JP2021009553A - 分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】運搬機械に関する分析を実行できる、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体を提供する。【解決手段】実施形態に係る分析システムは、処理装置を備える。前記処理装置は、運搬機械を動作させる第1作業及び前記運搬機械を動作させない第2作業を含む作業の開始を示す開始情報と、前記作業の終了を示す終了情報と、を受け付ける。前記処理装置は、前記運搬機械の動きを検出する第1検出器から送信された第1信号を用いて、前記開始情報及び前記終了情報から特定される作業期間における前記運搬機械の稼働状況を分類する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
製造現場、物流拠点などでは、物品を運搬する運搬機械(例えばフォークリフト)が用いられている。運搬機械の稼働率は、高いことが望ましい。運搬機械を効率的に稼働させるために、運搬機械に関する分析を実行できる技術が望まれている。
国際公開第2017/159365号公報 特開2008−128686号公報
本発明が解決しようとする課題は、運搬機械に関する分析を実行できる、分析システム、分析方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
実施形態に係る分析システムは、処理装置を備える。前記処理装置は、運搬機械を動作させる第1作業及び前記運搬機械を動作させない第2作業を含む作業の開始を示す開始情報と、前記作業の終了を示す終了情報と、を受け付ける。前記処理装置は、前記運搬機械の動きを検出する第1検出器から送信された第1信号を用いて、前記開始情報及び前記終了情報から特定される作業期間における前記運搬機械の稼働状況を分類する。
第1実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態に係る分析システムの適用例を表す模式図である。 第1実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第1実施形態の第1変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態の第2変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態の第2変形例に係る分析システムの動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の第2変形例に係る分析システムの動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の第3変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態の第3変形例に係る分析システムの動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の第3変形例に係る分析システムの動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の第3変形例に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第1実施形態の第3変形例に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第1実施形態の第4変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態の第4変形例に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第2実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第2実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第2実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第2実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第2実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。 第2実施形態の変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。 第2実施形態の変形例に係る分析システムの適用例を表す模式図である。 出力装置に表示されるGUIを表す模式図である。 出力装置に表示されるGUIを表す模式図である。 出力装置に表示されるGUIを表す模式図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
第1実施形態に係る分析システム100は、物品を運搬する運搬機械90に関する分析を行う。図1に表したように、分析システム100は、処理装置1を備える。図1に表した例では、分析システム100は、読取装置2、入力装置3、出力装置4、及び第1検出器11をさらに備える。
第1検出器11は、運搬機械90の動きを検出する。第1検出器11は、検出結果に基づく第1信号を処理装置1に送信する。処理装置1は、受信した第1信号を用いて、運搬機械90の稼働状況を分類する。第1検出器11は、例えば加速度センサである。処理装置1は、処理回路を含む中央演算処理装置を備える。
分析対象となる運搬機械90は、例えば、フォークリフト、クレーン、無人搬送車(AGV)、ドローンなどである。ここでは、「運搬機械」とは、物品を運ぶために比較的短距離を移動する機械を指す。例えば、「運搬機械」は、物流拠点、工場、納品所などの特定の敷地内を移動する、又は特定の複数の敷地の間を往復する。
このため、「運搬機械」は、物品を運ぶために長距離を移動するトラック、船舶、列車、航空機などを含まない。また、短距離を移動する機械であっても、主として人を搬送の対象とする、車(バス、タクシー等)、列車、船舶、航空機は、「運搬機械」には含まれない。
稼働状況の分類には、例えば、第1分類及び第2分類が含まれる。第1分類は、運搬機械が動いていることを示す。第1分類は、例えば「主作業」と呼ばれる。第2分類は、運搬機械が動いていないことを示す。第2分類は、例えば、「ムダ」又は「余裕」と呼ばれる。
処理装置1は、さらに、作業の開始を示す開始情報と、前記作業の終了を示す終了情報と、を受け付ける。これらの情報は、読取装置2から送信される。例えば、開始情報及び終了情報は、作業の内容を示す情報を含む。処理装置1は、開始情報を受け付けた時刻を、作業の開始時刻として扱う。処理装置1は、終了情報を受け付けた時刻を、作業の終了時刻として扱う。又は、開始情報及び終了情報は、作業の開始時刻及び終了時刻をそれぞれ含んでいても良い。
例えば、読取装置2は、バーコードリーダである。運搬機械90を使用する作業者は、読取装置2を用いて所定のバーコードを読み取る。これにより、バーコードによって特定される作業の情報とともに、開始情報又は終了情報が処理装置1へ送信される。
処理装置1には、入力装置3から情報が入力される。例えば、ユーザは入力装置3を操作し、稼働状況の分析を開始又は停止させる。ユーザは、入力装置3を通して、分析に用いられる情報を処理装置1に入力しても良い。入力装置3は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、及びマイク(音声入力)の少なくともいずれかを含む。作業者は、読取装置2に代えて、入力装置3を用いて、作業の開始又は終了を示す情報を処理装置1へ入力しても良い。
処理装置1は、ユーザが認識できるように、出力装置4に情報を出力させる。例えば、処理装置1は、分析結果を含む情報を出力装置4へ送信する。出力装置4は、受信した情報を、ユーザが認識できるように出力する。出力装置4は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、及びプロジェクタの少なくともいずれかを含み、ユーザが分析結果を視認できるように出力する。
出力装置4がディスプレイ又はプロジェクタのとき、処理装置1は、出力装置4にグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示させても良い。処理装置1は、GUIに分析結果を表示させることができる。また、ユーザは、GUIを通して、処理装置1へ情報を入力することができる。
処理装置1は、既存のファイルの読込機能を有しても良い。処理装置1は、既存のファイルを読み込み、そのファイルに含まれる情報を取得する。また、処理装置1は、分析結果に基づく情報を、CSV(Comma-Separated Values)などの所定の形式のファイルで出力しても良い。
図2は、第1実施形態に係る分析システムの適用例を表す模式図である。
図2に表した例では、運搬機械90は、フォークリフトである。第1検出器11は、例えば、フォークリフトに取り付けられた加速度センサである。
この例では、第1検出器11としてスマートフォンSP1が用いられている。スマートフォンSP1の加速度計が第1検出器11として機能する。また、スマートフォンSP1の中央演算処理装置(CPU)などが処理装置1として機能する。スマートフォンSP1のタッチパネルが、入力装置3及び出力装置4として用いられても良い。
読取装置2は、バーコードリーダである。例えば、作業の内容が記載された書類に、バーコードBCが印字されている。作業者は、作業の開始時及び作業の終了時に、読取装置2を用いてバーコードBCを読み取る。読取装置2は、Bluetooth(登録商標)などの無線通信により、スマートフォンSP1と接続される。読取装置2は、読み取った情報を、スマートフォンSP1へ送信する。
例えば、バーコードBCは、書類に記載された作業を示す識別情報を含む。読取装置2は、識別情報を処理装置1へ送信する。処理装置1は、識別情報を受信すると、サーバ等に記憶された情報を参照し、識別情報に対応する作業を検索する。これにより、処理装置1は、開始された作業及び終了された作業を特定する。
第1検出器11から送信される第1信号は、運搬機械90の動きに関する。動きが大きいと、運搬機械90が稼働中であることを示す。例えば、処理装置1は、第1信号から、運搬機械90の動きを示す第1値を得る。第1検出器11が加速度センサであるとき、第1値は、加速度に対応する。
処理装置1は、第1値を第1閾値と比較する。第1値が第1閾値以上のとき、処理装置1は、運搬機械90の稼働状況を第1分類に分類する。第1値が第1閾値未満のとき、処理装置1は、運搬機械90の稼働状況を第2分類に分類する。第1閾値は、ユーザ又は処理装置1により予め設定される。
稼働状況の分類に用いる時間が予め設定されていても良い。処理装置1は、第1値が第1閾値以上の状態が設定時間以上継続されると、稼動状況を第1分類に分類する。処理装置1は、第1値が第1閾値未満の状態が設定時間以上継続されると、稼動状況を第2分類に分類する。一例として、当該時間は、1秒以上5秒以下に設定される。
処理装置1は、作業期間における運搬機械90の稼動状況を分類する。作業期間は、開始情報及び終了情報によって特定される。例えば、処理装置1は、開始情報及び終了情報を受け付けると、それぞれの時刻を記録する。処理装置1は、開始情報を受け付けた時刻から終了情報を受け付けた時刻までの期間を、作業期間として扱う。開始情報及び終了情報に、作業の開始時刻及び終了時刻がそれぞれ含まれても良い。この場合、処理装置1は、開始時刻から終了時刻までの期間を作業期間として扱う。
ここでは、「作業」とは、運搬機械90を動作させる第1作業と、運搬機械90を動作させない第2作業と、を含む。
例えば、運搬機械90がフォークリフトのとき、第1作業では、作業者がフォークリフトを操縦し、物品が載置されたパレットへのフォークの差し込み、フォークによる物品の搬送、パレットからのフォークの抜き出しなどを実行する。第2作業では、作業者は、フォークリフトによる運搬前の点検及び準備などを実行する。例えば、点検は、フォークリフトや物品の点検を含む。準備は、運搬指示の確認などを含む。
又は、運搬機械90がクレーンのとき、第1作業では、作業者がクレーンを操縦し、物品が置かれた場所へのクレーンの移動、クレーンによる物品の運搬などを実行する。第2作業では、作業者は、クレーンへの物品の取り付け、クレーンからの物品の取り外しなどを実行する。
第1実施形態の効果を説明する。
運搬機械90の稼働状況を分類することで、その運搬機械90がどの程度効率的に運用されているかを分析できる。具体的には、第1分類に分類された期間が長いほど、運搬機械90は効率的に運用されているとみなせる。第2分類に分類された期間が長い場合には、運搬機械90が稼動している期間がより長くなるように、作業内容や運搬計画などを変更する。これにより、運搬機械90の稼働率を高め、生産性又は運搬効率を向上させることができる。
より詳細な分析のためには、作業期間を特定して、運搬機械90の稼働状況を分類することが望ましい。例えば、稼働状況が第2分類に分類されるときには、2つのケースが存在する。1つ目は、作業者が実際に作業していたにも拘わらず、運搬機械90が使用されなかったケースである。2つ目は、作業が実行されていないために、運搬機械90が使用されなかったケースである。これらのケースでは、運搬機械90の稼働率を向上させるための対策が、互いに異なる。
そこで、第1実施形態に係る分析システム100では、処理装置1は、開始情報及び終了情報を受け付ける。そして、処理装置1は、開始情報を受け付けてから終了情報を受け付けるまでの作業期間における運搬機械90の稼働状況を分類する。これにより、ユーザは、どのような対策を採れば運搬機械90の稼働率を向上できるか、より具体的な対策を検討できるようになる。
分析結果の一例として、所定期間において、作業が行われていたにも拘わらず、運搬機械90が使用された期間が短かった。すなわち、第1分類に分類された期間が短く、第2分類に分類された期間が長かった。この場合には、その作業において運搬機械90の稼働率を高めるように、作業を改善することが考えられる。又は、その作業において運搬機械90を使用しない期間は、別の作業で運搬機械90を使用するように、各作業への運搬機械90の割り当てを変更することが考えられる。
別の一例として、作業期間において第1分類に分類された期間は長かったが、所定期間の大半において作業が行われていなかった。この結果、所定期間における運搬機械90の稼動率が低かった。この場合、作業の実行時刻を変更したり、作業が行われていない期間に運搬機械90を別の作業に割り当てたりするなどの対策が考えられる。
このように、実際に作業が行われた期間の特定と稼働状況の分類を組み合わせることで、より詳細な分析が可能となる。この結果、例えば、運搬機械90の稼働率のさらなる向上が可能となる。
処理装置1は、さらに非作業期間における運搬機械90の稼動状況を分類しても良い。非作業期間は、作業期間以外の期間である。例えば、非作業期間は、作業期間と連続する所定の長さの期間である。予め設定された期間において、作業期間以外の期間が、非作業期間として扱われても良い。例えば、処理装置1は、開始情報及び終了情報の受け付けに拘わらず、所定期間の間、連続的に稼働状況を分類しても良い。処理装置1は、所定期間の各時点における稼動状況の分類完了後に、その所定期間内での作業期間における分類結果を特定する。通常、非作業期間では、運搬機械90は動いていない。このため、非作業期間における運搬機械90の稼働状況は、第2分類に分類される。
第1実施形態に係る分析システム100は、運搬機械90に好適に用いられる。一般的に、運搬機械は、ある限られたエリア内において、複数の停止場所の間を頻繁に移動する。例えば、運搬機械は、1つの停止場所で物品を保持すると、別の停止場所へ移動し、その別の停止場所で物品を下ろす。また、運搬機械を使用する作業者は、運搬機械で運ぶ物品を整理したり、運搬機械に物品を取り付けたりする。これらの作業中は、運搬機械は停止している。このように、運搬機械の状態は、長距離を移動するトラック、鉄道車両などに比べて、頻繁に切り替わる。このため、運搬機械の場合、長距離を連続的に移動するトラック、鉄道車両などと比べて、稼働率を向上させるための対策を実行できる余地が大きい。運搬機械について稼動状況を分類することで、例えば、稼動率を効率的に向上させることが可能となる。
実施形態に係る分析システム100は、特に、人(例えば作業者)が操作する運搬機械90に好適に用いられる。無人で動作する運搬機械90は、例えば、動作が予めスケジュールされる。無人の運搬機械90は、スケジュールされた通りに動作するため、人が操作する運搬機械90に比べて、予定された動作と実際の動作との間の差異は小さい。このため、無人の運搬機械90については、実施形態に係る分析システム100を用いることがより望ましいものの、作成されたスケジュールを基に分析することも可能である。一方で、人が操作する運搬機械90は、無人の運搬機械90に比べて、予定と実績との差異が大きい。実施形態に係る分析システム100を用いることで運搬機械90の稼動率を改善できる余地がより大きい。
第1検出器11としては、上述した加速度計以外に、角速度センサ、測距センサ、電波センサ、又は撮像装置などを用いることができる。例えば、角速度センサにより、運搬機械90の動きを検出しても良い。この場合、第1信号から得られる第1値は、角速度に対応する。又は、ある場所に測距センサを取り付け、測距センサと運搬機械90との間の距離を検出しても良い。この場合、検出された距離から算出される移動速度が第1値に対応する。又は、ある場所に電波センサを取り付け、運搬機械90の移動速度を検出しても良い。撮像装置で運搬機械90を撮影し、取得した画像に基づいて運搬機械90の動きを検出しても良い。例えば、撮像装置は、処理装置1へ画像データを送信する。処理装置1は、画像中の運搬機械90を識別する。処理装置1は、画像の撮影時刻及び画像中の運搬機械90の位置の変化から、運搬機械90の移動速度を算出する。
第1検出器11の具体的な構成は、運搬機械90の動きを検出できれば、上述した例に限定されない。ただし、第1検出器11は、運搬機械90に対して外部から取り付け可能であることが望ましい。第1検出器11が、上述した例のいずれかである場合、運搬機械90を改造等せずに、第1検出器11を運搬機械90に取り付けることができる。従って、既に稼働している運搬機械90に対しても、分析システム100を容易に適用することができる。
より望ましくは、第1検出器11は、加速度センサ又は角速度センサである。第1検出器11が加速度センサ又は角速度センサであるとき、運搬機械90の動きを示す第1値は、第1信号に含まれる。すなわち、加速度センサ及び角速度センサは、加速度及び角速度を示すデータを含む信号をそれぞれ送信する。これらのセンサを用いることで、測距センサ、電波センサ、撮像装置、又は測位システムなどを用いるときに比べて、運搬機械90の動きを、直接的且つ高精度に検出できる。これにより、稼働状況の分類の精度をさらに向上させることができる。
図3は、第1実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。
図3では、複数の運搬機械A〜Cの分析結果が表示されている。この例では、1日の所定期間における作業期間及び非作業期間が表示されている。作業期間は、パターンが付されたブロックで表され、非作業期間は、線で表されている。作業期間において、第1分類CL1と判定された期間には、密度の低いドットが付されている。第2分類CL2と判定された期間には、密度の高いドットが付されている。
図3に示す例では、運搬機械Aに関して、作業a〜cが実行されている。作業a〜cのいずれにおいても、第1分類と判定された期間が長い。また、作業a〜cの互いの間隔が短い。このため、運搬機械Aは、効率的に運用されていることが分かる。
運搬機械Bに関しては、作業d及びeが実行されている。作業d及びeの両方において、第1分類と判定された期間が長い。しかし、作業dとeの間隔が長い。この分析結果から、運搬機械Bの稼働率を向上させるためには、例えば、作業dとeの間に、別の作業で運搬機械Bを用いれば良いことがわかる。
運搬機械Cに関しては、作業f〜hが実行されている。作業f〜hの互いの間隔は、比較的短い。しかし、作業f〜hのそれぞれにおいて、第2分類と判定された期間が長い。この分析結果から、運搬機械Cの稼働率を向上させるためには、例えば、作業f〜hのそれぞれの内容を改善することが考えられる。
(第1変形例)
図4は、第1実施形態の第1変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図4に表した第1変形例に係る分析システム110では、処理装置1は、第1検出器11に代えて、第2検出器12から第2信号を受信する。
第2検出器12は、運搬機械90における物品の有無を検出する。第2検出器12は、検出結果に基づく第2信号を、処理装置1に送信する。処理装置1は、第2信号を用いて運搬機械の稼働状況を分類する。
例えば、第2検出器12は、赤外線センサである。第2検出器12は、運搬機械において物品が保持される空間に向けて赤外線を照射する。第2検出器12から送信される第2信号は、反射光の強度に関する。反射光の強度が大きいと、運搬機械が物品を保持していることを示す。
例えば、処理装置1は、第2信号から、運搬機械90における物品の有無を示す第2値を得る。第2検出器12が赤外線センサであるとき、第2値は、反射光の強度に対応する。処理装置1は、第2値を第2閾値と比較する。第2値が第2閾値以上のとき、処理装置1は、運搬機械90の稼働状況を第1分類に分類する。第2値が第2閾値未満のとき、処理装置1は、運搬機械90の稼働状況を第2分類に分類する。第2閾値は、ユーザ又は処理装置1により予め設定される。
第1検出器11に代えて第2検出器12を用いた場合でも、分析システム100と同様に、運搬機械に関するより詳細な分析が可能となる。
第2検出器12としては、赤外線センサ以外に、荷重センサ、圧力計、電力計、又は測距センサなどが用いられる。例えば、荷重センサで、運搬機械90の物品を保持する部分に加わる荷重を検出しても良い。この場合、第2信号から得られる第2値は、荷重に対応する。運搬機械90に加わる圧力(油圧、空圧、又は気圧)又は電力を検出し、物品の有無を検出しても良い。この場合、第2信号から得られる第2値は、圧力又は電力を示す。運搬機械90が物品を保持しているとき、運搬機械90が物品を保持していないときに比べて、圧力又は電力は増大する。又は、測距センサで、運搬機械90の特定の部分と載置される物品との距離を検出しても良い。この場合、例えば、運搬機械90の特定部分と物品との距離の逆数が第2値として用いられる。例えば、運搬機械90が物品を保持していないときには、距離が大きくなり、第2値が小さくなる。いずれの場合においても、第2信号から得られる第2値を第2閾値と比較することで、運搬機械90における物品の有無を検出できる。
第2検出器12の具体的な構成は、運搬機械90における物品の有無を検出できれば、上述した例に限定されない。ただし、第2検出器12は、運搬機械90に対して外部から取り付け可能であることが望ましい。第2検出器12が、上述した例のいずれかである場合、運搬機械90を改造等せずに、第2検出器12を運搬機械90に取り付けることができる。従って、既に稼働している運搬機械90に対しても、分析システム110を容易に適用することができる。
(第2変形例)
図5は、第1実施形態の第2変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図5に表した第2変形例に係る分析システム120では、処理装置1は、第1検出器11から第1信号を受信し、第2検出器12から第2信号を受信する。処理装置1は、第1信号及び第2信号の両方に基づいて、運搬機械90の稼動状況を3つ以上に分類する。
第1信号に基づく第1値が第1閾値以上であり、且つ第2信号に基づく第2値が第2閾値以上のとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第1分類に分類する。第1分類は、運搬機械が動いており且つ物品を保持していることを示す。
第1値が第1閾値未満のとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を、第2分類に分類する。第2分類は、運搬機械が動いていないことを示す。例えば、第1値が第1閾値未満であれば、第2値に拘わらず、稼働状況は第2分類に分類される。
第1値が第1閾値以上であり、且つ第2値が第2閾値未満のとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を、第3分類に分類する。第3分類は、運搬機械が動いているが、物品を保持していないことを示す。第3分類は、例えば「付随」と呼ばれる。フォークリフトの例では、物品を運搬した後に別の場所へ移動している状態などが第3分類に分類される。
例えば、分析システム100において第1分類と判定されたときでも、実際には運搬機械90が物品を運搬していないことがある。分析システム120によれば、運搬機械90が物品を運搬している状態と、運搬機械90が物品を持たずに移動している状態と、を分けて分類できる。例えば、この分類結果を基に、ユーザは、運搬機械90が物品を運搬している期間がより長くなるように、物品の配置や運搬機械90の移動経路を変更できる。
このように、第1信号及び第2信号に基づいて稼動状況がより細かく分類されることで、より詳細な分析が可能となる。この結果、例えば、運搬機械の稼働率のさらなる向上が可能となる。
図6及び図7は、第1実施形態の第2変形例に係る分析システムの動作を表すフローチャートである。
図6及び図7を参照して、分析システム120の動作の一例を説明する。
図6に表した例では、処理装置1は、時刻tが規定された時刻t1になると分析を開始する(ステップS1)。処理装置1は、第1信号及び第2信号を受信する(ステップS11)。処理装置1は、第1信号が第1条件を充足するか判定する(ステップS12)。第1検出器11が加速度センサのとき、加速度に対応する第1値が第1閾値以上であること、が第1条件として設定される。第1条件が充足されないとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第2分類に分類する(ステップS13)。
第1条件が充足されるとき、処理装置1は、第2信号が第2条件を充足するか判定する(ステップS14)。第2検出器12が赤外線センサのとき、反射波強度に対応する第2値が第2閾値以上であること、が第2条件として設定される。第2条件が充足されるとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第1分類に分類する(ステップS15)。第2条件が充足されないとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第3分類に分類する(ステップS16)。ステップS15又はS16の後、処理装置1は、時刻tが規定された時刻t2になっているか判定する(ステップS2)。時刻tが時刻t2では無いとき、再度ステップS11が実行される。これにより、時刻t1から時刻t2までの各時刻における稼動状況が分類される。
処理装置1は、稼働状況の分類と並行して、開始情報を受け付け(ステップS3)、終了情報を受け付ける(ステップS4)。読取装置2から送信された信号が別の装置で受信され、その別の装置から処理装置1へ開始情報及び終了情報が送信されても良い。この場合、ステップS3及びS4は、同時に実行されても良い。
処理装置1は、稼働状況の分類結果と、開始情報及び終了情報によって特定される作業期間と、を対応付ける(ステップS6)。処理装置1は、対応付けた結果を出力装置4に出力させる(ステップS7)。
図7に表した動作では、処理装置1は、開始情報を受け付けると(ステップS3)、稼動状況の分類を実行する(ステップS11〜S16)。処理装置1は、終了情報を受け付けたか判定する(ステップS5)。終了情報を受け付けていないとき、処理装置1は、再度ステップS11を実行する。これにより、終了情報を受け付けるまで、稼動状況の分類が繰り返される。終了情報を受け付けると、処理装置1は、作業期間における分類結果を出力装置4に出力させる(ステップS7)。
処理装置1は、複数の作業のそれぞれに関する開始情報及び終了情報を受け付けても良い。処理装置1は、図6に表した動作を実行する場合、時刻t1から時刻t2までの期間における分析結果に、複数の作業のそれぞれの作業期間を対応付ける。処理装置1は、図7に表した動作を実行する場合、作業の開始情報を受け付けるたびに、稼働状況の分類を開始する。
(第3変形例)
図8は、第1実施形態の第3変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図8に表した第3変形例に係る分析システム130では、処理装置1は、第1検出器11及び第2検出器12に加えて、第3検出器13から第3信号を受信する。
第3検出器13は、運搬機械付近における作業者の有無を検出し、検出結果に基づく第3信号を処理装置1へ送信する。処理装置1は、第1信号及び第2信号に加えて、第3信号を用いて、運搬機械の稼働状況を分類する。
例えば、運搬作業に関わる作業者OPは、特定の周波数の電波を発する発信機13aを携帯する。第3検出器13は、その周波数の電波を受信する受信機である。また、発信機13aから発せられる電波は、別の発信機と区別するための識別情報を含む。第3検出器13は、その識別情報を含む電波のみを検出する。これにより、運搬機械90付近における特定の作業者の有無のみが、第3検出器13により検出される。例えば、第3信号は、受信した電波の強度に関する。第3信号の強度が大きいと、作業者OPが運搬機械90付近にいることを示す。第3信号から得られる第3値は、電波の強度に対応する。又は、第3信号は、運搬機械90付近における作業者の検出結果を示しても良い。
稼働状況の分類は、例えば、上述した第1分類〜第3分類に加えて、第4分類をさらに含む。第4分類は、運搬機械が動いておらず、作業者が運搬機械付近にいることを示す。第4分類は、例えば「段取り」と呼ばれる。作業者が運搬機械付近で運搬の準備をしている場合などが第4分類に分類される。
例えば、処理装置1は、電波の強度を示す第3値を、第3閾値と比較する。第3閾値は、ユーザ又は処理装置1により予め設定される。
例えば、処理装置1は、運搬機械90の稼動状況を以下のように分類する。
第1値が第1閾値未満であり、且つ第3値が第3閾値未満のとき、処理装置1は、運搬機械90の稼働状況を、第2分類に分類する。第2分類は、運搬機械90が動いておらず、運搬機械90付近に作業者がいないことを示す。
第1値が第1閾値未満であり、且つ第3値が第3閾値以上のとき、処理装置1は、運搬機械90の稼働状況を、第4分類に分類する。
第1分類又は第3分類への分類は、第2変形例に係る分析システム120と同様に、第1値及び第2値を用いて行われる。
発信機13aは、例えばビーコンである。第3検出器13は、ビーコンから送信された電波を検出する。図2に表したように、運搬機械90にスマートフォンSP1が取り付けられる場合、このスマートフォンSP1がビーコン信号を受信しても良い。
第1検出器11及び第2検出器12と同様に、第3検出器13も、運搬機械90に対して外部から取り付け可能であることが望ましい。これにより、運搬機械90を改造等せずに第1検出器11〜第3検出器13を運搬機械90に取り付けることができる。従って、既に稼働している運搬機械90に対しても、分析システム120を容易に適用することができる。
図9及び図10は、第1実施形態の第3変形例に係る分析システムの動作を表すフローチャートである。
図9及び図10を参照して、分析システム130の動作の一例を説明する。
図9に表した例では、処理装置1は、時刻t1になると(ステップS1)、第1信号〜第3信号を受信する(ステップS21)。処理装置1は、第1信号〜第3信号を受信する(ステップS21)。処理装置1は、第1信号が第1条件を充足するか判定する(ステップS22)。第1条件が充足されるとき、処理装置1は、第2信号が第2条件を充足するか判定する(ステップS23)。第2条件が充足されるとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第1分類に分類する(ステップS24)。第2条件が充足されないとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第3分類に分類する(ステップS25)。
ステップS22で第1条件が充足されないとき、処理装置1は、第3信号が第3条件を充足するか判定する(ステップS26)。第3信号が電波強度を示すとき、電波強度が第3閾値以上であること、が第3条件として設定される。第3信号は、運搬機械付近における作業者の検出結果を示しても良い。この場合、運搬機械付近に作業者がいること、が第3条件として設定される。第3条件が充足されるとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第4分類に分類する(ステップS27)。第3条件が充足されないとき、処理装置1は、運搬機械の稼働状況を第2分類に分類する(ステップS28)。
ステップS24、S25、S27、又はS27の終了後、処理装置1は、時刻tが規定された時刻t2になっているか判定する(ステップS2)。時刻tが時刻t2では無いとき、再度ステップS21が実行される。ステップS3、S4、S6、及びS7については、第2変形例に係る分析システム120の動作における処理と同様である。
図10に表した動作では、処理装置1は、開始情報を受け付けると(ステップS3)、稼動状況の分類を実行する(ステップS21〜S28)。処理装置1は、終了情報を受け付けたか判定する(ステップS5)。終了情報を受け付けていないとき、処理装置1は、再度ステップS21を実行する。稼動状況の分類が終了すると、処理装置1は、ステップS7の処理を実行する。
図11及び図12は、第1実施形態の第3変形例に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。
例えば、分析システム130は、ある期間中、運搬機械の稼働状況を継続的に分析する。処理装置1は、その期間に含まれる作業期間中の各時点での稼働状況の分類結果に基づき、作業期間における各分類の合計時間を算出する。ここでは、処理装置1が稼働状況を第1分類〜第4分類のいずれかに分類したときの結果について説明する。
処理装置1は、例えば図11(a)に表したような円グラフを、出力装置4に表示させる。図11(a)に表した円グラフにおいて、第1分類CL1〜第4分類CL4の面積の割合は、作業期間における第1分類CL1〜第4分類CL4の合計時間の割合を示している。円グラフが表示されることで、ユーザは、作業期間における運搬機械の稼働状況の概略を容易に理解できる。
処理装置1は、図11(b)に表したようなグラフを、出力装置4に表示させても良い。グラフにおいて、横軸は日付を表し、縦軸はその日の作業期間における各分類の合計時間の割合を表している。図11(b)に表した例では、第1分類の実績が実線で示され、第3分類の実績が破線で示されている。例えば、ユーザは、実績を表示させる分類を選択できる。グラフが表示されることで、ユーザは、時間に対するある分類の割合の変化を容易に把握できる。
処理装置1は、図11(c)に表したようなガントチャートを、出力装置4に表示させても良い。ガントチャートにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は日付を表している。ガントチャートが表示されることで、ユーザは、それぞれの日の作業期間において、どの分類がどの程度の割合を占めているかを容易に把握できる。
図11(a)〜図11(c)に表したように、作業期間における稼働状況を分類した結果が可視化して出力されることで、ユーザがその結果を容易に把握できる。これにより、その結果を用いた分析が実行しやすくなる。
処理装置1は、図12に表したように、作業期間及び非作業期間を含むある期間における稼動状況の分類結果を、出力装置4に表示させても良い。図12の例では、図3と同様に、複数の運搬機械A〜Cの分析結果が表示されている。作業期間において、第1分類CL1と判定された期間には、密度の低いドットが付されている。第2分類CL2と判定された期間には、密度の高いドットが付されている。第3分類CL3と判定された期間及び第4分類CL4と判定された期間には、互いに異なる方向に引かれた斜線が付されている。
図12に表した出力結果を用いることで、例えば、非作業期間も考慮して、運搬機械の稼働率を向上させるための対策を検討できる。
図13は、第1実施形態の第4変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図13に表した分析システム140では、処理装置1は、記憶装置5に記憶された情報を参照する。記憶装置5は、運搬機械が使用される作業のスケジュールを記憶している。処理装置1は、予定されていた作業期間と実際の作業期間を対比させつつ、作業期間における稼動状況の分析結果を出力する。
図14は、第1実施形態の第4変形例に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。
図14の例では、複数の運搬機械A〜Cのそれぞれについて、各作業の予定と実績が表示されている。パターンが付されていないブロックは、各作業の予定された期間を表す。実際の作業期間は、図3と同様に、パターンが付されたブロックで表されている。作業期間における分析結果をスケジュールと対比させることで、より詳細な分析が可能となる。
例えば、運搬機械Aについては、作業a〜cが、ほぼ予定された通りに実行されていることが分かる。
運搬機械Bについては、実際の作業dの期間と作業eの期間との間隔が長い。これに対して、スケジュールでは、作業dの期間と作業eの期間との間隔は短い。予定された作業dの期間及び作業eの期間は、それぞれ、実際の作業dの期間及び作業eの期間よりも長い。この出力結果から、スケジュールが原因で運搬機械Bの稼働率が低下していたことが分かる。運搬機械Bの稼働率を向上させるためには、スケジュールの組み方を改善すれば良いことが分かる。
運搬機械Cについては、実際の作業g〜hの期間が、それぞれ、予定された作業g〜hの期間よりも長い。また、作業g〜hのそれぞれにおいて、第2分類の時間が長い。この出力結果から、例えば、第2分類の時間を短縮することで、実際の作業の期間と、予定された期間と、の差を小さくできることが分かる。また、運搬機械Cの稼働率を向上させるためには、各作業における第2分類の時間を短縮し、且つスケジュールにおける作業同士の間隔を短縮すれば良いことが分かる。
処理装置1は、開始情報及び終了情報が作業の情報を含むとき、予定された作業期間と実際の作業期間を対応付けて表示させても良い。図14に表した例では、各作業について、予定された作業期間と実際の作業期間の対応が、破線で示されている。これにより、作業の予定と実績が大きく異なっている場合でも、ユーザが予定と実績の対応を把握し易くなる。
記憶装置5は、作業の内容を記憶していても良い。例えば、読取装置2から送信される情報は、作業を特定するための識別情報を含む。処理装置1は、その識別情報を用いて、記憶装置5に記憶された作業内容を参照する。処理装置1は、作業内容を、作業者が所持する端末装置に送信する。これにより、作業者は、端末装置で作業の具体的内容を確認できるようになる。作業者が所持する端末装置が、処理装置1として機能しても良い。この場合、端末装置は、参照した情報を、その端末装置の画面に表示させる。
作業内容が表示されることで、作業者による作業の効率を向上させることができる。また、作業内容は、読取装置2から処理装置1への情報送信後に表示される。これにより、作業者が、読取装置2を用いた情報の読み取りを忘れることを防止できる。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図15に表したように、第2実施形態に係る分析システム200では、処理装置1は、第1受信機21から送信された信号を受信する。
第1受信機21は、運搬機械90の位置を検出するために、運搬機械90に取り付けられる。第1受信機21は、例えばGPS(Global Positioning System)信号を受信する。処理装置1は、第1受信機21で受信した信号に基づき、運搬機械90の位置を検出する。
例えば、処理装置1は、各時点において、稼働状況を分類するとともに、運搬機械90の位置を検出する。稼働状況の分類と運搬機械90の位置を対応付けることで、より詳細な分析が可能となる。
図16(a)、図16(b)、図17、図18(a)、図18(b)、図19(a)、及び図19(b)は、第2実施形態に係る分析システムによる出力例を表す模式図である。
出力装置4は、図16(a)に表したように、運搬機械90が通過した経路と、運搬機械90が各経路を通過する頻度と、を示す画像を表示する。図16(a)に表した例において、ピンP1〜P9は、運搬機械90が滞在していた場所を示す。ピン同士を結ぶ線分は、運搬機械90が移動した経路を示す。線分の太さは、運搬機械90がその経路を移動した頻度を示す。
又は、出力装置4は、図16(b)に表したように、運搬機械90が通過した経路と、各点における滞在時間と、を示す画像を表示する。図16(b)に表した例において、ピンP1〜P9が付された点における円C1〜C9の面積は、その点における滞在時間を示す。円の面積が大きいほど、滞在時間が長いことを示す。ピンP1〜P9が付された位置(座標)は、例えば、GPS信号に基づく緯度及び経度に対応する。
処理装置1は、運搬機械90の移動経路、移動経路を通過する頻度、運搬機械90が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを、分類された稼働状況と対応付けて出力しても良い。例えば、処理装置1は、移動経路を、稼働状況の分類に応じて区別可能に表示させる。処理装置1は、滞在場所を、稼働状況の分類に応じて区別可能に表示させる。
図17に表した例において、ピンP1〜P9が付された場所同士は、実線又は点線で結ばれている。実線は、運搬機械90がその経路を移動しているときに、稼働状況が第1分類(主作業)に分類されていることを示す。点線は、運搬機械90がその経路を移動しているときに、稼働状況が第3分類(付随)に分類されていることを示す。実線又は点線の太さは、運搬機械90がその経路を移動した頻度を示す。ある経路について、第1分類に分類されたときと第3分類に分類されたときがある場合、例えば、処理装置1は、第1分類に分類された時間の合計と、第3分類に分類された時間の合計と、を比較する。処理装置1は、より合計時間の長い方を、その経路の稼働状況として表示させる。
ピンP1〜P9が付された場所には、円又は四角が付されている。円は、運搬機械90がその場所に滞在していたときに、稼働状況が第2分類(ムダ)に分類されていることを示す。四角は、運搬機械90がその場所に滞在していたときに、稼働状況が第4分類(段取り)に分類されていることを示す。ある場所について、第2分類に分類されたときと第4分類に分類されたときがある場合、例えば、処理装置1は、第2分類に分類された時間の合計と、第4分類に分類された時間の合計と、を比較する。処理装置1は、より合計時間の長い方を、その場所の稼働状況として表示させる。
処理装置1は、分類された稼働状況ごとに、運搬機械90の移動経路、移動経路を通過する頻度、運搬機械90が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを出力しても良い。例えば、図18(a)に表したように、GUIにプルダウンメニューが表示される。ユーザは、このプルダウンメニューから、表示させたい分類を選択する。
図18(b)は、第1分類が選択されたときの出力結果を表す。運搬機械90が動いていないときは、稼働状況は第1分類には分類されない。このため、図18(b)に表した出力例では、滞在場所及び滞在時間の長さに関する情報は、表示されない。
処理装置1は、作業ごとに、運搬機械90の移動経路、移動経路を通過する頻度、運搬機械90が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを出力しても良い。
例えば、処理装置1は、複数の作業の分析結果に基づいて、運搬機械90の移動経路、移動経路を通過する頻度、運搬機械90が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さを出力可能である。図17は、複数の作業の分析に基づく総合的な出力結果の一例とする。
例えば図19(a)に表したように、GUIにプルダウンメニューが表示される。ユーザは、このプルダウンメニューから、分析結果を表示させたい作業を選択する。図19(b)は、第1作業が選択されたときの出力結果を表す。これにより、第1作業に関する稼動状況の分類のみに基づく情報が出力される。
GUIにおいて、図18(a)に表した分類を選択するメニューと、図19(a)に表した作業を選択するメニューと、の両方が表示されても良い。すなわち、処理装置1は、複数の作業の1つについて、分類された稼働状況ごとに、運搬機械90の移動経路、移動経路を通過する頻度、運搬機械90が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを出力しても良い。
このように、稼働状況を分類するとともに運搬機械90の位置を検出することで、運搬機械90について、より詳細な分析が可能となる。また、稼働状況ごと、作業ごとに分類結果を出力することで、運搬機械の稼働率を向上させるための対策がさらに検討し易くなる。
上述したGUIにおいて、より詳細な情報が表示可能であっても良い。例えば、ユーザが、図17に表した出力結果において、いずれかの経路を選択すると、その経路を移動する際の稼働状況の分類の内訳を確認できる。又は、ユーザが、図17に表した出力結果において、いずれかのピンを選択すると、そのピンの場所で運搬機械90が滞在していた時間の分類の内訳を確認できる。
また、運搬機械90には、撮像装置が取り付けられても良い。処理装置1は、作業期間において、所定時間の間、運搬機械90の稼働状況が継続して特定の分類に分類されると、撮像装置を起動させる。処理装置1は、撮像装置により周囲の状況を撮影し、記録する。又は、撮影した画像を予め設定した宛先へ送信する。
処理装置1は、例えば、運搬機械90が所定時間の間動いておらず、稼働状況が継続的に第2分類に分類されている場合に、撮像装置を起動させる。これにより、運搬機械90が所定時間の間動いていないときに、ユーザが、そのときの周囲の状況を後で確認できる。例えば、ユーザは、その画像から、運搬機械90が動いていない理由、運搬機械90の稼働効率を向上させるための対策などを検討できる。
また、運搬機械90が、ある1つの場所から別の1つの場所のみへ物品を運搬し、且つその別の1つの場所で作業が終了するとき、処理装置1は、作業の終了時刻における運搬機械90の位置を、物品の運搬先として用いても良い。
図20は、第2実施形態の変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
変形例に係る分析システム210では、処理装置1は、第2受信機22から送信された信号を受信する。運搬機械90には、第1受信機21に加えて、第2受信機22が取り付けられる。
第2受信機22は、固有の識別情報を含む信号(電波)を受信する。例えば、第2受信機22は、ビーコン信号を受信する。処理装置1は、第1受信機21又は第2受信機22で受信した信号に基づき、運搬機械90の位置を検出する。
図21は、第2実施形態の変形例に係る分析システムの適用例を表す模式図である。
例えば、運搬機械90は、建物91内部と、建物91外部と、の間を移動する。建物91内部には、第1発信機31及び複数の第3発信機33が設けられている。建物91外部には、第2発信機32が設けられている。各発信機は、例えばビーコンタグであり、固有の識別情報(ID)を含む電波を発する。
処理装置1は、第1受信機21からGPS信号が送信されると、GPS信号に基づいて運搬機械90の位置を検出する。
処理装置1は、第2受信機22から発信機の識別情報が送信されると、以下の方法により運搬機械90の位置を検出する。例えば、不図示のデータベースに、ビーコンの識別情報と、各識別情報に対応する位置情報と、が記憶されている。処理装置1は、第2受信機22から識別情報を受信すると、このデータベースにアクセスする。処理装置1は、受信した識別情報に対応する位置情報を抽出する。これにより、抽出された位置情報が示す位置に運搬機械90が有ると判定される。なお、第2受信機22が複数の発信機から電波を受信した場合、処理装置1は、最も強度が大きい電波に含まれる識別情報を位置の検出に用いる。
運搬機械90の位置は、GPS信号を用いて検出することが望ましい。運搬機械90の位置をより正確に検出できるためである。ただし、建物91内部に運搬機械90が有る場合、第1受信機21でGPS信号を受信できない可能性がある。
このため、分析システム210において、処理装置1は、運搬機械90が建物の内部に有るか否かに応じて、位置情報の検出に利用する信号を切り替える。具体的には、第1発信機31及び第2発信機32が、建物91の出入口92付近に取り付けられる。第1発信機31は建物91内部に取り付けられ、第2発信機32は建物91外部に取り付けられる。
運搬機械90が建物91内部から外部へ移動する場合を考える。運搬機械90が建物91内部の出入口92付近に有るとき、第2受信機22は、第1発信機31から送信された信号(第1電波)のみを受信し、第2発信機32から送信された信号(第2電波)を受信しない。又は、第2受信機22は、第1電波及び第2電波を受信するが、第2電波の強度は第1電波の強度よりも小さい。
その後、運搬機械90が出入口92を通過すると、第2電波の強度が第1電波の強度よりも大きくなる。このとき、処理装置1は、運搬機械90が建物91外部へ移動したと判定する。この判定後、処理装置1は、GPS信号を利用して運搬機械90の位置を検出する。
次に、運搬機械90が建物91外部から内部へ移動する場合を考える。運搬機械90が建物91外部の出入口92付近に有るとき、第1電波の強度は第2電波の強度よりも小さい。
その後、運搬機械90が出入口92を通過すると、第1電波の強度が、第2電波の強度よりも大きくなる。このとき、処理装置1は、運搬機械90が建物91内部へ移動したと判定する。この判定後、処理装置1は、第3発信機33から送られる識別情報(第3識別情報)を利用して運搬機械90の位置を検出する。
処理装置1は、例えば、運搬機械90の位置を継続的に検出する。処理装置1は、検出結果に基づき、運搬機械90の位置に関する分析を実行しても良い。例えば、処理装置1は、検出した位置を用いて、運搬機械90の移動経路、移動経路を通過する頻度、運搬機械90が滞在していた場所、及び各場所における滞在時間の長さ、の少なくともいずれかを算出する。処理装置1は、その算出結果を出力装置4へ出力する。
第1受信機21及び第2受信機22は、別々の機器であっても良いし、1つの機器であっても良い。例えば、図2に表したように、運搬機械90にスマートフォンSP1が取り付けられる場合、このスマートフォンSP1がGPS信号及びビーコン信号を受信しても良い。スマートフォンSP1は、例えば、ビーコン信号をBluetooth(登録商標)により受信する。
分析システム210では、運搬機械90が建物の内部にあるか外部にあるかに応じて、処理装置1が、運搬機械90の位置の検出に用いる信号を切り替える。このため、運搬機械90が建物の内部と外部の間を移動する場合でも、運搬機械90の位置をより正確に検出することが可能となる。
以下で、上述した各実施形態に係る分析システムのGUIの一例を説明する。
図22〜図24は、出力装置に表示されるGUIを表す模式図である。
処理装置1は、各分類の条件を設定するための設定画面を、出力装置4に表示させることができる。設定画面は、例えば図22に表したように、テーブルTaを含む。例えば、テーブルTaは、列L1〜L5を含む。列L1は分類のIDを表し、列L2は分類の名称を表す。列L3〜L5は、それぞれ、第1検出器11〜第3検出器13による検出結果を表す。
ユーザは、テーブルTaにおいてセルCeの項目を操作することで、各分類の条件を変更できる。例えば、列L2において「主作業」と入力された行では、稼働状況が主作業(第1分類)に分類される条件が設定される。この例では、運搬機械に動きが有り、運搬機械に物品が有る場合に、作業者の有無に拘わらず、主作業と分類されるよう条件が設定されている。同様に、列L2において「ムダ」、「付随」、「段取り」と入力された行では、それぞれ、稼働状況がムダ(第2分類)、付随(第3分類)、段取り(第4分類)に分類される条件が設定されている。
このように、分類の条件を変更するためのテーブルを出力装置4に表示させることで、ユーザが、運搬機械の実際の稼働状況に応じて、条件を容易に変更できる。また、列L3〜列L5の検出結果を必要に応じて組み合わせることで、運搬機械の稼動状況を所望な程度までに具体的に分類することができる。これにより、分析システムの使い勝手を向上させることができる。
処理装置1は、第1信号〜第3信号に対する第1閾値〜第3閾値を変更するための編集画面を、出力装置4に表示させても良い。
図23(a)に表した例では、領域R1に、稼働状況の分析対象となる装置名が表示される。領域R2には、分析システムを操作するためのアイコンが表示されている。アイコンIC1〜IC3は、それぞれ、稼働状況の分析を開始、停止、中断させるためのアイコンである。アイコンIC4は、第2受信機22にビーコンの電波を受信させ、処理装置1に読み込ませるためのアイコンである。
アイコンIC5は、上述した第1閾値〜第3閾値を変更する画面を開くためのアイコンである。領域R3には、直近に読み込まれたビーコンの識別情報が表示されている。領域R4では、直近に受信した第1信号の情報が表示されている。この例では、当該情報として、運搬機械90の加速度、角速度、及びジャイロ(慣性)が表示されている。また、例えば、ユーザがアイコンIC6を選択すると、図23(b)に表したように、運搬機械90の一覧Liが表示される。表示された一覧Liから、設定を変更する運搬機械を選択できる。
このように、少なくともいずれかの検出器で検出された信号(情報)、第1閾値〜第3閾値の少なくともいずれかを設定変更するための画面、発信機から発せられる電波を第2受信機22に受信させるためのアイコンの少なくともいずれかを出力装置4に表示させることで、分析システムの使い勝手を向上させることができる。
処理装置1は、図24に表したように、分類ごとに、分類された時刻、その合計時間、位置に関する情報(運搬元及び運搬先)を出力装置4に表示又は印刷させても良い。処理装置1は、図24に示した表を、所定の形式(CSVなど)で出力しても良い。
このように、分類ごとに、時刻、合計時間、及び位置に関する情報の少なくともいずれかが出力されることで、分析システムの使い勝手を向上できる。また、運搬機械90について、より詳細な分析が可能となる。
以上で説明した実施形態に係る分析システム及び分析方法を用いることで、物品を運搬する運搬機械をより詳細に分析できる。同様に、コンピュータを分析システムとして動作させるためのプログラムを用いることで、コンピュータに運搬機械をより詳細に分析させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 処理装置、 2 読取装置、 3 入力装置、 4 出力装置、 5 記憶装置、 11 第1検出器、 12 第2検出器、 13 第3検出器、 13a 発信機、 21 第1受信機、 22 第2受信機、 31〜33 発信機、 90 運搬機械、 91 建物、 92 出入口、 100〜140、200、210 分析システム、 OP 作業者、 SP1 スマートフォン

Claims (19)

  1. 運搬機械を動作させる第1作業及び前記運搬機械を動作させない第2作業を含む作業の開始を示す開始情報と、前記作業の終了を示す終了情報と、を受け付け、
    前記運搬機械の動きを検出する第1検出器から送信された第1信号を用いて、前記開始情報及び前記終了情報から特定される作業期間における前記運搬機械の稼働状況を分類する、
    処理装置を備えた分析システム。
  2. 前記処理装置は、前記運搬機械における物品の有無を検出する第2検出器から送信された第2信号をさらに用いて、前記運搬機械の稼働状況を3つ以上の分類に分類する請求項1記載の分析システム。
  3. 前記処理装置は、
    前記第1信号から得られる前記運搬機械の動きを示す第1値が第1閾値以上であり、且つ、前記第2信号から得られる前記運搬機械における物品の有無を示す第2値が第2閾値以上のとき、前記運搬機械の稼動状況を第1分類に分類し、
    前記第1値が前記第1閾値未満のとき、前記運搬機械の稼動状況を第2分類に分類し、
    前記第1値が前記第1閾値以上であり、且つ前記第2値が前記第2閾値未満のとき、前記運搬機械の稼動状況を第3分類に分類する、
    請求項2記載の分析システム。
  4. 前記処理装置は、前記運搬機械付近における人の有無を検出する第3検出器から送信された第3信号をさらに用いて、前記運搬機械の稼働状況を4つ以上の分類に分類する請求項2記載の分析システム。
  5. 前記処理装置は、
    前記第1信号から得られる前記運搬機械の動きを示す第1値が第1閾値以上であり、且つ前記第2信号から得られる前記運搬機械における物品の有無を示す第2値が第2閾値以上のとき、前記運搬機械の稼動状況を第1分類に分類し、
    前記第1値が前記第1閾値未満であり、且つ前記第3信号から得られる前記運搬機械付近における人の存在を示す第3値が第3閾値未満のとき、前記運搬機械の稼動状況を第2分類に分類し、
    前記第1値が前記第1閾値以上であり、且つ前記第2値が前記第2閾値未満のとき、前記運搬機械の稼動状況を第3分類に分類する、
    前記第1値が前記第1閾値未満であり、且つ前記第3値が前記第3閾値以上のとき、前記運搬機械の稼動状況を第4分類に分類する、
    請求項4記載の分析システム。
  6. 前記処理装置は、所定期間における前記作業期間及び前記非作業期間を示す情報と、前記作業期間における前記稼働状況の分類結果と、を出力可能である請求項1〜3のいずれか1つに記載の分析システム。
  7. 前記処理装置は、前記運搬機械の位置を示す情報を受け付け、前記運搬機械の位置と分類した前記稼働状況を対応付ける請求項1〜6のいずれか1つに記載の分析システム。
  8. 前記処理装置は、前記運搬機械の移動経路、移動経路を通過する頻度、前記運搬機械が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを、分類された前記稼働状況と対応付けて出力可能である請求項7記載の分析システム。
  9. 前記処理装置は、分類された前記稼働状況ごとに、前記運搬機械の移動経路、移動経路を通過する頻度、前記運搬機械が滞在していた場所、及び滞在していた場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを出力可能である請求項7又は8に記載の分析システム。
  10. 前記第1検出器は、前記運搬機械に対して外部から取り付け可能である請求項1〜9のいずれか1つに記載の分析システム。
  11. 運搬機械を動作させる第1作業及び前記運搬機械を動作させない第2作業を含む作業の開始を示す開始情報と、前記作業の終了を示す終了情報と、を受け付け、
    前記運搬機械の動きを検出する第1検出器から送信された第1信号を用いて、前記開始情報及び前記終了情報から特定される作業期間における前記運搬機械の稼働状況を分類する分析方法。
  12. 前記運搬機械における物品の有無を検出する第2検出器から送信された第2信号をさらに用いて、前記運搬機械の稼働状況を3つ以上の分類に分類する請求項11記載の分析方法。
  13. 前記運搬機械付近における人の有無を検出する第3検出器から送信された第3信号をさらに用いて、前記運搬機械の稼働状況を4つ以上の分類に分類する請求項12記載の分析方法。
  14. 処理装置に、
    運搬機械を動作させる第1作業及び前記運搬機械を動作させない第2作業を含む作業の開始を示す開始情報と、前記作業の終了を示す終了情報と、を受け付けさせ、
    前記運搬機械の動きを検出する第1検出器から送信された第1信号を用いて、前記開始情報及び前記終了情報から特定される作業期間における前記運搬機械の稼働状況を分類させる、
    プログラム。
  15. 前記処理装置に、前記運搬機械における物品の有無を検出する第2検出器から送信された第2信号をさらに用いて、前記運搬機械の稼働状況を3つ以上の分類に分類させる請求項14記載のプログラム。
  16. 前記処理装置に、前記運搬機械付近における人の有無を検出する第3検出器から送信された第3信号をさらに用いて、前記運搬機械の稼働状況を4つ以上の分類に分類させる請求項15記載のプログラム。
  17. 前記処理装置に、所定期間における前記作業期間及び前記非作業期間を示す情報と、前記作業期間における前記稼働状況の分類結果と、を出力させる請求項14〜16のいずれか1つに記載のプログラム。
  18. 前記処理装置に、前記運搬機械の位置を示す情報を受け付けさせ、前記運搬機械の位置と分類した前記稼働状況を対応付けさせる請求項14〜17のいずれか1つに記載のプログラム。
  19. 請求項14〜18のいずれか1つに記載の前記プログラムを記憶した記憶媒体。
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