JP3721145B2 - 車載機器遠隔制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は車載機器遠隔制御システムに関し、車両無線装置が携帯無線装置との通信によるコード照合を行い、その照合結果に基づいて車両の使用許可または不許可の制御を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯機の操作部を操作して車両のドアの施錠/解錠を行う遠隔操作機能を備えたシステムが存在し、更にその機能に加えて、前記操作部を操作することなく、車両側からのコード送信要求信号に対して返送コード信号を返送し、コードを照合することによりドアの施錠/解錠を行うスマートエントリシステムがある。例えば、特開平5−106376号公報には、第1の受信手段でコード要求信号が受信されると、返送コードを送信する第1の送信手段を備えた携帯無線装置と、第2の送信手段から所定の時間間隔で送信されたコード要求信号を受信して送信された返送コードが第2の受信手段で受信されると、車両のドアを解錠するための信号を出力し、返送コードが受信されなければ、所定時間経過後に車両のドアを施錠するための信号を出力する制御手段とを備えた車両無線装置とから構成されたシステムが記載されている。
【0003】
また、従来、車両側からのコード送信要求信号に対して返送コード信号を返送し、コードを照合することによりステアリングロック機構の解錠とエンジン始動禁止装置の解除を行い、機械的キーを使用しないエンジン始動操作を可能にしたスマートスタートシステムがある。例えば、特開昭63−1765号公報には、携帯無線機に呼出信号を送信して、携帯無線機からの暗証コード信号を受信し、内部コードと照合し一致したときにはステアリングロック機構の解錠動作、イグニッションスイッチのスイッチング動作およびアクセサリスイッチのスイッチング動作を各々許可する手段から構成されたシステムが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記両方のシステムを合わせたシステムの名称として、以下、スマートエントリ/スタートシステムと称す。このスマートエントリ/スタートシステムでは、利便性とセキュリティ性の両立が課題である。
【0005】
(1)前述のスマートエントリシステムにおいて、所定の時間間隔で送信されたコード要求信号に対して携帯機からの返送コードが無くなれば、車載機器は携帯機の所持者(以下、携帯者と略す)が車両から離れたと判断しドアをロックしようとするが、携帯者がうっかりドアを閉め忘れたり半ドアの場合にその事に気付かずに車両を離れると、ドアはロックされず盗難に遭う恐れがある。車載機器側で検知し、警告する方式も方法もあるが、携帯者は車両から離れるので警告ブザー音などが聞こえない恐れがある。また、ハザードなどを使ったロック時のアンサーバックも確認忘れや、歩行時のよそ見を強いる欠点がある。
【0006】
(2)前述のスマートエントリシステムにおいて、所定の時間間隔で送信されたコード要求信号に対して携帯機からの返送コードを受信し、コードが正しいと車載機器は携帯者が車両に近づいたと判断しドアをアンロックしようとする。これは、車両側送信アンテナからのLF送信が1m程度の近距離しか届かない事を利用し、通信可能範囲内に携帯者がいると判断する事で車両の使用許可をしても安全であるという前提で行われている。しかし、車両を窃盗しようとする者が、別途用意した無線通信装置の一台Aを車両側送信アンテナの近くに置き、その無線通信装置Aと通信可能でかつ通信可能範囲が広いもう一台の無線通信装置Bを携帯機の近くに置き、車載機器と携帯機間の通信を無線装置AとBで中継してやる事で、携帯者が車両から離れた後に車両の使用許可が得られ車両を盗む事が出来てしまう(この窃盗手口は通称「リレーアタック」と呼ばれている)ので、防止する必要がある。
【0007】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、遠隔制御の利便性を損なうことなくセキュリティ性を向上させることが可能な車載機器遠隔制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、携帯無線機と、前記携帯無線装置に対して所定時間間隔でコード要求信号を送信し、前記コード要求信号を受信した携帯無線装置から返送される返送コードのコード照合を実施し結果が正しいときはドアをアンロック制御し、返送コードがない場合やコード照合を実施し結果が正しくない状態が所定時間継続したときはドアをロック制御する作動制御手段を有する車両無線装置を備えた車載機器遠隔制御システムにおいて、前記車両無線装置側に、前記携帯無線装置に対してドア開閉状態信号を常時送信する機能を備え、前記携帯無線装置側に、携帯無線装置が車両から離れドア開閉状態信号が所定時間以上の間受信出来なくなったとき、受信不能の直前に受信したドア開閉状態信号によりドア開状態を判断しブザー吹鳴で報知する機能を備えたことを特徴とする。
【0009】
すなわち、請求項1の発明は、スマートエントリシステムにおいて携帯機が車載機器と通信可能な範囲にいるとき(車両から離れる前)に、車載機器よりドアの開閉状態信号を所定の時間間隔毎に携帯機に送信しておく。携帯機が車両から離れて開閉状態信号が所定時間以上の間受信出来なくなったとき、受信不能の直前に受信したドアの開閉状態信号が所定時間以上ドア閉でなかった場合、ドア閉め忘れと判断し、携帯者に対し携帯機のブザー吹鳴で警告することで、ドアの閉め忘れや半ドアによるロック不能を防げセキュリティ性を確保出来る。
【0010】
請求項2の発明は、携帯無線機と、前記携帯無線装置に対して所定時間間隔でコード要求信号を送信し、前記コード要求信号を受信した携帯無線装置から返送される返送コードのコード照合を実施し結果が正しいときはドアをアンロック制御し、返送コードがない場合やコード照合を実施し結果が正しくない状態が所定時間継続したときはドアをロック制御する作動制御手段を有する車両無線装置を備えた車載機器遠隔制御システムにおいて、携帯無線装置側に、携帯無線装置が車両から離れコード要求信号が所定時間以上の間受信出来なくなり、かつ、その後車両無線装置からのコード要求信号を受信した際にブザー吹鳴で報知する機能を備えたことを特徴とする。
【0011】
すなわち、請求項2の発明は、携帯者にはいつ車載機器からコード要求信号が送信され携帯機から返送コードが送信されたか分らない事により、前述のリレーアタックによる盗難にあう可能性があるので、携帯者に対し携帯機が返送コードを送った事を携帯機のブザーで知らせ、携帯者にリレーアタックされたことを気付かせる事が出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明による車両無線装置(以降、車載機と略す)の一実施例のブロック図を示す。図において、車載機10は送信アンテナ11を有している。各送信アンテナは送信部12に接続され、送信部12はECU(電子制御装置)20に接続されている。
【0013】
ECU20は送信部17に送信コードを供給し、この送信コードが変調された周波数、例えば134kHzのコード要求信号としてのコード要求信号が、送信アンテナ11から携帯機50に対して送信される。また、車両には受信アンテナ13が設けられており、この受信アンテナ13で受信された携帯機50よりの周波数、例えば300MHzの信号は受信部14で復調されてECU20に供給される。
【0014】
ECU20にはメモリ25が内蔵されており、このメモリ25にはコード要求信号に対応した暗号キーが格納されている。メモリ25はEEPROM等の不揮発性メモリであり、電源が遮断されてもその記憶内容は保持される。ドア開閉検出部21は全てのドアの個別の開閉および全てのドアの個別の施錠/解錠状態を検出し、その検出信号をECU20に供給する。ドアロック/アンロック状態検出部22はドアの施錠/解錠状態を検出し、その検出信号をECU20に供給する。
【0015】
また、ECU20には、ドアロック部23及び報知部24が接続されている。ドアロック部23は全てのドアのロック/アンロックを行う機構である。報知部24はドアロック/アンロックをした場合のいわゆるアンサーバックとしての車両のライト点灯やホーン吹鳴を行うアンサーバック装置や、各種警報のためのブザーの発音する警報装置や、状態表示のための表示装置を含んでいる。
【0016】
図2はこの発明による携帯機の一実施例のブロック図を示す。ECU52にはメモリ53が内蔵されており、このメモリ53には、正規であれば上記車載機のメモリ25に格納されているのと同じ、暗号キーが格納されている。携帯機50は、送信アンテナ56と受信アンテナ58を有している。これらのアンテナ56,58はそれぞれ送信部55,受信部57に接続され、送信部55はECU52に接続されている。この受信アンテナ58で受信された車載機10よりの周波数、例えば134kHzの質問信号は受信部57で復調されてECU52に供給される。また、ECU52は前記コード要求信号に対応した暗号キーをメモリ53から読み出し、前記コード要求信号中の質問コードを暗号化して、応答信号を作成し送信部55に供給し、送信部55で変調されて、周波数、例えば300MHzの信号として送信アンテナ56から車載機10に対して送信される。また、キーレスエントリ機能としての、ドアのロック/アンロックの遠隔操作をするLOCKキー/UNLOCKキーなどがあって、これらの信号は操作検出部51よりECU52に入力される。
【0017】
図3に送信アンテナ11と携帯機50との通信を模式的に示す。携帯機50が正規登録機かどうかを確認する方式(相手認証方式)は、例として、いわゆるチャレンジ・レスポンス方式(秘密鍵暗号ベース相手認証方式)で説明する。図において、車載機10の送信アンテナ11からは、周波数134kHzのコード要求信号が送信され、携帯機50はこのコード要求信号=質問信号を受信すると、受信した質問信号に応じた暗号キーと質問コード(平文)から作成した応答コード(暗号文)で変調した周波数300MHzの返送コード(応答信号)を返送する。車載機10の受信アンテナ13で受信された周波数300MHzの信号は受信部14で復調されてECU20に供給され、ECU20は上記返送コードを受信する。車載機10は、送信した質問コード(平文)を対応した暗号キーで作成した暗号文と受信した返送コードを照合して、携帯機50が正規登録機であるかどうかを確認する。図3は携帯機50が車外にある場合の説明図である。車載の送信アンテナ11から携帯機50へは、低周波(以下LFと略す)を使用しているのは、携帯機の位置を確認しやすいように電磁波の内でその強度が距離の3乗に逆比例する磁界成分を利用するためで通常通信距離は1m前後である。一方、携帯機から車載の受信アンテナ13への通信はUHF帯が使用されていて、通常5〜20mの通信距離である。
【0018】
本発明装置の一実施例の状況模式図を図4及び図5に示し、図4及び図5の状況での車載機10と携帯機50の動作タイミングチャートを図6及び図7に示す。図4は携帯者が車両より離れる状況を表し、図5は携帯者が車両から離れた位置より車両に戻ってくる状況を表している。
【0019】
図4において、車載の送信アンテナ11からは前述のLFが所定間隔毎に送信されており、LF通信圏内(LF受信限界63の内側をLF通信圏内、外側をLF通信圏外と呼ぶこととする)より、車両ドア64が閉じられた状態で携帯者60がポケット61に携帯機50を所持してLF通信圏外に出た場合を想定している。ここで、この携帯者移動をシチュエーションAと呼ぶ事とする。次に、図5において、車載の送信アンテナ11からは前述のLFが所定間隔毎に送信されており、LF通信圏外より、携帯者60がポケット61に携帯機50を所持してLF通信圏内に入って来る場合を想定している。この携帯者移動をシチュエーションBと呼ぶ事とする。
【0020】
次に、図6を用いて、図4のシチュエーションAでの携帯機50および車載機10の動作について説明する。車載機からは所定間隔毎に車載機コード要求信号送信を行う。携帯機がLF通信圏内にいる間は、コード要求信号に対して携帯機は携帯機返送コード送信を行う。車載機はその返信を受信する事で携帯者が近くにいると判断しドアロック部でアンロック制御する。携帯機がLF通信圏外に移動すると、コード要求信号を携帯機は受信出来なくなり携帯機返送コード送信をしなくなる。車載機は携帯機からの返信を所定時間T1続けて受信出来ない事で携帯者が近くにいなくなったと判断しドアロック部でロック制御する。
【0021】
次に、図7を用いて、図5のシチュエーションBでの携帯機50および車載機10の動作について説明する。車載機からは所定間隔毎に車載機コード要求信号送信を行う。携帯機がLF通信圏外にいる間はコード要求信号を携帯機は受信出来ないので携帯機返送コード送信を実施しない。車載機は携帯機からの返信コードが来ない状態が続いている事で携帯者が近くに戻ってきていないと判断しドアロック部でロック制御したままでいる。携帯機がLF通信圏内に移動すると、コード要求信号を携帯機は受信出来る様になるので携帯機返送コード送信を実施する。車載機はその返信コードを所定時間T2の間続けて受信する事で携帯者が近くにいると判断しドアロック部でアンロック制御する。
【0022】
この発明の車載機のECU20が実行する制御の一実施例のフローチャートを図13に、この発明の携帯機のECU52が実行する制御の一実施例のフローチャートを図14に示す。
【0023】
ECU20に内蔵されているマイクロコンピュータ(以下マイコンと略す)のプログラムについて図13のフローチャートに基づき動作を説明する。
【0024】
バッテリー交換などでECU20がリセット状態から始まる場合はステップ500のSTARTより始まり、ステップ501でECU20の初期設定を行う。ステップ502では所定間隔毎(例えば、0.2秒毎)に携帯機へコード要求信号を送信し、携帯機より正しい返送コードがある間はドアをアンロック状態にし、正しい返送コードが無くなればドアをロックする制御を行う。ステップ502では所定の時間間隔(例えば 0.2秒)毎にステップ503の携帯機へのコード要求信号の送信を実行する。ステップ504、ステップ505では車載機10より送信されるコード要求信号に対して 携帯機50から正しい返送コードが帰って来るかを判断している。車載の送信アンテナ11から携帯機へは、前述のLFを使用しているので通常通信距離は1m前後であるので、携帯機から返送コードがあれば携帯機はこの通信距離範囲内に存在すると推定されるので、ドアをアンロック状態にするステップ506へ分岐する。逆に、携帯機から返送コードが無ければ携帯機はこの通信距離範囲内に存在しないと推定されるので、ドアをロック状態にするステップ508へ分岐する。ステップ506ではドアロック/アンロック状態検出部22より受けた現在のドアをロックの状態を使い、現在ロック状態であればステップ507でドアロック部23に対してドアアンロックの駆動要求を出力する。ステップ506でドアが既にアンロックの時は何もしない。ステップ508ではドアロック/アンロック状態検出部22より受けた現在のドアをロックの状態を使い、現在アンロック状態であればステップ509でドアロック部23に対してドアロックの駆動要求を出力する。ステップ508でドアが既にロックの時は何もしない。所定のプログラム処理周期毎に▲1▼へ戻り処理を繰り返す。
【0025】
次に、図14のフローチャートに基づき、携帯機50の動作を説明する。電池交換などでECU52がリセット状態から始まる場合はステップ600のSTARTより始まり、ステップ601でECU52の初期設定を行いステップ602の待機になる。ステップ603で車載機からの受信(LF受信)があれば、WAKE UP(ステップ604)して受信信号が車載機10からのコード要求信号か判断し(ステップ605)、コード要求信号である事が判明すると、返送コードを送信する(ステップ606)。送信終了後、ステップ602に戻る。ステップ603で質問信号の受信がない、もしくはステップ605でコード要求信号でなければステップ602に行く。
【0026】
このように、携帯者は携帯機を所持しているだけでキー操作やリモコン操作をする事なく、ドアをロック/アンロック出来、荷物を両手に持っている時やキーを鞄の中にしまっている場合にわざわざキーを取り出し操作しなくてドアを開ける事が出来て便利である。また、車両を離れる際に、自動ロックされるのでうっかりドアロックを忘れる事もなく、セキュリティ上も有効なシステムである。
【0027】
しかしながら、前述の携帯者が車両を離れた時にドアをロックする方式では、携帯者はドアがロックされた事をドアノブを引いて確認する事が難しい。そのため携帯者60が車両のドアを閉め忘れたり、半ドアのまま車両を離れた場合、ドアがロックされないという問題がある。ドアが閉まっていない場合、車内灯が点灯のままとなるが昼間は視認性が良くない事や、ドア閉後の消灯にディレイ機能が設けられている場合があり携帯者に完全な警告を与えられない。ドアがロックされたときにハザードランプなどによるアンサーバックを出すシステムがあり、そのアンサーバックが無い事で携帯者がロックされなかった事に気付く可能性はあるが、周囲が明るいとハザードランプの視認性は悪く、また、システムに慣れて確認を怠る場合もあり、携帯者がドアロックされていない事に気付かないという問題もある。
【0028】
前述の対策として、車載機10にてドアが完全に閉じられていない状態で携帯機からの返送コードが受信出来なくなった場合に、車載機の報知部24のブザー吹鳴などにより携帯者に知らせる方法も考えられるが、携帯者が車両より離れているのでブザーの音が確実に聞こえない場合があり、またホーンを吹鳴する方法も考えられるが深夜に誤報をすると近所迷惑になるため良好な方法とは言えず、現状では的確な対策が盛込まれていなかった。これを解決しようとするのが、以下に説明する携帯機のブザーを使った半ドア警告方式である。
【0029】
この発明の実施の形態1による携帯機のブザーを使った半ドア警告方式について、前述のシチュエーションA(携帯者が車両より離れる場合)を例に車載機10と携帯機50の動作を図8を用いて説明する。
【0030】
図8において、車両ドアは携帯機がLF通信圏内にある時点で閉じられている。車載機からは所定間隔毎に車載機コード要求信号送信が行われ、LF通信圏内と圏外での携帯機からの携帯機返送コード送信の有無は、前述の図6の説明と同様であるので詳細は省略する。この実施の形態では、車載機コード要求信号に車載機のドア開閉検出部21で検出されたドアの開閉情報を加えて送信している。携帯機はそのコード要求信号を受信する事により、携帯機受信ドア閉信号も得ることが出来る。携帯機は携帯機受信ドア閉信号がドア閉の状態が所定回数続いた場合、携帯機の認識をドア閉とする。携帯機がLF通信圏外に出る事で、コード要求信号が携帯機に届かない状態が所定時間T3以上続くと携帯機は携帯者が車両より離れたと認識し、その時点で携帯機の認識がドア閉であるので、車両では正常にドアロックされたものと判断し、携帯機の報知部54のブザーを鳴らさない。
【0031】
図9は携帯者が半ドアに気付かずに車両より離れる状況を表している。図9中、車載の送信アンテナ11からは前述のLFが所定間隔毎に送信されており、LF通信圏内より、車両ドア64を完全に閉じない状態で携帯者60がポケット61に携帯機50を所持してLF通信圏外に出た場合を想定している。(この携帯者移動をシチュエーションCと呼ぶ事とする。)なお、携帯機の報知部54は携帯者に半ドアやドア閉め忘れをブザーにて警告する。
【0032】
この発明の実施の形態1による携帯機のブザーを使った半ドア警告方式について、もう一つの図9のシチュエーションC(携帯者が完全にドアを閉めずに車両より離れる場合)を例に車載機10と携帯機50の動作を図10を用いて説明する。
【0033】
車載機からは所定間隔毎に車載機コード要求信号送信が行われ、LF通信圏内と圏外での携帯機からの携帯機返送コード送信の有無は、前述の図6の説明と同様であるので詳細は省略する。この発明の実施の形態では、車載機コード要求信号にドア開閉情報を加えて送信し、携帯機でドアの開閉を認識する点は、前述図8にて説明済なので省略する。シチュエーションCでは半ドアもしくはドア閉め忘れ状態であるので、携帯機受信ドア閉信号はドア開のままとなり、携帯機の認識はドア開となる。携帯機がLF通信圏外に出る事で、コード要求信号が携帯機に届かない状態が所定時間T3以上続くと携帯機は携帯者が車両より離れたと認識し、その時点で携帯機の認識がドア開であるので、車両ではドアロック出来ないものと判断し、携帯機の報知部54のブザーを鳴らし携帯者にドアがロック出来ないことを知らせる事が出来る。
【0034】
本実施の形態による前記携帯機のブザーを使った半ドア警告方式の携帯機のECU52が実行する制御の実施例のフローチャートを図15に示す。
【0035】
図15のフローチャートに基づき、携帯機50の動作を説明する。電池交換などでECU52がリセット状態から始まる場合はステップ620のSTART)より始まり、ステップ621でECU52の初期設定を行い、ステップ622の待機になる。
【0036】
ステップ623で車載機からの受信(LF受信)があれば、WAKE UP(ステップ624)して受信信号が車載機10からのコード要求信号か判断し(ステップ625)、コード要求信号である事が判明すると、返送コードを送信する(ステップ626)。ここまでは図14の実施例と同じである。ステップ627ではコード要求信号に加えられたドア閉信号を読取りドア閉信号が所定回数以上継続すればドア閉と認識(ステップ628)、それ以外の場合はドア閉でないと認識する(ステップ629)。ステップ630ではLF受信の間隔が所定時間T3継続したかを判断しており、所定時間T3経過したときには携帯機がLF通信圏外に移動したと判断しステップ632にて携帯機の認識がドア閉かを判断する。ドア閉でない場合には、ドア閉め忘れ(半ドア)と判断し携帯機の報知部のブザーを吹鳴する(ステップ633)。ステップ632にて携帯機の認識がドア閉の場合には、正常にドアロックされると判断し、携帯者に警告は出さない。以上の処理終了後、ステップ622に戻る。ステップ630でLF受信間隔が所定時間T3以内の場合、もしくはステップ625でコード要求信号がなければステップ622に戻る。
【0037】
以上のように実施の形態1によれば、携帯者がドアを閉め忘れたり半ドアに気付かずに車両を離れても、携帯機が報知部のブザーにより携帯者に報知するので、ドアがロックされない事を防げセキュリティ上有効である。
【0038】
実施の形態2.
ところで前記実施の形態1では、携帯者にはいつ車載機器からコード要求信号が送信され携帯機から返送コードが送信されたか分らない事により、前述のリレーアタックによる盗難にあう可能性があるという問題がある。これを解決しようとするのが、以下に説明する携帯機のブザーを使ったコード要求信号受信報知方式である。
【0039】
図11は携帯者が車両から離れたすきにリレーアタックにあう状況を表している。図11中、車載の送信アンテナ11からは前述のLFが所定間隔毎に送信されており、携帯者60がポケット61に携帯機50を所持してそのLF通信圏外にいるとき、犯人A70と犯人B71が車載機と携帯機間のLF/UHF通信を中継する事の出来る中継装置A72と中継装置B73をそれぞれ持ち、犯人Aは車載送信アンテナ11からのLFを中継装置Aを使い無線信号74で送信する。犯人Bは中継装置Bを使い無線信号74を受信し、その信号をLF信号に復調し中継装置Bより送信する。中継装置Bから送信されたLFの通信範囲76の内側に、携帯機50が入る様に犯人Bは携帯者60に近づく、すると携帯機50はLFのコード要求信号を受信したので、UHFの返送コードを送信する。中継装置Bはその返送コードを受信し無線信号75で中継装置Aに送信する。中継装置AよりUHFの返送コードが送信されると車載機は、携帯機が近づいたものと判断しドアをアンロックしてしまう。(このリレーアッタクの状況をシチュエーションDと呼ぶ事とする。)なお、携帯機の報知部54は携帯者に車載機からのコード要求信号を受信した事をブザーにて警告する。
【0040】
この発明の実施の形態2による携帯機のブザーを使ったコード要求信号受信報知方式について、前述図11のシチュエーションD(リレーアッタクによる盗難にあう場合)を例に車載機10と携帯機50の動作を図12を使い説明する。
【0041】
図12において、車載機からは所定間隔毎に車載機コード要求信号送信が行われる。LF通信圏内と圏外での携帯機からの携帯機返送コード送信の有無は、前述の図6の説明と同様であるので詳細は省略する。この発明の実施の形態では、携帯機コード要求信号間隔が所定時間T4以上になった場合、携帯機の報知モードを報知実施としコード要求信号受信報知機能を開始し、その事を携帯機報知部54のブザー吹鳴で知らせる。その後シチュエーションDのリレーアタックが実行され、携帯機がコード要求信号を受信すると携帯機報知部54のブザーを複数回吹鳴する事で、携帯者はコード要求信号受信を知る事が出来る。携帯機の報知モードはここで報知非実施に戻される。このブザー報知によりリレーアタックを早期に気付く事が出来、いち早く警察に通報する事が出来る。また、携帯機にエンジン始動許可機能(イモビ機能)が付随されている場合には、リレーアタックに気付いた時点で携帯機の電源を素早く切る事でエンジン始動許可判定のために車載機からの送信されるコード要求信号に対して、携帯機を応答しなくすることが出来る。
【0042】
この発明の実施の形態2による携帯機のブザーを使ったコード要求信号受信報知方式について、携帯機のECU52が実行する制御の実施例のフローチャートを図16に示す。
【0043】
図16のフローチャートに基づき、携帯機50の動作を説明する。電池交換などでECU52がリセット状態から始まる場合はステップ640のSTARTより始まり、ステップ641でECU52の初期設定を行いステップ642の待機になる。
【0044】
ステップ643で車載機からの受信(LF受信)があれば、WAKE UP(ステップ644)して受信信号が車載機10からのコード要求信号か判断し(ステップ645)、コード要求信号である事が判明すると、返送コードを送信する(ステップ646)。ここまでは図14の実施例と同じである。ステップ647では現在、携帯機の報知モードが報知実施になっているかを判断し、報知実施の場合は携帯機報知部54のブザーを吹鳴しコード要求信号受信を携帯者に知らせる。携帯者に報知後は次の報知に備え、携帯機の報知モードを報知非実施状態に戻しておく(ステップ649)。携帯者に報知済みの場合はステップ647でNOに分岐しブザー報知をしない。LF受信間隔が所定時間T4を超えた場合、携帯機がLF通信圏外に離れたものと判断し、WAKE UP(ステップ651)する。ステップ652で携帯者が報知機能が不要でキャンセル(報知機能禁止)していないかを判断。禁止されていない場合はステップ653で携帯機の報知モードを報知実施にする。報知機能が禁止されている場合は報知モードを報知実施にしない。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明は、携帯機にドア開閉状態を常時送信しておき、携帯者が半ドアなどでドアロック出来ない状態で車両を離れたことを携帯機が検知すると、ブザー吹鳴で報知するようにしたので、ドアロックがされないことを防ぐ事ができ、セキュリティ性を向上させることができる。
【0046】
請求項2の発明によれば、車載機器からのコード要求信号を受信した際に、携帯機の報知部のブザーを吹鳴させ携帯者に知らせるようにしたので、リレーアタックによる盗難を携帯者に知らせることができ、セキュリティ性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の車両無線装置を示すブロック図の例である。
【図2】 この発明の携帯無線装置を示すブロック図の例である。
【図3】 この発明の車載アンテナと携帯無線装置の通信の模式図である。
【図4】 従来の車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作の状況を示す図である。
【図5】 従来の車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作の状況を示す図である。
【図6】 従来の車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作のタイミングチャート図である。
【図7】 従来の車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作のタイミングチャート図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作のタイミングチャート図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作の状況を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作のタイミングチャート図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作の状況を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による車両無線装置および携帯無線装置が行う制御動作のタイミングチャート図である。
【図13】 従来の車両無線装置および携帯無線装置が行う制御のフローチャート図である。
【図14】 従来の車両無線装置および携帯無線装置が行う制御のフローチャート図である。
【図15】 この発明の携帯無線装置が行う制御のフローチャート図である。
【図16】 この発明の携帯無線装置が行う制御のフローチャート図である。
【符号の説明】
10 車両無線装置、11 送信アンテナ、13 受信アンテナ、20 ECU、21 ドア開閉検出部、22 ドアロック/アンロック検出部、23 ドアロック部、25 報知部、50 携帯無線装置、52 ECU、51 操作検出部、54 報知部、56 送信アンテナ、58 受信アンテナ、60 携帯者、64 車両ドア、70 犯人A、72 中継装置A、71 犯人B、73 中継装置B。
Claims (2)
- 携帯無線機と、前記携帯無線装置に対して所定時間間隔でコード要求信号を送信し、前記コード要求信号を受信した携帯無線装置から返送される返送コードのコード照合を実施し結果が正しいときはドアをアンロック制御し、返送コードがない場合やコード照合を実施し結果が正しくない状態が所定時間継続したときはドアをロック制御する作動制御手段を有する車両無線装置を備えた車載機器遠隔制御システムにおいて、
前記車両無線装置側に、前記携帯無線装置に対してドア開閉状態信号を常時送信する機能を備え、
前記携帯無線装置側に、当該携帯無線装置が車両から離れ前記ドア開閉状態信号が所定時間以上の間受信出来なくなったとき、受信不能の直前に受信した前記ドア開閉状態信号によりドア開状態を判断しブザー吹鳴で報知する機能を備えたことを特徴とする車載機器遠隔制御システム。 - 携帯無線機と、前記携帯無線装置に対して所定時間間隔でコード要求信号を送信し、前記コード要求信号を受信した携帯無線装置から返送される返送コードのコード照合を実施し結果が正しいときはドアをアンロック制御し、返送コードがない場合やコード照合を実施し結果が正しくない状態が所定時間継続したときはドアをロック制御する作動制御手段を有する車両無線装置を備えた車載機器遠隔制御システムにおいて、
前記携帯無線装置側に、当該携帯無線装置が車両から離れ前記コード要求信号が所定時間以上の間受信出来なくなり、かつ、その後前記車両無線装置からのコード要求信号を受信した際にブザー吹鳴で報知する機能を備えたことを特徴とする車載機器遠隔制御システム。
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