JP5142562B2 - 物品監視システム - Google Patents

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本発明は、管理領域から持ち出される物品の存在を、当該物品に付された無線タグと当該物品と共に持ち出される可搬端末とを用いて監視する物品監視システムに関する。
従来、RFID(Radio Frequency Identification)タグと呼ばれる無線タグを用いて、携行品の紛失や盗難を検知するシステムが提案されている。下記特許文献1に提案されるシステムでは、無線タグを付された物品を自宅や勤務先といった管理領域からユーザが持ち出す際に、タグリーダ機能付きの携帯端末も併せて携行し、タグを付された携行品を落としたり盗難されたりしたことを携帯端末で検出する。
このシステムでは、ユーザは外出するときに携帯端末を操作し、携行品を監視対象として携帯端末に登録する。携帯端末は登録動作を指示されると、そのとき読み取り範囲内にて検出した無線タグを監視対象として記憶する。外出中において、携帯端末は、読み取り範囲内にて監視対象物品の無線タグを検出できなくなると、紛失等の異常と判断しユーザに報知する。なお、携帯端末の無線タグの読み取り範囲は、物品がユーザに携行されていると判断してよいユーザ周辺の所定領域に設定される。
特開2006−4257号公報
例えば、携帯端末を所持した家族等の複数のユーザが一緒に外出する場合などのように、或るユーザについての監視対象の登録の際に、他のユーザが近くに居る場合がある。その場合、他のユーザの携行品を誤って自分の監視対象に登録してしまい、複数ユーザの携帯端末間にて監視対象が重複して登録される可能性がある。このように誤って登録がされると、外出後に自分が他のユーザと離れた場合に、そもそも自分が所持していない物品について携帯端末が紛失等の異常と判定するという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、管理領域から持ち出される物品の監視について信頼性が向上した物品監視システムを提供することを目的とする。
本発明に係る物品監視システムは、監視対象物品に付された無線タグを検出する複数の可搬端末と、前記複数の可搬端末を統括管理する管理装置と、を含み、前記各可搬端末が、当該可搬端末が監視する前記監視対象物品を登録する端末別記憶手段と、所定の周囲領域に存在する前記監視対象物品に付された前記無線タグを検出するタグ検出手段と、前記端末別記憶手段に登録された前記監視対象物品のうち、前記タグ検出手段によって前記無線タグが検出されない検出不能物品を特定し、前記管理装置へ通知する検出不能通知手段と、を有し、前記管理装置が、前記各可搬端末の前記監視対象物品の登録内容を記憶管理する端末管理手段と、前記端末管理手段が記憶している前記登録内容に基づいて、前記通知を受けた検出不能物品がその通知元以外の前記可搬端末の前記監視対象物品でもある重複登録物品か否かを調べ、前記重複登録物品ではない場合に亡失異常と判定する判定手段と、を有するシステムである。
前記端末管理手段は、前記判定手段が前記検出不能物品を前記重複登録物品であると判定した場合に、前記通知元の可搬端末の前記監視対象物品から当該検出不能物品を除外するように構成することができる。
前記判定手段は、前記検出不能物品が前記通知元の可搬端末と他の可搬端末とで監視対象として登録されている場合、前記他の可搬端末の前記タグ検出手段にて当該検出不能物品の前記無線タグが検出されているか否かを確認し、当該他の可搬端末による検出が確認できた場合に前記検出不能物品は前記重複登録物品であると判定するように構成することができる。
また、前記判定手段は、前記他の可搬端末による検出が確認できない場合には前記亡失異常と判定する構成とすることができる。
他の本発明に係る物品監視システムにおいては、前記管理装置が、さらに、管理領域に存在する物品に付された前記無線タグを検出するタグリーダと、前記タグリーダの検出結果に基づいて存在を監視する領域内監視対象物品が登録される監視対象物品記憶手段と、を有し、前記端末管理手段が、前記可搬端末が前記管理領域外へ移動する際に、当該可搬端末が検出している前記無線タグが付された物品について、前記領域内監視対象物品としての登録から除外すると共に、当該可搬端末の前記監視対象物品として登録する持ち出し登録処理を行う。
本発明によれば、或る可搬端末にて監視対象物品の検出不能が生じた場合に、他の可搬端末にて当該監視対象物品の重複登録がされていないかを確認し、その上で、当該物品が紛失や置き忘れ、スリ等により亡失したか否かが判断される。これにより、当該物品が重複登録に係る他の可搬端末にて検出されている場合には、不要に亡失異常と判定されることを防止でき、監視の信頼度が向上する。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態である物品監視システムの概略の構成を示す模式図である。本システムは、携帯端末(可搬端末)2、管理主装置4、タグリーダ6を含んで構成される。これらのうち管理主装置4及びタグリーダ6は管理装置を構成し、管理領域8に配置される。管理領域8は、本システムの監視対象とする物品10が普段、置かれている場所であり、例えば、ユーザの住居や事務所等に設定することができる。
携帯端末2は、家族等の複数人のユーザに対応して複数台存在する。携帯端末2は、ユーザが管理領域8に居るときには管理領域8に位置する。一方、ユーザは、監視対象物品10を所持して管理領域8から外出する際には、携帯端末2を携行する。図1には、管理領域8に置かれている携帯端末2と共に、2人の外出しているユーザ12それぞれが身に付けている携帯端末2が示されている。また、図1は、ユーザ12が物品10を服のポケットや手荷物14に入れて管理領域8外に携行していることを模式的に示している。
監視対象とする各物品10には無線タグ16が付される。各無線タグ16には互いを識別可能とする識別情報であるタグIDが予め与えられている。携帯端末2は移動体通信機能を有する。管理主装置4と監視センタ18とは、公衆回線網等のネットワーク20を介して通信可能に構成される。またネットワーク20には、移動体通信の基地局22も接続され、携帯端末2と管理主装置4とはネットワーク20及び移動体通信を介して通信することができる。
以下、本システムの主要な構成要素について個別に説明する。
図2は、携帯端末2の概略の構成を示すブロック図である。携帯端末2は、制御部30、記憶部32、タグリーダ部34、操作部36、出力部38、及び無線通信部40を有する。本システムの監視動作時において、携帯端末2は上述のようにユーザの外出時に携行される。そして携帯端末2は、ユーザが管理領域8から持ち出した物品10の存在を、携帯端末2の周囲の所定範囲に存在する無線タグ16を検出することによって監視する。
記憶部32は、ユーザが外出する際に所持している監視対象物品10のタグIDを記憶する携行物品テーブルの他、制御部30により実行される監視対象物品10の検出・監視処理のプログラムなどを記憶する。
タグリーダ部34は、携帯端末2の周囲に存在する無線タグ16の検知に用いられる。具体的には、タグリーダ部34は、その周囲領域へ質問波を周期的に送出し、それに対する無線タグ16からの応答波を検知することによって無線タグ16を検出する。タグリーダ部34は、無線タグ16との間の無線通信を非接触方式で行うと共に、携帯端末2の比較的近傍の無線タグ16のみと無線通信可能に構成される。その通信可能な範囲は、置き忘れや盗難を早期に検知する上では小さい方がよい一方で、それらの誤検出を抑制するためには或る程度大きい方がよいことなどを考慮して定められる。例えば、2m程度であれば、一般的に、所持品である物品10がユーザの管理下にあるとみなしても差し支えないと思われ、この程度の値にタグリーダ部34の通信可能距離を設定することができる。なお、質問波は、所定の搬送波周波数を有する電波であり、この搬送波周波数や電波強度によって通信可能な距離を調整することが可能である。
タグリーダ部34は応答波を復調して、それを送信した無線タグ16のタグIDを取得する。なお、ユーザが複数の物品10を所持することが想定されるため、アンチコリジョン機能(複数同時読み取り機能)を有するタグリーダ部34を用いることが好適である。これにより、ユーザが多数の物品10を携行している場合でも、それらの無線タグ16から、一斉かつ漏れなく、タグIDを取得することが可能となる。
操作部36は、ユーザが携帯端末2の動作を選択したり制御部30に指示を与えるための入力手段であり、例えば、各種ボタンスイッチやタッチパネルなどから構成される。
出力部38は、制御部30からユーザへメッセージや所定の状態を通知するための手段であり、例えば、液晶等の画像表示手段や、スピーカ等の音声出力手段、携帯端末2を振動させるバイブレータなどで構成することができる。
無線通信部40は、移動体通信を行うための手段であり、基地局22と無線回線で接続され、管理主装置4や監視センタ18との通信を可能とする。また、無線通信部40は、管理領域8内にて管理主装置4と直接に無線通信ができるように構成することもできる。
制御部30は、携帯端末2の各部の動作を制御する機能を有し、例えば、制御部30は、マイクロプロセッサを用いて構成され、当該プロセッサにて実行されるプログラムにより携行物品監視等の各種動作を実現する。制御部30は、携行物品監視処理として、記憶部32の携行物品テーブルに登録されている監視対象物品10のタグIDが、タグリーダ部34で検出できているかを監視し、検出できないタグIDがあった場合には管理主装置4へ検出不能通知を行う。
図3は、管理主装置4の概略の構成を示すブロック図である。管理主装置4は、制御部50、記憶部52及び通信インターフェース54を含んで構成される。管理主装置4は、管理領域8に通常置かれる物品10を使用する複数ユーザの携帯端末2を統括管理する。通信インターフェース54は、制御部50と、タグリーダ6、監視センタ18及び携帯端末2との通信を制御する。記憶部52は、例えば、管理領域8における監視対象の物品10を登録する監視対象物品テーブルの他、各携帯端末2の携行物品テーブルの登録内容を保持した携行物品統括管理テーブル、制御部50で実行される処理プログラムなどを記憶する。
監視対象物品テーブルは、監視対象とする物品10毎に、当該物品10に付された無線タグ16のタグIDを含む監視対象タグ情報を記憶する。なお、監視対象タグ情報には、タグIDの他、対応する物品10に関するその他の情報、例えば、当該物品10の名称や画像などの物品情報が関連付けられる。また、監視対象タグ情報には、対応する物品10がタグリーダ6の検出結果に基づいて管理領域8内にて存在を監視される領域内監視対象物品であるか否かが登録される。
携行物品統括管理テーブルは、各ユーザが所持する携帯端末2と、各携帯端末2が登録している監視対象物品10のタグIDとを対応付けて記憶する。また、後述のように携行物品テーブルに対する登録削除が行われる場合には、その登録削除が携行物品統括管理テーブルにも反映される。すなわち、携行物品統括管理テーブルには、全ての携帯端末2の携行物品テーブルの最新の登録内容に相当するデータが格納される。
制御部50は、記憶部52に格納されたプログラムに基づいて動作し、記憶部52、通信インターフェース54等の管理主装置4の各部の動作を制御する。例えば、制御部50は、各携帯端末2の携行物品テーブルの登録内容を管理する処理を行う。また、制御部50は、携帯端末2から携行物品テーブルに登録された物品10に検出不能なものがあったことを通知されると、亡失異常か否かの判定を行う。亡失異常は、例えば、盗難等によって生じ得る。そこで、制御部50は、亡失異常が発生した場合に、例えば、対応する携帯端末2や監視センタ18へ通報する処理を行う。また、制御部50は、監視対象物品テーブル及びタグリーダ6の検知情報に基づいて、管理領域8内における監視対象物品10の亡失を監視する。
タグリーダ6は、管理領域8に存在する監視対象物品10の無線タグ16の検知に用いられる。タグリーダ6は、タグリーダ部34と同様に質問波を送出し、それに対する無線タグ16からの応答波を検知することによって無線タグ16を検出する。タグリーダ6は応答波を復調して、それを送信した無線タグ16のタグIDを取得する。タグリーダ6と管理主装置4とは宅内配線や有線/無線LAN等で通信可能に接続され、タグリーダ6は検出した無線タグ16のタグIDを管理主装置4へ通知する。
監視センタ18は、管理主装置4から例えば定期的に送られる監視対象物品テーブルを保持しており、管理主装置4から亡失異常の通報があった場合には、対応する物品10について適切な対処を行う。例えば、物品10がクレジットカードである場合には、監視対象物品テーブルに登録されている情報に基づいてクレジットカード会社へ連絡し、利用停止措置を依頼することができる。
次に、本システムの動作について説明する。まず、ユーザが管理領域8から監視対象物品10を持ち出す際の登録処理(持ち出し物品登録処理)を説明する。図4は、携帯端末2での持ち出し物品登録処理の概略のフロー図である。ユーザは、外出に際して、持ち出す監視対象物品10を携帯した状態で、携帯端末2の操作部36を操作して、制御部30に持ち出し登録を指示する。制御部30はこの持ち出し登録指示を受けると(S100)、そのときタグリーダ部34によって無線タグ16が検出されている物品10を携行物品テーブルに登録する(S102)。具体的には、制御部30は、タグリーダ部34が検出している無線タグ16のタグIDを携行物品テーブルに持ち出し物品を表すエントリとして登録する。以降、携帯端末2は登録した物品を監視対象物品として監視を行う。
さらに、制御部30は、携行物品テーブルに登録したタグIDを、無線通信部40を介して管理主装置4へ送信する(S104)。なお、このタグIDの送信に対する応答として、管理主装置4から、当該タグIDに対応して監視対象物品テーブルに登録されている監視対象タグ情報(例えば、物品10の名称や画像)を受け取り、これも携行物品テーブルに登録する構成とすることもできる。
ちなみに、この持ち出し物品の登録時に、タグリーダ部34の検知範囲に他の外出者が携行する物品10が存在すると、その無線タグ16も携行物品テーブルに登録されることが起こり得る。
図5は、持ち出し物品登録に関する管理主装置4での処理の概略のフロー図である。管理主装置4は携帯端末2から持ち出し物品のタグIDを受信すると(S110)、持ち出しを通知してきた携帯端末2と対応付けてそれを携行物品統括管理テーブルに登録する(S112)。このようにして、管理主装置4は携帯端末2が監視対象としている物品10を携行物品統括管理テーブルにて管理する。
さらに、管理主装置4は、監視対象物品テーブルにおいて、持ち出し物品に対応する監視対象タグ情報に格納されている領域内監視対象物品としての登録を削除する(S114)。これにより、管理主装置4は、監視対象物品テーブルに基づいて、各物品10が領域内監視対象物品であるか、持ち出し物品であるかを判別することができる。すなわち、タグリーダ6が検出できない無線タグ16があった場合に、それに対応する監視対象タグ情報に領域内監視対象物品の登録がされていなければ、管理主装置4は管理領域8での亡失異常とは判定しない。
次に、ユーザが外出した場合の持ち出し物品の監視動作について説明する。図6は、本システムの持ち出し物品監視に関する管理主装置4の基本動作を説明する概略のフロー図である。この管理主装置4の監視処理の基本動作は、携帯端末2における監視動作と連携して実現される。
携帯端末2は、携行物品テーブルに登録された無線タグ16がタグリーダ部34によって検出されるか否かに基づいて、持ち出した物品がユーザに携行されているかどうかを検知する。ここで、携行物品テーブルに登録された無線タグ16がタグリーダ部34によって検出されている場合には、携帯端末2は、持ち出した物品がユーザに携行されている正常な状態であると判断し、特段の処理を行わない。
一方、携行物品テーブルに登録された無線タグ16がタグリーダ部34によって検出されない場合には、携帯端末2は、当該無線タグ16に対応する持ち出し物品を検出不能物品と判定し、管理主装置4へ検出不能通知(検出不能物品のタグIDを含む)を送信する。例えば、検出不能は、ユーザが実際に持ち出した物品10がなくなった場合や盗難に遭った場合に生じる。また、検出不能は、上述のように持ち出し登録時に同時に外出する者の携行品を誤って重複登録してしまった後に、その同時外出者と別れた場合に生じる。さらに、検出不能は、上述のように管理領域8から持ち出されない領域内監視対象である物品10を携帯端末2が誤って持ち出し登録した状態でユーザが外出した場合にも生じ得る。
管理主装置4は、持ち出し物品監視に関する動作にて、図6に示すように、いずれかの携帯端末2から検出不能通知を受信すると(S120)、携行物品統括管理テーブルを参照し、検出不能物品のタグIDが他の携帯端末2の持ち出し物品(監視対象物品)に登録されていないかどうかを調べる(S122)。他の携帯端末2の持ち出し物品に登録されている場合には(S124の「Yes」)、もともと通知元の携帯端末2を持つユーザが携行している物品ではない可能性がある。そこで管理主装置4は通信インターフェース54を介して、当該他の携帯端末2へ確認信号を送信する(S126)。
確認信号を受信した携帯端末2は、確認信号に指定された検出不能物品のタグIDをタグリーダ部34が検知している場合には、検知情報を管理主装置4へ返す。
管理主装置4は、確認信号の送信から所定時間T内に、確認信号を送った携帯端末2から検知情報を受信した場合には(S128の「Yes」)、通知された検出不能物品は他の携帯端末2が監視している重複登録物品であると判定する。そして携行物品統括管理テーブルにおいて、検出不能を通知した携帯端末2に関して登録されている検出不能な持ち出し物品の登録を削除し、検出不能物品を通知元の携帯端末2の監視対象物品から除外する(S130)。また、管理主装置4は、検出不能を通知した携帯端末2に対して、正常通知を送信する(S132)。この正常通知は、携帯端末2に対して、検出不能物品に関する携行物品テーブルの登録を削除させる指示となる。
携帯端末2は正常通知に応じて、検出不能物品に関する携行物品テーブルの登録を削除する。なお、この場合は、当該携帯端末2での検出不能は重複登録に起因するものであり、物品10の亡失は発生していないので、携帯端末2は正常時と同様に、ユーザに対しては異常通知等の特段の処理を行わない。
このように、重複登録に基づく検出不能が発生した場合には、異常が誤検出されることが回避され、重複登録に係る誤登録は解消され、以降の検出不能の発生が防止される。
なお、管理主装置4は、検出不能通知を受信した場合に、上述の他の携帯端末2での検出状況を確認するのと併せて、管理領域8内での検出状況を確認することができる。管理主装置4が検出不能通知に係る物品10を管理領域8内にて検知した場合には、管理主装置4は上述の処理S130,S132と同様の処理を行い、携帯端末2も上述の正常通知に対すると同様の処理を行う。なお、この場合、検出不能通知に係る物品10は、誤って持ち出し登録されたため、監視対象物品テーブルにて領域内監視対象物品の登録を削除されている。そこで、管理主装置4は、当該物品10について、領域内監視対象物品の登録を回復させる。これにより、持ち出されていない物品についての過誤の持ち出し登録に基づく検出不能が発生した場合にも、異常が誤検出されることが回避され、また持ち出しの過誤登録は解消され、以降の検出不能の発生が防止される。
一方、管理主装置4は、他の携帯端末2の持ち出し物品に登録されていない場合(S124の「No」)、若しくは確認信号を送信してから所定時間T内に検知情報を受信できなかった場合には(S128の「No」)、検出不能通知に係る物品10が遺失・盗難等の理由により亡失した可能性があるとして異常判定し(S134)、検出不能を通知した携帯端末2及び監視センタ18に対して、異常通知を送信する(S136)。
異常通知を受信した携帯端末2は、物品10の亡失を検知したことを出力部38によりユーザに知らせる異常通知処理を行う。なお、上述のように携行物品テーブルに物品10の名称や画像を格納した場合には、それらを出力部38を構成する画像表示デバイスに表示してユーザへの亡失を通知することができ、これによりユーザはなくなったとされる物品10を容易に理解することができる。
ちなみに、所定時間T内に検知情報を受信できない場合としては、検出不能物品について持ち出しの重複登録を有していたいずれの携帯端末2も当該物品を検知できなかった場合や、重複登録に係る他の携帯端末2(当該他の携帯端末2が複数存在する場合には、その少なくとも一部)と管理主装置4とが通信不能な状況にある場合などが考えられる。
なお、異常判定S134に際しては、上述のような持ち出されていない物品についての過誤の持ち出し登録についても確認することにより、より正確な判定が可能となる。
また、他の携帯端末2への確認処理は省略して構成してもよい。この場合、図6のS126及びS128の処理を省略し、S124にて他の携帯端末2で持ち出し中であれば(S124の「Yes」)、S130の処理へ進む。
本発明の実施形態である物品監視システムの概略の構成を示す模式図である。 携帯端末の概略の構成を示すブロック図である。 管理主装置の概略の構成を示すブロック図である。 携帯端末での持ち出し物品の登録処理の概略のフロー図である。 持ち出し物品の登録に関する管理装置での処理の概略のフロー図である。 持ち出し物品の監視に関する管理装置での処理の概略のフロー図である。
符号の説明
2 携帯端末、4 管理主装置、6 タグリーダ、8 管理領域、10 監視対象物品、14 手荷物、16 無線タグ、18 監視センタ、20 ネットワーク、22 基地局、30,50 制御部、32,52 記憶部、34 タグリーダ部、36 操作部、38 出力部、40 無線通信部、54 通信インターフェース。

Claims (5)

  1. 監視対象物品に付された無線タグを検出する複数の可搬端末と、前記複数の可搬端末を統括管理する管理装置と、を含む物品監視システムであって、
    前記各可搬端末は、
    当該可搬端末が監視する前記監視対象物品を登録する端末別記憶手段と、
    所定の周囲領域に存在する前記監視対象物品に付された前記無線タグを検出するタグ検出手段と、
    前記端末別記憶手段に登録された前記監視対象物品のうち、前記タグ検出手段によって前記無線タグが検出されない検出不能物品を特定し、前記管理装置へ通知する検出不能通知手段と、
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記各可搬端末の前記監視対象物品の登録内容を記憶管理する端末管理手段と、
    前記端末管理手段が記憶している前記登録内容に基づいて、前記通知を受けた検出不能物品がその通知元以外の前記可搬端末の前記監視対象物品でもある重複登録物品か否かを調べ、前記重複登録物品ではない場合に亡失異常と判定する判定手段と、
    を有し、
    前記端末管理手段は、前記判定手段が前記検出不能物品を前記重複登録物品であると判定した場合に、前記通知元の可搬端末の前記監視対象物品から当該検出不能物品を除外すること、
    を特徴とする物品監視システム。
  2. 前記判定手段は、前記検出不能物品が前記通知元の可搬端末と他の可搬端末とで監視対象として登録されている場合、前記他の可搬端末の前記タグ検出手段にて当該検出不能物品の前記無線タグが検出されているか否かを確認し、
    当該他の可搬端末による検出が確認できた場合に前記検出不能物品は前記重複登録物品であると判定すること、を特徴とする請求項に記載の物品監視システム。
  3. 前記判定手段は、前記他の可搬端末による検出が確認できない場合には前記亡失異常と判定すること、を特徴とする請求項に記載の物品監視システム。
  4. 前記管理装置は、さらに、
    管理領域に存在する物品に付された前記無線タグを検出するタグリーダと、
    前記タグリーダの検出結果に基づいて存在を監視する領域内監視対象物品が登録される監視対象物品記憶手段と、
    を有し、
    前記端末管理手段は、前記可搬端末が前記管理領域外へ移動する際に、当該可搬端末が検出している前記無線タグが付された物品について、前記領域内監視対象物品としての登録から除外すると共に、当該可搬端末の前記監視対象物品として登録する持ち出し登録処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載の物品監視システム。
  5. 監視対象物品に付された無線タグを検出する複数の可搬端末と、前記複数の可搬端末を統括管理する管理装置と、を含む物品監視システムであって、
    前記各可搬端末は、
    当該可搬端末が監視する前記監視対象物品を登録する端末別記憶手段と、
    所定の周囲領域に存在する前記監視対象物品に付された前記無線タグを検出するタグ検出手段と、
    前記端末別記憶手段に登録された前記監視対象物品のうち、前記タグ検出手段によって前記無線タグが検出されない検出不能物品を特定し、前記管理装置へ通知する検出不能通知手段と、
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記各可搬端末の前記監視対象物品の登録内容を記憶管理する端末管理手段と、
    前記端末管理手段が記憶している前記登録内容に基づいて、前記通知を受けた検出不能物品がその通知元以外の前記可搬端末の前記監視対象物品でもある重複登録物品か否かを調べ、前記重複登録物品ではない場合に亡失異常と判定する判定手段と、
    管理領域に存在する物品に付された前記無線タグを検出するタグリーダと、
    前記タグリーダの検出結果に基づいて存在を監視する領域内監視対象物品が登録される監視対象物品記憶手段と、
    を有し、
    前記端末管理手段は、前記可搬端末が前記管理領域外へ移動する際に、当該可搬端末が検出している前記無線タグが付された物品について、前記領域内監視対象物品としての登録から除外すると共に、当該可搬端末の前記監視対象物品として登録する持ち出し登録処理を行うこと、
    を特徴とする物品監視システム。
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