JP2007115115A - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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Yoshio Ono
誉生 小野
Yasushi Seike
康 清家
Keiichi Yonezaki
圭一 米崎
Masaki Koike
昌樹 小池
Koji Tamura
康児 田村
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Abstract

【課題】物品認証技術を利用することにより、当て逃げされた場合の相手側車両の情報、盗難にあった車両装備品、不正行為時の行為内容等を容易に知ることができる車両盗難防止装置を提供する。
【解決手段】セキュリティセット状態になると、車両外装品、車両内装品、車両内の物品、及び車両周辺品のIDを取得して記憶した後、車両近辺で物体の動きがあったか否かを判定し、車両近辺で物体の動きがあった場合、新たに物品IDを取得する(ステップ301〜303)。そして、物品IDが増加した場合、増えたIDの物品が危険物か否かを判定し、危険物の場合、危険物のID情報をメモリに記憶した後、危険物のID情報を携帯機2に通知する(ステップ304〜307)。これにより、車両オーナーは車両に危険物を持った人物が近づいたことを知ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両盗難防止装置、特に、RFIDによる物品認証手段を備えた車両盗難防止装置に関する。
車両用の盗難防止装置は、アーミング(警戒)中に不正なドア開、車室内への侵入、車両の振動、ガラス割れ等の不正侵入を検出するとアラームを発生させたり、あるいは所定場所に不正侵入があったことを無線通報するものであり、現在広く実用化されている。
一方、物品等を識別するためのID技術として、最近、人や物にタグを取り付け、通信を中継するアンテナを介して電波で個々の情報を識別するRFID(Radio Frequency Identification)が幅広く採用されるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−260468号公報
電池を内蔵していないRFIDでは、IDメモリと通信回路で構成された、例えば、CMOSチップ及び小型ループアンテナで作られているタグが物品に取り付けられる。このタグに向かってRFIDリーダから電波が放出され、応答動作に必要なエネルギーがタグに与えられると、タグがIDのデータを送信するようになっている。一方、RFIDリーダは、タグに対する電波送信の後に受信状態に変わり、IDのデータを読み取ることでタグの有するIDを認識する。このRFIDの伝送方式には、遠距離タイプとしては、UHF帯(952MHz〜954MHz)、マイクロ波帯(2.45GHz)等があり、検知エリアは〜数mに及び、また、近距離タイプとしては、13.56MHzのものがあり、〜数十cm程度の検知エリアを備えている。
最近、小売業でも、商品管理にこのRFIDを利用する動きが急速に広がっており、例えば、RFIDを様々な物品に取り付け、製造国や製造者、製品名、シリアルナンバー等の製品情報を読取装置に読み取らせることが可能になっている。近い将来、世の中のあらゆる物品に対してRFIDが付与されるようになることが予想される。
上記のように、従来の車両盗難防止装置は、アーミング(警戒)中に不正なドア開、車室内への侵入、車両の振動、ガラス割れ等の不正侵入を検出した場合、アラームを発生させたり、通知を行ったりすることはできるが、例えば、車両が当て逃げされた場合、どのような車両に当て逃げされたかが不明であり、また、車室内に不審者が侵入したとしても、侵入者の特徴やどのような不正行為が行われたのかを知ることはできなかった。
また、振動が発生した場合、単に車両の近くで不正行為と無関係な振動が発生したのか、不審者により何らかの不正な行為が行われたのかを判断することは不可能であった。
さらに、車両にレーダ装置を取り付け、車両に近づいてくる人物を検知することもできるが、レーダ装置で人物を検知した場合、単なる通行人であるのか、不審者が何等かの不正行為、例えば、ミラー等の車両装備品を盗もうとしているのかを車両オーナーが知ることができない、という問題もあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、上記のRFIDによる物品認証技術を利用することにより、当て逃げされた場合の相手側車両の情報、盗難にあった車両装備品、不正侵入者の所有物の情報、不正行為時の行為内容等を容易に知ることができる車両盗難防止装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る車両盗難防止装置(1)は、
物品認証手段を備えた車両盗難防止装置であって、
車両盗難防止機能がセットされた状態において、前記物品認証手段による物品認証結果と車両盗難防止機能セット時の物品認証結果との間に差異が発生した場合、車両に異常が発生したことを検知する制御手段を備えたことを特徴とする。
なお、車両盗難防止機能がセットされた状態というのは、車両の施錠行為を含む。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(2)は、車両盗難防止装置(1)において、
物品品種別にIDを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(3)は、車両盗難防止装置(1)において、
車両の衝撃を検知する衝撃検知手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記衝撃検知手段が車両への衝撃を検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車両周辺の物品IDを取得し、車両盗難防止機能セット時に取得した物品IDと差異が発生した場合、車両への異常が発生したことを通知することを特徴する。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(4)は、車両盗難防止装置(3)において、
車両周辺の物体の動きを検知する周辺監視手段を備え、車両周辺に複数の物品IDが存在した場合、前記周辺監視手段により、検出すべき物品IDの位置・方向を特定し、その方向の物品IDを取得することを特徴とする。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(5)は、車両盗難防止装置(1)において、
車室内への侵入を検知する侵入検知手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記侵入検知手段が車両への侵入を検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車室内の物品IDを取得し、車両盗難防止機能セット時に取得した物品IDと差異が発生した場合、新たに検出した物品IDが不正な車室内への侵入品であると特定し、通知を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(6)は、車両盗難防止装置(5)において、
物品に対してID情報を書き換えるID情報書換え手段を備え、新たに検出した物品IDが不正な車室内への侵入品であると判定し、当該物品IDが車室内に一定時間後においても存在する場合、前記制御手段が、前記ID情報書換え手段により当該物品のID情報を変更して物品性能に変化を与えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(7)は、車両盗難防止装置(1)〜(6)のいずれかにおいて、
車両盗難防止機能がセットされた状態にある場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車両周辺の物品IDを取得し、車両周辺の物品IDの更新を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(8)は、車両盗難防止装置(1)において、
車両周辺の物体の動きを検知する周辺監視手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記周辺監視手段が車両近辺での物体の動きを検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車両周辺の物品IDを取得し、車両盗難防止機能セット時に取得した物品IDと差異が発生し、かつ、新たに検出した物品IDが危険物であると判定した場合、前記制御手段が、車両が危険状態であることを通知することを特徴とする。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(9)は、車両盗難防止装置(1)において、
車両内外装品との定期的な通信を行う通信手段を備え、車両盗難防止機能がセットされた状態にあるときに、前記通信手段による車両内外装品との通信が途絶えた場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により当該車両内外装品のIDを再取得し、車両内外装品のIDに変化がない場合は、故障であると判定して通知し、IDに変化があった場合には、盗難であると判定して通知することを特徴とする。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(10)は、車両盗難防止装置(9)において、
車両内外電装品との通信により新たな電装品が取り付けられたことを検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により新たな電装品のIDを取得し、通知を行うとともに、警報を行うことを特徴とする。
本発明に係る車両盗難防止装置(1)によれば、車両盗難防止機能がセットされた状態において、RFID等の物品認証手段による物品認証結果と車両盗難防止機能セット時に取得した物品認証結果との間に差異が発生した場合、車両に異常が発生したことを検知できるので、セキュリティセット後、車室内への不正な物品の持ち込みや物品盗難を知ることができる。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(2)によれば、車両に取り付けられた物品や車両に置かれている物品を品種別に管理することができる。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(3)、(4)によれば、車両が当て逃げされた時、相手の車両の車種等を判別することができるとともに、当て逃げされたことを直ちに知ることができる。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(5)によれば、車室内への侵入者の特徴を知ることができるとともに、車室内への侵入の発生を直ちに知ることができ、本発明に係る車両盗難防止装置(6)によれば、犯人の所有物を破壊したり、不利益を与えることができる。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(7)によれば、車両周辺の状況が変化したときに最新の状態を記憶することができるので、異常発生時に新たに存在している物品、例えば、ナンバープレートのIDを確実に把握することができる。
また、本発明に係る車両盗難防止装置(8)によれば、危険物を所有した不審者の車両への接近を知ることができる。
さらに、本発明に係る車両盗難防止装置(9)によれば、物品が取り外されたとき、すぐに照合することができ、物品が盗難でなく故障であるのか、物品が盗難にあったのかを直ちに知ることができ、本発明に係る車両盗難防止装置(10)によれば、盗難品の流通を防止できる。
以下、本発明の車両盗難防止装置の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の車両盗難防止装置を適用したセキュリティECUを含む全体システムの構成ブロック図であり、このシステムは、セキュリティECU1、携帯機2及びRFIDリーダ/ライタ3により構成されている。
セキュリティECU1は、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)14から構成され、CPU11はセキュリティECU1のハードウェア各部を制御するとともに、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて盗難防止機能のプログラムを実行する。また、ROM12は上記の盗難防止プログラムを記憶するとともに、RFIDの各種の物品情報も記憶している。RAM13はSRAM等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶するとともに、RFIDリーダ/ライタ3により読み取られた物品IDを記憶する。EEPROM14は、非揮発性メモリであり、異常発生時にRFIDリーダ/ライタ3により読み取られた物品ID等を記憶する。
このRAM13、EEPROM14の物品ID記憶部には、図2に示すように、物品品種ごとに記憶領域が設けられており、例えば、ID記憶部品種1には他の車両のナンバープレートのIDが記憶され、ID記憶部品種2には自車両の車両外装品のIDが記憶される。また、ID記憶部品種3には自車両の車両内装品のIDが記憶され、ID記憶部品種4には車室内物品のIDが記憶されるようになっている。
一方、このセキュリティECU1には、侵入センサ31、傾斜センサ32、衝撃センサ33、ガラス割れセンサ34、レーダ装置35、温度センサ36の出力が入力されるとともに、警報時に警報を発生するサイレン37、ハザードランプ38、ヘッドライト39、警戒時に点滅するLED40等が接続されている。
侵入センサ31は、例えば、車室内に超音波または電波を張りめぐらせておき、車室内で人が動いたりしたときの音波または電波のドップラ信号を検出することにより、正規の方法以外でドアが開けられたり、車室内への侵入があったことを検出し、傾斜センサ32は光や流体力等に基づいて車両の傾きを検知し、その傾斜角を含めた検知情報をセキュリティECU1に出力する。
また、衝撃センサ33は加速度計等により構成されて車両に加わった衝撃を検出し、ガラス割れセンサ34は窓ガラス等が割れた際の音をマイクロホン、超音波センサ等により検出し、ガラスの破壊を検知して検知信号を出力する。さらに、レーダ装置35は車両の回りに電波を照射して車両周辺の物体の動きを検知し、温度センサ36は車両内の温度を検出してセキュリティECU1に出力する。
また、このセキュリティECU1は車載LANを介してボディECU4やミラーECU5に接続されており、ボディECU4からタイヤの空気圧情報を受け取り、ミラーECU5を介してサイドミラーとの通信を実行する。
なお、このセキュリティECU1には、上記のセンサの他に、ドアの開閉状態を検出するカーテシスイッチ(SW)、フードの開閉状態を検出するフードSW、イグニッションスイッチのオン/オフのスイッチング状態を検出するIGSW、ドアのロック、アンロックを検出するロックポジションSW等の各種のSWやセンサの出力が入力されるが、図示及び説明は省略する。
携帯機2は、電波又は赤外線によりセキュリティセット信号又はアンセット信号をセキュリティECU1に送信し、セキュリティECU1はこの携帯機2からのセット信号又はアンセット信号により、セキュリティをセット又はアンセットする。この携帯機2は、図に示すように、セットボタン(S)、アンセットボタン(U)を備えるとともに、セキュリティECU1からの通知を表示する表示部21を備えている。
一方、RFIDリーダ/ライタ3は、車室内や車両の周辺にある物品に取り付けられているRFIDタグとの間で電波の送受信を行うアンテナ、アンテナから放出される電波を供給するとともに、受信したアナログ電波をディジタル信号に変換して出力する無線周波装置、RFIDリーダ/ライタ3をコントロールするコントロール装置からなり、コントロール装置は、無線周波装置に対して送受信の切替えや、誤り検出を行う通信制御機能を備えるとともに、セキュリティECU1とのインターフェース機能を備えている。
そして、物品IDの取得時には、遠距離タイプのRFIDリーダ/ライタ3は、図3(a)に示すように、物品認証検知エリア内にある、ドアミラー等の車両外装品、オーディオ製品やカーナビ装置等の車両内装品、カバンや財布等の車両内の物品、あるいは、近くに駐車する車両のナンバープレート等の車両周辺品のRFIDタグに、無線周波装置によりアンテナを介して電波を発信し、RFIDタグに応答用のエネルギーを与える。その後、RFIDリーダ/ライタ3は送信状態から受信状態に切り替わり、無線周波装置によりアンテナを介して物品ID情報を取得し、セキュリティECU1に転送する。
なお、図3(b)に示すように、アンテナをドアラバーに沿って配置した近距離タイプのRFIDリーダ/ライタ3を使用することもできる。
次に、セキュリティセット時に物品IDを監視する場合の作用を図4のフローチャートにより説明する。
例えば、携帯機2からセット信号を受信し、セキュリティECU1がセキュリティセット状態(車両に対する施錠行為により車両が施錠状態となることを含む)になると、CPU11は、図4のフローチャートに示す物品ID監視プログラムを開始し、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示する(ステップ101)。これにより、RFIDリーダ/ライタ3が車両外装品、車両内装品、車両内の物品、及び車両周辺品のIDを取得してセキュリティECU1に転送し、CPU11は転送された物品IDを物品種別ごとにRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、衝撃センサ33の出力に基づいて車両に衝撃が発生したか否かを判定し(ステップ102)、衝撃が有ったと判定した場合、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示し、新たに物品IDを取得する(ステップ103)。そして、CPU11は、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが増加したか否かを判定し(ステップ104)、IDが増加したと判定した場合、増えたID情報をEEPROM14に記憶した(ステップ105)後、増えたID情報を携帯機2に通知する(ステップ106)。
これにより、携帯機2の表示部21に増えたID情報、例えば、ナンバープレートのID情報が表示されるので、車両オーナーは車両が衝突されたこと及び衝突した車両の車種等を知ることができる。
一方、ステップ104でIDが増加していないと判定した場合、CPU11は、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが減少したか否かを判定し(ステップ107)、IDが減少していないと判定した場合、ステップ102に戻って再び衝撃が有ったか否かを判定する。
また、ステップ107でIDが減少したと判定した場合、CPU11は、減ったID情報をEEPROM14に記憶した(ステップ108)後、減ったID情報を携帯機2に通知する(ステップ106)。
これにより、上記と同様に、携帯機2の表示部21に減ったID情報、例えば、隣に駐車していて、衝撃発生時にいなくなった車両のナンバープレートのID情報が表示されるので、車両オーナーは当て逃げされたこと及び当て逃げした車両の車種等を知ることができる。
一方、ステップ102で衝撃がなかったと判定した場合、CPU11は、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID再取得を指示し(ステップ109)、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが変化したか否かを判定し(ステップ110)、IDに変化が有ったと判定した場合、CPU11は、変化したIDによりRAM13に記憶されている物品IDを更新する(ステップ111)。
これにより、例えば、車両の近くに駐車していた車両が移動したり、新たに別の車両が自車両の近くに駐車した場合には、ナンバープレートIDが更新されるので、衝撃発生時に誤って別の車両を当て逃げした車両と判断することを防止できる。
そして、ステップ110でIDに変化がなかったと判定した場合、または、ステップ111でRAM13に記憶されている物品IDを更新した場合、CPU11は、セキュリティがアンセットされたか否かを判定し(ステップ112)、セキュリティがアンセットされていないと判定した場合、ステップ102に戻って再び衝撃が有ったか否かを判定し、セキュリティがアンセットされたと判定した場合、RAM13に記憶されている物品IDを消去した(ステップ113)後、プログラムを終了する。
なお、上記の実施例では、衝撃発生時にRFIDリーダ/ライタ3により全ての物品IDを取得したが、RFIDリーダ/ライタ3のアンテナを車両の各所に設け、レーダ装置35により自車両に接近してきた他の車両の位置・方向を決定し、その方向の物品IDを取得するようにすれば、セキュリティセット後に周囲に駐車した車両の物品IDは取得しないので、当て逃げした車両の物品IDを明確にすることが可能となる。
上記の実施例では衝撃が有った場合に物品IDの増減を判別することにより当て逃げ車両の情報を取得したが、車両に不審者の侵入が有った場合に、物品IDの増減を判別することにより不審者の情報を取得することもでき、以下、車両に不審者の侵入が有った場合に、物品IDの増減を判別する場合の作用を図5のフローチャートにより説明する。
なお、システム構成は図1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
セキュリティECU1がセキュリティセット状態になると、CPU11は、図5のフローチャートに示す物品ID監視プログラムを開始し、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示する(ステップ201)。これにより、RFIDリーダ/ライタ3が車両外装品、車両内装品、車両内の物品、及び車両周辺品のIDを取得してセキュリティECU1に転送し、CPU11は転送された物品IDを物品種別ごとにRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、侵入センサ31の出力に基づいて車両に不審者が侵入したか否かを判定し(ステップ202)、不審者の侵入を検知した場合、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示し、新たに物品IDを取得する(ステップ203)。そして、CPU11は、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが増加したか否かを判定し(ステップ204)、IDが増加したと判定した場合、増えたID情報をEEPROM14に記憶した(ステップ205)後、増えたID情報を携帯機2に通知する(ステップ206)。
これにより、携帯機2の表示部21に増えたID情報、例えば、不正な車室内への侵入者の身辺品のID情報が表示されるので、車両オーナーは車室内に不審者の侵入があったこと及び不審者の身辺品を知ることができる。
一方、ステップ204でIDが増加していないと判定した場合、CPU11は、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが減少したか否かを判定し(ステップ207)、IDが減少していないと判定した場合、ステップ202に戻って再び不審者の侵入の有無を判定する。
また、ステップ207でIDが減少したと判定した場合、CPU11は、減ったID情報をEEPROM14に記憶した(ステップ208)後、減ったID情報を携帯機2に通知する(ステップ206)。
これにより、上記と同様に、携帯機2の表示部21に減ったID情報、例えば、盗難にあったカバン等のID情報が表示されるので、車両オーナーは不審者の侵入があったこと及び盗難にあった物品の情報を知ることができる。
一方、ステップ202で不審者の侵入がなかったと判定した場合、CPU11は、RFIDリーダ/ライタ3に物品IDの再取得を指示する(ステップ209)が、以降のステップ209〜ステップ213の作用は図4のフローチャートのステップ109〜ステップ113の作用と同じであるので、説明を省略する。
さらに、レーダ装置等の周辺監視手段により車両近辺での物体の動きを検知した場合に物品IDを取得し、新たに取得したIDの物品が危険物であった場合に車両オーナーに通知するようにすることもでき、以下、車両近辺での物体の動きを検知した場合に危険物を判別する場合の作用を図6のフローチャートにより説明する。
なお、システム構成は図1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
セキュリティECU1がセキュリティセット状態になると、CPU11は、図6のフローチャートに示す危険物監視プログラムを開始し、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示する(ステップ301)。これにより、RFIDリーダ/ライタ3が車両外装品、車両内装品、車両内の物品、及び車両周辺品のIDを取得してセキュリティECU1に転送し、CPU11は転送された物品IDを物品種別ごとにRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、レーダ装置35からの情報に基づいて車両近辺で物体の動きがあったか否かを判定し(ステップ302)、車両近辺で物体の動きがあったと判定した場合、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示し、新たに物品IDを取得する(ステップ303)。そして、CPU11は、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが増加したか否かを判定し(ステップ304)、IDが増加していないと判定した場合、ステップ302に戻って再び物体の動きを検知する。
ステップ304でIDが増加したと判定した場合、CPU11は、増えたIDのそれぞれの物品情報から危険物、例えば、ライタ類や鈍器類が含まれているか否かを判定し(ステップ305)、増えたIDの物品に危険物が含まれていないと判定した場合、ステップ302に戻り、増えたIDの物品に危険物が含まれていると判定した場合、危険物のID情報をEEPROM14に記憶した(ステップ306)後、危険物のID情報を携帯機2に通知する(ステップ307)。
これにより、携帯機2の表示部21に危険物のID情報が表示されるので、車両オーナーは車両に危険物を持った人物が近づいたことを知ることができる。
一方、ステッ302で車両近辺での物体の動きがないと判定した場合、CPU11は、セキュリティがアンセットされたか否かを判定し(ステップ308)、セキュリティがアンセットされていないと判定した場合、ステップ302に戻って再び車両近辺での物体の動きがあったか否かを判定し、セキュリティがアンセットされたと判定した場合、RAM13に記憶されている物品IDを消去した(ステップ309)後、プログラムを終了する。
また、危険物を検知した場合に、実際に不正行為があったか否かを判定することもでき、以下、個々の不正行為があったか否かを判定する実施例について説明する。
図7はタイヤがパンクさせられたことを検知する場合の作用を示すフローチャートであるが、システム構成は図1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
セキュリティECU1がセキュリティセット状態になると、CPU11は、図7のフローチャートに示すパンク検知プログラムを開始し、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示する(ステップ401)。これにより、RFIDリーダ/ライタ3が車両外装品、車両内装品、車両内の物品、及び車両周辺品のIDを取得してセキュリティECU1に転送し、CPU11は転送された物品IDを物品種別ごとにRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、レーダ装置35からの情報に基づいて車両近辺で物体の動きがあったか否かを判定し(ステップ402)、車両近辺で物体の動きがあったと判定した場合、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示し、新たに物品IDを取得する(ステップ403)。そして、CPU11は、新たに取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが増加したか否かを判定し(ステップ404)、IDが増加していないと判定した場合、ステップ402に戻って再び物体の動きを検知する。
ステップ404でIDが増加したと判定した場合、CPU11は、増えたIDのそれぞれの物品情報から増えたIDの物品に刃物類が含まれているか否かを判定し(ステップ405)、増えたIDの物品に刃物類が含まれていないと判定した場合、ステップ402に戻る。また、増えたIDの物品に刃物類が含まれていると判定した場合、CPU11は、ボディECU4からのタイヤの空気圧情報に基づいてタイヤの空気圧が減少したか否かを判定し(ステップ406)、タイヤの空気圧が減少していないと判定した場合、ステップ402に戻る。
ステップ406でタイヤの空気圧が減少したと判定した場合、CPU11は、携帯機2にパンクを通知する(ステップ407)とともに、サイレン37、ハザードランプ38等により警報を発生する(ステップ408)。
これにより、携帯機2の表示部21にパンク発生が表示されるので、車両オーナーはパンク発生を容易に知ることができるとともに、警報を発することができる。
一方、ステッ402で車両近辺での物体の動きがないと判定した場合、CPU11は、セキュリティがアンセットされたか否かを判定し(ステップ409)、セキュリティがアンセットされていないと判定した場合、ステップ402に戻って再び車両近辺での物体の動きがあったか否かを判定し、セキュリティがアンセットされたと判定した場合、RAM13に記憶されている物品IDを消去した(ステップ410)後、プログラムを終了する。
また、図8のフローチャートは、放火が行われたことを検知する場合の作用を示すフローチャートであるが、ステップ501〜ステップ504及びステップ509、ステップ510の作用は、図7のフローチャートのステップ401〜ステップ404及びステップ409、ステップ410の作用と同様であるので、説明を省略し、ステップ505〜ステップ508の作用について説明する。
ステップ504でIDが増加したと判定した場合、CPU11は、増えたIDのそれぞれの物品情報から増えたIDの物品にライタ類が含まれているか否かを判定し(ステップ505)、増えたIDの物品にライタ類が含まれていないと判定した場合、ステップ502に戻る。また、増えたIDの物品にライタ類が含まれていると判定した場合、CPU11は、温度センサ36からの出力に基づいて規定時間後の温度上昇が大きいか否かを判定し(ステップ506)、温度上昇が大きくないと判定した場合、ステップ502に戻る。
一方、ステップ506で温度上昇が大きいと判定した場合、CPU11は、携帯機2に放火発生を通知する(ステップ507)とともに、サイレン37、ハザードランプ38等により警報を発生する(ステップ508)。
これにより、携帯機2の表示部21に放火発生が表示されるので、車両オーナーは放火発生を容易に知ることができるとともに、警報を発することができる。
さらに、図9に示すフローチャートは、ガラスが破壊されたことを検知する場合の作用を示すフローチャートであるが、上記と同様に、ステップ601〜ステップ604及びステップ609、ステップ610の作用は、図7のフローチャートのステップ401〜ステップ404及びステップ409、ステップ410の作用と同様であるので、説明を省略し、ステップ605〜ステップ608の作用について説明する。
ステップ604でIDが増加したと判定した場合、CPU11は、増えたIDのそれぞれの物品情報から増えたIDの物品に鈍器類が含まれているか否かを判定し(ステップ605)、増えたIDの物品に鈍器類が含まれていないと判定した場合、ステップ602に戻る。また、増えたIDの物品に鈍器類が含まれていると判定した場合、CPU11は、ガラス割れセンサ34の出力に基づいてガラス割れが発生したか否かを判定し(ステップ606)、ガラス割れが発生していないと判定した場合、ステップ602に戻る。
一方、ステップ606でガラス割れが発生したと判定した場合、CPU11は、携帯機2にガラス破壊発生を通知する(ステップ607)とともに、サイレン37、ハザードランプ38等により警報を発生する(ステップ608)。
これにより、携帯機2の表示部21にガラス破壊発生が表示されるので、車両オーナーは不審者に車両のガラスを割られたことを容易に知ることができるとともに、警報を発することができる。
また、図10に示すフローチャートは、ホイールや車両の盗難発生を検知する場合の作用を示すフローチャートであるが、上記と同様に、ステップ701〜ステップ704及びステップ709、ステップ710の作用は、図7のフローチャートのステップ401〜ステップ404及びステップ409、ステップ410の作用と同様であるので、説明を省略し、ステップ705〜ステップ708の作用について説明する。
ステップ704でIDが増加したと判定した場合、CPU11は、増えたIDのそれぞれの物品情報から増えたIDの物品にレッカーまたはジャッキが含まれているか否かを判定し(ステップ705)、増えたIDの物品にレッカーまたはジャッキが含まれていないと判定した場合、ステップ702に戻る。また、増えたIDの物品にレッカーまたはジャッキが含まれていると判定した場合、CPU11は、傾斜センサ32の出力に基づいて車両の傾斜が発生したか否かを判定し(ステップ706)、車両の傾斜が発生していないと判定した場合、ステップ702に戻る。
一方、ステップ706で車両の傾斜が発生したと判定した場合、CPU11は、携帯機2にホイールまたは車両盗難を通知する(ステップ707)とともに、サイレン37、ハザードランプ38等により警報を発生する(ステップ708)。
これにより、携帯機2の表示部21にホイールまたは車両盗難発生が表示されるので、車両オーナーはジャッキアップによりホイールを盗まれたか、またはレッカーにより車両自体を盗まれたことを容易に知ることができるとともに、警報を発することができる。
さらに、ドアミラー等の車両外装品の盗難を物品ID取得により検知することもでき、以下、車両外装品の盗難を検知する場合の作用を図11のフローチャートにより説明する。
なお、システム構成は図1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
セキュリティECU1がセキュリティセット状態になると、CPU11は、図11のフローチャートに示す車両外装品盗難検知プログラムを開始し、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示する(ステップ801)。これにより、RFIDリーダ/ライタ3が車両外装品、車両内装品、車両内の物品、及び車両周辺品のIDを取得してセキュリティECU1に転送し、CPU11は転送された物品IDを物品種別ごとにRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、ミラーECU5を介してドアミラーと通信を行うことによりドアミラーとの通信が途絶したか否かを判定し(ステップ802)、ドアミラーとの通信が途絶したと判定した場合、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示し、ドアミラーのIDを複数回取得する(ステップ803)。そして、CPU11は、ドアミラーのIDに変化があったか否かを判定し(ステップ804)、IDが変化していないと判定した場合、携帯機2にドアミラーの故障を通知する(ステップ805)。
これにより、車両オーナーはドアミラーが故障したことを容易に知ることができる。
ステップ804でドアミラーのIDに変化があったと判定した場合、CPU11は、ドアミラーが盗まれたと判定し、携帯機2にドアミラー盗難を通知する(ステップ806)。
これにより、携帯機2の表示部21にドアミラーの盗難発生が表示されるので、車両オーナーはドアミラーが盗まれたことを容易に知ることができる。
一方、ステッ802でドアミラーとの通信が途絶していないと判定した場合、CPU11は、セキュリティがアンセットされたか否かを判定し(ステップ807)、セキュリティがアンセットされていないと判定した場合、ステップ802に戻って再びドアミラーとの通信が遮断したか否かを判定し、セキュリティがアンセットされたと判定した場合、RAM13に記憶されている物品IDを消去した(ステップ808)後、プログラムを終了する。
なお、この実施例では、車両外装品としてドアミラーを例に説明したが、ヘッドライト等の他の車両内外装品と通信を行うことにより、種々の内外装品の盗難を検知することも可能である。
また、車両内外電装品との通信により新たな電装品が取り付けられたことを検知した場合、RFIDリーダ/ライタ3によって新たな電装品のIDを取得し、携帯機2に通知を行うとともに、警報を行うようにすることもできる。
以上の実施例では、車両に異常が発生した場合に物品IDを取得して、不正行為を検知するようにしたが、セキュリティセット後、常時、物品IDを取得し、IDが変化した場合に異常を検出することもでき、以下、セキュリティセット後、常時、物品IDを再取得して異常を検知する場合の作用を図12のフローチャートにより説明する。
なお、システム構成は図1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
セキュリティECU1がセキュリティセット状態になると、CPU11は、図12のフローチャートに示す物品ID変化検知プログラムを開始し、RFIDリーダ/ライタ3に物品ID取得を指示する(ステップ901)。これにより、RFIDリーダ/ライタ3が車両外装品、車両内装品、車両内の物品のIDを取得してセキュリティECU1に転送し、CPU11は転送された物品IDを物品種別ごとにRAM13に記憶する。
次に、CPU11は、RFIDリーダ/ライタ3に物品IDの再取得を指示し、再び車両外装品、車両内装品、車両内の物品のIDを取得し(ステップ902)、再取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが増加したか否かを判定し(ステップ903)、IDが増加したと判定した場合、増えたIDの物品情報をEEPROM14に記憶する(ステップ904)。その後、CPU11は、増えたIDの物品情報を携帯機2に通知する(ステップ905)とともに、増えたIDの物品の機能を停止させる(ステップ906)。
これにより、携帯機2の表示部21に増えたIDの物品情報、例えば、不正な車室内への侵入者の身辺品のID情報が表示されるので、車両オーナーは車室内に不審者の侵入があったこと及び不審者の身辺品を知ることができるとともに、不審者の身辺品が一定時間後においても車室外へ移動しない場合、RFIDリーダ/ライタ3によってその物品のID情報を変更することにより物品性能に変化を与え、その物品、例えば、イモビが動作しないようにすることができる。
なお、車両装備品の場合は、物品のID情報を変更する代わりにその物品の電源を遮断することによりその物品が動作しないようにすることも可能である。
また、図5のフローチャートに示す不審者侵入検知プログラムにおいて、物品IDの増加を検出した場合、この実施例と同様に、増加検知したIDの物品が一定時間後においても車室内に存在する場合には、その物品の機能を停止させるようにすることも可能である。
一方、ステップ903でIDが増加していないと判定した場合、CPU11は、再取得した物品IDと、RAM13に記憶されている、セキュリティセット時に取得した物品IDとを比較することによりIDが減少したか否かを判定し(ステップ907)、IDが減少したと判定した場合、CPU11は、減ったIDの物品情報をEEPROM14に記憶した(ステップ908)後、減ったIDの物品情報を携帯機2に通知する(ステップ909)。
これにより、上記と同様に、携帯機2の表示部21に減ったIDの物品情報、例えば、車両装備品等のID情報が表示されるので、車両オーナーは盗難にあった物品の情報を知ることができる。
そして、ステップ906で増えたIDの物品の機能を停止させた場合、ステップ909で携帯機2に盗難を通知した場合、あるいは、ステップ907でIDが減少していないと判定した場合、CPU11は、セキュリティがアンセットされたか否かを判定し(ステップ910)、セキュリティがアンセットされていないと判定した場合、ステップ902に戻って再びRFIDリーダ/ライタ3に物品IDの再取得を指示し、再び車両外装品、車両内装品、車両内の物品のIDを取得する。
一方、ステップ910でセキュリティがアンセットされたと判定した場合、CPU11は、RAM13に記憶されている物品IDを消去した(ステップ911)後、プログラムを終了する。
なお、以上の実施例では、セキュリティがアンセットされた場合、常に、RAM13に記憶されている物品IDを消去したが、物品の品種ごとに記憶・消去頻度を変えるようにしてもよく、例えば、他車のナンバープレート、車室内物品はセキュリティセット・アンセット毎に物品IDを記憶・消去し、車両外装品、車両内装品はセキュリティセット・アンセットの10回毎に物品IDの記憶・消去を実行するようにすれば、メモリの書換え回数が減るのでメモリの寿命を長くすることができる。
また、以上の実施例では、異常を車両オーナーに通知する場合、携帯機に信号を送って携帯機の表示画面に表示したが、携帯機のランプにより表示したり、電子メールで車両オーナーの携帯電話等に知らせるようにすることもできる。
さらに、以上の実施例では、周辺監視手段として、レーダ装置を使用する例を説明したが、周辺監視手段としてはサイドミラーに設けられたカメラやバックモニタカメラを使用することも可能である。
本発明の車両盗難防止装置を適用したセキュリティECUを含む全体システムの構成ブロック図である。 物品IDを記憶するメモリに設けられる物品品種毎の記憶領域を示す図である。 RFIDリーダ/ライタによる物品認証検知エリア及びIDが読み取られる物品の配置例を示す図である。 衝撃発生時に物品IDの増減を判別する場合の作用を示すフローチャートである。 不審者の侵入があった場合に、物品IDの増減を判別する場合の作用を示すフローチャートである。 車両近辺での物体の動きを検知した場合に危険物を判別する場合の作用を示すフローチャートである。 タイヤがパンクさせられたことを検知する場合の作用を示すフローチャートである。 放火が行われたことを検知する場合の作用を示すフローチャートである。 ガラスが破壊されたことを検知する場合の作用を示すフローチャートである。 車両盗難発生を検知する場合の作用を示すフローチャートである。 車両外装品の盗難を検知する場合の作用を示すフローチャートである。 セキュリティセット後、常時、物品IDを再取得して異常を検知する場合の作用を示すフローチャートである。
符号の説明
1 セキュリティECU
2 携帯機
3 RFIDリーダ/ライタ
4 ボディECU
5 ミラーECU
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 EEPROM
21 表示部
31 侵入センサ
32 傾斜センサ
33 衝撃センサ
34 ガラス割れセンサ
35 レーダ装置
36 温度センサ
37 サイレン
38 ハザードランプ
39 ヘッドライト
40 LED

Claims (10)

  1. 物品認証手段を備えた車両盗難防止装置であって、
    車両盗難防止機能がセットされた状態(車両施錠状態を含む)において、前記物品認証手段による物品認証結果と車両盗難防止機能セット時の物品認証結果との間に差異が発生した場合、車両に異常が発生したことを検知する制御手段を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 請求項1に記載された盗難防止システムにおいて、
    物品品種別にIDを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置。
  3. 請求項1に記載された車両盗難防止装置において、
    車両の衝撃を検知する衝撃検知手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記衝撃検知手段が車両への衝撃を検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車両周辺の物品IDを取得し、車両盗難防止機能セット時に取得した物品IDと差異が発生した場合、車両への異常が発生したことを通知することを特徴とする車両盗難防止装置。
  4. 請求項3に記載された車両盗難防止装置において、
    車両周辺の物体の動きを検知する周辺監視手段を備え、車両周辺に複数の物品IDが存在した場合、前記周辺監視手段により、検出すべき物品IDの位置・方向を特定し、その方向の物品IDを取得することを特徴とする車両盗難防止装置。
  5. 請求項1に記載された車両盗難防止装置において、
    車室内への侵入を検知する侵入検知手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記侵入検知手段が車両への侵入を検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車室内の物品IDを取得し、車両盗難防止機能セット時に取得した物品IDと差異が発生した場合、新たに検出した物品IDが不正な車室内への侵入品であると特定し、通知を行うことを通知することを特徴とする車両盗難防止装置。
  6. 請求項5に記載された車両盗難防止装置において、
    物品に対してID情報を書き換えるID情報書換え手段を備え、新たに検出した物品IDが不正な車室内への侵入品であると判定し、当該物品IDが車室内に一定時間後においても存在する場合、前記制御手段が、前記ID情報書換え手段により当該物品のID情報を変更して物品性能に変化を与えることを特徴とする車両盗難防止装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載された車両盗難防止装置において、
    車両盗難防止機能がセットされた状態にある場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車両周辺の物品IDを取得し、車両周辺の物品IDの更新を行うことを特徴とする車両盗難防止装置。
  8. 請求項1に記載された車両盗難防止装置において、
    車両周辺の物体の動きを検知する周辺監視手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記周辺監視手段が車両近辺での物体の動きを検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により車両周辺の物品IDを取得し、車両盗難防止機能セット時に取得した物品IDと差異が発生し、かつ、新たに検出した物品IDが危険物であると判定した場合、前記制御手段が、車両が危険状態であることを通知することを特徴とする車両盗難防止装置。
  9. 請求項1に記載された車両盗難防止装置において、
    車両内外装品との定期的な通信を行う通信手段を備え、車両盗難防止機能がセット状態にあるときに、前記通信手段による車両内外装品との通信が途絶えた場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により当該車両内外装品のIDを再取得し、車両内外装品のIDに変化がない場合は、故障であると判定して通知し、IDに変化があった場合には、盗難であると判定して通知することを特徴とする車両盗難防止装置。
  10. 請求項9に記載された車両盗難防止装置において、
    車両内外電装品との通信により新たな電装品が取り付けられたことを検知した場合、前記制御手段が、前記物品認証手段により新たな電装品のIDを取得し、通知を行うとともに、警報を行うことを特徴とする車両盗難防止装置。
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