JP4606305B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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本発明は、台紙に貼着されたラベルに印字を行なうラベルプリンタに関する。
台紙に貼着されたラベルに印字を行なうラベルプリンタでは、台紙巻取り軸によって台紙を巻き取りつつ、ラベル剥離部によって用紙の案内経路を屈曲させ、印字後のラベルを台紙から剥離し発行するようにしている。
このようなラベルプリンタで問題となるのは、ラベル付き用紙を後進方向に搬送することによって発生する台紙の弛みである。つまり、既に印字済みのラベルを剥離発行させるためには、後続するラベルが印字位置を通過するまでラベル付き用紙を搬送する必要が生ずる。このため、後続するラベルに対してそのまま印字を続行すると、その後続するラベルの先端部分に印字できない部分が生ずる。そこで、印字できない部分が生じないようにするには、後続するラベルに印字をするに際して、ラベル付き用紙を後進方向に搬送するいわゆるバックフィードが必要となる。バックフィードは、例えばプラテンと台紙巻取り軸とを逆方向に回転させることによってなされる。この場合、ラベル付き用紙の前進方向に搬送するに際しては、プラテンによる用紙搬送量よりも台紙巻取り軸による用紙巻き取り量を大きくする必要から、バックフィードに際しても用紙巻取り軸でのバックフィード量の方が多くなる。これが、ラベル付き用紙をバックフィードさせることによって台紙に弛みが発生する理由である。台紙に弛みが生ずると、その後に台紙を綺麗に巻き取ることができなくなるために台紙に斜行が生じ、これに伴う印字品質の低下、最悪の場合の台紙切れ等の原因となる。
図9は、ラベル付き用紙を前進方向に搬送する場合(図9(a))と後進方向に搬送する場合(図9(b))とにおけるラベル付き用紙の状態を例示する側面図である。図9中、101はプラテン、102はライン型のサーマルプリンタヘッドであり、プラテン101に対するサーマルプリンタヘッド102の当接部分が印字位置となる。印字位置を通過したラベル付き用紙103は、ラベル剥離部104によって鋭角に屈曲され、台紙103aのみが台紙巻取り軸105に巻き取られる。ラベル103bは、ラベル剥離部104でのラベル付き用紙103の屈曲によって台紙103aから剥離される。図9(b)に例示するように、プラテン101及び台紙巻取り軸105を逆回転させてラベル付き用紙103をバックフィードさせると、台紙103aが弛み、特に、台紙巻取り軸105に巻回されていた台紙103aにも弛みが生ずる。
特許文献1には、台紙巻取り軸にワンウェイクラッチを内蔵することによって、ラベル付き用紙のバックフィード時に台紙を弛ませないようにした発明が記載されている。
特開平10−016337号公報
ラベル付き用紙のバックフィード時に台紙を弛ませないようにするためには、特許文献1に記載されているように、ワンウェイクラッチを台紙巻取り軸に内蔵させる等のような複雑な構造が要求される。このような構造は、構造の複雑化のみならず、それに伴う組立性の低下、部品点数の増加、部品コスト及び製造コストの増大等、数々の不利益を生じさせるという問題がある。
本発明の目的は、ラベル付き用紙のバックフィード時に台紙に生ずる弛みを原因とする各種の不都合を簡単な構造で解消させることである。
本発明は、台紙に複数個のラベルが貼着されたラベル付き用紙を所定の案内経路に沿って前進方向及び後進方向に搬送する機構と、前記ラベル付き用紙が案内搬送される過程で前記ラベルに印字を行なう印字部と、前記台紙から印字後の前記ラベルを剥離させるために印字位置を通過した前記ラベル付き用紙の前記案内経路を屈曲させるラベル剥離部と、前記ラベル剥離部で前記ラベルが剥離された前記台紙を、正方向に回転して巻き取るとともに、前記正方向とは反対の逆方向に回転して、前記印字部での前記ラベルの搬送速度よりも速い速度で前記台紙を巻き解いてバックフィードさせる台紙巻取り軸と、前記台紙巻取り軸に巻回されて積層されている前記台紙同士の摩擦力よりも弱い摩擦力をもって前記台紙の巻き取り開始位置で前記台紙巻取り軸に巻回されている最表層の前記台紙に当接するものであり、前記台紙の巻き取り開始位置で前記最表層の台紙に当接する当接部材と、を備え、前記当接部材は、自重によって前記最表層の台紙に揺動自在に当接することを特徴とする。
本発明によれば、当接部材を台紙巻取り軸に巻回されている最表層の台紙に当接させるだけという簡単な構造により、台紙に弛みが生じたとしても、その後に台紙を台紙巻取り軸に綺麗に巻き取ることができるようにすることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
図1は、ラベルプリンタ1の全体の外観斜視図である。本実施の形態のラベルプリンタ1は、ハウジング2の内部にプリンタ機構3を備え、タッチパネル付きの液晶ディスプレイ4をハウジング2の上部に、キーボード5をハウジング2の上面にそれぞれ備えている。また、外観上、ハウジング2には、その正面にラベル発行口6が設けられている。
図2は、フロントパネルとアッパパネルとを開放した状態の全体の斜視図である。ハウジング2は、正面及び上面が開口しており、開口する正面にはフロントパネル2aが開閉自在に取り付けられ、開口する上面にはアッパパネル2bが開閉自在に取り付けられている。これらのフロントパネル2a及びアッパパネル2bを開放することで、ハウジング2の内部構造が露出する。
図3は、内部構造を仮想的に示す全体の側面図である。ここで、ハウジング2に内蔵されたプリンタ機構3について説明する。まず、ハウジング2の内部には、複数個のラベル7が所定間隔で規則的に貼付されたラベル付き用紙8をロール状に回巻した状態で収納保持する用紙保持部9が設けられ、この用紙保持部9に保持されて引き出されたラベル付き用紙8を所定の経路に案内する案内経路10が設けられている。この案内経路10の途中には、案内経路10を挟んで対向配置されたプラテン11とラインサーマルヘッド12とからなる印字部13と、この印字部13よりも用紙搬送経路下流側に位置するラベル剥離部としての剥離板14とが配置されている。さらに、案内経路10の終端には、ラベル7が剥離された後のラベル付き用紙8である台紙15を台紙巻取り軸51に巻き取らせる台紙巻取り機構16が配置されている。台紙巻取り機構16は、当接部材52を有している。
図4は、印字部13、剥離板14、台紙巻取り軸51及び当接部材52を拡大して示す縦断側面図である。印字部13は、プラテン11とラインサーマルヘッド12とがヘッドフレーム17に取り付けられたユニット構造のものである。つまり、ヘッドフレーム17には、図示しない駆動部に駆動されて回転駆動するようにプラテン11が回転自在に取り付けられている。また、ラインサーマルヘッド12はヘッドフレーム17に回動自在に取り付けられたヘッドブラケット18に取り付けられている。ヘッドブラケット18は、プラテン11に対してラインサーマルヘッド12がその図示しない発熱体を当接させることができるようにラインサーマルヘッド12を保持している。そして、ヘッドブラケット18には板ばね19が屈撓自在に取り付けられ、この板ばね19はカム機構20によって押圧され、これによってラインサーマルヘッド12の図示しない発熱体がプラテン11に押し付けられている。また、ヘッドフレーム17にはラベル付き用紙8の弛みを除去しつつ案内する弾性体21と、ラベル付き用紙8をプラテン11とラインサーマルヘッド12との間に円滑に案内するための案内ピン22とが取り付けられている。ラベル付き用紙8は、弾性体21、案内ピン22及び印字部13によって案内経路10に案内され、プラテン11及び台紙巻取り軸51の回転によって搬送される。これらのプラテン11及び台紙巻取り軸51は、図示しない駆動源により、正逆回転自在に回転駆動される。したがって、これらの弾性体21、案内ピン22、印字部13及び台紙巻取り軸51は、用紙搬送機構を構成する。用紙搬送機能は、台紙15にラベル7が貼着されたラベル付き用紙8を案内経路10に沿って前進方向及び後進方向に搬送する機構である。
図5は、巻取り軸ホルダに対する台紙巻取り軸51の装着状態を示す斜視図である。台紙巻取り機構16は、巻取り軸ホルダ25を備えている。巻取り軸ホルダ25は、板金がコの字形状に折り曲げられて形成され、相対向する二片の上部に一対のU字形状の巻取り軸保持溝26を有している。これらの巻取り軸保持溝26に台紙巻取り軸51の軸部材51aが着脱自在に装着される。巻取り軸ホルダ25は、巻取り軸保持溝26の位置に一対の巻取り軸保持体27を備えている。
巻取り軸ホルダ25は、一方の巻取り軸保持溝26の近傍に位置させて歯車列28を有している。この歯車列28は、駆動ギヤ28aとアイドラギヤ28bとから構成されている。駆動ギヤ28aは、モータ等の図示しない駆動源から動力を伝達されて回転する。この場合、駆動ギヤ28aは、正方向と逆方向とに回転駆動され、これによって正逆回転する。アイドラギヤ28bは、巻取り軸ホルダ25に装着された台紙巻取り軸51に設けられた従動ギヤ51bが噛合する位置に位置付けられている。
巻取り軸保持体27は、支点29に取り付けられた一対の挟持体30によって形成されている。これらの挟持体30は、リング形状のスプリング31に付勢され、互いの先端部が近接する方向に位置付けられている。したがって、巻取り軸保持体27は、スプリング31の力に抗して互いに近接する先端部を押し開くことができる。
図6は、巻取り軸ホルダ25における台紙巻取り軸51の保持構造を示す側面図である。巻取り軸保持体27を構成する一対の挟持体30の先端部には、それぞれ、上傾斜面32aと下傾斜面32bとを有する挟持片32が形成されている。これらの挟持片32は、上傾斜面32aと下傾斜面32bとの交点である先端部を互いに対向させて配置されている。上傾斜面32aは、巻取り軸保持溝26に対する台紙巻取り軸51の装着方向に向けて傾斜し、下傾斜面32bは、巻取り軸保持溝26からの台紙巻取り軸51の引き抜き方向にむけて傾斜している。したがって、巻取り軸保持体27は、巻取り軸保持溝26に対して台紙巻取り軸51の軸部材51aを装着する動作と、巻取り軸保持溝26からの台紙巻取り軸51の軸部材51aを引き抜く動作とに伴い、一対の挟持体30がスプリング31の力に抗してその先端部を開く方向に回動する。そして、巻取り軸保持溝26に台紙巻取り軸51の軸部材51aが装着された状態では、軸部材51aは巻取り軸保持溝26の底部に載置された状態で保持され、このような軸部材51aを巻取り軸保持体27の下傾斜面32bが抜け止めする。
図7は、当接部材52を拡大して示す斜視図である。当接部材52は、その中央部よりも下側の両側部分がそれぞれ側方に突出する平板状部材によって構成され、側方に突出した両側部分が僅かに屈曲している。この屈曲部分を、屈曲部52aと呼ぶ。屈曲部52aは、台紙巻取り軸51の軸方向に沿う両端側をなす。屈曲方向は、台紙巻取り軸51の方向に向かう方向である。当接部材52は、更に、上縁に両側方に突出する一対の取付片52bを有する。このような当接部材52は、例えば板金の打ち抜き加工及びプレス加工によって形成されている。
図3及び図4に示すように、当接部材52は、ハウジング2に内蔵されたフレーム構造体53(図3及び図4中、その一部のみを示す)に揺動自在に取り付けられている。つまり、フレーム構造体53は、当接部材52に設けられた一対の取付片52bを引っ掛け保持する一対の保持部54を有しており、これらの保持部54に一対の取付片52bが引っ掛け保持されることで、当接部材52は、フレーム構造体53に揺動自在に取り付けられる。
当接部材52についてより詳細に説明する。図4に示すように、当接部材52は、台紙15の巻き取り開始位置Pの近傍で、台紙巻取り軸51に巻回されている最表層の台紙15に当接するように位置付けられている。この場合、当接部材52は、全くの自重によって揺動自在である。この状態で、台紙巻取り軸51が存在することで、当接部材52は鉛直方向よりもやや傾斜して位置付けられる。この「やや傾斜して」というのは、台紙巻取り軸51に台紙15が巻き取られていない状態でのことである。台紙巻取り軸51への台紙15の巻き付き量が増大するに従い、巻き付いた最表層の台紙15の外周面は半径を増大させる。これに応じて、当接部材52の傾斜角度も増大していく。このため、台紙巻取り軸51への台紙15の巻き付き量が増大するに従い、台紙15に対する当接部材52の当接力も強くなる。もっとも、当接部材52は、台紙巻取り軸51に巻回されて積層されている台紙15同士の摩擦力よりも弱い摩擦力をもって台紙巻取り軸51に巻回されている最表層の台紙15に当接するように構成されている。
こうして構成された本実施の形態のラベルプリンタ1は、商用電源から給電され、ハウジング2に内蔵された図示しないマイクロコンピュータによって各部が駆動制御されることで印字動作を実行する。
このような構成において、プラテン11が回転駆動されることによりラベル付き用紙8が案内経路10を案内搬送され、案内経路10を介してプラテン11に当接するラインサーマルヘッド12によってラベル付き用紙8に貼付されたラベル7に所定事項が印字される。これと同時に、モータ等の図示しない駆動源から動力が歯車列28を介して台紙巻取り軸51の従動ギヤ103に伝達され、ラベル付き用紙8の一部をなす台紙15は台紙巻取り軸51に巻き取られる。この際、台紙巻き取り軸51による台紙15の巻き取り速度の方が印字部13でのラベル付き用紙8の搬送速度よりも印字位置でスリップが生じない程度に速く設定されているので、印字後のラベル付き用紙8は張設状態にある。このため、剥離板14で鋭角に屈曲されたラベル付き用紙8に張力が及び、ラベル付き用紙8から印字後のラベル7が剥離され、剥離されたラベル7はラベル発行口6から発行される。
一枚のラベル7をラベル発行口6から発行した後に次の印字指令があったならば、プラテン11及び台紙巻取り軸51が逆回転駆動され、ラベル付き用紙8はバックフィードされる。後続するラベル7を印字位置に位置合わせするためである。この際、台紙巻き取り軸51による台紙15の巻き取り速度の方が印字部13でのラベル付き用紙8の搬送速度よりも印字位置でスリップが生じない程度に速く設定されているという前述したような構成上、どうしても台紙15に弛みが生ずる。
図8は、ラベル付き用紙8を前進方向に搬送する場合(図8(a))と後進方向に搬送する場合(図8(b))とにおけるラベル付き用紙8の状態を例示する側面図である。図8(b)では、台紙15に弛みが生じていることが分かる。ここで、図9に示す従来の一例と比較しながら、台紙15に生ずる弛みの弛み具合に着目する。図9(b)に示すように、従来の一例では、プラテン101及び台紙巻取り軸105を逆回転させてラベル付き用紙103をバックフィードさせると、台紙103aが弛み、特に、台紙巻取り軸105に巻回されていた台紙103aにも弛みが生ずる。これに対して、図8(b)に示すように、本実施の形態の場合、当接部材52が設けられていることにより、剥離板14と台紙巻取り軸51との間の部分での台紙15の弛みは許容しながらも、台紙巻取り軸51に巻回されている台紙15には弛みが生じない。
つまり、台紙巻取り軸51が逆回転すると、この台紙巻取り軸51に巻回されている台紙15は、当接部材52があることによってバックフィードされようとする。当接部材52がなければ、台紙15は台紙巻取り軸51から巻き解けていくに過ぎないのに対して、当接部材52は台紙巻取り軸51から台紙15が巻き解けていくことを抑制するからである。この際、台紙巻取り軸51に巻回されて積層されている台紙15同士の摩擦力と台紙巻取り軸51に巻回されている最表層の台紙15と当接部材52との間の摩擦力とを比較し、前者、つまり台紙15同士の摩擦力が弱ければ、下層の台紙15に対して上層の台紙15が滑り、当接部材52があるにも拘らず台紙巻取り軸51に巻回されている台紙15に弛みが生ずる。これに対して、本実施の形態のように、台紙15同士の摩擦力よりも最表層の台紙15と当接部材52との間の摩擦力の方が弱ければ、台紙巻取り軸51の逆回転に伴い、当接部材52があることによってバックフィードされようとする最表層の台紙15は、当接部材52との間を滑りながら現実にバックフィードされることになる。このため、台紙15は台紙巻取り軸51から巻き解けず、したがって、台紙巻取り軸51に巻回されている台紙15には弛みが生じない。このため、バックフィード後、再度、台紙15を台紙巻取り軸51に巻き取るに際しては、剥離板14と台紙巻取り軸51との間の部分で生じている台紙15の弛みが徐々に除去され、台紙巻取り軸51に台紙15を綺麗に巻き取ることができる。その結果、台紙15に斜行が生じることがなく、これに伴う印字品質の低下、最悪の場合の台紙切れ等を確実に防止することができる。
ここで、本実施の形態の当接部材52は、屈曲部52aを有している。屈曲部52aは、台紙巻取り軸51の軸方向に沿う両端側で、台紙巻取り軸51の方向に向かう方向に屈曲している。このため、ラベル付き用紙8を前進方向及び後進方向のいずれの方向に搬送するに際しても、台紙15を台紙巻取り軸51の中央部に向かわせようとする作用を奏する。これにより、台紙15の斜行がより一層生じにくくなる。
別の実施の形態として、当接部材52における最表層の台紙15に当接する部分にPET等のような弾性体(図示せず)を設け、弾性体により、当接部材52の屈曲形状を形成するようにしても良い。
更に、図2より明らかなように、台紙巻取り軸51は、フロントパネル2aを開放することで着脱作業可能な位置に着脱自在に取り付けられ、当接部材52は、フロントパネル2aを開放した位置から見て台紙巻取り軸51の後方側から最表層の台紙15に当接する位置に位置付けられている。このような各部の配置を採用することで、当接部材52が台紙巻取り軸51の着脱作業に邪魔とならず、円滑な作業性が確保される。
なお、本実施の形態においては、当接部材52は、台紙15の巻き取り開始位置Pの近傍で、台紙巻取り軸51に巻回されている最表層の台紙15に当接するように位置付けられており、これにより、台紙15をバックフィードさせても、台紙15は台紙巻取り軸51から巻き解けず、したがって、台紙巻取り軸51に巻回されている台紙15に弛みが生じない。これが、バックフィード後、再度、台紙15を台紙巻取り軸51に巻き取るに際して、台紙巻取り軸51に台紙15を綺麗に巻き取ることができる理由である。これに対して、バックフィード後、再度、台紙15を台紙巻取り軸51に巻き取るに際して、台紙巻取り軸51に台紙15を綺麗に巻き取ることができるようにするために要求される構成として、当接部材52は、台紙巻取り軸51に巻回されている最表層の台紙15に当接するように位置付けられていれば十分であり、必ずしも、台紙15の巻き取り開始位置Pの近傍で最表層の台紙15に当接するように位置付けられている必要はない。つまり、当接部材52が、台紙15の巻き取り開始位置Pの近傍で最表層の台紙15に当接するように位置付けられていない場合には、バックフィード動作に伴い最表層の台紙15といえども当接部材52の配置位置までは巻き解ける。これに対して、当接部材52が台紙巻取り軸51に巻回されている最表層の台紙15に当接するように位置付けられておりさえすれば、仮に最表層の台紙15の殆ど全てが巻き解けたとしても、台紙巻取り軸51に巻回されている台紙15が全体的に巻き解けてしまうようなことがなくなり、バックフィード後、再度、台紙15を台紙巻取り軸51に巻き取るに際して、台紙巻取り軸51に台紙15を綺麗に巻き取ることができる。
本発明の実施の一形態を示すラベルプリンタの全体の外観斜視図である。 フロントパネルとアッパパネルとを開放した状態の全体の斜視図である。 内部構造を仮想的に示す全体の側面図である。 印字部と剥離板と台紙巻取り軸と当接部材とを拡大して示す縦断側面図である。 巻取り軸ホルダに対する台紙巻取り軸の装着状態を示す斜視図である。 巻取り軸ホルダにおける台紙巻取り軸の保持構造を示す側面図である。 当接板を拡大して示す斜視図である。 (a)はラベル付き用紙を前進方向に搬送する場合、(b)はラベル付き用紙を後進方向に搬送する場合におけるラベル付き用紙の状態を例示する側面図である。 従来の一例において、(a)はラベル付き用紙を前進方向に搬送する場合、(b)はラベル付き用紙を後進方向に搬送する場合におけるラベル付き用紙の状態を例示する側面図である。
符号の説明
2 ハウジング、2a フロントパネル、6 ラベル発行口、7 ラベル、8 ラベル付き用紙、10 案内経路、13 印字部、14 剥離板(ラベル剥離部)、15 台紙、51 台紙巻取り軸、52 当接部材

Claims (5)

  1. 台紙に複数のラベルが貼着されたラベル付き用紙を前進方向及び後進方向に搬送する機構と、
    前記ラベル付き用紙が搬送される過程で前記ラベルに印字を行なう印字部と、
    前記台紙から印字後の前記ラベルを剥離させるために印字位置を通過した前記ラベル付き用紙を屈曲させるラベル剥離部と、
    前記ラベル剥離部で前記ラベルが剥離された前記台紙を、正方向に回転して巻き取るとともに、前記正方向とは反対の逆方向に回転して、前記印字部での前記ラベルの搬送速度よりも速い速度で前記台紙を巻き解いてバックフィードさせる台紙巻取り軸と、
    前記台紙巻取り軸に巻回されて積層されている前記台紙同士の摩擦力よりも弱い摩擦力をもって前記台紙巻取り軸に巻回されている最表層の前記台紙に当接するものであり、前記台紙の巻き取り開始位置で前記最表層の台紙に当接する当接部材と、
    を備え
    前記当接部材は、自重によって前記最表層の台紙に揺動自在に当接することを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記当接部材を保持する保持部を介して、前記最表層の台紙に対して前記当接部材を揺動自在に保持するフレーム構造体をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
  3. 前記当接部材は、前記台紙巻取り軸の軸方向に沿う両端側が前記台紙巻取り軸の方向に
    向けて屈曲した形状を有している、請求項1記載のラベルプリンタ。
  4. 前記当接部材の屈曲形状は、当該当接部材に設けた弾性体によって形成されている、請求項3記載のラベルプリンタ。
  5. 前記台紙から剥離した前記ラベルが発行されるラベル発行口を有するフロント面に開閉自在のフロントパネルを有するハウジングを備え、
    前記台紙巻取り軸は、前記フロントパネルを開放することで着脱作業可能な位置に着脱自在に取り付けられ、
    前記当接部材は、前記フロントパネルを開放した位置から見て前記台紙巻取り軸の後方側から前記最表層の台紙に当接する位置に位置付けられている、
    請求項1ないし4のいずれか一記載のラベルプリンタ。
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