JP5898262B2 - 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 - Google Patents

粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 Download PDF

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Description

本発明は、粘度指数向上剤及び粘度指数向上剤を含有してなる潤滑油組成物に関する。
近年、地球環境保護の観点から、自動車の省燃費性及びロングドレイン性の向上がより一層要求されており、自動車に使用されている潤滑油や作動油等の更なる粘度指数の向上や、実使用時のせん断による粘度低下の抑制が求められている。従来は、粘度指数向上剤のせん断安定性を向上させる方法として、比較的低分子量の高分子化合物を使用する方法が提案されている(例えば、特許文献−1参照)。しかし、この方法では、せん断安定性の向上は見られるものの、粘度指数向上効果が低下するといった問題があった。
特開2002−302687号公報
本発明の目的は、粘度指数向上効果及びせん断安定性に優れた粘度指数向上剤と、粘度指数向上剤を含有してなる潤滑油組成物を提供することである。
本発明者は、鋭意検討した結果、本発明に至った。すなわち本発明は、以下の[1]〜[5]である。
[1]重合体(A1)を含有してなる粘度指数向上剤(X1)であって、(A1)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A1)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
(1)重合体の重量平均分子量(Mw)が150,000〜200,000未満
(2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の11.0%以下
(3)重合体のMw/Mpが1.08以上
(4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
[2] 重合体(A2)を含有してなる粘度指数向上剤(X2)であって、(A2)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A2)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
(1)重合体の重量平均分子量(Mw)が200,000〜300,000未満
(2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の14.0%以下
(3)重合体のMw/Mpが1.04以上
(4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
[3]重合体(A3)を含有してなる粘度指数向上剤(X3)であって、(A3)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A3)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
(1)重合体の重量平均分子量(Mw)が300,000〜500,000未満
(2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の17.0%以下
(3)重合体のMw/Mpが1.00以上
(4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
[4]重合体(A4)を含有してなる粘度指数向上剤(X4)であって、(A4)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A4)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
(1)重合体の重量平均分子量(Mw)が500,000〜1,000,000未満
(2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の20.0%以下
(3)重合体のMw/Mpが0.95以上
(4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2



[5]粘度指数向上剤(X1)〜(X4)及び基油を含有してなる潤滑油組成物。
本発明の粘度指数向上剤は、潤滑油組成物に使用した際の粘度指数向上効果及びせん断安定性に優れる。
(共)重合体(A1)〜(A4)の分子量分布曲線における全ピーク面積及びピークトップ分子量の1/4以下に相当する部分のピーク面積の一例を示す。
本発明の粘度指数向上剤(X1)は、(共)重合体(A1)を含有してなり、(A1)が以下の(1)〜(5)を満たす(共)重合体である。なお、「(共)重合」は、単独重合又は共重合を意味する。また、「Mw」は、重量平均分子量、「Mp」は、ピークトップ分子量、「Mn」は、数平均分子量を意味する。
(1)(共)重合体の重量平均分子量(Mw)が150,000〜200,000未満
(2)(共)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の11.0%以下
(3)(共)重合体のMw/Mpが1.08以上
(4)(共)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
(5)炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体
(A1)のMwは、150,000〜200,000未満である。
なお、本発明における(共)重合体のMw、Mn、Mpは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により以下の条件で測定することができる。
<GPCの測定条件>
装置 :「HLC−802A」[東ソー(株)製]
カラム :「TSK gel GMH6」[東ソー(株)製]2本
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.5重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:200μl
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :標準ポリスチレン(TSKstandard POLYSTYRENE)12点(分子量:500、1,050、2,800、5,970、9,100、18,100、37,900、96,400、190,000、355,000、1,090,000、2,890,000)[東ソー(株)製]
(A1)は、(A1)の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の11.0%以下であり、せん断安定性の観点から、好ましくは10.0%以下、更に好ましくは9.0%以下である。
(A1)の分子量分布曲線は、(A1)のGPCで得ることができる。ここで、「(A1)の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積」、「全ピーク面積」を図1に例示する。なお、分子量分布曲線におけるピーク面積は、分子量分布曲線の積分値から計算することができる。以下で説明する(A2)〜(A4)についても同様である。
(A1)のMw/Mpは1.08以上であり、せん断安定性の観点から、好ましくは1.10以上、更に好ましくは1.12以上である。
(A1)の溶解性パラメーター(以下SP値と略記する)は、7.3〜9.5(cal/cm1/2であり、粘度指数向上効果及び低温粘度の観点から、好ましくは9.0〜9.4(cal/cm1/2、更に好ましくは9.1〜9.3(cal/cm1/2である。 (A1)のSP値は、(A1)を構成する単量体それぞれのSP値を算出し、それぞれの単量体のSP値を、構成単量体単位のモル分率に基づいて平均した値である。以下で説明する(A2)〜(A4)についても同様である。
(A1)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより7.3〜9.5(cal/cm1/2にすることができる。
なお、本発明におけるSP値は、Fedors法(Polymer Engineering and Science,Feburuary,1974,Vol.14、No.2 P.147〜154)に記載の方法で算出される値である。
(A1)のSP値と後述する基油のSP値の差の絶対値は、粘度指数向上効果の観点から、好ましくは0.5〜1.6(cal/cm1/2であり、更に好ましくは1.0〜1.6(cal/cm1/2である。
本発明における(共)重合体(A1)は、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体である。なお、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。
炭素数5〜36の分岐アルキル基としては、イソペンチル基、イソヘキシル基、イソヘプチル基、イソオクチル基、2−エチルヘキシル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、イソデシル基、2,4,6−トリメチルヘプチル基、2−エチル−n−ドデシル基、2−メチル−n−テトラデシル基、イソヘキサデシル基、2−オクチルノニル基、2−ヘキシルウンデシル基、2−エチルペンタデシル基、2−(3−メチルヘキシル)−7−メチル−ノニル基、イソオクタデシル基、1−ヘキシルトリデシル基、2−エチルヘプタデシル基、2−オクチルウンデシル基、イソイコシル基、1−ウンデシルドデシル基、1−オクチルペンタデシル基、2−デシルトリデシル基、2−デシルテトラデシル基、2−(1,4,4−トリメチルブチル)−5,7,7−トリメチル−ヘプチル基、2−ドデシルペンタデシル基、イソトリコンチル基、2−テトラデシルヘプタデシル基、2−ヘキサデシルヘプタデシル基、1−ヘプチルトリコンチル基、2−ヘプタデシルイコシル基、1−オクタデシルイコシル基、2−ヘキサデシルドコシル基、2−(1,4,4−トリメチルブチル)−5,7,7−トリメチル−トリコンチル基、2−イコシルドコシル基、1−イコシルテトラコシル基、及びオレフィン[例えばプロピレンオリゴマー(2〜12量体)、エチレン/プロピレンオリゴマー(3〜17量体、モル比16/1〜1/11)及びイソブテンオリゴマー(2〜9量体)等]から得られるオキソアルコールから水酸基を除いた残基等が挙げられる。
炭素数5〜36の分岐アルキル基のうち、粘度指数向上効果の観点から好ましいのは、
炭素数8〜34の分岐アルキル基であり、更に好ましいのは炭素数16〜32の分岐アルキル基、特に好ましいのは炭素数20〜28の分岐アルキル基である。
単量体(a)の具体例としては、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸イソヘキシル、(メタ)アクリル酸イソヘプチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸3,5,5−トリメチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソデシル基、(メタ)アクリル酸2,4,6−トリメチルヘプチル、(メタ)アクリル酸2−エチル−n−ドデシル、(メタ)アクリル酸2−メチル−n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸イソヘキサデシル、(メタ)アクリル酸2−n−オクチル−n−ノニル、(メタ)アクリル酸イソオクタデシル、(メタ)アクリル酸1−n−ヘキシル−n−トリデシル、(メタ)アクリル酸2−エチル−n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸イソイコシル、(メタ)アクリル酸1−n−オクチル−n−ペンタデシル、(メタ)アクリル酸2−n−デシル−n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸2−n−ドデシル−n−ペンタデシル、(メタ)アクリル酸イソトリアコンチル、(メタ)アクリル酸2−n−テトラデシル−n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸2−n−ヘキサデシル−n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸2−n−ヘプタデシル−n−イコシル及び(メタ)アクリル酸2−n−ヘキサデシル−n−ドコシル、(メタ)アクリル酸2−オクチルノニル、エチレングリコールモノ−2−エチルペンタデシルエーテルと(メタ)アクリル酸とのエステル、(メタ)アクリル酸イソオクタデシル、(メタ)アクリル酸1−ヘキシルトリデシル、(メタ)アクリル酸2−エチル−n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸イソトリコンチル、(メタ)アクリル酸2−n−テトラデシル−n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸2−n−ヘプタデシル−n−イコシル、(メタ)アクリル酸2−n−ヘキサデシル−n−ドコシル、(メタ)アクリル酸2−n−イコシル−n−ドコシル、(メタ)アクリル酸2−n−テトラコシル−n−ヘキサコシル、(メタ)アクリル酸2−メチル−n−ペンタコンチル、(メタ)アクリル酸2−n−テトラデシル−n−テトラコンチル、(メタ)アクリル酸2−n−ドデシル−n−ヘキサテトラコンチル、(メタ)アクリル酸1−n−オクタコシル−n−トリコンチル、及びプロピレンオリゴマー(2〜12量体)から得られるオキソアルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル等が挙げられる。
本発明の粘度指数向上剤は、(共)重合体(A2)を含有してなる粘度指数向上剤(X2)であって、(A2)が以下の(1)〜(5)を満たす(共)重合体である。
(1)(共)重合体のMwが200,000〜300,000未満
(2)(共)重合体の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の14.0%以下
(3)(共)重合体のMw/Mpが1.04以上
(4)(共)重合体のSP値が7.3〜9.5(cal/cm1/2
(5)炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体
(A2)のMwは、200,000〜300,000未満である。
(A2)の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の14.0%以下であり、せん断安定性の観点から、好ましくは12.5%以下、更に好ましくは11.0%以下である。
(A2)の分子量分布曲線は、(A2)のGPCで得ることができる。
(A2)のMw/Mpは1.04以上であり、せん断安定性の観点から、好ましくは1.07以上、更に好ましくは1.10以上である。
(A2)のSP値は、7.3〜9.5(cal/cm1/2であり、粘度指数向上効果及び低温粘度の観点から、好ましくは9.0〜9.4(cal/cm1/2、更に好ましくは9.1〜9.3(cal/cm1/2である。
(A2)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより7.3〜9.5(cal/cm1/2にすることができる。
(A2)のSP値と後述する基油のSP値の差の絶対値は、粘度指数向上効果の観点から、好ましくは0.5〜1.6(cal/cm1/2であり、更に好ましくは1.0〜1.6(cal/cm1/2である。
本発明における(共)重合体(A2)は、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体である。炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)としては、上記のものと同様のものが挙げられ、好ましい範囲も同様である。
本発明の粘度指数向上剤は、(共)重合体(A3)を含有してなる粘度指数向上剤(X3)であって、(A3)が以下の(1)〜(5)を満たす(共)重合体である。
(1)(共)重合体の重量平均分子量(Mw)が300,000〜500,000未満
(2)(共)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の17.0%以下
(3)(共)重合体のMw/Mpが1.00以上
(4)(共)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
(5)炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体
(A3)のMwは、300,000〜500,000未満である。
(A3)は、(A3)の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の17.0%以下であり、せん断安定性の観点から、好ましくは15.0%以下、更に好ましくは13.0%以下である。
(A3)の分子量分布曲線は、(A3)のGPCで得ることができる。
(A3)のMw/Mpは1.00以上であり、せん断安定性の観点から、好ましくは1.03以上、更に好ましくは1.05以上である。
(A3)のSP値は、7.3〜9.5(cal/cm1/2であり、粘度指数向上効果及び低温粘度の観点から、好ましくは9.0〜9.4(cal/cm1/2、更に好ましくは9.1〜9.3(cal/cm1/2である。
(A3)のSP値と後述する基油のSP値の差の絶対値は、粘度指数向上効果の観点から、好ましくは0.5〜1.6(cal/cm1/2であり、更に好ましくは1.0〜1.6(cal/cm1/2である。
本発明における(共)重合体(A3)は、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体である。炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)としては、上記のものと同様のものが挙げられ、好ましい範囲も同様である。
本発明の粘度指数向上剤は、(共)重合体(A4)を含有してなる粘度指数向上剤(X4)であって、(A4)が以下の(1)〜(5)を満たす(共)重合体である。
(1)(共)重合体の重量平均分子量(Mw)が500,000〜1,000,000未満
(2)(共)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の20.0%以下
(3)(共)重合体のMw/Mpが0.95以上
(4)(共)重合体のSP値が7.3〜9.5(cal/cm1/2
(5)炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体
(A4)のMwは、500,000〜1,000,000未満である。
(A4)は、(A4)の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の20.0%以下であり、せん断安定性の観点から、好ましくは17.5%以下、更に好ましくは15.0%以下である。
(A4)の分子量分布曲線は、(A4)のGPCで得ることができる。
(A4)のSP値は、7.3〜9.5(cal/cm1/2であり、粘度指数向上効果及び低温粘度の観点から、好ましくは9.0〜9.4(cal/cm1/2、更に好ましくは9.1〜9.3(cal/cm1/2である。 (A4)のSP値は、(A1)と同様に算出できる。
(A4)のSP値と後述する基油のSP値の差の絶対値は、粘度指数向上効果の観点から、好ましくは0.5〜1.6(cal/cm1/2であり、更に好ましくは1.0〜1.6(cal/cm1/2である。
本発明における(共)重合体(A4)は、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を必須構成単量体とする(共)重合体である。炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)としては、上記のものと同様のものが挙げられ、好ましい範囲も同様である。
本発明における(共)重合体(A1)〜(A4)は、構成単量体として、更に、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び/又は炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を含有してなる共重合体であることが、粘度指数向上効果の観点から好ましい。
炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル及び(メタ)アクリル酸イソブチル等が挙げられる。
(b)のうち好ましいのは、炭素数1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルであり、更に好ましいのは(メタ)アクリル酸メチル及び(メタ)アクリル酸エチルであり、特に好ましいのは(メタ)アクリル酸メチルである。
炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)としては、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸n−トリデシル、(メタ)アクリル酸n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸n−オクタデシル、(メタ)アクリル酸n−イコシル、(メタ)アクリル酸n−テトラコシル、(メタ)アクリル酸n−トリアコンチル及び(メタ)アクリル酸n−ヘキサトリアコンチル等が挙げられる。
(c)のうち好ましいのは、炭素数12〜32の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルであり、更に好ましいのは炭素数16〜30の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、特に好ましいのは炭素数18〜28の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルである。
本発明における(共)重合体(A1)〜(A4)は、構成単量体として更に窒素原子含有単量体(d)、水酸基含有単量体(e)及び/又はリン原子含有単量体(f)を含有してなる共重合体であることが、粘度指数向上効果の観点から好ましい。
窒素原子含有単量体(d)としては、以下の単量体(d1)〜(d4)が挙げられる。
アミド基含有単量体(d1):
(メタ)アクリルアミド、モノアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したもの;例えばN−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN−n−又はイソブチル(メタ)アクリルアミド等]、N−(N’−モノアルキルアミノアルキル)(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−(N’−メチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’−エチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’−イソプロピルアミノ−n−ブチル)(メタ)アクリルアミド及びN−(N’−n−又はイソブチルアミノ−n−ブチル)(メタ)アクリルアミド等]、ジアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したもの;例えばN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド等]、N−(N’,N’−ジアルキルアミノアルキル)(メタ)アクリルアミド[アミノアルキル基の窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジエチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジメチルアミノプロピル)(メタ)アクリルアミド及びN−(N’,N’−ジ−n−ブチルアミノブチル)(メタ)アクリルアミド等];N−ビニルカルボン酸アミド[N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−n−又はイソプロピオン酸アミド及びN−ビニルヒドロキシアセトアミド等]等が挙げられる。
ニトロ基含有単量体(d2):
4−ニトロスチレン等が挙げられる。
1〜3級アミノ基含有単量体(d3):
1級アミノ基含有単量体{炭素数3〜6のアルケニルアミン[(メタ)アリルアミン及びクロチルアミン等]、アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[アミノエチル(メタ)アクリレート等]};2級アミノ基含有単量体{モノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、炭素数6〜12のジアルケニルアミン[ジ(メタ)アリルアミン等]};3級アミノ基含有単量体{ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、窒素原子を有する脂環式(メタ)アクリレート[モルホリノエチル(メタ)アクリレート等]、芳香族系単量体[N−(N’,N’−ジフェニルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノスチレン、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、N−ビニルピロール、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルチオピロリドン等]}、及びこれらの塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩又は低級アルキル(炭素数1〜8)モノカルボン酸(酢酸及びプロピオン酸等)塩等が挙げられる。
ニトリル基含有単量体(d4):
(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
(d)のうち好ましいのは、(d1)及び(d3)であり、更に好ましいのは、N−(N’,N’−ジフェニルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジエチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド、N−(N’,N’−ジメチルアミノプロピル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートである。
水酸基含有単量体(e):
水酸基含有芳香族単量体(p−ヒドロキシスチレン等)、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、及び2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等]、モノ−又はビス−ヒドロキシアルキル(炭素数1〜4)置換(メタ)アクリルアミド[N,N−ビス(ヒドロキシメチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(2−ヒドロキシブチル)(メタ)アクリルアミド等]、ビニルアルコール、炭素数3〜12のアルケノール[(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、イソクロチルアルコール、1−オクテノール及び1−ウンデセノール等]、炭素数4〜12のアルケンモノオール又はアルケンジオール[1−ブテン−3−オール、2−ブテン−1−オール及び2−ブテン−1,4−ジオール等]、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルケニル(炭素数3〜10)エーテル(2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテル等)、多価(3〜8価)アルコール(グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、ジグリセリン、糖類及び蔗糖等)のアルケニル(炭素数3〜10)エーテル又は(メタ)アクリレート[蔗糖(メタ)アリルエーテル等]等;
ポリオキシアルキレングリコール(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜50)、ポリオキシアルキレンポリオール[上記3〜8価のアルコールのポリオキシアルキレンエーテル(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜100)]、ポリオキシアルキレングリコール又はポリオキシアルキレンポリオールのアルキル(炭素数1〜4)エーテルのモノ(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコール(Mn:100〜300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(Mn:130〜500)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(Mn:110〜310)(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物(2〜30モル)(メタ)アクリレート及びモノ(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレン(Mn:150〜230)ソルビタン等]等;が挙げられる。
リン原子含有単量体(f)としては、以下の単量体(f1)〜(f2)が挙げられる。
リン酸エステル基含有単量体(f1):
(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステル[(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート及び(メタ)アクリロイロキシイソプロピルホスフェート]及びリン酸アルケニルエステル[リン酸ビニル、リン酸アリル、リン酸プロペニル、リン酸イソプロペニル、リン酸ブテニル、リン酸ペンテニル、リン酸オクテニル、リン酸デセニル及びリン酸ドデセニル等]等が挙げられる。なお、「(メタ)アクリロイロキシ」は、アクリロイロキシ又はメタクリロイロキシを意味する。
ホスホノ基含有単量体(f2):
(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)ホスホン酸[(メタ)アクリロイロキシエチルホスホン酸等]及びアルケニル(炭素数2〜12)ホスホン酸[ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸及びオクテニルホスホン酸等]等が挙げられる。
(f)のうち好ましいのは(f1)であり、更に好ましいのは(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステルであり、特に好ましいのは(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェートである。
(A1)〜(A4)は、構成単量体として更に、以下の単量体(g)〜(m)を構成単量体としてもよい。
脂肪族炭化水素系単量体(g):
炭素数2〜20のアルケン(エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン及びオクタデセン等)等が挙げられる。
脂環式炭化水素系単量体(h):
シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン及びピネン等が挙げられる。
芳香族炭化水素系単量体(i):
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、4−エチルスチレン、4−イソプロピルスチレン、4−ブチルスチレン、4−フェニルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ベンジルスチレン、4−クロチルベンゼン、インデン及び2−ビニルナフタレン等が挙げられる。
ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルケトン類(j):
炭素数2〜12の飽和脂肪酸のビニルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル及びオクタン酸ビニル等)、炭素数1〜12のアルキル、アリール又はアルコキシアルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビニル−2−メトキシエチルエーテル及びビニル−2−ブトキシエチルエーテル等)及び炭素数1〜8のアルキル又はアリールビニルケトン(メチルビニルケトン、エチルビニルケトン及びフェニルビニルケトン等)等が挙げられる。
エポキシ基含有単量体(k):
グリシジル(メタ)アクリレート及びグリシジル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
ハロゲン元素含有単量体(l):
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、塩化(メタ)アリル及びハロゲン化スチレン(ジクロロスチレン等)等が挙げられる。
不飽和ポリカルボン酸のエステル(m):
不飽和ポリカルボン酸のアルキル、シクロアルキル又はアラルキルエステル[不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸及びイタコン酸等)の炭素数1〜8のアルキルジエステル(ジメチルマレエート、ジメチルフマレート、ジエチルマレエート及びジオクチルマレエート)]等が挙げられる。
(A1)〜(A4)を構成する(a)の割合は、粘度指数向上効果の観点から、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、好ましくは5〜90重量%であり、更に好ましくは10〜85重量%、特に好ましくは20〜50重量%である。
(A1)〜(A4)を構成する(b)の割合は、粘度指数向上効果の観点から、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、好ましくは5〜60重量%であり、更に好ましくは10〜50重量%、特に好ましくは20〜40重量%である。
(A1)〜(A4)を構成する(c)の割合は、粘度指数向上効果の観点から、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、好ましくは5〜90重量%であり、更に好ましくは10〜85重量%、特に好ましくは20〜40重量%である。
(A1)〜(A4)を構成する(d)の割合は、粘度指数向上効果の観点から、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、好ましくは0.01〜15重量%であり、更に好ましくは0.01〜12重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%である。
(A1)〜(A4)を構成する(e)〜(f)それぞれの割合は、粘度指数向上効果の低温粘度の観点から、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、好ましくは0.01〜15重量%であり、更に好ましくは0.01〜12重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%である。
(A1)〜(A4)を構成する(g)〜(m)それぞれの割合は、粘度指数向上効果の観点から、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、好ましくは0.01〜15重量%であり、更に好ましくは0.01〜12重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%である。
(A1)〜(A4)の結晶化温度は、−15℃以下であり、潤滑油組成物の低温粘度の観点から好ましくは−30℃以下であり、更に好ましくは−40℃以下、特に好ましくは−50℃以下である。
なお、(A1)〜(A4)の結晶化温度は、示差走査熱量計「UNIX(登録商標)DSC7」(PERKIN−ELMER社製)を使用して測定することができ、(A1)〜(A4)5mgを試料とし、10℃/分の等温速度で100℃から−70℃まで冷却したときに観測される結晶化温度である。
(A1)〜(A4)は、公知の製造方法によって得ることができ、具体的には前記の単量体を溶剤中で重合開始剤存在下に溶液重合することにより得る方法が挙げられる。
溶剤としては、トルエン、キシレン、炭素数9〜10のアルキルベンゼン、メチルエチルケトン及び鉱物油等が挙げられる。
重合開始剤としては、アゾ系開始剤(2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等)、過酸化物系開始剤(ベンゾイルパーオキサイド、クミルパーオキサイド及びラウリルパーオキサイド等)及びレドックス系開始剤(ベンゾイルパーオキサイドと3級アミンの混合物等)が挙げられる。更に必要により、公知の連鎖移動剤(炭素数2〜20のアルキルメルカプタン等)を使用することもできる。重合開始剤は、単量体、基油又は溶剤等の一部に予め溶解させてから投入することができる。(A1)〜(A4)の分子量分布曲線におけるMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積を小さくし、Mw/Mpの数値を大きくするためには、重合開始剤を単量体に予め溶解させて使用することが好ましく、重合温度に到達した後に、予め重合開始剤を溶解させた単量体を投入して使用することが更に好ましい。
重合温度は、好ましくは25〜140℃であり、更に好ましくは50〜120℃である。また、上記の溶液重合の他に、塊状重合、乳化重合又は懸濁重合により(A1)〜(A4)を得ることができる。
(A1)〜(A4)が共重合体である場合の重合形態としては、ランダム付加重合体又は交互共重合体のいずれでもよく、また、グラフト共重合体又はブロック共重合体のいずれでもよい。
本発明の粘度指数向上剤は、(A1)〜(A4)と、(A1)〜(A4)以外のアルキル(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(B)を併用してもよい。
(B)としては、(A1)〜(A4)以外のアルキル(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体であれば特に限定しないが、炭素数1〜18の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(共)重合体等が挙げられる。
(B)の具体例としては、メタクリル酸n−オクタデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜30/90〜70)共重合体、メタクリル酸n−テトラデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜30/90〜70)共重合体、メタクリル酸n−ヘキサデシル/メタクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸メチル(モル比20〜40/55〜75/0〜10)共重合体及びアクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜40/90〜60)共重合体等が挙げられ、これらは単独でも2種以上を併用してもよい。
(A1)〜(A4)と(B)を併用する場合の(B)の使用量は、(A1)〜(A4)の重量に基づいて、低温粘度の観点から好ましくは0.01〜30重量%であり、更に好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%である。
本発明の潤滑油組成物は、本発明の粘度指数向上剤及び基油を含有してなる。基油としては、鉱物油(溶剤精製油、パラフィン油、イソパラフィンを含有する高粘度指数油、イソパラフィンの水素化分解による高粘度指数油及びナフテン油等)、合成潤滑油[炭化水素系合成潤滑油(ポリα−オレフィン系合成潤滑油等)及びエステル系合成潤滑油等]及びこれらの混合物が挙げられる。これらのうち好ましいのは鉱物油である。
基油の100℃における動粘度(JIS−K2283で測定したもの)は、粘度指数向上効果の観点から好ましくは1〜15mm/sであり、更に好ましくは2〜5mm/sである。
基油の粘度指数(JIS−K2283で測定したもの)は、粘度指数向上効果の観点から好ましくは110以上である。
基油の曇り点(JIS−K2269で測定したもの)は、好ましくは−5℃以下であり、更に好ましくは−15℃以下である。基油の曇り点がこの範囲内であると潤滑油組成物の低温粘度が良好である。
本発明の潤滑油組成物における粘度指数向上剤の含有率は、基油の重量に基づいて、粘度指数向上剤中の(A1)〜(A4)の重量に換算して、好ましくは1〜30重量%である。
潤滑油組成物がエンジン油として使用される場合には、100℃の動粘度が4〜10mm/sの基油に、(A1)〜(A4)を2〜10重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物がギヤ油として使用される場合には、100℃の動粘度が2〜10mm/sの基油に、(A1)〜(A4)を3〜30重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物が自動変速機油(ATF及びbelt−CVTF等)として使用される場合には、100℃の動粘度が2〜6mm/sの基油に、(A1)〜(A4)を3〜25重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物がトラクション油として使用される場合には、100℃の動粘度が1〜5mm/sの基油に、(A1)〜(A4)を0.5〜10重量%含有しているものが好ましい。
本発明の潤滑油組成物は、各種添加剤を含有してもよい。添加剤としては、以下のものが挙げられる。
(1)清浄剤:
塩基性、過塩基性又は中性の金属塩[スルフォネート(石油スルフォネート、アルキルベンゼンスルフォネート及びアルキルナフタレンスルフォネート等)の過塩基性又はアルカリ土類金属塩等]、サリシレート類、フェネート類、ナフテネート類、カーボネート類、フォスフォネート類及びこれらの混合物;
(2)分散剤:
コハク酸イミド類(ビス−又はモノ−ポリブテニルコハク酸イミド類)、マンニッヒ縮合物及びボレート類等;
(3)酸化防止剤:
ヒンダードフェノール類及び芳香族2級アミン類等;
(4)油性向上剤:
長鎖脂肪酸及びそれらのエステル(オレイン酸及びオレイン酸エステル等)、長鎖アミン及びそれらのアミド(オレイルアミン及びオレイルアミド等)等;
(5)摩擦摩耗調整剤:
モリブデン系及び亜鉛系化合物(モリブデンジチオフォスフェート、モリブデンジチオカーバメート及びジンクジアルキルジチオフォスフェート等)等;
(6)極圧剤:
硫黄系化合物(モノ又はジスルフィド、スルフォキシド及び硫黄フォスファイド化合物)、フォスファイド化合物及び塩素系化合物(塩素化パラフィン等)等;
(7)消泡剤:
シリコン油、金属石けん、脂肪酸エステル及びフォスフェート化合物等;
(8)抗乳化剤:
4級アンモニウム塩(テトラアルキルアンモニウム塩等)、硫酸化油及びフォスフェート(ポリオキシエチレン含有非イオン性界面活性剤のフォスフェート等)等;
(9)腐食防止剤:
窒素原子含有化合物(ベンゾトリアゾール及び1,3,4−チオジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート等)等。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜15>
撹拌装置、加熱冷却装置、温度計及び窒素導入管を備えた反応容器に、基油A(SP値:8.3(cal/cm1/2、100℃の動粘度:4.2mm/s、粘度指数:128)300重量部、表1及び2に記載の単量体配合物から(c−2)を10重量部除いた90重量部を投入し、窒素置換(気相酸素濃度100ppm)を行った後、密閉下、撹拌しながら昇温し、76℃に到達後、予め10重量部の(c−2)と混合溶解させた2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.07重量部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.25重量部を10分以内に投入し、同温度で5時間重合反応を行った。120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)、未反応の単量体を2時間かけて除去し、共重合体(A1−1)〜(A4−3)を含有してなる粘度指数向上剤(X1)〜(X15)を得た。
<比較例1〜4>
撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、滴下ロート、窒素導入管及び減圧装置を備えた反応容器に、基油A300重量部を投入し、別のガラス製ビーカーに、表2に記載の単量体配合物100重量部、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.25重量部、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.07重量部を投入し、20℃で撹拌、混合して単量体溶液を調製し、滴下ロートに投入した。反応容器の気相部を窒素置換した後、密閉下、系内温度を76℃に保ちながら、2時間かけて単量体溶液を滴下し、滴下終了後同温で2時間重合反応を行った。120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)、未反応の単量体を2時間かけて除去し、共重合体(H1)〜(H4)を含有してなる粘度指数向上剤(X’1)〜(X’4)を得た。
得られた共重合体(A1−1)〜(A4−3)、(H1)〜(H4)のSP値を上記の方法で計算し、Mw、Mpは、上記の方法で測定し、Mw/Mp、全ピーク面積に対するMpの1/4以下に相当する部分のピーク面積の割合を算出した。また、共重合体の基油溶解性を以下の方法で評価した。結果を表1及び2に示す。
<共重合体の基油溶解性の評価方法>
粘度指数向上剤(X1)〜(X15)、(X’1)〜(X’4)の外観を目視で観察し、以下の評価基準で基油溶解性を評価した。
[評価基準]
○:外観が均一であり、共重合体の不溶解物がない
×:外観が不均一であり、共重合体の不溶解物が認められる
Figure 0005898262
Figure 0005898262
表1及び2記載の単量体は以下の通りである。
(a−1):2−n−デシル−n−テトラデシルメタクリレート
(a−2):2−n−オクチル−n−ドデシルメタクリレート
(a−3):2−n−ドデシル−n−ヘキサデシルメタクリレート
(b−1):メタクリル酸メチル
(c−1):メタクリル酸n−テトラデシル
(c−2):メタクリル酸n−ヘキサデシル
(d−1):ジメチルアミノエチルメタクリレート
<実施例16〜30及び比較例5〜8>
撹拌装置を備えたステンレス製容器に、基油Aを投入し、得られる潤滑油組成物の100℃における動粘度が7.00±0.02(mm/s)になるように、それぞれ粘度指数向上剤(X1)〜(X15)、(X’1)〜(X’4)を添加し、潤滑油組成物(Y1)〜(Y15)、(Y’1)〜(Y’4)を得た。
得られた潤滑油組成物(Y1)〜(Y15)、(Y’1)〜(Y’4)の40℃及び100℃における動粘度、粘度指数、せん断安定性指数を以下の方法で評価した。結果を表3に示す。
<潤滑油組成物の40℃及び100℃における動粘度の測定方法>
ASTM D445の方法で測定した。
<潤滑油組成物の粘度指数の測定方法>
JIS−K2283の方法で測定した。
<潤滑油組成物のせん断安定性の評価方法>
JPI 5S−29−2006で規定された方法に従い、下記の式(1)により潤滑油組成物のせん断安定性指数(%)を測定した。せん断安定性指数(%)が低いほどせん断安定性に優れることを意味する。
Figure 0005898262
Figure 0005898262
表3において、実施例16〜18と比較例5、実施例19〜21と比較例6、実施例22〜27と比較例7、実施例28〜30と比較例8、それぞれの結果を比較することで、本発明の粘度指数向上剤を含有してなる潤滑油組成物(実施例16〜30)は、比較例5〜8の潤滑油組成物と比較して、せん断安定性に優れることは明らかである。
本発明の粘度指数向上剤を含有してなる潤滑油組成物は、駆動系潤滑油(MTF、デファレンシャルギヤ油、ATF及びbelt−CVTF等)、作動油(機械の作動油、パワーステアリング油及びショックアブソーバー油等)、エンジン油(ガソリン用及びディーゼル用等)及びトラクション油として好適である。

Claims (7)

  1. 重合体(A1)を含有してなる粘度指数向上剤(X1)であって、(A1)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A1)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
    (1)重合体の重量平均分子量(Mw)が150,000〜200,000未満
    (2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の11.0%以下
    (3)重合体のMw/Mpが1.08以上
    (4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
  2. 重合体(A2)を含有してなる粘度指数向上剤(X2)であって、(A2)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A2)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
    (1)重合体の重量平均分子量(Mw)が200,000〜300,000未満
    (2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の14.0%以下
    (3)重合体のMw/Mpが1.04以上
    (4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
  3. 重合体(A3)を含有してなる粘度指数向上剤(X3)であって、(A3)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A3)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
    (1)重合体の重量平均分子量(Mw)が300,000〜500,000未満
    (2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の17.0%以下
    (3)重合体のMw/Mpが1.00以上
    (4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
  4. 重合体(A4)を含有してなる粘度指数向上剤(X4)であって、(A4)が以下の(1)〜()を満たし、炭素数5〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)、炭素数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)、及び炭素数5〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(c)を必須構成単量体とする共重合体であって、(A4)の重量に基づいて、(a)の割合が5〜90重量%、(b)の割合が5〜60重量%、(c)の割合が5〜90重量%である共重合体である粘度指数向上剤。
    (1)重合体の重量平均分子量(Mw)が500,000〜1,000,000未満
    (2)重合体の分子量分布曲線におけるピークトップ分子量(Mp)の1/4以下に相当する部分のピーク面積が全ピーク面積の20.0%以下
    (3)重合体のMw/Mpが0.95以上
    (4)重合体の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm1/2
  5. 共重合体が、構成単量体として更に窒素原子含有単量体(d)を含有してなる共重合体である請求項1〜4のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
  6. 共重合体の結晶化開始温度が−15℃以下である請求項1〜のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の粘度指数向上剤及び基油を含有してなる潤滑油組成物。
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