JP2004362439A - 非接触式個体識別方法、非接触式個体識別管理装置、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

非接触式個体識別方法、非接触式個体識別管理装置、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】忘れ物や盗難を検出するために識別タグを利用する非接触式個体識別管理方法、非接触式個体識別管理装置にあって、その登録及び検出のための作業が容易に行える非接触式個体識別管理方法、非接触式個体識別管理装置、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】個体識別のための識別情報を記憶する識別タグ20と、この識別タグ20から識別情報を読み取る読取手段30−1とを用いた非接触式個体識別方法であって、読取手段30−1を読取作動させ、検出対象の識別タグ20の識別情報が登録される識別情報登録リスト31に、当該読み取られた識別タグ20の識別情報を検出対象として登録する検出対象登録ステップと、読取手段30−1を読取作動させ、当該読み取られた識別タグ20の識別情報と、検出対象登録ステップによって識別情報登録リスト31に登録されている検出対象の識別タグ20の識別情報とを比較し、検出対象の識別タグ20の状態を確認する状態確認ステップとを有する非接触式個体識別管理方法である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個体識別タグとこの個体識別タグの識別情報を非接触で読み取る読取装置とを用いた非接触式個体識別管理方法、非接触式個体識別管理装置、プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、商品や物品等の移動可能な個体に無線IDタグ(個体識別タグ)を取り付け、ホスト側からこの無線IDタグに予め設定されている固有の識別データを非接触で読み取ることにより、個体を識別管理する非接触式個体識別管理方法が知られている。
【0003】
この非接触式個体識別管理方法に用いられる非接触式個体識別管理システムは、商品や物品等の個体に取り付けられる個体識別タグと、ホスト側に接続される質問器とを備え、質問器から送信されるマイクロ波帯の電波を個体識別タグ(応答器)が受信し、質問器に対し応答する構成を用いている。
【0004】
このような非接触式個体識別管理システムの適用例として、レンタルビデオ店においてレンタルビデオを個体識別タグにより管理するシステムがある。
【0005】
この個体識別タグによるレンタルビデオの管理システムは、店内の本棚状の保管ケースに棚アンテナ(上述した質問器に対応する)を配置し、その棚上にそれぞれ個体識別タグを貼付されたレンタルビデオを保管展示し、これらレンタルビデオをその個体識別タグにより管理するものである。また、このレンタルビデオの管理システムでは、同様な質問器が設けられているゲートを店出入口等に設置し、レンタルビデオがこのゲートを通る際には、その通過を検出して、盗難等の防止をはかることもできる。
【0006】
これに対し、携帯物の盗難遺失を防止するための装置として、特開平8−214933号公報記載の携帯物の盗難遺失防止装置がある。
【0007】
この携帯物の盗難遺失防止装置は、携帯物と携帯者の一方に送信器、他方に受信器を持たせておき、送信器の発する電波に対する受信器での受信レベルが予め定められたレベル以下となったときにブザー音等の警報を発し、携帯物がその携帯者から所定距離以上離れたことの注意を携帯者に喚起し、携帯物の盗難遺失を防止する構成になっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−214933号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、持ち物としての物品個々についての忘れ物や盗難を検出するために、前述の特開平8−214933号公報に記載された技術を適用しようとした場合は、忘れ物や盗難を検出する物品個々について送信器と受信器とを準備しなければならない。
【0010】
そこで、物品個々について送信器と受信器とを準備する代わりに、前述したレンタルビデオの管理システムに適用が考えられている非接触式個体識別管理システムの利用が考えられる。
【0011】
この場合、物品個々について設けられる送信器を前述したレンタルビデオの管理システムにおける棚アンテナ(質問器)のように共用化し、物品個々には前述したレンタルビデオのように個体識別タグをそれぞれ貼付することになる。
【0012】
ところが、この場合も、持ち物としての様々な物品それぞれに対応させて個体識別タグの識別情報を登録するのに手間がかかるばかりか、外出毎に携行する物品と携行しない物品との数や種類が異なるような場合は、その都度、忘れ物や盗難を検出できるようにするために、携行する物品の数や種類をいちいち登録し、逆に携行しなくなった物品をいちいち登録解除し直さなければならない。
【0013】
そのために、持ち物としての様々な物品全体としてリスト管理することができず、どの識別情報がどの物品に対応するか、いつどこで識別情報を登録したのかを管理することができない。
【0014】
すなわち、従来の個体識別タグとこの個体識別タグの識別情報を非接触で読み取る読取装置とを利用した非接触式個体識別管理システムを、持ち物としての様々な物品個々についての忘れ物や盗難を検出するための盗難遺失防止装置に適用しようとした場合は、レンタルビデオの管理システムにおけるビデオテープのゲート通過等のように容易に管理できないという問題があった。
【0015】
本発明は、その登録及び検出のための作業が容易に行える非接触式個体識別管理方法、非接触式個体識別管理装置、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、以下のような手順又は構成を備える。
【0017】
本発明の非接触式個体識別方法は、固有の識別情報が予め記憶され、読取命令を無線受信した際に当該固有の識別情報を含む応答を無線発信する識別タグと、読取命令を無線発信し、当該読取命令に対応して発信される識別タグの応答を受信し、当該応答に含まれる識別タグの識別情報を読み取る読取手段とを用いた非接触式個体識別方法であって、前記読取手段を読取作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、当該読み取られた識別タグの識別情報を検出対象として登録する検出対象登録ステップと、前記読取手段を読取作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報と、前記検出対象登録ステップによって識別情報登録リストに登録されている検出対象の識別タグの識別情報とを比較し、検出対象の識別タグの状態を確認する状態確認ステップとを有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記検出対象登録ステップは、前記読取手段を作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、当該読取手段の作動によって読み取られた全ての識別タグの識別情報を検出対象として登録することを特徴とする。
【0019】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記検出対象登録ステップは、前記読取手段を作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、当該読取手段の作動によって受信された識別タグからの応答の中、電波強度の最も高い識別タグからの応答に含まれている識別情報を検出対象として登録することを特徴とする。
【0020】
これらによれば、読取手段を作動させるだけで被検出対象の識別タグを識別情報登録リストに登録することができ、また、読取手段を作動させるだけで識別情報登録リストに登録した被検出対象の識別タグの状態を容易に確認することができる。そして、その識別情報登録リストへの登録も、個体(持ち物)それぞれに装着される識別タグを一括して、または装着される個体と対応させて容易に行える。
【0021】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記検出対象登録ステップにより識別情報登録リストに検出対象として登録される識別タグの識別情報に対応させた個体名を入力する個体名入力ステップと、該個体名入力ステップによって入力された個体名を、識別情報登録リストに登録される検出対象としての識別タグの識別情報に対応付けて登録する個体名登録ステップとを有することを特徴とする。
【0022】
加えて、本発明の非接触式個体識別方法では、前記個体名入力ステップは、前記検出対象登録ステップにおける識別タグの識別情報の読み取り毎に行われることを特徴とする。
【0023】
加えて、本発明の非接触式個体識別方法では、前記個体名登録ステップは、前記検査対象登録ステップによる識別情報登録リストへの識別タグの識別情報の登録順と、前記個体名入力ステップによる個体名の入力順とを対応付けて、前記個体名入力ステップによって入力された個体名を識別情報登録リストに登録することを特徴とする。
【0024】
これらによれば、容易作業で被検出対象の各識別タグと当該識別タグが装着される個体名との対応をはかることができ、識別タグが装着された個体毎の状態の確認が個体名に基づいて直接行える。
【0025】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記検査対象登録ステップにより識別情報登録リストに検出対象として登録する識別タグの識別情報に対応付けて、当該識別タグの識別情報の読み取り又は登録を行った際の位置情報を取得する登録位置情報取得ステップと、該登録位置情報取得ステップによって取得された位置情報を、識別情報登録リストに当該識別タグの識別情報に対応させて登録する位置情報登録ステップとを有することを特徴とする。
【0026】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記検査対象登録ステップにより識別情報登録リストに検出対象として登録する識別タグの識別情報に対応付けて、当該識別タグの識別情報の読み取り又は登録を行った際の時刻情報を取得する登録時刻情報取得ステップと、該登録時刻情報取得ステップによって取得された時刻情報を、識別情報登録リストに当該識別タグの識別情報に対応させて登録する時刻情報登録ステップとを有することを特徴とする。
【0027】
これらによれば、識別タグを個体に装着するのに当たって識別タグの識別情報を識別情報登録リストに登録した際の登録時刻情報や登録位置情報が自動的に保持されるので、識別タグすなわち個体を所持開始した時点を確認することができる。
【0028】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記状態確認ステップは、ユーザによる確認命令入力時、又は予め定められた時間周期の中の少なくともいずれかのタイミングで行われることを特徴とする。
【0029】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記状態確認ステップにおける状態確認結果を報知する結果報知ステップを有することを特徴とする。
【0030】
これらによれば、ユーザの所望の時、又は自動で定期的に、識別タグそれぞれすなわち当該識別タグがそれぞれ装着された個体の状態を、容易に、又は自動的に確認することができる。
【0031】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記状態確認ステップで、前記読取手段を読取作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報が検出対象として識別情報登録リストに登録されている場合に、当該読取手段を読取作動させた際の時刻情報又は位置情報を履歴情報として取得する履歴情報取得ステップと、該履歴情報取得ステップにより取得された履歴情報を、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報に対応させて識別情報登録リストに登録する履歴情報登録ステップとを有することを特徴とする。
【0032】
また、本発明の非接触式個体識別方法では、前記状態確認ステップで、前記読取手段を読取作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報が検出対象として識別情報登録リストに登録されている場合に、当該読取手段を読取作動させた際の位置情報を履歴情報として取得する履歴情報取得ステップと、該履歴情報取得ステップにより取得された履歴情報を、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報に対応させて識別情報登録リストに登録する履歴情報登録ステップと、位置情報を随時取得し、当該取得した位置情報と該履歴情報登録ステップにより識別情報登録リストに履歴情報として登録されている位置情報とを比較し、識別情報登録リストに履歴情報として登録されている位置情報の場所への再訪を検出する再訪検出ステップと、該再訪検出ステップによる再訪検出を報知する再訪報知ステップとを有することを特徴とする。
【0033】
これらによれば、前記状態確認ステップにより、識別情報登録リストにおけるその状態の確認が行えなくなった識別タグ(すなわち対応する個体)の時刻情報又は位置情報を履歴情報と保持できるため、後にその時刻や場所を容易に確認することができる。さらに、その場所をユーザが再訪したときには、その場所であることをユーザに喚起することができる。
【0034】
また、本発明の非接触式個体識別管理装置は、読取命令を無線発信し、当該読取命令に対応して発信される識別タグの応答を受信し、当該応答に含まれる識別タグ固有の識別情報を読み取る読取手段を備えている非接触式個体識別管理装置であって、前記読取手段を作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、前記読取手段によって読み取られた識別タグの識別情報を検出対象として登録する検出対象登録手段と、前記読取手段を作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報と、前記検出対象登録手段によって識別情報登録リストに検出対象として登録されている識別タグの識別情報とを比較し、検出対象の識別タグの状態を確認する状態確認手段とを備えていることを特徴とする。
【0035】
これによれば、読取手段を作動させるだけで被検出対象の識別タグを識別情報登録リストに登録することができ、また、読取手段を作動させるだけで識別情報登録リストに登録した被検出対象の識別タグの状態を容易に確認することができる。
【0036】
また、本発明は、コンピュータに前述した非接触式個体識別管理方法を実行させるためのプログラムであり、当該プログラムを記録した記録媒体である。
【0037】
これによれば、コンピュータを容易に検出対象登録手段と状態確認手段とを備えた非接触式個体識別管理装置として機能させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0039】
図1は、本実施の形態による非接触式個体識別管理方法を適用した非接触式個体識別管理システムの概要図である。
【0040】
本実施の形態の非接触式個体識別管理方法を適用した非接触式個体識別システム1は、例えば、財布,鍵,鞄といったユーザ2の持ち物(個体)10に装着される識別タグ(個体識別タグ)20と、この識別タグ20の読取装置(読取手段)30−2や表示ディスプレイ(表示手段)30−5等が備えられた携帯型の非接触個体識別管理装置30とを備え、構成されている。
【0041】
そして、識別タグ(個体識別タグ)20は、それぞれ固有の識別情報(IDコード)が付された、例えばRF−ID(Radio Frequency Identification)のような非接触型識別媒体によって構成されている。
【0042】
また、非接触個体識別管理装置30は、図2に示すような構成になっている。
図2は、本実施の形態の非接触個体識別管理装置の構成図である。
非接触個体識別管理装置30は、操作部30−1,読取手段(読取装置)30−2,文字入力手段30−3,警報手段30−4,表示手段(表示ディスプレイ)30−5,電波強度検出手段30−6,時刻情報取得手段30−7,位置情報取得手段30−8,制御手段30−9,記憶手段30−10を備えている。
【0043】
操作部30−1は、持ち物10の登録や持ち物10の盗難遺失確認等を行うために識別タグ20の登録命令や確認命令を入力操作したり、定期的に持ち物10の盗難遺失確認を行う場合の読取命令の定期的な自動発信を指示したり、一旦登録した識別タグ20の登録抹消を行ったり等、非接触個体識別管理装置30の各種作動を操作する手段である。
【0044】
また、操作部30−1は、識別タグ20の識別情報を登録する際の登録方法(一斉登録又は個別登録)等の各種設定を行う手段でもある。
【0045】
読取手段30−2は、操作部30−1から入力された登録命令や確認命令等に基づいて読取命令を発信し、この読取命令に対応して識別タグ20から発信される応答を受信する手段である。読取手段30−2は、識別タグ20からの応答が予め定められた閾値以上の受信電波強度を有して受信された際に、その応答に含まれる識別タグ20自身の識別情報を読み取る手段である。
【0046】
文字入力手段30−3は、例えばキー入力装置等で構成され、後述の記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に、識別タグ20の識別情報に対応させて登録される個体名(当該識別タグ20が装着される持ち物10の名前)を入力する手段である。
【0047】
警報手段30−4は、スピーカやバイブレーター等で構成され、後述の記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に登録されている持ち物10の盗難遺失の発生等を報知する手段である。
【0048】
表示手段(表示ディスプレイ)30−5は、液晶ディスプレイ等で構成され、識別情報登録リスト31と読み取った識別情報との比較結果等、各種情報を表示する手段である。
【0049】
電波強度検出手段30−6は、読取命令に対応して識別タグ20から送信されてくる応答の受信電波強度を検出する手段である。また、電波強度検出手段30−6は、この読取命令に対応して識別タグ20から送信されてくる応答の中、最も受信電波強度の高い応答の識別タグ20を判別できる構成になっている。
【0050】
時刻情報取得手段30−7は、タイマー等で構成される。時刻情報取得手段30−7は、後述の記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に対し、読取手段30−2によって読み取られた識別情報等を登録又は登録解除したときの時刻情報を、登録時刻や登録解除時刻として取得する手段である。
【0051】
位置情報取得手段30−8は、GPS(Global Positioning System)等で構成される。位置情報取得手段30−8は、後述の記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に対し、読取手段30−2によって読み取られた識別情報等を登録又は登録解除したときの非接触個体識別管理装置30の位置情報を、登録位置や登録解除位置として取得する手段である。
【0052】
制御手段30−9は、読取手段30−2によって読み取られた識別タグ20の識別情報や、文字入力手段30−3,時刻情報取得手段30−7,及び位置情報取得手段30−8によって入力あるいは取得される各種情報を、記録手段30−10の識別情報登録リスト31に登録制御する手段である。
【0053】
また、制御手段30−9は、読取手段30−2によって読み取られた識別タグ20又はこの識別タグ20が装着された持ち物10について、盗難遺失の確認制御を行う手段である。
【0054】
そして、制御手段30−9は、これら識別情報登録リスト31への登録制御や、持ち物10の盗難遺失の確認制御等に関連して、装置各部の作動を制御する手段でもある。
【0055】
記憶手段30−10は、識別情報登録リスト31を保持するとともに、この識別情報登録リスト31への登録処理や盗難遺失の確認処理等を実行するにあたって、必要な情報やデータを一時保存する手段でもある。
【0056】
次に、このように構成された非接触個体識別管理システム1において、識別情報登録リスト31への登録方法、及びこの識別情報登録リスト31の構成について説明する。
【0057】
非接触個体識別管理装置30は、識別タグ20の識別情報登録リスト31への登録の仕方について、装置30周辺の識別タグ20を一斉に登録する一斉登録モードと、個別の識別タグ20を順番に登録する個別登録モードとを備え、予めいずれかのモードを操作部30−1から読取手段30−2に選択設定できる構成になっている。
【0058】
また、非接触個体識別管理装置30は、装置30周辺の識別タグ20を識別情報登録リスト31に一斉登録あるいは個別登録する場合、又は識別情報登録リスト31に登録されている識別タグ20を登録解除する場合に、その際の位置情報や時刻情報を識別タグ20に対応させて登録する位置時刻情報登録モードを備え、その設定/解除を予め操作部30−1から制御部30−9に選択設定できる構成になっている。
【0059】
図3は、本実施の形態の非接触個体識別管理装置による識別情報登録リストの登録処理のフローチャートである。
【0060】
非接触個体識別管理装置30では、識別タグ20の識別情報を識別情報登録リスト31に登録するために、ユーザ2が操作部30−1から登録命令を入力したか否かを確認している(ステップS01)。
【0061】
読取手段30−2は、この登録命令の入力に基づく読取命令の発信指示が操作部30−1から供給されると、登録モードとして一斉登録モード又は個別登録モードの中のいずれが設定されているかを確認する(ステップS02)。
【0062】
ここで、読取手段30−2は、一斉登録モードが予め設定されている場合は、装置30の周辺の所定範囲内にある全ての識別タグ20の識別情報の読み取りを行う(ステップS03)。
【0063】
この場合、読取手段30−2は、操作部30−1からの読取命令の発信指示に基づき、読取命令を発信する。そして、読取手段30−2は、この読取命令の発信に対応して識別タグ20から発信される応答を受信し、その応答に含まれる識別情報を読み取る。その際、読取手段30−2は、応答が受信できる全ての識別タグ20の識別情報を読み取る。
【0064】
読取手段30−2は、この識別タグ20からの応答の受信を、電波強度検出手段30−6によって検出される受信電波の電波強度に基づいて行う。読取手段30−2は、予め定められた閾値以上の受信電波強度を有する識別タグ20からの応答の場合は、その応答に含まれる識別情報を読み取る一方、この閾値よりも受信電波強度が弱い応答の場合は、その応答に含まれる識別情報を読み取らない構成になっている。
【0065】
図4は、上述した読取手段の読取操作によって読み取られる識別タグの説明図である。
図4において、読取手段30−2すなわち非接触個体識別管理装置30を中心に、予め定められた受信電波強度の閾値に基づき規定される所定範囲をAとする。この場合、所定範囲Aの内方に位置する識別タグ20−1,20−2からの応答は、受信した電波強度が閾値以上になるので、読取手段30−2によってその識別情報を読み取ることができる。ところが、この所定範囲Aの外方に位置する識別タグ20−3からの応答は、受信した電波強度が閾値よりも低くなってしまうので、読取手段30−2によってその識別情報を読み取ることはできない。
【0066】
したがって、図3のステップS03に示すように、一斉登録モードの場合、読取手段30−2では、識別タグ20から発信される応答の受信電波強度に応じ、非接触個体識別管理装置30を中心とした所定範囲Aの内方に位置する全ての識別タグ20−1,20−2の識別情報が読み取られ、記憶手段30−10に供給されることになる。
なお、この所定範囲Aは、閾値としての電波強度の値を適宜設定することによって、調整可能である。
【0067】
次に、前述のステップS03において、登録モードとして個別登録モードが設定されているのが確認された場合の、非接触個体識別管理装置30によって行われる処理について説明する。
【0068】
図4を例に説明すると、読取手段30−2は、登録モードとして個別登録モードが予め設定されている場合は、上述した一斉登録モードの場合と同様にして読取命令を発信し、非接触個体識別管理装置30を中心に所定範囲A内に位置する全ての識別タグ20−1,20−2の応答を受信し、その中で最も受信電波強度が高い応答を電波強度検出手段30−6の検出結果に基づいて選択する。その上で、読取手段30−2は、選択した最も受信電波強度が高い応答に対応する識別タグ20−m(この場合、m=1又は2)の識別情報だけを読み取る(図3、ステップS04)。
【0069】
したがって、個別登録モードの場合は、読取手段30−2は、識別タグ20から発信される応答の受信電波強度に基づき、通常、非接触個体識別管理装置30に対して最も近傍に位置する識別タグ20−mの識別情報が、読取手段30−2によって読み取られ、記憶手段30−10に供給されることになる。
【0070】
なお、この最も受信電波強度が高い応答の選択は、所定範囲A内にある全ての識別タグ20からの応答について受信電波強度の値を比較する代わりに、前述した電波強度の閾値を可変とし、最も受信電波強度が高い応答のみを受信するようにこの閾値を自動的に可動させる構成としてもよい。
【0071】
そして、個別登録モードでは、最も受信電波強度が高い応答に対応した識別タグ20−mの識別情報が記憶手段30−10に供給されると、本実施の形態の非接触個体識別管理装置30では、この唯一読み取られた識別タグ20−mの識別情報が制御手段30−9によって表示手段30−5に表示される。加えて、表示手段30−5には、この識別情報(すなわち,非接触個体識別管理装置30に対して最も近傍に位置させられている識別タグ20−m)に対応させて、持ち物10の名前(個体名)が入力可能であることが案内される。
【0072】
この表示手段30−5による案内により、ユーザ2は、この識別タグ20−mを装着する持ち物10の名前(個体名)を、文字入力手段30−3を操作して入力可能なことを認識することができる。
【0073】
これにより、ユーザ2は、この識別タグ20−mを装着する持ち物10の名前を登録しておく必要がある場合は、この案内に基づき、文字入力手段30−3を操作して、この識別タグ20−mを装着する持ち物10の名前(個体名)を入力する。
【0074】
したがって、図3において、非接触個体識別管理装置30では、ユーザ2がこの案内に基づいて識別タグ20−mを装着する持ち物10の名前(個体名)を文字入力手段30−3から入力すれば(ステップS05)、その名前(個体名)が、文字入力手段30−3から記憶手段30−10へ、識別情報登録リスト31に登録するために供給されることになる(ステップS06)。
【0075】
なお、個別登録モードにおいて、図3のステップS06に示した持ち物10の名前の登録(個体名入力)をユーザ2が必要としない場合は、非接触個体識別管理装置30は、ユーザ2による個体名入力処理のスキップ操作や、所定時間経過しても文字入力手段30−3で入力操作が行われないこと等に基づいて、次の
位置時刻情報登録モードの確認処理に移行する。
【0076】
非接触個体識別管理装置30は、上述のようにして一斉登録モード又は個別登録モードにより、所定範囲A内に位置する全部の識別タグ20の識別情報、又は所定範囲A内で最も受信電波強度が高い(最も近傍に位置する)識別タグ20の識別情報を読み取ると、位置時刻情報登録モードの確認処理を行う(ステップS07)。この位置時刻情報登録モードでは、予め操作部30−1を操作してユーザ2が位置時刻情報登録モードを設定しているか否かが確認される。
【0077】
非接触個体識別管理装置30では、位置時刻情報登録モードが設定されている場合は、時刻情報取得手段30−7によって取得された現在の時刻情報、及び位置情報取得手段30−8によって取得された現在の位置情報が、それぞれ登録時刻情報及び登録位置情報として、記憶手段30−10に供給される(ステップS08)。
【0078】
非接触個体識別管理装置30では、上述のようにして読取手段30−2によって読み取った識別タグ20の識別情報に加え、その際のモードに応じて取得される文字入力手段30−3からの名前(個体名)、時刻情報取得手段30−7及び位置情報取得手段30−8からの登録時刻情報及び登録位置情報は、制御手段30−9により、記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に登録される(ステップS09)。
【0079】
次に、記憶手段30−10における識別情報登録リスト31の構成について説明する。
図5は、一斉登録モードに基づく識別情報登録リストの構成例を示したものである。
【0080】
一斉登録モードでは、持ち物10に装着される識別タグ20全ての識別情報を、1回の登録命令の入力で、記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に登録することができる。
【0081】
一斉登録モードの実行に際して、ユーザ2は、一斉登録モードを操作部30−1で選択設定し、非接触個体識別管理装置30を中心とした所定範囲A(図2参照)内に、登録リスト31に登録しようとする全ての識別タグ20(20−1〜20−n)を位置させる。
その上で、ユーザ2は、操作部30−1から登録命令を入力する(図3、ステップS01参照)。
【0082】
このとき、予め操作部30−1の操作によって位置時刻情報登録モードが設定されていない場合は、記憶手段30−10には、図5に示すような、読み取られた識別タグ20の識別情報に関しての一覧からなる形式の識別情報登録リスト31−1が作成され、この識別情報登録リスト31−1に、非接触個体識別管理装置30を中心とした所定範囲A内に位置させた識別タグ20全ての識別情報が登録される。
【0083】
なお、図示省略するが、この一斉登録モードで、予め操作部30−1の操作によって位置時刻情報登録モードが設定されている場合は、識別情報登録リスト31−1には、登録される所定範囲A内にある識別タグ20全ての識別情報に対応させて、時刻情報取得手段30−7及び位置情報取得手段30−8で取得された登録時刻情報及び登録位置情報も登録される。
【0084】
このように一斉登録モードによる識別情報登録リスト31−1は、読み取り可能な全ての識別タグ20の識別情報を1回の登録命令の入力で一覧として登録しただけの構成なので、どの識別タグ20がどの持ち物10に対応しているかの確認に用いる場合は十分ではないものの、持ち物10全てがそろっているか否かの判断材料としては十分な機能を果たすものである。
【0085】
この識別情報登録リスト31−1を使用する場合は、例えば、普段の持ち物10の数や種類が決まっている場合に、持ち物10の数分だけの識別タグ20を識別情報登録リスト31−1に一覧として登録し、持ち物10それぞれに装着するだけで済み、その識別情報登録リスト31−1への登録操作も1回の登録命令の入力でだけで行えるので、極めて容易である。
【0086】
図6は、個別登録モードに基づく識別情報登録リストの構成例を示したものである。
個別登録モードでは、持ち物10に装着される識別タグ20全ての識別情報を、識別情報登録リスト31に、それぞれ持ち物10毎に対応させて、1つずつ識別タグ20の識別情報を識別情報登録リスト31に登録させることができる。
【0087】
個別登録モードの実行に際して、ユーザ2は、個別登録モードを操作部30−1で選択設定し、今回の個別登録作業で登録する一つの識別タグ20を選択し、この選択した識別タグ20が残りの識別タグ20に対し非接触個体識別管理装置30の最近傍に位置するように、この選択した識別タグ20を非接触個体識別管理装置30に対して配置する。
その上で、ユーザ2は、操作部30−1から識別タグ20の登録のための登録命令を入力する。
【0088】
このとき、操作部30−1の操作によって位置時刻情報登録モードが予め設定されていない場合は、記憶手段30−10には、図6に示すような、識別タグ20の個別登録モードにおける登録順(登録番号)と、当該登録順位で登録された識別情報との対応付けがはかられた形式の識別情報登録リスト31−2が作成される。
【0089】
そして、この識別情報登録リスト31−2には、その登録順(登録番号)、すなわち個別登録モードでの図3に示した登録処理の実行回数に対応させて、各登録処理の実行毎に最も受信電波強度が高い応答に対応した識別タグ20−mの識別情報が登録される。
【0090】
図6は、各回の登録処理において、読取手段30−2により最も受信電波強度が高い応答に対応した識別タグ20−mの識別情報を読み取った後、これに対応して個体名の入力が行われた場合の識別情報登録リスト31−2を示している。
【0091】
図6に示した識別情報登録リスト31−2は、個別登録モードで、最初の登録作業として、識別情報“123456789”の識別タグ20を非接触個体識別管理装置30に対して最近傍位置に配置した上で、操作部30−1から登録命令を入力し、個体名として“鞄”を文字入力手段30−3によって入力し、次の登録作業で、識別情報“123456789”の識別タグ20に代えて、識別情報“234567890”の識別タグ20を非接触個体識別管理装置30に対して最近傍位置に配置した上で、同様にして登録命令を入力し、個体名として“財布”を入力し、その次の登録作業で、識別情報“234567890”の識別タグ20に代えて、識別情報“345678901”の識別タグ20を非接触個体識別管理装置30に対して最近傍位置に配置した上で、同様にして登録命令を入力し、個体名として“鍵”を入力した場合の識別情報登録リスト31−2である。
【0092】
このように個別登録モードによる識別情報登録リスト31−2は、ユーザ2は、識別タグ20の識別情報を識別タグ20毎に一つずつ順番に簡単な操作で識別情報登録リスト31−2に登録することができる。
【0093】
これにより、この個別登録モードによる識別情報登録リスト31−2によれば、どの識別タグ20の識別情報がどの持ち物10に対応しているかの判断も、可能になる。さらに、この判断も、一つの識別タグ20の識別情報の登録に対応して、この識別タグ20が装着される個体名との対応も同時に行えるので、一層容易、確実になる。
【0094】
なお、この個別登録モードで、予め位置時刻情報登録モードが設定されている場合は、識別情報登録リスト31−1には、一つ識別タグ20の識別情報の登録毎に対応させて、時刻情報取得手段30−7及び位置情報取得手段30−8が取得した登録時刻情報及び登録位置情報が登録される。
【0095】
次に、識別情報登録リスト31に登録されている識別タグ20について、現在の状態の確認方法について説明する。
【0096】
図7は、本実施の形態の非接触個体識別管理装置による識別情報登録リストに登録されている識別タグの確認処理のフローチャートである。
【0097】
ユーザ2は、予め識別情報登録リスト31に登録されている識別タグ20が装着されている持ち物10の盗難遺失を確認する場合、操作部30−1から確認命令を入力する。
【0098】
非接触個体識別管理装置30では、識別情報登録リスト31に登録された識別情報の識別タグ20の状態を確認するために、ユーザ2が操作部30−1から確認命令を入力したか否かを確認している(ステップS11)。
【0099】
読取手段30−2は、この確認命令に基づく読取命令の発信指示が操作部30−1から供給されると、読取命令を発信する。そして、読取手段30−2は、この読取命令の発信に対応して識別タグ20から発信される応答を受信し、前述した一斉登録モードの場合と同様にして、装置30の周辺の所定範囲A内にある全ての識別タグ20の識別情報について、読み取りを行う(ステップS12)。
【0100】
これにより、非接触個体識別管理装置30では、非接触個体識別管理装置30を中心とした所定範囲A内に現在位置している識別タグ20全ての識別情報が取得されたことになる。
【0101】
非接触個体識別管理装置30では、制御手段30−9が、ステップS12の処理によって読取手段30−2が読み取った全ての識別タグ20の識別情報と、記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に登録されている全ての識別情報とを比較する(ステップS13)。
そして、その比較結果は、表示部30−5に表示される等して、ユーザ2に対して報知される。
【0102】
特に、記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に登録されている識別情報の中に、読取手段30−2が読み取った識別タグ20の識別情報に一致しない識別情報があれば(ステップS14)、識別情報登録リスト31への登録解除情報の登録を警告する(ステップS15)。
【0103】
この登録解除情報は、記憶手段30−10の識別情報登録リスト31に登録されている識別情報の中に、読取手段30−2が読み取った識別タグ20の識別情報に一致しない識別情報がある場合の、時刻情報取得手段30−7によって取得される現在の時刻情報(登録解除時刻情報)、及び位置情報取得手段30−8によって取得される現在の位置情報(登録解除位置情報)からなる。
【0104】
そして、この登録解除情報の登録の警告は、表示部30−5による表示や、スピーカ,バイブレーター等で構成されたけ警報手段の作動により行われる。
【0105】
そして、非接触個体識別管理装置30では、識別情報登録リスト31の一致しない識別情報に対応させて、この登録解除時刻情報及び登録解除位置情報を識別情報登録リスト31に履歴情報として登録する(ステップS16)。
【0106】
なお、上記したステップS11〜S15の確認処理は、上記説明では、ユーザ2の操作部30−1からの確認命令をマニュアル入力により実行されるものとして説明したが、予めユーザ2が操作部30−1により、所定の周期又は所定の時刻に確認命令が自動入力される自動確認モードを設定しておくことにより、所定の周期又は所定の時刻になると操作部30−1から読取手段30−2に、確認のための読取命令の発信指示が自動出力される。これにより、非接触個体識別管理装置30では、上記したステップS11〜S15の確認処理が繰り返され、登録解除、すなわち盗難遺失の発生の随時検出が可能となる。この結果、盗難遺失にあった場合に、身に付けていた識別タグ20及びその識別タグ20が装着された持ち物10が無くなっていることを、ユーザは即座に知ることが可能になる。
【0107】
したがって、上記説明した非接触個体識別管理装置30の確認処理による作用について、識別情報登録リスト31に、図5に示した一斉登録モードに基づく識別情報登録リスト31−1が登録されている場合、図6に示した個別登録モードに基づく識別情報登録リスト31−2が登録されている場合を例に、説明する。
【0108】
図5に示すように、ユーザ2が、普段の持ち物10の数や種類が決まっていて、これらに装着される識別タグ20の識別情報を、一斉登録モードで識別情報登録リスト31−1の如く登録している場合、ユーザ2は、確認命令がマニュアル又は自動で入力されれば、一斉登録されている持ち物10の中の1つでも盗難遺失にあっていれば、図7のステップS14に示す判定処理で“全てそろっている”と判定されず、ステップS15に示す警告処理で、表示部30−5による表示や、スピーカ,バイブレーター等で構成された警報手段が作動するため、容易に盗難遺失の発生を確認できる。
【0109】
また、図6に示すように、ユーザ2が、普段の持ち物10と対応付けて個別登録モードで識別タグ20の識別情報を登録し、その際には、識別情報毎にその識別タグ20が装着される持ち物10の名前も文字入力手段30−3から入力している場合、ユーザ2は、確認命令がマニュアル又は自動で入力され、個別登録されている持ち物10の中いずれかが盗難遺失にあっていれば、図7のステップS14に示す判定処理で“全てそろっている”と判定されず、ステップS15に示す警告処理で、表示部30−5による表示や、スピーカ,バイブレーター等で構成された警報手段が作動するため、容易に盗難遺失の発生を確認できる。
【0110】
また、図7のステップS13に示す比較処理の比較結果や、上記ステップS15に示す警告処理も、例えば図1の表示ディスプレイ(表示手段)30−5中の表示内容で示したように、識別情報登録リスト31に登録されている持ち物10の名前に対応させて、所定範囲A内にある持ち物10については“○”表示で、所定範囲A外にある持ち物10についてはブランク表示で、持ち物10個別に確認できる。
【0111】
さらに、本実施の形態の非接触個体識別管理装置30では、図7のステップS16に示したように、識別情報登録リスト31の一致しない識別情報に対応させて、この登録解除時刻情報及び登録解除位置情報を識別情報登録リスト31に履歴情報として登録する構成となっているため、図8に示すように、個別登録モード及び位置時刻情報登録モードに基づく識別情報登録リスト31−3が登録されている場合は、盗難遺失時、盗難遺失場所の推定、盗難遺失の原因確認等が、さらに行える。
【0112】
図8は、個別登録モード及び位置時刻情報登録モードに基づく識別情報登録リストの構成例と、そのもとになったタイミングチャートを示したものである。
【0113】
個別登録モード及び位置時刻情報登録モードが予め操作部30−1の操作によって設定されている場合、図3で説明した登録処理では、そのステップS07〜S09に示すように、識別情報登録リスト31に登録する識別タグ20の識別情報に対応させて登録位置情報及び登録時刻情報も登録される。また、図7で説明した確認処理では、識別情報登録リスト31に登録されている識別情報の中に、読取手段30−2が読み取った識別タグ20の識別情報に一致しない識別情報がある場合には、その識別情報に対応させて登録解除時刻情報及び登録解除位置情報からなる登録解除情報が、識別情報登録リスト31に履歴情報として登録される。
【0114】
図8に例示した識別情報登録リスト31−3では、そのタイミングチャートにも示すように、ユーザ2が、2月12日の時刻8:00に識別情報(IDコード)“1234567890”、時刻8:01に識別情報“2345678901”、時刻8:02に識別情報“3456789012”の識別情報登録リスト31への登録が自宅にて行われ、時刻11:01に識別情報“4567890123”、時刻11:02に識別情報“9876543210”の登録を会社ロッカーにて行われたことを示している。
【0115】
また、図8に例示した識別情報登録リスト31−3では、ユーザ2によって操作部31−1からマニュアル操作で、2月12日の時刻11:03、時刻18:00の2回に会社ロッカーで確認命令が入力され、同日時刻20:30に自宅で確認命令が入力されたことを示している。
【0116】
これによれば、識別情報“3456789012”の識別タグ20が装着された持ち物10は、その解除時刻が識別情報“4567890123”,“9876543210”の会社での登録後の確認命令で、登録解除されているので、自宅から会社ロッカーに持っていった物と推定される。
【0117】
しかしながら、自宅で登録した識別情報“1234567890”,“2345678901”について対照してみると、識別情報“1234567890”が装着された持ち物10は、時刻11:03、時刻18:00における会社ロッカーでの確認時、及び時刻20:30における自宅での確認時も登録解除されていないのに対し、識別情報“2345678901”が装着された持ち物10は、時刻18:00における会社ロッカーでの確認時は登録解除されていないにかかわらず、時刻20:30における自宅での確認時は、識別情報“1234567890”が装着された持ち物10と異なり、登録解除されている。
【0118】
したがって、この例によれば、識別情報“2345678901”が装着された持ち物10は、会社ロッカーと自宅との間で登録解除が生じる原因が発生したことが、ユーザ2は識別情報登録リスト31−3の情報から推定することができる。
【0119】
また、本実施の形態の非接触個体識別管理装置30は、登録解除時の再登録忘れ防止等のために、登録解除位置の再訪検出機能も備えている。
【0120】
図9は、本実施の形態の非接触個体識別管理装置による登録解除位置の再訪検出処理のフローチャートである。
この登録解除位置の再訪検出機能は、ユーザ2が操作部30−1を操作して再訪検出モードを制御手段30−9に設定することによって行われる。
【0121】
再訪検出モードの設定が行われると、制御手段30−9は、位置情報取得手段30−8によって取得される非接触個体識別管理装置30の現在位置情報に基づいて、記憶手段30−10に保持されている識別情報登録リスト31−3の登録解除位置を参照して、図9に示す再訪検出処理を行う。
【0122】
なお、この再訪検出処理は、設定された再訪検出モードがユーザ2によって設定解除されるまで、所定の時間間隔で定期的かつ自動的に行われる。
【0123】
図9において、再訪検出モードが設定されると、制御手段30−9は、位置情報取得手段30−8によって取得された非接触個体識別管理装置30の現在位置情報を、識別情報登録リスト31−3に登録さている全ての登録解除されて識別情報20の対応する登録解除位置と比較し、現在位置情報と一致する登録解除位置を有する識別情報20があるか否かを検出する(ステップS21)。
【0124】
そして、制御手段30−9は、現在位置情報と一致する登録解除位置を有する識別情報20がある場合は、表示部30−5による表示や、スピーカ,バイブレーター等で構成された警報手段が作動させて、ユーザ2に報知する(ステップS22)。
【0125】
この結果、ユーザ2は、操作部30−1を操作して再訪検出モードを設定しておけば、ユーザ2がある識別タグ20について一度登録解除した位置に再度戻ってきた場合、その位置に以前登録されていた識別タグ20があることを知ることができる。
【0126】
これにより、平素決まった場所に対して、時刻を異ならせて、識別タグ20が装着された持ち物10を持って行き、またその識別タグ20が装着された持ち物10をその場所から持ち帰る場合、その持ち帰り忘れを防止することができる。さらに、識別タグ20が装着された持ち物10を遺失してしまった場合は、その場所に到達すれば警報が発せられるので、その到達を確認できる。
【0127】
本実施の形態の非接触個体識別管理装置30によって行われる非接触個体識別管理方法は、以上説明したとおりであるが、種々の変形例が可能である。
【0128】
例えば、上述した識別タグ20の識別情報と当該識別タグ20が装着される持ち物10の名前とが対照できる識別情報登録リスト31への登録方法は次のようにして行うこともできる。
【0129】
すなわち、識別情報登録リスト31を記憶手段30−10に作成する際には、先に識別タグ20の識別情報のみを一つずつ順番に個別登録モードで登録し、図6に示した識別情報登録リスト31−2において、その個体名を未登録した識別タグ20の識別情報からだけからなる識別情報登録リスト31を記憶手段30−10にまず作成する。
【0130】
そして、識別タグ20の識別情報のみを一つずつ順番に登録する都度、識別情報登録リスト31に登録した順番を示す登録番号を割り当てて、この登録番号や、この登録番号に対応して読取手段30−2によって読み取られた一つの識別タグ20の識別情報を表示手段30−5に表示する。これにより、ユーザ2はどの順番でどの識別タグ20を識別情報登録リスト31に登録したかを、登録番号をメモ書きする等して覚えておくことにより、どの登録リスト番号の識別情報がどの識別タグ20なのか判断できる。
【0131】
したがって、ユーザは、順番(登録番号)を覚えながら順に一つずつ必要数の識別タグ20の識別情報を記憶手段30−10に識別情報登録リスト31として一旦登録し、後から、この識別情報登録リスト31に識別タグ20の識別情報に対応した個体名を入力することもできる。
【0132】
また、本実施の形態の非接触個体識別管理装置30では、図5,図6,図8に示す、3種類の識別情報登録リスト31の構成についてのみを説明したが、識別情報登録リスト31の構成はこの3種類に限るものではなく、各種モードの複合設定に応じて、例えば、図5に示した一斉登録で読み込んだ識別タグ20の識別情報全部に対応させて、登録時刻情報、登録位置情報を対応記憶させて構成することも可能である。また、例えば、図7に示した個別登録で読み込んだ、後に登録解除時刻、及び登録解除位置が追加可能な識別情報登録リスト31において、識別タグ20の識別情報に対応させて、その識別タグが装着される名前(個体名)を対応記憶させることも可能である。
【0133】
また、本実施の形態の非接触個体識別管理装置30は、一斉登録モードと個別登録モード、位置時刻情報登録モード、再訪検出モードといった各種設定モードを全て併せ持つ構成としたが、これら設定モードを全て併せ持つ構成でなくとも、その中の一つ又は複数の設定モードを備えた構成の非接触個体識別管理装置であってもよい。
【0134】
また、本実施の形態の非接触個体識別管理装置30は、図3,図7,図9に示した如くの処理からなるプログラムを、PDA,携帯電話等といった携帯端末に内蔵されたコンピュータに実行させることにより、携帯端末を非接触個体識別管理装置30として機能させることも可能である。
【0135】
また、そのプログラムも、携帯端末や携帯コンピュータ等が読み取り可能な、例えばメモリカードのような可搬記録媒体に保持しておき、携帯端末や携帯コンピュータ等を非接触個体識別管理装置30として機能させることも可能である。
【0136】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、財布や鍵や鞄といった持ち物に予め装着した識別タグと、その固有の識別情報を読み取る読取手段とを用いる非接触式個体識別管理方法、非接触式個体識別管理装置にあって、外出や移動の際の忘れ物チェックや、盗難遺失の発生を的確かつ迅速に行えるとともに、そのための登録作業や確認作業も容易である。
【0137】
また、忘れ物や盗難遺失の発生してしまった場合も、ユーザは履歴情報をもとにその状況を確認できるので、そのチェックやフォローを迅速かつ効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による非接触式個体識別管理方法を適用した非接触式個体識別管理システムの概要図である。
【図2】本実施の形態の非接触個体識別管理装置の構成図である。
【図3】本実施の形態の非接触個体識別管理装置による識別情報登録リストの登録処理のフローチャートである。
【図4】本実施の形態の非接触個体識別管理装置で、読取手段の読取操作によって読み取られる識別タグの説明図である。
【図5】一斉登録モードに基づく識別情報登録リストの構成例の説明図である。
【図6】個別登録モードに基づく識別情報登録リストの構成例の説明図である。
【図7】本実施の形態の非接触個体識別管理装置による識別情報登録リストに登録されている識別タグの確認処理のフローチャートである。
【図8】個別登録モード及び位置時刻情報登録モードに基づく識別情報登録リストの構成例の説明図である。
【図9】本実施の形態の非接触個体識別管理装置による登録解除位置の再訪検出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 非接触式個体識別管理システム
2 ユーザ
10 持ち物(個体)
20 識別タグ(個体識別タグ)
30 非接触個体識別管理装置
30−1 操作部
30−2 読取手段(読取装置)
30−3 文字入力手段
30−4 警報手段
30−5 表示手段(表示ディスプレイ)
30−6 電波強度検出手段
30−7 時刻情報取得手段
30−8 位置情報取得手段
30−9 制御手段
30−10 記憶手段
31 識別情報登録リスト

Claims (15)

  1. 固有の識別情報が予め記憶され、読取命令を無線受信した際に当該固有の識別情報を含む応答を無線発信する識別タグと、
    読取命令を無線発信し、当該読取命令に対応して発信される識別タグの応答を受信し、当該応答に含まれる識別タグの識別情報を読み取る読取手段と
    を用いた非接触式個体識別方法であって、
    前記読取手段を読取作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、当該読み取られた識別タグの識別情報を検出対象として登録する検出対象登録ステップと、
    前記読取手段を読取作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報と、前記検出対象登録ステップによって識別情報登録リストに登録されている検出対象の識別タグの識別情報とを比較し、検出対象の識別タグの状態を確認する状態確認ステップと
    を有することを特徴とする非接触式個体識別方法。
  2. 前記検出対象登録ステップは、前記読取手段を作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、当該読取手段の作動によって読み取られた全ての識別タグの識別情報を検出対象として登録する
    ことを特徴とする請求項1記載の非接触式個体識別方法。
  3. 前記検出対象登録ステップは、前記読取手段を作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、当該読取手段の作動によって受信された識別タグからの応答の中、電波強度の最も高い識別タグからの応答に含まれている識別情報を検出対象として登録する
    ことを特徴とする請求項1記載の非接触式個体識別方法。
  4. 前記検出対象登録ステップにより識別情報登録リストに検出対象として登録される識別タグの識別情報に対応させた個体名を入力する個体名入力ステップと、
    該個体名入力ステップによって入力された個体名を、識別情報登録リストに登録される検出対象としての識別タグの識別情報に対応付けて登録する個体名登録ステップと
    を有することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  5. 前記個体名入力ステップは、前記検出対象登録ステップにおける識別タグの識別情報の読み取り毎に行われる
    ことを特徴とする請求項3記載の非接触式個体識別管理方法。
  6. 前記個体名登録ステップは、前記検査対象登録ステップによる識別情報登録リストへの識別タグの識別情報の登録順と、前記個体名入力ステップによる個体名の入力順とを対応付けて、前記個体名入力ステップによって入力された個体名を識別情報登録リストに登録する
    ことを特徴とする請求項3記載の非接触式個体識別管理方法。
  7. 前記検査対象登録ステップにより識別情報登録リストに検出対象として登録する識別タグの識別情報に対応付けて、当該識別タグの識別情報の読み取り又は登録を行った際の位置情報を取得する登録位置情報取得ステップと、
    該登録位置情報取得ステップによって取得された位置情報を、識別情報登録リストに当該識別タグの識別情報に対応させて登録する位置情報登録ステップと
    を有することを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  8. 前記検査対象登録ステップにより識別情報登録リストに検出対象として登録する識別タグの識別情報に対応付けて、当該識別タグの識別情報の読み取り又は登録を行った際の時刻情報を取得する登録時刻情報取得ステップと、
    該登録時刻情報取得ステップによって取得された時刻情報を、識別情報登録リストに当該識別タグの識別情報に対応させて登録する時刻情報登録ステップと
    を有することを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  9. 前記状態確認ステップは、
    ユーザによる確認命令入力時、又は予め定められた時間周期の中の少なくともいずれかのタイミングで行われる
    ことを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  10. 前記状態確認ステップにおける状態確認結果を報知する結果報知ステップ
    を有することを特徴とする請求項1〜9いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  11. 前記状態確認ステップで、前記読取手段を読取作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報が検出対象として識別情報登録リストに登録されている場合に、当該読取手段を読取作動させた際の時刻情報又は位置情報を履歴情報として取得する履歴情報取得ステップと、
    該履歴情報取得ステップにより取得された履歴情報を、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報に対応させて識別情報登録リストに登録する履歴情報登録ステップと
    を有することを特徴とする請求項1〜10いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  12. 前記状態確認ステップで、前記読取手段を読取作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報が検出対象として識別情報登録リストに登録されている場合に、当該読取手段を読取作動させた際の位置情報を履歴情報として取得する履歴情報取得ステップと、
    該履歴情報取得ステップにより取得された履歴情報を、当該読み取られた識別タグの識別情報以外の識別情報に対応させて識別情報登録リストに登録する履歴情報登録ステップと、
    位置情報を随時取得し、当該取得した位置情報と該履歴情報登録ステップにより識別情報登録リストに履歴情報として登録されている位置情報とを比較し、識別情報登録リストに履歴情報として登録されている位置情報の場所への再訪を検出する再訪検出ステップと、
    該再訪検出ステップによる再訪検出を報知する再訪報知ステップと
    を有することを特徴とする請求項1〜10いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法。
  13. 読取命令を無線発信し、当該読取命令に対応して発信される識別タグの応答を受信し、当該応答に含まれる識別タグ固有の識別情報を読み取る読取手段を備えている非接触式個体識別管理装置であって、
    前記読取手段を作動させ、検出対象の識別タグの識別情報が登録される識別情報登録リストに、前記読取手段によって読み取られた識別タグの識別情報を検出対象として登録する検出対象登録手段と、
    前記読取手段を作動させ、当該読み取られた識別タグの識別情報と、前記検出対象登録手段によって識別情報登録リストに検出対象として登録されている識別タグの識別情報とを比較し、検出対象の識別タグの状態を確認する状態確認手段と
    を備えていることを特徴とする非接触式個体識別管理装置。
  14. コンピュータに請求項1〜12いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法を実行させるためのプログラム。
  15. コンピュータに請求項1〜12いずれかに記載の非接触式個体識別管理方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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