JP2006085470A - 車載品盗難追跡システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ICチップを利用して盗難に遭った車載品を追跡することができる車載品盗難追跡システムを提供すること。
【解決手段】 本発明の車載品盗難追跡システムは、車載品のICチップからID情報を検出する第1の検出手段18と、盗難検出モード開始時のID情報を初期ID情報として記憶するID情報記憶手段22と、盗難検出モード開始後に検出したID情報を初期ID情報と照合し、欠落ID情報の有無を調べる照合手段6と、欠落ID情報が存在したときに盗難があったと判断する盗難判定手段6と、車両外の第2の検出手段4と、欠落ID情報を第2の検出手段に送信する送信手段と、第2の検出手段が、欠落ID情報を検出したときに所定の通知先に通報する通報手段32と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の車載品盗難追跡システムは、車載品のICチップからID情報を検出する第1の検出手段18と、盗難検出モード開始時のID情報を初期ID情報として記憶するID情報記憶手段22と、盗難検出モード開始後に検出したID情報を初期ID情報と照合し、欠落ID情報の有無を調べる照合手段6と、欠落ID情報が存在したときに盗難があったと判断する盗難判定手段6と、車両外の第2の検出手段4と、欠落ID情報を第2の検出手段に送信する送信手段と、第2の検出手段が、欠落ID情報を検出したときに所定の通知先に通報する通報手段32と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車載品盗難追跡システムに関し、詳細には、ICチップを利用した車載品盗難追跡システムに関連する。
近年、ICタグ、RFIDタグ等と称される物品情報を記憶したICチップを物品(商品)に取付け、商品管理を行うシステムが実用化されつつある。このようなICチップには、ICチップが取付けられている物品の種別、生産者、生産時期等の物品のID情報が記憶されている。そして、これらのID情報はリーダにより非接触で読み取り可能となっている。今後、このようなICチップが、極めて多くの物品に取付けられ、商品管理等が行われると考えられる。
本発明はこのような従来技術に基づいてなされたものである。
本発明はこのような従来技術に基づいてなされたものである。
本発明は、ICチップを利用して盗難に遭った車載品を追跡することができる車載品盗難追跡システムを提供することを目的としている。
本発明によれば、車載品盗難追跡システムであって、車両に設けられ、各車載品に取付けられたICチップから送信される各車載品毎のID情報を検出する第1の検出手段と、盗難検出モード開始時に前記第1の検出手段が検出した各車載品のID情報を、初期ID情報として記憶するID情報記憶手段と、盗難検出モード開始後に前記検出手段が検出した各車載品のID情報である検出ID情報を前記初期ID情報と照合し、該初期ID情報には含まれているが、前記検出ID情報には含まれていないID情報である欠落ID情報の有無を調べる照合手段と、前記欠落ID情報が存在したときに、該欠落ID情報に対応する物品が盗難にあったと判断する盗難判定手段と、前記欠落ID情報を登録する盗難品登録手段と、前記車両外に設けられ、各車載品に取付けられたICチップから送信される各車載品毎のID情報を検出する第2の検出手段と、前記欠落ID情報を前記第2の検出手段に送信する送信手段と、前記第2の検出手段が、前記欠落ID情報を検出したときに、所定の通知先に通報する通報手段と、を備えている、ことを特徴とする車載品盗難追跡システムが提供される。
このような構成によれば、ID情報に基づいてどのような車載品が盗難に遭ったが容易に検出できる、そのID情報に基づいて盗難に遭った車載品を追跡できるので、盗難に遭った車載品の追跡、発見が容易である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記盗難検出モード開始後の前記検出手段によるID情報検出が複数回、行われ、前記盗難があったと判断されたID情報検出時以前に検出されたID情報を、前記初期ID情報と照合し、前記初期ID情報には含まれていない未知のID情報が発見されたときには、該未知のID情報を盗難に関連するID情報として前記盗難品登録手段に登録する。
盗難との判断の直前に検出されたID情報は、盗難との関連が高いので、このようなID情報を記録することによって、盗難の解決に役立つ。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記盗難品登録手段における前記欠落ID情報の登録に先だって、ユーザの所定端末に対し登録するか否かの問い合わせ信号を送信し、前記所定端末からの応答信号に基づいて、前記欠落ID情報の登録の要否が決定される。
このような構成によれば、ユーザに確認がなされた後に盗難の登録がなされるので、車両の乗員による車載品の持ち出しが盗難と誤判定された場合には、その車載品が第2の検出手段で盗品として検出されることが防止される。
このような構成によれば、ユーザに確認がなされた後に盗難の登録がなされるので、車両の乗員による車載品の持ち出しが盗難と誤判定された場合には、その車載品が第2の検出手段で盗品として検出されることが防止される。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記通報手段による通報の少なくとも一部が、ユーザからの指示によって実行される。
この通報には、警察、警備会社等の他の連絡先への通報が含まれる。通報手段によるユーザへの通報は自動的に行われ、警察等の他の連絡先への通報はユーザからの指示によって行われる構成でもよい。
このような構成によれば、ユーザの意志に沿った通報形態が可能となる。
この通報には、警察、警備会社等の他の連絡先への通報が含まれる。通報手段によるユーザへの通報は自動的に行われ、警察等の他の連絡先への通報はユーザからの指示によって行われる構成でもよい。
このような構成によれば、ユーザの意志に沿った通報形態が可能となる。
このような構成によれば、ICチップを利用して盗難に遭った車載品を追跡することができる車載品盗難追跡システムが提供される。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施態様の車載品盗難警報装置を含む車載品盗難追跡システムの構成を概略的に示す図面である。
図1に示されているように、この車載品盗難追跡システムは、車両に搭載された車載品盗難警報装置1と、盗難にあった車載品の追跡等を行う情報センタ2と、盗難にあった車載品の検出を行う外部(店舗等)のチップ読取装置4等を備えている。なお、車載品とは、オーディオ、ナビゲーション装置等の車両に取付けられている物品の他、車両の乗員が車両に持ち込んだ例えば、サングラス、財布、カメラ、パーソナルコンピュータ、衣類等の品物も含む。本実施形態は、このような車載品に、その物品のID情報を記憶したICチップが取付けられていることを前提にしている。
本実施形態の車載品盗難追跡システムは、車載品(例えば、カメラC)の盗難(車両からの持ち出し)がその車載品に取付けられているICチップからのID情報等に基づいて検出されると、盗難の事実および盗難に遭った車載品名とID情報が車両の所有者、情報センタ2等に通知され、さらに、チップ読取装置4が盗難に遭った車載品の検出を行うように構成されている。
次に、図1および図2に沿って、車載品盗難警報装置1の構成を説明する。図2は、車載品盗難警報装置1の構成要素を模式的に示す車両の図面である。車載品盗難警報装置1は、車載品の盗難を検出するため盗難警報制御ユニットを構成するCPU6を備えている。車載品盗難警報装置1は、さらに、ディスプレイ8と、スピーカ10と、通信装置12と、侵入センサ14と、車両カメラ16と、ICチップリーダ18、20と、車載データベース22とを備え、これらは、それぞれCPU6に接続されている。
ディスプレイ8は、各種情報を表示するタッチパネル式ディスプレイ装置であり、表示装置であると同時、入力装置としても機能する。スピーカ10は、盗難発生時に警報音を発生する警報装置としても機能するものであり、通信装置12は、情報センタ2、ユーザ(車両所有者、運転者)の移動端末(携帯電話)との間で情報の送受信を行うことができるように構成されている。また、侵入センサ14は、車両への不適切な侵入等を検出するセンサ(いわゆるバーグラセンサ)であり、車両カメラ16は、車両内外の映像を撮ることができるように配置されている。
ICチップリーダ18、20は、物品に埋めこまれたICチップ(ICタグ、RFIDタグ)からその物品に関するID情報を読み取ることができるように構成されたリーダであり、車内のみならず車両の近傍に存在するICチップからのID情報の読み取りも行うことができるように構成されている。また、本実施形態では、車載品盗難警報装置1は、2つのICチップリーダ18、20を備え、これら2つのICチップリーダ18、20が読み取った情報に基づいて、ICチップが移動しているのか否か、車内に位置するのか、車外に位置するかという判定も行うことができるように構成されている。
車載データベース22は、ICチップリーダ18、20が読み取った車載品のID情報等を記録するものである。本実施形態の車載データベース22は、図3に示されているように、登録IDデータベース24と、記憶IDデータベース26と、連絡先データベース28と、制御プログラムデータベース30とを備えている。
登録IDデータベース24には、ユーザが入力したユーザが常に身に付けている物品、例えば携帯電話に取付けられているICチップのID情報とその物品名とが記憶される。図3の例では、ユーザ○○が所持する携帯電話と、ユーザ△△が所持するキーレス携帯機が登録されている。
また、記憶IDデータベース26には、ICチップリーダ18,20が検出した車載品のID情報がその車載品の種別とともに記憶される。
さらに、連絡先データベース28には、車載品の盗難が検出されたときの連絡先、例えば、ユーザ(運転者)、情報センタ等が記憶される。この連絡先は、ユーザ(運転者等)の入力によって、任意に設定される。図3の例では、ユーザ○○と情報センタが連絡先として設定されている。
制御プログラムデータベース30には、車載品盗難警報装置1の各種制御プログラムが収納されている。
制御プログラムデータベース30には、車載品盗難警報装置1の各種制御プログラムが収納されている。
情報センタ2は、本実施形態では、盗難にあった車載品の追跡を機能のみ説明するが、その他に、車両に地図情報の配信等を行う機能を備えていてもよい。情報センタ2は、種々の処理を行う制御装置(コンピュータ)32と、車両の通信装置等の外部機器との間で通信を行う通信機34と、種々の情報を記憶するデータベース36とを備えている。
チップ読取装置4は、コンビニエンスストア等の店舗に設けられており、近傍を通過するICチップからID情報を受信するように構成されている。また、チップ読取装置4は、情報センタ2との間で情報の送受信が可能であり、ICチップから受信したID情報を情報センタ2に送信可能とされている。図3では、1つのチップ読取装置4のみしか図示されていないが、本実施形態は、このようなチップ読取装置4が町中に多数、配置されているインフラストラクチャを前提としている。
本実施形態の車載品盗難警報装置は、運転者等の乗員が常に身に付けている物品のID情報を登録し、この登録されたID情報がICチップリーダ18、20によって検出されている間は、乗員が車両の近辺に存在していると判断するように構成され、さらに、警報対象となる物品のID情報を記憶されることができるように構成されている。
このようなID情報の登録、記憶は、図4に示されているような設定画面をディスプレイ8に表示させ、ユーザが任意に設定することによって行われる。図4の例では、運転者○○の携帯電話のID情報0221551が、乗員が近傍にいるかどうかを判別するためのID情報として登録され、ID情報01234567のカバンと、ID情報02456895の靴と、ID情報02448745のMDプレーヤが、盗難警報の対象となる物品として設定されている。これらは登録IDデータベース24に記憶される。
次に、車両が目的地に到着して運転者等の乗員が車両を離れている間に、本実施形態の車載品盗難追跡システムの車載品盗難警報装置で実行される処理を、図5のフローチャートに沿って説明する。
降車に先だって、運転者によって、侵入センサ14がONにされる。ドアがこじ開けられたり、ウインドウが割られたりすると、侵入センサ14によって盗難発生と判断されると、所定の警報、通知が行われる。本実施形態では、侵入センサ14はドアロック後の所定時間経過(例えば30秒後)に、作動状態となる。
車載品盗難警報装置の処理では、まず、ステップS1で、車両のドアがロックされたか否かが判定される。YES即ちドアがロックされたと判定されると、ステップS2に進み、ICチップリーダ18、20が検出した所定の車載品のID情報が初期ID情報として、車載データベース22の記憶IDデータベース26に記憶される。
このステップS2で行われる処理の詳細を、図6のフローチャートに沿って説明する。まず、ステップS50で、ドアロックが検出された時点でICチップリーダ18、20が検出したID情報が記憶される。
次いで、ステップS51で記憶されたID情報が、図4の画面を用いて設定した盗難警報の対象となる物品のID情報に限定される。すなわち、ICチップリーダ18、20によって検出されたID情報から、盗難警報の対象とされていない物品のID情報が削除され、車両内に存在し且つ盗難警報の対象とされた物品のID情報のみが、記憶IDデータベース26に記憶される。
さらに、ドアロックの検出(ステップS1)から所定時間(例えば30秒)経過後に、ステップS52に進み、再度、ICチップリーダ18、20に車載品のID情報を検出させる。次いで、ステップS53に進み、ステップS51で記憶IDデータベース26に記憶されているが、ステップS52では検出されなかったID情報があるか否かが判定される。
ステップS53でYESのときには、ステップS54に進み、ステップS52では検出されなかったID情報を記憶IDデータベース26に記憶されているID情報から削除する。所定時間経過後に検出されなくなったID情報は、そのID情報のICチップが取付けられた物品を乗員が持って車両から離れたと考えられ、車載品ではなくなったからである。
ステップS53でNOのときには、および、ステップS54の処理が終わったときには、ステップS55に進み、ICリーダリーダ18、20が受信した信号強度が、ドアロックの検出と、その後に行われたステップS52の検出の間で変化しているID情報があるか否かが判定される。ステップS55でYESのときには、ステップS56に進み、信号強度が変化しているID情報を記憶IDデータベース26に記憶されているID情報から削除する。信号強度が変化しているID情報はICチップが移動しており、静止しているはずの車載品に取付けられたICチップからのものではないので、車載品のID情報から削除する。
ステップS55でNOのときには、および、ステップS56の処理が終わったときには、ステップS57に進み、更に、一定時間(例えば10秒)毎に、ICリーダリーダ18、20が受信したID情報を検出し、図4の画面で、乗員が常に身に付けている物品のID情報として登録されたID情報(図4の例では、○○の携帯電話DのID情報0221551)がICチップリーダ18、20によって検出されなくなった時刻(検出タイミング)を記録する。
次いで、ステップS58に進み、ステップS57で記録された時刻(検出タイミング)より前には検出されていたが、その後に検出されなくなったID情報があるか否かを判定する。ステップS58でYESのときには、ステップS59に進み、ステップS57で記録された時刻(検出タイミング)後に検出されなくなったID情報を、記憶IDデータベース26に記憶されているID情報から削除する。このようなID情報を有するICチッ
プが取付けられている物品は、乗員が所持して車両から離れたと考えられるからである。
このような処理を経て、最終的に残ったID情報が初期ID情報(盗難警報の対象となる車載品のID情報)として、車載データベース18の記憶IDデータベース26に記憶され、盗難検出モードが開始される。
プが取付けられている物品は、乗員が所持して車両から離れたと考えられるからである。
このような処理を経て、最終的に残ったID情報が初期ID情報(盗難警報の対象となる車載品のID情報)として、車載データベース18の記憶IDデータベース26に記憶され、盗難検出モードが開始される。
尚、上述した例では、1回目のID情報検出・記憶(ステップS50)が、車両のドアロック検出時に行われるが、この1回目の検出を車両が停止する前の低速(例えば30km/h)走行時に行う構成でもよい。このような構成によれば、停車した車両の近傍にある物品のID情報を車載品のID情報として誤って記憶することが防止される。
このような構成で、さらに、ステップS58またはS59の後に、低速時には検出されていなかったが停車後に検出されるようになったID情報があるか否かを判定し、そのようなID情報があった場合には、例えば図7のような画面をユーザの携帯電話等に送信し、停車後に検出されるようになったID情報を初期ID情報に加えるか否かをユーザに確認するようにしてもよい。
上述した例では、後のID情報検出(ステップS52)が、車両のドアロック検出から所定時間経過後に1回だけ行われるが、この後の検出を所定時間毎に複数回行い、全ての回に検出されたID情報を初期ID情報として記憶する、または、図4の画面で登録したユーザが所有する物品のID情報が検出されなくなった後にも検出されているID情報を初期ID情報として記憶する構成でもよい。
なお、図6のフローチャートに沿った初期ID情報を記憶する処理を行うときには、ICチップリーダ18、20の感度を低下させてID情報の受信エリアを狭くし、車外にある物品に取付けられたICチップからのID情報を車載品のID情報として検出しにくくしてもよい。
ステップS2で、このような処理を経て初期ID情報が記憶されると、盗難検出モードが開始され、ステップS3で不審者検出に基づく盗難判定が行われる。次に、図8のフローチャートに沿って、ステップS3で行われる盗難判定の処理を具体的に説明する。
まず、ステップS60で、盗難判定を行うタイミングであるか否かを判定する。本実施形態は、乗員が車両を離れている間、所定時間(例えば5分)毎に盗難判定を行うように構成されているので、この判定を行うべきタイミングであるか否かを判定する。ステップS60でYESのときには、ステップS61に進み、ICチップリーダ18、20にID情報を検出させて記憶させる。
次いで、ステップS62に進み、ステップS61で検出したID情報に、初期ID情報に含まれていない未知のID情報が含まれているか否かを判定する。ステップS62でYESのときには、ステップS63に進み、侵入センサ14によって車内への侵入が検出されたか否かが判定される。
ステップS63でYESのときには、ステップS64に進み、盗難または盗難可能性有りと判断する。このとき、侵入センサ14の検出結果に基づいた警報・通知が行われる。
ステップS63でNOのときには、ステップS65に進み、ステップS61で検出した未知のID情報が移動しているか否かを判定する。この判定は、再度のID情報の受信を行い、前回のID情報の受信との間でID情報の受信強度が変化しているか否かに基づいて行われる。
ステップS65でYESであれば、未知のID情報が車内または車両近辺で移動しているので、不審者存在の可能性があるので、次の判定ステップS66に進む。また、ステップS65でNOのときには、リターンする。
ステップS65でYES、すなわち、未知のID情報が移動しているときには、ステップS66に進み、未知のID情報の数および種別が、所定の数または種別であるか否かを判定する。所定の数とは、例えば「1」であり、所定の種別とは、「車両の部品」である。
例えば、未知のID情報が人間に由来するものであれば、通常の人間は衣服、靴等を身に付けているので、人間からは複数のID情報が検出されるはずである。しかしながら、未知のID情報が1つしかないときには、未知のID情報は、通りかかった犬に付けられた首輪のICチップからのものと考えられるので、本実施形態では、未知のID情報が1つのみのときには、ステップS65がYESとなり、不審者と判定しない。
しない。
しない。
また、未知のID情報が「車両の部品」であることを表していれば、未知のID情報は隣に駐車した車両の部品に由来すると考えられるので、本実施形態では、不審者に由来するとは判定されず、ステップS65はYESとなり、リターンする。
ステップS66でNOのときには、次の判断ステップであるステップS67に進み、図4の画面で登録したユーザが所有する物品のID情報が同時に検出されているか否かを判定する。ステップS67でYESであれば、未知のID情報は、車両に戻ってきたユーザが車両を離れている間に入手等してきた物品に取付けられたICチップからのID情報であると考えられるのでリターンする。
ステップS67でNOのときには、次の判断ステップであるステップS68に進む。ステップS68では、未知のID情報が所定時間継続して検出されたか否かが判定される。この判定は、複数回のID情報検出に基づいて行われる。ステップS68でNOのときには、未知のID情報は、たまたま車両の近くを通りかかった人等の起因するものであると判断し、リターンする。
又、ステップS68でYESのときは、ステップS64に進み、不審者によるものであり、不審者存在(盗難または盗難可能性)と判断する。
このような処理をステップS3で行って不審者(盗難または盗難可能性)検出を行った後、ステップS4に進み、不審者(盗難または盗難可能性)が検出されたか否かが判断される。ステップS4でYESのときには、ステップS5に進み、不審者(盗難または盗難可能性)が検出された旨の通報が、車載品盗難警報装置1の通信装置12からユーザの携帯端末D等に送られ、ユーザの携帯端末Dで表示される(ステップS6)。
ステップS4でYESのときには、ICチップリーダ18、20に車載品にID情報を検出させ、この検出結果を初期ID情報と照合し、欠落しているID情報があるか否かを判定する。欠落しているID情報があれば、このID情報を有するICチップが取付けられた車載品が盗難にあったと判断される。
図9は、ユーザの携帯端末Dに送られ表示される警報画面の一例を示す。図9に示されているように、この警報は、不審者が所持している考えられる物品のID情報(盗難時ID情報)とその名称、及び、盗難に遭ったと考えられる車載品のID情報と名称が含まれる。さらに、車内カメラで撮影した車両近辺(車内または/および車外)の画像も併せて送られる。図9の例は、警報画面から車載品盗難警報装置の遠隔操作および警察等への通報を行うことができるように構成されている。
ステップS4でNOまたはステップS5の処理が終了したときには、ステップS7に進み、ドアがアンロックされたか否かが判定される。ステップS7でNOのときには、乗員が車両に戻っていないと判断し、ステップS3に戻り、不審者の検出を繰り返す。
ステップS7でYESのときには、乗員が車両に戻ってきた状態になるので、盗難検出モードが終了され、ステップS8以下で車載品の盗難判定を行う。尚、このタイミングで、侵入センサ14の作動が解除される。
ステップS7でYESのときには、乗員が車両に戻ってきた状態になるので、盗難検出モードが終了され、ステップS8以下で車載品の盗難判定を行う。尚、このタイミングで、侵入センサ14の作動が解除される。
まず、ステップS8で、ICチップリーダ18、20に車載品のID情報を検出させる。次いで、ステップS9に進み、車載データベース18の記憶IDデータベース26に記憶されている初期ID情報と、ステップS8で検出したID情報とが照合される。次いで、ステップS10に進み、初期ID情報に含まれていたが、ステップS7では検出できなかったID情報(欠落ID情報)が存在するか否かが判定される。
ステップS10でYESのときには、欠落ID情報に該当する車載品が盗難に遭ったと判定され、ステップS11に進み、車載のディスプレイ8に図10で示されるような盗難警報を表示し、ユーザに盗難を通知する。
図10の盗難警報は、図9の内容に加えて、不審者が検出された時刻および盗難が発生した事実を伝える連絡先も表示される。さらに、盗難物、不審者を登録するか否かを設定できるように構成されている。この設定を行うと、ステップS12で、情報センタ2に盗難物のID情報と不審者のID情報とが通知され登録(ステップS13)される。
さらに、情報センタ2は、各所に配置されているチップ読取装置4を制御する装置に、盗難物のID情報と不審者のID情報とを送信して記憶させる(ステップS14)。さらに、ステップS15で、チップ読取装置4において、盗難物のID情報と不審者のID情報が検出されたときには、その情報が情報センタ2に送信される(ステップS15)。
情報センタ2は、盗難物のID情報、検出場所等をユーザの携帯端末Dに送信して(ステップS16)、ユーザの携帯端末Dに表示させる(ステップS17)。さらに、情報センタ2は、盗難物のID情報等が検出されたことを警察、警備会社等の他の連絡先にも通報する。警察、警備会社等の他の連絡先への通報は、ユーザへの通報と同時に自動的に行われる構成であっても、ユーザからの指示によって行われる構成であってもよい。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術事項の範囲内で種々の変更又は変形が可能である。
上記実施形態では、盗難警報の対象となる物品を図4の画面でユーザが選択する構成であるが、このような選択を行わず、車載品の全てを盗難警報の対象とする構成でもよい。
また、初期ID情報として登録するID情報は、図6のフローチャートの全てのステップを経て決定しないものでもよく、例えば、ステップS50または/およびステップS52のみの処理を経て初期ID情報を記憶してもよい。また、ステップS57の処理のみで初期ID情報として記憶させてもよい。
上記実施形態では、図5のフローチャートのステップS10で盗難と判定された後に外部のチップ読取装置にID情報が送信される構成であるが、ステップS2で初期ID情報が設定された段階で、初期ID情報を外部のチップ読取装置に送り、その時点から、外部で盗難警報の対象となる物品のID情報を検出する構成でもよい。このような構成によれば、盗難発生直後から盗難品のID情報を検出することが可能となる。
上記実施形態では、ドアロックが解除されたことによってステップS8以下の盗難検出処理が行われる構成であるが、ドアロック解除に代えて、開扉動作、イグニッションON、車両発進、所定速以上での走行開始の一または二以上の条件が満たされたとき、ステップS8以下の盗難検出処理を開始する構成でもよい。
欠落ID情報が生じた時刻(盗難が起こった推定される時刻)および盗難時ID情報は、ユーザからの要求に応答して、ユーザまたは所定の連絡先に通知される構成でもよい。
1:車載品盗難警報装置
2:情報センタ
4:チップ読取装置
6:CPU
8:ディスプレイ
18、20:ICチップリーダ
22:車載データベース
2:情報センタ
4:チップ読取装置
6:CPU
8:ディスプレイ
18、20:ICチップリーダ
22:車載データベース
Claims (4)
- 車載品盗難追跡システムであって、
車両に設けられ、各車載品に取付けられたICチップから送信される各車載品毎のID情報を検出する第1の検出手段と、
盗難検出モード開始時に前記第1の検出手段が検出した各車載品のID情報を、初期ID情報として記憶するID情報記憶手段と、
盗難検出モード開始後に前記検出手段が検出した各車載品のID情報である検出ID情報を前記初期ID情報と照合し、該初期ID情報には含まれているが、前記検出ID情報には含まれていないID情報である欠落ID情報の有無を調べる照合手段と、
前記欠落ID情報が存在したときに、該欠落ID情報に対応する物品が盗難にあったと判断する盗難判定手段と、
前記欠落ID情報を登録する盗難品登録手段と、
前記車両外に設けられ、各車載品に取付けられたICチップから送信される各車載品毎のID情報を検出する第2の検出手段と、
前記欠落ID情報を前記第2の検出手段に送信する送信手段と、
前記第2の検出手段が、前記欠落ID情報を検出したときに、所定の通知先に通報する通報手段と、を備えている、
ことを特徴とする車載品盗難追跡システム。 - 前記盗難検出モード開始後の前記検出手段によるID情報検出が複数回、行われ、
前記盗難があったと判断されたID情報検出時以前に検出されたID情報を、前記初期ID情報と照合し、前記初期ID情報には含まれていない未知のID情報が発見されたときには、該未知のID情報を盗難に関連するID情報として前記盗難品登録手段に登録する、
請求項1に記載の車載品盗難追跡システム。 - 前記盗難品登録手段における前記欠落ID情報の登録に先だって、ユーザの所定端末に対し登録するか否かの問い合わせ信号を送信し、前記所定端末からの応答信号に基づいて、前記欠落ID情報の登録の要否が決定される、
請求項1または2に記載の車載品盗難追跡システム。 - 前記通報手段による通報の少なくとも一部が、ユーザからの指示によって実行される、
請求項1または2に記載に車載品盗難追跡システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007115115A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Fujitsu Ten Ltd | 車両盗難防止装置 |
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JP2012141995A (ja) * | 2012-02-08 | 2012-07-26 | Mitsubishi Electric Information Systems Corp | 警告システム |
WO2020000396A1 (en) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | Baidu.Com Times Technology (Beijing) Co., Ltd. | Theft proof techniques for autonomous driving vehicles used for transporting goods |
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2004
- 2004-09-16 JP JP2004270135A patent/JP2006085470A/ja active Pending
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