以下、本発明によるサーバ装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、サーバ装置11と、1以上の中継装置12と、1以上の携帯端末装置13と、1以上の表示装置14とを備える広告配信システム1について説明する。サーバ装置11は、中継装置12から受信した中継識別情報に応じて広告情報を取得し、当該広告情報を、中継識別情報を送信した中継装置12に送信する。また、中継装置12は、携帯端末装置13からの端末識別情報の受信に応じて、中継識別情報をサーバ装置に送信する。また、中継装置12は、当該中継識別情報の送信に応じて、広告情報をサーバ装置11から受信する。また、中継装置12は、当該受信した広告情報を、携帯端末装置13または表示装置14に送信する。また、携帯端末装置13は、端末識別情報の送信に応じて、広告情報を中継装置12から受信する。また、携帯端末装置13は、受信した広告情報を出力する。また、表示装置14は、受信した広告情報を出力する。
図1は、本実施の形態における広告配信システム1の概念図である。図1において、サーバ装置11と、1以上の中継装置12とは、通信手段15を介して通信が可能である。また、図1において、1以上の中継装置12と、1以上の携帯端末装置13とは、通信手段16を介して通信が可能である。また、図1において、1以上の中継装置12と、1以上の表示装置14とは、通信手段16を介して通信が可能である。中継装置12は、例えば、いわゆる無線LANのアクセスポイントである。また、携帯端末装置13は、例えば、携帯電話や、タブレット型PC、PDAなどである。また、表示装置14は、通常、いわゆるサイネージディスプレイである。また、通信手段15は、例えば、無線または有線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。また、通信手段16は、例えば、いわゆるWi−Fi(登録商標)や、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、非接触通信などの、近距離(短距離)無線通信である。また、通信手段16は、通常、いわゆる無線LANであることが好適である。
また、1以上の中継装置12が設置されている場所は、問わない。1以上の各中継装置12は、例えば、広告または広告の閲覧を促す補助広告が表示される媒体である広告表示媒体の付近や、広告に関連する場所である訪問場所、その他、街中の歩道や広場などに設置される。補助広告は、例えば、無線LANのアクセスポイント(中継装置12)に接続するためのSSIDが記載されている広告、無線LANのアクセスポイントに接続する旨が記載されている広告などである。また、広告表示媒体は、例えば、サイネージディスプレイや、パネル、ポスター、看板などである。パネル、ポスター、看板などの材質は、問わない。また、中継装置12が広告表媒体の付近に設置されていることは、言い換えると、広告表示媒体が中継装置12の付近に設置されていることである。当該「付近」とは、例えば、中継装置12と広告表示媒体との距離が予め決められた条件を満たすほど近いことや、中継装置12が発信している無線通信用の電波が受信可能なエリア(いわゆる通信可能エリア)内に広告表示媒体が設置されていることなどである。
また、携帯端末装置13は、通常、ユーザが所持している。また、携帯端末装置13は、通常、付近の中継装置12と通信を行う。当該付近とは、例えば、中継装置12と携帯端末装置13との距離が予め決められた条件を満たすほど近いことや、中継装置12が発信している無線通信用の電波が受信可能なエリア(いわゆる通信可能エリア)内に携帯端末装置13が存在することなどである。
また、表示装置14は、広告表示媒体の一種である。また、表示装置14は、通常、1以上の中継装置12と対応付いている。言い換えると、1以上の中継装置12のうちのいくつかは、表示装置14と対応付いている。なお、当該対応付いているとは、通常、中継装置12と表示装置14とが通信可能な状態にあることを意味する。
また、図2は、本実施の形態におけるサーバ装置11のブロック図である。サーバ装置11は、広告管理情報格納部1101、訪問管理情報格納部1102、経路情報格納部1103、送信回数管理情報格納部1104、訪問回数管理情報格納部1105、時刻情報取得部1106、受信部1107、広告情報取得部1108、訪問管理情報蓄積部1109、訪問判断部1110、経路情報蓄積部1111、送信回数管理情報蓄積部1112、訪問回数管理情報蓄積部1113、コンバージョン率算出部1114、送信部1115、処理部1116を備える。
また、図3は、本実施の形態における中継装置12、携帯端末装置13、表示装置14のブロック図である。中継装置12は、中継識別情報格納部1201、中継受信部1202、中継送信部1203を備える。また、携帯端末装置13は、端末識別情報格納部1301、端末送信部1302、端末受信部1303、端末出力部1304を備える。また、表示装置14は、表示受信部1401、表示出力部1402を備える。
広告管理情報格納部1101には、中継識別情報と広告情報とが対応付いた情報である1以上の広告管理情報が格納される。
中継識別情報とは、中継装置12を識別する情報である。中継識別情報は、例えば、IPアドレスや、MACアドレス、SSID、位置情報、中継装置12が設置されている場所の名称などである。また、位置情報とは、位置を示す情報である。当該位置は、通常、経緯度である。また、当該位置には、例えば、高さ(高度)が含まれてもよい。また、場所の名称とは、例えば、店舗名や、建物名、駅名などである。また、場所の名称は、例えば、SSIDにより示されてもよい。
また、広告情報とは、広告の情報である。また、広告情報は、通常、携帯端末装置13が表示し得る広告の情報である。また、広告情報は、広告の電子データである。広告の電子データとは、例えば、画像や、文字、その他の形式のファイルなどである。また、広告情報は、例えば、広告情報を識別する情報である広告識別情報を有していてもよい。広告識別情報は、例えば、いわゆるIDや、任意の文字列、ファイル名などである。また、広告管理情報が有する広告情報の数は、例えば、1以上であってもよい。
また、広告管理情報は、例えば、表示広告情報を有していてもよい。表示広告情報とは、広告または補助広告の情報である。また、表示広告情報は、通常、表示装置14が表示し得る広告または補助広告の情報である。また、表示広告情報は、広告または補助広告の電子データである。広告または補助広告の電子データとは、例えば、画像や、文字、その他の形式のファイルなどである。
また、広告管理情報が表示広告情報と広告情報とを有する場合、当該表示広告情報により示される広告または補助広告(以下、適宜、表示広告とする)と、当該広告情報により示される広告(以下、適宜、携帯広告とする)とは、関連していることが好適である。表示広告と携帯広告とが関連するとは、通常、宣伝広告の対象が同一であることである。また、この場合、携帯広告は、例えば、表示広告と同一の広告や、表示広告を縮小した広告、表示広告の一部分を示す広告、表示広告を発行している企業のイメージ図(ロゴマーク、販売している商品の写真など)などである。
また、広告管理情報は、例えば、訪問場所情報を有していてもよい。訪問場所情報とは、広告情報により示される広告に対応する場所(以下、適宜、訪問場所とする)を示す情報である。訪問場所は、例えば、広告に関連する場所や、広告の対象となる場所、広告に示されている場所などを含み、広く解する。また、訪問場所は、例えば、広告に関連する店舗(飲食店や、スーパーマーケットなど)、イベント会場などである。また、訪問場所情報は、具体的には、訪問場所に設置されている中継装置12を識別する情報である。つまり、訪問場所情報は、例えば、IPアドレスや、MACアドレス、SSID、位置情報、中継装置12が設置されている場所の名称などである。
また、広告管理情報は、例えば、1以上の送信回数条件と、1以上の広告情報とを有していてもよい。この場合、広告管理情報は、通常、1つの中継識別情報と、1以上の送信回数条件と、当該1以上の各送信条件に対応する1つの広告情報とが対応付いた情報であることが好適である。また、送信回数条件とは、広告情報が携帯端末装置13に送信された回数である送信回数に関する条件である。つまり、1つの送信回数条件に対応付いている1つの広告情報は、通常、送信回数に応じて携帯端末装置13に送信される広告情報である。
訪問管理情報格納部1102には、端末識別情報と訪問場所情報とが対応付いた情報である1以上の訪問管理情報が格納される。端末識別情報とは、携帯端末装置13を識別する情報である。端末識別情報は、例えば、MACアドレスや、IPアドレス、製造番号、シリアルナンバー、個体識別情報(UID)などである。
また、訪問管理情報は、例えば、時刻情報を有していてもよい。時刻情報とは、時刻を示す情報である。また、当該時刻は、例えば、日時であってもよい。つまり、時刻情報は、日時を示す情報であってもよい。また、訪問管理情報が有する時刻情報は、通常、携帯端末装置13が広告情報を受信した時刻である。また、当該携帯端末装置13が広告情報を受信した時刻は、例えば、後述の広告情報取得部1108が広告情報を取得した時刻、携帯端末装置13に広告情報が送信された時刻、携帯端末装置13に広告情報を送信する中継装置12に広告情報が送信された時刻などと考えてもよい。また、訪問管理情報が有する時刻情報を、以下、適宜、広告受信時刻情報とする。
経路情報格納部1103には、2以上の中継識別情報を有する情報である1以上の経路情報が格納される。当該中継識別情報は、例えば、位置情報であることが好適である。また、当該2以上の中継識別情報は、例えば、1以上であってもよい。また、経路情報には、通常、端末識別情報が対応付いている。つまり、経路情報は、経路情報に対応付いている端末識別情報により識別される携帯端末装置13が移動した経路を示す情報である。言い換えると、経路情報は、経路情報に対応付いている端末識別情報により識別される携帯端末装置13を所持しているユーザが移動した経路を示す情報である。
また、経路情報が有する1以上の中継識別情報は、通常、順序を有する。当該順序は、通常、経路情報格納部1103に蓄積された順序である。また、順序を有するとは、例えば、順序を示す情報が対応付いていることであってもよい。つまり、経路情報が示す経路は、通常、経路情報が有する1以上の中継識別情報およびその順序により示される。また、当該順序は、例えば、時刻情報が示す時刻により示されてもよい。つまり、経路情報は、時刻情報を有していてもよい。また、この場合、当該時刻情報は、通常、経路情報が有する各中継識別情報に対応付いている。
送信回数管理情報格納部1104には、端末識別情報と送信回数とが対応付いた情報である1以上の送信回数管理情報が格納される。当該送信回数は、当該端末識別情報により識別される携帯端末装置13に広告情報が送信された回数である。
また、送信回数管理情報は、例えば、1以上の広告識別情報を有していてもよい。この場合、送信回数管理情報は、通常、1つの端末識別情報と、1以上の広告識別情報と、当該1以上の各広告識別情報に対応する1つの送信回数とが対応付いた情報であることが好適である。また、当該送信回数管理情報が有する1以上の各送信回数は、当該送信回数管理情報が有する端末識別情報により識別される携帯端末装置13に、1以上の各広告情報が送信された回数である。
訪問回数管理情報格納部1105には、端末識別情報と訪問回数とが対応付いた情報である1以上の訪問回数管理情報が格納される。訪問回数とは、訪問場所に携帯端末装置13が存在した回数である。言い換えると、訪問回数とは、携帯端末装置13を所持しているユーザが訪問場所を訪れた回数である。また、当該訪問回数は、対応付いている端末識別情報により識別される携帯端末装置13に送信された広告情報により示される広告に関連する訪問場所に、当該携帯端末装置13が存在した回数である。
また、訪問回数管理情報は、例えば、1以上の訪問場所情報を有していてもよい。この場合、訪問回数管理情報は、通常、1つの端末識別情報と、1以上の訪問場所情報と、当該1以上の各訪問場所情報に対応する1つの訪問回数とが対応付いた情報であることが好適である。また、当該訪問回数管理情報が有する1以上の各訪問回数は、当該送信回数管理情報が有する端末識別情報により識別される携帯端末装置13を所持しているユーザが、1以上の各訪問場所を訪問した回数である。
時刻情報取得部1106は、時刻情報を取得する。当該時刻情報は、通常、現在の時刻を示す時刻情報である。また、当該時刻情報は、日時を示す情報であってもよい。また、時刻情報取得部1106は、通常、定期的に時刻情報を取得する。また、時刻情報を取得する方法や手順などは、問わない。時刻情報取得部1106は、通常、いわゆる時計や、いわゆるNTPサーバ、現在時刻情報を出力するプログラムなどから、時刻情報を取得する。この場合、時刻情報取得部1106は、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、時刻情報取得部1106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
また、例えば、後述の受信部1107が時刻情報を受信する場合、時刻情報取得部1106は、当該時刻情報を取得してもよい。当該時刻情報は、例えば、中継装置12が取得した時刻情報であってもよいし、携帯端末装置13が取得した時刻情報であってもよい。
受信部1107は、通常、中継識別情報、または、端末識別情報と中継識別情報とを中継装置12から受信する。
広告情報取得部1108は、広告管理情報格納部1101から広告情報を取得する。広告情報取得部1108は、例えば、受信部1107が受信した中継識別情報(以下、適宜、受信中継識別情報とする)に対応する広告情報を取得する。受信中継識別情報に対応する広告情報とは、具体的には、受信中継識別情報に対応する中継識別情報に対応付いている広告情報である。また、受信中継識別情報に対応する中継識別情報とは、例えば、受信中継識別情報と同一の中継識別情報や、受信中継識別情報を含む中継識別情報、受信中継識別情報に含まれる中継識別情報などである。
また、広告情報取得部1108は、例えば、受信中継識別情報に対応し、かつ、送信回数が合致する送信回数条件に対応する広告情報を取得してもよい。この場合、広告情報取得部1108は、まず、受信部1107が受信した端末識別情報(以下、適宜、受信端末識別情報とする)に対応する送信回数を、送信回数管理情報格納部1104から取得する。受信端末識別情報に対応する送信回数とは、具体的には、受信端末識別情報に対応する端末識別情報に対応付いている送信回数である。また、「受信端末識別情報に対応する端末識別情報」とは、通常、受信端末識別情報と同一の端末識別情報である。そして、広告情報取得部1108は、受信中継識別情報および取得した送信回数が合致する送信回数条件に対応する広告情報を取得する。
また、例えば、広告管理情報が表示広告情報を有する場合、広告情報取得部1108は、例えば、広告管理情報格納部1101から表示広告情報を取得してもよい。この場合、広告情報取得部1108は、通常、受信中継識別情報に対応する表示広告情報を取得する。
訪問管理情報蓄積部1109は、訪問管理情報を訪問管理情報格納部1102に蓄積する。当該蓄積には、いわゆる上書きや、いわゆる更新なども含まれる。
訪問管理情報蓄積部1109は、例えば、端末識別情報と訪問場所情報とを有する訪問管理情報を蓄積する。当該訪問管理情報を蓄積する場合、訪問管理情報蓄積部1109は、例えば、まず、受信中継識別情報に対応する訪問場所情報を、広告管理情報格納部1101から取得する。そして、訪問管理情報蓄積部1109は、受信端末識別情報と、取得した訪問場所情報とが対応付いた訪問管理情報を、訪問管理情報格納部1102に蓄積する。
なお、訪問管理情報蓄積部1109は、具体的には、次の様にして訪問管理情報を蓄積する。例えば、受信端末識別情報を有する訪問管理情報が既に格納されている場合、訪問管理情報蓄積部1109は、当該端末識別情報に対応付けて、取得した訪問場所情報を蓄積する。また、例えば、取得した訪問場所情報を有する訪問管理情報が既に格納されている場合、訪問管理情報蓄積部1109は、当該訪問場所情報に対応付けて、受信端末識別情報を蓄積する。また、例えば、受信端末識別情報と取得した訪問場所情報とを有する訪問管理情報が格納されていない場合、訪問管理情報蓄積部1109は、受信端末識別情報と取得した訪問場所情報とを対応付けて、訪問管理情報を構成する。そして、訪問管理情報蓄積部1109は、当該構成した訪問管理情報を蓄積する。
また、訪問管理情報蓄積部1109は、例えば、端末識別情報と訪問場所情報と広告受信時刻情報とを有する訪問管理情報を蓄積する。当該訪問管理情報を蓄積する場合、訪問管理情報蓄積部1109は、例えば、まず、受信中継識別情報に対応する訪問場所情報を、広告管理情報格納部1101から取得する。そして、訪問管理情報蓄積部1109は、時刻情報取得部1106が取得した時刻情報を取得する。そして、訪問管理情報蓄積部1109は、受信端末識別情報と、取得した訪問場所情報と、取得した時刻情報が対応付いた訪問管理情報を、訪問管理情報格納部1102に蓄積する。
なお、訪問管理情報蓄積部1109は、具体的には、次の様にして訪問管理情報を蓄積する。例えば、受信端末識別情報を有する訪問管理情報が既に格納されている場合、訪問管理情報蓄積部1109は、当該端末識別情報に対応付けて、取得した訪問場所情報と、取得した時刻情報とを蓄積する。また、例えば、取得した訪問場所情報を有する訪問管理情報が既に格納されている場合、訪問管理情報蓄積部1109は、当該訪問場所情報に対応付けて、受信端末識別情報と、取得した時刻情報とを蓄積する。また、例えば、受信端末識別情報と、取得した訪問場所情報と、取得した時刻情報とを有する訪問管理情報が格納されていない場合、訪問管理情報蓄積部1109は、当該端末識別情報と訪問場所情報と時刻情報とを対応付けて、訪問管理情報を構成する。そして、訪問管理情報蓄積部1109は、当該構成した訪問管理情報を蓄積する。
訪問判断部1110は、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したか否かを判断する。当該「広告情報の受信」は、ユーザが所持している携帯端末装置13による広告情報の受信である。また、当該ユーザは、携帯端末装置13を所持しているユーザである。また、当該訪問場所は、携帯端末装置13により受信された広告情報である。そして、訪問判断部1110は、当該判断の結果を示す情報である訪問判断結果情報を取得する。訪問判断結果情報は、通常、いわゆるフラグである。
訪問判断部1110は、例えば、受信中継識別情報と、訪問管理情報格納部1102に格納されている訪問場所情報とが対応するか否かを判断することにより、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したか否かを判断する。この場合、訪問判断部1110は、例えば、まず、受信端末識別情報に対応する訪問場所情報を、訪問管理情報格納部1102から取得する。そして、訪問判断部1110は、受信中継識別情報と、取得した訪問場所情報とが、対応するか否かを判断する。「対応する」とは、通常、同一であることである。また、当該「対応する」とは、例えば、いずれか一方が、自身の一部として他方を含んでいることであってもよい。そして、訪問判断部1110は、判断の結果を示す訪問判断結果情報を取得する。
また、受信中継識別情報と取得した訪問場所情報とが対応することを示す訪問判断結果情報は、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したことを示す。また、受信中継識別情報と取得した訪問場所情報とが対応しないことを示す訪問判断結果情報は、広告情報の受信に応じてユーザが携帯端末装置13による広告情報の受信に応じて訪問場所を訪問していないことを示す。
また、訪問判断部1110は、例えば、携帯端末装置13が広告情報を受信した時刻から、当該携帯端末装置13を所持しているユーザが訪問場所を訪問した時刻までの時間が、予め決められた条件を満たすか否かを判断することにより、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したか否かを判断する。この場合、訪問判断部1110は、例えば、まず、受信端末識別情報と同一の端末識別情報、および、受信中継識別情報と同一の訪問場所情報に対応付いている広告受信時刻情報を、訪問管理情報格納部1102から取得する。そして、訪問判断部1110は、時刻情報取得部1106が取得した時刻情報を取得する。そして、訪問判断部1110は、取得した広告受信時刻情報と、取得した時刻情報とを用いて、時間を示す情報である時間情報を算出する。当該時間情報が示す時間は、当該広告受信情報が示す時刻から、当該時刻情報が示す時刻までの時間である。また、当該時間情報を、以下、適時、訪問時間情報とする。また、当該時間情報が示す時間を、以下、適宜、訪問時間とする。そして、訪問判断部1110は、算出した訪問時間情報が、予め決められた条件(以下、適宜、訪問時間条件とする)を満たすか否かを判断する。そして、訪問判断部1110は、当該判断の結果を示す訪問判断結果情報を取得する。
なお、訪問時間条件は、例えば、訪問時間情報が予め決められた閾値以下であることや、訪問時間情報が予め決められた第一の閾値以上かつ予め決められた第二の閾値未満であることなどである。また、訪問時間条件は、例えば、広告受信時刻情報が示す時刻から日が変わる時刻(24:00)までの時間や、携帯端末装置13が広告情報を受信した位置(場所)から訪問場所までの距離などに応じて決定されてもよい。
また、訪問時間情報が訪問時間条件を満たすことを示す訪問判断結果情報は、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したことを示す。また、訪問時間情報が訪問時間条件を満たさないことを示す訪問判断結果情報は、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問していないことを示す。
なお、訪問判断部1110が取得した訪問判断結果情報は、通常、後述の訪問回数管理情報蓄積部1113が訪問回数管理情報の蓄積に用いる。つまり、後述の訪問回数管理情報蓄積部1113は、通常、訪問判断結果情報(訪問判断結果情報が示す判断結果)に応じて、訪問回数管理情報を、訪問回数管理情報格納部1105に蓄積する。なお、当該、訪問回数管理情報を蓄積する方法や手順などの詳細は、後述する。
経路情報蓄積部1111は、経路情報を経路情報格納部1103に蓄積する。当該経路情報の蓄積は、例えば、受信部1107が端末識別情報と中継識別情報とを受信するたびに行う。また、経路情報蓄積部1111は、具体的には、次の様にして経路情報を蓄積する。
例えば、受信端末識別情報に対応する経路情報が既に格納されている場合、経路情報蓄積部1111は、当該経路情報に対応付けて、受信中継識別情報を蓄積する。この結果、当該経路情報は、当該中継識別情報を有するようになる。また、例えば、受信端末識別情報に対応する経路情報が格納されていない場合、経路情報蓄積部1111は、当該端末識別情報と中継識別情報とを対応付けて、経路情報格納部1103に蓄積する。この結果、当該中継識別情報が経路情報となる。
送信回数管理情報蓄積部1112は、送信回数管理情報を送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。当該送信回数管理情報の蓄積は、通常、後述の送信部1115が、広告情報取得部1108が取得した広告情報を、中継装置12に送信するたびに行う。また、当該送信回数管理情報の蓄積は、例えば、広告情報取得部1108が広告情報を取得するたびに行ってもよい。
送信回数管理情報蓄積部1112は、例えば、端末識別情報と送信回数とが対応付いた送信回数管理情報を蓄積する。当該送信回数管理情報を蓄積する場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、具体的には、次の様にして送信回数管理情報を蓄積する。
例えば、受信端末識別情報を有する送信回数管理情報が既に格納されている場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、送信回数管理情報格納部1104に格納されている送信回数であり、受信端末識別情報に対応する送信回数を、1インクリメントする。また、例えば、受信端末識別情報を有する送信回数管理情報が格納されていない場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、受信端末識別情報と送信回数「1」とを対応付けて、送信回数管理情報を構成する。そして、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該構成した送信回数管理情報を蓄積する。なお、送信回数「1」は、通常、送信回数管理情報蓄積部1112が予め保持している。
また、送信回数管理情報蓄積部1112は、例えば、端末識別情報と広告情報と送信回数とが対応付いた送信回数管理情報を蓄積する。当該送信回数管理情報を蓄積する場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、例えば、まず、後述の送信部1115が送信した広告情報が有する広告識別情報を取得する。このとき、送信回数管理情報蓄積部1112は、例えば、広告情報取得部1108が取得した広告情報が有する広告識別情報を取得してもよい。そして、送信回数管理情報蓄積部1112は、受信端末識別情報と、取得した広告識別情報と、当該広告識別情報により識別される広告情報が、中継装置12を経由して当該端末識別情報により識別される携帯端末装置13に送信された回数である送信回数とが対応付いた送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。
なお、送信回数管理情報蓄積部1112は、具体的には、次の様にして送信回数管理情報を蓄積する。例えば、受信端末識別情報と取得した広告識別情報とを有する送信回数管理情報が既に格納されている場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、送信回数管理情報格納部1104に格納されている送信回数であり、当該端末識別情報と広告識別情報とに対応する送信回数を、1インクリメントする。また、例えば、受信端末識別情報と取得した広告識別情報とを有する送信回数管理情報が格納されていない場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該端末識別情報と広告識別情報と送信回数「1」とを対応付けて、送信回数管理情報を構成する。そして、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該構成した送信回数管理情報を蓄積する。なお、送信回数「1」は、通常、送信回数管理情報蓄積部1112が予め保持している。
なお、上記、送信回数管理情報格納部1104に格納されている送信回数を1インクリメントすることは、例えば、当該1インクリメント後の送信回数を取得することであってもよい。この場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該取得した送信回数を有する送信回数管理情報を蓄積する。
訪問回数管理情報蓄積部1113は、訪問回数管理情報を訪問回数管理情報格納部1105に蓄積する。当該訪問回数管理情報の蓄積は、通常、訪問判断部1110が、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したと判断するたびに行う。言い換えると、当該訪問回数管理情報の蓄積は、通常、訪問判断部1110が、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したことを示す訪問判断結果情報を取得するたびに行う。
訪問回数管理情報蓄積部1113は、例えば、端末識別情報と訪問回数とが対応付いた訪問回数管理情報を蓄積する。当該訪問回数管理情報を蓄積する場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、具体的には、次の様にして訪問回数管理情報を蓄積する。
例えば、受信端末識別情報を有する訪問回数管理情報が既に格納されている場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、訪問回数管理情報格納部1105に格納されている訪問回数であり、受信端末識別情報に対応する訪問回数を、1インクリメントする。また、例えば、受信端末識別情報を有する訪問回数管理情報が格納されていない場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、受信端末識別情報と訪問回数「1」とを対応付けて、訪問回数管理情報を構成する。そして、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該構成した訪問回数管理情報を蓄積する。なお、訪問回数「1」は、通常、訪問回数管理情報蓄積部1113が予め保持している。
また、訪問回数管理情報蓄積部1113は、例えば、端末識別情報と訪問場所情報と訪問回数とが対応付いた訪問回数管理情報を蓄積する。当該訪問回数管理情報を蓄積する場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、例えば、まず、訪問判断部1110が、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したと判断した場合に、当該判断に用いた端末識別情報と訪問場所情報とを取得する。そして、訪問回数管理情報蓄積部1113は、取得した端末識別情報と訪問場所情報と当該訪問場所情報が示す訪問場所を訪問した回数である訪問回数とが対応付いた訪問回数管理情報を、訪問回数管理情報格納部1105に蓄積する。
なお、訪問回数管理情報蓄積部1113は、具体的には、次に様にして訪問回数管理情報を蓄積する。例えば、訪問判断部1110から取得した端末識別情報と訪問場所情報とを有する訪問回数管理情報が既に格納されている場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、訪問回数管理情報格納部1105に格納されている訪問回数であり、当該端末識別情報と訪問場所情報とに対応する訪問回数を、1インクリメントする。また、例えば、訪問判断部1110から取得した端末識別情報と訪問場所情報とを有する訪問回数管理情報が格納されていない場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該端末識別情報と訪問場所情報と訪問回数「1」とを対応付けて、訪問回数管理情報を構成する。そして、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該構成した訪問回数管理情報を蓄積する。なお、訪問回数「1」は、通常、訪問回数管理情報蓄積部1113が予め保持している。
なお、上記、訪問回数管理情報格納部1105に格納されている訪問回数を1インクリメントすることは、例えば、当該1インクリメント後の送信回数を取得することであってもよい。この場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該取得した訪問回数を有する訪問回数管理情報を蓄積する。
コンバージョン率算出部1114は、送信回数に対する訪問回数の割合であるコンバージョン率を算出する。当該送信回数および訪問回数は、送信回数管理情報が有する送信回数および訪問回数管理情報が有する訪問回数であり、かつ、同一の端末識別情報が対応付いた送信回数および訪問回数である。また、当該コンバージョン率を算出する具体的な手順は、例えば、以下のとおりである。
コンバージョン率算出部1114は、例えば、まず、受信端末識別情報に対応する送信回数を、送信回数管理情報格納部1104から取得する。そして、コンバージョン率算出部1114は、受信端末識別情報に対応する訪問回数を、訪問回数管理情報格納部1105から取得する。そして、コンバージョン率算出部1114は、取得した送信回数に対する取得した訪問回数の割合を算出する。
また、送信回数管理情報が広告識別情報を有し、かつ、訪問回数管理情報が訪問場所情報を有する場合、コンバージョン率算出部1114は、例えば、同一の端末識別情報が対応付いた送信回数管理情報および訪問回数管理情報であり、広告管理情報において対応付いている広告識別情報および訪問場所情報を有する送信回数管理情報および訪問回数管理情報が有する送信回数および訪問回数を用いて、コンバージョン率を算出してもよい。
送信部1115は、広告情報を、中継装置12に送信する。当該広告情報は、広告情報取得部1108が取得した広告情報である。また、当該中継装置12は、広告情報の取得に用いた中継識別情報により識別される中継装置12である。
また、送信部1115は、表示広告情報を、中継装置12に送信する。当該表示広告情報は、広告情報取得部1108が取得した表示広告情報である。また、当該中継装置12は、表示広告情報の取得に用いた中継識別情報により識別される中継装置12である。
処理部1116は、訪問判断結果情報、経路情報、送信回数管理情報、訪問回数管理情報、コンバージョン率のいずれか1種類以上の情報を用いた処理を行う。当該処理の内容は、問わない。当該処理は、例えば、当該情報を携帯端末装置13に送信することや、当該情報を出力すること、当該情報を統計処理することなどである。
例えば、訪問判断結果情報を統計処理するとは、例えば、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したか否かを判断した回数に対する、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したと判断した回数の割合などを算出することなどである。
また、例えば、経路情報を統計処理するとは、例えば、ユーザが所持している携帯端末装置13が広告情報を受信してから、当該広告情報に関連する訪問場所を訪問するまでの平均の移動距離や、当該訪問場所を訪問するまでに経由する地点の平均の数などを算出することなどである。
また、例えば、送信回数管理情報を統計処理するとは、例えば、一のユーザに広告情報が送信された回数やその平均、一の広告情報が送信された回数やその平均などを算出することなどである。
また、例えば、訪問回数管理情報を統計処理するとは、例えば、一のユーザが訪問場所を訪問した回数やその平均、一の訪問場所がユーザにより訪問された回数やその平均などを算出することなどである。
また、例えば、コンバージョン率を統計処理するとは、例えば、コンバージョン率の平均を算出することや、広告ごとかつユーザごとのコンバージョン率の平均を算出することなどである。
また、処理部1116は、例えば、予め決められたタイミングに、訪問判断結果情報などの処理を行ってもよい。当該予め決められたタイミングとは、例えば、予め決められた時刻や、予め決められた時間ごと(定期的)などである。
中継識別情報格納部1201には、中継識別情報が格納される。中継識別情報格納部1201には、通常、予め中継識別情報が格納されている。また、例えば、中継識別情報がIPアドレスである場合、中継識別情報格納部1201には、例えば、いわゆるDHCPサーバから送信されたIPアドレスが蓄積されてもよい。また、中継識別情報が位置情報である場合、中継識別情報格納部1201には、例えば、衛星航法システム(GPS受信機など)や、移動体通信用の基地局から位置情報を受信する装置などが受信した位置情報が蓄積されてもよい。
中継受信部1202は、携帯端末装置13から、端末識別情報を受信する。また、中継受信部1202は、後述の中継送信部1203による中継識別情報のサーバ装置11への送信に応じて、サーバ装置11から広告情報を受信する。また、中継受信部1202は、後述の中継送信部1203による中継識別情報のサーバ装置11への送信に応じて、サーバ装置11から表示広告情報を受信してもよい。
中継送信部1203は、通常、中継識別情報、または、端末識別情報と中継識別情報とを、サーバ装置11に送信する。当該中継識別情報は、中継識別情報格納部1201に格納されている中継識別情報である。また、当該端末識別情報は、中継受信部1202が受信した端末識別情報である。
また、中継送信部1203は、通常、中継受信部1202による端末識別情報の受信に応じて、上記の情報を送信する。つまり、中継受信部1202による端末識別情報の受信が、中継送信部1203による上記の情報のトリガとなる。また、当該送信は、通常、広告情報を受信するために行う。
また、中継送信部1203は、例えば、予め決められたタイミングに、中継識別情報を送信してもよい。当該予め決められたタイミングとは、例えば、予め決められた時刻や、予め決められた時間ごと(定期的)などである。また、当該送信は、通常、表示広告情報を受信するために行う。
また、中継送信部1203は、中継受信部1202が受信した広告情報を、携帯端末装置13に送信する。当該広告情報の送信先となる携帯端末装置13は、通常、上記の情報の送信のトリガである端末識別情報により識別される携帯端末装置13である。
また、中継送信部1203は、中継受信部1202が受信した表示広告情報を、対応する表示装置14に送信する。
端末識別情報格納部1301には、端末識別情報が格納される。
端末送信部1302は、端末識別情報格納部1301に格納されている端末識別情報を、中継装置12に送信する。端末送信部1302は、通常、中継装置12との通信を確立するために、端末識別情報を中継装置12に送信する。また、端末送信部1302は、例えば、端末識別情報と共に時刻情報を送信してもよい。この場合、当該時刻情報は、通常、端末送信部1302が取得する。
端末受信部1303は、端末送信部1302による端末識別情報の送信に応じて、中継装置12から、広告情報を受信する。
端末出力部1304は、端末受信部1303が受信した広告情報を出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。つまり、「広告情報を出力する」ことには、例えば、端末受信部1303が広告情報を受信した旨の出力を行うことも含まれる。「広告情報を受信した旨の出力」とは、例えば、画面にウィンドウを表示することや、通知ランプを点灯させることなどである。
表示受信部1401は、対応付いている中継装置12から表示広告情報を受信する。
表示出力部1402は、表示受信部1401が受信した表示広告情報を出力する。
なお、広告管理情報格納部1101、訪問管理情報格納部1102、経路情報格納部1103、送信回数管理情報格納部1104、訪問回数管理情報格納部1105、中継識別情報格納部1201、端末識別情報格納部1301は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、広告管理情報格納部1101などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して広告管理情報格納部1101などに記憶されてもよい。
また、広告情報取得部1108、訪問管理情報蓄積部1109、訪問判断部1110、経路情報蓄積部1111、送信回数管理情報蓄積部1112、訪問回数管理情報蓄積部1113、コンバージョン率算出部1114、処理部1116は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、広告情報取得部1108などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、広告情報取得部1108などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
また、受信部1107、中継受信部1202、端末受信部1303、表示受信部1401は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、送信部1115、中継送信部1203、端末送信部1302は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
また、端末出力部1304、表示出力部1402は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。表示出力部1402は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
次に、広告配信システム1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、サーバ装置11の全体動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートにおいて、広告管理情報格納部1101には、中継識別情報と広告情報と表示広告情報と訪問場所情報とが対応付いた広告管理情報が格納されているものとする。
(ステップS401)時刻情報取得部1106は、時刻情報の取得を開始する。以降、時刻情報取得部1106は、定期的に時刻情報を取得し続ける。
(ステップS402)広告情報取得部1108は、受信部1107が端末識別情報と中継識別情報と中継識別情報と中継識別情報とを受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS403に進み、そうでない場合は、ステップS402に戻る。
(ステップS403)広告情報取得部1108は、ステップS402で受信した中継識別情報に対応する広告情報を、広告管理情報格納部1101から取得する。
(ステップS404)送信部1115は、ステップS403で取得した広告情報を、ステップS401で受信した中継識別情報により識別される中継装置12に送信する。
(ステップS405)送信回数管理情報蓄積部1112は、ステップS402で受信した端末識別情報と、当該端末識別情報に広告情報が送信された回数である送信回数とが対応付いた送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。
(ステップS406)訪問管理情報蓄積部1109は、ステップS402で受信した中継識別情報に対応する訪問場所情報(ステップS402で取得した広告情報に対応する訪問場所情報)を、広告管理情報格納部1101から取得する。
(ステップS407)訪問管理情報蓄積部1109は、ステップS402で受信した端末識別情報と、ステップS406で取得した訪問場所情報とが対応付いた訪問管理情報を、訪問管理情報格納部1102に蓄積する。また、このとき、訪問管理情報蓄積部1109は、例えば、ステップS402で受信した端末識別情報と、ステップS406で取得した訪問場所情報と、時刻情報取得部1106が取得した時刻情報とが対応付いた訪問管理情報を、訪問管理情報格納部1102に蓄積してもよい。
(ステップS408)経路情報蓄積部1111は、ステップS402で受信した端末識別情報と、ステップS402で受信した中継識別情報を有する経路情報とを対応付けて、経路情報格納部1103に蓄積する。
(ステップS409)訪問判断部1110は、ステップS402で受信した端末識別情報により識別される携帯端末装置13を保持しているユーザが、ステップS406で取得した訪問場所情報が示す訪問場所を訪問したか否かを判断する。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、訪問判断部1110は、当該判断の結果を、変数resultにセットするものとする。
(ステップS410)訪問回数管理情報蓄積部1113は、resultがtrueであるか否かを判断する。trueである場合は、ステップS411に進み、そうでない場合は、ステップS413に進む。
(ステップS411)訪問回数管理情報蓄積部1113は、ステップS402で受信した端末識別情報と、当該端末識別情報により識別される携帯端末装置13を保持しているユーザが訪問場所を訪問した回数である訪問回数とが対応付いた訪問回数管理情報を、訪問回数管理情報格納部1105に蓄積する。
(ステップS412)コンバージョン率算出部1114は、送信回数管理情報格納部1104に格納されている送信回数であり、ステップS401で受信した端末識別情報に対応する送信回数と、訪問回数管理情報格納部1105に格納されている訪問回数であり、ステップS401で受信した端末識別情報に対応する訪問回数とを用いて、コンバージョン率を算出する。
(ステップS413)広告管理情報格納部1101は、受信部1107が中継識別情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS414に進み、そうでない場合は、ステップS402に戻る。
(ステップS414)広告情報取得部1108は、ステップS413で受信した中継識別情報に対応する表示広告情報を、広告管理情報格納部1101から取得する。
(ステップS415)送信部1115は、ステップS414で取得した表示広告情報を、ステップS413で受信した中継識別情報により識別される中継装置12に送信する。そして、ステップS402に戻る。
(ステップS416)処理部1116は、訪問判断結果情報や、経路情報などを用いた処理を行うタイミングであるか否かを判断する。処理を行うタイミングである場合は、ステップS417に進み、そうでない場合は、ステップS402に戻る。
(ステップS417)処理部1116は、訪問判断結果情報や、経路情報などの各種情報を用いた処理を行う。そして、ステップS402に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図5は、図4のフローチャートのステップS409の訪問場所を訪問したか否かの判断処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにおいて、訪問管理情報格納部1102には、m個の訪問管理情報が格納されているものとする。また、当該訪問管理情報は、端末識別情報と訪問場所情報と時刻情報とを有するものとする。
(ステップS501)訪問判断部1110は、変数resultにfalseをセットする。
(ステップS502)訪問判断部1110は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS503)訪問判断部1110は、受信端末識別情報が、訪問管理情報格納部1102に格納されている端末識別情報[i]と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS504に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS504)訪問判断部1110は、受信中継識別情報が、訪問管理情報格納部1102に格納されている訪問場所情報[i]と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS505に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS505)訪問判断部1110は、訪問管理情報格納部1102に格納されている広告受信場所情報[i]と、時刻情報取得部1106が取得した時刻情報とを用いて、訪問時間情報を算出する。
(ステップS506)訪問判断部1110は、ステップS505で算出した訪問時間情報が訪問時間条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS507に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS507)訪問判断部1110は、resultにtrueをセットする。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS508)訪問判断部1110は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS509に進む。
(ステップS509)訪問判断部1110は、iを1インクリメントする。そして、ステップS503に進む。
次に、中継装置12の全体動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)中継装置12は、図示しない中継受付部が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS602に進み、そうでない場合は、ステップS601に戻る。
(ステップS602)中継装置12は、電源ONの処理を行う。
(ステップS603)中継送信部1203は、中継受信部1202が端末識別情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS604に進み、そうでない場合は、ステップS607に進む。
(ステップS604)中継送信部1203は、ステップS605で受信した端末識別情報と、中継識別情報格納部1201に格納されている中継識別情報とを、サーバ装置11に送信する。
(ステップS605)中継送信部1203は、中継受信部1202が広告情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS606に進み、そうでない場合は、ステップS605に戻る。
(ステップS606)中継送信部1203は、ステップS605で受信した広告情報を、ステップS603で受信した端末識別情報により識別される携帯端末装置13に送信する。
(ステップS607)中継送信部1203は、中継識別情報の送信のタイミングであるか否かを判断する。送信のタイミングである場合は、ステップS608に進み、そうでない場合は、ステップS603に戻る。
(ステップS608)中継送信部1203は、中継識別情報格納部1201に格納されている中継識別情報を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS609)中継送信部1203は、中継受信部1202が表示広告情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS610に進み、そうでない場合は、ステップS609に戻る。
(ステップS610)中継送信部1203は、ステップS609で受信した表示広告情報を、中継装置12に対応付いている表示装置14に送信する。
(ステップS611)中継装置12は、図示しない中継受付部が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS612に進み、そうでない場合は、ステップS603に戻る。
(ステップS612)中継装置12は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS601に戻る。
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
また、図6のフローチャートにおいて、ステップS607からステップS610までの処理は、通常、表示装置14に対応付いている中継装置12のみが行う。
次に、携帯端末装置13の全体動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)携帯端末装置13は、図示しない端末受付部が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS702に進み、そうでない場合は、ステップS701に戻る。
(ステップS702)携帯端末装置13は、電源ONの処理を行う。
(ステップS703)携帯端末装置13は、中継装置12との通信が可能であるか否かを判断する。可能である場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS703に戻る。
(ステップS704)端末送信部1302は、端末識別情報格納部1301に格納されている端末識別情報を、通信が可能である中継装置12に送信する。
(ステップS705)端末出力部1304は、端末受信部1303が広告情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS706に進み、そうでない場合は、ステップS05に戻る。
(ステップS706)端末出力部1304は、ステップS705で受信した広告情報を出力する。
(ステップS707)携帯端末装置13は、図示しない端末受付部が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS708に進み、そうでない場合は、ステップS703に戻る。
(ステップS708)携帯端末装置13は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS701に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、表示装置14の全体動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)表示出力部1402は、表示受信部1401が表示広告情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS802に進み、そうでない場合は、ステップS801に戻る。
(ステップS802)表示出力部1402は、ステップS801で受信した表示広告情報を出力する。そして、ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
なお、上記で説明した広告配信システム1の全体動作は、あくまで一例である。つまり、広告配信システム1の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
(具体例)
次に、広告配信システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、中継装置12は、無線LANのアクセスポイント(以下、適宜、アクセスポイントA、アクセスポイントB、アクセスポイントCなどとする)であるものとする。また、携帯端末装置13は、スマートフォン(以下、適宜、スマホとする)であるものとする。また、表示装置14は、サイネージディスプレイ(以下、適宜、サイネージディスプレイA、サイネージディスプレイB、サイネージディスプレイCなどとする)であるものとする。また、本具体例において、広告管理情報格納部1101には、図9に示す広告管理情報が格納されているものとする。当該広告管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、中継識別情報(項目名:中継識別)と、広告情報(項目名:広告)と、表示広告情報(項目名:表示広告)と、訪問場所情報(項目名:訪問場所)とを有する。
(例1)
本例において、広告情報の取得、広告情報の送信、訪問管理情報の蓄積、送信回数管理情報の蓄積などの例について説明する。
まず、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントAの通信エリア内に侵入したとする。当該通信エリア内には、広告のパネルが設置されているものとする。また、当該スマホの端末識別情報格納部1301には、端末識別情報であるMACアドレス「00:11:22:33:44:55」が格納されているものとする。また、当該アクセスポイントAの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるIPアドレス「202.14.25.302」が格納されているものとする。
次に、端末送信部1302は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」を、アクセスポイントAに送信する。
次に、アクセスポイントAの中継受信部1202は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」をスマホから受信する。そして、当該端末識別情報の受信に応じて、中継送信部1203は、当該端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報格納部1201に格納されている中継識別情報「202.14.25.302」とを、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と中継識別情報「202.14.25.302」とを、アクセスポイントAから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、図9の広告管理情報から、中継識別情報「202.14.25.302」が対応付いている「ID=012」の広告情報「ads−small−B.jpg」を取得する。当該広告情報は、広告情報を識別する広告識別情報である。従って、広告情報取得部1108は、具体的には、当該広告識別情報により識別される広告情報を取得する。
次に、送信部1115は、広告情報取得部1108が取得した広告情報を、中継識別情報「202.14.25.302」により識別されるアクセスポイントAに送信する。
次に、アクセスポイントAの中継受信部1202は、広告情報「ads−small−B.jpg」を受信する。そして、アクセスポイントAの中継送信部1203は、当該広告情報を、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」により識別されるスマホに送信する。
次に、スマホの端末受信部1303は、広告情報「ads−small−B.jpg」を受信する。そして、スマホの端末出力部1304は、当該広告情報を出力する。
また、サーバ装置11の訪問管理情報蓄積部1109は、図9の広告管理情報から、中継識別情報「202.14.25.302」が対応付いている「ID=012」の訪問場所情報「SHOP−B」を取得する。
次に、訪問管理情報蓄積部1109は、時刻情報取得部1106が取得している時刻情報を取得する。当該時刻情報は、日時を示す情報であるものとする。また、当該時刻情報は、「2013/10/15 12:35:40」であるものとする。
次に、訪問管理情報蓄積部1109は、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、取得した訪問場所情報「SHOP−B」と、取得した時刻情報「2013/10/15 12:35:40」とが対応付いた訪問管理情報を、訪問管理情報格納部1102に蓄積する。当該蓄積された訪問管理情報は、例えば、図10の「ID=012」である。また、図10において、訪問管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、端末識別情報(項目名:端末識別)と、訪問場所情報(項目名:訪問場所)と、広告受信時刻情報(項目名:時刻)とを有する。
また、サーバ装置11の送信回数管理情報蓄積部1112は、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、広告情報取得部1108が取得した広告情報が有する広告識別情報「ads−small−B.jpg」と、当該広告識別情報により識別される広告情報が、当該端末識別情報により識別されるスマホに送信された回数である送信回数とが対応付いた送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。ここで、例えば、当該端末識別情報と当該広告識別情報とを有する送信回数管理情報が、送信回数管理情報格納部1104に既に格納されている場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該送信回数管理情報が有する送信回数を、1インクリメントする。また、例えば、当該端末識別情報と当該広告識別情報とを有する送信回数管理情報が、送信回数管理情報格納部1104に格納されていない場合、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該端末識別情報と当該広告識別情報と送信回数「1」とを対応付けて、送信回数管理情報を構成する。そして、送信回数管理情報蓄積部1112は、当該構成した送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。
以上の様にして蓄積された送信回数管理情報は、例えば、図11の「ID=012」である。図11において、送信回数管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、端末識別情報(項目名:端末識別)と、広告識別情報(項目名:広告)と、送信回数とを有する。
(例2)
本例において、経路情報の蓄積の例について説明する。なお、本例において、例1において説明済みである例については、適宜、説明を省略するものとする。
まず、例1と同様に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントBの通信エリア内に侵入したとする。本例において、当該アクセスポイントBの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報である位置情報「(N34.2233,E135.3346)」が格納されているものとする。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と中継識別情報「(N34.2233,E135.3346)」とを、アクセスポイントBから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、例1と同様に、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応する広告情報を取得する。そして、当該広告情報が取得できた場合、送信部1115は、当該取得した広告情報を、アクセスポイントBに送信する。
次に、経路情報蓄積部1111は、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、受信中継識別情報「(N34.2233,E135.3346)」とを対応付け、経路情報格納部1103に蓄積する。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクスポイントCの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントCの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報である位置情報「(N34.2233,E135.3347)」が格納されているものとする。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、上記と同様に、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と中継識別情報「(N34.2233,E135.3347)」とを、アクセスポイントCから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、例1と同様に、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応する広告情報を取得する。そして、当該広告情報が取得できた場合、送信部1115は、当該取得した広告情報を、アクセスポイントCに送信する。
次に、経路情報蓄積部1111は、経路情報格納部1103に格納されている経路情報であり、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応付いている経路情報に対応付けて、中継識別情報「(N34.2233,E135.3347)」を、経路情報格納部1103に蓄積する。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクスポイントDの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントDの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報である位置情報「(N34.2233,E135.3348)」が格納されているものとする。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、上記と同様に、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と中継識別情報「(N34.2233,E135.3348)」とを、アクセスポイントDから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、例1と同様に、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応する広告情報を取得する。そして、当該広告情報が取得できた場合、送信部1115は、当該取得した広告情報を、アクセスポイントDに送信する。
次に、経路情報蓄積部1111は、経路情報格納部1103に格納されている経路情報であり、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応付いている経路情報に対応付けて、中継識別情報「(N34.2233,E135.3347)」を、経路情報格納部1103に蓄積する。
以上の様にして蓄積された経路情報は、例えば、図12の「ID=013」である。図12において、経路情報は、1以上の位置情報(項目名:位置1、位置2、位置3など)を有する。当該位置情報は、中継識別情報である。また、図12において、経路情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、端末識別情報(項目名:端末識別)とが対応付いている。
(例3)
本例において、ユーザが訪問場所を訪問したか否かの判断、訪問回数管理情報の蓄積などの例について説明する。なお、本例において、例1などにおいて説明済みである例については、適宜、説明を省略するものとする。
まず、例1と同様に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントAの通信エリア内に侵入した結果、訪問管理情報蓄積部1109が、図10の「ID=012」の訪問管理情報を蓄積したものとする。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクスポイントDの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントDは、例えば、街中に設置されているものとする。また、当該アクセスポイントDの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるSSID「SHOP−D」が格納されているものとする。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と中継識別情報「SHOP−D」とを、アクセスポイントDから受信する。
次に、訪問判断部1110は、図10の訪問管理情報から、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」が対応付いている「ID=012」の訪問場所情報「SHOP−B」を取得する。そして、訪問判断部1110は、当該取得した訪問判断情報「SHOP−B」と、受信中継識別情報「SHOP−D」とが異なると判断する。そして、訪問判断部1110は、ユーザが訪問場所情報を訪問していないことを示す訪問判断結果情報を取得する。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントCの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントCは、例えば、街中に設置されているものとする。また、当該アクセスポイントCの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるSSID「SHOP−C」が格納されているものとする。
次に、サーバ装置11の訪問判断部1110は、上記と同様に、図10の訪問管理情報から、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」が対応付いている「ID=012」の訪問場所情報「SHOP−B」を取得する。そして、訪問判断部1110は、当該取得した訪問判断情報「SHOP−B」と、受信中継識別情報「SHOP−C」とが異なると判断する。そして、訪問判断部1110は、ユーザが訪問場所情報を訪問していないことを示す訪問判断結果情報を取得する。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントBの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントBは、例えば、店名が「SHOP−B」である飲食店中に設置されているものとする。また、当該アクセスポイントBの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるSSID「SHOP−B」が格納されているものとする。
次に、サーバ装置11の訪問判断部1110は、上記と同様に、図10の訪問管理情報から、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」が対応付いている「ID=012」の訪問場所情報「SHOP−B」を取得する。そして、訪問判断部1110は、当該取得した訪問判断情報「SHOP−B」と、受信中継識別情報「SHOP−B」とが同一であると判断する。そして、訪問判断部1110は、ユーザが訪問場所情報を訪問したことを示す訪問判断結果情報を取得する。
次に、訪問回数管理情報蓄積部1113は、受信端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、訪問判断部1110が取得した訪問場所情報(受信部1107が受信した訪問場所情報)「SHOP−B」と、当該訪問場所情報により示される訪問場所をユーザが訪問した回数である訪問回数とが対応付いた訪問回数管理情報を、訪問回数管理情報格納部1105に蓄積する。ここで、例えば、当該端末識別情報と当該訪問場所情報とを有する訪問回数管理情報が、訪問回数管理情報格納部1105に既に格納されている場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該訪問回数管理情報が有する訪問回数を、1インクリメントする。また、例えば、当該端末識別情報と当該訪問場所情報とを有する訪問回数管理情報が、訪問回数管理情報格納部1105に格納されていない場合、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該端末識別情報と当該訪問場所情報と訪問回数「1」とを対応付けて、訪問回数管理情報を構成する。そして、訪問回数管理情報蓄積部1113は、当該構成した訪問回数管理情報を、訪問回数管理情報格納部1105に蓄積する。
以上の様にして蓄積された訪問回数管理情報は、例えば、図13の「ID=012」である。図13において、訪問回数管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、端末識別情報(項目名:端末識別)と、訪問場所情報(項目名:訪問場所)と、訪問回数とを有する。
(例4)
本例において、コンバージョン率の算出の例について説明する。なお、本例において、例1などにおいて説明済みである例については、適宜、説明を省略するものとする。
コンバージョン率算出部1114は、例えば、図11の送信回数管理情報と、図13の訪問回数管理情報とにおいて、同一の端末識別情報が対応付いており、図9の広告管理情報において対応付けられている訪問場所情報または広告識別情報が対応付いている送信回数および訪問回数を取得する。例えば、図11の「ID=012」の送信回数と図13の「ID=012」の訪問回数とには、同一の端末識別情報「00:11:22:33:44:55」が対応付いている。また、図11の「ID=012」の広告識別情報と、図13の「ID=012」の訪問場所情報とは、図9の「ID=012」の広告管理情報において対応付けられている。従って、コンバージョン率算出部1114は、例えば、図11の「ID=012」の送信回数「1」と図13の「ID=012」の訪問回数「1」とを取得する。
次に、コンバージョン率算出部1114は、取得した送信回数「1」と訪問回数「1」とを用いて、「1/1」を計算し、例えば、コンバージョン率「100%」を算出する。
(例5)
本例において、表示広告情報の取得、表示広告情報の送信などの例について説明する。なお、本例において、例1などにおいて説明済みである例については、適宜、説明を省略するものとする。
まず、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントCの通信エリア内に侵入したとする。当該通信エリア内には、サイネージディスプレイCが設置されているものとする。また、アクセスポイントCとサイネージディスプレイCとは、通信が可能な状態にあるものとする。また、当該アクセスポイントCの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるIPアドレス「202.14.25.303」が格納されているものとする。
次に、中継識別情報をサーバ装置11に送信する時刻になったとする。すると、アクセスポイントCの中継送信部1203は、中継識別情報「202.14.25.303」をサーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、中継識別情報「202.14.25.303」をアクセスポイントCから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、図9の広告管理情報から、中継識別情報「202.14.25.303」が対応付いている「ID=013」の表示広告情報「ads−big−C.jpg」を取得する。当該表示広告情報は、表示広告情報を識別する広告識別情報である。従って、広告情報取得部1108は、具体的には、当該広告識別情報により識別される表示広告情報を取得する。
次に、送信部1115は、広告情報取得部1108が取得した表示広告情報を、中継識別情報「202.14.25.303」により識別されるアクセスポイントCに送信する。
次に、アクセスポイントCの中継受信部1202は、表示広告情報「ads−big−C.jpg」を受信する。そして、アクセスポイントCの中継送信部1203は、当該表示広告情報を、サイネージディスプレイCに送信する。
次に、サイネージディスプレイCの表示受信部1401は、表示広告情報「ads−big−C.jpg」を受信する。そして、サイネージディスプレイCの表示出力部1402は、当該表示広告情報を出力する。
なお、上記の例において、スマホの端末出力部1304が広告情報を出力し、サイネージディスプレイの表示出力部1402が表示広告情報を出力している様子は、例えば、図14である。図14において、端末出力部1304には、サイネージディスプレイに表示されている広告の縮小版の広告が表示されている。
(例6)
本例において、広告情報の送信回数に応じた広告情報の取得、および当該広告情報の送信の例について説明する。なお、本例において、広告管理情報格納部1101には、図15に示す広告管理情報が格納されている。当該広告管理情報は、図9の広告管理情報に加え、送信回数条件を有する。また、例1などにおいて説明済みである例については、適宜、説明を省略するものとする。
まず、例1と同様に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントBの通信エリア内に侵入したとする。当該スマホの端末識別情報格納部1301には、端末識別情報であるMACアドレス「00:11:22:33:44:55」が格納されているものとする。また、当該アクセスポイントBの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるIPアドレス「202.14.25.301」が格納されているものとする。
次に、アクセスポイントBの中継送信部1203は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報「202.14.25.301」とを、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報「202.14.25.301」とを、アクセスポイントBから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応する送信回数を、送信回数管理情報格納部1104から取得する。ここで、当該送信回数は、「0」であるものとする。
次に、広告情報取得部1108は、図15の広告管理情報のうち、「ID=011」の広告管理情報について、中継識別情報「202.14.25.301」と、送信回数「0」が合致する送信回数条件「送信回数=0」とを有すると判断する。そして、広告情報取得部1108は、当該図15の「ID=011」の広告情報「ads−small−A1.jpg」を取得する。
次に、送信部1115は、広告情報「ads−small−A1.jpg」を、アクセスポイントBに送信する。また、送信回数管理情報蓄積部1112は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と送信回数「1」とが対応付いた送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。
次に、スマホの端末受信部1303は、広告情報「ads−small−A1.jpg」をアクセスポイントBから受信する。そして、端末出力部1304は、当該広告情報を出力する。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントBの通信エリア外に移動し、その後、アクセスポイントDの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントDの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるIPアドレス「202.14.25.302」が格納されているものとする。
次に、アクセスポイントDの中継送信部1203は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報「202.14.25.302」とを、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報「202.14.25.302」とを、アクセスポイントDから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応する送信回数「1」を、送信回数管理情報格納部1104から取得する。
次に、広告情報取得部1108は、図15の広告管理情報のうち、「ID=015」の広告管理情報について、中継識別情報「202.14.25.302」と、送信回数「1」が合致する送信回数条件「送信回数=1」とを有すると判断する。そして、広告情報取得部1108は、当該図15の「ID=015」の広告情報「ads−small−A2.jpg」を取得する。
次に、送信部1115は、広告情報「ads−small−A2.jpg」を、アクセスポイントDに送信する。また、送信回数管理情報蓄積部1112は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と送信回数「2」とが対応付いた送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。
次に、スマホの端末受信部1303は、広告情報「ads−small−A2.jpg」をアクセスポイントDから受信する。そして、端末出力部1304は、当該広告情報を出力する。
次に、スマホを所持しているユーザが、アクセスポイントDの通信エリア外に移動し、その後、アクセスポイントFの通信エリア内に侵入したとする。当該アクセスポイントFの中継識別情報格納部1201には、中継識別情報であるIPアドレス「202.14.25.303」が格納されているものとする。
次に、アクセスポイントFの中継送信部1203は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報「202.14.25.303」とを、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の受信部1107は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と、中継識別情報「202.14.25.303」とを、アクセスポイントFから受信する。
次に、広告情報取得部1108は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」に対応する送信回数「2」を、送信回数管理情報格納部1104から取得する。
次に、広告情報取得部1108は、図15の広告管理情報のうち、「ID=019」の広告管理情報について、中継識別情報「202.14.25.303」と、送信回数「2」が合致する送信回数条件「送信回数≧2」とを有すると判断する。そして、広告情報取得部1108は、当該図15の「ID=019」の広告情報「ads−small−A3.jpg」を取得する。
次に、送信部1115は、広告情報「ads−small−A3.jpg」を、アクセスポイントFに送信する。また、送信回数管理情報蓄積部1112は、端末識別情報「00:11:22:33:44:55」と送信回数「3」とが対応付いた送信回数管理情報を、送信回数管理情報格納部1104に蓄積する。
次に、スマホの端末受信部1303は、広告情報「ads−small−A3.jpg」をアクセスポイントFから受信する。そして、端末出力部1304は、当該広告情報を出力する。
以上、スマホを所持しているユーザが移動する様子、当該スマホが広告情報を受信する様子などを示すイメージ図は、例えば、図16である。
以上、本実施の形態による広告配信システム1によれば、例えば、広告表示媒体(表示装置14)に表示される表示広告と、携帯端末装置13に表示される携帯広告とが関連していることにより、広告表示媒体と携帯端末装置とを用いて、広告の効果を向上させることができる。つまり、これにより、広告の相乗効果を生むことができる。
また、本実施の形態による広告配信システム1によれば、例えば、広告情報を携帯端末装置13に送信した回数に応じて、異なる広告情報を携帯端末装置13に送信することにより、広告の効果をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態による広告配信システム1によれば、例えば、ユーザに広告を配信した回数や、当該広告の配信に応じてユーザが訪問場所を訪問した回数、ユーザが訪問場所を訪問するまでの経路、コンバージョン率などを把握し、かつ、これらを利用することができる。
なお、本実施の形態において、1以上の中継装置12は、例えば、広告表示媒体に対応付いている中継装置12もあれば、広告表示媒体に対応付いていない中継装置12もある。また、当該広告表示媒体は、例えば、ポスターやパネルなどの場合もあれば、表示装置14の場合もある。
また、本実施の形態において、広告情報取得部1108は、受信中継識別情報に対応する広告情報を取得できる場合もあれば、当該中継識別情報に対応する広告情報を取得できない場合もある。中継識別情報に対応する広告情報を取得できない場合は、例えば、受信部1107が、広告表示媒体に対応付いていない中継装置12から中継識別情報を受信した場合などである。
また、本実施の形態において、経路情報蓄積部1111は、一の端末識別情報が対応付いた経路情報の蓄積を、例えば、受信部1107が端末識別情報と中継識別情報とを受信し、かつ、広告情報取得部1108が当該中継識別情報に対応する広告情報を取得した場合に開始してもよい。また、経路情報蓄積部1111は、一の端末識別情報が対応付いた経路情報の蓄積を、例えば、訪問判断部1110が、広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問したと判断した場合に終了してもよい。つまり、経路情報蓄積部1111は、通常、ユーザが所持している携帯端末装置13が広告情報を受信してから、当該広告情報の受信に応じてユーザが訪問場所を訪問するまでの間、当該携帯端末装置13を識別する端末識別情報と共に受信部1107が受信した中継識別情報を、当該端末識別情報に対応する経路情報として蓄積する、ということである。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、中継装置を識別する情報である中継識別情報と、携帯端末装置が表示し得る広告の情報である1以上の広告情報とが対応付いた情報である1以上の広告管理情報が格納される広告管理情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、中継識別情報を、中継装置から受信する受信部と、前記受信部が受信した中継識別情報に対応する広告情報を、前記広告管理情報格納部から取得する広告情報取得部と、前記広告情報取得部が取得した広告情報を、前記受信部が受信した中継識別情報により識別される中継装置に送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における中継装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、中継識別情報が格納される中継識別情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、携帯端末装置から、携帯端末装置を識別する情報である端末識別情報を受信し、かつ、中継識別情報の送信に応じて、サーバ装置から、広告情報を受信する中継受信部と、前記中継受信部による端末識別情報の受信に応じて、前記中継識別情報格納部に格納されている中継識別情報を、サーバ装置に送信し、かつ、前記中継受信部が受信した広告情報を、端末識別情報を送信した携帯端末装置に送信する中継送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における携帯端末装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、端末識別情報が格納される端末識別情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記端末識別情報を、中継装置に送信する端末送信部と、前記端末送信部による端末識別情報の送信に応じて、中継装置から、広告情報を受信する端末受信部と、前記端末受信部が受信した広告情報を出力する端末出力部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における表示装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、対応する中継装置から表示広告情報を受信する表示受信部と、前記表示受信部が受信した表示広告情報を出力する表示出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図17は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態のサーバ装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図17において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図18は、コンピュータシステム9のブロック図である。図18において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク9015と、CD−ROMドライブ9011、MPU9012等を相互に接続するバス9016とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9015に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9015に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9014にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。