JP2017004196A - 忘れ物通知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】忘れ物を検知し忘れ物の位置情報を表示する。【解決手段】忘れ物通知システムは、部屋130毎に設置され物品のID情報無線デバイス10からID情報を読み出すID情報読出装置20a,20bと、当該ID情報を各部屋130の位置情報に関係付けて記憶する物品位置情報記録領域30と、外出者の持ち物リストを記憶する持ち物リスト情報記録領域40と、玄関120に設置され外出者110の外出を検知する外出情報検知部70aと、外出者110の所持品のID情報無線デバイス10からID情報を読み出すID情報読出装置80と、外出者110の所持品のID情報と持ち物リストのID情報とを照合することで忘れ物を検出し、当該忘れ物の位置情報を物品位置情報記録領域30から取得するコンピュータ60と、取得した忘れ物の位置情報を表示するタッチパネル付きモニタ端末90とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、忘れ物通知システムに関し、特に、無線デバイスを使用して外出時の忘れ物通知を行うための忘れ物通知システムに関するものである。
忘れ物を通知するシステムとして、無線デバイスなどの送受信機を利用したシステムが開発されている。たとえば、手荷物に予め非接触ICタグを設けておくことで、建物の内部に設けられた持ち物預かり所に手荷物を預け、帰る際にその手荷物を受け取るのを忘れた場合においても、出入口でそのことを検知して、建物のドアから出ようとする際に忘れ物があることを知らせてくれる忘れ物通知システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、RFID(Radio Frequency IDentification)リーダーを搭載した携帯端末を用いて、スケジュールの実行に不足する物品を表示するとともに、スケジュールの実行時刻になると、不足している物品があることを知らせてくれる物品管理方法が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2008−140196号公報 特開2008−225751号公報
しかし、特許文献1の方法によると、持ち物預かり所に忘れ物をした場合には、忘れ物をしたことを知らせてくれるが、持ち物預かり所以外での忘れ物については情報を得ることができないという問題点があった。したがって、建物内部のどこで忘れ物をしてしまったかわからない場合、その忘れ物を捜すことに手間取ってしまうことが予想される。
また、特許文献2の物品管理方法を忘れ物通知システムに適用した場合を想定する。その場合には、忘れ物の有無を通知してくれるだけで、その忘れ物がどこに存在しているか
については通知してくれない。従って、特許文献1と同様に、忘れ物を捜すことに手間取ってしまうことが予想される。
本発明は、かかる問題点を解決するようにしたものであり、建物を複数の区画に区分しておき、当該建物から外へ出ようとする時に、忘れ物があることを検知するだけでなく、その忘れ物の存在場所を通知することが可能な、忘れ物通知システムを提供することを目的とする。
この発明は、各物品に設けられ、前記物品を識別するためのID情報を記憶するID情報無線デバイスと、複数の区画に区分された建物内の各区画ごとに設置され、対応する前記区画内を無線通信有効範囲とし、当該無線通信有効範囲内に存在する前記物品に設けられた前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す第1のID情報読出装置と、各前記第1のID情報読出装置により取得された前記物品の前記ID情報を、その第1のID情報読出装置が設置されている区画の位置情報に関係付けて記憶する物品位置データベースと、外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶する持ち物リストデータベースと、前記建物の玄関が設置された区画に設置され、前記外出者の外出を検知する外出情報検知部と、前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出情報検知部により外出が検知された前記外出者が所持する物品の前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す、第2のID情報読出装置と、前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、前記持ち物リストデータベースの前記持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する忘れ物検出部と、前記忘れ物検出部によって忘れ物として検出された前記物品が存在する前記区画の位置情報を、前記物品位置データベースから取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部により取得した前記忘れ物として検出された前記物品が存在する前記区画の位置情報を表示する忘れ物位置通知部とを備えた、忘れ物通知システムである。
本発明によれば、建物を複数の区画に区分しておき、各区画を無線通信有効範囲とする第1のID情報読出装置が、各区画内に存在する物品のID情報無線デバイスのID情報を読み取ることで、各物品の現在の位置情報を取得し、物品位置データベースを常に更新しておくことができる。また、そうして、外出者の外出時に、玄関がある区画に設置された第2のID情報読出装置によって、外出者が所持する物品のID情報無線デバイスのID情報を読み取り、持ち物リストデータベースの持ち物リストと照合することで忘れ物を検知し、忘れ物があれば、物品位置データベースから、当該物品の位置情報を検索して表示するようにしたので、外出者が当該建物から外へ出ようとする時に、忘れ物があることを検知するだけでなく、その忘れ物の位置情報を外出者に通知することができる。
本発明の実施の形態1に係る忘れ物通知システムの概要を説明するシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る忘れ物通知システムの物品位置情報記録領域30に登録される物品位置情報(物品位置データベース)を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る忘れ物通知システムの持ち物リスト情報記録領域40に記憶された持ち物リスト情報(外出先対応の持ち物リストデータベース)を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る忘れ物通知システムの処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る忘れ物通知システムの概要を説明するシステム構成図である。 本発明の実施の形態2に係る忘れ物通知システムの持ち物リスト情報記録領域40に記録された持ち物リスト情報(外出者対応の持ち物リストデータベース)を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る忘れ物通知システムの処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る忘れ物通知システムの概要を説明するシステム構成図である。 本発明の実施の形態3に係る忘れ物通知システムの持ち物リスト情報記録領域40に記録された持ち物リスト情報(キー物品対応の持ち物リストデータベース)を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る忘れ物通知システムの処理手順を説明するフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明を実施するための実施の形態1に係る忘れ物通知システムの概要を説明するシステム概略構成図である。図1に示すように、自宅1は、玄関120が設けられた部屋130cと、その奥に設けられた部屋130aと部屋130bとから構成されているものとする。このように、自宅1である建物は、部屋130a,130b,130cという複数の区画に区分されている。さらに、自宅1には、屋根裏130dが設けられているが、本実施の形態においては、屋根裏130dは、各区画には、含まないものとして説明する。
自宅1に居住する住人の各物品には、ID情報無線デバイス10が設けられている。図1の例では、サイフ150にID情報無線デバイス10aが設けられ、社員証160にはID情報無線デバイス10bが設けられ、鞄140にはID情報無線デバイス10cが設けられ、携帯端末170にはID情報無線デバイス10dが設けられている。これらの各ID情報無線デバイス10には、対応する物品を識別するためのID情報が予め記憶されている。なお、ID情報無線デバイス10としては、RFID等の既存のIDタグのいずれも用いることができる。
玄関120が設置された部屋130cには、ID情報読出装置80が設置されている。ID情報読出装置80の無線通信有効範囲は、部屋130c内である。ID情報読出装置80は、部屋130c内に居る外出者が所持する各物品に設けられたID情報無線デバイス10から、当該ID情報無線デバイス10に記憶されたID情報を読み取る。
また、玄関120が設置された部屋130cには、外出時に外出者110が操作するタッチパネル付きモニタ端末90が置かれている。
また、玄関120が設置された部屋130cには、コンピュータ60に接続されるとともに、タッチパネル付きモニタ端末90からの無線信号を受信する外出情報検知部70aが設置されている。外出情報検知部70aは、タッチパネル付きモニタ端末90から、外出者110の外出先情報を受け取る。また、外出情報検知部70aは、ID情報読出装置80から、ID情報読出装置80が読み取ったID情報を受け取る。外出情報検知部70aは、受け取った外出先情報とID情報とを、後述するコンピュータ60に送信する。
また、部屋130aおよび部屋130bには、ID情報読取装置20aおよびID情報読取装置20bが、それぞれ設置されている。ID情報読取装置20aおよびID情報読取装置20bは、それぞれ、部屋130a内および部屋130b内を、無線通信有効範囲としている。従って、ID情報読取装置20aおよびID情報読取装置20bは、それぞれ、部屋130a内および部屋130b内に存在する各物品に設けられたID情報無線デバイス10から、当該ID情報無線デバイス10に記憶されたID情報を読み取る。図1の例では、現在、サイフ150が部屋130a内にあり、社員証160が部屋130b内にある。従って、ID情報読取装置20aは、サイフ150に設けられたID情報無線デバイス10aからID情報を読み取り、ID情報読取装置20bは、社員証160に設けられたID情報無線デバイス10bからID情報を読み取る。
自宅の屋根裏130dには、コンピュータ60が備え付けられている。但し、コンピュータ60の設置場所は、屋根裏130dに限定されるものではなく、任意の場所に設置可能である。コンピュータ60は、物品位置情報記録領域30、持ち物リスト情報記録領域40および持ち物格納位置情報記録領域50を有するメモリを有している。コンピュータ60は、外出情報検知部70a、ID情報読取装置20aおよびID情報読取装置20bとの間で通信を行う。当該通信は、無線通信であっても、有線通信であってもよい。
次に、図1に示された忘れ物通知システムの動作について説明する。図1は、外出者110が、例えばID情報無線デバイス10cが取り付けられた鞄140と、ID情報無線デバイス10dが取り付けられた携帯端末170とを所持して、これから外出しようとしている様子を示している。
外出者110は、外出する際に、玄関120で、タッチパネル付きモニタ端末90を操作することにより、外出先を示す外出先情報を入力する。当該入力は、直接入力でもよいが、タッチパネル付きモニタ端末90の画面上に外出先一覧を表示し、その中から外出者110が外出先を選択するようにしてもよい。当該外出先情報の入力により、タッチパネル付きモニタ端末90から、外出情報検知部70aへ、外出先情報が送信される。これにより、外出情報検知部70aから、玄関120に設置されたID情報読出装置80に、外出者110が外出する旨の通知信号が送信される。ID情報読出装置80は、当該通知信号を受信すると、外出者110が所持している物品の鞄140および携帯端末170に取り付けられたID情報無線デバイス10c,10dから、ID情報をそれぞれ無線で読み取る。
上述したように、部屋130aに設置されたID情報読出装置20aは、部屋130aを無線通信有効範囲としている。従って、ID情報読出装置20aは、ID情報無線デバイス10が設けられた物品が部屋130a内に置かれている場合に、当該物品に取り付けられたID情報無線デバイス10からID情報を読み取る。例えば、いま、図1に示すように、部屋130aにおいて、サイフ150が置かれているとする。ID情報読出装置20aは、サイフ150に取り付けられたID情報無線デバイス10aを検知すると、ID情報無線デバイス10aからID情報を読み取る。読み取り後、ID情報読出装置20aは、「サイフ150」のID情報に関係付けて、「部屋130a」を示す区画の位置情報を、図2に示す「物品位置データベース」31に記録する。
同様に、部屋130bに設置されたID情報読出装置20bは、部屋130bを無線通信有効範囲としている。従って、ID情報読出装置20bは、ID情報無線デバイス10が設けられた物品が部屋130bに置かれている場合に、当該物品に取り付けられたID情報無線デバイス10から、ID情報を読み取る。例えば、いま、図1に示すように、部屋130bにおいて、社員証160が置かれているとする。ID情報読出装置20bは、社員証160に取り付けられたID情報無線デバイス10bを検知すると、ID情報無線デバイス10bからID情報を読み取る。読み取り後、ID情報読出装置20bは、「社員証160」のID情報に関係付けて、「部屋130b」を示す区画の位置情報を、図2に示す「物品位置データベース」31に記録する。
このように、ID情報読取装置20a,20bは、それぞれ部屋130a,130b内に置かれたID情報無線デバイス10の存在を、常時、もしくは、一定周期で定期的に、確認し、「物品位置データベース」31を更新するようになっている。この「物品位置データベース」31は、屋根裏130dに備え付けられたコンピュータ60の物品位置情報記録領域30に記憶されている。「物品位置データベース」31は、図2に示すように、物品のID情報ごとに、その物品の存在場所の位置情報を、関係付けて記憶している。なお、図2では、分かりやすいように、物品のID情報を「名称」と記載し、物品の位置情報を「存在場所」として、「サイフ」、「社員証」、「部屋1」、「部屋2」のように具体的に記載しているが、実際には、これらが識別できるコード(所定の桁数の数字、もしくは、所定の数の数字とアルファベットの組み合わせ)により記憶する。なお、ここで、「部屋1」は部屋130aを示し、「部屋2」は部屋130bを示す。
また、持ち物リスト情報記録領域40には、図3に示すような、外出先対応の「持ち物リストデータベース」41が予め記録されている。「持ち物リストデータベース」41は、図3に示すように、外出先を示す外出先情報(例えば「○○学校」という外出先を意味する外出先情報)ごとに、その外出先に持っていく必要がある持ち物リスト(例えば「鞄、サイフ、携帯端末」の持ち物リスト)が、関係付けられて記憶されている。持ち物リストは、当該持ち物リストに含まれる1以上の物品のID情報から構成されるID情報列から構成される。なお、図3では、分かりやすいように、外出先情報を、「○○学校」、「○○会社」のように具体的に記載しているが、実際には、これらが識別できるコード(所定の桁数の数字、もしくは、所定の数の数字とアルファベットの組み合わせ)により記憶する。
コンピュータ60は、持ち物リスト情報記録領域40の外出先対応の「持ち物リストデータベース」41の持ち物リストと、ID情報読出装置80で読み取られた外出者110が現在所持している物品のID情報とを照合する。その結果、忘れ物が検知された場合、すなわち、「持ち物リストデータベース」41の持ち物リストの中に、外出者110が現在所持していない物品があると検知された場合、コンピュータ60は、物品位置情報記録領域30に記録された「物品位置データベース」31から、その忘れ物がどの部屋にあるかを検索し、取得した忘れ物の位置情報、すなわち、どの部屋に忘れ物があるかを示す信号を、タッチパネル付きモニタ端末90に無線で送信する。これにより、タッチパネル付きモニタ端末90は、忘れ物がある旨のメッセージとともに、当該忘れ物の位置情報を表示する。当該表示により、外出者110は、忘れ物に気づくだけでなく、当該忘れ物の正確な位置情報を取得することができる。
以上の動作を図4のフローチャートを用いてさらに詳細に説明する。
図4に示すように、ステップS1において、外出者110が外出しようとするときに、外出者110は、タッチパネル付きモニタ端末90の電源を入れる操作を行う。これにより、タッチパネル付きモニタ端末90には、外出先情報を選択するためのアプリが立ち上がる。ステップS2において、外出者110が外出先をタッチパネル付きモニタ端末90において選択すると、ステップS3において、タッチパネル付きモニタ端末90が外出情報検知部70aへ外出先情報を送信する。これにより、ステップS4において、外出情報検知部70aが、ID情報読出装置80に、外出者110が外出する旨の通知信号を送信する。これにより、ステップS5において、ID情報読出装置80が、ID情報無線デバイス10の情報を取得し、外出情報検知部70aに送信する。
次に、ステップS6において、外出情報検知部70aが、コンピュータ60に、ID情報読出装置80が読み出したID情報と、外出者110によって入力された外出先情報とを送信する。ステップS7において、コンピュータ60が、持ち物リスト情報記録領域40の「持ち物リストデータベース」41から、外出先情報に対応した持ち物リストを取得する。次に、ステップS8において、コンピュータ60が、取得した持ち物リストと、ID情報読出装置80により取得したID情報とを照合する。照合した結果、持ち物リストとID情報が全て一致した場合、ステップS9に進む。一方、一致しない場合、すなわち、忘れ物があった場合は、ステップS11に進む。
ステップS9においては、コンピュータ60が、忘れ物は無い旨の信号をタッチパネル付きモニタ端末90へ無線で送信し、ステップS10において、タッチパネル付きモニタ端末90が、忘れ物は無い旨のメッセージを表示する。
ステップS11においては、コンピュータ60が、物品位置情報記録領域30に記録された「物品位置データベース」31から、忘れ物がどの部屋にあるかを検索する。次に、ステップS12において、コンピュータ60が、忘れ物の位置情報をタッチパネル付きモニタ端末90へ送信する。ステップS13において、タッチパネル付きモニタ端末90は、忘れ物がある旨のメッセージとともに、当該忘れ物の位置情報を表示し、警告音を鳴らす。
以上のように、本実施の形態においては、忘れ物通知システムが、各物品に設けられ、当該物品を識別するためのID情報を記憶するID情報無線デバイス10と、複数の区画に区分された建物である自宅1内の各区画である部屋130ごとに設置され、対応する前記区画内を無線通信有効範囲とし、当該無線通信有効範囲内に存在する物品に設けられたID情報無線デバイス10からID情報を読み出す第1のID情報読出装置としてのID情報読取装置20a,20bと、各ID情報読出装置20a,20bにより取得された物品のID情報を、ID情報読出装置20a,20bが設置されている区画の位置情報に関係付けて記憶する物品位置データベース31と、外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶する持ち物リストデータベース41と、建物である自宅1の玄関120がある部屋130cに設置され、外出者110の外出を検知する外出情報検知部70aと、玄関120がある部屋130cに設置され、外出情報検知部70aにより外出が検知された外出者110が所持する物品のID情報無線デバイス10からID情報を読み出す第2のID情報読出装置としてのID情報読出装置80と、ID情報読出装置80により取得した物品のID情報と、持ち物リストデータベース41の持ち物リストに含まれる物品のID情報とを照合することで、外出者110が所持していない物品を忘れ物として検出する忘れ物検出部、および、忘れ物検出部によって忘れ物として検出された物品が存在する区画の位置情報を、物品位置データベース31から取得する位置情報取得部を構成しているコンピュータ60と、位置情報取得部により取得した忘れ物として検出された物品が存在する区画の位置情報を表示する忘れ物位置通知部としてのタッチパネル付きモニタ端末90とを備えている。
当該構成により、本実施の形態に係る忘れ物通知システムによれば、各部屋130を無線通信有効範囲とするID情報読出装置20が、各部屋130内に存在する物品のID情報無線デバイス10のID情報を読み取ることで、各物品の現在の位置情報を取得し、物品位置データベース31を常に更新しておくことができる。そうして、外出者110の外出時に、玄関120に設置されたID情報読出装置80によって、外出者110が所持する物品のID情報無線デバイス10のID情報を読み取り、外出時に必要な持ち物リストを記憶してある持ち物リストデータベース41の持ち物リストとID情報無線デバイス10のID情報とを照合して忘れ物を検知し、忘れ物があれば、物品位置データベース31から、当該物品の位置情報を検索する。そうして、忘れ物の位置情報を、タッチパネル付きモニタ端末90上に表示し警告を鳴らすことにより、外出者110は忘れ物の場所を正確に認識することができる。
このように、本実施の形態によれば、外出者110が建物から外へ出ようとする時に、外出者110の忘れ物を検知するだけでなく、その忘れ物の存在場所を通知することが可能であるという効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、前記玄関が設置された区画に設置され、外出者110が外出先情報を入力する外出先入力部を、タッチパネル付きモニタ端末90が構成しており、持ち物リストデータベース41は、外出先の外出先情報ごとに、外出者110が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶している。これにより、忘れ物検出部としてのコンピュータ60は、外出先入力部に入力された外出先情報に対応する持ち物リストを、持ち物リストデータベース41から取得し、ID情報読出装置80により取得した物品のID情報と、当該持ち物リストの物品のID情報とを照合することで、外出者110が所持していない物品を忘れ物として検出するようにした。
これにより、外出先ごとに持ち物リストを設定するようにしたので、外出先に対応した、きめ細かい忘れ物のチェックが可能となる。
なお、本実施の形態においては、コンピュータ60の持ち物格納位置情報記録領域50を設けると説明したが、当該領域は必ずしも設ける必要はなく、必要に応じて設けるようにすればよい。持ち物格納位置情報記録領域50には、各物品ごとに、そのID情報と当該物品の指定された格納場所を示す持ち物格納位置情報とを関係付けて記憶する持ち物格納位置データベース(図示せず)が格納されている。以下に、持ち物格納位置情報記録領域50を設けた場合の動作について説明する。
外出者110が物品を格納した際、コンピュータ60が、各ID情報読出装置20a,20bにより取得された物品のID情報と、持ち物格納位置情報記録領域50の持ち物格納位置データベースとを比較する。このとき、各ID情報読出装置20a,20bからのID情報には、各ID情報読出装置20a,20bが設置されている区画を示す位置情報が付随している。従って、コンピュータ60は、各ID情報読出装置20a,20bによって得られたID情報および位置情報を、持ち物格納位置データベースのID情報と持ち物格納位置情報と比較する。比較の結果、コンピュータ60が、当該物品が持ち物格納位置情報と異なる位置に置かれたことを検出すると、格納位置が異なることを示す信号をタッチパネル付きモニタ端末90へ送信し、それにより、タッチパネル付きモニタ端末90が警告音を鳴らす。こうして、タッチパネル付きモニタ端末90は、格納位置が異なる旨のメッセージとともに、当該異なる位置に格納された物品の現在の位置情報を表示する。当該表示により。外出者110は、格納位置を間違えたことに気づくだけでなく、当該物品の現在の正確な位置情報を取得することができる。
なお、上記の説明においては、タッチパネル付きモニタ端末90の画面上に外出先一覧を表示し、その中から外出者110が外出先を選択すると説明した。しかしながら、その場合に限らず、タッチパネル付きモニタ端末90に、外出者110が予めスケジュールを登録しておくようにしてもよい。そうすることで、タッチパネル付きモニタ端末90が、当日のスケジュールに基づいて、外出者110の外出先をタッチパネル付きモニタ端末90に表示し、外出者110に「確認」ボタンまたは「その他」ボタンを押すように促すようにしてもよい。これにより、外出者110の操作がより容易になる。なお、「その他」ボタンが押された場合には、タッチパネル付きモニタ端末90の画面上に外出先一覧を表示し、その中から外出者110が外出先を選択するようにすればよい。
実施の形態2.
図5は、本発明を実施するための実施の形態2における忘れ物通知システムの概要を説明するシステム概略構成図である。なお、「物品位置データベース」31が、コンピュータ60の物品位置情報記録領域30に予め設けられているのは、実施の形態1と同様である。
図5に示すように、本実施の形態においては、玄関120がある部屋130cに、図1のタッチパネル付きモニタ端末90と共に、顔認識を行うためのカメラ100が設けられた姿見(鏡)が設置されている。なお、姿見は必ずしも設置する必要はなく、カメラ100だけでもよい。当該カメラ100は、外出者110の顔認識を行って、外出者110が誰であるかを特定することができる。他の構成については、実施の形態1と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
図5において、外出時において、玄関120に設置された姿見にとりつけたられカメラ100により、外出者110の顔の顔認識処理が行われる。顔認識処理は、自宅1に居住している居住者の顔情報を予め登録しておき、登録されている当該顔情報と、カメラ100で撮影した外出者110の顔の画像とを照合して行う。照合の結果、一致すると判定した場合には、外出者110が誰であるかが特定される。一方、一致しない場合には、外出者110が誰であるかが特定できないので、忘れ物検知は行われない。
上記顔認識処理により、カメラ100から、外出情報検知部70aへ、これから外出しようとする外出者110が誰かを示す外出者情報が送信される。外出者情報には、例えば氏名または個人ID情報などの固有識別情報が含まれる。
なお、本実施の形態では、図6に示すような、外出者対応の「持ち物リストデータベース」42が、予め、コンピュータ60の持ち物リスト情報記憶領域40に記憶されている。「持ち物リストデータベース」42には、顔認識が可能な登録されている外出者110ごとに、当該外出者110が特定できる個人ID情報と、当該外出者110専用の持ち物リストとが関係付けられて記憶されている。なお、図6では、分かりやすいように、個人ID情報を「氏名」として記載しているが、実際には、外出者110が特定できるコード(所定の桁数の数字、もしくは、所定の数の数字とアルファベットの組み合わせ)から構成された個人ID情報を記憶している。また、持ち物リストは、実施の形態1と同様に、当該持ち物リストに含まれる1以上の物品のID情報から構成されるID情報列から構成されている。
外出情報検知部70aは、カメラ100から外出者情報を受信すると、玄関120に設置されたID情報読出装置80に、外出者110の外出を通知する通知信号を送信する。これにより、ID情報読出装置80が、外出者110の現在の所持品に取り付けられたID情報無線デバイス10のID情報を読み取り、外出情報検知部70aを介して、コンピュータ60に送信する。コンピュータ60では、持ち物リスト情報記録領域40の外出者対応の「持ち物リストデータベース」42と、ID情報読出装置80により読み取られた現在の所持品のID情報とが照合される。
これにより、忘れ物が検知された場合、実施の形態1と同様に、コンピュータ60は、物品位置情報記録領域30に記録された「物品位置データベース」31からその忘れ物がどの部屋にあるかを検索し、取得した忘れ物の位置情報、すなわち、どの部屋に忘れ物があるかをタッチパネル付きモニタ端末90に無線で送信する。こうして、タッチパネル付きモニタ端末90上に、忘れ物がある旨のメッセージとともに、当該忘れ物の位置情報とを表示することにより、外出者110は、忘れ物に気づくだけでなく、忘れ物の正確な位置情報を取得することができる。
以上の動作を図7のフローチャートを用いてさらに詳細に説明する。
ステップS11において、外出者110が外出しようとするときに、タッチパネル付きモニタ端末90に、外出者によって、電源が入れられる操作がなされる。ステップS12において、外出者110が姿見の前に立つと、ステップS13において、カメラ100が外出者110の顔画像を取得し、外出者110の顔認証を行う。顔認識が可能な登録されている外出者110であれば、ステップS14において、カメラ100が、外出情報検知部70aへ顔認証結果を送信し、ステップS15において、外出情報検知部70aが、ID情報読出装置80に外出を通知する。
ステップS16において、ID情報読み取り部80が、ID情報無線デバイス10のID情報を取得する。ステップS17において、外出情報検知部70aが、コンピュータ60に、ID情報読出装置80が読み出したID情報と、カメラ100の顔認証結果により取得した外出者情報とを送信する。ステップS18において、コンピュータ60が、持ち物リスト情報記録領域40の外出者対応の「持ち物リストデータベース」42から、外出者情報に対応した持ち物リストを取得し、ステップS19において、持ち物リストとID情報読み取り部80によって取得したID情報とを照合する。照合した結果、持ち物リストとID情報が全て一致した場合、ステップS20において、コンピュータ60は、忘れ物は無い旨の信号をタッチパネル付きモニタ端末90へ無線で送信し、ステップS21において、タッチパネル付きモニタ端末90が忘れ物は無い旨のメッセージを表示する。
ステップS19の判定の結果、持ち物リストとID情報が一致しない場合、ステップS22において、コンピュータ60が、物品位置情報記録領域30に記録された「物品位置データベース」31から、忘れ物がどの部屋にあるかを検索する。ステップS13において、コンピュータ60は、忘れ物の位置情報をタッチパネル付きモニタ端末90へ送信する。ステップS24において、タッチパネル付きモニタ端末90が、忘れ物がある旨のメッセージとともに、当該忘れ物の位置情報を表示し、警告音を鳴らす。
以上のように、本実施の形態においても、上記の実施の形態1と同様に、外出者110が建物から外へ出ようとする時に、外出者110の忘れ物を検知するだけでなく、その忘れ物の存在場所を通知することが可能であるという効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態においては、玄関120が設置された区画に設置され、外出者110の顔認識を行って外出者110を特定するカメラ100をさらに備え、持ち物リストデータベース42が、外出者110の個人ID情報ごとに、外出者110が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶している。そうして、忘れ物検出部としてのコンピュータ60が、カメラ100の顔認識により特定された外出者110の個人ID情報に対応する持ち物リストを持ち物リストデータベース42から取得し、ID情報読出装置80により取得した物品のID情報と、当該持ち物リストの物品のID情報とを照合することで、外出者110が所持していない物品を忘れ物として検出するようにした。
これにより、外出者ごとに持ち物リストを設定しておき、かつ、カメラ100により自動的に外出者が誰であるかを特定することができるようにしたので、外出者に対応した、きめ細かい忘れ物のチェックが可能となる。
実施の形態3.
図8は、本発明を実施するための実施の形態3に係る忘れ物通知システムの概要を説明するシステム概略構成図である。なお、「物品位置データベース」31が、コンピュータ60の物品位置情報記録領域30に予め記憶されているのは、実施の形態1と同様である。
本実施の形態においては、実施の形態1(図1参照)および実施の形態2(図5参照)で示した外出情報検知部70a(ID情報読出不可)の代わりに、外出情報検知部70b(ID情報読出可)が設けられている。外出情報検知部70bは、外出情報検知部70aの機能に加えて、さらに、ID情報無線デバイス10からID情報を読み取ることができる機能を備えている。以下、詳細に説明する。
本実施の形態においても、外出者110の各物品にID情報無線デバイス10が設けられている点は、実施の形態1,2と同じである。しかしながら、本実施の形態においては、外出者110の外出先が特定できるキーとなる物品が、外出先ごとに、外出情報検知部70bおよび「持ち物リストデータベース」43に予め登録されている点が、実施の形態1,2と異なる。キーとなる物品としては、例えば、作業着や通勤用の靴や鞄など、特定の外出先で使用するもので、当該物品により外出先が特定できるキーになり得る物品が選択される。なお、具体例を挙げて説明すると、例えば、外出先が「○○学校」の場合は、キーとなる物品を「靴(学生ローファー)」とし、外出先が「○○会社」の場合は、キーとなる物品を「作業着」と設定しておく。当該キーとなる所持品には、ID情報無線デバイス10eが取り付けられる。こうすることで、外出者110が、これらのキーとなる物品を所持していることを検知すれば、それにより、外出先を特定することができる。こうして、本実施の形態においては、外出情報検知部70bにより、当該キーとなる所持品のID情報無線デバイス10のID情報を取得することで、外出者110の外出先を特定する。
図8において、外出情報検知部70bは、キーとなる所持品に取り付けられたID情報無線デバイス10のID情報を取得することにより、外出者110の外出先を検知する。すなわち、本実施の形態においては、キーとなる所持品に取り付けられたID情報無線デバイス10のID情報が外出先情報となる。図8の例では、キーとなる所持品が外出者110の靴であり、当該靴には、ID情報無線デバイス10eが設けられている。従って、ID情報読出装置80は、ID情報無線デバイス10eから、ID情報を取得する。
本実施の形態においては、図9に示すような、キー物品対応の「持ち物リストデータベース」43が、予め、持ち物リスト情報記録領域40に記録されている。キー物品対応の「持ち物リストデータベース」43においては、外出先を特定する際のキーとなる物品(例えば靴)のID情報と、それに対応するキー物品対応の持ち物リスト(靴に対しては例えば「鞄、サイフ、携帯端末」)とが関係付けられて記憶されている。持ち物リストは、実施の形態1および2と同様に、当該持ち物リストに含まれる1以上の物品のID情報から構成されるID情報列から構成されている。
外出情報検知部70bは、外出者110の外出先を検知すると、玄関120に設置されたID情報読出装置80に、外出者110の外出を通知する。これにより、ID情報読出装置80は、外出者110の現在の所持品に取り付けられたID情報無線デバイス10のID情報を無線で読み取り、コンピュータ60に送信する。コンピュータ60では、キーとなる所持品と関係付けられて予め登録された持ち物リスト情報記録領域40のキー物品対応の「持ち物リストデータベース」43から、キーとなる物品に対応する持ち物リストを取得し、ID情報読出し装置80で読み取られた現在の所持物品のID情報と照合する。その結果、外出者110は、自身は外出時に特に意識することなく、忘れ物の有無を検知することができる。忘れ物が検知された場合、実施の形態1と同様に、コンピュータ60は、物品位置情報記録領域30に記録された「物品位置データベース」31から、その忘れ物がどの部屋にあるかを検索し、取得した忘れ物の位置情報、すなわち、どの部屋に忘れ物があるかを、タッチパネル付きモニタ端末90に無線で送信する。こうして、タッチパネル付きモニタ端末90上に、当該忘れ物がある旨のメッセージと当該忘れ物の位置とを表示することにより、外出者110は、忘れ物に気づくだけでなく、忘れ物の正確な位置情報を取得することができる。
以上の動作を図10のフローチャートを用いてさらに詳細に説明する。
ステップS31において、外出者110が外出しようとするときに、タッチパネル付きモニタ端末90に、外出者110は、電源を入れる操作を行う。ステップS32において、外出情報検知部70bにより、所持品に取り付けられたID情報無線デバイス10のID情報を取得する。ステップS33において、外出情報検知部70bが、取得したID情報の中に、キーとなる物品に対応するID情報と一致するものがあった場合に、外出者110の外出とその外出先とを検出する。ステップS34において、外出情報検知部70bは、ID情報読出装置80に、外出者110の外出を通知する。ステップS35において、ID情報読出装置80が、外出者110が現在所持している所持品に設けられているID情報無線デバイス10の情報を取得し、外出情報検知部70bに送信する。ステップS36において、外出情報検知部70bが、コンピュータ60に、ID情報読出装置80が読み出したID情報と、ステップS33の照合で検知した外出先情報とを送信する。ステップS37において、コンピュータ60が、持ち物リスト情報記録領域40の「持ち物リストデータベース」43から、外出先を特定する際のキーとなる物品に対応した持ち物リストを取得し、ステップS38において、持ち物リストと、ID情報読出装置80により取得したID情報とを照合する。照合した結果、持ち物リストとID情報が全て一致した場合、ステップS39において、コンピュータ60が、忘れ物は無い旨の信号をタッチパネル付きモニタ端末90へ無線で送信し、ステップS40において、タッチパネル付きモニタ端末90が、忘れ物は無い旨のメッセージを表示する。
一方、持ち物リストとID情報とが一致しない場合、ステップS41において、コンピュータ60が、物品位置情報記録領域30に記録された「物品位置データベース」31から、忘れ物がどの部屋にあるかを検索する。次に、ステップS42において、コンピュータ60が、忘れ物の位置情報をタッチパネル付きモニタ端末90へ送信する。ステップS43において、タッチパネル付きモニタ端末90が、忘れ物がある旨のメッセージと、当該忘れ物の位置情報とを表示し、警告音を鳴らす。
以上のように、本実施の形態においても、上記の実施の形態1と同様に、外出者110が建物から外へ出ようとする時に、外出者110の忘れ物を検知するだけでなく、その忘れ物の存在場所を通知することが可能であるという効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態においては、玄関120のある区画に設置され、外出者110の外出を検知するとともに、外出が検知された外出者110が所持する物品の中に外出先を特定するためのキーとして予め登録されている物品がある場合に、当該キーとなる物品に設けられたID情報無線デバイス10からID情報を読み出す第3のID情報読出装置としての外出情報検知部70bを備え、持ち物リストデータベース43が、外出先を特定するためのキーとして予め登録されている物品のID情報ごとに、外出者110が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶している。そうして、忘れ物検出部としてのコンピュータ60が、第3のID情報読出装置である外出情報検知部70bにより取得したキーとなる物品のID情報に対応する持ち物リストを持ち物リストデータベース43から取得し、ID情報読出装置80により取得した物品のID情報と、当該持ち物リストの物品のID情報とを照合することで、外出者110が所持していない物品を忘れ物として検出するようにした。
これにより、外出先ごとに持ち物リストを設定しておき、かつ、外出情報検知部70bにより自動的に外出先がどこであるかを特定することができるようにしたので、外出先に対応した、きめ細かい忘れ物のチェックが可能となる。
10 ID情報無線デバイス、20 ID情報読出装置、30 物品位置情報記録領域、40 持ち物リスト情報記録領域、50 持ち物格納位置情報記録領域、60 コンピュータ、70a 外出情報検知部、70b 外出情報検知部、80 ID情報読出装置、90 タッチパネル付きモニタ端末、100 カメラ、110 外出者、120 玄関、130a,130b,130c 部屋、140 鞄、150 サイフ、160 社員証、170 携帯端末、180 帽子。
この発明は、各物品に設けられ、前記物品を識別するためのID情報を記憶するID情報無線デバイスと、複数の区画に区分された建物内の各区画ごとに設置され、対応する前記区画内を無線通信有効範囲とし、当該無線通信有効範囲内に存在する前記物品に設けられた前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す第1のID情報読出装置と、各前記第1のID情報読出装置により取得された前記物品の前記ID情報を、その第1のID情報読出装置が設置されている区画の位置情報に関係付けて記憶する物品位置データベースと、外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶する持ち物リストデータベースと、前記建物の玄関が設置された区画に設置され、前記外出者の外出を検知する外出情報検知部と、前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出情報検知部により外出が検知された前記外出者が所持する物品の前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す、第2のID情報読出装置と、前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、前記持ち物リストデータベースの前記持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する忘れ物検出部と、前記忘れ物検出部によって忘れ物として検出された前記物品が存在する前記区画の位置情報を、前記物品位置データベースから取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部により取得した前記忘れ物として検出された前記物品が存在する前記区画の位置情報を表示する忘れ物位置通知部と、前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出者が外出先情報を入力する外出先入力部とを備え、前記持ち物リストデータベースは、外出先の外出先情報ごとに、前記外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を前記持ち物リストとして記憶しており、前記忘れ物検出部は、前記外出先入力部に入力された前記外出先情報に対応する前記持ち物リストを、前記持ち物リストデータベースから取得し、前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、当該持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する、忘れ物通知システムである。

Claims (4)

  1. 各物品に設けられ、前記物品を識別するためのID情報を記憶するID情報無線デバイスと、
    複数の区画に区分された建物内の各区画ごとに設置され、対応する前記区画内を無線通信有効範囲とし、当該無線通信有効範囲内に存在する前記物品に設けられた前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す第1のID情報読出装置と、
    各前記第1のID情報読出装置により取得された前記物品の前記ID情報を、その第1のID情報読出装置が設置されている区画の位置情報に関係付けて記憶する物品位置データベースと、
    外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を持ち物リストとして記憶する持ち物リストデータベースと、
    前記建物の玄関が設置された区画に設置され、前記外出者の外出を検知する外出情報検知部と、
    前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出情報検知部により外出が検知された前記外出者が所持する物品の前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す、第2のID情報読出装置と、
    前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、前記持ち物リストデータベースの前記持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する忘れ物検出部と、
    前記忘れ物検出部によって忘れ物として検出された前記物品が存在する前記区画の位置情報を、前記物品位置データベースから取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部により取得した前記忘れ物として検出された前記物品が存在する前記区画の位置情報を表示する忘れ物位置通知部と
    を備えた、忘れ物通知システム。
  2. 前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出者が外出先情報を入力する外出先入力部をさらに備え、
    前記持ち物リストデータベースは、外出先の外出先情報ごとに、前記外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を前記持ち物リストとして記憶しており、
    前記忘れ物検出部は、前記外出先入力部に入力された前記外出先情報に対応する前記持ち物リストを、前記持ち物リストデータベースから取得し、前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、当該持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する
    請求項1に記載の忘れ物通知システム。
  3. 前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出者の顔認識を行って前記外出者を特定するカメラをさらに備え、
    前記持ち物リストデータベースは、外出者の個人ID情報ごとに、前記外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を前記持ち物リストとして記憶しており、
    前記忘れ物検出部は、前記カメラの顔認識により特定された前記外出者の個人ID情報に対応する前記持ち物リストを、前記持ち物リストデータベースから取得し、前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、当該持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する
    請求項1に記載の忘れ物通知システム。
  4. 前記玄関が設置された区画に設置され、前記外出情報検知部により外出が検知された前記外出者が所持する物品の中に外出先を特定するためのキーとして予め登録されている物品がある場合に、当該キーとなる物品に設けられた前記ID情報無線デバイスから前記ID情報を読み出す第3のID情報読出装置を備え、
    前記持ち物リストデータベースは、前記外出先を特定するためのキーとして予め登録されている前記物品のID情報ごとに、前記外出者が外出時に所持すべき物品のID情報を前記持ち物リストとして記憶しており、
    前記忘れ物検出部は、前記第3のID情報読出装置により取得した前記キーとなる前記物品のID情報に対応する前記持ち物リストを、前記持ち物リストデータベースから取得し、前記第2のID情報読出装置により取得した前記物品の前記ID情報と、当該持ち物リストの前記物品のID情報とを照合することで、前記外出者が所持していない物品を忘れ物として検出する
    請求項1に記載の忘れ物通知システム。
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