JP6020101B2 - 物品の配置位置管理装置、プログラム及び方法 - Google Patents

物品の配置位置管理装置、プログラム及び方法 Download PDF

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Description

本件は、物品の配置位置管理装置、プログラム及び方法に関する。
オフィス、工場、店舗、学校、病院、及び家などの中には、複数の人によって共用される物品(備品など)が存在する場合がある。このような共用される物品を使用した後は、特定の収納(配置)場所に戻す必要があるが、例えば、他の人が使っていた物品を引き続き使ったような場合や他の人が使った物品を片付ける場合には、どこに収納すればよいかが分からないことがある。
従来、物品を特定する情報とその収納場所を組み合わせてデータベースで管理する技術や、物品収納時に、物品を特定する情報と収納場所を特定する情報を取得しておき、どの物品をどこに収納したかを出力する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平2−33006号公報 特開平5−704号公報 特開2007−79918号公報
物品を任意の場所に収納しても良い場合は、特許文献2等の技術を適用すれば良い。しかし、物品について、その収納場所に何らかの制約がある場合には、任意の場所に置くことはできない。特に、制約が、重量による制限や温度の制限など、収納をする上で必須の制約であれば、物品の管理上のトラブルを防止するために、収納可能な場所や収納不可の場所を物品と関連づけて定義するDBが必要となる。
しかしながら、ある物品はある収納場所に収納することが多いという慣習により収納場所がおおよそ決まっている場合には、どの物品はどこに収納するという明確な条件を記録したDBを整備するのが難しい場合がある。また、そのようなDBを整備する場合には、使用者に対する聞き取りを行うなどの手間が掛かるおそれがある。
1つの側面では、本発明は、手間をかけずに、物品の適切な配置位置を推定することが可能な物品の配置位置管理装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の物品の配置位置管理装置は、物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積する蓄積部と、特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積部に蓄積されている前記特定の物品の位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した時間の長さ及び存在していた回数の多さの少なくとも一方に基づいて、前記特定の物品を収納すべき位置の候補を推定する推定部と、前記推定部の推定結果を出力する出力部と、を備えている。
本明細書に記載の物品の配置位置管理プログラムは、物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積し、特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積された位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出し、前記抽出した時間の長さ及び存在していた回数の多さの少なくとも一方に基づいて、前記特定の物品を収納すべき位置の候補を推定し、前記推定した結果を出力する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本明細書に記載の物品の配置位置管理方法は、物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積する工程と、特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積された位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出する工程と、前記抽出した時間の長さ及び存在していた回数の多さの少なくとも一方に基づいて、前記特定の物品を収納すべき位置の候補を推定する工程と、前記推定した結果を出力する工程と、をコンピュータが実行する。
本実施例に記載の物品の配置位置管理装置、プログラム及び方法は、手間をかけずに、物品の適切な配置位置を推定することができるという効果を奏する。
一実施形態に係る物品収納場所管理システムの構成を概略的に示す図である。 図1の物品収納場所管理システムの使用例を示す図である。 図3(a)は、物品位置検出装置が有する処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図であり、図3(b)は、ユーザ端末が有する処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。 サーバのハードウェア構成を概略的に示す図である。 物品位置検出装置が有する処理装置、ユーザ端末が有する処理装置、及びサーバの機能ブロック図である。 位置検出処理を示すフローチャートである。 物品DBの一例を示す図である。 位置情報データの一例を示す図である。 位置情報データ登録処理を示すフローチャートである。 位置情報DBの一例を示す図である。 問い合わせ処理を示すフローチャートである。 問い合わせデータの一例を示す図である。 図13(a)は、収納場所推定処理を示すフローチャートであり、図13(b)は、推定収納場所データを示す図である。 収納場所出力処理を示すフローチャートである。 推定収納場所データの別例を示す図である。 変形例1に係る収納場所推定処理を示すフローチャートである。 図17(a)は、変形例2に係る非使用時間帯DBの一例を示す図であり、図17(b)は、変形例2に係る収納場所推定処理を示すフローチャートである。 変形例3に係る位置検出処理を示すフローチャートである。 変形例3に係る位置情報データ登録処理を示すフローチャートである。 図20(a)は、変形例3に係る物品DBの一例を示す図であり、図20(b)は、変形例3に係る位置情報データの一例を示す図である。 図21(a)は、物品位置検出装置の別例を示す図であり、図21(b)〜図21(d)は、ユーザ端末の別例を示す図である。
以下、物品収納場所管理システムの一実施形態について、図1〜図14に基づいて詳細に説明する。
図1には、一実施形態に係る物品収納場所管理システム100の構成が概略的に示されている。また、図2には、図1の物品収納場所管理システム100の使用例が示されている。
図1に示すように、物品収納場所管理システム100は、複数の物品位置検出装置10と、1又は複数のユーザ端末20と、物品の配置位置管理装置としてのサーバ30と、を備える。物品位置検出装置10、ユーザ端末20及びサーバ30は、インターネットなどのネットワーク80に接続されている。
物品位置検出装置10は、図2に示すように、施設や建物等の内部の各所に設置される装置である。物品位置検出装置10は、図1に示すように、カメラ12を有しているものとする。例えば、物品の収納棚70が設けられた部屋(図2の部屋R1〜R3参照)に設置される物品位置検出装置10は、カメラ12の撮影視野内に収納棚70全体が入るように設置されるようになっている。また、物品を利用する部屋(図2の部屋R4)に設置される物品位置検出装置10は、カメラ12が部屋全体を撮影できるように設置されるようになっている。物品位置検出装置10それぞれは、物品の存在を検出した場合に、当該物品の位置情報データをサーバ30に対して送信する。
ユーザ端末20は、ユーザが携帯可能な携帯端末や、PC(Personal Computer)であり、ユーザが収納場所が不明な物品の情報を入力すると、当該情報をサーバ30に対して送信する(物品の収納場所を問い合わせる)。また、ユーザ端末20は、サーバ30から物品の推定収納場所の情報を取得すると、ユーザが視認できるように表示する。
サーバ30は、物品位置検出装置10で検出された物品の位置の情報を取得する。そして、サーバ30は、ユーザ端末20からの物品の収納場所の問い合わせがあった場合に、取得した物品の位置の情報に基づいて収納場所を推定し、当該推定結果をユーザ端末20に対して送信する。
以下、上記各装置10,20,30の構成等について詳細に説明する。
(物品位置検出装置10)
物品位置検出装置10は、図1に示すように、カメラ12と、処理装置14と、を備える。
カメラ12は、一例として静止画を撮影することが可能なカメラであり、特に、物品に貼付された収納場所管理用のバーコードを撮影することができるカメラであるものとする。
処理装置14は、カメラ12において撮影された画像から、カメラ12の視野内に存在する物品を特定し、当該物品の情報をサーバ30に対して送信する。図3(a)には、処理装置14のハードウェア構成が概略的に示されている。図3(a)に示すように、処理装置14は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び入出力インタフェース93等を備えている。これら処理装置14の構成各部は、バス98に接続されている。また、入出力インタフェース93には、カメラ12等が接続されている。処理装置14では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラムをCPU90が実行することにより、図5に示す物品位置検出部102及び位置情報送信部104の機能が実現されている。なお、図5には、HDD96等に格納されている物品DB112(図7参照)も図示されている。
物品位置検出部102は、カメラ12の撮影タイミングを制御するとともに、カメラ12により撮影された画像からバーコードを認識する。そして、物品位置検出部102は、認識したバーコードと物品DB112を用いて、カメラ12の撮影視野内における物品の存在を検出する。位置情報送信部104は、物品位置検出部102で存在が検出された物品の位置情報データ(物品コード、位置コード、及び時刻の情報)をサーバ30に対して送信する。なお、位置コードは、物品位置検出装置10ごとに決められているので、同一の物品位置検出装置10において検出された物品の位置コードは全て同一のコードとなる。
(ユーザ端末20)
図1に戻り、ユーザ端末20は、カメラ22と、表示部24と、入力部26と、処理装置28とを備える。
カメラ22は、一例として静止画を撮影することが可能なカメラであり、特に、物品に貼付された収納場所管理用のバーコードを撮影することができるカメラであるものとする。表示部24は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等を含み、各種情報を表示する。入力部26は、キーボードやタッチパネルを含み、ユーザからの操作を受け付け、処理装置28に送信する。
処理装置28は、カメラ22において撮影された画像に含まれるバーコードを認識し、認識されたバーコードに対応する物品の収納場所をサーバ30に対して問い合わせる。また、サーバ30から受信した推定収納場所の情報を表示部24に表示する。
図3(b)には、処理装置28のハードウェア構成が示されている。図3(b)に示すように、処理装置28は、CPU190、ROM192、RAM194、記憶部(HDD)196、ネットワークインタフェース197、及び入出力インタフェース193等を備えており、処理装置28の構成各部は、バス198に接続されている。入出力インタフェース193には、カメラ22、表示部24、入力部26等が接続されている。処理装置28においては、CPU190がROM192あるいはHDD196に格納されているプログラムを実行することで、図5に示す問い合わせ物品検出部202、収納場所問い合わせ部204、収納場所出力部206としての機能が実現される。なお、図5には、HDD196等に格納されている物品DB212(図7参照)も図示されている。
問い合わせ物品検出部202は、カメラ12により撮影された画像からバーコードを認識し、当該バーコードと物品DB212を用いて、ユーザが収納場所の情報を必要としている物品を検出する。収納場所問い合わせ部204は、サーバ30に対し、問い合わせ物品検出部202が検出した物品の収納場所の問い合わせを行う(問い合わせデータを送信する)。収納場所出力部206は、サーバ30から応答(出力)された物品の推定収納場所の情報を受信し、当該推定収納場所の情報を表示部24に対して表示させる。
(サーバ30)
サーバ30は、図4のハードウェア構成図に示すように、CPU290、ROM292、RAM294、記憶部(HDD)296、ネットワークインタフェース297、及び可搬型記憶媒体用ドライブ299等を備えており、各部は、バス298に接続されている。サーバ30では、ROM292あるいはHDD296に格納されているプログラム(物品の配置位置管理プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ299が可搬型記憶媒体291から読み取ったプログラム(物品の配置位置管理プログラムを含む)をCPU290が実行することにより、図5に示す機能が実現される。なお、図5には、HDD296等に格納されている蓄積部としての位置情報DB312(図10参照)も図示されている。
サーバ30は、図5に示すように、CPU290がプログラムを実行することで、位置情報受信部302、位置情報登録部304、問い合わせ受信部306、抽出部及び推定部としての収納場所推定部308、出力部としての収納場所応答部310の各部の機能を実現する。
位置情報受信部302は、物品位置検出装置10の位置情報送信部104から送信されてきた物品の位置情報データを受信し、位置情報登録部304に対して送信する。位置情報登録部304は、位置情報受信部302から送信されてきた位置情報データを位置情報DB312に登録する。問い合わせ受信部306は、ユーザ端末20の収納場所問い合わせ部204から送信されてきた問い合わせデータを受信し、収納場所推定部308に対して送信する。収納場所推定部308は、受信した問い合わせデータと、位置情報DB312に格納されている情報とを用いて、問い合わせされた物品の収納場所を推定し、当該推定収納場所の情報を収納場所応答部310に対して送信する。収納場所応答部310は、収納場所推定部308から受信した推定収納場所の情報をユーザ端末20の収納場所出力部206に対して送信する。
次に、本実施形態における上述した各部の処理について、図6〜図14に基づいて詳細に説明する。
(位置検出処理)
図6には、物品位置検出装置10により実行される物品の位置検出処理がフローチャートにて示されている。図6の処理では、まず、ステップS10において、物品位置検出部102が、所定時間経過するまで待機する。そして、所定時間経過した段階で、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、物品位置検出部102は、カメラ12を制御し、カメラ12による撮影を実行する。なお、物品に設けられたバーコードがカメラ12によって撮影されやすくなるように、物品の複数箇所にバーコードを設けてもよい。また、ユーザが物品を収納したり利用したりする際には、なるべくカメラ12の存在する方向にバーコードを向けるようルールを定めることとしてもよい。
次いで、ステップS14では、物品位置検出部102が、カメラ12により撮影された画像の中からバーコードを認識し、物品DB112に登録されている物品が存在するか否かを調べる。ここで、物品DB112は、図7に示すようなデータ構造を有している。すなわち、物品DB112は、図7に示すように、「バーコード」と、「物品コード」のフィールドを有しており、物品DB112では、各物品に設けられたバーコードと各物品の物品コードとが対応付けられている。
次いで、ステップS16では、物品位置検出部102が、カメラ12の撮影視野内に物品DB112に登録されている物品が存在したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS10に戻るが、判断が肯定された場合には、ステップS18に移行する。なお、ステップS16の判断が肯定された場合には、物品位置検出部102から位置情報送信部104に対して、物品コードが通知(送信)されるものとする。
ステップS18に移行した場合、位置情報送信部104は、存在した物品の位置情報データを、時刻情報とともにサーバ30(位置情報受信部302)に送信する。具体的には、位置情報送信部104は、図8に示すような位置情報データを位置情報受信部302に対して送信する。図8の位置情報データは、物品を検出した日時(カメラ12により撮影された日時)と、存在した物品の物品コードと、位置コードと、を含んでいる。なお、位置コードは、物品位置検出装置10毎に予め定められているため、ある物品位置検出装置10の位置情報送信部104から送信される位置情報データの位置コードは全て同一の位置コードとなる。
以上のように、ステップS18の処理が行われた後は、ステップS10に戻る。その後は、図6の処理が繰り返し実行されることになる。
(位置情報データ登録処理)
次に、サーバ30により実行される位置情報データ登録処理について、図9に基づいて説明する。図9は、位置情報データ登録処理を示すフローチャートである。図9の処理では、まず、ステップS20において、位置情報受信部302が、位置情報データが送信されてくるまで待機する。そして、位置情報データが位置情報送信部104から送信されてきた段階(図6のステップS18が行われた段階)で、ステップS22に移行する。
ステップS22では、位置情報受信部302が、位置情報データ(例えば、図8のデータ)を受信する。なお、位置情報受信部302は、受信した位置情報データを位置情報登録部304に対して送信する。
次いで、ステップS24では、位置情報登録部304が、物品コードに対応する位置情報DB312に位置情報データを登録する。ここで、位置情報DB312には、図10に示すように、物品コード毎に、時刻と、当該時刻において存在していた場所の情報とが格納される。なお、位置情報DB312の時刻は、図10において周期的に位置検出を行った時刻と一致しているものとする。なお、初期状態では、すべての位置情報の値が“−”(不明を表す)になっているものとする。
位置情報登録部304は、位置情報データ(図8)の時刻に対応する位置情報DB312の時刻の行に、位置情報データ(図8)の位置情報を書き込む。例えば、図8に示すように、位置情報データに「時刻“2012/10/3 10:35:27”に物品コード“INS0001”の物品が場所“LOC02015”において検出された」という情報が含まれていたとする。この場合、位置情報登録部304は、図10の物品コード“INS0001”のデータベースで時刻が最も近い“2012/10/3 10:35”の行に、位置情報“LOC02015”を書き込む。なお、位置情報登録部304は、複数の物品位置検出装置10から送信されてくる位置情報データを同様に処理する。これにより、ある時刻にどこかで物品が検出されれば、位置情報DB312の対応時刻の行にその位置が記録され、物品が検出されなければ、対応時刻の行は、初期状態“−”のままとなる。
以上のように、ステップS24の処理が行われた後は、ステップS20に戻る。その後は、図9の処理が繰り返し実行されることになる。
(問い合わせ処理)
次に、ユーザ端末20により実行される問い合わせ処理について、図11に基づいて説明する。図11は、問い合わせ処理を示すフローチャートである。図11の処理では、まず、ステップS30において、問い合わせ物品検出部202が、ユーザ端末20の入力部26においてユーザによる問い合わせ操作が行われたか否かを判断する。この場合の問い合わせ操作とは、ユーザが表示部24上の特定アイコンをクリックする操作などを意味する。ここでの判断が否定されている間は、ステップS30の判断が繰り返されるが、ここでの判断が肯定された場合には、ステップS32に移行する。
ステップS32に移行すると、問い合わせ物品検出部202が、カメラ22を制御して、カメラ22による撮影を実行する。なお、カメラ22による撮影は、ユーザがカメラ22の撮影視野内にバーコードを入れ、かつ、ユーザによりシャッタボタンが押されたタイミングで実行されるものとする。
次いで、ステップS34では、問い合わせ物品検出部202が、カメラにより撮影されたバーコードを認識し、物品DB212に登録されている物品であるか否かを調べる。ここで、物品DB212は、図7に示すように、物品位置検出装置10が有する物品DB112と同一のデータ構造を有しているものとする。
次いで、ステップS36では、問い合わせ物品検出部202が、物品DB212に登録されている物品であったか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS30に戻るが、肯定された場合には、ステップS38に移行する。なお、ステップS36の判断が否定された場合には、バーコードが適切でない旨を表示部24上に表示するなどして、ユーザに通知することとしてもよい。なお、ステップS30の判断が肯定された場合には、問い合わせ物品検出部202から収納場所問い合わせ部204に対して、問い合わせに係る物品コード(問い合わせ物品コード)を通知(送信)される。
ステップS36の判断が肯定されて、ステップS38に移行すると、収納場所問い合わせ部204は、物品の問い合わせデータをサーバ30(問い合わせ受信部306)に対して送信する。具体的には、図12に示すような、問い合わせ時刻と、問い合わせ物品コードと、ユーザ端末ID(ユーザ端末を特定できる情報)とを含むデータを送信する。
以上のように、ステップS38の処理が行われた後は、ステップS30に戻る。その後は、図11の処理が繰り返し実行されることになる。
(収納場所推定処理)
次に、サーバ30により実行される収納場所推定処理について、図13(a)に基づいて説明する。図13(a)は、収納場所推定処理を示すフローチャートである。図13(a)の処理では、まず、ステップS40において、問い合わせ受信部306が、ユーザ端末20(収納場所問い合わせ部204)から問い合わせデータ(図12)が送信されてくるまで待機する。この場合、問い合わせデータが送信されてきた段階(図11のステップS38が実行された段階)で、ステップS42に移行する。
ステップS42に移行した場合、問い合わせ受信部306は、問い合わせデータを受信する。なお、ステップS42では、問い合わせ受信部306は、収納場所推定部308に対して、受信した問い合わせデータを送信する。次いで、ステップS44では、収納場所推定部308が、位置情報DB312(図10)から、問い合わせデータ(図12)の問い合わせ物品コードに対応するデータベースのうち問い合わせ時刻から一定時間遡った時刻以降の位置データを読み出す。例えば、一定期間が1週間であれば、問合せ時刻“2012/10/3 10:37:24”の1週間前である“2012/9/26 10:37:24”以降のデータを位置情報DB(図10)から読み出す。
次いで、ステップS46では、収納場所推定部308が、読み出したデータから、連続して同じ位置が記録されている部分を抽出し、その最後の時刻と最初の時刻との差を、その物品がその位置に存在した時間の長さとする。例えば、収納場所推定部308は、図10の物品コード“INS0001”のデータベースの時刻“2012/10/3 9:55”から“2012/10/3 10:10”までの位置情報“LOC03004”や、時刻“2012/10/3 10:15”から“2012/10/3 10:20”までの位置情報“LOC03002”が、連続して同じ位置が記録されている部分として抽出される。そして、収納場所推定部308は、“2012/10/3 9:55”と“2012/10/3 10:10”の差(=15分)を、物品コード“INS0001”の物品が位置“LOC03004”に存在した時間の長さとする。また、収納場所推定部308は、“2012/10/3 10:15”と“2012/10/3 10:20”の差(=5分)を、物品コード“INS0001”の物品が位置“LOC03002”に存在した時間の長さとする。
次いで、ステップS48では、収納場所推定部308が、位置ごとに物品が存在した時間の長さを積算する。これは、一定期間内(例えば1週間)において、各位置に物品が存在していた時間の長さを示すものである。
次いで、ステップS50では、収納場所推定部308が、存在した時間の長さが最も長い位置を推定収納場所とする。なお、収納場所推定部308は、推定収納場所の情報を収納場所応答部310に対して送信する。そして、ステップS52では、収納場所応答部310が、推定収納場所データ(図13(b)参照)を問い合わせデータに記録されているユーザ端末IDに対応するユーザ端末20に対して出力する。ここで、図13(b)の推定収納場所データには、問い合わせ物品コードと、推定収納場所の情報とが含まれている。なお、図13(b)のデータは、物品コード“INS0001”の物品は、位置“LOC03004”に存在した時間が最も長かったため、位置“LOC03004”を収納場所と推定した、という内容を含んでいる。
以上のようにして、ステップS50の処理が行われた後は、ステップS40に戻る。その後は、図13(a)の処理が繰り返し実行されることになる。
(収納場所出力処理)
次に、ユーザ端末20により実行される収納場所出力処理について、図14に基づいて説明する。図14は、収納場所出力処理を示すフローチャートである。図14の処理では、まず、ステップS60において、収納場所出力部206が、推定収納場所データがサーバ30の収納場所応答部310から送信されてくるまで待機する。この場合、収納場所応答部310から推定収納場所データ(図13(b))が送信されてきた段階(図13(a)のステップS52が行われた段階)で、ステップS62に移行する。
ステップS62に移行した場合、収納場所出力部206は、収納場所応答部310から送信されてきた推定収納場所データを受信する。次いで、ステップS64では、収納場所出力部206が、表示部24を制御して、推定収納場所の情報を表示部24に表示させる。これにより、ユーザは、物品を収納すべき位置を認識することが可能となる。
なお、ステップS62では、図13(b)の推定収納場所データそのものを表示してもよいし、推定収納場所データを文章形式等に変更して表示してもよい。この場合、推定収納場所をコードで表示することとしてもよいが、コードを具体的な場所の情報に変換して表示することとしてもよい。また、建物内を示す地図(見取り図)上において推定収納場所を表示することとしてもよい。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、位置情報登録部304が、物品が存在していた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と物品の情報とともに位置情報DB312に登録する。また、問い合わせ受信部306がユーザ端末20から問い合わせ物品の情報を受け付けた場合に、収納場所推定部308が、位置情報DB312に登録されている問い合わせ物品の位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の一定期間内おいて各位置に問い合わせ物品が存在していた時間を求め、存在時間が最も長い場所を問い合わせ物品の収納場所と推定する。そして、収納場所応答部310が、ユーザ端末20に対して推定結果を出力する。このように、本実施形態では、サーバ30は、直近の一定期間内に問い合わせ物品が最も長い時間存在していた位置を推定収納場所とし、当該推定収納場所をユーザ端末20に対して出力するので、ユーザは、収納場所が不明な物品を収納するのに適した位置の情報を得ることができる。この場合、ユーザは予め物品と収納場所とを関連付けたデータベースなどを作成するなどの手間や時間をかけなくても、物品を収納するのに適した場所の情報を得ることができる。なお、本実施形態は、収納場所に長い時間置かれていることが多い、あまり利用されない物品であるほど、収納場所の情報として適切な情報を得ることができると考えられる。
なお、上記実施形態では、推定収納場所として1箇所のみ出力する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図15に示すように、存在した時間の長さの積算値が長い順に、複数の場所を推定収納場所の候補として出力することとしてもよい。なお、図15の推定収納場所データでは、物品コード“INS0001”の物品の推定収納場所として、最も可能性が高いのが位置“LOC03004”であり、次いで位置“LOC02008”、位置“LOC03022”の順に可能性が高いことを示している。
なお、上記実施形態では、図2の部屋R1〜R3では、棚ごとに物品位置検出装置10を設ける場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、棚ごとに複数の物品位置検出装置10を設けるなどしてもよい。このようにすることで、物品の収納場所をより詳細に推定(特定)することができる。また、部屋R4においても、複数の物品位置検出装置10を設けることとしてもよい。
なお、上記実施形態では、物品DB112,212を物品位置検出装置10やユーザ端末20に設ける場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、サーバ30やネットワーク80上に設けられるその他のデータサーバなどに物品DB112,212を設けることとしてもよい。この場合、物品位置検出装置10やユーザ端末20は、必要に応じて、ネットワーク80経由で、物品DB112,212の情報を読み出すようにすればよい。
(変形例1)
以下、変形例1について説明する。上記実施形態においては、物品が存在していた時間が長い位置を推定収納場所として出力したが、本変形例1では、物品が存在していた回数が多い位置を推定収納場所として出力する。
具体的には、収納場所推定処理において、図16のフローチャートに沿った処理を実行する。図16の処理では、ステップS40〜S44までの処理を、上記実施形態(図13)と同様に実行する。そして、ステップS46’に移行すると、収納場所推定部308は、読み出したデータから、1行だけ、あるいは連続して複数行同じ位置が記録されている部分を抽出して、それらを1回の出現とする。例えば、図10の位置情報DB312の物品コード“INS0001”のデータベースでは、位置“LOC03002”が1行、位置“LOC03004”が連続して4行、位置“LOC03002”が連続して2行、位置“LOC02015”が1行、抽出されるが、収納場所推定部308は、行数によらず、抽出された部分をそれぞれ1回の出現とカウントする。
次いで、ステップS48’では、収納場所推定部308は、一定期間内のデータにおける位置ごとの出現回数をカウントする。なお、この出現回数は、一定期間内において各位置に物品が置かれた回数を意味する。
次いで、ステップS50’では、収納場所推定部308は、出現回数が最も多い位置を推定収納場所とする。例えば、図10に示されている範囲が一定期間であるならば、物品コード“INS0001”の物品の推定収納場所は、出現回数が2回の位置“LOC03002”となる(その他の位置は出現回数が1回であるため)。その後は、ステップS52を上記実施形態と同様に実行し、ステップS40に戻る。
以上のように、本変形例1によれば、上記実施形態と同様の効果を期待できる。なお、本変形例1では、収納場所に置かれている積算時間が短い、頻繁に使われる物品であるほど、収納場所の情報として適切な情報を得ることができると考えられる。
なお、上記変形例1では、推定収納場所として1箇所のみ出力する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図15と同様に、存在した回数が多い順に、複数の場所を推定収納場所の候補として出力することとしてもよい。
なお、上記実施形態及び変形例1を組み合わせることとしてもよい。例えば、全物品について、存在時間に基づいて推定される収納場所の候補と、存在回数に基づいて推定される収納場所の候補の両方を出力することとしてもよい。また、物品の使用頻度に応じて、存在時間に基づいて推定される収納場所の候補と、存在回数に基づいて推定される収納場所の候補のいずれかを出力することとしてもよい。例えば、使用頻度が低い物品であれば、存在時間に基づいて推定される収納場所の候補を出力し、使用頻度が高い物品であれば、存在回数に基づいて推定される収納場所の候補を出力することとしてもよい。なお、各物品の使用頻度は、ユーザが登録することとしてもよいし、位置情報DB312に蓄積されたデータに基づいてサーバ30が使用頻度を解析してもよい。
(変形例2)
以下、変形例2について説明する。なお、本変形例2では、直近の一定期間のうち、物品の非使用時間帯のデータのみを用いることとしている。
具体的には、サーバ30は、図17(a)に示す非使用時間帯DB314を有しており、収納場所推定部208は、当該非使用時間帯DB314を参照できるようになっている。ここで、図17(a)の非使用時間帯DB314には、物品コードと、当該物品コードの物品が使用されない時間帯(非使用時間帯)とが登録されているものとする。なお、各物品の非使用時間帯は、ユーザ等があらかじめ定めておくものとする。
図17(b)には、変形例2に係る収納場所推定処理のフローチャートが示されている。図17(b)の処理では、ステップS40、S42において上記実施形態と同様の処理を行った後、ステップS44’の処理を実行する。このステップS44’では、収納場所推定部308は、位置情報DB312から、問い合わせ物品コードに対応するデータのうち、問い合わせ時刻から一定時間遡った時刻以降で、かつ、物品の非使用時間帯に属するデータを読み出す。そして、以降の処理では、問い合わせ物品に関して予め定められている非使用時間帯に属するデータのみを処理対象とする。例えば、物品“INS0001”であれば、非使用時間帯が午後5時から午前9時までのデータが処理対象になる。
以上のように、使用時間帯が決められている物品(例えば、貴重品や機密情報が含まれる物品)については、非使用時間帯には収納場所(例えば、鍵のかかる場所)に置かれる可能性が高いので、本変形例2のように非使用時間帯のデータのみを処理対象とすることで、収納場所の推定結果の信頼度を向上することができる。
なお、本変形例2では、ステップS46〜S50を、上記変形例1のステップS46’〜S50’(図16参照)に変更することとしてもよい。また、ステップS50(又はS50’)では、推定収納場所として上述したように複数の収納場所を出力することとしてもよい(図15参照)。
なお、本変形例2では、非使用時間帯における物品の存在時間(回数)に重み係数を積算し、当該積算後の非使用時間帯における物品の存在時間(回数)と、使用時間帯における物品の存在時間(回数)との和に基づいて、収納場所を推定することとしてもよい。
(変形例3)
以下、変形例3について、説明する。変形例3は、物品位置検出装置10からサーバ30に対して、同じ場所に存在し続けている物品の位置情報を送らないようにすることで通信量を削減することを目的としている。
具体的には、本変形例3では、位置検出処理において、図18のフローチャートに沿った処理を実行し、位置情報データ登録処理において、図19のフローチャートに沿った処理を実行する。
また、本変形例3では、物品DB112’として、図20(a)のデータベースを用いるものとする。なお、図20(a)の物品DB112’は、図7の物品DB112と比較すると分かるように「検出/不検出」のフィールドが追加されている。「検出/不検出」のフィールドには、検出されたか否かの情報が動的に記録される。なお、初期状態ではすべての物品の「検出/不検出」のフィールドに「不検出」が記録されているものとする。
また、本変形例3では、位置情報送信部104から位置情報受信部302に対して送信される位置情報データとして、図20(b)に示すようなデータを用いるものとする。なお、図20(b)の位置情報データは、図8と比較すると分かるように、「発見/消失」のフィールドが追加されている。なお、それまで存在していなかった物品がその場所で検出された場合に、「発見/消失」のフィールドに「発見」が記録される。また、それまでその場所に存在していた物品が検出されなくなった場合に、「発見/消失」のフィールドに「消失」が記録される。
図18の位置検出処理では、物品位置検出部102は、上記実施形態と同様にしてステップS10〜S16の処理・判断を実行する。そして、ステップS18’に移行すると、位置情報送信部104は、存在した物品の中で、物品DB112’に「不検出」が記録されているものを、「発見」した物品の位置情報データとしてサーバ30(位置情報受信部302)に送信する。また、位置情報送信部104は、物品DB112’に「検出」が記録されているものの中で、今回検出されなかったものを、「消失」した物品として、サーバ30(位置情報受信部302)に送信する。なお、位置情報送信部104は、それ以外の物品のデータ(物品DB112’に「検出」が記録されているものを続けて検出した場合など)は位置情報受信部302に送信しないものとする。
そして、次のステップS19では、物品位置検出部102は、物品DB112’の「検出/不検出」のフィールドのうち、新たに発見された物品に対して「検出」を記録し、新たに消失した物品に対して「不検出」を記録する。その後は、ステップS10に戻る。
一方、図19の処理では、位置情報受信部302が、上記実施形態と同様にしてステップS20、S22を実行する。そして、次のステップS24’では、位置情報登録部304が、位置情報データを参照し、物品コードxが位置Lで「消失」しているものに対し、物品コードxの位置情報DB312の対応する時刻の行の位置情報欄に“−”を書き込む。例えば、図20(b)の位置情報データであれば、位置情報DB312の物品コード“INS0006”、“INS0010”に対応するデータベースの、時刻“2012/10/3 10:35:27”に対応する行に“−”が書き込まれる。
次いで、ステップS26では、位置情報登録部304は、位置情報データを参照し、物品コードxが位置Lで「発見」となっているものに対し、物品コードxの位置情報DB312の対応する時刻の行の位置情報欄に位置Lの情報を書き込む。例えば、図20(b)の位置情報データであれば、図10に示す位置情報DB312の物品コード“INS0001”に対応するデータベースの時刻“2012/10/3 10:35:27”に対応する“2012/10/3 10:35”の行に、位置情報“LOC02015”が書き込まれる。
次いで、ステップS28では、位置情報登録部304は、位置情報データに記されていない物品コードxについては、物品コードxの位置情報DB312の対応する時刻の行の位置情報欄に、直前の時刻の行の位置情報と同じ値を書き込む。例えば、位置情報DB312の、図20(b)の位置情報データには記されていない物品コードが“INS0002”や“INS0003”などに対応するデータベースの時刻“2012/10/3 10:35”の行の位置情報欄には、直前の位置情報欄の内容が書き込まれる。
以上のように、本変形例3では、位置情報送信部104は、「検出/不検出」のフィールドの内容が変わったデータのみを位置情報データとして送信するので、全ての位置情報データを送信する場合と比較して、データ通信量を低減することができる。
なお、上記実施形態及び各変形例では、物品を検出する場合に、物品に設けられたバーコードを検出することとしたが、これに限られるものではない。例えば、図21(a)に示すように、物品位置検出装置において、カメラ12に代えてタグリーダ12’を設け、物品に無線タグを設けることとしてもよい。この場合、部屋内に固定したタグリーダ12’と無線タグを用いて物品の位置を検出することで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、上記実施形態及び各変形例では、カメラ12を用いてバーコードを検出する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、カメラ12を用いて物品に設けられている名札(例えば物品コードそのものが記載されている)を検出したり、カメラ12で撮影される物品の外形や色などの外観上の特徴に基づいて、物品を検出することとしてもよい。なお、物品の検出方法については、上記方法以外の方法を用いてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例では、ユーザ端末20がカメラ22を有し、当該カメラ22を用いて物品に設けられたバーコードを読み取ることで、問い合わせ物品を検出する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、カメラ22を用いる場合でも、物品に設けられた名札(例えば物品コードそのものが記載されている)を検出したり、外形や色などの外観上の特徴に基づいて、問い合わせ物品を検出するようにしてもよい。また、図21(b)に示すように、ユーザ端末にタグリーダ22’を設け、物品に設けられた無線タグとの通信結果に基づいて、問い合わせ物品を検出するようにしてもよい。また、図21(c)に示すように、ユーザ端末20にカメラやタグリーダを設けず、入力部26を介してユーザから入力される物品名や物品コードに基づいて、問い合わせ物品を検出するようにしてもよい。更には、ユーザ端末にマイク22”を設け、ユーザの音声により入力される物品名や物品コードに基づいて、問い合わせ物品を検出するようにしてもよい。また、上記とは異なる方法で、問い合わせ物品を検出するようにしてもよい。なお、カメラやタグリーダ、入力部、マイクなどの中から複数選択してユーザ端末に設けることとしてもよい。この場合、ユーザは好み等に応じて、問い合わせ物品の検出方法を選択することが可能となる。
なお、図1のシステム構成は一例である。例えば、物品位置検出装置10やユーザ端末20の一つがサーバ30の機能を兼ね備えていてもよい。また、推定収納場所の情報の応答先は必ずしもユーザ端末でなくてもよく、例えば、システムがユーザの存在位置を何らかの手段(GPSなど)で認識できていれば、ユーザの存在位置近傍にある機器に表示するようにしてもよい。また、推定収納場所の情報は、表示部に表示する場合に限らず、これに代えて又はこれとともに、スピーカから音声出力することとしてもよい。また、図1のシステム構成では、物品位置検出装置10やユーザ端末20内に物品DB112、212を設けているが、これに代えて、物品DBをサーバ30等に設けることとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態及び各変形例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態及び各変形例の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積する蓄積部と、
特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積部に蓄積されている前記特定の物品の位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した結果に基づいて、前記特定の物品の配置位置の候補を推定する推定部と、
前記推定部の推定結果を出力する出力部と、を備える物品の配置位置管理装置。
(付記2) 前記推定部は、前記特定の物品を使わない非使用時間帯において各位置に前記特定の物品が存在していた時間及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出することを特徴とする付記1に記載の物品の配置位置管理装置。
(付記3) 前記推定部は、前記特定の物品の配置位置の候補を複数推定することを特徴とする付記1又は2に記載の物品の配置位置管理装置。
(付記4) 物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積し、
特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積された位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出し、
前記抽出した結果に基づいて、前記特定の物品の配置位置の候補を推定し、
前記推定した結果を出力する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする物品の配置位置管理プログラム。
(付記5) 前記推定する処理では、前記特定の物品を使わない非使用時間帯において各位置に前記特定の物品が存在していた時間及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出することを特徴とする付記4に記載の物品の配置位置管理プログラム。
(付記6) 前記推定する処理では、前記特定の物品の配置位置の候補を複数推定することを特徴とする付記4又は5に記載の物品の配置位置管理プログラム。
(付記7) 物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積する工程と、
特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積された位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出する工程と、
前記抽出した結果に基づいて、前記特定の物品の配置位置の候補を推定する工程と、
前記推定した結果を出力する工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする物品の配置位置管理方法。
(付記8) 前記推定する工程では、前記特定の物品を使わない非使用時間帯において各位置に前記特定の物品が存在していた時間及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出することを特徴とする付記7に記載の物品の配置位置管理方法。
(付記9) 前記推定する工程では、前記特定の物品の配置位置の候補を複数推定することを特徴とする付記7又は8に記載の物品の配置位置管理方法。
30 サーバ(物品の配置位置管理装置)
308 収納場所推定部(抽出部、推定部)
310 収納場所応答部(出力部)
312 位置情報DB(蓄積部)

Claims (7)

  1. 物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積する蓄積部と、
    特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積部に蓄積されている前記特定の物品の位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した時間の長さ及び存在していた回数の多さの少なくとも一方に基づいて、前記特定の物品を収納すべき位置の候補を推定する推定部と、
    前記推定部の推定結果を出力する出力部と、を備える物品の配置位置管理装置。
  2. 前記抽出部は、前記特定の物品を使わない非使用時間帯において各位置に前記特定の物品が存在していた時間及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出することを特徴とする請求項1に記載の物品の配置位置管理装置。
  3. 前記推定部は、前記特定の物品の配置位置の候補を複数推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の物品の配置位置管理装置。
  4. 前記抽出部は、前記特定の物品の使用頻度に応じて、前記直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、又は存在していた回数を抽出することを特徴とする請求項1に記載の物品の配置位置管理装置。
  5. 前記抽出部は、前記特定の物品を使わない非使用時間帯において各位置に存在していた回数を抽出するとともに、前記非使用時間帯以外において各位置に存在していた回数を抽出し、
    前記推定部は、前記非使用時間帯において各位置に存在していた回数に重み係数を積算した回数と、前記非使用時間帯以外において各位置に存在していた回数との和に基づいて、前記候補を推定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品の配置位置管理装置。
  6. 物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積し、
    特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積された位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出し、
    前記抽出した時間の長さ及び存在していた回数の多さの少なくとも一方に基づいて、前記特定の物品を収納すべき位置の候補を推定し、
    前記推定した結果を出力する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする物品の配置位置管理プログラム。
  7. 物品が配置されていた位置の情報を当該位置の情報が取得された時刻の情報と前記物品の情報とともに蓄積する工程と、
    特定の物品の情報を受け付けた場合に、前記蓄積された位置の情報及び時刻の情報に基づいて、直近の所定期間内おいて各位置に前記特定の物品が存在していた時間、及び存在していた回数の少なくとも一方を抽出する工程と、
    前記抽出した時間の長さ及び存在していた回数の多さの少なくとも一方に基づいて、前記特定の物品を収納すべき位置の候補を推定する工程と、
    前記推定した結果を出力する工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする物品の配置位置管理方法。
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