JP2013147608A - 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 - Google Patents
粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013147608A JP2013147608A JP2012010800A JP2012010800A JP2013147608A JP 2013147608 A JP2013147608 A JP 2013147608A JP 2012010800 A JP2012010800 A JP 2012010800A JP 2012010800 A JP2012010800 A JP 2012010800A JP 2013147608 A JP2013147608 A JP 2013147608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- viscosity index
- meth
- weight
- group
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】メチル(メタ)アクリレートと重合性不飽和基含有重合体(Y)とを必須構成単量体とする(共)重合体(A)を含有してなる粘度指数向上剤であって、(Y)が少なくとも1個の重合性不飽和基含有炭化水素化合物(x)を構成単量体とする重合体であり、(Y)が有する重合性不飽和基数の平均値が0.8〜1.5であり、(A)の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm3)1/2である粘度指数向上剤、並びに前記粘度指数向上剤及び基油を含有してなる潤滑油組成物。
【選択図】なし
Description
しかしながら、上記の粘度指数向上剤は、粘度指数向上効果が未だ十分ではなく、また、潤滑油組成物に添加した場合に潤滑油組成物の低温での粘度が上昇するという問題があった。
メチル(メタ)アクリレートのうち、粘度指数向上効果の観点から好ましいのは、メチルメタクリレートである。
(Y)が有する重合性不飽和基数の平均値は、下記式にて算出することができる。
[(Y)が有する重合性不飽和基数の平均値]=[(Y)の数平均分子量]/[(Y)のヨウ素価]/(2.54×104)
ここで、(Y)の数平均分子量(以下Mnと略記する)は、後述するゲルパーミュエーションクロマトグラフィーにより、また、(Y)のヨウ素価は、JIS−K0070記載の方法に従って測定することができる。
アルキレンオキサイド付加物(X1−1);(x)をイオン重合触媒(ナトリウム触媒等)存在下に重合して得られた重合体に、アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド等)を付加して得られたもの等。
ヒドロホウ素化物(X1−2);末端二重結合を有する(x)の重合体のヒドロホウ素化反応物(例えばUS4,316,973号に記載のもの)等。
ヒドロホルミル−水素化物(X1−3);末端二重結合を有する(x)の重合体をヒドロホルミル化し、次いで水素化反応して得られたもの(例えば特開昭63−175096号に記載のもの)等。
無水マレイン酸−エン−アミノアルコール付加物(X1−4);末端二重結合を有する(x)の重合体と無水マレイン酸とのエン反応で得られた反応物を、アミノアルコールでイミド化して得られたもの等。
(X1)のうち好ましいのは、(X1−1)、(X1−2)及び(X1−4)であり、更に好ましいのは、(X1−1)のうちのエチレンオキサイド付加物及び(X1−4)である。
ここで、(X)のメチル基量とは、(X)の単位炭素数(1,000C)あたりのメチル基に由来する炭素数の総数のことであり、「NiocletFTIRシステム」[サーモフィッシャーサイエンティフック(株)製]により測定することができる。
(p)が有する活性水素基としては、水酸基、アミノ基、イミノ基、カルボキシル基及びチオール基等が挙げられる。
(p)としては、水酸基含有重合性不飽和化合物(p1)、アミノ基含有重合性不飽和化合物(p2)、カルボキシル基含有重合性不飽和化合物(p3)及びチオール基含有重合性不飽和化合物(p4)等が挙げられる。
(p1−2)の具体例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート及び4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(p1−4)の具体例としては、ヒドロキシスチレン及びヒドロキシ−p−メチルスチレン等が挙げられる。
(p3)の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及びイタコン酸等が挙げられる。
(1)カルボキシル基含有重合性不飽和化合物(p3)と、アミノ基含有重合体(X3)、チオール基含有重合体(X4)又は水酸基含有重合体(X1)とを、エステル化反応、エステル交換反応、アミド化反応又はチオエステル化反応する方法。
(2)アミノ基含有重合性不飽和化合物(p2)、チオール基含有重合性不飽和化合物(p4)又は水酸基含有重合性不飽和化合物(p1)と、カルボキシル基含有重合体(X2)とを、エステル化反応、エステル交換反応、アミド化反応又はチオエステル化反応する方法。
(3)(X)と(p)の混合物にポリイソシアネートを加えて、必要により触媒の存在下に反応させる方法。
(1)〜(3)のうち、副生成物の少ない(Y)が得られるという観点から好ましいのは、(1)及び(2)である。
<(Y)のMn、(A)のMwの測定条件>
装置 :「HLC−802A」[東ソー(株)製]
カラム :「TSK gel GMH6」[東ソー(株)製]2本
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.5重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:200μl
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :標準ポリスチレン(TSKstandard POLYSTYRENE)12点(分子量:500、1,050、2,800、5,970、9,100、18,100、37,900、96,400、190,000、355,000、1,090,000、2,890,000)[東ソー(株)製]
(Y)のSP値は、(Y)を構成する単量体それぞれのSP値を前記の方法で算出し、それぞれの単量体のSP値を、構成単量体単位のモル分率に基づいて平均した値である。
(Y)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより所望の範囲にすることができる。
なお、(Y)の結晶化温度は、示差走査熱量計「ユニックス(登録商標)DSC7」(PERKIN−ELMER社製)を使用し、(Y)5mgを試料とし、10℃/分の等温速度で100℃から−80℃まで冷却したときに観測される結晶化温度である。
(A)のSP値は、(A)を構成する単量体それぞれのSP値を前記の方法で算出し、それぞれの単量体のSP値を、構成単量体単位のモル分率に基づいて平均した値である。
(A)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより7.3〜9.5(cal/cm3)1/2にすることができる。
(b)のうち好ましいのは、炭素数12〜32の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルであり、更に好ましいのは炭素数16〜30の直鎖アルキルを有する(メタ)アクリル酸エステル、特に好ましいのは炭素数18〜28の直鎖アルキルを有する(メタ)アクリル酸エステルである。
窒素原子含有ビニル単量体(c)としては、以下の単量体(c1)〜(c4)が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド、モノアルキルアミノ(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したもの;例えばN−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN−n−又はイソブチル(メタ)アクリルアミド等]、モノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN−メチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−エチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピルアミノ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド及びN−n−又はイソブチルアミノ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド等]、ジアルキルアミノ(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したもの;例えばN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド等]、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド[窒素原子に炭素数1〜4のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジ−n−ブチルアミノブチル(メタ)アクリルアミド等]、N−ビニルカルボン酸アミド[N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−n−又はイソプロピオニルアミド及びN−ビニルヒドロキシアセトアミド等]等のアミド基のみに窒素原子を有するものが挙げられる。
4−ニトロスチレン等が挙げられる。
1級アミノ基含有ビニル単量体{炭素数3〜6のアルケニルアミン[(メタ)アリルアミン及びクロチルアミン等]、アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[アミノエチル(メタ)アクリレート等]};2級アミノ基含有ビニル単量体{モノアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が1つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばt−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、炭素数6〜12のジアルケニルアミン[ジ(メタ)アリルアミン等]};3級アミノ基含有ビニル単量体{ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート[窒素原子に炭素数1〜6のアルキル基が2つ結合したアミノアルキル基(炭素数2〜6)を有するもの;例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]、窒素原子を有する脂環式(メタ)アクリレート[モルホリノエチル(メタ)アクリレート等]、芳香族ビニル系単量体[ジフェニルアミン(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノスチレン、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、N−ビニルピロール、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルチオピロリドン等]}、及びこれらの塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩又は低級アルキル(炭素数1〜8)モノカルボン酸(酢酸及びプロピオン酸等)塩等が挙げられる。
(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
ヒドロキシル基含有ビニル単量体(d1);
ヒドロキシル基含有芳香族ビニル単量体(p−ヒドロキシスチレン等)、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、及び2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等]、モノ−又はジ−ヒドロキシアルキル(炭素数1〜4)置換(メタ)アクリルアミド[N,N−ジヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ−2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド等]、ビニルアルコール、炭素数3〜12のアルケノール[(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、イソクロチルアルコール、1−オクテノール及び1−ウンデセノール等]、炭素数4〜12のアルケンモノオール又はアルケンジオール[1−ブテン−3−オール、2−ブテン−1−オール及び2−ブテン−1,4−ジオール等]、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルケニル(炭素数3〜10)エーテル(2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテル等)、多価(3〜8価)アルコール(グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、ジグリセリン、糖類及び蔗糖等)のアルケニル(炭素数3〜10)エーテル又は(メタ)アクリレート[蔗糖(メタ)アリルエーテル等]等が挙げられる。
ポリオキシアルキレングリコール(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜50)、ポリオキシアルキレンポリオール[上記3〜8価のアルコールのポリオキシアルキレンエーテル(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜100)]、ポリオキシアルキレングリコール又はポリオキシアルキレンポリオールのアルキル(炭素数1〜4)エーテルのモノ(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコール(Mn:100〜300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(Mn:130〜500)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(Mn:110〜310)(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物(2〜30モル)(メタ)アクリレート及びモノ(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレン(Mn:150〜230)ソルビタン等]等が挙げられる。
(メタ)アクリロイロキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステル[(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート及び(メタ)アクリロイロキシイソプロピルホスフェート]及びリン酸アルケニルエステル[リン酸ビニル、リン酸アリル、リン酸プロペニル、リン酸イソプロペニル、リン酸ブテニル、リン酸ペンテニル、リン酸オクテニル、リン酸デセニル及びリン酸ドデセニル等]等が挙げられる。
(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜4)ホスホン酸[(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホン酸等]及びアルケニル(炭素数2〜12)ホスホン酸[ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸及びオクテニルホスホン酸等]等が挙げられる。
炭素数2〜20のアルケン(エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン及びオクタデセン等)及び炭素数4〜12のアルカジエン(ブタジエン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,6−ヘプタジエン及び1,7−オクタジエン等)等が挙げられる。
シクロヘキセン、(ジ)シクロペンタジエン、ピネン、リモネン、インデン、ビニルシクロヘキセン及びエチリデンビシクロヘプテン等が挙げられる。
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、4−エチルスチレン、4−イソプロピルスチレン、4−ブチルスチレン、4−フェニルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ベンジルスチレン、4−クロチルベンゼン及び2−ビニルナフタレン等が挙げられる。
炭素数2〜12の飽和脂肪酸のビニルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル及びオクタン酸ビニル等)、炭素数1〜12のアルキル、アリール又はアルコキシアルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビニル−2−メトキシエチルエーテル及びビニル−2−ブトキシエチルエーテル等)及び炭素数1〜8のアルキル又はアリールビニルケトン(メチルビニルケトン、エチルビニルケトン及びフェニルビニルケトン等)等が挙げられる。
グリシジル(メタ)アクリレート及びグリシジル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、塩化(メタ)アリル及びハロゲン化スチレン(ジクロロスチレン等)等が挙げられる。
不飽和ポリカルボン酸のアルキル、シクロアルキル又はアラルキルエステル[不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸及びイタコン酸等)の炭素数1〜8のアルキルジエステル(ジメチルマレエート、ジメチルフマレート、ジエチルマレエート及びジオクチルマレエート)]等が挙げられる。
(A)を構成する(Y)の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)の重量に基づいて、好ましくは1〜50重量%であり、更に好ましくは5〜45重量%、特に好ましくは10〜40重量%である。
(A)を構成する(a)の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)の重量に基づいて、好ましくは0〜50重量%であり、更に好ましくは5〜40重量%、特に好ましくは10〜30重量%である。
(A)を構成する(b)の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)の重量に基づいて、好ましくは0〜70重量%であり、更に好ましくは10〜60重量%、特に好ましくは20〜50重量%である。
(A)を構成する(c)〜(e)の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)の重量に基づいて、好ましくは0〜15重量%であり、更に好ましくは1〜12重量%、特に好ましくは2〜10重量%である。
(A)を構成する(f)〜(l)の割合は、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から、(A)の重量に基づいて、好ましくは0〜10重量%であり、更に好ましくは1〜7重量%、特に好ましくは2〜5重量%である。
** :ベルト−コンティニュアスリーバリュアブルトランスミッション油
*** :マニュアルトランスミッション油
なお、(A)の結晶化温度は、前記の(Y)の結晶化温度の測定方法と同様の方法により測定することができる。
溶剤としては、トルエン、キシレン、炭素数9〜10のアルキルベンゼン、メチルエチルケトン及び鉱物油等が挙げられる。
重合触媒としては、アゾ系触媒(アゾビスイソブチロニトリル及びアゾビスバレロニトリル等)、過酸化物系触媒(ベンゾイルパーオキサイド、クミルパーオキサイド及びラウリルパーオキサイド等)及びレドックス系触媒(ベンゾイルパーオキサイドと3級アミンの混合物等)が挙げられる。更に必要により、公知の連鎖移動剤(炭素数2〜20のアルキルメルカプタン等)を使用することもできる。
重合温度は、好ましくは25〜140℃であり、更に好ましくは50〜120℃である。また、上記の溶液重合の他に、塊状重合、乳化重合又は懸濁重合により(A)を得ることができる。
(A)が共重合体である場合の重合形態としては、ランダム付加重合体又は交互共重合体のいずれでもよく、また、グラフト共重合体又はブロック共重合体のいずれでもよい。
(B)としては、(A)以外のアルキル(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体であれば特に限定しないが、炭素数1〜15の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(共)重合体等が挙げられる。
(B)の具体例としては、メタクリル酸n−オクタデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜30/90〜70)共重合体、メタクリル酸n−テトラデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜30/90〜70)共重合体、メタクリル酸n−ヘキサデシル/メタクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸メチル(モル比20〜40/55〜75/0〜10)共重合体及びアクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜40/90〜60)共重合体等が挙げられ、これらは単独でも2種以上を併用してもよい。
基油の粘度指数(JIS−K2283で測定したもの)は、粘度指数向上効果の観点から好ましくは90以上であり、更に好ましくは100以上である。
潤滑油組成物がエンジン油として使用される場合には、100℃の動粘度が4〜10mm2/sの基油に、(A)を2〜10重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物がギヤ油として使用される場合には、100℃の動粘度が2〜10mm2/sの基油に、(A)を3〜30重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物が自動変速機油(ATF、MTF及びbelt−CVTF等)として使用される場合には、100℃の動粘度が2〜6mm2/sの基油に、(A)を3〜25重量%含有しているものが好ましい。
潤滑油組成物がトラクション油として使用される場合には、100℃の動粘度が1〜5mm2/sの基油に、(A)を0.5〜10重量%含有しているものが好ましい。
(1)清浄剤:
塩基性、過塩基性又は中性の金属塩[スルフォネート(石油スルフォネート、アルキルベンゼンスルフォネート及びアルキルナフタレンスルフォネート等)の過塩基性又はアルカリ土類金属塩等]、サリシレート類、フェネート類、ナフテネート類、カーボネート類、フォスフォネート類及びこれらの混合物;
(2)分散剤:
コハク酸イミド類(ビス−又はモノ−ポリブテニルコハク酸イミド類)、マンニッヒ縮合物及びボレート類等;
(3)酸化防止剤:
ヒンダードフェノール類及び芳香族2級アミン類等;
(4)油性向上剤:
長鎖脂肪酸及びそれらのエステル(オレイン酸及びオレイン酸エステル等)、長鎖アミン及びそれらのアミド(オレイルアミン及びオレイルアミド等)等;
(5)摩擦摩耗調整剤:
モリブデン系及び亜鉛系化合物(モリブデンジチオフォスフェート、モリブデンジチオカーバメート及びジンクジアルキルジチオフォスフェート等)等;
(6)極圧剤:
硫黄系化合物(モノ又はジスルフィド、スルフォキシド及び硫黄フォスファイド化合物)、フォスファイド化合物及び塩素系化合物(塩素化パラフィン等)等;
(7)消泡剤:
シリコン油、金属石けん、脂肪酸エステル及びフォスフェート化合物等;
(8)抗乳化剤:
4級アンモニウム塩(テトラアルキルアンモニウム塩等)、硫酸化油及びフォスフェート(ポリオキシエチレン含有非イオン性界面活性剤のフォスフェート等)等;
(9)腐食防止剤:
窒素原子含有化合物(ベンゾトリアゾール及び1,3,4−チオジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート等)等。
温度調節装置、バキューム撹拌翼、減圧装置、ジムロート冷却管、分留管、留出液受け用フラスコ、窒素流入口及び流出口を備えた反応容器に、両末端水酸基含有水素添加ポリブタジエン「NISSO−PB GI−1000」[Mn:1,500、日本曹達(株)製]200重量部、メタクリル酸9.2重量部、キシレン200重量部及びパラトルエンスルホン酸1重量部を投入し、撹拌下130℃に昇温した。次いで、130℃で4時間エステル化反応を行い、留出水を分離した。更に25℃まで冷却し、1H−NMRにてエステル化反応物を確認(収率98モル%)した。10重量%炭酸水素ナトリウム水溶液300重量部を投入して撹拌し、パラトルエンスルホン酸を十分に中和した。分液ロートにて上澄み液を回収し、120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の単量体及びキシレンを2時間かけて除去し、(Y−1)を得た。(Y−1)のMn:1,600、重合性不飽和基数:0.8、メチル基数:350/1,000C、(Y−1)の結晶化温度:≦−80℃であった。
温度調節装置、バキューム撹拌翼、窒素流入口及び流出口を備えた反応容器に、末端不飽和基含有ポリブテン「ニッサンポリブテン 3N」[Mn:700、日油(株)製]280重量部、テトラヒドロフラン−ボロン・テトラヒドロフラン1mol/L溶液[和光純薬(株)製]400重量部、テトラヒドロフラン400重量部を投入し、5℃で4時間ヒドロホウ素化を行った。次いで水50重量部、3N−NaOH水溶液50容量部、30重量%過酸化水素50容量部を投入して酸化した。分液ロートにて上澄み液を回収し、50℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)テトラヒドロフランを2時間かけて除去し、水酸基含有重合体(X−2)を得た。
温度調節器、バキューム撹拌翼、減圧装置、ジムロート冷却管、分留管、留出液受け用フラスコ、窒素流入口及び流出口を備えた反応容器に、(X−2)200重量部、メタクリル酸50重量部、キシレン200重量部及びパラトルエンスルホン酸1重量部を投入し、撹拌下130℃まで昇温した。次いで、130℃で4時間エステル化反応を行い、留出水を分離した。更に25℃まで冷却し、1H−NMRにてエステル化反応物を確認(収率98モル%)した。10重量%炭酸水素ナトリウム水溶液300重量部を投入して撹拌し、パラトルエンスルホン酸を十分に中和した。分液ロートにて上澄み液を回収し、120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の単量体及びキシレンを2時間かけて除去し、(Y−2)を得た。(Y−2)のMn:750、重合性不飽和基数:1.0、メチル基数:380/1,000C、(Y−2)の結晶化温度:≦−80℃であった。
温度調節装置及び撹拌機を備えたSUS製耐圧反応容器に、末端不飽和基含有ポリブテン「ニッサンポリブテン 200N」[Mn:2,650、日油(株)製]530重量部及び無水マレイン酸[和光純薬(株)製]25重量部を投入し、撹拌下220℃に昇温後、同温度で4時間エン反応を行った。次いで25℃まで冷却し、2−アミノエタノール20重量部を投入して、撹拌下130℃に昇温後、同温度で4時間イミド化反応を行った。170〜180℃で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の無水マレイン酸及び2−アミノアルコールを3時間かけて除去し、水酸基含有重合体(X−3)を得た。
温度調節器、バキューム撹拌翼、減圧装置、ジムロート冷却管、分留管、留出液受け用フラスコ、窒素流入口及び流出口を備えた反応容器に、(X−3)200重量部、メタクリル酸50重量部、キシレン200重量部及びパラトルエンスルホン酸1重量部を投入し、撹拌下130℃まで昇温した。次いで、130℃で4時間エステル化反応を行い、留出水を分離した。更に25℃まで冷却し、1H−NMRにてエステル化反応物を確認(収率98モル%)した。10重量%炭酸水素ナトリウム水溶液300重量部を投入して撹拌し、パラトルエンスルホン酸を十分に中和した。分液ロートにて上澄み液を回収し、120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の単量体及びキシレンを2時間かけて除去し、(Y−3)を得た。(Y−3)のMn:2,700、重合性不飽和基数:0.9、メチル基数:400/1,000C、(Y−3)の結晶化温度:≦−80℃であった。
撹拌装置、加熱冷却装置、温度計及び窒素導入管を備えた反応容器に、基油(SP値:8.3、100℃の動粘度:4.2mm2/s、粘度指数:128)400重量部、表2に記載の単量体配合物100重量部、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5重量部及び2,2−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.2重量部を投入し、窒素置換(気相酸素濃度100ppm)を行った後、密閉下、撹拌しながら76℃に昇温し、同温度で4時間重合反応を行った。120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の単量体を2時間かけて除去し、共重合体(A1)〜(A7)、(H1)〜(H4)からなる粘度指数向上剤(R1)〜(R7)、(S1)〜(S4)を得た。得られた共重合体(A1)〜(A7)、(H1)〜(H4)のSP値を上記の方法で計算し、Mw及び結晶化温度を上記の方法で測定した。また、粘度指数向上剤の基油溶解性を以下の方法で評価した。結果を表2に示す。
粘度指数向上剤(R1)〜(R7)、(S1)〜(S4)の外観を目視で観察し、以下の評価基準で基油溶解性を評価した。
[評価基準]
○:外観が均一であり、共重合体の不溶解物がない
×:外観が不均一であり、共重合体の不溶解物が認められる
(MMA):メタクリル酸メチル
(a−1):メタクリル酸ブチル
(b−1):メタクリル酸n−テトラデシル
(b−2):メタクリル酸n−ヘキサデシル
(b−3):メタクリル酸n−オクタデシル
(c−1):N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート
(d−1):ヒドロキシエチルメタクリレート
(e−1):メタクリロイルオキシエチルホスフェート
撹拌装置を備えたステンレス製容器に、基油(SP値:8.3、100℃の動粘度:4.2mm2/s、粘度指数:128)を投入し、得られる潤滑油組成物の150℃のHTHS粘度が2.60±0.05(mm2/s)になるように、それぞれ粘度指数向上剤(R1)〜(R7)、(S1)〜(S4)を添加し、潤滑油組成物(V1)〜(V7)、(W1)〜(W4)を得た。
潤滑油組成物(V1)〜(V7)、(W1)〜(W4)の粘度指数、HTHS粘度(80℃)、低温粘度(−40℃)を以下の方法で測定した。結果を表3に示す。
JIS−K2283の方法で測定した。
ASTM D 5481の方法で80℃のHTHS粘度を測定した。
ASTM D 5293の方法で−40℃での粘度を測定した。
Claims (12)
- メチル(メタ)アクリレートと重合性不飽和基含有重合体(Y)とを必須構成単量体とする(共)重合体(A)を含有してなる粘度指数向上剤であって、(Y)が少なくとも1個の重合性不飽和基含有炭化水素化合物(x)を構成単量体とする重合体であり、(Y)が有する重合性不飽和基数の平均値が0.8〜1.5であり、(A)の溶解性パラメーターが7.3〜9.5(cal/cm3)1/2である粘度指数向上剤。
- (Y)が、少なくとも1個の重合性不飽和基含有炭化水素化合物(x)を構成単量体とする活性水素基含有重合体(X)と、少なくとも1個以上の前記活性水素酸基と反応し得る官能基を有する重合性不飽和化合物(α)が結合されてなる重合体である請求項1記載の粘度指数向上剤。
- (Y)の数平均分子量が500〜50,000である請求項1又は2記載の粘度指数向上剤。
- (Y)を構成する(X)が(x)の単独重合体である場合の、(Y)の結晶化温度が−40℃以下である請求項1〜3のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
- (X)のメチル基量が200/1,000C〜500/1,000Cである請求項2〜4のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
- (A)が、(A)の構成単量体として更に炭素数2〜4の直鎖アルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)及び/又は炭素数8〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(b)を含有してなる共重合体である請求項1〜5のいずれかに記載の粘度指数向上剤。 - (A)が、(A)の構成単量体として更に窒素原子含有ビニル単量体(c)、水酸基含有ビニル単量体(d)及び/又はリン酸基含有ビニル単量体(e)を構成単量体してなる共重合体である請求項1〜6のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
- (A)が、構成単量体として(A)の重量に基づいて(Y)を1〜50重量%、メチル(メタ)アクリレートを1〜50重量%、(a)を0〜50重量%及び(b)を0〜70重量%含有する共重合体である請求項1〜7のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
- (A)の重量平均分子量が5,000〜1,000,000である請求項1〜8のいず
れかに記載の粘度指数向上剤。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の粘度指数向上剤及び基油を含有してなる潤滑油組成
物。 - 更に分散剤、清浄剤、酸化防止剤、油性向上剤、摩擦摩耗調整剤及び極圧剤からなる群
から選ばれる少なくとも1種の添加剤を含有してなる請求項10記載の潤滑油組成物。 - 基油の100℃の動粘度が1〜15mm2/sであり、かつ基油の粘度指数が90以上
である請求項10又は11記載の潤滑油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012010800A JP2013147608A (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012010800A JP2013147608A (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013147608A true JP2013147608A (ja) | 2013-08-01 |
Family
ID=49045439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012010800A Pending JP2013147608A (ja) | 2012-01-23 | 2012-01-23 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013147608A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015129732A1 (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
JP2017186502A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | ブリリアント バイオメディカル カンパニー リミテッド | ツバキ油およびその製造方法 |
US11008528B2 (en) | 2017-03-23 | 2021-05-18 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Viscosity index improver and lubricating oil composition |
US11753600B2 (en) | 2019-06-26 | 2023-09-12 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Viscosity index-improving composition and lubricating oil composition |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06306130A (ja) * | 1993-04-20 | 1994-11-01 | Roehm Gmbh | くし型ポリマー、これを製造するための高分子及びこれからなる油添加物 |
JPH08311133A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Roehm Gmbh | 潤滑油添加剤およびグラフト重合体 |
JP2006008842A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Mitsui Chemicals Inc | 潤滑油用粘度指数向上剤および潤滑油組成物 |
JP2008546894A (ja) * | 2005-07-01 | 2008-12-25 | エボニック ローマックス アディティヴス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 油溶性櫛型ポリマー |
JP2012520359A (ja) * | 2009-03-10 | 2012-09-06 | エボニック ローマックス アディティヴス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 抗疲労添加剤としてのコームポリマーの使用 |
JP2013129730A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Sanyo Chem Ind Ltd | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
-
2012
- 2012-01-23 JP JP2012010800A patent/JP2013147608A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06306130A (ja) * | 1993-04-20 | 1994-11-01 | Roehm Gmbh | くし型ポリマー、これを製造するための高分子及びこれからなる油添加物 |
JPH08311133A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Roehm Gmbh | 潤滑油添加剤およびグラフト重合体 |
JP2006008842A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Mitsui Chemicals Inc | 潤滑油用粘度指数向上剤および潤滑油組成物 |
JP2008546894A (ja) * | 2005-07-01 | 2008-12-25 | エボニック ローマックス アディティヴス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 油溶性櫛型ポリマー |
JP2012520359A (ja) * | 2009-03-10 | 2012-09-06 | エボニック ローマックス アディティヴス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 抗疲労添加剤としてのコームポリマーの使用 |
JP2013129730A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Sanyo Chem Ind Ltd | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015129732A1 (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
CN106062155A (zh) * | 2014-02-25 | 2016-10-26 | 三洋化成工业株式会社 | 粘度指数改进剂和润滑油组合物 |
JP6060311B2 (ja) * | 2014-02-25 | 2017-01-11 | 三洋化成工業株式会社 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
US9683195B2 (en) | 2014-02-25 | 2017-06-20 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Viscosity index improver and lubricating oil composition |
CN106062155B (zh) * | 2014-02-25 | 2019-03-26 | 三洋化成工业株式会社 | 粘度指数改进剂和润滑油组合物 |
JP2017186502A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | ブリリアント バイオメディカル カンパニー リミテッド | ツバキ油およびその製造方法 |
US11008528B2 (en) | 2017-03-23 | 2021-05-18 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Viscosity index improver and lubricating oil composition |
US11753600B2 (en) | 2019-06-26 | 2023-09-12 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Viscosity index-improving composition and lubricating oil composition |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102318183B1 (ko) | 점도 지수 향상제 및 윤활유 조성물 | |
JP5907893B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5878199B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5826022B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
WO2018174188A1 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5797543B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5878057B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2017031400A (ja) | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 | |
JP6748593B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5926761B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2017057378A (ja) | 粘度指数向上剤組成物及び潤滑油組成物 | |
JP5902230B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP6104610B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2013147608A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5913455B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5944247B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP5898262B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2015004055A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2017171882A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2014152315A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2012188585A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2016028138A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP2015127403A (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 | |
JP6165817B2 (ja) | 潤滑油 | |
JP6023594B2 (ja) | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151020 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160223 |