JP6832862B2 - 移動経路管理システム、移動経路管理方法、移動経路管理装置、及びプログラム - Google Patents

移動経路管理システム、移動経路管理方法、移動経路管理装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動経路管理システム、移動経路管理方法、及びプログラムに関する。
一般に、倉庫等における入出庫作業の効率向上を図るために、作業者の移動経路の分析が行われている。作業者の移動経路を取得する技術としては、例えば、JP2014−52196Aに記載のものがある。
しかしながら、入出庫作業における作業者の移動経路は、例えば、荷物を運搬しているか否か等によって異なる傾向を示す。よって、作業状態に関係なく取得された移動経路を分析したとしても、精度の高い結果を得ることは難しい。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、作業状態別に作業者の移動経路を取得できるようにすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、移動経路管理システムであって、複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグの位置情報及び作業者に付随する作業者用無線通信タグの位置情報を自動的に取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段によって取得した前記各荷物用無線通信タグの位置情報及び前記作業者用無線通信タグの位置情報を用いて作業状態を判定する判定手段と、前記作業者用無線通信タグの位置情報の時系列データを、前記判定手段によって判定した作業状態を示す情報と共に記憶媒体に記憶する処理手段と、を備える移動経路管理システムが提供される。
また、本発明の別の態様によれば、移動経路管理方法であって、複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグの位置情報及び作業者に付随する作業者用無線通信タグの位置情報を自動的に取得するステップと、取得した前記各荷物用無線通信タグの位置情報及び前記作業者用無線通信タグの位置情報を用いて作業状態を判定するステップと、前記作業者用無線通信タグの位置情報の時系列データを、判定した作業状態を示す情報と共に記憶媒体に記憶するステップと、を含む移動経路管理方法が提供される。
また、本発明のさらに別の態様によれば、移動経路管理システムのコンピュータが実行可能なプログラムであって、複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグの位置情報及び作業者に付随する作業者用無線通信タグの位置情報を自動的に取得する手順と、取得した前記各荷物用無線通信タグの位置情報及び前記作業者用無線通信タグの位置情報を用いて作業状態を判定する手順と、前記作業者用無線通信タグの位置情報の時系列データを、判定した作業状態を示す情報と共に記憶媒体に記憶する手順と、を前記コンピュータに実行させるプログラムが提供される。
これらの態様によれば、作業者用無線通信タグの位置情報の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路が、各荷物用無線通信タグの位置情報及び作業者用無線通信タグの位置情報を用いて判定した作業状態を示す情報と共に記憶媒体に記憶される。よって、作業状態別に作業者の移動経路を取得できる。
図1は本発明の実施形態に係る入出庫管理システムの概要を示す図である。 図2は本発明の実施形態に係る入出庫管理システムの概略構成図である。 図3は検品作業時の入出庫管理システムの作動手順を示すフローチャートである。 図4はコンピュータが行う入庫処理の手順を示すフローチャートである。 図5はディスプレイの表示内容を示す図である。 図6はコンピュータが行う出庫処理の手順を示すフローチャートである。 図7はコンピュータが行う出荷処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係る入出庫管理システム(以下、管理システムという。)100について説明する。
管理システム100は、作業者に付随する作業者用無線通信タグ(以下、作業者用タグという。)10の位置情報及び荷物1に取り付けられる荷物用無線通信タグ(以下、荷物用タグという。)20の位置情報、すなわち、作業者の位置情報及び荷物1の位置情報に基づいて物流倉庫における入出庫等の作業を管理するシステムである。
また、管理システム100は、作業者の移動経路を取得可能であって、移動経路管理システムとしての機能を有する。このため、管理システム100は、取得した移動経路を分析して入出庫作業の作業効率を測定したり、移動経路の分析結果に基づいて、作業者が倉庫内を効率よく移動可能な経路を決定したりすることができる。
なお、「作業者用タグ10が作業者に付随する」とは、作業者が作業者用タグ10を携行していること、或いは、作業者が荷物1の運搬に用いるフォークリフトや台車等に作業者用タグ10が取り付けられていることをいう。
図1は、管理システム100の概要を示す図である。図1では、作業者は、入荷場Aに置かれた入庫前の荷物1について検品作業を行っている。
管理システム100は、図1に示すように、作業者に付随する作業者用タグ10と、作業者用タグ10と同様に作業者に付随する携帯端末30と、各荷物1にそれぞれ取り付けられる荷物用タグ20と、携帯端末30と通信可能に接続されて荷物1の検品作業に用いられるスキャナ40と、倉庫の天井付近に取り付けられる多数の固定通信機50と、携帯端末30及び各固定通信機50と通信可能に接続されるコンピュータ60と、を備える。また、荷物用タグ20はLED21を備える。
荷物用タグ20は、搬入場Bに停車した入荷トラック200から荷物1が降ろされて入荷場Aに置かれると、検品作業の前に荷物1に取り付けられる。
コンピュータ60と携帯端末30とは、インターネット等のネットワーク300を介して無線で接続されている。また、コンピュータ60と各固定通信機50とは、有線で接続されている。また、スキャナ40と携帯端末30とは、無線で接続されている。なお、コンピュータ60と各固定通信機50とを無線で接続してもよいし、スキャナ40と携帯端末30とを有線で接続してもよい。
荷物1には、光学式認識コードとしてのバーコード2が付されている。バーコード2が有する第1符号化情報(以下、第1情報という。)には、当該バーコード2が付された荷物1に関する情報が含まれる。
荷物1に関する情報は、例えば、商品名、品番、色等であって、荷物1の内容を特定可能な情報である。なお、当該情報を第1情報に直接含むのではなく、情報を特定するための情報を第1情報に含むようにしてもよい。荷物1としては、例えば、建材、家具、タイヤ、物品が収容された段ボール箱やコンテナ、物品が収容されていない空のコンテナ等、様々なものがある。
図2は、管理システム100の概略構成図である。
荷物用タグ20は、図2に示すように、LED21と、無線通信を行うための通信部22と、LED21及び通信部22の動作を制御する制御部23と、第2符号化情報(以下、第2情報という。)が記憶された記憶媒体24と、を備える。第2情報には、荷物用タグ20の識別番号が含まれる。
作業者用タグ10は、無線通信を行うための通信部11と、通信部11の動作を制御する制御部12と、第3符号化情報(以下、第3情報という。)が記憶された記憶媒体13と、を備える。第3情報には、作業者用タグ10の識別番号が含まれる。
携帯端末30は、無線通信を行うための通信部31と、各種演算処理を行うプロセッサ32と、各種プログラム等を記憶する記憶媒体33と、プロセッサ32が出力した各種情報を表示するディスプレイ34と、を備える。
携帯端末30としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ヘッドマウントディスプレイ型端末等を用いることができる。
コンピュータ60は、通信を行うための通信部61と、各種演算処理を行うプロセッサ62と、各種プログラムを格納するデータベース、荷物1の入荷データを格納するデータベース63a、荷物用タグ20が有する第2情報及び作業者用タグ10が有する第3情報を格納するデータベース63b、倉庫内に保管されている荷物1の状態を示す情報を格納するデータベース63c、入庫指示データや出庫指示データ等の各種作業指示データを格納するデータベース等を記憶する記憶媒体63と、を備える。
データベース63aに記憶される入荷データには、荷物1に付されたバーコード2が有する第1情報が含まれる。また、記憶媒体63に記憶された各種プログラム等は、携帯端末30から利用可能となっている。
作業者用タグ10は、UWB(Ultra Wide Band)方式の通信を行うことができるタグであり、同じくUWB方式の通信を行うことができる各固定通信機50と常時通信を行っている。
コンピュータ60は、2つの固定通信機50がそれぞれ発信したパルス信号を作業者用タグ10が受けて各固定通信機50に返すまでの時間に基づいて作業者用タグ10の位置を測位する。このように、管理システム100では、作業者用タグ10の位置情報を、2点測位によって自動的に取得することができる。
なお、コンピュータ60は、位置を測位する際に、作業者用タグ10が有する第3情報を併せて取得し、データベース63bに記憶された情報と照合する。これにより、コンピュータ60は、位置を測位したタグが作業者用タグ10であると認識する。
荷物用タグ20も、作業者用タグ10と同様に、UWB方式の通信を行うことができるタグである。よって、管理システム100では、荷物用タグ20の位置情報についても、2点測位によって自動的に取得することができる。
続いて、管理システム100を用いた入荷時の検品作業について、図3を参照しながら説明する。
図3は、検品作業時の管理システム100の作動手順を示すフローチャートである。
上述したように、荷物用タグ20は、入荷トラック200から荷物1が降ろされると、検品作業の前に荷物1に取り付けられる。本実施形態では、どの荷物1にどの荷物用タグ20を取り付けてもよいことになっている。よって、荷物用タグ20が荷物1に取り付けられた時点では、どの荷物1にどの荷物用タグ20が取り付けられているかは、コンピュータ60のデータベース上では確認できない。
しかしながら、どの荷物1にどの荷物用タグ20が取り付けられているかがデータベース上で確認できなければ、各荷物1の位置情報を用いて各種作業の管理を行うことはできない。
そこで、本実施形態に係る管理システム100は、図3に示すフローチャートに従って検品作業を行うことで、入荷した各荷物1の検品を行うとともに、各荷物1に付されたバーコード2に対応する第1情報と各荷物1にそれぞれ取り付けられた荷物用タグ20に対応する第2情報とをデータベース上で関連付けるようになっている。
なお、コンピュータ60は、倉庫に各荷物1が入荷する前に、第1情報を含む入荷データを外部から取得してデータベース63aに記憶している。また、倉庫で運用されている荷物用タグ20が有する第2情報及び作業者用タグ10が有する第3情報については、予めデータベース63bに記憶されている(ステップS101)。
また、コンピュータ60は、作業者用タグ10及び各荷物用タグ20の位置情報を、常時取得するようになっている(ステップS102)。
倉庫に荷物1が入荷されると(ステップS103)、コンピュータ60は、入荷データに基づいて生成した検品作業指示信号を携帯端末30に送信する(ステップS104)。検品作業指示の内容は、検品作業であることを示す情報、入荷した各荷物1に関する情報等である。
携帯端末30は、検品作業指示信号を受信すると(ステップS105)、作業情報をディスプレイ34に表示する(ステップS106)。これにより、作業者が作業内容を確認できる。携帯端末30がスピーカやヘッドホン等を備える場合は、作業内容を音声で作業者に伝達してもよい。
作業対象の荷物1に付されたバーコード2を作業者がスキャナ40でスキャンすると(ステップS107)、携帯端末30は、スキャナ40から受信した第1情報をコンピュータ60に送信する(ステップS108)。
なお、スキャナ40とコンピュータ60とをネットワーク300を介して接続し、第1情報をスキャナ40からコンピュータ60に直接送信するようにしてもよい。
コンピュータ60は、携帯端末30から第1情報を取得(受信)すると(ステップS109)、作業者用タグ10の位置情報及び各荷物用タグ20の位置情報に基づいて、作業者用タグ10に最も近い位置にある荷物用タグ20を特定する(ステップS110)。
そして、コンピュータ60は、データベース63bに記憶した第2情報のうちステップS110で特定した荷物用タグ20に対応する第2情報を、作業対象の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20に対応する第2情報として、データベース63aに記憶した第1情報のうち取得した第1情報と一致する第1情報、すなわち、作業対象の荷物1に付されたバーコード2に対応する第1情報と関連付ける(ステップS111)。
荷物1に付されたバーコード2を作業者がスキャナ40でスキャンする際の作業者用タグ10の位置と当該荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置とは極めて近いので、上記の処理を行うことで、作業対象の荷物1に付されたバーコード2に対応する第1情報と当該荷物1に取り付けられた荷物用タグ20に対応する第2情報とを、データベース上で関連付けることができる。
これによれば、作業者が作業対象の荷物1に付されたバーコード2をスキャナ40でスキャンするだけで、例えば、荷物1に取り付けられた荷物用タグ20をリーダで読み取り、続けて荷物1に付されたバーコード2をスキャナ40でスキャンする作業や、荷物用タグ20の第2情報と荷物1に関する情報との対応関係を示す情報を手作業でデータベースに入力する作業のような煩雑な作業をすることなく第1情報と第2情報とを関連付けることができるので、作業者の負担を軽減できる。
なお、データベース63aに記憶した入荷データの中に、ステップS109で取得した第1情報と一致する第1情報がない場合は、コンピュータ60は、検品異常と判定してエラー信号を携帯端末30に送信する。
さらに、コンピュータ60は、ステップS111で第1情報と関連付けられた第2情報に対応する荷物用タグ20のLED21を、第1情報と関連付けられたことを示す特定のパターンで作動させるための作動指示信号を、固定通信機50を介して荷物用タグ20に送信する(ステップS112)。
ステップS111で第1情報と関連付けられた第2情報に対応する荷物用タグ20は、作動指示信号を受信すると、第1情報と関連付けられたことを示す特定のパターンでLED21を点灯、点滅等させる。
これにより、実際にどの荷物用タグ20が作業対象の荷物1と関連付けられたのかを作業者が目視で確認できる。また、検品が正常に行われたことも併せて確認できる。
そして、入荷した全ての荷物1に対してステップS107以降の手順が実行されると、検品作業が終了する。
続いて、管理システム100を用いた入庫作業について、図4及び図5を参照しながら説明する。
図4は、コンピュータ60が行う入庫処理の手順を示すフローチャートである。図5は、ディスプレイ34の表示内容を示す図である。
携帯端末30のディスプレイ34には、図5に示すように、庫内マップ35、作業情報36等が表示される。また、データベース63cに記憶された情報及び荷物用タグ20の位置情報に基づいて庫内マップ35における荷物1が保管されている場所に荷物マーク37を表示させたり、作業者用タグ10の位置情報に基づいて庫内マップ35における作業者の位置に作業者マーク38を表示させたりできる。さらに、作業者が倉庫内を効率よく移動するための経路情報39及び距離情報を表示することもできる。なお、ディスプレイ34に表示される内容と同じ内容を、コンピュータ60のモニタ(図示せず)にも表示させることができる。
また、図5の庫内マップ35に示されるように、倉庫内は複数のエリアに区画されている。本実施形態では、倉庫内は、入荷トラック200から降ろされた荷物1が置かれる入荷場A、荷物1を倉庫に搬入する入荷トラック200が停車する搬入場B、出庫された荷物が置かれる出荷場C、荷物1を倉庫から搬出する出荷トラックが停車する搬出場D、荷物1が保管される保管場E〜J、及び、荷物1から取り外した荷物用タグ20を再利用するための処理が行われる処理場Kに区画されている。
ディスプレイ34に表示される作業情報36には、作業内容、作業対象、及び、作業者が作業を行うエリアが表示される。図5では、作業を行うエリアとして保管場Fが表示されている。また、庫内マップ35には、保管場Fにおける空いている保管場所までの経路情報39及び距離情報が表示されている。
上述した検品作業が終わると、コンピュータ60は、データベース63cに記憶された入庫指示データに基づいて入庫対象の荷物1を特定し、作業情報36、経路情報39等を含む入庫作業指示信号を携帯端末30に送信して入庫処理を開始する。入庫作業では、作業者は、入庫対象として特定された荷物1を入荷場Aから保管場E〜Jにおける空いている保管場所に運搬する。
ステップS201では、コンピュータ60は、作業者と荷物1とが所定の距離としての第1距離内にあり、かつ、共に移動しているかを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置と荷物用タグ20の位置とが第1距離内にあり、かつ、共に移動しているかを判定する。第1距離は、例えば、1mである。
作業者の位置と荷物1の位置とが近くにあり、かつ、共に移動しているということは、作業者が荷物1を運搬していると考えられる。よって、上記のように判定することで、作業者が荷物1を運搬中か非運搬中かを判定できる。
コンピュータ60は、ステップS201で肯定的な判定をすると、処理をステップS202に移行する。また、ステップS201で否定的な判定をすると、処理をステップS207に移行する。ステップS207〜ステップS209については後述する。
ステップS202では、コンピュータ60は、作業者が運搬中の荷物1が、入庫対象の荷物1のいずれかに該当するかを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者が運搬中の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20が有する第2情報が、入庫対象として特定した荷物1のいずれかに対応する第2情報と一致するかを判定する。
コンピュータ60は、ステップS202で肯定的な判定をすると、処理をステップS203に移行する。また、ステップS202で否定的な判定をすると、処理をステップS210に移行する。
ステップS202で否定的な判定がなされた場合は、作業者が運搬している荷物1は、入庫対象として特定した荷物1ではないと考えられる。よって、この場合は、コンピュータ60は、異常作業が行われていると判定し、エラー信号を携帯端末30に送信する(ステップS210)。
ステップS203では、コンピュータ60は、作業者の移動経路を、入庫作業時の運搬中経路として記憶開始する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置情報の時系列データを、ステップS201で判定した作業状態(運搬中)を示す情報及び入庫作業であることを示す情報と共に、記憶媒体63のデータベースに記憶する。これにより、入庫作業時において作業者が荷物1を運搬している場合の作業者用タグ10の位置情報の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路を取得できる。
ステップS204では、コンピュータ60は、運搬中の荷物1が空いている保管場所にあり、かつ、作業者との距離が第1距離以上かを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、運搬中の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置が空いている保管場所にあり、かつ、作業者用タグ10の位置と運搬中の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置とが第1距離以上かを判定する。
荷物用タグ20の位置が空いている保管場所にあり、かつ、作業者用タグ10との距離が第1距離以上ということは、作業者が荷物1を空いている保管場所に置いて荷物1から離れた、つまり、荷物1が入庫されたと考えられる。よって、上記のように判定することで、作業者が荷物1を入庫したか否かを判定できる。
コンピュータ60は、ステップS204で肯定的な判定をすると、処理をステップS205に移行する。また、ステップS204で否定的な判定をすると、ステップS204の処理を繰り返し行う。
ステップS205では、コンピュータ60は、保管場所に置かれた荷物1について、入庫完了情報をデータベース63cに記憶する。なお、入庫完了情報には荷物1を入庫した保管場所についての情報が含まれており、これに基づいて、空いている保管場所の情報がデータベース上で更新される。
ステップS206では、コンピュータ60は、データベース63cを参照し、入庫対象として特定した全ての荷物1の入庫が完了したかを判定する。
コンピュータ60は、ステップS206で肯定的な判定をすると、入庫処理を終了する。また、ステップS206で否定的な判定をすると、ステップS201から処理を繰り返し行う。
続いて、ステップS207〜ステップS209について説明する。
ステップS207では、コンピュータ60は、作業者の移動経路を、入庫作業時の非運搬中経路として記憶開始する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置情報の時系列データを、ステップS201で判定した作業状態(非運搬中)を示す情報及び入庫作業であることを示す情報と共に、記憶媒体63のデータベースに記憶する。これにより、入庫作業時において作業者が荷物1を運搬していない場合の作業者用タグ10の位置情報の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路を取得できる。
ステップS208では、コンピュータ60は、作業者と入庫対象として特定した荷物1のうちいずれかとが第2距離内にあるかを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置と、入庫対象として特定した荷物1のうちいずれかの荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置とが第2距離内にあるかを判定する。第2距離は、例えば、10mである。
コンピュータ60は、ステップS208で肯定的な判定をすると、処理をステップS209に移行する。また、ステップS208で否定的な判定をすると、ステップS201から処理を繰り返し行う。
ステップS209では、コンピュータ60は、入庫対象として特定した荷物1のうち作業者用タグ10との距離が第2距離内にある荷物用タグ20のLED21を入庫対象の荷物1であることを示す特定のパターンで作動させるための作動指示信号を送信する。
これによれば、作業者が入庫対象の荷物1に近づくと当該荷物1のLED21が入庫対象の荷物1であることを示す特定のパターンで作動するので、入庫対象の荷物1を作業者が容易に特定できる。
また、上述したように、コンピュータ60は、作業者が荷物1を運搬している場合の移動経路を入庫作業時の運搬中経路として記憶し、荷物1を運搬していない場合の移動経路を入庫作業時の非運搬中経路としてデータベースに記憶している。
これらの情報は入庫作業を行う度に蓄積されており、入庫作業において作業者が効率よく移動するための経路情報39を決定する際に用いられる。例えば、作業者が荷物1を運搬している場合は入庫作業時の運搬中経路を分析した上で経路情報39を決定し、荷物1を運搬していない場合は入庫作業時の非運搬中経路を分析した上で経路情報39を決定すれば、作業状態に合わせた効率のよい経路情報39を決定できる。
なお、上述した入庫処理は、作業者が一度に複数の荷物1を運搬した場合でも適用できる。
続いて、管理システム100を用いた出庫作業について、図6を参照しながら説明する。
図6は、コンピュータ60が行う出庫処理の手順を示すフローチャートである。
コンピュータ60は、データベース63cに記憶された出庫指示データに基づいて出庫対象の荷物1を特定し、作業情報36、経路情報39等を含む出庫作業指示信号を携帯端末30に送信して出庫処理を開始する。出庫作業では、作業者は、出庫対象として特定された荷物1を保管場E〜Jにおける保管場所から出荷場Cに運搬する。
出庫作業時においても、入庫作業時と同様に、携帯端末30のディスプレイ34には、庫内マップ35、作業情報36、荷物マーク37、作業者マーク38、経路情報39等が表示される。
ステップS301では、コンピュータ60は、作業者と荷物1とが第1距離内にあり、かつ、共に移動しているかを判定する。具体的な処理は、入庫処理におけるステップS201と同様である。なお、入庫処理と同様に第1距離を用いているが、第1距離とは異なる距離を所定の距離として用いてもよい。
作業者の位置と荷物1の位置とが近くにあり、かつ、共に移動しているということは、作業者が荷物1を運搬していると考えられる。よって、上記の処理を行うことで、作業者が荷物1を運搬中か非運搬中かを判定できる。
コンピュータ60は、ステップS301で肯定的な判定をすると、処理をステップS302に移行する。また、ステップS301で否定的な判定をすると、処理をステップS307に移行する。ステップS307〜ステップS309については後述する。
ステップS302では、コンピュータ60は、作業者が運搬中の荷物1が、出庫対象の荷物1のいずれかに該当するかを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者が運搬中の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20が有する第2情報が、出庫対象として特定した荷物1のいずれかに対応する第2情報と一致するかを判定する。
コンピュータ60は、ステップS302で肯定的な判定をすると、処理をステップS303に移行する。また、ステップS302で否定的な判定をすると、処理をステップS310に移行する。
ステップS302で否定的な判定がなされた場合は、作業者が運搬している荷物1は、出庫対象として特定した荷物1ではないと考えられる。よって、この場合は、コンピュータ60は、異常作業が行われていると判定し、エラー信号を携帯端末30に送信する(ステップS310)。
ステップS303では、コンピュータ60は、作業者の移動経路を、出庫作業時の運搬中経路として記憶開始する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置情報の時系列データを、ステップS301で判定した作業状態(運搬中)を示す情報及び出庫作業であることを示す情報と共に、記憶媒体63のデータベースに記憶する。これにより、出庫作業時において作業者が荷物1を運搬している場合の作業者用タグ10の位置情報の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路を取得できる。
ステップS304では、コンピュータ60は、運搬中の荷物1が出荷場Cにあり、かつ、作業者との距離が第1距離以上かを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、運搬中の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置が出荷場Cにあり、かつ、作業者用タグ10の位置と運搬中の荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置とが第1距離以上かを判定する。
荷物用タグ20の位置が出荷場Cにあり、かつ、作業者用タグ10との距離が第1距離以上ということは、作業者が荷物1を出荷場Cに置いて荷物1から離れた、つまり、荷物1が出庫されたと考えられる。よって、上記の処理を行うことで、作業者が荷物1を出庫したか否かを判定できる。
コンピュータ60は、ステップS304で肯定的な判定をすると、処理をステップS305に移行する。また、ステップS304で否定的な判定をすると、ステップS304の処理を繰り返し行う。
ステップS305では、コンピュータ60は、出荷場Cに置かれた荷物1について、出庫完了情報をデータベース63cに記憶する。また、出庫完了情報に基づいて、空いている保管場所の情報がデータベース上で更新される。
ステップS306では、コンピュータ60は、データベース63cを参照し、出庫対象として特定した全ての荷物1の出庫が完了したかを判定する。
コンピュータ60は、ステップS306で肯定的な判定をすると、出庫処理を終了する。また、ステップS306で否定的な判定をすると、ステップS301から処理を繰り返し行う。
続いて、ステップS307〜ステップS309について説明する。
ステップS307では、コンピュータ60は、作業者の移動経路を、出庫作業時の非運搬中経路として記憶開始する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置情報の時系列データを、ステップS301で判定した作業状態(非運搬中)を示す情報及び出庫作業であることを示す情報と共に、記憶媒体63のデータベースに記憶する。これにより、出庫作業時において作業者が荷物1を運搬していない場合の作業者用タグ10の位置情報の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路を取得できる。
ステップS308では、コンピュータ60は、作業者と出庫対象として特定した荷物1のうちいずれかとが第2距離内にあるかを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、作業者用タグ10の位置と、出庫対象として特定した荷物1のうちいずれかの荷物1に取り付けられた荷物用タグ20の位置とが第2距離内にあるかを判定する。なお、入庫処理と同様に第2距離を用いているが、第2距離とは異なる距離を用いてもよい。
コンピュータ60は、ステップS308で肯定的な判定をすると、処理をステップS309に移行する。また、ステップS308で否定的な判定をすると、ステップS301から処理を繰り返し行う。
ステップS309では、コンピュータ60は、出庫対象として特定した荷物1のうち作業者用タグ10との距離が第2距離内にある荷物用タグ20のLED21を出庫対象の荷物1であることを示す特定のパターンで作動させるための作動指示信号を送信する。
これによれば、作業者が出庫対象の荷物1に近づくと当該荷物1のLED21が出庫対象の荷物1であることを示す特定のパターンで作動するので、出庫対象の荷物1を作業者が容易に特定できる。
また、上述したように、コンピュータ60は、作業者が荷物1を運搬している場合の移動経路を出庫作業時の運搬中経路として記憶し、荷物1を運搬していない場合の移動経路を出庫作業時の非運搬中経路としてデータベースに記憶している。
これらの情報は出庫作業を行う度に蓄積されており、出庫作業において作業者が効率よく移動するための経路情報39を決定する際に用いられる。例えば、作業者が荷物1を運搬している場合は出庫作業時の運搬中経路を分析した上で経路情報39を決定し、荷物1を運搬していない場合は出庫作業時の非運搬中経路を分析した上で経路情報39を決定すれば、作業状態に合わせた効率のよい経路情報39を決定できる。
なお、上述した出庫処理は、作業者が一度に複数の荷物1を運搬した場合でも適用できる。
続いて、管理システム100を用いた出荷作業について、図7を参照しながら説明する。
図7は、コンピュータ60が行う出荷処理の手順を示すフローチャートである。
上述した出庫作業が終わると、コンピュータ60は、データベース63cに記憶された出荷指示データに基づいて出荷対象の荷物1を特定し、作業情報36等を含む出荷作業指示信号を携帯端末30に送信して出荷処理を開始する。出荷作業では、作業者は、出荷対象として特定された荷物1を出荷場Cから搬出場Dに停車した出荷トラックに積み込む。
出荷作業時においても、携帯端末30のディスプレイ34には、庫内マップ35、作業情報36、荷物マーク37、作業者マーク38等が表示される。なお、出荷場Cと搬出場Dとは隣接しているので経路情報39は表示されないが、表示されるようにしてもよい。
ステップS401では、コンピュータ60は、出荷トラックに積載された荷物1が、出荷対象の荷物1かを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、搬出場Dに位置する荷物用タグ20が有する第2情報が、出荷対象として特定した荷物1のいずれかに対応する第2情報と一致するかを判定する。
出荷トラックが停車する搬出場D内に荷物用タグ20が位置するということは、当該荷物用タグ20が取り付けられた荷物1が出荷トラックに積載されていると考えられる。よって、上記の処理を行うことで、出荷対象の荷物1が出荷トラックに積載されたかを判定できる。
コンピュータ60は、ステップS401で肯定的な判定をすると、処理をステップS402に移行する。また、ステップS401で否定的な判定をすると、処理をステップS405に移行する。
ステップS401で否定的な判定がなされた場合は、出荷トラックに積載された荷物1は、出荷対象として特定した荷物1ではないと考えられる。よって、この場合は、コンピュータ60は、異常作業が行われていると判定し、エラー信号を携帯端末30に送信する(ステップS405)。
ステップS402では、コンピュータ60は、出荷対象として特定した全ての荷物1の出荷トラックへの積載が完了したかを判定する。
具体的には、コンピュータ60は、搬出場Dに位置する全ての荷物用タグ20がそれぞれ有する第2情報が、出荷対象として特定した荷物1のいずれかに対応する第2情報と一致するかを判定する。
コンピュータ60は、ステップS402で肯定的な判定をすると、処理をステップS403に移行する。また、ステップS402で否定的な判定をすると、ステップS401からの処理を繰り返し行う。
ステップS403では、コンピュータ60は、荷物用タグ20の回収指示信号を携帯端末30に送信する。
ステップS403では、コンピュータ60は、全ての荷物用タグ20が搬出場D外に位置するかを判定する。
コンピュータ60は、ステップS404で肯定的な判定をすると、作業者が全ての荷物用タグ20を出荷トラックに積載された荷物1から取り外して回収したとして、出荷処理を終了する。また、ステップS402で否定的な判定をすると、ステップS404の処理を繰り返し行う。
ところで、上述したように、倉庫内は複数のエリアに区画されており、処理場Kにおいては、荷物1から取り外した荷物用タグ20を再利用するための処理が行われる。
具体的には、コンピュータ60は、処理場K内に位置する荷物用タグ20に対応する第2情報を第1情報と関連付けるための情報を、データベースから自動的に消去する。
これによれば、出荷作業時に荷物1から取り外した荷物用タグ20を作業者が処理場Kに持ち込むだけで、荷物用タグ20が自動的に再利用可能な状態となる。
以上述べたように、移動経路管理システムとしての管理システム100によれば、作業者用タグ10の位置情報の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路が、各荷物用タグ20の位置情報及び作業者用タグ10の位置情報を用いて判定した作業状態を示す情報と共に記憶媒体63のデータベースに記憶される。
具体的には、コンピュータ60は、各荷物用タグ20のいずれかと作業者用タグ10とが第1距離内であって、かつ、共に移動している場合は、作業状態を運搬中と判定し、各荷物用タグ20のいずれかと作業者用タグ10とが第1距離内にない場合、又は、共に移動していない場合は、作業状態を非運搬中と判定する。そして、作業者用タグ10の位置情報の時系列データを、判定した作業状態(運搬中、非運搬中)を示す情報と共に記憶媒体63のデータベースに記憶する。
これによれば、作業状態別に作業者の移動経路を取得できる。よって、移動経路の分析結果の精度を向上させることができる。
また、コンピュータ60は、空いている保管場所を記憶媒体63のデータベースに記憶し、入庫作業の際に、運搬中と判定した荷物1に取り付けられた荷物用タグ20が空いている荷物1の保管場所にあり、かつ、作業者用タグ10との距離が第1距離以上の場合は、作業者が荷物1を入庫したと判定する。
これによれば、入庫作業を行う度にバーコード2をスキャナ40でスキャンする等の煩雑な作業を作業者が行わなくても入庫作業の状態を判定して管理できるので、作業者の負担を軽減できる。
また、コンピュータ60は、入庫作業の際は、作業者用タグ10の時系列データを、判定した作業状態(運搬中、非運搬中)を示す情報及び入庫作業であることを示す情報と共に記憶媒体63のデータベースに記憶し、出庫作業の際は、作業者用タグ10の時系列データを、判定した作業状態(運搬中、非運搬中)を示す情報及び出庫作業であることを示す情報と共に記憶媒体63のデータベースに記憶する。
これによれば、作業状態だけでなく作業内容別に作業者の移動経路を取得できる。よって、移動経路の分析結果の精度をさらに向上させることができる。
また、コンピュータ60は、作業状態や作業内容別に取得した作業者用タグ10の時系列データ、すなわち、作業者の移動経路に基づいて決定した経路情報39を含む作業指示信号を、作業者に伝達するために携帯端末30に送信する。
これによれば、作業状態や作業内容に合わせた効率のよい経路情報39を作業者に提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、管理システム100を物流倉庫で用いる場合について説明したが、管理システム100は、例えば、店舗の倉庫や病院の倉庫等でも用いることができる。
また、上記実施形態では、図3のステップS101、ステップS102、ステップS104、ステップS109以降、図4の入庫処理、図5の出庫処理、及び、図6の出荷処理の実行主体をコンピュータ60としているが、幾つかの実行主体を携帯端末30として負荷を分散するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、携帯端末30とコンピュータ60とがネットワーク300を介して接続されているが、携帯端末30とコンピュータ60とが無線ルータを介して接続されるようにしてもよい。
また、コンピュータ60をインターネット上のクラウドサーバに接続し、コンピュータ60が実行主体である上記の各処理の実行主体をクラウドサーバとしてもよい。さらに、上記の各処理の実行主体をクラウドサーバとする場合は、管理システム100がコンピュータ60を備えずに、携帯端末30等の各機器がインターネットを介してクラウドサーバに直接接続される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、作業者用タグ10と携帯端末30とを個別に設けているが、作業者用タグ10と携帯端末30とを一体に設けてもよい。
また、上記実施形態では、光学式認識コードとしてバーコード2を用いているが、二次元コードや色の遷移によって情報を表すマーカ等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、荷物用タグ20がLED21を1つ備えているが、LEDの数は任意に変更可能である。また、LED以外のランプを用いてもよいし、LEDに代えてディスプレイ等を設けてもよい。
また、上記実施形態では、荷物用タグ20を荷物1に取り付けているが、荷物1が載置されるパレットや荷物1が収容されるコンテナ等に取り付けてもよい。この場合も、荷物用タグ20が荷物1に取り付けられているものとする。
本願は2015年10月23日に日本国特許庁に出願された特願2015−208602に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (9)

  1. 移動経路管理システムであって、
    複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグとの通信に基づき前記荷物用無線通信タグの位置情報を取得し、かつ、作業者に付随する作業者用無線通信タグとの通信に基づき前記作業者用無線通信タグの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段によって取得した前記荷物用無線通信タグの位置情報前記作業者用無線通信タグの位置情報を用いて、前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係及び移動状態と、前記荷物用無線通信タグの位置が所定の条件を満たす場合の前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係と、に基づき作業状態を判定する判定手段と、
    前記位置情報取得手段によって取得した前記作業者用無線通信タグの位置情報と、前記判定手段によって判定した作業状態を示す情報と、を記憶媒体に記憶する処理手段と、
    を備える移動経路管理システム。
  2. 請求項1に記載の移動経路管理システムであって、
    前記判定手段は、前記荷物用無線通信タグのいずれかと前記作業者用無線通信タグとが所定の距離内であって、かつ、共に移動している場合は、前記作業者が前記荷物を運搬中と判定する、
    移動経路管理システム。
  3. 請求項1に記載の移動経路管理システムであって、
    前記処理手段は、空いている荷物の保管場所を前記記憶媒体に記憶し、
    前記判定手段は、入庫作業の際に、前記判定手段によって運搬中と判定された前記荷物に取り付けられた前記荷物用無線通信タグが前記空いている荷物の保管場所にあり、かつ、前記作業者用無線通信タグとの距離が所定の距離以上の場合は、前記作業者が前記荷物を入庫したと判定する、
    移動経路管理システム。
  4. 請求項1に記載の移動経路管理システムであって、
    前記処理手段は、出庫された荷物が置かれる出荷場を前記記憶媒体に記憶し、
    前記判定手段は、出庫作業の際に、前記判定手段によって運搬中と判定された前記荷物に取り付けられた前記荷物用無線通信タグが前記出荷場にあり、かつ、前記作業者用無線通信タグとの距離が所定の距離以上の場合は、前記作業者が前記荷物を出庫したと判定する、
    移動経路管理システム。
  5. 請求項1に記載の移動経路管理システムであって、
    前記判定手段は、前記荷物用無線通信タグのいずれかと前記作業者用無線通信タグとが所定の距離内にない場合、又は、共に移動していない場合は、前記作業者が前記荷物を非運搬中と判定する、
    移動経路管理システム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の移動経路管理システムであって、
    前記処理手段は、前記作業者用無線通信グの位置情報の時系列データを前記記憶媒体に記憶し、
    前記時系列データに基づいて決定した経路情報を前記作業者に伝達するための指示信号を送信する送信手段をさらに備える、
    移動経路管理システム。
  7. 移動経路管理システムのコンピュータが実行する移動経路管理方法であって、
    複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグとの通信に基づき前記荷物用無線通信タグの位置情報を取得し、かつ、作業者に付随する作業者用無線通信タグとの通信に基づき前記作業者用無線通信タグの位置情報を取得するステップと、
    取得した前記荷物用無線通信タグの位置情報前記作業者用無線通信タグの位置情報を用いて、前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係及び移動状態と、前記荷物用無線通信タグの位置が所定の条件を満たす場合の前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係と、に基づき作業状態を判定するステップと、
    取得した前記作業者用無線通信タグの位置情報と、判定した作業状態を示す情報と、を記憶媒体に記憶するステップと、
    を含む移動経路管理方法。
  8. 移動経路管理システムのコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグとの通信に基づき前記荷物用無線通信タグの位置情報を取得し、かつ、作業者に付随する作業者用無線通信タグとの通信に基づき前記作業者用無線通信タグの位置情報を取得する手順と、
    取得した前記荷物用無線通信タグの位置情報前記作業者用無線通信タグの位置情報を用いて、前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係及び移動状態と、前記荷物用無線通信タグの位置が所定の条件を満たす場合の前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係と、に基づき作業状態を判定する手順と、
    取得した前記作業者用無線通信タグの位置情報と、判定した作業状態を示す情報と、を記憶媒体に記憶する手順と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  9. 移動経路管理装置であって、
    複数の荷物にそれぞれ取り付けられた荷物用無線通信タグとの通信に基づき前記荷物用無線通信タグの位置情報を取得し、かつ、作業者に付随する作業者用無線通信タグとの通信に基づき前記作業者用無線通信タグの位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部によって取得した前記荷物用無線通信タグの位置情報と前記作業者用無線通信タグの位置情報とを用いて、前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係及び移動状態と、前記荷物用無線通信タグの位置が所定の条件を満たす場合の前記荷物用無線通信タグと前記作業者用無線通信タグとの位置関係と、に基づき作業状態を判定する判定部と、
    前記位置情報取得部によって取得した前記作業者用無線通信タグの位置情報と、前記判定部によって判定した作業状態を示す情報と、を記憶媒体に記憶する処理部と、
    を備える移動経路管理装置。
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