JP7089976B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、稼働状況の解析に関する情報処理を行なう、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムに関する。
近年、物流業や製造業では、倉庫や工場等で移動体が活用されている。例えば、移動体としてユーザが搭乗したフォークリフトを用い、物品を運搬することが行われている。
このような物品が運搬される倉庫や工場では、より効率的に管理を行なうことが望まれる。この効率的な管理を実現するための技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の技術では、管理対象となる物品の格納容器に無線タグを取り付ける。そして、フォークリフトに備えた通信機能により、この無線タグを読み取ることにより、物品の状況を解析することができる。
特開2018-30712号公報
上述した特許文献1に開示の技術等の一般的な技術を用いることにより、物品の状況を解析し、物品の管理を容易とすることができる。しかしながら、これらの一般的な技術は、あくまで物品自体についての解析を目的とするものであり、ユーザや移動体といった、物品を運搬する主体についての解析を行なうものではなかった。また、例えば、移動体であるフォークリフトに取り付けられたアワーメータ等から取得される一般的な情報のみでは、十分な解析を行なうことができなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、物品の運搬主体の稼働状況を解析するための、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
第1通信装置から送信される携帯端末の現在位置を示す第1信号と、第2通信装置から送信される物品を運搬する移動体における前記物品の積載状態を示す第2信号と、第3通信装置から送信される前記移動体におけるユーザの搭乗状態を示す第3信号とを受信可能な前記携帯端末における、前記第1信号、前記第2信号、及び前記第3信号それぞれの受信状態を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した受信状態に基づいて、前記携帯端末を携帯すると共に前記移動体に搭乗して作業を行なうユーザの稼働状況及び前記移動体の稼働状況の何れか又は双方の稼働状況を解析する解析手段と、
を備える。
本発明によれば、物品の運搬主体の稼働状況を解析することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに含まれるフォークリフト近傍の配置の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る各通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、稼働状況解析処理の流れを説明するシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、受信状態パターン解析の対応関係を示すイメージ図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、詳細な解析の一覧の一例を示すイメージ図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「作業動線描画」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「分あたり走行距離」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「搭乗比」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「倉庫ロケーション奥の滞留頻度」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「第1のエリア別状態チェック」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「第2のエリア別状態チェック」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「空走行比率」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「特定エリア内人員数」の解析結果の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおける、「搭乗頻度」の解析結果の表示例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの全体構成を示す模式図である。図1に示すように、情報処理システムSは、携帯端末10、位置通信装置21、積載通信装置22、搭乗通信装置23、情報処理装置30、ユーザ40、フォークリフト50、物品60、及び棚70を含む。情報処理システムSは、ユーザが搭乗した移動体で物品を運搬する場所(ここでは、一例として倉庫)に設置される。なお、位置通信装置21、物品60、及び棚70については、それぞれ複数図示しているが、図示の都合上これらの一部にのみ符号を付し、他の一部については符号を省略する。
この倉庫には、物品60が格納された棚70(図中にて矩形にて表記する)が、複数列配置される。そして、これら棚70に格納された物品60は、ユーザ40が搭乗したフォークリフト50により運搬される。
この際、ユーザ40は、携帯端末10を携帯して作業を行なう。この携帯端末10は、位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23といった各通信装置が、無線通信で送信するビーコン信号を受信する機能を有する。これら各通信装置が送信するビーコン信号には、各通信装置それぞれを識別するための識別情報(例えば、majorID)が含まれている。そのため、受信側では、この識別情報に基づいて、何れの通信装置が送信したビーコン信号を受信したのか識別することができる。
携帯端末10が各通信装置からのビーコン信号を受信可能な範囲は、ビーコン信号を送信するための無線通信の規格や、通信用アンテナの仕様や、通信に関する所定の設定等により決定される。ここで、本実施形態では、積載通信装置22及び搭乗通信装置23は、近距離無線通信によりビーコン信号を送信する。一方で、位置通信装置21は、この近距離無線通信に比べて、相対的に長距離まで通信可能な無線通信(以下、「中距離無線通信」と称する。)によりビーコン信号を送信する。
位置通信装置21から中距離無線通信にて送信されるビーコン信号は、例えば、携帯端末10を中心として半径最大20m範囲程度が受信可能な範囲となる。この位置通信装置21から送信されるビーコン信号の受信可能な範囲を、図1において破線で示す。
一方で、積載通信装置22及び搭乗通信装置23から近距離無線通信にて送信されるビーコン信号は、例えば、携帯端末10を中心として半径最大1mあるいは2m範囲程度が受信可能な範囲となる。この位置通信装置21から送信されるビーコン信号の受信可能な範囲を、後述の図2において破線で示す。
これら位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23によるビーコン信号の送信は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に準拠して送信される。ただしこれに限られず、例えば、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN((Local Area Network)に準拠してビーコン信号を送信してもよい。
位置通信装置21は、図示するように、倉庫内に分散して複数配置される。上述したようにビーコン信号は、20m範囲程度で受信可能な中距離無線通信で送信されるため、携帯端末10は、位置通信装置21からのビーコン信号を、位置通信装置21から20m範囲程度でしか受信できない。従って、携帯端末10において、何れの位置通信装置21からビーコン信号を受信したかや、位置通信装置21から受信した場合の所定の指標(例えば、受信電波強度)等に基づいて、携帯端末10の現在位置(すなわち、携帯端末10を携帯するユーザ40の現在位置)を特定することができる。
他方、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23は、フォークリフト50に配置される。この点について、図2を参照して説明をする。図2は、本実施形態に係る情報処理システムSに含まれるフォークリフト50近傍の配置の一例を示す模式図である。図2に示すように、ユーザ40は、フォークリフト50に搭乗して作業を行なう。この際、ユーザ40は、携帯端末10を携帯する。また、フォークリフト50では、フォークリフト50のフォークを利用して物品60が積載される。
積載通信装置22は、フォークリフト50における物品60の積載を超音波センサ等で検出可能な位置であって、ユーザ40がフォークリフト50に搭乗時のビーコン信号受信可能範囲内の所定位置(例えば、フォークリフト50のバックレスト部分)に配置される。積載通信装置22は、フォークリフト50における、物品60の積載を検出した場合にのみビーコン信号を送信する。従って、携帯端末10において、積載通信装置22からビーコン信号を受信したか否かに基づいて、フォークリフト50における、物品60の積載状態を特定することができる。
搭乗通信装置23は、ユーザ40がフォークリフト50に搭乗時のビーコン信号受信可能範囲内の所定位置(例えば、ユーザ40が着席するフォークリフト50の座席の下部)に配置される。上述したように搭乗通信装置23からのビーコン信号は近距離無線通信で送信されるため、携帯端末10は、搭乗通信装置23からのビーコン信号を、搭乗通信装置23の近距離でしか受信できない。従って、携帯端末10において、搭乗通信装置23からビーコン信号を受信したか否かに基づいて、フォークリフト50におけるユーザ40の搭乗状態を特定することができる。
このような環境で、情報処理システムSは、稼働状況解析処理を行なう。ここで、稼働状況解析処理とは、ユーザ40やフォークリフト50といった、物品60の運搬主体の稼働状況を解析するための一連の処理をいう。
具体的に、稼働状況解析処理において、位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23といった各通信装置は、それぞれビーコン信号を中距離無線通信や近距離無線通信にて送信する。また、ユーザ40が携帯する携帯端末10は、各通信装置から送信されるビーコン信号を受信する。携帯端末10は、各通信装置からのビーコン信号の受信状態を情報処理装置30に対して送信する。
情報処理装置30は、携帯端末10から取得した、ビーコン信号の受信状態に基づいて、携帯端末10を携帯すると共にフォークリフト50に搭乗して作業を行なうユーザ40の稼働状況及びフォークリフト50の稼働状況の何れか又は双方の稼働状況を解析する。
解析の具体的な方法については後述するが、例えば、情報処理装置30は、位置通信装置21からのビーコン信号の受信状態に基づいて、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の現在位置を解析する。また、情報処理装置30は、積載通信装置22からのビーコン信号の受信状態に基づいて、フォークリフト50における物品60の積載状態を解析する。更に、情報処理装置30は、搭乗通信装置23からのビーコン信号の受信状態に基づいて、フォークリフト50におけるユーザ40の搭乗状態を解析する。加えて、情報処理装置30は、これらの解析結果に基づいて、より詳細に稼働状況を解析する。
また、情報処理装置30は、解析結果を、所定の形式で倉庫の管理者等に対して提示する。倉庫の管理者や管理者と提携している物流事業者等は、この提示された解析結果を参照することにより、ユーザ40やフォークリフト50の稼働状況を把握することができ、これらをより効率よく管理することができる。
すなわち、以上説明した稼働状況解析処理を行なうことにより、本実施形態では、ユーザ40やフォークリフト50といった、物品の運搬主体の稼働状況を解析することができる。
なお、図1に示す構成は、本実施形態の一例に過ぎず、本実施形態はこの構成に限定されない。例えば、情報処理システムSに含まれる、各装置、ユーザ40、フォークリフト50、物品60、及び棚70の数や配置は図示されているものに限定されず、任意の数や配置であってよい。ユーザ40や携帯端末10やフォークリフト50が複数組存在する場合、情報処理装置30は、複数のユーザ40がそれぞれ携帯する携帯端末10のそれぞれから、ビーコン信号の受信状態を収集して、上述したような解析を行なうことができる。これにより、情報処理システムSに含まれる、複数のユーザ40や複数のフォークリフト50といった、物品の運搬主体それぞれについて、稼働状況を解析することができる。
次に、これら図1及び図2を参照して上述した各装置それぞれの構成について、図3、図4、及び図5を参照して、より詳細に説明をする。
[携帯端末10の構成]
携帯端末10の構成について、図3のブロック図を参照して説明をする。図3に示すように、携帯端末10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、通信部14と、記憶部15と、入力部16と、表示部17と、を備えている。これら各部は、信号線によりバス接続されており、相互に信号を送受する。携帯端末10は、例えば、本実施形態特有の端末により実現することもできるし、汎用のスマートフォン等の端末に本実施形態特有のソフトウェアを搭載することにより実現することもできる。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部15からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
通信部14は、CPU11が、情報処理システムSに含まれる他の装置(例えば、情報処理装置30)との間で通信を行うための通信制御を行う。通信部14による他の装置との間の通信は、任意の通信方式に準拠して行われてよく、その通信方式は特に限定されない。例えば、この通信は、LAN、インターネット、及び携帯電話網の何れか又はこれらを組み合わせたネットワークを介した通信により実現される。
記憶部15は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、各種データを記憶する。
入力部16は、各種ボタン及びタッチパネル、又はマウス及びキーボード等の外部入力装置で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
表示部17は、液晶ディスプレイ等で構成され、CPU11が出力する画像データに対応する画像を表示する。
ビーコン信号受信部18は、位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23といった各通信装置が送信するビーコン信号を受信するための通信制御を行なう。各通信装置とのビーコン信号の送受信は、上述したように中距離無線通信や近距離無線通信により行われる。例えば、BLE等の無線規格に準拠して、0.1秒周期、あるいはそれよりも長い周期(例えば、最大1.2秒周期)で行われる。これに対して、ビーコン信号受信部18は、例えば、5秒周期でビーコン信号を受信するための通信制御を行なう。
そして、ビーコン信号受信部18は、この通信制御を行った場合の、ビーコン信号の受信の有無を示す情報と、受信したビーコン信号に含まれる各通信装置それぞれを識別するための識別情報(例えば、majorID)とを、CPU11に対して出力する。
携帯端末10が動作する場合、図3に示すように、CPU11において、受信状態管理部111と、受信状態通知部112とが機能する。
また、記憶部15の一領域には、受信状態記憶部151が設定される。
受信状態記憶部151には、位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23といった各通信装置からのビーコン信号の受信状態が記憶される。このビーコン信号の受信状態は、後述の受信状態管理部111により記憶され、適宜最新の内容に更新される。
受信状態管理部111は、ビーコン信号受信部18の出力に基づいて、ビーコン信号の受信状態を特定する。ここで、ビーコン信号受信部18の出力には、上述したように、ビーコン信号の受信の有無を示す情報と、受信したビーコン信号に含まれる各通信装置それぞれを識別するための識別情報とが含まれる。そこで、受信状態管理部111は、これらの情報に基づいて、例えば、所定の期間における各通信装置からのビーコン信号の受信状態であって、時系列に沿ったビーコン信号の受信状態を特定する。そして、受信状態管理部111は、特定したビーコン信号の受信状態を受信状態記憶部151に記憶させる。
受信状態通知部112は、受信状態記憶部151に記憶されているビーコン信号の受信状態を、情報処理装置30に対して通知する。この通知は、受信状態記憶部151に記憶されているビーコン信号の受信状態を、通信部14を用いて情報処理装置30に送信することにより行われる。ビーコン信号の受信状態の通知(送信)は、所定の周期で定期的に行われてもよいし、受信状態記憶部151に記憶されているビーコン信号の受信状態が更新されたタイミングで行われてもよい。
なお、受信状態通知部112は、送信するビーコン信号の受信状態に、送信元となる携帯端末10を識別するための識別情報を含ませる。この識別情報は、携帯端末10毎に異なるユニークなものであり、各携帯端末10と識別情報との対応関係は、情報処理システムSに含まれる各装置(例えば、携帯端末10や情報処理装置30)において予め把握されている。
このような構成により、携帯端末10は、ビーコン信号の受信状態を適宜情報処理装置30に対して通知することができる。
[各通信装置の構成]
位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23の構成について、図4のブロック図を参照して説明をする。以下では、位置通信装置21、積載通信装置22、及び搭乗通信装置23を区別することなくまとめて呼ぶ場合には、単に「各通信装置」と呼ぶ。
各通信装置は、例えば、本実施形態特有の通信装置により実現することもできるし、ビーコン信号を送信可能な汎用の通信装置により実現することもできる。
また、これら各通信装置は、外部(例えば、倉庫内の家庭用電源やフォークリフト50のバッテリ)から電力の供給を受けて駆動してもよいし、各通信装置自身に内蔵されたバッテリ(図示省略)から電力の供給を受けて駆動してもよい。バッテリは、繰り返し充電可能な二次電池で実現されてもよいし、汎用の乾電池のような一次電池により実現されてもよい。
図4に示すように、位置通信装置21は、位置ビーコン送信部211を備える。位置ビーコン送信部211は、中距離無線通信により、上述したように、所定の周期でビーコン信号を送信する。
なお、以下では、物品検出部221が送信するビーコン信号を「位置ビーコン信号」と称する。この位置ビーコン信号には、送信元である複数の位置通信装置21それぞれを識別するための識別情報が含まれる。この識別情報は、通信装置毎に異なるユニークなものであり、各通信装置と識別情報との対応関係は、情報処理システムSに含まれる各装置(例えば、携帯端末10や情報処理装置30)において予め把握されている。
図4に示すように、積載通信装置22は、物品検出部221と積載ビーコン送信部222とを備える。これら各部は、信号線により接続されており、相互に信号を送受する。
物品検出部221は、フォークリフト50における物品60の積載を検出する。例えば、物品検出部221は、超音波により物品60の有無を検出する超音波センサや、物品60に接触することによりオン・オフが切り替えられる物理的なスイッチ等により実現される。物品検出部221は、フォークリフト50における物品60の積載の有無を示す信号を積載ビーコン送信部222に対して出力する。
積載ビーコン送信部222は、物品検出部221の出力に基づいて、フォークリフト50において物品60が積載されていると判定される間は、近距離無線通信により、所定の周期でビーコン信号を送信する。一方で、積載ビーコン送信部222は、フォークリフト50において物品60が積載されていないと判定される間は、ビーコン信号の送信を行わない。位置ビーコン送信部211によるビーコン信号の送信は、BLEに準拠した通信により行われる。
なお、以下では、物品検出部221が送信するビーコン信号を「積載ビーコン信号」と称する。この積載ビーコン信号には、上述した位置ビーコン信号と同様に、送信元である積載通信装置22を識別するための識別情報が含まれる。この識別情報がユニークな点等も位置ビーコン信号と同様である。
図4に示すように、搭乗通信装置23は、搭乗ビーコン送信部231を備える。搭乗ビーコン送信部231は、近距離無線通信により、所定の周期でビーコン信号を送信する。搭乗ビーコン送信部231によるビーコン信号の送信は、例えば、BLEに準拠した通信により、5秒周期で行われる。
なお、以下では、搭乗ビーコン送信部231が送信するビーコン信号を「積載ビーコン信号」と称する。この搭乗ビーコン信号には、上述した位置ビーコン信号や積載ビーコン信号と同様に、送信元である搭乗通信装置23を識別するための識別情報が含まれる。この識別情報がユニークな点等も位置ビーコン信号や積載ビーコン信号と同様である。
このような構成により、各通信装置は、識別情報を含んだビーコン信号を適宜送信することができる。
[情報処理装置30の構成]
次に、情報処理装置30の構成について、図5のブロック図を参照して説明をする。図5に示すように、情報処理装置30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、通信部34と、記憶部35と、入力部36と、表示部37を備えている。これら各部は、信号線によりバス接続されており、相互に信号を送受する。
ここで、これら各部それぞれのハードウェアとしての機能は、上述の携帯端末10が備える、符号のみが異なる同名の各部のハードウェアとしての機能と同等である。従って、重複する説明を省略する。
情報処理装置30は、例えば、本実施形態特有の端末により実現することもできるし、汎用のパーソナルコンピュータやサーバ装置といった電子機器に本実施形態特有のソフトウェアを搭載することにより実現することもできる。
情報処理装置30が動作する場合、図5に示すように、CPU31において、受信状態取得部311と、解析部312と、解析結果提示部313と、が機能する。
また、記憶部35の一領域には、受信状態記憶部351と、解析結果記憶部352とが設定される。
受信状態記憶部351には、携帯端末10の受信状態管理部111から送信され、後述の受信状態取得部311により取得された、携帯端末10におけるビーコン信号の受信状態が記憶される。このビーコン信号の受信状態は、受信状態取得部311がビーコン信号の受信状態の取得する都度、適宜最新の内容に更新される。
解析結果記憶部352には、後述の解析部312が行なった解析の解析結果が記憶される。この解析結果は、解析部312が解析を行なう都度、適宜最新の内容に更新される。
受信状態取得部311は、携帯端末10の受信状態管理部111から送信され、通信部34により受信された、携帯端末10におけるビーコン信号の受信状態を取得する。また、受信状態取得部311は、取得したビーコン信号の受信状態を、受信状態記憶部351に記憶させる。なお、上述したように、受信したビーコン信号には、送信元となった携帯端末10の識別情報が含まれる。
解析部312は、受信状態記憶部351に記憶されているビーコン信号の受信状態に基づいて、携帯端末10を携帯すると共にフォークリフト50に搭乗して作業を行なうユーザ40の稼働状況及びフォークリフト50の稼働状況の何れか又は双方の稼働状況を解析する。解析部312は、解析結果を解析結果記憶部352に記憶させる。
解析結果提示部313は、解析結果記憶部352に記憶されている解析結果を、情報処理装置30を利用する倉庫の管理者等に対して提示する。この解析結果の提示は、例えば、表示部37への表示や、携帯端末10あるいは他の端末(図示省略)への送信や、プリンタ(図示省略)を利用した紙媒体への印刷により実現される。
なお、解析部312による解析の具体的な方法と、解析結果提示部313による具体的な解析結果の提示内容については[解析及び提示の詳細]との項目で詳細に後述する。
[稼働状況解析処理]
次に、図6のシーケンス図を参照して、情報処理システムSが実行する稼働状況解析処理の流れについて説明をする。上述したように、稼働状況解析処理とは、ユーザ40やフォークリフト50といった、物品60の運搬主体の稼働状況を解析するための一連の処理をいう。
稼働状況解析処理は、情報処理システムSの稼働開始と共に定期的に、あるいは情報処理装置30を利用する倉庫の管理者等の操作に応じて行われる。
ステップS11において、位置通信装置21の位置ビーコン送信部211は、位置ビーコン信号を送信する。位置通信装置21が携帯端末10のビーコン信号受信可能範囲に存在する場合、携帯端末10のビーコン信号受信部18は、この位置ビーコン信号を受信する。ステップS11は所定の周期で繰り返される。
ステップS12において、積載通信装置22の積載ビーコン送信部222は、積載通信装置の物品検出部221からの出力に基づいて、フォークリフト50が物品60を積載しているか否かを判定する。物品60が積載されている場合、ステップS12においてYesと判定され、処理はステップS13に進む。一方で、物品60が積載されていない場合、ステップS12においてNoと判定され、処理はステップS12の判定を繰り返す。
ステップS13において、積載通信装置22の積載ビーコン送信部222は、積載ビーコン信号を送信する。積載通信装置22が携帯端末10のビーコン信号受信可能範囲に存在する場合、携帯端末10のビーコン信号受信部18は、この積載ビーコン信号を受信する。ステップS12の判定及びステップS13の組は所定の周期で繰り返される。
ステップS14において、搭乗通信装置23の搭乗ビーコン送信部231は、搭乗ビーコン信号を送信する。搭乗通信装置23が携帯端末10のビーコン信号受信可能範囲に存在する場合、携帯端末10のビーコン信号受信部18は、この搭乗ビーコン信号を受信する。ステップS14は所定の周期で繰り返される。
なお、ステップS11、ステップS13及びステップS14の何れにおいても、各通信装置が携帯端末10のビーコン信号受信可能範囲に存在しない場合、各通信装置から送信された各ビーコン信号は、携帯端末10に受信されない。また、図示の便宜上ステップS11からステップS14の順番で説明したが、実際には、これら各ステップは前後を問わず、並行して行われる。
ステップS15において、携帯端末10の受信状態管理部111は、ビーコン信号の受信状態を管理する。具体的に、受信状態管理部111は、上述した各ステップにおいて、各通信装置から送信されたビーコン信号のビーコン信号受信部18における受信状態を特定する。そして、受信状態管理部111は、特定したビーコン信号の受信状態を受信状態記憶部151に記憶させる。
ステップS16において、携帯端末10の受信状態通知部112は、受信状態記憶部151に記憶されているビーコン信号の受信状態を、情報処理装置30に対して送信する。情報処理装置30の通信部34は、このビーコン信号の受信状態を受信する。
ステップS17において、情報処理装置30の受信状態取得部311は、ステップS16において受信状態通知部112から送信された、携帯端末10におけるビーコン信号の受信状態を取得する。
ステップS18において、情報処理装置30の解析部312は、上述したステップS17において受信状態取得部311が取得した、ビーコン信号の受信状態に基づいて、携帯端末10を携帯すると共にフォークリフト50に搭乗して作業を行なうユーザ40の稼働状況及びフォークリフト50の稼働状況の何れか又は双方の稼働状況を解析する。
ステップS19において、情報処理装置30の解析結果提示部313は、上述したステップS18において受信状態取得部311が解析した解析結果を提示する。
以上説明した稼働状況解析処理を行なうことにより、本実施形態では、ユーザ40やフォークリフト50といった、物品の運搬主体の稼働状況を解析することができる。
なお、図6を参照した上述の説明では、ステップS17において、ビーコン信号の受信状態を取得する都度、ステップS18における解析及びステップS19における解析結果の提示を行っていた、すなわち、リアルタイム処理を行っていた。これに限らず、ステップS11からステップS17が複数回繰り返され、ビーコン信号の受信状態が一定量蓄積されてから、これらを対象として、まとめてステップS18における解析及びステップS19における解析結果の提示を行なうようにしてもよい、すなわち、バッチ処理を行なうようにしてもよい。また、この場合に、一定量蓄積されたことに代えて、前回のバッチ処理から一定時間経過したことや、ユーザからの所定の操作を受け付けたことを契機として、バッチ処理を行なうようにしてもよい。
[解析及び提示の詳細]
次に、情報処理装置30の、解析部312による解析の具体的な方法と、解析結果提示部313による具体的な解析結果の提示内容について図7から図17までを参照して詳細に後述する。
まず図7を参照して、解析部312が行なう解析の1つである受信状態パターン解析について説明をする。この受信状態パターン解析は、以後に説明する他の解析の前提となる解析方法である。図7には、受信状態と、対応する受信状態パターン解析の解析結果を示す。
解析部312は、まず今回の解析の対象とする、ビーコン信号の受信状態(以下「解析対象データ」と称する。)を受信状態記憶部351から取得する。
そして、解析部312は、図7(A)に示すようにして、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置について受信状態パターン解析を行なう。具体的には、解析対象データにおいて、位置ビーコン信号の受信状態が受信されている状態の場合(図中では受信されている状態を「○」で示す。)に、携帯端末10(を携帯するユーザ40)は、情報処理システムSが設置された倉庫内に在圏していると解析する。一方で、解析対象データにおいて、位置ビーコン信号の受信状態が受信されていない状態の場合(図中では受信されていない状態を「×」で示す。)に、携帯端末10(を携帯するユーザ40)は、情報処理システムSが設置された倉庫内に在圏していないと解析する。
また、解析部312は、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置を更に詳細に特定することができる。そのためには、携帯端末10のビーコン信号受信部18が、複数の位置通信装置21から複数の位置ビーコン信号を受信した場合に、これら複数の位置ビーコン信号それぞれの受信強度を計測する。そして、携帯端末10の受信状態管理部111が、受信強度が上位(例えば、上位から三位)の位置ビーコン信号の識別情報とそれぞれの受信強度を、ビーコン信号の受信状態に含ませる。例えば、図1に示すように、位置通信装置21c、位置通信装置21d、及び位置通信装置21eが、ビーコン信号受信可能範囲にある場合に、これらそれぞれから受信したビーコン信号の識別情報とそれぞれの受信強度を、ビーコン信号の受信状態に含ませる。
解析部312は、このビーコン信号の受信状態を解析することにより、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置を更に詳細に特定することができる。例えば、解析部312は、上位三位までの位置ビーコン信号に対応する位置通信装置21の位置に基づいた三点測位を行なうことにより、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置を更に詳細に特定することができる。例えば、図1に示すように、位置通信装置21c、位置通信装置21d、及び位置通信装置21eが、ビーコン信号受信可能範囲にある場合に、これらそれぞれの位置に基づいた三点測位を行なうことにより、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置を更に詳細に特定することができる。
あるいは、解析部312は、例えば、1つの位置ビーコン信号しか受信できなかった場合には、この1つの位置ビーコン信号に対応する位置通信装置21の位置の近傍が、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置であると特定することができる。
また、解析部312は、図7(B)に示すようにして、ユーザ40の稼働状況と、フォークリフト50の稼働状況の解析を行なう。
具体的には、解析部312は、解析対象データにおいて、積載ビーコン信号の受信状態が受信されていない状態であって、且つ、搭乗ビーコンの受信状態が受信されていない状態の場合に、ユーザが、フォークリフト50を使用していない作業(荷役)中であると解析する。この場合に、解析部312は、上述した位置ビーコン信号の解析結果と組み合わせることにより、何れの場所で作業(荷役)中であるかも解析することができる。
また、解析部312は、解析対象データにおいて、積載ビーコン信号の受信状態が受信されている状態であって、且つ、搭乗ビーコンの受信状態が受信されていない状態の場合に、ユーザが、物品60をフォークリフト50に手積み又は手降ろしする作業(手積み/手降ろし)中であると解析する。この場合に、解析部312は、上述した位置ビーコン信号の解析結果と組み合わせることにより、何れの場所で作業(手積み/手降ろし)中であるかも解析することができる。
更に、解析部312は、解析対象データにおいて、積載ビーコン信号の受信状態が受信されていない状態であって、且つ、搭乗ビーコンの受信状態が受信されている状態の場合に、ユーザが、フォークリフト50に物品60を積載しない状態でフォークリフト50に搭乗して作業(空走行)中であると解析する。この場合に、解析部312は、上述した位置ビーコン信号の解析結果と組み合わせることにより、何れの場所で作業(空走行)中であるかも解析することができる。
更に、解析部312は、解析対象データにおいて、積載ビーコン信号の受信状態が受信されている状態であって、且つ、搭乗ビーコンの受信状態が受信されている状態の場合に、フォークリフト50に物品60を積載した状態でフォークリフト50に搭乗して作業(フォーク走行)中であると解析する。この場合に、解析部312は、上述した位置ビーコン信号の解析結果と組み合わせることにより、何れの場所で作業(フォーク走行)中であるかも解析することができる。
解析部312は、このようにして受信状態パターン解析を行なうことにより、ユーザ40やフォークリフト50がどこで、どのように作業中であるかを解析することができる。すなわち、ユーザ40やフォークリフト50の稼働状況を解析することができる。また、解析結果提示部313は、この受信状態パターン解析の結果を、提示することができる。
更に、解析部312は、このような受信状態パターン解析の結果に基づいて、更に詳細な解析を行なうこともできる。この詳細な解析の一覧の例を図8に示す。
図8に「通信装置」として示すように、解析部312は、各通信装置から受信した解析対象データに対して、上述の受信状態パターン解析を行い、解析結果に基づいて、例えば、更に9つの解析を行なうことができる。具体的には、図8に「解析」として示すように、「1:作業動線描画」、「2:分あたり走行距離」、「3:搭乗比率」、「4:倉庫ロケーション奥の滞留頻度」、「5:エリア別状態チェック」、「6:単位時間あたりの特定ロケーション往復頻度」、「7:空走行比率」、「8:特定エリア内人員数」、及び「9:搭乗頻度」といった9つの解析を行なうことができる。
また、図8に「分析方針」として示すように、倉庫の管理者等は、解析結果に基づいて所定の分析方針に基づいた分析を行なうことができる。なお、図中では、各解析結果と各分析方針との関係を矢印にて示す。更に、図8に「提供価値」として示すように、分析により、所定の価値を提供することができる。なお、図中では、各分析方針と各提供価値との関係を矢印にて示す。
以下、これらそれぞれの解析方法に関する詳細な内容を、解析結果として所定の形式で提示した表示例と共に、図9から図17までを参照して詳細に後述する。
図9は、「1:作業動線描画」の解析結果の表示例を示す図である。作業動線描画では、視覚的な現状把握を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される携帯端末10(を携帯するユーザ40)の時系列の位置情報を集計し、倉庫における棚70等のレイアウト上にプロットすることで各ユーザ40の動線を描画して表示する。
この場合に、例えば、積載ビーコン信号及び搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される、空走行であるかフォーク走行であるかも区別可能に描画するようにしてもよい。例えば、図9に示すように、ユーザ40を示す表示D11と、このユーザ40の動線であって空走行時の動線であることを示す表示D12と、このユーザ40の動線であってフォーク走行時の動線であることを及びD13を描画するようにしてもよい。
これを参照した倉庫の管理者等は、倉庫におけるユーザ40及びフォークリフト50の動きの具体的なイメージを持つことができる。また分析による課題を、視覚的にチェックすることができる。
図10は、「2:分あたり走行距離」の解析結果の表示例を示す図である。分あたり走行距離では、フォークリフト50の稼働率の向上を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号、積載ビーコン信号及び搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される携帯端末10(を携帯するユーザ40)のフォーク走行時の動線からフォーク走行での走行距離を算出する。また、フォーク走行での走行距離を、走行時間で除算することにより、1分あたりの走行距離を算出する。そして、例えば、図10に示すように、縦軸を分あたり走行距離それぞれの発生頻度(発生回数)、横軸を分あたり走行距離としたグラフを表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、稼働していないフォークリフト50や時間帯を把握することができる。これによりフォークリフト50の台数の削減余地や、時間帯別の有効活用方法(例えば、作業の分散等)を検討し、分あたり走行距離の数値を高めていく等の対策を講じることができる。
図11は、「3:搭乗比率」の解析結果の表示例を示す図である。搭乗比率では、フォークリフト50の稼働率の向上を目的とする。具体的には、搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される携帯端末10(を携帯するユーザ40)のフォークリフト50の搭乗時間を算出する。また、この搭乗時間をユーザ40の全作業時間で除算することにより、搭乗比率を、時間帯別に集計する。そして、例えば、図11に示すように、各時間帯あたりの各フォークリフト50それぞれの稼働比率を示す表を表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、時間帯別の作業状況をチェックし、フォークリフト50の台数の削減や、時間帯別の複数のユーザ40によるフォークリフト50のシェアにより稼働率を向上させる等の対策を講じることができる。
図12は、「4:倉庫ロケーション奥の滞留頻度」の解析結果の表示例を示す図である。倉庫ロケーション奥の滞留頻度では、ユーザ40の動線長の短縮を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される携帯端末10(を携帯するユーザ40)の動線を特定する。また、倉庫レイアウトにおいて、任意で手前から奥までを定義しておき、倉庫の通路別にユーザの作業時間を集計する。また、倉庫奥に設置した位置通信装置21から受信したビーコン信号に基づいた、作業時間と信号取得回数を集計する。そして、例えば、図12に示すように、各携帯端末10(を携帯するユーザ40)の各位置での作業時間を、全体の作業時間に占める比率として示す表を表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、倉庫奥における作業時間の時間比率や回数を、レイアウトやピッキング順序変更等により減らしていき、最終的に、動線長短縮を目指す等の対策を講じることができる。
図13及び図14は、それぞれ異なる方法による「5:エリア別状態チェック」の解析結果の表示例を示す図である。まず図13に示す第1のエリア別状態チェックでは、フォークリフト50の空走行の低減を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号、積載ビーコン信号及び搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいてフォークリフト50の走行ルートを特定し、走行ルート別に空走行の時間を、フォーク走行時間と空走行時間とを加算した値で除算することにより空走行とフォーク走行との比率を集計する。また倉庫レイアウト上から空走行が集中する具体的な走行ルートをマッピングして描画する。そして、例えば、図13に示すように、倉庫レイアウトにおける各走行ルート別に空走行とフォーク走行との比率を表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、空走行が集中する動線を対象とし、往復運搬や常時乗車の廃止を検討する等の対策を講じることができる。
次に、図14に示す第2のエリア別状態チェックでは、ユーザ40による付帯作業の軽減化を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号、積載ビーコン信号及び搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて、運搬に関わる付帯作業(フォークリフト50に搭乗することなく行われる手積や手降ろし等の作業)の時間をエリア別に集計する。そして、付帯作業時間が長時間、且つ、付帯作業時間比率が高いエリアを抽出する、そして、例えば、図14に示すように、倉庫レイアウトにおける各エリア別に、付帯作業時間の長さや、付帯作業時間比率を表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、荷物の積み替えが多いエリアに対し、積替えがないような保管方法の変更により付帯作業の軽減化を図る等の対策を講じることができる。
次に、「6:単位時間あたりの特定ロケーション往復頻度」について説明をする。単位時間あたりの特定ロケーション往復頻度では、ユーザ40の動線長の短縮を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される携帯端末10(を携帯するユーザ40)の動線を特定する。また、単位時間を任意長さで定義する。単位時間内に複数回取得した位置信号があれば、それを特定ロケーションへの往復回数と識別し集計する。
この分析結果を参照した倉庫の管理者等は、特に出荷作業で何度も同じロケーションへ移動しているような場合に、ピッキング方式の変更(例えば、オーダピッキングから、トータルピッキングに変更する等)の余地を検討し、動線長の短縮を目指す等の対策を講じることができる。
図15は、「7:空走行比率」の解析結果の表示例を示す図である。空走行比率では、ユーザ40の動線長の短縮を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号、積載ビーコン信号及び搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて空走行の時間を、フォーク走行時間と空走行時間とを加算した値で除算することにより空走行とフォーク走行との比率を集計する。そして、例えば、図15に示すように、各フォークリフト50の稼働時間(フォーク走行をした時間)、空走行時間、及び不稼働時間を円グラフや棒グラフにより表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、保管エリアと入出荷エリアの行き来の際の運用工夫等により、空走行比率の低減を目指す等の対策を講じることができる。
図16は、「8:特定エリア内人員数」の解析結果の表示例を示す図である。特定エリア内人員数では、倉庫内での混雑度緩和を目的とする。具体的には、位置ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいて特定される携帯端末10(を携帯するユーザ40)の各時間における位置を特定する。また、同一時間帯に同一エリアにいるユーザ40の数を集計する。そして、同一タイミングで、同一エリアで作業を実施しているユーザ40が多数の場合には、複数のユーザ40を示す表示D21や表示D22や、混雑雑度が高いことを示す表示D23等を倉庫レイアウト上に表示する。
これを参照した倉庫の管理者等は、各ユーザ40の作業のタイミングをずらす、あるいはピッキングルートを統一する等により、混雑度を緩和し滞留を抑制する等の対策を講じることができる。
図17は、「9:搭乗頻度」の解析結果の表示例を示す図である。搭乗頻度では、倉庫内における、運搬代替余地の検討を目的とする。具体的には、積載ビーコン信号及び搭乗ビーコン信号を対象とした受信状態パターン解析の結果に基づいてユーザの搭乗頻度を集計する。例えば、事前に任意の長さの単位時間を定義し、その単位時間あたりの搭乗ビーコン信号の受信状態における、受信されていない状態と受信されている状態の切り替わりの頻度を集計する。この頻度は、例えば、手積み回数に等応じてフォークリフト50を乗り降りする回数が多くなるほど高くなる。そして、例えば、図17に示すように、切り替わりの頻度が高いフォークリフト50については、代替余地ありとして切り替わりの頻度を棒グラフで示す。一方で、切り替わりの頻度が高いフォークリフト50については、代替余地なしとして切り替わりの頻度を棒グラフで示す。
これを参照した倉庫の管理者等は、切り替わりの頻度が高いフォークリフト50を対象に、繰り返しの手積み等を低減するために、フォークリフト50による運搬から、人力で移動させる台車等の運搬への変更を検討する等の対策を講じることができる。
以上、各図を参照して上述したように、本実施形態では、解析部312が多様な解析を行なうことにより、ユーザ40やフォークリフト50といった、物品の運搬主体の稼働状況を多様に解析することができる。また、多様な解析結果を、倉庫の管理者等に対して提示することができる。
倉庫の管理者等は、この提示された多様な解析結果を参照することにより、ユーザ40やフォークリフト50の稼働状況を把握することができ、これらをより効率よく管理することができる。例えば、フォークリフト50の適正台数を把握して、フォークリフト50を過剰に所有するようなこと防止する等の対応をとることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略及び置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本発明の実施形態を以下の変形例のように変形してもよい。
<第1変形例>
上述の実施形態では、位置通信装置21を利用して、携帯端末10(を携帯するユーザ40)の位置を特定していた。これに限らず、他の方法で位置を特定するようにしてもよい。例えば、GPS(Global Positioning System)における衛星からの信号が受信できるような環境であれば、GPSによる測位結果を利用して位置を特定するようにしてもよい。
<第2変形例>
上述の実施形態では、倉庫におけるフォークリフト50を対象として稼働状況解析処理を行っていた。これに限らず、ユーザ40と共に移動するフォークリフト50以外の移動体を対象として稼働状況解析処理を行なうようにしてもよい。また、倉庫に限らず、他の所定の領域を対象として稼働状況解析処理を行なうようにしてもよい。
<第3変形例>
上述の実施形態では、積載通信装置22や搭乗通信装置23がフォークリフト50に設置されている状態から説明をした。この点、積載通信装置22や搭乗通信装置23は、フォークリフト50の一部として実現されてもよいが、フォークリフト50から脱着可能に実現されてもよい。これにより他の倉庫や他のフォークリフト50や他の倉庫を対象として稼働状況解析処理を行なう場合に、他の倉庫の他のフォークリフト50積載通信装置22や搭乗通信装置23を取り付けるのみで、稼働状況解析処理を行なうことができる。また、これにより汎用のフォークリフト50に加工等を行なう必要なく、低コストで、稼働状況解析処理を行なうことができる。
また、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。また、上述した各機能ブロックのそれぞれは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
換言すると、図3、図4及び図5に図示した機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。すなわち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムSに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3、図4及び図5に図示した例に限定されない。
例えば、本実施形態に含まれる機能的構成を、演算処理を実行するプロセッサによって実現することができ、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
また、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワーク又は記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されることによりユーザに提供されてもよく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供されてもよい。装置本体とは別に配布される記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図3のROM12及び図5のROM32や、図3の記憶部15及び図5の記憶部35に含まれるハードディスク等の補助記憶装置で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置及び複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
10 携帯端末
11、31 CPU
12、32 ROM
13、33 RAM
14、34 通信部
15、35 記憶部
16、36 入力部
17、37 表示部
18 ビーコン信号受信部
21 位置通信装置
22 積載通信装置
23 搭乗通信装置
30 情報処理装置
40 ユーザ
50 フォークリフト
60 物品
70 棚
111 受信状態管理部
112 受信状態通知部
151 受信状態記憶部
211 位置ビーコン送信部
221 物品検出部
222 積載ビーコン送信部
231 搭乗ビーコン送信部
311 受信状態取得部
312 解析部
313 解析結果提示部
351 受信状態記憶部
352 解析結果記憶部
S 情報処理システム

Claims (11)

  1. 第1通信装置から送信される携帯端末の現在位置を示す第1信号と、第2通信装置から送信される物品を運搬する移動体における前記物品の積載状態を示す第2信号と、第3通信装置から送信される前記移動体におけるユーザの搭乗状態を示す第3信号とを受信可能な前記携帯端末における、前記第1信号、前記第2信号、及び前記第3信号それぞれの受信状態を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した受信状態に基づいて、前記携帯端末を携帯すると共に前記移動体に搭乗して作業を行なうユーザの稼働状況及び前記移動体の稼働状況の何れか又は双方の稼働状況を解析する解析手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記解析手段は、
    前記取得手段が取得した前記第1信号の受信状態に基づいて、前記ユーザが所定領域に在圏しているか否かを解析する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記解析手段は、
    前記取得手段が取得した受信状態において、前記第2信号が受信されていない状態であり、且つ、前記第3信号が受信されていない状態の場合に、前記ユーザが、前記移動体を使用していない作業中であると解析する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記解析手段は、
    前記取得手段が取得した受信状態において、前記第2信号が受信されている状態であり、且つ、前記第3信号が受信されていない状態の場合に、前記ユーザが、前記物品を前記移動体に手積み又は手降ろしする作業中であると解析する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記解析手段は、
    前記取得手段が取得した受信状態において、前記第2信号が受信されていない状態であり、且つ、前記第3信号が受信されている状態の場合に、前記ユーザが、前記移動体に物品を積載しない状態で前記移動体に搭乗して作業中であると解析する、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記解析手段は、
    前記取得手段が取得した受信状態において、前記第2信号が受信されている状態であり、且つ、前記第3信号が受信されている状態の場合に、前記ユーザが、前記移動体に物品を積載した状態で前記移動体に搭乗して作業中であると解析する、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置と、前記携帯端末とを備えた情報処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記第1信号、前記第2信号、及び前記第3信号を受信可能な端末側第1通信手段と、
    前記端末側第1通信手段における、前記第1信号、前記第2信号、及び前記第3信号それぞれの受信状態を、通信により前記情報処理装置が備える前記取得手段に取得させる端末側第2通信手段と、
    を備える、
    情報処理システム。
  8. 複数の前記第1通信装置を更に備えた請求項7に記載の情報処理システムであって、
    複数の前記第1通信装置は、所定領域に分散して配置されると共に、所定の周期で前記第1信号を送信する第1無線通信手段を備え、
    前記情報処理装置は、前記取得手段が取得した受信状態において、前記第1信号が何れの第1通信装置から送信された第1信号であるかに基づいて、前記携帯端末の現在位置を特定する、
    情報処理システム。
  9. 前記第2通信装置を更に備えた請求項7又は8に記載の情報処理システムであって、
    前記第2通信装置は、前記移動体に配置されると共に、
    前記移動体に物品が積載されているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段により、前記移動体に物品が積載されていると検出された場合に、前記第2信号を近距離無線通信にて送信する第2無線信手段と、
    を備える、
    情報処理システム。
  10. 前記第3通信装置を更に備えた請求項7乃至9の何れか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記第3通信装置は、前記移動体に配置されると共に、所定の周期で前記第3信号を近距離無線通信にて送信する第3無線通信手段を備える、
    情報処理システム。
  11. 第1通信装置から送信される携帯端末の現在位置を示す第1信号と、第2通信装置から送信される物品を運搬する移動体における前記物品の積載状態を示す第2信号と、第3通信装置から送信される前記移動体におけるユーザの搭乗状態を示す第3信号とを受信可能な前記携帯端末における、前記第1信号、前記第2信号、及び前記第3信号それぞれの受信状態を取得する取得機能と、
    前記取得機能が取得した受信状態に基づいて、前記携帯端末を携帯すると共に前記移動体に搭乗して作業を行なうユーザの稼働状況及び前記移動体の稼働状況の何れか又は双方の稼働状況を解析する解析機能と、
    をコンピュータに実現させる情報処理プログラム。
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