面3000では、受信した誤差情報に基づき、物品の位置の誤差を示す誤差範囲Sが表示されている。これにより、ユーザは、所望の物品の返却場所が、誤差範囲Sを含む位置Qの付近であることを知ることができる。したがって、ユーザは、表示された誤差範囲Sを含む位置Qの付近を探索することにより、所望の物品の返却場所を見つけることができる。
なお、図13(c)に示す返却場所表示画面3000では、物品の返却場所を示す位置Qが表示されているが、位置Qに加えて、当該物品の現在の位置Pが表示されても良い。これにより、ユーザは、所望の物品の現在の位置と、当該物品の返却場所とを同時に知ることができる。
以上のように、本実施形態に係る物品管理システム1では、物品の位置情報と、当該物品の状態との履歴を移動履歴情報として管理する。これにより、本実施形態に係る物品管理システム1によれば、ユーザは、物品の現在位置や物品の返却場所(前回保管されていた場所)を知ることができる。
したがって、例えば、図13(a)に示す物品一覧画面1000において、現在の物品の状態1300が「使用中」である物品の現在の位置を利用者端末50に表示することで、ユーザは、所望の物品の使用場所を知ることができる。同様に、例えば、現在の物品の状態1300が「修理中」や「放置中」である物品の現在の位置を利用者端末50に表示することで、ユーザは、所望の物品が修理されている場所や放置されている場所を知ることができる。
また、例えば、ユーザが現在物品を使用している場合において、当該物品の返却場所の位置を利用者端末50に表示することで、ユーザは、当該物品の返却場所を知ることができる。なお、上記では、利用者端末50に表示される返却場所は、前回保管されていた場所としたが、これに限られず、例えば、ユーザにより日付等が指定されることにより、指定された日付に物品が保管されていた場所を返却場所として表示されても良い。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態に係る物品管理システム1について説明する。第二の実施形態に係る物品管理システム1は、物品に使用予定や修理予定等がある場合には、使用予定場所や修理予定場所等の位置を表示するものである。なお、第二の実施形態では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と実質的に同様の機能構成を有する箇所については同一の符号を付することにより重複した説明を省くこととする。
<機能構成>
まず、本実施形態に係る物品管理システム1の機能構成について、図14を参照しながら説明する。図14は、第二の実施形態に係る物品管理システムの一例の機能構成図である。
図14に示す管理装置40は、情報管理部43Aと、予定情報データベース(以降、「予定情報DB」と表す。)47を有する。情報管理部43Aは、さらに、予定情報DB47から情報の読み出しを行う。
予定情報DB47は、例えばHDD208により実現可能であり、予定情報を記憶する。なお、予定情報DB47は、管理装置40とネットワークを介して接続された記憶装置等により実現されても良い。
ここで、予定情報DB47に記憶される予定情報について、図15を参照しながら説明する。図15は、予定情報データベースの一例を示す図である。
図15に示す予定情報は、物品の使用予定や修理予定等を管理する情報であり、物品名及び利用予定のデータ項目を有する。
物品名は、物品の名称である。利用予定は、予定日及び予定場所を含み、予定日は物品が利用される予定の月及び日であり、予定場所は物品が利用される予定の場所である。なお、予定場所は、例えば、エリアIDと座標情報との組で表されていても良いし、エリアIDで表されていても良い。また、予定日は、月及び日に加えて、時分まで設定されていても良い。
<処理の詳細>
次に、利用者(ユーザ)が物品の現在位置や返却場所、利用予定場所等を利用者端末50に表示させる処理について、図16を参照しながら説明する。図16は、第二の実施形態に係る位置の表示処理の一例のシーケンス図である。なお、ステップS1201〜ステップS1202及びステップS1206〜ステップS1213の処理は、第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により物品一覧の取得要求を受信すると、物品情報DB46から物品情報を取得すると共に、予定情報DB47から予定情報を取得する(ステップS1601)。そして、管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により、当該物品情報及び当該予定情報を返信する。
利用者端末50の表示部53は、ネットワーク通信部51により物品情報及び予定情報を受信すると、例えば図17(a)に示す物品一覧画面4000を表示装置202に表示する(ステップS1602)。
図17(a)に示す物品一覧画面4000は、管理対象の物品の一覧が表示された画面であり、目的1400には、さらに、物品の利用予定を表示するための「予定表示」ボタン1403が含まれる。
ここで、図17(a)に示す物品一覧画面4000において、物品名1200が「○○の金型」である目的1400に含まれる「予定表示」ボタン1403をユーザが選択すると、例えば図17(b)に示す利用予定画面5000に遷移する。
図17(b)に示す利用予定画面5000には、図17(a)に示す物品一覧画面4000においてユーザにより選択された物品名の物品の利用予定が表示された画面である。図17(b)に示す利用予定画面5000には、物品名「○○の金型」の予定日「3月3日」の予定場所を表示するための「予定場所を表示」ボタン5001と、予定日「3月1日」の予定場所を表示するための「予定場所を表示」ボタン5002とが含まれている。なお、このような利用予定は、ステップS1601で管理装置40から返信された予定情報に基づいて表示される。
以降では、ユーザにより、図17(b)に示す利用予定画面5000において、「予定場所を表示」ボタン5001又は「予定場所を表示」ボタン5002が選択される場合について説明する。
ユーザは、利用者端末50を操作して、物品と目的の選択操作を行う。すなわち、ユーザは、図17(c)に示す利用予定画面5000において、「予定場所を表示」ボタン5001又は「予定場所を表示」ボタン5002を選択する。すると、利用者端末50の入力部52は、当該選択操作を受け付ける(ステップS1603)。
利用者端末50のネットワーク通信部41は、入力部52により「予定場所を表示」ボタン5001又は「予定場所を表示」ボタン5002の選択操作を受け付けると、予定場所の取得要求を管理装置40に送信する(ステップS1604)。なお、当該取得要求には、ユーザにより選択された所望の物品名と、「予定場所を表示」ボタン5001又は「予定場所を表示」ボタン5002に対応する予定日とが含まれる。
管理装置40の情報管理部43は、ネットワーク通信部41により予定場所の取得要求を受信すると、当該取得要求に含まれる物品名及び予定日とに対応する予定場所を取得する。また、管理装置40の情報管理部43は、取得した予定場所に対応する地図表示データを取得する(ステップS1605)。
すなわち、まず、情報管理部43は、当該取得要求に含まれる物品名及び予定日に対応付けられている予定場所を、予定情報DB47に記憶された予定情報から取得する。次に、情報管理部43は、取得した予定場所に対応する地図表示データを、地図情報DB45に記憶されて地図情報から取得する。
ここで、情報管理部43は、予定場所がエリアIDと座標情報との組で表されている場合には、当該エリアIDに対応する地図表示データを、地図情報DB45に記憶されて地図情報から取得すれば良い。一方、情報管理部43は、予定場所がエリアIDで表されている場合には、当該エリアIDに対応するエリアを含む、より広域のエリアを表示させるための地図表示データを、地図情報DB45に記憶されて地図情報から取得すれば良い。
管理装置40のネットワーク通信部41は、情報管理部43により予定場所及び地図表示データが取得されると、当該予定場所及び当該地図表示データを利用者端末50に送信する(ステップS1606)。
利用者端末50の表示部53は、ネットワーク通信部51により予定場所及び地図表示データを受信すると、図18(a)に示す予定場所表示画面6100又は図18(b)に示す予定場所表示画面6200を表示装置202に表示する(ステップS1607)。
ここで、図18(a)に示す予定場所表示画面6100は、図17(b)に示す利用予定画面5000において、ユーザにより「予定場所を表示」ボタン5001が選択された場合に表示される画面である。すなわち、図18(a)に示す予定場所表示画面6100は、予定場所がエリアIDと座標情報との組で表される場合に表示される画面である。この場合、図18(a)に示す予定場所表示画面6100では、エリアID「A001」に対応する地図表示データに基づく地図上に、座標情報「x,y」で示される位置Uが表示される。
一方、図18(b)に示す予定場所表示画面6200は、図17(b)に示す利用予定画面5000において、ユーザにより「予定場所を表示」ボタン5002が選択された場合に表示される画面である。すなわち、図18(b)に示す予定場所表示画面6200は、予定場所がエリアIDで表される場合に表示される画面である。この場合、図18(b)に示す予定場所表示画面6200では、エリアID「A001」のエリアを含む、より広域のエリアを表示するための地図表示データに基づく地図上に、エリアID「A001」のエリアを示す領域Wが表示される。
なお、図18(a)に示す予定場所表示画面6100や図18(b)に示す予定場所表示画面6100において、第一の実施形態と同様に、物品の現在の位置Pが表示されていても良い。これにより、ユーザは、物品が利用される予定場所の位置と、当該物品の現在の位置とを同時に知ることができる。
以上のように、本実施形態に係る物品管理システム1では、物品の利用予定を管理する予定情報に基づいて、当該物品を利用する予定の場所を表示する。これにより、本実施形態に係る物品管理システム1によれば、ユーザは、例えば、明日利用する物品を、利用予定の場所に事前に移動させておくこと等ができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 物品管理システム
10 無線タグ
11 移動検知部
12 無線通信部
13 電波強度測定部
20 無線通信装置
30 変換装置
31 無線通信部
32 位置情報取得部
33 ネットワーク通信部
34 設置エリアデータベース
35 予測モデルデータベース
40 管理装置
41 ネットワーク通信部
42 状態特定部
43 情報管理部
44 移動履歴情報データベース
45 地図情報データベース
46 物品情報データベース
50 利用者端末
51 ネットワーク通信部
52 入力部
53 表示部
N ネットワーク
特開2002−128218号公報

Claims (9)

  1. 1以上の情報処理装置を含み、ユーザの目的に応じた位置を地図上に表示する物品管理システムであって、
    管理対象の物品毎に、日時と、前記物品の位置情報と、前記物品の状態情報とを関連付けた履歴情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザにより物品と目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記指定された目的に応じて、前記日時が最新の履歴情報、又は前記状態情報が所定の状態を示すものであって、かつ、前記日時が最新の履歴情報のいずれかの履歴情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された履歴情報に含まれる位置情報が示す位置を、該位置を含む地図上に表示させる表示手段と、
    を有する物品管理システム。
  2. 前記取得手段は、
    ユーザにより物品と、該物品の現在位置の表示を示す目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記日時が最新の履歴情報を前記記憶手段から取得する、請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 前記状態情報には、前記物品が保管場所に保管中の状態であることを示す情報が含まれる、請求項1又は2に記載の物品管理システム。
  4. 前記取得手段は、
    ユーザにより物品と、該物品の返却場所の表示を示す目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記状態情報が、物品が保管場所に保管中の状態であることを示す情報であって、かつ、前記日時が最新の履歴情報を前記記憶手段から取得する、請求項3に記載の物品管理システム。
  5. 前記取得手段は、
    ユーザにより物品と、該物品の返却場所の表示を示す目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記日時が最新の第1の履歴情報と、前記状態情報が、物品が保管場所に保管中の状態であることを示す情報であって、かつ、前記日時が最新の第2の履歴情報とを前記記憶手段から取得し、
    前記表示手段は、
    前記取得手段により取得された第1の履歴情報に含まれる第1の位置情報が示す第1の位置と、第2の履歴情報に含まれる第2の位置情報が示す第2の位置とを、前記第1の位置及び前記第2の位置とを含む地図上に表示させる、請求項4に記載の物品管理システム。
  6. 前記位置情報は、前記物品に貼り付け又は内蔵される機器が所定の電子装置から受信する電波の受信強度に基づき推定された位置を示す情報である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の物品管理システム。
  7. ユーザの目的に応じた位置を地図上に表示する物品管理装置であって、
    管理対象の物品毎に、日時と、前記物品の位置情報と、前記物品の状態情報とを関連付けた履歴情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザにより物品と目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記指定された目的に応じて、前記日時が最新の履歴情報、又は前記状態情報が所定の状態を示すものであって、かつ、前記日時が最新の履歴情報のいずれかの履歴情報を前記記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された履歴情報に含まれる位置情報が示す位置を、該位置を含む地図上に表示させる表示手段と、
    を有する物品管理装置。
  8. 1以上の情報処理装置を含み、ユーザの目的に応じた位置を地図上に表示する物品管理システムであって、管理対象の物品毎に、日時と、前記物品の位置情報と、前記物品の状態情報とを関連付けた履歴情報を記憶する記憶手段を有する物品管理システムにおいて用いられる物品管理方法であって、
    ユーザにより物品と目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記指定された目的に応じて、前記日時が最新の履歴情報、又は前記状態情報が所定の状態を示すものであって、かつ、前記日時が最新の履歴情報のいずれかの履歴情報を前記記憶手段から取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された履歴情報に含まれる位置情報が示す位置を、該位置を含む地図上に表示させる表示手順と、
    を有する物品管理方法。
  9. ユーザの目的に応じた位置を地図上に表示する物品管理装置であって、管理対象の物品毎に、日時と、前記物品の位置情報と、前記物品の状態情報とを関連付けた履歴情報を記憶する記憶手段を有する物品管理装置を、
    ユーザにより物品と目的とが指定されると、該指定された物品の履歴情報のうち、前記指定された目的に応じて、前記日時が最新の履歴情報、又は前記状態情報が所定の状態を示すものであって、かつ、前記日時が最新の履歴情報のいずれかの履歴情報を前記記憶手段から取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された履歴情報に含まれる位置情報が示す位置を、該位置を含む地図上に表示させる表示手段、
    として機能させるためのプログラム。
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