JP6356889B1 - リモートサーバ、ユーザ端末、それらの制御方法、プログラム、及び広告情報配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通行人が看板やデジタルサイネージに表示されている広告の情報に、通行人と表示装置との距離に関わらず、通行人の所有する端末からアクセスする仕組みを提供する。【解決手段】広告情報配信システムは、ユーザが所持するユーザ端末が表示装置と所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信と、第一の通信より広域な範囲において通信を行う第二の通信とを有する。リモートサーバは、第一の通信を用いて、所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションをユーザ端末において起動させるトリガ信号を検出したユーザ端末に送信し、リモートサーバとユーザ端末との位置関係に応じて第一の通信又は第二の通信を用い、アプリケーションを介して入力されたユーザの操作情報をユーザ端末から取得し、アプリケーションから送信された広告要求に応じて詳細情報を送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、リモートサーバ、ユーザ端末、それらの制御方法、プログラム、及び広告情報配信システムに関する。
ビルの壁面などに設置される看板やデジタルサイネージ(電子看板)では、視聴者がどの広告メッセージにどの程度興味を持ったかという広告メッセージによる広告効果を取得することが困難であった。そのためこれまでは、看板を見たか見ていないかに関わらず、看板の前を通過する通行者の数を計測することで広告効果を推測していた。
また、広告を見て興味を持ったとしても、通行人が広告内容に関してより詳細な情報を入手することが困難であり、広告を見て携帯端末などで情報源にアクセスしないことが多く、広告の効果が充分に得られないという問題もあった。
例えば、特許文献1には、広告データを表示装置に表示し、付随データを通行人の携帯端末に送信するシステムが提案されている。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、上記従来技術では、広告データを表示する表示装置の前を通行する全ての人に広告データを配信している。しかし、配信した先のユーザ端末における操作情報を収集しておらず、配信した先のユーザが広告データに興味を持ったか、或いは広告データのどの部分に興味を持ったかを判断することは困難である。操作情報を収集することは、広告メッセージを視聴したユーザに対する広告効果を評価するうえで非常に有用な情報となる。
また、デジタルサイネージ等の表示装置の前を通行する人は、当該表示装置との距離が常に変化するものである。従って、所定の通信範囲を有する通信方式を使用して、表示装置とユーザ端末との間で無線通信を行う場合、それらの間の距離に応じて当該通信が切断される可能性が高い。つまり、広告データを配信した後も継続的に操作情報を得るためには、広告データを受信した携帯端末が表示装置から離れた場合にも通信が可能であるように、必要に応じて通信方式を切り替えて通信を継続する必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、通行人が看板やデジタルサイネージに表示されている広告の情報に当該通行人の所有する端末からアクセスする仕組みを提供し、通行人と表示装置との距離に関わらずアクセスデータを好適に収集する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、例えば、広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバであって、ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段と、前記第一の通信手段を用いて、前記所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、前記表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションを前記ユーザ端末において起動させるトリガ信号を、検出したユーザ端末に送信するトリガ手段と、前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションを介して入力された前記ユーザの操作情報を前記ユーザ端末から取得する操作情報取得手段と、前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションから送信された広告要求に応じて前記詳細情報を送信する広告情報通知手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、例えば、広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバに接続して情報を取得するユーザ端末であって、広告情報をユーザに通知するための出力手段と、ユーザ入力を受け付けるための入力手段と、前記リモートサーバに関連した所定領域の範囲内において前記リモートサーバと近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段と、前記第一の通信手段を用いて、前記リモートサーバに接続し、受信したトリガ信号に応じて前記表示内容に連携した詳細情報を取得するためのアプリケーションを起動するトリガ手段と、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記入力手段を介してユーザの操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段は前記第二の通信手段を用いて前記リモートサーバから送信された前記詳細情報を受信するための広告情報受信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、広告を表示する表示装置と、前記表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバと、該リモートサーバに接続して情報を取得するユーザ端末とを備え、表示装置の表示内容に連携した情報を配信するための広告情報配信システムであって、前記リモートサーバは、ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段と、前記第一の通信手段を用いて、前記所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、前記表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションを前記ユーザ端末において起動させるトリガ信号を、検出したユーザ端末に送信するトリガ手段と、前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションを介して入力された前記ユーザの操作情報を前記ユーザ端末から取得する操作情報取得手段と、前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションから送信された広告要求に応じて前記詳細情報を送信する広告情報通知手段とを備え、前記ユーザ端末は、広告情報をユーザに通知するための出力手段と、ユーザ入力を受け付けるための入力手段と、前記リモートサーバに関連した所定領域の範囲内において前記リモートサーバと近距離無線通信を行う第三の通信手段と、前記第三の通信手段より広域な範囲において通信を行う第四の通信手段と、前記第三の通信手段を用いて、前記リモートサーバに接続し、受信したトリガ信号に応じて前記表示内容に連携した詳細情報を取得するためのアプリケーションを起動する起動手段と、前記入力手段を介してユーザの操作情報を取得し、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第三の通信手段又は前記第四の通信手段を用いて、取得した該操作情報を前記リモートサーバに通知する操作情報通知手段と、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第三の通信手段又は前記第四の通信手段を用いて前記リモートサーバから送信された前記詳細情報を受信するための広告情報受信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、通行人が看板やデジタルサイネージに表示されている広告の情報に当該通行人の所有する端末からアクセスでき、通行人と表示装置との距離に関わらずアクセスデータを好適に収集することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<広告情報配信システムの構成>
以下では、本発明の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る広告情報配信システムの構成例について説明する。なお、以下で説明するシステム構成は、本発明に適用されうる一例を示すものであり、本発明を限定する意図はなく、各コンポーネントの台数や種別を限定する意図はない。また、後述するサーバ等はその機能が分散して設けられてもよいし、複数のサーバが1台の装置で実現されてもよい。特に、リモートサーバ101、操作情報データベース105、広告情報データベース106、及び広告サーバ107は1台の情報処理装置(サーバ装置)で実現されてもよい。
以下では、本発明の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る広告情報配信システムの構成例について説明する。なお、以下で説明するシステム構成は、本発明に適用されうる一例を示すものであり、本発明を限定する意図はなく、各コンポーネントの台数や種別を限定する意図はない。また、後述するサーバ等はその機能が分散して設けられてもよいし、複数のサーバが1台の装置で実現されてもよい。特に、リモートサーバ101、操作情報データベース105、広告情報データベース106、及び広告サーバ107は1台の情報処理装置(サーバ装置)で実現されてもよい。
本広告情報配信システムは、リモートサーバ101、表示装置102、携帯端末(ユーザ端末)103、操作情報データベース105、広告情報データベース106、及び広告サーバ107を含んで構成される。各装置は、ネットワーク104を介して相互通信可能に接続される。リモートサーバ101は、本システムを統括的に制御するためのサーバであり、携帯端末103のユーザが興味を持った広告の詳細情報(以下、詳細情報と称する。)を携帯端末103に配信するとともに、ユーザが携帯端末103に入力したデータ(以下、操作情報と称する。)を当該携帯端末103から取得することで広告の効果を評価するための情報を取得する。表示装置102は、ビル等の建造物に設置されるデジタルサイネージ等の表示装置であって、リモートサーバ101と関連した位置で広告を表示する。ここで、リモートサーバ101と関連した位置とは、例えば、リモートサーバ101が交差点などの通行人が多い場所に設置される場合は、交差点付近にある建造物の屋外壁面といった交差点からユーザが視認可能な位置である。なお、当該表示装置102は、屋外に設置されてもよいし、屋内に設置されてもよい。例えば、当該表示装置102及び当該リモートサーバ101がトイレ等の個室に設置されてもよいし、タクシー、バス、電車、航空機等の交通機関の機内に設置されてもよい。
操作情報データベース105は、携帯端末103から取得した当該携帯端末103を所有するユーザの操作情報を格納するデータベースである。なお、ここでは、操作情報データベース105には、携帯端末103に関する操作情報が格納される例について説明しているが、他の携帯端末における操作情報も格納されることは言うまでもない。広告情報データベース106は、表示装置102に表示された広告に関連する詳細情報や、当該詳細情報を閲覧可能なアクセス先の情報を格納するデータベースである。広告サーバ107は、(表示装置102に表示する広告が変更可能な場合には)広告を表示装置102に登録し、当該広告に関連する情報を広告情報データベース106に登録し、リモートサーバ101に広告情報が登録された旨を通知するサーバである。本明細書においては、リモートサーバ101から携帯端末103に対して初期に通知される、表示装置102に表示されている広告に関する情報であって、当該広告に関する詳細情報へのアクセス情報を含む情報を初期情報と称し、初期情報と詳細情報とを総称して広告情報と称する。
なお、操作情報データベース105又は広告情報データベース106はそれぞれ複数あってもよく、リモートサーバ101又は広告サーバ107の内部に設けられてもよいし、1台のリモートサーバ101又は1台の広告サーバ107によって操作情報データベース105及び広告情報データベース106の少なくとも1つの機能が実現されてもよい。また、リモートサーバは1つ以上の表示装置102に関連した広告情報を配信すればよく、1つの表示装置102に対して複数のリモートサーバ101が配置されてもよい。
携帯端末103は、ユーザ(通行人)が所有する装置であり、表示装置102に表示された広告内容にユーザが興味を持ち、広告内容に関連する詳細情報を取得する際に使用されるパーソナルコンピュータやスマートフォン等の携帯端末である。リモートサーバ101と携帯端末103とは近距離無線通信と広域ネットワークを介した通信とが可能であり、携帯端末103がリモートサーバ101に接近した際に、近距離無線通信を介して通信が確立され、操作情報及び広告情報の送受信が行われる。ユーザが通行人であって、通信確立後に当該近距離無線通信の通信範囲外に退出した場合でも操作情報及び広告情報の送受信が可能なように、携帯端末103は、近距離無線通信の接続断の後は広域ネットワークを介した通信に切り替えてリモートサーバ101と通信を継続することができる。
本システムにおいては、まず広告サーバ107に、表示装置102に表示すべき広告及び広告に関連する情報が、表示装置102の管理者によって登録される。広告サーバ107はネットワーク104を介して表示装置102に広告を設定して表示させ、広告情報データベース106に広告情報を登録するとともにリモートサーバ101に広告が登録されたことを通知する。すると、広告サーバ107から通知を受信したリモートサーバ101が広告情報データベース106にアクセスし、登録された広告に関する情報を取得して携帯端末103への配信を開始する。これにより、携帯端末103が、リモートサーバ101を介して広告情報へアクセスすることが可能になる。例えば、携帯端末103のユーザが歩行中に表示装置102に表示される広告を見て興味を持ち、広告映像や割引券といった広告情報を得るために携帯端末103を操作してリモートサーバ101へアクセスし、携帯端末103の画面で広告情報を確認することができる。
携帯端末103がユーザから受け付けた操作情報は、リモートサーバ101によって操作情報データベース105に送信されて蓄積される。これらの操作情報は、表示装置102に表示された広告の効果を判断するための材料として用いられてもよいし、表示装置102自体の効果を判断するための材料として用いられてもよい。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るシステムに含まれる各装置の構成例について説明する。
<リモートサーバの構成>
まず、図2を参照して、リモートサーバ101の構成例について説明する。リモートサーバ101は、制御部201、近距離無線I/F202、及び広域ネットワークI/F203を備える。各コンポーネントはバス(不図示)を介して情報をやり取りすることができる。制御部201はさらに、トリガ部211、操作情報取得部212、広告情報通知部213、及び切替部214を備える。
まず、図2を参照して、リモートサーバ101の構成例について説明する。リモートサーバ101は、制御部201、近距離無線I/F202、及び広域ネットワークI/F203を備える。各コンポーネントはバス(不図示)を介して情報をやり取りすることができる。制御部201はさらに、トリガ部211、操作情報取得部212、広告情報通知部213、及び切替部214を備える。
近距離無線I/F202は、LAN(近距離無線通信)を介して携帯端末と接続可能である。近距離無線通信 は、リモートサーバ101と関連した位置を通信範囲としてリモートサーバ101が携帯端末103と通信を行うために使用される。近距離無線通信は、例えば、IEEE 802.11規格に準拠した無線LAN(Wi−Fi)やBluetooth(登録商標)、NFCや赤外線通信など、所定範囲内で通信可能な通信方法であればよい。通信範囲としては、例えば、表示装置102がビルの屋上に設置されている場合、当該表示装置102をユーザが視認可能な範囲として、ビルの手前の交差点を含む領域として設定される。
広域ネットワークI/F203は、広域ネットワークを介して操作情報データベース105及び広告情報データベース106に接続される。広域ネットワークは、近距離無線通信より広域な通信範囲を持つ無線通信または有線通信の手法である。例えば、LTEやLTE−Aといったセルラネットワーク、衛星通信、及びイーサネット(登録商標)などの通信方法が考えられる。近距離無線通信でリモートサーバ101と携帯端末103との接続を確立した後にユーザが移動して近距離無線通信の通信範囲から退出した後、携帯端末103が広域ネットワークを用いて操作情報をリモートサーバ101に送信することが考えられる。したがって、接続確立後は、近距離無線通信の接続断などの通信状況や、リモートサーバ101と携帯端末(ユーザ端末)103との位置状況に応じて、切替部214が通信方法を切り替えて近距離無線I/F202又は広域ネットワークI/F203を介して広告情報や操作情報を送受信することが望ましい。
トリガ部211は、近距離無線I/F202を介して、リモートサーバ101と通信する携帯端末103にトリガ信号を送信する。例えば、携帯端末103がスマートフォン等の場合、トリガ信号の受信によって携帯端末103上のアプリケーションを起動してよい。例えば、近距離無線通信にWi−FiやBluetoothなどを用いる場合、リモートサーバ101はアクセスポイントモードでビーコン信号を送信し、ビーコン信号を受信した携帯端末103が接続を確立するプロセス(ペアリングなど)を携帯端末103の検出として用いてよい。また、ビーコン信号を用いず、例えば近距離無線通信にNFCなどを用いる場合、リモートサーバ101の近距離無線I/F202が携帯端末103の近距離無線I/F302のポーリングを行い、携帯端末103の検出及びトリガ信号の送信を実現してもよい。
<携帯端末の構成>
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る携帯端末103の構成例について説明する。携帯端末103は、制御部301、近距離無線I/F302、広域ネットワークI/F303、出力部304、及び入力部305を備える。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る携帯端末103の構成例について説明する。携帯端末103は、制御部301、近距離無線I/F302、広域ネットワークI/F303、出力部304、及び入力部305を備える。
制御部301はさらに、アプリ310及びトリガ受信部311を含む。トリガ受信部311は、リモートサーバ101からトリガ信号を受信した際にアプリ310を起動する。アプリ310はさらに、切替部321、広告情報受信部322、及び操作情報通知部323を備える。アプリ310は起動後に、近距離無線通信I/F302を介してリモートサーバ101と通信を確立し、入力部305を介して取得したユーザの操作情報(ユーザ入力)を近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101に送信するとともに、近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101から受信した詳細情報を出力部304に出力する。アプリ310は、例えば、ROM等に記憶され、RAM等に展開されることで制御部301によって実行されるアプリケーションであってよい。また、アプリ310は、例えば、携帯端末103がリモートサーバ101に接続するたびにトリガ信号とともにリモートサーバ101から受信するアプリケーションであってもよい。この場合、アプリ310は例えばWebブラウザ上で動作してもよい。
近距離無線I/F302はLANを介してリモートサーバ101と接続可能である。ユーザの移動などで近距離無線通信の通信範囲外に移動した場合、携帯端末103は切替部321で通信方式を広域ネットワークI/F303を介した通信に切り替えて通信を継続する。広域ネットワークI/F303はネットワーク104を介してリモートサーバ101と接続可能である。ここで、切替部321はアプリ310に含まれるものとして示されているが、制御部301に含まれてアプリ310に含まれない形態で実現されてもよく、制御部301に含まれない形態で実現されてもよい。
上述ような切替部321を用いて、広告情報受信部322と操作情報通知部323は以下に示す処理を制御する。広告情報受信部322は、リモートサーバ101と携帯端末103との間の距離に応じて、近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を用いて、リモートサーバ101から詳細情報などの広告情報を受信し、出力部304に受信した詳細情報を出力する。また、操作情報通知部323は、リモートサーバ101と携帯端末103との間の距離に応じて、近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介して、入力部305を介して取得したユーザの操作情報をリモートサーバ101に通知する。
出力部304は、情報を表示するディスプレイを含む。加えて、音声出力やバイブレーション機能などを含んでもよい。入力部305は、ユーザ入力を受け付けるユーザインタフェースであり、ポインティングデバイスやハードウェアキーを備えてもよい。また、音声入力が可能であってもよい。さらに、入力部305は、例えばディスプレイ上を操作されたことを感知するタッチパネル式の入力デバイスを備えてもよい。
<全体シーケンス>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る広告情報配信システムの全体シーケンスについて説明する。なお、ここでは、携帯端末103が、リモートサーバ101からトリガ信号及び初期情報を受信し、その後に、リモートサーバ101と携帯端末103との間で、操作情報や詳細情報を送受信する際の流れについて説明する。ここでは、近距離無線通信にはIEEE 802.11規格に準拠した無線LANが用いられるものとして説明を行うが、前述したように、所定領域内で通信可能な他の近距離無線通信方式が適用されてもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る広告情報配信システムの全体シーケンスについて説明する。なお、ここでは、携帯端末103が、リモートサーバ101からトリガ信号及び初期情報を受信し、その後に、リモートサーバ101と携帯端末103との間で、操作情報や詳細情報を送受信する際の流れについて説明する。ここでは、近距離無線通信にはIEEE 802.11規格に準拠した無線LANが用いられるものとして説明を行うが、前述したように、所定領域内で通信可能な他の近距離無線通信方式が適用されてもよい。
ステップS401で、携帯端末103は、リモートサーバ101が送信しているビーコンを近距離無線I/F302を介して検出する。ここで、ビーコンとは、IEEE 802.11規格におけるビーコンであってよく、リモートサーバ101によって定期的にブロードキャスト送信されるものである。例えば、携帯端末103を所有するユーザが表示装置102を視認可能な位置であって、リモートサーバ101と近距離無線通信を行うことができる所定の範囲に侵入した際に、携帯端末103は当該ビーコンを検出することができる。ステップS402で、携帯端末103は、近距離無線I/F302を介してビーコンを送信するリモートサーバ101に接続要求を送信する。そして、ステップS403で、リモートサーバ101は、携帯端末103に広告情報及び操作情報を送受信するためのアプリ310を起動させるトリガ信号を近距離無線I/F202を介して送信する。
なお、ここでは、携帯端末103が近距離無線I/F302を介してリモートサーバ101を検出できるよう、リモートサーバ101が近距離無線I/F202を介してビーコンを定期的に送信するものとするが、携帯端末103が近距離無線I/F302を介してビーコンを送信し、リモートサーバ101が近距離無線I/F202を介して携帯端末103を検出してもよい。
ステップS403で、携帯端末103が近距離無線I/F302を介してトリガ信号を受信すると、携帯端末103は広告情報及び操作情報を送受信するために、ステップS404でアプリ310を起動する。アプリ310は、ROM(Read Only Memory)(不図示)に記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)上に展開することで実現されてよい。または、リモートサーバ101から受信したプログラムをRAM(Random Access Memory)上に展開することで実現されてもよい。ステップS404でアプリ310が起動されると、ステップS405で、アプリ310は、近距離無線I/F302を介してリモートサーバ101に端末情報を送信する。ここで、端末情報はユーザによって予め設定されたユーザに関する情報であってもよいし、シリアル番号、電話番号やMACアドレスなどの携帯端末103に関する情報であってもよい。
ステップS406で、リモートサーバ101は、近距離無線I/F202を介して携帯端末103に初期情報を送信する。初期情報は、初期画面として出力部304に表示するための情報であり、例えば表示装置名や表示装置102に表示されている広告に関連した文字、画像、又は動画を含む。また、初期情報は広域ネットワークI/F302を介してリモートサーバ101にアクセスするために必要なアドレス等を含む。初期情報の少なくとも一部は携帯端末103に予め保存されてもよい。次に、ステップS408で、携帯端末103のアプリ310は受信した初期情報を用いて初期画面を出力部304に表示する。
ここで、図5Aを参照して初期画面の一例について説明する。図5Aに示す初期画面は、広告に興味を持ったユーザが、表示装置102に表示された広告に関する詳細情報を取得するための画面である。初期画面は、広告一覧501及び動作一覧502を含む。広告一覧501は、初期情報に含まれる表示装置102に表示された広告のサムネイル画像や文字を含む。図5Aに示すように、表示装置102に複数の広告が登録されている場合は、広告一覧501に複数の広告が表示されてよい。しかしながら、表示装置102に登録される広告全てが広告一覧501に一度に表示される必要はなく、広告一覧501に表示される広告の数は1つ以上であればよい。
動作一覧502には、広告一覧501に表示される広告のうち1つの広告に対して行うことが可能な動作一覧が表示される。例えば、広告一覧501に表示される広告の1つの詳細情報が動画を含む場合、動画を閲覧する動作が動作一覧502に含まれてよい。また、例えば表示装置102に表示された広告が商品に関するものであって、近くに売り場があることが詳細情報に含まれる場合には、売り場の情報の取得も動作一覧502に含まれてよい。また、本発明を図5Aに示す構成に限定する意図はなく、広告に関連する情報を取得する種々の動作が含まれてもよい。また、動作一覧502は複数あってもよく、例えば広告一覧501に表示された広告ごとに動作一覧502が表示されてよい。
図4の説明に戻る。ステップS409で、アプリ310は入力部305を介してユーザからの操作を受け付ける。例えば、アプリ310は、複数の広告の動作一覧502を閲覧するために広告一覧501上の操作を受け付けてもよいし、特定の広告に対して詳細情報を取得するために動作一覧502上の操作を受け付けてもよい。いずれの操作に対しても、アプリ310は入力部305への入力を取得する。
ステップS410で動作一覧502上の詳細情報を取得するユーザ操作を受け付けると、ステップS411で、アプリ310は、これまでに入力された操作情報を近距離無線I/F302を介してリモートサーバ101に送信する。従って、携帯端末103は、入力部305を介して受け付けたユーザ操作の履歴情報をROM(不図示)等に保持しておくことが望ましい。ステップS412で、リモートサーバ101は近距離無線I/F202を介して受信した操作情報を操作情報データベース105に蓄積するとともに、操作情報の中に詳細情報の要求が含まれていることをステップS413で判断する。続いてステップS414で、リモートサーバ101は、広告情報取得手段として機能し、要求された詳細情報を取得すべく広域ネットワークI/F203を介して広告情報データベース106と通信し、ステップS415で広域ネットワークI/F202を介して広告情報データベース106から詳細情報を受信する。ステップS416で、リモートサーバ101は広告情報データベース106から取得した詳細情報を近距離無線I/F202を介して携帯端末103に送信する。ステップS417で、携帯端末103のアプリ310は近距離無線I/F302を介して受信した詳細情報を用いて出力部304に出力する画面を更新する。なお、ここでは、リモートサーバ101が携帯端末103に対して詳細情報そのものを送信しているが、詳細情報を閲覧するためのURL等のアクセス情報を携帯端末103に送信してもよい。この場合、携帯端末103は、当該アクセス情報を用いて、別のサーバ等にアクセスすることにより詳細情報を取得する。これにより、リモートサーバ101が送信する情報量を低減することができ、リモートサーバ101の負荷を軽減するとともに、ユーザ操作に対する応答速度を改善することができる。
ここで、図5Bを参照して詳細情報を用いて画面更新を行った後の画面の一例を説明する。図5Bに示す画面は、図5Aにおいてアプリ310が広告映像を閲覧する操作を受け付けた際の画面である。一実施形態においては、動画プレイヤー511が広告一覧501又は動作一覧502上にオーバーレイ表示される。ここで、携帯端末103が受信した詳細情報は、動画そのものであってもよく、又はストリーミング動画を視聴するためのアドレスであってもよい。詳細情報がストリーミング動画を視聴するためのアドレスである場合、ストリーミング動画を提供するストリーミングサーバとしての機能を広告情報データベース106が有してもよい。或いは、ストリーミングサーバを別個に用意してもよく、ストリーミングサービスを用いてストリーミング動画を提供してもよい。
図4の説明に戻る。ステップS418で、アプリ310は入力部305を介してユーザ操作を受け付ける。例えば、アプリ310は広告映像を視聴する操作や、図5Bの広告一覧501上の別の広告を選択する操作を受け付けうる。いずれの場合も、アプリ310は、入力部305への入力を取得する。次に、ステップS419で、アプリ310が詳細情報を取得するユーザ操作を受け付ける。その後、ステップS420で、携帯端末103は操作情報を近距離無線I/F302を介してリモートサーバ101に送信する。しかし、ここでは、S420において、近距離無線通信の接続断によって当該送信が失敗する場合を説明する。リモートサーバ101への送信が複数回失敗したり、リモートサーバ101からの応答が所定時間以上を超えて受信できない場合には、近距離無線I/F302はリモートサーバ101との近距離無線通信による接続が切断されたと判断してもよい。近距離無線I/F302が接続断と判断した場合、ステップS421でアプリ310は近距離無線I/F302から圏外通知を受け取る。ここで、近距離無線I/F302によって接続断と判断される場合について説明を行っているが、近距離無線I/F302は送信失敗や応答時間を制御部301に通知し、制御部301が接続断と判断してもよい。
次に、ステップS422で、アプリ310は近距離無線I/F302から広域ネットワークI/F303に通信部を切り替えて、広域ネットワークI/F303を介して操作情報をリモートサーバ101に送信する。ここで、アプリ310は端末情報をリモートサーバ101に送信するステップS405と同様の工程を再度広域ネットワークI/F303を介して実行することが望ましい。広域ネットワークI/F203を介して操作情報を受信したリモートサーバ101は、携帯端末103との接続方式を切り替え、ステップS412からステップS415と同様の動作を広域ネットワークI/F203を介してステップS423からステップS426で行う。ステップS427で、リモートサーバ101は広域ネットワークI/F203を介して詳細情報を携帯端末103に送信し、携帯端末103のアプリ310は受信した詳細情報を用いてステップS428で画面更新を行う。
次に、ステップS429で、アプリ310は入力部305を介して終了を指示するユーザ操作を受け付ける。その場合、ステップS431で、アプリ310は広域ネットワークI/F303を介して操作情報をリモートサーバ101に送信する。ステップS432で、リモートサーバ101は受信した操作情報を操作情報データベース105に格納する。ステップS433 で、アプリ310は広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101からの応答を受信した後に、ステップS434でアプリ310を終了し、本シーケンスを終了する。また、アプリ310は操作情報をROM等に保存しておき、再度アプリ310が起動して、同一又は別のリモートサーバ101と接続した際に前回の操作情報の一部を送信してもよい。これにより、アプリの終了命令に対する応答速度を改善することができる。
<広告情報>
次に、図6Aを参照して、広告情報データベース106に蓄積される広告情報の一例を説明する。一実施形態において、広告情報は、リモートサーバID601、広告ID602、初期情報アドレス603、広告アドレス604、クーポンアドレス605、及び店舗情報アドレス606を含む。リモートサーバID601は、リモートサーバ101が有する固有の識別子(ID)である。あるリモートサーバID601を有するリモートサーバ101がどの表示装置102と対応しているかが判断可能であることが好ましい。広告ID602は、リモートサーバ101によって配信される広告に紐づいたIDであって、広告ID602や、リモートサーバID601と広告ID602との組み合わせなどによって広告が一意に特定できればよい。初期情報アドレス603は、初期情報として送信され、携帯端末103のアプリ310の初期画面に表示される情報又はそのアドレスである。広告アドレス604は、詳細情報に含まれる、広告の情報源(映像、Webページ等)又はそのアドレスである。クーポンアドレス605は、詳細情報に含まれる、割引券(画像、Webページなど)又はそのアドレスである。店舗情報アドレス606は、詳細情報に含まれる、広告に関連した商品の売り場を示す位置情報又はWebページ又はそのアドレスである。詳細情報は広告に興味を持ったユーザが取得したい情報であればよく、例えばWeb通販サイトのアドレスや、別のアプリケーションのダウンロードが可能なリンクなども含みうる。
次に、図6Aを参照して、広告情報データベース106に蓄積される広告情報の一例を説明する。一実施形態において、広告情報は、リモートサーバID601、広告ID602、初期情報アドレス603、広告アドレス604、クーポンアドレス605、及び店舗情報アドレス606を含む。リモートサーバID601は、リモートサーバ101が有する固有の識別子(ID)である。あるリモートサーバID601を有するリモートサーバ101がどの表示装置102と対応しているかが判断可能であることが好ましい。広告ID602は、リモートサーバ101によって配信される広告に紐づいたIDであって、広告ID602や、リモートサーバID601と広告ID602との組み合わせなどによって広告が一意に特定できればよい。初期情報アドレス603は、初期情報として送信され、携帯端末103のアプリ310の初期画面に表示される情報又はそのアドレスである。広告アドレス604は、詳細情報に含まれる、広告の情報源(映像、Webページ等)又はそのアドレスである。クーポンアドレス605は、詳細情報に含まれる、割引券(画像、Webページなど)又はそのアドレスである。店舗情報アドレス606は、詳細情報に含まれる、広告に関連した商品の売り場を示す位置情報又はWebページ又はそのアドレスである。詳細情報は広告に興味を持ったユーザが取得したい情報であればよく、例えばWeb通販サイトのアドレスや、別のアプリケーションのダウンロードが可能なリンクなども含みうる。
<操作情報>
次に、操作情報について説明する。アプリ310が入力部305からの入力を用いて生成する操作情報は、どの広告に対してどのような操作が行われたかという情報を含んでよい。一例として、操作情報はユーザID、リモートサーバID、日時、広告ID、及び操作タイプを含む。ここで、リモートサーバID及び広告IDは、上記広告情報データベース106におけるリモートサーバID及び広告IDとそれぞれ同じ形式であってよい。ユーザIDは端末情報、端末情報から生成されるID、又はアプリが有するIDなどである。日時は、アプリ310が入力部305を介して操作を取得した日時である。操作タイプは、動作一覧502を閲覧する広告を切り替えるための広告一覧501上の「広告の選択」や詳細情報を取得するための動作一覧502上の「詳細情報取得」など、広告に興味を持ったユーザによって入力部305を介して行われる操作であればよい。
次に、操作情報について説明する。アプリ310が入力部305からの入力を用いて生成する操作情報は、どの広告に対してどのような操作が行われたかという情報を含んでよい。一例として、操作情報はユーザID、リモートサーバID、日時、広告ID、及び操作タイプを含む。ここで、リモートサーバID及び広告IDは、上記広告情報データベース106におけるリモートサーバID及び広告IDとそれぞれ同じ形式であってよい。ユーザIDは端末情報、端末情報から生成されるID、又はアプリが有するIDなどである。日時は、アプリ310が入力部305を介して操作を取得した日時である。操作タイプは、動作一覧502を閲覧する広告を切り替えるための広告一覧501上の「広告の選択」や詳細情報を取得するための動作一覧502上の「詳細情報取得」など、広告に興味を持ったユーザによって入力部305を介して行われる操作であればよい。
一実施形態においては、 操作情報データベース105に保存される操作情報は、アプリ310が入力部305を介して取得した操作情報を、携帯端末103、リモートサーバ101、又は操作情報データベース105が加工したものであってもよい。
ここで、図6Bを参照して、操作情報データベース105に蓄積される操作情報の一例を説明する。一実施形態において、操作情報は、一定期間内に生じたユーザの操作に対応する、ユーザID611、接続サーバID612、開始日時613、終了日時614、閲覧した広告ID615、及び詳細情報広告ID616を含む。開始日時613は、例えばアプリ310が起動してリモートサーバ101に接続した直後の日時である。終了日時614は、例えばアプリ310が入力部305を介して終了する操作を受け付けた時刻又はアプリ310のタイムアウトが生じた時刻である。閲覧した広告ID615は、例えば図5Aの動作一覧502に動作一覧を表示した広告の広告ID602である。詳細情報広告ID616は、例えば図5Aの動作一覧502で詳細情報を取得する操作を受け付けた広告IDである。一実施形態においては、操作情報は、携帯端末が備えるグローバルポジショニングシステム(GPS)等の衛星測位システム(不図示)等によって取得された位置情報を含んでよい。
<携帯端末の処理手順>
次に、図7A乃至図7Cを使用して、携帯端末103の処理手順について説明を行う。以下で説明する処理は、例えば携帯端末103の制御部301がROM等に予め格納された制御プログラムをRAM等に読み出して実行することにより実現される。
次に、図7A乃至図7Cを使用して、携帯端末103の処理手順について説明を行う。以下で説明する処理は、例えば携帯端末103の制御部301がROM等に予め格納された制御プログラムをRAM等に読み出して実行することにより実現される。
ステップS701で、制御部301は、所定領域範囲内にリモートサーバ101が検出されるまで待機する。この判断は、リモートサーバ101から送信されたビーコンなどの信号を受信することで行われる。ステップS701で携帯端末103が近距離無線I/F302を介してリモートサーバ101を検出すると、ステップS702で、制御部301は近距離無線I/F302を制御してリモートサーバ101との接続を確立する。ステップS703で、制御部301は近距離無線I/F302を介してリモートサーバ101からトリガ信号を受信し、アプリ310を起動する。上述したように、ステップS701乃至ステップS703は近距離無線I/F302を介したリモートサーバ101への接続とアプリ310の起動ができればよく、例えばリモートサーバ101が近距離無線I/F202を介して送信しているビーコン自体をトリガ信号として扱うなどの変形が可能である。
ステップS704で、アプリ310は広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101との接続確立に必要な情報及び表示装置102に表示されている広告に関する情報を含む初期情報をリモートサーバ101から受信する。当該初期情報に含まれる接続確立に必要な情報は、リモートサーバ101のアドレスであってもよい。ステップS705で、アプリ310は近距離無線I/F302を介して受信した初期情報を用いて出力部304に初期画面を表示する。本発明は、これに限定されず、例えば、初期情報を広域ネットワークI/F303を介して広告情報データベース106又は別のサーバから取得してもよいし、初期情報を携帯端末103のROM等に保存しておいてアプリ310の起動時に読み出してもよい。
続いて、ステップS706で、アプリ310は携帯端末103と近距離無線通信が可能な所定領域範囲内にリモートサーバ101が存在するか判断する。アプリ310がリモートサーバ101は所定領域範囲内に存在すると判断した場合、アプリ310は引き続き近距離無線I/F302を介して以降の送受信を行うため、通信を切り替えることなくS708に進む。一方、そうでない場合は、ステップS707で、アプリ310は切替部321を制御し、広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101との接続を行い、ステップS708に進む。
ステップS708で、アプリ310は近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介して操作情報の送信を行う。ここで、図7Bを参照して操作情報の送信の詳細な処理手順を説明する。ステップS7081で、アプリ310は入力部305を介して所定の時間だけ操作情報を取得する。続いて、ステップS7082で、アプリ310は、取得した操作情報の中に詳細情報の取得要求があるか、又は操作を始めて一定時間が経過したかを判断する。詳細情報の取得要求がある、又は一定時間の経過があると判断された場合、アプリ310はステップS7083に進み、操作情報を近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101に送信する。そうでない場合は、アプリ310はステップS708を終了してステップS709に進む。
ステップS709で、アプリ310は近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介して詳細情報の受信を行う。ここで、図7Cを参照してステップS709の詳細な処理手順を説明する。ステップS7091で、アプリ310は、近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介してリモートサーバ101から詳細情報を受信したか否かを判断する。ステップS7082で詳細情報の取得要求を送信していないと判断した場合、アプリ310は、後述するステップS7092の処理を実行することなく、ステップS709の処理を終了する。一方、詳細情報の取得要求を送信していると判断した場合、ステップS7092に進み、アプリ310は、近距離無線I/F302又は広域ネットワークI/F303を介して受信した詳細情報を用いて出力部304に出力する画面の更新を行い、ステップS709の処理を終了する。
次に、ステップS710に進み、アプリ310は、一定期間内に入力部305を介した操作をアプリ310が受信したか否かを判断する。受信した場合、アプリ310はステップS706に戻る。一方、一定期間内に操作を受信していない場合(タイムアウト)、アプリ310は、ステップS710の処理を終了し、全体処理を終了する。
次に、ステップS710に進み、アプリ310は、一定期間内に入力部305を介した操作をアプリ310が受信したか否かを判断する。受信した場合、アプリ310はステップS706に戻る。一方、一定期間内に操作を受信していない場合(タイムアウト)、アプリ310は、ステップS710の処理を終了し、全体処理を終了する。
<リモートサーバの処理手順>
次に、図8A乃至図8Cを使用して、リモートサーバ101の処理手順について説明を行う。以下で説明する処理は、例えばリモートサーバ101の制御部201がROM等に予め格納された制御プログラムをRAM等に読み出して実行することにより実現される。
ステップS801で、リモートサーバ101は、携帯端末103から近距離無線通信を介した接続があるまで待機する。この判断は、リモートサーバ101がビーコンなどのブロードキャスト信号を送信しながら行われる。ステップS801で、リモートサーバ101が近距離無線I/F202を介して携帯端末103からの接続があったことを検出すると、ステップS802で、トリガ部211は携帯端末103にトリガ信号を送信し、携帯端末103のアプリ310を起動させる。ここで、携帯端末103がビーコンを送信するよう構成されている場合は、リモートサーバ101がビーコンを検出して携帯端末103に接続要求を送信してもよい。
次に、図8A乃至図8Cを使用して、リモートサーバ101の処理手順について説明を行う。以下で説明する処理は、例えばリモートサーバ101の制御部201がROM等に予め格納された制御プログラムをRAM等に読み出して実行することにより実現される。
ステップS801で、リモートサーバ101は、携帯端末103から近距離無線通信を介した接続があるまで待機する。この判断は、リモートサーバ101がビーコンなどのブロードキャスト信号を送信しながら行われる。ステップS801で、リモートサーバ101が近距離無線I/F202を介して携帯端末103からの接続があったことを検出すると、ステップS802で、トリガ部211は携帯端末103にトリガ信号を送信し、携帯端末103のアプリ310を起動させる。ここで、携帯端末103がビーコンを送信するよう構成されている場合は、リモートサーバ101がビーコンを検出して携帯端末103に接続要求を送信してもよい。
ステップS803で、リモートサーバ101は、広域ネットワークI/F203を介して通信するために必要な情報及び表示装置102に表示されている広告に関する情報を含む初期情報を、近距離無線I/F202を介して携帯端末103に送信する。
続いて、ステップS804で、制御部201は広域ネットワークI/F303を介した携帯端末103からの接続があるか否かを判断する。 携帯端末103からの接続がないと判断した場合、制御部201は引き続き近距離無線I/F202を介して以降の送受信を行うため、通信を切り替えることなくステップS806に進む。一方、接続が有ると判断した場合は、ステップS805で、制御部201は切替部214を制御し、広域ネットワークI/F203を介して携帯端末103との接続を行い、ステップS806に進む。
ステップS806で、制御部201は近距離無線I/F202又は広域ネットワークI/F203を介して操作情報の受信及び保存を行う。例えば、携帯端末103がリモートサーバ101から所定領域の範囲内に位置していれば近距離無線I/F202を用いて操作情報の送受が行われ、当該所定領域の範囲外に位置していれば、広域ネットワークI/F203を介して操作情報の送受が行われる。
ここで、図8Bを参照して、ステップS806の操作情報の受信及び保存の詳細な処理手順を説明する。ステップS8061で、制御部201は近距離無線I/F202又は広域ネットワークI/F203を介して携帯端末103から操作情報を受信する。続いて、ステップS8062で、制御部201は、受信した操作情報の中に詳細情報の取得要求があるか否かを判断する。詳細情報の取得要求があると判断された場合、制御部201はステップS8063に進み、広域ネットワークI/F203を介して広告情報データベース106から詳細情報要求に対応する詳細情報を取得し、ステップS8064に進む。そうでない場合は、制御部201はステップS8063の処理を実行することなくステップS8064に進む。ステップS8064で、制御部201は携帯端末103から受信した操作情報を操作情報データベース105に送信し、図8Bのフローチャートを終了する。その後、制御部201はステップS806を終了してステップS807に進む。
ここで、図8Bを参照して、ステップS806の操作情報の受信及び保存の詳細な処理手順を説明する。ステップS8061で、制御部201は近距離無線I/F202又は広域ネットワークI/F203を介して携帯端末103から操作情報を受信する。続いて、ステップS8062で、制御部201は、受信した操作情報の中に詳細情報の取得要求があるか否かを判断する。詳細情報の取得要求があると判断された場合、制御部201はステップS8063に進み、広域ネットワークI/F203を介して広告情報データベース106から詳細情報要求に対応する詳細情報を取得し、ステップS8064に進む。そうでない場合は、制御部201はステップS8063の処理を実行することなくステップS8064に進む。ステップS8064で、制御部201は携帯端末103から受信した操作情報を操作情報データベース105に送信し、図8Bのフローチャートを終了する。その後、制御部201はステップS806を終了してステップS807に進む。
ステップS807で、制御部201は近距離無線I/F202又は広域ネットワークI/F203を介して詳細情報の送信を行う。ここで、図8Cを参照してステップS807の詳細な処理手順を説明する。ステップS8071で、制御部201は、広域ネットワークI/F203を介して広告情報データベースから詳細情報を受信したか否かを判断する。ステップS8071で詳細情報を受信していないと判断した場合、制御部201は、後述するS8072の処理を終了する。一方、詳細情報を受信したと判断した場合、ステップS8072に進み、制御部201は近距離無線I/F202又は広域ネットワークI/F203を介して詳細情報を携帯端末103に送信し、図8Cのフローチャートを終了し、ステップS808に進む。
次に、ステップS808で、制御部201は、一定期間内に携帯端末103から操作情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、制御部201はステップS804に戻る。一方、一定期間内に携帯端末から操作情報を受信していない場合(タイムアウト)、制御部201は、ステップS808の処理を終了し、全体処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る広告情報配信システムは、広告を表示する表示装置と、表示装置を見たユーザによって使用される携帯端末と、本システムを統括的に制御するリモートサーバと、ユーザに配信する広告情報を蓄積する広告情報データベースと、ユーザが広告に対して取った行動を蓄積する操作情報データベースとを含む。また、本リモートサーバは、ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信と、第一の通信より広域な範囲において通信を行う第二の通信とを行う。さらに、本リモートサーバは、第一の通信を用いて、所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションをユーザ端末において起動させるトリガ信号を、検出したユーザ端末に送信する。その後、本リモートサーバは、リモートサーバとユーザ端末との位置関係に応じて第一の通信又は第二の通信を用い、アプリケーションを介して入力されたユーザの操作情報をユーザ端末から取得したり、アプリケーションから送信された広告要求に応じて詳細情報を送信したりする。これにより、ユーザが表示装置に表示されている広告の詳細情報に携帯端末からアクセスでき、ユーザと表示装置との距離に関わらずアクセスデータ(操作情報)を好適に収集することができる。例えば、交差点等の通行人が、その近傍のビルの屋上に設置されたデジタルサイネージの広告が視野にある状況で、当該通行人の携帯端末にアクセスして所定のプログラムを起動し、当該広告と連携した情報を提供することができる。また、その後において、通行人とリモートサーバとの位置に応じて通信方式を切り替えることにより、通行人が興味を持った広告情報等の情報を収集することができる。
<変形例>
本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、リモートサーバ101は出力部を有し、リモートサーバと対応する表示装置102、広告(当該表示装置102の表示内容の要旨)、又はビーコンなど、ユーザが取得しようとしている情報、又はユーザが接続しようとしているリモートサーバ101に関する情報を視覚又は聴覚によって通行人等のユーザに対して知覚可能に出力してもよい。これにより、携帯端末が接続しようとしているリモートサーバ101と連携した表示装置102をユーザに通知可能となることに加え、リモートサーバ101による広告効果も期待できる。
本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、リモートサーバ101は出力部を有し、リモートサーバと対応する表示装置102、広告(当該表示装置102の表示内容の要旨)、又はビーコンなど、ユーザが取得しようとしている情報、又はユーザが接続しようとしているリモートサーバ101に関する情報を視覚又は聴覚によって通行人等のユーザに対して知覚可能に出力してもよい。これにより、携帯端末が接続しようとしているリモートサーバ101と連携した表示装置102をユーザに通知可能となることに加え、リモートサーバ101による広告効果も期待できる。
また、携帯端末のアプリケーションはトリガ信号によって起動された後に通信方法を近距離無線I/Fから広域ネットワークI/Fに切り替え、端末情報及びリモートサーバIDの送信、初期情報及び詳細情報の受信、操作情報の送信を行ってよい。これにより、接続断によるアプリケーションの応答速度の低下を避けることができる。
また、上記実施形態では、リモートサーバ101が、近距離無線通信(第一の通信手段)と、広域ネットワークによる通信(第二の通信手段)との何れかを介して、携帯端末103と通信を行う構成について説明した。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば、リモートサーバ101は、近距離無線通信を介して携帯端末103と通信を行い、他のサーバ、例えば広告サーバ107が広域ネットワークにより通信を介して携帯端末103と通信を行うようにしてもよい。従って、操作情報や広告の詳細情報の送受については、携帯端末103と、広告サーバ107との間で行われてもよい。これにより、リモートサーバ101の負荷を低減することができ、複数の表示装置ごとに配置されたリモートサーバを介してアクセスした携帯端末の操作情報等を一括で収集することができる。
101:リモートサーバ、102:表示装置、103:携帯端末、104:ネットワーク、105:操作情報データベース、106:広告情報データベース、107:広告サーバ
Claims (15)
- 広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバであって、
ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信手段と、
前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段と、
前記第一の通信手段を用いて、前記所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、前記表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションを前記ユーザ端末において起動させるトリガ信号を、検出したユーザ端末に送信するトリガ手段と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションを介して入力された前記ユーザの操作情報を前記ユーザ端末から取得する操作情報取得手段と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションから送信された広告要求に応じて前記詳細情報を送信する広告情報通知手段と
を備えることを特徴とするリモートサーバ。 - 前記所定領域の範囲とは、前記ユーザ端末を所有するユーザが前記表示装置に表示された広告を視認可能な領域の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のリモートサーバ。
- 前記トリガ手段は、さらに、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との間で前記第二の通信手段による通信を確立するために必要な情報を、前記第一の通信手段を用いて前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のリモートサーバ。 - 前記第二の通信手段を用いて、前記表示装置に表示される広告情報を保持する広告情報データベースに接続し、前記広告情報及び前記詳細情報の少なくとも一方を前記広告情報データベースから取得する広告情報取得手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のリモートサーバ。
- 前記操作情報取得手段は、
前記第二の通信手段を用いて、前記操作情報を蓄積する操作情報データベースに接続し、前記ユーザ端末から取得した操作情報を前記操作情報データベースに保存することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のリモートサーバ。 - 前記表示装置に表示されている前記表示内容の要旨を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のリモートサーバ。
- 前記表示手段は、さらに、前記第一の通信手段による通信を確立するために必要な情報を表示することを特徴とする請求項6に記載のリモートサーバ。
- 前記表示装置に表示されている前記表示内容に対応する音声を出力する音声出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のリモートサーバ。
- 前記トリガ手段は、さらに、
前記表示内容に関連する広告情報を、前記第一の通信手段を用いて前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のリモートサーバ。 - 広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバに接続して情報を取得するユーザ端末であって、
広告情報をユーザに通知するための出力手段と、
ユーザ入力を受け付けるための入力手段と、
前記リモートサーバに関連した所定領域の範囲内において前記リモートサーバと近距離無線通信を行う第一の通信手段と、
前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段と、
前記第一の通信手段を用いて、前記リモートサーバに接続し、受信したトリガ信号に応じて前記表示内容に連携した詳細情報を取得するためのアプリケーションを起動する起動手段と、
前記入力手段を介してユーザの操作情報を取得し、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用いて、取得した該操作情報を前記リモートサーバに通知する操作情報通知手段と、
前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用いて前記リモートサーバから送信された前記詳細情報を受信するための広告情報受信手段と
を備えることを特徴とするユーザ端末。 - ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段とを備え、広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバの制御方法であって、
前記第一の通信手段を用いて、前記所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、前記表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションを前記ユーザ端末において起動させるトリガ信号を検出したユーザ端末に送信するトリガ工程と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションを介して入力された前記ユーザの操作情報を前記ユーザ端末から取得する操作情報取得工程と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションから送信された広告要求に応じて前記詳細情報を送信する広告情報通知工程と
を含むことを特徴とするリモートサーバの制御方法。 - 広告情報をユーザに通知するための出力手段と、ユーザ入力を受け付けるための入力手段と、リモートサーバに関連した所定領域の範囲内において前記リモートサーバと近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段とを備え、広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバに接続して詳細情報を取得するユーザ端末の制御方法であって、
前記第一の通信手段を用いて、前記リモートサーバに接続し、受信したトリガ信号に応じて前記表示内容に連携した詳細情報を取得するためのアプリケーションを起動する起動工程と、
前記入力手段を介してユーザの操作情報を取得し、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用いて、取得した該操作情報を前記リモートサーバに通知する操作情報通知工程と、
前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用いて前記リモートサーバから送信された前記詳細情報を受信するための広告情報受信工程と
を含むことを特徴とするユーザ端末の制御方法。 - ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段とを備え、広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバの制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第一の通信手段を用いて、前記所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、前記表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションを前記ユーザ端末において起動させるトリガ信号を検出したユーザ端末に送信するトリガ工程と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションを介して入力された前記ユーザの操作情報を前記ユーザ端末から取得する操作情報取得工程と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションから送信された広告要求に応じて前記詳細情報を送信する広告情報通知工程と
を含むことを特徴とするプログラム。 - 広告情報をユーザに通知するための出力手段と、ユーザ入力を受け付けるための入力手段と、リモートサーバに関連した所定領域の範囲内において前記リモートサーバと近距離無線通信を行う第一の通信手段と、前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段とを備え、広告を表示する表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバに接続して詳細情報を取得するユーザ端末において動作するプログラムであって、
前記第一の通信手段を用いて、前記リモートサーバに接続し、受信したトリガ信号に応じて前記表示内容に連携した詳細情報を取得するためのアプリケーションを起動する起動工程と、
前記入力手段を介してユーザの操作情報を取得し、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用いて、取得した該操作情報を前記リモートサーバに通知する操作情報通知工程と、
前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用いて前記リモートサーバから送信された前記詳細情報を受信するための広告情報受信工程と
を含むことを特徴とするプログラム。 - 広告を表示する表示装置と、前記表示装置の表示内容に連携して動作するリモートサーバと、該リモートサーバに接続して情報を取得するユーザ端末とを備え、表示装置の表示内容に連携した情報を配信するための広告情報配信システムであって、
前記リモートサーバは、
ユーザ端末を所持するユーザが所定領域の範囲内において近距離無線通信を行う第一の通信手段と、
前記第一の通信手段より広域な範囲において通信を行う第二の通信手段と、
前記第一の通信手段を用いて、前記所定領域の範囲内に位置するユーザ端末を検出し、前記表示内容の詳細情報を取得するためのアプリケーションを前記ユーザ端末において起動させるトリガ信号を、検出したユーザ端末に送信するトリガ手段と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションを介して入力された前記ユーザの操作情報を前記ユーザ端末から取得する操作情報取得手段と、
前記リモートサーバと前記ユーザ端末との位置関係に応じて前記第一の通信手段又は前記第二の通信手段を用い、前記アプリケーションから送信された広告要求に応じて前記詳細情報を送信する広告情報通知手段と
を備え、
前記ユーザ端末は、
広告情報をユーザに通知するための出力手段と、
ユーザ入力を受け付けるための入力手段と、
前記リモートサーバに関連した所定領域の範囲内において前記リモートサーバと近距離無線通信を行う第三の通信手段と、
前記第三の通信手段より広域な範囲において通信を行う第四の通信手段と、
前記第三の通信手段を用いて、前記リモートサーバに接続し、受信したトリガ信号に応じて前記表示内容に連携した詳細情報を取得するためのアプリケーションを起動する起動手段と、
前記入力手段を介してユーザの操作情報を取得し、前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第三の通信手段又は前記第四の通信手段を用いて、取得した該操作情報を前記リモートサーバに通知する操作情報通知手段と、
前記リモートサーバとの位置関係に応じて前記第三の通信手段又は前記第四の通信手段を用いて前記リモートサーバから送信された前記詳細情報を受信するための広告情報受信手段と
を備えることを特徴とする広告情報配信システム。
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