JPH07117628A - 車両防犯システム - Google Patents

車両防犯システム

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JPH07117628A
JPH07117628A JP26237393A JP26237393A JPH07117628A JP H07117628 A JPH07117628 A JP H07117628A JP 26237393 A JP26237393 A JP 26237393A JP 26237393 A JP26237393 A JP 26237393A JP H07117628 A JPH07117628 A JP H07117628A
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JP
Japan
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code
vehicle
door lock
control means
door
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Application number
JP26237393A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kanda
光男 神田
Akihiko Kamijo
明彦 上條
Toshio Kitahara
俊男 北原
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KANTO J C M SERVICE KK
NIPPON RAITON KK
Original Assignee
KANTO J C M SERVICE KK
NIPPON RAITON KK
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に異常事態の発生を検知して犯罪を防
止処理を行う。 【構成】 少なくともIDコードを読み取る読取手段1
−1、1−2、2−1、2−2、ドアロックの解除を制
限するドアロック解除制限手段15、燃料の供給をカッ
トする燃料カット手段16、読取手段による読み取りI
Dコードを判断してドアロック解除制限手段15や燃料
カット手段16を制御する制御手段20を備えた。制御
手段20は、規定のIDコードを読み取ることができな
い場合に異常判定を行い、該異常判定によりドアロック
の解除を制限し、所定の走行後に燃料の供給をカットす
るように制御し、警告手段17、18を動作させ、燃料
の供給のカットと併せてサイレン11やクラクション1
2を鳴らし、ヘッドランプ13を点灯し、ハザードラン
プ14を点滅させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IDコードを読み取っ
て運転者の正誤を判定し、現金輸送車の犯罪を防止する
車両防犯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】街中に溢れるように車が往来している車
社会では、特殊仕様の現金輸送車であっても、それほど
目立つものではないため、稀に、公道上や路地等の死角
をついた強奪事件が発生し、犯人の逃走を許してしまう
ことがある。現金輸送車の場合には、その責務からして
当然のことながら、このような強奪事件を回避するため
に防犯システムが装備され、また、構造上でも強固なも
のとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防犯システムでは、担当者、つまり運転者や助手が事件
の発生を速やかに察知して所定の操作を行うことが要求
される。したがって、所定の操作を行う余裕なく担当者
が拘束されてしまうと、防犯システムを本来の目的に沿
うように作動させることができなく、手当てが後手にな
ってしまうことも見られる。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、自動的に異常事態の発生を検知して犯罪を防止処
理を行うことができる車両防犯システムを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、I
Dコードを読み取って運転者の正誤を判定し、現金輸送
車の犯罪を防止する車両防犯システムにおいて、少なく
ともIDコードを読み取る読取手段、ドアロックの解除
を制限するドアロック解除制限手段、燃料の供給をカッ
トする燃料カット手段、読取手段による読み取りIDコ
ードを判断してドアロック解除制限手段や燃料カット手
段を制御する制御手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0006】さらに、上記制御手段は、規定のIDコー
ドを読み取ることができない場合に異常判定を行い、該
異常判定によりドアロックの解除を制限し、所定の走行
後に燃料の供給をカットするように制御し、警告手段を
動作させ、燃料の供給のカットと併せてサイレンやクラ
クションを鳴らし、ヘッドランプを点灯し、ハザードラ
ンプを点滅させることを特徴とするものである。また、
異常判定後で所定の走行中に規定のIDコードを読み取
ることができた場合にはドアロックの解除を制限から解
除し、異常判定後で所定の走行中に解除ボタンが押下さ
れた場合にはドアロックの解除を制限から解除し、或い
は異常事態の発生に関する情報を監視局に通知すること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の車両防犯システムでは、少なくともI
Dコードを読み取る読取手段、ドアロックの解除を制限
するドアロック解除制限手段、燃料の供給をカットする
燃料カット手段、読取手段による読み取りIDコードを
判断してドアロック解除制限手段や燃料カット手段を制
御する制御手段を備えたので、担当者に常にIDキーを
携帯させることにより、異常事態が発生して担当者が排
除されたときに、ドアロック解除制限手段や燃料カット
手段を制御して犯人を車内に閉じ込め、走行を停止させ
ることができる。したがって、車の乗り逃げは勿論、犯
人の逃走を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明に係る車両防犯システムの1実施
例を示す図、図2は車両防犯システムに使用されるID
キーの構成例を示す図である。図中、1−1、1−2は
シートアンテナ、2−1、2−2はアンテナ、3はスキ
ャナ、4は非常押しボタン、5は解除ボタン、6はドア
スイッチ、7は鍵位置検出スイッチ、8は走行距離パル
ス発生器、9はエンジンキースイッチ、10はカードリ
ーダ/ライタ、11はサイレン、12はクラクション、
13はヘッドライト、14はハザードランプ、15は電
磁ロック手段、16は燃料カット手段、17はブザー、
18は表示ランプ、19はGPS、20は制御装置、2
1は異常判定処理部、22は押しボタン割込処理部、2
3は乗り逃げ防止処理部、24は異常事態発生処理部、
25はIDキー、26は紐を示す。
【0009】図1において、シートアンテナ1−1、1
−2は、それぞれ運転席と助手席に設けられ、アンテナ
2−1、2−2は、外部スライドドアとバックドアに設
けられるものであり、運転者と助手の携帯するIDキー
のIDコードを読み取るものである。IDキー25は、
例えば図2に示すように首にかける紐26を有し電磁誘
導方式のデータ転送方式を採用し600mm程度の距離
でデータリードが可能なコンタクトライトタイプの非接
触のRF(RADIO FREQUENCY)ーIDキーである。スキャ
ナ3は、シートアンテナ1−1、1−2、アンテナ2−
1、2−2の読み取り信号をスキャンして取り込むもの
である。非常押しボタン4は、非常時に操作ができるよ
うに複数の個所に適宜設けられ、解除ボタン5は、運転
者と助手のみが操作できるように部外者には判りにくい
位置に極秘の操作ボタンとして設けられるものである。
ドアスイッチ6は、各ドアの開閉スイッチである。鍵位
置検出スイッチ7は、鍵位置がロックの位置にあるか解
除の位置にあるかを確認するために検出するものであ
る。走行距離パルス発生器8は、単位距離走行するごと
にパルスを発生するものであり、このパルス数をカウン
トすることによって、走行距離が求められる。カードリ
ーダ/ライタ10は、運行管理用LSIカードから輸送
業務内容や運転担当者のIDコードNo.等の情報を読
み込むと共に、業務中では走行距離や業務時間等の情報
を書き込むものである。サイレン11、クラクション1
2、ヘッドライト13、ハザードランプ14は、後述す
るように異常事態を周囲へ報知する報知手段として制御
するものである。電磁ロック手段15は、ドアロックス
イッチのロック解除を制限/解除するものである。燃料
カット手段16は、起動することにより所定の走行、例
えば30秒経過又は50m走行後に燃料の供給をカット
するものである。ブザー17、表示ランプ18は、後述
するように燃料カットする以前に警告手段として制御す
るものである。GPS19は、制御装置20は、異常判
定処理部21、押しボタン割込処理部22、乗り逃げ防
止処理部23、異常事態発生処理部24を備え、スキャ
ナ3を通して取り込んだIDコードが運行管理用LSI
カードに記憶したIDコードを参照して正規のコードか
否かを判断してドアのロック解除の制限や燃料カット、
警告、報知の各手段を制御し、システム全体を制御する
ものである。
【0010】図3は異常判定処理部の動作を説明するた
めの図である。本発明の車両防犯システムでは、通常の
場合、正規の乗務員が2人1組で構成され、それぞれが
IDキーを携帯する。また、出発前にその時の輸送業務
内容、運転担当者のIDコードNo.、助手のIDコー
ドNo.などが運行管理用LSIカードに入力され、こ
の運行管理用LSIカードがカードリーダ/ライタ10
にセットされる。そして、IDキーから読み取られたI
Dコードとの照合に使用され、業務中は、走行距離や業
務時間等が記録される。したがって、業務終了時には、
この運行管理用LSIカードに業務に要した時間、距離
等が記録されているので、担当者がこれをセンター(監
視局)に提出することによって、センターのコンピュー
タで読み取り業務報告書の作成等の運行管理業務の自動
化に供することができる。
【0011】まず、システムが停止状態にある場合に、
運転席又は助手席のドアが解錠されると(ステップS1
1)、システムが起動する(ステップS12)。異常判
定処理部では、システムが起動すると、エンジンキーが
ACCの位置に回されるのを監視して(ステップS1
3)、次にIDコードを検出し(ステップS14)、正
規のIDコードが検出されれば通常の動作状態を継続さ
せる(ステップS15)。なお、このように予めLSI
カード10をコントローラに装着しておいてもよいが、
運転担当者と助手がLSIカード10とIDキーと車の
鍵を持って車に乗り、システムの起動後に運転担当者又
は助手がLSIカード10をコントローラに装着しても
よい。また、担当者が2人一組であれば、2人のIDコ
ードの照合(検出)が必要になることは勿論である。
【0012】なお、システムの停止は、エンジン停止後
に一定時間の状態変化(解錠、開扉、エンジンスター
ト、非常押しボタンの押下、解除ボタンの押下等)がな
い場合や、一定時間IDキーを読み込めない場合、LS
Iカードが抜き取られている場合に行う。そして、シス
テムが停止している場合、外部スライドドアやバックド
アは、IDキーを使用しても開けることができず、運転
席ドア、助手席ドアのみ車外から鍵で開けることができ
るようにしている。
【0013】ステップS14で正規のIDコードが検出
されない場合には、ブザー17によるエラー音を発生さ
せ(ステップS16)、動作状態ランプ18の警告ラン
プを点灯させ(ステップS17)、電磁ロック15を動
作させてドアロックスイッチのロック解除を制限し(ス
テップS18)、燃料カット16の動作を起動させる
(ステップS19)。
【0014】そして、30秒経過又は50m走行するま
で、解除ボタン5の押下を監視する(ステップS20、
S21)。そして、解除ボタン5の押下があれば、エラ
ー音を停止させ(ステップS22)、警告ランプを消灯
させ(ステップS23)、ドアロックスイッチのロック
解除制限を解除して(ステップS24)30秒経過又は
50m走行すると燃料カットを行う(ステップS2
5)。しかし、解除ボタン5の押下がないと、30秒経
過又は50m走行してサイレン11、クラクション12
を動作させ(ステップS26、S27)、ヘッドライト
13を点灯させ(ステップS28)、ハザードランプ1
4を点滅させ(ステップS29)、燃料カットを行う
(ステップS30)。
【0015】上記の処理により、本発明では、正規の担
当者であっても、IDキーを忘れて乗り込んでそのまま
走行させた場合には、エンジンキーをACCの位置に回
した時点から30秒経過又は50m走行すると燃料がカ
ットされる。しかし、エラー音と警告ランプから異常が
報知されると直ちに秘密の解除ボタンを押下することが
できるので、30秒経過又は50m走行するとドアロッ
クスイッチのロック解除を行うことができる。これに対
して、乗り逃げ事件のような場合には、秘密の解除ボタ
ンを押下することができないので、30秒経過又は50
m走行すると、さらにサイレン11、クラクション12
が鳴り出し、ヘッドライト13の点灯、ハザードランプ
14の点滅により周囲に異常を報知する状態にしたまま
燃料カットを行って車を停止させるだけでなく、ドアロ
ックスイッチのロック解除を制限状態にしておくので、
車内に犯人を閉じ込めたままにすることができる。
【0016】図4は本発明に係る車両防犯システムを搭
載する車両の構成例を示す図、図5は間仕切りスライド
ドアの制御回路の構成例を示す図である。図中、31は
運転席ドア、32は助手席ドア、33は外部スライドド
ア、34はバックドア、35は間仕切りスライドドア、
36は金庫室ドア、37は金庫室、38はサイレン、4
1はアンド回路、42は間仕切りスライドドア開閉回路
を示す。
【0017】図4において、運転席ドア31と助手席ド
ア32は、車外から機械式キーで解錠でき、車内からは
IDキーを所持している場合にはドアロックスイッチを
アンロックにして解錠できるが、IDキーを所持してい
ない場合には解錠できない。また、間仕切りスライドド
ア35、金庫室ドア36が開いている場合にも、解錠で
きない。さらに、エンジンをかけた状態でドアを開いた
場合には、警報音を出力する。外部スライドドア33と
バックドア34は、車内及び車外からIDキーで解錠で
きるが、間仕切りスライドドア35、金庫室ドア36が
開いている場合には解錠できない。これら車外に通じ
る、運転席ドア31、助手席ドア32、外部スライドド
ア33、バックドア34については、全てオートロック
として、機械式鍵及びIDキーによって解錠、施錠が制
御される。オートロックは、ドア閉じ又は鍵解錠後から
数秒後に動作する。そして、間仕切りスライドドア35
と金庫室ドア36については、車外に通じる各ドアが全
て閉まっていることを条件として開けることができるよ
うに、例えば図5に示すようにアンド回路41で論理処
理して間仕切りスライドドア開閉回路42が制御され
る。したがって、例えば犯人が金庫室37に入って鞄を
奪おうとした場合であっても、車外に通じる各ドアのい
ずれかが開けっぱなしであれば、間仕切りスライドドア
35は開かないし、ドアを閉めて金庫室37へ入った時
は、犯人を車の中に閉じ込めることができる。犯人の襲
撃等に会った場合等に操作する非常押しボタン4は、運
転席や助手席、荷台(左右)、後部、フットスイッチ
(運転席と助手席との間)に設けられる。また、金庫室
37にセキュリティー鞄を入れて搬送するが、金庫室3
7の中には鞄用のトラップがあり、これを鞄に取り付け
て運ぶようになっている。IDキーを読み取るRF−I
Dアンテナ1−1、1−2、2−1、2−2、サイレン
11、GPSアンテナ39、自動車電話用アンテナ40
の取り付け位置の例を示したのが図4(b)〜(d)で
ある。
【0018】図6は非常押しボタン割込処理を説明する
ための図、図7は乗り逃げ防止処理を説明するための
図、図8は異常事態発生処理回路を説明するための図で
ある。非常押しボタン割込処理は、図6に示すように非
常押しボタンの押下を常時監視し(ステップS31)、
非常押しボタンの押下を検知すると、サイレン11、ク
ラクション12を動作させ(ステップS32、S3
3)、ヘッドライト13を点灯させ(ステップS3
4)、ハザードランプ14を点滅させ(ステップS3
5)、電磁ロック15を動作させてドアロックスイッチ
のロック解除を制限し(ステップS36)、燃料カット
16の動作を起動させる(ステップS37)。そして、
30秒経過又は50m走行するまで、正規のIDコード
を読み込みを行い(ステップS38、S40)、正規の
IDコードを読み込めなければ燃料カットを行い(ステ
ップS39)、正規のIDコードを読み込みがあればド
アロックスイッチのロック解除を可能にし、燃料カット
の動作を停止させる(ステップS41)。したがって、
正規のIDコードを読み込みがあれば担当者は、その場
から避難することができる。
【0019】乗り逃げ防止処理は、図7に示すようにエ
ンジン運転中になると(ステップS51)、IDコード
を検出し(ステップS52)、正規のIDコードが検出
されれば通常の動作状態を継続させる(ステップS5
3)が、正規のIDコードが検出されないまま50m走
行した後(ステップS54)、サイレン11、クラクシ
ョン12を動作させ(ステップS55、S56)、ヘッ
ドライト13を点灯させ(ステップS57)、ハザード
ランプ14を点滅させ(ステップS58)、電磁ロック
15を動作させてドアロックスイッチのロック解除を制
限し(ステップS59)、燃料カットを行う(ステップ
S60)。また、エンジンがかかっていない場合には、
図3の処理で説明したステップS14以降の処理と同様
になる。
【0020】異常事態処理回路は、異常事態が発生した
場合に、監視局に対し例えば自動車電話を使用して異常
事態が発生したこと、その現在位置情報及び異常の状態
を自動的に通知するものであり、図8に示すように先に
説明した処理の結果燃料カットに至った場合、非常押し
ボタンが押したされた場合、コード切断の場合等に動作
する。現在位置情報は、電波源として多数の人工衛星を
用いて位置決定を行うGPS(Global Positioning Sys
tem )により取得される。コード切断は、例えばサイレ
ンの断線に適用する場合、スピーカに接続するケーブル
に4芯を使い、2本はサイレン出力用とし、残り2本を
スピーカ側でショートさせることによって、送信側でシ
ョート状態を監視して断線を検知することができる。し
かし、これ以外の構成を採用してもよいし、サイレン以
外にもコード切断の検知を採用してもよいことはいうま
でもない。
【0021】図9は車載コントローラ(制御装置)のハ
ードウエア構成例を示す図、図10は監視局のコントロ
ールセンタの構成例を示す図、図11は全体のシステム
構成例を示す図である。
【0022】車載コントローラ(制御装置)では、例え
ば図9に示すようにCPU51よりバッファ53、ドラ
イバ52を通して非常ボタンリレーやアンロックリレ
ー、ドアロックタイマ、燃料カット、サイレンの制御信
号を送出し、カウンタ54、バッファ55を通して車速
センサの信号を取り込む。また、非常ボタンや解除ボタ
ン、ドアスイッチ、鍵位置スイッチ、アンロックスイッ
チ、Accスイッチ、サイレン切断、エラーブザー、警
告LED、動作中LEDの信号は、直接p端子を通して
入出力される。また、RF−IDスキャナやGPS受信
器、運行管理用LSIカード、自動車用電話又は無線機
の信号は、SIOコントローラ65、66、ラインドラ
イバ/ラインレシーバ67を通して入出力される。その
他、パラメータ設定を行うディップスイッチ56、CP
U監視回路58、制御プログラム等を格納するROM5
9、監視データ等の格納やワークエリアとして使用する
RAM60、アレイロジック61、デコーダ63、割り
込み制御回路63、割り込みタイマ64を備えている。
【0023】また、監視局のコントロールセンタは、図
10に示すようにパソコン、内蔵RAM、RS232C
拡張ボード、ハードディスクからなる制御部71に接続
された監視表示のためのCRT72、出力のためのプリ
ンタ73、各種の指示入力のためのキーボード74、地
図データを格納したハードディスク75、画面操作のた
めのマウス76、自動車電話との通信を行うための電話
機または無線装置77とモデム78、運行管理用LSI
カードに対する読み書きを行うLSIカードリーダ/ラ
イタ79、IDキーに対する読み書きを行うIDキーリ
ーダ/ライタ80からなる。
【0024】全体のシステムは、図11に示すような構
成により監視局69のコントロールセンタで緊急事態発
生画面やモニタリング画面を使って管理し、事件発生時
あるいは監視局からの呼び出しがあった時、GPS発振
機から得た自車の位置、その他必要なデータを自動車電
話または無線装置によって監視対象車両68から監視局
69に送信し、監視局69は、車両より送られてきたデ
ータに基づいてCRT画面にその付近の地図と車両の位
置を重ね合わせて表示すると共に、事件発生時には、警
報音を発することにより、非常事態が発生したことを監
視局69の職員に報知する。
【0025】端子局69のコントロールセンタでは、例
えば監視対象車両から緊急事態発生の通知を受けると、
CRTに、緊急事態発生画面が通知された位置情報をも
とにその車両付近の地図を表示し、緊急事態発生のサブ
画面を表示する。さらに、これらの表示と併せてブザー
やボイスアナウンス等の音声データでオペレータへ報知
する。この画面は、例えば確認ボタンをマウスでクリッ
クすることにより停止し、ズームボタンをマウスでクリ
ックすることにより監視対象車両付近を拡大表示する。
【0026】また、車両選択のモニタリング画面を選択
し、矢印キー(↑↓)またはマウスクリックにより監視
対象車両を選択すると、対象となる車両から公衆回線を
通して位置情報を取得し、地図表示のモニタリング画面
で車両の付近の地図を表示すると共に監視対象車両の位
置をブリンク表示する。位置情報を取得するまでの間
(車両に電話してから応答があるまでの間)は、以前取
得した位置データをもとに地図が表示され、ズームボタ
ンをマウスでクリックすることにより、その車両付近を
拡大表示する。
【0027】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、30秒経過又は50m走行を燃料カット
の条件にしたが、この時間や距離は任意に設定してもよ
いことはいうまでもない。また、非接触のIDキーを用
いるようにしたが、磁気カードや光カードその他の接触
式のカードを用いたものであってもよいし、IDコード
を発信する超音波発信器等を用いてもよい。さらには、
監視局に通知する現在位置情報としてGPSにより取得
した位置情報を使ったが、例えば走行距離や操舵各履歴
等の走行履歴等を位置情報として使ってもよい。業務管
理用LSIカードには、業務の許容時間を予め記録して
おき、その許容時間を経過しても業務が終了しない場合
には、異常処理を行うようにしてもよいし、監視局より
電話回線を介して、システムの再起動や業務管理用LS
Iカードの記憶情報の変更を行えるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、IDキーを用い正規の担当者か否かを常にチ
ェックし、異常と判定した場合には、周囲への異常報知
手段を動作させてドアロックスイッチのロック解除を制
限すると共に、燃料カットを行うので、犯人を閉じ込め
たまま車両を強制的に停車させてしまうことができる。
したがって、犯人による車両を使った乗り逃げを防ぐこ
とができると共に、輸送物のみの盗難をも防ぐことがで
き、さらには、犯人を車内に閉じ込めて周囲へ報知を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両防犯システムの1実施例を
示す図である。
【図2】 車両防犯システムに使用されるIDキーの構
成例を示す図である。
【図3】 異常判定処理部の動作を説明するための図で
ある。
【図4】 本発明に係る車両防犯システムを搭載する車
両の構成例を示す図である。
【図5】 間仕切りスライドドアの制御回路の構成例を
示す図である。
【図6】 非常押しボタン割込処理を説明するための図
である。
【図7】 乗り逃げ防止処理を説明するための図であ
る。
【図8】 異常事態発生処理回路を説明するための図で
ある。
【図9】 車載コントローラ(制御装置)のハードウエ
ア構成例を示す図である。
【図10】 監視局のコントロールセンタの構成例を示
す図である。
【図11】 全体のシステム構成例を示す図である。
【符号の説明】
1−1、1−2…シートアンテナ、2−1、2−2…ア
ンテナ、3…スキャナ、4…非常押しボタン、5…解除
ボタン、6…ドアスイッチ、7…鍵位置検出スイッチ、
8…走行距離パルス発生器、9…エンジンキースイッ
チ、10…カードリーダ/ライタ、11…サイレン、1
2…クラクション、13…ヘッドライト、14…ハザー
ドランプ、15…電磁ロック手段、16…燃料カット手
段、17…ブザー、18…表示ランプ、19…GPS、
20…制御装置、21…異常判定処理部、22…押しボ
タン割込処理部、23…乗り逃げ防止処理部、24…異
常事態発生処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 25/04 521 M 9369−5D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IDコードを読み取って運転者の正誤を
    判定し、現金輸送車の犯罪を防止する車両防犯システム
    において、少なくともIDコードを読み取る読取手段、
    ドアロックの解除を制限するドアロック解除制限手段、
    燃料の供給をカットする燃料カット手段、読取手段によ
    る読み取りIDコードを判断してドアロック解除制限手
    段や燃料カット手段を制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする車両防犯システム。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、規定のIDコードを読
    み取ることができない場合に異常判定を行い、該異常判
    定によりドアロックの解除を制限し、所定の走行後に燃
    料の供給をカットするように制御することを特徴とする
    請求項1記載の車両防犯システム。
  3. 【請求項3】 警告手段を有し、上記制御手段は、異常
    判定により警告手段を動作させることを特徴とする請求
    項2記載の車両防犯システム。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、燃料の供給のカットと
    併せてサイレンやクラクションを鳴らし、ヘッドランプ
    を点灯し、ハザードランプを点滅させることを特徴とす
    る請求項2記載の車両防犯システム。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、異常判定後で所定の走
    行中に規定のIDコードを読み取ることができた場合に
    はドアロックの解除を制限から解除することを特徴とす
    る請求項2記載の車両防犯システム。
  6. 【請求項6】 解除ボタンを有し、上記制御手段は、異
    常判定後で所定の走行中に解除ボタンが押下された場合
    にはドアロックの解除を制限から解除することを特徴と
    する請求項2記載の車両防犯システム。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、異常事態の発生に関す
    る情報を監視局に通知することを特徴とする請求項1記
    載の車両防犯システム。
  8. 【請求項8】 記録カードに読み書きを行うカードリー
    ダ/ライタを備え、上記制御手段は、カードリーダ/ラ
    イタを通して記録カードに記録したIDコードとの照合
    を行うと共に、運行履歴を記録することを特徴とする請
    求項1記載の車両防犯システム。
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