JP2002179306A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2002179306A
JP2002179306A JP2000383133A JP2000383133A JP2002179306A JP 2002179306 A JP2002179306 A JP 2002179306A JP 2000383133 A JP2000383133 A JP 2000383133A JP 2000383133 A JP2000383133 A JP 2000383133A JP 2002179306 A JP2002179306 A JP 2002179306A
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JP
Japan
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label
mount
sheet
roller
cover body
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Withdrawn
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JP2000383133A
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English (en)
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Masahiko Mori
雅彦 森
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル用紙の台紙からラベルを剥離する際
に、ラベル用紙の種類に応じた剛性等に左右されずにス
ムーズにラベルを剥離する。 【解決手段】 帯状をした台紙202上にラベル剥離層
を介してラベル204を所定間隔で仮着してなるラベル
用紙200と、該ラベル用紙200を収納可能な本体内
部に形成した収納部12aと、該収納部12aから搬送
されるラベル用紙200の台紙202を転向させて台紙
202からラベル204を剥離する転向バー31とを備
え、転向バー31のラベル用紙搬送方向の下流側には、
ラベル用紙搬送方向に送られる、台紙202から剥離し
たラベルの送り方向に沿って形成された第1の壁面部3
7aと、転向バー31により転向された台紙202の送
り方向に沿って形成された第2の壁面部37bとを有す
るガイド部材37を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルプリンタに
関し、特にライン式の印字機構を備えたプリンタ本体に
カバー体を開閉自在としたサーマルタイプのラベルプリ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラベルプリンタ100を図7及び
図8に基づいて以下に説明する。図7に示すように、ラ
ベルプリンタ100は、ハウジング102と、このハウ
ジング102内に収納された、ラベル供給手段103
と、印字手段104と、剥離手段105と、台紙巻取り
手段109とを備えている。図8に示すように、一般
に、ラベル用紙200は、表面にラベル剥離層(図示せ
ず)を塗布形成した帯状をした台紙202と、この台紙
202の表面に所定の間隔で仮着された、裏面に粘着剤
層(図示せず)を有するラベル204と、から構成され
ている。さらに、台紙202の裏面には、検出マーク2
06が、ラベル204の先端に対応する位置の側縁に黒
色に印刷されている。そして、台紙202は、検出マー
ク206が印刷された裏面を外側にしてロール状に巻回
されている。
【0003】図7に示すように、ハウジング102の上
面には、幅広の矩形状をした開口部102aが形成され
ている。上記ラベル供給手段103には、ロール状に巻
回されたラベル用紙200が装着されている。印字手段
104は、サーマルヘッド112とプラテンローラ11
3とを備え、これらサーマルヘッド112とプラテンロ
ーラ113との間にはラベル用紙200が弾接されて、
ラベル204に所定の印刷記録が行われる。
【0004】剥離手段105は、台紙202のみの送り
方向を転向させる転向バー114と、ガイドローラ11
5と、一対の台紙送りローラ116、117とを備えて
いる。台紙送りローラ116の回動により台紙送りロー
ラ117との間に台紙202を挟持して所定の張力で引
っ張り、転向バー114の先端で台紙202のみ送り方
向を転向させ、ラベル204をそれ自体の剛性によって
台紙202から剥離するようになっている。ラベル20
4を剥離した後の台紙202は台紙巻取り手段109に
て巻取られるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラベル用紙
200に応じて、台紙202からラベル204を剥離す
る剥離力が異なり、このために、転向バー114により
台紙202から剥離したラベル204の排出方向(図7
の矢印方向)にバラツキが生じ、剥離したラベル204
を確実に外部に排出するために、ハウジング102の開
口部102aの間口を広くしておく必要があった。その
ために、スペース効率が悪く、小型化・薄型化を図るこ
とが難しかった。
【0006】また、ラベル204を剥離した後の台紙2
02の表面には、僅かに粘着剤が残っており、この粘着
剤がガイドローラ115、一対の台紙送りローラ116
の表面に付着する。そして、長い年月の使用により、こ
れらローラ115,116の表面にこの粘着剤が徐々に
堆積すると、この粘性により台紙202のスムーズな搬
送を妨げられ、ジャムなどが発生するおそれがあった。
【0007】本発明の目的は、ラベル用紙の台紙からラ
ベルを剥離する際に、ラベル用紙の台紙に応じた剛性等
に左右されずにスムーズにラベルを剥離するラベルプリ
ンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、帯状をした台紙上にラベル剥
離層を介してラベルを所定間隔で仮着してなるラベル用
紙と、該ラベル用紙を収納可能な本体内部に形成した収
納部、該収納部から搬送されるラベル用紙の台紙の搬送
方向を転向させて台紙からラベルを剥離する転向部材と
を備え、転向部材のラベル用紙搬送方向の下流側には、
台紙から剥離したラベルの送り方向に沿って形成された
第1の壁面部と、転向部材により転向された台紙の送り
方向に沿って形成された第2の壁面部とを有するガイド
部材が設けられたものである。
【0009】また、第2の解決手段として、本体は、回
転可能なプラテンローラを内部に有する基体部と、基体
部に開閉自在に取付けたカバー体とを有し、転向部材を
プラテンローラに近接して設け、カバー体は、プラテン
ローラに弾接してラベル用紙に印刷可能な印字ヘッド
と、印刷されたラベルを外部に排出する排出口とをそれ
ぞれ設けるとともに、ガイド部材を設けて、このガイド
部材は、転向部材と排出口との間に位置するようにした
ものである。
【0010】また、第3の解決手段として、ガイド部材
の第1及び第2の壁面部のうち、少なくとも一方は、粘
着部材が粘着しない非付着部材で形成したものである。
【0011】また、第4の解決手段として、カバー体に
は、プラテンローラに圧接して回転可能な台紙送りロー
ラが設けられ、基体部をカバー体で閉塞した際に、台紙
送りローラは第2の壁面部の台紙送り方向の下流側に位
置するようにし、台紙送りローラは、粘着部材が粘着し
ない非付着部材で形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるラベル
プリンタを図1乃至図6に基づいて以下に説明する。図
1および図2に示すように、ラベルプリンタは、本体1
1を基体部12と基体部12に対してヒンジ軸14を中
心に開閉可能なカバー体16とで主に構成している。基
体部12内には、ラベル用紙200を収納可能な収納部
12aが形成されている。
【0013】図1および図2に示すように、上記基体部
12は、板金製からなり、矩形状をした底板部30a
と、底板部30aの両端から略直角に上方に折曲げられ
た第1、第2の側板部30b、30cと、底板部30a
の後方側(図4の左側)の縁部に沿って略鋭角に折曲げ
られた傾斜壁30m(図4参照)とを有している。
【0014】上記底板部30aは、一端部側を矩形状に
切欠いて形成した開口部30dを設け、さらに切り起こ
し形成された3個の隆起片30nを設けている。そし
て、この隆起片30nには線ばね28が取付けられ、そ
の両端側が折曲げられ第1、第2の側板部30b、30
cの前方で且つ上方に向けて突出している。
【0015】上記第1の側板部30bは、その上端部後
方に略V字状に切り欠いたV溝30pを形成し、その下
方に逆台形状をした孔部を形成している。さらに、第1
の側板部30bは、その前方側(図5の正面側)の縁部
に底板部30aおよび第1の側板部30bと直交する方
向に折曲げられた折曲片30gが一体に設けられてい
る。この折曲片30gには、カバー体16の開閉および
閉塞時のロック状態を検出する検出スイッチ36が取付
けられている。
【0016】ステッピングモータ54は、底板部30a
の開口部30d内に配置され、第1の側板部30bの内
壁に取付けして、そのモータ軸54aが第1の側板部3
0bの外壁から外方に突出している。第1の側板部30
bには、このモータ軸54aと噛み合うギアを含む4個
のギアを有するギア群55が取付けられている。また、
第1の側板部30bには、その中央にV溝30pに近接
して外方に突出したストッパ(図示せず)が設けられて
いる。
【0017】上記第2の側板部30cは、第1の側板部
30bと同じように、その上端部後方側に略V字状に切
り欠いたV溝30sを形成し、その下方に逆台形状をし
た孔部(図示せず)を形成している。また、第2の側板
部30cには、その中央にV溝30s及び孔部30tに
近接して外方に突出したストッパ(図示せず)が設けら
れている。
【0018】次に、上記第1、第2の側板部30b、3
0c間には、表面がゴム等の弾性部材からなるプラテン
ローラ35が回転可能に軸支されている。プラテンロー
ラ35の金属製の回転軸35aは、その一端部をギア群
55の一部に取付けし、ステッピングモータ54の駆動
力によりギア群55を介してプラテンローラ35を回転
させるようになっている。さらに、第1、第2の側板部
30b、30c間には、プラテンローラ35の上部近傍
に細径をした回転可能な金属製の転向バー(転向部材)
31が軸支されている。
【0019】さらにまた、第1、第2の側板部30b、
30c間には、底板部30aと傾斜壁30mとの折り曲
げ部分に沿って回転可能な金属製のレバー軸42が軸支
されている。レバー軸42の第2の側板部30c側の一
端は、その両面を削り、互いに対向する平坦部を有する
Hカット部となっている。なお、プラテンローラ35の
前方には、平板状をした搬送ガイド板49が水平に配置
されて、基体部12に取付けられている(図4参照)。
【0020】次に、図1及び図2に示すように、第1の
レバーアーム44は、略長方形状をした板金からなり、
その先端にロック爪受け部44bと略直角に折り曲げら
れたロック解除用の摘み部44cを設けて、その基端を
レバー軸42の一端にかしめ結合等により嵌着して一体
化されている。さらに第1のレバーアーム44は、その
基端側に矩形状に貫通形成された矩形孔44fを設けて
いる。基体部12には、第1のレバーアーム44が第1
の側板部30bに沿うように、レバー軸42とともに回
動可能に取付けられ、矩形孔44fが第1の側板部30
bの孔部とほぼ重なるようになっている。
【0021】図2に示すように、第2のレバーアーム4
6は、第1のレバーアーム44と同様に、略長方形状を
した板金からなり、その先端にロック爪受け部46b
を、その基端側に切欠き形成された矩形孔(図示せず)
をそれぞれ設けている。そして、第2のレバーアーム4
6は、レバー軸42のHカット部に遊嵌して取付けら
れ、この遊嵌部分にはC形ワッシャが抜止め用として嵌
め込まれている。第2のレバーアーム46は、第2の側
板部30cに沿うように基体部12に回動可能にレバー
軸42に取付けられ、図示しない矩形孔が第2の側板部
30cの孔部とほぼ重なるようになっている。
【0022】図4および図5に示すように、ねじりコイ
ルばね34は、金属製の線材からなり、その中央に形成
したコイル部34aと、コイル部34aの一端を折曲げ
形成した第1の係止部34bと、コイル部34aの他端
を直線状に形成した第2の係止部34cとを一体に設け
ている。ねじりコイルばね34は、コイル部34aをレ
バー軸42のHカット部を有する一端側に挿通して嵌合
し、第1の係止部34bを第2の側板部30cの孔部
(図示せず)及び第2のレバーアーム46の矩形孔(図
示せず)内に順次通して、第2のレバーアーム46の矩
形孔(図示せず)の周縁に係止し、且つレバー軸42の
軸方向に弾性付勢されている。第2の係止部34cは、
基体部12の傾斜壁30m内にレバー軸42の一方の回
転方向に付勢させて係止している。
【0023】次に、図2乃至図5に示すように、上記カ
バー体16は、板金製からなり、ヒンジ軸14の軸方向
に沿う略矩形状をした平板部17と、平板部17の前方
側(図5の正面側)の両端からそれぞれ略直角に下方に
折曲げた側板部18、19と、その後方側両端からそれ
ぞれ略直角に下方に折曲げた小側板部18s、19sと
を有している。
【0024】上記平板部17は、その中央に、切り欠い
て下方に折り曲げした3個の係合片17bと、その先端
側に、幅方向に細長い矩形状をした開口部17aとをそ
れぞれ形成して、この開口部17aが印刷記録されたラ
ベル用紙200のラベル204の排出口となっている。
【0025】上記側板部18、19は、その前方側の各
先端に略直角に折り曲げた押圧片24をそれぞれ設けて
いる。上記側板部18,19は、その後方側の各隅部に
ロック爪18a、19aを設けている。
【0026】側板部18、19間には、各押圧片24に
近接して台紙送りローラ22が回転可能に軸支されてい
る。この台紙送りローラ22は、その表面にシリコン、
フッ素などのコーティング材、またはこれらに粒状物質
を含ませたコーティング材など、粘着剤が付着しにくい
非付着部材で形成されている。この台紙送りローラ22
は、プラテンローラ35に弾接してプラテンローラ35
の回転に応じて従動するようになっている。
【0027】次に、カバー体16の側板部18、19間
には、平板部17の開口部17aの前方側縁部に沿うと
ともに、台紙送りローラ22の上方に転向バー31に近
接して配置されたガイド部材37が橋絡されて設けられ
ている。ガイド部材37は、断面が略くの字状をした板
金からなり、開口部17a内に一部が露出し、開口部1
7aの後方側に行くにつれて徐々に傾斜角度を大きくさ
せた第1の壁面部37aと、この第1の側面部37aの
長手方向の縁部に略直角に一体成形された第2の壁面部
37bとから構成されている。そして、ガイド部材37
の第1の壁面部37aは、ラベル用紙200の搬送方向
の下流側である、転向バー31にて台紙202から剥離
したラベル204の送り方向に沿って形成されている。
第2の壁面部37bは、転向バー31により転向された
台紙202の送り方向に沿って形成されたものとなる。
なお、ガイド部材37は、台紙送りローラ22と同じよ
うに、ラベル用紙200が摺接する、その表面にシリコ
ン、フッ素などのコーティング材、またはこれらに粒状
物質を含ませたコーティング材等の非付着部材から形成
されている。
【0028】図4に示すように、矩形状のヘッド取付板
25は、複数の図示しない発熱素子を備えたサーマルヘ
ッド25aからなる印字ヘッドを有し、平板部17の下
面側(内側)に配設されている。ヘッド取付板25は、
その両端縁に上方に折曲げた図示しない折曲部をそれぞ
れ設けていて、小側板部18s、19s間に軸支された
金属製のシャフト15を介して回動可能に軸支されてい
る。また、平板部17とヘッド取付板25との間には、
3個のコイルバネ23が配設されていて、各コイルバネ
23は係合片17bに挿通されるとともに、その一端を
ヘッド取付板25に係止するように取付けられている。
その結果、ヘッド取付板25が複数のコイルバネ23に
より弾性付勢されてカバー体16の平板部17に取り付
けられている。
【0029】次に、カバー体16の図示左側の後方側
で、且つ内方側には、断面が略逆三角状をした黒色の樹
脂製をした支持体27が設けられていて、これら支持体
27の頂点(下端)部分には、給紙ローラ29が2個回
転可能に取り付けられている。
【0030】次に、このように構成されたラベルプリン
タにおいて、カバー体16の閉塞およびそのロック状態
を検出する動作を説明する。先ず、カバー体16が開放
された状態において、基体部12の収納部12a内にロ
ール状のラベル用紙200を挿入し、ラベル用紙200
の先端縁を前方(少なくとも搬送ガイド板49まで)に
引っ張っておく。次に、基体部12にカバー体16を閉
じ始めると、ロック爪18a、19aがロック爪受け部
44b、46bの突出した部分に当たって押圧し、ねじ
りコイルばね34の付勢力に抗しながら、第1、第2の
レバーアーム44、46がレバー軸42を中心に回転し
始める。さらに、カバー体16を押圧し続けると、ロッ
ク爪18a、19aがロック爪受け部44b、46bの
突出した部分からへこんで幅狭となった部分に落ち込
む。すると、ねじりコイルばね34の付勢力により、ロ
ック爪18a、19aがロック爪受け部44b、46b
に確実にそれぞれ係合され、第1、第2のレバーアーム
44、46が元の初期状態の位置に復帰する。検出スイ
ッチ36は、初期のOFF状態からON状態が一定時間
維持されることにより、カバー体16がロック状態にあ
ることを検出する。
【0031】なお、カバー体16を基体部12から開く
には、第1のレバーアーム44の摘み部44cをロック
爪受け部44b、46bからロック爪18a、19aを
解除する方向に押圧することによって行われる。
【0032】次に、ラベル用紙200を装着した基体部
12にカバー体16を閉じ、このラベル用紙200のラ
ベル204に印刷記録する動作を図6A、B、Cに基づ
いて説明する。図6Aに示すように、収納部12a内に
装着されたラベル用紙200は、その先端側が回転ロー
ラ29に当接するとともに支持体27と傾斜壁30mと
の間の隙間部分に配され、続いてプラテンローラ35と
サーマルヘッド25a間に弾接されている。さらにラベ
ル用紙200の先端側は、転向バー31によって鋭角状
に折り曲げられて転向され、プラテンローラ35と台紙
送りローラ22との間に弾接され、最後に搬送ガイド板
49上に配設されている。ステッピングモータ54のモ
ータ軸54aが回転すると、その回転駆動力により、ギ
ア群55を介してプラテンローラ35が図6Aの時計回
り方向に回転する。このプラテンローラ35の回転によ
り、弾接する台紙送りローラ22が図6Aの反時計周り
方向に回転し、ラベル用紙200の台紙202は、矢印
A方向に所定の張力にて搬送される。
【0033】図6Bに示すように、ラベル用紙200の
ラベル204は、サーマルヘッド25aとプラテンロー
ラ35間の所定の位置に搬送される。サーマルヘッド2
5aを構成する図示しない複数の発熱素子を印刷記録情
報に応じて加熱して、ラベル204の表面に所望の印字
記録を行う。
【0034】続いて、印刷記録されたラベル204を貼
付けた状態にあるラベル用紙200は、プラテンローラ
35の矢印方向への回転によって用紙送りされ、台紙2
02のみが転向バー31によって鋭角状に折り曲げら
れ、いわゆる転向されて、第2の壁面部37bの表面に
沿ってガイドされながら、プラテンローラ35と台紙送
りローラ22間に送られ挟持される。プラテンローラ3
5の回転によって、それに従動する台紙送りローラ22
により台紙202のみが搬送ガイド板49上に順次紙送
りされる。一方、ラベル204は、転向バー31にて転
向された台紙202からそのこしの強さ(剛性力)によ
って剥離され、そのラベル用紙送り方向の下流側にプラ
テンローラ35の回転とともに、そのまま搬送され続け
る。そして、ラベル204は、その一部が開口部17a
から突出するとともにガイド部材37の第1の壁面部3
7a上に配設される(図6C参照)。この第1の壁面部
37aは、その表面を粘着剤が付着しない非付着部材に
て形成しているので、ラベル204が付着することはな
い。続いて、プラテンローラ35は、その回転を停止す
ることにより、台紙202側の送り動作も停止する。続
けて、ラベル用紙200の新たなラベル204への印刷
記録は、上述した紙送り動作を繰り返すことにより行わ
れる。
【0035】以上のように構成され、動作するラベルプ
リンタは、次に示す効果を奏する。 1)帯状をした台紙202上にラベル剥離層を介してラ
ベル204を所定間隔で仮着してなるラベル用紙200
と、このラベル用紙200を収納可能な本体11内に形
成した収納部12aと、この収納部12aから搬送され
るラベル用紙200の台紙202を転向させて台紙20
2からラベル204を剥離する転向バー31とを備え、
転向バー31のラベル用紙搬送方向の下流側には、台紙
202から剥離したラベル204の送り方向に沿って形
成された第1の壁面部37aと、転向バー31により転
向された台紙202の送り方向に沿って形成された第2
の壁面部37bとを有するガイド部材37を設けたこと
により、ラベル用紙200のラベル204、および台紙
202がそれぞれガイド部材37の第1の壁面部37
a、第2の壁面部37bにガイドされながら紙送り下流
方向に搬送されるので、剥離したラベル204が蛇行す
ることなく、排出口である開口部17aを広くしなくて
も確実にラベル204を外部に排出できる。さらに、転
向バー31によって転向された台紙202を第2の壁面
部37bにてその搬送経路がガイドされることにより、
ジャムなどのタルミが発生せず、一定の張力で台紙20
2を引っ張ることができる。また、開口部17aを狭く
できるので、その部分のスペースが有効に利用でき、プ
リンタ全体の小型化・薄型化に寄与する。
【0036】2)本体11は、回転可能なプラテンロー
ラ35を内部に有する基体部12と、基体部12に開閉
自在なカバー体16とを有し、転向バー31をプラテン
ローラ35に近接して設け、カバー体16は、プラテン
ローラ35に弾接してラベル用紙200に印刷可能なサ
ーマルヘッド25aと、印刷されたラベル204を外部
に排出する開口部17aとをそれぞれ設けて、さらにカ
バー体16に設けられたガイド部材37は、転向バー3
1と開口部17aとの間に位置するようにしたことによ
り、カバー体16に設けたガイド部材37をカバー体1
6と一緒に閉塞して所定の位置にセットされることにな
るので、ラベル用紙200を装着した後、単にカバー体
16を閉めるだけでよく、ラベル用紙200の交換作業
を簡単に行うことができる。
【0037】3)ガイド部材37の第1及び第2の壁面
部37a、37bのうち、少なくとも一方は、粘着剤が
粘着しない非付着部材で形成されたことにより、ラベル
搬送経路上に位置する第1、第2の壁面部37a、37
bにラベル204の裏面の粘着剤が付着することを防止
することができる。さらに、転向バー31を通過した後
の台紙202上にラベル204が剥離した後の粘着剤が
残っていても、台紙202の搬送経路上に位置する非付
着部材からなる第2の壁面部37bによってその台紙2
02の送りが妨げられることがなく、ラベル剥離後の台
紙202をスムーズに送ることができる。特に、第1、
第2の壁面部37a、37bの両方に非付着部材で形成
することにより、より一層その効果が編著に現われる。
【0038】4)カバー体16には、プラテンローラ3
5に圧接して回転可能な台紙送りローラ22が設けられ
て、基体部12にカバー体16を閉塞した際に、台紙送
りローラ22は第2の壁面部37bの台紙送り下流側に
位置するようにし、台紙送りローラ22は、粘着部材が
粘着しない非付着部材で形成されたことにより、台紙送
りローラ22とプラテンローラ35間に挟持された台紙
202が一定の張力を保持した状態にて紙送りさせると
ともに、ラベル204を剥離した後の台紙202上に、
ラベル204の裏面の粘着剤が残っていても、摺接する
表面を非付着部材から形成した台紙送りローラ22にそ
の残りの粘着剤が付着せず、ラベル剥離後の台紙202
の送りが妨げられることがなく、より一層スムーズに台
紙202を送ることができる。
【0039】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、
その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のラベルプリンタは、帯状をした
台紙上にラベル剥離層を介してラベルを所定間隔で仮着
してなるラベル用紙と、該ラベル用紙を収納可能な本体
内部に形成した収納部と、該収納部から搬送されるラベ
ル用紙の台紙を転向させて台紙からラベルを剥離する転
向部材とを備え、転向部材のラベル用紙搬送方向の下流
側には、ラベル用紙搬送方向に送られる、台紙から剥離
したラベルの送り方向に沿って形成された第1の壁面部
と、転向部材により転向された台紙の送り方向に沿って
形成された第2の壁面部とを有するガイド部材を設けた
ことにより、ラベル用紙のラベル、および台紙がそれぞ
れガイド部材の第1の壁面部、第2の壁面部にガイドさ
れながら紙送り下流方向に搬送されるので、送り方向の
バラツキが抑えられて、排出口を広くしなくてもスムー
ズにラベルを外部に排出することができる。さらに、排
出口、およびその周辺部分を狭くすることができるの
で、そのスペースが有効に活用でき、プリンタ全体の小
型化・薄型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるラベルプリンタの全
体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態であるラベルプリンタのカ
バー体が開いた状態における全体斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態であるラベルプリンタの平
面図である。
【図4】図3における矢視線4−4における断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態であるラベルプリンタの正
面図である。
【図6】本発明の一実施形態であるラベルプリンタの印
刷方法を説明するための説明図である。
【図7】従来のラベルプリンタの概略断面図である。
【図8】ラベルプリンタに使用されるラベル用紙の説明
図である。
【符号の説明】
11 本体 12a 収納部 16 カバー体 17a 排出口(開口部) 22 台紙送りローラ 25a 印字ヘッド(サーマルヘッド) 31 転向部材(転向バー) 35 プラテンローラ 37 ガイド部材 37a 第1の壁面部 37b 第2の壁面部 200 ラベル用紙 202 台紙 204 ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 20/02 B65H 20/02 Z 3F108 27/00 27/00 B 41/00 41/00 C Fターム(参考) 2C058 AB16 AC06 AD06 AE04 AE14 AF06 AF24 AF31 AF37 DA10 2C060 BA01 BB12 BC02 BC04 BC12 BC15 BC46 3E095 BA03 CA02 DA03 DA13 DA15 DA22 FA01 3F103 AA02 BA01 BA34 3F104 AA02 FA07 FA19 JD01 3F108 JA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状をした台紙上にラベル剥離層を介し
    てラベルを所定間隔で仮着してなるラベル用紙と、該ラ
    ベル用紙を収納可能な本体内部に形成した収納部と、該
    収納部から搬送される前記ラベル用紙の前記台紙の搬送
    方向を転向させて前記台紙から前記ラベルを剥離する転
    向部材とを備え、 前記転向部材のラベル用紙搬送方向の下流側には、前記
    台紙から剥離した前記ラベルの送り方向に沿って形成さ
    れた第1の壁面部と、前記転向部材により転向された前
    記台紙の送り方向に沿って形成された第2の壁面部とを
    有するガイド部材を設けたことを特徴とするラベルプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記本体は、回転可能なプラテンローラ
    を内部に有する基体部と、該基体部に開閉自在に取付け
    たカバー体とを有し、 前記転向部材を前記プラテンローラに近接して設け、 前記カバー体は、前記プラテンローラに弾接して前記ラ
    ベル用紙に印刷可能な印字ヘッドと、印刷された前記ラ
    ベルを外部に排出する排出口とをそれぞれ設けるととも
    に、前記ガイド部材を設け前記ガイド部材は、前記転向
    部材と前記排出口との間に位置するようにしたことを特
    徴とする請求項1のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の第1及び第2の壁面部
    のうち、少なくとも一方は、粘着部材が粘着しない非付
    着部材で形成されたことを特徴とする請求項1または2
    に記載されたラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記カバー体には、前記プラテンローラ
    に圧接して回転可能な台紙送りローラが設けられて、前
    記基体部を前記カバー体で閉塞した際に、前記台紙送り
    ローラは前記第2の壁面部の台紙送り方向の下流側に位
    置するようにし、 前記台紙送りローラは、粘着部材が粘着しない非付着部
    材で形成されたことを特徴とする請求項2または3に記
    載されたラベルプリンタ。
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