JP4903062B2 - 物品監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、物品に付された無線タグの検出結果に基づいて、当該物品の存在を監視する物品監視システムに関する。
ユーザの個々の貴重品にRFID(Radio Frequency Identification)タグを貼り付け、留守宅に置かれた当該貴重品を、宅内に設置したタグリーダで監視するシステムが下記特許文献1に示されている。このようなシステムでは、監視対象物品が宅内に検知できなくなると、盗難等のおそれがあるとして、異常な状態として検知し、警備会社等への通報を行う等の措置をとることができる。
特開2005−151200号公報
監視対象とする物品はユーザにより携行され、監視目的領域である例えば屋内から持ち出されることがある。そのような場合における無用な異常状態検知を回避するためには、システムに登録された監視対象物品を監視対象から外すといった変更作業が要求される。また、持ち出された物品が監視目的領域に戻った場合にも、一旦、監視対象から外した物品を再び監視対象物品に登録することが要求される。これら登録内容の変更作業をユーザが行うことは、ユーザにとって煩雑であるという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、監視対象物品が監視目的領域から持ち出され得る物品監視システムにおいて、より少ないユーザ負荷で適切な監視を実現することを目的とする。
本発明に係る物品監視システムは、監視目的領域から、物品に付された無線タグを検出するタグリーダと、前記タグリーダによる前記無線タグの検出結果に基づいて、前記監視目的領域に存在する監視対象物品を監視する監視装置と、前記監視目的領域外に持ち出し可能であって、前記監視装置と通信可能な可搬端末と、を備えた物品監視システムであって、前記可搬端末が、その周囲の所定範囲に存在する前記無線タグを検出するタグ検出部と、前記タグ検出部による前記無線タグの検出結果を前記監視装置へ通知する端末側監視部と、を有し、前記監視装置が、前記監視対象物品のうち前記監視目的領域から検出不能となったものを物品を特定し、当該物品のうち前記無線タグが前記可搬端末のタグ検出部で検出されている物品を監視対象から除外する監視部を有するものである。
前記監視部は、前記検出不能の物品を特定すると、前記可搬端末へ搬出確認信号を送信して前記可搬端末から前記タグ検出部による前記無線タグの検出結果を取得し、前記検出不能と特定した物品の無線タグが検出されている場合に、当該物品を監視対象から除外するものとすることができる。
また前記監視部は、前記監視目的領域において監視対象から除外している物品を検知すると、当該物品を監視対象に復帰させるものとすることができる。
前記端末側監視部は、前記監視装置の監視部にて監視対象から除外された物品を搬出監視対象とし、前記タグ検出部による前記無線タグの検出結果に基づいて、前記可搬端末の周囲に存在する前記搬出監視対象の物品を監視するものとすることができる。さらに、この構成において、前記監視部が、前記監視目的領域において監視対象から除外している物品を検知すると、当該物品を監視対象に復帰させると共に、当該物品を前記可搬端末に通知し、前記端末側監視部が、前記通知された物品を前記搬出監視対象から除外する構成とすることができる。
本発明によれば、監視目的領域外に持ち出される物品についてユーザが特段の作業をしなくても、当該物品は可搬端末により検知されていれば、監視目的領域からの遺失とはみなされず、例えば、遺失に対応して行われる異常通報等が不必要に行われることが回避される。持ち出した物品が監視目的領域に戻った場合も、ユーザの手を煩わすことなく、当該物品は監視対象に復帰される。持ち出し中の物品は可搬端末の管理下に置かれる。監視目的領域からの持ち出し、監視目的領域への復帰、及び持ち出し中の監視が、監視目的領域の監視装置と可搬端末との連携で自動的に行われ、ユーザが煩雑な作業をすることなく、好適な監視が実現される。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態である物品監視システムの概略の構成を示す模式図である。本システムは、監視領域2、監視センタ4を含んで構成される。監視領域2は、本システムの監視目的領域として予め設定された領域であり、例えば、ユーザの住居や事務所等の屋内やその建物近傍の屋外に設定することができる。監視領域2には、監視装置6及びタグリーダ8が設置される。また、図1には、監視領域2内に、監視対象となる物品10iが存在し、また監視領域2の外にユーザによって携行される荷物12として、ユーザが携帯可能な携帯端末(可搬端末)14及び監視対象物品10eが存在する様子が示されている。監視対象とする各物品10には無線タグ16が付される。各無線タグ16には互いを識別可能とする識別情報であるタグIDが予め与えられている。携帯端末14は移動体通信機能を有する。監視装置6と監視センタ4とは、公衆回線網等のネットワーク18を介して通信可能に構成される。またネットワーク18には、移動体通信の基地局20も接続され、監視装置6と携帯端末14とはネットワーク18及び移動体通信を介して通信することができる。
以下、本システムの主要な構成要素について個別に説明する。
タグリーダ8は、監視領域2に存在する無線タグ16を検出する。具体的には、タグリーダ8は、それが設置された周囲領域へ質問波を周期的に送出し、それに対する無線タグ16からの応答波を検知することによって無線タグ16を検出する。タグリーダ8は、監視領域2全域での無線タグ16の検出を可能とするように配置され、必要に応じて複数台配置される。
なお、質問波は、RFIDシステムで用いられる所定の搬送波周波数を有する電波であり、1台のタグリーダ8が無線タグ16を検出できる領域の広さは、搬送波周波数に応じて変わる。本システムでは、タグリーダ8と物品10の無線タグ16との間の無線通信は、非接触方式で行われるように構成され、搬送波周波数もこれに適応した周波数帯域に設定される。さらに、少数のタグリーダ8で比較的広い監視領域2をカバーするという点からは、タグリーダ8と無線タグ16との距離が比較的大きくても通信可能な周波数を利用することが好適であり、例えば、UHF帯を用いることができる。
タグリーダ8は応答波を復調して、それを送信した無線タグ16のタグIDを取得する。タグリーダ8と監視装置6とは宅内配線や有線/無線LAN等で通信可能に接続され、タグリーダ8は検出した無線タグ16のタグIDを監視装置6へ通知する。本システムでは、1台のタグリーダ8の検出領域内に複数の物品10iが存在することが想定されるため、アンチコリジョン機能(複数同時読み取り機能)を有するタグリーダ8を用いることが好適である。これにより、検出領域内に存在する複数の無線タグ16iから、一斉かつ漏れなく、タグIDを取得することが可能となる。
なお、タグリーダ8は、検出したタグID全部を監視装置6へ送信する構成に代えて、自身が検出しているタグIDを記憶し、新たに検出されたり、反対に検出できなくなったことにより記憶内容に変化が生じた場合に、当該変化に係るタグIDだけを監視装置6へ送信する構成とすることもできる。
また、タグリーダ8での読み取りエラー等によって、検出タグIDの変化が不要に発生し得ることへの対策として、任意の無線タグ16の検出/非検出の状態が所定回数の読み取り試行で一定に保たれることを条件に、当該無線タグ16の検出状態を決定し、またその変化を判定する構成とすることができる。
図2は、監視装置6の概略の構成を示すブロック図である。監視装置6は、制御部30、記憶部32及び通信インターフェース34を含んで構成される。基本的に監視装置6は、統一的に監視する監視領域2毎に設置される。通信インターフェース34は、制御部30と、タグリーダ8、監視センタ4及び携帯端末14との通信を制御する。記憶部32は、例えば、監視領域2における監視対象の物品10を登録する監視対象物品テーブルの他、タグリーダ8による各物品10に付された無線タグ16の検出状態、制御部30で実行される処理プログラムなどを記憶する。
監視対象物品テーブルは、監視対象とする物品10毎に、当該物品10に付された無線タグ16のタグIDを含む監視対象タグ情報を記憶する。なお、監視対象タグ情報には、タグIDの他、対応する物品10に関するその他の情報、例えば、当該物品10の名称や画像などの物品情報が関連付けられる。
制御部30は、記憶部32に格納されたプログラムに基づいて動作し、記憶部32、通信インターフェース34等の、監視装置6の各部の動作を制御する。例えば、制御部30は、後述する、監視領域2に在るべき物品10iを監視し、監視領域2から検出不能となった物品10を遺失物品として検知する処理を行う。また、制御部30は、遺失物品として検知した物品10が携帯端末14と共に外部へ持ち出されている物品10eであることを当該携帯端末14を介して検知した場合には、当該物品10は携帯端末14の管理下にあるため遺失物品として検知する必要がないとして、監視領域2における監視対象から除外する処理を行う。一方、携帯端末14と共に持ち出されていた物品10eが監視領域2に戻った場合に、制御部30は、当該物品10を監視領域2での監視対象に復帰させる処理を行う。監視領域2に存在せず、さらに携帯端末14の管理下にもない遺失物品は、例えば、盗難等によって生じ得る。そこで、制御部30は、監視領域2にも携帯端末14の管理下にもない遺失物品が発生した場合に、例えば、監視センタ4へ通報する処理を行ったり、監視領域2にてブザー鳴動を行って監視領域2にいるユーザの注意を喚起したり、また、監視装置6に接続されたモニタに遺失物品の名称や画像等の物品情報を表示してユーザに通知することができる。
監視センタ4は、各ユーザの監視装置6から例えば定期的に送られる監視対象物品テーブルを保持しており、監視装置6から物品10の検出不能の通報があった場合には、当該物品10について適切な対処を行う。例えば、物品10がクレジットカードである場合には、監視対象物品テーブルに登録されている情報に基づいてクレジットカード会社へ連絡し、利用停止措置を依頼することができる。また、保安要員を監視領域2の所在地へ派遣して異常の有無を確認させ、必要に応じて警察等への通報を行うといった対処を行うこともできる。
図3は、携帯端末14の概略の構成を示すブロック図である。携帯端末14は、制御部40、記憶部42、タグリーダ部44、操作部46、表示部48、及び無線通信部50を有する。本システムの監視動作時において、携帯端末14は後述するように、その周囲の所定範囲に存在する無線タグ16eを検出し監視すると共に、その検出・監視の結果を監視装置6へ通知する。
記憶部42は、例えば、携帯端末14の周囲に検知され監視対象とされる物品10e(管理搬出物品)を登録する管理搬出物品テーブルの他、制御部40により実行される上述の管理搬出物品の検出・管理処理のプログラムなどを記憶する。
タグリーダ部44は、携帯端末14の周囲に存在する無線タグ16eの検知に用いられる。タグリーダ部44は、タグリーダ8と同様に質問波を送出し、それに対する無線タグ16eからの応答波を検知することによって無線タグ16eを検出する。
操作部46は、ユーザが携帯端末14の動作を選択したり制御部40に指示を与えるための入力手段であり、例えば、各種ボタンスイッチやタッチパネルなどから構成される。
表示部48は、液晶等のディスプレイデバイスで構成され、制御部40からのメッセージ等を確認するためなどに用いられる。
無線通信部50は、移動体通信を行うための手段であり、基地局20と無線回線で接続され、監視装置6や監視センタ4との通信を可能とする。
制御部40は、携帯端末14の各部の動作を制御する機能を有し、例えば、制御部40は、マイクロプロセッサを用いて構成され、当該プロセッサにて実行されるプログラムにより各種動作を実現する。
次に、本システムの動作について説明する。図4は、監視装置6における監視処理の基本動作を説明する概略のフロー図である。この監視装置6の監視処理の基本動作は、携帯端末14における持ち出し確認動作と連携して実現される。図5は、当該持ち出し確認動作を説明する概略のフロー図である。
監視装置6の制御部30は、各タグリーダ8から送られる当該タグリーダ8が検知したタグIDを受信し、監視対象物品テーブルに監視対象タグ情報として登録されている無線タグ16のタグIDと照合する(図4のS100)。
制御部30は、監視装置6に接続された全てのタグリーダ8での検出結果との照合を行っても、監視対象物品テーブルに登録されたタグIDに照合不能なものが残った場合、つまり監視領域2に存在すべき監視対象物品10のうちに遺失物品を検知した場合(S102)、ユーザが携行している携帯端末14へ持ち出し確認信号(搬出確認信号)を送信する(S104)。持ち出し確認信号は、監視装置6にて検出不能であった無線タグ16のタグIDを内包している。
携帯端末14の制御部40は、監視装置6からの持ち出し確認信号を受信すると(図5のS150)、タグリーダ部44を駆動して、その周囲に存在する無線タグ16eを検出する(S152)。制御部40は、タグリーダ部44による検出結果を、持ち出し確認動作にて通知された遺失物品のタグIDと照合する(S154)。照合の結果、通知された遺失物品のタグIDがタグリーダ部44により検出されたタグIDの中に存在した場合には(S156)、制御部40は監視装置6へ、当該タグIDを内包した携行中信号を送信し(S158)、一方、存在しなかった場合には、非携行信号を送信する(S160)。
監視装置6の制御部30は、携帯端末14から携行中信号を受信した場合には(図4のS106)、当該携行中信号が通知するタグIDの監視対象タグ情報に、当該無線タグ16に対応する物品は持ち出し中である旨を登録する(S108)。例えば、この登録は、監視対象タグ情報に含まれる監視状態の情報として「持ち出し中」を表すパラメータを設定することで行うことができる。制御部30は、持ち出し中の登録がされた監視対象タグ情報については、遺失物品を検知する照合処理S102において、照合対象から除外する。すなわち、持ち出し中登録がされた監視対象物品10は、その無線タグ16が監視領域2に検出されなくても遺失物品とは判断されず、改めて携帯端末14へ持ち出し確認信号を送信することはされない。その一方で、制御部30は、持ち出し中登録をした監視対象タグ情報を、対応する無線タグ16を検出した携帯端末14へ送信し(S110)、これにより当該携帯端末14に持ち出し中の物品10の携行監視の開始を指示する。なお、制御部30は携帯端末14へ、持ち出し中登録をした無線タグ16の監視対象タグ情報を構成する要素の全部を送る必要はないが、少なくともタグIDは携帯端末14へ通知される。ちなみに本実施形態では、後述するように携帯端末14にてユーザの確認を得る構成としているため、ユーザが物品10を把握し易いように、タグIDの他に、物品10の名称や画像といった物品情報も送信する。
制御部30が携帯端末14から携行中信号を受信できなかった遺失物品については、監視領域2及び携帯端末14の監視範囲のいずれにも存在が確認できなかったことになり、制御部30は、まさに遺失物品であるとして異常状態との判断を確定し(S112)、監視対象タグ情報に監視状態として「異常」を表すパラメータを設定すると共に、監視センタ4へ異常通報を行う(S114)。監視センタ4は、当該通報を受けた場合には、通知された遺失物品に応じて、既に述べたように適切な対処を行う。ちなみに、処理S106にて携帯端末14から携行中信号を受信できない場合として、携帯端末14から非携行信号を受信する場合の他、監視装置6と携帯端末14とが通信不能である等により、監視装置6が持ち出し確認信号の送信から所定時間経過しても携行中信号及び非携行信号のいずれも受信できなかった場合があり得る。なお、監視対象タグ情報に「異常」パラメータを設定された無線タグ16を以降の監視動作において監視対象から除外するように構成し、監視センタ4への通報が重複して行われないようにすることもできる。
制御部30は、処理S100での照合の結果、監視領域2からの監視対象物品10の消滅を検知すると(S102)上述のように処理S104〜S114を実行する。一方、監視領域2から持ち出されていた監視対象物品10が監視領域2に復帰する場合があり、制御部30はこれに対する処理も行う。例えば、制御部30は、処理S100での照合の結果に基づいて、監視対象物品テーブルに持ち出し中登録がされている無線タグ16が監視領域2に位置していることを検知した場合(S120)、当該物品10の監視を委ねた携帯端末14に対して、監視終了信号を送信すると共に(S122)、当該物品10の監視対象タグ情報に設定されている持ち出し中登録を解除する(S124)。これにより、当該物品10は、携帯端末14による携行監視の対象から、監視装置6による監視領域2での監視対象に移行する。
制御部30は、監視動作中において、上述の処理S100〜S124を反復実行する。
なお、上記実施形態では、監視装置6は、持ち出し確認信号に対して携帯端末14から携行中信号を受信したか否かによって持ち出しと遺失とを判別しているが、これに代えて、携帯端末14からはタグリーダ部44が検知したタグIDを取得し、監視装置6にて持ち出し確認対象のタグIDが含まれているかを判定してもよい。この場合、携帯端末14の構成を簡略化することができる。
さて、上述のように制御部30は持ち出し中の物品10に関して、携行監視の開始指示として携帯端末14へ監視対象タグ情報を送信する(図4のS110)。携帯端末14の制御部40は、この監視対象タグ情報を受信すると(図5のS162)、当該監視対象タグ情報の内容を管理搬出タグ情報として管理搬出物品テーブルに登録する。これにより、対応する無線タグ16が携行監視の対象として携帯端末14に登録され(S164)、携行監視処理が開始される(S166)。
図6は、携帯端末14における携行監視動作を説明する概略のフロー図である。携帯端末14の制御部40は上述のように、或る無線タグ16について管理搬出タグ情報が管理搬出物品テーブルに登録されると携行監視を開始する(S166)。この携行監視は、管理搬出物品テーブルに登録された無線タグ16が携行監視の対象から解除されるまで継続される。
制御部40は、タグリーダ部44が検出するタグIDを、管理搬出物品テーブルに登録されている無線タグ16のタグIDと照合する(S200)。制御部40は、管理搬出物品テーブルに登録された全てのタグIDがタグリーダ部44によって携帯端末14の周囲に検出にされていれば(S202)、正常であるとして特段の措置を講じない。
これに対して、管理搬出物品テーブルに登録されたタグIDのうちにタグリーダ部44によって検出されないものがあった場合(S202)、制御部40は、携帯端末14の管理下にて持ち出されていた管理搬出物品のうちに、紛失等によりその存在を把握できなくなった物品(遺失搬出物品)が発生した異常状態と判断して、所定の適切な措置を講じる(S204〜S208)。例えば、制御部40は表示部48に、紛失した物品に関する物品情報を表示し、ユーザに通知する(S204)。ユーザへの通知方法としては、音声や携帯端末14の振動を発生させるといった方法を単独で、又は他の方法と併せて使用することが可能である。ユーザへ通知した後、制御部40は異常状態との判断を確定し(S206)、管理搬出タグ情報に監視状態として「異常」を表すパラメータを設定すると共に、監視装置6へ異常通報を行う(S208)。
異常通報を受けた監視装置6は、当該異常状態を確認し、監視対象タグ情報の監視状態を「異常」に変更すると共に、例えば、監視センタ4への通報等の措置を行う。なお、例えば、携帯端末14が複数存在する場合に、監視装置6は、或る携帯端末14での管理搬出物品の遺失を通報された際に、他の携帯端末14で当該物品の無線タグ16が検出されていないかを確認した上で、異常状態との判断を確定する構成とすることもできる。これにより、例えば、或るユーザが持ち出した物品10eが外出先で、別の携帯端末14を所持する他のユーザに渡された場合などを異常状態と判断しないようにすることができる。
また、処理S204にてユーザに遺失搬出物品の物品情報を提示した際に、紛失等の異常であるか否かの確認をユーザに操作部46から入力させ、ユーザが異常であると確認した場合のみ、監視装置6への通報等を行う構成としてもよい。これにより、例えば、監視対象物品であるキャッシュカード等を銀行での手続の際に窓口に預ける等の状況にて、不要な異常通報を回避できる。
携帯端末14での遺失搬出物品の発生についての監視センタ4への通報は、監視装置6を介さず、携帯端末14から直接、監視センタ4へ行うようにしてもよい。
なお、監視装置6の制御部30は、監視対象タグ情報の監視状態に「異常」を設定された無線タグ16を以降の監視動作において監視対象から除外するように構成し、監視センタ4への通報が重複して行われないようにすることもできる。また、携帯端末14の制御部40は、管理搬出タグ情報の監視状態に「異常」を設定された無線タグ16を以降の携帯端末14での携行監視動作において監視対象から除外するように構成し、監視装置6や監視センタ4への通報が重複して行われないようにすることもできる。
携帯端末14における携行監視の基本動作は上述の処理S200〜S208であり、この動作は、管理搬出物品テーブルに、有効な監視対象が登録されている間、反復実行される。管理搬出物品テーブルに管理搬出タグ情報を登録された無線タグ16は、上述のように監視状態に「異常」を設定される場合の他、監視装置6での処理S122の監視終了信号を携帯端末14が受信した場合に、有効な監視対象ではなくなる。本実施形態では、制御部40が監視終了信号を受信したか否かの判定処理S210が、携行監視を開始した後(S166)、照合処理S200に先行して行われる。監視終了信号を受信しない状態では、上述の基本動作S200〜S208が反復される。
一方、監視終了信号を受信した場合には(S210)、制御部40は当該信号が指定する無線タグ16についての管理搬出タグ情報を管理搬出物品テーブルから削除し、携行監視の対象から解除する(S212)。その上で、まだ、管理搬出物品テーブルに有効な監視対象が登録されている場合は、制御部40は携行監視中の無線タグ16があると判断して(S214)、処理S210から携行監視処理を継続する。これに対し、管理搬出物品テーブルに有効な監視対象がなくなった場合には(S214)、制御部40は携行監視処理を終了する(S216)。
なお、携帯端末14は、携行監視を行わない構成とすることもできる。この場合には、制御部40は、図5に示す処理S162〜S166を省略した動作を行う。すなわち、監視装置6から持ち出し確認信号を受信すると、制御部40はタグリーダ部44を駆動させ、携行中信号または非携行信号の送信処理S158,S160のみを行う。
本発明の実施形態である物品監視システムの概略の構成を示す模式図である。 監視装置の概略の構成を示すブロック図である。 携帯端末の概略の構成を示すブロック図である。 監視装置における監視処理の基本動作を説明する概略のフロー図である。 携帯端末における持ち出し確認動作を説明する概略のフロー図である。 携帯端末における携行監視動作を説明する概略のフロー図である。
符号の説明
2 監視領域、4 監視センタ、6 監視装置、8 タグリーダ、10 監視対象物品、12 荷物、14 携帯端末、16 無線タグ、18 ネットワーク、20 基地局、30 制御部、32 記憶部、34 通信インターフェース、40 制御部、42 記憶部、44 タグリーダ部、46 操作部、48 表示部、50 無線通信部。

Claims (5)

  1. 監視目的領域から、物品に付された無線タグを検出するタグリーダと、
    前記タグリーダによる前記無線タグの検出結果に基づいて、前記監視目的領域に存在する監視対象物品を監視する監視装置と、
    前記監視目的領域外に持ち出し可能であって、前記監視装置と通信可能な可搬端末と、
    を備えた物品監視システムであって、
    前記可搬端末は、
    その周囲の所定範囲に存在する前記無線タグを検出するタグ検出部と、
    前記タグ検出部による前記無線タグの検出結果を前記監視装置へ通知する端末側監視部と、
    を有し、
    前記監視装置は、前記監視対象物品のうち前記監視目的領域から検出不能となった物品を特定し、当該物品のうち前記無線タグが前記可搬端末のタグ検出部で検出されている物品を監視対象から除外する監視部を有すること、
    を特徴とする物品監視システム。
  2. 前記監視部は、前記検出不能の物品を特定すると、前記可搬端末へ搬出確認信号を送信して前記可搬端末から前記タグ検出部による前記無線タグの検出結果を取得し、前記検出不能と特定した物品の無線タグが検出されている場合に、当該物品を監視対象から除外すること、を特徴とする請求項1に記載の物品監視システム。
  3. 前記監視部は、前記監視目的領域において監視対象から除外している物品を検知すると、当該物品を監視対象に復帰させること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品監視システム。
  4. 前記端末側監視部は、前記監視装置の監視部にて監視対象から除外された物品を搬出監視対象とし、前記タグ検出部による前記無線タグの検出結果に基づいて、前記可搬端末の周囲に存在する前記搬出監視対象の物品を監視すること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品監視システム。
  5. 前記監視部は、前記監視目的領域において監視対象から除外している物品を検知すると、当該物品を監視対象に復帰させると共に、当該物品を前記可搬端末に通知し、
    前記端末側監視部は、前記通知された物品を前記搬出監視対象から除外すること、
    を特徴とする請求項4に記載の物品監視システム。
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