JP2004334439A - 有体物情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーごとに物品の位置情報の管理が可能な有体物情報管理システムの提供。
【解決手段】一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成される。携帯情報端末には、発信された位置信号を受信する位置信号受信手段と、受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段と、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段と、有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成される。携帯情報端末には、発信された位置信号を受信する位置信号受信手段と、受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段と、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段と、有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザーごとに物品の位置情報の管理が可能な有体物情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品の出荷や配送、商品管理などにおいてはバーコードなどの商品またはその梱包に付された識別タグを利用して、出荷数量、販売数量などを管理することが行われている。
今日では非接触式ICなどの無線通信による商品管理、物品管理などを行う方法も提案されている。
【0003】
たとえば特開平8−335238「商品管理システム」においては、人手によって行っていた作業工数を大幅に削減するとともに、間違いの少ない正確なデータの収集を行うことのできる商品管理システムが提案されており、店内の各商品に無線信号を受けそれに応じて応答データを送信する応答形商品識別タグを付加し、情報を収集しようとする商品に対応するデータを送信し、該当する商品の応答形商品識別タグからの応答データを受信する商品管理装置を備えることにより、店内の商品の数量およびまたはその他の所望データの集計・管理を行うように構成されている。
【0004】
また特開2002−165825「視覚障害者誘導・警告情報通知システム」においては、視覚障害者が安全にかつ容易に目的地へ到達することが可能なシステムが提案されており、電池不要で通信動作が可能で不揮発性メモリを有するICタグを内蔵した盲人用ブロックと、ICタグのメモリを読取るICタグ読取器とセンター装置と通信が可能で歩行者へ情報伝達機能を有する歩行者用情報端末と、ICタグの布設情報により経路誘導情報を生成するセンター装置とから構成されている。
これにより、歩行者用情報端末を利用して盲人用ブロックの位置を検知するようにされている。
【0005】
また特開2002−46821「物品管理システム」においては、ICタグリーダが、ICタグに対して読み出し信号を送信するとともに、応答信号を受信し、さらに測位手段がICタグリーダの位置を計測するようになっており、応答信号の内容と自機に登録された内容が一致するときに、測位手段より得られる位置信号に基づいて、ICタグが貼り付けられた管理対象物品の位置を管理する位置管理サーバとを備えた構成となっている。これにより物品の位置を管理することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の各技術は、商品管理や物品管理などに利用することが想定されており、これを操作するユーザーは同じシステム(たとえば同じ倉庫内)で同じ商品や物品を管理する用途に利用されるものである。
また特開2002−165825「視覚障害者誘導・警告情報通知システム」においても同様に、汎用的に利用可能な視覚障害者誘導・警告情報通知システムにおいて利用することが想定されており、これを操作するユーザーは同じ情報を利用するものである。
【0007】
一方、今日では携帯電話に代表される携帯情報端末を一人一人が持つようになり、そこで管理する情報もユーザーごとに異なるものである。また携帯情報端末の進歩により、管理したりデータ処理したりできるデータも多くなっている。
たとえば、物品管理においても、それぞれのユーザーが自分の所持品を管理することが多い。
その代表的な使用場面を想定すれば、たとえば、忘れ物や探し物をチェックするような場面が想定されるが、定期入れ、財布、鍵、メガネ、印鑑など、管理したりその所在を探したりしたい物品は、個人ごとに異なる。しかも財布や印鑑など、他のユーザーには所在を知られたくないものも多い。
また別の使用場面を想定すれば、たとえば、個人ごとに管理している蔵書の管理や、ビデオパッケージ・ゲームソフト・CDなどの管理など、個人的な物品管理をする場合にも、管理したりその所在を探したりしたい物品は、個人ごとに異なる。
このような物品の管理や、所在を知るための探し物などを携帯情報端末で管理することができればこれら以外にも様々な用途に利用することができる。またデータの書き換えや編集などをすれば、データベースを管理しながら、これに連動する物品管理をユーザーごとにすることが可能になる。
【0008】
そこで本発明においては、上記の様々な課題を解決し、それぞれのユーザーが自分の所持品を管理することが可能な有体物情報管理システムを提供し、忘れ物や探し物をチェックするような場面や、個人ごとに管理している蔵書の管理や、ビデオパッケージ・ゲームソフト・CDなどの管理など、個人的な物品管理をする場合にも、管理したりその所在を探したりしたい物品を個人ごとに設定し、物品の位置の検知を可能にすることを目的とする。
さらに本発明においては、他のユーザーには所在を知られたい物品管理に対応し、ユーザーごと、ユーザーの携帯情報端末ごとにデータ管理と位置情報の検知が可能な有体物情報管理システムを提供することを目的とする。
さらに本発明においては、データの書き換えや編集などをすることにより、データベースを管理しながら、これに連動する物品管理をユーザーごとにすることが可能な有体物情報管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成されるシステムであって、
前記の携帯情報端末には、
発信された位置信号を受信する位置信号受信手段と、
受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段と、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段と、
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段と、
有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段とを備えた、有体物情報管理システムであることを特徴としている
【0010】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、
位置信号発信手段は、非接触式ICなどの識別タグである、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0011】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備えた携帯電話である、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0012】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれたリモートコントロール装置である、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0013】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれた時計である、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0014】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備えたウェアラブルコンピュータである、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0015】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段は、探し物データベースである、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0016】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、
前記の探し物データベースには、複数のユーザーの内のいずれのユーザーを識別するユーザー識別情報と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0017】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、
有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段が、前記の携帯情報端末に備えられ、位置情報検知指示をすることにより、位置信号の受信処理が行われる、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
本発明のシステムは、一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成されるシステムである。
【0019】
携帯情報端末は、通常、携帯電話、パーソナルハンディホン(PHS)や、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備えるコンピュータが組み込まれた各種の携帯情報端末が用いられる。この他にも、携帯情報端末として、ポケットベルその他の無線通信端末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機器、テレビ会議システム、カーナビゲーションシステム、その他のコンピュータ接続機能を備えた家電製品などの機器を広く含む。
【0020】
発信された位置信号を受信する携帯情報端末の好ましい形態の代表的な例は、識別タグ読み取り手段を備えた携帯電話である。
また、発信された位置信号を受信する携帯情報端末の別の好ましい形態の例は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれたリモートコントロール装置である。
また、発信された位置信号を受信する携帯情報端末の別の好ましい形態の例は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれた時計である。
また、発信された位置信号を受信する携帯情報端末の別の好ましい形態の例は、識別タグ読み取り手段を備えたウェアラブルコンピュータである。
【0021】
本発明のシステムは、一以上の任意の有体物ごとに付加された位置信号発信手段を用いて、発信された位置信号を携帯情報端末により受信することにより、有体物の所在を知ることができるシステムである。
位置信号発信手段は、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する。発信は無線通信により行うものであり、位置信号発信手段の好ましい例は、非接触式ICなどの識別タグである。
当該有体物の位置信号は、携帯情報端末が備える位置信号受信手段に対し発信される信号により、携帯情報端末において位置を知ることができる信号であればよい。
識別タグには、少なくとも有体物を一意に識別する有体物識別情報がデータとして書き込まれている。さらに必要に応じ、その有体物の管理者や所有者を識別するデータや、有体物の種類、サイズ、色等の付随情報などのデータ等を含んでいてもよいが必須ではない。
【0022】
携帯情報端末は、発信された位置信号を受信する位置信号受信手段を備えている。
位置信号受信手段は、位置信号発信手段から発信された有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも受信する。
識別タグとして非接触式ICなどを採用した場合には、識別タグ読み取り手段であるセンサから特定周波数の電波を用いて読み出し要求を行い、データを読み出すことができる。さらに携帯情報端末から非接触式ICなどの識別タグのデータ書き換えを可能にしてもよい。
【0023】
次に携帯情報端末は、受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段を備えている。位置情報検知手段は、受信した位置信号により当該有体物の位置を検知するが、検知される位置情報は、好ましい実施形態の一例としては、下記の様々な例を採用することができる。
第一に、携帯情報端末からの距離の検知をする形態であり、たとえば下記のような検知方法があげられる。
位置信号を受信したことにより、当該有体物から携帯情報端末への距離が所定の距離以下(たとえば5m以下)になったことが示される形態である。あるいは、受信した位置信号の強弱や波長などにより、当該有体物から携帯情報端末への距離がどのランクか(たとえば1m以下、1mから3m、3mから5m、5m以上)を示す形態である。
第二に、携帯情報端末からの方向を検知する形態であり、たとえば下記のような検知方法があげられる。
位置信号を受信したことにより、当該有体物から携帯情報端末への方向と、携帯情報端末の向きとの差が所定の誤差以内(たとえば角度10度以下)になったことが示される形態である。あるいは、受信した位置信号の強弱や波長などにより、当該有体物から携帯情報端末への方向と、携帯情報端末の向きとの誤差がどのランクか(たとえば角度10度以下、10度から20度、20度から30度、30度以上)を示す形態である。あるいは、あるいは、受信した位置信号の強弱や波長などにより、当該有体物から携帯情報端末への方向と、携帯情報端末の向きとの誤差がどの方向への誤差か(上方向、下方向、右方向、左方向)を示す形態などである。
【0024】
次に携帯情報端末は、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段を備えている。
位置情報出力手段は、位置情報検知手段が検知した位置情報を、携帯情報端末が備える表示出力手段、音声出力手段、触覚出力手段等により出力する。表示出力手段はディスプレイなどであり、画面への表示による出力を行う。音声出力手段はスピーカーなどであり、音声による出力を行う。触覚出力手段はバイブレータなどであり、振動などによる出力を行う。
【0025】
次に携帯情報端末は、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段を備えている。
有体物管理情報記憶手段は、位置情報の検知をしたい有体物についての情報を記憶するものであり、識別タグなどの位置情報発信手段を付加した任意の有体物ごとの情報を管理するデータベースである。
有体物管理情報記憶手段に記憶されるデータの一例を図2および図3に示す。
【0026】
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段は、探し物データベースである。
前記の探し物データベースには、複数のユーザーの内のいずれのユーザーを識別するユーザー識別情報と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する。
【0027】
次に携帯情報端末は、有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段を備えている。
位置情報検知指示手段は、好ましくは前記の携帯情報端末に備えられ、位置情報検知指示をすることにより、位置信号の受信処理が行われる。
位置情報検知指示手段は、位置信号の受信を指示するスイッチ、ボタン、キーボードなどである。識別タグとして非接触式ICなどを採用した場合には、識別タグ読み取り手段であるセンサから特定周波数の電波を用いて読み出し要求を行い、データを読み出すことができる。
有体物識別情報の指定は、たとえば図2に示されるように複数の有体物の中から有体物IDを指定することにより、位置を知りたい有体物、たとえば探し物をしている対象物を指定する。有体物の指定は、有体物管理情報記憶手段を参照してデータベース中のリストから選択する方法などを採用することができる。
位置情報検知指示手段が、位置信号の受信指示に加えて、携帯情報端末を一意に識別する携帯情報端末IDなどの識別情報、あるいは携帯情報端末を保有・管理するユーザーのユーザーIDなどの識別情報を発信するようにすれば、当該識別情報で特定される携帯情報端末またはユーザーのみの位置情報検知指示に対して有体物からの位置信号が発信され、それ以外の携帯情報端末またはユーザーのみの位置情報検知指示に対して有体物からの位置信号が発信されないようにすることができる。
【0028】
以下、本発明の基本的な処理の流れについて説明する。
図4及び図5は、本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではなく、様々な応用や変形が可能である。
【0029】
初めに、図4を参照して、有体物情報の登録管理処理について説明する。
有体物に非接触式ICなどの識別タグを付加する(S100)。有体物ごとに、識別タグにデータ書き込みを行い(S101)、さらに別の有体物を管理する場合には(S102)、それぞれの有体物について同様に処理を行い、有体物IDと有体物に関するデータを有体物管理情報記憶手段に記憶する(S103)。また、有体物管理情報記憶手段に記憶するデータは追加、編集、削除等をすることができ、また識別タグに書き込まれたデータの消去、変更などをできるようにしてもよい。
【0030】
次に、図5を参照して、有体物の位置情報検知処理について説明する。
有体物管理情報記憶手段に記憶されているリストから有体物を指定し、スイッチやボタン、キーボードなどの操作をして、位置情報検知指示手段により位置信号の受信を指示する(S200)。位置信号受信指示、有体物IDを携帯情報端末から発信する(S201)。
当該有体物が検知可能範囲に葉ない場合には(S202)、再度位置を変えるなどして位置情報検知指示手段により位置信号の受信を指示するか(S200)、または所定時間の間あるいは所定の操作が行われるまでの間、位置信号受信指示、有体物IDを携帯情報端末から発信するようにしてもよい(S201)。
【0031】
当該有体物が検知可能範囲にある場合には(S202)、位置信号を受信するが、携帯情報端末IDまたはユーザーID等による認証がある場合には(S203)、認証の結果OKであることを条件として(S204)、有体物IDで識別される有体物の位置信号発信手段が応答し、位置信号が発信される(S205)。
携帯情報端末において位置信号受信手段が受信し(S206)、位置情報検知手段が距離や方向などの位置信号を解釈し(S207)、画面、音声、振動などにより位置情報出力手段が位置情報を出力する(S208)。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、それぞれのユーザーが自分の所持品を管理することが可能な有体物情報管理システムを提供し、忘れ物や探し物をチェックするような場面や、個人ごとに管理している蔵書の管理や、ビデオパッケージ・ゲームソフト・CDなどの管理など、個人的な物品管理をする場合にも、管理したりその所在を探したりしたい物品を個人ごとに設定し、物品の位置の検知を可能にすることができる。
さらに本発明によれば、他のユーザーには所在を知られたい物品管理に対応し、ユーザーごと、ユーザーの携帯情報端末ごとにデータ管理と位置情報の検知が可能な有体物情報管理システムを提供することができる。
さらに本発明によれば、データの書き換えや編集などをすることにより、データベースを管理しながら、これに連動する物品管理をユーザーごとにすることが可能な有体物情報管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】有体物管理情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。
【図3】有体物管理情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。
【図4】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザーごとに物品の位置情報の管理が可能な有体物情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品の出荷や配送、商品管理などにおいてはバーコードなどの商品またはその梱包に付された識別タグを利用して、出荷数量、販売数量などを管理することが行われている。
今日では非接触式ICなどの無線通信による商品管理、物品管理などを行う方法も提案されている。
【0003】
たとえば特開平8−335238「商品管理システム」においては、人手によって行っていた作業工数を大幅に削減するとともに、間違いの少ない正確なデータの収集を行うことのできる商品管理システムが提案されており、店内の各商品に無線信号を受けそれに応じて応答データを送信する応答形商品識別タグを付加し、情報を収集しようとする商品に対応するデータを送信し、該当する商品の応答形商品識別タグからの応答データを受信する商品管理装置を備えることにより、店内の商品の数量およびまたはその他の所望データの集計・管理を行うように構成されている。
【0004】
また特開2002−165825「視覚障害者誘導・警告情報通知システム」においては、視覚障害者が安全にかつ容易に目的地へ到達することが可能なシステムが提案されており、電池不要で通信動作が可能で不揮発性メモリを有するICタグを内蔵した盲人用ブロックと、ICタグのメモリを読取るICタグ読取器とセンター装置と通信が可能で歩行者へ情報伝達機能を有する歩行者用情報端末と、ICタグの布設情報により経路誘導情報を生成するセンター装置とから構成されている。
これにより、歩行者用情報端末を利用して盲人用ブロックの位置を検知するようにされている。
【0005】
また特開2002−46821「物品管理システム」においては、ICタグリーダが、ICタグに対して読み出し信号を送信するとともに、応答信号を受信し、さらに測位手段がICタグリーダの位置を計測するようになっており、応答信号の内容と自機に登録された内容が一致するときに、測位手段より得られる位置信号に基づいて、ICタグが貼り付けられた管理対象物品の位置を管理する位置管理サーバとを備えた構成となっている。これにより物品の位置を管理することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の各技術は、商品管理や物品管理などに利用することが想定されており、これを操作するユーザーは同じシステム(たとえば同じ倉庫内)で同じ商品や物品を管理する用途に利用されるものである。
また特開2002−165825「視覚障害者誘導・警告情報通知システム」においても同様に、汎用的に利用可能な視覚障害者誘導・警告情報通知システムにおいて利用することが想定されており、これを操作するユーザーは同じ情報を利用するものである。
【0007】
一方、今日では携帯電話に代表される携帯情報端末を一人一人が持つようになり、そこで管理する情報もユーザーごとに異なるものである。また携帯情報端末の進歩により、管理したりデータ処理したりできるデータも多くなっている。
たとえば、物品管理においても、それぞれのユーザーが自分の所持品を管理することが多い。
その代表的な使用場面を想定すれば、たとえば、忘れ物や探し物をチェックするような場面が想定されるが、定期入れ、財布、鍵、メガネ、印鑑など、管理したりその所在を探したりしたい物品は、個人ごとに異なる。しかも財布や印鑑など、他のユーザーには所在を知られたくないものも多い。
また別の使用場面を想定すれば、たとえば、個人ごとに管理している蔵書の管理や、ビデオパッケージ・ゲームソフト・CDなどの管理など、個人的な物品管理をする場合にも、管理したりその所在を探したりしたい物品は、個人ごとに異なる。
このような物品の管理や、所在を知るための探し物などを携帯情報端末で管理することができればこれら以外にも様々な用途に利用することができる。またデータの書き換えや編集などをすれば、データベースを管理しながら、これに連動する物品管理をユーザーごとにすることが可能になる。
【0008】
そこで本発明においては、上記の様々な課題を解決し、それぞれのユーザーが自分の所持品を管理することが可能な有体物情報管理システムを提供し、忘れ物や探し物をチェックするような場面や、個人ごとに管理している蔵書の管理や、ビデオパッケージ・ゲームソフト・CDなどの管理など、個人的な物品管理をする場合にも、管理したりその所在を探したりしたい物品を個人ごとに設定し、物品の位置の検知を可能にすることを目的とする。
さらに本発明においては、他のユーザーには所在を知られたい物品管理に対応し、ユーザーごと、ユーザーの携帯情報端末ごとにデータ管理と位置情報の検知が可能な有体物情報管理システムを提供することを目的とする。
さらに本発明においては、データの書き換えや編集などをすることにより、データベースを管理しながら、これに連動する物品管理をユーザーごとにすることが可能な有体物情報管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成されるシステムであって、
前記の携帯情報端末には、
発信された位置信号を受信する位置信号受信手段と、
受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段と、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段と、
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段と、
有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段とを備えた、有体物情報管理システムであることを特徴としている
【0010】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、
位置信号発信手段は、非接触式ICなどの識別タグである、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0011】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備えた携帯電話である、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0012】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれたリモートコントロール装置である、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0013】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれた時計である、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0014】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備えたウェアラブルコンピュータである、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0015】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段は、探し物データベースである、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0016】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、
前記の探し物データベースには、複数のユーザーの内のいずれのユーザーを識別するユーザー識別情報と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0017】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、
有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段が、前記の携帯情報端末に備えられ、位置情報検知指示をすることにより、位置信号の受信処理が行われる、有体物情報管理システムであることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
本発明のシステムは、一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成されるシステムである。
【0019】
携帯情報端末は、通常、携帯電話、パーソナルハンディホン(PHS)や、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備えるコンピュータが組み込まれた各種の携帯情報端末が用いられる。この他にも、携帯情報端末として、ポケットベルその他の無線通信端末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機器、テレビ会議システム、カーナビゲーションシステム、その他のコンピュータ接続機能を備えた家電製品などの機器を広く含む。
【0020】
発信された位置信号を受信する携帯情報端末の好ましい形態の代表的な例は、識別タグ読み取り手段を備えた携帯電話である。
また、発信された位置信号を受信する携帯情報端末の別の好ましい形態の例は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれたリモートコントロール装置である。
また、発信された位置信号を受信する携帯情報端末の別の好ましい形態の例は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれた時計である。
また、発信された位置信号を受信する携帯情報端末の別の好ましい形態の例は、識別タグ読み取り手段を備えたウェアラブルコンピュータである。
【0021】
本発明のシステムは、一以上の任意の有体物ごとに付加された位置信号発信手段を用いて、発信された位置信号を携帯情報端末により受信することにより、有体物の所在を知ることができるシステムである。
位置信号発信手段は、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する。発信は無線通信により行うものであり、位置信号発信手段の好ましい例は、非接触式ICなどの識別タグである。
当該有体物の位置信号は、携帯情報端末が備える位置信号受信手段に対し発信される信号により、携帯情報端末において位置を知ることができる信号であればよい。
識別タグには、少なくとも有体物を一意に識別する有体物識別情報がデータとして書き込まれている。さらに必要に応じ、その有体物の管理者や所有者を識別するデータや、有体物の種類、サイズ、色等の付随情報などのデータ等を含んでいてもよいが必須ではない。
【0022】
携帯情報端末は、発信された位置信号を受信する位置信号受信手段を備えている。
位置信号受信手段は、位置信号発信手段から発信された有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも受信する。
識別タグとして非接触式ICなどを採用した場合には、識別タグ読み取り手段であるセンサから特定周波数の電波を用いて読み出し要求を行い、データを読み出すことができる。さらに携帯情報端末から非接触式ICなどの識別タグのデータ書き換えを可能にしてもよい。
【0023】
次に携帯情報端末は、受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段を備えている。位置情報検知手段は、受信した位置信号により当該有体物の位置を検知するが、検知される位置情報は、好ましい実施形態の一例としては、下記の様々な例を採用することができる。
第一に、携帯情報端末からの距離の検知をする形態であり、たとえば下記のような検知方法があげられる。
位置信号を受信したことにより、当該有体物から携帯情報端末への距離が所定の距離以下(たとえば5m以下)になったことが示される形態である。あるいは、受信した位置信号の強弱や波長などにより、当該有体物から携帯情報端末への距離がどのランクか(たとえば1m以下、1mから3m、3mから5m、5m以上)を示す形態である。
第二に、携帯情報端末からの方向を検知する形態であり、たとえば下記のような検知方法があげられる。
位置信号を受信したことにより、当該有体物から携帯情報端末への方向と、携帯情報端末の向きとの差が所定の誤差以内(たとえば角度10度以下)になったことが示される形態である。あるいは、受信した位置信号の強弱や波長などにより、当該有体物から携帯情報端末への方向と、携帯情報端末の向きとの誤差がどのランクか(たとえば角度10度以下、10度から20度、20度から30度、30度以上)を示す形態である。あるいは、あるいは、受信した位置信号の強弱や波長などにより、当該有体物から携帯情報端末への方向と、携帯情報端末の向きとの誤差がどの方向への誤差か(上方向、下方向、右方向、左方向)を示す形態などである。
【0024】
次に携帯情報端末は、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段を備えている。
位置情報出力手段は、位置情報検知手段が検知した位置情報を、携帯情報端末が備える表示出力手段、音声出力手段、触覚出力手段等により出力する。表示出力手段はディスプレイなどであり、画面への表示による出力を行う。音声出力手段はスピーカーなどであり、音声による出力を行う。触覚出力手段はバイブレータなどであり、振動などによる出力を行う。
【0025】
次に携帯情報端末は、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段を備えている。
有体物管理情報記憶手段は、位置情報の検知をしたい有体物についての情報を記憶するものであり、識別タグなどの位置情報発信手段を付加した任意の有体物ごとの情報を管理するデータベースである。
有体物管理情報記憶手段に記憶されるデータの一例を図2および図3に示す。
【0026】
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段は、探し物データベースである。
前記の探し物データベースには、複数のユーザーの内のいずれのユーザーを識別するユーザー識別情報と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する。
【0027】
次に携帯情報端末は、有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段を備えている。
位置情報検知指示手段は、好ましくは前記の携帯情報端末に備えられ、位置情報検知指示をすることにより、位置信号の受信処理が行われる。
位置情報検知指示手段は、位置信号の受信を指示するスイッチ、ボタン、キーボードなどである。識別タグとして非接触式ICなどを採用した場合には、識別タグ読み取り手段であるセンサから特定周波数の電波を用いて読み出し要求を行い、データを読み出すことができる。
有体物識別情報の指定は、たとえば図2に示されるように複数の有体物の中から有体物IDを指定することにより、位置を知りたい有体物、たとえば探し物をしている対象物を指定する。有体物の指定は、有体物管理情報記憶手段を参照してデータベース中のリストから選択する方法などを採用することができる。
位置情報検知指示手段が、位置信号の受信指示に加えて、携帯情報端末を一意に識別する携帯情報端末IDなどの識別情報、あるいは携帯情報端末を保有・管理するユーザーのユーザーIDなどの識別情報を発信するようにすれば、当該識別情報で特定される携帯情報端末またはユーザーのみの位置情報検知指示に対して有体物からの位置信号が発信され、それ以外の携帯情報端末またはユーザーのみの位置情報検知指示に対して有体物からの位置信号が発信されないようにすることができる。
【0028】
以下、本発明の基本的な処理の流れについて説明する。
図4及び図5は、本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではなく、様々な応用や変形が可能である。
【0029】
初めに、図4を参照して、有体物情報の登録管理処理について説明する。
有体物に非接触式ICなどの識別タグを付加する(S100)。有体物ごとに、識別タグにデータ書き込みを行い(S101)、さらに別の有体物を管理する場合には(S102)、それぞれの有体物について同様に処理を行い、有体物IDと有体物に関するデータを有体物管理情報記憶手段に記憶する(S103)。また、有体物管理情報記憶手段に記憶するデータは追加、編集、削除等をすることができ、また識別タグに書き込まれたデータの消去、変更などをできるようにしてもよい。
【0030】
次に、図5を参照して、有体物の位置情報検知処理について説明する。
有体物管理情報記憶手段に記憶されているリストから有体物を指定し、スイッチやボタン、キーボードなどの操作をして、位置情報検知指示手段により位置信号の受信を指示する(S200)。位置信号受信指示、有体物IDを携帯情報端末から発信する(S201)。
当該有体物が検知可能範囲に葉ない場合には(S202)、再度位置を変えるなどして位置情報検知指示手段により位置信号の受信を指示するか(S200)、または所定時間の間あるいは所定の操作が行われるまでの間、位置信号受信指示、有体物IDを携帯情報端末から発信するようにしてもよい(S201)。
【0031】
当該有体物が検知可能範囲にある場合には(S202)、位置信号を受信するが、携帯情報端末IDまたはユーザーID等による認証がある場合には(S203)、認証の結果OKであることを条件として(S204)、有体物IDで識別される有体物の位置信号発信手段が応答し、位置信号が発信される(S205)。
携帯情報端末において位置信号受信手段が受信し(S206)、位置情報検知手段が距離や方向などの位置信号を解釈し(S207)、画面、音声、振動などにより位置情報出力手段が位置情報を出力する(S208)。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、それぞれのユーザーが自分の所持品を管理することが可能な有体物情報管理システムを提供し、忘れ物や探し物をチェックするような場面や、個人ごとに管理している蔵書の管理や、ビデオパッケージ・ゲームソフト・CDなどの管理など、個人的な物品管理をする場合にも、管理したりその所在を探したりしたい物品を個人ごとに設定し、物品の位置の検知を可能にすることができる。
さらに本発明によれば、他のユーザーには所在を知られたい物品管理に対応し、ユーザーごと、ユーザーの携帯情報端末ごとにデータ管理と位置情報の検知が可能な有体物情報管理システムを提供することができる。
さらに本発明によれば、データの書き換えや編集などをすることにより、データベースを管理しながら、これに連動する物品管理をユーザーごとにすることが可能な有体物情報管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】有体物管理情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。
【図3】有体物管理情報記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。
【図4】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
Claims (9)
- 一以上の任意の有体物ごとに付加されて、当該有体物の位置信号と、当該有体物を一意に識別する有体物識別情報とを少なくとも発信する位置信号発信手段と、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末とを含み構成されるシステムであって、
前記の携帯情報端末には、
発信された位置信号を受信する位置信号受信手段と、
受信した位置信号に基づき前記の有体物の位置を検知する位置情報検知手段と、検知された位置情報を視覚、聴覚、触覚のいずれかにより出力する位置情報出力手段と、
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段と、
有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段とを備えたことを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1に記載の発明において、
位置信号発信手段は、非接触式ICなどの識別タグであることを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備えた携帯電話であることを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれたリモートコントロール装置であることを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備え、携帯情報端末が組み込まれた時計であることを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1または2に記載の発明において、
発信された位置信号を受信する携帯情報端末は、識別タグ読み取り手段を備えたウェアラブルコンピュータであることを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、
ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶する有体物管理情報記憶手段は、探し物データベースであることを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項7に記載の発明において、
前記の探し物データベースには、複数のユーザーの内のいずれのユーザーを識別するユーザー識別情報と、ユーザーが任意に設定した有体物と、当該有体物と関連付けて有体物識別情報とを記憶することを特徴とする、有体物情報管理システム。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、
有体物識別情報を指定して前記の位置信号受信手段が位置信号を受信する処理を指示する位置情報検知指示手段が、前記の携帯情報端末に備えられ、位置情報検知指示をすることにより、位置信号の受信処理が行われることを特徴とする、有体物情報管理システム。
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- 2003-05-06 JP JP2003128275A patent/JP2004334439A/ja active Pending
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