JP2009278795A - 生活エネルギー適正使用支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】エネルギーの使用状態を日常的にしかも簡単に目にできるようにするとともに,その操作が簡単に行え,予め定めた制御対象の機器の電源を自動でエネルギーの消費が減少する方向に制御することにより,ユーザーに対してエネルギーを過剰に使用していることを実感できるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を変化させる契機となるトリガ手段と,該トリガ手段からの情報に基づいて前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を電力の消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部と,前記トリガ手段からの情報に基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部とを備えて,生活エネルギー適正使用支援システムを提供した。
【選択図】図1
【解決手段】生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を変化させる契機となるトリガ手段と,該トリガ手段からの情報に基づいて前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を電力の消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部と,前記トリガ手段からの情報に基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部とを備えて,生活エネルギー適正使用支援システムを提供した。
【選択図】図1
Description
本発明は,主に住戸やマンションなどの家庭における,電気,ガス,水道等の生活エネルギーの使用情報を収集,処理し,それぞれの生活エネルギーの消費量や消費料金などを表示装置に表示するとともに,設定した目標に応じて,生活エネルギーを消費する機器の稼動を制御し,適正な使用となるよう支援するシステムに関するものである。
近年,人々が生活を行ううえで必要な地球資源の枯渇が懸念されており,また,資源を消費することにより発生する二酸化炭素などの影響による地球温暖化など環境問題への対応が急がれている。
企業においては,二酸化炭素の排出を削減するための取り組みや,二酸化炭素の排出権を獲得するための施策が急ピッチで進められている。
一方,家庭においても,地球資源の節約や,地球温暖化防止の取り組みの一環として省エネルギー指向が進んでいる。エネルギーの利用に伴う料金負担は家計の関心事であり,このような状況から,省エネルギーを推進する手段として,従来から,エネルギーの使用量の監視・表示を行うような装置として次のようなものが開示されている。
特許文献1には,従来,省エネ機器の導入後の省エネルギー効果を具体的に把握することがなされていない点,また,一般家庭では電力,ガス等の複数のエネルギーを使用する場合が多く,それらのエネルギー消費を全体として把握し,管理する必要がある点に鑑み,各家庭で使用される電力,ガス等の複数のエネルギーの消費量の目標値をできるだけ的確に設定し,エネルギー消費量を全体として低減することを支援することを目的としてなされた家庭用省エネルギー支援方法及び装置が開示されている。
該家庭用省エネルギー支援方法及び装置においては,各エネルギーの消費目標値を共通の単位である光熱コストに換算し,複数のエネルギー消費目標値の総和に相当する目標光熱コストを求め,同様に各エネルギーの消費実績値を光熱コストに換算して複数のエネルギー消費実績値の総和に相当する実績光熱コストを求め,目標光熱コストと実績光熱コストを比較評価することを特徴としている。
この構成によれば,電力,ガス等の複数のエネルギーの消費量を全体として金額換算で評価するので,消費エネルギーの変動を家計の収支として容易に把握することができる。また,例えば冷暖房に電力とガスの両方を使用する家庭において,エネルギー消費を個々に管理する煩わしさを回避して消費エネルギー全体として管理することができることが開示されている。
また,特許文献2には,社会全体のエネルギー消費量に対して個人の消費量が占める割合が小さいため,各個人は,エネルギー消費量の削減の必要性を自らの問題として受け止めにくく,個人単位のエネルギー消費量の削減が徹底されないという点,また,エネルギーの使用料は,1〜2ヶ月単位などで支払うため,エネルギーに対するコスト感覚が鈍くなり,無頓着にエネルギーを消費してしまう傾向にあるため,その結果,個人単位のエネルギー消費量の削減が徹底されないという点,さらに,個別の機器の消費エネルギー量が分かりにくいため各個人のエネルギー消費量の削減が徹底されないという点に鑑み,各個人が自分の住宅のエネルギー消費量を詳細かつ簡易に把握可能なエネルギーデータ管理システム及びエネルギーデータ管理装置,エネルギーデータ管理方法並びにエネルギーデータ管理プログラムを提供すること,ならびに,一般家庭の居住者にとっても、エネルギー使用状況の閲覧操作が簡単で,分かり易いエネルギーデータ管理システム及びエネルギーデータ管理装置,エネルギーデータ管理方法並びにエネルギーデータ管理プログラムを提供することを目的としてなされた発明が開示されている。
該特許文献2の発明は,住宅内のエネルギー使用量データを記録,表示するエネルギーデータ管理システムであって,前記住宅内のガス使用量を測定するガスメータと,前記住宅内の水道使用量を測定する水道メータと、前記住宅内の電気機器に供給される電流の流通を許可するブレーカと,該ブレーカの電力値を定期的に測定すると共に,前記メータから前記使用量のデータを受信して該データ及び前記電力値のデータを保存するエネルギーデータ管理装置と,該エネルギーデータ管理装置から受信した情報を表示する表示装置と,を備え,前記エネルギーデータ管理装置は,各前記メータから受信した前記使用量のデータ及び定期的に測定して得た前記電力値のデータを保存する使用データ記憶手段と,前記住宅の単位期間当たりのガス,水道、電気の目標使用値を記憶する目標値記憶手段と、前記エネルギーデータ管理装置に接続された表示装置からの要求があったときに,前記使用データ記憶手段に保存された前記データ及び前記目標値記憶手段に記憶された目標使用値を用いて,所定期間内の前記ガス,水道、電気の使用値及び前記所定期間におけるガス,水道,電気の目標使用値を同時に表示する所定期間表示画面のデータを作成して,前記表示装置に送信する手段と,を備え,前記表示装置は,前記所定期間表示画面のデータを受信して,該表示画面を表示する表示手段を備えるものである。
また,特許文献3には,通常,受入れ電力測定用のメータは,設置されてから積算された電力量を表示するように造られており,電力使用状態を監視する目的のためには不便であり,またかかる目的に適した一般的装置は提供されていない。また,特に使用電力量の大きいビルや工場などでは,一般に電力などユーティリティ関係の管理者を置いているが、特に電力使用の変動が大きい時間帯の電力使用状況をリアルタイムで把握することは、電力使用現場と管理者とが組織的に分かれているなどの理由で,コスト管理の面からも、また資源の有効利用を図ることからも一般に困難である。しかしながら、このような目的に
適した電力使用状態の監視に適した装置は見当たらないことに鑑み,一般に電力使用量が大きいビル,工場などで電力使用状態を同時的に監視するに適した電力使用状態監視方法及びその装置を提供することを目的としてなされた発明が開示されている。
適した電力使用状態の監視に適した装置は見当たらないことに鑑み,一般に電力使用量が大きいビル,工場などで電力使用状態を同時的に監視するに適した電力使用状態監視方法及びその装置を提供することを目的としてなされた発明が開示されている。
該特許文献3の発明は,電力使用量として少なくとも瞬時電力を検出し,検出した使用量を,無線送信し,受信手段が前記無線送信された信号を受信すると,前記使用量を,前記瞬時電力又はそれを積算した電力量により,予め記憶する目標値と比較して表示させることからなり,電力使用状態監視時間帯を予め定め,該監視時間帯内の前記比較結果を,少なくともグラフにより表示するようにしたものである。
また,特許文献4には,人為的な浴槽注水時の水栓の締め忘れ,機器異常で起こるトイレの水洗故障による不要連続出水,また洗濯機など水栓から接続したゴムホースの外れによる多量消費などがあっても居住者は水道メータ検針値で使用料金を支払えば済むことであるが,水資源という観点から考えれば水の無駄使いということになる。また,水道水の消費状態は意外と居住者にその意識がなく,たとえば水洗トイレの1回の水量,洗濯に使用
する水量,風呂に入浴必要な水量など,日常生活の中での個々の水消費量は様々である。しかし,渇水による流量低下や断水になって初めて生活の不便さを感じるもので日常から水の希少価値を習慣づけるものがないという問題に鑑み,居住者に節水意識の啓蒙とエネルギー管理を容易にする水道量管理装置を提供することを目的としてなされた発明が開示されている。
する水量,風呂に入浴必要な水量など,日常生活の中での個々の水消費量は様々である。しかし,渇水による流量低下や断水になって初めて生活の不便さを感じるもので日常から水の希少価値を習慣づけるものがないという問題に鑑み,居住者に節水意識の啓蒙とエネルギー管理を容易にする水道量管理装置を提供することを目的としてなされた発明が開示されている。
該特許文献4の発明は,水道管路を流れる水量を計測する流量計測手段と,前記流量計測手段からの流量信号に応じて使用流量の状態を管理し使用流量情報を表示する流量情報表示手段とを備え,前記流量情報表示手段は,前記流量信号をカウントし使用流量を計量する積算手段と,前記積算手段の計量値をセット,リセットする水消費量スイッチと、前記水消費量スイッチのセットによって前記積算手段の計量値を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶した計量値を表示する表示部とからなるものである。
しかしながら,これらの特許文献に示されたものにおいては,エネルギーの使用状態を表示することはできるものの,その表示対象は専用端末であったり,パーソナルコンピュータのモニタ内に表示されるインターネット閲覧ソフトの画面であったりと,日常的に目にするものではなく,例えば,パーソナルコンピュータのモニタ内に表示されるものでは,エネルギー消費状態の確認のために,パーソナルコンピュータを起動し,該当する画面を表示するインターネット閲覧ソフトを起動して,目的の表示画面にたどり着く必要があり,パーソナルコンピュータを所有しない場合や,パーソナルコンピュータに不慣れな場合は扱えない,あるいは,扱いにくいものであった。また,コンピュータに慣れ親しんでいる場合でも,いちいちパーソナルコンピュータを起動する必要があり,エネルギーの使用状態を確認するまでに必要なステップが多く,該エネルギー状態を確認したいと所望したときにすぐに気軽に確認できるというものではなかった。また,専用端末による場合であっても,その設置場所があまり目にしないような場所にあると,だんだんと目にしなくなり,省エネルギーに関する取り組みの確認意識が薄れてしまう可能性があった。
また,特許文献に示されたものにおいては,エネルギーの消費状態について目にすることができ,その消費量が数値やグラフで表示がなされるものの,例えばエネルギーの使用目標を超えた場合においても,特に変わったことなくそのままエネルギーを使い続けられ,そのエネルギーの消費状態が目標を超えたということを実感して意識できるものではない。たとえ使いすぎていることを前記専用端末やパーソナルコンピュータのインターネット閲覧ソフトで確認した場合でも,特に変わりなくそのままエネルギーを使い続けられることから,「まあしょうがない」,「そのうち気をつけることとしよう」と思う程度で,その後自らエネルギーの使用を停止することにはなかなか結びつかず,結果として省エネルギー指向が名ばかりになってしまう懸念があった。
そこで,本発明は,かかる課題に鑑み,エネルギーの使用状態を日常的にしかも簡単に目にできるようにするとともに,その操作が簡単に行え,また,使用量の目標値ならびに使用電流の大きさに対する使用量の割合,操作スイッチからの制御をトリガとして,予め定めた制御対象の機器の電源を自動でエネルギーの消費が減少する方向に制御することにより,ユーザーに対してエネルギーを過剰に使用していることを実感できるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができるシステムを提供することを目的としている。
また,本システムの導入にあたって,導入に係わる配線作業が省力化できるとともに省配線で行うことができるシステムを提供することを目的としている。
また,本システムの導入にあたって,導入に係わる配線作業が省力化できるとともに省配線で行うことができるシステムを提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために,本発明の請求項1では,
予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を変化させる契機となるトリガ手段と,
該トリガ手段からの情報に基づいて前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を電力の消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部と,
前記トリガ手段からの情報に基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
システムの動作状態を視認可能に表示する表示部と,該システムの動作状態を周囲に報知する報知部とを備え,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として生活エネルギー適正使用支援システムを提供したものである。
予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を変化させる契機となるトリガ手段と,
該トリガ手段からの情報に基づいて前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を電力の消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部と,
前記トリガ手段からの情報に基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
システムの動作状態を視認可能に表示する表示部と,該システムの動作状態を周囲に報知する報知部とを備え,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として生活エネルギー適正使用支援システムを提供したものである。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,エネルギーの使用状態を日常的にしかも簡単に目にできるようにするとともに,トリガ手段からの情報に基づいて前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を電力の消費が減少する方向に制御することで,ユーザーに対してエネルギーの使用が適切な使用となるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
また,請求項2では,前記トリガ手段は,前記生活エネルギーの使用量の目標値を設定する生活エネルギー使用量目標値設定手段であり,
測定対象となる生活エネルギー供給部に接続され生活エネルギーの使用量を測定する生活エネルギー使用量測定手段により測定された使用量と,生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された使用量目標値とを比較演算する演算手段とを更に備え,
前記演算手段により比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
該比較演算した結果のデータに基づいて前記目標値に対する使用量の割合を視認可能に表示する表示部と,
該目標値に対する使用量の割合を周囲に報知する報知部と,
前記比較演算した結果,前記使用量目標値に比べて,前記測定された生活エネルギー使用量が超過している場合,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部とを備えて,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が前記目標値に対して適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として生活エネルギー適正使用支援システムを提供したものである。
測定対象となる生活エネルギー供給部に接続され生活エネルギーの使用量を測定する生活エネルギー使用量測定手段により測定された使用量と,生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された使用量目標値とを比較演算する演算手段とを更に備え,
前記演算手段により比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
該比較演算した結果のデータに基づいて前記目標値に対する使用量の割合を視認可能に表示する表示部と,
該目標値に対する使用量の割合を周囲に報知する報知部と,
前記比較演算した結果,前記使用量目標値に比べて,前記測定された生活エネルギー使用量が超過している場合,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部とを備えて,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が前記目標値に対して適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として生活エネルギー適正使用支援システムを提供したものである。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,エネルギーの使用状態を日常的にしかも簡単に目にできるようにするとともに,その操作が簡単に行え,また,ユーザーが自ら使用量の目標値を定めることで,その目標値に対して今現在どの程度の過剰な状態もしくは余裕の状態であるのかといった使用状態を容易に視認もしくは聴覚的に確認することができ,仮に目標に対して過剰な使用状態であるときは,予め定めた制御対象の機器の電源を自動でエネルギーの消費が減少する方向に制御することで,ユーザーに対してエネルギーを過剰に使用していることを実感できるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
また,請求項3では,生活エネルギーとしての電力の使用に関し,前記トリガ手段は,生活エネルギー適正使用支援システムが設けられる電力供給部における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を設定する電流設定手段であり,
前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値と,電流設定手段により定められた電流値とを比較演算する演算手段とを更に備え,
前記演算手段により比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
前記電流設定手段により定められた電流値に対する前記測定された電流値の割合を視認可能に表示する表示部と,
該割合を周囲に報知する報知部と,
該電流設定手段により定められた電流値と,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値を前記演算手段により比較演算し,
該定められた電流値よりも測定した電流値が大きい場合には,電力エネルギーの消費に係わる前記予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する制御信号出力部とを備えて,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が前記定められた電流値に対して適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として構成してもよい。
前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値と,電流設定手段により定められた電流値とを比較演算する演算手段とを更に備え,
前記演算手段により比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
前記電流設定手段により定められた電流値に対する前記測定された電流値の割合を視認可能に表示する表示部と,
該割合を周囲に報知する報知部と,
該電流設定手段により定められた電流値と,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値を前記演算手段により比較演算し,
該定められた電流値よりも測定した電流値が大きい場合には,電力エネルギーの消費に係わる前記予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する制御信号出力部とを備えて,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が前記定められた電流値に対して適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,定められた前記エネルギー使用の目標値に対して,エネルギーの使用が過剰になった場合のみならず,電力の使用状態を視認もしくは聴覚的に確認することができ,さらに,使用電流が電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を超えるような場合においては,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御することで,生活エネルギーの使用が前記定められた電流値に対して適正な使用状態となるよう,電路における全停電を未然に回避制御することができ,ユーザーの利便性が損なわれることがないようなシステム制御を行うことができる。
また,請求項4では,前記トリガ手段は,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をオンもしくはオフ制御する手動スイッチであり,
該手動スイッチの操作信号を受けて演算処理を行う演算手段を更に備え,
前記演算手段により演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
前記電流設定手段により定められた電流値に対する前記測定された電流値の割合を視認可能に表示する表示部と,
該割合を周囲に報知する報知部とを備え,
前記演算した結果,所定の生活エネルギーの消費機器に対して前記制御信号出力部から制御信号を出力することにより,
生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として構成してもよい。
該手動スイッチの操作信号を受けて演算処理を行う演算手段を更に備え,
前記演算手段により演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
前記電流設定手段により定められた電流値に対する前記測定された電流値の割合を視認可能に表示する表示部と,
該割合を周囲に報知する報知部とを備え,
前記演算した結果,所定の生活エネルギーの消費機器に対して前記制御信号出力部から制御信号を出力することにより,
生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,ユーザー自らが機器の制御を行う余地を残しておくことにより,ユーザーが表示装置に表示されるエネルギーの使用状態を視認し,エネルギーを使い過ぎそうだと判断したり,エネルギーの使用がもったいないなどと判断した場合には,手動スイッチを介してシステムに制御信号が送信されることにより,対象となる機器を手動にて制御することができ,システム任せではなくユーザー自らの省エネルギーの意識をより誘いやすくでき,いっそう生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
また,請求項5では,前記生活エネルギーの消費機器は複数設けられ,
前記演算手段が,前記手動スイッチから操作信号を受けた場合,
該生活エネルギーの消費機器の運転状態を一斉にオンもしくはオフ制御することを特徴として構成してもよい。
前記演算手段が,前記手動スイッチから操作信号を受けた場合,
該生活エネルギーの消費機器の運転状態を一斉にオンもしくはオフ制御することを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,複数の生活エネルギーの消費機器に対して,一度の操作によりその制御を行うことができ,一部の機器に対する切り忘れや,電源の投入忘れを防止でき,全体として効率的に機器の制御を行うことができ,ユーザーが行う制御操作をより簡略化しながらも,省エネルギーの効果は大きくできる。
また,請求項6では,前記トリガ手段ならびに該トリガ手段に対応する設定手段,演算手段を選択的もしくは全て併せ持つことを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,種々のトリガ手段に基づいて,生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことができる。
また,請求項7では,前記生活エネルギー適正使用支援システムは,前記演算手段は,前記生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された目標値を日毎に使用可能なエネルギー量に按分換算し,生活エネルギー使用量測定手段により測定した年間もしくは月間の生活エネルギーの累計使用量とともに前記使用量目標値に対する使用状況を表すグラフデータを生成し,該グラフデータに基づき,前記映像データ生成部により映像データを生成し,前記映像データ出力部により映像データを出力することを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,前記設定された目標値に対して,今現在のエネルギー使用量を,月毎,年毎に,そのときの累計使用量とともに表示装置で視覚的に把握することができ,該エネルギー使用の状態がユーザーにとって把握しやすく,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
また,請求項8では,前記生活エネルギー適正使用支援システムは,前記生活エネルギー使用量測定手段と前記制御信号出力部とを備えた第一の筐体ユニットと,前記演算手段と前記映像データ生成部と前記映像データ出力部とを備えた第二の筐体ユニットとからなり,更に,各々の筐体に,該筐体ユニットを識別可能な識別データを付記しうる小電力の短距離無線手段を設けて,前記第一の筐体ユニットと第二の筐体ユニットとの間のデータ通信を無線により行うことを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,生活エネルギーを測定するユニットと,演算手段を行い映像データを生成,出力するユニットとを別体に設けることができ,しかもそのユニット間のデータ通信は無線通信でなされるため,システムを導入するにあたり,配線作業が省力化でき,配線材料を極力低減することができるため,システム自体も省施工でありながら当該システムの導入を容易に行うことができる。
また,請求項9では,前記生活エネルギー適正使用支援システムは,前記生活エネルギーの消費機器の運転状態を制御する信号を出力する制御信号出力部は,ホームオートメーションコントロール方式を含んで構成したことを特徴として構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,自動制御をエネルギー使用量が比較的大きい生活エネルギー消費機器に対して行うことができ,しかも,そのような生活エネルギー消費機器はユーザーの生活環境にとって必需であることが多いため,システムの自動制御や,ユーザーからの手動制御いずれも省エネルギーの効果を高めやすく,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
本件の発明によれば、エネルギーの使用状態を日常的に目にできるようにするとともに,その操作が簡単に行え,また,使用量の目標値ならびに使用電流の大きさに対する使用量の割合,操作スイッチからの制御をトリガとして,予め定めた制御対象の機器の電源を自動でエネルギーの消費が減少する方向に制御することで,ユーザーに対してエネルギーを過剰に使用していることを実感できるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができるシステムを提供することができる。
以下,本発明の実施の形態について,図面を用いて詳細に説明する。本実施形態に係る生活エネルギー適正使用支援システムは,住宅における生活エネルギーの適正な使用を支援するためのシステムである。
(システムの構成)
図1は,生活エネルギー適正使用支援システムの全体構成図を示したものである。
図1は,生活エネルギー適正使用支援システムの全体構成図を示したものである。
本実施形態に係る生活エネルギー適正使用支援システム1は,測定対象となる生活エネルギーの使用量を測定する機能と,制御対象機器の運転状態を制御する機能とを備えた測定・制御ユニット100と,該測定・制御ユニット100とデータ通信を行い,測定結果に基づいて表示装置に表示する映像データを生成する機能と,ユーザーが種々設定を行ったり制御対象機器の運転状態を制御するための操作部を備えた操作・表示ユニット200と,該操作・表示ユニット200から出力される映像データが入力されて所定の映像データを表示する表示装置300とを有する。
ここで,生活エネルギーとは,主に家庭における,電気,ガス,水道等の生活に必要なエネルギーを想定している。このほか新たなエネルギー媒体の使用が行われる場合には,そのエネルギー媒体を対象として使用量の測定や制御を行うよう構成するとよい。
前記測定・制御ユニット100は,測定対象となる生活エネルギーの供給部,即ち,電気であれば住戸への引き込み電線が電力量計を介して接続される分電盤部,ガスであればガス流量計が設けられるガスメータ部,水道であれば水量計が設けられる水道メータ部付近に設置を行う。
また,表示装置300としては,各家庭に普及しユーザーがよく目にするテレビジョン受像機を想定しており,操作・表示ユニット200は,該表示装置が設けられる付近に設置を行う。
さて,図1に示す生活エネルギー適正使用支援システム1は,全体として次の機能を有している。
第一の機能として,該生活エネルギー適正使用支援システムが設けられる住戸において,使用される生活エネルギーが電気の場合として瞬時上限値を設定し,該瞬時上限値に対する使用エネルギーの現在値の割合を後述する所定の条件によって表示する機能である。
この場合,トリガ手段としては,生活エネルギー適正使用支援システムが設けられる電力供給部における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を設定する電流設定手段を想定しており,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値と,電流設定手段により定められた電流値とを比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成し,該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する。
第二の機能として,前記瞬時上限値の設定値を後述する所定の条件を超えてエネルギーを使用した場合に警報を発する機能である。
第三の機能として,前記瞬時上限値の設定値を後述する所定の条件を超えてエネルギーを使用した場合により制御対象機器の入切を制御する機能である。
この場合,トリガ手段としては,生活エネルギー適正使用支援システムが設けられる電力供給部における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を設定する電流設定手段を想定しており,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値と,電流設定手段により定められた電流値とを比較演算した結果,定められた電流値よりも測定した電流値が大きい場合には,電力エネルギーの消費に係わる前記予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する。
第四の機能として,予め設定したエネルギー使用量の目標値に対して,単位時間使用量,積算使用量実績,目標使用量に対する積算使用量の割合を映像で表示する機能である。
この場合,前記トリガ手段としては,前記生活エネルギーの使用量の目標値を設定する生活エネルギー使用量目標値設定手段を想定しており,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定された使用量と,生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された使用量目標値とを比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成し,該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する。
第五の機能として,前記積算目標値に対して実績値が後述する所定の条件を超えている場合は制御対象機器をエネルギーの消費が減少する方向に切側に制御する機能である。
この場合,前記トリガ手段としては,前記生活エネルギーの使用量の目標値を設定する生活エネルギー使用量目標値設定手段を想定しており,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定された使用量と,生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された使用量目標値とを比較演算した結果,前記使用量目標値に比べて,前記測定された生活エネルギー使用量が超過している場合,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する。
第六の機能として,制御対象機器を任意に入切操作する機能である。
この場合,前記トリガ手段としては,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をオンもしくはオフ制御する手動スイッチを想定しており,該手動スイッチの操作信号を受けて演算処理を行い,所定の生活エネルギーの消費機器に対して運転状態の制御を行う。また,制御の結果についても映像データを生成し,表示装置の映像データ入力部に出力する。
これらのトリガ手段については,生活エネルギー適正使用支援システムに単独で設けてもよいし,組み合わせて設けてもよい。
次に,図2,図3を用いて,前記測定・制御ユニット100及び操作・表示ユニット200について説明を行う。
図2には,測定・制御ユニット100のブロック構成図を示している。該測定・制御ユニット100は,測定対象となる生活エネルギーの供給部に接続され生活エネルギーの使用量を測定する生活エネルギー使用量測定部101と,該測定された生活エネルギー使用量を,演算処理によりデジタルデータに変換し,送受信部103に出力する演算部102と,前記操作・表示ユニット200と無線にてデータ通信を行うためにデータの送受信を行う送受信部103と,後述する操作・表示ユニット200により制御対象機器の制御がなされた場合に,所定の制御対象機器について運転状態の制御を行うための制御部104とを備えて構成されている。
なお,測定する生活エネルギーの種別に応じて,前記生活エネルギー使用量測定部101の測定手段を適宜変えて構成する。
例えば生活エネルギーとしての電気の使用量を測定する場合には,前記生活エネルギー使用量測定部101に用いる測定手段として電流を検出する変流器を用い,該変流器を分電盤に設けられる主開閉器の1次側電路または,2次側電路に設けることにより,該電路を流れる電流を変流器により検出し測定することができる。このほか電流を検出するセンサとしてホール素子や,磁気抵抗素子,シャント抵抗を用いて電流を検出してもよい。
また,制御対象機器400としては,電気の使用量の増減を制御しうるものとして,日本電機工業会により定められているJEM−A端子を備えた電気機器を対象としており,ホームオートメーションコントロール(HAコントロール)により制御対象機器の電源の入/切制御を行う。このため,制御部104には,演算部102からの出力信号を受けて,HAコントロール信号を出力する制御回路が設けられている。なお,制御部104側にもJEM−A端子が設けられており,制御対象機器400と制御部102との間はHA配線により接続される。また,該制御対象機器400と制御部102との間の配線長に応じて,HA端子を設ける場合に定められているインターフェースユニット(IFU)を適宜設けて構成する。
また,生活エネルギーとしてのガスの使用量を測定する場合には,前記生活エネルギー使用量測定部101に用いる測定手段としてガスの流量を検出するガス流量計を用い,該ガス流量計をガスメータ部に設けることにより,ガスの使用量を測定することができる。このほか,パルスカウンター付ガスメーターからパルス情報を取得して使用量を計測してもよい。
また,制御対象機器400としては,ガスの元栓のバルブを閉じるためにガスメータそのものを想定しており,外部信号入力により,元栓のバルブを閉じる機能を備えたメータを制御する。信号方式は,各々のメータに適合した信号方式を用い,予め制御部104から,前記適合した信号データを出力するように構成するとよい。
また,生活エネルギーとしての水道の使用量を測定する場合には,前記生活エネルギー使用量測定部101に用いる測定手段として水道の流量を検出する流量計を用い,該水道の流量計を水道メータ部に設けることにより,水道の使用量を測定することができる。
また,制御対象機器400としては,水道の元栓のバルブを閉じるために水道メータそのものを想定しており,外部信号入力により,元栓のバルブを閉じる機能を備えたメータを制御する。信号方式は,ガスの場合と同じく,各々のメータに適合した信号方式を用い,予め制御部104から,前記適合した信号データを出力するように構成するとよい。
このほか,ガスの使用に関して,ガスコンロや,湯沸し器,また,水道の使用に関して,水道の蛇口の部分に,外部からの制御信号の入力を受けることにより,ガスや水の流量を低減させるバルブ調整手段を設けて,個々のバルブ調整手段に対して,制御部104から制御信号を出力し,より細かく生活エネルギーの使用を制御するように構成してもよい。これにより,ユーザーに対して,生活エネルギーの使用が満足に行えないことをより訴求することができ,省エネルギーの推進を効果的に行うことができるとともに,適正な生活エネルギーの使用の支援を行うことができる。
また,送受信部103は,各々の測定・制御ユニットを識別可能な識別データを付記しうる小電力の短距離無線手段により構成している。具体的には,特定小電力無線を使用し,識別データとして各々の送受信部に固有のMACアドレスを用いている。通信データ中に,該MACアドレスを含めて通信を行うことにより,通信相手の特定が行え,測定データの識別を容易に行うことができる。
図3には,操作・表示ユニット200のブロック構成図を示している。該操作・表示ユニット200は,前記測定・制御ユニット100と無線にてデータ通信を行うためのデータの送受信を行う送受信部204と,該送受信部204を介して得られた生活エネルギーの使用量の測定データを演算処理し,映像生成部へのデータの出力や,動作状態の表示部への表示や,操作部からの制御信号を受けて前記測定・制御ユニットへの信号出力などを行う演算部203と,該演算部から得られたデータに基づき映像データを生成する映像生成部201と,該映像生成部201から出力される映像データを表示装置に出力するための出力部202と,ユーザーが生活エネルギー適正使用支援システム1に係る各種設定を行ったり,制御対象機器の動作制御を行う操作部205と,生活エネルギー適正使用支援システム1の動作状態を示す表示部206と,生活エネルギーの使用量に応じて,所定の音声データを報知する報知部207とを備えて構成されている。
また,送受信部204は,前記測定・制御ユニット100と同様に,各々の測定・制御ユニットを識別可能な識別データを付記しうる小電力の短距離無線手段により構成している。具体的には,特定小電力無線を使用し,識別データとして各々の送受信部に固有のMACアドレスを用いている。通信データ中に,該MACアドレスを含めて通信を行うことにより,通信相手の特定が行え,測定データの識別を容易に行うことができる。
ここで,表示部206は,操作・表示ユニット200の外部から視認可能なよう操作・表示ユニット200の筐体の表面に露望して設けられて,生活エネルギー適正使用支援システム1の動作状態を視認できるようLEDにて構成されたものである。
また,映像生成部201は,前記演算部203から得られたデータに基づき映像データを生成するものであり,キャラクタジェネレータなどにより現在の生活エネルギーの使用量データや,所定の期間における累計の生活エネルギーの使用量や,制御対象機器の動作状態,生活エネルギー適正使用支援システムの各種設定状況など種々の映像データを生成する。該映像データは,テレビジョン受像機に入力可能なNTSC方式などのアナログ形式のデータを生成する。一般にテレビジョン受像機においては,外部入力信号としてアナログ信号の入力が可能となっており,該テレビジョン受像機側で,入力切替操作を行うことで,該映像データを閲覧できるものである。
また,操作部は,操作・表示ユニット200の筐体の表面に設けられた押し釦により構成されており,生活エネルギーの使用量の目標値の設定,生活エネルギーの使用として電気の場合には使用電流の瞬時上限値の設定,制御対象機器の運転動作の制御,生活エネルギー適正使用支援システムの時刻合わせや表示内容の変更などを釦により行うことができ,これらの操作信号は演算部203に入力されて,映像生成部201により操作の状態の映像データがリアルタイムに反映,生成される。このため,表示装置に表示される映像データを閲覧しながら,操作部205を操作することにより選択,決定操作を行うことができる。
表示装置300は,テレビジョン受像機を想定しており,操作・表示ユニット200の出力部202から出力される映像データが入力される入力部302と,入力された映像データを表示部301に表示可能に演算処理する演算部303と,テレビジョン受像機に設けられるチューナ部と入力部とを入力切替する操作を行う操作部304とを備えている。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,エネルギーの使用状態を日常的にいつでも誰でも目にできるようにするとともに,その操作が簡単に行え,また,ユーザーが自ら使用量の目標値を定めることで,その目標値に対して今現在どの程度の過剰な状態もしくは余裕の状態であるのかといった使用状態を容易に確認することができ,仮に目標に対して過剰な使用状態であるときは,予め定めた制御対象の機器の電源を自動でエネルギーの消費が減少する方向に制御することで,ユーザーに対してエネルギーを過剰に使用していることを実感できるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
図4には,第二の実施の形態としての操作・表示ユニット200aのブロック構成図を示している。第一の実施の形態と比較して,該操作・表示ユニット200aは,ユニットの外部に接続された手動スイッチ210を有している点で異なる。
手動スイッチ210は,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をオンもしくはオフ制御するもので,押し釦スイッチにより構成されており,該スイッチのオン・オフ信号が演算部203に入力されることにより,送受信部204から,測定・制御ユニット100に信号が出力され,演算部102から制御部104に制御信号が出力され,所定の制御対象機器の動作を制御することができるものである。
また,予め定められた生活エネルギーの消費機器が複数ある場合には,演算部により,該生活エネルギーの消費機器の運転状態を一斉にオン制御もしくはオフ制御するよう構成してもよい。
このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,ユーザー自らが機器の制御を行う余地を残しておくことにより,ユーザーが表示装置に表示されるエネルギーの使用状態を視認し,エネルギーを使い過ぎそうだと判断したり,エネルギーの使用がもったいないなどと判断した場合には,手動スイッチを介してシステムに制御信号が送信されることにより,対象となる機器を手動にて制御することができ,システム任せではなくユーザー自らの省エネルギーの意識をより誘いやすくでき,いっそう生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができる。
次に,図5に,操作・表示ユニット200の外観図を示した。
2051及び2052は前記操作部205であり,2061及び2062は前記表示部206である,また,208は生活エネルギー適正使用支援システムの動作が行われていることを示す電源ランプである。
一方の操作部2051は,生活エネルギー適正使用支援システム1の各種設定,即ち,生活エネルギーの使用量の目標値の設定,生活エネルギーの使用として電気の場合には使用電流の瞬時上限値の設定,表示装置を閲覧しながらの制御対象機器の運転動作の制御,生活エネルギー適正使用支援システムの時刻合わせや表示内容の変更などを行う操作部である。
該操作部2051による操作の状態は,前記表示装置300の表示部301にリアルタイムに反映されるように構成されており,該表示部301を閲覧しながら,操作を行う。操作部2051による操作は,上下左右の押し釦により,表示部301に表示されるカーソルを移動させて,所定位置にカーソルを導き,該上下左右の押し釦の中心に設けられた決定釦を押すことにより,カーソル位置を決定し,さらに上下左右の押し釦により,適宜,選択された数値などを変更し,決定釦により設定を決定するようプログラムされている。表示部301に表示される設定画面の例を図6,図7に示した。
図6は,生活エネルギーの使用量の目標値を設定する画面である。この場合,生活エネルギーとして電気の使用量を例とし,年情報として2008年,月情報として1月の使用量の目標を設定している。操作・表示ユニットの操作部2051の上下釦を利用して使用量の大きさを設定する。上の釦を押すと,図の状態から112kWhになり,下の釦を押すと,図の状態から110kWhに数値が変更される。設定を確定するときは決定釦を押すことにより確定が行われる。確定後は,更に上下左右の操作釦を適宜押すことにより,画面上のカーソルが選択もしくは変更できる項目に移動するので,各項目に沿って設定を行うとよい。
設定した目標値データについては,演算部の記憶領域に記憶する。なお,記憶領域に,月毎に定めた目標値データを所定期間分(例えば過去数年分,10年分など)蓄積し,後に,過去に定めた目標値データを年別に表示処理させて,年別の同月目標値の推移を一覧表示させたり,グラフ表示し,その家庭における省エネルギーに対する取り組みの度合いの変化を把握できるよう構成するとよい。
このようにすることで,その家庭における省エネルギーの取り組みや実績が,年々よい方向に推移しているのか,横ばいか,エネルギーをより消費する方向に進んでいるのかといったことをユーザーが把握でき,今後の省エネルギーの取り組みについて検討を行う契機とすることができる。
また,図7は,生活エネルギー適正使用支援システムの音量を設定する画面を示している。この場合には,操作音を出すか出さないかを選択する項目にカーソルがあり,「ON」のところで決定釦を押すと操作音を出すように設定される。また,警告音の大きさについても,図中上部の左右の三角図形のところにカーソルを合わせて,操作釦を操作することにより,警告音の大きさを適宜設定することができる。設定した音量により,報知部207から所定の音声データが報知される。
また,もう一方の操作部2052は,制御対象となる機器の制御を行う制御釦である。本実施例の場合には4つの機器の制御を行うことができるよう4つの釦を設けて構成している。
予め,制御対象となる機器を図8に示した設定画面を用いて,操作釦2051を用いて設定しておくことにより,図5に示した操作釦2052の左から,第一の機器,第二の機器というように対応した機器の運転動作を直接手動で制御することができる。機器の運転動作は,前述したようにHAコントロールで行うため,オン/オフの制御を容易に行うことができる。
また,直接手動で制御するほか,図5に示した操作釦2051を用いて,表示部301を閲覧しながら,機器の操作を行うことも可能である。例えば図9に示したように,操作釦2051を操作しながら,操作を所望する機器にカーソルを合わせて,決定釦を押し,さらに,操作釦2051を操作して,動作状態を選択して,決定釦を押すことにより,対象機器の動作状態が制御される。
(システムの動作)
次に,生活エネルギー適正使用支援システム1の動作について説明を行う。まず,設定した生活エネルギーの使用量の目標値に応じてなされるシステムの制御動作について,図10を用いて説明を行う。なお,各々の判断は,演算部にて行われる。
次に,生活エネルギー適正使用支援システム1の動作について説明を行う。まず,設定した生活エネルギーの使用量の目標値に応じてなされるシステムの制御動作について,図10を用いて説明を行う。なお,各々の判断は,演算部にて行われる。
まず,対象となる生活エネルギーの使用量について操作釦を操作して,図6に示したように月毎の使用量の目標値を設定する(ステップ S001)。
生活エネルギー適正使用支援システムは,それぞれのエネルギーの使用量について計測を開始し(ステップ S002),前記ステップS001で設定した月毎の目標値に基づき,日毎に使用できる使用量に按分計算し,当日の使用量が,当日使用できる目標値を超えているか否かを演算部で判断する(ステップ S003)。
そして,設定した目標値を超えている場合には,図8に示したように予め定めておいた制御対象機器に対して順番に動作を停止制御する(ステップ S004)。また,目標値を超えていない場合には,ステップ S002に戻って処理を続ける。なお制御対象機器についての制御順番は適宜定めるとよい。
そして,時間の経過を監視し,当日が終わり,翌日になったか否かを演算部で判断する(ステップ S005)。
翌日になった場合には,機器の停止制御をリセットし,最初の状態に復帰する(ステップ S006)。当日である場合には,ステップ S002に戻って処理を続ける。ここで,生活エネルギーの使用量は日毎に按分計算しているため,日割りで使用できる生活エネルギーの量が決まっており,翌日になった場合には,その日に利用できるエネルギーの使用量について再カウントを開始する。なお,設定した目標値を大幅に超え,翌日に使用できる使用量についても既に使用してしまっている場合には,翌日になった時点でその日までに使用できる使用量の目標値を超えているため,対象機器の動作を停止制御する(ステップ S004)。
次に,前述したように,対象機器の動作を停止制御した場合に,その後,ユーザーがその機器の運転を開始するよう手動制御した場合においても,エネルギーの適正な支援を行うよう介入動作を行い,所定時間が経過した後に再び対象機器の動作を停止制御する場合について,図11を用いて説明を行う。
まず,対象となる生活エネルギーの使用量について操作釦を操作して,図6に示したように月毎の使用量の目標値を設定する(ステップ S101)。
生活エネルギー適正使用支援システムは,それぞれのエネルギーの使用量について計測を開始し(ステップ S102),前記ステップS101で設定した月毎の目標値に基づき,日毎に使用できる使用量に按分計算し,当日の使用量が,当日使用できる目標値を超えているか否かを演算部で判断する(ステップ S103)。
そして,設定した目標値を超えている場合には,図8に示したように予め定めておいた制御対象機器に対して順番に動作を停止制御する(ステップ S104)。また,目標値を超えていない場合には,ステップ S102に戻って処理を続ける。
そして,対象機器の動作を停止制御している場合には,該対象機器が手動にてオンされているか否かを判断する(ステップ S105)。
そして,対象機器が手動にてオンされている場合には,所定時間が経過しているか否かを判断する(ステップ S106)。対象機器が手動にてオンされていない場合には,ステップ S108に進む。
そして,所定時間が経過した場合には,再度対象機器の動作を停止制御する(ステップ S107)。所定時間が経過していない場合には,ステップ S105に戻る。
そして,時間の経過を監視し,当日が終わり,翌日になったか否かを演算部で判断する(ステップ S108)。
翌日になった場合には,機器の停止制御をリセットし,最初の状態に復帰する(ステップ S006)。当日である場合には,ステップ S105に戻って処理を続ける。ここで,生活エネルギーの使用量は日毎に按分計算しているため,日割りで使用できる生活エネルギーの量が決まっており,翌日になった場合には,その日に利用できるエネルギーの使用量について再カウントを開始する。なお,設定した目標値を大幅に超え,翌日に使用できる使用量についても既に使用してしまっている場合には,翌日になった時点でその日までに使用できる使用量の目標値を超えているため,対象機器の動作を停止制御する(ステップ S104)。
なお,対象機器の停止制御について,図8に示したように予め定めておいた制御対象機器に対して順番に動作を停止制御することとしているが,停止制御の間隔については数分間隔であるとか,数時間間隔であるなど,適宜定めるとよい。また,制御対象機器の停止制御を順番に行うのではなく,同時に停止制御を行うよう構成してもよい。
また,前記ステップ S106で示した所定時間については,本実施の形態においては3時間と定めている。なお,この所定時間についても適宜定めるとよい。
次に,生活エネルギー適正使用支援システム1を適用する電路に設けられる電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流に応じてなされるシステムの制御動作について説明を行う。
生活エネルギーとして,電気の使用を行う場合には,電気を使いすぎると,電路に設けられた電流制限器や主開閉器が動作することにより,住戸全体が停電し,ユーザーにとって極めて不便な状態となり,また,夜間における全停電が生ずると照明が消え真っ暗となり,場合によっては危険な状態となることが予想されるため,生活エネルギー適正使用支援システム1においては,生活エネルギーとしての電気の瞬間的な使用量が,電路に設けられる電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を超えると,全停電にならないよう,対象機器の動作を停止制御するように構成している。
測定・制御ユニットにより測定された電路の電流の大きさが,前記電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を超えた場合,図8に示したように予め定めておいた制御対象機器に対して順番に動作を停止制御していく。
例えば,電流制限器が設けられている場合には,該電流制限器の契約電流に対して,
電路における電流の大きさが,
110%〜120%であれば,45秒で停止制御を行い,
120%〜140%であれば,15秒で停止制御を行い,
140%を超えた場合には,2秒で停止制御を行う。
電路における電流の大きさが,
110%〜120%であれば,45秒で停止制御を行い,
120%〜140%であれば,15秒で停止制御を行い,
140%を超えた場合には,2秒で停止制御を行う。
また,電路に主開閉器が設けられている場合には,該主開閉器の定格電流に対し,電路における電流の大きさが,
100%〜120%であれば,45秒で停止制御を行い,
120%〜140%であれば,15秒で停止制御を行い,
140%を超えた場合には,2秒で停止制御を行う。
100%〜120%であれば,45秒で停止制御を行い,
120%〜140%であれば,15秒で停止制御を行い,
140%を超えた場合には,2秒で停止制御を行う。
そして,停止制御を順番に行っていき,電路に流れる電流の大きさが,所定の電流値以下になった場合には,停止制御を行ったときとは反対の順番に,動作オン制御を行う。例えば,定格電流値が60Aであった場合には,電流制限器が設けられている場合には,52Aにて動作オン制御を開始し,電流制限器が設けられていない場合には,48Aにて動作オン制御を開始する。
なお,本実施の形態では,前記停止制御は約3秒ごとの時間間隔で行い,動作オン制御約10秒ごとに行っている。これらの時間間隔は,適宜定めて設けるとよい。
また,本生活エネルギー適正使用支援システム1においては,より効果的にエネルギーの適正な使用を促すことを目的として,システムが前記対象機器の動作停止制御を行ったこと,ならびに,生活エネルギーとしての電気の瞬間的な使用量が,電路に設けられる電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流に対してどの程度の割合であるか,また,設定目標値に対して現在の使用量の割合がどの程度の割合であるのかを,前記操作・表示ユニット200の表示部206,及び,表示装置300の表示部301に,
表示させるよう構成している。
表示させるよう構成している。
即ち,システムが前記対象機器の動作停止制御を行うことについて,設定目標値を超えたために動作停止制御を行った場合には,前記操作・表示ユニット200の表示部206において,各々の表示部2061と2062を交互に点灯/消灯を繰り返すことにより,該設定目標値を超えたために動作停止制御を行ったことを視認できるようにし,生活エネルギーとしての電気の瞬間的な使用量が,電路に設けられる電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を超えたために動作停止制御を行った場合には,前記操作・表示ユニット200の表示部206において,各々の表示部2061と2062を同時に点灯/消灯を繰り返すことにより,該電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を超えたために動作停止制御を行ったことを視認できるようにしている。
また,生活エネルギーとしての電気の瞬間的な使用量が,電路に設けられる電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流に対してどの程度の割合であるかを,前記表示部206の色彩を,該割合に応じて変化させることにより,視認できるように構成している。該表示部の色彩は,本実施の形態においては,
電路における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流に対する使用電流の大きさの割合が,
20%以下のときは,青色であり,
20%〜40%のときは,水色であり,
40%〜60%のときは,緑色であり,
60%〜80%のときは,黄色であり,
80%〜100%のときは,紫色であり,
100%を超えたときは,赤色となるように,全色対応の発光ダイオードを用いて表示させている。
電路における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流に対する使用電流の大きさの割合が,
20%以下のときは,青色であり,
20%〜40%のときは,水色であり,
40%〜60%のときは,緑色であり,
60%〜80%のときは,黄色であり,
80%〜100%のときは,紫色であり,
100%を超えたときは,赤色となるように,全色対応の発光ダイオードを用いて表示させている。
また,表示部206における表示は,図11に示したように,「使用率(対目標値)100%」と表示してある文字の周囲を囲んだ領域の色彩を,使用率に応じて変化させることにより,設定目標値に対して現在の使用量の割合がどの程度の割合であるのかが視認できるようにしている。該文字の周囲を囲んだ領域の色彩は,本実施例においては,設定目標値に対して現在の使用量の割合が,
80%以下のときは,青色であり,
80%〜90%のときは,緑色であり,
90%〜100%のときは,黄色であり,
100%〜110%のときは,オレンジ色であり,
110%以上のときは,赤色となるように,映像データ生成部によりデータを生成している。
80%以下のときは,青色であり,
80%〜90%のときは,緑色であり,
90%〜100%のときは,黄色であり,
100%〜110%のときは,オレンジ色であり,
110%以上のときは,赤色となるように,映像データ生成部によりデータを生成している。
なお,色彩の変化や,割合の区分については,適宜変更を行い,ユーザーがエネルギーの使用をどの程度行っているのかが視認できるようにするとよい。
また,演算部には,報知部207から報知される所定の音声データを記憶する記憶部を設けている。該音声データは,A「電気を使いすぎています。」,B「そろそろ機器を停止制御します。」,C「あと○○秒後に機器を停止制御します。」,D「目標値を超えたため機器を停止制御しました。」,D「省エネ具合はいかがですか。」など,ユーザーに,システムが機器の制御を行う旨,また,制御を行った旨,省エネ意識を高揚させるような音声データが記憶されている。
そして,前述した電路における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流に対する使用電流の大きさの割合が,
100%〜110%のときは,音声データA,Bを180秒ごとに報知し,
110%〜120%のときは,音声データA,Bを10秒ごとに報知し,音声データCを40秒後に報知し,
120%以上のときは,音声データAを5秒ごとに報知し,音声データCを15秒後に報知するよう構成している。
100%〜110%のときは,音声データA,Bを180秒ごとに報知し,
110%〜120%のときは,音声データA,Bを10秒ごとに報知し,音声データCを40秒後に報知し,
120%以上のときは,音声データAを5秒ごとに報知し,音声データCを15秒後に報知するよう構成している。
また,エネルギーの使用量の設定目標値に対して現在の使用量の割合が,
80%〜90%のときは,音声データDを30分毎に報知し,
90%〜100%のときは,音声データDを5分毎に報知し,
100%〜110%のときは,音声データA,Dを報知し,機器を停止制御した後に,音声データDを報知し,
110%以上のときは,音声データAを報知し,機器を停止制御した後に,音声データDを報知するように構成している。
80%〜90%のときは,音声データDを30分毎に報知し,
90%〜100%のときは,音声データDを5分毎に報知し,
100%〜110%のときは,音声データA,Dを報知し,機器を停止制御した後に,音声データDを報知し,
110%以上のときは,音声データAを報知し,機器を停止制御した後に,音声データDを報知するように構成している。
また,生活エネルギー適正使用支援システム1は,生活エネルギーの使用量の把握のために,測定・制御ユニット100による測定結果,及び操作・表示ユニット200による測定データに基づく演算処理を行うことにより,現在のエネルギーの使用量や,過去からの累積使用量,また,過去の使用量との比較をグラフ表示を行い,ユーザーは,これらの情報を簡単に閲覧することができる。図12には,生活エネルギーが電気の場合を例として,電気の使用量をエネルギーの使用を把握するための熱量に換算し,過去からの累積使用量をグラフ表示させたものを示している。
前記操作・表示ユニット200における演算部にはデータの記憶領域が設けられており,該記憶領域に保存されたデータを参照し,読み出すことにより,横軸を時間軸とし,縦軸を熱量としてグラフ化している。
また,図13には,現在のエネルギーの使用量の状態と,過去のエネルギーの使用量の状態を比較するグラフを示している。測定・制御ユニット100により測定されたデータには,エネルギーの種別,測定時間等の情報が付加され,これらの情報とともに記憶領域に保存されている。このため,過去のある時点での特定のエネルギーの使用量を読み出し,現在における特定のエネルギーの使用量と合わせて演算処理することにより,横軸を時間軸とし,縦軸を電力量としてグラフ化している。
以上のように,このような生活エネルギー適正使用支援システムによれば,エネルギーの使用状態を日常的に目にできるようにするとともに,その操作が簡単に行え,また,ユーザーが自ら使用量の目標値を定めることで,その目標値に対して今現在殿程度の過剰な状態もしくは余裕の状態であるのかといった使用状態を容易に視認もしくは聴覚的に確認することができ,仮に目標に対して過剰な使用状態であるときは,予め定めた制御対象の機器の電源を自動でオフすることにより,ユーザーに対してエネルギーを過剰に使用していることを実感できるよう介入動作することにより,より生活エネルギーを適正に使用する支援を行うことができるシステムを提供することができる。また,本システムの導入にあたって,導入に係わる配線作業が省力化できるとともに省配線で行うことができるシステムを提供することができる。
なお,本発明は,前述した実施の形態に限定されることなく,発明の要旨を逸脱しない限りにおいて,適宜,必要に応じて応用が可能である。
例えば,測定・制御ユニット100に設けられた演算部102に記憶領域を設けて,生活エネルギー使用量測定部101により測定された測定データを,エネルギー種別,測定時間とともに記憶させておき,操作・表示ユニット200から必要に応じて記憶させたデータを読み出すようにしてもよい。これにより,測定・制御ユニット100が複数ある場合において,操作・表示ユニット200側に全ての測定データを記憶させる必要がなくなり,該操作・表示ユニット200に設ける記憶部の容量を低減できコストを下げながらも,生活エネルギーを適正に使用する支援を行うシステムを提供することが可能となる。なお,測定・制御ユニット100,測定・制御ユニット200に設けられた送受信部は,互いを識別する識別データを通信データに付記するため,どの測定・制御ユニットからのデータであるのかが一意的に判別でき,どの測定・制御ユニットからのデータであるのかが不明になることがない。
また,前記送受信部としては,特定小電力の無線方式を用いて構成しているが,このほか,微弱無線方式や,Bluetooth(登録商標),など一般的に用いられる無線方式や,無線以外でも,既に施工されている電力線を利用して,該電力線に測定データを重畳させる電力線搬送方式の通信部を設けて構成してもよい。
また,制御対象機器の制御方式として,ホームオートメーション方式を用いているが,このほか,リレー制御により該制御対象機器の電源を入り切り制御するように構成してもよい。リレーは,前記測定・制御ユニット100の制御部に設けて,制御対象機器400の電源線を接続してもよいし,制御対象機器400の付近にリレーを設置し,前記制御部には,リレーへの制御信号を出力する信号線を設けて構成してもよい。
また,測定・制御ユニット100と操作・表示ユニット200については,該測定・制御ユニット100と操作・表示ユニット200を一体化して,前記生活エネルギー使用量測定部101のみを分離して,該生活エネルギー使用量測定部からの出力を送受信部により送信させ,得られた測定データを演算処理することにより各種制御を行うよう構成してもよい。これにより,生活エネルギー使用量測定部が小型化でき,測定対象に対しての取り付け場所に関する制約が低減できる。また,前記測定・制御ユニット100と操作・表示ユニット200の間で行われる無線通信データの伝送に関してデータ量が低減でき,通信エラーにより制御が行えなくなる可能性,ならびに制御が行えなくなることによる影響度合いを低減できる。
また,前述した実施例においては,生活エネルギーの使用目標値に対する実際の使用量の比較,ならびに生活エネルギーの消費機器の制御については,月毎の目標値を設定することにより,該目標値を日毎に使用可能なエネルギー量に按分して,その日の使用量合計値が,日毎に使用可能なエネルギー量に到達した時点で,前記生活エネルギーの消費機器の運転状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御するものである。
即ち,図14に示したように,例えば,ある日の途中でエネルギーの使用量が図中点線で示した按分線を越えた場合でも,その日に使用可能なエネルギーに達するまでは,システムは生活エネルギーの消費機器の運転制御を行わない。このため,エネルギーの使用が図中のaに達した時点で運転制御を行う。
そして,翌日になると,生活エネルギーは図中のbまで使用できるようになるため,生活エネルギーの消費機器の使用が行えるようになるものである。
なお,ユーザーの生活の利便性や,生活エネルギーの消費機器の必要度合いに考慮し,運転制御を行った後でも手動で生活エネルギーの消費機器の運転を続行することができるように構成している。
また,生活エネルギーの使用目標値に対する実際の使用量の比較,ならびに生活エネルギーの消費機器の制御については,このほか,より省エネルギーに留意した制御方法として,前記按分線を越えたか否かの判断を日毎ではなく,時間単位もしくは分単位といったより細かな時間間隔で行うよう演算手段に記憶したプログラムにより演算処理させてもよい。
これにより,仮に,生活エネルギーの使用線が,その時々において,図15に示した按分線で示す大きさを超えた場合の運転制御を行うまでの時間が短くでき,図14に示した生活エネルギーの使用具合が同じであった場合,運転制御は,図15中cで示した使用量で行われ,同じユーザーは,生活エネルギーを使いすぎたということをより早期に実感できるとともに認識しやすくなる。このように,当初定めた目標値に対して按分した使用量を超えないように,システムが支援を行うことができる。
また,生活エネルギーの使用目標値に対する実際の使用量の比較,ならびに生活エネルギーの消費機器の制御については,このほか,ユーザーの省エネルギーの取り組みに関する自主性に任せる度合いを大きくして,システムの運転動作に関する介入度合いを低減する制御方法として,前記按分線を越えたか否かの判断を日毎ではなく,月単位といったよりおおきな期間で行うようプログラムにより演算処理させてもよい。
これにより,図16に示したように月間において按分線を越えた場合でも,その月全体として使用可能なエネルギーに達するまでは,システムは生活エネルギーの消費機器の運転制御を行わない。即ち,生活エネルギーの使用量が図中のdに達した時点で,運転制御を行う。そして,翌月になると,生活エネルギーの消費機器の使用が行えるようになるものである。
また,運転制御を行うか否かについて,ある時点での間隔(日毎,時間毎,月毎など)において,使用する生活エネルギーが前述の按分線に比べて小さかった場合には,時系列でみてその次の間隔において,使用することができる生活エネルギーの量は,以前の間隔で使用できるはずであった生活エネルギー量が加わるため,相対的に大きくなるが,生活エネルギーの使用量を前記間隔ごとに平準化し,省エネ意識を継続するという目的で,使用する生活エネルギーが前述の按分線に比べて小さかった場合でも,その間隔で使用できるはずであった生活エネルギー量を次の間隔における生活エネルギーの使用量の演算には加算せず,極力省エネルギーを行う方向となるようプログラムにより演算処理させてもよい。
なお,使用する生活エネルギーが前述の按分線に比べて小さかった場合には,その間隔で使用できるはずであった生活エネルギー量を次の間隔における生活エネルギーの使用量の演算に加算して,演算処理を行うよう構成してもよい。
なお,このほか,生活エネルギーの使用が適正な使用となるよう支援を行うことを目的として,例えば,生活エネルギーのうち,電力については使用量が前述の按分線に比べて小さいが,ガスエネルギーや水道の使用量が按分線を越え,使用量が超過しているような場合,前記電力の目標値に対する余剰分に相当する二酸化炭素換算量を,さらにガスエネルギーの使用量や水道の使用量に換算して,その分を超過分から差し引いて融通しあい,種々の生活エネルギー全体としての使用量が適正になるよう支援を行うよう構成してもよい。
また,更には,家庭といった単位から,地域といった単位に視野を拡大し,地域単位でエネルギーの使用目標値を定め,ある家庭において余剰分が発生した場合には,該余剰分を生活エネルギー使用量が超過した家庭に割り当て,地域として生活エネルギーの使用量が適正になるようシステムを構成してよい。
この場合には,例えば,所定の地域における生活エネルギーの使用量設定値や,システムに参加するユーザー情報や,ユーザーの属する各家庭における生活エネルギー使用量を蓄積するサーバー装置と,該サーバーの情報を取得可能に通信部を備えた操作・表示ユニットと,各家庭における生活エネルギー使用量を測定する測定・制御ユニットとを備えてシステムを構成する。
前記サーバー装置においては,各家庭における目標値データ,生活エネルギー使用量データ,目標値に対する使用量の余剰もしくは超過情報,省エネ度,地域への貢献度情報,ならびに地域における目標値データ,各家庭で使用可能な使用可能生活エネルギー量データをデータベース化しそれらの情報を時系列に蓄積する。
そして,生活エネルギーのしようが目標値を超えた家庭については,当月もしくは当年といった所定の時間間隔において,当該家庭内で目標値以下の使用量に抑えられるか否かを判断し,抑えられない場合には,地域における余剰分から割り当て処理する。
この際,余剰分を提供した家庭については,地域への貢献度を上げて前記データベースのデータを更新し,余剰分を割り当てられた家庭については,地域への貢献度を下げて前記データベースのデータを更新する。なお,地域への貢献度情報については,基本値をゼロとしておき,貢献度が上がった場合には,1をプラスしていき,貢献度が下がった場合には,1をマイナスしていき,所定の期間での合計値に基づき,貢献度合いを決定するようプログラムにより演算処理を行うとよい。
なお,年度毎に,各々の家庭における地域への貢献度を集計して,該貢献度データに基づいて,生活エネルギーの使用料金の増減を行ったり,住民税などの各種税金の増減を行うようプログラム処理し,これら情報をサーバーに蓄積し,蓄積された生活エネルギーの思料料金データや各種税金データに基づいて,各家庭への料金/税金徴収額の決定を行うようシステムを構成してもよい。
また,データベースには,生活エネルギー適正使用支援システムの制御動作記録データとして,該生活エネルギー適正使用支援システムが,制御対象機器の運転制御を行った回数,運転制御を行った制御対象機器の種類,該制御対象機器毎の運転制御回数,また,これらを行った年月日データ,また,温度センサなどの温度計測手段を設けてその時々の周囲温度データなど,生活エネルギー適正使用支援システムの稼動状態ならびに周囲環境状態を表すデータを記録するとよい。
これらのデータを記録する記憶領域は,演算部に設けられる記憶領域でもよいし,別途,記憶部を設けて該記憶部に記憶させてもよい。
過去における生活エネルギー適正使用支援システムの稼動状態をこれらのデータを用いて,演算部により,一覧表示させたり,グラフ表示し,ユーザーが,後に,該生活エネルギー適正使用支援システムの稼動状態を閲覧することで,より省エネルギーに対する取り組みを適切に行う検討の契機とできるよう構成してもよい。
これにより,生活エネルギーの利用が適正な使用となるような支援を,より一層効果的に行うことができ,人々が生活を行ううえで必要な地球資源の枯渇や,資源を消費することにより発生する二酸化炭素などの影響による地球温暖化など環境問題への対応を各家庭においても,地域全体においても互助しながら推進することができる。
本発明は,住戸における生活エネルギーの使用が適正な使用となるよう支援するシステムであるため,一般家庭への導入を行うことで,企業で行われている,資源の枯渇や地球温暖化を防止する取り組みと相まって,効果的に,環境問題に対する取り組みを行うことができる可能性がある。
1 生活エネルギー適正使用支援システム
100 測定・制御ユニット
101 生活エネルギー使用量測定部
102 演算部
103 送受信部
104 制御部
200 操作・表示ユニット
201 映像生成部
202 出力部
203 演算部
204 送受信部
205 操作部
206 表示部
207 報知部
208 電源ランプ
210 操作部
300 表示装置
301 表示部
302 入力部
303 演算部
304 操作部
400 制御対象機器
100 測定・制御ユニット
101 生活エネルギー使用量測定部
102 演算部
103 送受信部
104 制御部
200 操作・表示ユニット
201 映像生成部
202 出力部
203 演算部
204 送受信部
205 操作部
206 表示部
207 報知部
208 電源ランプ
210 操作部
300 表示装置
301 表示部
302 入力部
303 演算部
304 操作部
400 制御対象機器
Claims (9)
- 予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を変化させる契機となるトリガ手段と,
該トリガ手段からの情報に基づいて前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を電力の消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部と,
前記トリガ手段からの情報に基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
システムの動作状態を視認可能に表示する表示部と,該システムの動作状態を周囲に報知する報知部とを備え,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴とする生活エネルギー適正使用支援システム。
- 前記トリガ手段は,前記生活エネルギーの使用量の目標値を設定する生活エネルギー使用量目標値設定手段であり,
測定対象となる生活エネルギー供給部に接続され生活エネルギーの使用量を測定する生活エネルギー使用量測定手段により測定された使用量と,生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された使用量目標値とを比較演算する演算手段とを更に備え,
前記演算手段により比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
該比較演算した結果のデータに基づいて前記目標値に対する使用量の割合を視認可能に表示する表示部と,
該目標値に対する使用量の割合を周囲に報知する報知部と,
前記比較演算した結果,前記使用量目標値に比べて,前記測定された生活エネルギー使用量が超過している場合,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する信号を出力する制御信号出力部とを備えて,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が前記目標値に対して適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴とする請求項1記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
- 生活エネルギーとしての電力の使用に関し,前記トリガ手段は,生活エネルギー適正使用支援システムが設けられる電力供給部における電流制限器の契約電流もしくは主開閉器の定格電流を設定する電流設定手段であり,
前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値と,電流設定手段により定められた電流値とを比較演算する演算手段とを更に備え,
前記演算手段により比較演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
前記電流設定手段により定められた電流値に対する前記測定された電流値の割合を視認可能に表示する表示部と,
該割合を周囲に報知する報知部と,
該電流設定手段により定められた電流値と,前記生活エネルギー使用量測定手段により測定した電流値を前記演算手段により比較演算し,
該定められた電流値よりも測定した電流値が大きい場合には,電力エネルギーの消費に係わる前記予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転状態をエネルギーの消費が減少する方向に制御する制御信号出力部とを備えて,
前記生活エネルギーの消費機器の運転動作状態を能動的に制御することにより,生活エネルギーの使用が前記定められた電流値に対して適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴とする請求項1記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
- 前記トリガ手段は,予め定められた生活エネルギーの消費機器の運転動作状態をオンもしくはオフ制御する手動スイッチであり,
該手動スイッチの操作信号を受けて演算処理を行う演算手段を更に備え,
前記演算手段により演算した結果のデータに基づいて映像データを生成する映像データ生成部と,
該映像データを表示装置の映像データ入力部に出力する映像データ出力部と,
前記電流設定手段により定められた電流値に対する前記測定された電流値の割合を視認可能に表示する表示部と,
該割合を周囲に報知する報知部とを備え,
前記演算した結果,所定の生活エネルギーの消費機器に対して前記制御信号出力部から制御信号を出力することにより,
生活エネルギーの使用が適正な使用状態となるよう支援を行うことを特徴とする請求項1記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
- 前記生活エネルギーの消費機器は複数設けられ,
前記演算手段が,前記手動スイッチから操作信号を受けた場合,
該生活エネルギーの消費機器の運転状態を一斉にオンもしくはオフ制御することを特徴とする請求項4記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
- 請求項2乃至請求項5に記載の特徴を,選択的,もしくは全て併せ持つことを特徴とする生活エネルギー適正使用支援システム。
- 前記演算手段は,
前記生活エネルギー使用量目標値設定手段により設定された目標値を
日毎に使用可能なエネルギー量に按分換算し,
生活エネルギー使用量測定手段により測定した
年間もしくは月間の生活エネルギーの累計使用量とともに
前記使用量目標値に対する使用状況を表すグラフデータを生成し,
該グラフデータに基づき,前記映像データ生成部により映像データを生成し,
前記映像データ出力部により映像データを出力することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち何れか一項記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
- 前記生活エネルギー適正使用支援システムは,
前記生活エネルギー使用量測定手段と前記制御信号出力部とを備えた第一の筐体ユニットと,
前記演算手段と前記映像データ生成部と前記映像データ出力部とを備えた第二の筐体ユニットとからなり,
更に,各々の筐体に,該筐体ユニットを識別可能な識別データを付記しうる小電力の短距離無線手段を設けて,
前記第一の筐体ユニットと第二の筐体ユニットとの間のデータ通信を無線により行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7記載のうち何れか一項記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
- 前記生活エネルギーの消費機器の運転状態を制御する信号を出力する制御信号出力部は,
ホームオートメーションコントロール方式を含んで構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか一項記載の生活エネルギー適正使用支援システム。
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JP2008128804A JP2009278795A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 生活エネルギー適正使用支援システム |
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- 2008-05-15 JP JP2008128804A patent/JP2009278795A/ja active Pending
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