JP2002167591A - 流動点降下剤及び潤滑油組成物 - Google Patents

流動点降下剤及び潤滑油組成物

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JP2002167591A
JP2002167591A JP2000366397A JP2000366397A JP2002167591A JP 2002167591 A JP2002167591 A JP 2002167591A JP 2000366397 A JP2000366397 A JP 2000366397A JP 2000366397 A JP2000366397 A JP 2000366397A JP 2002167591 A JP2002167591 A JP 2002167591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温での流動点降下能が良好な流動点降下剤
を提供する。 【解決手段】 (メタ)アクリレートを必須構成単量体
とする(共)重合体(A)からなり、該(A)が下記の
物性値を有することを特徴とする流動点降下剤。 (i)重量平均分子量が10,000〜500,000 (ii)溶解性パラメーターが8.7〜9.4 (iii)示差走査熱量計による結晶化開始温度が−30
℃以上 (iv)立体障害ファクター(F)が16以上

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動点降下剤に関
する。詳しくは、低温での流動性に優れた流動点降下剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の省燃費という社会的要請によっ
て、潤滑油や作動油は低温での粘度が低いことが強く望
まれるようになってきた。これを解決する手段の一つと
して高粘度指数油にポリアルキルメタクリレート系の流
動点降下剤を配合した潤滑油が使用されるようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近、要求さ
れているような、さらなる低い流動点を与えるにはこれ
らの流動点降下剤でも十分ではなく、優れた流動点降下
剤が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、低温での流動点降下能が優れた流動点降下剤
を見いだし本発明に至った。すなわち本発明は、(メ
タ)アクリレートを必須構成単量体とする(共)重合体
(A)からなり、該(A)が下記の物性値を有すること
を特徴とする流動点降下剤、および該流動点降下剤を含
有する潤滑油組成物である。 (i)重量平均分子量が10,000〜500,000 (ii)溶解性パラメーターが8.7〜9.4 (iii)示差走査熱量計による結晶化開始温度が−30
℃以上 (iv)下記式(1)で表される立体障害ファクター
(F){共重合体の場合は構成単量体のモル分率に基づ
いて平均した値}が16以上 F=4X+Y (1) {構成単量体単位において、側鎖中の主鎖から6番目に
位置する原子の総数をX、7番目に位置する原子の総数
をYとする。}
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の(共)重合体(A)の必
須構成単量体である(メタ)アクリレートとしては、エ
ステル結合を有する(メタ)アクリル酸系誘導体であれ
ば特に限定されないが、例えば、アルキル(メタ)アク
リレート、(ポリ)アルキレングリコール[(ポリ)ア
ルキレングリコールはアルキレングリコールおよびポリ
アルキレングリコールを表す。以下同様の表現を用い
る。]もしくはそのモノアルキルエーテルのモノ(メ
タ)アクリレート、芳香族(メタ)アクリレート、スル
ホン酸基含有の(メタ)アクリレート、硫酸エステル基
含有(メタ)アクリレート、燐酸基含有(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート、エ
ポキシ基含有(メタ)アクリレート、1〜3級アミノ基
含有(メタ)アクリレート、第4級アンモニウム塩基含
有(メタ)アクリレートなど、およびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。
【0006】アルキル(メタ)アクリレートのアルキル
基としては通常炭素数1〜24の直鎖もしくは分岐のア
ルキル基であり、具体例としては、メチル基、エチル
基、n−およびiso−プロピル基、n−、iso−、sec−
およびt−ブチル基、n−、iso−、sec−およびネオペ
ンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、n−およびiso−
オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−およびiso−
ノニル基、n−およびiso−デシル基、n−およびiso−
ドデシル基、n−およびiso−トリデシル基、n−およ
びiso−テトラデシル基、n−およびiso−ペンタデシル
基、n−およびiso−ヘキサデシル基、ならびにn−お
よびiso−オクタデシル基などが挙げられる。
【0007】また、(ポリ)アルキレングリコールもし
くはそのモノアルキルエーテルのモノ(メタ)アクリレ
ートにおける、(ポリ)アルキレングリコールを構成す
るアルキレン基としては、炭素数が2〜20のエチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、2−ブチレン基、イソ
ブチレン基、炭素数5〜20の1,2−アルキレン基、
トリメチルエチレン基、テトラメチルエチレン基、フェ
ニルエチレン基、1,1−ジフェニルエチレン基、シク
ロヘキシレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、
ペンタメチレン基が挙げられる。好ましくは、炭素数2
〜6のアルキレン基である。またモノアルキルエーテル
を構成するアルキル基としては炭素数が、好ましくは1
〜20の直鎖又は分岐アルキル基が挙げられ、さらに好
ましくは炭素数1〜18のアルキル基であり、前述のア
ルキル基が挙げられる。(ポリ)アルキレングリコール
におけるアルキレングリコールの単位の数は、好ましく
は1〜50、さらに好ましくは1〜20であり、重量平
均分子量は好ましくは60〜2,000であり、さらに
好ましくは60〜1,000である。(ポリ)アルキレ
ングリコールもしくはそのモノアルキルエーテルのモノ
(メタ)アクリレートの具体例としては、ポリエチレン
グリコール(エチレングリコールの単位数9)モノメタ
クリレート、ポリエチレングリコール(エチレングリコ
ールの単位数18)モノメタクリレート、ポリプロピレ
ングリコール(プロピレングリコールの単位数3)モノ
メタクリレート、ポリエチレングリコール(エチレング
リコールの単位数6)モノメチルエーテルモノメタクリ
レート、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシル
エーテルモノメタクリレート、ポリプロピレングリコー
ル(プロピレングリコールの単位数3)モノブチルエー
テルモノメタクリレートなどが挙げられる。芳香族(メ
タ)アクリレートとしてはフェニル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0008】その他の(メタ)アクリレートとしては以
下のものが挙げられる。
【0009】スルホン酸基含有(メタ)アクリレート、
例えば、スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−
(メタ)アクリロイルオキシエタンスルホン酸など;
【0010】硫酸エステル基含有(メタ)アクリレー
ト、例えば、ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン
(エチレン、プロピレン、ブチレン:単独、ランダム、
ブロックのいずれでもよい)モノ(メタ)アクリレート
の硫酸エステル、ポリ(n=2〜30)オキシアルキレ
ン(エチレン、プロピレン、ブチレン:単独、ランダ
ム、ブロックのいずれでもよい)ビスフェノールAモノ
(メタ)アクリレートの硫酸エステルなど;
【0011】燐酸基含有(メタ)アクリレート、例え
ば、(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜
6)燐酸モノエステル[(メタ)アクリロイルオキシエ
チルホスフェートなど]、(メタ)アクリロイルオキシ
ホスホン酸[2−アクリロイルオキシエチルホスホン酸
など];
【0012】ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレー
ト、例えば、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メ
タ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2または3−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレートなど]、多価(3〜8価)アルコール(グリ
セリン、ペンタエリスリトールなどのアルカンポリオー
ル、ソルビトール、蔗糖などの糖類、およびそれらの分
子内もしくは分子間脱水物)の部分(メタ)アクリレー
トなど;
【0013】エポキシ基含有(メタ)アクリレート、例
えば、グリシジル(メタ)アクリレートなど;
【0014】1〜3級アミノ基含有(メタ)アクリレー
ト、例えば、1級アミノ基含有(メタ)アクリレート
{アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレー
ト[アミノエチル(メタ)アクリレートなど]}、2級
アミノ基含有(メタ)アクリレート{モノアルキル(炭
素数1〜6)アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)
アクリレート[t−ブチルアミノエチルメタクリレー
ト、メチルアミノエチル(メタ)アクリレートな
ど]}、3級アミノ基含有(メタ)アクリレート{ジア
ルキル(炭素数1〜4)アミノアルキル(炭素数2〜
6)(メタ)アクリレート[ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレートなど]、窒素原子含有複素環を含有する(メ
タ)アクリレート[モルホリノエチル(メタ)アクリレ
ートなど]}、並びにこれらの塩酸塩、硫酸塩、燐酸
塩、低級カルボン酸塩(炭素数1〜8)など;
【0015】第4級アンモニウム塩基含有(メタ)アク
リレート、例えば、上記の3級アミノ基含有(メタ)ア
クリレートを4級化剤(炭素数1から12のアルキルク
ロライド、ジアルキル硫酸、ジアルキルカーボネート、
およびベンジルクロライド等)を用いて4級化したもの
[(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシエチル
トリエチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロ
イルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド、(メタ)アクリロイルオキシエチルメチルモルホ
リノアンモニウムクロライドなど];が挙げられる。
【0016】本発明における共重合体(A)としては、
好ましくはアルキル(メタ)アクリレート、(ポリ)ア
ルキレングリコールおよびそのモノアルキルエーテルの
モノ(メタ)アクリレートを必須構成単量体とするもの
であり、さらに好ましくはアルキル(メタ)アクリレー
ト、特に好ましくは炭素数4〜12のアルキル基を有す
るアクリレート(a1)と炭素数10〜22のアルキル
基を有するメタクリレート(a2)を必須構成単位とす
るものであり、とりわけ好ましくは、(a1)がn−ブ
チルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、is
o−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレ
ートからなる群から選ばれる1種以上の単量体である
(A)である。また(a1)/(a2)の質量比が10
/90〜80/20である(A)が好ましい。特に好ま
しい組み合わせは2−エチルヘキシルアクリレート/ド
デシルメタクリレート/テトラデシルメタクリレート/
ヘキサデシルメタクリレート/オクタデシルメタクリレ
ート=10〜50/0〜60/20〜80/0〜40/
0〜17である。
【0017】(A)は(a1)および(a2)以外に、
さらに他のビニル単量体(b)の共重合体であってもよ
く(b)としては、例えば下記(b1)〜(b14)の
ものが挙げられる。
【0018】(b1)カルボキシル基含有ビニル単量体 モノカルボキシル基含有ビニル単量体、例えば、不飽和
モノカルボン酸[(メタ)アクリル酸、α−メチル(メ
タ)アクリル酸、クロトン酸、桂皮酸など]、不飽和ジ
カルボン酸のモノアルキル(炭素数1〜8)エステル
[マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアル
キルエステル、イタコン酸モノアルキルエステルな
ど];ジカルボン酸基含有ビニル単量体、例えば、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸などが挙
げられる。さらにこれらの1価金属塩、2価金属塩、ア
ミン塩もしくはアンモニウム塩でもよい。1価金属とし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属が挙げら
れ、2価金属としては、カルシウム、マグネシウムなど
のアルカリ土類金属、亜鉛などが挙げられる。アミンと
しては、モノ−、ジ−もしくはトリ−のアルキル(炭素
数1〜8)アミン類、例えば、モノメチルアミン、ジメ
チルアミン、トリメチルアミンなど;モノ−、ジ−もし
くはトリ−のアルカノール(炭素数1〜8)アミン類、
例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミンなど;複素環アミン、例え
ば、ピリジン、モルホリンなどを挙げることができる。
【0019】(b2)スルホン酸基含有ビニル単量体 例えば、炭素数2〜6のアルケンスルホン酸[ビニルス
ルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸など]、炭素数6
〜12の芳香族ビニル基含有スルホン酸[α−メチルス
チレンスルホン酸など]、スルホン酸基含有(メタ)ア
クリルアミド系単量体[2−(メタ)アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸など]、スルホン酸基と
水酸基を含有するビニル単量体[3−(メタ)アクリル
アミド−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、3−アリ
ロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、3−(メ
タ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロパンスル
ホン酸など]、アルキル(炭素数3〜18)アリルスル
ホコハク酸エステル[ドデシルアリルスルホコハク酸エ
ステルなど]が挙げられる。さらにこれらの塩でもよ
く、塩としては前述と同様のものが挙げられる。
【0020】(b3)アミド基含有ビニル単量体;例え
ば、非置換もしくはモノアルキル(炭素数1〜4)置換
(メタ)アクリルアミド、[(メタ)アクリルアミド、
N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メ
タ)アクリルアミド、N−i−プロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−n−およびi−ブチル(メタ)アクリル
アミドなど];ジアルキル(炭素数1〜4)置換(メ
タ)アクリルアミド[N,N−ジメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジn−ブチル(メタ)アクリルアミド];N−
ビニルカルボン酸アミド[N−ビニルホルムアミド、N
−ビニルアセトアミド、N−ビニル−n−およびi−プ
ロピオニルアミド、N−ビニルヒドロキシアセトアミ
ド];などが挙げられる。
【0021】(b4)ヒドロキシル基含有ビニル単量
体;例えば、ヒドロキシル基含有芳香族ビニル単量体
[p−ヒドロキシスチレンなど]、モノ−またはジ−ヒ
ドロキシアルキル(炭素数1〜4)置換(メタ)アクリ
ルアミド[N,N−ジヒドロキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジヒドロキシプロピル(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジ−2−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリルアミドなど]、ビニルアルコール(酢酸ビ
ニル単位の加水分解により形成される)、炭素数3〜1
2のアルケノール[(メタ)アリルアルコール、クロチ
ルアルコール、イソクロチルアルコール、1−オクテノ
ール、1−ウンデセノールなど]、炭素数4〜12のア
ルケンジオール[1−ブテン−3−オール、2−ブテン
−1−オール、2−ブテン−1,4−ジオールなど]、
ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルケニル(炭素
数3〜10)エーテル[2−ヒドロキシエチルプロペニ
ルエーテルなど]、多価(3〜8価)アルコール(グリ
セリン、ペンタエリスリトールなどのアルカンポリオー
ル、ソルビトール、蔗糖などの糖類、およびそれらの分
子内もしくは分子間脱水物)の部分(メタ)アリルエー
テルなど;が挙げられる。
【0022】(b5)エポキシ基含有ビニル単量体;例
えば、グリシジル(メタ)アリルエーテル等が挙げられ
る。
【0023】(b6)ハロゲン元素含有ビニル単量体;
例えば、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、塩
化(メタ)アリル、ハロゲン化スチレン(ジクロルスチ
レンなど)等が挙げられる。
【0024】(b7)ビニルエステル、ビニルエーテ
ル、ビニルケトン類;例えば、炭素数2〜12の飽和脂
肪酸のビニルエステル[酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビニル、オクタン酸ビニルなど]、炭素数1〜
12のアルキル、アリールもしくはアルコキシアルキル
のビニルエーテル[メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエ
ーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、フェニル
ビニルエーテル、ビニル2−メトキシエチルエーテル、
ビニル2−ブトキシエチルエーテルなど]、および炭素
数1〜8のアルキルもしくはアリールのビニルケトン
[メチルビニルケトン、エチルビニルケトン、フェニル
ビニルケトンなど]が挙げられる。
【0025】(b8)不飽和カルボン酸のエステル
[(メタ)アクリル酸エステルを除く];例えば、不飽
和モノカルボン酸[クロトン酸など]の炭素数1〜30
のアルキル、シクロアルキルもしくはアラルキルエステ
ルが挙げられ、このうち炭素数1〜30のアルキル基を
有するアルキルクロトネートとしては、メチルクロトネ
ート、エチルクロトネート、n−およびi−プロピルク
ロトネート、n−、i−およびt−ブチルクロトネー
ト、2−エチルヘキシルクロトネート、ヘプタデシルク
ロトネート、エイコシルクロトネートなど、および不飽
和ジカルボン酸[マレイン酸、フマール酸、イタコン酸
など]の炭素数1〜8のアルキルジエステル[ジメチル
マレエート、ジメチルフマレート、ジエチルマレエー
ト、ジオクチルマレエートなど]が挙げられる。
【0026】(b9)脂肪族炭化水素系ビニル単量体;
例えば、炭素数2〜20のアルケン[エチレン、プロピ
レン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジ
イソブチレン、オクテン、ドデセン、オクタデセンな
ど]、および炭素数4〜12のアルカジエン[ブタジエ
ン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,6ヘプタ
ジエン、1,7−オクタジエンなど]が挙げられる。
【0027】(b10)脂環式炭化水素系ビニル単量
体;例えば、シクロヘキセン、(ジ)シクロペンタジエ
ン、ピネン、リモネン、インデン、ビニルシクロヘキセ
ン、およびエチリデンビシクロヘプテンなどが挙げられ
る。
【0028】(b11)芳香族炭化水素系ビニル単量
体;例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、2,4−ジメチルスチレン、4−エチルスチレ
ン、4−イソプロピルスチレン、4−ブチルスチレン、
4−フェニルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、
4−ベンジルスチレン、4−クロチルベンゼン、および
2−ビニルナフタレンなどが挙げられる。
【0029】(b12)ニトリル基またはニトロ基含有
ビニル単量体;例えば、(メタ)アクリロニトリル、シ
アノスチレン、および4−ニトロスチレンなどが挙げら
れる。
【0030】(b13)1〜3級アミノ基含有ビニル単
量体;1級アミノ基含有ビニル単量体、例えば、炭素数
3〜6のアルケニルアミン[(メタ)アリルアミン、ク
ロチルアミンなど]、2級アミノ基含有ビニル単量体、
例えば、炭素数6〜12のジアルケニルアミン[ジ(メ
タ)アリルアミンなど]、3級アミノ基含有ビニル単量
体、例えば、ジアルキル(炭素数1〜4)アミノアルキ
ル(炭素数2〜6)(メタ)アクリルアミド[ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミドなど]、3級アミノ基含
有芳香族ビニル系単量体[N,N−ジメチルアミノスチ
レンなど]、含窒素複素環含有ビニル系単量体[4−ビ
ニルピリジン、2−ビニルピリジン、N−ビニルピロー
ル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルチオピロリドン
など]、およびこれらの塩酸塩、硫酸塩、燐酸塩、低級
カルボン酸塩(炭素数1〜8)が挙げられる。
【0031】(b14)第4級アンモニウム塩基含有ビ
ニル単量体;例えば、前述の(b13)に記載した3級
アミノ基含有ビニル単量体を、4級化剤(炭素数1から
12のアルキルクロライド、ジアルキル硫酸、ジアルキ
ルカーボネート、およびベンジルクロライド等)を用い
て4級化したものなどが挙げられる。具体的には、アル
キル(メタ)アクリルアミド系第4級アンモニウム塩と
しては、例えば、(メタ)アクリロイルアミノエチルト
リメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイ
ルアミノエチルトリエチルアンモニウムクロライド、
(メタ)アクリロイルアミノエチルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライドなど;その他の第4級アンモニウ
ム塩基含有ビニル系単量体としては、例えば、ジメチル
ジアリルアンモニウムメチルサルフェート、トリメチル
ビニルフェニルアンモニウムクロライドなどが挙げられ
る。
【0032】(b)のうち、好ましいものは(b4)、
(b7)、(b9)および(b11)であり、さらに好
ましいものは(b9)、(b10)および(b11)で
ある。(A)中の(b)の割合は、(A)の構成単位の
全質量に対して好ましくは30質量%以下、さらに好ま
しくは10質量%以下、特に好ましくは5質量%以下で
ある。
【0033】本発明における重合体(A)は、公知の製
造方法によって得ることができる。例えば前記の単量体
を溶剤(例えば、トルエン、キシレン、炭素数9〜10
のアルキルベンゼン、メチルエチルケトン、鉱物油な
ど)中でラジカル重合することにより得られる。この場
合、重合触媒としてアゾ系触媒(例えば、アゾビスイソ
ブチロニトリル、アゾビスバレロニトリルなど)や過酸
化物系(例えば、ベンゾイルパーオキシド、クミルパー
オキシド、ラウリルパーオキシドなど)を用いることが
できる。さらに、連鎖移動剤(例えば、炭素数2〜20
のアルキルメルカプタンなど)を使用することもでき
る。反応温度としては、50〜140℃、好ましくは7
0〜120℃である。また、上記の溶液重合の他に、塊
状重合、乳化重合または懸濁重合により得ることもでき
る。さらに、共重合様式としては、ランダム付加重合ま
たは交互共重合のいずれでもよく、また、グラフト共重
合またはブロック共重合のいずれでもよい。
【0034】本発明において用いられる重合体(A)
は、重量平均分子量が10,000〜500,000、
好ましくは20,000〜400,000、さらに好
ましくは30,000〜300,000、特に好ましく
は50,000〜100,000である。重量平均分子
量が10,000未満では、流動点降下能に乏しく、5
00,000より大きいと剪断安定性に乏しくなる。な
お、重量平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマ
トグラフィー(溶媒:テトラヒドロフラン)によるポリ
スチレンに換算して求めた重量平均分子量である。
【0035】本発明において用いられる重合体(A)
は、溶解性パラメーターが8.7〜9.4、好ましくは
8.8〜9.3、さらに好ましくは8.8〜9.2であ
り、溶解性パラメーターが上記範囲内では基油への溶解
性が良好である。なお、本発明における溶解性パラメー
ターは、Fedors法[Polym.Eng.Sc
i.14(2)152,(1974)]によって算出さ
れる値(末端基は除く)である。
【0036】本発明において用いられる重合体(A)は
示差走査熱量計により測定した結晶化開始温度が−30
℃以上であり、好ましくは−27.5℃以上、さらに好
ましくは−25℃以上である。−30℃より低いと流動
点降下能に乏しい。本発明の示差走査熱量計による結晶
化開始温度は、PERKIN−ELMER社製UNIX
DSC7を使用し、粘度指数向上剤5mgを試料とし、
10℃/分の等温速度で140℃から−75℃まで冷却
したときに観測される結晶化開始温度である。
【0037】さらに、本発明において用いられる重合体
(A)は、下記一般式(1)で表わされる立体障害ファ
クター(F)が16以上であり、好ましくは19以上、
さらに好ましくは21以上である。 F=4X+Y (1) 立体障害ファクター(F)が、16未満であると主鎖ま
わりの立体障害が小さくなり、低温で収縮しやすくなる
ためワックスと共結晶したときの立体反発効果少なく、
流動点降下能が乏しくなる。
【0038】立体障害ファクター(F)とは、(A)の
構成単量体単位において、側鎖が結合した主鎖の原子を
0番目とした場合、側鎖の方向に数えて6番目に位置す
る原子のの総数X(原子の種類にかかわらない)を4倍
し、7番目に位置する原子の総数Y(原子の種類にかか
わらない)との和である。(A)が共重合体の場合は、
(F)は、共重合体の構成単量体のモル分率に基づいて
平均した値である。この立体障害ファクター(F)は、
ポリマー主鎖から見た側鎖の立体障害の大きさを便宜的
に表したものであり、数字が大きいほど立体障害が大き
くなる。計算例を挙げると次のようになる。原子の右肩
の数字は主鎖からの原子の順番を示している。なお側鎖
に分岐がある場合は分岐鎖についても元の主鎖から原子
の順番を計算して総和をFとする。
【0039】例a) n−ヘキシルメタクリレート単位
の場合
【0040】
【化1】
【0041】6番目の原子数=3、7番目の原子数=3 重合体の立体障害ファクター(F)=3×4+3=15
【0042】例b)エチレングリコールモノ−2−エチ
ルヘキシルメタクリレート(EEHと略す)/メチルメ
タクリレート(MMAと略す)=90/10モル比の共
重合体
【0043】
【化2】
【0044】EEH単位の計算; 6番目の原子数=1 7番目の原子数=3 構成単量体の立体障害ファクター(F)=1×4+3=
【0045】MMA単位の計算; 6番目の原子数=0 7番目の原子数=0 構成単量体の立体障害ファクター(F)=0×4+0=
【0046】共重合体の立体障害ファクター(F)=7
×0.90+0×0.10=6.3
【0047】また、(A)のHLB値は抗乳化性の観点
から0.5〜6.0が好ましく、さらに好ましくは1.
0〜5.5、特に好ましくは1.5〜5.0である。本
発明におけるHLB値は、有機性・無機性の概念から計
算されるHLB(「新・界面活性剤入門」三洋化成工業
株式会社発行P197−198)によって算出される値
(重合体の末端基は計算から除く)である。
【0048】また、重合体(A)からなる流動点降下剤
を含有する潤滑油組成物において、用いる基油としては
特に限定はなく、例えば溶剤精製油、イソパラフィンを
含有する高粘度指数油、水素化分解による高粘度指数
油、炭化水素系合成潤滑油、エステル系合成潤滑油およ
びナフテン油が挙げられる。好ましくは基油の結晶化開
始温度が−5〜−35℃、さらに好ましくは−20〜−
30℃の基油である。基油の結晶化開始温度がこの範囲
であると流動点がさらに低くなり良好である。また、使
用される基油の100℃での動粘度は好ましくは2〜1
0mm2/s、さらに好ましくは3〜6mm2/sであ
る。基油の合計質量に対する(A)の割合は、好ましく
は0.05〜20質量%、さらに好ましくは0.1〜1
0質量%である。
【0049】本発明の流動点降下剤及び潤滑油組成物に
は、必要により他の任意成分、例えば粘度指数向上剤
(α−オレフィンコポリマー、ポリイソブチレン、本発
明以外のポリメタアクリレート)、清浄剤(スルフォネ
ート系、サリシレート系、フェネート系、ナフテネート
系のもの等)、分散剤(イソブテニルコハク酸イミド
系)、抗酸化剤(ジンクジチオフォスフェート、アミン
系、ヒンダードフェノール系等)、油性向上剤(脂肪酸
系、脂肪酸エステル系等)、摩擦摩耗調整剤(モリブデ
ンジチオフォスフェート、モリブデンカーバメイト
等)、極圧剤(リン系、硫黄系等)を公知の範囲内の量
で含んでいてもよい。これらの任意成分は(共)重合体
(A)に添加して流動点降下剤としてもよく、または、
(A)以外の成分を含む流動点降下剤に添加して潤滑油
組成物としてもよい。
【0050】本発明の流動点降下剤を含有する潤滑油組
成物は、低温流動性が優れるため、今後の自動車の省燃
費性の要求に対応できる。さらに、粘度が低くハンドリ
ング性も良好であるため、駆動系潤滑油(マニュアルト
ランスミッション油、デファレンシャルギヤ油、オート
マチックトランスミッション油、CVT油など)、作動
油(機械の作動油、パワーステアリング油、ショックア
ブソーバー油など)、エンジン油(ガソリン用、ディー
ゼル用等)等に好適に用いることができる。
【0051】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0052】(GPCによる重量平均分子量の測定法) 装置 : 東洋曹達製 HLC−802A カラム : TSK gel GMH6 2本 測定温度 : 40℃ 試料溶液 : 0.5重量%のTHF溶液 溶液注入量 : 200μl 検出装置 : 屈折率検出器 標準 : ポリスチレン
【0053】(流動点の測定法)JIS K2269の
方法で行った。
【0054】実施例における略号は以下の単量体の略で
ある。 C1M:メチルメタクリレート C4A:n−ブチルアクリレート 2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート C12M:ドデシルメタクリレート C14M:テトラデシルメタクリレート C16M:ヘキサデシルメタクリレート C18M:オクタデシルメタクリレート
【0055】(重合体の製造例) 製造例1 撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素吹き込み管を備えた
ガラス製反応器に、トルエンを28部を仕込み、窒素雰
囲気とし、85℃に昇温した。反応器内容物を撹拌しな
がら単量体配合物250部(質量比で2EHA:C14
M:C16M:C18M=40:30:20:10の混
合物)と、トルエン20部に2,2’−アゾビス−2,
4−ジメチルバレロニトリルを1.5部溶解した開始剤
溶液を、それぞれ反応器に2時間かけて等速度で全量を
仕込み、仕込み終了から85℃で2時間撹拌して重合反
応を行なった。反応終了後、130℃でトルエンを留去
し、樹脂分99.8質量%の重合体A1を得た[溶解性
パラメーター=9.1、立体障害ファクター(F)=2
2.8]。重合体A1の重量平均分子量および結晶化開
始温度を測定した結果を表1に示す。
【0056】製造例2、3および比較製造例1〜3;単
量体配合物を以下のように代えた以外は製造例1と同様
にして重合体A2、A3および比較重合体X1〜X3を
得た。計算結果および分析結果を表1に示す。 製造例2(重合体A2); 2EHA:C14M:C12M=20:60:20 製造例3(重合体A3); 2EHA:C14M=30:70 比較製造例1(比較重合体X1); C1M:C12M:C16M:C18M=30:30:
30:10 比較製造例2(比較重合体X2); C14M:C16M=30:70 比較製造例3(比較重合体X3); 2EHA:C12M:C4A=20:50:30
【0057】
【表1】
【0058】実施例1〜3および比較例1〜3;重合体
A1〜A3、比較重合体X1〜X3を、それぞれ実施例
1〜3および比較例1〜3の流動点降下剤とした。
【0059】得られた流動点降下剤を0.5質量部、溶
剤精製油(結晶化開始温度:−22℃、100℃での動
粘度:5.2mm2/s)99.5質量部を混合溶解し、潤
滑油組成物を作成した。その後それらの潤滑油組成物の
100℃での動粘度が10.7±0.1(mm2/s)になる
ように粘度指数向上剤(三洋化成工業株式会社製「サン
ルーブ1703」)の添加量(潤滑油組成物合計質量に
対する割合)を調整し、試験油とし、流動点(℃)を評
価した。結果を表2に示す。
【0060】
【表2】
【0061】以上の実施例から明らかなように、本発明
の流動点降下剤は従来のものに比較して、鉱物油等のワ
ックス含有油の低温流動特性を向上させた潤滑油組成物
を提供することが出来る。
【0062】
【発明の効果】本発明の重合体からなる流動点降下剤を
使用した潤滑油組成物は、従来の潤滑油潤滑油と比べ流
動点が改良できることから、今後の自動車の省燃費性の
要求に対応できる。さらにスキャニングブルックフィー
ルドのゲル指数、MRV粘度、ブルックフィールド粘度
計の−40℃粘度にも優れることから、駆動系潤滑油
(マニュアルトランスミッション油、デファレンシャル
ギヤ油、オートマチックトランスミッション油など)、
作動油(機械の作動油、パワーステアリング油、ショッ
クアブソーバー油など)、エンジン油(ガソリン用、デ
ィーゼル用等)に好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 30:02 C10N 30:02 40:04 40:04 40:08 40:08 40:25 40:25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(メタ)アクリレートを必須構成単量体と
    する(共)重合体(A)からなり、該(A)が下記の物
    性値を有することを特徴とする流動点降下剤。 (i)重量平均分子量が10,000〜500,000 (ii)溶解性パラメーターが8.7〜9.4 (iii)示差走査熱量計による結晶化開始温度が−30
    ℃以上 (iv)下記式(1)で表される立体障害ファクター
    (F){共重合体の場合は構成単量体のモル分率に基づ
    いて平均した値}が16以上 F=4X+Y (1) {構成単量体単位において、側鎖中の主鎖から6番目に
    位置する原子の総数をX、7番目に位置する原子の総数
    をYとする。}
  2. 【請求項2】(A)が、炭素数4〜12のアルキル基を
    有するアクリレート(a1)および炭素数10〜22の
    アルキル基を有するメタクリレート(a2)を必須構成
    単量体とする共重合体である請求項1記載の流動点降下
    剤。
  3. 【請求項3】(a1)/(a2)の質量比が10/90
    〜80/20である請求項2記載の流動点降下剤。
  4. 【請求項4】(a1)が、n−ブチルアクリレート、s
    ec−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレー
    ト、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
    リレートおよびn−オクチルアクリレートからなる群か
    ら選ばれる1種以上である請求項2または3記載の流動
    点降下剤。
  5. 【請求項5】請求項1〜4いずれか記載の流動点降下剤
    を含有する潤滑油組成物。
  6. 【請求項6】 示差走査熱量計による結晶化開始温度が
    −5〜−35℃の鉱物油と、該鉱物油100質量部に対
    して請求項1〜4のいずれか記載の流動点降下剤を0.
    05〜20質量部含有してなる潤滑油組成物。
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