以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本実施形態に係る情報処理方法
2.本実施形態に係るサービス提供方法
3.本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例
4.本実施形態に係る情報処理装置
5.本実施形態に係るサービス提供装置
6.本実施形態に係るプログラム
(本実施形態に係る情報処理方法)
まず、外部の機器が有する機能によって機能を拡張することが可能な、本実施形態に係る情報処理方法について説明する。以下では、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を、本実施形態に係る情報処理装置が行う場合を例に挙げて、本実施形態に係る情報処理方法について説明する。
[1]本実施形態に係る情報処理方法に係る処理の概要
上述したように、上記既存の技術を用いたとしても、例えば“装置の外部の機器の機能が、あたかも当該装置の機能であるように、当該装置が有する機能を拡張すること”を実現することはできない。
そこで、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、下記に示す(1)取得制御処理、および(2)機能制御処理を行うことによって、外部の機器が有する機能によって機能を拡張する。
(1)取得制御処理
本実施形態に係る情報処理装置は、機能の拡張に関する情報を、外部オブジェクトから取得させる。
ここで、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報には、例えば、属性情報と、接続情報と、空間情報とが含まれる。本実施形態に係る機能の拡張に関する情報は、例えば、各情報が結合された1データであってもよいし、各情報がそれぞれ個別のデータであるデータ群であってもよい。
本実施形態に係る属性情報とは、機器が有する機能を示す情報(データ)である。本実施形態に係る属性情報としては、例えば、機器の名称(例えば、機器のカテゴリ名や、製品名など)を示すデータや、機器の機能の種別を示すデータ、機器において利用可能なアプリケーションを示すデータなど、機器が有する機能を示すことが可能な、1または2以上の任意のデータが挙げられる。
また、本実施形態に係る接続情報とは、機器との間において有線または無線による通信を行うための、接続に関する情報(データ)である。ここで、本実施形態に係る機器との接続とは、例えば、機器との間において通信を行うことが可能な状態であること、または、機器との間において通信を行うことが可能な状態とすることをいう。
本実施形態に係る接続情報としては、例えば、機器との接続に用いられるアドレスを示すデータや、接続に用いられるIDおよびパスワードなど、機器との接続に必要な1または2以上のデータが挙げられる。また、本実施形態に係る接続情報には、機器との接続に用いられるプロトコルを示すデータや、機器との接続に用いられるプロファイルを示すデータが含まれていてもよい。
本実施形態に係る空間情報とは、機能の拡張が行われる空間に関する情報(データ)である。本実施形態に係る空間情報としては、例えば、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータが挙げられる。外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータとしては、例えば、GPS(Global Positioning System)データのような、外部オブジェクトが設置されている位置を直接的に示す位置情報や、外部オブジェクトのIDなど、外部オブジェクトが設置されている位置を間接的に示すデータが挙げられる。
なお、本実施形態に係る空間情報は、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータに限られない。例えば、本実施形態に係る空間情報には、実行されるサービスを示すデータや、機能の拡張が行われる空間の状況を示すデータなど、機能の拡張が行われる空間に関係する任意のデータが含まれていてもよい。機能の拡張が行われる空間の状況を示すデータとしては、例えば、機能の拡張が行われる空間において当該機能が用いられる用途を示すデータなどが挙げられる。
図1は、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報の一例を示す説明図である。ここで、図1に示すAは、本実施形態に係る空間情報の一例を示している。また、図1に示すBは、本実施形態に係る属性情報の一例を示している。また、図1に示すCは、本実施形態に係る接続情報の一例を示している。
本実施形態に係る空間情報としては、例えば図1のAに示すように、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータ(図1に示す“空間・機器の定義”、“呼称”、“GPS Pisition”、“内部ID”)が挙げられる。また、本実施形態に係る空間情報には、図1のAに示すように、実行されるサービスを示すデータ(図1に示す“コールするサービス”)が含まれていてもよい。
なお、図1のAでは、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータに、外部オブジェクトが設置されている位置を直接的に示す位置情報(図1に示す“GPS Pisition”)が含まれている例を示しているが、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータは、位置を直接的に示すデータを含んでいなくてもよい。また、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータには、上述したように、外部オブジェクトのIDなど、外部オブジェクトが設置されている位置を間接的に示すデータが含まれていてもよい。また、本実施形態に係る空間情報の例が、図1のAに示す例に限られないことは、言うまでもない。
本実施形態に係る属性情報としては、例えば図1のBに示すように、機器の名称を示すデータ(図1に示す“機器の名称”)と、機器の機能の種別を示すデータ(図1に示す“機器の機能タイプ”)とが挙げられる。
なお、本実施形態に係る属性情報の例は、図1のBに示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る属性情報は、機器において利用可能なアプリケーションを示すデータであってもよい。また、本実施形態に係る属性情報には、例えば、機器において利用可能なアプリケーションを示すデータを含んでいてもよい。
本実施形態に係る接続情報としては、例えば図1のCに示すように、機器との接続に用いられるアドレスを示すデータ(図1に示す“機器の接続に必要な情報”)と、機器との接続に用いられるプロトコルを示すデータと、機器との接続に用いられるプロファイルを示すデータとが挙げられる。
なお、本実施形態に係る接続情報の例は、図1のCに示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る接続情報には、SSID(Service Set Identifier)などのIDや、認証キーが含まれていてもよい。
例えば図1に示すように、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報としては、空間情報が示す内容と、属性情報が示す内容と、接続情報が示す内容とが共に規定されたテーブル(またはデータベース)が挙げられる。また、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報は、上述したように、空間情報と属性情報と接続情報とが別体のデータである、データ群であってもよい。本実施形態に係る機能の拡張に関する情報がデータ群である場合、本実施形態に係る空間情報としては、例えば、空間情報が示す内容が規定されたテーブル(またはデータベース)が挙げられる。また、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報がデータ群である場合、本実施形態に係る属性情報としては、例えば、属性情報が示す内容が規定されたテーブル(またはデータベース)が挙げられる。また、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報がデータ群である場合、本実施形態に係る接続情報としては、例えば、接続情報が示す内容とが規定されたテーブル(またはデータベース)が挙げられる。なお、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報は、テーブル(またはデータベース)に限られず、例えば任意の形式のデータであってもよい。
また、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報には、例えば、図1において“Function N(Nは、1以上の整数)”により示されているように、複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とが含まれうる。なお、図1では、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に、複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とが含まれている例を示しているが、1つの機器に対応する属性情報および接続情報のみが、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に含まれていてもよいことは、言うまでもない。
例えば図1に示すように、複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とが本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とに基づいて、後述する(2)の処理(機能制御処理)を行う。複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とに基づく処理一例については、後述する。
なお、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報は、空間情報、属性情報、および接続情報に限られない。例えば、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報には、解除情報がさらに含まれていてもよい。
本実施形態に係る解除情報とは、拡張された機能を解除するための情報(データ)である。本実施形態に係る解除情報としては、例えば、拡張された機能を解除することを示すフラグデータなど、拡張された機能の解除を行うトリガとなりうる任意の形式のデータが挙げれる。
本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に解除情報が含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、後述する(2)の処理(機能制御処理)において、拡張された機能を解除する処理を行う。本実施形態に係る解除情報に基づく、拡張された機能を解除する処理の一例については、後述する。
より具体的に(1)の処理(取得制御処理)について説明すると、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報の取得に係る取得デバイスを制御することによって、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を、外部オブジェクトから取得させる。
ここで、本実施形態に係る取得デバイスとしては、例えば、外部オブジェクトと通信を行うことが可能な通信デバイス(外部オブジェクトとの通信により本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を取得する場合)や、外部オブジェクトを撮像する撮像デバイス(外部オブジェクトを撮像した画像から実施形態に係る機能の拡張に関する情報を取得する場合)などが挙げられる。本実施形態に係る取得デバイスは、例えば、本実施形態に係る情報処理装置が備えていてもよいし、本実施形態に係る情報処理装置と接続されている外部のデバイスであってもよい。以下では、本実施形態に係る情報処理装置が、本実施形態に係る取得デバイスを備えている場合を主に例に挙げる。
また、本実施形態に係る外部オブジェクトとしては、例えば、RFタグ(応答器)や、ICカード(応答器)、リーダ/ライタ(質問器)のような、本実施形態に係る情報処理装置との間で、NFC(Near Field Communication)による通信技術やRFID(Radio Frequency IDentification)技術などの無線通信技術を用いた無線通信を行うことが可能なデバイスが挙げられる。
本実施形態に係る外部オブジェクトが、例えば、RF(Radio Frequency)タグやIC(Integrated Circuit)カードである場合、本実施形態に係る取得デバイスは、質問器の役目を果たす。上記の場合、本実施形態に係る取得デバイスは、例えば、搬送波を主体的に送信して、通信可能範囲内に存在する本実施形態に係る外部オブジェクトと通信を行い、当該外部オブジェクトから送信される本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を受信する。本実施形態に係る取得デバイスにおける外部オブジェクトとの通信は、本実施形態に係る情報処理装置により制御される。
また、本実施形態に係る外部オブジェクトが、例えば、リーダ/ライタである場合、本実施形態に係る取得デバイスは、応答器の役目を果たす。上記の場合、本実施形態に係る取得デバイスは、例えば、通信可能範囲内に存在する本実施形態に係る外部オブジェクトから送信される搬送波から電力を得て駆動して、外部オブジェクトと通信を行い、外部オブジェクトから送信される本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を受信する。本実施形態に係る取得デバイスにおける外部オブジェクトとの通信は、本実施形態に係る情報処理装置により制御される。
なお、本実施形態に係る外部オブジェクトは、本実施形態に係る情報処理装置との間で、NFCによる通信技術やRFID技術などの無線通信技術を用いた無線通信を行うことが可能なデバイスに限られない。
例えば、本実施形態に係る外部オブジェクトとしては、音声周波数帯域の信号(例えば、300[Hz]〜3400[Hz]など、人による可聴周波数帯域の信号)による通信や、可視光や赤外線などの光により通信を行う光通信、IEEE802.15.1規格に係る通信、IEEE802.11規格に係る通信など、任意の通信方式によって、本実施形態に係る情報処理装置との間で通信を行うことが可能な通信デバイスが挙げられる。また、本実施形態に係る外部オブジェクトが上記のような通信デバイスである場合、本実施形態に係る取得デバイスとしては、例えば、本実施形態に係る外部オブジェクトが有する通信機能に対応する通信機能を有する通信デバイスが挙げられる。本実施形態に係る取得デバイスにおける外部オブジェクトとの通信は、本実施形態に係る情報処理装置により制御される。
また、本実施形態に係る外部オブジェクトは、マトリックス型二次元コードなどの二次元コードや、三次元コードであってもよい。本実施形態に係る外部オブジェクトが、二次元コードや三次元コードである場合、本実施形態に係る取得デバイスとしては、例えば、本実施形態に係る外部オブジェクトを撮像した画像を生成することが可能な撮像デバイスが挙げられる。本実施形態に係る取得デバイスにおける外部オブジェクトの撮像は、本実施形態に係る情報処理装置により制御される。また、本実施形態に係る情報処理装置は、撮像された画像に含まれる二次元コードなどのコードを解析することによって、当該コードから本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を得る。
以下では、本実施形態に係る外部オブジェクトが、本実施形態に係る情報処理装置との間で、NFCによる通信技術やRFID技術などの無線通信技術を用いた無線通信を行うことが可能な通信デバイスである場合を例に挙げる。
(2)機能制御処理
本実施形態に係る情報処理装置は、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された機能の拡張に関する情報に基づいて、自装置(本実施形態に係る情報処理装置。以下、同様とする。)が有する機能を拡張する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された機能の拡張に関する情報に基づいて、拡張された機能に対応する機器を接続させて、拡張した機能を有効化する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、通信部(後述する)や、通信部(後述する)と同様の機能を有する外部通信デバイスなどの通信デバイスを制御して、当該通信デバイスに拡張された機能に対応する機器との間で通信を行わせることによって、拡張された機能に対応する機器を接続させる。
図2は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理により実現される機能の拡張の一例を示す説明図である。図2では、本実施形態に係る情報処理装置を符号100で表しており、本実施形態に係る情報処理装置がスマートフォンである例を示している。本実施形態に係る外部オブジェクトを符号200で表しており、本実施形態に係る外部オブジェクトがRFタグである例を示している。また、図2では、機器(外部の機器)を符号300A、300B、300C、300D、…(以下、複数の機器を総称して、または、ある1つの機器を、「機器300」と示す場合がある。)で表しており、機器が、表示装置(図2に示す300A)、スピーカ(図2に示す300B)、キーボード(図2に示す300C)、マウス(図2に示す300D)である例を示している。
また、図2では、本実施形態に係る情報処理装置との間の通信を介して、所定のサービス(後述する)を提供する本実施形態に係るサービス提供装置を、符号400で表している。図2では、本実施形に係るサービス提供装置がサーバである例を示している。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、本実施形に係るサービス提供装置と、無線または有線で通信を行う。本実施形態に係るネットワークとしては、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの有線ネットワークや、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)や基地局を介した無線WAN(WWAN:Wireless Wide Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネットなどが挙げられる。
なお、本実施形態に係る情報処理装置、本実施形態に係る外部オブジェクト、本実施形態に係る機器、および本実施形態に係るサービス提供装置が、図2に示す例に限られないことは、言うまでもない。また、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、複数のサーバなど、複数の装置で構成されるサービス提供システムであってもよい。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記(1)の処理(取得制御処理)を行うことにより、外部オブジェクトから機能の拡張に関する情報を取得する(図2のA)。また、本実施形態に係る情報処理装置は、(2)の処理(機能制御処理)を行うことにより、機能を拡張し、拡張された機能に対応する機器を接続させる(図2のB)。ここで、図2では、本実施形態に係る情報処理装置が機器と接続されている状態を、実線で表し、本実施形態に係る情報処理装置が機器と接続されていない状態を、破線で示している。
例えば図2のBに示すように、拡張された機能に対応する機器を接続させることによって、本実施形態に係る情報処理装置は、接続されている機器の機能を、通信を介して自装置が有している機能として利用することが可能となる。よって、本実施形態に係る情報処理装置は、(2)の処理(機能制御処理)において拡張された機能に対応する機器を接続させることによって、拡張した機能を有効化することができる。
また、例えば図2のBに示すように、本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係るサービス提供装置と通信を行い、サービス提供装置において提供される所定のサービスを享受することが可能である。
ここで、本実施形態に係るサービス提供装置が提供する所定のサービスとしては、例えば、ビジネスに関するサービス(例えば、会議室の予約などの会議の管理に関するサービスや、いわゆるサテライトオフィスに関するサービスなど)や、エンターテイメントに関するサービス(例えば、音楽や画像などを示すコンテンツデータを提供するサービスなど)、クーポンデータを提供するサービス、ゲームやアプリケーションなどのソフトウェアを提供するサービス、コミュニケーションを支援するサービス(例えば、複数の情報処理装置に対する通信に係るアプリケーションを提供するサービスや、複数の情報処理装置間の通信を制御するサービスなど)など、様々なサービスが挙げられる。
以下では、本実施形態に係るサービス提供装置が提供する所定のサービスが、会議の管理に関するサービスである場合と、サテライトオフィスに関するサービスである場合とを主に例に挙げる。
ここで、本実施形態に係る会議の管理に関するサービスとしては、例えば下記に示すような会議に関する様々なサービスが挙げられる。なお、本実施形態に係る会議の管理に関するサービスが、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
・会議の資源確保(例えば、会議室における参加に連動した会議室予約、および会議室リリース)
・会議の支援(例えば、電子ホワイトボード共有や、資料の共有)
・会議の仮想空間(例えば、会議室へのログインによる自動的な会議コミュニティの作成、および会議コミュニティのリリース)
・会議の結果の活用支援(例えば、会議コミュニティの横断的な情報の検索や、確認すべき事項についてのリコメンドなど、クロスオーバー(会議コミュニティ横串)なBI(Business Intelligence)機能の提供)
また、本実施形態に係るサテライトオフィスに関するサービスとしては、例えば下記に示すような様々なサービスが挙げられる。なお、本実施形態に係るサテライトオフィスに関するサービスが、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
・情報処理装置100のユーザに対応する作業環境を提供するサービス(例えば、ユーザに対応する機器の設定をすることによる、サテライトオフィスに配置されている機器のパーソナライズや、ユーザの個人作業空間(個人キャビネットや、個人デスクトップ、個人回線など)の提供)
・空間情報が示す空間に関連するコンテンツやデータを提供するサービス
本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を行うことによって、1または2以上の本実施形態に係る情報処理装置に対して、所定のサービスを提供する。
本実施形態に係るサービス提供装置における本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理については後述するが、一例を挙げると、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、サービス提供装置が備えるMPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサにおいて、所定のサービスに関する処理を実行することによって、所定のサービスを提供する。なお、本実施形態に係るサービス提供装置が、複数のサーバなど、複数の装置で構成されるサービス提供システムである場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、各装置が備えるMPUなどのプロセッサが連携して所定のサービスに関する処理を実行することによって、所定のサービスを提供する。
以下、本実施形態に係る機能制御処理の一例について、より具体的に説明する。
(2−1)機能制御処理の第1の例
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された機能の拡張に関する情報に含まれる属性情報に基づいて、自装置が有する機能を拡張する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、属性情報が示す機能を自装置が有する機能とすることによって、自装置が有する機能を拡張する。
ここで、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された属性情報に基づいて、本実施形態に係る機能情報を、属性情報が示す機能が含まれるように更新することによって、自装置が有する機能を拡張する。
本実施形態に係る機能情報を更新することによって、自装置が有する機能が拡張される場合、本実施形態に係る機能情報に、取得された属性情報が示す機能が含まれるときに、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能が拡張される。また、拡張された機能を解除する場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、本実施形態に係る機能情報を、取得された属性情報が示す機能が含まれないように更新することによって、拡張された機能を解除する。
図3、図4は、本実施形態に係る機能情報の一例を示す説明図である。図3は、タグにより機能が規定される機能情報の一例を示している。図3に示すAは、ある1つの機器(本実施形態に係る情報処理装置、または、外部の機器)に対応する機能が、本実施形態に係る機能情報に規定される形式の一例を示している。また、図4は、テーブル形式(またはデータベース形式)により機能が規定される機能情報の一例を示している。
本実施形態に係る機能情報においてタグにより機能が規定される場合、機能情報では、例えば図3に示す“Capability”タグによって機能が規定される。また、本実施形態に係る機能情報では、例えば図3のAに示すような形式によって、機能が複数規定されることによって、複数の機器の機能を規定することが可能である。
また、本実施形態に係る機能情報においてタグにより機能が規定される場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された属性情報を、例えば図3のAに示すような形式で機能情報に追加すること(機能情報の更新の一例)によって、自装置が有する機能を追加する。ここで、例えば、図1のBに示す“機器の名称”に対応するデータが、図3のAに示す“Device−type”に対応し、また、図1のBに示す“機器の機能タイプ”に対応するデータが、図3のAに示す“Capability”に対応する。
本実施形態に係る機能情報においてテーブル形式(またはデータベース形式)により機能が規定される場合、機能情報では、例えば図4に示す“利用可能機能”に機能が登録されることによって、機能が規定される。
また、本実施形態に係る機能情報においてテーブル形式(またはデータベース形式)により機能が規定される場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された属性情報に基づいて、図4に示すようなテーブル(またはデータベース)を更新することによって、自装置が有する機能を追加する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された属性情報の内容を、図4に示す“装置種別”と“利用可能機能”に追加することによって、自装置が有する機能を追加する。ここで、例えば、図1のBに示す“機器の名称”に対応するデータが、図4に示す“装置種別”に対応し、また、図1のBに示す“機器の機能タイプ”に対応するデータが、図4に示す“利用可能機能”に対応する。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された属性情報に基づいて、例えば図3や図4に示すような機能情報を、属性情報が示す機能が含まれるように更新することによって、自装置が有する機能を拡張する。なお、本実施形態に係る機能情報は、図3や図4に示す例に限られない。例えば、本実施形態に係る機能情報では、本実施形態に係る情報処理装置が本来有している機能(機能が拡張される前から有している機能)と、追加された機能(拡張された機能)とが明示的に分けられていてもよい。
なお、本実施形態に係る情報処理装置における機能の拡張に係る処理は、上記に限られない。
例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係る機能情報と取得された属性情報とを対応付けることによって、自装置が有する機能を拡張してもよい。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、リレーショナルデータベースを用いて機能情報と属性情報とを関連付けることなど、機能情報と属性情報とを関連付けることが可能な任意の方法を用いて、本実施形態に係る機能情報と取得された属性情報とを対応付けることが可能である。
本実施形態に係る機能情報と取得された属性情報とが対応付けられることによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能が拡張される場合、機能情報と属性情報とが対応付けられている場合に、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能が拡張される。また、拡張された機能を解除する場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、リレーショナルデータベースなどを更新して、機能情報と属性情報との対応付けを解除することによって、拡張された機能を解除する。
例えば上記のように、自装置が有する機能を拡張すると、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された機能の拡張に関する情報に含まれる接続情報に基づいて、拡張された機能に対応する機器を接続させて、拡張した機能を有効化する。
ここで、拡張された機能に対応する機器を接続させることによって、本実施形態に係る情報処理装置は、接続されている機器の機能を、通信を介して自装置が有している機能として利用することが可能となる。よって、本実施形態に係る情報処理装置は、(2)の処理(機能制御処理)において拡張された機能に対応する機器を接続させることによって、拡張した機能を有効化することができる。
(2−2)機能制御処理の第2の例
上述したように、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得される本実施形態に係る機能の拡張に関する情報には、複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とが含まれうる。上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に、複数の機器それぞれに対応する属性情報と接続情報とが含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された複数の属性情報に基づいて、自装置が有する機能を拡張する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された複数の接続情報に基づいて、拡張された機能に対応する機器それぞれを接続させて、拡張した機能を有効化する。
第2の例の係る機能制御処理が行われる場合、本実施形態に係る情報処理装置は、複数の機器の機能を一括して自装置の機能とすることにより、自装置が有する機能を拡張して、拡張した機能を有効化することができる。
(2−2−1)第2の例に係る機能制御処理における、機能の拡張に係る処理の一例
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された複数の属性情報それぞれに対して、上記第1の例に係る機能制御処理と同様の処理を行うことによって、自装置が有する機能を拡張する。例えば、取得された複数の属性情報それぞれに対して、上記第1の例に係る機能制御処理と同様の処理が行われる場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された複数の属性情報それぞれに対応する機器の機能を有することとなる。つまり、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された複数の属性情報それぞれが示す機能を、自装置が有する機能とすることにより、自装置が有する機能を拡張する。
(2−2−2)第2の例に係る機能制御処理における、機能の拡張に係る処理の他の例
例えば、取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能があることがありうる。取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能がある場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、重複している機能に対応する機器の中から、機能の拡張に利用する機器を決定して、決定された機器の機能を、自装置が有する機能として選択的に拡張する。
より具体的には、取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能がある場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、重複している機能それぞれに対して優先度を設定する。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された複数の属性情報に対応する機器に基づいて、外部の機器が用いられるシチュエーションを推定し、推定結果に応じて優先度を設定する。
図5は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理の一例を説明するための説明図である。図5に示すA、Bは、取得された属性情報に対して、本実施形態に係る情報処理装置が優先度を設定した場合の一例をそれぞれ示している。ここで、図5に示す“利用可能機器”と“機能”とが、本実施形態に係る属性情報に該当する。
ここで、図5では、本実施形態に係る情報処理装置が、属性情報が示す各機能に対して設定した優先度を属性情報に記録することにより、属性情報が示す各機能と設定した優先度とを直接的に対応付けている例を示している。なお、本実施形態に係る情報処理装置における優先度と属性情報が示す各機能とを対応付ける方法は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、属性情報が示す各機能と設定した優先度とを対応付けることが可能な任意の方法を用いて、優先度と属性情報が示す各機能とを対応付けることが可能である。
また、図5では、優先度を、“高”、“低”の2段階で表しているが、本実施形態に係る優先度が、3段階以上で表されていてもよいことは、言うまでもない。
(A)第2の例に係る機能制御処理における、優先度の設定例1
図5のAに示す属性情報が取得された場合には、“投影”機能、“音声”機能、および“入力”機能が重複している。本実施形態に係る情報処理装置は、属性情報に含まれるゲームコントローラから、ゲームを利用するシチュエーションであると推定する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、シチュエーションの推定結果に基づいて、“投影”機能に対応する機器の中から、より大きな画面を有すると考えられるディスプレイの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、シチュエーションの推定結果に基づいて、“音声”機能に対応する機器の中から、より高音質の音声を出力することが可能であると考えられるディスプレイの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、シチュエーションの推定結果に基づいて、“入力”機能に対応する機器の中から、よりゲームの操作に適したゲームコントローラの優先度を高くする。
(B)第2の例に係る機能制御処理における、優先度の設定例2
図5のBに示す属性情報が取得された場合には、“投影”機能、“音声”機能、および“入力”機能が重複している。本実施形態に係る情報処理装置は、属性情報に含まれるプロジェクタおよびプレーヤーから、ユーザが画像と音声との視聴を行う。シチュエーションであると推定する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、シチュエーションの推定結果に基づいて、“投影”機能に対応する機器の中から、より大きな画面で画像を表示することができると考えられるプロジェクタの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、シチュエーションの推定結果に基づいて、“音声”機能に対応する機器の中から、より高音質の音声を出力することが可能であると考えられる5.1chスピーカーの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、シチュエーションの推定結果に基づいて、“入力”機能に対応する機器の中から、より画像などの再生に係る操作に適したプレーヤーの優先度を高くする。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば上記(A)、(B)に示す例のように、外部の機器が用いられるシチュエーションを推定することによって、優先度を設定する。
なお、本実施形態に係る情報処理装置における優先度の設定に係る処理は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、ユーザ操作に基づき設定されている、外部の機器が用いられるシチュエーションに基づいて、優先度を設定してもよい。
重複している機能それぞれに対して優先度が設定されると、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、設定された優先度に基づいて、重複している機能の拡張に用いる属性情報を決定する。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、重複している機能ごとに、優先度が最も高い1または2以上の機器を選択し、選択された機器に対応する属性情報を、重複している機能の拡張に用いる属性情報とする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、重複している機能ごとに、優先度が高い順に、設定されている数の機器を選択し、選択された機器に対応する属性情報を、重複している機能の拡張に用いる属性情報とすることも可能である。上記設定されている数は、例えば、予め設定されている固定値であってもよいし、ユーザ操作などに基づき適宜設定することが可能な可変値であってもよい。
重複している機能の拡張に用いる属性情報が決定されると、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、決定された属性情報が示す機能、および機器間で機能が重複していない機能を、自装置が有する機能とすることにより、自装置が有する機能を拡張する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、決定された属性情報と、機器間で機能が重複していない機能に対応する属性情報に基づいて、上記第1の例に係る機能制御処理と同様の処理によって、自装置が有する機能を拡張する。
(2−3)機能制御処理の第3の例
上述したように、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得される本実施形態に係る機能の拡張に関する情報には、空間情報が含まれる。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された空間情報と属性情報とに基づいて、拡張する機能に対応する機器を決定する。また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば上記第1の例に係る機能制御処理と同様に、決定された機器に対応する属性情報に基づいて、自装置が有する機能を拡張する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記第1の例に係る機能制御処理や上記第2の例に係る機能制御処理と同様の処理によって、決定された機器に対応する属性情報が示す機能を、自装置が有する機能とすることにより、自装置が有する機能を拡張する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された複数の接続情報に基づいて、拡張された機能に対応する機器それぞれを接続させて、拡張した機能を有効化する。
(2−3−1)第3の例に係る機能制御処理における、機能の拡張に係る処理の一例
取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能がない場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば上記(2−2−1)に示す機能の拡張に係る処理の一例と同様に、自装置が有する機能を拡張する。つまり、取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能がない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された属性情報それぞれに対応する機器の機能を有することとなる。
(2−3−2)第3の例に係る機能制御処理における、機能の拡張に係る処理の他の例
取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能がある場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された空間情報と属性情報とに基づいて、重複している機能に対応する機器の中から、機能の拡張に利用する機器を決定する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、決定された機器の機能を、自装置が有する機能として選択的に拡張する。
より具体的には、本実施形態に係る情報処理装置は、取得された複数の属性情報それぞれが示す機能の中に、機器間で重複している機能がある場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、空間情報および属性情報に基づいて、重複している機能それぞれに対して優先度を設定する。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、空間情報に基づいて外部の機器が用いられるシチュエーションを決定し、決定されたシチュエーションに応じて優先度を設定する。
図6は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理の一例を説明するための説明図である。図6に示すAは、空間情報を含む本実施形態に係る機能の拡張に関する情報が取得される外部オブジェクトの一例を示している。
図6のAでは、機能の拡張が行われる空間の状況が“ビジネス”である外部オブジェクト(図6のAに示す“ビジネス用”のRFタグ)と、機能の拡張が行われる空間の状況が“エンターテイメント”である外部オブジェクト(図6のAに示す“エンターテイメント用”のRFタグ)とを示している。
また、図6に示すB、Cは、取得された属性情報に対して、本実施形態に係る情報処理装置が優先度を設定した場合の一例をそれぞれ示している。ここで、図6のB、Cに示す“シチュエーション”は、機能の拡張が行われる空間の状況を示すデータの一例であり
、本実施形態に係る空間情報の一例に該当する。また、図6のB、Cに示す“接続機器”と“機能”とが、本実施形態に係る属性情報に該当する。なお、図6のB、Cでは示していないが、本実施形態に係る空間情報には、例えば、図1のAに示すような、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータが含まれる。
ここで、図6のB、Cでは、図5と同様に、本実施形態に係る情報処理装置が、属性情報が示す各機能に対して設定した優先度を属性情報に記録することにより、属性情報が示す各機能と設定した優先度とを直接的に対応付けている例を示している。なお、本実施形態に係る情報処理装置における優先度と属性情報が示す各機能とを対応付ける方法が、上記に限られないことは、言うまでもない。また、図6のB、Cでは、図5と同様に、優先度を、“高”、“低”の2段階で表しているが、本実施形態に係る優先度は、3段階以上で表されていてもよい。
(a)第3の例に係る機能制御処理における、優先度の設定例1
図6のBに示す空間情報と属性情報とが取得された場合には、“投影”機能、“音声”機能、および“入力”機能が重複している。本実施形態に係る情報処理装置は、空間情報に基づいて、ビジネスに関する作業が行われるシチュエーションであると決定する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、決定されたシチュエーションに基づいて、“投影”機能に対応する機器の中から、より大きな画面を有すると考えられるディスプレイの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、決定されたシチュエーションに基づいて、“音声”機能に対応する機器の中から、より高音質の音声を出力することが可能であると考えられるディスプレイの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、決定されたシチュエーションに基づいて、“入力”機能に対応する機器の中から、よりビジネスに関する作業に適したキーボードの優先度を高くする。
(b)第3の例に係る機能制御処理における、優先度の設定例2
図6のCに示す空間情報と属性情報とが取得された場合には、“投影”機能、“音声”機能、および“入力”機能が重複している。本実施形態に係る情報処理装置は、空間情報に基づいて、エンターテイメントに関する作業が行われるシチュエーションであると決定する。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、決定されたシチュエーションに基づいて、“投影”機能に対応する機器の中から、より大きな画面を有すると考えられるディスプレイの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、決定されたシチュエーションに基づいて、“音声”機能に対応する機器の中から、より高音質の音声を出力することが可能であると考えられるディスプレイの優先度を高くする。また、本実施形態に係る情報処理装置は、決定されたシチュエーションに基づいて、“入力”機能に対応する機器の中から、よりゲームなどのエンターテイメントの操作に適したゲームコントローラの優先度を高くする。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば上記(a)、(b)に示す例のように、外部の機器が用いられるシチュエーションを決定することによって、優先度を設定する。
なお、本実施形態に係る情報処理装置における、空間情報に基づく外部の機器が用いられるシチュエーションの決定方法は、図6のB、Cに示す“シチュエーション”のような、機能の拡張が行われる空間の状況を示すデータを用いる方法に限られない。
例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、図1のAに示すような、外部オブジェクトが設置されている場所を示すデータに基づいて、外部の機器が用いられるシチュエーションを決定することも可能である。例えば図1のAに示す空間情報を用いる場合を例に挙げると、本実施形態に係る情報処理装置は、図1のAに示す“空間・機器の定義”が示す内容である“Meeting Space”や、“コールするサービス”が示す内容である“Meeting”などから、ビジネスに関する作業が行われるシチュエーションであると決定する。また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、外部オブジェクトが設置されている位置とシチュエーションとが対応付けられているテーブルなどと、図1のAに示す“GPS Position”が示す外部オブジェクトが設置されている位置とを用いて、シチュエーションを決定してもよい。
重複している機能それぞれに対して優先度が設定されると、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、設定された優先度に基づいて、重複している機能の拡張に用いる属性情報を決定する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記(2−2)に示す第2の例に係る機能制御処理と同様に、重複している機能の拡張に用いる属性情報を決定する。
重複している機能の拡張に用いる属性情報が決定されると、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、決定された属性情報が示す機能、および機器間で機能が重複していない機能を、自装置が有する機能とすることにより、自装置が有する機能を拡張する。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記(2−2)に示す第2の例に係る機能制御処理と同様に、自装置が有する機能を拡張する。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記第1の例に係る機能制御処理〜第3の例に係る機能制御処理のいずれかの処理を行うことによって、自装置が有する機能を拡張し、拡張された機能に対応する機器を接続させて、拡張した機能を有効化する。
なお、本実施形態に係る機能制御処理は、上記第1の例に係る機能制御処理〜第3の例に係る機能制御処理に限られない。
(2−4)機能制御処理の第4の例
例えば図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係るサービス提供装置と通信を行い、サービス提供装置において提供される所定のサービスを享受することが可能である。
本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、上記所定のサービスを享受する際に、装置に関する情報を、本実施形態に係るサービス提供装置に対して送信させる。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置と通信可能な通信デバイスを制御し、当該通信デバイスに空間情報と機能情報とを送信させることにより、機能情報と識別情報とを、本実施形態に係るサービス提供装置に対して送信させる。
ここで、本実施形態に係る装置に関する情報には、例えば、外部オブジェクトから取得された空間情報と、有効化されている機能を示す本実施形態に係る機能情報とが含まれる。本実施形態に係る装置に関する情報は、例えば、各情報が結合された1データであってもよいし、各情報がそれぞれ個別のデータであるデータ群であってもよい。
また、本実施形態に係るサービス提供装置と通信可能な通信デバイスは、例えば、本実施形態に係る情報処理装置が備えていてもよいし、本実施形態に係る情報処理装置と接続されている外部のデバイスであってもよい。また、サービス提供装置と通信可能な通信デバイスとしては、例えば、本実施形態に係る取得デバイスの役目を果たす通信デバイスであってもよいし、異なる通信デバイスであってもよい。
なお、本実施形態に係る情報処理装置が、サービス提供装置に対して送信させる装置に関する情報に含まれる情報は、空間情報と機能情報とに限られない。
例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、自装置を識別することが可能な識別情報をさらに含む装置に関する情報を、サービス提供装置に対して送信させてもよい。
本実施形態に係る識別情報としては、例えば、本実施形態に係る情報処理装置を示すIDが挙げられる。また、本実施形態に係る識別情報は、本実施形態に係る情報処理装置を識別することが可能な任意の形式のデータであってもよい。
本実施形態に係る情報処理装置が、上記のような本実施形態に係る装置に関する情報を、本実施形態に係るサービス提供装置に対して送信させることによって、本実施形態に係るサービス提供装置では、装置に関する情報に基づいて、後述する本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理が行われる。
そして、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置から送信される、サービスに関するサービス情報に基づいて、有効化されている機能を用いた処理を行う。
(2−5)機能制御処理の第5の例
上述したように、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得される本実施形態に係る機能の拡張に関する情報には、解除情報が含まれうる。上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に、解除情報が含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、取得された接続情報に基づいて拡張されている機能に対応する機器との接続を終了させる。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、属性情報が示す機能を自装置が有する機能から削除する。
拡張されている機能に対応する機器との接続が終了されることによって、本実施形態に係る情報処理装置は、接続されている機器の機能を、通信を介して自装置が有している機能として利用することはできなくなる。また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、属性情報が示す機能を自装置が有する機能から削除することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能は、拡張前の状態に戻る。よって、本実施形態に係る情報処理装置は、拡張されている機能に対応する機器との接続を終了させて、属性情報が示す機能を自装置が有する機能から削除することによって、拡張した機能を無効化することができる。なお、本実施形態に係る拡張した機能の無効化は、例えば、拡張されている機能に対応する機器との接続が終了すること、すなわち、接続されている機器の機能を、通信を介して自装置が有している機能として利用することはできなくなることであってもよい。
ここで、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、機能の追加に係る更新が行われた機能情報から、追加された機能に該当するデータを削除することによって、属性情報が示す機能を自装置が有する機能から削除する。また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、リレーショナルデータベースなどを更新して、機能情報と属性情報との対応付けを解除することによって、属性情報が示す機能を自装置が有する機能から削除してもよい。また、属性情報が示す機能を自装置が有する機能から削除する場合、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、削除する機能に対応する属性情報を削除する。
(2−6)機能制御処理の第6の例
本実施形態に係る情報処理装置は、機能制御処理として、例えば、上記第1の例に係る機能制御処理〜上記第3の例に係る機能制御処理とのうちの1または2以上の処理と、上記第4の例に係る機能制御処理と上記第5の例に係る機能制御処理とのうちの一方または双方の処理とを、組み合わせた処理を行うことも可能である。
本実施形態に係る情報処理装置は、機能制御処理として、例えば、上記第1の例に係る機能制御処理〜上記第6の例に係る機能制御処理のうちのいずれかの処理を行う。なお、本実施形態に係る機能制御処理が、上記第1の例〜上記第6の例に限られないことは、言うまでもない。
本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理として、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)、および上記(2)の処理(機能制御処理)を行う。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記(2)の処理(機能制御処理)において、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された属性情報に基づいて、属性情報が示す機能を自装置が有する機能とすることにより、自装置が有する機能を拡張する。また、本実施形態に係る情報処理装置は、上記(2)の処理(機能制御処理)において、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得された接続情報に基づいて拡張された機能に対応する機器を接続させて、拡張した機能を有効化する。
したがって、本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理として、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)、および上記(2)の処理(機能制御処理)を行うことにより、外部の機器が有する機能によって機能を拡張することがことができる。
また、上記(1)の処理(取得制御処理)において、NFCによる通信技術やRFID技術などの無線通信技術を用いた無線通信を用いて機能の拡張に関する情報が外部オブジェクトから取得される場合、ユーザは、本実施形態に係る取得デバイスを、外部オブジェクトに対してタッチすれば、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を拡張させることが可能である。ここで、本実施形態に係るタッチ操作とは、例えば、本実施形態に係る取得デバイスと外部オブジェクトとの距離を、NFCによる通信技術やRFID技術などの無線通信技術による通信が可能な範囲以内とする操作をいう。
よって、上記(1)の処理(取得制御処理)において、NFCによる通信技術などの無線通信技術を用いた無線通信を用いて機能の拡張に関する情報が外部オブジェクトから取得される場合には、より簡便な操作により機能の拡張を図ることが可能であるので、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、上記(1)の処理(取得制御処理)において、NFCによる通信技術などの無線通信を用いて機能の拡張に関する情報が外部オブジェクトから取得される場合には、マニュアル不要の直感的なタッチ操作というアクションを通じて、ユーザは、拡張された機能により実現可能なサービスを享受することができ、また、拡張された機能により実現可能なツールを利用することができる。
また、上記(1)の処理(取得制御処理)により取得される機能の拡張に関する情報に、空間情報が含まれる場合、本実施形態に係る情報処理装置は、上記(2)の処理(機能制御処理)において、取得された空間情報に基づいて自装置が有する機能を拡張することが可能である。ここで、空間情報に基づく機能の拡張は、空間(または空間における状況)へのログインと捉えることができる。よって、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報に、空間情報が含まれる場合には、ユーザは、空間情報に基づき拡張された機能により実現可能な、場に対応するサービスを享受することができ、また、空間情報に基づき拡張された機能により実現可能な、場に対応するツールを利用することができる。
本実施形態に係る情報処理装置は、上記(2)の処理(機能制御処理)において、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置に対して、装置に関する情報を送信する。また、本実施形態に係るサービス装置では、取得された装置に関する情報に基づいて、後述する本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理が行われる。そして、本実施形態に係る情報処理装置は、サービス提供装置から送信されるサービス情報に基づいて、有効化されている機能を用いた処理を行う。よって、ユーザは、例えば、拡張された機能により実現可能なサービスを享受することができる。
[2]本実施形態に係る情報処理方法に係る処理
次に、上述した本実施形態に係る情報処理方法に係る処理の具体例について説明する。
図7は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理の他の例を示す流れ図である。ここで、図7のステップS100の処理が、上記(1)の処理(取得制御処理)に該当する。また、図7のステップS106〜S110の処理が、上記(2)の処理(機能制御処理)に該当する。
本実施形態に係る情報処理装置は、取得制御処理を行う(S100)。ここで、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、外部オブジェクトへのタッチ操作や外部オブジェクトを撮像する撮像操作などの所定のユーザ操作をトリガとして、取得制御処理を開始するが、取得制御処理の開始のトリガは、上記に限られない。例えば、外部オブジェクトがリーダ/ライタである場合、本実施形態に係る情報処理装置は、外部オブジェクトから送信された搬送波に係る信号(例えば、ポーリング信号など)が検出されたことをトリガとして、取得制御処理を開始してもよい。
ステップS100の処理が行われると、本実施形態に係る情報処理装置は、機器の属性情報と接続情報(機能の拡張に関する情報の一例)とが取得されたか否かを判定する(S102)。
ステップS102において属性情報と接続情報とが取得されたと判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、ステップS100からの処理を繰り返す。
また、ステップS102において属性情報と接続情報が取得されたと判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、空間情報(機能の拡張に関する情報の一例)が取得されたか否かを判定する(S104)。
ステップS104において空間情報が取得されたと判定されない場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、ステップS100の処理により取得された属性情報に基づいて、機能を拡張する(S106)。本実施形態に係る情報処理装置は、ステップS104において、例えば、上記(2−2−1)や上記(2−2−2)に示すような、機能の拡張に係る処理を行う。
また、ステップS104において空間情報が取得されたと判定された場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、ステップS100の処理により取得された空間情報と属性情報とに基づいて、機能を拡張する(S108)。本実施形態に係る情報処理装置は、ステップS108において、例えば、上記(2−3−1)や上記(2−3−2)に示すような、機能の拡張に係る処理を行う。
ステップS106またはステップS108において機能が拡張されると、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、ステップS100の処理により取得された接続情報に基づいて、拡張された機能に対応する機器を接続させて、拡張した機能を有効化する(S110)。
本実施形態に係る情報処理装置は、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理として、例えば図7に示す処理を行う。例えば図7に示す処理が行われる場合には、上記(1)の処理(取得制御処理)、および上記(2)の処理(再生制御処理)が実現される。よって、本実施形態に係る情報処理装置が、例えば図7に示す処理を行うことによって、外部の機器が有する機能によって機能を拡張することがことができる。
なお、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理が、図7に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
(本実施形態に係るサービス提供方法)
次に、1または2以上の本実施形態に係る情報処理装置に対して、サービスを提供することが可能な、本実施形態に係るサービス提供方法について説明する。以下では、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を、本実施形態に係るサービス提供装置が行う場合を例に挙げて、本実施形態に係るサービス提供方法について説明する。
[I]本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理の概要
本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、下記に示す(I)判定処理、および(II)実行処理を行うことによって、1または2以上の本実施形態に係る情報処理装置に対して、サービスを提供する。
(I)判定処理
本実施形態に係るサービス提供装置は、情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供する1または2以上のサービスを判定する。本実施形態に係る装置に関する情報は、上述したように、例えば本実施形態に係る情報処理装置から送信される。
本実施形態に係るサービス提供装置が取得する本実施形態に係る装置に関する情報には、例えば、本実施形態に係る情報処理装置が外部オブジェクトから取得した空間情報と、機能情報とが含まれる。また、本実施形態に係る装置に関する情報には、例えば、識別情報がさらに含まれていてもよい。
(I−1)判定処理の第1の例
本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された空間情報と、取得された機能情報が示す情報処理装置が有する機能とに基づいて、情報処理装置に対して提供するサービスを判定する。
ここで、本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された機能情報が示す機能によって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を特定することができる。また、本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された空間情報に基づいて、例えば、上述した本実施形態に係る情報処理装置における外部の機器が用いられるシチュエーションの決定に係る処理と同様の処理を行うことによって、情報処理装置が用いられるシチュエーションを決定することができる。
よって、本実施形態に係るサービス提供装置は、第1の例に係る判定処理を行うことによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で、取得された空間情報に基づき決定した情報処理装置が用いられるシチュエーションに対応するサービスを、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供することができる。
本実施形態に係るサービス提供装置が提供するサービスとしては、例えば、ビジネスに関するサービス(例えば、会議室の予約などの会議の管理に関するサービスや、いわゆるサテライトオフィスに関するサービスなど)や、エンターテイメントに関するサービス(例えば、音楽や画像などを示すコンテンツデータを提供するサービスなど)、クーポンデータを提供するサービス、ゲームやアプリケーションなどのソフトウェアを提供するサービス、コミュニケーションを支援するサービス(例えば、複数の情報処理装置に対する通信に係るアプリケーションを提供するサービスや、複数の情報処理装置間の通信を制御するサービスなど)など、様々なサービスが挙げられる。
図8は、本実施形態に係るサービス提供装置が提供するサービスの一例を説明するための説明図である。図8では、図2と同様に、本実施形態に係る情報処理装置を符号100で表しており、本実施形態に係る情報処理装置がスマートフォンである例を示している。また、図8は、本実施形態に係るサービス提供装置が、会議室の予約サービス(会議の管理に関するサービスの一例)を提供する場合の一例を示している。
例えば、情報処理装置100のユーザが、会議室案内板などに設置されたリーダ/ライタに対して、情報処理装置100を用いてタッチ操作を行うことによって、空いている会議室の一覧が、情報処理装置100の表示画面に表示される(図8のA)。ここで、図8のAに示すような空いている会議室の一覧を表示させる情報(データ)は、例えば、上記リーダ/ライタとネットワークを介して(あるいは、直接的に)接続されている、本実施形態に係るサービス提供装置により生成され、リーダ/ライタを介して情報処理装置100へ提供される。なお、図8のAに示すような空いている会議室の一覧を表示させる情報は、例えば、会議室の予約状況を管理することが可能なサーバなど、本実施形態に係るサービス提供装置以外の装置により提供されてもよい。
例えば図8のAに示すような空いている会議室の一覧をみたユーザが、会議室に移動し、当該会議室に配置されている外部オブジェクトに対して、情報処理装置100を用いてタッチ操作を行うことによって、情報処理装置100では、上述した本実施形態に係る情報処理方法に係る処理が行われる。また、情報処理装置100から装置に関する情報を取得した本実施形態に係るサービス提供装置が、(I)の処理(判定処理)により会議室の予約サービスを情報処理装置100に対して提供すると判定した場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、後述する(II)の処理(実行処理)により判定されたサービスに関する処理を実行する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、図8のBに示すに示すような、装置に関する情報に含まれる空間情報に対応する会議室の予約に関する内容を示す情報(後述するサービス情報の一例)を、情報処理装置100へと送信させる。
本実施形態に係るサービス提供装置は、情報処理装置100から取得された、空間情報を含む装置に関する情報に基づいて、サービスを提供する。また、装置に関する情報に含まれる空間情報は、本実施形態に係る情報処理装置が外部オブジェクトから取得したデータである。よって、例えば、情報処理装置100が、“予約はされているが、実際には使用されていない会議室”(以下、「放置会議室」と示す場合がある。)に配置されている外部オブジェクトから空間情報を取得した場合には、本実施形態に係るサービス提供装置が、図8のBに示すような会議室の予約サービスを、情報処理装置100に対して提供することによって、放置会議室の予約状態を変更することも可能となる。
したがって、本実施形態に係るサービス提供装置が、図8のBに示すような会議室の予約サービスを、情報処理装置100に対して提供することによって、会議室の予約および予約のリリースを円滑化し、会議室の有効利用率をより挙げることができる。
また、上述したように、本実施形態に係る情報処理装置は、会議室に配置されている外部オブジェクトから取得した機能の拡張に関する情報に基づいて、自装置の機能を拡張することが可能であるので、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、会議室に配置されている機器の機能を、自装置の機能とすることができる。よって、本実施形態に係る情報処理装置が本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行うことによって、本実施形態に係る情報処理装置のユーザは、会議室に配置されている機器をより簡便に使用することができる。
本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば図8を参照して説明したようなサービスを提供する。なお、本実施形態に係るサービス提供装置が提供するサービスが、図8に示す例に限られないことは、言うまでもない。
(I−2)判定処理の第2の例
上述したように、本実施形態に係るサービス提供装置が取得する本実施形態に係る装置に関する情報には、識別情報が含まれうる。識別情報によって、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置を特定することが可能である。
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置が、後述する機能管理処理において、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を示す情報(後述する。以下、「機能を示す情報」と示す場合がある。)により管理している場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、識別情報により特定された本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報を、取得された機能情報に基づき更新する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された空間情報と、取得された機能情報に基づき更新された、識別情報が示す情報処理装置に対応する機能を示す情報が示す機能とに基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定する。
ここで、本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された機能情報に基づき更新された機能を示す情報が示す機能によって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を特定することができる。また、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記第1の例に係る判定処理と同様に、取得された空間情報に基づいて情報処理装置が用いられるシチュエーションを決定することができる。
よって、本実施形態に係るサービス提供装置は、第2の例に係る判定処理を行うことによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で、取得された空間情報に基づき決定した情報処理装置が用いられるシチュエーションに対応するサービスを、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供することができる。
なお、第2の例に係る判定処理は、上記に示す例に限られない。
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置が、後述する機能管理処理において、複数の本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理している場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、複数の本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報を、情報処理装置ごとに更新することが可能である。上記のように、複数の本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報が、情報処理装置ごとに更新される場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、さらに、取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置とは異なる他の情報処理装置に対応する、機能を示す情報が示す機能に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定してもよい。
本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で提供可能なサービスのうち、他の情報処理装置が有する機能の範囲内でも提供可能なサービスを、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスとして判定する。
ここで、上記他の情報処理装置としては、例えば、取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置と、同一のグループに属する情報処理装置が挙げられる。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、同一の空間情報を含む装置に関する情報が取得された情報処理装置や、ユーザ操作などにより指定された情報処理装置を、同一のグループに属する情報処理装置とする。
(I−3)判定処理の第3の例
上述したように、本実施形態に係るサービス提供装置が取得する本実施形態に係る装置に関する情報には、解除情報が含まれうる。解除情報が取得された場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された装置に関する情報に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供されているサービスのうち、提供を停止するサービスを判定する。
本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された装置に関する情報に基づいて、例えば、上記第1の例に係る判定処理における提供するサービスの判定や、上記第2の例に係る判定処理における提供するサービスの判定と同様の処理を行うことによって、提供を停止するサービスの候補を判定する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、判定されたサービスの候補のうちの本実施形態に係る情報処理装置に対して提供されているサービスを、提供を停止するサービスとして判定する。
(I−4)判定処理の第4の例
上述したように、本実施形態に係るサービス提供装置が取得する本実施形態に係る装置に関する情報には、識別情報が含まれうる。また、上記第2の例に係る判定処理において示したように、本実施形態に係るサービス提供装置は、後述する機能管理処理を行うことにより、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を管理している場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、識別情報により特定された本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報を、取得された機能情報に基づき更新する。
また、本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報を、取得された機能情報に基づき更新した結果、本実施形態に係る情報処理装置に対して既に提供しているサービスが、更新された本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報が示す機能の範囲外となることも起こりうる。
そこで、本実施形態に係るサービス提供装置が、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を管理している場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、取得された空間情報と、取得された機能情報に基づき更新された、識別情報が示す情報処理装置に対応する機能を示す情報が示す機能とに基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供されているサービスのうち、提供を停止するサービスを判定する。
本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記第1の例に係る判定処理における提供するサービスの判定や、上記第2の例に係る判定処理における提供するサービスの判定と同様の処理を行うことによって、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して既に提供しているサービスのうち、判定されたサービスに該当しないサービスを、提供を停止するサービスとして判定する。
なお、第4の例に係る判定処理は、上記に示す例に限られない。
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置が、後述する機能管理処理において、複数の本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理している場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、複数の本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報を、情報処理装置ごとに更新することが可能である。上記のように、複数の本実施形態に係る情報処理装置に対応する機能を示す情報が、情報処理装置ごとに更新される場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、さらに、取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置とは異なる他の情報処理装置に対応する、機能を示す情報が示す機能に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供されているサービスのうち、提供を停止するサービスを判定してもよい。
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して既に提供しているサービスのうち、“取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内であり、かつ他の情報処理装置が有する機能の範囲内のサービス”に該当しないサービスを、提供を停止するサービスとして判定する。また、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して既に提供しているサービスのうち、“取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲外であっても、他の情報処理装置が有する機能の範囲内であるサービス”は、提供を停止するサービスとして判定しなくてもよい。
ここで、上記他の情報処理装置としては、例えば上記第2の例に係る判定処理と同様に、取得された識別情報が示す本実施形態に係る情報処理装置と、同一のグループに属する情報処理装置が挙げられる。
(I−5)判定処理の第5の例
本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記第1の例に係る判定処理または上記第2の例に係る判定処理と、上記第3の例に係る判定処理と、上記第4の例に係る判定処理とうちの、2以上の判定処理を、任意に組み合わせた処理を行うことが可能である。
(II)実行処理
本実施形態に係るサービス提供装置は、上記(I)の処理(判定処理)において提供すると判定されたサービスに関する処理を実行する。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記(I−1)に示す第1の例に係る判定処理や上記(I−2)に示す第2の例に係る判定処理における、提供すると判定されたサービスの判定結果に基づいて、提供すると判定されたサービスに関する処理を実行する。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、実行されたサービスに関する処理に対応する、サービスに関するサービス情報を、本実施形態に係る情報処理装置に対して送信させる。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、本実施形態に係る情報処理装置と通信可能な通信デバイスを制御し、当該通信デバイスにサービス情報を送信させることにより、サービス情報を、本実施形態に係る情報処理装置に対して送信させる。
本実施形態に係るサービス情報としては、例えば下記に示す例が挙げられる。
・会議室の予約結果を示すデータや、会議において共有されているデータなど(ビジネスに関するサービスに関する、サービス情報の一例)
・コンテンツデータ(エンターテイメントに関するサービスに関する、サービス情報の一例)
・クーポンデータ(クーポンデータを提供するサービスに関する、サービス情報の一例)
・ゲームデータや、アプリケーションデータ(ソフトウェアを提供するサービスに関する、サービス情報の一例)
・他の装置との間にける通信内容を示すデータ(コミュニケーションを支援するサービスに関する、サービス情報の一例)
ここで、本実施形態に係るサービス提供装置から送信されるサービス情報により実現されるサービスの一例について、より具体的に説明する。以下では、本実施形態に係るサービス提供装置から送信されるサービス情報が、上記他の装置との間にける通信内容を示すデータである場合を例に挙げる。
・本実施形態に係るサービス提供装置は、一の本実施形態に係る情報処理装置(以下、説明の便宜上、「情報処理装置A」と示す。)から送信された機能情報と識別情報とに基づいて、情報処理装置Aが有する機能を特定する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、情報処理装置Aがどのような機能を元々有し、どのような機能が拡張されているかなど、情報処理装置Aが有する機能を管理する。
・本実施形態に係るサービス提供装置は、他の本実施形態に係る情報処理装置(以下、説明の便宜上、「情報処理装置B」と示す。)から送信された機能情報と識別情報とに基づいて、情報処理装置Bが有する機能を特定する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、情報処理装置Bがどのような機能を元々有し、どのような機能が拡張されているかなど、情報処理装置Bが有する機能を管理する。
・情報処理装置Aと情報処理装置Bとの間で、通信によるコミュニケーションが行われる場合、例えば、情報処理装置Aからのアクセスを受けた本実施形態に係るサービス提供装置は、管理をしている情報処理装置Bが有している機能に基づいて、コミュニケーションに係る適切な機能(例えば、コミュニケーションに係る通信方式や、通信アプリケーションなどの、コミュニケーション手段)を解析し、コミュニケーションに係る適切な機能を決定する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば“情報処理装置Aと情報処理装置Bとの間の通信を中継し、決定されたコミュニケーションに係る適切な機能に対応する通信方式などに応じた、通信内容を示すデータを情報処理装置Aと情報処理装置Bとにそれぞれ送信すること”などによって、決定されたコミュニケーションに係る適切な機能を用いた通信を、情報処理装置Aと情報処理装置Bとの間で確立させる。
なお、本実施形態に係るサービス情報は、下記に示す例に限られない。本実施形態に係るサービス情報としては、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置が実行するサービスに関する任意のデータが挙げられる。
また、本実施形態に係る情報処理装置と通信可能な通信デバイスは、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置が備えていてもよいし、本実施形態に係るサービス提供装置と接続されている外部のデバイスであってもよい。
本実施形態に係るサービス提供装置が、本実施形態に係る情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、例えば上記のようなサービス情報を本実施形態に係る情報処理装置に対して送信する。よって、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置(外部の機器が有する機能によって機能が拡張される情報処理装置)に対して、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。したがって、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、より付加価値の高いサービスを、本実施形態に係る情報処理装置のユーザに対して提供することができる。
なお、本実施形態に係る実行処理は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記(I)の処理(判定処理)に対応して、例えば下記の第1の例に係る実行処理〜第3の例に係る実行処理を、(II)の処理(実行処理)として行う。
(II−1)実行処理の第1の例
例えば、上記(I)の処理(判定処理)において、上記(I−3)に示す第3の例に係る判定処理が行われた場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記第3の例に係る判定処理において停止すると判定されたサービスに関する処理の実行を、終了する。上記第3の例に係る判定処理において停止すると判定されたサービスに関する処理の実行が終了されることによって、上記第3の例に係る判定処理において停止すると判定されたサービスの、本実施形態に係る情報処理装置に対する提供が、終了する。
(II−2)実行処理の第2の例
例えば、上記(I)の処理(判定処理)において、上記(I−4)に示す第4の例に係る判定処理が行われた場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記第4の例に係る判定処理において停止すると判定されたサービスに関する処理の実行を、終了する。上記第4の例に係る判定処理において停止すると判定されたサービスに関する処理の実行が終了されることによって、上記第4の例に係る判定処理において停止すると判定されたサービスの、本実施形態に係る情報処理装置に対する提供が、終了する。
(II−3)実行処理の第3の例
本実施形態に係るサービス提供装置が、サービスに関する処理の実行を終了する方法は、上記(I)の処理(判定処理)の判定結果に基づく方法に限られない。例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスの検出結果に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供しているサービスに関する処理の実行を、選択的に終了することも可能である。
ここで、本実施形態に係る空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスとしては、例えば、当該空間に設けられている、赤外線センサや磁場センサなど、空間情報に対応する空間において生体や動体を検出することが可能なセンサが挙げられる。
第3の例に係る実行処理を行う場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスの検出結果が、生体や動体が検出されたことを示す場合には、提供しているサービスに関する処理の実行を終了しない。
また、第3の例に係る実行処理を行う場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスの検出結果が、生体や動体が検出されたことを示さない場合には、提供しているサービスに関する処理の実行を終了する。なお、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、設定されている所定の時間以上(または、当該所定の時間より長く)上記検出デバイスの検出結果が、生体や動体が検出されたことを示さない場合に、提供しているサービスに関する処理の実行を終了してもよい。
例えば上記にように、本実施形態に係るサービス提供装置が、空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスの検出結果に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供しているサービスに関する処理の実行を、選択的に終了することによって、例えば、下記の例に示すようなことを実現することができる。なお、下記では、本実施形態に係るサービス提供装置が提供しているサービスが、会議室の予約サービスである場合を例に挙げたが、第3の例に係る実行処理における、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供しているサービスに関する処理の実行を終了する例が、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
・放置会議室の予約を、自動的にリリースする
・予約されている時間よりも早く使用が終了した会議室の予約を、自動的にリリースする
本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理として、例えば、上記(I)の処理(判定処理)、および上記(II)の処理(実行処理)を行う。
ここで、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記(II)の処理(実行処理)において、上記(I)の処理(判定処理)において提供すると判定されたサービスを、1または2以上の本実施形態に係る情報処理装置に対して提供する。また、上記(I)の処理(判定処理)は、例えば、本実施形態に係る情報処理装置が外部オブジェクトから取得した空間情報と、機能情報とを含む、本実施形態に係る情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、行われる。
したがって、本実施形態に係るサービス提供装置が、上記(I)の処理(判定処理)、および上記(II)の処理(実行処理)を行うことによって、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記(II)の処理(実行処理)において、例えば、空間情報が示す空間に関連するコンテンツを示すデータなど、判定されたサービスに応じた様々なサービス情報を、本実施形態に係る情報処理装置へ送信する。また、上記(I)の処理(判定処理)に用いられる空間情報は、本実施形態に係る情報処理装置が、空間に配置されている外部オブジェクトから取得した情報であるので、本実施形態に係るサービス提供装置が本実施形態に係る情報処理装置から取得した空間情報は、例えば、“空間情報に対応する空間における本実施形態に係る情報処理装置のユーザの行動”と、“空間情報に対応する空間”とがリンクした情報であるといえる。
よって、本実施形態に係るサービス提供装置が、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理として、上記(I)の処理(判定処理)、および上記(II)の処理(実行処理)を行うことによって、例えば“ユーザの行動と空間情報とをリンクさせ、空間情報に対応する空間周辺の情報やサービスとリンクさせること”により、付加価値を創出することができる。
なお、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理は、上記(I)の処理(判定処理)、および上記(II)の処理(実行処理)に限られない。
(III)機能管理処理
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を管理することも可能である。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、“本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を示す情報”を更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を管理する。
また、複数の本実施形態に係る情報処理装置を管理する場合、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理する。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、“本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を示す情報”を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理する。
ここで、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、複数の本実施形態に係る情報処理装置それぞれに対応する、複数の本実施形態に係る機能を示す情報を、それぞれ更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理する。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、複数の本実施形態に係る情報処理装置に対応する、1つの本実施形態に係る機能を示す情報を更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理してもよい。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、1つの本実施形態に係る機能を示す情報が示す、複数の本実施形態に係る情報処理装置それぞれの機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理する。
より具体的には、本実施形態に係るサービス提供装置は、取得された機能情報と識別情報とに基づいて、識別情報が示す情報処理装置に対応する、情報処理装置が有する機能を示す情報を更新する。
ここで、本実施形態に係る機能を示す情報としては、例えば、本実施形態に係る情報処理装置と、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能とが対応付けられて記録される、テーブルやデータベースなどが挙げられる。また、本実施形態に係る機能を示す情報では、例えば、本実施形態に係る情報処理装置と、本実施形態に係る情報処理装置のユーザとが対応付けられて記録されていてもよい。なお、本実施形態に係る機能を示す情報は、テーブルやデータベースに限られない。本実施形態に係る機能を示す情報は、例えば、“本実施形態に係る情報処理装置、および本実施形態に係る情報処理装置が有する機能”などを対応付けて記録することが可能な、任意の形式のデータであってもよい。
図9は、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理の一例を説明するための説明図であり、本実施形態に係るサービス提供装置が本実施形態に係る機能管理処理において用いる機能を示す情報の一例を示している。図9では、本実施形態に係る機能を示す情報が、テーブル(または、データベース)である例を示している。より具体的には、図9に示すAは、本実施形態に係る情報処理装置を識別するための装置ID(本実施形態に係る識別情報の一例)と、本実施形態に係る情報処理装置のユーザを識別するためのユーザIDとが対応付けられたテーブル(または、データベース)の一例を示している。また、図9に示すBは、装置ID(本実施形態に係る識別情報の一例)と、本実施形態に係る情報処理装置の機能情報とが対応付けられたテーブル(または、データベース)の一例を示している。なお、図9のAに示すテーブル(または、データベース)と、図9のBに示すテーブル(または、データベース)とは、例えば、1つのテーブル(または、データベース)であってもよい。
図9では、図9のAに示すテーブル(または、データベース)と、図9のBに示すテーブル(または、データベース)とが、装置IDにより対応付けられている例、すなわち、本実施形態に係るサービス提供装置が、どのユーザが有する情報処理装置が、どの機能を有しているかを管理している例を示している。なお、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば図9に示すように、ユーザが有する情報処理装置が、どの機能を有しているかを管理していなくてもよい。
本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置から送信された装置に関する情報に含まれる識別情報および機能情報に基づいて、例えば図9のBに示すようなテーブル(または、データベース)を更新することによって、本実施形態に係る機能を示す情報を更新する。より具体的には、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、例えば図9のBに示すようなテーブル(または、データベース)から、取得された識別情報に対応する装置IDを特定する。そして、本実施形態に係るサービス提供装置は、特定された装置IDと、取得された機能情報が示す機能とが対応付けられるように、当該テーブル(または、データベース)を更新する。
本実施形態に係る機能を示す情報が更新されることによって、本実施形態に係るサービス提供装置において管理されている本実施形態に係る情報処理装置が有する機能は、更新される。以下では、本実施形態に係る機能管理処理による本実施形態に係る機能を示す情報の更新を、“本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の更新”と示す場合がある。
また、複数の本実施形態に係る情報処理装置が存在する場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば図9のBに示すようなテーブル(または、データベース)を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに更新する。よって、本実施形態に係るサービス提供装置は、複数の本実施形態に係る情報処理装置が存在する場合であっても、本実施形態に係る情報処理装置それぞれが有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理することができる。
(IV)記録制御処理
例えば、上記(II−1)に示す第1の例に係る実行処理〜上記(II−3)に示す第3の例に係る実行処理によって、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供しているサービスに関する処理の実行を終了した場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、実行していたサービスに関する処理に関する情報を、記録媒体に記録させてもよい。
ここで、本実施形態に係る実行していたサービスに関する処理に関する情報としては、例えば、下記の例に示すデータが挙げられる。なお、下記では、本実施形態に係るサービス提供装置が提供しているサービスが、ビジネスに関するサービス(例えば、会議の管理に関するサービス)である場合を例に挙げたが、実行していたサービスに関する処理に関する情報の例が、下記の例に示すデータに限られないことは、言うまでもない。
・会議で使用された資料のデータ
・会議室に備えられているホワイトボードへの記載内容を示すデータ
また、本実施形態に係るサービス提供装置が、実行していたサービスに関する処理に関する情報を記録させる記録媒体としては、例えば、本実施形態に係るサービス提供装置が備える記憶部(後述する)や、本実施形態に係るサービス提供装置に接続されている外部記録媒体、本実施形態に係るサービス提供装置と通信可能な外部装置が備える記録媒体などが挙げられる。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記記録媒体に記録させる実行していたサービスに関する処理に関する情報に対して、アクセス制限を設定してもよい。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、図9のA、Bに示すテーブル(または、データベース)を用いて、サービスの提供に係るグループに属する本実施形態に係る情報処理装置に対応するユーザに対して、上記記録媒体に記憶されている実行していたサービスに関する処理に関する情報へのアクセス権限を与える。
例えば上記のように、本実施形態に係るサービス提供装置が、上記記録媒体に記録させる実行していたサービスに関する処理に関する情報に対して、アクセス制限を設定することによって、例えば、“会議の終了後、会議に参加していたユーザ間で、会議に関する資料が共有されること”が実現される。
[II]本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理
次に、上述した本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理の具体例について説明する。
図10は、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理の他の例を示す流れ図である。ここで、図10のステップS204の処理が、上記(I)の処理(判定処理)に該当する。また、図10のステップS206〜S210の処理が、上記(II)の処理(実行処理)に該当する。また、図10のステップS202の処理が、上記(III)の処理(機能管理処理)に該当し、図10のステップS212の処理が、上記(IV)の処理(記録制御処理)に該当する。
本実施形態に係るサービス提供装置は、装置に関する情報が取得されたか否かを判定する(S200)。
ステップS200において装置に関する情報が取得されたと判定されない場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、装置に関する情報が取得されたと判定されるまで処理を進めない。
また、ステップS200において装置に関する情報が取得されたと判定された場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、取得された装置に関する情報に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を更新する(S202)。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、本実施形態に係る情報処理装置から送信された装置に関する情報に含まれる識別情報および機能情報に基づいて、例えば図9のBに示すようなテーブル(または、データベース)を更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を更新する。
ステップS202において本実施形態に係る情報処理装置が有する機能が更新されると、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定する(S204)。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記(I−2)に示す第2の例に係る判定処理を行うことによって、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定する。
ステップS204の処理が行われると、本実施形態に係るサービス提供装置は、ステップS204において判定されたサービスに関する処理を実行する(S206)。また、本実施形態に係るサービス提供装置は、実行されたサービスに関する処理に対応する、サービスに関するサービス情報を、本実施形態に係る情報処理装置に対して適宜送信させる。
本実施形態に係るサービス提供装置は、実行しているサービスに関する処理を終了するか否かを判定する(S208)。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記(I−3)に示す第3の例に係る判定処理や、上記(I−4)に示す第4の例に係る判定処理においてサービスを停止すると判定された場合や、空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスの検出結果が、生体や動体が検出されたことを示さない場合に、実行しているサービスに関する処理を終了すると判定する。
ステップS208において実行しているサービスに関する処理を終了すると判定されない場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、ステップS206からの処理を繰り返す。
また、ステップS208において実行しているサービスに関する処理を終了すると判定された場合には、本実施形態に係るサービス提供装置は、実行しているサービスに関する処理を終了する(S210)。本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、上記(II−1)に示す第1の例に係る実行処理〜上記(II−3)に示す第3の例に係る実行処理を行う。
ステップS210の処理を行うと、本実施形態に係るサービス提供装置は、ステップS206において実行していたサービスに関する処理に関する情報を、記録媒体に記録させる(S212)。
本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理として、例えば図10に示す処理を行う。例えば図10に示す処理が行われる場合には、上記(I)の処理(判定処理)、および上記(II)の処理(実行処理)が実現される。
よって、本実施形態に係るサービス提供装置が、例えば図10に示す処理を行うことによって、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。また、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
なお、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理は、図10に示す処理に限られない。
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、図10に示すステップS202の処理を行わなくてもよい。ステップS202の処理を行わない場合であっても、本実施形態に係るサービス提供装置は、図10に示すステップS204の処理において、例えば、上記(I−1)に示す第1の例に係る判定処理を行うことによって、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定することが可能である。
よって、ステップS202の処理を行わない場合であっても、本実施形態に係るサービス提供装置は、図10に示す処理と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、図10に示すステップS212の処理を行わなくてもよい。図10に示すステップS212の処理を行わなくてもよい。ステップS202の処理を行わない場合であっても、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記(I)の処理(判定処理)、および上記(II)の処理(実行処理)を実現することができる。
よって、ステップS212の処理を行わない場合であっても、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。また、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能の範囲内で、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
(本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例)
次に、例えば図2に示すような、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行う本実施形態に係る情報処理装置と、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を行う本実施形態に係るサービス提供装置とを含む、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例を示す。
以下では、本実施形態に係る情報処理システムが、図2に示す情報処理装置100と、RFタグ200(外部オブジェクトの一例)と、機器300と、サービス提供装置400とを有する場合を主に例に挙げて、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例を示す。つまり、以下では、情報処理装置100とRFタグ200とが、NFCによる通信技術やRFID技術などの無線通信技術を用いた無線通信を行い、情報処理装置100が、当該無線通信によって、機能の拡張に関する情報をRFタグ200から取得する場合を主に例に挙げる。なお、本実施形態に係る情報処理システムの構成が、図2に示す構成に限られないことは、言うまでもない。
(i)本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第1の例
本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第1の例として、本実施形態に係るサービス提供装置が、会議の管理に関するサービスを提供する場合における処理の一例を示す。
図11は、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第1の例を示す説明図である。図11では、情報処理装置100が、空間情報、属性情報、および接続情報を、RFタグ200から取得する場合における、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例を示している。
図11では、例えば、情報処理装置100におけるステップS300〜S304の処理が、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)に該当する。また、図11では、例えば、情報処理装置100におけるステップS306、S310、S318の処理が、上記(2)の処理(機能制御処理)に該当する。
図11では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS322の処理が、上記(I)の処理(判定処理)に該当する。また、図11では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS324、S326Cの処理が、上記(II)の処理(実行処理)に該当する。また、図11では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS320の処理が、上記(III)の処理(機能管理処理)に該当する。
例えばユーザがタッチ操作を行うことによって、情報処理装置100とRFタグ200との距離が通信可能な範囲内となると、情報処理装置100とRFタグ200とは、通信を行う通信対象を検出するための捕捉処理を行う(S300)。ここで、ステップS300の処理では、例えば、情報処理装置100が搬送波を主体的に送信するリーダ/ライタの役目を果たし、RFタグ200が受信される搬送波に基づいて負荷変調を行うことにより応答を行う役目を果たす。より具体的には、ステップS300の処理は、例えば、情報処理装置100が定期的/非定期的にポーリング信号を搬送波により送信し、搬送波を受信したRFタグ200から負荷変調により送信される応答信号を受信することにより行われる。
ステップS300によりRFタグ200が検出されると、情報処理装置100は、機能の拡張に関する情報の送信を要求する命令を含む情報送信要求を送信する(S302)。
ステップS302において情報処理装置100から送信された情報送信要求を受信したRFタグ200は、情報送信要求に応じて、機能の拡張に関する情報を送信する(S304)。図11では、RFタグ200が、機能の拡張に関する情報として、空間情報、属性情報、および接続情報を送信する例を示している。
ステップS304においてRFタグ200から送信された空間情報、属性情報、および接続情報を受信した情報処理装置100は、空間情報と属性情報とに基づいて、機能を拡張する(S306)。本実施形態に係る情報処理装置は、ステップS306において、例えば、上記(2−3−1)や上記(2−3−2)に示すような、機能の拡張に係る処理を行う。
情報処理装置100は、会議開始に必要な情報の入力と、会議の参加者に関する情報の入力とを受け付ける(S308)。
ここで、本実施形態に係る会議開始に必要な情報としては、例えば、会議が行われる時間帯を示すデータや、会議のプロファイルを示すデータなどが挙げられる。本実施形態に係る会議開始に必要な情報は、例えば、情報処理装置100が備える操作部(後述する)などを用いたユーザ操作に基づき得られる。また、本実施形態に係る会議の参加者に関する情報としては、会議の参加者を示すIDなど、参加者を識別することが可能なデータが挙げられる。本実施形態に係る会議の参加者に関する情報は、情報処理装置100が、参加者を識別することが可能なデータが記憶されているICカード(例えば、社員証など)から、参加者を識別することが可能なデータを読み出すことにより、得られる。以下では、ステップS308により得られた本実施形態に係る会議開始に必要な情報と本実施形態に係る会議の参加者に関する情報を、総称して「会議に関する情報」と示す。
ステップS308の処理が行われる場合、情報処理装置100は、例えば、会議の管理に関するサービスを開始させるユーザ操作が行われるまで、ステップS310以降の処理を行わない。なお、情報処理装置100は、ステップS308の処理を行わないことも可能である。ステップS308の処理を行わない場合には、情報処理装置100は、例えば、ステップS306の処理が行われた後に、ステップS310以降の処理を行う。
情報処理装置100は、サービス提供装置400との間で認証処理を行い、サービス提供装置400に接続する(S310)。情報処理装置100とサービス提供装置400との間における認証処理は、例えば、情報処理装置100がIDとパスワードとをサービス提供装置400に送信し、サービス提供装置400においてIDとパスワードとの照合が行われることにより行われる。上記認証処理の結果、サービス提供装置400において情報処理装置100が認証された場合に、情報処理装置100は、サービス提供装置400と通信可能な状態となる。
なお、図11では、ステップS306の処理が行われた後に、ステップS310の処理が行われる例を示したが、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理は、上記に限られない。例えば、本実施形態に係る情報処理システムでは、ステップS300の処理が行われる前に、ユーザ操作などに基づいて情報処理装置100がサービス提供装置にログインしていてもよい。情報処理装置100がサービス提供装置にログインしている状態である場合、本実施形態に係る情報処理システムでは、ステップS310の処理を省略することが可能である。
ステップS310において認証処理が正常に完了して通信可能な状態となると、情報処理装置100は、例えば、装置に関する情報と会議に関する情報とをサービス提供装置400へ送信する(S312)。図11では、情報処理装置100が、装置に関する情報として、空間情報、識別情報、および機能情報を送信する例を示している。
ステップS312において情報処理装置100から送信された会議に関する情報を受信したサービス提供装置400は、会議に関する情報に基づいて、会議室を予約する予約処理を行う(S314)。そして、サービス提供装置400は、予約処理の結果を情報処理装置100へ送信する(S316)。以下では、ステップS314の処理において、会議室が予約された場合を例に挙げる。
情報処理装置100は、例えば、ステップS306の処理において拡張された機能に対応する機器300との間で、通信を開始するための接続処理を行い、機器300を接続させる(S318)。情報処理装置100は、例えば、ステップS304において受信された、ステップS306の処理において拡張された機能に対応する機器の接続情報を用いて、当該機器300と通信を開始することにより、機器300を接続させる。なお、図11では、1つの機器300を示しているが、上述したように、情報処理装置100は、複数の機器を接続させることが可能である。
なお、図11では、情報処理装置100が、ステップS310の処理の後に、ステップS318の処理を行う例を示しているが、情報処理装置100における処理は、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、ステップS318の処理の後に、ステップS310、S312の処理を行ってもよいし、ステップS310、S312の処理と、ステップS318の処理とを同期して行ってもよい。また、情報処理装置100は、ステップS318の処理を、ステップS316においてサービス提供装置400から送信される処理結果に基づき行うことも可能である。
ステップS312において情報処理装置100から送信された装置に関する情報(空間情報、識別情報、および機能情報)を受信したサービス提供装置400は、情報処理装置100が有する機能を更新する(S320)。サービス提供装置400は、例えば、情報処理装置100から送信された識別情報および機能情報に基づいて、例えば図9のBに示すようなテーブル(または、データベース)を更新することによって、情報処理装置100が有する機能を更新する。
ステップS316において情報処理装置100が有する機能が更新されると、サービス提供装置400は、情報処理装置100に対して提供するサービスを判定する(S322)。
サービス提供装置400は、例えば、上記(I−2)に示す第2の例に係る判定処理を行うことによって、情報処理装置100に対して提供するサービスを判定する。
なお、サービス提供装置400におけるステップS322の処理は、上記(I−2)に示す第2の例に係る判定処理に限られない。例えば、サービス提供装置400は、ステップS312において情報処理装置100から送信された、会議に関する情報に基づいて、提供するサービスを判定することも可能である。
図12は、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理の一例を示す説明図である。
図12に示すAは、会議のプロファイルを示すデータ(会議に関する情報の一例)を示している。また、図12に示すBは、空間情報が示す空間に配置されている機器の情報を示し、図12に示すCは、ユーザが保有している機器の情報を示している。ここで、図12のBに示す空間情報が示す空間に配置されている機器の情報や、図12のCに示すユーザが保有している機器の情報は、例えば、サービス提供装置400が記憶部(後述する)などの記録媒体から読み出す。また、図12のBに示す空間情報が示す空間に配置されている機器の情報や、図12のCに示すユーザが保有している機器の情報は、例えば、会議に関する情報に含まれていてもよい。
また、図12に示すDは、例えば、サービス提供装置400が、図12のA〜Cや、取得された機能情報に基づき提供すると判定したサービスの一覧を示している。また、図12に示すEは、図12のA〜図12のDなどに基づき、会議室(空間情報が示す空間の一例)で提供されるサービスにおいて利用させる機器の優先度を設定した例を示している。
例えば、ステップS312において情報処理装置100から送信された会議に関する情報を利用することによって、サービス提供装置400は、空間情報に対応する場所に関係のない情報を用いて、空間情報に対応する空間の状況により対応するサービスを提供することが可能となる。
また、サービス提供装置400は、例えば、ステップS312において情報処理装置100から送信された会議に関する情報に含まれる、会議の参加者を示すIDに基づいて、参加者を特定し、特定された参加者により適したサービスを提供することも可能である。具体例を挙げると、例えば、耳が不自由な参加者がいる場合、サービス提供装置400は、高画質な字幕サービスを、提供するサービスとして判定する。
また、サービス提供装置400は、例えば図12のEに示すように、判定されたサービスに応じて、会議室(空間情報が示す空間の一例)で提供されるサービスにおいて利用させる機器の優先度を設定してもよい。
提供されるサービスにおいて利用させる機器の優先度を設定した場合、サービス提供装置400は、例えば、サービス情報として、設定した優先度を示すデータを情報処理装置100へ送信する。また、サービス提供装置400から送信された優先度を示すデータ(サービス情報の一例)を受信した情報処理装置100は、例えば、受信した優先度を示すデータに基づいて、機能の拡張(または拡張されている機能の変更)を行う。
例えば上記のように、サービス提供装置400が、判定されたサービスに応じて、会議室(空間情報が示す空間の一例)で提供されるサービスにおいて利用させる機器の優先度を設定し、設定された優先度を示すデータを情報処理装置100へ送信することによって、提供するサービスにより適した機能を用いた処理を、情報処理装置100に行わせることが可能となる。
以下では、ステップS322において、会議の参加者への情報共有などの会議支援サービス(会議の管理に関するサービスの一例)が、情報処理装置100に対して提供するサービスとして判定された場合を例に挙げる。
本実施形態に係る会議支援サービスとしては、例えば下記に示すような会議に関する様々なサービスが挙げられる。なお、本実施形態に係る会議支援サービスが、下記に示す例に限られないことは、言うまでもない。
・情報処理装置間におけるファイル共有
・情報処理装置間の通信における通信方式の選択
・会議に用いられるツールの提供
・会議室の予約
再度図11を参照して、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第1の例について説明する。ステップS322において情報処理装置100に対して提供するサービスが判定されると、サービス提供装置400は、判定されたサービスに関する処理である、会議支援サービスに関する処理を開始する(S324)。サービス提供装置400は、例えば、サービスに関する処理の結果に応じたサービス情報を、適宜情報処理装置100に対して送信する。
情報処理装置100は、“情報処理装置100が予め有している機能を用いた、情報処理装置100で完結する個別の処理”や、“機器300と連携した処理(拡張した機能を利用した処理の一例)”、“サービス提供装置400と連携した処理”を行う(S326A、326B、326C)。例えば、情報処理装置100における処理としては、“機能の拡張前から自装置が有する機能を用いた処理”や、“サービス提供装置400から送信されるサービス情報に基づく処理(機能の拡張前から自装置が有する機能を用いた処理、または、拡張された機能を利用した処理)”、“拡張された機能に対応する機器300と連携した処理”、“サービス提供装置400と連携した処理(機能の拡張前から自装置が有する機能を用いた処理、または、拡張された機能を利用した処理)”、あるいは、これらを組み合わせた処理などが挙げられる。
本実施形態に係る情報処理システムでは、例えば図11に示すような処理が行われる。例えば図11に示す処理が行われることによって、情報処理装置100は、外部の機器300が有する機能によって機能を拡張し、情報処理装置100で完結する個別の処理や、機器300やサービス提供装置400と連携した処理を行うことができる。また、例えば図11に示す処理が行われることによって、サービス提供装置400は、外部の機器が有する機能によって機能が拡張される情報処理装置100に対して、会議支援サービスのような、会議室(外部の機器による機能の拡張が行われる空間の一例)に対応するサービスを提供することができる。
なお、本実施形態に係る情報処理システムにおける、情報処理装置100の機能の拡張に係る処理、および、サービス提供装置400による会議支援サービスサービスの提供に係る処理が、図11に示す例に限られないことは、言うまでもない。
(ii)本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第2の例
次に、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第2の例として、本実施形態に係るサービス提供装置が、会議の管理に関するサービスを提供する場合における処理の他の例を示す。
図13は、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第2の例を示す説明図である。図13では、情報処理装置100が、解除情報、空間情報、属性情報、および接続情報を、RFタグ200から取得する場合における、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例を示している。また、図13は、図11に示す処理によりサービス提供装置400により提供されている会議支援サービス(会議の管理に関するサービスの一例)が、終了される場合の処理の一例を示している。
図13では、例えば、情報処理装置100におけるステップS400〜S404の処理が、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)に該当する。図13では、例えば、情報処理装置100におけるステップS406〜S414の処理が、上記(2)の処理(機能制御処理)に該当する。
図13では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS418の処理が、上記(I)の処理(判定処理)に該当する。また、図13では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS420、S422、S424の処理が、上記(II)の処理(実行処理)に該当する。また、図13では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS416の処理が、上記(III)の処理(機能管理処理)に該当し、ステップS428の処理が、上記(IV)の処理(記録制御処理)に該当する。
例えばユーザがタッチ操作を行うことによって、情報処理装置100とRFタグ200との距離が通信可能な範囲内となると、情報処理装置100とRFタグ200とは、例えば図11に示すステップS300と同様に、捕捉処理を行う(S400)。
ステップS400によりRFタグ200が検出されると、情報処理装置100は、情報送信要求を送信する(S402)。
ステップS402において情報処理装置100から送信された情報送信要求を受信したRFタグ200は、情報送信要求に応じて、機能の拡張に関する情報を送信する(S404)。図13では、RFタグ200が、機能の拡張に関する情報として、解除情報、空間情報、属性情報、および接続情報を送信する例を示している。
ステップS404においてRFタグ200から送信された解除情報、空間情報、属性情報、および接続情報を受信した情報処理装置100は、解除情報に基づいて拡張された機能を解除すると判定し、空間情報と属性情報とに基づいて、解除する機能を特定する(S406)。本実施形態に係る情報処理装置は、ステップS406において、例えば、上記(2−3−1)や上記(2−3−2)に示すような機能の拡張に係る処理における、拡張する機能特定する処理と同様の処理を行うことによって、解除する機能を特定する。
情報処理装置100は、例えば図11に示すステップS310と同様に、サービス提供装置400との間で認証処理を行い、サービス提供装置400に接続する(S410)。なお、情報処理装置100とサービス提供装置400とが既に接続されている場合、すなわち、情報処理装置100とサービス提供装置400とが通信可能な状態である場合には、情報処理装置100は、サービス提供装置400との間でステップS408の処理を行わなくてもよい。
ステップS408において認証処理が正常に完了して通信可能な状態となると、情報処理装置100は、例えば、装置に関する情報を、サービス提供装置400へ送信する(S410)。図13では、情報処理装置100が、装置に関する情報として、解除情報、空間情報、識別情報、および機能情報を送信する例を示している。
情報処理装置100は、ステップS406の処理において特定された機能に対応する機器300との接続を終了させる(S412)。情報処理装置100は、例えば、ステップS404において受信された、ステップS406の処理において特定された機能に対応する機器の接続情報を用いて、当該機器300と通信を終了させることにより、接続を終了する。なお、図13では、1つの機器300を示しているが、情報処理装置100は、複数の機器との接続を終了することが可能である。
ステップS412において接続が終了されると、情報処理装置100は、ステップS406の処理において特定された機能を解除する(S414)。情報処理装置100は、例えば、機能の追加に係る更新が行われた機能情報から、追加された機能に該当するデータを削除することによって、ステップS406の処理において特定された機能を自装置が有する機能から削除する。また、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、リレーショナルデータベースなどを更新して、機能情報と属性情報との対応付けを解除することによって、ステップS406の処理において特定された機能を自装置が有する機能から削除してもよい。
ステップS410において情報処理装置100から送信された装置に関する情報(解除情報、空間情報、識別情報、および機能情報)を受信したサービス提供装置400は、情報処理装置100が有する機能を更新する(S416)。
サービス提供装置400は、例えば、取得された解除情報に基づいて情報処理装置100において拡張した機能の解除が行われたと判定し、ステップS406と同様の処理を行うことによって、解除する機能を特定する。そして、サービス提供装置400は、例えば、ステップS406と同様の処理を行い、図9のBに示すようなテーブル(または、データベース)から、解除する機能を削除することによって、情報処理装置100が有する機能を更新する。
ステップS416において情報処理装置100が有する機能が更新されると、サービス提供装置400は、取得された空間情報と機能情報とに基づいて、提供を停止するサービスを判定する(S418)。サービス提供装置400は、例えば、空間情報と機能情報とを用いて、図11のステップS322と同様の処理を行うことによって、提供を停止するサービスを判定する。図13に示す例では、ステップS418において、例えば図11において実行されている会議支援サービス(会議の管理に関するサービスの一例)が、提供を停止するサービスとして判定される。
ステップS418において提供を停止するサービスが判定されると、サービス提供装置400は、判定されたサービスに関する処理である、会議支援サービスに関する処理の実行を停止する(S420)。また、サービス提供装置400は、会議支援サービスに関する処理の実行の停止に伴い、会議室の予約をリリースする(S422)。そして、サービス提供装置400は、サービスを停止した旨の結果を示すデータを、情報処理装置100に対して送信する(S424)。
ステップS424においてサービス提供装置400から送信された、サービスを停止した旨の結果を示すデータを受信した情報処理装置100は、サービスを停止した旨の結果を示すデータが示す内容を、ユーザに対して通知させる(S426)。情報処理装置100は、例えば、表示デバイスや音声出力デバイスを制御し、画像や文字による視覚的な通知や、音声による聴覚的な通知を行わせる。
ステップS420において、会議支援サービスに関する処理の実行を停止すると、サービス提供装置400は、会議に係る資料を記録媒体に記録させる(S428)。
本実施形態に係る情報処理システムでは、例えば図13に示すような処理が行われる。例えば図13に示す処理が行われることによって、情報処理装置100は、図11に示す処理などにより拡張された機能を、解除することができる。また、例えば図13に示す処理が行われることによって、サービス提供装置400は、例えば図11に示す処理により提供していたサービスの提供を、終了することができる。
なお、拡張された機能の解除やサービスの終了に係る、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理は、図13に示す例に限られない。
例えば、本実施形態に係る情報処理システムでは、ユーザが情報処理装置100に対して機能の解除を開始するための解除操作など所定のユーザ操作を行い、当該所定のユーザ操作をトリガとして、拡張された機能を解除することも可能である。
所定のユーザ操作に基づいて、拡張された機能を解除する場合、情報処理装置100は、例えば、記憶部(後述する)などの記録媒体に記憶されている、属性情報、接続情報、空間情報などを用いて、図13に示すステップS406、S412、S414の処理を行うことによって、拡張された機能を解除する。また、所定のユーザ操作に基づいて、拡張された機能を解除する場合、情報処理装置100は、例えば、所定のユーザ操作に基づく解除情報を生成して、図13に示すステップS410の処理を行う。
(iii)本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第3の例
上記では、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第1の例、第2の例として、本実施形態に係るサービス提供装置が、会議の管理に関するサービスを提供する場合における処理の例を示した。しかしながら、上述したように、本実施形態に係るサービス提供装置が提供するサービスは、会議の管理に関するサービスに限られない。そこで、次に、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第3の例として、本実施形態に係るサービス提供装置が、いわゆるサテライトオフィスに関するサービスを提供する場合における処理の一例を示す。
図14は、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の第3の例を示す説明図である。図14では、図11と同様に、情報処理装置100が、空間情報、属性情報、および接続情報を、RFタグ200から取得する場合における、本実施形態に係る情報処理システムにおける処理の一例を示している。
図14では、例えば、情報処理装置100におけるステップS500〜S504の処理が、例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)に該当する。また、図14では、例えば、情報処理装置100におけるステップS506〜S512の処理が、上記(2)の処理(機能制御処理)に該当する。
図14では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS516の処理が、上記(I)の処理(判定処理)に該当する。また、図14では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS518、S520C、S522の処理が、上記(II)の処理(実行処理)に該当する。また、図11では、例えば、サービス提供装置400におけるステップS514の処理が、上記(III)の処理(機能管理処理)に該当する。
例えばユーザがタッチ操作を行うことによって、情報処理装置100とRFタグ200との距離が通信可能な範囲内となると、情報処理装置100とRFタグ200とは、例えば図11に示すステップS300と同様に、捕捉処理を行う(S500)。
ステップS500によりRFタグ200が検出されると、情報処理装置100は、情報送信要求を送信する(S502)。
ステップS502において情報処理装置100から送信された情報送信要求を受信したRFタグ200は、情報送信要求に応じて、機能の拡張に関する情報を送信する(S504)。図14では、RFタグ200が、機能の拡張に関する情報として、空間情報、属性情報、および接続情報を送信する例を示している。
ステップS504においてRFタグ200から送信された空間情報、属性情報、および接続情報を受信した情報処理装置100は、例えば図11のステップS306と同様に、空間情報と属性情報とに基づいて、機能を拡張する(S506)。
情報処理装置100は、例えば図11に示すステップS310と同様に、サービス提供装置400との間で認証処理を行い、サービス提供装置400に接続する(S508)。なお、情報処理装置100とサービス提供装置400とが既に接続されている場合、すなわち、情報処理装置100とサービス提供装置400とが通信可能な状態である場合には、情報処理装置100は、サービス提供装置400との間でステップS508の処理を行わなくてもよい。
ステップS508において認証処理が正常に完了して通信可能な状態となると、情報処理装置100は、例えば、装置に関する情報を、サービス提供装置400へ送信する(S510)。図14では、情報処理装置100が、装置に関する情報として、空間情報、識別情報、および機能情報を送信する例を示している。
情報処理装置100は、例えば図11のステップS318と同様に、ステップS506の処理において拡張された機能に対応する機器300との間で、通信を開始するための接続処理を行い、接続を開始する(S512)。なお、図14では、1つの機器300を示しているが、上述したように、情報処理装置100は、複数の機器との接続を開始することが可能である。
なお、図14では、情報処理装置100が、ステップS508の処理の後に、ステップS512の処理を行う例を示しているが、情報処理装置100における処理は、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、ステップS512の処理の後に、ステップS508、S510の処理を行ってもよいし、ステップS508、S510の処理と、ステップS512の処理とを同期して行ってもよい。
ステップS510において情報処理装置100から送信された装置に関する情報(空間情報、識別情報、および機能情報)を受信したサービス提供装置400は、例えば図11のステップS320と同様に、情報処理装置100が有する機能を更新する(S514)。
ステップS514において情報処理装置100が有する機能が更新されると、サービス提供装置400は、情報処理装置100に対して提供するサービスを判定する(S516)。サービス提供装置400は、例えば、上記(I−2)に示す第2の例に係る判定処理を行うことによって、情報処理装置100に対して提供するサービスを判定する。以下では、ステップS516において、サテライトオフィスに関するサービスが、情報処理装置100に対して提供するサービスとして判定された場合を例に挙げる。
ステップS516において情報処理装置100に対して提供するサービスが判定されると、サービス提供装置400は、判定されたサービスに関する処理である、サテライトオフィスに関するサービスに関する処理を開始する(S518)。サービス提供装置400は、例えば、サービスに関する処理の結果に応じたサービス情報を、適宜情報処理装置100に対して送信する。
情報処理装置100は、例えば図11のステップS326A、S326B、S326Cと同様に“情報処理装置100が予め有している機能を用いた、情報処理装置100で完結する個別の処理”や、“機器300と連携した処理(拡張した機能を利用した処理の一例)”、“サービス提供装置400と連携した処理”を行う(S520A、520B、520C)。
また、サービス提供装置400は、サービスに関する処理の結果に応じて、サテライトオフィス周辺に存在する店を紹介するデータや、当該店で使用可能なクーポンなど(空間情報が示す空間に関連するコンテンツやデータの一例)を、情報処理装置100に対してサービス情報として提供する(S522)。ここで、サテライトオフィス周辺に存在する店を紹介するデータや、当該店で使用可能なクーポンなどデータは、例えば、サービス提供装置400が生成したデータであってもよいし、サービス提供装置400が、外部のサーバなどから取得したデータであってもよい。なお、図14では、ステップS520CとステップS522とを分けて表しているが、ステップS522の処理は、例えば、ステップS520Cの一環として行われる。
本実施形態に係る情報処理システムでは、例えば図14に示すような処理が行われる。例えば図14に示す処理が行われることによって、情報処理装置100は、サテライトオフィスにおいて、外部の機器300が有する機能によって機能を拡張し、情報処理装置100で完結する個別の処理や、機器300やサービス提供装置400と連携した処理を行うことができる。また、例えば図14に示す処理が行われることによって、サービス提供装置400は、外部の機器が有する機能によって機能が拡張される情報処理装置100に対して、サテライトオフィスに関するサービスのような、サテライトオフィス(外部の機器による機能の拡張が行われる空間の一例)に対応するサービスを提供することができる。
なお、本実施形態に係る情報処理システムにおける、情報処理装置100の機能の拡張に係る処理、および、サービス提供装置400によるサテライトオフィスに関するサービスの提供に係る処理が、図14に示す例に限られないことは、言うまでもない。
(本実施形態に係る情報処理装置)
次に、上述した本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行うことが可能な、本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例について、説明する。
図15は、本実施形態に係る情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置100は、例えば、通信部102と、取得部104と、記憶部106と、制御部108とを備える。
また、情報処理装置100は、例えば、ROM(Read Only Memory。図示せず)や、RAM(図示せず)、ユーザが操作可能な操作部(図示せず)、様々な画面を表示画面に表示する表示部(図示せず)などを備えていてもよい。情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)により上記各構成要素間を接続する。
ここで、ROM(図示せず)は、制御部108が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部108により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
操作部(図示せず)としては、後述する操作入力デバイスが挙げられる。また、表示部(図示せず)としては、後述する表示デバイスが挙げられる。
[情報処理装置100のハードウェア構成例]
図16は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。情報処理装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、記録媒体156と、入出力インタフェース158と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164と、取得デバイス166とを備える。また、情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス168で各構成要素間を接続する。
MPU150は、例えば、MPUなどのプロセッサや各種処理回路などで構成され、情報処理装置100全体を制御する制御部108として機能する。また、MPU150は、情報処理装置100において、例えば、後述する取得制御部110、および機能制御部112の役目を果たす。
ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM154は、例えば、MPU150により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記録媒体156は、記憶部106として機能し、例えば、機能情報や、属性情報、接続情報、空間情報などの本実施形態に係る情報処理方法に係る情報や、アプリケーションなど、様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体156としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記録媒体156は、例えば、耐タンパ性を有する記録媒体であってもよく、また、情報処理装置100から着脱可能であってもよい。
入出力インタフェース158は、例えば、操作入力デバイス160や、表示デバイス162を接続する。操作入力デバイス160は、操作部(図示せず)として機能し、また、表示デバイス162は、表示部(図示せず)として機能する。ここで、入出力インタフェース158としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子、各種処理回路などが挙げられる。また、操作入力デバイス160は、例えば、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。操作入力デバイス160としては、例えば、ボタンや、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。また、表示デバイス162は、例えば、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。表示デバイス162としては、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display。または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode Display)ともよばれる。)などが挙げられる。
なお、入出力インタフェース158が、情報処理装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や表示デバイスなどの、外部デバイスと接続することも可能であることは、言うまでもない。また、表示デバイス162は、例えばタッチスクリーンなど、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
通信インタフェース164は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、外部の機器や、本実施形態に係るサービス提供装置などの外部装置と、無線または有線で通信を行うための通信部102として機能する。通信インタフェース164としては、例えば、通信アンテナおよびRF(Radio Frequency)回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN端子および送受信回路(有線通信)など、外部装置と通信することが可能な様々な通信デバイスが挙げられる。
取得デバイス166は、例えば本実施形態に係る外部オブジェクトから本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を取得する、取得部104として機能する。
ここで、取得デバイス166としては、例えば、NFCやにおける質問器の役目を果たす送受信回路(例えば、リーダ/ライタとして機能する送受信回路)や、NFCにおける応答器の役目を果たす送受信回路(例えば、ICチップなど)など、NFCやRFIDに係る通信デバイスが挙げられる。また、取得デバイス166は、例えば、アンテナを備え、備えているアンテナを介して通信を行う構成であってもよいし、外部のアンテナに接続され、外部のアンテナを介して通信を行う構成であってもよい。
なお、取得デバイス166は、NFCやRFIDに係る通信デバイスに限られない。例えば、取得デバイス166は、モデムなどの音声周波数帯域の信号による通信を行う通信デバイスや、可視光や赤外線などの光により通信を行う光通信デバイスなど、任意の通信方式の通信デバイスであってもよい。
取得デバイス166が通信デバイスである場合、取得デバイス166は、例えば、通信方式が同一の、または、通信方式が異なる複数の通信デバイスを備えることも可能である。取得デバイス166が複数の通信デバイスを備える場合、取得デバイス166は、例えば、1つのICで構成されていてもよいし、複数のICで構成されていてもよい。また、取得デバイス166が複数の通信デバイスを備える場合、取得デバイス166は、例えば、アンテナを備える構成であってもよいし、外部のアンテナに接続される構成であってもよい。
また、取得デバイス166は、通信デバイスに限られない。例えば、取得デバイス166は、画像(動画像または静止画像)を撮像する撮像デバイスであってもよい。取得デバイス166が撮像デバイスである場合、取得デバイス166は、例えば、本実施形態に係る外部オブジェクトを撮像することによって本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を取得する。
ここで、本実施形態に係る撮像デバイスとしては、例えば、レンズ/撮像素子と信号処理回路とが挙げられる。レンズ/撮像素子は、例えば、光学系のレンズと、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を複数用いたイメージセンサとで構成される。信号処理回路は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路やADC(Analog to Digital Converter)を備え、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。また、信号処理回路は、例えば、White Balance補正処理や、色調補正処理、ガンマ補正処理、YCbCr変換処理、エッジ強調処理など各種信号処理を行ってもよい。
情報処理装置100は、例えば図16に示す構成によって、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行う。なお、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成は、図16に示す構成に限られない。
例えば、取得部104として機能する取得デバイス166が通信デバイスである場合、通信部102として機能する通信インタフェース164が、取得部104として機能することも可能である。
また、取得部104として機能する取得デバイス166が通信デバイスである場合、通信インタフェース164と取得デバイス166とは、1つのICで構成されていてもよいし、複数のICで構成されていてもよい。また、通信インタフェース164と取得デバイス166とが、1つのICで構成されている場合、当該ICは、アンテナを備える構成であってもよいし、外部のアンテナに接続される構成であってもよい。
また、情報処理装置100は、例えば、外部の通信デバイスを介して、外部の機器やサービス提供装置などの外部装置と通信を行う場合には、通信インタフェース164を備えていなくてもよい。
また、情報処理装置100は、例えば、外部の通信デバイスを介した通信や、外部の撮像デバイスによる撮像によって、外部オブジェクトから機能の拡張に関する情報を取得する場合には、取得デバイス166を備えていなくてもよい。
さらに、情報処理装置100は、記録媒体156や、操作入力デバイス160、表示デバイス162を備えない構成をとることも可能である。
再度図15を参照して、情報処理装置100の構成の一例について説明する。通信部102は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、外部の機器や、本実施形態に係るサービス提供装置などの外部装置と、無線または有線で通信を行う。通信部102における信号の受信は、例えば、制御部108により制御される。通信部102としては、例えば、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路や、LAN端子および送受信回路など、外部装置と通信することが可能な様々な通信デバイスが挙げられる。
取得部104は、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を、外部オブジェクトから取得する。取得部104における、外部オブジェクトからの本実施形態に係る機能の拡張に関する情報の取得は、例えば、制御部108(より具体的には、例えば、後述する取得制御部110)により制御される。ここで、取得部104としては、例えば、外部オブジェクトと通信を行うことが可能な通信デバイス(例えば、NFCやRFIDに係る通信デバイスなど)や、外部オブジェクトを撮像する撮像デバイスなどの取得デバイスが挙げられる。
記憶部106は、情報処理装置100が備える記憶手段であり、例えば、機能情報や、属性情報、接続情報、空間情報などの本実施形態に係る情報処理方法に係る情報や、アプリケーションなど、様々なデータを記憶する。図15では、機能情報120と、属性情報122と、接続情報124とが、記憶部106に記憶されている例を示している。
ここで、記憶部106としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記憶部106は、例えば、耐タンパ性を有する記録媒体であってもよく、また、情報処理装置100から着脱可能であってもよい。
制御部108は、例えばMPUなどで構成され、情報処理装置100全体を制御する役目を果たす。また、制御部108は、例えば、取得制御部110と、機能制御部112とを備え、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を主導的に行う役目を果たす。
取得制御部110は、上記(1)の処理(取得制御処理)を主導的に行う役目を果たし、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を、外部オブジェクトから取得させる。取得制御部110は、例えば、取得部104を構成する取得デバイス、または、取得部104に対応する機能を有する外部の取得デバイスを制御することによって、機能の拡張に関する情報を、外部オブジェクトから取得する。
機能制御部112は、上記(2)の処理(機能制御処理)を主導的に行う役目を果たす。機能制御部112は、取得された機能の拡張に関する情報に含まれる属性情報に基づいて、属性情報が示す機能を自装置が有する機能として、自装置が有する機能を拡張する。そして、機能制御部112は、取得された機能の拡張に関する情報に含まれる接続情報に基づいて拡張された機能に対応する機器を接続させて、拡張した機能を有効化する。
より具体的には、機能制御部112は、例えば、上記(2−1)に示す第1の例に係る機能制御処理〜上記(2−6)に示す第6の例に係る機能制御処理を行う。
制御部108は、例えば、取得制御部110、および機能制御部112を備えることによって、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を主導的に行う。
情報処理装置100は、例えば図15に示す構成によって、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理(例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)、および上記(2)の処理(機能制御処理))を行う。
したがって、情報処理装置100は、例えば図15に示す構成によって、外部の機器が有する機能によって機能を拡張することがことができる。
また、例えば図15に示す構成によって、情報処理装置100は、例えば上述したような、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理が行われることにより奏される効果を奏することができる。
なお、本実施形態に係る情報処理装置の構成は、図15に示す構成に限られない。
例えば、本実施形態に係る情報処理装置は、図15に示す取得制御部110と機能制御部112とのうちの、一方または双方を、制御部108とは個別に備える(例えば、個別の処理回路で実現する)ことができる。また、取得制御部110が制御部108とは個別に備えられる場合、取得制御部110は、例えば、取得部104と一体であってもよいし、取得部104と別体であってもよい。
また、例えば、通信部102と同様の機能、構成を有する外部の通信デバイスを介して、外部の機器やサービス提供装置などの外部装置と通信を行う場合には、通信部102を備えていなくてもよい。
また、例えば、取得部104と同様の機能、構成を有する外部の取得デバイスを制御することによって、本実施形態に係る機能の拡張に関する情報を取得する構成である場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、取得部104を備えていなくてもよい。
また、例えば、接続されている外部記録媒体や外部装置が備える記録媒体などの、外部の記録媒体に記憶されている、機能情報などの本実施形態に係る情報処理方法に係る情報を、本実施形態に係る情報処理装置が処理に用いる場合には、本実施形態に係る情報処理装置は、記憶部106を備えていなくてもよい。
(本実施形態に係るサービス提供装置)
次に、上述した本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を行うことが可能な、本実施形態に係るサービス提供装置の構成の一例について、説明する。
図17は、本実施形態に係るサービス提供装置400の構成の一例を示すブロック図である。サービス提供装置400は、例えば、通信部402と、制御部404とを備える。
また、サービス提供装置400は、例えば、ROM(図示せず)や、RAM(図示せず)、様々な情報を記憶する記憶部(図示せず)、ユーザが操作可能な操作部(図示せず)、様々な画面を表示画面に表示する表示部(図示せず)などを備えていてもよい。サービス提供装置400は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。
ここで、ROM(図示せず)は、制御部404が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部404により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
操作部(図示せず)としては、後述する操作入力デバイスが挙げられる。また、表示部(図示せず)としては、後述する表示デバイスが挙げられる。
[サービス提供装置400のハードウェア構成例]
図18は、本実施形態に係るサービス提供装置400のハードウェア構成の一例を示す説明図である。サービス提供装置400は、例えば、MPU450と、ROM452と、RAM454と、記録媒体456と、入出力インタフェース458と、操作入力デバイス460と、表示デバイス462と、通信インタフェース464とを備える。また、サービス提供装置400は、例えば、データの伝送路としてのバス466で各構成要素間を接続する。
MPU450は、例えば、MPUなどのプロセッサや各種処理回路などで構成され、サービス提供装置400全体を制御する制御部404として機能する。また、MPU450は、サービス提供装置400において、例えば、後述する判定部410、処理部412、機能管理部414、および記録制御部416の役目を果たす。
ROM452は、MPU450が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。RAM454は、例えば、MPU450により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
記録媒体456は、記憶部(図示せず)として機能し、例えば、図9のAに示すようなテーブル(またはデータベース)や図9のBに示すようなテーブル(またはデータベース)などの本実施形態に係るサービス提供方法に係る情報や、アプリケーションなど、様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体456としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられる。また、記録媒体456は、例えば、サービス提供装置400から着脱可能であってもよい。
入出力インタフェース458は、例えば、操作入力デバイス460や、表示デバイス462を接続する。操作入力デバイス460は、操作部(図示せず)として機能し、また、表示デバイス462は、表示部(図示せず)として機能する。ここで、入出力インタフェース458としては、例えば、USB端子や、DVI端子、HDMI(登録商標)端子、各種処理回路などが挙げられる。また、操作入力デバイス460は、例えば、サービス提供装置400上に備えられ、サービス提供装置400の内部で入出力インタフェース458と接続される。操作入力デバイス460としては、例えば、ボタンや、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。また、表示デバイス462は、例えば、サービス提供装置400上に備えられ、サービス提供装置400の内部で入出力インタフェース458と接続される。表示デバイス462としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどが挙げられる。
なお、入出力インタフェース458が、サービス提供装置400の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や表示デバイスなどの、外部デバイスと接続することも可能であることは、言うまでもない。また、表示デバイス462は、例えばタッチスクリーンなど、表示とユーザ操作とが可能なデバイスであってもよい。
通信インタフェース464は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、本実施形態に係る情報処理装置などの外部装置と、無線または有線で通信を行うための通信部402として機能する。通信インタフェース464としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11ポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN端子および送受信回路(有線通信)など、外部装置と通信することが可能な様々な通信デバイスが挙げられる。
サービス提供装置400は、例えば図18に示す構成によって、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を行う。なお、本実施形態に係るサービス提供装置400のハードウェア構成は、図18に示す構成に限られない。
例えば、サービス提供装置400は、例えば、外部の通信デバイスを介して、外部の機器やサービス提供装置などの外部装置と通信を行う場合には、通信インタフェース464を備えていなくてもよい。
また、サービス提供装置400は、記録媒体456や、操作入力デバイス460、表示デバイス462を備えない構成をとることも可能である。
再度図17を参照して、サービス提供装置400の構成の一例について説明する。通信部402は、例えば、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)、本実施形態に係る情報処理装置などの外部装置と、無線または有線で通信を行う。通信部402における信号の受信は、例えば、制御部404により制御される。通信部402としては、例えば、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路や、LAN端子および送受信回路など、外部装置と通信することが可能な様々な通信デバイスが挙げられる。
制御部404は、例えばMPUなどで構成され、サービス提供装置400全体を制御する役目を果たす。また、制御部404は、例えば、判定部410と、処理部412と、機能管理部414と、記録制御部416とを備え、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を主導的に行う役目を果たす。
判定部410は、上記(I)の処理(判定処理)を主導的に行う役目を果たし、本実施形態に係る情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供するサービスを判定する。
より具体的には、判定部410は、例えば、上記(I−1)に示す第1の例に係る判定処理〜上記(I−5)に示す第5の例に係る判定処理を行う。
処理部412は、上記(II)の処理(実行処理)を主導的に行う役目を果たし、判定部410において提供すると判定されたサービスに関する処理を実行する。
また、処理部412は、例えば、実行されたサービスに関する処理に対応する、サービスに関するサービス情報を、本実施形態に係る情報処理装置に対して送信させる。
また、処理部412は、例えば、上記(II−1)に示す第1の例に係る実行処理〜上記(II−3)に示す第3の例に係る実行処理を行ってもよい。
機能管理部414は、上記(III)の処理(機能管理処理)を主導的に行う役目を果たし、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を管理する。
より具体的には、機能管理部414は、例えば、取得された機能情報と識別情報とに基づいて、識別情報が示す情報処理装置が有する機能を更新することによって、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を管理する。また、機能管理部414は、例えば、本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに更新することによって、複数の本実施形態に係る情報処理装置が有する機能を、本実施形態に係る情報処理装置ごとに管理する。
記録制御部416は、上記(IV)の処理(記録制御処理)を主導的に行う役目を果たし、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供しているサービスに関する処理の実行を終了した場合には、実行していたサービスに関する処理に関する情報を、記録媒体に記録させる。記録制御部416は、例えば、上記(II−1)に示す第1の例に係る実行処理〜上記(II−3)に示す第3の例に係る実行処理によって、本実施形態に係る情報処理装置に対して提供しているサービスに関する処理の実行を終了した場合に、実行していたサービスに関する処理に関する情報を、記録媒体に記録させる。
制御部404は、例えば、判定部410、処理部412、機能管理部414、および記録制御部416を備えることによって、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を主導的に行う。
サービス提供装置400は、例えば図17に示す構成によって、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理(例えば、“上記(I)の処理(判定処理)および上記(II)の処理(実行処理)”や、“上記(I)の処理(判定処理)および上記(II)の処理(実行処理)と、上記(III)の処理(機能管理処理)および上記(IV)の処理(記録制御処理)のうちの一方または双方の処理”)を行う。
したがって、サービス提供装置400は、例えば図17に示す構成によって、本実施形態に係る情報処理装置に対して、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
また、例えば図17に示す構成によって、サービス提供装置400は、例えば上述したような、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理が行われることにより奏される効果を奏することができる。
なお、本実施形態に係るサービス提供装置の構成は、図17に示す構成に限られない。
例えば、本実施形態に係るサービス提供装置は、図17に示す判定部410、処理部412、機能管理部414、および記録制御部416のうちの、1または2以上を、制御部404とは個別に備える(例えば、個別の処理回路で実現する)ことができる。
また、本実施形態に係るサービス提供装置は、例えば、図17に示す機能管理部414と記録制御部416とのうちの、一方または双方を備えない構成をとることも可能である。
機能管理部414と記録制御部416とのうちの、一方または双方を備えない構成であっても、本実施形態に係るサービス提供装置は、上記(I)の処理(判定処理)および上記(II)の処理(実行処理)を行うことが可能である。よって、機能管理部414と記録制御部416とのうちの、一方または双方を備えない構成であっても、本実施形態に係るサービス提供装置は、本実施形態に係る情報処理装置に対して、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
また、例えば、通信部402と同様の機能、構成を有する外部の通信デバイスを介して、本実施形態に係る情報処理装置などの外部装置と通信を行う場合には、通信部402を備えていなくてもよい。
以上、本実施形態に係る情報処理システムを構成する要素として、情報処理装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、タブレット型の装置や、携帯電話やスマートフォンなどの通信装置、映像/音楽再生装置(または映像/音楽記録再生装置)、ゲーム機、PC(Personal Computer)などのコンピュータなど、様々な機器に適用することができる。また、本実施形態は、例えば、上記のような機器に組み込むことが可能な、処理ICに適用することもできる。
また、本実施形態に係る情報処理システムを構成する要素として、外部オブジェクトを挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、“本実施形態に係る情報処理装置との間で、NFCによる通信技術やRFID技術などの無線通信技術を用いた無線通信を行うことが可能なデバイス(例えば、RFタグ(応答器)や、ICカード(応答器)、リーダ/ライタ(質問器)など)”や、“任意の通信方式によって本実施形態に係る情報処理装置との間で通信を行うことが可能なデバイス”など、本実施形態に係る情報処理装置との間で通信を行うことが可能な様々なデバイスに適用することができる。また、本実施形態は、例えば、マトリックス型二次元コードなどの二次元コードや、三次元コードなどの様々なコードに適用することも可能である。
また、本実施形態に係る情報処理システムを構成する要素として、機器を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、“図3、図4に示したような、表示装置や、スピーカ、キーボード、マウス”や、タブレット型の装置、携帯電話やスマートフォンなどの通信装置、映像/音楽再生装置(または映像/音楽記録再生装置)、ゲーム機、PCなどのコンピュータなど、様々な機能を有する任意の機器に適用することができる。
また、本実施形態に係る情報処理システムを構成する要素として、サービス提供装置を挙げて説明したが、本実施形態は、かかる形態に限られない。本実施形態は、例えば、PCやサーバなどのコンピュータなど、様々な機器に適用することができる。また、本実施形態は、例えばクラウドコンピューティングなどのように、ネットワークへの接続(または各装置間の通信)を前提とした、複数の装置からなるシステムにより実現されてもよい。つまり、本実施形態係るサービス提供方法に係る処理は、例えばクラウドコンピューティングなどのように、ネットワークへの接続(または各装置間の通信)を前提とした、複数の装置からなるシステムにより実現されてもよい。
(本実施形態に係るプログラム)
[1]本実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラム
コンピュータを、本実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラム(例えば、上記(1)の処理(取得制御処理)、および上記(2)の処理(機能制御処理)など、本実施形態に係る情報処理方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)が、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、外部の機器が有する機能によって機能を拡張することがことができる。
また、コンピュータを、本実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、上述した本実施形態に係る情報処理方法に係る処理によって奏される効果を奏することができる。
[2]本実施形態に係るサービス提供装置として機能させるためのプログラム
コンピュータを、本実施形態に係るサービス提供装置として機能させるためのプログラム(例えば、“上記(I)の処理(判定処理)および上記(II)の処理(実行処理)”や、“上記(I)の処理(判定処理)および上記(II)の処理(実行処理)と、上記(III)の処理(機能管理処理)および上記(IV)の処理(記録制御処理)のうちの一方または双方の処理”など、本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理を実行することが可能なプログラム)が、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、本実施形態に係る情報処理装置に対して、空間情報に基づき決定された外部の機器による機能の拡張が行われる空間に対応するサービスを提供することができる。
また、コンピュータを、本実施形態に係るサービス提供装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータにおいてプロセッサなどにより実行されることによって、上述した本実施形態に係るサービス提供方法に係る処理によって奏される効果を奏することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、コンピュータを、本実施形態に係る情報処理装置、または、本実施形態に係るサービス提供装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本実施形態は、さらに、上記プログラムをそれぞれ記憶させた記録媒体や、上記プログラムを共に記憶させた記録媒体も併せて提供することができる。
上述した構成は、本実施形態の一例を示すものであり、当然に、本開示の技術的範囲に属するものである。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
情報処理装置が外部オブジェクトから取得した前記情報処理装置が有する機能の拡張が行われる空間に関する空間情報と、前記情報処理装置が有する機能を示す機能情報とを含む、前記情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、前記情報処理装置に対して提供するサービスを判定する判定部と、
提供すると判定されたサービスに関する処理を実行する処理部と、
を備える、サービス提供装置。
(2)
前記装置に関する情報には、情報処理装置を識別することが可能な識別情報がさらに含まれ、
取得された前記機能情報と前記識別情報とに基づいて、前記識別情報が示す情報処理装置に対応する、情報処理装置が有する機能を示す情報を更新する機能管理部をさらに備え、
前記判定部は、取得された前記空間情報と、取得された前記機能情報に基づき更新された、前記識別情報が示す情報処理装置に対応する前記機能を示す情報が示す機能とに基づいて、前記情報処理装置に対して提供するサービスを判定する、(1)に記載のサービス提供装置。
(3)
前記機能管理部は、複数の情報処理装置に対応する情報処理装置が有する機能を示す情報を、情報処理装置ごとに更新し、
前記判定部は、さらに、前記識別情報が示す情報処理装置とは異なる他の情報処理装置に対応する、前記機能を示す情報が示す機能に基づいて、前記情報処理装置に対して提供するサービスを判定する、(2)に記載のサービス提供装置。
(4)
前記判定部は、取得された前記空間情報と、取得された前記機能情報が示す情報処理装置に対応する、前記機能を示す情報が示す機能とに基づいて、前記情報処理装置に対して提供するサービスを判定する、(1)に記載のサービス提供装置。
(5)
前記装置に関する情報には、情報処理装置が外部オブジェクトから取得した、拡張された機能を解除する解除情報がさらに含まれ、
前記解除情報が取得された場合、
前記判定部は、取得された前記装置に関する情報に基づいて、前記情報処理装置に対して提供されているサービスのうち、提供を停止するサービスを判定し、
前記処理部は、停止すると判定されたサービスに関する処理の実行を終了する、(1)〜(4)のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
(6)
前記装置に関する情報には、情報処理装置を識別することが可能な識別情報がさらに含まれ、
取得された前記機能情報と前記識別情報とに基づいて、前記識別情報が示す情報処理装置に対応する、情報処理装置が有する機能を示す情報を更新する機能管理部をさらに備え、
前記判定部は、取得された前記空間情報と、取得された前記機能情報に基づき更新された、前記識別情報が示す情報処理装置に対応する前記機能を示す情報が示す機能とに基づいて、前記情報処理装置に対して提供されているサービスのうち、提供を停止するサービスを判定し、
前記処理部は、停止すると判定されたサービスに関する処理の実行を終了する、(1)に記載のサービス提供装置。
(7)
前記機能管理部は、複数の情報処理装置に対応する情報処理装置が有する機能を示す情報を、情報処理装置ごとに更新し、
前記判定部は、さらに、前記識別情報が示す情報処理装置とは異なる他の情報処理装置に対応する、前記機能を示す情報が示す機能に基づいて、前記情報処理装置に対して提供されているサービスのうち、提供を停止するサービスを判定する、(6)に記載のサービス提供装置。
(8)
前記処理部は、前記空間情報に対応する空間の状態を検出する検出デバイスの検出結果に基づいて、前記情報処理装置に対して提供している前記サービスに関する処理の実行を、選択的に終了する、(1)〜(7)のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
(9)
前記処理部は、実行されたサービスに関する処理に対応する、サービスに関するサービス情報を、前記情報処理装置に対して送信させる、(1)〜(8)のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
(10)
前記処理部は、前記情報処理装置に対して提供している前記サービスに関する処理の実行を終了した場合には、実行していた前記サービスに関する処理に関する情報を、記録媒体に記録させる、(5)、(6)〜(8)のいずれか1つに記載のサービス提供装置。
(11)
情報処理装置が外部オブジェクトから取得した前記情報処理装置が有する機能の拡張が行われる空間に関する空間情報と、前記情報処理装置が有する機能を示す機能情報とを含む、前記情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、前記情報処理装置に対して提供するサービスを判定するステップと、
提供すると判定されたサービスに関する処理を実行するステップと、
を有する、サービス提供装置により実行されるサービス提供方法。
(12)
情報処理装置が外部オブジェクトから取得した前記情報処理装置が有する機能の拡張が行われる空間に関する空間情報と、前記情報処理装置が有する機能を示す機能情報とを含む、前記情報処理装置から取得された装置に関する情報に基づいて、前記情報処理装置に対して提供するサービスを判定するステップ、
提供すると判定されたサービスに関する処理を実行するステップ、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。