JP2022138164A - 処理装置及び分析システム - Google Patents
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Abstract
Description
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、第1実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
実施形態に係る分析システム100は、物品を搬送する搬送装置90に関する分析を行う。図1に表したように、分析システム100は、処理部1を備える。図1に表した例では、分析システム100は、入力部2、出力部3、表示部4、第1検出器11、及び第2検出器12をさらに備える。
図2に表した例では、搬送装置90は、フォークリフトである。第1検出器11は、例えば、フォークリフトに取り付けられた加速度計である。第2検出器12は、例えば、フォークリフトのフォークに取り付けられた赤外線センサである。第2検出器12は、フォーク上方の物品が保持される空間に向けて赤外線を照射し、反射光を受信する。
まず、参考例に係る分析システムを説明する。参考例に係る分析システムでは、処理部1が第1信号のみを用いて稼働状況を分類する。この場合、処理部1には、搬送装置が動いている、または動いていないことを示す信号しか送信されない。処理部1は、例えば、第1信号を用いて、搬送装置の稼働状況を、稼働又は非稼働のいずれかに分類する。参考例によれば、搬送装置の稼働状況を大まかに分類できる。
しかし、搬送装置が動いているときでも、搬送装置が物品を運んでいない場合がある。搬送装置の稼働効率を高めるためには、このような状況の時間がより短いことが望ましい。参考例に係る分析システムによれば、搬送装置の稼働状況について、具体的な分類ができず、搬送装置の稼働効率を向上させるための詳細な分析が困難であった。
例えば、第1信号及び第2信号を用いることで、搬送装置が動いているときに、当該搬送装置が主たる作業を行っているのか、主作業に付随する作業を行っているのか判別できる。
このように、第1実施形態によれば、稼働状況をより細かく分類し、稼働状況についてより詳細な分析が可能となる。この結果、例えば、搬送装置の稼働効率をより容易に向上させることが可能となる。
図3は、第1実施形態の変形例に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図3に表した変形例に係る分析システム110では、第3検出器13がさらに用いられる。第3検出器13は、搬送装置付近における作業者の有無を検出する。処理部1は、第1信号及び第2信号に加えて、第3検出器13から送信される第3信号を用いて、搬送装置の稼働状況を分類する。
例えば、分析システム110は、ある期間中、搬送装置の稼働状況を継続的に分析する。処理部1は、当該期間中の各時点における稼働状況を分類し、各分類の合計時間を算出する。ここでは、処理部1が稼働状況を第1分類~第4分類のいずれかに分類する場合について説明する。
図5は、第2実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図5に表したように、第2実施形態に係る分析システム200では、処理部1は、第1受信機21及び第2受信機22から送信された信号を受信する。第1受信機21及び第2受信機22は、搬送装置90の位置を検出するために、搬送装置90に取り付けられる。第1受信機21は、GPS(Global Positioning System)信号を受信する。第2受信機22は、固有の識別情報を含む信号(電波)を受信する。例えば、第2受信機22は、ビーコン信号を受信する。処理部1は、第1受信機21又は第2受信機22で受信した信号に基づき、搬送装置90の位置を検出する。
例えば、搬送装置90は、建物91内部と、建物91外部と、の間を移動する。建物91内部には、第1発信機31及び複数の第3発信機33が設けられている。建物91外部には、第2発信機32が設けられている。各発信機は、例えばビーコンタグであり、固有の識別情報(ID)を含む電波を発する。
処理部1は、第2受信機22から発信機の識別情報が送信されると、以下の方法により搬送装置90の位置を検出する。例えば、不図示のデータベースに、ビーコンの識別情報と、各識別情報に対応する位置情報と、が記憶されている。処理部1は、第2受信機22から識別情報を受信すると、このデータベースにアクセスする。処理部1は、受信した識別情報に対応する位置情報を抽出する。これにより、抽出された位置情報が示す位置に搬送装置90が有ると判定される。なお、第2受信機22が複数の発信機から電波を受信した場合、処理部1は、最も強度が大きい電波に含まれる識別情報を位置の検出に用いる。
表示部4は、図7(a)に表したように、搬送装置90が通過した経路と、搬送装置90が各経路を通過する頻度と、を示す画像を表示する。図7(a)に表した例において、ピンP1~P9は、搬送装置90が滞在していた場所を示す。ピン同士を結ぶ線分は、搬送装置90が移動した経路を示す。線分の太さは、搬送装置90がその経路で移動した頻度を示す。
図8は、第3実施形態に係る分析システムの構成を表すブロック図である。
図8に表したように、第3実施形態に係る分析システム300では、処理部1は、第1検出器11~第3検出器13、第1受信機21、及び第2受信機22から送信された信号を用いる。処理部1は、第1実施形態と同様に、第1検出器11~第3検出器13から送信された信号を用いて、搬送装置90の稼働状況を分類する。処理部1は、さらに、第2実施形態と同様に、第1受信機21及び第2受信機22から送信された信号を用いて、搬送装置90の位置を検出する。
処理部1は、例えば、搬送装置90が所定時間の間動いておらず、稼働状況が継続的に第3分類に分類されている場合に、撮像装置を起動させる。これにより、搬送装置90が所定時間の間動いていないときに、ユーザが、そのときの周囲の状況を後で確認できる。例えば、ユーザは、その画像から、搬送装置90が動いていない理由、搬送装置90の稼働効率を向上させるための対策などを検討できる。
又は、ユーザが、図7(b)に表した結果において、いずれかのピンを選択すると、そのピンの場所で搬送装置90が滞在していた時間の分類の内訳を確認できる。
あるいは、ユーザは、稼働状況の分類ごとに、図7(a)に表した移動経路及び経路の通過頻度、図7(b)に表した搬送装置90の滞在場所及び滞在時間を表示させることができる。
処理部1は、移動経路を、稼働状況の分類に応じて区別可能に表示しても良い。処理部1は、滞在場所を、稼働状況の分類に応じて区別可能に表示しても良い。
また、ピンP1~P9が付された場所には、円又は四角が付されている。円は、搬送装置90がその場所に滞在していたときに、稼働状況が第3分類(ムダ)に分類されていることを示す。四角は、搬送装置90がその場所に滞在していたときに、稼働状況が第4分類(段取り)に分類されていることを示す。
図10及び図11は、表示部に表示されるユーザインタフェースを例示する模式図である。
出力部3は、図12に表したように、分類ごとに、分類された時刻、その合計時間、位置に関する情報(搬出元及び搬出先)を可視化して出力しても良い。出力部3は、例えば、図12に示した表を、所定の形式(CSVなど)で出力、または印刷する。
Claims (16)
- 物品を運ぶ運搬機械の動きを直接的に検出する第1検出器から送信された第1信号を取得し、前記第1信号に含まれる前記運搬機械の動きを示す情報を第1閾値と比較することで前記運搬機械の動きの有無を判定し、
前記第1信号に基づいて前記運搬機械が動いていると判定されるときの前記運搬機械の稼働状況を、前記運搬機械における物品の有無を検出する第2検出器から送信された第2信号に基づいてさらに分類し、
前記運搬機械の位置を示す情報を用いて、分類された前記稼働状況ごとに、前記運搬機械の移動経路、前記移動経路を通過する頻度、前記運搬機械が滞在していた場所、及び前記場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを示す情報を出力可能である、処理装置。 - 前記第1信号及び前記第2信号を用いて、前記稼働状況を複数の分類のいずれかに分類し、
前記複数の分類は、
前記運搬機械が動き、物品を保持していることを示す第1分類と、
前記運搬機械が動き、物品を保持していないことを示す第2分類と、
前記運搬機械が動いていないことを示す第3分類と、
を含む請求項1記載の処理装置。 - 前記運搬機械付近における人物の有無を検出する第3検出器から送信された第3信号をさらに用いて、前記稼働状況を分類する請求項1記載の処理装置。
- 前記第1信号、前記第2信号、及び前記第3信号を用いて、前記稼働状況を複数の分類のいずれかに分類し、
前記複数の分類は、
前記運搬機械が動き、物品を保持していることを示す第1分類と、
前記運搬機械が動き、物品を保持していないことを示す第2分類と、
前記運搬機械が動いておらず、前記運搬機械付近に作業者がいないことを示す第3分類と、
前記運搬機械が動いておらず、前記運搬機械付近に作業者がいることを示す第4分類と、
を含む請求項3記載の処理装置。 - 分類されたそれぞれの前記稼働状況の時間に対する割合を出力可能である請求項1~4のいずれか1つに記載の処理装置。
- 前記第1検出器は、加速度センサ、角速度センサ、撮像装置、測距センサ、又は電波センサであり、
前記第2検出器は、赤外線センサ、荷重センサ、測距センサ、圧力計、又は電力計である請求項1~5のいずれか1つに記載の処理装置。 - 前記第1検出器及び前記第2検出器の少なくともいずれかは、前記運搬機械に対して外部から取り付け可能である請求項1~6のいずれか1つに記載の処理装置。
- 前記情報を可視化して表示部に表示させる、請求項1~7のいずれか1つに記載の処理装置。
- 前記第1信号と、前記第2信号と、前記稼働状況の分類と、の関係を表すユーザインタフェースを前記表示部に表示させ、前記ユーザインタフェースにおいて、前記第1信号と、前記第2信号と、前記稼働状況の分類と、の関係を変更可能とする請求項8記載の処理装置。
- 請求項1~9のいずれか1つに記載された処理装置と、
建物の内部に設けられ、第1識別情報を含む第1電波を送信する第1発信機と、
前記建物の外部に設けられ、第2識別情報を含む第2電波を送信する第2発信機と、
前記建物の内部に設けられ、第3識別情報を含む第3電波を送信する第3発信機と、
前記運搬機械に取り付けられ、GPS信号を受信する第1受信機と、
前記運搬機械に取り付けられ、前記第1電波、前記第2電波、及び前記第3電波を受信する第2受信機と、
を備え、
前記処理装置は、前記第1電波の強度が前記第2電波の強度よりも大きくなると、前記第3電波を用いて前記運搬機械の位置を検出し、前記第2電波の強度が前記第1電波の強度よりも大きくなると、前記GPS信号を用いて前記運搬機械の位置を検出する、分析システム。 - 物品を搬送する搬送装置の動きを直接的に検出する第1検出器から送信された第1信号を取得し、前記第1信号に含まれる前記搬送装置の動きを示す情報を第1閾値と比較することで前記搬送装置の動きの有無を判定し、
前記第1信号に基づいて前記搬送装置が動いていないと判定されるときの前記搬送装置の稼働状況を、前記搬送装置付近における人物の有無を検出する第3検出器から送信された第3信号に基づいてさらに分類する処理装置。 - 前記第1検出器は、前記搬送装置に対して外部から取り付け可能である請求項11記載の処理装置。
- 分類された前記稼働状況を可視化して表示部に表示させる請求項11又は12に記載の処理装置。
- 前記第1信号と、前記第3信号と、前記稼働状況の分類と、の関係を表すユーザインタフェースを前記表示部に表示させ、前記ユーザインタフェースにおいて、前記第1信号と、前記第3信号と、前記稼働状況の分類と、の関係を変更可能とする請求項12記載の処理装置。
- 請求項11~14のいずれか1つに記載の処理装置と、
建物の内部に設けられ、第1識別情報を送信する第1発信機と、
前記建物の外部に設けられ、第2識別位置情報を送信する第2発信機と、
建物の内部に設けられ、第3識別情報を送信する第3発信機と、
前記搬送装置に取り付けられ、GPS信号を受信する第1受信機と、
前記搬送装置に取り付けられ、前記第1発信機から送信された第1電波、前記第2発信機から送信された第2電波、及び前記第3発信機から送信された第3電波を受信する第2受信機と、
を備え、
前記処理装置は、前記第1電波の強度が前記第2電波の強度よりも大きくなると、前記第3電波を用いて前記搬送装置の位置を検出し、前記第2電波の強度が前記第1電波の強度よりも大きくなると、前記GPS信号を用いて前記搬送装置の位置を検出する、分析システム。 - 前記処理装置は、検出した前記位置を用いて、前記稼働状況の前記分類ごとに、前記搬送装置の移動経路、前記移動経路を通過する頻度、前記搬送装置が滞在していた場所、及び前記場所における滞在時間の長さの少なくともいずれかを示す情報を出力可能である請求項15記載の分析システム。
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