JP2019172763A - 潤滑油添加剤及び潤滑油組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低温粘度上昇能を有し、且つ基油溶解性に優れる潤滑油添加剤、及び潤滑油添加剤と基油とを含んでなる潤滑油組成物を提供する。【解決手段】炭素数1〜32の直鎖又は分岐のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(a)を必須構成単量体としてなる共重合体(A)を含有し、共重合体(A)の結晶化温度(Tcs)が−15〜13℃であり、(A)の重量平均分子量が5,000〜500,000である潤滑油添加剤(R)を用いる。【選択図】 なし

Description

本発明は、低温粘度を調整する潤滑油添加剤、及びこの潤滑油添加剤を含有してなる潤滑油組成物に関する。
炭化水素系燃料油や潤滑油などは、冬期あるいは寒冷地において低温にさらされると流動性が低下することがあり問題になっている。例えば、石油中間留分からなる燃料油(例えばディーゼル燃料油及びA重油など)では、その中に含まれるワックスが析出し、配管系のフィルターを目詰まりさせたり、配管系内で固化したりする。また潤滑油においてもワックス起因の流動性悪化により、エンジンなどのオイルポンプの空運転やエアの吸い込み、駆動系油圧装置の作動不良などのトラブルが生じる。これらの問題を解決する手段として、いくつかの提案がなされている。
燃料油に関しては、例えばエチレン−飽和カルボン酸のビニルエステル共重合体を燃料油に添加する方法( 特許文献1〜3参照)が提案されており、潤滑油に関してはポリメタクリレートを添加する方法(特許文献4〜6参照)が提案されている。
潤滑油におけるこれらのポリメタクリレートは一般的に流動点降下剤と言われ、 特許文献4〜6には低温粘度や流動点を低下させることのみが記載されている。
しかし、同じ潤滑油添加剤として使用される粘度指数向上剤も、流動点降下剤と同じポリメタクリレート構造であり、流動点降下剤を使用しなくても低温粘度や流動点が低下することがある。実際の潤滑油は低温粘度を低ければ低い方が必ずしもよいという訳ではなく、適正な範囲に調整する必要がある。例えば、粘度指数向上剤で意図せずに低温粘度が下がり過ぎた場合には低温特性が悪い基油を一部配合する必要がある。
特許第2732187号公報 特許第2941392号公報 特開平7−62372号公報 特開2004−307551号公報 特開2005−200454号公報 特表2008−546894号公報
本発明の課題と目的は、低温粘度上昇能を有し、かつ基油溶解性に優れる潤滑油添加剤、及び潤滑油添加剤と基油とを含んでなる潤滑油組成物を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討した結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、炭素数1〜32の直鎖又は分岐のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(a)を必須構成単量体としてなる共重合体(A)を含有し、共重合体(A)の結晶化温度(Tcs)が−15〜13℃であり、(A)の重量平均分子量が5,000〜500,000である潤滑油添加剤(R);並びにこの潤滑油添加剤と、100℃動粘度が1.50〜10.0mm/sで、粘度指数が100以上である基油(B)を含む潤滑油組成物である。
本発明の潤滑油添加剤は、低温粘度上昇能及び基油溶解性に優れ、潤滑油添加剤と基油とを含んでなる潤滑油組成物は低温粘度特性に優れるという効果を奏する。
本発明の潤滑油添加剤は、炭素数1〜32の直鎖又は分岐のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(a)を必須構成単量体としてなる共重合体(A)を含有してなる。
本発明における炭素数1〜32の直鎖又は分岐のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(a)としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−又はiso−プロピル、(メタ)アクリル酸n−及びiso−又はsec−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−イソデシル、(メタ)アクリル酸n−ウンデシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルウンデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルデシル、(メタ)アクリル酸n−トリデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルウンデシル、(メタ)アクリル酸n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルトリデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルドデシル、(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルトリデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルペンタデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルテトラデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルヘキサデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルペンタデシル、(メタ)アクリル酸n−オクタデシル、(メタ)アクリル酸2−オクチルデシル、(メタ)アクリル酸2−ヘキシルドデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルヘプタデシル、(メタ)アクリル2−メチルオクタデシル、(メタ)アクリル酸n−エイコシル、(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル、(メタ)アクリル酸n−ドコシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−ドデシルヘキサデシル、(メタ)アクリル酸2−テトラデシルオクタデシル等が挙げられる。
炭素数1〜32のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルのうち、低温粘度向上能の観点から好ましいのは、炭素数4〜32の直鎖/又は分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルであり、更に好ましいのは炭素数4〜28の直鎖/又は分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、特に好ましいのは炭素数8〜24の直鎖/又は分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、最も好ましいのは炭素数10〜20の直鎖/又は分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルである。
(メタ)アクリル酸エステル(a)の平均炭素数(Ca)は、低温粘度向上能と基油への溶解性の観点から好ましいのは10.0〜20.0、更に好ましいのは10.5〜18.0、特に好ましい範囲は11.0〜17.0である。
なお、平均炭素数(Ca)とは、共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステル(a)が2種以上の場合は、(a)におけるエステル部分のアルキル基の炭素数に、(a)の合計重量に対する(a)の各重量分率を乗じたものの総和で計算する。
例えば、共重合体(A)の組成がメタクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸n−テトラ
デシル=70/30重量%の平均炭素数(Ca)は、次のように計算される。
Ca=12×0.7+14×0.3=12.6
(A)は、構成単量体として(A)の重量に基づいて、低温粘度向上能及び基油への溶解性の観点から、炭素数1〜7のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルの含有量は好ましくは0〜20重量%であり、より好ましくは0〜15重量%、更に好ましくは0〜10重量%であり、また、炭素数8〜20のアルキル基は好ましくは40〜100重量%であり、より好ましくは55〜100重量%、更に好ましくは70〜100重量%であり、また、炭素数21〜32のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルの含有量は好ましくは0〜40重量%であり、より好ましくは0〜30重量%、更に好ましくは0〜20重量%である。
(A)は必要により、構成単位として、他のラジカル重合性単量体(b)〜(k)を含
有することができる。窒素原子含有単量体(b)としては、(a)を除く、以下の単量体(b1)〜(b4)が挙げられる。
アミド基含有単量体(b1):
(メタ)アクリルアミド、モノアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したもの;例えばN−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN−n−又はイソブチル(メタ)アクリルアミド等]、N−(N’−モノアルキルアミノアルキル)(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−(N’−メチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’−エチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’−イソプロピルアミノ−n−ブチル)(メタ)アクリルアミド及びN−(N’−n−又はイソブチルアミノ−n−ブチル)(メタ)アクリルアミド等]、ジアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したもの;例えばN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド等]、N−(N’,N’−ジアルキルアミノアルキル)(メタ)アクリルアミド[アミノアルキル基の窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジエチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジメチルアミノプロピル)(メタ)アクリルアミド及びN−(N’,N’−ジ−n−ブチルアミノブチル)(メタ)アクリルアミド等];N−ビニルカルボン酸アミド[N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−n−又はイソプロピオン酸アミド及びN−ビニルヒドロキシアセトアミド等]等が挙げられる。
ニトロ基含有単量体(b2):
4−ニトロスチレン等が挙げられる。
1〜3級アミノ基含有単量体(b3):
1級アミノ基含有単量体{炭素数3〜6のアルケニルアミン[(メタ)アリルアミン及びクロチルアミン等]、アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[アミノエチル(メタ)アクリレート等]};2級アミノ基含有単量体{モノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、炭素数6〜12のジアルケニルアミン[ジ(メタ)アリルアミン等]};3級アミノ基含有単量体{ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、窒素原子を有する脂環式(メタ)アクリレート[モルホリノエチル(メタ)アクリレート等]、芳香族系単量体[N−(N’,N’−ジフェニルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノスチレン、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、N−ビニルピロール、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルチオピロリドン等]}、及びこれらの塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩又は低級アルキル(炭素数1〜8)モノカルボン酸(酢酸及びプロピオン酸等)塩等が挙げられる。
ニトリル基含有単量体(b4):
(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
(b)のうち好ましくは、(b1)及び(b3)であり、更に好ましくは、N−(N’,N’−ジフェニルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジエチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジメチルアミノプロピル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートである。
水酸基含有単量体(c):
水酸基含有芳香族単量体(p−ヒドロキシスチレン等)、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、及び2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等]、モノ−又はビス−ヒドロキシアルキル(炭素数1〜4)置換(メタ)アクリルアミド[N,N−ビス(ヒドロキシメチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(2−ヒドロキシブチル)(メタ)アクリルアミド等]、ビニルアルコール、炭素数3〜12のアルケノール[(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、イソクロチルアルコール、1−オクテノール及び1−ウンデセノール等]、炭素数4〜12のアルケンモノオール又はアルケンジオール[1−ブテン−3−オール、2−ブテン−1−オール及び2−ブテン−1,4−ジオール等]、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルケニル(炭素数3〜10)エーテル(2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテル等)、多価(3〜8価)アルコール(グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、ジグリセリン、糖類及び蔗糖等)のアルケニル(炭素数3〜10)エーテル又は(メタ)アクリレート[蔗糖(メタ)アリルエーテル等]等;
ポリオキシアルキレングリコール(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜50)、ポリオキシアルキレンポリオール[上記3〜8価のアルコールのポリオキシアルキレンエーテル(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜100)]、ポリオキシアルキレングリコール又はポリオキシアルキレンポリオールのアルキル(炭素数1〜4)エーテルのモノ(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコール(Mn:100〜300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(Mn:130〜500)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(Mn:110〜310)(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物(2〜30モル)(メタ)アクリレート及びモノ(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレン(Mn:150〜230)ソルビタン等]等;が挙げられる。
(c)のうち好ましいのは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、及びN,N−ビス(ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミドである。
リン原子含有単量体(d)としては、以下の単量体(d1)〜(d2)が挙げられる。
リン酸エステル基含有単量体(d1):
(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステル[(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート及び(メタ)アクリロイロキシイソプロピルホスフェート]及びリン酸アルケニルエステル[リン酸ビニル、リン酸アリル、リン酸プロペニル、リン酸イソプロペニル、リン酸ブテニル、リン酸ペンテニル、リン酸オクテニル、リン酸デセニル及びリン酸ドデセニル等]等が挙げられる。なお、「(メタ)アクリロイロキシ」は、アクリロイロキシ又はメタクリロイロキシを意味する。
ホスホノ基含有単量体(d2):
(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜4)ホスホン酸[(メタ)アクリロイロキシエチルホスホン酸等]及びアルケニル(炭素数2〜12)ホスホン酸[ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸及びオクテニルホスホン酸等]等が挙げられる。
(d)のうち好ましいのは(d1)であり、更に好ましいのは(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステルであり、特に好ましいのは(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェートである。
脂肪族炭化水素系単量体(e):
炭素数2〜20のアルケン(エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン及びオクタデセン等)及び炭素数4〜12のアルカジエン(ブタジエン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,6−ヘプタジエン及び1,7−オクタジエン等)等が挙げられる。
脂環式炭化水素系単量体(f):
シクロヘキセン、(ジ)シクロペンタジエン、ピネン、リモネン、ビニルシクロヘキセン及びエチリデンビシクロヘプテン等が挙げられる。
芳香族炭化水素系単量体(g):
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、4−エチルスチレン、4−イソプロピルスチレン、4−ブチルスチレン、4−フェニルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ベンジルスチレン、4−クロチルベンゼン、インデン及び2−ビニルナフタレン等が挙げられる。
ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルケトン類(h):
炭素数2〜12の飽和脂肪酸のビニルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル及びオクタン酸ビニル等)、炭素数1〜12のアルキル、アリール又はアルコキシアルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビニル−2−メトキシエチルエーテル及びビニル−2−ブトキシエチルエーテル等)及び炭素数1〜8のアルキル又はアリールビニルケトン(メチルビニルケトン、エチルビニルケトン及びフェニルビニルケトン等)等が挙げられる。
エポキシ基含有単量体(i):
グリシジル(メタ)アクリレート及びグリシジル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
ハロゲン元素含有単量体(j):
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、塩化(メタ)アリル及びハロゲン化スチレン(ジクロロスチレン等)等が挙げられる。
不飽和ポリカルボン酸のエステル(k):
不飽和ポリカルボン酸のアルキル、シクロアルキル又はアラルキルエステル[不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸及びイタコン酸等)の炭素数1〜8のアルキルジエステル(ジメチルマレエート、ジメチルフマレート、ジエチルマレエート及びジオクチル
(A)を構成する(b)〜(k)の割合は、潤滑油の流動点の観点から、(A)の重量
の基づき、それぞれ独立に好ましくは0〜10重量%であり、更に好ましくは1〜8重量
%、特に好ましくは1〜5重量%である。
共重合体(A)の結晶化開始温度(Tcs)は低温粘度向上能と基油への溶解性の観点から、通常は−15〜13℃、好ましくは−12.5〜12.0℃、更に好ましくは−11.0〜11.0℃、特に好ましくは−10.5〜10.5℃であり、最も好ましくは−10.0〜10.0℃である。結晶化温度が−15℃よりも低いと低温粘度を上げる効果が無く、又結晶化温度が13℃よりも高いと基油に不溶又は流動点を悪化させる。なお、結晶化開始温度は、示差走査熱量計「UNIX(登録商標)DSC7」(PERKIN−ELMER社製)を使用し、試料[共重合体(A)]5mgを、10℃/分の等温速度で100℃から−80℃まで冷却したときに観測される結晶化開始温度である。
共重合体(A)の結晶化開始温度(Tcs)は、(メタ)アクリル酸エステル(a)および他のラジカル重合性単量体(b)〜(k)の構成比率によって、調整することができる。結晶化開始温度(Tcs)を上げるには、炭素数の大きいアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(a)の構成比率を増やすことで調整することができる。また、結晶化開始温度(Tcs)を下げるには、炭素数の大きいアルキル基を有するメタ(アクリル)酸エステル(a)の構成比率を減らすこと、あるいは、結晶性の低い他のラジカル重合性単量体(b)〜(k)を共重合することで調整することができる。
(A)の溶解度パラメーター(以下SP値と略記する)は、通常8.3〜9.3(cal/cm1/2であり、潤滑油基油の結晶性物質の結晶形状の制御の点から、好ましくは8.4〜9.2である。
なお、(A)のSP値は、Fedors法(Polymer Engineeringand Science,Feburuary,1974,Vol.14、No.2 P.147〜154)に記載の方法で算出される値である。
(A)のSP値は、(A)を構成する単量体それぞれのSP値を前記の方法で算出し、それぞれの単量体のSP値を、構成単量体単位のモル分率に基づいて平均した値である。 (A)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより調整することができる。
(A)の重量平均分子量(以下Mwと略記する)は、通常、5,000〜500,0
00であり、低温粘度向上能と基油溶解性の観点から、好ましくは8,000〜400,000であり、更に好ましくは10,000〜300,000の範囲であり、特に好ましくは10,000〜150,000の範囲であり、最も好ましくは10,000〜50,000の範囲である。Mwが5,000未満であると低温粘度向上能が小さく、又500,000を超えると基油への溶解性が悪化する。
なお、(A)のMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、以下の条件で測定することができる。
<Mwの測定条件>
装置 :「HLC−802A」[東ソー(株)製]
カラム :「TSK gel GMH6」2本
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.5重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:200μl
検出装置 :屈折率検出器
標準 :ポリスチレン
(A)は、公知の製造方法によって得ることができ、具体的には前記単量体を溶剤中で重合触媒存在下に溶液重合することにより得る方法が挙げられる。溶剤としては、トルエン、キシレン、炭素数9〜10のアルキルベンゼン、メチルエチルケトン及び鉱物油等が挙げられる。ラジカル重合開始剤としては、公知のアゾ系開始剤(2,2−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)及び2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等)、過酸化物系開始剤(ベンゾイルパーオキサイド、クミルパーオキサイド及びラウリルパーオキサイド等)、及びレドックス系開始剤(ベンゾイルパーオキサイドと第三アミンの混合物等)が挙げられる。更に必要により、公知の連鎖移動剤(炭素数2〜20のアルキルメルカプタン等)を使用することもできる。重合温度は、好ましくは25〜140℃であり、更に好ましくは50〜120℃である。また、上記の溶液重合の他に、塊状重合、乳化重合又は懸濁重合により(A)を得ることができる。(A)の重合形態としては、ランダム付加重合体又は交互共重合体のいずれでもよく、また、グラフト共重合体又はブロック共重合体のいずれでもよい。
本発明の潤滑油組成物は、本発明の潤滑油添加剤及び基油を含有してなる。基油としては、鉱物油(溶剤精製油、パラフィン油、イソパラフィンを含有する高粘度指数油、イソパラフィンの水素化分解による高粘度指数油及びナフテン油等)、合成潤滑油[炭化水素系合成潤滑油(ポリ−α−オレフィン系合成潤滑油等)及びエステル系合成潤滑油等]及びこれらの混合物が挙げられる。これらのうち好ましいのは鉱物油及びエステル系合成潤滑油であり、更に好ましくは鉱物油である。また、基油は単独で使用しても、複数の基油を混合しても良い。
基油の100℃における動粘度(JIS−K2283で測定したもの)は、粘度指数向上効果の観点から好ましくは1.5〜10.0mm/sであり、更に好ましくは1.5〜6.0mm2/sであり、特に好ましくは1.5〜4.5mm/sである。基油の粘度指数(JIS−K2283で測定したもの)は、粘度指数向上効果の観点から好ましくは100以上であり、更に好ましくは110以上であり、特に好ましくは120である。
基油の曇り点(JIS−K2269で測定したもの)は、好ましくは−5℃以下であり、更に好ましくは−15℃以下である。基油の曇り点がこの範囲内であると潤滑油組成物の低温粘度が良好である。
本発明の潤滑油組成物における低温粘度向上能を有する潤滑油添加剤の含有率は、基油の重量に基づいて、好ましくは0.01〜10重量%であり、更に好ましくは0.03〜5重量%であり、特に好ましくは0.05〜3重量%である。
本発明の潤滑油組成物は、ギヤ油(デファレンシャル油及び工業用ギヤ油等)、MTF、変速機油[ATF及びbelt−CVTF等]、トラクション油(トロイダル−CVTF等)、ショックアブソーバー油、パワーステアリング油、作動油(建設機械用作動油及び工業用作動油等)及びエンジン油等に好適に用いられる。これらのうち好ましいのは、ギヤ油、MTF、変速機油、トラクション油及びエンジン油であり、更に好ましいのはデファレンシャル油、MTF、ATF、belt−CVTF及びエンジン油であり、特に好ましいのはMTF、ATF、belt−CVTF及びエンジン油である。
本発明の潤滑油組成物は、各種添加剤を含有してもよい。添加剤としては、粘度指数向上剤、清浄剤、分散剤、酸化防止剤、油性向上剤、摩擦摩耗調整剤、極圧剤、消泡剤、抗乳化剤及び腐食防止剤などが挙げられる。
(1)粘度指数向上剤(C):
共重合体(A)以外の(C1〜7)アルキル(メタ)アクリレート/(C8〜40)直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート共重合体、共重合体(A)以外の分散モノマー(アミンモノマー等)/(C1〜7)アルキル(メタ)アクリレート/(C8〜40)直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート共重合体、共重合体(A)以外のヒドロキシ基含有モノマー/(C1〜7)アルキル(メタ)アクリレート/(C8〜40)直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート共重合体、櫛形ポリマー[(C1〜7)アルキル(メタ)アクリレート/(C8〜40)直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート/ポリオレフィンマクロモノマー]、エチレン/(C1〜18)アルキル(メタ)アクリレート共重合体、ポリイソブチレン、ポリアルキルスチレン、エチレン/プロピレン共重合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体、スチレン/イソプレン水素化共重合体等;
(2)清浄剤:
塩基性、過塩基性又は中性の金属塩[スルフォネート(石油スルフォネート、アルキルベンゼンスルフォネート及びアルキルナフタレンスルフォネート等)の過塩基性又はアルカリ土類金属塩等]、サリシレート類、フェネート類、ナフテネート類、カーボネート類、フォスフォネート類及びこれらの混合物;
(3)分散剤:
コハク酸イミド類(ビス−又はモノ−ポリブテニルコハク酸イミド類)、マンニッヒ縮合物及びボレート類等;
(4)酸化防止剤:
ヒンダードフェノール類及び芳香族2級アミン類等;
(5)油性向上剤:
長鎖脂肪酸及びそれらのエステル(オレイン酸及びオレイン酸エステル等)、長鎖アミン及びそれらのアミド(オレイルアミン及びオレイルアミド等)等;
(6)摩擦摩耗調整剤:
モリブデン系及び亜鉛系化合物(モリブデンジチオフォスフェート、モリブデンジチオカーバメート及びジンクジアルキルジチオフォスフェート等)等;
(7)極圧剤:
硫黄系化合物(モノ又はジスルフィド、スルフォキシド及び硫黄フォスファイド化合物)、フォスファイド化合物及び塩素系化合物(塩素化パラフィン等)等;
(8)消泡剤:
シリコン油、金属石けん、脂肪酸エステル及びフォスフェート化合物等;
(9)抗乳化剤:
4級アンモニウム塩(テトラアルキルアンモニウム塩等)、硫酸化油及びフォスフェート(ポリオキシエチレン含有非イオン性界面活性剤のフォスフェート等)等;
(10)腐食防止剤:
窒素原子含有化合物(ベンゾトリアゾール及び1,3,4−チオジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート等)等;
(11)流動点効果剤:
共重合体(A)以外のポリアルキルメタクリレート、共重合体(A)以外のポリアルキルアクリレート、ポリアルキルスチレン、ポリビニルアセテート等。
共重合体(A)を含有する潤滑油組成物の流動点(JIS K2268で測定したもの)は、好ましくは−20℃以下であり、更に好ましくは−25℃以下であり、特に好ましくは−25℃以下である。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<製造例1〜12、比較製造例1〜9>
撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び減圧装置を備えた
反応容器に、YUBASE2(SKルブリカンツ製、100℃動粘度:2.41mm/s、40℃動粘度:8.65mm/s、粘度指数:96)を40部投入し、別のガラス製ビーカーに、表1記載の単量体100重量部、連鎖移動剤としてのドデシルメルカプタンを表1記載の重量部、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)及び2,2−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を表1記載の重量部投入し、20℃で撹拌、混合して単量体溶液を調製し、滴下ロートに投入した。反応容器の気相部の窒素置換(気相酸素濃度:100ppm以下)を行った後、密閉下系内温度を80℃に保ちながら、2時間かけて単量体溶液を滴下し、滴下終了から2時間、85℃で熟成した後、120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)残存モノマーを除去し、共重合体(A−1)〜(A−12)及び共重合体(A’−1)〜(A’−9)を得た。
得られた共重合体(A−1)〜(A−12)及び(A’−1)〜(A’−9)の平均炭素数(Ca)及びSP値を上記の方法で計算し、Mw及び結晶化開始温度を上記の方法で測定した。結果を表1に示す。
Figure 2019172763
表1に記載の単量体の組成は、以下に記載した通りである。
(a−1):メタクリル酸メチル
(a−2):メタクリル酸n−ブチル
(a−3):アクリル酸デシル
(a−4):メタクリル酸デシル
(a−5):アクリル酸n−ドデシル
(a−6):メタクリル酸n−ドデシル
(a−7):アクリル酸ドデシル/アクリル酸トリデシル=50/50(wt%)(シェルケミカルズ製ネオドール23をアクリル酸とエステル化したメタクリル酸エステル)
(a−8):メタクリル酸ドデシル/メタクリル酸トリデシル=50/50(wt%)(シェルケミカルズ製ネオドール23をメタクリル酸とエステル化したメタクリル酸エステル)
(a−9):アクリル酸n−テトラデシル
(a−10):メタクリル酸n−テトラデシル
(a−11):アクリル酸テトラデシル/アクリル酸ペンタデシル=50/50(wt%)(シェルケミカルズ製ネオドール45をアクリル酸とエステル化したメタクリル酸エステル)
(a−12):メタクリル酸テトラデシル/メタクリル酸ペンタデシル=50/50(wt%)(シェルケミカルズ製ネオドール45をメタクリル酸とエステル化したメタクリル酸エステル)
(a−13):アクリル酸n−ヘキサデシル
(a−14):メタクリル酸n−ヘキサデシル
(a−15):アクリル酸n−オクタデシル
(a−16):メタクリル酸n−オクタデシル
(a−17):アクリル酸n−イコシル
(a−18):メタクリル酸n−イコシル
(a−19):アクリル酸n−ヘンイコシル
(a−20):メタクリル酸n−ヘンイコシル
(a−21):メタクリル酸2−デシルテトラデシル
(a−22):メタクリル酸2−ドデシルヘキサデシル
(a−23):メタクリル酸2−テトラデシルオクタデシル
(b−1):N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート
(c−1):メタクリル酸2−ヒドロキシエチル
<実施例1〜16、比較例1〜12>
製造例1〜10で得られた共重合体(A−1)〜(A−12)、及び比較製造例1〜9で得られた比較例用の共重合体(A’−1)〜(A’−9)を下記の評価用の基油に、基油の重量に対して0.3重量%になるよう添加し、潤滑油組成物(V―1)〜(V―16)、(V’―1)〜(V’―12)を得た。潤滑油組成物(V―1)〜(V―16)、(V’―1)〜(V’―12)の低温粘度、溶解性、流動点を以下の方法で測定した。結果を表2及び表3に示す。
基油(B−1):GrIII鉱物油、100℃動粘度=3.60mm/s、40℃動粘度=15.00mm/s、粘度指数=124。
基油(B−2):GrIII鉱物油、100℃動粘度=4.16mm/s、40℃動粘度=17.90mm/s、粘度指数=134。
粘度指数向上剤(C−1):メチルメタクリレート35重量部/C16−24メタクリレート65重量部からなるポリメタクリレート、樹脂分54%、結晶化温度Tcs=−47.9℃、平均炭素数(Ca)=13.7、SP値=9.22、重量平均分子量=30,000。
<潤滑油組成物の低温粘度の測定方法>
JPI−5S−26の方法で測定した。
<共重合体(A)の溶解性>
共重合体(A)を評価油に0.3重量%になるよう添加し、外観を目視で観察し、以下の評価基準で基油溶解性を評価した。
[評価基準]
○:外観が均一であり、共重合体の不溶解物がない
×:外観が不均一であり、共重合体の不溶解物が認められる
<潤滑油の流動点の測定方法>
JIS K2268の方法で測定した。
Figure 2019172763
Figure 2019172763
表2と表3の結果から明らかなように、本発明の共重合体を含有してなる実施例1〜16の潤滑油組成物は、比較例1〜12の潤滑油組成物と比較して、流動点を悪化させずに低温粘度のみを上昇させることができるため、従来は困難だった低温粘度の調整が共重合体(A)により容易に可能となる。
本発明の粘度指数向上剤を含有してなる潤滑油組成物は、ギヤ油(デファレンシャル油及び工業用ギヤ油等)、MTF、変速機油[ATF及びbelt−CVTF等]、トラクション油(トロイダル−CVTF等)、ショックアブソーバー油、パワーステアリング油、作動油(建設機械用作動油及び工業用作動油等)及びエンジン油等に好適に用いられる。

Claims (8)

  1. 炭素数1〜32の直鎖又は分岐のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル(a)を必須構成単量体としてなる共重合体(A)を含有し、共重合体(A)の結晶化開始温度(Tcs)が−15〜13℃であり、(A)の重量平均分子量が5,000〜500,000である潤滑油添加剤(R)。
  2. 共重合体(A)を構成する(メタ)アクリル酸エステル(a)中のエステル部分のアルキル基の炭素数に、(a)の合計重量に対する(a)の各重量分率を乗じたものの総和である平均炭素数(Ca)が10.0〜20.0である請求項1記載の潤滑油添加剤。
  3. 共重合体(A)の溶解性パラメーターが8.3〜9.3(cal/cm1/2である請求項1又は2に記載の潤滑油添加剤。
  4. (メタ)アクリル酸エステル(a)中のアルキル基の炭素数が8〜32である請求項1〜3のいずれかに記載の潤滑油添加剤。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の潤滑油添加剤と、100℃動粘度が1.50〜10.0mm/s、かつ粘度指数が100以上である基油(B)とを含む潤滑油組成物(V)。
  6. 潤滑油組成物の重量に基づいて、共重合体(A)の含有量が0.01〜10重量%である請求項5に記載の潤滑油組成物。
  7. 基油(B)が鉱物油である請求項5又は6に潤滑油組成物。
  8. さらに、粘度指数向上剤(C)、清浄剤、分散剤、酸化防止剤、油性向上剤、摩擦摩耗調整剤、極圧剤、消泡剤、抗乳化剤及び腐食防止剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の添加剤を含有してなる請求項5〜7いずれか記載の潤滑油組成物。

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