JP6711216B2 - 物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置 - Google Patents

物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6711216B2
JP6711216B2 JP2016173961A JP2016173961A JP6711216B2 JP 6711216 B2 JP6711216 B2 JP 6711216B2 JP 2016173961 A JP2016173961 A JP 2016173961A JP 2016173961 A JP2016173961 A JP 2016173961A JP 6711216 B2 JP6711216 B2 JP 6711216B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
information
search
detection information
containing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016173961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018039599A (ja
Inventor
徹 上和田
徹 上和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016173961A priority Critical patent/JP6711216B2/ja
Publication of JP2018039599A publication Critical patent/JP2018039599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6711216B2 publication Critical patent/JP6711216B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置に関する。
近年、RFID(Radio Frequency IDentification)を用いて、収納場所から出し入れされる物品の所在を管理することが行われている。
ユーザの収納設備へのアクセスに応じて、収納設備内の物品の変化をセンシング装置によって調べ、もし変化していない場合には、収納位置データベースを参照して本来収納設備内に収納されているべき物品をユーザが検索している物品として推定する技術が知られている。
また、書籍にRFIDを貼付し、利用者にRFIDのカードを携帯させ、書籍が有効範囲から消えたことを検出すると、そのとき同時に消えた利用者をその書籍の借り出し者と判断する技術等が提案されている。
国際公開第2007/015548号パンフレット 特開2001−22834号公報
物品の所在や行先をRFIDタグを用いて管理する場合、RFIDタグには常時電力を供給する必要はないが、RFIDタグから情報を読み取るRFIDリーダーには電力の供給が必要となる。通常、RFIDリーダーを、RFIDタグが貼付された物品の収容部材を含む検出範囲に設置する。複数に検出範囲を設ける場合には、複数のRFIDリーダーを設置し、これらRFIDリーダーへの電源ケーブルを配線しなければならない。
RFIDリーダーの検出範囲は、収容部材の形状に一致せず、複数の引出しが、上下に積み重ねられている場合、又は左右に隣接している場合には、物品が収納されている引出しを特定するのは困難であるといった問題がある。
したがって、1つの側面では、本発明は、物品を収容した収容部材を特定可能とすることを目的とする。
一態様によれば、物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶し、検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力する処理をコンピュータに行わせる物品探索プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するための手段として、物品探索方法、及び、情報処理装置とすることもできる。
物品を収容した収容部材を特定できる。
第1実施例におけるシステム構成を説明するための図である。 第1実施例におけるシステムでのハードウェア構成を示す図である。 第1実施例のシステムにおける機能構成例を示す図である。 第1実施例の検出装置における処理を説明するためのフローチャート図である。 第1実施例の情報処理装置における移動状況の記録処理を説明するためのフローチャート図である。 第1実施例の情報処理装置における物品の探索処理を説明するためのフローチャート図である。 移動状況記録テーブルのデータ構成例を示す図である。 物品情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 物品検索画面の例を示す図である。 検索結果画面の一例を示す図である。 検索結果画面の他の例を示す図である。 第2実施例におけるシステム構成を説明するための図である。 第2実施例におけるシステムでのハードウェア構成を示す図である。 第2実施例におけるシステムにおける機能構成例を示す図である。 端末登録テーブルのデータ構成例を示す図である。 第2実施例における検索結果画面の例を示す図である。 第3実施例におけるシステム構成を説明するための図である。 第3実施例におけるシステムでのハードウェア構成を示す図である。 第3実施例におけるシステムにおける機能構成例を示す図である。 第3実施例における端末登録テーブルのデータ構成例を示す図である。 移動状況記録テーブルのデータ構成例を示す図である。 第3実施例のサーバーにおける一覧作成処理を説明するためのフローチャート図である。 第3実施例のサーバーにおける物品の探索処理を説明するためのフローチャート図である。 検出装置の貼付例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。例えば、家の中で探し物が見つけられないことがある。はさみやメジャー、取扱い説明書、洗剤のストック等々、家の中でしまった(又は置いた)場所を記憶していても、その場所のどこであたのかを全て覚えておらず、いざ使うときになってもその所在は思い出せない。
そのためにメモ書き、写真、ボイスレコーダーなどの手段で記録しておくことで記憶を補うことはできるが、物品をしまうたびに記録するのは手間であり、普段の過程生活でこの手間を負うのは現実的ではない。
また、家族などの他の同居人がしまった物品については、自分の記憶や記録からその所在を知ることはできない。
このような物品の管理には、RFID(Radio Frequency IDentification)がよく用いられている。RFIDの技術は識別子の情報が格納されたRFIDタグと、近距離無線通信によりその情報を読み出すRFIDリーダーとでなる。
RFIDタグの情報の読み取り時には、RFIDリーダーが探索の電波を発し、その電波を拾ったRFIDタグが拾った旨の電波を発し返すことで存在を知らせ、RFIDタグからの電波を拾ったRFIDリーダーは、そのRFIDタグの存在を知ることができる。
このRFIDタグのうちパッシブタグと呼ばれるものは、RFIDリーダーからの電波をエネルギー源として回路を駆動するもので、電池を内蔵する必要がなく、長期間充電や電池交換が不要で置きっぱなしの運用が可能となる。
このRFIDタグを管理対象の物品に貼り付けておくと、RFIDリーダーを引き出しや棚などの収納場所にかざすことでその中にあるRFIDタグを検出することができ、その識別子からどの物品がそこに収納してあるかを知ることができる。
更に、このRFIDリーダーを収納場所に取り付け、有線又は無線通信を使って遠隔指示にてRFIDタグの読み取り、読み取った情報を収集すると、複数の収納場所を探索範囲として一気に物品を探すことができる。これにより、わざわざ個々の収納場所の前まで行ってRFIDリーダーを操作する手間も省くことができる。
しかしながら、収納場所にRFIDリーダーをかざす方法では、RFIDタグを貼付した物品が収納してある場所に直接行ってその場所でRFIDリーダーをかざす必要がある。収納場所を開けて物品を一つ一つ手で点検するような手間は省けるが、探索の対象となる収納場所が複数ある状況や、収納場所が遠く離れたところにあるような状況では、直接RFIDリーダーをかざすためにそれぞれの収納場所の前まで出向き、可能性のある収納場所を片っ端からRFIDリーダーをかざして回る必要がある。
個々の収納場所にRFIDリーダーを設置して遠隔で操作する方式では、上記のかざすための移動の手間は大きく省くことができるが、設置したすべてのRFIDリーダーについて電力を供給する課題がある。
本実施例では、RFIDタグ及びRFIDリーダーを用いずに、棚、引き出し等の物品を収容した収容部材、即ち、収容場所を特定可能とする物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置を提供する。
[第1実施例]
近距離無線通信機能を有する動きを検知する検出装置3と、検出装置3からの移動検知の無線信号を収集し記録する情報処理装置5とを有するシステム1001による、物品を収容した収容部材を特定する第1実施例について説明する。
図1は、第1実施例におけるシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステム1001は、複数の検出装置3と、情報処理装置5とを有する。
検出装置3は、動きを検知する加速度センサー等を有し、収容部材4a、物品4b等に貼付される。検出装置3は、更に、近距離無線通信機能を有し、動きを検知する毎に物品ID、移動状況等を示す検出情報8を発信する。移動状況は省略しても良い。
情報処理装置5は、携帯端末に相当し、一例として、スマートフォン等であればよい。情報処理装置5は、検出装置3から発信された検出情報7を受信すると、移動状況記録テーブル61に記録する。
ユーザ1が情報処理装置5で本実施例に係るアプリケーションを選択することで、情報処理装置5に表示された物品検索画面G90で物品4bを指定し検索要求を行うと、移動状況記録テーブル61に蓄積された検出情報7を解析することにより物品4bが現在所在する収容部材4aを予測し、予測した収容部材4aの名称を示した検索結果画面G95を表示する。以下、収容部材4a及び物品4bを、総称して管理対象4という場合がある。
図1のシステム1001において、検出装置3は、物品4bに取り付けられ、その管理対象4が動かされると、その動きを検知し、検知した動きの検出情報7を近距離無線通信によって発信する。検出装置3から発信される無線信号には、物品4b又は検出装置3を識別する文字列(物品ID)が含まれており、情報処理装置5が無線信号を受信した際には、この物品IDでどの物品4bが動いたのかを判別することができる。
この検出装置3は、物品4bの他に収容部材4aにも取り付けられる。具体的には、検出装置3は、引き出し、扉等、収容部材4aの開閉時に動く場所に取り付けられ、開閉の動きを検知し、検知した動きの検出情報7を近距離無線通信によって発信する。この検出情報7に含まれる物品IDからどの収容部材4aが開閉されたかを判別できる。
検出装置3と情報処理装置5との間の無線には、消費電力の少ない近距離無線を用いる。具体的には、Bluetooth Low Energy(BLE)(登録商標)、ZigBee(登録商標)等を用いる。特にBLEであれば、既に多くのスマートフォンに機能が実装されているため、無線信号の受信及び検出情報7の記録に、スマートフォンを利用できる。
検出装置3には予め物品IDを記録しておく。検出装置3は、加速度に変化があった場合に、BLEで信号を発信する。この信号はBLEのアドバタイズ信号として発信し、信号のペイロードには検出装置3の物品IDを設定する。物品4bが動いたときの信号には、ペイロードに動いたという情報を設定しておく。
検出装置3が動きを検知して信号を発した後に一定時間(数秒から数十秒)動きが無ければ、同じ物品IDを設定した信号を発信する。このとき、ペイロードには、止まったという情報を設定する。
検出装置3で動きを検知する場合に、検出装置3が貼付された物品4bが動き続ける場合がある。その場合に、検出情報7を頻繁に発信し続けると、電力消費量が多くなる。最初に動きを検知して検出情報7を発信した後、続けて動きがあった場合には、検出装置3は、検出情報7を発信しない。その動きが止まって一定時間動きがなくなった状況で、つまり、一定時間静止し続けていることを確認した場合、検出装置3は、止まったことを示す検出情報7を送出する。
このように検出情報7の発信を制御することで、物品4bが長く動かされ続けた場合でも、検出情報7の発信は、動き始めと動き終わりの2つのタイミングに制限できる。
また、検出装置3は電池で駆動可能である。加速度センサーとBLEとは非常に少ない電力で動作させられるため、ボタン電池や小さな乾電池で年単位の長時間稼働が可能である。このような検出装置3を管理対象4となる個々の収容部材4a及び物品4bに取り付けることで、本実施例における物品管理が可能となる。
検出情報7の受信側のスマートフォン等の情報処理装置5は、BLEのアドバタイズ信号を待ち受ける状態で常に待機しておく。検出装置3から信号が発せられると、情報処理装置5はその信号を受信し、ペイロードから物品IDを取り出して、その時刻と共に移動状況記録テーブル61に記録する。
検出情報7に含まれる物品IDと、時刻の組が移動状況記録テーブル61に記録される。検出情報7に移動状況が示される場合は、移動状況の情報も抽出され、物品ID、時刻、及び移動状況とが、移動状況記録テーブル61に記録する。
移動状況記録テーブル61に記録する際に、同じ物品IDのレコードが存在し、移動状況が一致し、かつ古い時刻を示すレコードが既に存在している場合、移動状況記録テーブル61から削除する。
このようにして、情報処理装置5の移動状況記録テーブル61に物品5bと収容部材5aの移動記録が蓄積される。
ユーザ1が物品4bを探す際には、ユーザ1は、情報処理装置5を用いる。情報処理装置5に表示される物品検索画面G90で、ユーザ1は、探している物品4bを特定する情報を入力して検索要求を行う。情報処理装置5は、移動状況記録テーブル61を参照して、検索要求で指定された物品4bの物品IDのレコードのうち、記録された時刻が最新のものを抽出する。
次に、情報処理装置5は、その時刻と同時刻ないし前後の一定時間以内に移動の記録のあるレコードを全て抽出し、抽出したレコードのうち、収容部材4aを示す物品IDを持つレコードを抽出する。
情報処理装置5は、抽出したレコードを用いて、1又は複数の該当する可能性のある収容部材4aの名称を一覧で示した検索結果画面G95を表示する。ユーザ1は、情報処理装置5に表示された検索結果画面G95を参照することで、探している物品4bが所在するであろう収容部材4aを簡単に知ることができる。
収容部材4aの物品IDを複数得た場合には、以下のいずれかの方法で検索結果画面G95に表示すればよい。
第1の方法は、全ての収容部材4aの名称を検索結果として検索結果画面G95に表示する。第2の方法は、記録された時刻が最も近い収容部材4aの名称を検索結果として検索結果画面G95に表示する。第3の方法は、物品4bの移動時刻より過去に記録された収容部材4aの中から最も移動時刻が近い収容部材4aの名称と、物品4bの移動時刻より後に記録された収容部材4aの中から最も移動時刻が近い収容部材4aの名称とを検索結果として検索結果画面G95に表示する。
図2は、第1実施例におけるシステムでのハードウェア構成を示す図である。図2に示すシステム1001において、検出装置3は、動きを検出し、検出した動きに係る検出情報7を近距離無線通信で発信する検出装置であり、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリ部32と、移動検知装置34と、蓄電装置35と、通信装置39とを有し、バスB3に接続される。
CPU31は、メモリ部32に格納されたプログラムに従って検出装置3を制御するプロセッサに相当する。メモリ部32には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU31にて実行されるプログラム、CPU31での処理に必要なデータ、CPU31での処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
検出装置3によって行われる処理を実現するプログラム、物品ID等は、予めメモリ部32に記憶されている。物品IDは、検出装置3を一意に識別できる検出装置IDであってもよい。
移動検知装置34は、貼付された管理対象(物品又は収容部材)の動きを検知する。移動検知装置34は、加速度センサー等を有する。
蓄電装置35は、検出装置3に電力を供給する。蓄電装置35は、取り換え可能な乾電池等を収納し、各デバイスに電力を供給できればよい。通信装置39は、CPU31の制御により近距離無線通信を行う。通信装置39により検出情報7が送出され、情報処理端末5により受信される。情報処理端末5では、予め各検出装置3からの信号を受信するように設定させておけばよい。
情報処理装置5は、コンピュータによって制御される端末であって、CPU11bと、主記憶装置12bと、ユーザI/F(インターフェース)16bと、通信I/F17bと、ドライブ装置18bとを有し、バスB2に接続される。
CPU11bは、主記憶装置12bに格納されたプログラムに従って情報処理装置5を制御するプロセッサに相当する。主記憶装置12bには、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU11bにて実行されるプログラム、CPU11bでの処理に必要なデータ、CPU11bでの処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
ユーザI/F16bは、ユーザ1と、情報処理装置5とのインタフェースを行うタッチパネル等である。ユーザI/F16bは、ユーザ1が情報処理装置5による処理に必要な各種情報を入力するための種々の画面を表示し、ユーザ1の操作に応による情報入力を受け付ける。
通信I/F17bは、相手先の通信装置に応じて、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F17bは、検出装置3とは近距離無線通信を行う。
ドライブ装置18bは、ドライブ装置18bにセットされた記憶媒体19b(例えば、SD(Secure Digital)メモリカード等)と情報処理装置5とのインターフェースを行う。尚、記憶媒体19bは、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。記憶部130bは、主記憶装置12b及び/又は記憶媒体19bに相当する。
図3は、第1実施例のシステムにおける機能構成例を示す図である。図3のシステム1001において、検出装置3は、検出情報作成部41と、無線通信制御部42とを有する。検出情報作成部41と、無線通信制御部42とは、CPU31が対応するプログラムを実行することで行われる処理により実現される。
検出情報作成部41は、移動検知装置34から加速度等の動きの大きさを示す値を受信すると、値の変動に基づいて、動いた状態であるか、停止した状態であるかを判定し、検出情報7を作成する。検出情報7には、物品ID、移動状況等が示される。移動状況は省略可能である。
検出情報作成部41は、移動検知装置34による動きの検知毎に検出情報7を作成し、無線通信制御部42へ送信を依頼する。無線通信制御部42は、送信依頼に応じて、検出情報7を近距離無線通信により送出する。
情報処理装置5は、受信処理部51と、検出情報抽出部52と、検索要求受付部53と、収容部材特定部54と、検索結果出力部55とを有する。受信処理部51と、検出情報抽出部52と、検索要求受付部53と、収容部材特定部54と、検索結果出力部55とは、CPU11bが対応するプログラムを実行することで行われる処理により実現される。
受信処理部51と、検出情報抽出部52とにより、移動状況の記録処理が行われ、検索要求受付部53と、収容部材特定部54と、検索結果出力部55とにより、物品4bの物品の探索処理が行われる。
移動状況の記録処理と、物品の探索処理とが、第1実施例における物品探索処理に相当する。また、記憶部130bには、移動状況記録テーブル61、物品情報テーブル63等が記憶される。
情報処理装置5では、受信処理部51が、通信I/F17bを介して検出装置3からの無線信号を受信すると、受信した無線信号から情報を取り出して検出情報抽出部52に通知する。
検出情報抽出部52は、受信処理部51が取り出した情報から検出情報7を抽出する。検出情報7以外の情報は破棄又は無視される。検出情報抽出部52は、検出情報7を抽出すると、移動状況記録テーブル61に記録する。物品ID、移動状況等が記録される。検出情報7によって移動状況が示されない場合には、移動状況は移動状況記録テーブル61に記録されない。以下、移動状況が記録されるものとして説明する。
検索要求受付部53は、物品検索画面G90をユーザI/F16bに表示させ、ユーザ1が入力したユーザ1が探している物品4bの物品IDを指定した検索要求を受信する。検索要求受付部53は、物品IDを収容部材特定部54に通知する。
収容部材特定部54は、移動状況記録テーブル61を参照して、検索要求受付部53から通知された物品IDのレコードから最新の時刻を取得する。収容部材特定部54は、物品情報テーブル63を参照して、最新の時刻から遡って一定時間以内に記録されたレコードから、収容部材4aの物品IDを持つレコードだけを抽出し、検索結果を作成して検索結果出力部55に通知する。
検索結果出力部55は、収容部材特定部54から通知された検索結果をユーザI/F16bに表示する。
図4は、第1実施例の検出装置における処理を説明するためのフローチャート図である。図4において、検出装置3は、移動検知装置34による動きの検知毎に、ステップS11〜S14を行う。
移動検知装置34による動きの検知に応じて、検出情報作成部41は、動きを示す値の変動に基づいて、移動状況を判定する(ステップS11)。管理対象4が動いた状態又は停止した状態であるか、動き続けている状態であるかが判定される。
検出情報作成部41は、移動状況は動いた状態又は停止した状態であるか否かをチェックする(ステップS12)。動き続けている状態である場合(ステップS12のNO)、検出情報作成部41は、検出情報7の作成処理を抑止し、検出装置3での処理を終了する。
一方、移動状況は動いた状態又は停止した状態であることを示す場合(ステップS12のYES)、検出情報作成部41は、物品ID、移動状況等を示す検出情報7を作成する(ステップS13)。動いた状態である場合、検出情報7は、移動状況「動」を示す。停止した状態である場合、検出情報7は、移動状況「止」を示す。作成された検出情報7は、無線通信制御部42に通知される。
無線通信制御部42は、検出情報作成部41から通知された検出情報7を近距離無線通信で通信装置39から送出する(ステップS14)。その後、検出装置3における処理を終了する。
図5は、第1実施例の情報処理装置における移動状況の記録処理を説明するためのフローチャート図である。図5において、情報処理装置5では、受信した無線信号を受信すると、受信処理部51は、受信した無線信号から情報を取り出して検出情報抽出部52へ通知する(ステップS21)。
検出情報抽出部52は、受信処理部51から通知される情報のうち、検出情報7を抽出する(ステップS22)。受信処理部51から通知される情報が検出情報7の場合に、検出情報抽出部52によって抽出される。
そして、検出情報抽出部52は、抽出した検出情報7を移動状況記録テーブル61に追加して記録する(ステップS61)。その後、情報処理装置5における移動状況の記録処理が終了する。無線信号の受信毎に、移動状況の記録処理が繰り返される。
図6は、第1実施例の情報処理装置における物品の探索処理を説明するためのフローチャート図である。図6において、ユーザ1の操作に応じて、検索要求受付部53は、物品検索画面G90を表示をユーザI/F16bに表示する(ステップS31)。そして、検索要求受付部53は、ユーザ1の物品検索画面G90への入力により、検索対象の物品IDを取得する(ステップS32)。取得した物品IDは、収容部材特定部54に通知される。
次に、収容部材特定部54は、移動状況記録テーブル61を取得した物品IDで検索して、最後に記録された時刻を取得する(ステップS33)。
そして、収容部材特定部54は、取得した時刻から前後の一定時間(秒)以内で、最後に記録された物品IDを取得する(ステップS34)。収容部材特定部54は、物品情報テーブル63を参照して、ステップS34で取得した物品IDの中から収容部材の物品IDを抽出する(ステップS35)。
検索結果出力部55は、収容部材特定部54が抽出した物品IDをユーザI/F16bに出力する(ステップS36)。
次に、第1実施例で用いられるテーブルのデータ構成例について説明する。図7は、移動状況記録テーブルのデータ構成例を示す図である。図7において、移動状況記録テーブル61は、各検出装置3から受信した検出情報7を記録し管理するテーブルであり、物品ID、移動状況等の項目を有する。
物品IDは、個々の収容部材4a及び物品4bの識別子であり、検出装置3に固有のIDでもある。時刻は、検出装置3が動きを検知した時刻を示す。移動状況は、収容部材4a又は物品4bの動きの状態を示す。「動」は動き始めた状態を示し、「止」は動きが停止した状態を示す。
図7に示すデータ構成例では、収容部材4aの物品IDは「0x002e」であり、物品4bの物品IDは「0x06fa」である場合を示している。収容部材4aが引き出しであり、物品4bがはさみであるとする。時系列に、移動状況「動」及び「止」とをペアにする。
物品ID「0x002e」の移動状況「動」及び「止」による第1のペアは、時刻「18:22:06.058」と時刻「18:22:06.862」とである。この第1のペアから、収容部材4aを開けて停止した移動があったと判断できる。
また、物品ID「0x002e」の第2のペアは、時刻「18:22:10.424」と時刻「18:22:10.619」とである。この第2のペアから、収容部材4aを開けて停止した移動があったと判断できる。
更に、物品ID「0x06fa」の移動状況「動」及び「止」による第3のペアは、時刻「18:22:10.424」と時刻「18:22:10.619」とである。この第3のペアから、物品4bが移動したことが分かる。
この例では、時刻「18:22:06.058」から時刻「18:22:06.862」で引き出しを開けて、時刻「18:22:10.424」ではさみを取り出し、時刻「18:22:10.424」から時刻「18:22:10.619」で引き出しを閉めて、時刻「18:22:10.619」ではさみの動きが停止した、と判断できる。
例えば、ユーザ1がはさみを探すために情報処理装置5ではさみを検索した場合、はさみの物品ID「0x06fa」のレコードr4及びr5のうち、最近記録されたレコードr5を特定し、レコードr5の時刻を基準として、前後の一定時間(秒)以内のレコードから収容部材4aの物品IDを取得することで、はさみが収納された場所、即ち、収容部材4aを特定できる。
前後の一定時間(秒)以内のレコードの物品IDについて、物品情報テーブル63を参照することで、収容部材4aを特定する。
図8は、物品情報テーブルのデータ構成例を示す図である。図8において、物品情報テーブル63は、検出装置3が貼付された収容部材4a及び物品4bに係る情報を管理するテーブルであり、物品ID、種別、物品名等の項目を有する。
物品IDは、個々の収容部材4a及び物品4bを識別する識別子であり、各検出装置3に固有のIDである。種別は、検出装置3が収容部材4aに貼付されている場合に、「収容部材」が示される。それ以外、即ち、物品4bに検出装置3が貼付されている場合には、設定は無くてもよく、「物品」と設定されていてもよい。
物品名は、個々の収容部材4a及び物品4bの名称を示し、「デスク収納D」、・・・、「TV台-引き出しA」・・・、「マガジンラック」、「みとめ印」、「はさみ」、「メジャー」、「セロハンテープ」等がユーザ1によって設定される。
図8のデータ構成例では、物品ID「0x0015」の物品名は「デスク収納E」であり、種別は「収容部材」であり、物品ID「0x3c8f」の物品名は「みとめ印」である等が示されている。種別に「収容部材」が設定されていない場合は、「収容部材」ではないことを示している。従って、検索対象の物品4bの収容部材4aを特定するための対象として、これらのレコードは、移動状況記録テーブル61から抽出されない。
物品情報テーブル63は、更に、個々の収容部材4a及び物品4bの画像の項目をゆうしてもよい。ユーザ1が情報処理装置5等で撮影した画像が、物品IDに対応付けて記憶される。
図9は、物品検索画面の例を示す図である。図9(A)に示す物品検索画面G90aは、物品4bの名称を直接入力する物品検索画面G90の第一例であり、入力域90a−1と、検索ボタン90a−2とを有する。
入力域90a−1は、ユーザ1が探している物品4bの名称を直接入力する領域である。検索ボタン90a−2は、ユーザ1のクリックにより収容部材特定部54を動作させる。
図9(B)に示す物品検索画面G90bは、物品4bの名称の一覧から選択する物品検索画面G90の第二例であり、リストボックス90b−1と、検索ボタン90b−2とを有する。
リストボックス90b−1は、物品情報テーブル63に登録されている種別が「収容部材」以外の物品4bの物品名を選択可能に一覧にして表示する。ユーザ1は探している物品4bの名称を選択すればよい。検索ボタン90b−2は、ユーザ1のクリックにより収容部材特定部54を動作させる。
図9(C)に示す物品検索画面G90cは、物品4bの画像の一覧から選択する物品検索画面G90の第三例であり、選択領域90c−1と、検索ボタン90c−2とを有する。
選択領域90c−1は、物品情報テーブル63に登録されている種別が「収容部材」以外の物品4bの画像を選択可能に一覧にして表示する。ユーザ1は探している物品4bの画像を選択すればよい。検索ボタン90c−2は、ユーザ1のクリックにより収容部材特定部54を動作させる。
図10は、検索結果画面の一例を示す図である。図10(A)に示す検索結果画面G95aは、ユーザ1が指定した物品4bの名称を用いて、収容部材特定部54が検索した、物品4bが現在収納されているであろう収容部材4aの名称を示す検索結果画面G95の第一例であり、物品名表示域95a−1と、検索結果表示域95a−2とを有する。
物品名表示域95a−1は、図9に示すいずれかの物品検索画面G90a〜G90cでユーザ1が指定した物品4bの名称を表示する。検索結果表示域95a−2は、検索された収容部材4aの名称を表示する。
図10(A)の例では、ユーザ1が探している物品「はさみ」は、収容部材「TV台-引き出しB」に収納されている可能性があることを示している。
図10(B)に示す検索結果画面G95bは、ユーザ1が指定した物品4bの名称を用いて、収容部材特定部54が検索した、物品4bが現在収納されているであろう候補となる複数の収容部材4aの名称を示す検索結果画面G95の第二例であり、物品名表示域95b−1と、検索結果表示域95b−2とを有する。
物品名表示域95b−1は、図9に示すいずれかの物品検索画面G90a〜G90cでユーザ1が指定した物品4bの名称を表示する。検索結果表示域95b−2は、検索された複数の収容部材4aの名称を表示する。
図10(B)の例では、ユーザ1が探している物品「はさみ」は、収容部材「TV台-引き出しB」、「デスク収納F」、及び「マガジンラックA」のいずれかに収納されている可能性があることを示している。
図11は、検索結果画面の他の例を示す図である。図11(A)に示す検索結果画面G95cは、ユーザ1が指定した物品4bの名称を用いて、収容部材特定部54が検索した、物品4bが現在収納されているであろう収容部材4aの名称を、収容部材4aの動きのあった時刻と共に示す検索結果画面G95の第三例であり、物品名表示域95c−1と、検索結果表示域95c−2とを有する。
物品名表示域95c−1は、図9に示すいずれかの物品検索画面G90a〜G90cでユーザ1が指定した物品4bの名称を表示する。検索結果表示域95c−2は、検索された収容部材4aの名称と動きのあった時刻とを表示する。
図11(A)の例では、ユーザ1が探している物品「はさみ」は、時刻「2016/04/13 18:22:10.705」から、収容部材「TV台-引き出しB」に収納されている可能性があることを示している。
図11(B)に示す検索結果画面G95dは、ユーザ1が指定した物品4bの名称を用いて、収容部材特定部54が検索した、物品4bが現在収納されているであろう候補となる複数の収容部材4aの名称を示す検索結果画面G95の第四例であり、物品名表示域95d−1と、検索結果表示域95d−2とを有する。
物品名表示域95d−1は、図9に示すいずれかの物品検索画面G90a〜G90cでユーザ1が指定した物品4bの名称を表示する。検索結果表示域95d−2は、検索された複数の収容部材4aの名称を表示する。
図11(B)の例では、ユーザ1が探している物品「はさみ」は、時刻「2016/04/13 18:22:10.705」から収容部材「TV台-引き出しB」に、時刻「2016/04/02 07:29:08.152」から収容部材「デスク収納F」に、又は、時刻「2016/03/29 20:37:46.381」から収容部材「マガジンラックA」に収納されている可能性があることを示している。このように、時刻が表示されることで、最も確からしい場所をユーザ1が予測し易くなる。
上述したように、ユーザ1は、ユーザ1が所持する携帯電話等の情報処理装置5を用いて、物品4bの所在を管理することができるため、収容部材4a及び物品4bの移動を検知するためのRFIDリーダー等のデバイスを不要とし、また、そのようなデバイスを設置する際の配線等を不要にできる。
[第2実施例]
第1実施例では、外出中に家族等の別の同居人が物品4bを収納する収容部材4bを変更した場合、検出情報7を自分の情報処理装置5に記録できない場合がある。そこで、移動状況記録テーブル61をネットワーク2(図12)で接続されるサーバー100(図12)に備える構成とした第2実施例について説明する。
図12は、第2実施例におけるシステム構成を説明するための図である。図12に示すシステム1002は、複数の検出装置3と、2以上の情報処理装置5と、サーバー100とを有する。複数の検出装置3と、2以上の情報処理装置5a及び5b等(総称して、情報処理装置5という場合がある)とは、BLE等の近距離無線通信によって接続され、2以上の情報処理装置5とサーバー100とは、ネットワーク2を介して接続される。
第2実施例では、物品4bが家族等の複数のユーザ1a及び1bで共有され得る場合に、検出情報7を情報処理装置5a及び5bからネットワーク2を介してサーバー100に送信し、検出情報7はサーバー100で管理される。
情報処理装置5a及び5bは、検出装置3から検出情報7を受信すると、検出情報7に端末IDを付加して、サーバー100へ送信する。
ユーザ1a及び1bの情報処理装置5a及び5bのそれぞれからの検索要求に応じて、サーバー100が検索結果を提供する。検索要求は、図9(A)の物品検索画面G90a(以下、単に、物品検索画面G90という)にて、ユーザ1が物品4bの名称を直接入力することで行われる場合で説明する。
図12において、各情報処理装置5a及び5bは、少なくとも受信処理部51と転送部56とを有し、検出情報7を個々の管理対象4から受信すると、サーバ100へと転送する。ユーザ1a及び1bは、それぞれの情報処理端末5a及び5bから本実施例に係るアプリケーションを選択することで表示される物品検索画面G90から、探している物品4bを指定した検索要求を行う。
検索要求はサーバー100へと送信され、サーバー100にて、検索要求で指定された物品4bが収容され得る収容部材4aを特定し、その検索結果は要求元の情報処理端末5a又は5bに提供され、検索結果を示す検索結果画面G95が表示される。
第2実施例では、家族の誰かが移動した物品4bの所在場所を、自身の情報処理端末5を用いて簡単に知ることができる。
図13は、第2実施例におけるシステムでのハードウェア構成を示す図である。図13に示すシステム1002において、各検出装置3及び情報処理装置5a及び5bのハードウェア構成は、第1実施例と同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
サーバー100は、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU11aと、主記憶装置12aと、補助記憶装置13aと、入力装置14aと、表示装置15aと、通信I/F17aと、ドライブ装置18aとを有し、バスB1に接続される。
CPU11aは、主記憶装置12aに格納されたプログラムに従ってサーバー100を制御するプロセッサに相当する。主記憶装置12aには、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU11aにて実行されるプログラム、CPU11aでの処理に必要なデータ、CPU11aでの処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
補助記憶装置13aには、HDD(Hard Disk Drive)等が用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13aに格納されているプログラムの一部が主記憶装置12aにロードされ、CPU11aに実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130aは、主記憶装置12a及び/又は補助記憶装置13aに相当する。
入力装置14aは、マウス、キーボード等を有し、管理者がサーバー100による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15aは、CPU11aの制御のもとに必要な各種情報を表示する。入力装置14aと表示装置15aとは、一体化したタッチパネル等によるユーザインタフェースであってもよい。通信I/F17aは、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F17aによる通信は無線又は有線に限定されるものではない。
サーバー100によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19aによってサーバー100に提供される。
ドライブ装置18aは、ドライブ装置18aにセットされた記憶媒体19a(例えば、CD−ROM等)とサーバー100とのインターフェースを行う。
また、記憶媒体19aに、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体19aに格納されたプログラムは、ドライブ装置18aを介してサーバー100にインストールされる。インストールされたプログラムは、サーバー100により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する記憶媒体19aはCD−ROMに限定されず、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
図14は、第2実施例におけるシステムにおける機能構成例を示す図である。図14のシステム1002において、各検出装置3の機能構成は、第1実施例と同様であるため、同一符号を付し、その説明を省略する。また、情報処理装置5及びサーバー100の機能構成において、第1実施例と同様の処理部には同一符号を付し、その説明を省略する。
各情報処理装置5は、登録処理部50と、受信処理部51と、転送部56と、検索実行部57とを有する。
登録処理部50は、サーバー100に情報処理装置5を識別する端末識別情報を登録する。
受信処理部51は、第1実施例と同様に、通信I/F17bを介して検出装置3からの無線信号を受信すると、受信した無線信号から情報を取り出す。取り出した情報は、転送部56に通知される。転送部56は、受信処理部51から取り出した情報を通信I/F17bから、ネットワーク2を介して、サーバー100へ転送する。
検索実行部57は、物品検索画面G90からユーザ1の操作に応じて、検索要求をサーバー100へ送信し、サーバー100から受信した検索結果を示す検索画面G59をユーザI/F16bに表示する。検索要求にはユーザ1が入力した物品4bが指定される。検索結果には、1又は複数の収容部材4aの名称が示される。
情報処理装置5は、端末登録部170と、情報受信部171と、検出情報抽出部52と、検索処理部172と、検索要求受付部173と、収容部材特定部174と、検索結果出力部55とを有する。また、記憶部130aは、端末登録テーブル60、移動状況記録テーブル61、物品情報テーブル63等を記憶する。
端末登録部170は、情報処理装置5から端末識別情報を受信すると、端末登録テーブル60に登録する。端末識別情報が追加される。
情報受信部171は、通信I/F17aにより情報処理装置5からの情報を受信すると、検出情報抽出部52に通知する。検出情報抽出部52は、情報受信部171から通知された情報のうち、検出情報7を抽出して、移動状況記録テーブル61に記録する。
検索処理部172は、通信I/F17aで受信した情報処理装置5からの検索要求に応じて検索処理を制御し、検索結果出力部55から通知される検索結果を通信I/F17aから情報処理装置5に提供する。
検索要求受付部173は、検索処理部172から検索要求を受け付けて、検索要求から物品4bの名称を取得し、取得した物品4bの名称を収容部材特定部174に通知する。
収容部材特定部174は、物品情報テーブル63から物品4bの名称と一致する物品名の物品IDを取得し、取得した物品IDを用いて、移動状況記録テーブル61と物品情報テーブル63とから物品4bが収容され得る収容部材4aの物品IDを特定する。物品IDの取得以外は、第1実施例における収容部材特定部54による処理と同様である。
検索結果出力部55は、収容部材特定部174から通知される収容部材4aの物品IDに基づいて、物品情報テーブル63を参照して物品名を取得し、取得した物品名を示した検索結果を検索処理部172に通知する。検索処理部172は、検索結果を通信I/F17aから情報処理装置5へ送信する。
検出装置3における処理は、第一実施例での処理(図4)と同様であるため、その説明を省略する。
情報処理装置5の受信処理部51及び転送部56と、サーバー100の情報受信部171及び検出情報抽出部52とによる処理は、第1実施例における情報処理装置5の受信処理部51及び検出情報抽出部52による処理(図5)と同様であるため、その説明を省略する。
情報処理装置5の検索実行部57と、サーバー100の検索処理部172、検索要求受付部173、収容部材特定部174、及び検索結果出力部55とによる処理は、第1実施例における情報処理装置5の検索要求受付部53、収容部材特定部54、及び検索結果出出力部55による処理(図6)と同様であるため、その説明を省略する。
移動状況記録テーブル61のデータ構成は、第1実施例の構成に加えて、端末IDの項目を更に有するのみであるため、詳細な説明を省略する。物品情報テーブル63のデータ構成は、第1実施例と同様であるため、その説明を省略する。
図15は、端末登録テーブルのデータ構成例を示す図である。図15において、端末登録テーブル60は、物品4bを共有する複数のユーザ1の情報処理装置5を登録し管理するテーブルであり、端末ID、ユーザ名等の項目を有する。
端末IDは、各情報処理装置5を識別する端末識別情報である。端末IDは、サーバー100が一意に付与した情報であってもよいし、電話番号の全部又は1部であってもよい。ユーザ名は、ユーザ1の氏名、ニックネーム等を示し、家族のだれかが特定できればよい。ユーザ名の登録は任意である。
図16は、第2実施例における検索結果画面の例を示す図である。図16において、検索結果画面G59eは、第2実施例における検索結果画面G59の一例に相当し、物品名表示域95c−1と、検索結果表示域95c−2とを有する。
物品名表示域95c−1は、図9(A)に示すような物品検索画面G90aでユーザ1が指定した物品4bの名称を表示する。
検索結果表示域95e−2は、物品名表示域95e−3、日時表示域95e−4、及び端末ID表示域95e−5を有する。物品名表示域95e−3は、検索された収容部材4aの名称を表示する。日時表示域95e−4は、収容部材4aが最後に移動した時刻を示す。
端末ID表示域95e−5は、収容部材4aが最後に移動したとき検知に応じて検出情報7をサーバー100へ送信した情報処理装置5の端末IDを示す。端末ID表示域95e−5には、端末IDの代わりに、情報処理装置5のユーザ1のユーザ名を表示するようにしてもよい。
情報処理装置5のサーバー100の端末登録テーブル60に、予め、端末IDに対応付けてユーザ名が設定されている場合には、第2実施例において、所有者情報では、「おじいちゃんの携帯」、「お父さんの携帯」、「お母さんの携帯」等を示すようにしてもよい。
この例では、端末ID表示域95e−5に示される「0x5afa」の代わりに「おじいちゃんの携帯」を示すようにしてもよい。
[第3実施例]
第2実施例のように物品4bが家族である複数のユーザ1で所有される場合に、複数の家族に対して、物品4bの検索サービスを提供する構成を第3実施例として説明する。また、第3実施例では、物品4bの検索は、宅外のPC(パーソナルコンピュータ)からも可能とする。
物品4bの検索では、図9(B)に示す物品検索画面G90b又は図9(C)に示す物品検索画面G90cを利用する場合で説明する。以下の説明における物品検索画面G90は、物品検索画面G90b又は図9(C)に示す物品検索画面G90cであるとする。
このような構成とすることで、外出先の家族が、宅内の特定の物品4bを検索することで、宅内の家族の状況を把握するために利用できる。このような利用形態では、テレビ等のコントローラを物品4bとし、コントローラを収納する箱を収容部材4aとして物品情報テーブル63に登録してもよい。
図17は、第3実施例におけるシステム構成を説明するための図である。図17に示すシステム1003は、複数の検出装置3と、スマートフォン等の携帯電話5f、PC5gを含む2以上の情報処理装置5と、サーバー100とを有する。
複数の検出装置3と、2以上の情報処理装置5f及び5g等(総称して、情報処理装置5という場合がある)とは、BLE等の近距離無線通信によって接続され、2以上の情報処理装置5とサーバー100とは、ネットワーク2を介して接続される。
第3実施例では、グループG001、G002等の複数のグループのうち、少なくともグループG001が、複数の検出装置3と、携帯電話5f、PC5gを含む2以上の情報処理装置5とを有するとする。
携帯電話5fは、検出装置3から検出情報7を受信すると、検出情報7に端末IDを付加して、サーバー100へ送信する。
第3実施例では、複数の家族が携帯電話5f又はPC5gを用いて、宅内においても宅外においてもサーバー100に接続可能であって、家族単位で物品4bの検索を行える。
図18は、第3実施例におけるシステムでのハードウェア構成を示す図である。図18に示すシステム1003において、各検出装置3及びPC5gのハードウェア構成は、第1実施例と同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。携帯電話5fは、第1実施例の情報処理装置5のハードウェア構成と同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ここでは、PC5gのハードウェア構成について説明する。PC5gは、コンピュータによって制御される情報処理装置であって、CPU11cと、主記憶装置12cと、補助記憶装置13cと、入力装置14cと、表示装置15cと、通信I/F17cと、ドライブ装置18cとを有し、バスB3に接続される。
CPU11cは、主記憶装置12cに格納されたプログラムに従ってPC5gを制御するプロセッサに相当する。主記憶装置12cには、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU11cにて実行されるプログラム、CPU11cでの処理に必要なデータ、CPU11cでの処理にて得られたデータ等を記憶又は一時保存する。
補助記憶装置13cには、HDD(Hard Disk Drive)等が用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13cに格納されているプログラムの一部が主記憶装置12cにロードされ、CPU11cに実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130cは、主記憶装置12c及び/又は補助記憶装置13cに相当する。
入力装置14cは、マウス、キーボード等を有し、管理者がPC5gによる処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15cは、CPU11cの制御のもとに必要な各種情報を表示する。入力装置14cと表示装置15cとは、一体化したタッチパネル等によるユーザインタフェースであってもよい。通信I/F17cは、有線又は無線などのネットワークを通じて通信を行う。通信I/F17cによる通信は無線又は有線に限定されるものではない。
PC5gによって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM等の記憶媒体19cによってPC5gに提供される。
ドライブ装置18cは、ドライブ装置18cにセットされた記憶媒体19c(例えば、CD−ROM等)とPC5gとのインターフェースを行う。
また、記憶媒体19cに、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体19cに格納されたプログラムは、ドライブ装置18cを介してPC5gにインストールされる。インストールされたプログラムは、PC5gにより実行可能となる。
尚、プログラムを格納する記憶媒体19cはCD−ROMに限定されず、コンピュータが読み取り可能な、構造(structure)を有する1つ以上の非一時的(non-transitory)な、有形(tangible)な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
また、PC5gは、タブレット端末等であってもよい。その場合のハードウェア構成は、第1実施例の情報処理装置5と同様であるため、その説明を省略する。PC5gは、Webブラウザ等を介して、ネットワーク2を経由しサーバー100と接続し、サーバー100からのサービスの提供を受ける。物品4bの検索は、携帯電話5f及びPC5gは宅外であっても宅内であっても可能である。
以下、検出情報7は、宅内の携帯電話5fによって受信され、職場等の宅外にあるPC5gで物品4bの検索を行う場合で説明する。
図19は、第3実施例におけるシステムにおける機能構成例を示す図である。図19のシステム1003において、各検出装置3の機能構成は、第1実施例と同様であるため、同一符号を付し、その説明を省略する。また、携帯電話5f、PC5g、及びサーバー100の機能構成において、第2実施例と同様の処理部には同一符号を付し、その説明を省略する。携帯電話5f及びPC5gを総称して情報処理装置5という場合がある。
第3実施例では、サーバー100が、複数の家族の検出情報7を収集して一元管理し、物品4bの検索の際には、家族に属する物品4bの一覧を提供することで、複数の家族に対して、家族単位で物品4bの検索サービスを提供する。各家族は、グループID「G001」、「G002」等で識別されるものとする。
携帯電話5fは、第2実施例の機能構成に加えて、物品一覧取得部58を有する。物品一覧取得部58は、図9(B)に示す物品検索画面G90b又は図9(C)に示す物品検索画面G90cをユーザI/F16bに表示するための、グループに属する物品4bの一覧を取得する。
物品検索画面G90bで物品4bの一覧を表示する場合には、物品一覧取得部58は、1以上の物品4bの名称(物品名)をサーバー100から取得して物品検索画面G90bに表示する。
物品検索画面G90cで物品4bの一覧を表示する場合には、物品一覧取得部58は、1以上の物品4bの名称(物品名)及び画像をサーバー100から取得して物品検索画面G90cに表示する。
検索実行部57は、物品4bの一覧から物品4bが選択されると、物品4bの物品IDと端末IDとを指定する検索要求をサーバー100へ送信し、サーバー100から検索結果を受信すると、ユーザI/F16bに検索結果を示す検索結果画面G95を表示する。
PC5gは、登録処理部50と、検索実行部57と、物品一覧取得部58とを有する。第3実施例では、PC5gは、受信処理部51及び転送部56を含んでいなくてもよい。検索実行部57及び物品一覧取得部58は、上述した携帯電話5fと同様であるため、その説明を省略する。
サーバー100は、第2実施例における機能構成に加えて、一覧取得要求処理部176と、物品一覧作成部177とを有する。サーバー100の記憶部130bは、端末登録テーブル60−3、移動状況記録テーブル61−3、物品情報テーブル63等を記憶する。
第2実施例におけるサーバー100の機能構成のうち、端末登録部170との違いにおいて、第3実施例の端末登録部170−3は、家族単位でグループIDを付与して、端末IDを端末登録テーブル60−3に登録する。
第3実施例では、携帯電話5fは、検出情報7を受信すると、転送部56は、物品ID及び移動状況を含む検出情報7に端末IDを付加して、サーバー100に転送する。サーバー100では、検出情報抽出部52によって、検出情報7から物品ID、移動状況、及び端末IDを取得する。検出情報抽出部52は、検出情報7から取得した物品ID、移動状況、及び端末IDを検出情報記録テーブル61−3に記憶する。収容部材4a及び物品4bは予め物品情報テーブル63へ登録される。
一覧取得要求処理部176は、情報処理装置5から一覧取得要求を受信し、受信した一覧取得要求から端末IDを抽出して、物品一覧作成部177に通知する。物品一覧作成部177は、通知された端末IDの情報処理装置5のグループに属する物品4bを示した物品一覧を作成し、一覧取得要求処理部176に通知する。一覧取得要求処理部176は、物品一覧作成部177が作成した物品一覧を情報処理装置5に送信する。
図20は、第3実施例における端末登録テーブルのデータ構成例を示す図である。図20において、端末登録テーブル60−3は、物品4bを共有する複数のユーザ1の情報処理装置5の端末IDを登録し家族単位で管理するテーブルであり、端末ID、グループID等の項目を有する。
端末IDは、各情報処理装置5を識別する端末識別情報である。端末IDは、サーバー100が一意に付与した情報であってもよいし、携帯電話5fの場合には電話番号の全部又は1部であってもよい。グループIDは、家族を一意に識別する識別情報である。
図20のデータ構成例では、端末ID「0xb9bb」、「0x1765」、及び「0x5afa」の情報処理装置5は、同一グループ「G001」(同一家族内)に属するユーザ1によって利用される情報処理装置5であることを示している。他の端末IDについても同様に、グループIDが対応付けられて管理される。
この例では、ユーザ名を省略してあるが、第2実施例同様に、ユーザ名を端末ID毎に管理するようにしてもよい。
図21は、移動状況記録テーブルのデータ構成例を示す図である。図21において、移動状況記録テーブル61−3は、各検出装置3から受信した検出情報7を記録し管理するテーブルであり、物品ID、端末ID、時刻、移動状況等の項目を有する。
物品IDは、個々の収容部材4a及び物品4bの識別子であり、検出装置3に固有のIDでもある。端末IDは、端末登録テーブル60−3に登録された情報処理装置5のIDを示す。時刻は、検出装置3が動きを検知した時刻を示す。移動状況は、収容部材4a又は物品4bの動きの状態を示す。「動」は動き始めた状態を示し、「止」は動きが停止した状態を示す。
第3実施例では、携帯電話5f又はPC5gが物品4bの検索要求を行う際には、先ず、サーバー100から同じグループに属する物品4bの一覧を取得する。携帯電話5f又はPC5gでは、ユーザ1による物品検索画面G90の表示操作に応じて、サーバー100へ一覧取得要求を送信する。サーバー100では、物品一覧取得要求処理部176が、一覧取得要求の受信に応じて、
図22は、第3実施例のサーバーにおける一覧作成処理を説明するためのフローチャート図である。図22において、サーバー100の一覧取得要求処理部176が、情報処理装置5から一覧取得要求を受信すると(ステップS361)、受信した一覧取得要求から端末IDを取得し、物品一覧作成部177へ通知する(ステップS362)。
物品一覧作成部177は、端末登録テーブル60−3を参照して、通知された端末IDと同じグループIDの端末IDを全て取得する(ステップS363)。物品一覧作成部177は、移動状況記録テーブル61−3から、同じグループIDのいずれかの端末IDを含むレコードを抽出する(ステップS364)。
物品一覧作成部177は、物品情報テーブル63を参照して、移動状況記録テーブル61−3から抽出したレコードのうち、収容部材4aを示す物品IDのレコードを除く(ステップS365)。そして、物品一覧作成部177は、残ったレコードの物品IDに対応付けられる物品名を示した物品一覧を作成する(ステップS366)。作成した物品一覧は、一覧取得要求処理部176に通知される。
一覧取得要求処理部176は、物品一覧作成部177によって作成された物品一覧を一覧取得要求を送信した情報処理装置5へ、一覧取得要求に対する応答として送信する。
図23は、図23において、サーバー100の検索処理部172が、情報処理装置5から検索要求を受信すると(ステップS381)、検索要求受付部173に通知する。
検索要求受付部173は、受信した検索要求から物品IDと端末IDとを取得する(ステップS382)。取得した物品IDと端末IDとは、収容部材特定部174に通知される。
収容部材特定部174は、検索処理部172からの通知を受けると、端末登録テーブル60−3を参照して、通知された端末IDと同じグループIDの端末IDを全て取得する(ステップS383)。
収容部材特定部174は、移動状況記録テーブル61−3から、同じグループIDのいずれかの端末IDを含むレコードを抽出する(ステップS384)。収容部材特定部174は、抽出したレコードのうち、検索要求から取得した物品IDのレコードから最後に物品が動いた時刻を検索し取得する(ステップS385)。
収容部材特定部174は、取得した時刻から前後一定時間(秒)以内に最後に動いた記録のある物品IDを取得し(ステップS386)、物品情報テーブル63を参照して、取得した物品IDの中から収容部材を示す物品IDを抽出する(ステップS387)。
収容部材特定部174は、抽出した物品IDに対応付けられる物品名を示した検索結果を作成する(ステップS388)。作成された検索結果は、検索結果出力部55に通知される。
そして、検索結果出力部55は、検索結果を検索処理部172に通知することで、検索要求をした情報処理装置5へその検索要求に対する応答として送信される(ステップS389)。検索結果は、検索結果画面G95によって、検索要求元の情報処理装置5に表示される。
図24は、検出装置の貼付例を示す図である。図24において、検出装置3は、筐体3hに収納され、物品4bがメジャー4b−2の場合には、メジャー4b−2の側面に貼付すればよい。はさみ4b−4の場合には、検出装置3を収納した筐体3hをストラップのようにして指穴に取り付ければよい。
一方、収容部材4aでは、引き出し4a−2にメジャー4b−2又ははさみ4b−4を収納する場合、引き出し4a−2の内側に取り付ければよい。メジャー4b−2又ははさみ4b−4を取り出す、又は、収納する際に、引き出し4a−2の動き及び停止が検出される。
メジャー4b−2又ははさみ4b−4の動きの検出時の前後の一定時間内において引き出し4a−2の移動状況記録のレコードを移動状況記録テーブル61−3から抽出することにより、動きを検出したメジャー4b−2又ははさみ4b−4の所在場所を特定できる。
収容部材4aが、扉付きの棚4a−4の場合、動きの大きい扉に検出装置3を収納した筐体3hを取り付けることが望ましい。
上述したように、第1実施例から第3実施例において、個々の収容部材4a及び物品4bに検出装置3を取り付けることにより、物品4bの探索が行われた際には、物品4bが最後に動いた時刻の前後において、動きのあった収容部材4aを特定することができ、物品4bの所在を知ることができる。
第1実施例において、受信処理部51と、検出情報抽出部52とが、検出情報記憶部に相当し、検索要求受付部53と、収容部材特定部54と、検索結果出力部55とが、物品探索部に相当する。
第2実施例において、受信処理部51と、転送部56と、情報受信部171と、検出情報抽出部52とが、検出情報記憶部に相当する。また、検索実行部57と、検索処理部172と、検索要求受付部173と、収容部材特定部174と、検索結果出力部55とが、物品探索部に相当する。
第3実施例において、受信処理部51と、転送部56と、情報受信部171と、検出情報抽出部52とが、検出情報記憶部に相当する。また、検索実行部57と、検索処理部172と、検索要求受付部173と、収容部材特定部174と、検索結果出力部55とが、物品探索部に相当する。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、主々の変形や変更が可能である。
以上の第1実施例〜第3実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶し、
検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力する
処理をコンピュータに行わせる物品探索プログラム。
(付記2)
前記記憶部は、前記物品及び前記収容部材毎に、物品IDと、該収容部材であるか否かを示す種別情報と、物品名とを記憶し、
前記コンピュータに、
前記記憶部を参照して、前記検索要求に含まれる前記物品の物品IDを含む最新の検出情報の時刻を基準として前後一定時間内に記憶された検出情報を取得させ、
取得した前記検出情報から、前記種別情報が収容部材を示す該物品IDを取得し、
前記記憶部を参照して、取得した前記物品IDに対応付けられた物品名を取得して検索結果を作成させ、
作成された前記検索結果を出力させる
ことを特徴とする付記1記載の物品探索プログラム。
(付記3)
前記記憶部は、端末ID毎にユーザ名を記憶し、
前記検出情報は、前記端末IDを含み、
前記コンピュータに、
前記種別情報が収容部材を示す前記検出情報から前記物品IDに加えて、前記端末IDを取得させ、
前記記憶部を参照して、前記物品名に加えて、前記端末IDに対応付けられた前記ユーザ名を取得して、物品名及びユーザ名とを示す前記検索結果を作成させる
ことを特徴とする付記2記載の物品探索プログラム。
(付記4)
前記記憶部は、端末ID毎に、グループIDとユーザ名とを記憶し、また、前記物品及び前記収容部材毎に、物品IDと、該収容部材であるか否かを示す種別情報と、物品名とを記憶し、
前記検出情報は、前記端末IDを含み、
前記コンピュータに、
前記種別情報が収容部材を示す前記検出情報から前記物品IDに加えて、前記端末IDを取得させ、
前記記憶部を参照して、該端末IDと同じグループIDの端末IDを取得させ、
前記記憶部から、前記同じグループIDのいずれかの端末IDを含む検索情報を抽出させ、
抽出した前記検索情報のうち、前記検索要求に含まれる前記物品の物品IDを含む最新の検出情報の時刻を基準として前後一定時間内に前記記憶部に記憶された検出情報を取得させ、
取得した前記検出情報から、前記種別情報が収容部材を示す該物品IDを取得させ、
前記記憶部を参照して、取得した前記物品IDに対応付けられた物品名を取得して検索結果を作成させ、
作成された前記検索結果を出力する
ことを特徴とする付記1記載の物品探索プログラム。
(付記5)
前記コンピュータに、更に、
前記物品の一覧取得要求に応じて、前記記憶部を参照して、該一覧取得要求から取得した端末IDと同じグループIDの端末IDを取得し
前記記憶部から同じグループIDのいずれかの前記端末IDを示す前記検索情報を抽出し、
抽出した前記検索情報のうち、前記収容部材を示す物品IDの検索情報を除外して残った検索情報の物品IDに対応付けられる前記物品名を、前記記憶部から取得して、物品一覧を作成し、
作成した前記物品一覧を送信する
処理を行わせることを特徴とする付記4記載の物品探索プログラム。
(付記6)
物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶し、
検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力させる
処理をコンピュータが行う物品探索方法。
(付記7)
物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶する検出情報記憶部と、
検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力する物品探索部と
を有する情報処理装置。
3 センサー
4 管理対象
4a 収容部材
4b 物品
5、5a、5b 情報処理装置
5f 携帯電話
5g PC
7 検出情報
41 検出情報作成部
42 無線通信制御部
50 登録処理部
51 受信処理部
52 検出情報抽出部
53 検索要求受付部
54 収容部材特定部
55 検索結果出力部
56 転送部
57 検索実行部
58 物品一覧取得部
60、60−3 端末登録テーブル
61、61−3 移動状況記録テーブル
63 物品情報テーブル
170、170−2 端末登録部
171 情報受信部
172 検索処理部
173 検索要求受付部
174 収容部材特定部
176 一覧取得要求処理部
177 物品一覧作成部

Claims (6)

  1. 物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶し、
    検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力する
    処理をコンピュータに行わせる物品探索プログラム。
  2. 前記記憶部は、前記物品及び前記収容部材毎に、物品IDと、該収容部材であるか否かを示す種別情報と、物品名とを記憶し、
    前記コンピュータに、
    前記記憶部を参照して、前記検索要求に含まれる前記物品の物品IDを含む最新の検出情報の時刻を基準として前後一定時間内に記憶された検出情報を取得させ、
    取得した前記検出情報から、前記種別情報が収容部材を示す該物品IDを取得し、
    前記記憶部を参照して、取得した前記物品IDに対応付けられた物品名を取得して検索結果を作成させ、
    作成された前記検索結果を出力させる
    ことを特徴とする請求項1記載の物品探索プログラム。
  3. 前記記憶部は、端末ID毎にユーザ名を記憶し、
    前記検出情報は、前記端末IDを含み、
    前記コンピュータに、
    前記種別情報が収容部材を示す前記検出情報から前記物品IDに加えて、前記端末IDを取得させ、
    前記記憶部を参照して、前記物品名に加えて、前記端末IDに対応付けられた前記ユーザ名を取得して、物品名及びユーザ名とを示す前記検索結果を作成させる
    ことを特徴とする請求項2記載の物品探索プログラム。
  4. 前記記憶部は、端末ID毎に、グループIDとユーザ名とを記憶し、また、前記物品及び前記収容部材毎に、物品IDと、該収容部材であるか否かを示す種別情報と、物品名とを記憶し、
    前記検出情報は、前記端末IDを含み、
    前記コンピュータに、
    前記種別情報が収容部材を示す前記検出情報から前記物品IDに加えて、前記端末IDを取得させ、
    前記記憶部を参照して、該端末IDと同じグループIDの端末IDを取得させ、
    前記記憶部から、前記同じグループIDのいずれかの端末IDを含む検索情報を抽出させ、
    抽出した前記検索情報のうち、前記検索要求に含まれる前記物品の物品IDを含む最新の検出情報の時刻を基準として前後一定時間内に前記記憶部に記憶された検出情報を取得させ、
    取得した前記検出情報から、前記種別情報が収容部材を示す該物品IDを取得させ、
    前記記憶部を参照して、取得した前記物品IDに対応付けられた物品名を取得して検索結果を作成させ、
    作成された前記検索結果を出力させる
    ことを特徴とする請求項1記載の物品探索プログラム。
  5. 物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶し、
    検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力する
    処理をコンピュータが行う物品探索方法。
  6. 物品および該物品を収容する収容部材に備え付けられると共に加速度センサーを有する検出装置が該物品または該収容部材の移動に応じて送信する、該物品または該収容部材を示す検出情報を受信して記憶部に記憶する検出情報記憶部と、
    検索要求の受信に応じて、前記記憶部を参照して、該検索要求で指定される前記物品の移動を示す前記検出情報に基づいて、該検出情報の時刻前後に予め設定した時間内に受信した検出情報から前記収容部材を特定する特定情報を出力する物品探索部と
    を有する情報処理装置。
JP2016173961A 2016-09-06 2016-09-06 物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置 Active JP6711216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016173961A JP6711216B2 (ja) 2016-09-06 2016-09-06 物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016173961A JP6711216B2 (ja) 2016-09-06 2016-09-06 物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018039599A JP2018039599A (ja) 2018-03-15
JP6711216B2 true JP6711216B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=61625154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016173961A Active JP6711216B2 (ja) 2016-09-06 2016-09-06 物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6711216B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7517694B2 (ja) 2021-01-22 2024-07-17 学校法人北里研究所 活動量計測装置、活動量計測方法およびプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200630284A (en) * 2005-02-25 2006-09-01 Murata Machinery Ltd A storage management system
TW200723153A (en) * 2005-11-18 2007-06-16 Murata Machinery Ltd Storage system
JP2008074600A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Toppan Forms Co Ltd 物品管理システム及び無線通信媒体
JP2010033457A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Hitachi Ltd 位置測定システム、無線通信装置及び位置測定方法
JP2013054518A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Daito Tekko Kk 無線距離測定スイッチ,無線距離検知システム,携帯端末,そのプログラム,及び無線タグ
US9799044B2 (en) * 2013-12-26 2017-10-24 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Control method, and control system
JP2016069180A (ja) * 2014-10-02 2016-05-09 アプリックスIpホールディングス株式会社 物品の放置通知システムおよび物品の放置通知方法
JP2016091273A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 株式会社ウイングレット 物品管理装置及びプログラム
JP2017109822A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 富士通株式会社 物品管理プログラム、携帯端末装置及び物品管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018039599A (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9990603B2 (en) Product inventory system
KR101536069B1 (ko) 포스 주변기기 컨트롤러, 모바일 호스트 디바이스 및 그들의 제어방법
CN106165463A (zh) 选择与地理围栏相关的用户
US11049177B2 (en) Multi-location tool sensing system
JP2009032155A (ja) 商品情報表示システム
CN103685727A (zh) 信息传输方法和系统、及设备
JP2017126130A (ja) 接客支援システム、接客支援サーバおよびプログラム
KR20190139773A (ko) IoT 장치들 간의 맥락 확장 방법 및 장치
US9560472B2 (en) Apparatus and method for sharing data with an electronic device
US20140372907A1 (en) Gesture-based construction project collaboration system
KR101969262B1 (ko) 사물인터넷 기반의 창고 관리 방법 및 시스템
JP6711216B2 (ja) 物品探索プログラム、物品探索方法、及び情報処理装置
JP2010044724A (ja) 棚卸支援装置
JP2017004196A (ja) 忘れ物通知システム
JP6020101B2 (ja) 物品の配置位置管理装置、プログラム及び方法
JP6847137B2 (ja) 情報処理装置、棚管理システム、情報処理方法、及びプログラム
KR101756835B1 (ko) 컨택 정보 관리 방법, 이 방법을 수행할 수 있는 유저 디바이스, 및 저장 매체
CN111602412B (zh) 设备选择装置、数据集选择装置、设备选择方法和存储介质
US20100228821A1 (en) Data access system, terminal apparatus, and method for accessing data
JP2021520020A (ja) 仮想アセットタグ付け及び拡張カメラディスプレイシステム及びその使用方法
US9532181B2 (en) Device retrieval server, method of retrieving device, and program for device retrieval server
JP2012236716A (ja) 所在情報管理システム
US20220083596A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
KR102192682B1 (ko) 초근접 직접통신 기반 nfc 리더를 이용한 문서 및 물품 수납장 및 이를 이용한 문서 및 물품 수납 방법
KR101681625B1 (ko) 검색 대상 인식 기반 데이터 검색 방법, 이를 수행하는 데이터 검색 시스템, 및 이를 저장하는 기록매체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6711216

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150