JP3936057B2 - 荷物の盗難防止システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の荷物室に積載された荷物の盗難を防止する荷物の盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等の荷物室に積載された荷物の盗難を防止する荷物の盗難防止システムには、荷物室の開口部周辺に赤外線センサを設置し人が近づく(検知範囲に入る)と警報を鳴らすもの、荷物室に扉の押圧で動作する接点スイッチを設置し扉が開放されると警報を鳴らすもの等がある。また、荷物の持ち出し(移動)を直接監視する方法として、個々の荷物の配送伝票等に電波反射部材を貼付しておき、荷物室の開口部周辺に電波の照射と反射電波の検出を行う監視部を設置して、監視部において反射電波が検出された時に荷物が持ち出された(荷物が監視部を通過した)と判断して警報を鳴らすもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の荷物の盗難防止システムにおいては、運転者等の正規作業者が荷物の積み下ろしを行っている時、または正規作業者が他の作業者の応援を得て協同で作業を行っている時にも監視部が荷物の移動等の異常を検出して警報を鳴らす。そのために、作業者は自分が荷物室の近くで荷物の積み下ろしを行う時には警報が鳴らないように、運転台に設置された警報解除スイッチ、または携帯するリモコンスイッチを使用して荷物の盗難防止システムまたは警報を解除し、作業者が荷物室から離れる時には荷物の盗難防止システムまたは警報を設定する必要がある。特に、トラックによる配送作業では荷物の積み下ろしが頻繁に行われ、また、作業者が配達のために車両から離れることも多く、その都度、システムまたは警報の動作設定や解除を行うことが面倒になるという問題がある。
【0004】
本発明は、荷物の盗難の恐れがある状態か否かを判断して自動的に警報の動作設定や解除が行える荷物の盗難防止システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、荷物に貼付される電源反射部材からの反射電波に基づき荷物が特定範囲に入ったことを検出して、荷物の持ち込みを検出する荷物検出手段と、前記荷物室に積載された荷物の重量増加を検出する重量変化検出手段と、前記荷物検出手段が荷物の持ち込みを検出せず、前記重量変化検出手段が重量増加を検出した時に警報を発する警報手段を備えることを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の第1の実施例の荷物の盗難防止システムを示す図で、(a)は設置状態図、(b)は構成ブロック図である。以下、図に従って説明する。尚、本実施例は正規作業者が荷物室の近くにいる場合には、荷物の盗難の恐れがないと判断して警報が動作しないように警報解除を、また作業者が荷物室から離れた場合には、荷物の盗難の恐れがあると判断して警報設定を自動的に行わせるものである。
【0010】
11はトラックの運転手等の正規の作業者21を認識する作業者認識部で、作業者21の制服の一部(例えば、腕等)に貼付した電波反射部材11bと、電波反射部材11bに電波を照射し、その反射電波を検出する検出部11aから構成される。12は荷物室30に積載されている荷物31が移動したことを検出する荷物移動検出部で、荷物室30の床に設置され、その上部の荷物31が移動することにより生ずる重量変化(荷物の持ち出しの場合は重量減少)を検出する重量変化検出部(圧力センサ等で構成される)122、積載された個々の荷物31に貼付された電波反射部材121bと、電波反射部材121bに電波を照射し、その反射電波を検出する検出部121aからなる荷物検出部121等がある。これら電波反射部材11b、121bはトランスポンダや照射電波に共振する配線パターン等で形成される簡単な共振回路により構成される。13は荷物31の盗難の恐れがあることを警告するブザー等の警報部である。14は作業者認識部11、荷物移動検出部12の検出結果に基いて荷物31の盗難の恐れがあるか否かを判断し、必要に応じて警報部13を作動させる制御部であり、マイクロコンピュータにより構成される。15は車両が走行しているか、停止しているかを検出する車速センサである。16は荷物室の扉の開閉状態を検出する接点スイッチ等からなる扉センサである。17は配達のために車両から離れた作業者21に異常を知らせる盗難信号を送信する送信機である。18は作業者21が携帯し制御部14からの盗難信号を受信する受信機である。
【0011】
次に、荷物の盗難防止システムの動作、つまり制御部14の行う処理について説明する。図2は制御部14の行う処理を示すフローチャートである。尚、この処理は車両が停止(車速センサ15により検出)した時点、または荷物室30の扉が開放(扉センサ16により検出)された時点から開始する。
ステップS11では、作業者が認識されたか否かを判断して作業者が認識されれば待機し、作業者が認識されなければステップS12に移る。つまり、作業者認識部11の認識可能範囲内(荷物室30の近く)に作業者21がいるか否かを判断する。作業者21を認識する方法としては、正規の作業者21に電波反射部材11bを貼付した腕章(または名札)等に付けさせ、荷物室30の開口部(例えば、荷物室後部)に設けられた検出部11aが電波反射部材11bからの反射電波を検出すると正規の作業者21が荷物室30の近くにいると判断する。作業者21の認識は反射電波の検出の可否だけでなく、所定のコードを使用して送受信を行いコードの一致で作業者21を認識することにより認識精度が向上する。また、作業者21の着用する制服、制帽の模様、バーコード、マーク、色等を監視カメラで撮影した画像を画像処理して予め登録してある画像と照合して正規の作業者21であるか否かを判断する方法を採ってもよい。ここで、正規の作業者21が荷物室30の近く(作業者認識部11の認識可能範囲内)におれば(Y判断)、荷物31は正規の作業者21の監視下にあり例え荷物31に変化があっても、それは正規の積み下ろし作業であり盗難の恐れはないと判断して、ステップS12の荷物移動検出は行わない。
【0012】
ステップS12では、荷物の移動が検出されたか否かを判断して荷物の移動が検出されればステップS13に移り、荷物の移動が検出されなければステップS11に戻る。つまり、荷物移動検出部12が荷物31の移動を検出したか否かを判断する。荷物31の移動を検出する方法として、荷物室30の床に設置された重量変化検出部122が荷物31の積載量が減少したことを検出する方法(この場合は持ち出し)、または、個々の荷物31に貼付された電波反射部材121bが荷物31が移動することにより検出部121aの検出範囲に入ることを検出する方法(この場合は持ち出しまたは持ち込み)等がある。
【0013】
ステップS13では、警報部を作動させて処理を終える。つまり、荷物室30の近くに作業者21がいない時に、荷物31の持ち出しがあり盗難の可能性があるので制御部14はブザー等の警報部13を作動させ周囲の人に報知して盗難を未然に防ぐ。尚、警報部13を作動させると同時に、車両側に設置した送信機17から作業者の携帯する受信機18に無線で異常を報知する警報信号を送出し、作業者21側でも警報器13が鳴るようにしてもよい。このようにすると、作業者21は異常に気付き直ちに車両に戻ることができる。
【0014】
以上のように本実施例では、作業者認識部が作業者が荷物室から離れたことを検出して警報の動作設定を行い、作業者が荷物室の近くに戻ってきたことを検出して警報の動作解除を行うので、作業者は煩雑な警報の動作設定や解除を行う必要がなくなる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図3は本発明の第2の実施例の荷物の盗難防止システムの警報処理、つまり制御部14の行う処理を示すフローチャートである。以下、図に従って説明する。尚、本実施例は荷物の盗難防止システムが正常に動作するように、荷物の移動を検出するための電波反射部材が貼付されていない荷物が荷物室に積み込まれないように監視するものである。また、本システムの構成は第1の実施例と名称、機能及び作用が同じであるので説明は省略する。また、この処理は車両が停止(車速センサ15により検出)した時点、または荷物室の扉が開放(扉スイッチ16により検出)された時点から開始する。
【0015】
ステップS21では、荷物検出部が反射電波を検出したか否かを判断して反射電波を検出すれば待機し、反射電波を検出しなければステップS22に移る。つまり、正規の電波反射部材121bが貼付された荷物31が検出部121aを通過したか否かを判断するものである。
ステップS22では、荷物室の重量増加が検出されたか否かを判断して重量増加が検出されればステップS23に移り、重量増加が検出されなければステップS21に戻る。つまり、荷物室30の床に設置された重量変化検出部122が積載量が増加したことを検出すると、荷物室30に荷物31が積み込まれたと判断する。尚、侵入者が荷物室に入った場合にも重量増加が検出されるので侵入者検出も可能となる。
【0016】
ステップS23では、警報部を作動させて処理を終える。つまり、荷物室30の重量増加が検出され荷物31の積み込みがあったにも係わらず、検出部121aが荷物の移動を検出していないので、積み込まれた荷物31は正規の電波反射部材121bが貼付されていない荷物31であると判断される。このような荷物31は盗難等で持ち出されても警報が鳴らないので、作業者21に報知して正規の電波反射部材121bを貼付させるように促す。
【0017】
以上のように本実施例では、正規の手続きによる荷物の積み込みが行われて荷物の盗難防止システムが安定に作動できる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、盗難の恐れがある状態か否かを判断して自動的に警報の動作設定や解除が行える荷物の盗難防止システムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の荷物の盗難防止システムを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の荷物の盗難防止システムの警報処理のフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例の荷物の盗難防止システムの警報処理のフローチャートである。
【符号の説明】
11・・・・作業者認識部、 16・・・・扉センサ、
12・・・・荷物移動検出部、 17・・・・送信機、
13・・・・警報部、 18・・・・受信機、
14・・・・制御部、 19・・・・警報部、
15・・・・車速センサ。
Claims (1)
- 荷物に貼付される電源反射部材からの反射電波に基づき荷物が特定範囲に入ったことを検出して、荷物の持ち込みを検出する荷物検出手段と、
前記荷物室に積載された荷物の重量増加を検出する重量変化検出手段と、
前記荷物検出手段が荷物の持ち込みを検出せず、前記重量変化検出手段が重量増加を検出した時に警報を発する警報手段を備えることを特徴とする荷物の盗難防止システム。
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