JP3799515B2 - 盗難防止装置及び盗難防止機能を備えた試着室 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、試着室内に持ち込まれた商品の盗難を防止する盗難防止装置及び盗難防止機能を備えた試着室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の試着室の構成を示す構成図である。
図において、51は試着室、52は試着室51の入口に取り付けられたカーテン、53は試着室51を利用する客、54は客53により試着室51に持ち込まれる商品、55は商品に付けられた商品タグ、56は鏡である。
【0003】
ここで、試着室51に入る客は、試着する商品54を持って、入口のカーテン52を開けて試着室41に入り、持ち込んだ商品54の試着をした後に試着室41を出るようになっている。
また、従来の試着室の場合、特に盗難防止設備は設置されておらず、商品54にはバーコード等がついた商品タグ55が付けられているのが普通であるが、特にそれを用いた盗難防止システムは設置されていないものであった。
また、従来では、複数の商品54の試着を試着室51で行う場合は、盗難防止のため、複数の商品54の持ち込みを禁止したり、複数の商品54の持ち込みをすることを店員に事前に断ってから試着室51に入るようにすることが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の試着室では、複数の商品54を持ち込んで、試着した後に商品54を試着室内に置き忘れても、客に対する報知は行われず、また、複数の商品54を持ち込んで、商品タグ55を試着室内に放置し、持ち込んだ商品54を数点又はすべて身につけて試着室51を出るということが可能であり、この種の万引きに対して防ぐ手だてはなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る盗難防止装置は、試着室に持ち込まれる商品に取り付けられた商品タグ内に格納されている商品固有の識別情報を検知する手段と、試着室内の客の存在を検出する手段と、試着室内に客が存在しないことが検出され、かつ商品タグの識別情報が検知されたとき、報知又は警告を行う手段とを備えたものである。
【0006】
また、本発明に係る盗難防止機能を備えた試着室は、試着室内の客の存在を検出する試着室内人物検知センサと、試着室に持ち込まれる商品に取り付けられ、質問信号の電波を受信すると予め設定された商品固有の識別情報で変調された応答電波を放射する商品タグに対し、質問信号の電波を送信し、商品タグから返送された応答電波を受信して、商品タグの商品固有の識別情報を検出し、その検出した商品タグからの識別情報及び試着室内人物検知センサからの情報に基づいて、客が商品又は商品に取り付けられた商品タグを残して試着室を退出したとき、報知又は警告を行う質問器とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の試着室の構成を示す図である。
図において、11は試着室、12は試着室11の入口に取り付けられたカーテン、13は更衣室を利用する客、14は盗難防止装置である質問器、15は客13により試着室11に持ち込まれる商品、16は商品に付けられた(電子)タグであり、タグ16には、商品情報が保持されている。17は試着室11の外側又は内側に設置され、質問器14が検知したタグ16に関する表示を行い、万引きの可能性がある時には警告を発する持ち込み商品外部表示装置、18は試着室内に客13がいるかどうかを検知する試着室内人物検知センサであり、例えば超音波センサなどである。19は鏡である。
【0008】
次に、この実施の形態で使用されるタグ16及び持ち込み商品外部表示装置17について説明する。
図2はタグ16の構造の一例を示す断面図、図3は持ち込み商品外部表示装置17の構成を示す図である。
図2において、21は質問器14から送信された質問信号の電波を受信するための受信アンテナ、22は記憶情報を記憶し質問器14からの電波を復調・解析し、記憶情報で変調した電波信号(以下、応答電波という)を出力する集積回路であり、集積回路22に記憶されている記憶情報は、通常、タグ16を唯一に識別できるような商品固有の識別情報となっている。
【0009】
23はタグ16から質問器14に対して応答電波を送信するための送信アンテナ、24はタグの内部構成要素を格納する包装材基板、25はタグ16の内部構成要素を格納する包装材カバーである。
なお、タグ16内の集積回路を動作させるための電源としては、質問器14から送信された質問信号の電波を整流して直流電圧を生成してタグ16内部の電源をして使用するようになっている。
図3において、31は表示内容を計算する表示制御部、32は表示を行う表示パネル、33は警告用スピーカである。
【0010】
次に、この実施の形態の動作について説明する。
まず、タグ16内部の記憶情報の認識動作について説明する。
質問器14からはタグ16に対して、質問に用いる電波が発せられ、タグ16の受信アンテナ21はこの電波を受信して、集積回路22に伝達する。そして、集積回路22は質問器14からの電波を復調・解析して、応答電波を送信アンテナ23に出力し、送信アンテナ23は応答電波を送出する。そして、タグ16の送信アンテナ23から送出された応答電波は質問器16で受信・復調・解析されて、タグ16内部の記憶情報を認識する。
【0011】
図4はこの実施の形態の動作を示すフローチャートである。
まず、試着室内人物検知センサ18からの信号により客13が試着室内にいるか否かを判断する(S100)。
S100で客13が試着室11内にいると判断されれば、商品15の検知を行う(S101)。すなわち、質問器14はタグ16に対して電波を発し、タグ16が受信してタグ16内部の記憶情報を質問器14に返信することによって商品15の検知が行われる。そして、S101で検知された商品15のタグ情報は持ち込み商品表示装置17の表示制御部31に送られる。
【0012】
そして、表示制御部31は、検知された商品15の総数を計算し(S102)、そして、計算した総数を表示パネル32に表示する(S103)。図3に示した例では商品数が2点である。
そして、持ち込まれた商品の角度や電波状況により未検知の商品15がある場合があるので、この後、客13が試着室11を退出するまで、S100〜S103を繰り返す。
【0013】
また、客13が試着を済ませて試着室11を退出すると、S100で客13が試着室11内にいないと判断され、検知した商品15の総数をゼロクリアし(S104)、客13が試着を済ませて試着室11を出た後に、試着室11内に商品15又は商品15に付けられたタグ16が存在するか否かを確認するために、商品15の検知を行う(S105)。すなわち、質問器14はタグ16に対して電波を発し、タグ16が受信してタグ16内部の記憶情報を質問器14に返信することによって商品15の検知が行われる。
【0014】
そして、S105での商品15の検知の結果、検知した商品15があるか否かを判断し(S106)、S106で検知した商品15がないと判断されれば、通常の通り客13が商品15を持って、試着室11から退出した場合であり、警告などは行わずに、S100に戻る。
【0015】
また、S106で検知した商品15があると判断されれば、客13が、試着室11内に商品15を置き忘れたか、又は商品15に付けられたタグ16が外されてタグ16のみが試着室11内に残され、商品15が持ち去られた可能性が高い場合であり、この場合は、警告用スピーカ33から「試着室内にお忘れの商品がございます」等の、警告メッセージを流し、同時に、表示パネル32に表示されている点数を点滅させ(S107)、S100に戻る。
【0016】
この実施の形態では、試着室11内に客13が商品15又は商品15に付けられたタグ16を残した場合、その警告が持ち込み商品表示装置17により出されるので、以下のことが可能となる。
1.客13が試着室11を退出するときに、商品15をいくつか試着室内に忘れた場合、それを客13に知らせることができる。これにより、試着室11への商品15の置き忘れを防止することができる。
2.客13が万引きのためにタグ16を商品15から外して、試着室内に捨てていった場合、試着室11の退出時に客13に警告を与えることができる。
3.万引きを直接指摘せずに、警告のみ与えるので、万引きを意図していない客13の不快感を低減することができる。
【0017】
実施の形態2.
この実施の形態は、実施の形態1において、客13が試着室11を退出したと判断された後の動作で、所定回数続いて試着室11内の商品15が検出されたときに警告を行うようにしたものであり、この実施の形態の構成は実施の形態1と同様である。
【0018】
次に、この実施の形態の動作について説明する。
図5はこの実施の形態の動作を示すフローチャートである。
まず、警告を行う判断のためのカウンタ値Iをゼロクリアし(S110)、試着室内人物検知センサ18からの信号により客13が試着室内にいるか否かを判断する(S111)。
S111で客13が試着室11内にいると判断されれば、商品15の検知を行う(S112)。すなわち、質問器14はタグ16に対して電波を発し、タグ16が受信してタグ16内部の記憶情報を質問器14に返信することによって商品15の検知が行われる。そして、S112で検知された商品15のタグ情報は持ち込み商品表示装置17の表示制御部31に送られる。
【0019】
そして、表示制御部31は、検知された商品15の総数を計算し(S113)、そして、計算した総数を表示パネル32に表示する(S114)。
そして、持ち込まれた商品の角度や電波状況により未検知の商品15がある場合があるので、この後、客13が試着室11を退出するまで、S111〜S114を繰り返す。
【0020】
また、客13が試着を済ませて試着室11を退出すると、S111で客13が試着室11内にいないと判断され、検知した商品15の総数をゼロクリアし(S115)、客13が試着を済ませて試着室11を出た後に、試着室11内に商品15又は商品15に付けられたタグ16が存在するか否かを確認するために、商品15の検知を行う(S116)。すなわち、質問器14はタグ16に対して電波を発し、タグ16が受信してタグ16内部の記憶情報を質問器14に返信することによって商品15の検知が行われる。
【0021】
そして、S116での商品15の検知の結果、検知した商品15があるか否かを判断し(S117)、S117で検知した商品15がないと判断されれば、通常の通り客13が商品15を持って、試着室11から退出した場合であり、警告などは行わずに、カウンタ値Iをゼロクリアし(S122)、S100に戻る。
【0022】
また、S117で検知した商品15があると判断されれば、カウンタ値Iがあらかじめ設定された所定回数(ここでは例えば3回)か否かを判断する(S118)。S118でカウンタ値Iが3回でないと判断されれば、カウンタ値Iを+1し(S119)、ウエイトを入れるために、例えば5秒間待ってから(S120)、S111に戻る。
【0023】
また、S118でカウンタ値Iが3回であると判断されれば、3回連続して、客13が試着を済ませて試着室11を出た後に、商品15が検知され、ここでは、15秒間のウエイトを終えていることになるので、客13が、試着室11内に商品15を置き忘れたか、又は商品15に付けられたタグ16が外されてタグ16のみが試着室11内に残され、商品15が持ち去られた可能性が高い場合であり、この場合は、警告用スピーカ33から「試着室内にお忘れの商品がございます」等の、警告メッセージを流し、同時に、表示パネル32に表示されている点数を点滅させ(S121)、S111に戻る。
【0024】
この実施の形態では、客13への警告を行う際に、所定回数及び所定のウエイトを置いた後に警告を行うようにしたので、誤った警告を行うことが少なくなり、以下のことが可能となる。
1.客13が試着室1内にいるかどうかを判断する試着室内人物検知センサ18が時々誤判断する場合でも、試着室内人物検知センサ18の誤動作により客13に対する警告を行ってしまうことがなくなり、時々誤判断する試着室内人物検知センサ18でも利用することができる。
2.客13が試着室11を退出しようとしているときで、例えば、靴のひもを結んでいるときなどに警告を行ってしまうことがなくなり、万引きを意図していない客13の気分を害してしまうことがなくなる。
3.客13が商品15を試着し、さらに、靴を履いて全体のバランスを考える場合、試着室11のカーテンを開けて試着室11外に出て靴を履き、試着室11内の鏡19を見るとき、その場合は複数持ち込んだ商品15の残りは試着室11内に残されていることが多いが、警告を行う際にウエイトが入れられているので、この場合に警告を行うことがなくなり、万引きを意図していない客13の気分を害してしまうことがなくなる。
【0025】
実施の形態3.
この実施の形態は、実施の形態1において、試着室11の前に客13がいるかどうかを検出する試着室前人物検知センサ40を設け、客13への警告を行う際に、試着室11の前に客13がいるか否かを判断してから警告を行うようにしたものである。
図6は本発明の実施の形態1の試着室の構成を示す図である。
図において、40は試着室前人物検知センサであり、例えば超音波センサなどである。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0026】
次に、この実施の形態の動作について説明する。
図7はこの実施の形態の動作を示すフローチャートである。
まず、試着室内人物検知センサ18からの信号により客13が試着室内にいるか否かを判断する(S130)。
S130で客13が試着室11内にいると判断されれば、商品15の検知を行う(S131)。すなわち、質問器14はタグ16に対して電波を発し、タグ16が受信してタグ16内部の記憶情報を質問器14に返信することによって商品15の検知が行われる。そして、S131で検知された商品15のタグ情報は持ち込み商品表示装置17の表示制御部31に送られる。
【0027】
そして、表示制御部31は、検知された商品15の総数を計算し(S132)、そして、計算した総数を表示パネル32に表示する(S133)。
そして、持ち込まれた商品の角度や電波状況により未検知の商品15がある場合があるので、この後、客13が試着室11を退出するまで、S130〜S133を繰り返す。
【0028】
また、客13が試着を済ませて試着室11を退出すると、S130で客13が試着室11内にいないと判断され、検知した商品15の総数をゼロクリアし(S134)、客13が試着を済ませて試着室11を出た後に、試着室11内に商品15又は商品15に付けられたタグ16が存在するか否かを確認するために、商品15の検知を行う(S135)。すなわち、質問器14はタグ16に対して電波を発し、タグ16が受信してタグ16内部の記憶情報を質問器14に返信することによって商品15の検知が行われる。
【0029】
そして、S135での商品15の検知の結果、検知した商品15があるか否かを判断し(S136)、S136で検知した商品15がないと判断されれば、通常の通り客13が商品15を持って、試着室11から退出した場合であり、警告などは行わずに、S130に戻る。
【0030】
また、S136で検知した商品15があると判断されれば、試着室前人物検知センサ40からの信号により客13が試着室11の前にいるかを検知する(S137)。そして、S137での客13の検知の結果、客13が試着室11の前にいるか否かを判断し(S138)、S138で客13が試着室11の前にいると判断されれば、S130に戻る。
【0031】
また、S138で客13が試着室11の前にいないと判断されれば、客13が、試着室11内に商品15を置き忘れたか、又は商品15に付けられたタグ16が外されてタグ16のみが試着室11内に残され、商品15が持ち去られた可能性が高い場合であり、この場合は、警告用スピーカ33から「試着室内にお忘れの商品がございます」等の、警告メッセージを流し、同時に、表示パネル32に表示されている点数を点滅させ(S139)、S130に戻る。
【0032】
この実施の形態では、客13が試着室11内に商品15を残していても、試着室11の前に客13がいる場合は、警告を行わないようにしたので、以下のことが可能となる。
1.客13が試着室11を退出しようとしているときで、例えば、靴のひもを結んでいるときでも、客13が試着室11の前にいる限りは、警告を行ってしまうことがなくなり、万引きを意図していない客13の気分を害してしまうことがなくなる。また、客13が商品15を試着し、さらに、靴を履いて全体のバランスを考える場合、試着室11のカーテンを開けて試着室11外に出て靴を履き、試着室11内の鏡19を見るとき、その場合は複数持ち込んだ商品15の残りは試着室11内に残されていることが多いが、客13が試着室11の前にいる限りは、警告を行ってしまうことがなくなり、万引きを意図していない客13の気分を害してしまうことがなくなる。
【0033】
なお、実施の形態1〜3では、タグ16の電源として質問信号の電波を整流して得られる直流電圧を利用した例を示したが、タグ16内に電池を内蔵して電源として利用するようにしてもよい。
また、実施の形態1〜3では、記憶情報の送受は、電波によっていたが、これに限らず、電磁誘導や赤外線を利用してもよい。
【0034】
また、実施の形態1〜3では、検知した商品15の総数の計算を持ち込み商品表示装置17が行うようになっているが、質問器14が行うようにしてもよい。また、実施の形態1〜3では、試着室内人物検知センサ18又は試着室前人物検知センサ20の超音波センサで客13の在、不在を判断するようになっているが、客13の在、不在を判断する方法として、カーテンの開閉を検知したり、光センサ、画像認識などの物体認識技術を用いるようにしてもよい。
【0035】
また、実施の形態1〜3では、試着室11の入り口にカーテン12を設けているが、これをドアにしてもよい。
また、実施の形態1〜3では、警告用スピーカ33から音声により警告を行うようにしているが、警告用スピーカ33の代わりにランプを用いて、持ち込み商品表示装置17上に警告表示するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、試着室に持ち込まれる商品に取り付けられた商品タグ内に格納されている商品固有の識別情報を検知し、試着室内の客の存在を検出し、試着室内に客が存在しないことが検出され、かつ商品タグの識別情報が検知されたとき、報知又は警告を行うようにしたので、客が試着室を退出するときに、商品をいくつか試着室内に忘れた場合、それを客に知らせることができ、これにより、試着室への商品の置き忘れを防止することができ、また、客が万引きのためにタグを商品から外して、試着室内に捨てていった場合、試着室の退出時に客に警告を与えることができ、万引きを直接指摘せずに、報知又は警告のみ与えるので、万引きを意図していない客の不快感を低減することができるという効果を有する。
【0037】
また、試着室内人物検知センサにより、試着室内の客の存在を検出し、質問器により、試着室に持ち込まれる商品に取り付けられ、質問信号の電波を受信すると予め設定された商品固有の識別情報で変調された応答電波を放射する商品タグに対し、質問信号の電波を送信し、商品タグから返送された応答電波を受信して、商品タグの商品固有の識別情報を検出し、その検出した商品タグからの識別情報及び試着室内人物検知センサからの情報に基づいて、客が商品又は商品に取り付けられた商品タグを残して試着室を退出したとき、報知又は警告を行うようにしたので、客が試着室を退出するときに、商品をいくつか試着室内に忘れた場合、それを客に知らせることができ、これにより、試着室への商品の置き忘れを防止することができ、また、客が万引きのためにタグを商品から外して、試着室内に捨てていった場合、試着室の退出時に客に警告を与えることができ、万引きを直接指摘せずに、報知又は警告のみ与えるので、万引きを意図していない客の不快感を低減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の試着室の構成を示す図である。
【図2】タグ16の構造の一例を示す断面図である。
【図3】持ち込み商品外部表示装置17の構成を示す図である。
【図4】実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態2の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態3の試着室の構成を示す図である。
【図7】実施の形態3の動作を示すフローチャートである。
【図8】従来の試着室の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
11 試着室
12 カーテン
13 客
14 質問器(盗難防止装置)
15 商品
16 タグ
17 持ち込み商品表示装置
18 試着室内人物検知センサ
21 受信アンテナ
22 集積回路
23 送信アンテナ
24 包装材基板
25 包装材カバー
31 表示制御部
32 表示パネル
33 警告用スピーカ
40 試着室前人物検知センサ
Claims (6)
- 試着室に持ち込まれる商品に取り付けられた商品タグ内に格納されている商品固有の識別情報を検知する手段と、前記試着室内の客の存在を検出する手段と、前記試着室内に客が存在しないことが検出され、かつ前記商品タグの識別情報が検知されたとき、報知又は警告を行う手段とを備えたことを特徴とする盗難防止装置。
- 試着室に持ち込まれる商品に取り付けられた商品タグ内に格納されている商品固有の識別情報を検知する手段と、前記試着室内の客の存在を検出する手段と、前記試着室内に客が存在しないことが検出され、かつ前記商品タグの識別情報が検知され、さらに、その状態が所定時間、又は所定検出回数連続したとき、報知又は警告を行う手段とを備えたことを特徴とする盗難防止装置。
- 試着室に持ち込まれる商品に取り付けられた商品タグ内に格納されている商品固有の識別情報を検知する手段と、試着室内の客の存在を検出する手段と、試着室前の客の存在を検出する手段と、試着室内に客が存在しないことが検出され、かつ前記商品タグの識別情報が検知され、さらに、試着室前に客が存在しないことが検出されたとき、報知又は警告を行う手段とを備えたことを特徴とする盗難防止装置。
- 試着室内の客の存在を検出する試着室内人物検知センサと、前記試着室に持ち込まれる商品に取り付けられ、質問信号の電波を受信すると予め設定された商品固有の識別情報で変調された応答電波を放射する商品タグに対し、質問信号の電波を送信し、前記商品タグから返送された応答電波を受信して、前記商品タグの商品固有の識別情報を検出し、その検出した商品タグからの識別情報及び前記試着室内人物検知センサからの情報に基づいて、客が商品又は商品に取り付けられた商品タグを残して試着室を退出したとき、報知又は警告を行う質問器とを備えたことを特徴とする盗難防止機能を備えた試着室。
- 前記質問器は、さらに、前記報知又は警告を行う際、所定時間、又は所定検出回数のウエイトを入れたのち、報知又は警告を行うことを特徴とする請求項4記載の盗難防止機能を備えた試着室。
- 試着室内の客の存在を検出する試着室内人物検知センサと、
前記試着室前の客の存在を検出する試着室前人物検知センサと、
前記試着室に持ち込まれる商品に取り付けられ、質問信号の電波を受信すると予め設定された商品固有の識別情報で変調された応答電波を放射する商品タグに対し、質問信号の電波を送信し、前記商品タグから返送された応答電波を受信して、前記商品タグの商品固有の識別情報を検出し、その検出した商品タグからの識別情報、前記試着室内人物検知センサからの情報及び前記試着室前人物検知センサからの情報に基づいて、客が商品又は商品に取り付けられた商品タグを残して試着室を退出し、さらに試着室前にも存在していないとき、報知又は警告を行う質問器とを備えたことを特徴とする盗難防止機能を備えた試着室。
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