JP5650893B2 - 電力量計 - Google Patents

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Description

本発明は、電力線を介して負荷に供給される電力量を計測して表示する機能を持つ電力
量計に関するものである。
従来から、この種の電力量計として、負荷に供給される電圧及び電流を測定する測定手
段と、測定された瞬時電圧値と瞬時電流値とを乗算して瞬時電力を求めるとともに、瞬時
電力を月や週、日、時間など決まった期間(以下、所定期間)について積算(積分)して
積算電力量を求める積算手段とを備えたものが提供されている(例えば、特許文献1参照
)。
特許文献1に記載の電力量計は、積算手段で求めた積算電力量を表示する表示手段とし
て電力量表示器を備えている。そのため、ユーザは、電力量表示器の表示内容を確認する
ことによって、例えば当月の積算電力量を知ることができ、これにより当月の大よその電
気料金などを把握することが可能である。
ところで、近年、省エネルギに対する関心が高まっており、それに伴い上述したような
電力量計は、工場、オフィスビル等の比較的大電力を消費する場所に限らず、一般住宅に
も広く設置されるようになっている。
こうした背景のもと、所定期間の終了日時の時点の目標とする積算電力量(以下、目標
積算電力量)をユーザが予め設定すれば、所定期間の開始日時から終了日時までの任意の
時点(以下、現時点として説明する)での積算電力量と、目標積算電力量を基に算出され
る現時点での目安とすべき目安量とを比較して、その結果を電力量表示器に表示する機能
を持った電力量計も提案されている。尚、目安量は、例えば所定期間を31日とした場合
に目標積算電力量を31日で除算して1日当たりの目標積算電力量を求め、前記1日当た
りの目標積算電力量と開始日時から現時点までの経過日数とを乗算することにより算出さ
れる。
そして、この種の電力量計は、現時点での目安量に対する積算電力量の比率を百分率や
グラフなどの形式で表示する。そのため、ユーザは、電力量表示器に表示された百分率や
グラフを確認して、現時点で積算電力量が目安量を超過する場合には更なる省電力化に努
め、目安量以下に収まる場合には現状を維持するなどの適切な判断をすることができる。
その結果、所定期間の終了日時の時点には積算電力量を目標積算電力量以下に収めるとい
う目標が達成され易くなり、省エネルギ化につながる。
特許第3509585号公報
しかしながら、上述のような従来の電力量計は、ユーザが電力量表示器の表示内容を確
認するという行為を行ってこそ前記結果を通知することができるのであって、ユーザが電
力量表示器の表示内容を見なければ前記結果を通知することができない。しかし、省エネ
ルギに対する関心がさほど高くないユーザにしてみれば、たとえ電力量計がリビングの壁
のように視界に入り易い場所に設置されていても、わざわざ電力量計に近づいて電力量表
示器の表示内容を確認するという行為は面倒である。従って、従来の電力量計はこうした
ユーザに対して十分に活用されない恐れがあった。
また、従来の電力量計は、現時点の積算電力量と現時点に対する目安量との比較を行っ
ているに過ぎず、所定期間の終了日時の時点に対する予測結果を現時点で知ることができ
ないという問題があった。この問題は、所定期間が1時間や1日といった比較的短い期間
よりも1ヶ月や数ヶ月といった比較的長い期間になるほど大きな問題となる。特に、所定
期間が春季から夏季、秋季から冬季といったような季節の変り目(雰囲気温度が日々変化
し易い時期)を含む場合、日々の空調機器の使用頻度も変化し易く、たとえ現時点で積算
電力量が十分に目安量以下に収まっていても数日後または数週間後には空調機器の消費す
る電力量が急激に増加して目安量を超過し、結果、所定期間の終了日時の時点には積算電
力量が目標積算電力量を超過してしまう恐れがある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、意図的に確認しようとは
しないユーザに対しても、積算電力量が目標積算電力量を超過する恐れがあればその旨を
任意の時点で伝えることができる電力量計を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、電力線を介して負荷に供給される電圧及び電流を測定する測定手段が接続され、測定手段により測定された瞬時電圧値及び瞬時電流値を用いて所定期間内において前記負荷に供給される積算電力量を求める積算手段と、積算手段により求めた積算電力量を表示する電力量表示器と、を備えた電力量計において、日時を計時する計時手段と、前記所定期間、該所定期間の開始日時及び終了日時を設定する期間設定手段と、前記所定期間の開始日時から終了日時までの間の任意の時点の積算電力量に基づいて、前記任意の時点から終了日時までの積算電力量を推定する推定手段と、予め設定された終了日時の時点の目標積算電力量に対して所定の近似範囲を算出する算出手段と、前記任意の時点の積算電力量に推定手段により推定された推定値を加算した予測積算電力量が前記近似範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、予測積算電力量が前記近似範囲内にあればその旨を報知する報知手段と、年間のカレンダー情報を記憶する記憶手段と、所定期間並びに所定期間の開始日時が設定されることで所定期間の終了日時を算定する終了日時算定手段とをえ、終了日時算定手段は、前記カレンダー情報に基づいて所定期間の終了日時を算定し、算出手段は、予め設定された終了日時の時点の目標積算電力量に対して第1の閾値および第2の閾値を算出し、第1の閾値と第2の閾値との間を前記近似範囲とすることを特徴とする。
この発明によれば、任意の時点の積算電力量に推定値を加算することで終了日時の時点
の予測積算電力量を求めて、予測積算電力量が目標積算電力量の近似範囲内にあるか否か
を判定して、その結果、予測積算電力量が近似範囲内にあればその旨を例えば発光素子の
発光状態や音声出力等によって周囲に報知する報知手段を備えるので、意図的に確認しよ
うとはしないユーザに対しても、積算電力量が目標積算電力量を超過する恐れがあればそ
の旨を任意の時点で伝えることができる。
また、この発明によれば、所定期間並びに所定期間の開始日時が設定されることで所定期間の終了日時を算定する終了日時算定手段を備えるので、ユーザ自身が意識して所定期間の終了日時を直接設定する必要がなく、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
さらに、この発明によれば、終了日時算定手段は、前記カレンダー情報に基づいて所定期間の終了日時を算定するので、例えば所定期間が当月と翌月との間を跨ぐような場合でも当月の末日を取得してより正確に所定期間の終了日時を算定することができ、因って、推定値並びに予測積算電力量の信頼性を向上させることができる
項2の発明は、請求項1の発明において、報知手段は、電力量表示器とは別に備えた発光表示部であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請項2の発明において、判定手段は、予測積算電力量が第1の閾値未満であれば、安全範囲内にあると判定し、予測積算電力量が第1の閾値以上第2の閾値未満であれば、注意範囲内にあると判定し、予測積算電力量が第2の閾値以上であれば、警報範囲内にあると判定することを特徴とする。
本発明では、意図的に確認しようとはしないユーザに対しても、積算電力量が目標積算
電力量を超過する恐れがあればその旨を任意の時点で伝えることができるという効果があ
る。
本発明の実施形態の構成を示す概略ブロック図である。 同上における概略斜視図である。 同上における動作を示すフローチャート図である。 (a)〜(c)は同上における動作の説明図である。 同上における目標積算電力量の設定時の動作を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。本実施形態の電力
量計1は、図1に示すように、単相3線の商用電源(図示せず)から電流制限器よりなる
リミッタ(図示せず)及び導電ブレーカよりなる主幹ブレーカ(図示せず)を介して接続
される電圧線L1,L2及び中性線Nに対し、中継端子台(図示せず)を介して接続され
る計測ブロック2を備える。更に、電力量計1は、計測ブロック2とは別基板に形成され
計測ブロック2に接続された表示ブロック3を備える。ここで言うリミッタとは、負荷へ
供給される電流を電力会社との間の契約値以下に制限するために設けられたブレーカであ
る。主幹ブレーカと中継端子台との間において、電圧線L1・中性線N間、及び電圧線L
2・中性線N間にはそれぞれ分岐ブレーカを介して複数の分岐回路が接続されている。即
ち、分岐ブレーカを介して負荷への電源が供給される。
リミッタ、主幹ブレーカ、分岐ブレーカ、中継端子台は分電盤(図示せず)内に収納さ
れており、計測ブロック2及び表示ブロック3を備えた電力量計1は分電盤とは別に屋内
に設置される。尚、本実施形態の電力量計1は一般住宅に設置されるものとし、宅内でも
特にユーザの視界に入りやすい位置(例えば、リビングの壁)に設置される。
また、分電盤には、リミッタと主幹ブレーカとの間において電圧線L1,L2それぞれ
に流れる電流を検出する2個のカレントトランスCT1,CT2が測定手段として設けら
れている。計測ブロック2には、図1に示すように、カレントトランスCT1,CT2で
検出した電流の瞬時値(瞬時電流値)と電圧線L1・中性線N間、電圧線L2・中性線N
間それぞれの線間電圧の瞬時値(瞬時電圧値)とを用いて電力を求める計測用マイコン4
が設けられている。カレントトランスCT1,CT2で検出された電流は、図1に示すよ
うに、ゲイン切替、バイアス印加を行う電流処理回路5を通し電流信号として計測用マイ
コン4に入力され、線間電圧は、電圧線L1,L2及び中性線Nに接続され作動増幅、移
相調整、バイアス印加を行う電圧処理回路6で測定され電圧信号として計測用マイコン4
に入力される。
計測用マイコン4は、各カレントトランスCT1,CT2により検出した各電流値それ
ぞれと上記各線間電圧それぞれとの積を求め、両方の積を加算、平滑化した値を出力値と
して出力する。計測ブロック2と表示ブロック3とはシリアル通信によって相互に通信可
能となっており、計測用マイコン4で出力された前記出力値は、表示ブロック3に伝達さ
れる。
また、計測ブロック2は、電圧線L1,L2・中性線N間の線間電圧から計測用マイコ
ン4用の直流電圧を得る電源回路7を備え、電源回路7は図示しない電源線を介して表示
ブロック3へも電源供給する。尚、計測ブロック2には線間電圧を関してゼロクロス点を
検出するゼロクロス検出部8が設けられ、ゼロクロス検出部8の検出結果は計測用マイコ
ン4及び表示ブロック3に伝達される。
表示ブロック3は、図1に示すように、マイコンを主構成とし計測用マイコン4の出力
値に基づいて少なくとも積算電力量を演算する演算処理部9と、演算処理部9により求め
られた積算電力量等を表示可能な電力量表示器10とを備える。電力量表示器10は液晶
表示器11とバックライト12とが一体化してなり、液晶表示器11の駆動制御用の表示
制御部13とバックライト12駆動用のドライバ14とが演算処理部9に接続される。
また、表示ブロック3は、図1に示すように、液晶表示器11への表示内容の選択や各
種の設定を行うための操作部15と、各種データを記憶するS−RAM16並びにEEP
ROM17と、日時を計時する計時手段たる時計部(RTC)18と、異常時や商用電源
の停電時に電源を供給するバックアップ用の電池19とを備える。EEPROM17には
、過去の積算電力量の実績データや、ある決まった期間(所定期間)内で目標とする積算
電力量(目標積算電力量)、年間のカレンダー情報等が記憶される。また、表示ブロック
3には、過去の積算電力量の実績データ等を取り出す際に用いられるSDメモリカード(
登録商標)からなるメモリカード(図示せず)を装着するためのソケット30と、ソケッ
ト30・演算処理部9間に介在するインタフェース31とが設けられている。メモリカー
ドにより取り出される前記データには、たとえば時間帯ごとに管理されている電流値、電
圧値、電力量などが含まれ、取り出された前記データは外部装置(パーソナルコンピュー
タ等)で確認することができる。
演算処理部9は、計測用マイコン4の出力及び時計部18の出力に基づき、所定期間の
開始日時から、所定期間内の任意の時点までの間に負荷に供給された積算電力量を求める
(つまり、計測ブロック2により検出された瞬時電力を積算して積算電力量を求める)積
算手段21を具備している。尚、以下の説明では、所定期間を当月1日から当月末日まで
の1ヶ月とし、開始日時を1日0時00分00秒、終了日時を末日23時59分59秒と
し、任意の時点は「現在の時点(現時点)」と置き換えて説明する。
また、演算処理部9は、上述した積算手段21の他にも、目標設定手段22、推定手段
23、算出手段24、判定手段25、並びに終了日時算定手段26といった機能を具備し
ている。目標設定手段22は、操作部15の操作に応じて目標積算電力量を設定し、当該
目標積算電力量をEEPROM17に記憶させる。ここで、前記設定には、ユーザが操作
部15を通じて「手動」を選択することで目標積算電力量の数値を手動により直接設定す
る方式と、ユーザが操作部15を通じて「自動」を選択することでEEPROM17内に
記憶される前月の積算電力量の実績データから暦日換算した積算電力量を当月の目標積算
電力量として自動的に設定する方式との2種類がある。暦日変換とは、例えば、3月の積
算電力量の実績データが10000kWhであれば、4月の目標積算電力量は、1000
0÷31日×30日=9677kWhへと換算されることを意味する。尚、このときの各
月の末日はEEPROM17に記憶されるカレンダー情報から取得される。
推定手段23は、開始日時から現時点までの積算電力量(実績値)に基づいて、現時点
から終了日時までの積算電力量(推定値)を推定し、実績値に推定値を加算して予測積算
電力量を演算する。ここで、推定値は、例えば、線形予測法に基づいて演算式(1)によ
り計算される。
P=(Δr/Δt)×T (1)
尚、Pは推定値、Δtは現時点直前のサンプリング時間、Δrはサンプリング時間中の積
算電力量、Tは現時点から終了日時までの期間とする。
算出手段24は、目標設定手段22で予め設定された目標積算電力量に対して所定の近
似範囲を算出する。例えば、ユーザが操作部15を通じて「範囲±5%」と設定すると、
算出手段24は目標積算電力量に対して95%及び105%に相当する閾値を算出し、そ
の閾値間を近似範囲とする。近似範囲は任意に設定変更可能であり、本実施形態では目標
積算電力量に対して95%に相当する閾値を第1の閾値、100%に相当する閾値を第2
の閾値とし、第1の閾値以上第2の閾値未満を近似範囲とする。また、以下の説明では近
似範囲を注意範囲と称し、この他にも第1の閾値未満を安全範囲、第2の閾値以上を警報
範囲と称する。判定手段25は、予測積算電力量と第1及び第2の閾値とを各々比較し、
予測積算電力量が上記の注意範囲、安全範囲、及び警報範囲の何れの範囲内にあるか判定
する。
終了日時算定手段26は、ユーザの操作部15の操作を通じて所定期間並びに所定期間
の開始日時が設定されると、EEPROM17内に記憶されるカレンダー情報を取得し、
所定期間の終了日時を自動的に算定してEEPROM17に記憶させる。
そして、表示ブロック3は、判定手段25によって判定された結果を報知する報知手段
たる発光表示部20を電力量表示器10とは別に備える。発光表示部20は、常時発光す
る発光素子であるLED(発光ダイオード)を具備する。
上記電力量計1は、図2に示すように、薄箱状に形成され壁面等に取付可能な器体40
を有し、当該器体40に計測ブロック2及び表示ブロック3を具備している。器体40の
前面には、液晶表示器11と、各設定項目の設定・選択用の実行スイッチSW1、各設定
項目の数値を増加させるアップスイッチSW2、各設定項目の数値を減少させるダウンス
イッチSW3、液晶表示器11の表示を切り替えるメニュースイッチSW4、項目を切り
替える項目スイッチSW5より構成される操作部15とが設けられている。器体40前面
における液晶表示器11の下方には開閉可能な蓋体41を有し、当該蓋体41で覆われた
部分にカレントトランスCT1,CT2を接続するための端子(図示せず)と、電圧線L
1,L2・中性線Nを接続するための端子(図示せず)とが配設される。
さらに、器体40前面側には、図2に示すように、上記発光表示部20を構成する3つ
のLED20a〜20cが並設されている。LED20a〜20cは液晶表示器11の左
上方に、左右一列に配置される。LED20a,20b,20cは発光色がそれぞれ異な
り、図2中の例では右端のLED20aを赤色、中央のLED20bを黄色、左端のLE
D20cを緑色としている。
尚、器体40前面における発光表示部20の下方にはメモリカードが挿入されるカード
スロット42が形成されており、カードスロット42の右側方に、メモリカードへのデー
タ書込中を示すLED43、内蔵メモリ(S−RAM16、EEPROM17)へのデー
タ記録中を示すLED44、電源のオンオフを示すLED45が配設される。
以下、本実施形態の演算処理部9の動作について図3のフローチャート、及び図4(a
)〜(c)を参照しながら説明する。尚、図4(a)〜(c)は、横軸時間に対する月次
積算電力量の変化を示し、Aは現時点の積算電力量、Bは推定値、実線イは第1の閾値、
実線ロは第2の閾値、Xは安全範囲、Yは注意範囲、Zは警報範囲を示す。また、目標積
算電力量は、目標設定手段22により既に設定されているものとし、目標積算電力量の設
定処理については後述する。
演算処理部9は、瞬時電力の演算を行い(S1)、続いて瞬時電力を積算することによ
り積算電力量の演算を行う(S2)。求めた積算電力量は時間帯ごとに保存・管理し、当
月の積算電力量を一定周期(例えば、1分周期)で更新する(S3)。このとき、演算処
理部9は、現時点が所定期間の終了日時であるか否かを判定し、現時点が終了日時であれ
ば、当月の積算電力量をリセットさせるとともに過去の実績データとしてEEPROM1
7に保存させる。
現時点が終了日時でなければ、演算処理部9は、現時点までの積算電力量と推定される
推定値とから予測積算電力量を求め(S4)、更に予測積算電力量を第1及び第2の閾値
と比較する(S5)。尚、前記比較は積算電力量が更新される度に定期的に行われる。
そして、予測積算電力量が、図4(a)に示すように、第1の閾値イ未満であれば、安
全範囲X内にあると判定され(S6)、緑色のLED20cが点灯される(S7)。予測
積算電力量が、図4(b)に示すように、第1の閾値イ以上第2の閾値ロ未満であれば、
注意範囲Y内にあると判定され(S6)、黄色のLED20bが点灯される(S8)。予
測積算電力量が、図4(c)に示すように、第2の閾値ロ以上であれば、警報範囲Z内に
あると判定され(S6)、赤色のLED20aが点灯される(S9)。即ち、発光表示部
20は、常に何れかのLED20a〜20cを点灯させることで、現時点で予測積算電力
量が安全範囲、注意範囲、警報範囲の何れかに当るのかを報知する。上述した判定結果は
EEPROM17に記録され(S10)、内容によっては例えば電力量計1に接続される
他の装置に通知されてもよい。尚、本実施形態では、開始日時の時点から暫くの間(例え
ば、積算電力量が目標積算電力量の1%に達するまでの期間)をマスク期間とし、当該マ
スク期間中は上述の判定を行わずLED20a〜20cを全て消灯させる。
次に、目標積算電力量を含む各種設定の処理について図5のフローチャートを参照しな
がら説明する。
演算処理部9は、初期設定として、現在の日時を設定するための時計設定(S11)、
所定期間、開始日時及び終了日時を設定するための期間設定(S12)、カレントトラン
スCT1,CT2の設定を行って電力測定を有効にするための測定設定(S13)、発光
表示部20による発光表示機能(お知らせ機能)を有効にするための機能設定(S14)
を実行する。ここで、設定項目は項目スイッチSW5の操作により切り替えられ、設定内
容は実行スイッチSW1、アップスイッチSW2、ダウンスイッチSW3を用いて選択・
決定される。
尚、S12では所定期間を1ヶ月と設定し、開始日時を1日0時00分00秒と設定す
ると、上述したようにカレンダー情報に基づいて終了日時として末日23時59分59秒
が算定されEEPROM17に記憶される。即ち、ユーザ自身が意識して所定期間の終了
日時を直接設定する必要がなく、ユーザの使い勝手を向上させることができる。また、カ
レンダー情報に基づいて所定期間の終了日時が算定されるので、例えば、所定期間が当月
と翌月との間を跨ぐような場合でも当月の末日を取得してより正確に所定期間の終了日時
を算定することができ、その結果、信頼性の高い推定値並びに予測積算電力量を算出する
ことができる。
初期設定が完了すると、目標積算電力量を設定する方式を、積算電力量が自動的に設定
される「自動」と手動で設定する「手動」とからユーザに選択させる(S15)。ここで
、「手動」が選択されると、手動設定用の設定画面を液晶表示器11に表示させ、実行ス
イッチSW1、アップスイッチSW2、ダウンスイッチSW3を用いて任意の積算電力量
を入力可能となる(S16)。このようにユーザが適宜設定可能とすることで、積算電力
量が多い月と少ない月とで目標積算電力量を容易に設定変更することができる。
一方、「自動」が選択されると、時計部18が駆動して測定を開始する(S17)。そ
して、現在時刻が所定期間の開始時点(1日0時00分00秒)になると(S18)、過
去2ヶ月分の実績データ(積算電力量など)がEEPROM17に記憶されているか否か
を判断する(S19)。過去2ヶ月分の実績データがあれば、前月の実績データについて
上述したように暦日換算するなどの編集加工を行う(S20)。そして、S20で加工さ
れた積算電力量は、当月の目標積算電力量としてEEPROM17に記憶される(S21
)。
この様に目標積算電力量が自動的に設定されるので、ユーザが目標積算電力量を設定す
る手間が省けるという利点がある。但し、目標積算電力量の自動設定は、過去2か月分の
実績データがなければ行われないため、電力量計1の使用を開始した月の翌々月から可能
となる。
また、詳しい説明は省略するが、液晶表示器11には、現在日時、現在の瞬時電力、並
びに当月の目標積算電力量、現時点での積算電力量、予測積算電力量、近似範囲の閾値、
更に過去の実績データなどが表示される。このとき、目標積算電力量と積算電力量とを同
時に表示すれば目標と実績との比較が容易になる。更に、目標積算電力量に対する積算電
力量の割合を表示できるようにすれば、現在の積算電力量が目標積算電力量に対してどの
位に達しているのかユーザが容易に判別することができる。ここで、液晶表示器11の表
示内容はメニュースイッチSW4の操作により切り替えることができる。尚、図4(a)
〜(c)に示したように時系列に表したグラフを液晶表示器11で表示できるようにして
もよい。
以上説明した本実施形態の電力量計1は、推定手段23、算出手段24、及び判定手段
25を備え、従来の電力量計のように現時点の積算電力量と現時点に対する目安量との比
較を行うのではなく、現時点の積算電力量に推定値を加算することで終了日時の時点の予
測積算電力量を求めて、予測積算電力量が目標積算電力量の近似範囲内にあるか否かを判
定するので、終了日時の時点に対する予測結果を現時点で知ることができる。また、電力
量計1は、液晶表示器11とは別に判定手段25の判定結果を常時報知する報知手段たる
発光表示部20を備えているので、予測積算電力量が目標積算電力量の近似範囲内にあれ
ば、ユーザは液晶表示器11の表示を確認しなくても、発光表示部20の発光状態からそ
の旨を容易に知ることができる。従って、意図的に確認しようとはしないユーザに対して
も、積算電力量が目標積算電力量を超過する恐れがあればその旨を任意の時点で伝えるこ
とができる。
尚、本実施形態の電力量計1は、上述した通り予測積算電力量が近似範囲内にあればそ
の旨を発光表示部20の発光状態によって周囲に報知しているが、この限りでなく例えば
EEPROM17内に予め記憶させた警報音や音声メッセージを出力させることでその旨
を周囲に報知してもよい。
1 電力量計
10 電力量表示器
18 時計部
20 発光表示部
21 積算手段
23 推定手段
24 算出手段
25 判定手段

Claims (3)

  1. 電力線を介して負荷に供給される電圧及び電流を測定する測定手段が接続され、測定手段により測定された瞬時電圧値及び瞬時電流値を用いて所定期間内において前記負荷に供給される積算電力量を求める積算手段と、積算手段により求めた積算電力量を表示する電力量表示器と、を備えた電力量計において、
    日時を計時する計時手段と、前記所定期間、該所定期間の開始日時及び終了日時を設定する期間設定手段と、前記所定期間の開始日時から終了日時までの間の任意の時点の積算電力量に基づいて、前記任意の時点から終了日時までの積算電力量を推定する推定手段と、予め設定された終了日時の時点の目標積算電力量に対して所定の近似範囲を算出する算出手段と、前記任意の時点の積算電力量に推定手段により推定された推定値を加算した予測積算電力量が前記近似範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、予測積算電力量が前記近似範囲内にあればその旨を報知する報知手段と、年間のカレンダー情報を記憶する記憶手段と、所定期間並びに所定期間の開始日時が設定されることで所定期間の終了日時を算定する終了日時算定手段とをえ、
    終了日時算定手段は、前記カレンダー情報に基づいて所定期間の終了日時を算定し、
    算出手段は、予め設定された終了日時の時点の目標積算電力量に対して第1の閾値および第2の閾値を算出し、第1の閾値と第2の閾値との間を前記近似範囲とすることを特徴とする電力量計。
  2. 報知手段は、電力量表示器とは別に備えた発光表示部であることを特徴とする請求項1記載の電力量計。
  3. 判定手段は、予測積算電力量が第1の閾値未満であれば、安全範囲内にあると判定し、予測積算電力量が第1の閾値以上第2の閾値未満であれば、注意範囲内にあると判定し、予測積算電力量が第2の閾値以上であれば、警報範囲内にあると判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力量計
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