JP2014134929A - 情報管理サーバ、情報管理システム及び情報管理プログラム - Google Patents

情報管理サーバ、情報管理システム及び情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示端末を視認可能なユーザ向けにコンテンツを選択して提示可能にする情報管理サーバを提供する。
【解決手段】コンテンツを表示する表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバであって、前記コンテンツを記憶するコンテンツ情報記憶手段と、前記位置情報に基づき、前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択手段と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報管理サーバ、情報管理システム及び情報管理プログラムに関する。
近年、ディスプレイやプロジェクタ等の表示端末に映像や情報を表示するデジタルサイネージ(電子看板)システムが普及している。デジタルサイネージは、多数の人目に付く場所(街頭、複数の店舗が集まった商業施設、駅等)に設置された表示端末に広告情報(映像や各種情報)を配信することによって広告媒体としても活用されている。
デジタルサイネージを広告媒体として活用する従来技術として、特許文献1がある。特許文献1には、デジタルサイネージ端末の近傍に存在する視聴者の所持する携帯端末から取得した識別情報に基づいて、視聴者のデモグラフィック情報の属性毎に最も頻度の高い属性値に基づいて提供する広告コンテンツを選択する技術が開示されている。
特許文献1に記載の技術によって、デジタルサイネージ端末の近傍に居る視聴者のうち多数派に対して適切な広告コンテンツを提供することができるため、デジタルサイネージ端末による広告を効果的に行なうことができる。
しかしながら、従来の技術では、広告コンテンツの選択を行う際に、デジタルサイネージ端末の向きを考慮していない。そのため、デジタルサイネージ端末は、近傍にいるものの、表示画面を視認することができない人向けに、適切なコンテンツを提示してしまう可能性がある。その結果、実際に、デジタルサイネージ端末を視認できる人に対して、見当違いの広告コンテンツを提示してしまうという課題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、表示端末を視認可能なユーザ向けにコンテンツを選択して提示可能にすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明の一実施形態における情報管理サーバは、
コンテンツを表示する表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバであって、
前記コンテンツを記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
前記位置情報に基づき、前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択手段と、
を有する。
また、本発明の一実施形態における情報管理システムは、
コンテンツを表示する表示端末と、前記表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバとを有する情報管理システムであって、
前記情報管理サーバは、
前記コンテンツを記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
前記通信端末の位置情報に基づき、前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択手段と、
を有し、
選択された前記表示端末が前記コンテンツを表示する。
また、本発明の一実施形態における情報管理プログラムは、
コンテンツを表示する表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバに、
前記通信端末の位置情報に基づき、記憶手段に記憶された前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択段階
を実行させる。
本発明によれば、表示端末を視認可能なユーザ向けにコンテンツを選択して提示することができる。
本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における表示端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報通信機器のハードウェア構成図の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における信号フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における表示端末、通信装置及び位置情報通信機器の位置関係の例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報通信機器の位置情報格納手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における位置情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における属性情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における優先度記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ履歴記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバでのコンテンツの提示対象の決定とコンテンツ選択の処理手順の一例を示したフローチャート図である。 本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における情報管理サーバでのコンテンツの提示対象の決定とコンテンツ選択の処理手順の一例を示したフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1(情報管理システム)の構成例を示す図である。コンテンツ管理システム1は、表示端末10、情報管理サーバ20、通信端末30a、30b、30c・・・30n(それぞれを区別しない場合は「通信端末30」という。)と、位置情報通信機器40a、40b、40c・・・40n(それぞれを区別しない場合は「位置情報通信機器40」という。)と、ゲートウェイ装置50とを有する。表示端末10と通信端末30と位置情報通信機器40とゲートウェイ装置50とは、例えばZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)等を介して、通信可能に接続されている。ゲートウェイ装置50と情報管理サーバ20とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク98を介して、通信可能に接続されている。情報管理サーバ20と表示端末10及び通信端末30とは、アクセスポイント90を介して、IEEE802.11の通信規格に基づく無線LAN等のネットワーク99を介して通信可能に接続されている。なお、無線ネットワーク97、98、99の通信方式は上記に限定されない。また、LANは、有線又は無線の別を問うものではなく、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))であってもよい。
コンテンツ管理システム1とは、通信端末30の位置情報を利用して、表示端末10から所定の範囲に位置する通信端末30のユーザの属性情報(以下、「ユーザ属性情報」という。)に適合したコンテンツ(広告)を、表示端末10に表示させるシステムである。ここで、図1に示されるように、コンテンツ管理システム1は、表示端末10の設置された向きθdと視野角θvの情報を用いて、表示端末10を視認可能なユーザに対して、コンテンツを提示することができる。コンテンツ管理システム1は、情報表示機能、位置情報送受信機能、位置情報管理機能及びコンテンツ管理機能等を有する。本発明の実施の形態におけるユーザ属性情報の種類とは、例えばユーザの性別、生年月日、出身地、家族構成、職業、趣味等のカテゴリーである。また、本発明の実施の形態におけるユーザ属性情報とは、例えば、ユーザ属性情報の種類が性別である場合の「男性」、「女性」といったユーザ属性情報の値である。
表示端末10は、本発明の実施形態において例えばデジタルサイネージ(電子看板)に用いられる液晶や有機EL等のようなディスプレイである。表示端末10は、文字・動画・静止画等のコンテンツを表示し、ネットワーク99を介してコンテンツを受信する通信機能を備える。また、表示端末10は、例えば位置情報通信機器40から送信される、IMES規格に準ずる測位信号を受信して、位置情報を取得する。そして表示端末10は、取得した位置情報を、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)のような近距離無線通信を用いて情報管理サーバ20に送信する。なお、表示端末10は、例えばプロジェクタとスクリーン(又は壁面等)との組合せであってもよい。また、表示端末10は、能動的に電波を送信する、例えばアクティブタグの特徴を有してもよい。
通信端末30は、情報の表示・入力機能、ネットワーク99を介してデータ通信する通信機能等を有するスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)、タブレット端末等である。また、通信端末30は、位置情報通信機器40から送信された測位信号を受信して、位置情報を取得し、受信した位置情報を情報管理サーバ20に送信する。なお、位置情報の送受信に用いる通信方式は、例えば上述した表示端末10で用いる方式である。なお通信端末30は、能動的に電波を送信する、例えばアクティブタグの特徴を有してもよい。
位置情報通信機器40は、例えば部屋の天井等に固定され、固定された位置に係る位置情報を連続的又は断続的に送信する。位置情報通信機器40は、それぞれ独立した筐体を有し、予め設置された電源から給電されて動作するか、あるいはLED蛍光管のような照明器具に組み込まれ、この照明器具から給電されて動作する。位置情報通信機器40は、自機が保持する位置情報を、無線信号により所定の範囲に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。位置情報通信機器40は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、各領域が重複しないように構成される。あるいは、重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、何れか一つの位置情報通信機器40が決定できるよう構成される。図1の例では、位置情報通信機器40の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。以下の説明では、簡単のために、一の位置情報通信機器によって、一の領域が構成されるものとして、説明する。位置情報を送信する通信方式は、例えば、地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)である。また、位置情報通信機器40は、通信端末30又はゲートウェイ装置50に対して、位置情報以外のデータを送受信してもよい。
なお、表示端末10及び通信端末30が、位置情報通信機器40からの位置情報を受信した場合の動作は次のようになる。通信端末30が位置情報を受信すると、受信した位置情報と共に、例えばデバイスIDやMACアドレスのような、装置固有の識別情報を含む情報を位置情報通信機器40へ送信する。例えば、表示端末10及び通信端末30の識別情報として、IEEE802.15.4の短縮アドレスまたはIEEE拡張(MAC)アドレスを用いてもよい。位置情報通信機器40へ送信された識別情報と位置情報は、次に、隣接する位置情報通信機器40を経由して、ゲートウェイ装置50に送信される。なお、表示端末10及び通信端末30における位置情報の送受信は、表示端末10及び通信端末30において予め定められたタイミングで実行される。あるいは、端末が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化が検出されたタイミングで実行されてもよい。
ゲートウェイ装置50は、無線ネットワーク97とネットワーク98とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置50は、例えば建物のフロア毎、または壁などで仕切られた部屋毎に設置される。無線ネットワーク97がZigBee(登録商標)によるPAN(Personal Area Network)であり、ネットワーク98がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。また、通信端末30の識別情報がIEEE802.15.4の短縮アドレスで表されている場合には、PAN構成時の情報に基づき、短縮アドレスをIEEE拡張アドレスに変換する。
情報管理サーバ20は、表示端末10及び通信端末30の位置情報を管理する情報管理機能や表示端末10に表示するコンテンツを表示端末10に送信機能を有する。情報管理サーバ20は、表示端末10にネットワーク99を介してコンテンツを送信する。情報管理サーバ20は、以下のようなデータベースを有し、これらのデータベースに含まれる情報に基づいて、表示端末10に送信するコンテンツを選択する。
−表示端末10及び通信端末30の位置情報を管理する位置情報管理データベース(各表示端末10の向き及び視野角の情報を含む)
−各領域に属していた通信端末30(ユーザ)の履歴を管理するユーザ履歴管理データベース
−通信端末30のユーザ属性情報を管理するユーザ属性情報管理データベース
−コンテンツとユーザ属性情報とが対応付けられたコンテンツ情報管理データベース
−送信するコンテンツを選択する際に優先する属性情報の種類を管理する優先属性情報管理データベース
なお、無線ネットワーク97が、ZigBee(登録商標)によるPANである場合は、表示端末10(通信端末30)、位置情報通信機器40、ゲートウェイ装置50は、夫々エンドデバイス、ルータ、コーディネータの機能を有する。表示端末10、通信端末30及び位置情報通信機器40は、起動時にゲートウェイ装置50の管理下に入り、PANを構成し、ゲートウェイ装置50への経路が決定される。
上記の通り、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1において、表示端末10を視認できる位置にある通信端末30のユーザに対して、適切なコンテンツを提示することができる。また、本システムにおける表示端末10及び通信端末30は、最寄りの位置情報通信機器40と通信できるだけの電力を用いて、データを情報管理サーバ20に送信することができる。
なお、位置情報通信機器40の位置情報は、IEEE802.11規格の無線LANネットワークを介して提供されてもよい。これにより、例えばIMESを用いた位置情報等を送信するための送信手段が不要となる。
また、通信端末30は、位置情報を送信した位置情報通信機器40よりさらに近傍にゲートウェイ装置50が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置50に送信してもよい。これにより、最短経路で識別情報と位置情報が情報管理サーバ20に送信できる。
また、情報管理サーバ20に、ゲートウェイ装置50の機能を統合してもよい。これにより、ゲートウェイ装置50の設置が不要となる。
また、上述の位置情報に加えて、例えば部屋の中の区画を表す情報のような、より細かな位置を特定する情報を含んでもよい。これにより、より細かな位置管理が可能となる。
また、無線ネットワーク97は、例えばBluetooth LE、ANT、Z−Wave等の近距離無線通信を用いて構成されてもよい。これにより、多様な表示端末10及び通信端末30の位置情報を管理することが可能となる。
また、ネットワーク98は、例えばインターネットのような、複数の種類のネットワークを含んでもよい。これにより、無線ネットワーク97と情報管理サーバ20との間の物理的な位置に関係なく、表示端末10及び通信端末30の位置情報を管理することが可能となる。
[システム動作概要]
本発明の実施の形態においてコンテンツ管理システム1の動作概要を説明する。
通信端末30のユーザは、表示端末10に表示されているコンテンツ(広告)を視聴する視聴者である。
(1)表示端末10及び通信端末30は、位置情報通信機器40から定期的(例えば1分周期)に送信される位置情報を受信し、情報管理サーバ20に受信した位置情報と、各端末を一意に識別する識別情報とを無線ネットワーク97を介して送信する。情報管理サーバ20は、表示端末10及び通信端末30の識別情報と位置情報とを対応付けて記憶する。
(2)通信端末30のユーザは、ユーザ属性情報を通信端末30において入力し、入力した属性情報と通信端末30の識別情報とをネットワーク99を介して情報管理サーバ20に送信する。情報管理サーバ20は、識別情報とユーザ属性情報とを対応付け記憶する。なお、情報管理サーバ20がユーザ属性情報を取得する契機は任意であり、表示端末10に送信されるコンテンツが選択される前であればよい。なお、属性情報が登録されていないユーザが存在する場合は、登録済の属性情報を利用する。
なお、(1)と(2)との順序は問わない。
(3)情報管理サーバ20は、通信端末30の位置情報を格納する位置情報管理データベースを用いて、一定数以上の通信端末30が属する領域(すなわち、位置情報通信機器40)を特定する。このとき、当該領域に属する(すなわち、位置情報通信機器40に設定された位置情報と同じ位置情報を有する)通信端末30の識別情報も特定される。次に、位置情報管理データベースを用いて、その領域の近傍にある、所定数の表示端末10を特定する。そして、位置情報管理データベースに格納された、表示端末10の向き及び視野角の情報から、選択された表示端末10のうち、上記通信端末30のユーザが視認可能であって、かつ、最寄りの、表示端末10を特定する。
(4)情報管理サーバ20の優先属性情報データベースには、予め、送信するコンテンツを選択する際に用いる、ユーザ属性情報の種類の優先度が記憶されている。例えば、属性の種類として性別が最も高い優先度として設定されている場合は、性別に基づいて送信するコンテンツが選択される。この優先度に関する情報と、(3)において特定された通信端末30の識別情報とに基づき、最も多いユーザ属性に対応したコンテンツが選択される。
(5)情報管理サーバ20は、選択されたコンテンツを、ネットワーク99を介して、(3)で特定された表示端末10に送信する。表示端末10は受信したコンテンツをディスプレイに表示する。
(6)一定の時間(例えば3分)の経過後、上記(3)〜(5)の動作が繰り返され、表示端末10に表示されるコンテンツが更新される。
以上(1)〜(6)の動作により、コンテンツ管理システム1は、表示端末10を視聴可能な視聴者に対して、視聴者(通信端末30のユーザ)に最も効果的なコンテンツ(広告)を選択し、配信することを可能とする。
[ハードウェア構成]
次に、図2−図6を用いて、表示端末10、通信端末30、位置情報通信機器40、ゲートウェイ装置50及び情報管理サーバ20のハードウェア構成の一例を説明する。
<表示端末>
図2は、本発明の実施の形態における表示端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。表示端末10は、CPU121、RAM122、ROM123、HDD124、第一通信部125、測位信号受信部126、第二通信部127、表示部128及びバス129等を有する。
CPU121は、表示端末10の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM122は、CPU121のワークエリア等を構成する。ROM123は、CPU121が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD124は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等の記憶装置であって、表示端末10において表示するコンテンツが記憶される。第一通信部125は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。測位信号受信部126は、位置情報通信機器40が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。第二通信部127は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、無線LANや携帯電話通信網を通じて通信を行う装置である。表示部128は、例えば液晶や有機ELの画面を有し、コンテンツを表示する装置である。バス129は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における表示端末10は、位置情報通信機器40から送信された測位信号から位置情報を取得し、この位置情報を、第一通信部125を用いて情報管理サーバ20に送信することができる。そして、表示端末10は、第二通信部127を用いて、情報管理サーバ20から送信されるコンテンツを受信することができる。
なお、位置情報の送受信を行う第一通信部125及び測位信号受信部126は、表示端末10の筐体外に備わっていてもよい。
また、表示端末10が例えば可搬性が低く、場所に固定的に設置されており、予め表示端末10の位置が情報管理サーバ20に記憶されている場合は、第一通信部125及び測位信号受信部126は必要としない。
<通信端末>
図3は、本発明の実施の形態における通信端末30のハードウェア構成の一例を示す図である。通信端末30は、CPU321、RAM322、ROM323、第一通信部324、測位信号受信部325、第二通信部326、表示部327、入力部328及びバス329等を有する。
CPU321は、通信端末30の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM322は、CPU321のワークエリア等を構成する。ROM323は、CPU321が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部324は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。測位信号受信部325は、位置情報通信機器40が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。第二通信部326は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、無線LANや携帯電話通信網を通じて通信を行う装置である。表示部327は、例えば液晶ディスプレイのように、通信端末30の操作画面や処理結果を、ユーザに対して表示する装置である。入力部328は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等のように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス329は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における通信端末30は、位置情報通信機器40から送信された測位信号から位置情報を取得し、この位置情報を、第一通信部324を用いて情報管理サーバ20に送信することができる。そして、通信端末30は、第二通信部326を用いて、通信端末30のユーザ属性情報を、情報管理サーバ20に送信することができる。
なお、位置情報の送受信を行う第一通信部324及び測位信号受信部325は、通信端末30の筐体の外に備わっていてもよい。
<位置情報通信機器>
図4は、本発明の実施の形態における位置情報通信機器40のハードウェア構成の一例を示す図である。位置情報通信機器40は、CPU421、RAM422、ROM423、通信部424、測位信号送信部425及びバス426等を有する。
CPU421は、位置情報通信機器40の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM422は、CPU421のワークエリア等を構成する。ROM423は、CPU421が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。通信部424は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部425は、表示端末10及び通信端末30が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。具体的には、測位信号送信部508は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス426は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における位置情報通信機器40は、表示端末10及び通信端末30が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、表示端末10及び通信端末30と、情報管理サーバ20との間の通信を中継することができる。
<ゲートウェイ装置>
図5は、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ装置50のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ装置50は、CPU521、RAM522、ROM523、第一通信部524、第二通信部525及びバス526を有する。
CPU521は、ゲートウェイ装置50の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM522は、CPU521のワークエリア等を構成する。ROM523は、CPU521が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部524は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。第二通信部525は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインタフェースを含む装置である。バス526は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態におけるゲートウェイ装置50は、近距離無線通信ネットワークである無線ネットワーク97を構成することができる。また、ゲートウェイ装置50は、無線ネットワーク97と、ネットワーク98とを、相互に接続することができる。
<情報管理サーバ>
図6は、本発明の実施の形態における情報管理サーバ20のハードウェア構成の一例を示した図である。情報管理サーバ20は、CPU221、RAM222、ROM223、HDD224、第一通信部225、第二通信部226、表示部227、入力部228及びバス229等を有する。
CPU221は、情報管理サーバ20の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM222は、CPU221のワークエリア等を構成する。ROM223は、CPU221が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。HDD224は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等の記憶装置であって、表示端末10に送信するコンテンツ等が記憶される。第一通信部225は、例えばIEEE802.3規格のイーサネット(登録商標)により通信を行う装置であり、ネットワーク98を介してゲートウェイ装置50と通信するためのインタフェースである。第二通信部226は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、無線LANや携帯電話通信網を通じて通信を行う装置である。第二通信部226は、ネットワーク98を介して表示端末10にコンテンツを送信し、通信端末30から送信されるデータを受信するインタフェースである。表示部227は、例えば液晶や有機ELのディスプレイであって、コンテンツが表示される装置である。入力部228は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス229は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施の形態における情報管理サーバ20は、表示端末10及び通信端末30の位置情報を管理し、表示端末10に表示させるコンテンツを送信することができる。
[機能構成]
図7は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1の機能構成の一例を示す図である。表示端末10、情報管理サーバ20、通信端末30、位置情報通信機器40及びゲートウェイ装置50における各機能は、それぞれCPU121、CPU221、CPU321、CPU421、CPU521がプログラムを実行することで実現される。
<表示端末>
本発明の実施の形態において表示端末10は、位置情報通信I/F手段101、位置情報受付・更新手段102、記憶手段103、通信I/F手段104、コンテンツ受信手段105及びコンテンツ表示手段106等を有する。
位置情報通信I/F手段101は、近距離無線通信用の無線ネットワーク97を介して位置情報通信機器40から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報及び表示端末10の識別情報を位置情報通信機器40に送信する。
図8は、表示端末10から情報管理サーバ20に送信される位置情報を含む信号のフォーマットの一例である。図8に示されるように、階数、緯度、経度、棟番号、識別情報の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビット、48ビットで表現され、IMES規格によって受信したメッセージの該当フィールドを繋げた形とする。各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。識別情報は例えばMACアドレスである。なお、識別情報は、MACアドレスに限定されるものではなく、デバイスID等であってもよい。通信方式として、例えばIEEE802.15.4及びZigBee(登録商標)規格が用いられる。
位置情報受付・更新手段102は、位置情報通信I/F手段101を介して位置情報通知信号を受け付けると、記憶手段103に受信した位置情報を記憶する。次いで、情報管理サーバ20に受信した位置情報と識別情報とを含む位置情報更新要求を、位置情報通信機器40を介して情報管理サーバ20に送信する。なお、位置情報受付・更新手段102が位置情報を信号情報管理サーバ20に送信する契機は任意である。送信契機は、例えば、位置情報通信機器40からの位置情報通知の受信時、表示端末10の電源の投入時、一定周期毎等である。
記憶手段103は、図2のRAM122、ROM123及びHDD124等が用いられ、表示端末10の識別情報、受信した位置情報通知に含まれる位置情報、及び表示するコンテンツのファイル等が記憶される。
通信I/F手段104は、IEEE802.11規格に基づき、第二通信部127を制御し、ネットワーク99を介してデータの送受信を行う。本発明の実施形態では、通信I/F手段104は、情報管理サーバ20からコンテンツを受信するインタフェースとして機能する。なお、通信I/F手段104が用いる通信規格は、IEEE802.11規格に限らず、例えばIEEE802.3規格に基づくイーサネットによりデータ通信を行ってもよい。
コンテンツ受信手段105は、情報管理サーバ20から送信されるコンテンツを通信I/F手段104を介して受信し、受信したコンテンツを記憶手段103に記憶するとともに、コンテンツが記憶されたアドレスをコンテンツ表示手段106に通知する。
コンテンツ表示手段106は、コンテンツ表示手段105から通知されたコンテンツが記憶されているアドレスに基づき、コンテンツを表示部128に表示する。
<通信端末>
本発明の実施の形態において通信端末30は、位置情報通信I/F手段301、位置情報受付・更新手段302、記憶手段303、表示手段304、入力手段305、属性情報通知手段306、通信I/F手段307等を有する。
位置情報通信I/F手段301は、近距離無線通信用の無線ネットワーク97を介して位置情報通信機器40から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報及び表示端末10の識別情報を位置情報通信機器40に送信する。
通信端末30から情報管理サーバ20に送信する位置情報を含む信号のフォーマットは、上述した表示端末10の場合と同様に、図8に示される形式である。
位置情報受付・更新手段302は、位置情報通信I/F手段301により受信された位置情報通知信号を受け付けると、記憶手段303に受信した位置情報を記憶し、受信した位置情報と識別情報とを、位置情報通信機器40を介して情報管理サーバ20に送信する。なお、位置情報受付・更新手段302が位置情報を信号情報管理サーバ20に送信する契機は任意である。送信契機は、例えば、位置情報通信機器40からの位置情報通知の受信時、通信端末30の電源の投入時、一定周期毎、又は通信端末30が加速度センサ等を備えている場合はセンサによる移動の検出時等である。
記憶手段303は、図3のRAM322、ROM323等が用いられ、通信端末30の識別情報、受信した位置情報通知に含まれる位置情報、及び表示するコンテンツのファイル等が記憶される。
表示手段304は、図3の表示部327であるユーザインタフェース画面に、ユーザに対する情報を表示出力する。
入力手段305は、図3の入力部328であるキーボードやマウス、タッチパネルの画面操作等によりユーザからの入力指示を受け付ける。
属性情報通知手段306は、入力手段305により入力された通信端末30のユーザ属性情報が含まれた属性情報通知信号を生成し、この属性情報通知信号を通信I/F手段307を介して情報管理サーバ20に送信する。なお、属性情報通知信号には、通信端末30の識別情報が含まれる。ここで識別情報は例えばMACアドレスである。なお識別情報は、通信端末30を識別可能であれば例えばデバイスIDであってもよいが、位置情報更新要求に含まれる識別情報と同一である必要がある。なお、ユーザ属性情報の情報管理サーバ20への送信ルートは、位置情報通信機器40を介する無線ネットワーク97のルートであってもよい。
図9は、通信端末30のユーザによって入力されるユーザ属性情報を入力する画面(以下、「ユーザ属性入力画面」という。)の一例である。ユーザ属性入力画面は、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)により記述される一般的なwebサイトである。本発明の実施形態では、ユーザ属性情報の種類は、図9に示されるように、例えば氏名、生年月日、性別、出身地、居住地、家族構成、職業及び趣味等である。通信端末30のユーザが属性情報を入力し、送信ボタンのソフトキーを押下すると、情報管理サーバ20のURLに属性情報が送信される。なお、ユーザ属性入力画面を記述する言語は、例えばDHTML(Dynamic HTML)、XML(Extensible Markup Language)等であってもよい。また、ユーザ属性情報の入力は、webサイトの形式に限らず、例えばユーザ属性情報の入力用アプリケーションを用いてもよい。
通信I/F手段307は、IEEE802.11規格に基づき、第二通信部326を制御し、ネットワーク99を介してデータの送受信を行う。本発明の実施形態では、通信I/F手段104は、属性情報通知手段306により生成された属性情報通知信号を情報管理サーバ20に送信するインタフェースとして機能する。なお、通信I/F手段307が用いる通信規格は、IEEE802.11規格に限らず、例えばIEEE802.3規格に基づくイーサネットによりデータ通信を行ってもよい。
<位置情報通信機器>
本発明の実施の形態において位置情報通信機器40は、位置情報格納手段401、位置情報通知手段402及び位置情報通信I/F手段403等を有する。
位置情報格納手段401は、表示端末10及び通信端末30が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、フロア(階数)、建物の棟番号を表す情報が含まれる。
図10は、本発明の実施の形態における位置情報通信機器40の位置情報格納手段401が記憶する情報の一例を示す図である。図10に示されるように、位置情報格納手段401には、緯度、経度、階数、棟番号等の項目が含まれる。緯度及び経度は、位置情報通信機器40の所在する位置の緯度及び経度を表す。階数は、位置情報通信機器40が設置される建物の階数を表す。棟番号は、位置情報通信機器40が設置される建物の棟番号を表す。図10の例において、位置情報通信機器40は、C棟の16階であって、緯度が35.459555、経度が139.387110の地点に所在する。この位置情報は、予め、コンテンツ管理システム1の管理者等によって設定される。なお、位置情報には部屋の中の区画を表す情報のような追加の情報を含んでもよい。これにより、より詳細な位置管理が可能となる。
位置情報通知手段402は、位置情報格納手段401に格納された位置情報に基づき位置情報通知信号を生成し、表示通信端末30に送信する。位置情報通知信号は、例えば、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成される。また、位置情報通知の送信契機は任意であるが、一定周期(例えば、1分間隔)で送信する。
位置情報通信I/F手段403は、位置情報通知信号を表示端末10及び通信端末30に送信し、また表示端末10及び通信端末30から送信された位置情報及び識別情報が含まれたデータをゲートウェイ装置50に転送する。無線ネットワーク97にZigBee(登録商標)規格が用いられる場合、データ転送は位置情報通信機器40が保持するルーティング情報を用いて行われる。
<ゲートウェイ装置>
本発明の実施の形態において、ゲートウェイ装置50は、通信変換手段501等を有する。
通信変換手段501は、無線ネットワーク97に属する表示端末10及び通信端末30から受信したデータを、異なるネットワークであるネットワーク98に適合する形式に変換する。変換されたデータは、データの宛先アドレスに基づき、情報管理サーバ20に送信される。
<情報管理サーバ>
本発明の実施の形態において、情報管理サーバ20は、位置情報通信I/F手段201、位置情報管理手段202、位置情報記憶手段203、通信I/F手段204、属性情報管理手段205、属性情報記憶手段206、コンテンツ情報記憶手段207、優先度記憶手段208、コンテンツ選択手段209、コンテンツ送信手段210、ユーザ履歴管理手段211、ユーザ履歴記憶手段212及びコンテンツ提示対象決定手段213等を有する。
位置情報通信I/F手段201は、例えばIEEE802.3規格のイーサネットによりゲートウェイ装置50とデータの送受信を行う。本発明の実施形態において、ゲートウェイ装置50から送信された表示端末10又は通信端末30からの位置情報更新要求を受け付けると、位置情報管理手段202に通知する。なお、位置情報通信I/F手段201が用いる通信規格はIEEE802.3に限らず、例えば無線LAN(IEEE802.11)を用いてもよい。
位置情報管理手段202は、表示端末10及び通信端末30の位置情報を、識別情報と対応付けて管理する。位置情報管理手段202は、位置情報通信I/F手段201を介して受け付けた位置情報更新要求に基づき、位置情報記憶手段203に識別情報と位置情報とを記憶させる。
位置情報記憶手段203は、位置情報を識別情報と対応付けて記憶する。図11は本発明の実施の形態における位置情報記憶手段203に記憶される情報の一例を示す図である。図11に示されるように、位置情報記憶手段203は、識別情報、緯度、経度、階数、棟、受信日時、端末種別等が記憶される。識別情報は、表示端末10及び通信端末30を一意に識別する識別情報であり、例えばMACアドレスである。緯度、経度、階数、棟は、表示端末10又は通信端末30から送信された位置情報に含まれる情報である。受信日時は、位置情報管理手段202が、識別情報及び位置情報を受信した日時である。端末種別は、位置情報及び識別情報を送信した端末が、表示端末10であるか、または通信端末30であるかを示す情報である。端末種別は、予め表示端末10及び通信端末30の識別情報と関連付けられ、情報管理サーバ20又は外部のサーバ等に記憶されている。
通信I/F手段204は、例えばIEEE802.11規格に基づき、無線LANにより表示端末10及び通信端末30とデータ通信を行う。本発明の実施形態において、通信I/F手段204は、通信端末30からユーザ属性情報を受信し、表示端末10にコンテンツを送信する。なお、通信I/F手段204が用いる通信規格は、IEEE802.11に限らず例えばIEEE802.3規格のイーサネットであってもよい。
属性情報管理手段205は、通信端末30から送信された通信端末30のユーザ属性情報及び識別情報(例えばMACアドレス)が含まれた属性情報通知信号を通信I/F手段204を介して受信する。そして、属性情報管理手段205は、属性情報記憶手段206にユーザ属性情報と識別情報とを対応付けて記憶する。
属性情報記憶手段206は、通信端末30のユーザ属性情報と識別情報とを対応付けて記憶する。図12は本発明の実施の形態における属性情報記憶手段206に記憶される情報の一例を示す図である。図12に示されるように、属性情報記憶手段206は、識別情報、氏名及びユーザ属性情報を記憶する。ユーザ属性情報は、本発明の実施形態では、例えば、生年月日、性別、出身地、居住地、家族構成、職業及び趣味等である。
コンテンツ情報記憶手段207は、ユーザ属性情報毎に表示端末10に送信するコンテンツを記憶する。図13は本発明の実施の形態におけるコンテンツ情報記憶手段207に記憶される情報の一例を示す図である。図13に示されるようにコンテンツ情報記憶手段207には、予めユーザ属性情報の種類である、例えば出生年代(生年月日)、出身地、性別等毎に適したコンテンツが記憶されている。コンテンツの形式は、動画・静止画や圧縮形式等はいずれの形式でもよい。なお、コンテンツのファイルの本体は、情報管理サーバ20ではなく、外部記録媒体や他の装置に記憶されていてもよい。その場合、コンテンツ情報記憶手段207は、コンテンツのファイル本体が格納されているアドレスと各ユーザ属性情報とを対応付けて記憶する。
優先度記憶手段208は、表示端末10に送信するコンテンツを選択するために用いるユーザ属性情報の種類の優先度を記憶する。図14は本発明の実施の形態における優先度記憶手段208に記憶される情報の一例を示す図である。図14に示されるように、優先度記憶手段208は、コンテンツを選択するために優先的に参照するユーザ属性情報の種類を示す優先度と、ユーザ属性情報の種類とを対応付けて記憶する。図14の例では、優先度が最も高いユーザ属性情報の種類が「出身地」であり、次いで優先度が高いのが「趣味」となっている。優先度記憶手段208に記憶される情報は、予めコンテンツ管理システム1の管理者等により入力される情報であり、随時更新が可能である。
コンテンツ選択手段209は、後述するコンテンツ提示対象決定手段213によって特定された通信端末30のユーザのユーザ属性情報に基づき、表示端末10に送信するコンテンツを選択する。コンテンツを選択する具体的な処理手順は、図16及び図17を用いて後述する。コンテンツ選択手段209は、送信するコンテンツを選択すると、選択したコンテンツの格納先アドレスを、コンテンツ送信手段210に通知する。
コンテンツ送信手段210は、後述するコンテンツ提示対象決定手段213から、コンテンツを表示する表示端末10の識別情報の通知を受けとり、コンテンツ選択手段209から表示するコンテンツの格納先アドレスの通知を受け取る。そして、該当するコンテンツを、通信I/F手段204を介してその表示端末10に送信する。なお、コンテンツの送信は、情報管理サーバ20ではなく、例えばコンテンツ配信用装置等により送信をしてもよい。その場合、情報管理サーバ20において、コンテンツのファイル本体を記憶する必要は無くなり、コンテンツ配信用装置に、選択したコンテンツを通知すればよい。
ユーザ履歴管理手段211は、一定時間おきに、各領域に属する通信端末30の識別情報を取得し、ユーザ履歴記憶手段212に格納する。領域に属する通信端末30の識別情報は、図11に例示した位置情報記憶手段203から取得することができる。ユーザ履歴管理手段211は、既知の領域(位置情報通信機器40)を特定する位置情報と同一の位置情報を有する通信端末30を、その領域に属する通信端末30と特定する。既知の領域を特定する、位置情報通信機器40の位置情報は、予め情報管理サーバ20に格納されていてもよい。何れの領域を対象として、通信端末30の識別情報を取得するか(全ての領域、あるいは任意の一部の領域)は、管理者が、予め定めることができる。
ユーザ履歴記憶手段212に格納される情報の例を、図15に示す。ユーザ履歴記憶手段212は、各領域に属する通信端末30の識別情報のリストを、一定の時間おきに記憶する。図15に示されるように、ユーザ履歴記憶手段212は、領域ごとに、番号と、日時と、その日時に領域に属していた通信端末30(ユーザ)の識別情報とを対応付けて記憶する。図15の例では、10分おきに、ある領域に属していた通信端末30の識別情報のリストを格納している。図15では、60分前までの履歴を格納しているが、何分前までの履歴を格納するかは、管理者が適宜決定することができる。また、何分おきに履歴を格納するかは、管理者が適宜決定することができる。
コンテンツ提示対象決定手段213は、コンテンツの提示対象となる通信端末30と、コンテンツを表示する表示端末10とを決定する。コンテンツの提示対象となる通信端末30とは、所定数以上の通信端末が属する領域に含まれる、通信端末である。コンテンツを表示する表示端末10は、特定された通信端末30のユーザ向けのコンテンツを表示する表示端末10である。以下に,コンテンツの提示対象となる通信端末30と、コンテンツを表示する表示端末10とを決定する手順について、図9を用いて説明する。
図9(a)は、等間隔に設置された位置情報通信機器40(×マークで表す)と、その位置情報通信機器40が送信する位置情報の範囲(破線の円で表す)(この範囲を「領域」と呼ぶ)に属する通信端末30(黒丸で表す)の位置関係を表す。また、図9には、北の方角とのずれで表現される所定の向き(矢印で表す)に配置され、所定の視野角(θvで表す)を有する、表示端末10a、10b、10c(長方形で表す)が示されている。表示端末の向きと視野角は、予め、表示装置の識別情報と関連付けられて、位置情報記憶手段203に記憶され得る(図11)。
コンテンツ提示対象決定手段213は、位置情報記憶手段203に格納された、各通信端末の位置情報を参照し、位置情報通信機器40によって特定される領域に含まれる、通信端末30を特定する。図9(a)の例では、位置情報通信機器40aの送信する位置情報を受信している、領域aに属する5つの通信端末30a−30eが特定される。同様に、他の領域に属する通信端末が、それぞれ特定される。
次に、コンテンツ提示対象決定手段213は、特定された通信端末の数が、所定数以上となる領域を特定する。例えば、所定数が「5」であるとすると、図9(a)に例示した領域aには、5つの通信端末が属するため、当該条件を満たす。また、図9(a)に例示された領域bにも、5つの通信端末30f−30jが属するため、当該条件を満たす。従って、ここでは、2つの領域a、bが特定されることとなる。
次に、コンテンツ提示対象決定手段213は、位置情報記憶手段203に格納される、表示端末10(図11において「端末種別」が「表示端末」である装置)の位置情報を参照し、特定した各領域の近傍にある所定数の表示端末10を特定する。ここで、例えば、所定数が「3」であるとすると、図9(a)の例では、近い順に、表示端末10a、10b(10aと同じ距離)、10c(10a、10bより遠い)が特定される。なお、領域と表示端末10との距離は、例えば、領域の中心に位置する位置情報通信機器40の緯度及び経度と、各表示端末10の緯度及び経度とを用いて、算出することができる。経緯座標から距離を求める方法は任意である。
次に、コンテンツ提示対象決定手段213は、特定された表示端末10の視野角内に、特定された領域が含まれるか否かを判定する。コンテンツ提示対象決定手段213は、当該判定のために、位置情報記憶手段203に格納された表示端末10の経緯座標、向き及び視野角の情報、並びに、領域の中心の位置情報通信機器40の経緯座標を用いる。ここで、向き及び視野角は、「度」で表されているものとする。特に、向きは、北の方角からの差異を、反時計回りに0度〜359度で表すものとする(向きの表現は任意である)。当該判定方法の例について、図9(b)を用いて詳細に説明する。
図9(b)は、上記の判定を説明するための図である。図9(b)に含まれる要素は,図9(a)に示した要素と同様である。ここでは、特定された表示端末10aの視野角内に、領域aが含まれるか否か判定する例について説明する。当該判定のために、例えば、表示端末10aの位置を原点とし、北の方角をy軸、東の方角をx軸とする。次に、原点から、表示端末10aの向きθd±θv/2の角度に引かれる、視野角の境界を表す二本の直線を引く。図9(b)の例では、θd=180[度]である場合の例が描かれている。そして、原点から領域aの中心位置に引かれる直線の傾き(x1−x0、y1−y0)が、上記の視野角の境界を表す二本の直線の傾き(tan(θd±θv/2))の間にある場合に、特定された領域が視野角内に含まれると判定することができる。
上の例では、全ての装置が平面状に配置され、かつ、緯度と経度の差が、同一の距離の差となる前提で計算を行っているが、この方法は一例であり、より複雑な計算を用いて、厳密に判定を行ってもよい。また、位置情報を含む測位信号の送信出力によって決定される、領域aの半径を用い、領域aを表す円が、視野角の境界線内に含まれる場合に、領域が視野角に含まれると判定してもよい。このためには、原点から領域aを表す円に引くことのできる二つの接線の傾きが、視野角の境界を表す二つの直線の傾きの範囲内に含まれるかどうかを判定すればよい。
このようにして、コンテンツ提示対象決定手段213は、特定された表示端末10の視野角内に、特定された領域が含まれるか否かを判定する。図9(a)の例では、領域aは、表示端末10aの視野角内に含まれ、表示端末10b、10cの視野角内に含まれないと判定される。同様に、領域bも、表示端末10cの視野角内に含まれると判定される。そこで、コンテンツ提示対象決定手段213は、コンテンツの提示対象となる通信端末30と、コンテンツを表示する表示端末10とを、以下のように決定する。
コンテンツの提示対象となる通信端末30:30a−30e
コンテンツを表示する表示端末10 :表示端末10a
及び、
コンテンツの提示対象となる通信端末30:30f−30j
コンテンツを表示する表示端末10 :表示端末10c
そして、コンテンツ提示対象決定手段213は、決定した通信端末の識別情報を、コンテンツ選択手段209に渡し、決定した表示端末の識別情報を、コンテンツ送信手段210に渡す。
[動作手順]
本発明の実施の形態におけるコンテンツ管理システム1の動作手順を説明する。
図16は、本発明の実施の形態においてコンテンツ管理システム1の動作手順を示すシーケンス図の一例である。
S101:通信端末30のユーザは、通信端末30の表示部327に表示されるユーザ属性情報入力画面等を用いて、入力部328を介しユーザ属性情報を入力し、入力後、送信ボタンのソフトキーを押下する。
S102:通信端末30の属性情報通知手段306は、入力されたユーザ属性情報と、記憶手段303に記憶されている通信端末30の識別情報(例えばMACアドレス)とを、通信I/F手段307を介して情報管理サーバ20に送信する。
S103:情報管理サーバ20の属性情報管理手段205が、通信I/F手段204により受信されたユーザ属性情報と識別情報とを受け付けると、属性情報記憶手段206に識別情報に対応付けたユーザ属性情報を記憶する(図12参照)。
上述したステップS101〜S103の手順は、コンテンツが選択される事前に実施されていればよく、後述するステップとの順序は問わない。なお、本発明の実施形態では、通信端末30をユーザが操作することによりユーザ属性情報を情報管理サーバ20に送信したが、情報管理サーバ20がユーザ属性情報を取得する方法はこれに限らない。例えば、情報管理サーバ20において外部記録媒体や他の機器に記憶されているユーザ属性情報を用いて属性情報記憶手段206に記憶してもよいし、情報管理サーバ20のユーザによって手動で入力されてもよい。
S104:位置情報通信機器40の位置情報通知手段402は、位置情報格納手段401から取得した位置情報を、位置情報通信I/F手段403を介しIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S105:通信端末30の位置情報受付・更新手段102は、周期的(例えば1分周期)に行われる位置情報の受信処理により、位置情報通信機器40から送信される位置情報を位置情報通信I/F手段101を介して受信する。なお、通信端末30が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。また、情報管理サーバ20が位置情報通信機器40に対して、周期的(例えば60分毎)に位置情報通知を送信するように要求をしてもよい。
S106:位置情報受付・更新手段102は、受信した位置情報を、記憶手段103に記憶する。
S107:位置情報受付・更新手段102は、記憶手段103に記憶された通信端末30の識別情報と受信した位置情報とを、位置情報通信I/F手段101を介し情報管理サーバ20の宛先アドレスに送信する。
S108:位置情報通信機器40の位置情報通信I/F手段403は、宛先アドレスと、自機が保有するルーティングテーブルに基づき、ゲートウェイ装置50に転送する。
S109:ゲートウェイ装置50の通信変換手段501は、位置情報通信機器40から転送された無線ネットワーク97の通信方式(プロトコル)のデータを、ネットワーク98に適合する形式に変換する。通信変換手段501は、変換したデータを、情報管理サーバ20に送信する。
S110:情報管理サーバ20の位置情報管理手段202は、位置情報通信I/F手段201を介して受信した通信端末30の位置情報と識別情報とを対応付けて位置情報記憶手段203に記憶する(図11参照)。
上述したステップS104〜S110の手順により、情報管理サーバ20は、通信端末30の位置情報を取得する。ステップS104〜S110の手順は、表示端末10においても同様に実行され、情報管理サーバ20は表示端末10の位置情報を取得することができる。なお、表示端末10が、可搬性が低く、場所に固定的に設置されている場合等は、予め表示端末10の位置情報を位置情報記憶手段203に記憶させてもよい。これにより、表示端末10において位置情報通信I/F手段101が不要となる。
S111:情報管理サーバ20のユーザ履歴管理手段211は、位置情報記憶手段203に格納された通信端末30の位置情報を用いて、領域ごとに、その領域に属する通信端末30の識別情報を取得し、ユーザ履歴記憶手段212に格納する(図15参照)。このとき、格納した時刻を、日時の項目に格納する。
S112:情報管理サーバ20は、上述したS104−S108と同様に、位置情報をさらに受信する。
S113:情報管理サーバ20のユーザ履歴管理手段211は、ステップS111と同様に、所定のタイミングで、各領域に属する通信端末30の識別情報を、ユーザ履歴記憶手段212に格納する。
S114:情報管理サーバ20のコンテンツ提示対象決定手段213は、位置情報記憶手段203に格納された、各通信端末の位置情報を参照し、所定数以上の通信端末30が含まれる領域を特定する。
S115:情報管理サーバ20のコンテンツ提示対象決定手段213は、ステップS114で特定した領域の近くの表示端末10を特定する。
S116:情報管理サーバ20のコンテンツ提示対象決定手段213は、ステップS115で特定した表示端末のうち、ステップS114で特定した領域が視野角に含まれる表示端末を特定する。
S117:コンテンツ選択手段209は、属性情報記憶手段206に記憶されている識別情報の中から、ステップS114で特定された領域に含まれる通信端末30の識別情報に対応するユーザ属性情報を検索する。このとき検索対象となるユーザ属性情報の種類は、優先度記憶手段208に記憶されている優先度の最も高いユーザ属性情報の種類である。
S118:コンテンツ選択手段209は、優先度の高いユーザ属性情報の種類のうち、最も多いユーザ属性情報に対応するコンテンツをコンテンツ情報記憶手段207から選択する。
S119:コンテンツ送信手段210は、コンテンツ選択手段209によって選択されたコンテンツを、ステップS116で特定された表示端末10に、通信I/F手段204を介して送信する。
S120:表示端末10のコンテンツ受信手段105が通信I/F手段104を介してコンテンツを受信すると、受信したコンテンツを記憶手段103に記憶し、コンテンツ表示手段106にコンテンツが記憶されている場所(アドレス)を通知する。コンテンツ表示手段106は、通知されたアドレスに基づきコンテンツを表示する。
上述したステップS114〜S120の手順は、予め定めた一定の時間(例えば3分間)の経過後や情報管理サーバ20が通信端末30からの位置情報の受信を契機に繰り返される。
[フローチャート]
図17は、本発明の実施の形態における情報管理サーバ20が、コンテンツの提示対象となる通信装置及び表示端末を決定し、提示するコンテンツそのものを選択する処理の一例を示したフローチャート図である。以下で示される処理は、一定時間おきに、繰り返し実行され得る。
S201:位置情報記憶手段203に格納された、各通信端末の位置情報を参照し、所定数以上の通信端末30が含まれる領域を特定する。
S202:ステップS201で領域が特定できた場合には、ステップS203に進む。そうでない場合には、当該処理を終了する。
S203:ステップS201で特定した領域の近くの表示端末10を特定する。特定される表示端末10の数は任意である。
S204:ステップS203で一以上の表示端末が特定できた場合には、ステップS204に進む。そうでない場合には、当該処理を終了する。
S205:ステップS203で特定した表示端末10のうち、ステップS201で特定した領域が視野角に含まれる表示端末を特定する。表示端末の特定するために、例えば、上述した、表示端末10の経緯座標、向き及び視野角の情報、並びに、領域の中心の位置情報通信機器40の経緯座標を用いる方法を用いることができる。
S206:ステップS205で表示端末が特定できた場合には、ステップS207に進む。そうでない場合には、当該処理を終了する。なお、二以上の表示端末が特定された場合には、当該領域に最も近い表示端末を特定してもよい。
S207:属性情報記憶手段206に記憶される情報の中から、ステップS201で特定した領域に含まれる通信端末の識別情報に対応するユーザ属性情報を抽出する。
S208:優先度記憶手段208に記憶される最も優先度の高いユーザ属性情報の種類(例えば、性別、出身地、趣味等のカテゴリー)のうち、最も多いユーザ属性情報を抽出する。例えば、最も優先度の高いユーザ属性情報の種類が「性別」である場合、ユーザ属性情報である「男性」が「女性」より多い場合は、ユーザ属性情報として「男性」を抽出する。
S209:抽出した最も多いユーザ属性情報に対応するコンテンツを、コンテンツ情報記憶手段207に記憶される情報の中から選択する。
S210:コンテンツ送信手段210は、選択したコンテンツを、ステップS203で特定した表示端末10に送信する。
S211:コンテンツの送信後、所定の時間(例えば3分間)が経過しているか否かが判定される。所定の時間が経過すると、本処理は終了する。所定の時間が経過していない(NO)場合、所定の時間が経過するまで以降の処理に移らず待機する。
以上、本発明の実施の形態においてコンテンツ管理システム1は、デジタルサイネージを視認可能な位置にいるユーザに対して、そのユーザの属性情報に基づき選択されたコンテンツを提示することができ、効果的なコンテンツ(広告)提供を可能とする。
[変形例]
以下で、本発明の一実施形態におけるコンテンツ管理システム1の動作の変形例を説明する。コンテンツ管理システム1は、図16を用いて説明した動作シーケンスに代えて、図18に示す動作を行うことができる。ここで、図18に示されるステップのうち、ステップS314を除くステップは、図16に示されるステップと同様である。
図18のステップS314では、情報管理サーバ20のコンテンツ提示対象決定手段213は、ユーザ履歴記憶手段212に記憶された、各領域のユーザ履歴を参照する。そして、コンテンツ提示対象決定手段213は、所定の時間内、その領域に留まっている通信端末(ユーザ)の数が、所定数以上である、領域を特定する。例えば、図15に例示されるユーザ履歴において、所定の時間が30分と設定されている場合、以下の識別情報を有する通信端末が、その領域に継続して留まっていたことがわかる。
−002673abcd02
−002673abcd03
従って、この場合、所定数が「2」であれば、コンテンツ提示対象決定手段213は、当該領域を特定する。コンテンツ提示対象決定手段213は、同様の処理を繰り返して、条件に適合する領域を全て特定する。以降の表示端末を特定するステップは、図16で説明した手順と同様である。
対応するフローチャートを図19に示す。ここでは、図19のステップS401を除いて、図17に示したステップと同様の処理を行う。ステップS401では、上述したように、所定数以上の通信端末が所定時間以上留まっている領域が特定される。
当該処理によって、本発明の一実施形態におけるコンテンツ管理システム1は、一時的に通過したユーザではなく、そこに留まっているユーザを対象とし、そのユーザが視認可能なデジタルサイネージに対して、嗜好に合ったコンテンツを提示することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 コンテンツ管理システム
10 表示端末
20 情報管理サーバ
30 通信端末
40 位置情報通信機器
50 ゲートウェイ装置
105 コンテンツ受信手段
106 コンテンツ表示手段
202 位置情報管理手段
203 位置情報記憶手段
206 属性情報記憶手段
207 コンテンツ情報記憶手段
208 優先度記憶手段
209 コンテンツ選択手段
210 コンテンツ送信手段
211 ユーザ履歴管理手段
212 ユーザ履歴記憶手段
213 コンテンツ提示対象決定手段
特開2012−098598

Claims (10)

  1. コンテンツを表示する表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバであって、
    前記コンテンツを記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    前記位置情報に基づき、前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択手段と、
    を有する、情報管理サーバ。
  2. 前記表示端末選択手段は、所定数以上の前記通信端末が含まれる領域を特定し、該領域の位置情報に基づき、前記表示端末を選択する、
    請求項1に記載の情報管理サーバ。
  3. 前記通信端末のユーザ属性を記憶するユーザ属性記憶手段と、
    前記画面を視認可能な範囲に属する前記通信端末のユーザ属性に基づき、前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されたコンテンツの中から送信するコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と
    をさらに有する、請求項1又は2に記載の情報管理サーバ。
  4. 前記位置情報は、該位置情報を送信する通信機器ごとに定められる所定の領域を表し、
    前記コンテンツ選択手段は、前記所定の領域に含まれる前記通信端末の数が一定数以上である場合に、該通信端末のユーザ属性に基づき、前記コンテンツを選択する、
    請求項3に記載の情報管理サーバ。
  5. 一定時間以上留まっていた前記通信端末が一定数以上である領域が前記所定の領域として特定される、
    請求項4に記載の情報管理サーバ。
  6. 前記視認可能な範囲は、前記表示端末の向き及び視野角によって定められる、
    請求項1ないし5何れか一項に記載の情報管理サーバ。
  7. 前記ユーザ属性の種類の中から、配信するコンテンツを選択するために用いるユーザ属性の種類の優先度を記憶する優先度記憶手段と、
    前記コンテンツ選択手段は、前記優先度の高いユーザ属性の種類のうち、最も多いユーザ属性に基づき、送信するコンテンツを選択する、
    請求項1乃至6いずれか一項に記載の情報管理サーバ。
  8. 前記位置情報は、地上補完信号を用いて送信された位置情報である、
    請求項1乃至7何れか一項に記載の情報管理サーバ。
  9. コンテンツを表示する表示端末と、前記表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバとを有する情報管理システムであって、
    前記情報管理サーバは、
    前記コンテンツを記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    前記通信端末の位置情報に基づき、前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択手段と、
    を有し、
    選択された前記表示端末が前記コンテンツを表示する、
    情報管理システム。
  10. コンテンツを表示する表示端末及び通信端末の位置情報を管理し、前記表示端末にコンテンツを送信する情報管理サーバに、
    前記通信端末の位置情報に基づき、記憶手段に記憶された前記コンテンツが表示される画面を視認可能な範囲に前記通信端末が属する前記表示端末を選択する表示端末選択段階
    を実行させる、情報管理プログラム。
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