JP6440184B2 - 見守りシステム、見守り方法、携帯端末、管理装置及びそれら制御プログラム - Google Patents

見守りシステム、見守り方法、携帯端末、管理装置及びそれら制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、見守りシステム、見守り方法、携帯端末、管理装置及びそれらの制御プログラムに関する。
近年の社会全体の高齢化の進展、さらに今後の超高齢化社会を迎えていく中で、認知症による徘徊から起こる行方不明者の増加といった問題が自治体を含めた地域社会の大きな課題となってきている。徘徊する高齢者を見守るシステムとして、GPS(Global Positioning System)を実装した専用端末などを持たせて遠隔で見守るソリューションがあるが、個々の端末が高価である点や認知症で徘徊する高齢者に常時携帯させる点など、実用的ではない。また、自治体が主導して行方不明者の氏名、容姿などの情報を不特定多数に通知し、市民がその情報を元に目視で探すという施策を実施している地域も存在する。しかし、この場合、個人情報保護の問題があり事前承諾の必要性、提供情報が限られる、情報展開が遅れ行方不明者の発見を妨げるなどの課題があり、有効な方法とはなっていない。
上記技術分野において、特許文献1では、徘徊者に発信機を装着し、間欠的に発信する固有のデータ信号を近傍のデータリピータで受信してセンターに転送し、徘徊者の居場所を特定する検索システムが開示されている。また、特許文献2には、傘や財布、帽子などの持ち物にICタグを取り付けて、携帯電話機でICタグを検出することによって、持ち物の遺失を検知してアラームする携帯電話機が開示されている。また、特許文献3には、公共のエリアで特定の人物を捜すために、携帯電話網を経由して識別情報をあらかじめ交換しておき、相手側の機器が近距離無線の到達範囲内に来た時点で相手機器から発せられる識別信号を検知して接近を報知するシステムが開示されている。特許文献3の識別信号の送受信には時刻情報が用いられ、システム全体で送信と受信のタイミングを合わせた制御管理が行なわれている。
特開平10−267684号公報 特開2004−013789号公報 国際公開WO2008/107984号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、新たな捜索システムを構築することなく、広域の行方不明者や遺失物の捜索を効率的に行なうことができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る見守りシステムは、
無線タグと、複数の携帯端末と、管理装置とを備え、
前記無線タグは、見守り対象物に装着され、一意に識別可能な識別子を含む近距離無線信号を発信し
前記複数の携帯端末は、前記無線タグから発信された近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記管理装置から送信され、捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けて記憶された識別子とが一致することを判定
前記管理装置は、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、前記複数の携帯端末から選択する選択手段を有し、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた前記識別子を前記選択された携帯端末に送信し、前記選択された携帯端末による判定結果に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する。
上記目的を達成するため、本発明に係る見守り方法は、
管理装置が、無線タグの識別子と前記無線タグが装着された見守り対象物と前記無線タグの配布先とを関連付けて登録する登録ステップと、
前記管理装置が、捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から選択する選択ステップと、
前記管理装置から前記選択された携帯端末に、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する送信ステップと、
前記選択された携帯端末が、前記無線タグから近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
前記管理装置が、前記選択された携帯端末による判定結果に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯端末は、
近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段と、
管理装置から受信した、捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を保持する保持手段と、
前記近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子とが一致することを判定する判定手段と、
前記判定手段により一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知手段と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を表示する表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を受信したことを表示する第1表示領域と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報の要求及び取得した情報を表示する第2表示領域と、
発見された前記捜索対象までの距離を表示する第3表示領域と、
前記捜索対象の発見の通知を指示するボタンを表示する第4表示領域と、
含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯端末の制御プログラムは、
管理装置から受信した、捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を保持手段に保持する保持ステップと、
近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記保持手段を参照して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知ステップと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を表示手段に表示する表示ステップと、
をコンピュータに実行させる携帯端末の制御プログラムであって、
前記表示ステップは、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を受信したことを前記表示手段の第1表示領域に表示する第1表示ステップと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報の要求及び取得した情報を前記表示手段の第2表示領域に表示する第2表示ステップと、
発見された前記捜索対象までの距離を前記表示手段の第3表示領域に表示する第3表示ステップと、
前記捜索対象の発見の通知を指示するボタンを前記表示手段の第4表示領域に表示する第4表示ステップと、
含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る管理装置は、
無線タグの識別子と、前記無線タグが装着された見守り対象物の情報と、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先と、捜索対象として指示されたことを示す情報と、を関連付けて保持するデータベースと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から選択する選択手段と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を、前記選択された携帯端末に送信する送信手段と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記選択された携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る管理装置の制御プログラムは、
無線タグの識別子と、前記無線タグが装着された見守り対象物の情報と、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先と、捜索対象として指示されたことを示す情報と、を関連付けて保持するデータベースに基づいて、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から選択する選択ステップと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を、前記選択された携帯端末に送信する送信ステップと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記選択された携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、新たな捜索システムを構築することなく広域の行方不明者や遺失物の捜索を効率的に行なうことができる。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る見守りシステムの概要を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る見守りシステムの動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末の状態遷移を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る見守りシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る見守りシステムの動作手順を示すシーケンス図である。 前提技術に係る検索システムの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末の捜索情報の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る見守りアプリの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る待ち受け処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る発見処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る無線タグの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る管理装置の見守り管理DBの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る見守りシステムの概要を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る管理装置の見守り管理DBの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、以下の説明中における「近距離」は「近接」と同義であり、たとえば、「近距離無線通信」は「近接無線通信」とも称される。また、「装着」には、接着を含む場合も接着を含まない場合もあり、それら全ての状態を含む。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての見守りシステム100について、図1を用いて説明する。見守りシステム100は、行方不明者や遺失物を捜索するためのシステムである。
図1に示すように、見守りシステム100は、無線タグ110と、携帯端末121〜12nと、管理装置130と、を含む。無線タグ110は、見守り対象物101に装着され、一意に識別可能な識別子を含む近距離無線信号を送信する。携帯端末121〜12nは、無線タグ110から送信された近距離無線信号を受信して、近距離無線信号に含まれる識別子と、捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子とが一致することを判定する。管理装置130は、捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を携帯端末121〜12nに送信し、携帯端末121〜12nによる判定結果に基づいて、無線タグ110の識別子と無線タグが装着された見守り対象物101とを関連付けて管理する。
本実施形態によれば、既存の機能要素を利用することで、新たな捜索システムを構築することなく広域の行方不明者や遺失物の捜索を効率的に行なうことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る見守りシステム200について説明する。本実施形態に係る見守りシステム200は、近距離無線タグと近距離無線受信携帯端末で近距離無線タグ携帯者を見守るシステムである。
本実施形態に係る見守りシステム200は、デバイスを一意に識別可能なユニークな識別子(以下、IDとも称す)、たとえば、UUID(Universally Unique Identifier)を用いる。本実施形態においては、一意に識別可能なユニークな識別子としてUUIDを例に説明するが、UUIDに限定されるものではなく、一意に識別可能なユニークな識別子であれば他の識別子も使用できる。また、本実施形態の具体的な実施例として、近距離無線通信は、たとえば、無線通信方式にBluetooth(登録商標)のLow Energy通信方式を使ったものである。Bluetooth(登録商標)のLow EnergyのBeacon機能が発するUUIDをたとえばスマートフォンで受信することにより、不明者や遺失物などの捜索対象を簡便に確認することが可能となる。
また、無線タグは、見守り対象として、高齢者、子供を含む人物、又は、ペットを含む動物、又は、貴重品を含む物品に装着される。また、見守り対象物に装着した無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から捜索対象となった見守り対象物の識別子を送信する携帯端末を選択する。また、管理装置では、携帯端末が識別した識別子に対応する捜索対象となった見守り対象物を捜索者に通知して、捜索対象となった見守り対象物を削除する。また、携帯端末では、識別した識別子に対応する捜索対象となった見守り対象物の情報を携帯端末の所有者に通知し、捜索対象となった見守り対象物の識別子を削除する。
《前提技術》
本実施形態の見守りシステムを説明する前に、その特徴を明瞭とするため、図4を参照して、前提技術に係る検索システム400の構成を説明する。図4は、特許文献1の開示技術に相当する。
検索システム400においては、徘徊者401に小型の発信機411を装着し、この発信機411から自動で間欠的に固有のデータ信号を発信させる。そして、徘徊者401が移動したときに、その移動先の近傍にあるデータリピータ421〜423の電源をオンにして発信機411からのデータ信号を受信し、その識別情報を基地局441〜443を経由してセンター430に転送する。センター430では、転送された情報から徘徊者401及びその居場所を特定し、必要な情報を消防や警察や行政に送信する。
検索システム400によって、徘徊者等の捜索を迅速に確実に行うシステムにおいて、安価な構成で、装置の小型化を図り、消費電力を小さくする。しかしながら、新たな捜索システムを構築することなく、広域の行方不明者や遺失物の捜索を効率的に行なうことができない。
以下に説明する本実施形態の見守りシステムにおいて、携帯端末を有する捜索者は、行方不明者の情報や存在を意識する必要はなく、常に周囲を意識して目視で行方不明者の発見に気を配る必要はない。また、行方不明者の個人情報を公にする必要がないため、個人情報保護に配慮する必要もない。さらに、行方不明者の発生と同時に迅速に広範囲に捜索情報の展開を行うことができるようになる。
《本実施形態の見守りシステム》
図2A乃至図3Bを参照して、本実施形態の見守りシステム200の構成と仕組みを説明する。
(システム概要)
図2Aは、本実施形態に係る見守りシステム200の概要を説明する図である。
図2Aに示すように、見守りシステム200は、近距離無線を行なう無線タグ210と、携帯端末220と、管理装置230と、を含む。無線タグ210は、一意に識別可能な識別子を有し、識別子を近距離無線信号202により送信する。携帯端末220は、無線タグ210の送信する近距離無線信号202を受信して、識別子を認識する。管理装置230は、無線タグ210の識別子情報や行方不明者を特定するために必要な情報などを、ネットワーク209を介して携帯端末220に送信する。携帯端末220は、管理装置230から送られてくる情報を保存し、無線タグ210の検知や情報の表示を行う。
図2Aにおいて、近距離無線信号202を発する無線タグ210をAさん201が所有あるいは所持しているとする。また、近距離無線信号202を受信可能な携帯端末220をBさん207が所有あるいは所持しているとする。本実施形態の見守りシステム200は、個体を一意に識別可能なUUIDを、無線タグ210を所有あるいは所持しているAさん201を捜索するために使用する。
Aさん201が自宅から出て行方不明となったことを知った管理者208は、管理装置230上でAさん201が装着している無線タグ210のUUIDを検索、特定する。そして、捜索依頼として、ネットワーク209を介して無線タグ210のUUIDをBさん207の携帯端末220に送信する。この場合、管理者208はBさん207の携帯端末220だけを特定、限定して送信する必要はなく、見守りシステム200に対応できるプログラムをインストールしている不特定多数の携帯端末に、一斉にAさん201が装着している無線タグ210のUUIDを送信することができる。あるいは、Aさん201が徘徊可能な地域にある携帯端末を選択して送信することもできる。
UUIDの通知は、管理者側から携帯端末に送信する場合と、管理者が特定のサーバに書き込み、携帯端末側から周期的に情報更新の有無を確認に行って、必要な情報がある場合に、自携帯端末にダウンロードするという方式もある。また、管理者208は、UUIDの送信範囲を時間や携帯端末のあるエリア、グループに限定して配信することも可能である。
Aさん201が装着している無線タグ210のUUID情報を受信して保持する携帯端末220は、UUIDを含む近距離無線信号を待ち受けする状態となる。Aさん201とBさん207とがどこかで近距離無線通信が可能な距離に近づいた場合、無線タグ210から発せられている近距離無線信号202をBさん207が持つ携帯端末220が受信して、UUIDを識別する。携帯端末220はAさん201が装着している無線タグ210のUUIDを受信したことを、画面表示や音、振動などによって携帯端末220を持つBさん207に通知する。Bさん207はAさん201が近くに居ることを認識できるとともに、検知した事実を管理者208に通知することが可能となる。通知の方法は電話や携帯端末220からネットワーク209を介して通知したりする方法が考えられる。
通知を受けた管理者208は、Aさん201を特定する補足情報を管理装置230上で検索、特定する。そして、ネットワーク209を介して携帯端末220に送信したり、電話でBさん207に伝えたりすることで、Bさん207の近辺に居るAさん201の特定、保護を行うことが可能となる。また、通知を受けた管理者208は、管理装置230からあるいは電話などで、Aさん201の居場所を捜索依頼者に通知することができる。
図2Aにおいて、携帯端末220としてはスマートフォンを図示しているが、携帯電話やタブレット、あるいは同様の機能を有する携帯端末であれば使用できる。また、図2Aの携帯端末220には、アラーム表示203、行方不明者情報表示204、行方不明者との距離情報表示205、通知するボタン206の表示領域が図示されているが、これに限定されない。アラーム表示203は、携帯端末220に送信された捜索対象のUUIDと同じUUIDを受信したことを、携帯端末220を持つ捜索者にアラーム通知する。アラーム通知は、表示ばかりでなく、音声や振動などを含んでもよい。行方不明者情報表示204は、アラーム表示203により不明者発見を知った捜索者が不明者の詳細情報を知るための表示である。行方不明者との距離情報表示205は、携帯端末220が受信した近距離無線の電波強度から算出した不明者までの距離の表示である。通知するボタン206は、携帯端末220における発見通知や、携帯端末220から管理装置230への不明者発見通知を指示するボタン表示である。なお、無線タグ210が近距離無線信号の受信機能及び振動又は表示機能、音声出力機能を有している場合は、捜索対象者に発見されたことを通知してもよい。
(システム動作)
図2Bは、本実施形態に係る見守りシステム200の動作を説明する図である。図2Bでは、見守りシステム200のさらに具体的な場面での動作を例示する。
図2Bのように、Aさん201が近距離無線信号202を発する無線タグ210を衣服や靴など常日頃身につけている物に取り付けている。町中には、見守りシステム200に対応したプログラムをインストールした携帯端末221〜227を所有あるいは所持している不特定多数の人々がいる。
Aさん201が自宅から出て行方不明となったことを知った管理者208は、管理装置230上でAさん201が装着している無線タグ210のUUIDを検索、特定する。そして、ネットワーク209を介して、無線タグ210のUUIDを、見守りシステム200に対応できるプログラムをインストールしている不特定多数の携帯端末221〜227に一斉に送信する。Aさん201が装着している無線タグ210のUUID情報を受信して保持する多数の携帯端末221〜227は、UUIDを含む近距離無線信号を待ち受けする状態となる。
以下、点線に沿ってAさん201が移動した場合の動作を説明する。
Aさん201が点線に沿って移動すると、無線タグ210から周期的に発している近距離無線信号202を、Aさん201が移動中に近距離無線信号202を受信可能な範囲の携帯端末221〜224が検知する。すなわち、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんのそれぞれの携帯端末221〜224で、Aさん201が装着している無線タグ210の接近を検知する。Bさん、Cさん、Dさん、EさんがAさん201を発見した情報は、電話又は携帯端末221〜224からネットワーク209を介して管理者208の管理装置230に通知される。
通知を受けた管理者208は、Aさん201を特定する補足情報を管理装置230上で検索、特定する。そして、ネットワーク209を介して携帯端末221〜224に送信したり、電話で伝えたりすることで、Aさん201の特定、保護を行うことが可能となる。そして、通知を受けた管理者208は、管理装置230からあるいは電話などで、Aさん201の発見場所を捜索依頼者に通知する。
(携帯端末の状態遷移)
図2Cは、本実施形態に係る携帯端末220の状態遷移を説明する図である。なお、図2Cは、携帯端末220の状態遷移の一例を示すもので、その操作や表示形式、遷移順序は図2Cに限定されない。
携帯端末220の所有者は、この携帯端末220で不明者の捜索をする見守りシステムへの参加をするために、見守りアプリダウンロード220aによりアプリケーションプログラムのダウンロードを行なう。そして、見守りアプリスタートアイコン220bをクリックして、アプリケーションプログラムを起動する。
管理装置230から携帯端末220に不明者(捜索対象者)のUUIDが送信されると、同じUUIDを含む近距離無線信号の受信に基づいて捜索が開始される。携帯端末220は、UUIDを受信すると、それを表示220cや音声により携帯端末220を持つ捜索者に通知してもよい。なお、通知はなくてもよい。そして、同じUUIDを含む近距離無線信号を受信すると、携帯端末220の振動や表示220dや音声で不明者の発見を、携帯端末220を持つ捜索者にアラーム通知する。
発見した不明者(捜索対象者)の詳細情報を管理装置230から取得したい場合は、詳細情報要求ボタン220eをプッシュすると、不明者(捜索対象者)の詳細情報220fが表示される。詳細情報220fには、氏名、住所、連絡先の外、不明者(捜索対象者)の写真が含まれるのが望ましい。なお、個人情報保護の観点から、詳細情報220eは、特徴、服装、性別、年齢などに限定してもよい。
不明者(捜索対象者)が確認された場合、携帯端末220から管理装置230への通知220g、あるいは、直接、捜索依頼者への通知220hが、通知ボタンにより指示される。
なお、図2Cにおいては、捜索中に携帯端末220から随時に操作を行なったが、UUID受信通知や詳細情報取得、発見通知などは、あらかじめ動作手順をアプリケーションプログラムに設定しておき、自動的に携帯端末220が選択して処理するように構成してもよい。
(システム構成)
図3Aは、本実施形態に係る見守りシステム200の構成を示すブロック図である。
見守りシステム200は、ネットワーク209を介して接続する、管理装置230と、捜索者が保持する近距離無線通信機能を有する携帯端末220〜22mと、を含む。また、見守りシステム200は、携帯端末220〜22mに一意に識別可能な識別子であるUUIDを含む近距離無線信号を送信する無線タグ210〜21nを含む。
見守り依頼者301は、見守り対象者が不明になると、ネットワーク209を介して、又は、電話などの他の経路で、管理装置230に行方不明者の捜索依頼を行なう。管理装置230は、見守り管理データベース(以下、DB)330を有し、既に登録されたUUIDを有する無線タグ210〜21nによって見守りを行なう。携帯端末220〜22mへの捜索通知は、行方不明者の捜索依頼に対応するUUIDを見守り管理DB330から検索して、携帯端末220〜22nへ送信することにより行なわれる。そして、携帯端末220〜22mは、近距離無線が可能な距離内の無線タグ210〜21nからUUIDを受信すると、捜索通知で管理装置230から受信したUUIDと比較して、一致すれば不明者発見と判定する。
なお、管理装置230は、警察や学校、病院などと接続して不明者についての情報交換を行なってもよい。
(システム動作手順)
図3Bは、本実施形態に係る見守りシステム200の動作手順を示すシーケンス図である。
見守り依頼者301は、ステップS301において、見守り対象の登録を行なう。管理装置230は、ステップS303において、登録を受理した見守り対象にUUIDを割り当てて、見守り対象とUUIDとを対応付けて見守り管理DB330に登録し、割り当てたUUIDを設定した無線タグを見守り依頼者301に送付する。見守り依頼者301は、ステップS305において、無線タグ210を見守り対象に装着する。一方、不明者の捜索を引き受ける捜索者は、ステップS307において、所有する携帯端末220に見守りアプリをダウンロードして起動する。なお、見守りアプリの起動に際しては、必要であれば、捜索者の登録や認証を行なってもよい。また、見守りアプリは、管理装置230からダウンロードしても、他のサービスサーバからダウンロードしてもよい。
見守り対象が不明であることに気が付くと、見守り依頼者301は、ステップS311において、管理装置230に対して、見守り対象の捜索を依頼する。管理装置230は、依頼された捜索対象を見守り管理DB330から検索して、対応するUUIDを取得する。そして、管理装置230は、ステップS313において、検索されたUUIDを、捜索を引き受けて見守りアプリを起動している携帯端末220に通知する。なお、通知相手の携帯端末220を、携帯端末220の現在位置や不明者の移動範囲などから選択してもよい。携帯端末220は、ステップS317において、捜索対象のUUIDを受信してメモリに保持し、無線タグ210からの近距離無線信号を待ち受けすることで不明者の捜索を開始する。
無線タグ210が、ステップS321において送信した近距離無線信号に含まれるUUIDは、携帯端末220で、ステップS323において受信される。携帯端末220は、ステップS325において、受信したUUIDと捜索対象のUUIDとの一致を判定する。一致したUUIDがあれば、携帯端末220は、ステップS327において、一致したUUIDを管理装置230に通知する。携帯端末220が、ステップS331において、一致したUUIDに対応する捜索対象者のさらなる情報を要求した場合には、管理装置230から携帯端末220に、ステップS329において、詳細情報が送信されて、携帯端末220に表示される。
管理装置230は、ステプS333において、UUIDに対応する捜索対象者の発見を見守り依頼者(捜索依頼者)に通知する。なお、捜索対象者の発見は、携帯端末220から見守り依頼者(捜索依頼者)に行なわれてもよい。
《携帯端末の構成》
図5は、本実施形態に係る携帯端末220の構成を示すブロック図である。
図5において、携帯端末220は、各機能を繋げるデータバス500により接続される、データの読み書きを制御するCPU(Central Processing Unit)510と、ネットワーク209を介する通信を制御する通信制御部530と、各種データを保存するメモリ550と、を有する。また、携帯端末220は、外部からの入力及び操作を受け取る操作部560と、情報表示を行う表示部520と、を有する。
さらに、携帯端末220は、近距離無線を行なう近距離無線受信部541と、受信した近距離無線データを解析する近距離無線データ解析部542と、近距離無線信号の信号強度に基づいて無線タグ210から携帯端末220までの距離を算出する距離算出部543と、を有する。
CPU510は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで携帯端末220の機能を実現する。また、メモリ550は、初期データ及びプログラムなどの固定データを記憶するROM(Read Only Memory)や、CPU510が一時記憶のワークエリアとして使用するRAM(Random Access Memory)や、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要なデータ又はプログラムが記憶されるストレージを含む。メモリ550には、捜索情報551が保持される。ここで、CPU510による近距離無線データ解析部542が解析した無線タグから受信した近距離無線信号に含まれる識別子と、捜索情報551に保持された識別子との比較処理が、捜索対象との識別子の一致を判定する判定部として機能する。
(捜索情報)
図6は、本実施形態に係る携帯端末220の捜索情報551の構成を示す図である。図6には、捜索情報551と共に、管理装置230から受信する捜索対象のUUIDの受信メッセージ610、及び、管理装置230に送信する発見したUUIDの送信メッセージ630を示す。
受信メッセージ610は、送信先である携帯端末ID611と、送信元である見守り管理DB・ID612と、捜索対象の識別情報(UUID)613と、誤り訂正符号614と、を含む。
捜索情報551は、管理装置230から受信した捜索対象のUUID621に対応付けて、捜索対象データ622と、その他関連データ623と、無線タグからの同じUUIDの受信フラグ624と、捜索対象までの距離データ625と、を記憶する。さらに、捜索情報551は、あらかじめ捜索対象の発見を通知する設定を行なう場合、管理装置230への送信フラグ626と、携帯端末220への通知フラグ627と、を記憶する。なお、各フラグにおいて、○は真/×は偽を表わす。
送信メッセージ630は、送信先である見守り管理DB・ID631と、送信元である携帯端末ID632と、発見した捜索対象の識別情報(UUID)633と、誤り訂正符号634と、を含む。
《携帯端末の処理手順》
図7Aは、本実施形態に係る携帯端末220の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5のCPU510がメモリ550を使用して実行し、図5の機能構成部を実現する。
携帯端末220は、ステップS711において、見守りアプリのダウンロード指示か否かを判定する。ダウンロード指示であれば、携帯端末220は、ステップS713において、見守りアプリをダウンロードする。見守りアプリのダウンロード指示でなければ、携帯端末220は、ステップS721において、ダウンロードした見守りアプリの起動指示か否かを判定する。起動指示であれば、携帯端末220は、ステップS723において、見守りアプリを起動する。見守りアプリのダウンロード指示でも起動でもなければ、携帯端末220は、ステップS731において、見守りアプリの終了指示か否かを判定する。終了指示であれば、携帯端末220は、ステップS733において、見守りアプリを終了する。見守りアプリのダウンロード指示でも起動あるいは終了でもなければ、携帯端末220は、ステップS741において、他の処理を実行する。
(見守りアプリ)
図7Bは、本実施形態に係る見守りアプリの処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、ダウンロードした見守りアプリをステップS723において起動される。
携帯端末220は、ステップS751において、捜索するUUIDを管理装置230から受信したか否かを判定する。捜索するUUIDを受信した場合、携帯端末220は、ステップS753において、近距離無線信号の待ち受け処理により捜索を開始する。
捜索するUUIDの受信が無ければ、携帯端末220は、ステップS761において、捜索対象のUUIDを持つ近距離無線信号の受信か否かを判定する。捜索対象のUUIDを持つ近距離無線信号の受信であれば、携帯端末220は、ステップS763において、捜索対象の発見処理を実行する。
(待ち受け処理)
図7Cは、本実施形態に係る待ち受け処理(S753)の手順を示すフローチャートである。
携帯端末220は、ステップS771において、既に捜索するUUIDを保持しているか否かを判定する。捜索するUUIDを保持してない場合、携帯端末220は、ステップS773において、受信した捜索するUUIDをメモリ550の捜索情報551に記憶する。そして、携帯端末220は、ステップS775において、近距離無線信号の待ち受けを開始する。既に捜索するUUIDを保持している場合、携帯端末220は、ステップS777において、新たに受信したUUIDを捜索するUUIDに追加する。
(発見処理)
図7Dは、本実施形態に係る発見処理(S763)の手順を示すフローチャートである。
携帯端末220は、ステップS781において、捜索対象のUUIDのいずれかを受信したことをアラームとして通知する。次に、携帯端末220は、ステップS783において、近距離無線信号の信号強度に基づいて無線タグまでの距離を算出する。
携帯端末220は、ステップS785において、捜索対象UUIDの受信結果を自動的に管理装置230に送信するか否かの判定を行う。この判定は、携帯端末220の固有設定、プログラムの指定、又は管理装置230からの指示による場合が考えられる。
捜索対象UUIDの受信結果を自動的に管理端末に送信する場合、携帯端末220は、ステップS787において、捜索対象UUIDを持つ近距離無線信号を受信したことを、ネットワーク209を介して管理装置230に送信する。送信しない場合、携帯端末220は、ステップS791の処理に進む。
携帯端末220は、ステップS789において、捜索対象UUIDの受信結果を携帯端末220の所有者に通知するか否かの判定を行う。この判定は、携帯端末220に固有設定、プログラムの指定、又は管理装置230からの指示による場合が考えられる。捜索対象UUIDの受信結果を携帯端末220の所有者に通知する場合、携帯端末220は、ステップS791において、捜索対象UUIDを持つ近距離無線信号を受信したことを、画面表示や音、振動などによって通知する。通知しない場合、携帯端末220は、ステップS793の処理に進む。
携帯端末220は、ステップS793において、発見した捜索対象の通知の後、捜索対象に対応するUUIDをメモリ550の捜索情報551から削除する。携帯端末220は、ステップS795において、メモリ550の捜索情報551に捜索するUUIDが無くなったか否かを判定する。捜索するUUIDが無くなった場合、携帯端末220は、ステップS797において、近距離無線信号の待ち受けを中止する。一方、捜索するUUIDが残っている場合、リターンをして近距離無線信号の待ち受けを継続する。
《無線タグの構成》
図8は、本実施形態に係る無線タグ210の構成を示すブロック図である。
近距離無線信号を発する無線タグ210は、各機能を繋げるデータバス800により接続される、データの読み書きを制御するCPU810と、各種データを保存するメモリ830と、を有する。無線タグ210は、さらに、UUIDを含む近距離無線信号を送信する近距離無線送信部821と、UUIDを含む近距離無線データを生成する近距離無線データ生成部822と、を有する。
CPU810は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで無線タグ210の機能を実現する。また、メモリ830は、初期データ及びプログラムなどの固定データを記憶するROMや、CPU810が一時記憶のワークエリアとして使用するRAMや、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要なデータ又はプログラムが記憶されるストレージを含む。メモリ830には、UUID831が格納されている。より小型化、省電力化を目的にCPU810を実装せずメモリ830にある固定データを近距離無線データ生成部822が読み出し、近距離無線送信部821から送信する場合もある。
《管理装置の構成》
図9は、本実施形態に係る管理装置230の構成を示すブロック図である。
図9において、管理装置230は、各機能を繋げるデータバス500により接続される、データの読み書きを制御するCPU910と、ネットワーク209を介する通信を制御する通信制御部930と、各種データを保存するメモリ950と、を有する。また、管理装置230は、外部からの入力及び操作を受け取る操作部960と、情報表示を行う表示部920と、を有する。
さらに、管理装置230は、近距離無線を行なう近距離無線受信部941と、受信した近距離無線データを解析する近距離無線データ解析部942と、を有する。
CPU910は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで管理装置230の機能を実現する。また、メモリ950は、初期データ及びプログラムなどの固定データを記憶するROMや、CPU910が一時記憶のワークエリアとして使用するRAMや、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要なデータ又はプログラムが記憶されるストレージを含む。メモリ950は、見守り管理DB330を含んでいる。
(見守り管理DB)
図10は、本実施形態に係る管理装置230の見守り管理DB330の構成を示す図である。なお、図10には、見守り管理DB330以外に、管理装置230から携帯端末220に送信される捜索するUUIDの送信メッセージ(図6の受信メッセージに相当)610と、発見したUUIDを携帯端末220から受信する受信メッセージ(図6の送信メッセージに相当)630と、の関連が図示されている。図6と同様の構成については、説明を省略する。
見守り管理DB330は、見守り対象の装着される無線タグが有するUUID1011に対応付けて、見守り依頼者301から登録時に通知された見守り対象データ1012と、その他関連データ1013と、を格納する。
見守り管理DB330の捜索対象フラグ1014は、見守り依頼者301などからの捜索依頼を受けた見守り対象を記憶する。そして、捜索対象(捜索対象フラグが○)となったUUIDを携帯端末220に通知する。
一方、見守り管理DB330の発見通知フラグ1015は、携帯端末220からの発見した捜索対象のUUIDを受信して、捜索結果を記憶する(発見した捜索対象は○)。また、必要であれば、発見した捜索対象の無線タグまでの距離データ1016も携帯端末220から受信して、記憶する。
《管理装置の処理手順》
図11は、本実施形態に係る管理装置230の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図9のCPU910がメモリ950を使用して実行し、図9の機能構成部を実現する。
管理装置230は、ステップS1111において、見守り依頼者301から依頼された、見守り対象の登録か否かを判定する。見守り対象の登録ならば、管理装置230は、ステップS1113において、見守り対象の情報を入力して記憶する。次に、管理装置230は、ステップS1115において、見守り対象に対応する無線タグのUUIDを受信する。そして、管理装置230は、ステップS1117において、受信したUUIDと見守り対象情報とを対応付けて見守り管理DB330に格納する。
見守り対象の登録でなければ、管理装置230は、ステップS1121において、見守り依頼者301などからの捜索依頼の受理か否かを判定する。捜索依頼の受理であれば、管理装置230は、ステップS1123において、見守り管理DB330から捜索対象情報に対応するUUIDを検索する。次に、オプションとして、管理装置230は、ステップS1125において、捜索依頼を行なう携帯端末220をその現在位置などに基づいて選択する。そして、管理装置230は、ステップS1127において、携帯端末220に捜索対象のUUIDを送信する。
見守り対象の登録でも捜索依頼の受信でもなければ、管理装置230は、ステップS1131において、携帯端末220からの捜索結果の受信であるか否かを判定する。捜索結果の受信であれば、管理装置230は、ステップS1133において、受信した捜索結果のUUIDを見守り管理DB330から検索する。次に、管理装置230は、ステップS1135において、捜索対象の発見を捜索依頼者などに通知する。そして、管理装置230は、ステップS1137において、発見した捜索対象の捜索対象フラグをオン(○)からオフ(×)にする。
見守り対象の登録でも捜索依頼の受信でも捜索結果の受信でもなければ、管理装置230は、ステップS1141において、他の処理を行なう。
本実施形態によれば、管理端末で近距離無線タグの識別子を管理し、検知したい近距離無線タグの識別情報を携帯端末に送信し、携帯端末で保存することで、それ以降ネットワークの接続状態に関わらずネットワーク接続機能を持たない任意の近距離無線タグの接近を把握することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る見守りシステムについて説明する。本実施形態に係る見守りシステムは、より簡便なシステム管理を目的とした見守りシステムである。上記第2実施形態と比べると、近距離無線信号を発する無線タグ210の管理方法が異なる。すなわち、管理装置は、無線タグを一意に識別可能な識別子を受信し、無線タグの配布先を撮像し、識別子と配布先とを対応付けてデータベースに格納する。その他の構成及び動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成及び動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。このように、郵送時の封書の宛名をカメラで写真撮影するだけで、管理者が無線タグ210と所有者であるAさん201の紐付けを、煩雑で長い文字列であるUUIDを意識せずに容易に行うことができる。
《システム概要》
図12は、本実施形態に係る見守りシステム1200の概要を説明する図である。なお、図12において、図2Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
見守り管理側では、見守り登録をする見守り依頼者の住居1204へ、無線タグ210が同封された封筒1203を送付する。この時に、管理装置1230としてのカメラ付き携帯端末によって、無線タグ210の近距離無線信号202を受信すると共に、カメラにより封筒1203の宛先1201を撮影する。撮影された宛先1201は写真のまま、あるいは、文字認識されて文字コードに変換され、受信した近距離無線信号202に含まれるUUIDと対応付けて登録される。なお、登録する見守り管理DBは、小規模であればカメラ付き携帯端末が有してもよく、大規模であれば別途、管理装置が有してもよい。
《管理装置の構成》
図13は、本実施形態に係る管理装置1230の構成を示すブロック図である。なお、図13において、図9と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
撮像部としてのカメラ1370は、無線タグ210が同封された封筒1203の宛先1201を撮像する。撮像した宛先1201の写真あるいは認識文字コードは、近距離無線受信部941で受信されて解析されたUUIDに対応つけて、見守り管理DBに登録され見守り対象が管理される。
(見守り管理DB)
図14は、本実施形態に係る管理装置1230の見守り管理DB1330の構成を示す図である。なお、図14において、図10と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
写真データ格納部1400は、無線タグ210から受信したUUID1401に対応付けて、カメラ1370が撮像した宛先1201の写真データ1402を記憶する。そして、見守り管理DB1330は、宛先1201の写真データ1402に基づいて、その他の関連データ1413として、写真データや文字認識した宛先の住所データなどを煩雑な入力操作無しに自動的に登録する。
《管理装置の処理手順》
図15は、本実施形態に係る管理装置1230の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図13のCPU910がメモリ950を使用して実行し、図13の機能構成部を実現する。なお、図15において、図11と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
管理装置1230は、ステップS1514において、無線タグを見守り依頼者に送付する封筒をカメラ1370で撮像して、宛先情報を取得する。
なお、本実施形態においては、管理装置を、カメラと近距離無線通信、見守り管理DBを有する管理端末として説明したが、カメラと近距離無線通信とを有する携帯端末と見守り管理DBを有する管理装置とにより構成してもよい。その場合には、カメラ付き携帯端末で撮像した写真と、近距離無線通信で無線タグから受信したUUIDとが、管理装置に無線通信されて見守り管理DBに検索可能に格納される。
本実施形態によれば、管理者は無線タグの管理処理の工数を大幅に低減することが可能となる。すなわち、本実施形態は以下のような適用が可能であり、同様の顕著な効果を奏する。
たとえば、迷子のペットを捜索する場合の見守りシステムとして、事前にUUIDを発する小型の無線タグを飼い主に郵送しておく。郵送する時点で管理者は無線タグと飼い主に送付する宛先を一緒に写真撮影することで、飼い主毎のUUIDと宛先を撮影した写真データが関連付けられたデータベースを作成する。飼い主はペットに個々に配布された無線タグを装着する。ペットが迷子になった場合、飼い主は管理者に通知し、管理者は迷子になったペットのUUID情報を見守りシステムに対応したプログラムをインストールしている携帯端末に通知する。携帯端末は迷子のペットのUUIDを持つ近距離無線信号を待ち受け状態となり、携帯端末を所有している人の近くに迷子のペットが居た場合、携帯端末所有者に通知、又は、管理者に通知することが可能となる。
[他の実施形態]
上記実施形態においては、近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)の例を説明したが、Wi-Fi(Wireless Fidelity)などにおいても同様である。特に、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc)802.15あるいはIEEE802.11に準拠する近距離無線通信に適用される。
また、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステム又は装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する制御プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
[実施形態の他の表現]
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
見守り対象物に装着され、一意に識別可能な識別子を含む近距離無線信号を送信する無線タグと、
前記無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子とが一致することを判定する携帯端末と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末による判定結果に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理装置と、
を備える見守りシステム。
(付記2)
前記管理装置は、前記無線タグの識別子と、前記無線タグが装着された前記見守り対象物の情報と、捜索対象として指示されたことを示す情報とを関連付けて格納するデータベースを有する付記1に記載の見守りシステム。
(付記3)
前記管理装置は、
前記無線タグから送信された一意に識別可能な識別子を含む近距離無線信号を受信する近距離無線受信手段と、
前記見守り対象物に装着すべき前記無線タグの配布先を撮像する撮像手段と、
をさらに有し、
前記データベースは、前記無線タグの識別子と前記配布先とを対応付けて格納する付記2に記載の見守りシステム。
(付記4)
前記管理装置は、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を送信する携帯端末を選択する選択手段を有する付記1乃至3のいずれか1項に記載の見守りシステム。
(付記5)
前記管理装置は、前記携帯端末が判別した前記識別子に対応する前記捜索対象として指示された見守り対象物を捜索者に通知する第1通知手段と、
前記捜索対象として指示されたことを示す情報を削除する第1削除手段と、
をさらに備える付記1乃至4のいずれか1項に記載の見守りシステム。
(付記6)
前記携帯端末は、判別した前記識別子に対応する前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を携帯端末の所有者に通知する第2通知手段と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を削除する第2削除手段と、
をさらに備える付記1乃至5のいずれか1項に記載の見守りシステム。
(付記7)
管理装置が、無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて登録する登録ステップと、
前記管理装置から携帯端末に、捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を送信する送信ステップと、
前記携帯端末が、前記無線タグから近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
前記管理装置が、前記携帯端末による判定結果に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
を含む見守り方法。
(付記8)
近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段と、
管理装置から受信した捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を保持する保持手段と、
前記近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子とが一致することを判定する判定手段と、
前記判定手段により一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知手段と、
を備える携帯端末。
(付記9)
前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を表示する表示手段をさらに備え、
前記表示手段は、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を受信したことを表示する第1表示領域と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報の要求及び取得した情報を表示する第2表示領域と、
発見された前記捜索対象までの距離を表示する第3表示領域と、
前記捜索対象の発見の通知を指示するボタンを表示する第4表示領域と、
の少なくとも1つを含む付記8に記載の携帯端末。
(付記10)
管理装置から受信した捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を保持する保持ステップと、
近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記保持手段を参照して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知通知ステップと、
を含む携帯端末の制御方法。
(付記11)
管理装置から受信した捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を保持する保持ステップと、
近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記保持手段を参照して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知通知ステップと、
をコンピュータに実行させる携帯端末の制御プログラム。
(付記12)
捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を、登録された見守り対象物に装着された無線タグの識別子と識別可能に保持するデータベースと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を、携帯端末に送信する送信手段と、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理手段と、
を備える管理装置。
(付記13)
前記データベースは、前記無線タグから受信した前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着した無線タグの識別子と、前記無線タグの配布先を撮像した写真から認識した配布先とを保持する付記12に記載の管理装置。
(付記14)
捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を、登録された見守り対象物に装着された無線タグの識別子と識別可能に保持するデータベースに基づいて、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を、携帯端末に送信する送信ステップと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
を含む管理装置の制御方法。
(付記15)
捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を、登録された見守り対象物に装着された無線タグの識別子と識別可能に保持するデータベースに基づいて、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を、携帯端末に送信する送信ステップと、
前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
をコンピュータに実行させる管理装置の制御プログラム。

Claims (10)

  1. 無線タグと、複数の携帯端末と、管理装置とを備え、
    前記無線タグは、見守り対象物に装着され、一意に識別可能な識別子を含む近距離無線信号を発信し
    前記複数の携帯端末は、前記無線タグから発信された近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記管理装置から送信され、捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けて記憶された識別子とが一致することを判定
    前記管理装置は、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、前記複数の携帯端末から選択する選択手段を有し、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた前記識別子を前記選択された携帯端末に送信し、前記選択された携帯端末による判定結果に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する
    見守りシステム。
  2. 前記管理装置は、前記無線タグの識別子と、前記無線タグが装着された前記見守り対象物の情報と、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先と、捜索対象として指示されたことを示す情報と、を関連付けて格納するデータベースを有する請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記管理装置は、
    配布される前記無線タグから送信された一意に識別可能な識別子を含む近距離無線信号を受信する近距離無線受信手段と、
    前記見守り対象物に装着すべき前記無線タグの配布先を撮像する撮像手段と、
    をさらに有し、
    前記データベースは、前記無線タグの識別子と前記配布先とを対応付けて格納する請求項2に記載の見守りシステム。
  4. 前記管理装置は、
    前記携帯端末が一致したと判定した識別子に対応する前記捜索対象として指示された見守り対象物を、捜索者に通知する第1通知手段と、
    前記第1通知手段による通知後に、前記捜索対象として指示されたことを示す情報を前記データベースから削除する第1削除手段と、
    をさらに備える請求項2または3に記載の見守りシステム。
  5. 前記携帯端末は、
    一致したと判定した識別子に対応する前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を、前記携帯端末の所有者に通知する第2通知手段と、
    前記第2通知手段による通知後に、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を削除する第2削除手段と、
    をさらに備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の見守りシステム。
  6. 管理装置が、無線タグの識別子と前記無線タグが装着された見守り対象物と前記無線タグの配布先とを関連付けて登録する登録ステップと、
    前記管理装置が、捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から選択する選択ステップと、
    前記管理装置から前記選択された携帯端末に、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する送信ステップと、
    前記選択された携帯端末が、前記無線タグから近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
    前記管理装置が、前記選択された携帯端末による判定結果に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
    を含む見守り方法。
  7. 近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段と、
    管理装置から受信した、捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を保持する保持手段と、
    前記近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子とが一致することを判定する判定手段と、
    前記判定手段により一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知手段と、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を受信したことを表示する第1表示領域と、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報の要求及び取得した情報を表示する第2表示領域と、
    発見された前記捜索対象までの距離を表示する第3表示領域と、
    前記捜索対象の発見の通知を指示するボタンを表示する第4表示領域と、
    含む携帯端末。
  8. 管理装置から受信した、捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの識別子を保持手段に保持する保持ステップと、
    近距離無線信号を受信する近距離無線通信手段により無線タグから送信された近距離無線信号を受信して、前記保持手段を参照して、前記近距離無線信号に含まれる識別子と、前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子とが一致することを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて一致すると判定した識別子を、前記管理装置に通知する通知ステップと、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報を表示手段に表示する表示ステップと、
    をコンピュータに実行させる携帯端末の制御プログラムであって、
    前記表示ステップは、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に装着された無線タグの前記識別子を受信したことを前記表示手段の第1表示領域に表示する第1表示ステップと、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物の情報の要求及び取得した情報を前記表示手段の第2表示領域に表示する第2表示ステップと、
    発見された前記捜索対象までの距離を前記表示手段の第3表示領域に表示する第3表示ステップと、
    前記捜索対象の発見の通知を指示するボタンを前記表示手段の第4表示領域に表示する第4表示ステップと、
    含む携帯端末の制御プログラム。
  9. 無線タグの識別子と、前記無線タグが装着された見守り対象物の情報と、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先と、捜索対象として指示されたことを示す情報と、を関連付けて保持するデータベースと、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から選択する選択手段と、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を、前記選択された携帯端末に送信する送信手段と、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記選択された携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理手段と、
    を備える管理装置。
  10. 無線タグの識別子と、前記無線タグが装着された見守り対象物の情報と、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先と、捜索対象として指示されたことを示す情報と、を関連付けて保持するデータベースに基づいて、前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を送信する携帯端末を、前記見守り対象物に装着した前記無線タグの配布先に基づいて、複数の携帯端末から選択する選択ステップと、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子を、前記選択された携帯端末に送信する送信ステップと、
    前記捜索対象として指示された見守り対象物に対応付けられた識別子と一致する識別子を含む近距離無線信号を受信したことを示す、前記選択された携帯端末からの通知に基づいて、前記無線タグの識別子と前記無線タグが装着された前記見守り対象物とを関連付けて管理する管理ステップと、
    をコンピュータに実行させる管理装置の制御プログラム。
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