JP7014057B2 - 物品管理システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、物品を管理する物品管理技術に関する。
従来、利用者が所持品などの物品を探索する技術として、赤外線に反応して音声や光を出力する小型の端末を物品に端末しておき、所在が分からない物品を探索する場合にはリモコンから赤外線を送信し、これに応じて端末から出力された音声や光に基づいて、物品の所在を探索する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2002-109657号公報
しかしながら、このような従来技術では、リモコンからの赤外線の検出に応じて端末からの音声や光が出力されるため、赤外線が届く範囲しか探索できず、引き出しや戸棚の中など隠れた場所に端末がある場合には、見つけることができないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、物品が隠れた場所にあっても容易に見つけることができる物品管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる物品管理システムは、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末と、前記物品が存在する室内の各所に予め配置されて、間欠的に自己を識別するためのビーコンIDを電波で送信する複数のビーコン端末と、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記ビーコンIDに関する位置情報とを記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記ビーコンIDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記ビーコンIDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示する管理装置とを備えている。
また、本発明にかかる他の物品管理システムは、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末と、前記物品が存在する室内の物体に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第2の端末IDを電波で送信する複数の第2の端末と、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記第2の端末IDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示する管理装置とを備えている。
また、本発明にかかる上記物品管理システムの一構成例は、前記複数の第1の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第1の振動データを電波で送信し、前記複数の第2の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第2の振動データを電波で送信し、前記管理装置は、前記第1および前記第2の端末IDを記録する際、前記第1の振動データにより振動が検出されている第1の検出期間と、前記第2の振動データにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較し、前記第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、前記検出リストに対する前記第1および前記第2の端末IDの記録可否を判定するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記物品管理システムの一構成例は、前記管理装置が、前記第1および前記第2の端末IDを記録する際、前記重複期間の長さが予め設定されている判定期間に達したことを確認した時点から一定長の記録許可期間が経過するまでの間に、前記第1および前記第2の端末IDを受信した場合にのみ、受信した前記第1および前記第2の端末IDを前記検出リストに記録するようにしたものである。
また、本発明にかかる他の物品管理システムは、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末と、前記物品が存在する室内の物体に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第2の端末IDを電波で送信する複数の第2の端末と、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻、および前記第1の端末IDに関する端末情報とを前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記第2の端末IDとその受信時刻、および前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記検出リストに順次記録する上位装置と、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを示す所在リストを、前記上位装置から取得して画面表示する管理装置とを備えている。
また、本発明にかかる上記物品管理システムの一構成例は、前記複数の第1の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第1の振動データを電波で送信し、前記複数の第2の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第2の振動データを電波で送信し、前記上位装置は、前記第1および前記第2の端末IDを記録する際、前記第1の振動データにより振動が検出されている第1の検出期間と、前記第2の振動データにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較し、前記第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、前記検出リストに対する前記第1および前記第2の端末IDの記録可否を判定するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記物品管理システムの一構成例は、前記管理装置が、操作入力された照合指示に応じて前記検出リストに関する照合要求を前記上位装置へ送信し、これに応じて前記上位装置から情報提供された照合結果を可視、可聴、または振動により報知し、前記上位装置は、前記管理装置からの前記照合要求に応じて、前記検出リストに含まれる第1の端末IDと前記記憶部で記憶している確認リストに含まれる第1の端末IDとを照合し、得られた照合結果を前記管理装置へ情報提供し、前記照合を行う際、前記検出リストの日時または曜日と対応する検出リストを、前記記憶部に保存されている過去の検出リストから検索し、得られた検出リストに記録されている第1の端末IDのうち記録率が所定値以上の確率である第1の端末IDから前記確認リストを生成するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記物品管理システムの一構成例は、無線回線を介して前記複数の端末および前記管理装置を収容して前記上位装置に中継接続する無線中継装置をさらに備え、前記無線中継装置は、時刻管理サーバと同期した標準時刻を計時し、前記第1および第2の端末IDを前記上位装置へ中継転送する際、前記中継転送時の標準時刻を前記第1および第2の端末IDに関する前記受信時刻として前記上位装置へ通知し、前記上位装置は、前記第1および第2の端末IDを記録する際、前記無線中継装置から通知された前記第1および第2の端末IDに関する受信時刻を前記検出リストに記録するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記物品管理システムの一構成例は、前記無線中継装置が、無線中継回線を介して互いに接続された親機と子機からなり、前記子機は、前記第1および第2の端末または前記管理装置を収容し、前記無線中継回線を介して前記親機に中継接続し、前記親機は、前記子機を介して中継接続された前記第1および第2の端末または前記管理装置を前記上位装置に中継接続し、前記上位装置へ前記受信時刻を通知する際、予め計測して得られた前記無線中継回線における遅延時間に基づいて前記受信時刻を補正した後、前記上位装置へ通知するようにしたものである。
また、本発明にかかる物品管理システムは、物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、管理装置が物品を管理する物品管理システムで用いられて、前記複数の端末のうちの複数の第1の端末が、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信するステップと、前記物品が存在する室内の各所に予め配置された複数のビーコン端末が、間欠的に自己を識別するためのビーコンIDを電波で送信するステップと、前記管理装置が、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記ビーコンIDに関する位置情報とを記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記ビーコンIDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記ビーコンIDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示するステップとを備えている。
また、本発明にかかる他の物品管理システムは、物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、管理装置が物品を管理する物品管理システムで用いられて、前記複数の端末のうちの複数の第1の端末が、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信するステップと、前記複数の端末のうちの複数の第2の端末が、前記物品が存在する室内の物体に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第2の端末IDを電波で送信するステップと、前記管理装置が、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した第2の端末IDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示するステップとを備えている。
また、本発明にかかる他の物品管理システムは、物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、上位装置が物品を管理して管理装置へ情報提供する物品管理システムで用いられて、前記複数の端末のうちの複数の第1の端末が、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する第1の加速度センサにより振動が検出された場合、前記振動の検出を示す第1の振動データと自己を識別するための第1の端末IDとを電波で送信するステップと、前記複数の端末のうちの複数の第2の端末が、前記物品が存在する室内の各所に配置されて、内蔵する第2の加速度センサにより振動が検出された場合、前記振動の検出を示す第2の振動データと自己を識別するための第2の端末IDとを電波で送信するステップと、前記上位装置が、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻、および前記第1の端末IDに関する端末情報とを前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記第2の端末IDとその受信時刻、および前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記検出リストに順次記録するステップと、前記管理装置が、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを示す所在リストを、前記上位装置から取得して画面表示するステップとを備えている。
本発明によれば、物品に装着された端末から振動検出に応じて無線で送信された端末IDに関する端末情報と、物品が存在する室内の各所に配置されたビーコン端末から無線で送信されたビーコンIDに関する位置情報、あるいは、物品が存在する室内の物体に予め装着された端末から振動検出に応じて無線で送信された端末IDに関する位置情報とが、管理端末に画面表示される。したがって、物品を直接あるいは間接的に振動させることにより、物品が隠れた場所にあっても容易に見つけることが可能となる。
第1の実施の形態にかかる物品管理システムの構成を示すブロック図である。 ビーコン端末の配置例である。 検出リストの構成例である。 第1の実施の形態にかかる物品管理動作を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる物品管理システムの構成を示すブロック図である。 第2の端末の配置例である。 第2の実施の形態にかかる物品管理動作を示すシーケンス図である。 物品の所在確認動作例である。 加速度データと振動データとの関係を示す信号波形図である。 第1および第2の振動データの比較例を示す信号波形図である。 第1および第2の振動データの比較例(カウンタ)を示す信号波形図である。 第4の実施の形態にかかる物品管理システムの構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態にかかる物品管理動作を示すシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる物品管理システム1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる物品管理システムの構成を示すブロック図である。
この物品管理システム1は、管理対象となる物品に予め装着されて固有の第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末10と、物品が存在する室内の各所に予め配置されて、間欠的にビーコン信号とビーコンIDとを電波で送信する複数のビーコン端末15と、これら第1の端末10およびビーコン端末15から電波で送信される第1の端末IDおよびビーコンIDに基づいて、物品を管理する管理装置20とから構成されている。
物品管理システム1の具体例としては、室内で紛失した所持品を探索する所持品探索システムや、利用者が所持すべき所持品を所持しているかどうかチェックする忘れ物通知システムがある。以下では、物品管理システム1が上記所持品探索システムあるいは忘れ物通知システムとして用いられる場合を例として説明する。
[端末]
まず、図1を参照して、第1の端末10の構成について詳細に説明する。
第1の端末10は、全体として、BLE(Bluetooth Low Energy:Bluetoothは登録商標)などの近距離無線通信規格に基づいて無線通信を行う小型の無線端末からなり、具体例としては、無線タグやRFIDタグなどがある。図1に示すように、第1の端末10は、主な回路部として、加速度センサ11、A/D変換器12、および無線回路13を備えている。
加速度センサ11(第1の加速度センサ)は、第1の端末10が装着されている物品の振動を検出し加速度信号を出力する機能を有している。
A/D変換器12は、加速度センサ11からの加速度信号を加速度データにA/D変換して出力する機能を有している。
無線回路13は、A/D変換器12からの加速度データに基づいて物品に関する振動を検出する機能と、振動の検出に応じて第1の振動データを電波で送信する機能と、第1の振動データを送信する際、予め設定されている自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する機能とを有している。この際、第1の端末IDを第1の振動データとして送信してもよい。
[ビーコン端末]
ビーコン端末15は、一般的なビーコン端末であり、一定周期でビーコン信号とビーコンIDとを電波で送信する小型の無線端末である。ビーコン端末15は、例えば、管理対象となる物品が収納される引き出し、タンス、押し入れのほか、玄関、キッチン、扉、壁、柱など、物品が存在する室内の各所に装着される。これにより、ビーコンIDから室内の場所を特定することができる。
図2は、ビーコン端末の配置例である。ここでは、部屋の引き出し、タンス、押し入れのほか、玄関、キッチン、扉などの物体に、ビーコン端末15が配置されている。
[管理装置]
次に、図1を参照して、管理装置20について詳細に説明する。
管理装置20は、全体として、スマートホン、タブレット、携帯電話機などの情報処理端末からなる。図1に示すように、管理装置20は、主な機能部として、無線I/F部21、操作入力部22、表示部23、記憶部24、端末記録部25、および端末管理部26を備えており、内部バスを介してデータ転送自在に接続されている。これら機能部のうち、端末記録部25および端末管理部26は、CPU(図示せず)と記憶部24のプログラム24Pとが協働することにより実現される。
無線I/F部21は、BLEなどの近距離無線通信規格に基づいて、第1の端末10およびビーコン端末15との間でデータ通信を行う機能を有している。
操作入力部22は、タッチパネルや操作ボタンなどの操作入力装置からなり、利用者の操作を検出する機能を有している。
表示部23は、LCDなどの画面表示装置を有し、後述する検出リストなどの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部24は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、管理装置20での物品管理処理に用いる処理データやプログラム24Pを記憶する機能を有している。
記憶部24で記憶する主な処理データとして、検出リスト24Aおよび探索管理情報24Bがある。
図3は、検出リストの構成例である。ここでは、振動を検出した第1の端末10の第1の端末IDと、第1の端末10から電波で送信された第1の端末IDを受信した受信時刻と、第1の端末IDと関連する端末情報との組、および、受信したビーコンIDと、ビーコンIDを受信した受信時刻と、ビーコンIDと関連する位置情報との組が、リストとして記録されている。図3の例では、第1の端末ID「0001」および「0002」と、ビーコンID「1001」とが、同時期である受信時刻「7:30」に受信されたことが記録されている。
探索管理情報24Bは、第1の端末IDと関連する端末情報、および、ビーコンIDと関連する位置情報が、予め登録されている。端末情報としては、例えば免許証、鍵、社員証、財布、カバンなど、管理対象となる物品の名称が第1の端末IDと関連付けて登録されている。また、位置情報としては、例えば引き出し、タンス、押し入れのほか、玄関、キッチン、扉などの位置を示す名称が登録されている。
プログラム24Pは、管理装置20での物品管理処理を行う際、記憶部24から読み出されてCPUで実行されるプログラムである。このプログラム24Pは、管理装置20に接続された外部装置や記録媒体(ともに図示せず)から読み出されて、予め記憶部24に保存される。プログラム24Pは、スマートホンやタブレットで実行されるアプリケーションソフトで実現してもよい。
端末記録部25は、無線I/F部21による、第1の端末10から電波で送信された第1の振動データの受信に応じて、その第1の振動データとともに受信した第1の端末IDとその第1の端末IDを受信した受信時刻を、記憶部24の検出リスト24Aに順次記録する機能と、無線I/F部21による、ビーコン端末15から電波で送信されたビーコン信号の受信に応じて、そのビーコン信号とともに受信したビーコンIDさらにはそのビーコンIDを受信した受信時刻を、記憶部24の検出リスト24Aに順次記録する機能とを有している。
端末管理部26は、第1の端末IDの記録時、ビーコンIDの記録時、あるいは、操作入力部22で検出された利用者の確認指示に応じて、検出リスト24Aに記録されている第1の端末IDに関する端末情報と、第1の端末IDと同じ時期に受信されたビーコンIDに関する位置情報とを、探索管理情報24Bから取得して表示部23で画面表示する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる物品管理システム1の動作について説明する。図4は、第1の実施の形態にかかる物品管理動作を示すシーケンス図である。
ここでは、所持品を所持して利用者が室内を移動する際、利用者のスマートホンで所持品の位置を記録する場合を例として説明する。なお、管理装置20の機能を実現するアプリがスマートホンにインストールされているものとする。
利用者が所持品を所持して室内を移動した場合、第1の端末10の加速度センサ11により振動が検出されて(ステップ100)、振動の検出を示す第1の振動データと第1の端末IDとが、第1の端末10の無線回路13から電波で送信される(ステップ101)。
管理装置20は、無線I/F部21による第1の端末10からの第1の振動データの受信に応じて、端末記録部25が、その第1の振動データとともに受信した第1の端末IDを検出リスト24Aに順次記録する(ステップ102)。
一方、管理装置20は、無線I/F部21によるビーコン端末15からのビーコン信号の受信に応じて(ステップ103)、端末記録部25が、そのビーコン信号とともに受信したビーコンIDを検出リスト24Aに順次記録する(ステップ104)。
この後、管理装置20において、操作入力部22により利用者による確認操作が検出された場合(ステップ110)、端末管理部26は、記憶部24の検出リスト24Aに記録されている第1の端末IDに関する端末情報と、第1の端末IDと同じ時期に受信されたビーコンIDに関する位置情報とを表示部23で画面表示する(ステップ111)。
これにより、利用者は、位置情報に基づいて端末情報が示す物品の移動軌跡を確認することができ、結果として物品の所在を特定することができる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、管理対象となる物品に予め装着された各第1の端末10が、内蔵する加速度センサ11により振動を検出した場合、振動の検出を示す第1の振動データと自己を識別するための第1の端末IDとを電波で送信し、物品が存在する室内の各所に予め配置された各ビーコン端末15が、間欠的にビーコン信号と自己を識別するためのビーコンIDとを電波で送信し、管理装置20が、第1の振動データとともに受信した第1の端末ID、および、ビーコン信号とともに受信したビーコンIDを記憶部24の検出リスト24Aに順次記録し、検出リスト24Aに記録されている第1の端末IDに関する端末情報と、第1の端末IDと同じ時期に受信されたビーコンIDに関する位置情報とを記憶部24から取得して画面表示するようにしたものである。
これにより、利用者が持ち歩いた物品に装着されている第1の端末10から電波で送信された第1の端末IDが受信時刻とともに検出リスト24Aに記録される。また、利用者の移動先に配置されているビーコン端末15から電波で送信されたビーコンIDが受信時刻とともに検出リスト24Aに記録される。したがって、同じ時刻に検出リスト24Aに記録された、第1の端末IDに関する端末情報とビーコンIDに関する位置情報とを追跡すれば、赤外線が届かない場所であっても、いつ物品がどこを移動したか、すなわち物品の移動軌跡が確認できる。このため、物品が隠れた場所にあっても容易に見つけることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる物品管理システム1について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる物品管理システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、物品に装着された第1の端末10Xと、室内の物体に装着された第2の端末10Yとで、同時期に振動が検出された際に、物品が物体とがほぼ同じ位置に存在すると判定する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yは、全体として、BLEなどの近距離無線通信規格に基づいて無線通信を行う小型の無線端末からなり、具体例としては、無線タグやRFIDタグなどがある。図1と同様に、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yは、主な回路部として、加速度センサ11、A/D変換器12、および無線回路13を備えている。これら機能部については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
図6は、第2の端末の配置例である。ここでは、部屋の引き出し、タンス、押し入れのほか、玄関ドア、キッチンドア、扉など、利用者の操作や動きに応じて振動あるいは可動する物体に、第2の端末10Yが配置されている。なお、第2の端末10Yの構成については、加速度センサ11を第2の加速度センサと呼ぶ以外、図5に示した第1の端末10Xと同様であり、ここでの説明は省略する。
また、管理装置20において、記憶部24は、第1の端末IDに関する端末情報と第2の端末IDに関する端末情報とを予め記憶する機能を有している。
端末記録部25は、第1の振動データとともに受信した第1の端末IDとその受信時刻を記憶部24の検出リスト24Aに順次記録し、第2の振動データとともに受信した第2の端末IDとその受信時刻を検出リスト24Aに順次記録し、検出リスト24Aに記録されている第1の端末IDに関する端末情報と、第1の端末IDと同じ時期に受信された第2の端末IDに関する位置情報とを記憶部24の探索管理情報24Bから取得して表示部23で画面表示する機能とを有している。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる物品管理システム1の動作について説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる物品管理動作を示すシーケンス図である。
ここでは、所持品を所持して利用者が室内を移動する際、利用者のスマートホンで所持品の位置を記録する場合を例として説明する。なお、管理装置20の機能を実現するアプリがスマートホンにインストールされているものとする。
所持品が収納されている引き出しを利用者が開けた場合、所持品(物品)に装着されている第1の端末10Xと、引き出し(物体)に装着されている第2の端末10Yとで、同時に振動が検出される(ステップ200)。
これにより、第1の振動データと第1の端末IDとが第1の端末10Xの無線回路13から電波で送信されるとともに、第2の振動データと第2の端末IDとが、第2の端末10Yの無線回路13から電波で送信される(ステップ201)。
管理装置20は、無線I/F部21による第1の振動データの受信に応じて、端末記録部25が、その第1の振動データとともに受信した第1の端末IDとその受信時刻とを検出リスト24Aに順次記録するとともに、無線I/F部21による第2の振動データの受信に応じて、端末記録部25が、その第2の振動データとともに受信した第2の端末IDとその受信時刻とを検出リスト24Aに順次記録する(ステップ202)。
この後、端末管理部26は、記憶部24の検出リスト24Aに記録されている第1の端末IDに関する端末情報と、第2の端末IDに関する位置情報とを、探索管理情報24Bから取得して表示部23で画面表示する(ステップ203)。なお、操作入力部22により利用者による確認操作が検出された場合に、端末情報と位置情報とを画面表示するようにしてもよい。
これにより、利用者は、画面表示された位置情報に基づいて端末情報が示す物品の所在を確認することができる。
図8は、物品の所在確認動作例である。ここでは、会社員が、朝、会社へ出勤する際に持ち物をチェックする場合が例として示されている。所持品として免許証31、鍵32、社員証33、および財布34が、カバン30に入っている。この際、免許証31、鍵32、社員証33、および財布34には、それぞれ第1の端末IDが「0001」、「0002」、「0003」、「0004」の第1の端末10A,10B,10C,10D(10X)が装着されている。また、カバン30には、第2の端末IDが「1001」の第2の端末10E(10Y)が装着されている。
この場合、利用者がカバン30を持ち上げた場合、免許証31、鍵32、社員証33、、および財布34の各第1の端末10A,10B,10C,10Dが、それぞれ振動を検出して第1の振動データと自己の第1の端末IDとを電波で送信する。また、カバン30の第2の端末10Eが、振動を検出して第2の振動データと自己の第2の端末IDとを電波で送信する。
管理装置20であるスマートホンは、これら第1の端末10A,10B,10C,10Dからの第1の振動データとともに受信した第1の端末IDを検出リスト24Aに記録するとともに、第2の端末10Eからの第2の振動データとともに受信した第2の端末IDを検出リスト24Aに記録する。そして、これら第1の端末IDに関連する端末情報と、同じ時期に受信した第2の端末IDに関連する位置情報と、受信時刻とを、記憶部24の探索管理情報24Bから取得し、所在リストとして画面表示する。
これにより、利用者は、スマートホンに画面表示された所在リストを見ることにより、カバン30の中に免許証31、鍵32、社員証33、および財布34が入っていることを容易に確認することができる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、管理対象となる物品に予め装着されて、検出した振動を示す第1の振動データと第1の端末IDとを電波で送信する複数の第1の端末10Xと、物品が存在する室内の物体に装着されて、検出した振動を示す第2の振動データと第2の端末IDとを電波で送信する複数の第2の端末10Yとを備え、管理装置20が、記憶部24で第1の端末IDに関する端末情報と第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶し、第1の振動データとともに受信した第1の端末IDとその受信時刻を検出リスト24Aに順次記録し、第2の振動データとともに受信した第2の端末IDとその受信時刻を検出リスト24Aに順次記録し、検出リスト24Aに記録されている第1の端末IDに関する端末情報と、第1の端末IDと同じ時期に受信された第2の端末IDに関する位置情報とを記憶部24から取得して表示部23で画面表示するようにしたものである。
これにより、利用者が物体を操作した場合、物体の振動に応じて、物体に収納、載置、あるいは係止されている物品も振動することになる。このため、物品に装着されている第1の端末10Xからの第1の端末IDと、物体に装着されている第2の端末10Yからの第2の端末IDとが、同時期に検出リスト24Aに記録される。したがって、第1の端末IDに関する端末情報と第2の端末IDに関する位置情報とを画面表示することにより、どの物品がどの物体に収納、載置、あるいは係止されているかを容易に確認できる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態にかかる物品管理システム1について説明する。
本実施の形態では、第2の実施の形態において、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yでの振動が同時に検出された際に、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yから第1および第2のの端末IDを検出リスト24Aに記録する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、端末記録部25は、第1および第2の端末IDを記録する際、第1の振動データDXにより振動が検出されている第1の検出期間と、第2の振動データDYにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較する機能と、第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、検出リスト24Aに対する第1および第2の端末IDの記録可否を判定し、記録可の判定に応じて第1および第2の端末IDを検出リスト24Aに順次記録する機能とを有している。
本実施の形態にかかる物品管理システム1、第1の端末10X、第2の端末10Y、および管理装置20に関するその他の構成については、第2の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
図9は、加速度データと振動データとの関係を示す信号波形図である。図9に示すように、加速度データ(加速度信号)は、振動の強弱に応じて振幅が大きく変化する。このため、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの無線回路13で、閾値処理を行うことにより、安定した振動データが得られる。閾値処理としては、例えば高低2つの閾値と比較し、得られた両方の出力を排他的論理和処理して振動データを生成するようにしてもよい。なお、これら加速度データについては、端末記録部25で閾値処理を行うようにしてもよく、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの回路構成や消費電力を軽減できる。
図10は、第1および第2の振動データの比較例を示す信号波形図である。図10に示すように、端末記録部25は、第1の振動データDXと第2の振動データDYとを論理積処理し、第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間DDを特定する。得られたDDの時間長Tが判定期間Ten以上連続して検出された場合、検出リスト24Aに対する端末IDの記録可と判定し、DDのTがTenより短い場合、検出リスト24Aに対する端末IDの記録不可と判定する。
本実施の形態によれば、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yが同じ時期に振動していない場合は、第1の端末IDおよび第2の端末IDが検出リスト24Aに記録されなくなる。このため、検出リスト24Aに対する端末IDの記録回数を削減でき、記録される端末ID数も削減される。これにより、利用者は、管理装置20であるスマートホンと同じ時期に振動している第1の端末10Xおよび第2の端末10Yのみを検出リスト24Aで確認することができ、画面表示された検出リスト24Aを認識しやすくなる。
重複期間DDの時間長Tについては、カウンタを用いて判定してもよい。図11は、第1および第2の振動データの比較例(カウンタ)を示す信号波形図である。図11に示すように、一定周波数のクロック信号で動作する記録判定カウンタCRを用いて、判定期間Ten1を計時するようにしてもよい。この際、端末記録部25は、重複期間DDの開始タイミングに合わせてCRを起動し、CRのカウントアップによりDDがTen1以上連続して検出された場合には端末IDの記録可と判定し、DDがTen1より短い場合には端末IDの記録不可と判定する。
また、検出リスト24Aに対する端末IDの記録可否を示す記録許可フラグFRを設け、FRが記録許可であることを示すオン状態かどうかに基づいて、受信した端末IDの記録可否を確認するようにしてもよい。この際、端末記録部25は、CRにより判定期間Ten2を計時するものとし、前述のとおり端末IDの記録可と判定された時点で、記録許可フラグFRをオン状態とし、DDの終了タイミングでCRのカウント動作を開始させ、CRのカウントアップによりTen2の経過が確認された時点で、FRをオフ状態とする。
これにより、重複期間DDが判定期間Ten1以上連続して検出されたことを確認した時点から一定長の判定期間Ten2が経過するまでの間が、記録許可期間TRとなる。このため、DDと同じ時期に端末IDを受信した場合にのみ、その端末IDが検出リスト24Aに記録されることになり、より安定した端末ID記録処理を実現することができる。
なお、端末管理部26において、検出リスト24Aに対する端末IDの記録から、予め設定されている記録満了時間が経過した時点で、その端末IDを検出リスト24Aから削除するようにしてもよい。これにより、過去に記録した端末IDが画面表示されなくなり、利用者は、画面表示された検出リスト24Aを認識しやすくなる。
また、以上では、第1の振動データDXと第2の振動データDYとの重複期間DDの長さに基づいて端末IDの記録可否を判定する場合について説明したが、一定の検出時間内におけるDDの検出回数DNに基づいて端末IDの記録可否を判定するようにしてもよい。
この場合、判定回数DNthを予め設定しておき、DDの開始タイミングに基づきDNを計数し、DN≧DNthとなった時点で、端末IDの記録可と判定するようにしてもよい。
これにより、例えば管理装置20と同じ時期であって、一定の検出時間内に振動が3回(DNth=3)検出されて初めて第1の端末IDおよび第2の端末IDが検出リスト24Aに記録されることになる。このため、検出リスト24Aに対する端末IDの記録回数を削減でき、記録される端末ID数も削減される。これにより、利用者は、画面表示された検出リスト24Aを認識しやすくなる。
また、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yに照度センサを設け、照度センサで検出した照度データを、加速度データと同様に電波で送信し、管理装置20の端末管理部26で、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yにおける明るさ変化とその変化時刻とを記憶部24に記録するようにしてもよい。
これにより、物品さらには物体の周囲の明るさ変化の時刻を確認することができ、例えば、物品の明るさが大幅に低下した時刻から、物品をカバンに入れた時刻を推定することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、図12を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる物品管理システム1について説明する。図12は、第4の実施の形態にかかる物品管理システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、管理装置20とは別個に上位装置50を設け、上位装置50で第1の端末10Xおよび第2の端末10Yからの第1の端末IDおよび第2の端末IDを検出リスト52Aに記録し、上位装置50から管理装置20へ検出リスト52Aから生成した所在リストを配信することにより、物品に装着されている第1の端末10Xに関する情報提供を行うようにしたものである。
[上位装置]
次に、図12を参照して本実施の形態にかかる上位装置50の構成について詳細に説明する。
上位装置50は、全体としてサーバ装置などの情報処理装置からなり、主な機能部として、通信I/F部51、記憶部52、端末記録部53、および配信処理部54を備えており、これら機能部は内部バスを介してデータ転送自在に接続されている。これら機能部のうち、端末記録部53および配信処理部54は、CPUとプログラム(ともに図示せず)が協働することにより実現される。
通信I/F部51は、BLEなどの近距離無線通信規格に基づいて、無線中継装置60を介して第1の端末10Xおよび第2の端末10Yとの間でデータ通信を行う機能と、BLEなどの近距離無線通信規格、あるいはWi-Fi(記録商標)などの無線通信規格に基づいて、無線中継装置60を介して管理装置20との間でデータ通信を行う機能とを有している。
記憶部52は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、上位装置50での物品管理処理に用いる処理データやプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部52で記憶する主な処理データとして、検出リスト52Aがある。検出リスト52Aは、前述した図2の検出リスト24Aと同様に、振動を検出した第1の端末10Xから電波で送信された第1の端末IDと、その受信時刻との組が、リストとして記録されている。また、検出リスト24Aには、振動を検出した第2の端末10Yから電波で送信された第2の端末IDと、その受信時刻との組も、リストとして記録されている。
端末記録部53は、無線中継装置60を介して通信I/F部51で受信した、第1の端末10Xから電波で送信された第1の振動データにより振動が検出されている第1の検出期間と、第2の端末10Yから電波で送信された第2の振動データにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較し、第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、検出リスト52Aに対する第1の端末IDおよび第2の端末IDの記録可否を判定し、記録可の判定に応じて第1の端末IDおよび第2の端末IDを検出リスト52Aに順次記録する機能とを有している。
なお、端末記録部53については、管理装置20で加速度センサ27により検出した振動を示す管理側振動データを電波で送信し、管理側振動データにより振動が検出されている管理側検出期間と、第1の検出期間および第2の検出期間とが互いに重複する期間を上記重複期間として用いてもよい。
配信処理部54は、管理装置20からの配信要求に応じて、記憶部52の探索管理情報52Bから、検出リスト52Aに組として登録されている、第1の端末IDに関連する端末情報と、第2の端末IDに関連する位置情報とを取得し、得られた端末情報と位置情報と所在リストとして管理装置20へ配信して情報提供する機能を有している。
また、配信処理部54は、管理装置20からの照合要求に応じて、記憶部52の検出リスト52Aに含まれる第1の端末IDと記憶部52で記憶している確認リスト52Cに含まれる第1の端末IDとを照合し、得られた照合結果を管理装置20へ配信して情報提供する機能と、検出リスト52Aに含まれる第1の端末IDを照合する際、当日の検出リスト52Aの日時または曜日と対応する検出リストを、記憶部52に保存されている過去の検出リストから検索し、得られた検出リストに記録されている第1の端末IDのうち記録率が所定値以上の確率である第1の端末IDからなる確認リスト52Cを生成する機能とを有している。
無線中継装置60は、無線回線を介して第1の端末10Xおよび第2の端末10Yおよび管理装置20を収容して上位装置50に中継接続する機能と、通信ネットワークを介して時刻管理サーバ(図示せず)にアクセスすることにより時刻管理サーバと同期した標準時刻を計時する機能と、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yから電波で送信された端末IDを上位装置50へ中継転送する際、中継転送時の標準時刻を端末IDに関する受信時刻として上位装置50へ通知する機能とを有している。これにより、受信時刻の精度を劣化させることなく、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yさらには管理装置20の収容エリアを大幅に拡大できる。
また、無線中継装置60は、無線中継回線を介して相互に接続された親機61と子機62から構成してもよい。この場合、子機62は、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yおよび管理装置20を収容し、無線中継回線を介して親機61に中継接続する機能を有している。また、親機61は、子機62を介して中継接続された第1の端末10Xおよび第2の端末10Yおよび管理装置20を上位装置50に中継接続し、上位装置50へ受信時刻を通知する際、予め計測して得られた無線中継回線における遅延時間に基づいて受信時刻を補正した後、上位装置50へ通知する機能とを有している。これにより、受信時刻の精度を劣化させることなく、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yさらには管理装置20の収容エリアを大幅に拡大できる。
[第4の実施の形態の動作]
次に、図13を参照して、本実施の形態にかかる物品管理システム1の動作について説明する。図13は、第4の実施の形態にかかる物品管理動作を示すシーケンス図である。
ここでは、複数の所持品が入ったカバンを所持して利用者が外出する際、利用者のスマートホンでこれら所持品を確認する場合を例として説明する。なお、各所持品には予め第1の端末10Xが装着されているものとし、カバンには予め第2の端末10Yが装着されているものとし、管理装置20の機能を実現するアプリがスマートホンにインストールされているものとする。
利用者が複数の所持品が入ったカバンを持ち上げた場合、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの加速度センサ11により所持品の振動が検出されて(ステップ300)、振動の検出を示す第1の振動データと自己の端末IDとが、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの無線回路13から一斉に電波で送信される(ステップ301)。
上位装置50は、通信I/F部51により無線中継装置60を介して、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yからの第1の振動データおよび第2の振動データを受信し、第1の振動データにより振動が検出されている第1の検出期間と、第2の振動データにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較する。
比較の結果、第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、検出リスト52Aに対する端末IDの記録可否を判定し、記録可の判定に応じて第1の端末IDおよび第2の端末IDを検出リスト52Aに順次記録する(ステップ302)。
この際、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yにおける加速度データ(加速度信号)から振動データの生成や閾値処理については、前述した図9と同様である。第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの加速度データについては、端末記録部53で閾値処理を行うようにしてもよく、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの回路構成や消費電力を軽減できる。
また、端末記録部53における第1の振動データおよび第2の振動データの比較や記録可否判定については、前述した図10や図11と同様である。
配信処理部54は、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yの記録後、記憶部52から検出リスト52Aを取得し、探索管理情報52Bから第1の端末IDに関連する端末情報と、第2の端末IDに関連する位置情報とを取得し、得られた端末情報と位置情報と所在リストとして、通信I/F部51から無線中継装置60を介して管理装置20へ配信する(ステップ303)。
管理装置20の端末管理部26は、無線I/F部21を介して上位装置50からの所在リストを受信して表示部23で画面表示する(ステップ304)。
また、管理装置20の端末管理部26は、操作入力部22で検出した利用者の照合指示に応じて(ステップ310)、検出リスト52Aに関する照合要求を、無線I/F部21を介して上位装置50へ電波で送信する(ステップ311)。なお、ビーコン端末を出入口などの所定の場所に設置しておき、ビーコン端末からのビーコン信号を管理装置20が受信した時点で、端末管理部26が照合要求を電波で送信するようにしてもよい。これにより、利用者が特定の場所へ移動した時点でIDを自動照合することができる。
上位装置50の配信処理部54は、無線中継装置60を介して通信I/F部51で受信した管理装置20からの照合要求に応じて、検出リスト52Aに含まれる第1の端末IDと記憶部52で記憶している確認リスト52Cに含まれる第1の端末IDとを照合し(ステップ312)、得られた照合結果を管理装置20へ配信する(ステップ313)。
管理装置20の端末管理部26は、上位装置50からの照合結果を受信し、その照合結果を可視、可聴、または振動により報知する(ステップ314)。
これにより、前述のようにして、外出時の振動により所持品の第1の端末10Xおよび第2の端末10Yから送信されて検出リスト52Aに記録されている端末IDが、管理装置20からの照合要求に応じて、確認リスト52Cの端末IDと照合される。
したがって、確認リスト52Cの端末IDが検出リスト52Aに記録されていない場合には、その端末IDと対応する所持品が忘れ物に該当することになる。このため、照合結果が検出リスト52Aに未記録の端末IDが発見された旨を示す場合、可視、可聴、または振動により管理装置20の表示部23でアラートを報知すれば、利用者は直ちに忘れ物があることを認識することができる。これにより、物品管理システム1で忘れ物通知システムを実現することが可能となる。
また、上位装置50の配信処理部54は、検出リスト52Aの端末IDを照合する際、当日の検出リスト52Aの日時または曜日と対応する検出リストを、記憶部52に保存されている過去の検出リストから検索し、確認リスト52Cとして選択するようにしてもよい。
これにより、例えば前日の検出リスト52Aを当日の確認リスト52Cとして選択することができ、確認リスト52Cの設定に要する作業負担を軽減することができる。
したがって、本実施の形態によれば、管理側振動データを用いた場合、管理装置20が第1の端末10Xおよび第2の端末10Yと同じ時期に振動していない場合は、第1の端末10Xおよび第2の端末10Yからの端末IDが検出リスト52Aに記録されなくなる。このため、検出リスト52Aに対する端末IDの記録回数を削減でき、記録される端末ID数も削減される。これにより、利用者は、管理装置20であるスマートホンと同じ時期に振動している第1の端末10Xおよび第2の端末10Yのみを検出リスト52Aで確認することができ、画面表示された検出リスト52Aを認識しやすくなる。
また、本実施の形態によれば、検出リスト52Aが確認リスト52Cと照合されるため、確認リスト52Cの端末IDが検出リスト52Aに記録されていない場合には、その端末IDと対応する所持品が忘れ物に該当することになる。このため、照合結果が検出リスト52Aに未記録の端末IDが発見された旨を示す場合、可視、可聴、または振動により管理装置20の表示部23でアラートを報知すれば、利用者は直ちに忘れ物があることを認識することができる。これにより、物品管理システム1で忘れ物通知システムを実現することが可能となる。
また、端末記録部53は、検出リスト52Aの端末IDを照合する際、当日の検出リスト52Aの日時または曜日と対応する検出リストを、記憶部52に保存されている過去の検出リストから検索し、確認リスト52Cとして選択するようにしてもよい。
これにより、例えば前日の検出リスト52Aを当日の確認リスト52Cとして選択することができ、確認リスト52Cの設定に要する作業負担を軽減することができる。
この際、前日の検出リスト52Aを確認リスト52Cとした場合、当日の持ち物が前日と照合されるため、前日所持していたのに当日所持していない所持品、すなわち忘れ物を容易に確認できる。これにより、会社員が会社に通勤する際に財布や社員証などの持ち物を確認でき、作業者が現場に出向く際に道具や工具などの持ち物を確認することができる。
また、先週の検出リスト52Aを確認リスト52Cとした場合、当日の持ち物が先週と照合されるため、先週所持していたのに当日所持していない所持品、すなわち忘れ物を容易に確認できる。これにより、学習者が特定の曜日に習い事に通う際に、習い事で用いる持ち物を確認することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…物品管理システム、10,10X,10A,10B,10C,10D…第1の端末、10Y,10E…第2の端末、11…加速度センサ、12…A/D変換器、13…無線回路、15…ビーコン端末、20…管理装置、21…無線I/F部、22…操作入力部、23…表示部、24…記憶部、24A…検出リスト、24B…探索管理情報、24C…確認リスト、24P…プログラム、25…端末記録部、26…端末管理部、27…加速度センサ、30…カバン、31…免許証、32…鍵、33…社員証、34…財布、50…上位装置、51…通信I/F部、52…記憶部、52A…検出リスト、52B…探索管理情報、52C…確認リスト、53…端末記録部、54…配信処理部、60…無線中継装置、61…親機、62…子機。

Claims (12)

  1. 管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末と、
    前記物品が存在する室内の各所に予め配置されて、間欠的に自己を識別するためのビーコンIDを電波で送信する複数のビーコン端末と、
    前記第1の端末IDに関する端末情報と前記ビーコンIDに関する位置情報とを記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記ビーコンIDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記ビーコンIDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示する管理装置と
    を備えることを特徴とする物品管理システム。
  2. 管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末と、
    前記物品が存在する室内の物体に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第2の端末IDを電波で送信する複数の第2の端末と、
    前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記第2の端末IDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示する管理装置と
    を備えることを特徴とする物品管理システム。
  3. 請求項2に記載の物品管理システムにおいて、
    前記複数の第1の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第1の振動データを電波で送信し、
    前記複数の第2の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第2の振動データを電波で送信し、
    前記管理装置は、前記第1および前記第2の端末IDを記録する際、前記第1の振動データにより振動が検出されている第1の検出期間と、前記第2の振動データにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較し、前記第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、前記検出リストに対する前記第1および前記第2の端末IDの記録可否を判定する
    ことを特徴とする物品管理システム。
  4. 請求項3に記載の物品管理システムにおいて、
    前記管理装置は、前記第1および前記第2の端末IDを記録する際、前記重複期間の長さが予め設定されている判定期間に達したことを確認した時点から一定長の記録許可期間が経過するまでの間に、前記第1および前記第2の端末IDを受信した場合にのみ、受信した前記第1および前記第2の端末IDを前記検出リストに記録することを特徴とする物品管理システム。
  5. 管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信する複数の第1の端末と、
    前記物品が存在する室内の物体に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第2の端末IDを電波で送信する複数の第2の端末と、
    前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻、および前記第1の端末IDに関する端末情報とを前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記第2の端末IDとその受信時刻、および前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記検出リストに順次記録する上位装置と、
    前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを示す所在リストを、前記上位装置から取得して画面表示する管理装置と
    を備えることを特徴とする物品管理システム。
  6. 請求項5に記載の物品管理システムにおいて、
    前記複数の第1の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第1の振動データを電波で送信し、
    前記複数の第2の端末は、前記振動が検出されている期間にわたり前記振動を示す第2の振動データを電波で送信し、
    前記上位装置は、前記第1および前記第2の端末IDを記録する際、前記第1の振動データにより振動が検出されている第1の検出期間と、前記第2の振動データにより振動が検出されている第2の検出期間とを比較し、前記第1および第2の検出期間が互いに重複する重複期間の長さまたは検出回数に基づいて、前記検出リストに対する前記第1および前記第2の端末IDの記録可否を判定する
    ことを特徴とする物品管理システム。
  7. 請求項5または請求項6に記載の物品管理システムにおいて、
    前記管理装置は、操作入力された照合指示に応じて前記検出リストに関する照合要求を前記上位装置へ送信し、これに応じて前記上位装置から情報提供された照合結果を可視、可聴、または振動により報知し、
    前記上位装置は、前記管理装置からの前記照合要求に応じて、前記検出リストに含まれる第1の端末IDと前記記憶部で記憶している確認リストに含まれる第1の端末IDとを照合し、得られた照合結果を前記管理装置へ情報提供し、前記照合を行う際、前記検出リストの日時または曜日と対応する検出リストを、前記記憶部に保存されている過去の検出リストから検索し、得られた検出リストに記録されている第1の端末IDのうち記録率が所定値以上の確率である第1の端末IDから前記確認リストを生成する
    ことを特徴とする物品管理システム。
  8. 請求項5~請求項7のいずれかに記載の物品管理システムにおいて、
    無線回線を介して前記複数の端末および前記管理装置を収容して前記上位装置に中継接続する無線中継装置をさらに備え、
    前記無線中継装置は、時刻管理サーバと同期した標準時刻を計時し、前記第1および第2の端末IDを前記上位装置へ中継転送する際、前記中継転送時の標準時刻を前記第1および第2の端末IDに関する前記受信時刻として前記上位装置へ通知し、
    前記上位装置は、前記第1および第2の端末IDを記録する際、前記無線中継装置から通知された前記第1および第2の端末IDに関する受信時刻を前記検出リストに記録する
    ことを特徴とする物品管理システム。
  9. 請求項8に記載の物品管理システムにおいて、
    前記無線中継装置は、無線中継回線を介して互いに接続された親機と子機からなり、
    前記子機は、前記第1および第2の端末または前記管理装置を収容し、前記無線中継回線を介して前記親機に中継接続し、
    前記親機は、前記子機を介して中継接続された前記第1および第2の端末または前記管理装置を前記上位装置に中継接続し、前記上位装置へ前記受信時刻を通知する際、予め計測して得られた前記無線中継回線における遅延時間に基づいて前記受信時刻を補正した後、前記上位装置へ通知する
    ことを特徴とする物品管理システム。
  10. 物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、管理装置が物品を管理する物品管理システムで用いられて、
    前記複数の端末のうちの複数の第1の端末が、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信するステップと、
    前記物品が存在する室内の各所に予め配置された複数のビーコン端末が、間欠的に自己を識別するためのビーコンIDを電波で送信するステップと、
    前記管理装置が、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記ビーコンIDに関する位置情報とを記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記ビーコンIDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記ビーコンIDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示するステップと
    を備えることを特徴とする物品管理方法。
  11. 物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、管理装置が物品を管理する物品管理システムで用いられて、
    前記複数の端末のうちの複数の第1の端末が、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第1の端末IDを電波で送信するステップと、
    前記複数の端末のうちの複数の第2の端末が、前記物品が存在する室内の物体に予め装着されて、内蔵する加速度センサにより振動が検出された場合、自己を識別するための第2の端末IDを電波で送信するステップと、
    前記管理装置が、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻を前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した第2の端末IDとその受信時刻を前記検出リストに順次記録し、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記記憶部から取得して画面表示するステップと
    を備えることを特徴とする物品管理方法。
  12. 物品に予め装着した複数の端末から送信される端末IDに基づいて、上位装置が物品を管理して管理装置へ情報提供する物品管理システムで用いられて、
    前記複数の端末のうちの複数の第1の端末が、管理対象となる物品に予め装着されて、内蔵する第1の加速度センサにより振動が検出された場合、前記振動の検出を示す第1の振動データと自己を識別するための第1の端末IDとを電波で送信するステップと、
    前記複数の端末のうちの複数の第2の端末が、前記物品が存在する室内の各所に配置されて、内蔵する第2の加速度センサにより振動が検出された場合、前記振動の検出を示す第2の振動データと自己を識別するための第2の端末IDとを電波で送信するステップと、
    前記上位装置が、前記第1の端末IDに関する端末情報と前記第2の端末IDに関する位置情報とを予め記憶する記憶部を有し、受信した前記第1の端末IDとその受信時刻、および前記第1の端末IDに関する端末情報とを前記記憶部の検出リストに順次記録し、受信した前記第2の端末IDとその受信時刻、および前記第2の端末IDに関する位置情報とを前記検出リストに順次記録するステップと、
    前記管理装置が、前記検出リストに記録されている前記第1の端末IDに関する端末情報と、前記第1の端末IDと同じ時期に受信された前記第2の端末IDに関する位置情報とを示す所在リストを、前記上位装置から取得して画面表示するステップと
    を備えることを特徴とする物品管理方法。
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